JPH10200749A - 階調補正曲線の作成方法および画像出力装置 - Google Patents

階調補正曲線の作成方法および画像出力装置

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JPH10200749A
JPH10200749A JP9005525A JP552597A JPH10200749A JP H10200749 A JPH10200749 A JP H10200749A JP 9005525 A JP9005525 A JP 9005525A JP 552597 A JP552597 A JP 552597A JP H10200749 A JPH10200749 A JP H10200749A
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JP
Japan
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test pattern
correction curve
tone
curve
gradation
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Application number
JP9005525A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Inoue
義章 井上
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】感光材料が塗布されたフイルム原版に露光記録
するレーザ光のビーム径が変更された場合や、前記感光
材料のγが変更された場合等の、いわゆる出力機条件が
変更された場合に、新たな出力機条件に対応する階調補
正曲線を簡易に作成する。 【解決手段】予め、標準条件、例えば、ビーム径が標準
の大きさ、感光材料のγが標準の値におけるトーンカー
ブを作成しておき、出力機30の出力条件が変更された
場合、テストパターン発生部24から網点面積率が0〜
10%、45%〜55%、90%〜100%になる平網
でのテストパターンを出力し、テストパターンフイルム
Ftを得る。濃度計等の測定器36により、濃度の出る
点、トーンジャンプの発生する点、濃度が付かなくなる
点を測定し、これら測定点に基づいて、基準トーンカー
ブに基づく新たな出力機条件に対応する所望の階調補正
曲線を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、網点画
像が形成されたフイルムを出力する印刷用スキャナや網
点画像が形成された刷版を出力するCTP(Computer T
o Plate )、または濃度階調画像が形成されたハードコ
ピーを出力するカラープリンタや小部数印刷装置等の画
像出力装置における階調変換用の階調補正曲線の作成方
法およびその階調補正曲線を作成して設定使用する画像
出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】網点画像が形成されたフイルム等を得よ
うとする場合、画像出力装置が利用されている。この画
像出力装置は、例えば、スキャナと、このスキャナに接
続される画像データ処理用コンピュータと、この画像デ
ータ処理用コンピュータに接続されるラスタイメージプ
ロセッサと、このラスタイメージプロセッサに接続され
るイメージセッターと、このイメージセッターに接続さ
れるフイルムプロセッサとから構成される。
【0003】このように構成される画像出力装置におい
ては、画像原稿からスキャナ等により読み取られた画像
データに対して、画像データ処理用コンピュータにより
階調補正曲線に基づいて階調変換し、ラスタイメージプ
ロセッサにより階調変換後の画像データを閾値マトリク
スと比較して2値画像データに変換し、イメージセッタ
ーにより前記2値画像データに基づいて感光材料が塗布
されたフイルム原版上に2値画像を潜像として露光記録
し、フイルムプロセッサにより2値画像が露光記録され
ている前記フイルム原版を現像して網点画像が形成され
たフイルムが得られるように構成されている。
【0004】通常、前記画像データ処理用コンピュータ
とラスタイメージプロセッサは、処理に密接な関係があ
るので、一体製品として提供される場合が多い。以下、
この明細書では、繁雑さを避けるために、この一体製品
とされた装置をラスタイメージプロセッサと呼び、ラス
タイメージプロセッサ内に階調補正曲線が記憶されてい
るものとする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記階調補
正曲線は、前記イメージセッターにおけるレーザビーム
のビーム径、レーザパワー等の記録に関する仕様および
前記感光材料のγ特性(露光量に対する濃度の特性)等
の画像出力条件に応じた特性曲線であることが好まし
い。入力階調に対して出力階調が滑らかに変化し、トー
ンジャンプがないことが望まれるからである。
【0006】しかしながら、例えば、出力側に種類の異
なる複数のイメージセッターが接続されるような汎用的
なラスタイメージプロセッサの場合、すべての画像出力
条件に対応した階調補正曲線が得られるとは限らず、仮
に得られたとしても大容量のデータの蓄積が必要とな
り、管理が繁雑でかつコストも高くなるという課題があ
る。
【0007】この発明はこのような課題を考慮してなさ
れたものであって、新たな画像出力条件に対応した階調
補正曲線を簡易に作成することを可能とする階調補正曲
線の作成方法および画像出力装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、入力される
階調画像データを画像出力条件に応じた階調画像データ
に階調変換するための階調補正曲線の作成方法におい
て、基準となる画像出力条件下で予め得られた基準とな
るトーンカーブを準備し、前記入力される階調画像デー
タを新たな画像出力条件により階調変換しようとすると
き、前記新たな画像出力条件のもとでテストパターンを
出力し、このテストパターンから得られる情報に基づい
て、前記基準となるトーンカーブに基づく新たな画像出
力条件用の階調補正曲線を作成することを特徴とする。
【0009】この発明によれば、新たな画像出力条件に
対応した階調補正曲線を作成しようとするとき、この新
たな画像出力条件のもとでテストパターンを出力し、こ
のテストパターンから得られる情報に基づいて、基準と
なるトーンカーブに基づく新たな画像出力条件用の階調
補正曲線を作成するようにしているので、新たな画像出
力条件に適合する階調補正曲線を簡易に作成することが
できる。
【0010】この場合、テストパターンを、ハイライト
側での網点の付き始め部、網点の接点部およびシャドー
側での網点の抜け始め部を含むテストパターンとすれ
ば、新たな画像出力条件により出力されたテストパター
ンから得られる情報は、網点の付き始め部の濃度、網点
の接点部の前後の濃度、および網点の抜け始め部の濃度
となるので、これらの情報により前記基準となるトーン
カーブを、例えば、数学的な関数変換処理により変換し
て新たな画像出力条件用の階調補正曲線を演算処理によ
り作成することができる。
【0011】また、基準となる画像出力条件を、出力機
と感光材料とが、略、中程度の特性を有する条件とする
ことにより、得られた階調補正曲線の精度は、出力機と
感光材料の特性の最大限の変化に対して誤差が正負に振
り分けられた値となり、通常の場合には、確率的に精度
のよい階調補正曲線を作成することができる。
【0012】また、この発明は、入力される階調画像デ
ータを階調補正曲線により階調変換した後、閾値マトリ
クスを作用させ、2値化して2値画像データに変換し、
この2値画像データにより感光材料を露光記録した後、
現像することで、網点画像が形成されたフイルムを得る
画像出力装置において、予め、標準の感光材料と、この
標準の感光材料が担持されたシート体を露光記録する標
準の光ビームと、露光記録されたシート体を現像する標
準の現像条件からなる標準出力条件下で得られた基準と
なるトーンカーブを記憶する基準トーンカーブ記憶部
と、前記標準出力条件の内容が変化したとき、この新た
な出力条件のもとでテストパターンを出力し、このテス
トパターンから得られる情報に基づいて、前記基準とな
るトーンカーブに基づく新たな画像出力条件用の階調補
正曲線を作成する階調補正曲線作成部とを有することを
特徴とする。
【0013】この発明によれば、新たな画像出力条件に
対応した階調補正曲線を作成しようとするとき、階調補
正曲線作成部では、新たな画像出力条件のもとでテスト
パターンを出力し、このテストパターンから得られる情
報に基づいて、前記基準となるトーンカーブに基づく新
たな画像出力条件用の階調補正曲線を作成するようにし
ているので、新たな画像出力条件に適合する階調補正曲
線を簡易に作成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0015】図1は、この一実施の形態の画像出力シス
テム10の基本的な構成を示している。この画像出力シ
ステム10は、ルックアップテーブルである階調補正曲
線設定部12を有し、この階調補正曲線設定部12に
は、階調補正曲線作成部14で作成された階調補正曲線
または基準階調補正曲線がルックアップテーブルとして
設定される。ルックアップテーブルではなく、関数変換
部としてもよい。
【0016】階調補正曲線設定部12には、入力端子1
6を通じてnビット分解能の階調画像データ(多値画像
データ、階調画像信号、多値画像信号ともいう。)Gが
網%データとして入力される。なお、階調画像データG
は、例えば、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y
(黄)、K(墨)の各データからなるカラー画像データ
であっても、モノクロ画像データであってもよい。
【0017】階調補正曲線設定部12は、設定されてい
る階調補正曲線、より具体的には、後述する画像出力条
件に応じて設定されている階調補正曲線により、この階
調画像データGの階調を変換した網%データである階調
画像データGcを作成して出力する。
【0018】階調変換された階調画像データGcは、周
知の2値化処理部18で閾値マトリクス出力部20から
出力される閾値マトリクスを構成する各閾値データと比
較されて2値画像データ(網点画像データ)Haに変換
される。すなわち、2値化処理部18では、閾値データ
をTDとするとき、G>TD(オン、1、黒化)および
G≦TD(オフ、0、非黒化)の大小比較演算を行い、
その比較演算結果の値1または値0をとる2値画像デー
タHaを出力する。
【0019】この場合、閾値マトリクスは、オペレータ
を介して網点条件設定部22により設定された網点条
件、例えば、スクリーン線数、網角度、網点形状のセッ
トからなる条件に対応したものが閾値マトリクス出力部
20から2値化処理部18に出力される。
【0020】2値化処理部18から出力される2値画像
データHaまたはテストパターン発生部24から出力さ
れるテストパターンの2値画像データ(以下、テストパ
ターンデータともいう。)Htのいずれかのデータがマ
ルチプレクサ26により選択されて、出力機30を構成
する光ビーム走査露光部であるレーザ走査露光部32に
入力される。レーザ走査露光部32は、一定のγ特性を
有する所定の感光材料が塗布されたフイルム原版Fo上
を光ビームであるレーザビームにより走査露光して、入
力された2値画像データHa、Htに応じた潜像として
の画像をフイルム原版Fo上に記録する。通常、レーザ
走査露光部32では、副走査方向に搬送されるフイルム
原版Foに対して主走査方向のレーザビームを走査する
ことで、フイルム原版Fo上に2次元的な画像を形成す
る。
【0021】潜像の記録されたフイルム原版Foが現像
部34に供給され、所定の現像液により所定温度で所定
時間現像処理されることで、フイルム原版Fo上の潜像
が顕像化されて、網点画像が形成されたフイルムFが作
成される。
【0022】この実施の形態において、2値画像データ
Haに対応する画像が形成されたフイルムの符号をFと
し、後に詳しく説明するテストパターンデータHtに対
応する画像(テストパターン)が形成されたフイルムの
符号をFtとする。
【0023】テストパターンフイルムFt上に形成され
たテストパターン(テストパッチ)を構成する各パター
ンの濃度または網点面積率が、測定器(濃度計または網
点面積率計)36により測定され、測定値が階調補正曲
線作成部14の第1の入力に供給される。階調補正曲線
作成部14の第2の入力には、基準トーンカーブ記憶部
38に記憶されている基準トーンカーブ(のデータ)が
供給される。
【0024】階調補正曲線作成部14は、第3の入力を
有し、この入力端子40からオペレータ等により指定さ
れる画像出力条件に対応して、基準トーンカーブを前記
テストパターンフイルムFtの測定値に基づいて、後述
する一定のアルゴリズムにより変換し、前記オペレータ
により指定された画像出力条件(新たな画像出力条件)
に対応した所望のトーンカーブを作成する。作成された
所望のトーンカーブを逆変換し、逆関数としての新たな
階調補正曲線を作成する。この新たに作成された階調補
正曲線が、階調補正曲線設定部12に設定される。
【0025】なお、画像出力条件が、後述する標準の画
像出力条件である場合、または何も設定されなかった場
合のデフォルト値として、階調補正曲線作成部14は、
基準トーンカーブ記憶部38から読み出した基準トーン
カーブの逆関数として得られる階調補正曲線(基準階調
補正曲線)を、階調補正曲線設定部12に設定する。
【0026】この場合、この実施の形態において、基準
トーンカーブ(および基準階調補正曲線)は、出力機3
0におけるレーザ走査露光部32におけるレーザビーム
のビーム径が比較的小径であって、フイルム原版Foに
塗布されている感光材料のγの傾斜が中程度のものであ
り、また、現像液の劣化程度が中程度であり、かつ、2
値化処理部18に設定される閾値マトリクスの網点条件
(網パターン条件ともいう。)が、標準(例えば、17
5線で、CMYKの各版毎に所定角度が付けられ、さら
に、網点の形状がスクエアである。)のときの、いわゆ
る標準の画像出力条件のもとで、予め作成されたもので
あるとする。したがって、上述したように、画像出力条
件がこのような標準の場合には、階調補正曲線設定部1
2には、この基準階調補正曲線が設定される。
【0027】なお、この実施の形態では、理解のし易さ
のために、以下、画像出力条件とは、網点条件設定部2
2により設定される網点条件が固定であり、出力機30
の条件のみが変化するものと考える。しかし、この画像
出力条件に閾値マトリクスの条件、すなわち、網点条件
の変化も含めて考えてもよいことはもちろんである。
【0028】そこで、次に、画像出力条件が標準の画像
出力条件から新たな画像出力条件に変更された場合、例
えば、レーザビームのビーム径がより大径とされた場
合、またはビーム径は小径のままであるが、フイルム原
版Foに塗布されている感光材料のγの大きいフイルム
原版Foを使用する場合等について、新たな階調補正曲
線を作成する手順乃至動作について説明する。
【0029】まず、予め得られている基準トーンカーブ
記憶部38に記憶されている基準トーンカーブの曲線の
例を図2に示す。図2において、横軸は入力網%xi
あり、縦軸は出力網%yoiである。
【0030】ここで、基準トーンカーブの曲線の式を次
の(1)式、(2)式で示す関数のように定義する。
(1)式から、階調補正曲線設定部12に入力される階
調画像データGの値G=xi (iは例えば0〜100%
に対応した0〜255の値であって、約0.4%きざみ
の値)のデータが、変換後の階調画像データGcの値G
c=yoiのデータとして得られることが理解される。
(2)式から、任意の点の入力値xi における出力値y
oiは、その1つ前の点xi-1 の出力値yoi-1に、その座
標点xi における増分Δyoi(Δyoiは、通常、座標点
i 毎に異なる値である。)を加えた値で表すようにし
ていることが理解される。
【0031】 yoi=fo(xi ) …(1) fo(xi )=yoi=yoi-1+Δyoi …(2) 図2の横軸上、xi =xAorg{縦軸上では、yi =fo
(xAorg)=yAorg}は、フイルムF上、いわゆる網の
付き始め部(網の付き始め点ともいう。)に対応し、x
=xi =xBorg{縦軸上では、y=yi =fo
(xBorg)=yBorg}は、フイルムF上、いわゆる網の
抜け始め部(網の抜け始め点ともいう。)に対応する。
ここで、網の付き始め点とは、入力網%を0値から徐々
に大きくしていった場合に、フイルムF上に初めて濃度
がでる点であり、網の抜け始め点とは、入力網%を値1
00%に近い100%以下の値から値100%に向かっ
て徐々に変化させたときに、入力網%値が変化していて
も出力網%値がベタかほとんど変化しない状態になって
しまい、入力網%の変化に対して濃度が全く変化しない
かまたはほとんど変化しなくなる点をいう。
【0032】また、図2例の基準トーンカーブfo(x
i )中、入力網%xi がxi =50%点近傍で、出力網
%yi が階段状(ステップ状)に増加する箇所は、いわ
ゆるトーンジャンプ(例えば、特開平7−336536
号公報参照)が発生している箇所であり、このトーンジ
ャンプは、隣りあう網点の接点(接点部)で発生し易い
ことが分かっており、例えば、網形状がスクエアである
場合には、隣りあう網点の頂点部が接点部となり、網%
値が50%近傍で発生する。なお、網形状がラウンド形
状である場合には、隣りあう網点の接点部は円周上にあ
ることとなり、網%が78.5%(3.14/4)でト
ーンジャンプが発生し易い。
【0033】この図2例の基準トーンカーブfoでは、
入力網%xi が値xi =xc0org (以下、接点部前点と
もいう。)で出力網%yi が値yi =yc0org となり、
例えば、1ドットの増分に対応する分だけ離れたその隣
りの入力網%xi が値xi =xc1org (以下、接点部後
点ともいう。)で出力網%yi が値yi =yc1org と階
段状に変化している。
【0034】したがって、上記(2)式の関数式は、入
力網%xi の値が比較的小さい変数域(xAorg〜x
c0org )と比較的大きい変数域(xc1org 〜xBorg)に
おいて、変数xの増分Δxi に対する関数yの増分Δy
oiが予め各入力網%値xi で記憶されているものとす
る。このため、(2)式に対応して、xi は、xi =x
i-1+Δxi と表されるものと考えてもよい。
【0035】上述したように、関数yが曲線である場
合、一般に、増分Δyoiは、入力網%xi の一定の増分
Δxi の値に応じて異なる値であることに注意すること
が必要である。
【0036】そこで、画像出力条件が新たな画像出力条
件に変更された場合の新たなトーンカーブ(符号はfと
する。)を作成しようとする場合、変更後の画像出力条
件(ここでは上述したように、レーザビームのビーム径
がより大径であって、感光材料のγの傾斜が立っている
場合)における、網点の付き始め点(xA ,f
(xA))の網%(または濃度)、網点の接点部の網%
(または濃度){これは、接点部前点(yc0,f
(yc0))と接点部後点(yc1,f(yc1))の2つの
点の網%等を意味する。}、および網点の抜け始め点
(xB ,f(xB ))の網%(または濃度)を得るた
め、階調補正曲線作成部14の作用下にマルチプレクサ
26をテストパターン発生部24側に切り替えて所定の
テストパターンデータHtを出力する。
【0037】このテストパターンデータHtによって表
現される画像の内容を、図3のテストパターンTPの概
念図に示す。念のために付言すれば、実際上、テストパ
ターン発生部24から出力されるものは、テストパター
ン用の2値画像データ、すなわちテストパターンデータ
Htであるが、図3では、理解し易いように、そのテス
トパターンデータHtにより表される画像を概念的に示
している。
【0038】図3中、上側1/3の領域E1では、網%
が0%近傍の(左から右に網%が0%から徐々に大きく
なる)パッチが配置され、中央の領域E2では、網%が
100%近傍の(右から左に網%が100%から徐々に
小さくなる)パッチが配置され、下側1/3の領域E3
では、網%が50%近傍のパッチが配置される。なお、
図3において、パッチは、網点を構成するドットが1個
ずつ増加する、または減少する画像として描いている。
【0039】実際上、テストパターンTPは、図4に示
すように、例えば、1cm×1cmの平網パッチ50、
51、52が、各領域E1〜E3にそれぞれ、10パッ
チ程度並んだものとされる。この実施の形態では、網%
が0〜10%のそれぞれに対応する複数のパッチ50、
また網%が90〜100%のそれぞれに対応する複数の
パッチ51および網%が45〜55%のそれぞれに対応
するパッチ52を発生するようにしている。実際上、パ
ッチの網%のきざみは、大体1%きざみとしている。図
3に示すように、網点を構成するドットが1個ずつ増加
または減少するようにすることが好ましい。なお、平網
とは、周知のように、一定割合の網点が並んでいる均一
濃度の濃度パターンをいい、各平網パッチ50、51、
52の大きさを1cm×1cm程度にしているのは、測
定器36として測定用開口がφ3mm程度の濃度計を使
用して平均的な濃度を測定するためである。
【0040】この場合、測定器36により測定した濃度
(平均濃度Dmean)から網%データAは、次の
(3)式に示すマーレーデービスの式を網%で解いた式
で一意に得られる。(3)式において、Dmaxは、い
わゆるベタ濃度であり、通常、Dmax>4が用いられ
る。
【0041】 A(網%)={(1−10-Dmean)/(1−10-Dmax )} …(3) 測定器36が網点面積率計である場合、マーレーデービ
スの式{(3)式を平均濃度Dmeanについて解いた
式}により、測定した網点面積率Aから平均濃度Dme
anを一意に算出することができる。
【0042】テストパターン発生部24から発生された
テストパターンデータHtに基づいて、現在の出力機3
0の出力条件、換言すれば、新たな画像出力条件でフイ
ルム原版Foにレーザ走査露光部32によりレーザ走査
露光し、露光後のフイルム原版Foを現像部34で現像
することで、図3、図4に示したテストパターンTPに
対応したテストパターンが形成されたテストパターンフ
イルムFtが作成される。
【0043】このテストパターンフイルムFt上の各パ
ッチ50、51、52の濃度を測定器36により領域E
1、E2、E3を各々走査的に順に測定することで、新
たなトーンカーブの作成に必要な網点の付き始め点(x
A ,f(xA ))の網%、分かり易く説明すると測定器
36をテストパターンフイルムFt上の領域E1(図
3、図4参照)を走査的に測定したときに濃度が初めて
でる点の網%が得られる。同様に、網点の接点の網%
{これは、接点部前点(xc0,f(xc0))と接点部後
点(xc1,f(xc1))の網%}、わかり易く説明する
と測定器36をテストパターンフイルムFt上の領域E
3を走査的に測定したときにトーンジャンプ(濃度の急
激な変化)が発生する前後の網%が得られ、以下同様
に、網点の抜け始め点(xB ,f(xB ))の網%、分
かり易く説明すると領域E3を測定器36により走査的
に測定したときに濃度がベース濃度から外れる点(濃度
が変化しなくなる点)の網%のデータをそれぞれ得るこ
とができる。
【0044】なお、測定器36により得られるデータ
は、図2中、Y軸の出力網%であり、これら出力網%の
値がf(xA )、f(xc0)、f(xc1)、f(xB
の各値に対応する入力網%の値は、テストパターン発生
部24から出力されるデータにより予め分かっている
値、すなわち、上記xA 、xc0、xc1、xB の各値に一
意に対応することができる。
【0045】ここで、求めようとするトーンカーブを、
上記(1)式、(2)式に対応する下記の(4)式、
(5)式で示す関数のように定義する。
【0046】 y=f(xi ) …(4) f(xi )=yi =yi-1 +Δyi …(5) そうすると、入力網%xi の領域のうち、領域xA ≦x
i ≦xc0では、図5にも示すように、次の(6)式およ
び(7)式で表される関数にすればよく、一方、領域x
c1≦xi ≦xB では、図6にも示すように、次の(8)
式および(9)式で表される関数にすればよい。
【0047】 Δyi =Δyoi×(f(xc0)−f(xA ))/(fo(xc0) −f(xA )) …(6) yxA=f(xA ) …(7) Δyi =Δyoi×(f(xB )−f(xc1))/(fo(xB ) −fo(xc1)) …(8) yxc1 =f(xc1) …(9) したがって、これら(6)式〜(9)式に基づく新たな
トーンカーブを逆変換した新たな階調補正曲線をルック
アップテーブルとして階調補正曲線設定部12に設定
し、かつマルチプレクサ26を2値化処理部18側に切
り替えて、新たなフイルムFを作成するようにすること
により、出力機30における画像出力条件が異なった場
合においても、フイルムF上の画像上でこの画像出力条
件に対応したトーンジャンプの発生しない高品質の画像
を得ることができることになる。
【0048】このように、上述の実施の形態によれば、
新たなトーンカーブを(6)式〜(9)式に示したよう
に、関数近似式で得るようにしているので、トーンカー
ブおよびその逆変換として得られる階調補正曲線の作成
時間をきわめて短い時間にすることができる。また、画
像出力条件が変わった場合に、上述した所定のテストパ
ターンデータHtを出力し、出力機30で処理した後、
テストパターンフイルムFtとして出力し、これを測定
器36で測定することで、前記関数近似式の特徴点の座
標を簡易に得ることができるので、結果として新たなト
ーンカーブおよび階調補正曲線を簡易に作成することが
できる。
【0049】実際、図7の実線の特性に示すように、ビ
ーム径が小さくて感光材料のγが標準のγのフイルム原
版Foを用いた場合の基準のトーンカーブTCr(上述
のfoに対応する。)に対して、ビーム径を大きくした
場合(感光材料のγは標準のγ)のトーンカーブTC1
は1点鎖線の特性に示すようになり、γを大きくした場
合(ビーム径は小のまま)のトーンカーブTC2は2点
鎖線の特性に示すようになる。図8は、これらのトーン
カーブTCr、TC1、TC2の網%のトーンジャンプ
が発生している50%近傍の拡大図である。
【0050】なお、出力機30における画像出力条件が
変化するばかりでなく、網点条件設定部22において網
点の形状が変わらずに、スクリーン線数のみが変えら
れ、結果として網点条件が変化した場合には、そのため
に新たなテストパターンを作成する必要がなく、以下に
示す換算式により、上述の各点(網点の付き始め点、接
点部前後点、および網点の抜け始め点)の網%を求める
ことができる。
【0051】例えば、網点の付き始め点(xA ,f(x
A ))、網点の接点部前点(xc0,f(xc0))と接点
部後点(xc1,f(xc1))および網点の抜け始め点
(xB,f(xB ))の値が、それぞれ、同じ網形状の
スクリーン線数Lpにおいて求められている場合、これ
ら求められている各点の座標を、それぞれ、スクリーン
線数Lpをサフィックスとして、網点の付き始め点(x
ALp ,f(xALp ))、網点の接点部前点(xc0Lp,f
(xc0Lp))と接点部後点(xc1Lp,f(xc1Lp))お
よび網点の抜け始め点(xBLp ,f(xBLp ))とす
る。
【0052】このとき、網点形状が同一でスクリーン線
数がスクリーン線数Lpからスクリーン線数Lに変化し
た場合の各点の座標を、網点の付き始め点(xAL,f
(xAL))、網点の接点部前点(xc0L ,f
(xc0L ))と接点部後点(xc1L ,f(xc1L ))、
および網点の抜け始め点(xBL,f(xBL))とする
と、スクリーン線数Lにおける網点の付き始め点
(xAL,f(xAL))の座標は、それぞれ、(10)
式、(11)式で求めることが可能であり、スクリーン
線数Lの網点の接点部前点(xc0L ,f(xc0L ))の
座標は、(12)式、(13)式で求めることが可能で
ある。
【0053】 xAL=xALp (L/Lp)2 …(10) f(xAL)=f(xALp )×(L/Lp)2 …(11) xc0L =xc1Lp …(12) f(xc0L )=f(xcLp )×α×(Lp/L) …(13) αは出力機30および感光材料によって定まる定数であ
る。
【0054】なお、繁雑であるので、式は掲載しない
が、網点の抜け始め点(xBL,f(x BL))の座標は、
(10)式、(11)式と同様の計算により得られ、網
点の接点部後点(xc1L ,f(xc1L ))の座標は(1
2)式、(13)式と同様の計算により得られる。
【0055】そして、具体的に、例えば、スクリーン線
数LpがLp=175線についての既知の網点の付き始
め点(xALp ,f(xALp ))の座標が(xALp ,f
(xAL p ))=(0.5%,0.8%)と分かっている
場合には、スクリーン線数LがL=350線での座標
は、それぞれ、(10)式、(11)式を用いて
(xAL,f(xAL))=(2%,3.2%)と直ちに計
算することができる。
【0056】なお、この発明は、上述の実施の形態で
は、2値画像出力機としての網点出力システムについて
説明しているが、この発明を、多値画像出力機にも適用
して同様の補正後の階調補正曲線を得ることができる。
この場合、テストパターンは、多値画像出力機特有の階
調再現特性の得られる、ハイライト側画像、中間画像お
よびシャドウ側画像を出力するようにすればよい。
【0057】また、この発明は上述の実施の形態に限ら
ず、この発明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採
り得ることはもちろんである。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、基準のトーンカーブのみ保持しておき、新たな画像
出力条件に対応する階調補正曲線を得ようとするとき、
出力機情報や感材情報が反映するテストパターンを出力
し、出力したテストパターンから得られる情報に基づい
て、前記基準のトーンカーブの特性に基づく階調補正曲
線を作成することで、新たな画像出力条件に対応し、出
力画像にトーンジャンプの発生しない階調補正曲線を簡
易に作成することができるという効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の階調補正曲線の作成
方法が適用された画像出力システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】基準トーンカーブの特性を説明する線図であ
る。
【図3】テストパターンの構成の説明に供される概念図
である。
【図4】テストパターンの実際の構成の説明に供される
線図である。
【図5】画像出力条件が変更された場合に、基準トーン
カーブから必要なトーンカーブを作成する際の説明に供
される線図である。
【図6】画像出力条件が変更された場合に、基準トーン
カーブから必要なトーンカーブを作成する際の説明に供
される他の線図である。
【図7】基準トーンカーブとこの基準トーンカーブから
作成された新たなトーンカーブの例を示す線図である。
【図8】図7例中、網%が50%近傍の拡大図である。
【符号の説明】
10…画像出力システム 12…階調補正曲線
設定部 14…階調補正曲線作成部 24…テストパター
ン発生部 30…出力機 38…基準トーンカ
ーブ記憶部 F…フイルム Ft…テストパター
ンフイルム f…トーンカーブ fo…基準トーンカ
ーブ G…階調画像データ Ha…2値画像デー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される階調画像データを画像出力条件
    に応じた階調画像データに階調変換するための階調補正
    曲線の作成方法において、 基準となる画像出力条件下で予め得られた基準となるト
    ーンカーブを準備し、 前記入力される階調画像データを新たな画像出力条件に
    より階調変換しようとするとき、 前記新たな画像出力条件のもとでテストパターンを出力
    し、 このテストパターンから得られる情報に基づいて、前記
    基準となるトーンカーブに基づく新たな画像出力条件用
    の階調補正曲線を作成することを特徴とする階調補正曲
    線の作成方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、 前記テストパターンは、ハイライト側での網点の付き始
    め部、網点の接点部およびシャドー側での網点の抜け始
    め部を含むテストパターンであり、 前記新たな画像出力条件のもとで出力されたテストパタ
    ーンから得られる情報は、前記網点の付き始め部の濃
    度、前記網点の接点部の前後の濃度、および前記網点の
    抜け始め部の濃度であることを特徴とする階調補正曲線
    の作成方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の方法において、前
    記基準となる画像出力条件は、出力機と感光材料とを合
    わせた性能が、略、中程度の性能を有するときの条件と
    することを特徴とする階調補正曲線の作成方法。
  4. 【請求項4】入力される階調画像データを階調補正曲線
    により階調変換した後、閾値マトリクスを作用させ、2
    値化して2値画像データに変換し、この2値画像データ
    により感光材料を露光記録した後、現像することで、網
    点画像が形成されたフイルムを得る画像出力装置におい
    て、 予め、標準の感光材料と、この標準の感光材料が担持さ
    れたシート体を露光記録する標準の光ビームと、露光記
    録されたシート体を現像する標準の現像条件からなる標
    準出力条件下で得られた基準となるトーンカーブを記憶
    する基準トーンカーブ記憶部と、 前記標準出力条件の内容が変化したとき、この新たな出
    力条件のもとでテストパターンを出力し、このテストパ
    ターンから得られる情報に基づいて、前記基準となるト
    ーンカーブに基づく新たな画像出力条件用の階調補正曲
    線を作成する階調補正曲線作成部とを有することを特徴
    とする画像出力装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の装置において、 前記テストパターンは、ハイライト側での網点の付き始
    め部、網点の接点部およびシャドー側での網点の抜け始
    め部を含むテストパターンであり、 新たな画像出力条件のもとで出力されたテストパターン
    から得られる情報は、前記網点の付き始め部の濃度、前
    記網点の接点部の前後の濃度、および前記網点の抜け始
    め部の濃度であることを特徴とする画像出力装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5記載の装置において、前
    記標準出力条件は、出力機と感光材料とを合わせた性能
    が、略、中程度の性能を有するときの条件とすることを
    特徴とする画像出力装置。
JP9005525A 1997-01-16 1997-01-16 階調補正曲線の作成方法および画像出力装置 Pending JPH10200749A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015027017A (ja) * 2013-07-29 2015-02-05 大日本印刷株式会社 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015027017A (ja) * 2013-07-29 2015-02-05 大日本印刷株式会社 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム

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