JPH11292183A - ロール状物の包装体 - Google Patents
ロール状物の包装体Info
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- JPH11292183A JPH11292183A JP9722098A JP9722098A JPH11292183A JP H11292183 A JPH11292183 A JP H11292183A JP 9722098 A JP9722098 A JP 9722098A JP 9722098 A JP9722098 A JP 9722098A JP H11292183 A JPH11292183 A JP H11292183A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】外装箱を用いずに、ロール状物を宙吊り状態に
保持する包装体を提供する。 【解決手段】ロール状物の両端面にそれぞれ配置され
て、該ロール状物の巻芯を支持して該ロール状物を宙吊
り状態に保持するための宙吊り用部材を用いたロール状
物の包装体であって、前記ロール状物の両端面に配置さ
れた2つの宙吊り用部材を帯状材で固定したことを特徴
とするロール状物の包装体。
保持する包装体を提供する。 【解決手段】ロール状物の両端面にそれぞれ配置され
て、該ロール状物の巻芯を支持して該ロール状物を宙吊
り状態に保持するための宙吊り用部材を用いたロール状
物の包装体であって、前記ロール状物の両端面に配置さ
れた2つの宙吊り用部材を帯状材で固定したことを特徴
とするロール状物の包装体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状物を宙吊
り状態に保持するための宙吊り用部材を用いた包装体に
関し、詳しくは、感光材料等の外圧に対して敏感に影響
を受けるロール状物を、外装箱を用いなくても、宙吊り
状態に保持可能な包装体に関する。
り状態に保持するための宙吊り用部材を用いた包装体に
関し、詳しくは、感光材料等の外圧に対して敏感に影響
を受けるロール状物を、外装箱を用いなくても、宙吊り
状態に保持可能な包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】最終製品がロール状態で供給されるもの
として、紙、プラスチックフィルム、アルミ箔、または
それらを加工したもの、及び、紙やプラスチックフィル
ム等に各種塗工液を塗布したもの、例えば写真感光材
料、感圧紙、感熱紙、インクジェット用記録材料等があ
る。後者の写真感光材料、感圧紙、感熱紙及びインクジ
ェット用記録材料等は、特に外圧に対して敏感に反応
し、直にロール状製品を置いた場合、その自重によって
局所的に集中荷重がかかり、部分的に性能が変化する。
例えば写真感光材料の場合は部分的にカブリが生じる。
また、性能が変化しないまでも変形や損傷等が生じると
いう深刻な問題がある。従って、その保管及び輸送時の
包装形態に工夫がなされている。
として、紙、プラスチックフィルム、アルミ箔、または
それらを加工したもの、及び、紙やプラスチックフィル
ム等に各種塗工液を塗布したもの、例えば写真感光材
料、感圧紙、感熱紙、インクジェット用記録材料等があ
る。後者の写真感光材料、感圧紙、感熱紙及びインクジ
ェット用記録材料等は、特に外圧に対して敏感に反応
し、直にロール状製品を置いた場合、その自重によって
局所的に集中荷重がかかり、部分的に性能が変化する。
例えば写真感光材料の場合は部分的にカブリが生じる。
また、性能が変化しないまでも変形や損傷等が生じると
いう深刻な問題がある。従って、その保管及び輸送時の
包装形態に工夫がなされている。
【0003】従来、ロール状物の包装体としては、段ボ
ールや板紙を素材とした概ね直方体の外装箱を主体とす
るものが一般的に用いられており、外装箱とロール状物
との空隙に発泡樹脂等の緩衝材を入れて、衝撃や自重を
緩和することが従来から行われている。このような包装
方法は、ロール状物の保護が十分でないこと、作業に手
間がかかること、及び緩衝材の廃棄等の問題がある。そ
こで、宙吊りにする方法が採用されるようになってき
た。
ールや板紙を素材とした概ね直方体の外装箱を主体とす
るものが一般的に用いられており、外装箱とロール状物
との空隙に発泡樹脂等の緩衝材を入れて、衝撃や自重を
緩和することが従来から行われている。このような包装
方法は、ロール状物の保護が十分でないこと、作業に手
間がかかること、及び緩衝材の廃棄等の問題がある。そ
こで、宙吊りにする方法が採用されるようになってき
た。
【0004】図7は外装箱内でロール状物を宙吊り状態
に保持する包装体の解体斜視図である。ロール状物1の
両方の端面において、巻芯2の中空部に挿入されて巻芯
を保持する保持軸3aを有する宙吊り用部材3によっ
て、ロール状物は外装箱4の中で宙吊り状態に保持され
る形態になっている。
に保持する包装体の解体斜視図である。ロール状物1の
両方の端面において、巻芯2の中空部に挿入されて巻芯
を保持する保持軸3aを有する宙吊り用部材3によっ
て、ロール状物は外装箱4の中で宙吊り状態に保持され
る形態になっている。
【0005】外装箱は、収納されるロール状物とそれを
保持する2つの宙吊り用部材とを固定する役目があり、
外装箱は収納されるロール状物のサイズや宙吊り用部材
のサイズに合わせて設計される。従って、ロール状物1
個に対して1個の外装箱が必要であり、ロール状物のサ
イズ毎に外装箱を用意する必要があり、その保管や管理
にスペースや労力を要した。また、ロール状物の使用後
には、通常外装箱は廃棄されるが、廃棄物減少の面から
環境上好ましくなく、また包装材料のコスト面からも、
外装箱を用いなくても宙吊り状態に保持することができ
る包装体が望まれていた。
保持する2つの宙吊り用部材とを固定する役目があり、
外装箱は収納されるロール状物のサイズや宙吊り用部材
のサイズに合わせて設計される。従って、ロール状物1
個に対して1個の外装箱が必要であり、ロール状物のサ
イズ毎に外装箱を用意する必要があり、その保管や管理
にスペースや労力を要した。また、ロール状物の使用後
には、通常外装箱は廃棄されるが、廃棄物減少の面から
環境上好ましくなく、また包装材料のコスト面からも、
外装箱を用いなくても宙吊り状態に保持することができ
る包装体が望まれていた。
【0006】また、包装箱の減少という観点から、全く
外装箱を用いないことが好ましいが、1つの包装箱に複
数個のロール状物を収納することも有効である。しかし
ながら、ロール状物を宙吊り状態で、複数個収納するこ
とは、前記した従来の方法では問題があった。即ち、図
7に示す宙吊り用部材を用いて、1つの包装箱に2個以
上のロール状物を収納した場合、輸送時の振動等によっ
て、ロール状物と宙吊り用部材との間に隙間やガタツキ
が生じたり、宙吊り用部材の保持軸が変形したりして、
十分に宙吊り状態で保持することができなかった。
外装箱を用いないことが好ましいが、1つの包装箱に複
数個のロール状物を収納することも有効である。しかし
ながら、ロール状物を宙吊り状態で、複数個収納するこ
とは、前記した従来の方法では問題があった。即ち、図
7に示す宙吊り用部材を用いて、1つの包装箱に2個以
上のロール状物を収納した場合、輸送時の振動等によっ
て、ロール状物と宙吊り用部材との間に隙間やガタツキ
が生じたり、宙吊り用部材の保持軸が変形したりして、
十分に宙吊り状態で保持することができなかった。
【0007】
【問題を解決しようとする課題】本発明の目的は、外装
箱を用いなくても、ロール状物を宙吊り状態で固定する
ことができる包装体を提供することにある。本発明の他
の目的は、1つの包装箱で複数のロール状物を宙吊り状
態で安定に収納することができる包装体を提供すること
にある。
箱を用いなくても、ロール状物を宙吊り状態で固定する
ことができる包装体を提供することにある。本発明の他
の目的は、1つの包装箱で複数のロール状物を宙吊り状
態で安定に収納することができる包装体を提供すること
にある。
【0008】
【問題を解決するための手段】本発明の上記目的は、ロ
ール状物の両端面にそれぞれ配置されて、該ロール状物
の巻芯を支持して該ロール状物を宙吊り状態に保持する
ための宙吊り用部材を用いたロール状物の包装体であっ
て、前記ロール状物の両端面に配置された2つの宙吊り
用部材を帯状材で固定したことを特徴とするロール状物
の包装体によって達成された。
ール状物の両端面にそれぞれ配置されて、該ロール状物
の巻芯を支持して該ロール状物を宙吊り状態に保持する
ための宙吊り用部材を用いたロール状物の包装体であっ
て、前記ロール状物の両端面に配置された2つの宙吊り
用部材を帯状材で固定したことを特徴とするロール状物
の包装体によって達成された。
【0009】本発明の上記包装体は、ロール状の写真感
光材料、感圧紙、感熱紙、及びインクジェット記録材料
に好適に用いられる。本発明のロール状物は、最終製品
としてユーザーに供給されるものを主に対象とし、サイ
ズは各種様々であるが、最大でもロール状物の幅が15
00mm以下で巻長さが100m以下であり、人力で取
り扱うことができるものである。
光材料、感圧紙、感熱紙、及びインクジェット記録材料
に好適に用いられる。本発明のロール状物は、最終製品
としてユーザーに供給されるものを主に対象とし、サイ
ズは各種様々であるが、最大でもロール状物の幅が15
00mm以下で巻長さが100m以下であり、人力で取
り扱うことができるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明のロール状物の包装体の斜視図であり、
図2は図1の包装体の解体斜視図である。ロール状物1
はその保護のために、ロール状物の幅長さより十分に長
い幅をもつ保護シート6が、ロール状物1の周面に1周
から数周程度巻き付けられ、更にロール状物の端面を覆
うように、保護シート6を端面側に折り込んで、絞り込
み、絞り込んだ両端部を巻芯2の中空内に挿入し、その
後に宙吊り用部材3の保持軸3aを巻芯2の中空内に挿
入する。保護シート6でロール状物の周面及び端面を覆
った状態を図3に示す。
図1は、本発明のロール状物の包装体の斜視図であり、
図2は図1の包装体の解体斜視図である。ロール状物1
はその保護のために、ロール状物の幅長さより十分に長
い幅をもつ保護シート6が、ロール状物1の周面に1周
から数周程度巻き付けられ、更にロール状物の端面を覆
うように、保護シート6を端面側に折り込んで、絞り込
み、絞り込んだ両端部を巻芯2の中空内に挿入し、その
後に宙吊り用部材3の保持軸3aを巻芯2の中空内に挿
入する。保護シート6でロール状物の周面及び端面を覆
った状態を図3に示す。
【0011】宙吊り用部材3の保持軸3aを巻芯内に挿
入した後、保持軸3aが巻芯2から離脱しないように、
帯状材5で両方の宙吊り用部材3を固定して、本発明の
包装体が完成する。この包装体は、外装箱を用いなくて
も、十分にロール状物を宙吊り状態に保持することがで
きる。
入した後、保持軸3aが巻芯2から離脱しないように、
帯状材5で両方の宙吊り用部材3を固定して、本発明の
包装体が完成する。この包装体は、外装箱を用いなくて
も、十分にロール状物を宙吊り状態に保持することがで
きる。
【0012】前記宙吊り用部材3の保持軸3aの外径
は、巻芯2の内径、保護シート6の厚み、保護シート6
の巻き付け数等により決定され、特に保持軸3aの外径
と巻芯2の内径は1:0.95〜0.99の比率が好ま
しい。また、保持軸3aの軸長さは、保護シート6のシ
ート巾、ロール状物1の重量により適宜決定する。特
に、保護シート6のシート巾についは、ロール周面に巻
付けて包装後、保護シート6の両端部を巻芯2の中空内
に挿入する時に、保持軸が巻芯2の中空内へ容易に挿入
すことができ、かつ輸送中の振動により、ロール状物1
が回転しないように考慮する。
は、巻芯2の内径、保護シート6の厚み、保護シート6
の巻き付け数等により決定され、特に保持軸3aの外径
と巻芯2の内径は1:0.95〜0.99の比率が好ま
しい。また、保持軸3aの軸長さは、保護シート6のシ
ート巾、ロール状物1の重量により適宜決定する。特
に、保護シート6のシート巾についは、ロール周面に巻
付けて包装後、保護シート6の両端部を巻芯2の中空内
に挿入する時に、保持軸が巻芯2の中空内へ容易に挿入
すことができ、かつ輸送中の振動により、ロール状物1
が回転しないように考慮する。
【0013】前記保護シート6は、必ずしも必要ではな
いが、ロール状物の最上巻きから製品として使用するた
めには必要である。特に写真感光材料の場合は、遮光状
態で包装するために、保護シートに遮光シートとしての
機能を持たせることが必要である。また、湿度等からロ
ール状物を保護するために、防湿性の材質を用いること
が好ましい。
いが、ロール状物の最上巻きから製品として使用するた
めには必要である。特に写真感光材料の場合は、遮光状
態で包装するために、保護シートに遮光シートとしての
機能を持たせることが必要である。また、湿度等からロ
ール状物を保護するために、防湿性の材質を用いること
が好ましい。
【0014】前記帯状材5の結束位置は、宙吊り用部材
3の巾方向の1辺の両端から約1/4づつの2箇所が好
ましく帯状材5を2本使用するが、ロール状物1の大き
さや重量によって、帯状材5の使用数は上記に限定され
るものではない。
3の巾方向の1辺の両端から約1/4づつの2箇所が好
ましく帯状材5を2本使用するが、ロール状物1の大き
さや重量によって、帯状材5の使用数は上記に限定され
るものではない。
【0015】本発明に使用する宙吊り用部材3は、輸送
中の振動及び衝撃により、帯状材5が宙吊り用部材面か
ら外れないように、宙吊り用部材3の側板3bの帯状材
5が掛かる面に、凹状の段差を設けるのが好ましい。図
4に段差を設けた宙吊り用部材の平面図を示す。前記凹
状の段差は、巾が帯状材5の巾より1〜5mm程度広
く、段差の高さは、1〜10mm程度が適当である。
中の振動及び衝撃により、帯状材5が宙吊り用部材面か
ら外れないように、宙吊り用部材3の側板3bの帯状材
5が掛かる面に、凹状の段差を設けるのが好ましい。図
4に段差を設けた宙吊り用部材の平面図を示す。前記凹
状の段差は、巾が帯状材5の巾より1〜5mm程度広
く、段差の高さは、1〜10mm程度が適当である。
【0016】宙吊り用部材3を帯状材5で締め付けて固
定したときに、帯状材5が宙吊り用部材3の角で破断し
ないように、かつ帯状材5が緩みなく強く締まるよう
に、帯状材5が接する宙吊り用部材の側板3bの角にR
加工を施すことが好ましい。R面の曲率半径は、5〜1
0mm程度が適当である。図5にR加工が施された宙吊
り用部材の側面図を示す。帯状材5が掛かる段差部の角
yにR加工が施されている。
定したときに、帯状材5が宙吊り用部材3の角で破断し
ないように、かつ帯状材5が緩みなく強く締まるよう
に、帯状材5が接する宙吊り用部材の側板3bの角にR
加工を施すことが好ましい。R面の曲率半径は、5〜1
0mm程度が適当である。図5にR加工が施された宙吊
り用部材の側面図を示す。帯状材5が掛かる段差部の角
yにR加工が施されている。
【0017】前記図1〜5に示すように、段差加工やR
加工等が施された宙吊り用部材は、材質として、ABS
樹脂、ポリスチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂
を用いるのが好ましい。熱可塑性樹脂は、強度や寸法精
度、また、側板と保持軸を一体成形することができると
いう加工面での優位性がある。熱可塑性樹脂からなる宙
吊り用部材は、比較的重量の大きなロール状物(例え
ば、写真感光材料やインクジェット記録材料等の場合、
幅300〜1500mm、巻長さ30〜80mのロール
状物)に対して有効である。ロール状物が比較的小サイ
ズで重量の小さい場合は、宙吊り用部材に段ボールや板
紙を用いることができる。この場合、廃棄性の面で有利
である。段ボールを用いた宙吊り用部材としては、特願
平9−15417号のものが好ましく用いられる。
加工等が施された宙吊り用部材は、材質として、ABS
樹脂、ポリスチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂
を用いるのが好ましい。熱可塑性樹脂は、強度や寸法精
度、また、側板と保持軸を一体成形することができると
いう加工面での優位性がある。熱可塑性樹脂からなる宙
吊り用部材は、比較的重量の大きなロール状物(例え
ば、写真感光材料やインクジェット記録材料等の場合、
幅300〜1500mm、巻長さ30〜80mのロール
状物)に対して有効である。ロール状物が比較的小サイ
ズで重量の小さい場合は、宙吊り用部材に段ボールや板
紙を用いることができる。この場合、廃棄性の面で有利
である。段ボールを用いた宙吊り用部材としては、特願
平9−15417号のものが好ましく用いられる。
【0018】図6に、宙吊り用部材に段ボールを用いた
本発明の別の態様の斜視図を示す。宙吊り用部材3を構
成する側板3bの材質が段ボールの場合の包装体であ
る。側板3bの形状がシート状の場合は稜部Cが段ボー
ルといえでも鋭利であるため、側板3bの4辺の各々に
フラップ(C1、C2、C3、C4)を設け、該フラッ
プを90度に折り曲げて、稜部Cを曲面状にする。帯状
材5は、前記図1〜5に示す帯状材より幅広にし、中央
部に1本で固定するのが好ましい。段ボール製の側板は
帯状材が側板から外れないように段差を持たせることは
できない、従って、両サイドに帯状材を配置した場合、
外れる危険性があり、上記したように中央部で固定する
のが好ましい。
本発明の別の態様の斜視図を示す。宙吊り用部材3を構
成する側板3bの材質が段ボールの場合の包装体であ
る。側板3bの形状がシート状の場合は稜部Cが段ボー
ルといえでも鋭利であるため、側板3bの4辺の各々に
フラップ(C1、C2、C3、C4)を設け、該フラッ
プを90度に折り曲げて、稜部Cを曲面状にする。帯状
材5は、前記図1〜5に示す帯状材より幅広にし、中央
部に1本で固定するのが好ましい。段ボール製の側板は
帯状材が側板から外れないように段差を持たせることは
できない、従って、両サイドに帯状材を配置した場合、
外れる危険性があり、上記したように中央部で固定する
のが好ましい。
【0019】本発明において、宙吊り用部材の固定に用
いられる帯状材の材質としては、宙吊り用部材の固定に
支障がなければ限定されるものではないが、例えば、天
然ゴム、合成ゴム、ポリプロピレンやポリエステル等の
熱可塑性樹脂を用いた帯状材が用いられる。特に熱可塑
性樹脂からなる帯状材が好ましく、また、これらの熱可
塑性樹脂フィルムは単層構成でもよいが、融点の異なる
2種以上の熱可塑性樹脂フィルムを積層したものが好ま
しい。これによって、帯状材の厚みが比較的薄くても、
ヒートシール性を良好にし、かつヒートシール部の強度
を維持することができる。帯状材の厚みが1mmを越え
て厚くなると、剛直度が高くなり、しなやかさが低下し
て、宙吊り用部材とのフィット性が悪くなって十分に固
定できなくなる。
いられる帯状材の材質としては、宙吊り用部材の固定に
支障がなければ限定されるものではないが、例えば、天
然ゴム、合成ゴム、ポリプロピレンやポリエステル等の
熱可塑性樹脂を用いた帯状材が用いられる。特に熱可塑
性樹脂からなる帯状材が好ましく、また、これらの熱可
塑性樹脂フィルムは単層構成でもよいが、融点の異なる
2種以上の熱可塑性樹脂フィルムを積層したものが好ま
しい。これによって、帯状材の厚みが比較的薄くても、
ヒートシール性を良好にし、かつヒートシール部の強度
を維持することができる。帯状材の厚みが1mmを越え
て厚くなると、剛直度が高くなり、しなやかさが低下し
て、宙吊り用部材とのフィット性が悪くなって十分に固
定できなくなる。
【0020】本発明の帯状材に用いられる熱可塑性樹脂
としては、例えば、ホモポリエチレン(LDPE、MD
PE、HDPE)、エチレン・αオレフィン共重合体
(L−LDPE)、ポリプロピレン、プロピレン・αオ
レフィンのブロックもしくはランダム共重合体、熱可塑
性エラストマー、超高分子ポリエチレン、ナイロン6、
ナイロン66、ポリスチレン、ポリカーボネート、塩化
ビニリデン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタ
ール樹脂等が挙げられ、これらの中から融点の異なる樹
脂を組み合わせて用いる。
としては、例えば、ホモポリエチレン(LDPE、MD
PE、HDPE)、エチレン・αオレフィン共重合体
(L−LDPE)、ポリプロピレン、プロピレン・αオ
レフィンのブロックもしくはランダム共重合体、熱可塑
性エラストマー、超高分子ポリエチレン、ナイロン6、
ナイロン66、ポリスチレン、ポリカーボネート、塩化
ビニリデン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタ
ール樹脂等が挙げられ、これらの中から融点の異なる樹
脂を組み合わせて用いる。
【0021】上記樹脂の融点は、例えば示差走査熱量測
定法(DSC法)による最大ピーク温度として求めるこ
とができ、以下に代表的な樹脂の融点を示す。
定法(DSC法)による最大ピーク温度として求めるこ
とができ、以下に代表的な樹脂の融点を示す。
【0022】LDPE:105〜120℃ L−LDPE:110〜125℃ HDEE:125〜150℃ ポリプロピレン:150〜180℃ 熱可塑性エラストマー:90〜120℃ ナイロン6:200〜230℃ ナイロン66:220〜250℃ ポリスチレン:230〜250℃ ポリカーボネート:220〜270℃ 塩化ビニリデン:190〜210℃ ポリエチレンテレフタレート:260〜270℃ ポリアセタール:170〜180℃
【0023】本発明の帯状材は、3層以上の積層体に
し、融点の低い熱可塑性樹脂層で融点の高い熱可塑性樹
脂層をサンドウィッチしたものが特に好ましい。この場
合、熱可塑性樹脂の融点の差は、20℃以上であり、好
適には50℃以上である。両側層には融点が低く、ヒー
トシール性のよい樹脂が用いられる。例えば、LDP
E、L−LDPE、ポリプロピレン、プロピレン・αオ
レフィン共重合体等である。中間層には、融点が180
℃以上、好ましくは200℃以上の樹脂が用いられる。
例えばナイロン6、ナイロン66、ポリカーボネート、
塩化ビニリデン、ポリエチレンテレフタレート等であ
り、中でも強度や耐伸び性からポリエチレンテレフタレ
ートが特に好ましい。
し、融点の低い熱可塑性樹脂層で融点の高い熱可塑性樹
脂層をサンドウィッチしたものが特に好ましい。この場
合、熱可塑性樹脂の融点の差は、20℃以上であり、好
適には50℃以上である。両側層には融点が低く、ヒー
トシール性のよい樹脂が用いられる。例えば、LDP
E、L−LDPE、ポリプロピレン、プロピレン・αオ
レフィン共重合体等である。中間層には、融点が180
℃以上、好ましくは200℃以上の樹脂が用いられる。
例えばナイロン6、ナイロン66、ポリカーボネート、
塩化ビニリデン、ポリエチレンテレフタレート等であ
り、中でも強度や耐伸び性からポリエチレンテレフタレ
ートが特に好ましい。
【0024】本発明の帯状材の厚みは、30〜800μ
mの範囲が好ましく、特に50〜500μmが好まし
い。巾は10〜100mm程度が適当である。また、宙
吊り用部材を帯状材で固定したときに、帯状材と宙吊り
用部材との間の滑りを防止するために、帯状材の表面に
凹凸を持たせるようにエンボス加工(粗面加工)を施し
た方が好ましい。
mの範囲が好ましく、特に50〜500μmが好まし
い。巾は10〜100mm程度が適当である。また、宙
吊り用部材を帯状材で固定したときに、帯状材と宙吊り
用部材との間の滑りを防止するために、帯状材の表面に
凹凸を持たせるようにエンボス加工(粗面加工)を施し
た方が好ましい。
【0025】帯状材5を巻き付けた後、帯状材の重なっ
た部分をヒートシールするが、上側の帯状材の端部が1
〜2cmフリーな状態(ヒートシールされない)で残るよ
うにする。ロール状物を使用するときに、上側帯状材の
端部を指でつまんで、ヒートシール面に対して垂直方向
に引っ張ることによって、ヒートシール部を切断するこ
とができる。ヒートシール部は、その面に対して水平方
向の力には強いが、垂直方向の力には比較的弱く、本発
明に用いられる程度の厚みであれば、指の力で切断する
ことができ、カッターナイフやはさみ等の切断治具が不
要となる。
た部分をヒートシールするが、上側の帯状材の端部が1
〜2cmフリーな状態(ヒートシールされない)で残るよ
うにする。ロール状物を使用するときに、上側帯状材の
端部を指でつまんで、ヒートシール面に対して垂直方向
に引っ張ることによって、ヒートシール部を切断するこ
とができる。ヒートシール部は、その面に対して水平方
向の力には強いが、垂直方向の力には比較的弱く、本発
明に用いられる程度の厚みであれば、指の力で切断する
ことができ、カッターナイフやはさみ等の切断治具が不
要となる。
【0026】本発明の包装体は、外装箱を用いなくて
も、ロール状物を宙吊り状態で安定に保持することがで
きるが、1つの包装箱に複数個のロール状物を宙吊り状
態で安定的に収納するときにも好適に用いられる。例え
ば、1つの包装箱に宙吊り用部材を帯状材で固定したロ
ール状物を、2〜8個程度の偶数個収納する形態をとる
ことができる。宙吊り用部材を帯状材で固定したことに
よって、複数個同時に収納しても、輸送時の振動で宙吊
り状態に支障をきたすことはない。
も、ロール状物を宙吊り状態で安定に保持することがで
きるが、1つの包装箱に複数個のロール状物を宙吊り状
態で安定的に収納するときにも好適に用いられる。例え
ば、1つの包装箱に宙吊り用部材を帯状材で固定したロ
ール状物を、2〜8個程度の偶数個収納する形態をとる
ことができる。宙吊り用部材を帯状材で固定したことに
よって、複数個同時に収納しても、輸送時の振動で宙吊
り状態に支障をきたすことはない。
【0027】次に、本発明の包装体と従来の外装箱を用
いた包装体の比較試験の結果を、実用試験に基づいて説
明する。下記の2種類の包装体を作成した。
いた包装体の比較試験の結果を、実用試験に基づいて説
明する。下記の2種類の包装体を作成した。
【0028】巻芯2(内径=72.5mm、厚み=3m
m)に巻き付けられたロール状感光材料1(ロール巾=
660mm、巻長さ=60m)に、遮光を目的とする保
護シート6をロール周面に2周巻付けて包装した後、保
護シート6の両端部を前記巻芯2の中空内に挿入する。
この保護シート6は、カーボンブラックを練り込んだポ
リエチレン樹脂で厚みが80μm、シート巾がロール巾
より両端それぞれ50mm長いシートである。その後、
宙吊り用部材3の保持軸3a(外径=69.5mm、軸
長さ=30mm)を前記巻芯2の中空内へ挿入し、ロー
ル状感光材料1を宙吊り状態に保持した後、帯状材5を
施して固定した。本実施例において、宙吊り用部材3は
ポリプロピレン樹脂を用いた。また寸法は180mm角
の正方形、厚みは25mmを用いた。帯状材5は、10
0μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの両面
に、厚さ50μmのポリプロピレン樹脂フィルムを貼り
合わせた巾30mmの樹脂フィルムを用いた。
m)に巻き付けられたロール状感光材料1(ロール巾=
660mm、巻長さ=60m)に、遮光を目的とする保
護シート6をロール周面に2周巻付けて包装した後、保
護シート6の両端部を前記巻芯2の中空内に挿入する。
この保護シート6は、カーボンブラックを練り込んだポ
リエチレン樹脂で厚みが80μm、シート巾がロール巾
より両端それぞれ50mm長いシートである。その後、
宙吊り用部材3の保持軸3a(外径=69.5mm、軸
長さ=30mm)を前記巻芯2の中空内へ挿入し、ロー
ル状感光材料1を宙吊り状態に保持した後、帯状材5を
施して固定した。本実施例において、宙吊り用部材3は
ポリプロピレン樹脂を用いた。また寸法は180mm角
の正方形、厚みは25mmを用いた。帯状材5は、10
0μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの両面
に、厚さ50μmのポリプロピレン樹脂フィルムを貼り
合わせた巾30mmの樹脂フィルムを用いた。
【0029】 A(本発明):図1に示すようなロール状感光材料と宙
吊り用部材を、帯状材で固定した包装体。 B(比較例):図7に示すようなロール状感光材料を宙
吊り用部材で宙吊り状態にして、その後外装箱で収納し
た包装体。
吊り用部材を、帯状材で固定した包装体。 B(比較例):図7に示すようなロール状感光材料を宙
吊り用部材で宙吊り状態にして、その後外装箱で収納し
た包装体。
【0030】上記2種類について、落下テスト(JIS
−Z0202に準ずる)及び振動テスト(JIS−Z0
232に準ずる)を行った。その結果、本発明の包装体
は、帯状材のゆるみ、切断等も無く比較例同様、ロール
状感光材料が宙吊り状態で確実に保持されていた。
−Z0202に準ずる)及び振動テスト(JIS−Z0
232に準ずる)を行った。その結果、本発明の包装体
は、帯状材のゆるみ、切断等も無く比較例同様、ロール
状感光材料が宙吊り状態で確実に保持されていた。
【0031】上記結果より、本発明のロール状物の包装
体は、従来の外装箱を用いて宙吊り状態にする包装体と
同等の強度を有し、実用に際して何ら問題がないことが
わかる。
体は、従来の外装箱を用いて宙吊り状態にする包装体と
同等の強度を有し、実用に際して何ら問題がないことが
わかる。
【0032】次に、1つの段ボール箱に、前記A(本発
明)の宙吊り用部材を帯状材で固定したロール状物を2
段ずつ4個収納したものと、帯状材を用いないで宙吊り
用部材のみで宙吊りにしたロール状物を同様に2段ずつ
4個収納したものを用意した。これらを前記と同様に、
落下テスト及び振動テストを実施した。その結果、本発
明の包装体は、4個とも宙吊り状態を確保しており、ロ
ール状感光材料も全く損傷がなかった。帯状材を用いな
かった従来のものは、宙吊り用部材の保持軸の変形によ
り、ロール状感光材料を宙吊り状態で保持することがで
きず、感光材料に圧力かぶりが発生していた。
明)の宙吊り用部材を帯状材で固定したロール状物を2
段ずつ4個収納したものと、帯状材を用いないで宙吊り
用部材のみで宙吊りにしたロール状物を同様に2段ずつ
4個収納したものを用意した。これらを前記と同様に、
落下テスト及び振動テストを実施した。その結果、本発
明の包装体は、4個とも宙吊り状態を確保しており、ロ
ール状感光材料も全く損傷がなかった。帯状材を用いな
かった従来のものは、宙吊り用部材の保持軸の変形によ
り、ロール状感光材料を宙吊り状態で保持することがで
きず、感光材料に圧力かぶりが発生していた。
【0033】
【発明の効果】本発明の包装体によれば、従来の外装箱
を使用した包装体と同等の強度が得られ、かつ外装箱の
管理及び保管に関わるスペース及び労力が削減でき、更
に材料コストの低減、作業性の軽減が図られ、また廃棄
物の減少により環境に優しい商品としてのイメージ向上
に寄与することができる。また、1つの包装箱に、複数
個のロール状物を宙吊り状態で安定的に収納することが
できる。
を使用した包装体と同等の強度が得られ、かつ外装箱の
管理及び保管に関わるスペース及び労力が削減でき、更
に材料コストの低減、作業性の軽減が図られ、また廃棄
物の減少により環境に優しい商品としてのイメージ向上
に寄与することができる。また、1つの包装箱に、複数
個のロール状物を宙吊り状態で安定的に収納することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロール状物の包装体の斜視図。
【図2】同上包装体の解体斜視図。
【図3】保護シートを施したロール状物の斜視図。
【図4】段差を設けた宙吊り用部材の平面図。
【図5】R加工した宙吊り用部材の側面図。
【図6】本発明の別の実施態様を示す包装体の斜視図。
【図7】従来のロール状物の包装体の斜視図。
1 ロール状物 2 巻芯 3 宙吊り用部材 4 外装箱 5 帯状材 6 保護シート
Claims (5)
- 【請求項1】 ロール状物の両端面にそれぞれ配置され
て、該ロール状物の巻芯を支持して該ロール状物を宙吊
り状態に保持するための宙吊り用部材を用いたロール状
物の包装体であって、前記ロール状物の両端面に配置さ
れた2つの宙吊り用部材を帯状材で固定したことを特徴
とするロール状物の包装体。 - 【請求項2】 前記宙吊り用部材の帯状材が掛かる面に
凹状の段差を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
ロール状物の包装体。 - 【請求項3】 前記宙吊り用部材の帯状材が掛かる稜部
をR加工したことを特徴とする請求項1または2に記載
のロール状物の包装体。 - 【請求項4】 前記ロール状物が写真感光材料である請
求項1、2または3に記載のロール状物の包装体。 - 【請求項5】 前記ロール状物がインクジェット用記録
材料である請求項1、2または3に記載のロール状物の
包装体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9722098A JPH11292183A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | ロール状物の包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9722098A JPH11292183A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | ロール状物の包装体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11292183A true JPH11292183A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14186559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9722098A Pending JPH11292183A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | ロール状物の包装体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11292183A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002254742A (ja) * | 2001-02-27 | 2002-09-11 | Pilot Corp | インクリボン梱包用部材 |
| JP2007191202A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 感光性フィルムロールの梱包材 |
| US20230257189A1 (en) * | 2020-07-03 | 2023-08-17 | Sk Nexilis Co., Ltd. | Storage device for copper foil |
-
1998
- 1998-04-09 JP JP9722098A patent/JPH11292183A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002254742A (ja) * | 2001-02-27 | 2002-09-11 | Pilot Corp | インクリボン梱包用部材 |
| JP2007191202A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 感光性フィルムロールの梱包材 |
| US20230257189A1 (en) * | 2020-07-03 | 2023-08-17 | Sk Nexilis Co., Ltd. | Storage device for copper foil |
| US12162671B2 (en) * | 2020-07-03 | 2024-12-10 | Sk Nexilis Co., Ltd. | Storage device for copper foil roll |
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