JPH10195515A - 溶銑の予備精錬方法 - Google Patents
溶銑の予備精錬方法Info
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- JPH10195515A JPH10195515A JP35076296A JP35076296A JPH10195515A JP H10195515 A JPH10195515 A JP H10195515A JP 35076296 A JP35076296 A JP 35076296A JP 35076296 A JP35076296 A JP 35076296A JP H10195515 A JPH10195515 A JP H10195515A
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Abstract
予備精錬の処理効率を向上可能な溶銑の予備精錬方法を
提供することを課題としている。 【解決手段】トピードカー1内の溶銑2に固体酸化物、
石灰化合物、気体酸素等の予備処理剤を投入して、溶銑
2の脱珪,脱燐等の予備精錬を行う溶銑2の予備精錬を
行う際に、溶銑2への上記固体酸化物及び気体酸素によ
る酸素投入量とスラグ塩基度とを指標として求められる
スロッピング発生の発生臨界に収めるように酸素投入量
を制御する。これと同時に、石灰石化合物やコークス等
からなるスロッピング抑止剤をランス6を介してスラグ
3表面に吹き付ける。
Description
備精錬工程に係り、特に、溶銑の予備精錬の際に発生す
るスラグフォーミングを抑えつつ連続的に予備精錬を行
う溶銑の予備精錬方法に関するものである。
珪、脱燐、脱硫等の予備精錬処理を行う場合には、反応
容器内の溶銑中にランスを浸漬し、このランス先端部か
ら酸素ガス、固体酸化物(酸化鉄等)、石灰化合物等の
各予備処理剤を吹き込むことで溶銑の脱珪等の処理を行
う。この処理の際、例えば、固体酸化物を一気に大量に
投入すると、つまり酸素投入速度が早いと脱炭反応等で
急激に生成されるCOガスなどにより容器内のスラグが
フォーミングを形成し、さらにその状態を続けると急激
にスロッピングを起こして、スラグの一部が反応容器か
ら溢れ出てしまう。
りでなく、溢れ出たスラグ等によってトピードカー用の
線路が埋まるなどにより一時的に操業不能となることに
繋がる。
ングが発生すると、酸素源である上記予備処理剤の吹き
込み速度(投入速度)を減速させたり、場合によって
は、予備処理剤の吹き込みを一時的に停止してスロッピ
ングが自然に収まるのを待つという対策をとる。
間の延長を伴い、生産性の低下が避けられない。一方、
予備精錬の処理速度を低下させずにスロッピングを防止
する方法も従来から提案されている。
記載されているように、予備処理剤を投入するランスの
側面から、溶銑上に浮遊しているスラグとの溶銑との界
面近傍に窒素ガスなどのガスを常時吹きつけることで、
スラグを壁面方向に移動させて溶銑面を露出させる開孔
部を形成し、これによって、発生したCOガス等を空中
に放散させてスロッピング更にはスラグフォーミングの
生成を抑制しようとしている。
記載されているように、上記予備処理剤を投入するラン
スの近傍に、スロッピング抑止剤である炭材を投入する
ランスを設置し、かつ監視用カメラで実際のスラグのス
ロッピング高さを監視して、所定高さ以上になったとき
に上記炭材を投入することでスラグフォーミングを抑え
る方法も提示されている。
スを吹きつけて開孔部を形成する抑制方法は、実際に行
ってもさほど効果はなく、結局、予備精錬の処理時間の
延長を防止できない。
スロッピング高さが所定以上となったときにのみ、コー
クス等の炭材をスラグ中に吹き付ける方法では、吹き付
けたときの効果は認められるが、吹き付けを停止した後
再度スロッピングを起こす場合も多く、そのため、炭材
の吹き付け量が多くなり、結果的にコストアップとな
る。
大量に使用すると、スラグ中のFeOの還元が進んで、
スラグによる脱燐反応が低下し、結果的に脱珪・脱燐処
理時間が増加するという問題を生じる。
生を抑止しつつ予備精錬の処理効率を向上可能な溶銑の
予備精錬方法を提供することを課題としている。
に、本発明のうち請求項1に記載の溶銑の予備精錬方法
は、スラグフォーミングを抑制しつつ、反応容器内の溶
銑に固体酸化物、石灰化合物、気体酸素等の予備処理剤
を投入して、溶銑の脱珪,脱燐等の予備精錬を行う溶銑
の予備精錬方法において、溶銑への上記固体酸化物及び
気体酸素による酸素投入量とスラグ塩基度とを指標とし
て求められるスラグのスロッピング発生条件に基づきス
ロッピングの発生し易い領域と発生しにくい領域との発
生臨界を求め、時間当たりの上記酸素投入量を、上記求
めた発生臨界内に収めるように制御することを特徴とす
るものである。
を得た。即ち、スラグフォーミングは、スラグの塩基度
が高いほど起こりにくい。また、フォーミングの原因と
なるCOガスの発生速度は脱珪外酸素投入速度(脱珪処
理用の酸素投入速度)が大きくなるほど大きくなると考
えられる。
グ塩基度とを指標としたスロッピング発生条件を整理し
たところ、図4に示すような結果を得た。図4中、Aは
スロッピングの発生臨界であり、この発生臨界Aを越え
る斜線範囲でスロッピング現象が発生し易いことが分か
った。
き、発生臨界Aを越えないように酸素投入量を制御すれ
ば、スロッピング更にはスラグフォーミングを抑制しつ
つ溶銑の連続した予備処理が可能となる。
っているので、その発生臨界A近傍に設定して固体酸化
物及び気体酸素の投入量を制御することで、操業能率を
落とす必要もない。
物)/SiO2 のように表されるが、処理後のSiO2
は、主に溶銑中のSiと固体酸化物との反応生成物であ
るので、その反応速度に応じた固体酸化物の投入量を制
御すれば制御可能である。
よる時間当たりの酸素投入量をそれぞれ調整すること
で、上記発生臨界A内に収めることは可能である。ま
た、請求項2に記載の発明は、スラグフォーミングを抑
制しつつ、反応容器内の溶銑に固体酸化物、石灰化合
物、気体酸素等の予備処理剤を投入して、溶銑の脱珪,
脱燐等の予備精錬を行う溶銑の予備精錬方法において、
石灰石化合物及びコークスのうちの少なくとも一方をス
ラグに添加しつつ、溶銑への上記固体酸化物及び気体酸
素による酸素投入量とスラグ塩基度とを指標として求め
られるスラグのスロッピング発生条件に基づきスロッピ
ングの発生し易い領域と発生しにくい領域との発生臨界
を求め、時間当たりの上記酸素投入量を、上記求めた発
生臨界内に収めるように制御することを特徴とするもの
である。
効果に加えて、スロッピング抑止剤としての石灰石化合
物及びコークスのうちの少なくとも一方を添加しながら
行うので、実際の予備処理剤の投入量の変動があっても
確実にスロッピングが抑止される。
く且つ回数も少ないと考えられるので、上記石灰石化合
物やコークスの添加は、連続添加であっても少なくて済
む。次に、請求項3に記載の発明は、スラグフォーミン
グを抑制しつつ、反応容器内の溶銑に固体酸化物、石灰
化合物、気体酸素等の予備処理剤を投入して、溶銑の脱
珪,脱燐等の予備精錬を行う溶銑の予備精錬方法におい
て石灰石化合物及びコークスのうちの少なくとも一方を
スラグに添加しつつ、上記固体酸化物及び気体酸素によ
る上記溶銑への酸素投入量を、下記(2)式を満足する
範囲に設定して予備精錬を行うことを特徴とする溶銑の
予備精錬方法である。 qo2 {1−3.2・[%Si]・exp(−0.4・QO2 )} ≦0.2・B ・・・(2) ここで、 [%Si]:予備処理前の溶銑のSi濃度 qo2 :酸素投入速度(Nm3 /t・min ) QO2 :積算酸素投入量(Nm3 /t) B:スラグ塩基度 を表す。
は、下記(3)式のように表される。 ここで、 Wslag(CaO):予備精錬前のスラグ中のCaO(kg
/t) Wslag(SiO2 ):予備精錬前のスラグ中のSiO2
(kg/t) Wflux(CaO):投入する予備処理剤中のCaO(kg
/t) Wflux(SiO2 ):投入する予備処理剤中のSiO2
(kg/t) WΔSi:溶鋼中のSi酸化によるSiO2 生成量(kg
/t) を表す。
収めるように酸素投入量を制御すればよい。その条件を
求めたところ、図6の結果が得られ、上記(2)式を満
足すれば、発生臨界を越えないことを分かった。ここ
で、脱Si外酸素投入速度は、投入酸素から既Siに使
用した酸素を除いたものでCO発生速度に比例するもの
と考えられる。
グ発生を抑えることができないが、石灰石化合物及びコ
ークスのうちの少なくとも一方をスラグに添加しつつ予
備精錬処理を行うことで、確実にスロッピング更にはス
ラグフォーミングを抑制しつつ連続的に予備精錬処理が
可能となる。
びコークスのうちの少なくとも一方をスラグに添加しつ
つ行うものであるが、発生するスロッピングは従来より
も小さいために使用量も少なく、このことは、従来のよ
うな大量の炭材投入に起因するスラグによる脱燐反応の
低下も抑えることができる。しかも、連続的又は断続的
に石灰石化合物及びコークスのうちの少なくとも一方を
スラグに添加するので、スラグフォーミングの抑制をし
ながらの予備精錬処理を自動化することも可能となる。
aCO3 等である。次に、上記式の妥当性について説明
する。溶銑のSi濃度の時間変化については、次のよう
に推定できる。
と、脱珪速度式は、次式で表される。 d[Si]/dξ =−α・[Si] ここで、ξは、酸素原単位である。
0 ・exp(−αξ)が得られる。ここで、 [Si]0 :処理前のSi濃度(%) [Si] :酸素投入量の添加後のSi濃度(%) また、脱燐処理中の途中サンプリングを行うことで、上
記α≒0.4t/Nm 3 という値が得られた。
推移は、次のように表される。 [Si]=[Si]0 ・exp(−0.4・ξ) ・・・(4) の難易を求めて見たところ、図4に示すような結果を得
た。
に消費される酸素量の割合は計算でき、その値は、 320×〔%Si〕(%) ・・・(6) ここで、〔%Si〕は、処理中のSi濃度(%) これにより、脱Si外酸素投入速度は、 qo2 (1−3.2〔%Si〕) (Nm3 /t・分)・・・(7) ここで、qo2 :酸素投入速度(Nm3 /t・分) で表される。
り、 [%Si]=[%Si]0 ・exp(−0.4・ξ) ・・・(8) ここで、 [%Si]0 :処理前のSi濃度(%) ξ :酸素投入積算量(Nm3 /t) であるので、(7)式の脱Si外酸素投入速度は、 qo2 {1−3.2〔%Si〕0 ・exp(−0.4・ξ)} ・・・(9) で示されることになる。
投入速度qo′2 とスラグ塩基度Bの関係は、 qo′2 > 0.2・B の領域では、スロッピングが発生しており、この領域に
入らない条件で酸素投入速度を決定すればよいことが確
認され、(2)式が妥当であると考えられた。
を参照しつつ説明する。まず、構成を説明すると、図1
に示すように、反応容器であるトピードカー1内に対象
とする溶銑2が収容され、その溶銑2の上にスラグ3が
形成されている。
備処理剤用のランス4が挿入され、そのランス4の下端
先端部を上記溶銑2内に浸漬している。このランス4は
軸を斜めに配置されている。なお、ランス4の軸を斜め
に設定するのは、ランス4から吹き出す予備処理剤によ
って生じた、流動する溶銑2の対流域を長くして予備精
錬処理の反応の促進を図るためである。
予備処理剤供給装置5に連通し、該予備処理剤供給装置
5から順次,供給される予備処理剤を溶銑2内に投入す
るようになっている。
ンス4とは独立して作動する抑止剤用のランス6が挿入
され、そのランス4の下端部である吹出し口は、スラグ
面上方に所定の間隔を開けて設定されている。そのラン
ス6は、上記予備処理剤用のランス4とは反対方向に軸
を傾けて配置され、これによって、予備処理剤投入位置
とは反対側に位置するスラグ3上面に対してスロッピン
グ抑止剤を投入可能となっている。
剤供給装置7に連通し、抑止剤供給装置7から供給され
た予備処理剤を溶銑2内に投入可能となっている。ま
た、上記予備処理剤供給装置5は、図2に示すような構
成となっている。即ち、酸化鉄粉又は生石灰粉をそれぞ
れ収容したリザーバタンク10,11を備え、各リザー
バタンク10,11の出口は、それぞれロータリフィー
ダ12,13及び粉体供給遮断弁14,15を介して合
流管16に接続されることで合流し、その合流管16を
介して上記予備処理剤用のランス4に接続している。図
2中、17,18はそれぞれ搬送ラインである。なお、
上記各リザーバタンク10,11は、それぞれ粉体材料
供給制御弁19,20を介して酸化鉄粉及び生石灰粉を
それぞれ収容した各粉体材料供給源21,22に接続さ
れている。
は、それぞれ加圧ライン23,24、バルブユニット2
5,26、及び加圧ガス供給ライン27を介して加圧ガ
ス供給源28に接続されることで、所定圧力で加圧され
ている。この加圧の目的は、リザーバタンク10,11
内の各粉体材料をロータリーフィーダ12,13に圧送
して、粉体材料の切り出しを確実にするためである。
ユニット25,26に導入された加圧ガスは分岐し、バ
ルブユニット25,26内の搬送ガス制御弁25a,2
6aを介して搬送ガス供給ライン29,30に供給され
ている。その搬送ガス供給ライン29,30は、上記ロ
ータリフィーダ12,13及び粉体供給遮断弁14,1
5の下流側に配置された粉体・ガス混合器31,32に
接続されている。これによって、各ロータリフィーダ1
2,13及び粉体供給遮断弁14,15を介して供給さ
れた各粉体材料(酸化鉄粉及び生石灰粉)は、この粉体
・ガス混合器31,32で上記搬送ガス供給ライン2
9,30から供給された加圧ガスとの混合することによ
って、流動状態になると共に、当該加圧ガス流によって
上記合流管16に搬送可能となっている。
は、搬送用のガス流量及びガス圧を制御するものであっ
て、上記バルブユニット25,26内の25b,26b
は圧力制御弁を、25c,26cはガス流量制御弁を表
している。
や供給遮断弁14,15等の各アクチュエータは、それ
ぞれコントローラ33に接続され、該コントローラ33
からの信号によって作動が制御されている。
サ、34,35は各リザーバタンク10,11内の圧力
を検出するタンク圧力センサ、36は、合流管16内の
圧力を検出する合流部圧力センサ、37はランス4に供
給されるガスの背圧を検出する背圧センサであって、上
記各センサは検出した検出信号をそれぞれ上記コントロ
ーラ33に供給可能となっている。
ロードセル等からなる粉体重量センサ36,37が取り
付けられ、この粉体重量センサ36,37は、各リザー
バタンク10,11内に収容された各粉体(酸化鉄粉や
生石灰粉)の重量をそれぞれ検出して、その重量信号を
コントローラ33に供給可能となっている。
する。該抑止剤供給装置7は、上記予備処理剤供給装置
5と同様な構成をしていて、図3に示すように、スロッ
ピング抑止剤が抑止剤用リザーバタンク40に収容さ
れ、その抑止材用リザーバタンク40の出口がロータリ
フィーダ41及び粉体供給遮断弁42を介して上記抑止
剤用ランス6に接続されている。また、上記リザーバタ
ンク40は、スロッピング抑止剤供給制御弁43を介し
て各スロッピング抑止剤貯蔵源44に接続されている。
ークスまたは石灰化合物、若しくはその混合物を使用す
る。また、上記リザーバタンク40は、それぞれ加圧ラ
イン45、バルブユニット46、及び加圧ガス供給ライ
ン47を介して窒素ガス等からなる加圧ガス供給源48
に接続されることで、所定圧力で加圧されている。
ユニット46に導入された加圧ガスは分岐し、バルブユ
ニット46内の搬送ガス制御弁46aを介して搬送ガス
供給ライン49に供給可能になっている。その搬送ガス
供給ライン49の下流側は、上記ロータリフィーダ41
及び粉体供給遮断弁42の下流側に配置された粉体・ガ
ス混合器50に接続されている。
遮断弁42等の各アクチュエータは、それぞれコントロ
ーラ33に接続され、該コントローラ33からの信号に
よって制御されている。
ガス流量制御弁を、46dはガス流量センサ、51はリ
ザーバタンク40内の圧力を検出するタンク圧力センサ
であって、各センサは検出した検出信号をそれぞれ上記
コントローラ33に供給可能となっている。また、上記
リザーバタンク40には、ロードセル等からなる粉体重
量センサ52が取り付けられ、この粉体重量センサ52
は、リザーバタンク40内に収容されたスロッピング抑
止剤の重量を検出して、その重量信号をコントローラ3
3に供給可能となっている。
信号を基に、予備処理剤供給装置5の各ロータリフィー
ダ12,13、粉体供給遮断弁14,15を作動して各
リザーバタンク10,11から切り出される酸化鉄粉及
び生石灰粉の各量を制御すると共に搬送ガスの流量及び
圧力を制御することで、単位時間当たりに溶銑2内に投
入される酸化鉄粉、生石灰粉の量、気体酸素量を制御す
る。
信号に基づき実際の切り出し量をフィードバックしてい
る。このとき、上記各酸化鉄粉及び搬送気体中の酸素の
単位時間当たりの投入量は、溶銑2への酸素投入量とと
スラグ塩基度とを指標として、上記図4に示すように、
スロッピング発生の発生し易い領域と発生しにくい領域
との発生臨界Aを予め求め、その発生臨界Aを越えない
ような投入計画を、生石灰の投入量も含めて予め決定
し、この投入計画に従うように上記各ロータリフィーダ
12,13、粉体供給遮断弁14,15を作動する。
となるように酸化鉄の投入速度を制御する。 qo2 {1−3.2・[%Si]・exp(−0.4・
QO2 )}≦0.2・B ここで、 [%Si]:予備処理前の溶銑のSi濃度 qo2 :酸素投入速度(Nm3 /t・min ) QO2 :積算酸素投入量(Nm3 /t) Wslag(CaO):予備精錬前のスラグ中のCaO(kg
/t) Wslag(SiO2 ):予備精錬前のスラグ中のSiO2
(kg/t) Wflux(CaO):投入する予備処理剤中のCaO(kg
/t) Wflux(SiO2 ):投入する予備処理剤中のSiO2
(kg/t) WΔSi:溶鋼中のSi酸化によるSiO2 生成量(kg
/t) を表す。
粉体供給遮断弁42及び搬送ガス制御弁46aに作動信
号を供給して、予備精錬中、連続的に所定量のスロッピ
ング抑止剤をランス4からスラグ3表面に吹き付けるよ
うに制御する。
連続的に吹き付けてもよいし、所定時間間隔毎に断続的
に吹き付けるように設定しておいてもよい。次に、上記
装置の作動や効果などについて説明する。
よる制御によって、ランス4を通して各酸化鉄粉、生石
灰粉、搬送ガス量の各投入量が溶銑2内に投入されて、
脱珪・脱燐等の予備精錬処理が行われる。
応してCOガスが発生し、そのガスによる気泡がスラグ
3まで到達すると、スラグ3内に捕捉されてスロッピン
グを起こしスラグフォーミングを形成する。
生臨界A内になるように酸素投入速度を制御しているの
で、スロッピング発生の回数や程度が大幅に抑制され、
しかも、連続的又は断続的にスラグ3にスロッピング抑
止剤を投入しているので、スロッピング発生が確実に抑
えられる。
抑止剤を投入しているが、上述のように、スロッピング
発生の回数や程度が大幅に抑制されているので、そのス
ロッピング抑止剤の使用量も少なくて済むと共に、スロ
ッピング発生の有無とは関係なく添加しているので、ス
ロッピング更にはフォーミングを抑制しながらの予備精
錬処理を自動化することができる。
添加量も少なくて済むので、スロッピング抑止剤を大量
に投入した際のスラグ3中のFeOの還元によるスラグ
3による脱燐反応の低下もなく、且つ予備処理剤の投入
の一時的な停止もないので、スロッピング更にはフォー
ミングを抑制しつつ、従来よりも予備精錬の処理時間の
促進を図ることができる。
入位置とは反対側のスラグ3に抑止剤を投入するように
しているが、これは、溶銑2の流動に伴ってスラグのス
ロッピング高さが一番高くなるのが予備処理剤投入位置
とは反対側となることに鑑みてなされたものであるが、
実際のスロッピング発生とは関係なく連続的又は断続的
にスロッピング抑止剤を添加しているので、必ずも反対
側位置でなくてもよい。また、抑止剤用のランス6を傾
けているが、特に傾ける必要もない。
グ上面に吹き付けることで行っているが、ランス6の先
端部をスラグ内に浸漬させた状態で供給するようにして
もよい。
ピング発生とは関係なくスロッピング抑止剤を投入する
ようにしているが、実際にスロッピング発生若しくは発
生のおそれをを検知したときのみスロッピング抑止剤を
投入するようにしてもよい。
り、実際の予備処理剤の投入量の計画量からの変動をも
とにスロッピング発生を推定して、スロッピング抑止剤
を添加するようにしてもよい。但し、この場合には、ス
ロッピング高さが必要以上に高くなるおそれはある。
添加するので、スロッピング抑止剤の投入はランス6を
使用しない方法であってもよい。
容して、酸化鉄35kg/t、生石灰12kg/tを、2
kg/t・min の速度で溶銑に投入して予備精錬処理を行
ってみた。
からスラグ3の溢れる危険性のあるほど大きさのスロッ
ピングの発生頻度を示したものである。比較例1は、ス
ロッピングに対する処理を取らなかった場合であって、
スロッピング発生頻度は9/10となり、予備処理剤の
吹き込みを停止せざるを得なった。
ところでコークス(スロッピング抑止剤)をスラグ3に
吹き付けた場合であって、酸素投入速度つまり、酸化鉄
等の投入速度を増加しすぎると、コークスを投入しても
スロッピングが収まらない場合があり、スロッピング頻
度が3/10であった。
精錬方法を適用した場合には、スロッピングの発生は無
かった。つまり、連続して予備精錬処理ができた。しか
も、スロッピング抑止剤であるコークスの使用量も、引
用例2に比べて少なくて済んだ。
石灰化合物であるCaCO3 粉をスロッピング抑止剤と
してスラグ表面に連続的に吹き付けることで、酸化鉄の
吹き込み速度を平均385kg/min でもスロッピングな
して処理できたことも確認した。
濃度が0.20%から0.01%に、P濃度が、0.1
66%から0.020%となったことも確認された。さ
らに、コークス及びCaCO3 粉ともに脱燐効率への悪
影響も無かった。
コストを抑えつつ予備精錬処理の高速化が図られる。
の予備精錬方法では、溶銑への酸素投入量を調整するこ
とで、スロッピング抑止剤の使用量を抑えつつ、連続し
た予備精錬を可能とするという効果がある。
いるので、スラグフォーミングを抑えた状態で且つ適正
な時間で脱珪等の予備精錬処理を行うことができる。こ
のとき、請求項2又は請求項3に記載の発明を採用する
と、確実にスロッピング更にはフォーミング形成を抑え
つつ、予備精錬処理の自動化を図ることができるという
効果がある。
の概略構成図である。
を示す構成図である。
す構成図である。
ピング発生条件及び発生臨界を説明するための図であ
る。
ある。
理を行う場合の酸素投入速度と塩基度を指標としたスロ
ッピング発生条件及び発生臨界を説明するための図であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 スラグフォーミングを抑制しつつ、反応
容器内の溶銑に固体酸化物、石灰化合物、気体酸素等の
予備処理剤を投入して、溶銑の脱珪,脱燐等の予備精錬
を行う溶銑の予備精錬方法において、 溶銑への上記固体酸化物及び気体酸素による酸素投入量
とスラグ塩基度とを指標として求められるスラグのスロ
ッピング発生条件に基づきスロッピングの発生し易い領
域と発生しにくい領域との発生臨界を求め、時間当たり
の上記酸素投入量を、上記求めた発生臨界内に収めるよ
うに制御することを特徴とする溶銑の予備精錬方法。 - 【請求項2】 スラグフォーミングを抑制しつつ、反応
容器内の溶銑に固体酸化物、石灰化合物、気体酸素等の
予備処理剤を投入して、溶銑の脱珪,脱燐等の予備精錬
を行う溶銑の予備精錬方法において、 石灰石化合物及びコークスのうちの少なくとも一方をス
ラグに添加しつつ、溶銑への上記固体酸化物及び気体酸
素による酸素投入量とスラグ塩基度とを指標として求め
られるスラグのスロッピング発生条件に基づきスロッピ
ングの発生し易い領域と発生しにくい領域との発生臨界
を求め、時間当たりの上記酸素投入量を、上記求めた発
生臨界内に収めるように制御することを特徴とする溶銑
の予備精錬方法。 - 【請求項3】 スラグフォーミングを抑制しつつ、反応
容器内の溶銑に固体酸化物、石灰化合物、気体酸素等の
予備処理剤を投入して、溶銑の脱珪,脱燐等の予備精錬
を行う溶銑の予備精錬方法において、 石灰石化合物及びコークスのうちの少なくとも一方をス
ラグに添加しつつ、上記固体酸化物及び気体酸素による
上記溶銑への酸素投入量を、下記(1)式を満足する範
囲に設定して予備精錬を行うことを特徴とする溶銑の予
備精錬方法。 qo2 {1−3.2・[%Si]・exp(−0.4・QO2 )} ≦0.2・B ・・・(1) ここで、 [%Si]:予備処理前の溶銑のSi濃度 qo2 :酸素投入速度(Nm3 /t・min ) QO2 :積算酸素投入量(Nm3 /t) B :スラグ塩基度 を表す。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP35076296A JP3704853B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 溶銑の予備精錬方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35076296A JP3704853B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 溶銑の予備精錬方法 |
Publications (2)
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| JPH10195515A true JPH10195515A (ja) | 1998-07-28 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP35076296A Expired - Fee Related JP3704853B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 溶銑の予備精錬方法 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP3704853B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100413825B1 (ko) * | 1999-12-30 | 2003-12-31 | 주식회사 포스코 | 포밍억제제 공급장치 |
| KR100708063B1 (ko) * | 2001-07-31 | 2007-04-16 | 주식회사 포스코 | 티엘씨 와구용 보온재 투입장치 |
| JP2009114489A (ja) * | 2007-11-05 | 2009-05-28 | Jfe Steel Corp | 溶銑の脱燐処理方法 |
| JP2011068925A (ja) * | 2009-09-24 | 2011-04-07 | Kobe Steel Ltd | 混銑車における溶銑の脱りん方法 |
| JP2011202200A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-13 | Sumitomo Metal Ind Ltd | スロッピング防止方法 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35076296A patent/JP3704853B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP3704853B2 (ja) | 2005-10-12 |
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