JPH10199662A - ヒータ - Google Patents

ヒータ

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JPH10199662A
JPH10199662A JP507097A JP507097A JPH10199662A JP H10199662 A JPH10199662 A JP H10199662A JP 507097 A JP507097 A JP 507097A JP 507097 A JP507097 A JP 507097A JP H10199662 A JPH10199662 A JP H10199662A
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JP
Japan
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case
heater
heating element
discharge
electrode
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JP507097A
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English (en)
Inventor
Masao Nakano
正雄 中野
Hiroshi Kitamura
央 北村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱体の劣化による熱の出力の低下を防止す
ることができ、また熱の損失を小さくすることができ、
さらにケースに割れなどの破損を生じないようにするこ
とができるヒータを提供する。 【解決手段】 PTC素子からなる発熱体1と絶縁板2
との間に電極部7を介在させて発熱体1を一対の絶縁板
2で挟持する。これらをセラミック製のケース3に設け
た挿着穴4に圧入して形成されるヒータに関する。発熱
体1及びケース3の線膨張率とほぼ同等の線膨張率を有
する電極部7を用いる。発熱体1と電極部7の熱膨張に
よる長さや体積の変化量をほぼ同じにして発熱体1と電
極部7の接触界面にずれや隙間が生じないようにするこ
とができる。ケース3と電極部7の熱膨張による長さや
体積の変化量をほぼ同じにして電極部7の熱膨張で生じ
る力がケース3に大きくかからないようにすることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体の加熱装置や
スチーム発生装置などに用いられるヒータに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えばスチーム式ヘアーカー
ル器内に内蔵されるヒータとして外形が楔型形状をした
ヒータが提案されている。例えば、特開昭60ー112
281号公報においては、図16、17に示すように、
スチーム式ヘアーカール器の筒状をした本体20内に外
形が楔型形状をしたヒータ21を配設し、筒状をした本
体20の端部開口部に着脱自在に嵌め込んだ給水タンク
22の端部に楔形をした凹部23を設け、この給水タン
ク22に設けた給水体24を楔形をした凹部23の内面
に沿わせてあり、給水タンク22を筒状をした本体20
の端部開口部に嵌め込んで取付けた際に、楔型形状をし
たヒータ21に楔型形状をした凹部23を嵌め込むこと
で、凹部23の内面に沿わせた給水体24をヒータ21
に密着するようにしてある。このように、ヒータ21の
外形を楔型形状にすることで、給水タンク22との着脱
を容易にし且つ給水体24とヒータ21との密着を良く
している。
【0003】ところで上記のようなヒータ21を形成す
るには、PTC素子の発熱体1′を薄平板の電極部2′
で挟持し、その両側に楔型形状をした無機質の絶縁板2
5を配したものを絶縁機能と部品収納機能を有する樹脂
製の枠26に組み込み、これらを外形が楔型形状をした
ケース3′の楔型形状の穴4′に圧入するようにしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような従
来例のヒータ21にあっては、発熱体1′よりも線膨張
率の非常に大きな銅製や銅合金製やアルミニウム製やス
テンレス製の電極部2′を用いているために、電極部
2′が発熱体1′の10〜20倍の熱膨張収縮を繰り返
し起こすことになり、この結果、通電中に発熱体1′と
電極部2′の接触界面にずれが生じたり、発熱体1′と
電極部2′の接触圧力の低下による隙間(緩み)が生じ
たりしていた。そして上記のずれのために発熱体1′と
電極部2′の間に微少放電現象(マイクロスパーク)が
発生して発熱体1′が変質して劣化し、ヒータの熱の出
力が低下するという問題があった。また上記の隙間のた
めに発熱体1′からの電極部2′への熱伝達抵抗が増大
して熱伝達の効率が低下し、熱の損失(ロス)が大きく
なるという問題があった。さらにケース3′としてセラ
ミック製のものを使用した場合には、上記の電極部2′
の熱膨張によって発生する力でケース3′に割れなどの
破損が生じるという問題があった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、発熱体の劣化による熱の出力の低下を防止するこ
とができ、また熱の損失を小さくすることができ、さら
にケースに割れなどの破損を生じないようにすることが
できるヒータを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のヒータは、PTC素子からなる発熱体1と絶縁板2と
の間に電極部7を介在させて発熱体1を一対の絶縁板2
で挟持し、これらをセラミック製のケース3に設けた挿
着穴4に圧入して形成されるヒータであって、発熱体1
及びケース3の線膨張率とほぼ同等の線膨張率を有する
電極部7を用いて成ることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1、図2には本発明の実施の形態の一例が示し
てある。1はPTC(Positive Temperature Coefficle
mt)素子からなる発熱体であって、細長い板状に形成さ
れている。2はセラミック(無機質)製の絶縁板であっ
て、その内面をほぼ平坦に、またその外面をケース3の
挿着穴4の傾斜面20と合致するような斜面21として
形成してある。よって絶縁板2は先端(挿入方向)に向
かうほど薄くなるような楔形形状に形成されている。3
はセラミック製のケースであって、ヒータの外殻を構成
するものであり、その外形は楔型形状に形成されてい
る。ケース3の外形を楔型形状にしたのは、例えばスチ
ーム式ヘアーカール器のヒータなどとして使用する際
に、該ヒータに給水体に設けた楔型形状をした凹部を簡
単に着脱できるようにし、また嵌め込んだ際に確実に密
着できるようにするためである。
【0008】上記ケース3には挿着穴4が設けられてい
る。挿着穴4は先端に向かうほどケース3の厚み方向に
狭くなるような楔形形状に形成されており、挿着穴4の
後端は、ケース3の後面に開口する差し込み孔12に連
通されている。7は発熱体1に電気を供給するための電
極部であって、電気良導体の金属で薄板状に形成されて
いる。電極部7の後端には接続部7aが突設されてお
り、リード線6の導線6aの先端が溶接等で固着されて
いる。
【0009】そしてヒータを形成するにあたっては、発
熱体1の外側に電極部7の内面を接触させて発熱体1を
一対の電極部7で挟持すると共に電極部7の外側に絶縁
板2の内面を接触させて一対の絶縁板2で発熱体1及び
電極部7を挟持し、この状態で差し込み孔12を通して
挿着穴4に発熱体1と電極部7と絶縁板2を圧入するよ
うにして行うものである。そしてこのヒータは、リード
線6及び電極部7を通じて発熱体1に給電して発熱体1
を発熱させ、この熱を電極部7、絶縁板2、ケース3の
順に伝達させて発熱させるものである。
【0010】上記電極部7としては、ヒータの発熱温
度、例えば30〜200℃において、発熱体1と絶縁板
2とケース3の各線膨張率とほぼ同等の線膨張率を有す
るものを用いることができる。好ましくは発熱体1と絶
縁板2とケース3よりも線膨張率が小さく、発熱体1と
絶縁板2とケース3の各線膨張率との差が9×10-6
℃以内となるような線膨張率を有する電極部7を用いる
ことができる。
【0011】具体的には例えば、発熱体1をチタン酸バ
リウム系磁器半導体PCT素子で、絶縁板2をアルミナ
(Al2 3 )で、ケース3をアルミナをベースとしそ
の他チタン(TiO2 )、ケイ素(SiO)、酸化マグ
ネシウム(MgO)、酸化カルシウム(CaO)などを
添加して調製された材料(例えば西村陶業社製のAT−
45)で、電極部7を36%のニッケルを含有するニッ
ケル鉄合金でそれぞれ形成することができる。このよう
な材料を用いて発熱体1と絶縁板2とケース3及び電極
部7をそれぞれ形成することによって、発熱体1、絶縁
板2、ケース3、電極部7の線膨張率を30〜200℃
において、それぞれ8.5×10-6/℃、7.8×10
-6/℃、7.5×10-6/℃、1.8×10-6/℃にす
ることができる。
【0012】上記ケース3を形成する材料としては、窒
化アルミニウム(AlN)や窒化ケイ素(SiOC)な
どを使用することもできるが、安価で電気的絶縁性や耐
熱衝撃性や機械的強度や熱伝導率が高いセラミック材料
としては上記アルミナをベースとした材料を用いるのが
好ましい。また電極部7を形成する材料としては上記ニ
ッケル鉄合金(36Ni−Fe)の他に、ヒータの発熱
温度ではほとんど熱膨張を起こさない低熱膨張性を有す
るインバー合金を用いることができる。
【0013】このように形成されるヒータは、セラミッ
ク製のケース3を用いたので、金属製のケースを用いた
場合のような感電の危険性がなくなるものであり、従っ
て従来例の枠26のような電極部7とリード線6がケー
ス3と接触しないようにするための部材が必要でなくな
って構造を簡略化することができる。またセラミック製
のケース3には水垢付着防止及び腐蝕防止の効果があ
り、金属製のケースを用いた場合のように無機質材の表
面保護加工を施す必要がなく、水と接触する可能性のあ
るスチーム発生装置用のヒータとして好適に用いること
ができる。
【0014】また発熱体1を楔形形状をした絶縁板2で
電極部7を介在させて挟み、これらをケース3の楔形形
状をした挿着穴4に圧入することで、挿着穴4への発熱
体1と絶縁板2と電極部7の圧入が行い易くなるもので
あり、また絶縁板2の斜面21の全面を、楔型形状をし
た挿着穴4の傾斜面20にぴったりと隙間なく密着させ
ることができ、熱伝導における熱の損失を少なくするこ
とができるものである。尚、図1、2では両方の絶縁板
2が楔形形状に形成されているが、少なくとも一方が楔
形形状であればよい。
【0015】さらに発熱体1の線膨張率とほぼ同等の線
膨張率を有する電極部7を用いることによって、発熱体
1と電極部7の熱膨張による長さや体積の変化量(特に
平面方向での伸縮)をほぼ同じにして発熱体1と電極部
7の接触界面にずれや隙間が生じないようにすることが
でき、発熱体1と電極部7の間に微少放電現象が発生し
ないようにすることができると共に、発熱体1からの電
極部7への熱伝達の効率が低下しないようにすることが
できる。またケース3と絶縁板2の線膨張率とほぼ同等
の線膨張率を有する電極部7を用いることによって、ケ
ース3及び絶縁板2と電極部7の熱膨張による長さや体
積の変化量(特に平面方向での伸縮)をほぼ同じにして
電極部7の熱膨張で生じる力がケース3や絶縁板2に大
きくかからないようにすることができる。特にこの効果
は、発熱体1と絶縁板2よりも電極部7の線膨張率を小
さくすることによって顕著に現れるものである。
【0016】図3、図4には他の実施の形態が示してあ
る。この実施の形態において発熱体1及びケース3は上
記実施の形態と同様に形成されている。絶縁板2は上記
実施の形態と同様のセラミック材料を用いて形成される
ものであって、その内面をほぼ平坦に、またその外面を
後述する挿着穴4の傾斜面20と合致するような斜面2
1として形成してある。よって絶縁板2は先端(挿入方
向)に向かうほど薄くなるような楔形形状に形成されて
いる。また絶縁板2の後端には連結部2aが突設してあ
り、連結部2aには厚み方向に貫通孔9が設けてあり、
ここに金属製の接続管5が嵌め込んで取り付けてある。
この接続管5にはリード線6の導線6aの先端が差し込
まれており、カシメや半田や溶接等で固着されて電気的
機械的に接続されている。
【0017】さらに絶縁板2の内面には接続管5に電気
的に接続される電極部7がほぼ全面に亘って形成されて
いる。この電極部7は薄い層状であって、低熱膨張性を
有するインバー合金、例えばニッケルを36%含有した
ニッケル鉄合金などの電気良導体の金属箔を焼き付ける
ことによって絶縁板2に一体に接合したり、あるいは上
記ニッケル鉄合金等のインバー合金を印刷することによ
って絶縁板2に一体に接合したり、あるいは上記ニッケ
ル鉄合金等のインバー合金を蒸着によって絶縁板2に一
体に接合したりして形成することができる。
【0018】そしてヒータを形成するにあたっては、発
熱体1の外面に電極部7を接触させるようにして一対の
電極部7付きの絶縁板2で発熱体1を挟持し、この状態
で差し込み孔12を通して挿着穴4に発熱体1と電極部
7付き絶縁板2を圧入するように行うものである。この
ヒータは発熱体1で発生した熱を電極部7付き絶縁板2
とケース3の順に伝達させて発熱させるものであるが、
絶縁板2の発熱体1側の面に電極部7を一体に形成した
ので、発熱体1とケース3の間の接触界面数を従来例の
ものよりも少なくすることができ、熱伝達のロスを少な
くすることができるものである。つまり従来例では電極
板2′と絶縁板25の間に接触界面が存在するが、本発
明では絶縁板2に電極部7を一体に形成したので、この
部分に接触界面が存在せず、よって接触界面による熱伝
達のロスを少なくすることができるものである。尚、図
3、4では両方の絶縁板2が楔形形状に形成されている
が、少なくとも一方が楔形形状であればよい。
【0019】図5、6には他の実施の形態が示してあ
る。この実施の形態において発熱体1及びケース3は上
記実施の形態と同様に形成されている。また絶縁板2は
両側の長辺に内側(発熱体1側)に突出する側壁10、
10を全長に亘って設けて断面略コ字状に形成されるも
のである。一方の側壁10の先端には内側傾斜面15が
全長に亘って形成されていると共に他方の側壁10には
内側傾斜面15と同勾配の外側傾斜面16が全長に亘っ
て形成されている。また電極部7は側壁10の内側にお
いて絶縁板2に一体に設けられている。その他の構成は
図3、図4の絶縁板2と同様に形成されている。
【0020】そしてヒータを形成するにあたっては、発
熱体1を側壁10の内側に収めて発熱体1に電極部7を
接触させるようにして一対の電極部7付きの絶縁板2で
発熱体1を挟持し、この状態で差し込み孔12を通して
挿着穴4に発熱体1と電極部7付き絶縁板2を圧入する
ように行うものである。この時一方の絶縁板2の内側傾
斜面15と外側傾斜面16が他方の絶縁板2の外側傾斜
面16と内側傾斜面15にそれぞれ当接するようにし、
対向する側壁10同士が噛み合うようになっている。
【0021】このヒータでは絶縁板2に側壁10を設け
たので、絶縁板2で発熱体1を左右、上下から囲んで電
極部7及び発熱体1が絶縁板2の外側に露出しないよう
にすることができ、絶縁板2とケース3の二重の絶縁構
造により絶縁効果を高めることができるものである。従
ってより安全なヒータにすることができる。また対向す
る側壁10同士が噛み合うようになっているので、対向
する側壁10間に隙間ができないようにすることがで
き、絶縁板2による絶縁効果をさらに高めることができ
るものである。尚、図5、6では両方の絶縁板2が楔形
形状に形成されているが、少なくとも一方が楔形形状で
あればよい。
【0022】図7には他の実施の形態が示してある。こ
の実施の形態は図3、4に示すヒータにおいて、絶縁板
2の斜面21と挿着穴4の傾斜面20の間に密着部材8
を設けて形成されるものである。密着部材8は軟質で薄
板状の熱良導体で作成されるものであって、例えば樹脂
製のグラファイトシートを用いることができる。このヒ
ータでは絶縁板2の斜面21と挿着穴4の傾斜面20の
間に密着部材8を設けたので、絶縁板2とケース3(挿
着穴4)の接触界面の密着性を向上させることができ、
熱伝達のロスを少なくすることができるものである。
【0023】図8、9には他の実施の形態が示してあ
る。この実施の形態は図3、4に示すヒータにおいて、
ケース3に差し込み孔12を形成せずに挿着穴4の後端
をケース3の後面に開口させてある。またケース3の後
部には挿着穴4を挟んで両側に肉厚部30が一体に形成
されており、各肉厚部30には一対の絶縁パイプ31が
前後に貫通させて設けられている。絶縁パイプ31とし
てはセラミック製硝子管やテフロン等の樹脂製チューブ
を用いることができる。さらに各絶縁パイプ31にはタ
ングステン等の高融点金属などで形成される放電電極棒
32が前後に貫通されて配設されており、隣接する一対
の放電電極棒32でケース3の挿着穴4を挟んで両側に
一組ずつの放電回路が形成されている。各組の放電電極
棒32の先部は隣接する他の放電電極棒32側に向けて
略直角に折り曲げられて放電部50として形成されてお
り、対向する放電部50の間は互いに最も効率よく放電
し合うような間隙寸法で形成されている。その他の構成
は図3、4のものと同様に形成されている。
【0024】そしてこのヒータは、各組毎に放電電極棒
32の後端部を高電圧充電部に接続して使用されるもの
であり、高電圧発生回路で発生した高電圧を高電圧充電
部を介して放電電極棒32に印加することによって、ケ
ース3の両側面の略中央部の近傍で対向する放電部50
の間に放電を起こすようになっている。上記ように放電
電極棒32などで形成される放電回路を設けたヒータで
は、ケース3の肉厚部30に放電電極棒32を固定して
あるので、発熱体1や電極部7と放電電極棒32の短絡
が生じないようにすることができ、放電回路を設けたに
もかかわらず小型化が実現できるものである。さらにケ
ース3をセラミック製にすることによって、ケース3を
金属で形成するよりもスチーム発生近傍で高電圧放電が
安全に行えるようになるものである。またケース3の肉
厚部30に絶縁パイプ31を設け、これに放電電極棒3
2を挿入して固定してあるので、肉厚部30と絶縁パイ
プ31による二重絶縁となり安全性が向上するものであ
る。
【0025】図10には他の実施の形態が示してある。
この実施の形態では図8、9のものにおいて、一方の組
の片側の放電電極棒32の後端部と他方の組の片側の放
電電極棒32の後端部とを耐熱性のあるリード線33で
接続し、放電回路を直列に構成したものである。そして
このヒータは、接続されていない残りの放電電極棒32
を高電圧充電部を接続して使用されるものであり、一つ
で高電圧充電部でケース3の両側の二箇所で放電部50
の間に放電を起こすことができるようになっている。
尚、図中の矢印は電流の流れを示す。
【0026】図11には他の実施の形態が示してある。
この実施の形態では図8、9のものにおいて、一方の組
の片側の放電電極棒32と他方の組の片側の放電電極棒
32の代わりに、タングステン等の高融点金属などで略
コ字状に形成される放電具34を用いたものであり、挿
着穴4を挟んで対向する絶縁パイプ31に放電具34の
各先端部を後側からそれぞれ差し込ようにしてケース3
に放電具34を取り付けるようにしてあり、放電回路を
直列に構成したものである。また放電具34の各先部は
隣接する放電電極棒32側に向けて略直角に折り曲げら
れて放電部50として形成されており、放電電極棒32
の放電部50と放電具34の放電部50の間は互いに最
も効率よく放電し合うような間隙寸法で形成されてい
る。
【0027】そしてこのヒータは、放電電極棒32の後
端部を高電圧充電部を接続して使用されるものであり、
一つで高電圧充電部でケース3の両側の二箇所で放電電
極棒32の放電部50と放電具34の放電部50の間に
放電を起こすことができるようになっている。また図1
0に示すようなリード線33も必要でなくなり、部品数
の軽減を図ることができる。
【0028】図12には他の実施の形態が示してある。
この実施の形態は放電電極棒32と放電環35とで放電
回路が形成されるものである。つまりケース3の後部に
挿着穴4を挟んで両側に肉厚部30を一体に形成し、各
肉厚部30に絶縁パイプ31を前後に貫通させて一個ず
つ設け、各絶縁パイプ31に上記と同様の放電電極棒3
2を前後に貫通させて配設すると共に各放電電極棒32
の先部をケース3側に略直角にそれぞれ折り曲げて放電
部50を形成し、放電部50と対向する位置においてケ
ース3にタングステン等の高融点金属などで枠状に形成
される放電環35を嵌合することによって形成されてい
る。各放電部50と放電環35との間は互いに最も効率
よく放電し合うような間隙寸法で形成されている。
【0029】そしてこのヒータは、放電電極棒32の後
端部を高電圧充電部を接続して使用されるものであり、
一つで高電圧充電部でケース3の両側の二箇所で放電電
極棒32と放電環35の間に放電を起こすことができる
ようになっている。上記図1乃至12に示されるヒータ
は、図13に示すヘアーカール器具36や図15(a)
(b)に示すスチームブラシ器具53に内蔵して使用さ
れる。図14には図10のヒータAを内蔵したヘアーカ
ール器具36の頭部37が示してある。筒状に形成され
る頭部37には多数本の櫛片38が形成されたブラシ部
39が設けてあって、ブラシ部39には頭部37の内部
に連通する多数個のスチーム噴出口40が形成されてい
る。また頭部37の内部にはスチーム通過孔が形成され
たスチームパイプ41が配設してあり、このスチームパ
イプ41内にヒータAが収納されていると共に放電電極
棒32の後端部が高電圧充電部46に接続されている。
ヒータAの先部はスチームパイプ41内に設けられた保
持具42の凹部43内に挿着されている。また凹部43
内には吸水体44の一端が導入してあって、ヒータAの
外面と接触させてある。吸水体44の他端は頭部37の
端部開口に着脱自在に取り付けられた給水タンク45内
に導入されており、給水タンク45内に溜められた水5
1が吸水体44で吸収されるようになっている。
【0030】そしてこのヘアーカール器具36は、吸水
体44で吸収された水をヒータAの表面に供給すると共
にこの水をヒータAの加熱によって水蒸気にしてスチー
ムパイプ41内に充満させ、ヒータAに設けた放電回路
で放電を起こすことによって放電エネルギーで水蒸気を
イオン化したり水蒸気の粒子の細分化を促進したりし、
イオン化あるいは細分化された水蒸気をブラシ部39の
スチーム噴出口40から噴出して使用するものである。
そしてイオン化あるいは細分化された水蒸気を髪に供給
することができ、髪に潤いを与えてカールすることがで
きるものである。
【0031】図15(a)(b)には放電電極棒32を
備えたヒータAを内蔵したスチームブラシ器具53が示
してある。中空に形成される頭部37の表面には多数本
の櫛片38が形成されたブラシ部39(一部を想像線で
示す)が設けてあって、ブラシ部39には頭部37の内
部に連通する多数個のスチーム噴出口40が形成されて
いる。また頭部37の内部にはスチーム通過孔55が形
成されたスチームパイプ41が配設してあり、このスチ
ームパイプ41内にヒータAが収納されていると共に放
電電極棒32の後端部が高電圧充電部に接続されてい
る。ヒータAの先部はスチームパイプ41内に設けられ
た保持具42の凹部43内に挿着されている。また凹部
43内には吸水体44の一端が導入してあって、ヒータ
Aの外面と接触させてある。吸水体44の他端は頭部3
7の端部開口に着脱自在に取り付けられた給水タンク4
5内に導入されており、給水タンク45内に溜められた
水が吸水体44で吸収されるようになっている。
【0032】そしてこのスチームブラシ器具53は、吸
水体44で吸収された水をヒータAの表面に供給すると
共にこの水をヒータAの加熱によって水蒸気にしてスチ
ームパイプ41内に充満させ、ヒータAに設けた放電回
路で放電を起こすことによって放電エネルギーで水蒸気
をイオン化したり水蒸気の粒子の細分化を促進したり
し、イオン化あるいは細分化された水蒸気をブラシ部3
9のスチーム噴出口40から噴出して使用するものであ
る。そしてイオン化あるいは細分化された水蒸気を髪に
供給することができ、髪に潤いを与えてカールすること
ができるものである。
【0033】上記のようにヘアーカール器具36やスチ
ームブラシ器具53に放電電極棒32などで形成される
放電回路を一体に設けたヒータAを用いることによっ
て、ヒータAと放電電極棒32を離して配置したり、ヒ
ータAと放電電極棒32の絶縁目的のために特別にプラ
スチック製のスチーム室を必要とせず、さらに放電部を
隔離するための噴霧板を必要とせず、軽量、コンパク
ト、薄形で部品が少なく組み立てやすいヘアーカール器
具36やスチームブラシ器具53を形成することができ
る。またスチームパイプ41にヒータAを直接結合で
き、ヒータAからの熱伝達がヒータAからスチームパイ
プ41ヘと効率よく行われて高温のスチームがスチーム
パイプ41のスチーム通過孔55やスチーム噴出口40
で結露しにくく、水滴たれ等の不具合解消にも役立つも
のである。
【0034】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に記載の
発明は、PTC素子からなる発熱体と絶縁板との間に電
極部を介在させて発熱体を一対の絶縁板で挟持し、これ
らをセラミック製のケースに設けた挿着穴に圧入して形
成されるヒータであって、発熱体及びケースの線膨張率
とほぼ同等の線膨張率を有する電極部を用いたので、発
熱体の線膨張率とほぼ同等の線膨張率を有する電極部を
用いることによって、発熱体と電極部の熱膨張による長
さや体積の変化量をほぼ同じにして発熱体と電極部の接
触界面にずれや隙間が生じないようにすることができ、
発熱体と電極部の間に微少放電現象が発生しないように
して発熱体の劣化による熱の出力の低下を防止すること
ができものであり、また発熱体からの電極部への熱伝達
の効率が低下しないようにして熱の損失を小さくするこ
とができるものである。さらにケースとの線膨張率とほ
ぼ同等の線膨張率を有する電極部を用いることによっ
て、ケースと電極部の熱膨張による長さや体積の変化量
をほぼ同じにして電極部の熱膨張で生じる力がケースに
大きくかからないようにすることができ、ケースに割れ
などの破損を生じないようにすることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す分解斜視図で
ある。
【図2】(a)(b)は同上の断面図、(c)は背面図
である。
【図3】同上の他の実施の形態の一例を示す分解斜視図
である。
【図4】(a)(b)は同上の断面図、(c)は背面図
である。
【図5】同上のさらに他の実施の形態の一例を示す分解
斜視図である。
【図6】(a)(b)は同上の断面図、(c)は背面図
である。
【図7】(a)(b)は同上のさらに他の実施の形態の
一例を示す断面図、(c)は背面図である。
【図8】(a)は同上のさらに他の実施の形態の一例を
示す断面図、(b)は正面図である。
【図9】同上の斜視図である。
【図10】同上のさらに他の実施の形態の一例を示す斜
視図である。
【図11】同上のさらに他の実施の形態の一例を示す斜
視図である。
【図12】同上のさらに他の実施の形態の一例を示す斜
視図である。
【図13】本発明が使用されるヘアーカール器具の一例
を示す側面図である。
【図14】図13のヘアーカール器具の一部の断面図で
ある。
【図15】(a)(b)は本発明が使用されるヘアーブ
ラシ器具の断面図である。
【図16】従来例を示す断面図である。
【図17】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 発熱体 2 絶縁板 3 ケース 4 挿着穴 7 電極部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PTC素子からなる発熱体と絶縁板との
    間に電極部を介在させて発熱体を一対の絶縁板で挟持
    し、これらをセラミック製のケースに設けた挿着穴に圧
    入して形成されるヒータであって、発熱体及びケースの
    線膨張率とほぼ同等の線膨張率を有する電極部を用いて
    成ることを特徴とするヒータ。
JP507097A 1997-01-14 1997-01-14 ヒータ Withdrawn JPH10199662A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007030994A1 (fr) * 2005-09-12 2007-03-22 Lo, Hou-On Plaque d'émission de chaleur pour redresseur de cheveux ou pour bigoudi

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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