JPH10196433A - エンジンの制御装置 - Google Patents
エンジンの制御装置Info
- Publication number
- JPH10196433A JPH10196433A JP9001648A JP164897A JPH10196433A JP H10196433 A JPH10196433 A JP H10196433A JP 9001648 A JP9001648 A JP 9001648A JP 164897 A JP164897 A JP 164897A JP H10196433 A JPH10196433 A JP H10196433A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- catalyst
- side temperature
- outlet side
- inlet side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 触媒の温度が高い状態での燃料カットによる
触媒の劣化を確実に防止する。 【解決手段】 エンジン回転数Neと負荷Tpとを読込
み(S7)、これらに基づいて、触媒入口側平衡温度T
cain及び触媒出口側平衡温度Tcaout を求める(S8,
S9)。そして、それぞれ加重平均処理して、触媒入口
側温度Tcin及び触媒出口側温度Tcoutを求める(S1
0,S11)。加重平均に際しては、触媒入口側温度の加
重平均指数(1/n)の方を、触媒出口側温度の加重平
均指数(1/m)より大きくする。そして、触媒入口側
温度Tcin 又は触媒出口側温度Tcoutのいずれか一方が
所定温度を超えたときに、燃料カットを禁止する。
触媒の劣化を確実に防止する。 【解決手段】 エンジン回転数Neと負荷Tpとを読込
み(S7)、これらに基づいて、触媒入口側平衡温度T
cain及び触媒出口側平衡温度Tcaout を求める(S8,
S9)。そして、それぞれ加重平均処理して、触媒入口
側温度Tcin及び触媒出口側温度Tcoutを求める(S1
0,S11)。加重平均に際しては、触媒入口側温度の加
重平均指数(1/n)の方を、触媒出口側温度の加重平
均指数(1/m)より大きくする。そして、触媒入口側
温度Tcin 又は触媒出口側温度Tcoutのいずれか一方が
所定温度を超えたときに、燃料カットを禁止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気系に排気浄化
用の触媒を備えるエンジンの制御装置に関する。
用の触媒を備えるエンジンの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、特開平8−1448
14号公報に記載されたものがある。これは、所定の運
転条件にてエンジンへの燃料供給をカットする燃料カッ
ト手段を備えるエンジンにおいて、排気系に設けられた
排気浄化用の触媒コンバータ内の触媒の温度を検出する
触媒温度検出手段を設けて、触媒温度が所定の値より高
い場合に、燃料カットを禁止するようにしたものであ
る。
14号公報に記載されたものがある。これは、所定の運
転条件にてエンジンへの燃料供給をカットする燃料カッ
ト手段を備えるエンジンにおいて、排気系に設けられた
排気浄化用の触媒コンバータ内の触媒の温度を検出する
触媒温度検出手段を設けて、触媒温度が所定の値より高
い場合に、燃料カットを禁止するようにしたものであ
る。
【0003】すなわち、燃料カットは燃料供給が不必要
な減速時やエンジンの過回転時になされるが、燃料カッ
トの実行が排気系に設けられた排気浄化用の触媒を劣化
させる原因となることがある。燃料カットは、排気系に
おいてO2 過剰の雰囲気すなわちリーン雰囲気を誘発す
るものであるので、触媒の温度が高い状態において燃料
カットを実行すると、触媒周辺が高温のリーン雰囲気と
なり、触媒が早期に劣化するからである。従って、触媒
温度が所定の値より高い場合に、燃料カットを禁止する
のである。
な減速時やエンジンの過回転時になされるが、燃料カッ
トの実行が排気系に設けられた排気浄化用の触媒を劣化
させる原因となることがある。燃料カットは、排気系に
おいてO2 過剰の雰囲気すなわちリーン雰囲気を誘発す
るものであるので、触媒の温度が高い状態において燃料
カットを実行すると、触媒周辺が高温のリーン雰囲気と
なり、触媒が早期に劣化するからである。従って、触媒
温度が所定の値より高い場合に、燃料カットを禁止する
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のエンジンの制御装置においては、触媒温度を
1点で検出しているため、触媒温度の検出部の温度に合
わせて燃料カット禁止条件を判定させると、検出部の前
後で狙い以上の劣化を招くことがある。運転状態によ
り、検出部の温度より他の部分の温度が高くなる場合が
あるからである。
うな従来のエンジンの制御装置においては、触媒温度を
1点で検出しているため、触媒温度の検出部の温度に合
わせて燃料カット禁止条件を判定させると、検出部の前
後で狙い以上の劣化を招くことがある。運転状態によ
り、検出部の温度より他の部分の温度が高くなる場合が
あるからである。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、運転状態による触媒各部の温度にかかわらず、燃料
カットなど、排気空燃比がリーン化するような制御を的
確に禁止して、触媒の劣化を確実に防止できるようにす
ることを目的とする。また、本発明は、触媒各部の温度
を的確に推定できるようにして、センサ等を複数設ける
ことなく、実施可能とすることをも目的とする。
み、運転状態による触媒各部の温度にかかわらず、燃料
カットなど、排気空燃比がリーン化するような制御を的
確に禁止して、触媒の劣化を確実に防止できるようにす
ることを目的とする。また、本発明は、触媒各部の温度
を的確に推定できるようにして、センサ等を複数設ける
ことなく、実施可能とすることをも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明では、図1(A)に示すように、排気系に排気浄
化用の触媒を備える一方、所定の運転条件にて排気空燃
比がリーン化するような制御を行うエンジンにおいて、
触媒入口側温度を検出する触媒入口側温度検出手段と、
触媒出口側温度を検出する触媒出口側温度検出手段と、
触媒入口側温度又は触媒出口側温度のいずれか一方が、
所定温度を超えたときに、前記制御を禁止する排気空燃
比リーン化禁止手段とを設けて、エンジンの制御装置を
構成する。
る発明では、図1(A)に示すように、排気系に排気浄
化用の触媒を備える一方、所定の運転条件にて排気空燃
比がリーン化するような制御を行うエンジンにおいて、
触媒入口側温度を検出する触媒入口側温度検出手段と、
触媒出口側温度を検出する触媒出口側温度検出手段と、
触媒入口側温度又は触媒出口側温度のいずれか一方が、
所定温度を超えたときに、前記制御を禁止する排気空燃
比リーン化禁止手段とを設けて、エンジンの制御装置を
構成する。
【0007】すなわち、触媒温度は触媒の熱容量及び反
応熱により入口側と出口側とで大小関係も含めて異なる
ので、触媒入口側温度と触媒出口側温度との2点を検出
し、どちらか高い方が所定温度を超えたときに、排気空
燃比をリーン化するような制御を禁止するのである。
尚、「排気空燃比がリーン化するような制御」とは、燃
料カットの他、空燃比リーン制御などを含む趣旨であ
る。空燃比リーン制御により、排気空燃比もリーン化す
るので、触媒の温度が高い状態においてリーン制御を実
行すると、触媒が早期に劣化する。よって、触媒の温度
が高い状態ではリーン制御を禁止、すなわち空燃比をス
トイキに切換える方がよいからである。
応熱により入口側と出口側とで大小関係も含めて異なる
ので、触媒入口側温度と触媒出口側温度との2点を検出
し、どちらか高い方が所定温度を超えたときに、排気空
燃比をリーン化するような制御を禁止するのである。
尚、「排気空燃比がリーン化するような制御」とは、燃
料カットの他、空燃比リーン制御などを含む趣旨であ
る。空燃比リーン制御により、排気空燃比もリーン化す
るので、触媒の温度が高い状態においてリーン制御を実
行すると、触媒が早期に劣化する。よって、触媒の温度
が高い状態ではリーン制御を禁止、すなわち空燃比をス
トイキに切換える方がよいからである。
【0008】請求項2に係る発明では、所定の運転条件
にてエンジンへの燃料供給をカットする燃料カット手段
を備え、前記排気空燃比リーン化禁止手段は、触媒入口
側温度又は触媒出口側温度のいずれか一方が、所定温度
を超えたときに、前記燃料カット手段による燃料カット
を禁止する燃料カット禁止手段であることを特徴とす
る。
にてエンジンへの燃料供給をカットする燃料カット手段
を備え、前記排気空燃比リーン化禁止手段は、触媒入口
側温度又は触媒出口側温度のいずれか一方が、所定温度
を超えたときに、前記燃料カット手段による燃料カット
を禁止する燃料カット禁止手段であることを特徴とす
る。
【0009】請求項3に係る発明では、前記触媒入口側
温度検出手段又は触媒出口側温度検出手段として、エン
ジン運転条件に基づいて触媒入口側温度又は触媒出口側
温度を推定する触媒入口側温度推定手段又は触媒出口側
温度推定手段を設けたことを特徴とする。このように、
エンジン運転条件に基づいて推定することで、センサ等
を複数設けることなく、実施可能となる。
温度検出手段又は触媒出口側温度検出手段として、エン
ジン運転条件に基づいて触媒入口側温度又は触媒出口側
温度を推定する触媒入口側温度推定手段又は触媒出口側
温度推定手段を設けたことを特徴とする。このように、
エンジン運転条件に基づいて推定することで、センサ等
を複数設けることなく、実施可能となる。
【0010】請求項4に係る発明では、前記触媒入口側
温度推定手段又は触媒出口側温度推定手段は、図1
(B)に示すように、エンジン運転条件に基づいて触媒
入口側平衡温度又は触媒出口側平衡温度を算出する平衡
温度算出手段と、この平衡温度に基づいて加重平均によ
り最終的な触媒入口側温度又は触媒出口側温度を算出す
る加重平均手段とから構成されるものであることを特徴
とする。
温度推定手段又は触媒出口側温度推定手段は、図1
(B)に示すように、エンジン運転条件に基づいて触媒
入口側平衡温度又は触媒出口側平衡温度を算出する平衡
温度算出手段と、この平衡温度に基づいて加重平均によ
り最終的な触媒入口側温度又は触媒出口側温度を算出す
る加重平均手段とから構成されるものであることを特徴
とする。
【0011】すなわち、エンジン運転条件に基づいて一
義的に平衡温度を決定する一方、エンジン運転条件の変
化に対し実際の温度は遅れを持って比較的ゆるやかに変
化するので、加重平均処理(なまし処理)を施すのであ
る。請求項5に係る発明では、前記平衡温度算出手段
は、エンジン運転条件のパラメータに対応させて温度を
求める部位の平衡温度を記憶させた記憶手段を有し、こ
の記憶手段を参照して平衡温度を算出するものであるこ
とを特徴とする。
義的に平衡温度を決定する一方、エンジン運転条件の変
化に対し実際の温度は遅れを持って比較的ゆるやかに変
化するので、加重平均処理(なまし処理)を施すのであ
る。請求項5に係る発明では、前記平衡温度算出手段
は、エンジン運転条件のパラメータに対応させて温度を
求める部位の平衡温度を記憶させた記憶手段を有し、こ
の記憶手段を参照して平衡温度を算出するものであるこ
とを特徴とする。
【0012】請求項6に係る発明では、前記平衡温度算
出手段は、エンジン運転条件のパラメータから温度を求
める部位の平衡温度を算出する計算式を有し、この計算
式を用いて平衡温度を算出するものであることを特徴と
する。請求項7に係る発明では、前記加重平均手段は、
前記平衡温度算出手段により最新に算出された温度を求
める部位の平衡温度をTcaとすると、 Tc =(k−1)・Tc +k・Tca 但し、kは加重平均指数で、0<k<1 なる式により、触媒入口側温度又は触媒出口側温度Tc
を更新して算出するものであることを特徴とする。
出手段は、エンジン運転条件のパラメータから温度を求
める部位の平衡温度を算出する計算式を有し、この計算
式を用いて平衡温度を算出するものであることを特徴と
する。請求項7に係る発明では、前記加重平均手段は、
前記平衡温度算出手段により最新に算出された温度を求
める部位の平衡温度をTcaとすると、 Tc =(k−1)・Tc +k・Tca 但し、kは加重平均指数で、0<k<1 なる式により、触媒入口側温度又は触媒出口側温度Tc
を更新して算出するものであることを特徴とする。
【0013】請求項8に係る発明では、触媒入口側温度
推定手段及び触媒出口側温度推定手段を備え、触媒入口
側温度推定手段の加重平均手段における算出式中の加重
平均指数kを、触媒出口側温度推定手段の加重平均手段
における算出式中の加重平均指数kより、大きくしたこ
とを特徴とする。エンジン運転条件の変化に対し、触媒
入口側温度は応答よく変化するが、触媒出口側温度は熱
容量及び反応熱により変化が遅いので、この違いを考慮
するためである。すなわち、触媒入口側温度について
は、応答性がよいので、kの値を大きくして、最新の平
衡温度に対する重み付けを大きくし、触媒出口側温度に
ついては、応答遅れを生じるので、kの値を小さくし
て、最新の平衡温度に対する重み付けを小さくする。
推定手段及び触媒出口側温度推定手段を備え、触媒入口
側温度推定手段の加重平均手段における算出式中の加重
平均指数kを、触媒出口側温度推定手段の加重平均手段
における算出式中の加重平均指数kより、大きくしたこ
とを特徴とする。エンジン運転条件の変化に対し、触媒
入口側温度は応答よく変化するが、触媒出口側温度は熱
容量及び反応熱により変化が遅いので、この違いを考慮
するためである。すなわち、触媒入口側温度について
は、応答性がよいので、kの値を大きくして、最新の平
衡温度に対する重み付けを大きくし、触媒出口側温度に
ついては、応答遅れを生じるので、kの値を小さくし
て、最新の平衡温度に対する重み付けを小さくする。
【0014】請求項9に係る発明では、前記触媒入口側
温度推定手段又は触媒出口側温度推定手段は、始動時に
は、前回のキーオフ時の触媒入口側温度又は触媒出口側
温度の記憶値と、始動時水温とに基づいて、触媒入口側
温度又は触媒出口側温度を推定するものであることを特
徴とする。始動時において、始動時水温が低い場合は、
触媒入口側温度又は触媒出口側温度を始動時水温と等し
いと仮定して、制御を始めればよく、始動時水温が高い
場合は、前回のキーオフ時から間もないとして、前回の
キーオフ時の触媒入口側温度又は触媒出口側温度の記憶
値を考慮して、制御を始めればよいからである。
温度推定手段又は触媒出口側温度推定手段は、始動時に
は、前回のキーオフ時の触媒入口側温度又は触媒出口側
温度の記憶値と、始動時水温とに基づいて、触媒入口側
温度又は触媒出口側温度を推定するものであることを特
徴とする。始動時において、始動時水温が低い場合は、
触媒入口側温度又は触媒出口側温度を始動時水温と等し
いと仮定して、制御を始めればよく、始動時水温が高い
場合は、前回のキーオフ時から間もないとして、前回の
キーオフ時の触媒入口側温度又は触媒出口側温度の記憶
値を考慮して、制御を始めればよいからである。
【0015】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、触媒の熱
容量及び反応熱により、触媒温度が入口側と出口側とで
大小関係も含め変化しても、触媒入口側温度と触媒出口
側温度とを検出して、どちらか高い方が所定温度を超え
たときに、排気空燃比をリーン化するような制御を禁止
するので、触媒の劣化を確実に防止できるという効果が
得られる。
容量及び反応熱により、触媒温度が入口側と出口側とで
大小関係も含め変化しても、触媒入口側温度と触媒出口
側温度とを検出して、どちらか高い方が所定温度を超え
たときに、排気空燃比をリーン化するような制御を禁止
するので、触媒の劣化を確実に防止できるという効果が
得られる。
【0016】請求項2に係る発明によれば、燃料カット
の禁止制御に適用することで、触媒の温度が高い状態で
の燃料カットによる触媒の劣化を確実に防止できる。請
求項3に係る発明によれば、触媒入口側温度又は触媒出
口側温度をエンジン運転条件に基づいて推定すること
で、センサ等を複数設けることなく、実施可能となる。
の禁止制御に適用することで、触媒の温度が高い状態で
の燃料カットによる触媒の劣化を確実に防止できる。請
求項3に係る発明によれば、触媒入口側温度又は触媒出
口側温度をエンジン運転条件に基づいて推定すること
で、センサ等を複数設けることなく、実施可能となる。
【0017】請求項4に係る発明によれば、触媒入口側
温度又は触媒出口側温度の推定に際し、エンジン運転条
件に基づいて平衡温度を算出し、これに基づいて加重平
均により最終的な温度を算出するので、運転条件の変化
に対する遅れを考慮して、推定精度を向上させることが
できる。請求項5に係る発明によれば、平衡温度の算出
に際し、記憶手段(テーブルやマップ)を参照するの
で、演算時間を短縮できる。
温度又は触媒出口側温度の推定に際し、エンジン運転条
件に基づいて平衡温度を算出し、これに基づいて加重平
均により最終的な温度を算出するので、運転条件の変化
に対する遅れを考慮して、推定精度を向上させることが
できる。請求項5に係る発明によれば、平衡温度の算出
に際し、記憶手段(テーブルやマップ)を参照するの
で、演算時間を短縮できる。
【0018】請求項6に係る発明によれば、平衡温度の
算出に際し、計算式を用いるので、メモリを節約でき
る。請求項7に係る発明によれば、前回の推定温度と今
回の平衡温度との加重平均により、これらに対し適当な
重み付けを設定して、今回の推定温度を求めることがで
きる。
算出に際し、計算式を用いるので、メモリを節約でき
る。請求項7に係る発明によれば、前回の推定温度と今
回の平衡温度との加重平均により、これらに対し適当な
重み付けを設定して、今回の推定温度を求めることがで
きる。
【0019】請求項8に係る発明によれば、触媒入口側
温度については、エンジン運転条件の変化に対する変化
が早い点を考慮して、最新の平衡温度に対する重み付け
を大きくし、触媒出口側温度については、変化が遅い点
を考慮して、最新の平衡温度に対する重み付けを小さく
することで、推定精度を向上させることができる。請求
項9に係る発明によれば、始動時にも触媒入口側温度や
触媒出口側温度の確かな推定が可能となる。
温度については、エンジン運転条件の変化に対する変化
が早い点を考慮して、最新の平衡温度に対する重み付け
を大きくし、触媒出口側温度については、変化が遅い点
を考慮して、最新の平衡温度に対する重み付けを小さく
することで、推定精度を向上させることができる。請求
項9に係る発明によれば、始動時にも触媒入口側温度や
触媒出口側温度の確かな推定が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図2は実施の一形態を示すシステム図である。先
ず、これについて説明する。車両に搭載されるエンジン
1の各気筒の燃焼室には、エアクリーナ2から吸気ダク
ト3、スロットル弁4、吸気マニホールド5及び各吸気
弁6を介して空気が吸入される。吸気マニホールド5の
各ブランチ部には各気筒毎に燃料噴射弁7が設けられて
いる。
する。図2は実施の一形態を示すシステム図である。先
ず、これについて説明する。車両に搭載されるエンジン
1の各気筒の燃焼室には、エアクリーナ2から吸気ダク
ト3、スロットル弁4、吸気マニホールド5及び各吸気
弁6を介して空気が吸入される。吸気マニホールド5の
各ブランチ部には各気筒毎に燃料噴射弁7が設けられて
いる。
【0021】燃料噴射弁7は、ソレノイドに通電されて
開弁し、通電停止されて閉弁する電磁式燃料噴射弁(イ
ンジェクタ)であって、後述するコントロールユニット
12からの駆動パルス信号により通電されて開弁し、図示
しない燃料ポンプから圧送されてプレッシャレギュレー
タにより所定圧力に調整された燃料を噴射供給する。従
って、駆動パルス信号のパルス幅により燃料噴射量が制
御される。
開弁し、通電停止されて閉弁する電磁式燃料噴射弁(イ
ンジェクタ)であって、後述するコントロールユニット
12からの駆動パルス信号により通電されて開弁し、図示
しない燃料ポンプから圧送されてプレッシャレギュレー
タにより所定圧力に調整された燃料を噴射供給する。従
って、駆動パルス信号のパルス幅により燃料噴射量が制
御される。
【0022】エンジン1の各燃焼室には点火栓8が設け
られており、これにより火花点火して混合気を着火燃焼
させる。そして、エンジン1の各燃焼室からの排気は、
各排気弁9から排気マニホールド10を介して、排気浄化
用触媒(三元触媒)11に導かれる。コントロールユニッ
ト12は、CPU、ROM、RAM、A/D変換器及び入
出力インターフェイス等を含んで構成されるマイクロコ
ンピュータを備え、各種センサからの入力信号を受け、
後述のごとく演算処理して、燃料噴射弁7の作動を制御
する。
られており、これにより火花点火して混合気を着火燃焼
させる。そして、エンジン1の各燃焼室からの排気は、
各排気弁9から排気マニホールド10を介して、排気浄化
用触媒(三元触媒)11に導かれる。コントロールユニッ
ト12は、CPU、ROM、RAM、A/D変換器及び入
出力インターフェイス等を含んで構成されるマイクロコ
ンピュータを備え、各種センサからの入力信号を受け、
後述のごとく演算処理して、燃料噴射弁7の作動を制御
する。
【0023】前記各種センサとしては、エンジン1のク
ランク軸又はカム軸回転よりクランク角度と共にエンジ
ン回転数Neを検出可能なクランク角センサ13、吸気ダ
クト3内で吸入空気流量Qaを検出するエアフローメー
タ14、スロットル弁4の開度TVOを検出するスロット
ルセンサ15(スロットル弁4の全閉位置でONとなるア
イドルスイッチを含む)、エンジン1の冷却水温Twを
検出する水温センサ16、排気マニホールド10の集合部に
て排気空燃比のリッチ・リーンに応じた信号を出力する
O2 センサ17、車速VSPを検出する車速センサ18など
が設けられている。
ランク軸又はカム軸回転よりクランク角度と共にエンジ
ン回転数Neを検出可能なクランク角センサ13、吸気ダ
クト3内で吸入空気流量Qaを検出するエアフローメー
タ14、スロットル弁4の開度TVOを検出するスロット
ルセンサ15(スロットル弁4の全閉位置でONとなるア
イドルスイッチを含む)、エンジン1の冷却水温Twを
検出する水温センサ16、排気マニホールド10の集合部に
て排気空燃比のリッチ・リーンに応じた信号を出力する
O2 センサ17、車速VSPを検出する車速センサ18など
が設けられている。
【0024】この他、図示しないが、エンジンキースイ
ッチ、スタートスイッチなどの信号もコントロールユニ
ット12に入力されている。ここにおいて、コントロール
ユニット12は、前記各種センサからの信号を入力しつ
つ、吸入空気流量Qaとエンジン回転数Neとに基づい
て基本燃料噴射量Tp=K・Qa/Ne(Kは定数)を
演算し、これに各種補正を施して最終的な燃料噴射量T
i=Tp・COEF(COEFは各種補正係数)を定め
る。そして、このTiに相当するパルス幅の駆動パルス
信号をエンジン回転に同期して各気筒毎に所定のタイミ
ングで燃料噴射弁7に出力して、燃料噴射を行わせる。
ッチ、スタートスイッチなどの信号もコントロールユニ
ット12に入力されている。ここにおいて、コントロール
ユニット12は、前記各種センサからの信号を入力しつ
つ、吸入空気流量Qaとエンジン回転数Neとに基づい
て基本燃料噴射量Tp=K・Qa/Ne(Kは定数)を
演算し、これに各種補正を施して最終的な燃料噴射量T
i=Tp・COEF(COEFは各種補正係数)を定め
る。そして、このTiに相当するパルス幅の駆動パルス
信号をエンジン回転に同期して各気筒毎に所定のタイミ
ングで燃料噴射弁7に出力して、燃料噴射を行わせる。
【0025】一方、コントロールユニット12は、後述す
る図4の燃料カット制御ルーチンによって減速時等の燃
料カット条件か否かを判定しており、これにより燃料カ
ット指令(燃料カットフラグFC=1)がなされたとき
は、燃料噴射弁7への駆動パルス信号の出力を停止し
て、燃料カットを行う。また、コントロールユニット12
は、燃料カットの禁止条件の判定に用いるべく、触媒11
の入口側温度及び出口側温度の推定を行うようにしてお
り、これは図3の触媒温度推定ルーチンによってなされ
る。
る図4の燃料カット制御ルーチンによって減速時等の燃
料カット条件か否かを判定しており、これにより燃料カ
ット指令(燃料カットフラグFC=1)がなされたとき
は、燃料噴射弁7への駆動パルス信号の出力を停止し
て、燃料カットを行う。また、コントロールユニット12
は、燃料カットの禁止条件の判定に用いるべく、触媒11
の入口側温度及び出口側温度の推定を行うようにしてお
り、これは図3の触媒温度推定ルーチンによってなされ
る。
【0026】次に、図3の触媒温度推定ルーチンについ
て説明する。尚、本ルーチンは所定時間毎(例えば1秒
毎)に実行される。ステップ1(図にはS1と記す。以
下同様)では、スタートスイッチONの初回かを判定す
る。初回の場合は、ステップ2で始動時水温Twintを読
込み、ステップ3で始動時水温Twintに基づきテーブル
を参照して補正係数H=f(Twint)を設定する。この
補正係数Hは、図5に示すように、始動時水温Twintが
低いときは0で、高くなるに従って大きくなり、所定値
以上で1になるよう設定されている。
て説明する。尚、本ルーチンは所定時間毎(例えば1秒
毎)に実行される。ステップ1(図にはS1と記す。以
下同様)では、スタートスイッチONの初回かを判定す
る。初回の場合は、ステップ2で始動時水温Twintを読
込み、ステップ3で始動時水温Twintに基づきテーブル
を参照して補正係数H=f(Twint)を設定する。この
補正係数Hは、図5に示すように、始動時水温Twintが
低いときは0で、高くなるに従って大きくなり、所定値
以上で1になるよう設定されている。
【0027】次のステップ4では、前回キーオフ時の触
媒入口側温度Tcin 及び触媒出口側温度Tcoutの記憶値
を読込む。そして、ステップ5で、次式のごとく、始動
時水温Twintに、前回キーオフ時の触媒入口側温度Tci
n と始動時水温Twintとの差に補正係数Hを掛けたもの
を加算して、始動時の触媒入口側温度Tcin を推定す
る。
媒入口側温度Tcin 及び触媒出口側温度Tcoutの記憶値
を読込む。そして、ステップ5で、次式のごとく、始動
時水温Twintに、前回キーオフ時の触媒入口側温度Tci
n と始動時水温Twintとの差に補正係数Hを掛けたもの
を加算して、始動時の触媒入口側温度Tcin を推定す
る。
【0028】Tcin =Twint+H・(Tcin −Twint) 同様に、ステップ6で、次式のごとく、始動時水温Twi
ntに、前回キーオフ時の触媒出口側温度Tcoutと始動時
水温Twintとの差に補正係数Hを掛けたものを加算し
て、始動時の触媒出口側温度Tcoutを推定する。 Tcout=Twint+H・(Tcout−Twint) このような推定を行うのは、前回のキーオフ時から再始
動までの時間が長い場合は、始動時水温Twintが低く、
始動時の触媒温度が始動時水温にほぼ等しくなること、
また、前回のキーオフ時から再始動までの時間が短い場
合は、始動時水温Twintが高く、始動時の触媒温度が前
回キーオフ時の触媒温度に近いことによる。
ntに、前回キーオフ時の触媒出口側温度Tcoutと始動時
水温Twintとの差に補正係数Hを掛けたものを加算し
て、始動時の触媒出口側温度Tcoutを推定する。 Tcout=Twint+H・(Tcout−Twint) このような推定を行うのは、前回のキーオフ時から再始
動までの時間が長い場合は、始動時水温Twintが低く、
始動時の触媒温度が始動時水温にほぼ等しくなること、
また、前回のキーオフ時から再始動までの時間が短い場
合は、始動時水温Twintが高く、始動時の触媒温度が前
回キーオフ時の触媒温度に近いことによる。
【0029】初回の場合で始動時の触媒温度を推定した
後、及び、初回以外の場合は、ステップ7以降へ進む。
ステップ7では、エンジン運転条件として、エンジン回
転数Neと基本燃料噴射量(負荷)Tpとを読込む。ス
テップ8では、図6に示すように、エンジン回転数Ne
と基本燃料噴射量Tpとをパラメータとして触媒入口側
平衡温度Tcain=g(Ne,Tp)を定めたマップ(記
憶手段)を参照し、Ne,Tpから、触媒入口側平衡温
度Tcainを求める。
後、及び、初回以外の場合は、ステップ7以降へ進む。
ステップ7では、エンジン運転条件として、エンジン回
転数Neと基本燃料噴射量(負荷)Tpとを読込む。ス
テップ8では、図6に示すように、エンジン回転数Ne
と基本燃料噴射量Tpとをパラメータとして触媒入口側
平衡温度Tcain=g(Ne,Tp)を定めたマップ(記
憶手段)を参照し、Ne,Tpから、触媒入口側平衡温
度Tcainを求める。
【0030】ステップ9では、同様に、エンジン回転数
Neと基本燃料噴射量Tpとをパラメータとして触媒出
口側平衡温度Tcaout =h(Ne,Tp)を定めたマッ
プを参照し、Ne,Tpから、触媒出口側平衡温度Tca
out を求める。尚、触媒入口側平衡温度Tcainと触媒出
口側平衡温度Tcaout とで別マップを用いる他、触媒入
口側平衡温度Tcainのマップのみを持ち、触媒出口側温
度Tcaout は反応熱分高くなるので、Tcaout =Tcain
+Tr(Trは定数)として求めてもよい。
Neと基本燃料噴射量Tpとをパラメータとして触媒出
口側平衡温度Tcaout =h(Ne,Tp)を定めたマッ
プを参照し、Ne,Tpから、触媒出口側平衡温度Tca
out を求める。尚、触媒入口側平衡温度Tcainと触媒出
口側平衡温度Tcaout とで別マップを用いる他、触媒入
口側平衡温度Tcainのマップのみを持ち、触媒出口側温
度Tcaout は反応熱分高くなるので、Tcaout =Tcain
+Tr(Trは定数)として求めてもよい。
【0031】ステップ10では、次式により、触媒入口側
平衡温度Tcainに基づいて加重平均により最終的な触媒
入口側温度Tcin を推定する。すなわち、前回の触媒入
口側温度Tcin と今回の触媒入口側平衡温度Tcainとの
加重平均をとって、今回の触媒入口側温度Tcin を求め
る。 Tcin =((n−1)/n)Tcin +(1/n)Tcain 但し、1/nは加重平均指数である。
平衡温度Tcainに基づいて加重平均により最終的な触媒
入口側温度Tcin を推定する。すなわち、前回の触媒入
口側温度Tcin と今回の触媒入口側平衡温度Tcainとの
加重平均をとって、今回の触媒入口側温度Tcin を求め
る。 Tcin =((n−1)/n)Tcin +(1/n)Tcain 但し、1/nは加重平均指数である。
【0032】ステップ11では、次式により、触媒出口側
平衡温度Tcaout に基づいて加重平均により最終的な触
媒出口側温度Tcoutを推定する。すなわち、前回の触媒
出口側温度Tcoutと今回の触媒出口側平衡温度Tcaout
との加重平均をとって、今回の触媒出口側温度Tcoutを
求める。 Tcout=((m−1)/m)Tcout+(1/m)Tcaou
t 但し、1/mは加重平均指数である。
平衡温度Tcaout に基づいて加重平均により最終的な触
媒出口側温度Tcoutを推定する。すなわち、前回の触媒
出口側温度Tcoutと今回の触媒出口側平衡温度Tcaout
との加重平均をとって、今回の触媒出口側温度Tcoutを
求める。 Tcout=((m−1)/m)Tcout+(1/m)Tcaou
t 但し、1/mは加重平均指数である。
【0033】ここで、n<m、言い換えれば、1/n>
1/mである。エンジン運転条件の変化に対し、触媒入
口側温度Tcin は応答よく変化するが、触媒出口側温度
Tcoutは熱容量及び反応熱により変化が遅いので、この
違いを考慮するためである。すなわち、触媒入口側温度
Tcin については、応答性がよいので、nの値を小さく
して(25程度)、最新の平衡温度に対する重み付け(1
/n)を大きくし、触媒出口側温度Tcoutについては、
応答遅れを生じるので、mの値を大きくして(80程
度)、最新の平衡温度に対する重み付け(1/m)を小
さくする。
1/mである。エンジン運転条件の変化に対し、触媒入
口側温度Tcin は応答よく変化するが、触媒出口側温度
Tcoutは熱容量及び反応熱により変化が遅いので、この
違いを考慮するためである。すなわち、触媒入口側温度
Tcin については、応答性がよいので、nの値を小さく
して(25程度)、最新の平衡温度に対する重み付け(1
/n)を大きくし、触媒出口側温度Tcoutについては、
応答遅れを生じるので、mの値を大きくして(80程
度)、最新の平衡温度に対する重み付け(1/m)を小
さくする。
【0034】尚、本ルーチンが触媒入口側温度推定(検
出)手段及び触媒出口側温度推定(検出)手段に相当
し、特にステップ7〜9の部分が平衡温度算出手段、ス
テップ10,11の部分が加重平均手段に相当する。また、
ステップ1〜6の部分が始動時用の触媒入口側温度推定
手段及び触媒出口側温度推定手段に相当する。次に、図
4の燃料カット制御ルーチンについて説明する。尚、本
ルーチンは所定時間毎(例えば1ms毎)に実行される。
出)手段及び触媒出口側温度推定(検出)手段に相当
し、特にステップ7〜9の部分が平衡温度算出手段、ス
テップ10,11の部分が加重平均手段に相当する。また、
ステップ1〜6の部分が始動時用の触媒入口側温度推定
手段及び触媒出口側温度推定手段に相当する。次に、図
4の燃料カット制御ルーチンについて説明する。尚、本
ルーチンは所定時間毎(例えば1ms毎)に実行される。
【0035】ステップ21では、燃料カットフラグFCの
値を判定する。燃料カットフラグFC=0(燃料カット
中でない場合)は、ステップ22へ進む。ステップ22で
は、通常の燃料カット条件か否かを判定する。具体的に
は、減速時燃料カットの場合、アイドルスイッチON
(スロットル弁全閉)で、エンジン回転数Neが所定の
燃料カット回転数Nfc以上であること(更には、車速V
SPが所定値以上であること)を条件とする。
値を判定する。燃料カットフラグFC=0(燃料カット
中でない場合)は、ステップ22へ進む。ステップ22で
は、通常の燃料カット条件か否かを判定する。具体的に
は、減速時燃料カットの場合、アイドルスイッチON
(スロットル弁全閉)で、エンジン回転数Neが所定の
燃料カット回転数Nfc以上であること(更には、車速V
SPが所定値以上であること)を条件とする。
【0036】燃料カット条件でない場合は、本ルーチン
を終了するが、燃料カット条件の場合は、ステップ23、
更にはステップ24へ進む。ステップ23では、図3のルー
チンにより推定された触媒入口側温度Tcin を読込み、
触媒入口側温度Tcin が所定温度Tch以上か否かを判定
する。また、ステップ24では、同様に、図3のルーチン
により推定された触媒出口側温度Tcoutを読込み、触媒
出口側温度Tcoutが所定温度Tch以上か否かを判定す
る。
を終了するが、燃料カット条件の場合は、ステップ23、
更にはステップ24へ進む。ステップ23では、図3のルー
チンにより推定された触媒入口側温度Tcin を読込み、
触媒入口側温度Tcin が所定温度Tch以上か否かを判定
する。また、ステップ24では、同様に、図3のルーチン
により推定された触媒出口側温度Tcoutを読込み、触媒
出口側温度Tcoutが所定温度Tch以上か否かを判定す
る。
【0037】この結果、Tcin ≧Tchの場合、又は、T
cout≧Tchの場合は、本ルーチンを終了する。すなわ
ち、燃料カットの実行により触媒の劣化が予想されるの
で、通常の燃料カット条件であっても、燃料カットは行
わない。一方、通常の燃料カット条件であって、かつ、
Tcin <Tch及びTcout<Tchの場合は、ステップ25へ
進む。
cout≧Tchの場合は、本ルーチンを終了する。すなわ
ち、燃料カットの実行により触媒の劣化が予想されるの
で、通常の燃料カット条件であっても、燃料カットは行
わない。一方、通常の燃料カット条件であって、かつ、
Tcin <Tch及びTcout<Tchの場合は、ステップ25へ
進む。
【0038】ステップ25では、燃料カットを実行すべ
く、燃料カットフラグFC=1にセットして、本ルーチ
ンを終了する。このようにして、燃料カットフラグFC
=1にセットされると、全気筒の燃料噴射弁7への駆動
パルス信号の出力が停止されて、燃料カットがなされ
る。燃料カット開始後は、ステップ21での判定でFC=
1であるので、ステップ26へ進む。
く、燃料カットフラグFC=1にセットして、本ルーチ
ンを終了する。このようにして、燃料カットフラグFC
=1にセットされると、全気筒の燃料噴射弁7への駆動
パルス信号の出力が停止されて、燃料カットがなされ
る。燃料カット開始後は、ステップ21での判定でFC=
1であるので、ステップ26へ進む。
【0039】ステップ26では、燃料カットリカバー条件
か否かを判定する。具体的には、アイドルスイッチOF
F(アクセルペダルの踏込み)になったこと、又は、エ
ンジン回転数Neが所定のリカバー回転数Nrc以下にな
ったことを、リカバー条件とする。燃料カットリカバー
条件でない場合は、本ルーチンを終了するが、燃料カッ
トリカバー条件の場合は、ステップ27へ進む。
か否かを判定する。具体的には、アイドルスイッチOF
F(アクセルペダルの踏込み)になったこと、又は、エ
ンジン回転数Neが所定のリカバー回転数Nrc以下にな
ったことを、リカバー条件とする。燃料カットリカバー
条件でない場合は、本ルーチンを終了するが、燃料カッ
トリカバー条件の場合は、ステップ27へ進む。
【0040】ステップ27では、燃料カットフラグFC=
0にして、本ルーチンを終了する。燃料カットフラグF
C=0になると、燃料カットが終了する。すなわち、燃
料噴射弁7への駆動パルス信号の出力が再開されて、エ
ンジンへの燃料の供給が再開される。尚、本ルーチンが
燃料カット手段に相当し、特にステップ23,24の部分が
燃料カット禁止手段(排気空燃比リーン化禁止手段)に
相当する。
0にして、本ルーチンを終了する。燃料カットフラグF
C=0になると、燃料カットが終了する。すなわち、燃
料噴射弁7への駆動パルス信号の出力が再開されて、エ
ンジンへの燃料の供給が再開される。尚、本ルーチンが
燃料カット手段に相当し、特にステップ23,24の部分が
燃料カット禁止手段(排気空燃比リーン化禁止手段)に
相当する。
【0041】次に、触媒温度推定ルーチンの他の実施例
を図7により説明する。図7において、図3との相違
は、触媒入口側平衡温度Tcain及び触媒出口側平衡温度
Tcaout の求め方(ステップ7’〜9’の部分)であ
る。よって、この部分のみ説明する。ステップ7’で
は、エンジン運転条件として、排気流量に密接に関連す
る吸入空気流量Qaを読込む。
を図7により説明する。図7において、図3との相違
は、触媒入口側平衡温度Tcain及び触媒出口側平衡温度
Tcaout の求め方(ステップ7’〜9’の部分)であ
る。よって、この部分のみ説明する。ステップ7’で
は、エンジン運転条件として、排気流量に密接に関連す
る吸入空気流量Qaを読込む。
【0042】ステップ8’では、次式により、吸入空気
流量Qaに基づいて、触媒入口側平衡温度Tcainを求め
る。 Tcain=Kin・Qa+Cin 但し、Kin,Cinは定数である。ステップ9’では、同
様に、次式により、吸入空気流量Qaに基づいて、触媒
入口側平衡温度Tcaout を求める。
流量Qaに基づいて、触媒入口側平衡温度Tcainを求め
る。 Tcain=Kin・Qa+Cin 但し、Kin,Cinは定数である。ステップ9’では、同
様に、次式により、吸入空気流量Qaに基づいて、触媒
入口側平衡温度Tcaout を求める。
【0043】Tcaout =Kout ・Qa+Cout 但し、Kout ,Cout は定数である。このように、計算
式を用いることで、マップを省略できる。図8には、あ
る運転パターンでの触媒入口側温度及び触媒出口側温度
の変化を示している。
式を用いることで、マップを省略できる。図8には、あ
る運転パターンでの触媒入口側温度及び触媒出口側温度
の変化を示している。
【0044】触媒入口側温度で見ると、図示Aの期間で
所定温度Tch以上となり、燃料カットが禁止されるが、
このときは触媒出口側温度については所定温度Tch未満
である。一方、図示Bの期間、触媒入口側温度が所定温
度Tch以上となって、燃料カットが禁止されるが、触媒
出口側温度も見ているので、更に広い図示Cの期間、触
媒出口側温度が所定温度Tch以上となって、燃料カット
が禁止される。このように、高負荷時などには、触媒出
口側温度の方が高くなることがあるので、触媒入口側温
度及び触媒出口側温度の両方を見て、いずれか一方が所
定温度Tch以上となったときに燃料カットを禁止するこ
とは、触媒の劣化防止を確実にする上で有効である。
所定温度Tch以上となり、燃料カットが禁止されるが、
このときは触媒出口側温度については所定温度Tch未満
である。一方、図示Bの期間、触媒入口側温度が所定温
度Tch以上となって、燃料カットが禁止されるが、触媒
出口側温度も見ているので、更に広い図示Cの期間、触
媒出口側温度が所定温度Tch以上となって、燃料カット
が禁止される。このように、高負荷時などには、触媒出
口側温度の方が高くなることがあるので、触媒入口側温
度及び触媒出口側温度の両方を見て、いずれか一方が所
定温度Tch以上となったときに燃料カットを禁止するこ
とは、触媒の劣化防止を確実にする上で有効である。
【0045】また、図8の温度変化において、実線は実
際の温度を計測したものであるのに対し、点線は本実施
例による推定温度(実際の温度とズレを生じた場合のみ
表示)であり、これを見ても充分な推定精度を有してい
ることがわかる。尚、以上では、燃料カット制御への適
用例を説明したが、空燃比リーン制御に適用し、触媒入
口側温度又は触媒出口側温度のいずれか一方が所定温度
を超えたときに、空燃比リーン制御を禁止して、空燃比
を強制的にストイキに切換えるようにしてもよい。
際の温度を計測したものであるのに対し、点線は本実施
例による推定温度(実際の温度とズレを生じた場合のみ
表示)であり、これを見ても充分な推定精度を有してい
ることがわかる。尚、以上では、燃料カット制御への適
用例を説明したが、空燃比リーン制御に適用し、触媒入
口側温度又は触媒出口側温度のいずれか一方が所定温度
を超えたときに、空燃比リーン制御を禁止して、空燃比
を強制的にストイキに切換えるようにしてもよい。
【0046】また、触媒入口側温度又は触媒出口側温度
を推定する代わりに、少なくとも一方をセンサにより直
接的に検出するようにしてもよい。
を推定する代わりに、少なくとも一方をセンサにより直
接的に検出するようにしてもよい。
【図1】 本発明の構成を示す機能ブロック図
【図2】 本発明の実施の一形態を示すシステム図
【図3】 触媒温度推定ルーチンのフローチャート
【図4】 燃料カット制御ルーチンのフローチャート
【図5】 補正係数算出用テーブルを示す図
【図6】 平衡温度算出用マップを示す図
【図7】 触媒温度推定ルーチンの他の実施例のフロー
チャート
チャート
【図8】 触媒入口側温度及び出口側温度の変化例を示
す図
す図
1 エンジン 5 吸気マニホールド 7 燃料噴射弁 10 排気マニホールド 11 触媒 12 コントロールユニット 13 クランク角センサ 14 エアフローメータ 15 水温センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西沢 公良 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】排気系に排気浄化用の触媒を備える一方、
所定の運転条件にて排気空燃比がリーン化するような制
御を行うエンジンにおいて、 触媒入口側温度を検出する触媒入口側温度検出手段と、 触媒出口側温度を検出する触媒出口側温度検出手段と、 触媒入口側温度又は触媒出口側温度のいずれか一方が、
所定温度を超えたときに、前記制御を禁止する排気空燃
比リーン化禁止手段と、 を含んで構成されるエンジンの制御装置。 - 【請求項2】所定の運転条件にてエンジンへの燃料供給
をカットする燃料カット手段を備え、前記排気空燃比リ
ーン化禁止手段は、触媒入口側温度又は触媒出口側温度
のいずれか一方が、所定温度を超えたときに、前記燃料
カット手段による燃料カットを禁止する燃料カット禁止
手段であることを特徴とする請求項1記載のエンジンの
制御装置。 - 【請求項3】前記触媒入口側温度検出手段又は触媒出口
側温度検出手段として、エンジン運転条件に基づいて触
媒入口側温度又は触媒出口側温度を推定する触媒入口側
温度推定手段又は触媒出口側温度推定手段を設けたこと
を特徴とする請求項1又は請求項2記載のエンジンの制
御装置。 - 【請求項4】前記触媒入口側温度推定手段又は触媒出口
側温度推定手段は、エンジン運転条件に基づいて触媒入
口側平衡温度又は触媒出口側平衡温度を算出する平衡温
度算出手段と、この平衡温度に基づいて加重平均により
最終的な触媒入口側温度又は触媒出口側温度を算出する
加重平均手段とから構成されるものであることを特徴と
する請求項3記載のエンジンの制御装置。 - 【請求項5】前記平衡温度算出手段は、エンジン運転条
件のパラメータに対応させて温度を求める部位の平衡温
度を記憶させた記憶手段を有し、この記憶手段を参照し
て平衡温度を算出するものであることを特徴とする請求
項4記載のエンジンの制御装置。 - 【請求項6】前記平衡温度算出手段は、エンジン運転条
件のパラメータから温度を求める部位の平衡温度を算出
する計算式を有し、この計算式を用いて平衡温度を算出
するものであることを特徴とする請求項4記載のエンジ
ンの制御装置。 - 【請求項7】前記加重平均手段は、前記平衡温度算出手
段により最新に算出された温度を求める部位の平衡温度
をTcaとすると、 Tc =(k−1)・Tc +k・Tca 但し、kは加重平均指数で、0<k<1 なる式により、触媒入口側温度又は触媒出口側温度Tc
を更新して算出するものであることを特徴とする請求項
4〜請求項6のいずれか1つに記載のエンジンの制御装
置。 - 【請求項8】触媒入口側温度推定手段及び触媒出口側温
度推定手段を備え、触媒入口側温度推定手段の加重平均
手段における算出式中の加重平均指数kを、触媒出口側
温度推定手段の加重平均手段における算出式中の加重平
均指数kより、大きくしたことを特徴とする請求項7記
載のエンジンの制御装置。 - 【請求項9】前記触媒入口側温度推定手段又は触媒出口
側温度推定手段は、始動時には、前回のキーオフ時の触
媒入口側温度又は触媒出口側温度の記憶値と、始動時水
温とに基づいて、触媒入口側温度又は触媒出口側温度を
推定するものであることを特徴とする請求項3〜請求項
8のいずれか1つに記載のエンジンの制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9001648A JPH10196433A (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | エンジンの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9001648A JPH10196433A (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | エンジンの制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10196433A true JPH10196433A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=11507345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9001648A Pending JPH10196433A (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | エンジンの制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10196433A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002027172A1 (de) * | 2000-09-29 | 2002-04-04 | Emitec Gesellschaft Für Emissionstechnologie Mbh | Verfahren zur temperaturabhängigen schubabschaltung |
| WO2007046300A1 (ja) | 2005-10-19 | 2007-04-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 内燃機関の排気ガス浄化装置 |
| JP2007255285A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | エンジンの排気浄化装置 |
| JP2007327475A (ja) * | 2006-06-09 | 2007-12-20 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の触媒代表温度取得装置 |
| US7614212B2 (en) | 2002-01-18 | 2009-11-10 | Nissan Motor Co., Ltd. | Engine control apparatus |
| JP2011220178A (ja) * | 2010-04-07 | 2011-11-04 | Toyota Motor Corp | 触媒温度推定装置 |
-
1997
- 1997-01-08 JP JP9001648A patent/JPH10196433A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002027172A1 (de) * | 2000-09-29 | 2002-04-04 | Emitec Gesellschaft Für Emissionstechnologie Mbh | Verfahren zur temperaturabhängigen schubabschaltung |
| US7614212B2 (en) | 2002-01-18 | 2009-11-10 | Nissan Motor Co., Ltd. | Engine control apparatus |
| WO2007046300A1 (ja) | 2005-10-19 | 2007-04-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 内燃機関の排気ガス浄化装置 |
| US8051641B2 (en) | 2005-10-19 | 2011-11-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Exhaust gas purifying apparatus for internal combustion engine |
| EP2977598A1 (en) | 2005-10-19 | 2016-01-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Exhaust gas purifying apparatus for internal combustion engine |
| JP2007255285A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | エンジンの排気浄化装置 |
| JP2007327475A (ja) * | 2006-06-09 | 2007-12-20 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の触媒代表温度取得装置 |
| JP2011220178A (ja) * | 2010-04-07 | 2011-11-04 | Toyota Motor Corp | 触媒温度推定装置 |
| US9127585B2 (en) | 2010-04-07 | 2015-09-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Catalyst temperature estimating device and catalyst temperature estimating method |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6932053B2 (en) | Control device of internal combustion engine | |
| JPH0942020A (ja) | 内燃機関の燃料供給制御装置 | |
| JP3541523B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
| JP4304468B2 (ja) | 内燃機関の油温推定装置 | |
| JP3397604B2 (ja) | 内燃機関の空燃比制御装置 | |
| JPH10196433A (ja) | エンジンの制御装置 | |
| JP4062729B2 (ja) | 触媒早期暖機システムの異常診断装置 | |
| JP4506366B2 (ja) | エンジンのアルコール濃度推定装置 | |
| JP4345629B2 (ja) | エンジンの空燃比制御装置 | |
| JP2001074727A (ja) | 燃料中イオウ濃度推定装置 | |
| JP2940378B2 (ja) | 内燃機関の燃料供給制御装置 | |
| JPH0742875B2 (ja) | エンジンの空燃比制御装置 | |
| JP2000310140A (ja) | 内燃機関の空燃比制御装置 | |
| JP2003193895A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
| JP2006046071A (ja) | 車両の大気圧推定装置 | |
| JP4115162B2 (ja) | 内燃機関の排気ガス浄化制御装置 | |
| JPH0932537A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
| US6705288B2 (en) | Starting control apparatus for internal combustion engine | |
| JP4254519B2 (ja) | エンジンの空燃比制御装置 | |
| JP3850632B2 (ja) | 内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
| JP3478175B2 (ja) | 内燃機関の回転数制御装置 | |
| JP2873504B2 (ja) | エンジンの燃料制御装置 | |
| JPH08200136A (ja) | 車両用内燃機関における燃料カット制御装置 | |
| JPH06249019A (ja) | アイドル制御装置 | |
| JP2006170039A (ja) | エンジン制御装置 |