JPH1019526A - 被測定体の断面輪郭形状測定方法及び3次元形状測定方法 - Google Patents

被測定体の断面輪郭形状測定方法及び3次元形状測定方法

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JPH1019526A
JPH1019526A JP8185350A JP18535096A JPH1019526A JP H1019526 A JPH1019526 A JP H1019526A JP 8185350 A JP8185350 A JP 8185350A JP 18535096 A JP18535096 A JP 18535096A JP H1019526 A JPH1019526 A JP H1019526A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な表面形状を有する被測定体の任意の断
面の輪郭あるいは表面全面の測定を可能とする。 【解決手段】 第1の仮点としての被測定体12表面の任
意の1点の座標値を測定し、レーザーセンサ11を計測ピ
ッチ分だけ移動させ第2の仮点としての被測定体12表面
の座標値を測定し、第1、第2の仮点の座標値及び計測
ピッチより第3の仮点の座標値を設定するとともに第3
の仮点における法線ベクトルを算出し、この法線ベクト
ルがレーザービームの照射方向と平行になるように被測
定体12を回転させ、レーザービームがレーザーセンサ11
の精度が最も高い測定距離において第3の仮点を照射す
るようにレーザーセンサ11を移動させ、以上の操作によ
りレーザービームが照射された被測定体12表面の第1の
計測点の座標値を測定し、以降、仮点及び測定された計
測点の座標値を基に上記の処理を繰り返すことにより第
2以降の計測点の座標値を逐次測定し、これにより被測
定体12の断面輪郭形状を測定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】回転装置に取り付けられた被
測定体の表面にレーザービームを照射することにより、
被測定体の形状を計測する測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】指向性の高いレーザービームを使用した
被測定体の形状測定は、高い測定精度が確保されるの
で、例えば球体や円筒構造物の真円度測定等の高精度が
要求される測定に従来から利用されている。投光器と受
光器が一体化されたレーザーセンサから照射されたレー
ザービームにより被測定体の表面形状を測定する場合に
は、レーザーセンサと被測定体の両方かあるいは何方か
一方を移動させることによりレーザーセンサと被測定体
とを相対移動させ、これにより被測定体の測定部位、例
えば任意の断面の輪郭や表面全体の走査を行わせてい
る。
【0003】投光器と受光器が一体化されたレーザーセ
ンサを使用したものとして、例えば特開昭62−555
02号では、レーザーセンサ(レーザ計測器)をX,
Y,Zの各直交軸に移動可能にするとともにX−Y平面
上(水平面上)にも旋回可能にしており、これにより被
測定体の表面に沿ってレーザービームを照射できるよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般にレーザーセンサ
は、被測定体に対してレーザービームを照射し、その反
射光を受光し、三角法等の原理を用いて被測定体の位置
の測定を行うようにしている。このような反射を利用し
た測定では、反射光を得られやすくするために、被測定
体表面の被測定点に対して垂直にレーザービームを照射
することが望ましいとされている。これは垂直からはず
れた角度でレーザービームが照射された場合、反射光に
ついて正確な測定を行うために必要な十分な光量が得ら
れず、測定精度が低下することによるためである。した
がって、正確な反射光のデータを得るためには、レーザ
ービームは被測定体表面に対して垂直に入射させる必要
がある。
【0005】しかし、特開昭62−55502号の装置
では、被測定体の被測定面は入射光に対して垂直かある
いは略垂直となるものに限定されるので、被測定体の表
面形状が不定形であるもの、例えば複雑な凹凸が存在す
る表面形状についてまでは正確に測定できないという問
題がある。また、この装置では被測定体は定盤上に載置
されることになるので、被測定体の表面の一部が平坦で
なければならない。さらに、被測定体の表面のうち少な
くとも定盤に当接する面の測定については、被測定体の
当接面を替えて定盤上に載置し直す必要が生ずる。
【0006】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたものであり、複雑な表面形状を有する被測定体の表
面形状を測定可能にするとともに、被測定体を載置し直
すことなく被測定体の任意の断面の輪郭あるいは被測定
体の表面全面すなわち3次元形状を測定可能とする、被
測定体の断面輪郭形状測定方法及び3次元形状測定方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明における被測定体の断面輪郭形状測定方法
では、回転装置に取り付けられた被測定体の表面にレー
ザービームを照射することにより被測定体の断面輪郭形
状を計測する測定方法において、一定方向にレーザービ
ームを照射可能にされた投光・受光一体型のレーザーセ
ンサより被測定体に対してレーザービームを照射するこ
とにより第1の仮点としての被測定体表面の任意の1点
の座標値を測定し(ステップ1)、次いでレーザーセン
サを予め設定された計測ピッチ分だけ第1の仮点の測定
位置から移動させレーザービームを照射することにより
第2の仮点としての被測定体表面の座標値を測定し(ス
テップ2)、前記第1、第2の仮点の座標値及び計測ピ
ッチより第3の仮点の座標値を設定するとともに第3の
仮点における法線ベクトルを算出し(ステップ3)、こ
の法線ベクトルがレーザービームの照射方向と平行にな
るように前記回転装置を動作させることにより被測定体
を回転させ(ステップ4)、次いでレーザービームがレ
ーザーセンサの精度が最も高い測定距離すなわち焦点距
離において第3の仮点に対して照射するようにレーザー
センサを移動させ(ステップ5)、以上の操作によりレ
ーザービームが照射された被測定体表面の第1の計測点
の座標値を測定し(ステップ6)、以降、仮点及び測定
された計測点の座標値を基にステップ3〜ステップ6の
処理を繰り返すことにより第2以降の計測点の座標値を
逐次測定し、これにより被測定体の断面輪郭形状を測定
するようにした(請求項1)。
【0008】上記の構成とすることにより、被測定体の
表面上に仮に設定した任意の2点すなわち第1及び第2
の仮点の座標値を測定し、この2点を結ぶ直線に垂直な
法線ベクトルを算出し、一定方向にレーザービームを照
射可能にされた投光・受光一体型のレーザーセンサが照
射するレーザービームが、この法線ベクトルと平行にな
るように回転装置を動作させることにより被測定体を回
転させ、これにより第1及び第2の仮点の近傍に存在す
る被測定体表面の第1の計測点において、レーザービー
ムがほぼ垂直に入射されるようになる。ここで、第1及
び第2の仮点の座標値の測定においてはレーザービーム
はこれらの仮点に対して垂直には入射されないので、測
定された第1及び第2の仮点の座標値には測定誤差が含
まれることになる。しかし、第1及び第2の仮点は互い
に近接して存在している(計測ピッチ分だけ離れて存在
している)ので測定誤差も互いにほぼ等しくなり、よっ
て算出される法線ベクトルは測定誤差の影響をほとんど
受けないものになる。第2以降の計測点の設定及びその
座標値の測定においては、仮点及び測定された計測点の
座標値を基にステップ3〜ステップ6の処理を繰り返せ
ば逐次測定することができ、最終的に被測定体の任意の
断面の輪郭形状が測定されることになる。
【0009】また、前記レーザーセンサを回転装置に取
り付けられた被測定体の回転軸に対して平行に移動可能
にして、前記断面形状測定方法を用いて被測定体の複数
の断面の輪郭形状を測定するようにすれば、被測定体の
表面全体の形状を測定することができる(請求項2)。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図2は、回転軸Cの回りに図
示しない回転装置により回転可能にされた複雑な表面形
状を有する3次元物体としての被測定体12の表面形状
を、少なくとも回転軸Cに対して平行に移動可能にされ
たレーザーセンサ11により測定する様子を示す概念図
である。レーザーセンサ11には、被測定体12に対し
てレーザービームを照射する投光器と、被測定体12か
らの反射光を受光する受光器が内蔵されている。また、
レーザーセンサ11は、それ自体及びその外部に旋回機
構を有しないものとしているので、レーザーセンサ11
が発するレーザービームの方向は常に一定となる。
【0011】図3に被測定体12の任意の断面の輪郭形
状を測定する際の、レーザーセンサ11、被測定体1
2、及び直交座標軸の関係を示す。直交座標軸はそのX
−Y平面が測定する被測定体12の断面と平行になるよ
うに設定されている。このとき回転可能にされた被測定
体12の回転軸CはZ軸(紙面と垂直)に対して平行に
なるが、本実施形態では便宜上回転軸CはZ軸と同一と
する。レーザーセンサ11は図示しないコントローラを
介してこれに接続された図示しない2つのアクチュエー
タによりX軸及びY軸のそれぞれと平行に移動可能にさ
れている。アクチュエータとしてはサーボモータの使用
が一般的であるが、位置決めが容易であれば油圧式や空
圧式のシリンダ装置でもよい。また、レーザーセンサ1
1が発するレーザービームの方向は常にX軸と平行にな
る。図示しないコントローラは、レーザーセンサー11
の出力データの処理を行い、また、レーザーセンサー1
1を駆動するアクチュエータ及び被測定体12を回転駆
動する図示しない回転装置に対して位置指令を出力す
る。
【0012】ここで、レーザーセンサ11による被測定
体12の任意の測定点における座標値の算出方法につい
て説明する。レーザーセンサ11に内蔵された投光器か
ら被測定体12の測定点に対してレーザービームを照射
し、その反射光をレーザーセンサ11に内蔵された受光
器により受光することにより、レーザーセンサ11と測
定点との間の距離をレーザーセンサ11に接続された図
示しない演算装置により算出する。レーザーセンサ11
を移動させるX軸及びY軸のアクチュエータには図示し
ないエンコーダが接続されているので、レーザーセンサ
11の位置を正確に検出することができ、この検出され
たレーザーセンサ11の位置の座標値と、前記のレーザ
ーセンサ11と測定点との間の距離とにより、測定点の
座標値を算出することができる。
【0013】次に、図1に示す被測定体の断面輪郭形状
測定方法の処理フローを示すフローチャートにしたがっ
て、図3に示す被測定体12の断面輪郭形状の測定手順
について説明する。
【0014】ステップ1では、回転軸Cに関する被測定
体12の回転角を初期値(例えば0°)になるように被
測定体12を回転させる。そしてレーザーセンサ11を
任意の位置に移動させ、この位置から被測定体12に対
してレーザービームを照射することにより、レーザービ
ームが照射された被測定体12の断面輪郭上の1点を第
1の仮点aとして設定し、この第1の仮点aの座標値
(x0 ,y0 )を測定す。
【0015】ステップ2では、レーザーセンサ11を予
め設定された計測ピッチLの分だけ第1の仮点の測定位
置から移動させ、移動後の位置においてレーザービーム
を照射することにより、レーザービームが照射された被
測定体12の断面輪郭上の1点を第2の仮点bとして設
定し、この第2の仮点bの座標値(x1 ,y1 )を測す
る。ここで、計測ピッチLは各計測点の間隔を決定する
パラメータであり、計測ピッチLが小さいほど各計測点
の間隔は小さくなり、最終的に測定された断面輪郭形状
は真値に近いものになるが、計測時間は長くなる。
【0016】ステップ3では、ステップ1において測定
された第1の仮点aの座標値(x0,y0 )及びステッ
プ2において測定された第2の仮点bの座標値(x1
1)から、第3の仮点cの座標値(x2 ,y2 )を設
定するとともに、第3の仮点cにおける法線ベクトルを
算出する。ここで、第3の仮点cの座標値(x2
2 )は、式(1)及び式(2)により設定する。
【0017】
【数1】
【0018】すなわち、第3の仮点cは、第1の仮点a
と第2の仮点bを結ぶ線分の延長線上にあり、かつ第2
の仮点bから計測ピッチLだけ離れた点として設定す
る。また、法線ベクトルは第1の仮点aと第2の仮点b
とを結ぶ直線に垂直なベクトルとなる。
【0019】ステップ4では、ステップ1において算出
された法線ベクトルがレーザービームの照射方向と平行
になるように、回転装置により被測定体12を回転させ
る。図3に示すように、第1の仮点aと第2の仮点bと
を結ぶ直線とY軸とのなす角をθとすると、法線ベクト
ルがレーザービームの照射方向と平行になるようにする
には、2つの仮点を結ぶ直線をY軸に平行となるように
すればよいから、被測定体12を回転角θだけ回転させ
る。ここで回転角θは第1の仮点a及び第2の仮点bの
座標値から式(3)により与えられる。
【0020】
【数2】
【0021】図4は、図3に示す被測定体12が初期値
の状態から回転角θだけ回転されたときの状態を示して
いる。なお、(x0 ′,y0 ′)、(x1 ′,
1 ′)、(x2 ′,y2 ′)はそれぞれ、回転角θだ
け回転後の、第1〜第3の各仮点の座標値である。ここ
で、回転角θだけ回転された後の第3の仮点cの座標値
(x2′,y2 ′)は、回転前の第3の仮点cの座標値
(x2 ,y2 )を基に、式(4)及び式(5)により与
えられる。(x0 ′,y0 ′)及び(x1 ′,y1 ′)
についても同様にして求められる。
【0022】
【数3】
【0023】ステップ5では、レーザービームがレーザ
ーセンサの精度が最も高い測定距離すなわち焦点距離に
おいて図4に示す第3の仮点cに対して照射するように
レーザーセンサを移動させる。具体的に言うと、レーザ
ービームはX軸に対して平行に照射されるから、レーザ
ーセンサのレーザービーム照射位置のY座標は図4に示
す第3の仮点cのY座標y2 ′となる。また、一般にレ
ーザーセンサには測定精度が最も高くなる測定距離すな
わち焦点距離があるから、レーザーセンサから第3の仮
点cまでの距離が焦点距離と等しくなるようにレーザー
センサを移動させる必要がある。すなわちレーザーセン
サのレーザービーム照射位置のX座標は、図4に示す第
3の仮点cのX座標x2 ′に焦点距離を加算した値とな
る。
【0024】ステップ6では、第3の仮点cに向けて照
射されたレーザービームが到達した被測定体12の断面
輪郭表面上の点を第1の計測点とし、この第1の計測点
1の座標値(p1 ′,q1 ′)を測定する。第3の仮
点cに向けて照射されたレーザービームは、第1の計測
点P1 に対して必ずしも完全な垂直入射とはならず、垂
直入射に対して僅かながらズレて入射されるが、第1の
計測点P1 は第3の仮点cの近傍に存在することから、
このズレはレーザーセンサの測定精度に影響を与えない
程度に小さいものであり、また、計測ピッチLを小さく
設定すればするほどズレは小さくなる。ところで、測定
された第1の計測点P1 の座標値(p1′,q1 ′)は
被測定体12が回転角θ分だけ初期位置より回転された
位置での値であるから、これを図3に示す被測定体12
の初期位置における座標値(p1,q1 )に変換し、こ
の座標値を第1の計測点P1 の座標値として記憶する。
【0025】ステップ7では、測定対象としている被測
定体12の断面の輪郭上の全てにおいて測定が行われた
かどうかについて判断する。測定はほぼ計測ピッチLの
間隔で行われるから、断面の輪郭の長さを計測ピッチL
で除したときの商の値が測定データの個数とほぼ一致す
ることになる。測定対象としている被測定体12の断面
の輪郭上の全てにおいて測定が行われた場合は測定を終
了し、一方、未測定領域が存在する場合はステップ8へ
進む。
【0026】ステップ8では、仮点及びこれまでに測定
された計測点の座標値から、次の計測点を測定する際に
必要な第1及び第2の仮点を設定する。例えば、第2の
計測点P2 の測定に際しては、第1の計測点P1 の測定
に際して使用した第2の仮点の座標値(x1 ,y1 )を
第2の計測点P2 の測定における第1の仮点の座標値
(x0 ,y0 )とするとともに、測定された第1の計測
点P1 の座標値(p1 ,q1 )を第2の計測点の測定に
おける第2の仮点の座標値(x1 ,y1 )とする。さら
に、第3の計測点P3 の測定に際しては、測定された第
1の計測点P1 の座標値(p1 ,q1 )を第3の計測点
3 の測定における第1の仮点の座標値(x0 ,y0
とするとともに、測定された第2の計測点P2 の座標値
(p2 ,q2 )を第3の計測点P3 の測定における第2
の仮点の座標値(x1 ,y1 )とする。以降、第nの計
測点Pn の測定に際しては、測定された第(n−2)の
計測点P(n-2) の座標値(p(n-2) ,q(n-2) )を第n
の計測点Pn の測定における第1の仮点の座標値
(x0 ,y0 )とするとともに、測定された第(n−
1)の計測点P(n-1) の座標値(p(n-1) ,q(n-1)
を第nの計測点Pn の測定における第2の仮点の座標値
(x1 ,y1 )とする。
【0027】ステップ8において新たな仮点が設定され
た後は、再びステップ3以降の処理を行わせる。このよ
うにして第2以降の計測点の座標値を逐次測定し、これ
により被測定体断面の輪郭形状を測定する。
【0028】上記の実施形態は、図2に示す3次元物体
としての被測定体12の任意の断面の輪郭形状を測定す
るものであったが、レーザーセンサ11を被測定体12
の回転軸Cに沿って移動可能にすれば、被測定体12の
複数の断面の輪郭形状が測定可能になり、これにより被
測定体の表面全体の形状を測定することができるように
なる。そこで、2つのアクチュエータによりX軸及びY
軸のそれぞれと平行に移動可能にされた上記実施形態の
レーザーセンサ11に対し、この2つのアクチュエータ
に加えZ軸用のアクチュエータを設置する。すなわち、
レーザーセンサ11は、3つのアクチュエータによりX
軸、Y軸、及びZ軸のそれぞれと平行に移動可能にす
る。これによりレーザーセンサ11は、被測定体12の
回転軸Cに対しても平行に移動可能になる。
【0029】この3軸に移動可能にされたレーザーセン
サ11による被測定体12の表面全体の形状の測定手順
としては、まずレーザーセンサ11をZ軸方向(すなわ
ちC軸方向)に移動させ、レーザービームが被測定体1
2の一方の端部を照射するよう位置決めする。次に、被
測定体12の他方の端部に向けてレーザーセンサ11を
Z軸方向に計測ピッチLZ 分だけ移動させ、このZ座標
位置における被測定体12の断面の輪郭形状を図1に示
す前述の測定手順にしたがい測定する。このZ座標位置
における測定の終了後、再度レーザーセンサ11をZ軸
方向に計測ピッチLZ 分だけ移動させ、このZ座標位置
における被測定体12の断面の輪郭形状を同様にして測
定する。これらの処理をレーザービームが被測定体12
の他方の端部を照射する位置まで繰り返すことにより、
被測定体の表面全体の形状データを得る。図5は、この
測定手順にしたがい測定された被測定体の測定データ
(座標データ)に基づき、被測定体の形状を立体的にグ
ラフィック表示した図である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、回転装置に取り付けら
れた被測定体の表面にレーザービームを照射することに
より被測定体の断面輪郭形状を計測する測定方法におい
て、被測定体の表面上に仮に設定した任意の2点の仮点
の座標値を測定し、この2点の仮点を結ぶ直線に垂直な
法線ベクトルを算出し、一定方向にレーザービームを照
射可能にされた投光・受光一体型のレーザーセンサが照
射するレーザービームが、この法線ベクトルと平行にな
るように回転装置を動作させることにより被測定体を回
転させ、これにより2点の仮点の近傍に存在する被測定
体表面の計測点においてレーザービームがほぼ垂直に入
射されるようにしたので、被測定体の表面形状が不定形
であるもの、例えば複雑な凹凸が存在する表面形状につ
いても、各計測点においてレーザービームがほぼ垂直に
入射されるようになり、これにより投光・受光一体型の
レーザーセンサにより被測定体の断面輪郭形状を高精度
に測定できるようになッた。
【0031】また、レーザーセンサを被測定体の回転軸
に沿って移動可能にすれば、被測定体の複数の断面の輪
郭形状が測定可能になり、これにより被測定体の表面全
体の形状を測定することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における、被測定体12の
断面輪郭形状測定方法の処理フローを示すフローチャー
トである。
【図2】本発明の一実施形態における、回転軸Cの回り
に回転可能にされた複雑な表面形状を有する被測定体1
2の表面形状を、移動可能にされたレーザーセンサ11
により測定する様子を示す概念図である。
【図3】本発明の一実施形態における、被測定体12の
任意の断面の輪郭形状を測定する際の、レーザーセンサ
11、被測定体12、及び座標軸の関係を示す図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態における、図3に示す被測
定体12が初期値の状態から回転角θだけ回転されたと
きの状態を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態における、測定された被測
定体12の測定データ(座標データ)に基づき、被測定
体12の形状を立体的にグラフィック表示した図であ
る。
【符号の説明】
11 レーザーセンサ 12 被測定体 a 第1の仮点 b 第2の仮点 c 第3の仮点 P1 第1の計測点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転装置に取り付けられた被測定体の表面
    にレーザービームを照射することにより被測定体の断面
    輪郭形状を計測する測定方法において、一定方向にレー
    ザービームを照射可能にされた投光・受光一体型のレー
    ザーセンサより被測定体に対してレーザービームを照射
    することにより第1の仮点としての被測定体表面の任意
    の1点の座標値を測定し(ステップ1)、次いでレーザ
    ーセンサを予め設定された計測ピッチ分だけ第1の仮点
    の測定位置から移動させレーザービームを照射すること
    により第2の仮点としての被測定体表面の座標値を測定
    し(ステップ2)、前記第1、第2の仮点の座標値及び
    計測ピッチより第3の仮点の座標値を設定するとともに
    該第3の仮点における法線ベクトルを算出し(ステップ
    3)、該法線ベクトルがレーザービームの照射方向と平
    行になるように前記回転装置を動作させることにより被
    測定体を回転させ(ステップ4)、次いでレーザービー
    ムがレーザーセンサの精度が最も高い測定距離すなわち
    焦点距離において前記第3の仮点に対して照射するよう
    に前記レーザーセンサを移動させ(ステップ5)、以上
    の操作によりレーザービームが照射された被測定体表面
    の第1の計測点の座標値を測定し(ステップ6)、以
    降、仮点及び測定された計測点の座標値を基に前記ステ
    ップ3〜ステップ6の処理を繰り返すことにより第2以
    降の計測点の座標値を逐次測定し、これにより被測定体
    断面の輪郭形状を測定するようにしたことを特徴とする
    被測定体の断面輪郭形状測定方法。
  2. 【請求項2】前記レーザーセンサを回転装置に取り付け
    られた被測定体の回転軸に対して平行に移動可能にする
    ことにより、請求項1記載の断面形状測定方法を用いて
    被測定体の複数の断面の輪郭形状を測定可能にし、これ
    により被測定体の表面全体の形状を測定するようにした
    ことを特徴とする被測定体の3次元形状測定方法。
JP8185350A 1996-06-27 1996-06-27 被測定体の断面輪郭形状測定方法及び3次元形状測定方法 Expired - Fee Related JP3029572B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101881602A (zh) * 2010-07-06 2010-11-10 西安交通大学 大型复杂叶片类零件的装配精度检测方法
CN116222439A (zh) * 2021-12-03 2023-06-06 广州广重企业集团有限公司 一种基于5g的回转件加工的粗糙度检测方法以及检测系统

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