JPH10194351A - 感光性平版印刷版の包装方法 - Google Patents

感光性平版印刷版の包装方法

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JPH10194351A
JPH10194351A JP389997A JP389997A JPH10194351A JP H10194351 A JPH10194351 A JP H10194351A JP 389997 A JP389997 A JP 389997A JP 389997 A JP389997 A JP 389997A JP H10194351 A JPH10194351 A JP H10194351A
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lithographic printing
photosensitive lithographic
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corrugated cardboard
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フイルムの締め付け力をPS版に効率良く加え
ることにより、積み重ねられたPS版のズレを防止す
る。 【解決手段】版台上に積み重ねた積層PS版16の外周
を遮光性包体20で包装し、遮光包体20の外周に段ボ
ール24を配置して外装すると共に、段ボール24の外
周の所定の位置に強化段ボール26を設けたのち、スト
レッチフイルム28で所定数巻回することにより、スト
レッチフイルム28の復元力で積層PS版16を横方向
に締め付け固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感光性平版印刷版の
包装方法に関し、特に積み重ねた多数枚の感光性平版印
刷版を輸送及び保管するための感光性平版印刷版の包装
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】新聞輪転機等に使用される感光性平版印
刷版〔以下、PS版(Pre-SensitizedPlate〕と称す
る〕は、アルミニウム板等よりなる支持体の面上に感光
性樹脂層を形成したものであり、多数枚(200〜15
00枚)が版台上に積み重ねられた状態で包装され、こ
の状態で輸送及び保管される。
【0003】従来、PS版の包装方法として、実公昭6
2−6035号公報(以下、「従来技術A」と略称す
る)、実公平7−9156号公報(以下、「従来技術
B」と略称する)、特開平6−100064号公報(以
下、「従来技術C」と略称する)、及び特開平5−10
0367号公報(以下、「従来技術D」と略称する)に
開示されたものがある。
【0004】従来技術Aの包装方法は、多数枚のPS版
3を版台2と天板4との間で挟み、そして、ボルト5と
ナット8で天板4を版台2に締め付けることにより、P
S版3を厚み方向に固定するものである。従来技術Bの
包装方法は、多数枚のPS版10を版台24上に積み重
ねたのち、紐12で縛ってPS版10を厚み方向に固定
するものである。
【0005】従来技術Cの包装方法は、多数枚のPS版
104を版台105上に積み重ねたのち、耐湿性を有す
るフイルムでPS版104を横方向に密着包装し、さら
に段ボール等の遮光性を有する包体で包装するものであ
る。従来技術Dの図1に示された包装方法は、PS版1
を版台上に積み重ねたのち、遮光性と防湿性及び結束性
を兼ね備えたストレッチフイルム9でPS版1を面方向
に固定するものである。また、図2に示された包装方法
は、PS版1を底板5上に載置すると共に背板6に立て
かけ、そして、PS版を背板6と天板11とで挟んだ状
態で、前記ストレッチフイルム9で包装するものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術A、Bの包装方法は、PS版を厚み方向に固定するた
め、PS版が相互に密着してしまい、PS版を自動製版
器(富士写真フイルム(株)製、FNR401、402
等)にかけて一枚毎分離供給する際に、PS版が剥がれ
なくなるという問題が発生する。
【0007】このような不具合は、従来技術C、Dで示
したようにPS版を面方向に固定することで解消するこ
とができる。しかしながら、従来技術C、Dの包装方法
は、PS版を面方向に固定したにもかかわらず、輸送中
の振動や衝撃によってPS版が簡単にズレてしまうとい
う欠点がある。このような不具合は、フイルムの締め付
け力を上げれば解消できるが、従来の包装方法では、そ
の締め付け力がPS版の角部のみに集中してしまうの
で、締め付け力を効率良くPS版に加えることができな
いという欠点がある。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、フイルムの締め付け力を感光性平版印刷版に
効率よく加えることにより、積み重ねられた感光性平版
印刷版のズレを防止することができる感光性平版印刷版
の包装方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、版台上に所定枚数積み重ねた感光性平版印刷
版の外周を遮光性包体で包装して該遮光性包体を前記版
台に貼着し、前記遮光包体の外周に段ボールを配置して
外装すると共に、該段ボールの外周の所定の位置に補強
部材を設け、該補強部材を含む前記段ボールの外周を、
伸縮性を有するフイルムを伸長した状態で所定数巻回す
ることにより、該フイルムの復元力で前記感光性平版印
刷版を締め付け固定したことを特徴とする。
【0010】本発明によれば、フイルムの復元力で発生
する締め付け力は、従来と同様に感光性平版印刷版の角
部で発生するほか、段ボールの外周に設けた補強部材か
らも発生する。したがって、本発明は、補強部材を設け
ることで、感光性平版印刷版に加えるフイルムの締め付
け力を増強させることができる。よって、本発明は、フ
イルムの締め付け力を感光性平版印刷版に効率よく加え
ることができるので、積み重ねられた感光性平版印刷版
のズレを防止することができる。
【0011】感光性平版印刷版に加えるフイルムの締め
付けは、伸縮性を有したフイルムによる復元力のほか、
請求項2に示すように、熱収縮性のフイルムによる熱収
縮で発生する収縮力を適用しても良い。一方、請求項3
に示すように、感光性平版印刷版の外周に緩衝部材を配
置し、この状態で感光性平版印刷版を遮光性包体で包装
すれば、感光性平版印刷版にズレようとする力が加わっ
ても、その力は前記緩衝部材で緩衝される。従って、本
発明は、感光性平版印刷版のズレを確実に防止すること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る感光性平版印刷版の包装方法の好ましい実施の形態に
ついて詳説する。図1は、本発明の感光性平版印刷版の
包装方法で包装された積層PS版包装体の縦断面図であ
り、図2は横断面図である。以下、積層PS版の包装方
法を図1〜図7を参照しながら説明する。
【0013】図1、図3に示すように、PS版10は、
架台12(図1参照)に設置された版台14上に多数枚
積み重ねられた状態で載置されている。積み重ねられた
積層PS版16の外周には、緩衝部材である段ボール1
8、18…が配置されている。この段ボール18、18
…は、版台14と積層PS版16との間に段を生じさせ
ないために、及び積層PS版16にズレ方向の力が加わ
った時にその力を緩衝するために設けられている。本実
施の形態では、段ボール18を積層PS版16の外周4
面のうち2面に設けたが、全面に設けることがより効果
的である。緩衝部材としては、段ボール18に限らず、
板紙、成形紙パルプ、ペーパーハニカム、ポリエチレン
フォーム、ポリスチレンフォーム、ウレタンフォーム、
又はエアキャップを適用できる。
【0014】前記段ボール18の外周を含む積層PS版
16は、図4に示すように遮光性包体であるクラフト紙
20によって包装される。このクラフト紙20は、積層
PS版16を包装したのち、接着テープ22によって互
いに貼着されると共に版台14に貼着される。遮光性包
体としては、クラフト紙20に限らず、クラフト紙とポ
リエチレン(PE)との複層体、クラフト紙とポリエチ
レン(PE)とアルミ箔との複層体等の各種プラスチッ
クフイルムを適用できる。
【0015】前記クラフト紙20の外周の全周には、図
5に示すように段ボール24が配置される。この段ボー
ル24は、遮光性を兼備する外装用の段ボールであり、
両面段ボール(JIS 規格:K280-SPC125-K280)が用いら
れている。前記段ボール24の外周には、補強部材であ
る強化段ボール(又は同等の性能を有する物)26、2
6…が配置される。これらの強化段ボール26、26…
は、PS版10の4辺の中央部に相当する位置に積層P
S版16の厚み方向に沿って設けられている。前記強化
段ボール26は、積層PS版16を横方向に締め付ける
ための補強用の段ボールであり、前記両面段ボールより
も強度の強い、複両面段ボール(JIS 規格:K280-SPC12
5-SPC280-SPC125-K280)が用いられている。
【0016】前記強化段ボール26、26…を含む段ボ
ール24の外周には、図6に示すように伸縮性を有する
ストレッチフイルム28が、積層PS版16の外周方向
に複数回(本実施の形態では8回)巻回されている。こ
のストレッチフイルム28によって、積層PS版16が
面方向に締め付けられて固定される。ストレッチフイル
ム28としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直
鎖状ポリエチレン(LLDPE)、エチレン酢酸ビニル
共重合体(EVA)等の単層フイルム、又はこれらの組
み合わせた多層フイルムを適用することができ、その厚
みは15〜50μで、120〜200%伸長できるもの
が好適である。
【0017】前記ストレッチフイルム28は、120〜
200%伸長させて巻回する。この時にストレッチフイ
ルム28が縮もうとする復元力によって、積層PS版1
6が面方向に締め付けられる。これによって、積層PS
版16が固定される。なお、ストレッチフイルム28の
代わりに熱収縮性のフイルムを使用した場合には、低密
度ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレン(P
P)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)等の単層
フイルム、又はこれらの組み合わせた多層フイルムを適
用することができ、その厚みは100〜200μのもの
が好適である。
【0018】図7において、前記ストレッチフイルム2
8で巻回された積層PS版16は、上蓋30によって上
面開口部32が遮蔽される。この上蓋30は、クラフト
粘着テープ34、34によってストレッチフイルム28
に固定される。符号36は、上蓋に貼られた結露防止注
意ラベルである。このように包装された積層PS版16
包装体において、ストレッチフイルム28の復元力(図
8中矢印Aで示すストレッチフイルム28が縮もうとす
る力)で発生する締め付け力は、図中矢印Bで示すよう
に積層PS版16の角部で発生するほか、段ボール24
の外周に設けた強化段ボール26からも図中矢印Cで示
すように発生する。
【0019】したがって、本実施の形態による包装方法
は、強化段ボール26を設けることで、積層PS版16
に加えるストレッチフイルム28の締め付け力を増強す
ることができる。よって、本実施の形態は、ストレッチ
フイルム28の締め付け力を積層PS版16に効率良く
加えることができ、よって積み重ねられた感光性平版印
刷版のズレを防止することができる。
【0020】一方、本実施の形態では、図3に示したよ
うに、積層PS版16の外周に緩衝部材である段ボール
18を配置しているので、積層PS版16に図9中矢印
Dで示すズレようとする力が加わっても、その力は段ボ
ール18で緩衝される。従って、本実施の形態の包装方
法は、積層PS版16のズレを確実に防止することがで
きる。
【0021】〔実験例1〕輸送中での振動、衝撃による
積層PS版のズレ量の確認を、傾斜衝撃試験(JIS Z0
205)で実施した。ズレ量は、版台のエッジから最も
ズレたPS版のエッジまでのズレ量とした。 比較例:積層PS版を版台と天板とで挟み、ボルト4本
で積層PS版を厚み方向に固定したもの(従来技術Aに
相当するもの)を用意した。なお、この時のナットの締
め付けトルクは、50kgfcm に設定した。
【0022】本案:ストレッチフイルムを伸び率40%
で10回巻回したものを用意した。実験結果は、比較例
では10mmであるのに対し、本案は3mmであった。
したがって、本案では、輸送中での振動、衝撃による積
層PS版のズレを抑えることができる。 〔実験例2〕自動製版器にかけた時の分離不良トラブル
発生率を、富士写真フイルム(株)製の自動製版器(F
NR401)で確認した。
【0023】実験結果は、比較例では15%の発生率
で、本案は0%であった。したがって、本案では、PS
版の分離不良発生を防止することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る感光
性平版印刷版の包装方法によれば、外装用の段ボールの
外周に補強部材を設け、この補強部材からもフイルムの
締め付けを感光性平版印刷版に加えるようにしたので、
フイルムの締め付け力を感光性平版印刷版に効率よく加
えることができ、よって積み重ねられた感光性平版印刷
版のズレを防止することができる。
【0025】また、本発明は、感光性平版印刷版の外周
に緩衝部材を配置して、この緩衝部材によって、感光性
平版印刷版がズレようとする力を緩衝したので、感光性
平版印刷版のズレを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の包装方法で包装された積層PS
版の縦断面図
【図2】本実施の形態の包装方法で包装された積層PS
版の横断面図
【図3】積層PS版の外周に緩衝部材である段ボールを
配置した説明図
【図4】積層PS版を遮光性包体で包装した説明図
【図5】遮光性包体で包装した積層PS版の外周に外装
用段ボールと強化段ボールとを設けた説明図
【図6】強化段ボールを含む外装用段ボールの外周をス
トレッチフイルムで巻回した説明図
【図7】ストレッチフイルムで巻回したものに上蓋を取
り付ける説明図
【図8】ストレッチフイルムの締め付け力を説明する模
式図
【図9】積層PS版にズレ方向の力が作用した状態を説
明する模式図
【符号の説明】
10…PS版 14…版台 16…積層PS版 18…段ボール(緩衝部材) 20…クラフト紙(遮光性包体) 24…外装用段ボール 26…強化段ボール 30…上蓋

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】版台上に所定枚数積み重ねた感光性平版印
    刷版の外周を遮光性包体で包装して、該遮光性包体を前
    記版台に貼着し、 前記遮光包体の外周に段ボールを配置して外装すると共
    に、該段ボールの外周の所定の位置に補強部材を設け、 該補強部材を含む前記段ボールの外周を、伸縮性を有す
    るフイルムを伸長した状態で所定数巻回することによ
    り、該フイルムの復元力で前記感光性平版印刷版を締め
    付け固定したことを特徴とする感光性平版印刷版の包装
    方法。
  2. 【請求項2】版台上に所定枚数積み重ねた感光性平版印
    刷版の外周を遮光性包体で包装して、該遮光性包体を前
    記版台に貼着し、 前記遮光包体の外周に段ボールを配置して外装すると共
    に、該段ボールの外周の所定の位置に補強部材を設け、 該補強部材を含む前記段ボールの外周を、熱収縮性のフ
    イルムで所定数巻回して、該フイルムを熱収縮させるこ
    とにより前記感光性平版印刷版を締め付け固定したこと
    を特徴とする感光性平版印刷版の包装方法。
  3. 【請求項3】前記版台上に積み重ねた前記感光性平版印
    刷版の外周に、板状の緩衝部材を配置したのち、該緩衝
    部材を含む感光性平版印刷版の外周を前記遮光性包体で
    包装するようにしたことを特徴とする請求項1、又は2
    記載の感光性平版印刷版の包装方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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