JPH10197452A - 現像装置の校正方法 - Google Patents

現像装置の校正方法

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JPH10197452A
JPH10197452A JP125997A JP125997A JPH10197452A JP H10197452 A JPH10197452 A JP H10197452A JP 125997 A JP125997 A JP 125997A JP 125997 A JP125997 A JP 125997A JP H10197452 A JPH10197452 A JP H10197452A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、デイスク状記録媒体の種類にかかわ
らず、最適な形状でなるピツト及び又はグルーブをより
一層精度良く形成し得る現像装置の校正方法を実現しよ
うとするものである。 【解決手段】基板の一面に形成されたフオトレジストか
らなるレジスト層のモニタ領域と同じ位置に、記録信号
と同一又は類似の信号に基づいて所望状態の凹凸パター
ンが形成されてなる校正基板の凹凸パターンにレーザ光
を照射して、当該凹凸パターンから得られるレーザ光の
回折光の光量を検出した後、当該検出結果に基づいて、
現像装置におけるレジストマスタ板の現像状態の検出精
度を校正するようにしたことにより、レジストマスタ板
に基づいて得られるデイスク状記録媒体の種類にかかわ
らず、最適な形状でなるピツト及び又はグルーブをより
一層精度良く形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題(図7及び図8) 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図6) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像装置の校正方
法に関し、例えば光デイスク等でなるデイスク状記録媒
体の成形時の金型となる光デイスク原盤(いわゆるスタ
ンパ)の作製工程のうち現像処理工程における現像装置
に適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】従来、光デイスク及び光磁気デイスク等
でなるデイスク状記録媒体の製造工程においては、記録
信号に応じた所望の凹凸パターン(例えばピツト及び又
はグルーブ等)が表面に形成されたスタンパを作製する
工程と、当該スタンパの表面に形成された所望の凹凸パ
ターンをデイスク基盤上に転写することによつて当該デ
イスク基盤をデイスク状記録媒体として製品化するまで
の工程とに大別される。このうちスタンパを作製する工
程においては、まず極めて平滑に研磨されたガラス板の
一面を洗浄及び乾燥した後、当該一面上に感光材料でな
るフオトレジストを塗布することによりレジスト層を形
成(以下、このようなガラス板をレジストマスタガラス
板と呼ぶ)する。次いでこのレジスト層に所望の記録信
号に基づく光ビーム(例えばレーザ光等)を露光した
後、これを現像することによりガラス板の一面上にレジ
スト層に記録した信号に応じた凹凸パターンが形成され
る。実際上、このような現像処理工程は、露光処理工程
が終了したレジストマスタガラス板のレジスト層に、例
えばメタケイ酸ナトリウム等のアルカリ水溶液でなる現
像液を供給し、当該レジスト層の露光された部分を当該
現像液によつて溶解することにより行われる。
【0005】続いて当該凹凸パターンの表面上にスパツ
タリング、蒸着又は無電解メツキ等の手法により銀又は
ニツケル等でなる導電化膜層を形成する。この後、電鋳
によりこの導電化膜層上に所定の厚みを有するニツケル
等でなるメツキ層を形成する。さらにこの後、導電化膜
層及びメツキ層を一体にガラス板から引き剥がした後、
これを所定形状に打ち抜く。これにより記録信号に応じ
た凹凸パターンが一面に形成されてなるスタンパを得る
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
光ビームを用いてレジストマスタガラス板のレジスト層
に記録信号を露光記録した後、これを現像することによ
り当該記録信号に応じた凹凸パターンを形成する方法に
よれば、この凹凸パターンでなるピツト及び又はグルー
ブに相当する部分(以下、この部分をピツト及び又はグ
ルーブ相当部と呼ぶ)は約1ミクロン単位での露光精度
が要求され、当該要求に応じて忠実にレジスト層に現像
されることが必要となる。
【0007】すなわち現像処理工程によつてレジスト層
に形成されるピツト及び又はグルーブ相当部の深さ及び
幅は、照射される光ビームのトラツク方向に垂直な断面
の寸法として表されることから、光デイスクシステムに
おけるレーザ光による情報検出の精度に密接に関連す
る。従つて、現像処理工程は、このピツト及び又はグル
ーブ相当部の深さ及び幅(以下、この深さ及び幅を断面
寸法と呼ぶ)が所定範囲内の値となるように管理される
ことが必要となる。
【0008】このため、平坦面上の凹凸による光の回折
現像を利用して、現像中にモニタ用のレーザ光をガラス
板のレジスト層に照射しつつピツト及び又はグルーブ相
当部によつて回折されたレーザ光成分を検出し、回折光
の強度が所定値に達したとき現像処理を停止させること
によつてピツト及び又はグルーブ相当部の断面寸法を制
御する方法が提案されている。
【0009】かかる方法を具現化するにあたつて、例え
ば光デイスク又は光磁気(MO:Magnet Optical)デイ
スク等でなるデイスク状記録媒体のスタンパを作製する
際に用いられる現像装置について説明する。
【0010】この現像装置としては、図7に示すような
構成のものが提案されている。
【0011】現像装置1において、レジストマスタガラ
ス板2を回転自在に保持する回転駆動部3は、ベースプ
レート4に固定されたスピンド85を有し、このスピン
ドル5の端軸5Aがベースプレート4の下側においてベ
ルト6を介してサーボモータ7の出力軸7Aと係合され
ている。
【0012】またベースプレート4の上側においてスピ
ンドル5の端軸5Bには、ターンテーブル8が取り付け
られ、このターンテーブル8上に載置されたレジストマ
スタガラス板2を吸着保持するようになされている。か
くしてサーボモータ7の回転駆動に応じてベルト6、ス
ピンドル5及びターンテーブル8が連動することによ
り、レジストマスタガラス板2が矢印aで示す方向又は
これとは逆方向に回転され得る。
【0013】またベースプレート4の上面には、スピン
ドル5の周囲に所定形状でなるチヤンバ9が設けられる
共に、当該チヤンバ9の隣接位置にアーム支持台10が
植立して固定されている。このアーム支持台10の上端
部にはアーム支持部10Aが矢印bで示す方向又はこれ
とは逆方向に回転自在に支持されており、当該アーム支
持部10Aにはノズルアーム11の一端及びパイプ12
の一端が互いに連通するように取り付けられている。
【0014】このパイプ12の他端には電磁弁(三方向
弁)13の出力口が連結され、当該電磁弁13の2入力
口には現像液DE及び純水PWが外部接続されている。
さらにこの電磁弁13は、制御部14の制御に基づい
て、出力口が開閉動作されると共に2入力口が選択的に
開閉動作されるようになされている。これにより現像液
DE又は純水PWのいずれか一方が選択的に出力口を介
してパイプ12内に供給される。
【0015】一方、ノズルアーム11の他端にはノズル
15が取り付けられ、このノズル15の先端からはパイ
プ12及びノズルアーム11を介して供給される現像液
DE又は純水PWが散布されるようになされている。
【0016】かくしてアーム支持部10Aの回転駆動に
よつてノズル15がレジストマスタガラス板2の上方に
配置された後、パイプ12、ノズルアーム11及びノズ
ル15を介して現像液DE又は純水PWがレジストマス
タガラス板2のレジスト層2A上に散布される。この
後、散布された現像液DE又は純水PWはレジストマス
タガラス板2上を流下した後、チヤンバ9内で回収され
る。
【0017】ところで、レジストマスタガラス板2のレ
ジスト層2Aには、予めマスタコードカツター等によつ
て、所望の記録信号に応じて露光処理されたピツト及び
又はグルーブ相当部の潜像に見合う領域(以下、これを
記録データ領域と呼ぶ)が形成されている。さらに当該
記録データ領域とは別の所定領域でなり、かつ当該記録
信号と同一又は類似でなる信号に応じて露光処理された
ピツト及び又はグルーブ相当部の潜像に見合う領域(以
下、これを現像モニタ領域と呼ぶ)が形成されている。
【0018】このようにレジストマスタガラス板2のレ
ジスト層2Aに記録データ領域のみならず、現像モニタ
領域をも形成するようにしたのは、例えば再生専用光デ
イスク(CD)、プリフオーマツトとしての離散的情報
パターン及び又はトラツキング用の案内溝(グルーブ)
が予め形成された書き込み可能な光デイスク(MD)、
又は1倍、2倍及び4倍密度等で書き込まれた光磁気デ
イスク(MO)、さらにはデイジタルビデオデイスク
(DVD)等の多種多様なデイスク状記録媒体に対応し
得るようにするためである。
【0019】すなわち、このような種々のデイスク状記
録媒体はそれぞれ種類に応じて記録データ領域が異なる
ことから、現像処理工程においてこれら種々のスタンパ
の前処理段階としての各レジストマスタガラス板に対す
るレーザ光の照射位置を全て同一の半径位置に設定すべ
く、記録データ領域とは別の領域に現像モニタ領域を形
成したのである。
【0020】またレジストマスタガラス板2の上方の所
定位置には、コヒーレント長の短い半導体レーザ(波長
685〔nm〕)でなるレーザ光源16が設けられ、当該レ
ーザ光源16からレーザ光L1がレジストマスタガラス
板2のレジスト層2Aに形成された現像モニタ領域に照
射されるようになされている。
【0021】因みに、レーザ光源16は、レジストマス
タガラス板の表面の大きさ、すなわち当該レジストマス
タガラス板から得られるスタンパを金型として成形して
なるデイスク状記録媒体の種類にかかわらず、現像モニ
タ領域が常に一定の半径位置となるように固設されてい
る。
【0022】一方、レジストマスタガラス板2に対する
レーザ光源16の反対側における当該レーザ光源16か
ら発射されたレーザ光L1の光路上及び当該光路外の所
定位置には、それぞれ第1及び第2のデイテクタ17及
び18が設けられている。
【0023】すなわち現像モニタ領域に未だピツト及び
又はグルーブ相当部が形成されていない場合には、レー
ザ光源16から発射されたレーザ光L1の一部が現像モ
ニタ領域で回折されることなくそのまま0次回折光L1
Aとしてレジストマスタガラス板2を透過した後、第1
のデイテクタ17に入射される。
【0024】一方、現像モニタ領域にピツト及び又はグ
ルーブ相当部が形成されつつある場合には、レーザ光源
16から発射されたレーザ光L1の一部が現像モニタ領
域で所定方向に回折されることから、この回折されたレ
ーザ光L1のうちの1次回折光L1Bが、レジストマス
タガラス板2を透過した後、第2のデイテクタ18に入
射される。
【0025】この場合、まず第2のデイテクタ18は、
入射された1次回折光L1Bの光量を検出した後、当該
検出結果でなる電気信号S1を比較部19に送出する。
この比較部19には、電気信号S1と外部から所定の信
号レベルでなる現像停止レベル信号S2とが入力され、
当該電気信号S1の信号レベルと現像停止レベル信号S
2の信号レベルとを比較することにより、当該比較結果
でなる比較信号S3を制御部14に送出する。
【0026】制御部14は、比較信号S3に基づいて、
電気信号S1の信号レベルが現像停止レベル信号S2の
信号レベルに達したときに現像停止信号S4を電磁弁1
3に送出する。このときレジストマスタガラス板2のレ
ジスト層2A上には現像液DEが散布されているため、
電磁弁13は現像液DEの入力口が開動作されると共に
純水PWの入力口が閉動作された状態にある。
【0027】この状態において、電磁弁13に現像停止
信号S4が入力されると、当該電磁弁13は現像液DE
の入力口が閉動作にされると共に純水PWの入力口が開
動作された状態に切り替えられる。この結果、レジスト
マスタガラス板2のレジスト層2A上には純水PWが散
布されることにより、当該レジスト層2A上に散布され
た現像液DEが純水PWによつて洗い流され、かくして
現像の進行が停止されることとなる。
【0028】これに対して、第1のデイテクタ17は、
入射された0次回折光L1Aの光量を検出した後、当該
検出結果でなる電気信号S5を光量制御部20内の比較
部21に送出する。この光量制御部20において、比較
部19には、電気信号S5と外部から所定の信号レベル
でなる基準信号S6とが入力され、当該電気信号S5の
信号レベルと基準信号S6の信号レベルとを比較するこ
とにより、当該比較結果でなる比較信号S7を制御部2
2に送出する。
【0029】制御部14は、比較信号S7に基づいて、
電気信号S5の信号レベルと基準信号S6の信号レベル
との差分を解消して同一の信号レベルとなるようにレー
ザドライバ23に制御信号S8を送出する。
【0030】レーザドライバ23は制御信号S8に基づ
いてレーザ光源16を駆動制御することにより、当該レ
ーザ光源16から発射されるレーザ光L1の光量を常に
安定した状態に保つようになされている。この結果、レ
ーザ光源16からレジストマスタガラス板2のレジスト
層2Aに形成された現像モニタ領域に至るまでのレーザ
光L1の光路上に、浮遊する塵埃や霧状の現像液のゆら
ぎ等の外乱要素が存在する場合でも、1次回折光L1B
の光量を乱れのない安定した状態に保つことができ、か
くして第2のデイテクタ18において1次回折光L1B
の光量の検出精度が劣化することを防止することができ
る。
【0031】因みに、図8に示すようにレジストマスタ
ガラス板2のレジスト層2Aには記録データ領域A1
び現像モニタ領域A2 が形成されている。この結果、記
録データ領域A1 のピツトが所定の断面寸法になり、現
像モニタ領域A2 のピツトも所定の断面寸法になり、レ
ジストマスタガラス板2のレジスト層2Aには図8に示
すような干渉のパターンが現れる。
【0032】かくしてこのようにピツト及び又はグルー
ブ相当部が所望の断面寸法となるときに現像を停止させ
る動作を、記録データ領域A1 ではなく現像モニタ領域
2で回折された1次回折光L1Bの光量を検出するこ
とによつて行うことにより、レジストマスタガラス板の
表面の大きさにかかわらず、常に現像を停止させる動作
を行うことができる。この結果、レジストマスタガラス
板の表面の大きさに応じてレーザ光源16と第1及び第
2のデイテクタ17及び18の配置を移動させる煩雑さ
を回避することができる。
【0033】なお、このようにしてレジスト層2Aに形
成されたピツト及び又はグルーブ相当部を有するレジス
トマスタガラス板2の複製をニツケル等でなる導電化膜
層を形成した後、電鋳によつてメツキすることによりス
タンパを作製する。このスタンパを金型として用いて、
PMMA(ポリメチルメタクリレート)又はPC(ポリ
カーボネイト)等でなる透明樹脂に成形を行うことによ
り、ピツト及び又はグルーブが転写された透明基盤を形
成する。これらピツト及び又はグルーブを含む表面には
光を反射する金属膜又は光磁気膜等が設けられ、さらに
保護膜が信号ピツトや反射膜を保護するために設けら
れ、かくしてCD、LD又はMO等のデイスク状記録媒
体が製造される。
【0034】ところが、第2のデイテクタ18の検出窓
が塵や埃等で汚れている場合や、レーザ光源16から発
射されるレーザ光L1の出力が低下した場合には、レジ
ストマスタガラス板2のピツト又はグルーブ相当部で回
折された1次回折光L1Bの光量が、第2のデイテクタ
18において正確に検出されないおそれがあつた。
【0035】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、デイスク状記録媒体の種類にかかわらず、最適な形
状でなるピツト及び又はグルーブをより一層精度良く形
成し得る現像装置の校正方法を提案しようとするもので
ある。
【0036】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、基板の一面に形成されたフオトレ
ジストからなるレジスト層のデータ記録領域が記録信号
に基づいて露光されると共に、当該レジスト層のデータ
記録領域とは別のモニタ領域が記録信号と同一又は類似
の信号に基づいて露光されてなるレジストマスタ板を、
レジスト層のモニタ領域にレーザ光を照射して得られる
回折光の光量変化に基づいて現像状態を検出しながら現
像する現像装置の校正方法において、レジストマスタ板
に代えて、基板の一面に形成されたフオトレジストから
なるレジスト層のモニタ領域と同じ位置に、記録信号と
同一又は類似の信号に基づいて所望状態の凹凸パターン
が形成されてなる校正基板の凹凸パターンにレーザ光を
照射して、当該凹凸パターンから得られるレーザ光の回
折光の光量を検出した後、当該検出結果に基づいて、現
像装置におけるレジストマスタ板の現像状態の検出精度
を校正するようにする。
【0037】複数のレジストマスタ板を順次現像処理す
る過程において、当該レジストマスタ板のレジスト層に
レーザ光を照射して得られる回折光の光量の検出結果が
否定的である場合でも、校正基板を用いて、当該校正基
板のレジスト層に形成された凹凸パターンから得られる
レーザ光の回折光の光量を検出することにより、当該検
出結果に基づいてレジストマスタ板の現像状態の検出精
度を校正することができる。この結果、レジストマスタ
板の製造ミスを回避することができ、かくしてレジスト
マスタ板の歩留りを向上させることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0039】図7との対応部分に同一符号を付して示す
図1において、現像装置30は、従来の現像装置1の構
成に加えて、第2のデイテクタ18の出力が比較部19
のみならず制御部32にも入力されると共に、比較部1
9の出力側にモニタ31が設けられている。この現像装
置30では、現像対象となるレジストマスタガラス板2
を現像処理する前段階として、ターンテーブル8上に、
所定の断面寸法を有するピツト及び又はグルーブが形成
されたレジストマスタガラス板(以下、これを校正基板
と呼ぶ)33が載置される。
【0040】この校正基板33は、図2に示すように、
レジストマスタガラス板2とほぼ同じ大きさでなり、表
面のレジスト層33Aには、レジストマスタガラス板2
のレジスト層2Aに形成された現像モニタ領域と同じ位
置に、所望の記録信号と同一又は類似でなる信号に応じ
た所定の断面寸法を有するピツト及び又はグルーブでな
る凹凸パターン(以下、これを校正用記録パターンと呼
ぶ)ACAL が予め形成されている。
【0041】まず、レーザ光源16からモニタ用のレー
ザ光L1を校正基板33上に形成された校正用記録パタ
ーンACAL に照射すると、当該校正用記録パターンA
CAL で回折されたレーザ光L1のうち1次回折光L1B
が第2のデイテクタ18に入射される。続いて第2のデ
イテクタ18は、入射された1次回折光L1Bの光量を
検出した後、当該検出結果でなる電気信号S10を比較
部19の一入力端及び制御部32に送出する。
【0042】この比較部19の他入力端には、所定の信
号レベルでなる基準信号S11が入力され、かくして比
較部19は電気信号S10の信号レベルと基準信号S1
1の信号レベルとを比較した後、当該比較結果でなる比
較信号S12をモニタ31及び制御部32に送出する。
【0043】なお、基準信号S11は、校正基板33上
に形成された校正用記録パターンACAL で回折された1
次回折光L1Bを第2のデイテクタ18において光電変
換して得られる電気信号のうち、基準として最適な信号
レベルを有するものである。すなわち基準としての校正
基板33は、第2のデイテクタ18の検出窓が塵や埃等
で汚れておらず、かつレーザ光源16から発射されるレ
ーザ光L1の出力が低下していない状態で現像処理され
たものである。
【0044】制御部32にはメモリ(図示せず)が内蔵
され、比較信号S12に基づいて、電気信号S10と基
準信号S11とが一致したときのみ電気信号S10をメ
モリ内に格納する。このときモニタ31には、比較信号
S12に基づく信号波形が画面表示され、オペレータが
この画面表示を目視確認することにより、比較部19に
おける比較結果が肯定的であるか否かを目視確認し得る
ようになされている。この結果、比較部19における比
較結果が否定的である場合には、オペレータは第2のデ
イテクタ18の検出窓が塵や埃等で汚れているか、或い
はレーザ光源16から発射されるレーザ光L1の出力が
低下していると判断することができる。この場合、オペ
レータは、まず第2のデイテクタ18の検出窓をきれい
に拭く等して当該検出窓の塵や埃等を取り除いた後、再
度、この校正基板33上に形成された校正用記録パター
ンACAL から得られる1次回折光L1Bを第2のデイテ
クタ18において検出する。
【0045】このときの検出結果としての電気信号S1
0が基準信号S11に対して一致することなく比較部1
9における比較結果が否定的である場合には、オペレー
タはレーザ光源16を調整することにより、当該レーザ
光源16から発射されるレーザ光L1の出力を高くす
る。このようにして比較部19における比較結果が肯定
的となるまで、オペレータは、第2のデイテクタ18の
検出窓の拭き取りや、レーザ光源16の出力の調整を行
う。
【0046】次に図3に示すように、現像装置30にお
いて、校正基板33に代えてターンテーブル8上に現像
対象としてのレジストマスタガラス板2を載置する。
【0047】このレジストマスタガラス板2のレジスト
層2A上に現像液DEを散布しながら、レーザ光源16
からモニタ用のレーザ光L1をレジストマスタガラス板
2上に形成された現像モニタ領域A2 に照射すると、当
該現像モニタ領域A2 で回折されたレーザ光L1のうち
1次回折光L1Bが第2のデイテクタ18に入射され
る。続いて第2のデイテクタ18は、入射された1次回
折光L1Bの光量を検出した後、当該検出結果でなる電
気信号S1を比較部19の一入力端及び制御部32に送
出する。
【0048】ここで制御部32は、メモリから読み出し
た電気信号S10を現像停止レベル信号S20に変換し
た後、これを比較部19の他入力端に送出する。
【0049】この場合、制御部32は、電気信号S1が
比較部19の一入力端に入力されるタイミングよりも所
定時間遅延して現像停止レベル信号S20を比較部19
の他入力端に入力させるようにする。この遅延分の時間
は、実際の現像停止時間を考慮したものである。
【0050】比較部19は、電気信号S1の信号レベル
と現像停止レベル信号S20の信号レベルとを比較した
後、当該比較結果でなる比較信号S21を制御部32及
びモニタ31に送出する。制御部32は、比較信号S2
1に基づいて、電気信号S1の信号レベルが現像停止レ
ベル信号S21の信号レベルに達したときに現像停止信
号S22を電磁弁13に送出する。
【0051】このときレジストマスタガラス板2のレジ
スト層2A上には現像液DEが散布されているため、電
磁弁13は現像液DEの入力口が開動作されると共に純
水PWの入力口が閉動作された状態にある。この状態に
おいて、電磁弁13に現像停止信号S22が入力される
と、当該電磁弁13は現像液DEの入力口が閉動作にさ
れると共に純水PWの入力口が開動作された状態に切り
替えられる。この結果、レジストマスタガラス板2のレ
ジスト層2A上には純水PWが散布されることにより、
当該レジスト層2A上に散布された現像液DEが純水P
Wによつて洗い流され、かくして現像の進行が停止され
る。
【0052】以上の構成において、校正基板33のレジ
スト層33Aに、レジストマスタガラス板2のレジスト
層2Aに形成された現像モニタ領域A2 と同じ位置に校
正用記録パターンACAL を予め形成しておく。
【0053】現像対象となるレジストマスタガラス板2
を現像処理する前段階として、この校正基板33を現像
装置30のターンテーブル8に載置して回転させなが
ら、レーザ光源16からレーザ光L1を校正基板33上
に形成された校正用記録パターンACAL に照射する。
【0054】このとき、校正基板32上に形成された校
正用記録パターンACAL から得られる1次回折光L1B
に基づく電気信号S10を基準信号S11と比較して、
当該比較結果をモニタ31に画面表示することにより、
オペレータはこの画面表示を目視確認して第2のデイテ
クタ18の検出窓が塵や埃等で汚れているか、或いはレ
ーザ光源16から発射されるレーザ光L1の出力が低下
しているか否かを判断する。この判断結果が否定的であ
れば、オペレータは第2のデイテクタ18の検出窓の拭
き取りや、レーザ光源16の出力の調整を行う。
【0055】この後、レジストマスタガラス板2を現像
装置30のターンテーブル8に載置して回転させながら
ノズル15から純水PWを散布してレジスト層2Aを水
洗した後、ノズルアーム11を回転させてノズル15を
レジスト層2A上の所定位置に停止させると共に、レー
ザ光源16からレーザ光L1をレジスト層2Aに形成さ
れた現像モニタ領域に照射する。
【0056】続いてターンテーブル8の回転に応じてレ
ジストマスタガラス板2を回転させながら、ノズル15
から現像液DEをレジスト層2A上に散布する。この状
態において、現像モニタ領域A2 に形成された潜像でな
るピツト及び又はグルーブ相当部が所望の断面寸法とな
る(実際には、現像停止時間を考慮して所望の断面寸法
よりも若干大きくなる)と、これと同時に第2のデイテ
クタ18から出力される電気信号S1の信号レベルが現
像停止レベル信号S20の信号レベルに達することとな
る。このとき電磁弁13が制御部32によつて切替え制
御され、現像液DEに代わつてノズル15からは純水P
Wがレジスト層2A上に散布されることにより、現像液
DEを洗い流して現像を停止させる。
【0057】かくして複数のレジストマスタガラス板2
を順次現像処理する過程において、当該レジストマスタ
ガラス板2のレジスト層2Aにレーザ光を照射して得ら
れる回折光の光量の検出結果が否定的である場合(すな
わち第2のデイテクタ18の検出窓が塵や埃等で汚れた
場合や、レーザ光源16から発射されるレーザ光L1の
出力が低下した場合)でも、校正基板33を用いて、当
該校正基板33のレジスト層33Aに形成された校正用
記録パターンACAL から得られるレーザ光の回折光L1
Bの光量を検出することにより、当該検出結果に基づい
てレジストマスタ板2の現像状態の検出精度を校正する
ことができる。この結果、レジストマスタ板2の製造ミ
スを回避することができ、かくしてレジストマスタ板2
の歩留りを向上させることができる。
【0058】以上の構成によれば、レジスト層2Aに記
録データ領域A1 のみならず、当該記録データ領域A1
とは別の所定領域に現像モニタ領域A2 も形成されたレ
ジストマスタガラス板2を現像処理する前段階におい
て、レジスト層33Aに現像モニタ領域A2 と同じ位置
関係を有する校正用記録パターンACAL が形成された校
正基板33を用いて、レジストマスタガラス板2の現像
状態の検出精度を校正するようにしたことにより、レジ
ストマスタガラス板2の歩留りを向上させることがで
き、かくしてレジストマスタガラス板2に基づいて得ら
れるデイスク状記録媒体の種類にかかわらず、最適な形
状でなるピツト及び又はグルーブをより一層精度良く形
成することができる。
【0059】なお上述の実施例においては、校正基板3
3には、マスタコードカツタ等によつて予めレジスト層
33Aに所望の記録信号と同一又は類似でなる信号に応
じて露光処理及び現像処理されたピツト及び又はグルー
ブを校正用記録パターンACAL として形成するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、校正
用記録パターンACAL を形成するための露光処理工程に
おいて、所望の記録信号と同一又は類似でなる信号に基
づく露光の光量(以下、これを記録光量と呼ぶ)を変化
させるようにしても良い。
【0060】すなわち図4の図表に示すように、露光処
理工程において校正用記録パターンACAL の記録光量を
それぞれ中心から90〔°〕毎に 1.0〔mJ/m〕、 1.2〔mJ
/m〕、 1.5〔mJ/m〕及び 1.8〔mJ/m〕と変化させて露光
する。
【0061】この場合、第2のデイテクタ18から得ら
れる電気信号S10の信号レベルは、各記録光量の大き
さに比例して増加する傾向にある。この図表によれば、
現像時間を30秒とした場合、校正用記録パターンACAL
の記録光量が 1.0〔mJ/m〕、1.2〔mJ/m〕、 1.5〔mJ/
m〕及び 1.8〔mJ/m〕のとき、これらに対応する電気信
号S10の信号レベルV1 、V2 、V3 及びV4 は、そ
れぞれ 2.4〔V〕、 4.2〔V〕、 6.2〔V〕及び 6.8
〔V〕となることが読み取れる。これにより校正用記録
パターンACAL の各記録光量における電気信号S10の
信号レベルが露光時間に依存していることがわかる。
【0062】このように露光記録された校正基板40の
レジスト層40Aには、図5に示すような校正用記録パ
ターンACAL (ACAL1、ACAL2、ACAL3及びACAL4)が
回転方向に沿つて4分割されて形成される。この結果、
校正用記録パターンACAL の記録光量を変化させること
により、当該記録光量の変化に応じて電気信号S10の
信号レベルを変化させることができる。
【0063】なお図6に、オシロスコープにおいてグラ
フ表示される電気信号S10の信号波形を示す。このグ
ラフによれば、校正基板40をターンテーブル8(図
1)上に載置して回転(1回転にかかる時間:時点t0
〜時点t4 )させながらレーザ光L1を照射すると、校
正用記録パターンACAL の記録光量はV1 (時点t0
時点t1 )、V2 (時点t1 〜時点t2 )、V3 (時点
2 〜時点t3 )及びV4 (時点t3 〜時点t4 )と順
次変化を繰り返すことがわかる。
【0064】かくして1枚の校正基板40から4種類の
電気信号S10の信号レベルが得られることにより、1
枚の校正基板40を用いて、4種類のレジストマスタ基
板についての現像状態の検出精度を校正することができ
る。
【0065】なお、校正基板のレジスト層に形成する校
正用記録パターンACAL は、回転方向に沿つて4分割以
外にも、2分割及び3分割さらには5分割以上にしても
良い。
【0066】さらに上述の実施例においては、現像対象
となるレジストマスタガラス板から得られるデイスク状
記録媒体を特に限定することなく、通常の記録密度でな
るCD等のデイスク状記録媒体に対応するレジストマス
タガラス板に現像装置30を適用した場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えば2倍密度又は4倍
密度で記録されたMOやDVD等の高密度記録されたデ
イスク状記録媒体に対応するレジストマスタガラス板に
現像装置30を適用するようにしても良い。
【0067】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、基板の一
面に形成されたフオトレジストからなるレジスト層のモ
ニタ領域と同じ位置に、記録信号と同一又は類似の信号
に基づいて所望状態の凹凸パターンが形成されてなる校
正基板の凹凸パターンにレーザ光を照射して、当該凹凸
パターンから得られるレーザ光の回折光の光量を検出し
た後、当該検出結果に基づいて、現像装置におけるレジ
ストマスタ板の現像状態の検出精度を校正するようにし
たことにより、レジストマスタ板に基づいて得られるデ
イスク状記録媒体の種類にかかわらず、最適な形状でな
るピツト及び又はグルーブをより一層精度良く形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における現像装置の全体構成の一実施例
を示す部分的略線図である。
【図2】校正基板における校正用記録パターンの形成状
態を示す略線図である。
【図3】本発明における現像装置の全体構成の一実施例
を示す部分的略線図である。
【図4】校正用記録パターンの記録光量と第2のデイテ
クタの出力との関係を示す図表である。
【図5】他の実施例による校正基板の形成状態を示す平
面図である。
【図6】校正用記録パターンの記録光量の特性を示すグ
ラフである。
【図7】従来の現像装置の全体構成を示す部分的略線図
である。
【図8】レジストマスタガラス板における現像モニタ領
域の形成状態を示す略線図である。
【符号の説明】
1、30……現像装置、2……レジストマスタガラス
板、2A……レジスト層、14、32……制御部、16
……レーザ光源、18……第2のデイテクタ、19……
比較部、31……モニタ、33、40……校正基板、3
3A、40A……レジスト層、A1 ……記録データ領
域、A2 ……現像モニタ領域、ACAL ……校正用記録パ
ターン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の一面に形成されたフオトレジストか
    らなるレジスト層のデータ記録領域が記録信号に基づい
    て露光されると共に、当該レジスト層の上記データ記録
    領域とは別のモニタ領域が上記記録信号と同一又は類似
    の信号に基づいて露光されてなるレジストマスタ板を、
    上記レジスト層の上記モニタ領域にレーザ光を照射して
    得られる回折光の光量変化に基づいて現像状態を検出し
    ながら現像する現像装置の校正方法において、 上記レジストマスタ板に代えて、基板の一面に形成され
    たフオトレジストからなるレジスト層の上記モニタ領域
    と同じ位置に、上記記録信号と同一又は類似の信号に基
    づいて所望状態の凹凸パターンが形成されてなる校正基
    板の上記凹凸パターンに上記レーザ光を照射し、 上記凹凸パターンから得られる上記レーザ光の回折光の
    光量を検出し、 上記検出結果に基づいて、上記現像装置における上記レ
    ジストマスタ板の現像状態の検出精度を校正することを
    特徴とする現像装置の校正方法。
  2. 【請求項2】上記校正基板の上記凹凸パターンは、上記
    レジスト層の所定の半径位置に設けられたことを特徴と
    する請求項1に記載の現像装置の校正方法。
  3. 【請求項3】上記校正基板の上記凹凸パターンは、上記
    記録信号と同一又は類似の信号に基づく露光の光量分布
    が回転方向に沿つて異なるように上記レジスト層に形成
    されてなることを特徴とする請求項1に記載の現像装置
    の校正方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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