JPH10196409A - 火花点火式2サイクル内燃機関の絞り弁制御装置 - Google Patents

火花点火式2サイクル内燃機関の絞り弁制御装置

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JPH10196409A
JPH10196409A JP9002914A JP291497A JPH10196409A JP H10196409 A JPH10196409 A JP H10196409A JP 9002914 A JP9002914 A JP 9002914A JP 291497 A JP291497 A JP 291497A JP H10196409 A JPH10196409 A JP H10196409A
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JP
Japan
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throttle valve
internal combustion
combustion engine
throttle
spark ignition
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Withdrawn
Application number
JP9002914A
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English (en)
Inventor
Shinichi Wakabayashi
伸一 若林
Naohisa Okawada
尚久 岡和田
Hideaki Ando
秀昭 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 内燃機関を急減速させる必要が生じた場合
に、急速に減速させることができるとともに、安定して
アイドル運転状態を保持することができる絞り弁制御装
置を提供することにある。 【解決手段】 活性熱雰囲気(AR)燃焼可能な火花点
火式2サイクル内燃機関1は、絞り弁操作手段に連結さ
れたスロットルドラム17と絞り弁12とに介装された絞り
調整手段35と、或る運転領域では、前記絞り弁操作手段
の操作位置に対し前記絞り弁12を所定量だけ閉じ方向へ
駆動させるとともに、前記或る運転領域と異なる他の運
転領域では、前記絞り弁操作手段の操作位置に対し前記
絞り弁12を所定量だけ開きの方向駆動させるように、前
記絞り調整手段を制御する制御手段とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも低負荷
運転領域にて燃焼室内の新気を自己着火させて活性熱雰
囲気燃焼を行うことができる火花点火式2サイクル内燃
機関において、絞り弁操作手段を操作しなくても、運転
状況に応じて、絞り弁開度を開閉自在に制御できる絞り
弁制御装置に係り、具体的には、内燃機関を急減速させ
る必要が生じた場合に、急速に減速させることができる
とともに、安定してアイドル運転状態を保持することが
できる絞り弁制御装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】火花点火式2サイクル内燃機関において
は、シリンダ孔の内周面にピストンにより開閉される排
気ポートおよび掃気ポートを形成し、クランク室内で予
圧された新気を掃気ポートからシリンダ室内に供給する
とともにシリンダ室内の既燃ガスを排気ポートから排気
し、シリンダ室内で圧縮された新気を点火栓により着火
させるようになっていた。
【0003】このような従来の火花点火式2サイクル内
燃機関では、高速、高負荷運転領域での出力および効率
を高い水準以上に設定すべく排気ポートを大きくする
と、低負荷運転領域では、新気の吸抜けや燃焼不安定に
より、排気ガス中の未燃炭化水素量が増大して、燃費が
悪化した。
【0004】これを解消するために、内燃機関回転数と
絞り弁開度とに応じた排気通路開口率に排気通路開口率
調整手段たる排気制御弁を駆動させることにより、少な
くとも低負荷運転領域において、ピストンによる排気開
口閉塞時の気筒内圧力を適正に制御し、燃焼室内に残留
した既燃ガスの熱エネルギにより燃焼室内の新気を活性
化し、内燃機関の運転に好ましい着火時期に燃焼室内の
新気を自己着火ささせることができる内燃機関を開発し
て、本出願人は出願した(特開平7−71279号)。
【0005】このように内燃機関の運転に好ましい着火
時期を積極的に制御することにより活性熱雰囲気燃焼を
行なわせる燃焼を以下AR燃焼と称する。
【0006】排気制御弁を絞ってAR燃焼させることが
できる火花点火式2サイクル内燃機関においては、図1
3に図示されるように、絞り弁開度θthの小さな低負荷
運転領域にて、前サイクルの既燃ガスに含まれる熱エネ
ルギーが充分に有効に利用されて燃焼室内の新気が活性
化され、完全燃焼に近い燃焼状態で内燃機関が運転する
ことができるため、絞り弁を絞った場合には、不整燃焼
を伴う通常燃焼状態に比べて高い出力特性を有してい
る。従ってこの内燃機関を車両等に搭載したものでは、
高速・高負荷運転状態にて、何らかの原因で車両または
内燃機関を急激に減速させようとした際に、絞り弁を絞
っても、その絞り弁開度が、AR燃焼を行わない通常の
内燃機関のアイドリング弁開度(全閉より或る程度大き
い)に近い場合には、その高い出力特性によって、内燃
機関が急速に減速することができない難点がある。
【0007】また最小絞り弁開度を、AR燃焼を行わな
い通常の内燃機関のアイドリング弁開度よりも小さく、
全閉に近く設定すると、絞り弁を最小絞り弁開度に絞る
とともに、排気弁を開放させて、通常の燃焼状態で内燃
機関をアイドリング運転させようとした場合、給気量が
不足して安定したアイドリング運転状態を保持できず、
内燃機関は停止してしまうことがある。
【0008】
【解決しようとする課題】このような難点を克服するた
めに、本出願人は平成5年11月27日に特許出願〔特
願平5−321037号(特開平7−150981号公
報)〕したが、この発明では、絞り弁操作部材であるス
ロットルグリップが、ワイヤを介してスロットルドラム
に連結され、該スロットルドラムにアームが一体に結合
されるとともに、リンクを介して絞り弁が連結され、ア
クチェータにより制御されるカムに前記アームの先端が
当接されており、高速・高負荷運転状態にて、内燃機関
を急激に減速させようとした場合には、前記カムのカム
山にアームの先端が当接しないように該カムを回転さ
せ、逆にアイドリング運転で内燃機関を運転させようと
した場合には、カム山にアームの先端を当接して、絞り
弁開度をアイドリング開度以下にならないように制限し
ていた。
【0009】ところが、アームと一体のスロットルドラ
ムがワイヤを介してスロットルグリップに連結されてい
るため、急減速運転時に、スロットルグリップに何等力
を加えないスロットルグリップの捩り角度と、アイドル
運転時に、スロットルグリップに何等力を加えないスロ
ットルグリップの捩り角度とは相違し、違和感がある。
【0010】またスロットルドラムは、常にスプリング
でもって絞り弁閉じ方向に付勢されているため、急減速
運転時におけるスロットルグリップの捩り角度と、アイ
ドル運転時におけるスロットルグリップの捩り角度との
相違により、両運転時におけるスロットルグリップの操
作反力に差異が生じ、この操作反力を基準にしてスロッ
トルグリップを操作すると、両運転状態では、絞り操作
を適正に遂行することができなかった。
【0011】
【課題を解決するため手段および効果】本発明は、この
ような不具合を解決した火花点火式2サイクル内燃機関
の絞り弁制御装置の改良に係り排気通路開口率調整手段
を備え、該排気通路開口率調整手段により排気通路の開
口率が調整されて圧縮開始気筒内圧力が制御され、少な
くとも低負荷運転領域にて燃焼室内の新気が自己着火に
より燃焼する火花点火式2サイクル内燃機関において、
絞り弁と、手動操作により該絞り弁を開閉させる絞り弁
操作手段と、該絞り弁および絞り弁操作手段に介装さ
れ、該絞り弁操作手段の操作量または操作力に影響を与
えることなく後記制御手段の制御信号に対応して前記絞
り弁を所定量だけ閉方向あるいは開方向に駆動する絞り
調整手段と、或る運転領域では、前記絞り弁を閉じ方向
へ駆動させるとともに、前記或る運転領域と異なる他の
運転領域では、前記絞り弁を開き方向へ駆動させるよう
に、前記絞り調整手段に制御信号を出力する制御手段と
を具備したことを特徴とするものである。
【0012】本発明は前記したように構成されているの
で、前記絞り弁操作手段の操作量または操作力に何らの
影響を与えることなく、或る運転領域で、絞り弁操作手
段の操作位置に対し絞り弁を所定量閉じ方向へ駆動させ
ることができるとともに、前記或る運転領域と異なる他
の運転領域で、前記絞り弁操作手段の操作位置に対し前
記絞り弁を所定量開き方向へ駆動させることができ、絞
り弁操作感覚に違和感を持たずに、内燃機関の運転状態
に応じて、該内燃機関を適切に運転制御することができ
る。
【0013】また本発明を請求項2記載のように構成す
ることにより、前記絞り弁操作手段が固定された状態に
おいて、前記逃し駆動機構の動作でもって、前記絞り弁
をさらに開放または閉塞させることができるとともに、
前記逃し駆動機構の非動作でもって、前記絞り弁を元の
開度迄、自動的に復帰させることができ、前記内燃機関
の運転状態に対応し、該内燃機関を容易に運転制御する
ことができる。
【0014】さらに本発明を請求項3記載のように構成
することにより、前記逃し駆動機構を簡単な構造に構成
できて、前記絞り弁調整手段ひいては絞り弁制御装置の
構造を簡略化でき、該絞り弁制御装置の軽量化とコスト
ダウンを図ることができる。
【0015】また本発明を請求項4記載のように構成す
ることにより、高速機関回転領域では、絞り弁を絞って
急速に内燃機関を減速することができる。
【0016】さらに本発明を請求項5記載のように構成
することにより、アイドリング回転領域を越える高速機
関回転領域では、急速な内燃機関減速を行うことができ
るとともに、アイドリング回転領域では、安定したアイ
ドリング運転を行うことができる。
【0017】また本発明を請求項6記載のように構成す
ることにより、簡単な構造で前記出力部材をより確実に
駆動させることができる。
【0018】さらに本発明を請求項7記載のように構成
することにより、前記内燃機関を搭載した車両に、エン
ジンブレーキをかけて、車両を容易に急停止させ、また
は急減速することができる。
【0019】
【発明の実施形態】以下、図1ないし図9に図示された
本発明の一実施形態について説明する。本発明の燃焼制
御装置を備えた火花点火式2サイクル内燃機関1は、図
示されない自動二輪車に搭載されるものであり、該火花
点火式2サイクル内燃機関1では、クランクケース2の
上方にシリンダブロック3およびシリンダヘッド4が順
次重ねられて相互に一体に結合されている。
【0020】またシリンダブロック3に形成されたシリ
ンダ孔5にピストン6が上下に摺動自在に嵌装され、該
ピストン6とクランク8とはコネクティングロッド7に
よって相互に連結されており、ピストン6の昇降に伴な
ってクランク8が回転駆動されるようになっている。
【0021】さらにクランクケース2内のクランク室9
に吸気通路10が接続され、該吸気通路10に気化器11とリ
ード弁13とが直列に介装され、図6に図示されるよう
に、気化器11の絞り弁12は、ロッド14およびリンクアー
ム15を介してスロットルシャフト16に連結され、該スロ
ットルシャフト16は、後で説明する絞り調整機構35を介
してスロットルドラム17に連結され、該スロットルドラ
ム17はワイヤ18を介して図示されないスロットルグリッ
プに連結されており、スロットルグリップを加速方向へ
捩ると、スロットルドラム17は反時計方向へ回転し、絞
り弁12は上昇して絞り弁開度が増大するようになってい
る。
【0022】さらにまた吸気通路10は、クランクケース
2のクランク室9に接続され、シリンダ孔5の内周面に
掃気ポート19と排気ポート20とが開口され、該掃気ポー
ト19は掃気通路21を介してクランク室9に連通されると
ともに、排気ポート20は排気通路22に連通されている。
【0023】またシリンダ孔5の上方の燃焼室23に点火
栓24が設けられており、気化器11から供給される燃料と
混合した新気は、上昇行程で負圧となったクランク室9
内にリード弁13を介して吸入され、下降行程で圧縮され
るとともに、ピストン6が下降して掃気ポート19が開放
された時に、掃気ポート19より圧縮新気が燃焼室23内に
供給され、この圧縮新気の進入で燃焼室23内の既燃ガス
の一部は排気ポート20より排気通路22へ排出され、ピス
トン6の上昇により掃気ポート19、次いで排気ポート20
が閉塞されると、燃焼室23内の混合気はピストン6の上
昇でもって圧縮され、上死点近傍で点火栓24による着火
または前サイクルの残留ガスの熱エネルギによる自己着
火が行われるようになっている。
【0024】さらに排気ポート20の開口面積を調整する
排気通路開口率調整手段たる排気制御弁25は、側面視で
略扇形に形成され、排気ポート20の近くのシリンダブロ
ック3には、該排気制御弁25を収納する側面視略扇形の
収納収納凹部26が形成され、該収納収納凹部26は蓋部材
27でもって密閉されるようになっている。
【0025】さらにまたシリンダブロック3の排気通路
22の下流部に滑らかに接続するように、蓋部材27に排気
通路28が形成され、前記排気制御弁25の扇形中心部にス
プライン嵌合された駆動軸29は、シリンダブロック3と
蓋部材27との合せ面にて上下に揺動自在に枢支されてお
り、排気制御弁25と一体の駆動軸29に、図2に図示の従
動プーリ30が一体に嵌装され、該従動プーリ30は駆動ケ
ーブル31を介して排気制御サーボモータ32の駆動プーリ
33に連結されており、該排気制御サーボモータ32でもっ
て排気制御弁25は上下に揺動駆動されて、0ないし数%
から100 %の間の所要の排気開口率θe に設定されるよ
うになっている。なお排気制御弁25の底部に連通孔34が
設けられている。
【0026】しかしてスロットルシャフト16と一体のリ
ンクアーム15とスロットルドラム17とに介装されている
絞り調整機構35は、図7ないし図9に図示されるように
構成されている。
【0027】まず、スロットルシャフト16は、気化器操
作部本体36に軸方向に亘り2組(図で左端と中央)配置
された軸受37を介して回転自在に枢支され、図7に図示
されるように、前記スロットルシャフト16の略中央部
に、スリーブ38が嵌合され、図6、図7に図示されるよ
うに、該スリーブ38の外周にリンクアーム15の基端部15
aがカシメ付けにより一体に嵌着され、該スリーブ38を
貫通したボルト39がスロットルシャフト16に螺合されて
おり、リンクアーム15はスロットルシャフト16に一体に
結合されている。
【0028】また気化器操作部本体36の左端(図7では
右端)にスラスト受けワッシャ40が当てがわれるととも
に、該スラスト受けワッシャ40はスロットルシャフト16
に嵌合され、その左方(図7では右方)に軸受41を介し
てスリーブ42が回転自在に嵌合され、該スリーブ42にオ
イルシールハウジング43とアイドルコントロールレバー
45が一体に嵌合され、該オイルシールハウジング43内で
気化器操作部本体36とスラスト受けワッシャ40とにオイ
ルシール44が介装され、スロットルシャフト16の両端に
オイルシール46が付設されており、スロットルシャフト
16はオイルシール46でもって気化器操作部本体36および
スリーブ42内で密封されるようになっている。
【0029】さらにスロットルシャフト16の左部(図7
で右部)に軸受47を介してスロットルドラム17が回転自
在に嵌合され、その左方にスラスト受けワッシャー48が
当てがわれ、スロットルシャフト16の左端にスロットル
レバー49が一体にかしめ付けられ、スリーブ42の外周に
位置してアイドルコントロールレバー45とスロットルド
ラム17とにレバーリターンスプリング50が介装されてい
る。
【0030】さらにまたスロットルドラム17の左側面
(図7で右側面)にストッパーボス51a、51bと、減速
開度ストッパー52とが突設され、該スロットルドラム17
に対し微少角度の範囲で揺動して該ストッパーボス51
a、ストッパーボス51bに係合することができるよう
に、スロットルレバー49に係合片53a、53bが設けら
れ、該スロットルレバー49にさらに係合片53cが設けら
れ、該係合片53cは、スロットルドラム17の窓17aを貫
通してアイドルコントロールレバー45に向って延長し、
アイドルコントロールレバー45の突片45aに係合される
ようになっている。
【0031】また図8および図9に図示されるように気
化器操作部本体36と一体の受け片54に減速開度スクリュ
ー55が挿入螺合され、さらにこの減速開度スクリュー55
にロックナット56が螺合され、この受け片54に前記レバ
ーリターンスプリング50の一端50aが係合され、該レバ
ーリターンスプリング50の他端50bはスロットルレバー
49の係合片53cに係合されており、該レバーリターンス
プリング50のスプリング力により、図8、図9にてスロ
ットルレバー49はスロットルの戻し方向すなわち時計方
向に付勢され、スロットルレバー49の係合片53bがスロ
ットルドラム17のストッパーボス51bに係合されてスロ
ットルドラム17も同じ方向へ付勢され、スロットルドラ
ム17に設けられた減速開度ストッパー52は、減速開度ス
クリュー55の先端に係止されるようになっている。
【0032】さらにアイドルコントロールレバー45は車
両後方(図8、図9右方)に延長し、その先端は、アイ
ドル開度設定ダイアフラム60の連結部材60cの下端に連
結され(アイドルコントロールレバー45の揺動に伴う該
アイドルコントロールレバー45と連結部材60cとの連結
部の水平方向ずれは図示されない機構により吸収される
ようになっている)、アイドルコントロールレバー45の
下方係止片45bは、気化器操作部本体36に設けられたス
トップスクリュー59の先端に係合されるようになってい
る。
【0033】そして火花点火式2サイクル内燃機関1の
要部を図解した図4において、燃料タンク61は燃料供給
チューブ62を介して気化器11の燃料受入室11a(図6参
照)に接続され、気化器11にはチューブ63の上端が接続
され、アイドル開度設定ダイアフラム60のダイヤフラム
室60aに開口するパイプ60bにチューブ63の一端が接続
されるとともに、該チューブ63の他端はアイドルソレノ
イド64の出力部64aに接続され、該アイドルソレノイド
64の一方の入力部64bはチューブ65、継手66およびチュ
ーブ67を介してエアクリーナ68に接続され、該アイドル
ソレノイド64の他方の入力部64cはチェックバルブ69を
介装したチューブ70の一端に接続されるとともに、該チ
ューブ70の他端は、吸気通路10の接続されており、アイ
ドルソレノイド64の非動作状態では、アイドル開度設定
ダイアフラム60のダイヤフラム室60aは、エアクリーナ
68に連通されて、該ダイヤフラム室60aに大気圧が導入
され、アイドルソレノイド64の動作状態では、吸気通路
10に連通されて、ダイヤフラム室60aに負圧が導入され
るようになっている。
【0034】またスロージェット制御ソレノイド71の入
力部71aはチューブ72、継手66およびチューブ67を介し
てエアクリーナ68に接続されるとともに、スロージェッ
ト制御ソレノイド71の出力部71bはチューブ73を介して
気化器11のスロージェット部に接続されており、スロー
ジェット制御ソレノイド71の非動作状態では、気化器11
のスロージェット部に空気が導入されず、該気化器11の
スロージェット部より吸気通路10内に燃料が供給され
ず、これとは逆に動作状態では、気化器11のスロージェ
ット部に空気が導入されて、該気化器11のスロージェッ
ト部より吸気通路10内に燃料が供給されるようになって
いる。
【0035】さらに図7に図示されるように、スロット
ルシャフト16にポテンシオメータ等からなるスロットル
開度センサー74が直結されており、絞り弁12の絞り弁開
度θ thは、該スロットル開度センサー74により電子制御
ユニット80に入力されるようになっている。
【0036】さらにまたクランク8の側方に隣接して周
方向へ所定角度離れた2個のパルサー75、76が配設され
ており、該パルサー75、76によって内燃機関回転数Ne
および逆回転が検出され、電子制御ユニット80に入力さ
れるようになっている。
【0037】しかも火花点火式2サイクル内燃機関1内
を流れる冷却水の水温を検出する水温計77と、図示され
ない歯車変速機のシフトドラム78に付設されて、変速機
の中立と、1速と、2速3速と、4速と、5速6速位置
を検出する変速位置センサー79とが設けられ、これら水
温計77および変速位置センサー79の検出信号が、電子制
御ユニット80に入力されるようになっている。
【0038】そして図示されないクラッチの接続状態で
オフ、遮断状態でオンするクラッチスイッチ81と、図示
されないサイドスタンドが起立した状態でオフ、倒伏状
態でオンするサイドスタンドスイッチ82と、図示されな
いキーを差込んで操作した場合オンするコンビスイッチ
83と、図示されないハンドルに付設されて無操作状態で
オンするキルスイッチ84が設けられ、これらは図4に図
示されるように電子制御ユニット80に接続されている。
【0039】次に電子制御ユニット80においては、パル
サー75、76で検出された内燃機関回転数Neが2500rp
m以上で、スロットル開度センサー74に検出された絞り
弁開度θthが8〜20%の範囲内で、空燃比が13〜15の場
合に、排気通路開口率θe が所定値以下となるように、
排気制御サーボモータ32に制御信号が発信され、この条
件において、火花点火式2サイクル内燃機関1はAR燃
焼状態に制御されるようになっている。
【0040】そしてこのAR燃焼状態は、図10に図示
されるように、内燃機関回転数Neが、3500rpmを略
中心値とし、2500rpmから4500rpmの範囲内にある
場合に、維持されるようになっている。
【0041】また内燃機関回転数Neがアイドル回転数
(1300rpm)以上であって、 コンビスイッチ83およびキルスイッチ84がオンされ
て、火花点火式2サイクル内燃機関1が運転している状
態で、コンビスイッチ83またはキルスイッチ84がオフさ
れた場合、 パルサー75、76の信号で火花点火式2サイクル内燃機
関1が逆転した状態が検知された場合、 歯車変速機が中立以外の変速位置に設定された状態
で、サイドスタンドが起立されていることがサイドスタ
ンドスイッチ82で検出された場合には、運転者はスロッ
トルグリップを元の停止位置に戻すが、電子制御ユニッ
ト80からアイドルソレノイド64への制御信号がなく、ア
イドルソレノイド64が非動作状態であり、アイドル開度
設定ダイアフラム60のダイアフラム室60aに大気圧が導
入されて、アイドルコントロールレバー45が下方へ押下
げられ、アイドルコントロールレバー45の突片45aおよ
び係合片53cを介してスロットルレバー49およびリンク
アーム15が、図8、および図9にて時計方向へ回転さ
れ、絞り弁12は略全閉に近い状態に絞られ、火花点火式
2サイクル内燃機関1は急激に減速されるようになって
いる。
【0042】そして内燃機関回転数Neが2000rpm以
下になると、電子制御ユニット80からの制御信号によっ
て、アイドルソレノイド64が動作状態となり、アイドル
開度設定ダイアフラム60のダイアフラム室60aに吸気通
路10の吸入負圧が導入されて、アイドルコントロールレ
バー45が上方へ引上げられ、スロットルレバー49および
リンクアーム15が反時計方向へ回転され、絞り弁12の絞
り弁開度θthはアイドル回転可能な程度に僅かに増大
し、しかも電子制御ユニット80からのPWM(パルス巾
調整)制御信号により排気制御サーボモータ32が動作さ
れ、排気制御弁25は通常アイドル排気通路開口率θeに
広げられるようになっている。
【0043】また電子制御ユニット80では、排気制御弁
25が動作不能の状態になった場合には、排気制御サーボ
モータ32には電流が供給されず、排気制御サーボモータ
32は停止されるようになっている。
【0044】さらに歯車変速機が中立位置に設定され、
サイドスタンドが起立されて、サイドスタンドスイッチ
82からの検出信号がない場合には、絞り弁12はアイドル
回転可能な程度の絞り弁開度θthに設定されるととも
に、排気制御弁25はアイドル回転可能な大きな排気開口
率θeに設定されるようになっている。
【0045】さらにまた電子制御ユニット80において
は、水温計77で検出された水温が60°C 以下の場合に
は、スロージェット制御ソレノイド71には制御信号が発
信されず、図示されないスローエアジェットが非動作状
態であるが、水温計77の検出水温が60°C 以上になる
と、スロージェット制御ソレノイド71に制御信号から発
信され、図示されないスローエアジェットが動作され、
AR燃焼の要求空燃比の制御が行われ、オンロード走行
およびオフロード走行のドライバビリティーの両立と燃
費向上が可能となるようになっている。
【0046】しかも図示されないクラッチが遮断されて
クラッチスイッチ81がオンされた場合には、専用のマッ
プが選択され、無負荷運転時にはAR燃焼制御が行われ
ないようになっている。
【0047】図示の実施形態は前記したように構成され
ているので、火花点火式2サイクル内燃機関1の停止状
態では、排気制御弁25はアイドル運転可能な程度の比較
的小さな排気通路開口率θeに絞られる。そして始動動
作のクランキング状態では、排気制御弁25はこの排気開
口率θeに保持されるので、燃焼室23内の混合気の圧縮
が適正に行われ、またダイヤフラム室60aに吸気負圧が
導入されて、絞り弁12は僅かに開かれるので、新気の供
給が行われる結果、始動性が良好である。
【0048】そして火花点火式2サイクル内燃機関1の
始動後、スロットルグリップを開方向へ操作して、内燃
機関回転数Neを増大させると、図10に図示されるよ
うに、AR燃焼領域に入り、排気制御弁25の排気通路開
口率θeはさらに幾分絞られ、AR燃焼が可能となり、
火花点火式2サイクル内燃機関1が安定して運転できる
とともに燃費が高水準に維持される。
【0049】さらに内燃機関回転数Neが増大すると、
図10に図示されるように、AR燃焼領域から離脱し、
排気制御弁25の排気通路開口率θeもこれに対応して増
大し、通常の燃焼状態で火花点火式2サイクル内燃機関
1は運転することができる。
【0050】さらにまた高速運転状態において、前に説
明した、、に示されたような緊急に火花点火式2
サイクル内燃機関1を減速または停止させる必要が生じ
た場合には、図10の点線に図示されるように、排気制
御弁25の排気通路開口率θeは全開に近い状態に保持さ
れたまま、絞り弁12が全閉に絞られ、内燃機関回転数N
eが2000rpmに低下した時、排気制御サーボモータ32
が動作して排気制御弁25が絞られるとともに、アイドル
開度設定ダイアフラム60のダイアフラム室60aへの吸気
負圧が導入されて、絞り弁12は僅かに開かれ、火花点火
式2サイクル内燃機関1はアイドル運転可能状態とな
る。
【0051】そして火花点火式2サイクル内燃機関1が
停止した場合には、排気制御弁25は絞られて、排気通路
開口率θeがアイドル運転可能な程度の小さな値に設定
されるので、始動性を高い状態に保持することができ
る。
【0052】このように火花点火式2サイクル内燃機関
1が高速回転域で運転されている状態で、火花点火式2
サイクル内燃機関1を急速に減速または停止させたい場
合には、AR燃焼領域を迂回するように排気制御サーボ
モータ32を制御して排気制御弁25を全開状態にしたた
め、火花点火式2サイクル内燃機関1を容易に急減速ま
たは急停止させることができるとともに、始動性も高水
準に維持させることができ、しかも急減速の場合には、
アイドル運転も行うことができる。
【0053】また図示されないスロットルグリップに加
速方向の操作力を加えずに、スロットルドラム17が絞り
弁12の閉じ方向極限角度に位置した状態では、アイドル
開度設定ダイアフラム60のダイアフラム室60aに大気圧
が導入されて、絞り弁12が全閉に近い状態に絞られた場
合でも、また前記ダイアフラム室60aに吸気負圧が導入
されて、絞り弁12が全閉よりやや開かれた場合でも、絞
り弁12およびアイドルコントロールレバー45の微小角度
旋回と無関係に、前記スロットルドラム17は同一角度状
態に保持されているので、前記ダイアフラム60の動作・
非動作に影響されることなく、図示されないスロットル
グリップは一定角度位置に維持されるとともに、スロッ
トルグリップの操作反力も均等化され、ドライバーはス
ロットル操作感覚に違和感を持つことがない。
【0054】さらに絞り弁12を全閉よりやや開くよう
に、ダイアフラム室60aに吸気負圧を導入するアイドル
運転状態では、吸気通路10内の吸気負圧と大気負圧との
圧力差が大きいため、絞り弁12を確実に開放させること
ができる。
【0055】図1ないし図9に図示された実施形態で
は、絞り弁調整手段における逃し駆動機構の弾性部材と
してレバーリターンスプリング50が用いられ、アクチェ
ータとしてアイドル設定ダイアフラム60が用いられた
が、図11および図12に図示するように、弾性部材と
して、ベローズ伸縮管85を用い、アクチェータとして電
磁ソレノイド86を用い、電磁ソレノイド86を通電した場
合に、アイドルコントロールレバー45を反時計方向へ揺
動させるようにしてもよく、図1ないし図9に図示の実
施形態と略同様な効果が得られるが、特に、図11およ
び図12に図示された実施形態では、アクチェータとし
て電磁ソレノイド86を用いたため、機械的構造が簡単と
なり、しかも応答性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃焼制御装置を備えた火花点火式2サ
イクル内燃機関1のシリンダ部分を縦断した縦断側面図
である。
【図2】図1と同じ側の側面を示したシリンダ部分の側
面図である。
【図3】図1のIII −III 線に沿って裁断した横断平面
図である。
【図4】図1に図示の実施形態の全体制御システム図で
ある。
【図5】図1における絞り弁の拡大側面図である。
【図6】図5の縦断側面図である。
【図7】図6のVII −VII 線に沿って裁断した縦断面図
である。
【図8】アイドル開度設定ダイアフラムのダイアフラム
室に大気圧が導入された状態の縦断側面図である。
【図9】アイドル開度設定ダイアフラムのダイアフラム
室に吸気負圧が導入された状態の縦断側面図である。
【図10】本発明実施形態の内燃機関回転数と排気通路
開口率との関係を図示した特性図である。
【図11】本発明の他の実施形態における図8と同様な
縦断側面図である。
【図12】本発明の他の実施形態における図9と同様な
縦断側面図である。
【図13】火花点火式2サイクル内燃機関において絞り
弁を変化させた場合の通常燃焼状態と、AR燃焼状態と
における平均有効圧力の変化を図示した特性図である。
【符号の説明】
1…火花点火式2サイクル内燃機関、2…クランクケー
ス、3…シリンダブロック、4…シリンダヘッド、5…
シリンダ孔、6…ピストン、7…コネクティングロッ
ド、8…クランク、9…クランク室、10…吸気通路、11
…気化器、12…絞り弁、13…リード弁、14…ロッド、15
…リンクアーム、16…スロットルシャフト、17…スロッ
トルドラム、18…ワイヤ、19…掃気ポート、20…排気ポ
ート、21…掃気通路、22…排気通路、23…燃焼室、24…
点火栓、25…排気制御弁、26…収納凹部、27…蓋部材、
28…排気通路、29…駆動軸、30…従動プーリ、31…駆動
ケーブル、32…排気制御サーボモータ、33…駆動プー
リ、34…連通孔、35…絞り調整機構、36…気化器操作部
本体、37…軸受、38…スリーブ、39…ボルト、40…スラ
スト受けワッシャ、41…軸受、42…スリーブ、43…オイ
ルシールハウジング、44…オイルシール、45…アイドル
コントロールレバー、46…オイルシール、47…軸受、48
…スラスト受けワッシャー、49…スロットルレバー、50
…レバーリターンスプリング、51…ストッパーボス、52
…減速開度ストッパー、53…係合片、54…受け片、55…
減速開度スクリュー、56…ロックナット、59…ストップ
スクリュー、60…アイドル開度設定ダイアフラム、61…
燃料タンク、62…燃料供給チューブ、63…チューブ、64
…アイドルソレノイド、65…チューブ、66…継手、67…
チューブ、68…エアクリーナ、69…チェックバルブ、70
…チューブ、71…スロージェット制御ソレノイド、72…
チューブ、73…チューブ、74…スロットル開度センサ
ー、75…パルサー、76…パルサー、77…水温計、78…シ
フトドラム、79…変速位置センサー、80…電子制御ユニ
ット、81…クラッチスイッチ、82…サイドスタンドスイ
ッチ、83…コンビスイッチ、84…キルスイッチ、85…ベ
ローズ伸縮管、86…電磁ソレノイド。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気通路開口率調整手段を備え、該排気
    通路開口率調整手段により排気通路の開口率が調整され
    て圧縮開始気筒内圧力が制御され、少なくとも低負荷運
    転領域にて燃焼室内の新気が自己着火により燃焼する火
    花点火式2サイクル内燃機関において、 絞り弁と、 手動操作により該絞り弁を開閉させる絞り弁操作手段
    と、 該絞り弁および絞り弁操作手段に介装され、該絞り弁操
    作手段の操作量または操作力に影響を与えることなく後
    記制御手段の制御信号に対応して前記絞り弁を所定量だ
    け閉方向あるいは開方向に駆動する絞り調整手段と、 或る運転領域では、前記絞り弁を閉じ方向へ駆動させる
    とともに、前記或る運転領域と異なる他の運転領域で
    は、前記絞り弁を開き方向へ駆動させるように、前記絞
    り調整手段に制御信号を出力する制御手段とを具備した
    ことを特徴とする2サイクル内燃機関の絞り弁制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記絞り弁調整手段は、前記絞り弁操作
    手段に連結された入力部材と、該入力部材に対し所定量
    だけ相対的に移動できかつ前記絞り弁に連結された出力
    部材と、前記制御信号からの制御信号の出力の有無に対
    応して前記入力部材に対し前記出力部材を開閉させる逃
    し駆動機構とを備えたことを特徴とする前記請求項1記
    載の火花点火式2サイクル内燃機関の絞り弁制御装置。
  3. 【請求項3】 前記逃し駆動機構は、前記出力部材を一
    方向へ付勢する弾性部材と、前記制御手段からの制御信
    号の出力で動作し、該弾性部材の弾性復元力に打勝って
    前記出力部材を駆動するアクチェータとからなることを
    特徴とする前記請求項2記載の火花点火式2サイクル内
    燃機関の絞り弁制御装置。
  4. 【請求項4】 前記或る運転領域とは、所定回転数を越
    える高速機関回転領域であり、前記他の運転領域とは、
    前記所定回転数以下の低速機回転領域であることを特徴
    とする前記請求項1ないし請求項3いずれか記載の火花
    点火式2サイクル内燃機関の絞り弁制御装置。
  5. 【請求項5】 前記絞り弁操作手段の操作位置に対し絞
    り弁を所定量だけ開き方向へ駆動させる機関回転領域は
    アイドリング回転領域であることを特徴とする前記請求
    項4記載の火花点火式2サイクル内燃機関の絞り弁制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記アクチェータはダイアフラムであ
    り、該ダイアフラムのダイアフラム室に大気圧または吸
    気負圧が電磁切換弁により選択的に導入されることを特
    徴とする前記請求項3記載の火花点火式2サイクル内燃
    機関の絞り弁制御装置。
  7. 【請求項7】 前記内燃機関は車両に搭載される車両用
    内燃機関であることを特徴とする前記請求項1ないし請
    求項6いずれか記載の火花点火式2サイクル内燃機関の
    絞り弁制御装置。
JP9002914A 1997-01-10 1997-01-10 火花点火式2サイクル内燃機関の絞り弁制御装置 Withdrawn JPH10196409A (ja)

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