JPH10195162A - 親水性ポリウレアもしくはポリウレタンポリウレア樹脂の製造法、成形品および樹脂溶液 - Google Patents

親水性ポリウレアもしくはポリウレタンポリウレア樹脂の製造法、成形品および樹脂溶液

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JPH10195162A
JPH10195162A JP9017529A JP1752997A JPH10195162A JP H10195162 A JPH10195162 A JP H10195162A JP 9017529 A JP9017529 A JP 9017529A JP 1752997 A JP1752997 A JP 1752997A JP H10195162 A JPH10195162 A JP H10195162A
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JP
Japan
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polyurea
resin
carbon atoms
group
hydrophilic
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Application number
JP9017529A
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English (en)
Inventor
Chishi Murahashi
智至 村橋
Yoshio Kobayashi
良夫 小林
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基材との密着性、吸水性、湿潤性、帯電防止
性、染色性に優れた親水性ポリウレアもしくは親水性ポ
リウレタンポリウレア樹脂の製造法を提供する。 【解決手段】 ポリアミン類の少なくとも1部としてオ
キシエチレン基を側鎖に有する化合物を用い、必要によ
りオキシエチレン基を側鎖に有するジオールを併用し
て、側鎖に親水性基を有するポリウレアもしくはポリウ
レタンポリウレア樹脂を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸水性、湿潤性、
帯電防止性、染色性に優れた性能を有する親水性ポリウ
レアもしくは親水性ポリウレタンポリウレア樹脂の製造
法;この製造法で得られる樹脂を含有する成形品;並び
に、この製造法で得られる樹脂の有機溶媒希釈溶液に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、汎用のポリエチレングリコールを
用いて主鎖にオキシエチレン基を導入したポリウレタン
ポリウレア樹脂が、吸水性、湿潤性を有する材料として
知られている(たとえば特公平3−42354号公報、
特公平3−4587号公報および特開平8−59780
号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のポリウ
レタンポリウレア樹脂は、ポリエチレングリコールを単
独または他のポリオールおよびポリアミンと併用して主
鎖に導入しているため、オキシエチレン基の含有量に比
例して吸水量が増加し、帯電防止性は有するものの、一
方で吸水によるポリマーの膨潤時に、より著しい強度低
下をおこす欠点があり、繊維、フィルム、金属板などの
基材に塗布した場合は基材から剥離するなどの問題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決し、基材との密着性が良好で、吸水性、湿潤性、
帯電防止性、染色性に優れたポリウレアもしくはポリウ
レタンポリウレア樹脂の製造法について、鋭意検討した
結果、特定の構造を有するポリアミン化合物および必要
により特定の構造を有するジオールを使用して、ポリマ
ーの側鎖に親水性のオキシエチレン基を導入することに
より目的を達成することを見いだし、本発明に到達し
た。
【0005】すなわち本発明は、「ポリアミン類(A
1)単独、もしくは(A1)およびポリオール類(A
2)と、有機ポリイソシアネート(B)とを必須成分に
用いて反応させるポリウレアもしくはポリウレタンポリ
ウレア樹脂の製造法において、 であり、m個のA1Oの主体はオキシエチレン基であ
る。R1は、水素原子、炭素数1〜18の1価アルコー
ル類の残基又は炭素数1〜18の1価脂肪酸の残基であ
る。]で示される基を主鎖中に有するポリアミン化合物
(A11)を用いて、オキシエチレン基含有側鎖を有す
る樹脂を得ることを特徴とする親水性ポリウレアもしく
は親水性ポリウレタンポリウレア樹脂の製造法。」;
「この製造法で得られる親水性ポリウレアもしくは親水
性ポリウレタンポリウレア樹脂を含有する成形品。」;
ならびに、「この製造法で得られる親水性ポリウレアも
しくは親水性ポリウレタンポリウレア樹脂の有機溶媒希
釈溶液。」である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるポリアミン化
合物(A11)は一般式(1)で示される基を主鎖中に
有するため、有機ポリイソシアネート(B)と反応し
て、ポリマーの側鎖に親水性のオキシエチレン基を導入
することができる。この(B)との反応の際、一般式
(1)中のR1が水素原子の場合もアミノ基の方が
(B)との反応性が高いため、ポリマーの側鎖に−(A
1O)mHを導入することができる。
【0007】一般式(1)において、A1Oは、炭素数
2〜4のオキシアルキレンであり、m個のA1Oの主体
はオキシエチレン基である。m個のA1Oとして、オキ
シエチレン基と共にオキシプロピレン基および/または
オキシブチレン基が存在していてもよいが、n個のA1
Oのうち通常50質量%以上、好ましくは80質量%以
上、特に100質量%がオキシエチレン基である。オキ
シエチレン基が50質量%未満ではポリウレタンポリウ
レアの親水性が不足し、帯電防止性が不十分なものとな
る。mは通常5〜150、好ましくは10〜100、特
に15〜75の整数である。mが5未満ではポリウレタ
ンポリウレアの帯電防止性が低下する。また、150を
越えると樹脂が柔らかくなり、皮膜の強度が低下する。
一般式(1)において、R1は、水素原子;炭素数が通
常1〜18、好ましくは1〜8の1価アルコール類の残
基;または炭素数が通常1〜18、好ましくは1〜8の
1価脂肪酸の残基である。上記R1の炭素数が18を超
えるとポリウレタンポリウレアの帯電防止性が低下す
る。(A11)の数平均分子量は、通常200〜6,0
00、好ましくは300〜5,000、特に400〜
4,000である。200未満では得られるポリウレタ
ンポリウレアが硬くて脆いものとなり、6,000を超
えると樹脂が柔らかくなり、強度が低下する。
【0008】(A11)の代表例としては、ポリアルキ
レンポリアミンの2級アミノ基の部分が、該一般式
(1)の構造となった化合物(A11−1)が挙げられ
る。化合物(A11−1)は、例えば、ポリアルキレン
ポリアミンの両末端1級アミノ基が、ケトンまたはアル
デヒド化合物によりケチミン化されたものの残存する2
級アミノ基に、エチレンオキサイドを主体とする炭素数
2〜4のアルキレンオキサイドが5〜150モル付加さ
れ(必要により更に、炭素数1〜18の1価アルコール
類または炭素数1〜18の1価脂肪酸でポリアルキレン
オキサイド基の末端が封鎖され)たものに、水を加えて
加熱撹拌しながら、加水分解により生成するケトンと過
剰の水を除去することにより得られる。
【0009】上記ポリアルキレンポリアミンとしては、
例えば、下記一般式 NH2−(R’−NH−R”−NH)n’−H (4) [式中n’は1〜10の整数、R’およびR”は同じで
も違っていても良い炭素数2〜4のアルキレン基を表
す。]で表されるものがあげられる。一般式(4)にお
いて、n’は通常1〜10、好ましくは1〜5、特に好
ましくは1または2である。n’が10を超えると得ら
れるポリウレアもしくはポリウレタンポリウレア樹脂
(以下単にポリウレタンポリウレアと略記)が柔らかく
なり、強度が低下する。R’およびR”は炭素数が通常
2〜4のアルキレン基であるが、炭素数がこの範囲外で
は、ポリウレタンポリウレアが柔らかくなり、強度が低
下する。
【0010】一般式(4)で表されるポリアルキレンポ
リアミンの具体例としては、下記各構造式のものなどが
あげられる。 NH2CH2CH2NHCH2CH2NH2 NH2CH2CH2CH2NHCH2CH2NH2 NH2CH2CH2CH2NHCH2CH2CH2NH2 NH2CH2CH2NHCH2CH2NHCH2CH2NH2
【0011】上記ケトンおよびアルデヒド化合物の具体
例としては、下記各構造式のものなどがあげられる。C
3CO−C37、 CH3CO−C49、 CH3
O−C511、CH3CO−C613、 C25CO−C3
7、 C25CO−C49、C25CO−C511
25CO−C613、 C37CO−C37、C37
O−C49、 C37CO−C511、 C37CO−C
613、C49CO−C49、 C49CO−C511
49CO−C613、C511CO−C511、C5
11CO−C613、C613CO−C613、C49CH
O、 C817CHO
【0012】上記の方法で得られる(A11−1)の具
体例としては、−(A1O)mHを有するもので代表的な
もののみ例示すると、下記各構造式のものなどがあげら
れるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0013】本発明の製造法では、必要により更に該ポ
リオール類(A2)の少なくとも一部として一般式 R2(A2O)n− (2) [式中、A2Oは、炭素数2〜4のオキシアルキレン
基、nは5〜150の整数であり、n個のA2Oの主体
はオキシエチレン基である。R2は、炭素数1〜18の
1価アルコール類の残基又は炭素数1〜18の1価脂肪
酸の残基である。]で示される側鎖を有するポリオール
(A21)を用いてもよい。ポリオール(A21)も一
般式(2)で示される側鎖を有するため、有機ポリイソ
シアネート(B)と反応して、(A12)と同様にポリ
マーの側鎖に親水性のオキシエチレン基を導入すること
ができる。
【0014】一般式(2)において、A2Oは、炭素数
2〜4のオキシアルキレンであり、n個のA2Oの主体
はオキシエチレン基である。n個のA2Oとして、オキ
シエチレン基と共にオキシプロピレン基および/または
オキシブチレン基が存在していてもよいが、n個のA2
Oのうち通常50〜100質量%、好ましくは80質量
%以上、特に100質量%がオキシエチレン基である。
オキシエチレン基が50質量%未満ではポリウレタンポ
リウレアの親水性が不足し、帯電防止性が不十分なもの
となる。nは通常5〜150、好ましくは10〜10
0、特に15〜75の整数である。nが5未満ではポリ
ウレタンポリウレアの帯電防止性が低下する。また、1
50を越えると樹脂が柔らかくなり、皮膜の強度が低下
する。
【0015】一般式(2)において、R2は、炭素数が
通常1〜18、好ましくは1〜8の1価アルコール類の
残基;または炭素数が通常1〜18、好ましくは1〜8
の1価脂肪酸の残基である。この1価アルコール類の残
基、1価脂肪酸の残基は、直鎖状、分岐状または環状構
造を有していてもよく、飽和、不飽和のいずれでもよい
が、直鎖または分岐したものであることが好ましい。上
記R2の炭素数が18を超えるとポリウレタンポリウレ
アの帯電防止性が低下する。この一般式(2)で示され
る側鎖を有するポリオールである(A21)の数平均分
子量は、(A11)と同様、通常200〜6,000、
好ましくは300〜5,000、特に400〜4,00
0である。200未満では得られるポリウレタンポリウ
レアが硬くて脆いものとなり、6,000を超えると樹
脂が柔らかくなり、強度が低下する。
【0016】該ポリオール(A21)の代表例として
は、例えば、下記一般式 [式中、R2(A2O)n−は、前記一般式(2)で示さ
れる基である。A3O、A4Oは各々炭素数2〜4のオキ
シアルキレン基である。pおよびqは各々0または1以
上の整数であってp+q=0〜100である。]で示さ
れるジオール(A211)が挙げられる。
【0017】この一般式(3)において、R2(A2O)
n−は前記一般式(2)で示される基であり、その好ま
しい範囲も同様である。一般式(3)におけるp+qの
値は、(A211)の数平均分子量が上記範囲となるよ
う調整する必要がある。このためp+qは、通常0〜1
00、好ましくは0〜50、特に0〜20である。A3
O、A4Oで各々示される、炭素数2〜4のオキシアル
キレン基としては、A2Oで例示したオキシエチレン
基、オキシプロピレン基、オキシブチレン基などがあげ
られるが、A3O、A4Oは得られるポリウレタンポリウ
レアの主鎖中に導入されるため、A3O、A4Oを用いな
い(p=q=0)か、または用いる場合はオキシプロピ
レン基またはオキシブチレン基が好ましい。
【0018】このような一般式(3)で示されるジオー
ル(A211)としては、例えば、片末端にジオール基
を有するポリアルキレングリコールモノアルキル(アル
キル基の炭素数1〜18)モノグリセリルエーテル(A
211a);並びに、(A211a)のアルキレンオキ
サイド(炭素数2〜4)付加物(A211b)があげら
れる。(A211a)は、炭素数1〜18のアルカノー
ル(a1)にエチレンオキサイドを主体とする炭素数2
〜4のアルキレンオキサイドを5〜150モル付加させ
てポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルを合
成し、これにエピクロルヒドリンを反応させてグリシジ
ルエーテル化してポリアルキレングリコールモノアルキ
ルモノグリシジルエーテルを合成し、このもののグリシ
ジル基を加水分解することにより製造できる。上記アル
カノール(a1)の具体例としては、メタノール、エタ
ノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、2
−エチルヘキサノール、オクタノール、デカノール、ラ
ウリルアルコール、ステアリルアルコールなどがあげら
れる。
【0019】以上例示した(a1)を用いて上記製法で
得られる(A211a)の具体例としては、下記各化合
物などがあげられる。ポリエチレングリコールモノメチ
ルモノグリセリルエーテル、ポリエチレングリコールモ
ノエチルモノグリセリルエーテル、ポリエチレングリコ
ールモノプロピルモノグリセリルエーテル、ポリエチレ
ングリコールモノブチルモノグリセリルエーテル、ポリ
エチレングリコールモノヘキシルモノグリセリルエーテ
ル、ポリエチレングリコールモノ−2−エチルヘキシル
モノグリセリルエーテル、ポリエチレングリコールモノ
オクチルモノグリセリルエーテル、ポリエチレングリコ
ールモノラウリルモノグリセリルエーテル、ポリエチレ
ングリコールモノステアリルモノグリセリルエーテル
【0020】(A211b)は、この(A211a)に
炭素数2〜4のアルキレンオキサイド(b)を従来公知
の方法で付加することにより製造できる。アルキレンオ
キサイド(b)としてはエチレンオキサイド(EO)、
プロピレンオキサイド(PO)、ブチレンオキサイドま
たはこれらの併用があげられる。(b)の付加は公知の
方法でよく、2種以上のアルキレンオキサイドを使用す
る場合の付加形式はブロックまたはランダムのいずれで
もよい。
【0021】本発明のポリウレタンポリウレアの製造法
において、ポリアミン類(A1)と必要により使用され
るポリオール類(A2)として、(A11)および(A
21)以外にも、必要により他のポリオールおよび/ま
たはポリアミンを併用することができる。(A1)と
(A2)の合計中の(A11)と(A21)の合計含有
量は、通常5質量%以上、好ましくは20質量%以上、
特に好ましくは40質量%以上である。(A11)と
(A21)の合計含有量が5質量%未満では、得られる
ポリウレタンポリウレアの帯電防止性が充分ではない
か、または、吸水によるポリマーの膨潤時に、著しい強
度低下をおこすことがある。また、(A1)および(A
2)の数平均分子量の好ましい範囲も、上記(A11)
および(A21)の場合と同様である。
【0022】(A11)および(A21)と併用できる
他のポリオールおよびポリアミンとしては、例えばポリ
エーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカ
ーボネートジオール、ポリブタジエンジオール、水添ポ
リブタジエンジオール、ポリオキシアルキレンポリアミ
ン、活性水素基を有する数平均分子量500以下の低分
子量化合物およびこれらの2種以上の併用があげられ
る。
【0023】ポリエーテルポリオールとしては、多価ア
ルコール類[エチレングリコール(EG)、プロピレン
グリコール、1,4−ブタンジオール(1,4−B
G)、ビスフェノールA、グリセリン、トリメチロール
プロパンなど]を出発物質として、アルキレンオキシド
(炭素数2〜4のアルキレンオキシド;EO、PO、
1,2−ブチレンオキシド、テトラヒドロフランなど)
を付加重合または付加共重合(ブロックおよび/または
ランダム)させて得られるものがあげられる。ポリエー
テルポリオールの具体例としては、ポリエチレングリコ
ール(PEG)、ポリプロピレングリコール(PP
G)、ポリエチレンプロピレン(ブロックまたはランダ
ム)グリコール、ポリテトラメチレングリコール(PT
MG)、ポリテトラメチレンエチレン(ブロックまたは
ランダム)グリコールおよびこれらの2種以上の混合物
があげられる。
【0024】ポリエステルポリオールとしては、例えば
ポリエーテルポリオールの出発物質として例示した多価
アルコール類の1種以上と、ジカルボン酸[脂肪族ジカ
ルボン酸(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸など)、
芳香族ジカルボン酸(テレフタル酸、イソフタル酸な
ど)など]の一種以上とを反応させて得られる縮合ポリ
エステルポリオール[ポリエチレンアジペートポリオー
ル、ポリブチレンアジペートポリオール、ポリエチレン
ブチレンアジペートポリオール(PEBA)等]、ラク
トン(ε−カプロラクトン、バレロラクトンなど)の開
環重合により得られるポリラクトンポリオール(ポリカ
プロラクトンポリオール、ポリバレロラクトンポリオー
ルなど)およびこれらの2種以上の混合物があげられ
る。ポリカーボネートジオールとしては、ポリブチレン
カーボネートジオール、ポリヘキサメチレンカーボネー
トジオールなどがあげられる。ポリオキシアルキレンポ
リアミンとしては、ポリオキシプロピレンジアミン、ポ
リオキシエチレンジアミン、ポリオキシプロピレントリ
アミンなどがあげられる。
【0025】活性水素基を有する数平均分子量500以
下の低分子量化合物としては、例えば前記ポリエーテル
ポリオールの出発物質として例示した多価アルコール
類、脂肪族ジアミン(エチレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミンなど)、脂環族ジアミン[イソホロンジアミ
ン(IPDA)など]、芳香族ジアミン(4,4’−ジ
アミノジフェニルメタンなど)、芳香脂環族ジアミン
(キシリレンジアミンなど)、ヒドラジンまたはその誘
導体およびこれらの2種以上の併用があげられる。
【0026】本発明の製造法で得られるポリウレタンポ
リウレア中のオキシエチレン基の含有量は、通常3〜9
0質量%、好ましくは10〜80質量%、特に30〜7
0質量%である。また、オキシエチレン基全体に対する
側鎖のオキシエチレン基の量は、好ましくは50質量%
以上、特に70質量%以上である。ポリウレタンポリウ
レア中のオキシエチレン基の含有量が3質量%未満で
は、ポリウレタンポリウレアの帯電防止性が充分ではな
い。また、90質量%を超えるとポリウレタンポリウレ
アと基材との密着性が低下する。
【0027】有機ポリイソシアネート(B)の具体例と
しては、芳香族ジイソシアネート[2,4−および/ま
たは2,6−トリレンジイソシアネート、4,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネート(MDI)など]、脂
肪族ジイソシアネート(ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、リジンジイソシアネートなど)、脂環式ジイソシア
ネート[イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ジ
シクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、
ノルボルナンジイソシアネートなど]、芳香脂肪族ジイ
ソシアネート(キシリレンジイソシアネート、α,α,
α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネート
など)、およびこれらの2種以上の併用があげられる。
また、これらの有機ポリイソシアネートの変性体(例え
ばイソシアヌレート、ビューレット、ウレトジオン、カ
ーボジイミドなどの変性体)も使用できる。
【0028】本発明のポリウレタンポリウレアの製造法
において、(A1)、(A2)および(B)以外の任意
成分として、架橋剤(C)および停止剤(D)のうちの
1種又は2種を使用することもできる。(C)として
は、例えば前記の活性水素基を有する数平均分子量50
0以下の低分子量化合物、アルカノールアミン(トリエ
タノールアミン、ジエタノールアミンなど。)、多価ア
ルコール類[トリメチロールプロパン(TMP)、グリ
セリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、シュー
クローズなど]など、およびこれらの混合物があげられ
る。(D)としては、モノアルコール(メタノール、ブ
タノールなど)、モノアミン(ブチルアミン、ジブチル
アミンなど)、アルカノールアミン(モノエタノールア
ミン、ジエタノールアミンなど)などがあげられる。本
発明の製造法における架橋剤(C)及び停止剤(D)の
各成分の使用量は次の通りである。(C)は、本発明の
(A1)および(A2)の合計100質量部当り、通常
0〜30質量部、好ましくは0〜20質量部である。
(D)は、本発明の(A1)および(A2)の合計10
0質量部当り、通常0〜20質量部、好ましくは0〜1
5質量部である。
【0029】本発明の製造法は、少なくとも1部が(A
11)および必要により(A21)を用いることを要件
とする以外は、公知の方法で、(A1)単独または(A
1)および(A2)と、(B)との反応を行わせればよ
い。例えば、下記ワンショット法、多段法などがあ
げられる。 該(A1)および必要により(A2)と、任意成分で
ある(C)、(D)の各成分に有機ポリイソシアネート
(B)を加え、一度に反応させるワンショット法 該(A1)の一部および必要により(A2)の一部
と、該(B)とを反応させてNCO末端プレポリマ−を
形成した後、残りの(A1)および(A2)を反応させ
る多段法 また製造されるポリウレタンポリウレアは、(A1)〜
(D)の如何により熱可塑性、熱硬化性の何れも得るこ
とができる。
【0030】該ポリウレタンポリウレアの製造に際して
の(B)のイソシアネート基と、(A1)、(A2)、
(C)および(D)の活性水素基の合計(水発泡、湿気
硬化等の場合の水も含む)との当量比は、通常1:
(0.70〜2.0)、好ましくは1:(0.80〜
1.3)である。該ポリウレタンポリウレアの製造に際
して、反応温度は通常0〜200℃、好ましくは60〜
160℃で行われる。必要により反応を促進させるた
め、通常使用される触媒[アミン触媒(トリエチルアミ
ン、N−エチルモルホリン、トリエチレンジアミンな
ど)、錫系触媒(ジブチル錫ジラウリレート、ジオクチ
ル錫ジラウリレート、オクチル酸錫など)、チタン系触
媒(テトラブチルチタネートなど)]などを使用しても
よい。
【0031】また、必要により反応を有機溶媒中で行っ
てもよく、該有機溶媒は反応途中または反応後に加えて
もよい。有機溶媒の具体例としては、ケトン類(アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンな
ど)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル、エチルセ
ロソルブアセテートなど)、エーテル類(ジオキサン、
テトラハイドロフラン、エチルセロソルブ、ブチルセロ
ソルブ、プロピレングリコールモノメチルエーテルな
ど)、炭化水素類(n−ヘキサン、n−ヘプタン、シク
ロヘキサン、テトラリン、トルエン、キシレンなど)、
アルコール類(メタノール、エタノール、イソプロピル
アルコール、イソブタノール、tert−ブタノールな
ど)、アミド類[ジメチルホルムアミド(DMF)、ジ
メチルアセトアミドなど]、スルホキシド類(ジメチル
スルホキシドなど)、N−メチル−2−ピロリドンな
ど、およびこれらの混合物があげられる。
【0032】本発明の方法において、必要により補助配
合剤を、あらかじめ原料に配合しておくか、反応後に配
合して用いてもよい。補助配合剤としては、たとえば下
記の着色剤、充填剤、有機改質剤、安定剤、難燃剤およ
び可塑剤などがあげられる。 着色剤:各種の染料、ならびに酸化チタン、カーボンブ
ラックなどの無機系顔料およびフタロシアニンブルーな
どの有機系顔料など。 充填剤:タルク、炭酸カルシウム、酸化チタン、シリカ
などの無機系充填剤および樹脂粉末などの有機系充填剤
など。 有機改質剤:シリコンオイルなど。 安定剤:ヒンダードフェノール系、ヒドラジン系、ベン
ゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、オキザリックア
シッドアニリド系またはヒンダードアミン系などの耐候
性安定剤、酸化防止剤など。 難燃剤:ハロゲン系、リン系、チッソ系などの有機系難
燃剤および無機塩などの無機系難燃剤など。 可塑剤:フタル酸エステル、脂肪族2塩基酸エステル、
グリコールエステル、脂肪酸エステル、リン酸エステル
など。
【0033】本発明の方法で得られるポリウレタンポリ
ウレアは、各種の成形品や、前記本発明の製法で使用で
きるものとして例示した有機溶媒で希釈した有機溶媒希
釈溶液などとして用いられるが、本発明の成形品を得る
ための実施態様や、本発明の有機溶媒希釈溶液を使用す
る態様について、以下に例を示す。 実質的に線状の高分子量化した熱可塑性のポリウレタ
ンポリウレアを合成し、これをペレット化したものを単
独または他の樹脂に配合し加熱溶融して、射出成形し加
工する方法; この熱可塑性のポリウレタンポリウレアを有機溶媒に
溶解して有機溶媒希釈溶液とし、必要により他の樹脂溶
液に配合して、弾性繊維用原料、合成皮革、人工皮革、
繊維などへのコーティング剤、含浸剤などとして使用す
る方法; 官能基(OH、NH、NH2 、COOHなど)を導入
した熱可塑性ポリウレタンポリウレアを、硬化剤の使用
あるいは不使用下で、塗料、インキなどに使用する方
法; 2個以上の活性水素を有する化合物(A)と過剰当量
の有機ポリイソシアネート(B)とから末端イソシネ−
ト基のプレポリマ−を合成し、湿気硬化型塗料、接着
剤、シーリング剤などとして使用する方法; この末端イソシアネート基プレポリマーに硬化剤を配
合して、熱硬化性の注型エラストマー製品とする方法; 2個以上の活性水素を有する化合物(A)、有機ポリ
イソシアネート(B)とともに発泡剤などを配合し、フ
ォーム製品とする方法などがあげられる。なお、、
における硬化剤としては、前記架橋剤(C)として例示
した化合物などが使用できる。
【0034】本発明の方法を用いて得られるポリウレタ
ンポリウレアは、側鎖に親水性のポリオキシエチレン鎖
が導入されているため、基材との密着性が良好で、吸水
性、湿潤性、帯電防止性、染色性に優れており、たとえ
ば成形品とした場合の、成形体表面の水との接触角は通
常30度以下となる。成形品の形状や用途は特に限定さ
れないが、形状の例としては、塗膜状、シート状、フィ
ルム状、繊維状、発泡体状、ペレット状および型に注入
して所望の形状としたものなどがあげられる。
【0035】また、有機溶媒希釈溶液である場合も含め
て、上記ポリウレタンポリウレアの具体的な用途として
は、シート、フィルム、ロール、ベルト、防振材、自動
車用部品、パッキング材、弾性繊維、合成皮革、人工皮
革、繊維処理剤、クッション材、防汚塗料、結露防止塗
料、吸水材、吸湿材、接着剤、インキバインダー、シー
リング剤、帯電防止剤などが挙げられる。これらの中で
特に有用なのは弾性繊維、合成皮革、人工皮革である。
本発明のポリウレタンポリウレアを用いて弾性繊維を製
造する方法は、従来公知の方法でよく、例えば乾式紡糸
法、湿式紡糸法、溶融紡糸法などがあげられる。また、
合成皮革や人工皮革を製造する方法も従来公知の方法で
よく、例えば乾式処理法、湿式処理法などがあげられ
る。
【0036】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お、以下において「部」は質量部、「%」は質量%を示
す。 [ジアミン(A11)の合成] 合成例1 オートクレーブに1,2−エタンジアミン−N−(1,
3−ジメチルブチリデン)−N’−[2−(1,3−ジ
メチルブチリデン)アミノ]エチル134部、トリエチ
レンジアミン1.5部を加え、100℃にてEOを35
2部圧入、反応させて、130℃にて熟成を行い、脱水
して1,2−エタンジアミン−N−(1,3−ジメチル
ブチリデン)−N’−[2−(1,3−ジメチルブチリ
デン)アミノ]エチルのEO付加物を得た。これに水1
26部を加え、100℃で加水分解を行い、副製するメ
チルブチルケトンと水を留去して1,2−エタンジアミ
ン−N−ジヒドロ−N’−(2−ジヒドロアミノエチ
ル)のEO付加物〔ジアミン(1)〕を得た。このもの
の数平均分子量は1000であった。
【0037】合成例2 オートクレーブに1,2−エタンジアミン−N−(1,
3−ジメチルブチリデン)−N’−[2−(1,3−ジ
メチルブチリデン)アミノ]エチル134部、トリエチ
レンジアミン1.5部を加え、100℃にてEOを70
4部圧入、反応させて、130℃にて熟成を行い、脱水
して1,2−エタンジアミン−N−(1,3−ジメチル
ブチリデン)−N’−[2−(1,3−ジメチルブチリ
デン)アミノ]エチルのEO付加物を得た。これに水1
26部を加え、100℃で加水分解を行い、副製するメ
チルブチルケトンと水を留去して1,2−エタンジアミ
ン−N−ジヒドロ−N’−(2−ジヒドロアミノエチ
ル)のEO付加物〔ジアミン(1)〕を得た。このもの
の数平均分子量は1800であった。
【0038】[ジオール(A21)の合成] 合成例3 オートクレーブに、ブタノール37部と水酸化カリウム
3部を加え、130℃で減圧脱水してアルコラート化を
行った。反応温度110℃にてEOを550部圧入、反
応させて、130℃にて熟成を行いポリエチレングリコ
ールモノブチルエーテルを得た。還流器、温度計、窒素
導入管、撹拌機のついた四つ口フラスコに、上記の化合
物500部、エピクロルヒドリン60部およびトルエン
150部を仕込み、温度を35℃に保ちながら徐々に水
酸化ナトリウム27部を加え反応させた。その後、ろ過
して脱塩を行い、過剰のエピクロルヒドリンとトルエン
を除去しポリエチレングリコールモノブチルモノグリシ
ジルエーテルを得た。別の四つ口フラスコに上記の化合
物500部、水10部および硫酸1部を加え、温度85
℃で5時間水和反応をさせた。40℃まで冷却後、水酸
化ナトリウムで中和し、脱水後ろ過して脱塩を行い、ポ
リエチレングリコールモノブチルモノグリセリルエーテ
ル〔ジオール(1)〕を得た。このものの数平均分子量
は1400であった。
【0039】(ポリウレタンポリウレアの合成) 合成例4 四つ口フラスコに数平均分子量1000のPEBA87
部、EG16部、MDI110部、DMF700部を仕
込み、70℃で10時間反応させた後、ジアミン(1)
87部を仕込み、40℃で4時間反応させて、樹脂濃度
30質量%、粘度8Pa・s/20℃のポリウレタンポ
リウレアの溶媒溶液(Pu−1)を得た。このポリウレ
タンポリウレアのオキシエチレン基含量は26質量%で
あった。
【0040】合成例5 四つ口フラスコにジアミン(1)186部、IPDI8
3部、IPDA31部、DMF700部を仕込み、30
℃で10時間反応させて、樹脂濃度30質量%、粘度1
0Pa・s/20℃のポリウレタンポリウレアの溶媒溶
液(Pu−2)を得た。このポリウレタンポリウレアの
オキシエチレン基含量は56質量%であった。
【0041】合成例6 四つ口フラスコにジアミン(2)224部、IPDI5
5部、IPDA21部、DMF700部を仕込み、30
℃で10時間反応させて、樹脂濃度30質量%、粘度1
1Pa・s/20℃のポリウレタンポリウレアの溶媒溶
液(Pu−3)を得た。このポリウレタンポリウレアの
オキシエチレン基含量は70質量%であった。
【0042】合成例7 四つ口フラスコにジオール(1)95部、IPDI60
部を仕込み、110℃で5時間反応させた後、40℃ま
で冷却し、DMF700部、ジアミン(2)122部、
IPDA23部を仕込み、30℃で8時間反応させて、
樹脂濃度30質量%、粘度9Pa・s/20℃のポリウ
レタンポリウレアの溶媒溶液(Pu−4)を得た。この
ポリウレタンポリウレアのオキシエチレン基含量は67
質量%であった。
【0043】[比較ポリウレタン樹脂の合成] 比較合成例1 四つ口フラスコに数平均分子量2000のPEBA20
5部、1,4−BG18部、MDI77部、DMF70
0部を仕込み、70℃で12時間反応させて、樹脂濃度
30質量%、粘度10Pa・s/20℃のポリウレタン
樹脂の溶媒溶液(C−1)を得た。
【0044】比較合成例2 四つ口フラスコに数平均分子量1000のPEG160
部、EG20部、MDI120部、DMF700部を仕
込み、70℃で10時間反応させて、樹脂濃度30質量
%、粘度9Pa・s/20℃のポリウレタン樹脂の溶媒
溶液(C−2)を得た。このポリウレタン樹脂のオキシ
エチレン基含量は53質量%であった。
【0045】実施例1〜3、比較例1〜4 表1に示す配合処方によりポリウレタンポリウレアの溶
媒溶液を作成した。
【0046】
【表1】 OT−70:三洋化成工業(株)製 アニオン界面活性
剤 サンスタット:三洋化成工業(株)製 帯電防止剤「サ
ンスタット1200」
【0047】各溶液をそれぞれポリエステルフィルム上
に1mm(ウエット厚さ)コーティングし、40℃に調
整した水浴に60分間浸漬してポリウレタン樹脂を凝固
させた。次いでポリエステルフィルムから凝固シートを
剥がし、25℃の水中で10分間洗浄した後、80℃で
熱風乾燥してシート材料を得た。得られたシート材料の
性質を表2に示す。
【0048】比較例5 比較例1で得られたシート材料を、三洋化成工業(株)
製帯電防止剤サンスタット1200の2質量%水溶液に
浸漬し、絞り率100%となるように絞った後、100
℃で5分間熱風乾燥して、帯電防止剤を後加工により付
与した。得られたシート材料の性質を表2に示す。
【0049】なお、下記表2、4、6における各項目の
評価方法は次のとおりである。 EO含量:各配合液固形分中のオキシエチレン基の含有
量を質量%で示した。 シート強度:得られたシート材料の表面を爪で引っ掻い
て、爪痕が残るかどうかを目視にて評価した。 <評価基準> ○:爪痕が残らない。△:部分的に爪痕
が残る。×:爪痕がはっきりと残る。
【0050】強伸度物性:紡糸した弾性繊維を室温で7
日間放置した後、乾燥時(20℃、60%RHの雰囲
気下で1日放置したもの)、湿潤時(20℃の蒸留水
中に1日浸漬したもの)の強伸度物性をJIS−101
3に従って測定した。 帯電防止性:超絶縁計SM−5型を用いて、20℃、6
0%RHの雰囲気下でシート材料の漏洩抵抗を測定し
た。 <評価基準> ○:漏洩抵抗が1×1011未満。△:漏
洩抵抗が1×1011以上、1×1012未満。×:漏洩抵
抗が1×1012以上。
【0051】洗濯5回後帯電防止性:得られたシート材
料を一般の家庭用洗剤で5回洗濯し、そのものの帯電防
止性を上記と同じ方法で測定した。なお、評価基準は上
記に準ずる。ドライクリーニング5回後帯電防止性:得
られたシート材料を石油系のドライクリーニング溶剤を
用いて5回ドライクリーニングし、そのものの帯電防止
性を上記と同じ方法で測定した。なお、評価基準は上記
に準ずる。
【0052】表面濡れ性試験:紡糸した弾性繊維を5度
の角度に傾斜をつけて置き、霧吹きで水を吹き付け、表
面の湿潤の状態を観察した。 <評価基準> ○:繊維表面に水滴ができず、全面が均
一に濡れている。△:小さな水滴状に湿潤している。
×:水滴状に湿潤している。
【0053】
【表2】
【0054】実施例4、5、比較例6〜8 表3に示す配合処方によりポリウレタンポリウレアの溶
媒溶液を作成した。各溶液を離型紙上に100μm(ウ
エット厚さ)コーティングし、120℃で2分間熱風乾
燥した。この上に表3に示す接着剤の配合液を150μ
m(ウエット厚さ)でコーティングし、これを両面起毛
布に圧着して貼り合わせ、120℃で2分間熱風乾燥し
た。これを40℃で2日間静置し、離型紙を剥がしてシ
ート材料を得た。得られたシート材料の性質を表4に示
す。
【0055】
【表3】 SP−90:三洋化成工業(株)製合成皮革用接着剤主剤 AY−651C:三洋化成工業(株)製有機ポリイソシアネート CA−7:三洋化成工業(株)製ウレタン化反応触媒
【0056】比較例9 比較例6で得られたシート材料を、三洋化成工業(株)
製帯電防止剤サンスタット1200(サンスタット)の
2質量%水溶液に浸漬し、絞り率100%となるように
絞った後、100℃で5分間熱風乾燥して、帯電防止剤
を後加工により付与した。得られたシート材料の性質を
表4に示す。
【0057】
【表4】
【0058】実施例6、7、比較例10〜12 表5に示す配合処方によりポリウレタンポリウレアの溶
媒溶液を作成した。
【0059】
【表5】
【0060】各溶液を紡糸原料として、紡糸を行った。
紡糸口金としては直径1.0mmのノズルを用い、巻き
取り速度は500m/分とし、30デニールのモノフィ
ラメントを紡糸した。得られた弾性繊維の性質を表6に
示す。
【0061】
【表6】
【0062】
【発明の効果】本発明の方法で得られる親水性ポリウレ
アもしくは親水性ポリウレタンポリウレア樹脂は、基材
との密着性が良好であり、かつ吸水性、湿潤性に優れ、
湿潤時の強度保持率も高いという優れた性能を有する。
また、帯電防止性、染色性にも優れた効果を有するもの
であることから、本発明の方法により得られるポリウレ
アもしくはポリウレタンポリウレア樹脂は、成形品や有
機溶媒希釈溶液などにして、合成皮革、人工皮革、弾性
繊維、塗料、インキ、接着剤、フォーム、エラストマ
ー、繊維処理剤用などの原料として広く利用でき、特に
合成皮革、人工皮革、弾性繊維用として有用である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアミン類(A1)単独、もしくは
    (A1)およびポリオール類(A2)と、有機ポリイソ
    シアネート(B)とを必須成分に用いて反応させるポリ
    ウレアもしくはポリウレタンポリウレア樹脂の製造法に
    おいて、 であり、m個のA1Oの主体はオキシエチレン基であ
    る。R1は、水素原子、炭素数1〜18の1価アルコー
    ル類の残基又は炭素数1〜18の1価脂肪酸の残基であ
    る。]で示される基を主鎖中に有するポリアミン化合物
    (A11)を用いて、オキシエチレン基含有側鎖を有す
    る樹脂を得ることを特徴とする親水性ポリウレアもしく
    は親水性ポリウレタンポリウレア樹脂の製造法。
  2. 【請求項2】 該ポリアミン化合物(A11)が、ポリ
    アルキレンポリアミンの2級アミノ基の部分が、該一般
    式(1)の構造となった化合物(A11−1)である請
    求項1記載の製造法。
  3. 【請求項3】 更に(A2)の少なくとも一部として下
    記一般式 R2(A2O)n− (2) [式中、A2Oは、炭素数2〜4のオキシアルキレン
    基、nは5〜150の整数であり、n個のA2Oの主体
    はオキシエチレン基である。R2は、炭素数1〜18の
    1価アルコール類の残基又は炭素数1〜18の1価脂肪
    酸の残基である。]で示される側鎖を有するポリオール
    (A21)を用いる請求項1または2記載の製造法。
  4. 【請求項4】 該ポリオール(A21)が、下記一般式 [式中、R2(A2O)n−は、前記一般式(2)で示さ
    れる基である。A3O、A4Oは各々炭素数2〜4のオキ
    シアルキレン基である。pおよびqは各々0または1以
    上の整数であってp+q=0〜100である。]で示さ
    れるジオール(A211)である請求項3記載の製造
    法。
  5. 【請求項5】 (A1)と(A2)の合計中の(A1
    1)と(A21)の合計含有量が少なくとも5質量%で
    ある請求項1〜4の何れか記載の製造法。
  6. 【請求項6】 得られる樹脂中のオキシエチレン基の含
    有量が3〜90質量%である請求項1〜5の何れか記載
    の製造法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか記載の製造法で
    得られる親水性ポリウレアもしくは親水性ポリウレタン
    ポリウレア樹脂を含有する成形品であり、成形品表面の
    水との接触角が30度以下である成形品。
  8. 【請求項8】 弾性繊維用である請求項7記載の成形
    品。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6のいずれか記載の製造法で
    得られる親水性ポリウレアもしくは親水性ポリウレタン
    ポリウレア樹脂の有機溶媒希釈溶液。
  10. 【請求項10】 人工皮革、合成皮革または弾性繊維用
    である請求項9記載の有機溶媒希釈溶液。
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