JPH1020096A - 放射線増感スクリーン - Google Patents

放射線増感スクリーン

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JPH1020096A
JPH1020096A JP17223396A JP17223396A JPH1020096A JP H1020096 A JPH1020096 A JP H1020096A JP 17223396 A JP17223396 A JP 17223396A JP 17223396 A JP17223396 A JP 17223396A JP H1020096 A JPH1020096 A JP H1020096A
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JP
Japan
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intensifying screen
phosphor
layer
screen
radiation
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Application number
JP17223396A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ohara
弘 大原
Koji Amitani
幸二 網谷
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鮮鋭度が高い放射線画像を得ることができる
放射線増感スクリーンを提供することである。 【解決手段】 支持体上に蛍光体層、透明保護層をこの
順序で有する放射線増感スクリーンにおいて、該透明保
護層の表面に有機溶媒可溶性樹脂を含有する光反射防止
膜が形成されていることを特徴とする放射線増感スクリ
ーン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高鮮鋭度の放射線
増感スクリーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】放射線増感スクリーンは、医療診断を目
的とするX線撮影等の医療用放射線撮影、物質の非破壊
検査を目的とする工業用放射線撮影などの種々の分野に
おける放射線撮影において、撮影系の感度を向上させる
ために、ハロゲン化銀写真感光材料(以下、感光材料と
もいう)の片面或いは両面に密着させて、重ね合わせて
使用するものである。
【0003】この放射線増感スクリーン(以下、単にス
クリーンともいう)としては、基本構造として、支持体
とその片面に設けられた蛍光体層とからなるものであ
る。なお、この蛍光体層の表面(支持体に面してない側
の表面)には一般に、プラスチックフイルムなどからな
る透明な保護層が設けられていて蛍光体層を化学的な変
質或いは物理的な衝撃から保護している。保護膜は通
常、別途形成した薄膜を接着剤を用いて接合することに
より蛍光体上に付設されている。
【0004】蛍光体層は、蛍光体粒子を分散状態で含有
支持する結合剤からなるものであり、この蛍光体粒子
は、X線などの放射線によって励起されたときに高輝度
の発光を示す性質を有するものである。従って、被写体
を通過した放射線の量に応じて蛍光体は発光し、スクリ
ーンの蛍光体層の表面に密着して重ね合わせて置かれた
感光材料は、この発光によって感光するため、比較的少
ない放射線量で感光材料は充分な感光を達成することが
でき、感光材料上には被写体の放射線像が形成される。
【0005】放射線写真撮影において利用されるスクリ
ーンと感光材料からなる撮影系(スクリーン・フイルム
系)は、被写体の被曝線量をできる限り低減させるため
に感度が少しでも高いことが望まれている。
【0006】また、得られた画像は画質(鮮鋭度、粒状
度等)の高いものであることが望まれている。
【0007】従来より、スクリーン・フイルム系の感度
を高めるために、放射線撮影用感光材料は支持体の両面
にハロゲン化銀乳剤層が設けられた構成を有するもの
(両面感光材料)を用い、感光材料の両側にスクリーン
(フロントスクリーン及びバックスクリーン)を配置し
てなる撮影系が利用されている。
【0008】このような撮影系においては、スクリーン
からの発光は隣接する感光材料の乳剤層に直接吸収(感
光)される以外に、反対側の乳剤層に吸収(感光)され
たり、更に感光材料を透過したのち反対側のスクリーン
で反射されることにより、感光材料に吸収される前に両
側のスクリーンの間で反射が繰り返される。従って、感
光材料両面の乳剤層はスクリーンからの発光によって直
接感光するのみならず、これらの多重反射光(いわゆる
クロスオーバー光)によっても感光する。クロスオーバ
ー光はスクリーンによる反射及び感光材料を透過する際
の散乱などにより広がりをもつため、画質(鮮鋭度)の
低下を引き起こすという問題点がある。
【0009】従って、鮮鋭度の優れたスクリーンが強く
望まれていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、鮮鋭
度が高い放射線画像を得ることができるスクリーンを提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は下記の構成に
より達成される。
【0012】1.支持体上に蛍光体層、透明保護層をこ
の順序で有する放射線増感スクリーンにおいて、該透明
保護層の表面に有機溶媒可溶性樹脂を含有する光反射防
止膜が形成されていることを特徴とする放射線増感スク
リーン。
【0013】2.前記有機溶媒可溶性樹脂が主鎖に環構
造を有する非晶質有機化合物からなることを特徴とする
前記1に記載の放射線増感スクリーン。
【0014】3.前記有機溶媒可溶性樹脂が有機フッ素
化合物で形成された膜であることを特徴とする前記1又
は2に記載の放射線増感スクリーン。
【0015】4.前記光反射防止膜の膜厚が0.01〜
1μmの範囲にあることを特徴とする前記1〜3の何れ
か1項に記載の放射線増感スクリーン。
【0016】5.前記有機溶媒可溶性樹脂を有機溶媒に
溶解した塗布液を透明保護層上に供給し、塗布法により
光反射防止膜を形成することを特徴とする前記1〜4の
何れか1項に記載の放射線増感スクリーン。
【0017】6.前記塗布液の粘度が10cps以下及
び/又は前記有機溶媒可溶性樹脂の固形分重量比率(N
V)が1%以上であることを特徴とする前記5に記載の
放射線増感スクリーン。
【0018】7.支持体上に蛍光体層、透明保護層をこ
の順序で有する放射線増感スクリーンにおいて、該透明
保護層の表面に無機物からなる光反射防止膜が形成され
ていることを特徴とする放射線増感スクリーン。
【0019】8.前記無機物が無機フッ素化合物である
ことを特徴とする前記7に記載の放射線増感スクリー
ン。
【0020】9.前記光反射防止膜の膜厚が0.01〜
1μmの範囲にあることを特徴とする前記7又は8に記
載の放射線増感スクリーン。
【0021】以下、本発明を詳述する。
【0022】本発明のスクリーンについて下図により詳
細に説明する。
【0023】図1に本発明の一例を示すスクリーンの構
成を示す。1は支持体、2は放射線を受けて励起され可
視光を発生する蛍光体層、3は透明保護層、4は光反射
防止膜である。
【0024】図2はスクリーンを用いた放射線写真法に
おけるクリーンと感光材料との関係を示す断面図であ
る。5は放射線写真撮影用カセッテ本体、6カセッテ
蓋、7蝶番であり、該本体と蓋6は一方を蝶番7で開閉
自在に固定され密閉された状態で偏平な容器が形成され
る。
【0025】8はクッション材、9はスクリーンで、密
着性を保つために備えられたクッション材上に発光面を
互いに向き合わせて表面(以下、フロント)用、裏面
(以下、バック)用として貼付される、10は両面に感
光性乳剤層を有する感光材料、11はクッション材の固
定枠である。
【0026】感光材料10は、スクリーン9に挟持され
た形でセットされ、蓋6が密閉されて圧着、脱気され撮
影に供せられる。
【0027】図3は放射線画像の鮮鋭度が劣化する要因
となるクロスオーバー光を示す概念図である。図3のス
クリーンには光反射防止膜がない。
【0028】10の感光材料はスクリーンのフロント1
2及び同バック13により密着されて放射線が曝射され
る。
【0029】蛍光体17は放射線により励起されて18
で示すように発光し、隣接するハロゲン化銀乳剤層16
を感光させるか、発光の一部はクロスオーバー光(1)
19として反対側の乳剤層15も感光させ像を形成す
る。
【0030】また、感光材料10を透過した発光は反対
側のスクリーン12内へ透過していくが、その一部はク
ロスオーバー光(2)20として、その表面、詳しくは
透明保護層3の表面で反射して乳剤層15を感光させ、
更に一部はクロスオーバー光(3)21となって反対側
の乳剤層16を感光させボケ像を形成する。
【0031】図4は本発明の光反射防止膜によりクロス
オーバー光の反射を防ぐことを示す概念図である。
【0032】放射線により励起され、蛍光体17より発
光したもののうち、感光材料10を透過したクロスオー
バー光は、本発明の有機溶媒可溶性樹脂を含有する光反
射防止膜4を塗設した反対側のスクリーン12の表面で
反射することなく、スクリーン内へ透過していきボケ像
の形成を防ぐものである。
【0033】即ち、本発明の光反射防止膜を設けたスク
リーンはX線照射によりフロント又はバックで励起され
た発光が感光材料の各構成層を透過して対応するバック
又はフロントのスクリーン面で反射して感光材料のボケ
像形成に寄与することを防ぐためのもので、その結果、
高鮮鋭性を得ることが可能となる。
【0034】本発明の有機溶媒可溶性樹脂としては、例
えば分子量20,000〜100,000、屈折率1.
35以下の低屈折率で有機溶媒可溶のアセタール化変性
フッ素樹脂又はエーテル化フッ素樹脂が好ましい。これ
らの樹脂の具体例を以下に示すが、本発明はこれらのみ
に限定されるものではない。
【0035】
【化1】
【0036】本発明の樹脂可溶性樹脂を溶解する好まし
い有機溶媒としては、パーフルオロ−2−ブチルハイド
ロフラン、パーフルオロトリブチルアミンが挙げられ
る。
【0037】本発明の光反射防止膜は化1に示したよう
な樹脂をパーフルオロ−2−ブチルハイドロフラン、パ
ーフルオロトリブチルアミン或いはそれ等の混合溶媒等
の溶媒により調製した塗布液を保護膜表面に塗布して乾
燥することにより形成される。
【0038】下引層は、光反射防止膜4の透明保護層3
に対する接着性の向上のために設けられてもよい。
【0039】光反射防止膜4は前記のごときフッ素樹
脂、主鎖に環構造を有する非晶質有機化合物又は有機フ
ッ素系樹脂の単層膜であって、透明保護層3の光透過性
を向上させる膜厚が50nm〜1μmの範囲にあるもの
とするために、フッ素樹脂は化1に示される“TEFL
ON”AFや“CYTOP”のような主鎖に環構造を有
するアモルファスフッ素樹脂が好ましく、またフッ素樹
脂や溶剤の複数種の混用も含めた選択により、塗布液の
粘度が1cps以上10cps以下で、しかもNVが1
%以上20%以下のものにするのが好ましい。
【0040】無機系光反射防止膜に用いられる無機化合
物としては、フッ化マグネシウム、フッ化カルシウム、
氷晶石などの無機フッ化物及び酸化アルミニウム、二酸
化ジルコニウム、二酸化チタン、一酸化ケイ素、二酸化
ケイ素等の無機酸化物を挙げることができる。特に無機
フッ素化合物を用いることが好ましい。
【0041】光反射防止膜の膜厚は、 (使用する蛍光体の発光分光強度)×(光反射防止膜の
分光反射率)×(感光材料の分光感度)の積分値 が一番小さくなるように、即ち、反射光による感光材料
の感光が最も小さくなるように設計することが好まし
い。
【0042】光反射防止膜の膜厚は、その特性から励起
光の波長オーダーであるのが好ましく、また、光反射防
止膜は多層構造にすることにより更に反射率を低減する
ことができる。
【0043】従って、本発明のスクリーンに用いられる
光反射防止膜の膜厚は0.01〜1μmが好ましく、更
に0.05〜0.4μmが好ましい。
【0044】なお、本発明のスクリーンは公知の光吸収
染料によって着色されていてもよく、この着色によって
得られる画像の鮮鋭度を向上させることができる。
【0045】光反射防止膜4の塗布液の塗布、乾燥は従
来公知のナイフコーティング、ドクターコーティング、
ロールコーティング等で塗布して、焼付炉で乾燥する方
法により行われる。
【0046】以上によって、光反射防止膜4付きの透明
保護層3が鮮鋭度に優れた放射線像の形成を可能とす
る。
【0047】本発明のスクリーンに用いられる好ましい
蛍光体としては、以下に示すものが挙げられる。
【0048】タングステン酸塩系蛍光体(CaWO4
MgWO4、CaWO4:Pb等)、テルビウム賦活希土
類酸硫化物系蛍光体〔Y22S:Tb、Gd22S:T
b、La22S:Tb、(Y,Gd)22S:Tb、
(Y,Gd)O2S:Tb,Tm等〕、テルビウム賦活
希土類燐酸塩系蛍光体(YPO4:Tb、GdPO4:T
b、LaPO4:Tb等)、テルビウム賦活希土類オキ
シハロゲン化物系蛍光体(LaOBr:Tb、LaOB
r:Tb,Tm、LaOCl:Tb、LaOCl:T
b,Tm、LaOCl:Tb,Tm、LaOBr:T
b、GdOBr:Tb、GdOCl:Tb等)、ツリウ
ム賦活希土類オキシハロゲン化物系蛍光体(LaOB
r:Tm、LaOCl:Tm等)、硫酸バリウム系蛍光
体〔BaSO4:Pb、 BaSO4:Eu2+、(B
a,Sr)SO4:Eu2+等〕、2価のユーロビウム賦
活アルカリ土類金属燐酸塩系蛍光体〔(Ba2
42:Eu2+、(Ba2PO42:Eu2+等〕、2価
のユーロピウム賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物
系蛍光体〔BaFCl:Eu2+、BaFBr:Eu2+
BaFCl:Eu2+,Tb、BaFBr:Eu2+,T
b、BaF2・BaCl・KCl:Eu2+、(Ba,M
g)F2・BaCl・KCl:Eu2+等〕、沃化物系蛍
光体(CsI:Na、 CsI:Tl、NaI、KI:
Tl等)、硫化物系蛍光体〔ZnS:Ag(Zn,C
d)S:Ag、(Zn,Cd)S:Cu、(Zn,C
d)S:Cu,Al等〕、燐酸ハフニウム系蛍光体(H
fP27:Cu等)、タンタル酸塩系蛍光体〔YTaO
4、YTaO4:Tm、YTaO4:Nb、(Y,Sr)
TaO4、(Y,Sr)TaO4:Nb、(Y,Sr)T
aO4:Tm、LuTaO4、LuTaO4:Nb、(L
u,Sr)TaO4、(Lu,Sr)TaO4:Tm、
(Lu,Sr)TaO4:Nb、(Lu,Sr)Ta
4:Tm、GdTaO4:Tm、Gd23・Ta25・B
23:Tb等〕等が挙げられるが、本発明に用いられる
蛍光体はこれらに限定されるものではなく、放射線の照
射によって可視又は近紫外領域の発光を示す蛍光体であ
れば使用できる。
【0049】蛍光体層2の結合剤の例としては、ゼラチ
ン等の蛋白質、デキストラン等のポリサッカライド又は
アラビアゴムのような天然高分子物質及びポリビニルブ
チラール、ポリ酢酸ビニル、ニトロセルロース、エチル
セルロース、塩化ビニリデン・塩化ビニルコポリマー、
ポリアルキル(メタ)アクリレート、塩化ビニル・酢酸
ビニルコポリマー、ポリウレタン、セルロースアセテー
トブチレート、ポリビニルアルコール、線状ポリエステ
ル等のような合成高分子物質等により代表される結合剤
を挙げることができ、これらの結合剤が架橋剤によって
架橋されていてもよい。このような結合剤のなかで好ま
しいのは、支持体1に不活性の溶媒を用いることができ
る結合剤や光反射防止膜4の溶媒に不溶の結合剤であ
る。
【0050】上述のような結合剤の溶媒としては、メタ
ノール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノー
ル等の低級アルコール;メチレンクロライド、エチレン
クロライド等の塩素原子含有炭化水素;アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン;
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルとの低級脂肪酸と
低級アルコールとのエステル;ジオキサン、エチレング
リコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノ
メチルエーテル等のエーテル等、及びこれらの混合物を
挙げることができる。そこで、支持体1にプラスチック
シートを用いたときは、支持体1に不活性の溶媒とそれ
に応じた結合剤を用いることが好ましい。
【0051】結合剤と蛍光体との混合比は、目的とする
スクリーンの特性、蛍光体の種類などによって異なる
が、一般には1:1乃至1:100(重量比)の範囲か
ら選ばれ、そして特に1:8乃至1:40(重量比)の
範囲から選ぶことが好ましい。
【0052】そして、溶媒により蛍光体を分散した結合
剤溶液の塗布液を調製するが、塗布液には蛍光体粒子の
分散性を向上させるための分散剤、蛍光体層2中の結合
剤と蛍光体粒子の結合力を向上させるための可塑剤等種
々の添加剤を混合してもよい。
【0053】用いられる分散剤の例としては、フタル
酸、ステアリン酸、カプロン酸、親油性界面活性剤など
を挙げることができる。又可塑剤の例としては、燐酸ト
リフェニル、燐酸トリクレジル、燐酸ジフェニル等の燐
酸エステル;フタル酸ジエチル、フタル酸ジメトキシエ
チル等のフタル酸エステル;グリコール酸エチルフタリ
ルエチル、グリコール酸ブチルフタリルブチル等のグリ
コール酸エステル;そして、トリエチレングリコールと
アジピン酸とのポリエステル、ジエチレングリコールと
コハク酸とのポリエステル等のポリエチレングリコール
と脂肪族二塩基酸とのポリエステルなどを挙げることが
できる。
【0054】上記のようにして調製された蛍光体と結合
剤を含有する塗布液を、支持体1の表面に均一に塗布す
ることにより塗膜を形成する。この塗布は、通常の塗布
手段例えば、ドクターブレード、ロールコーター、ナイ
フコーター等を用いることにより行うことができる。
【0055】次に形成された塗膜を徐々に加熱すること
により乾燥して支持体上へ蛍光体層2を形成する。
【0056】また、蛍光体層2は必ずしも上記と同様に
支持体上に塗布液を直接塗布形成する必要はなく、別の
仮支持体又は保護層上に、上記と同様にして塗布液を塗
布し、乾燥することにより蛍光体層を形成した後、これ
を支持体上に押圧するか、或いは接着剤を用いるなどし
て支持体と蛍光体層とを接合してもよい。
【0057】本発明のスクリーンに用いられる支持体又
は仮支持体としては、例えばガラス、ウール、コット
ン、紙、金属等の種々の素材から作られたものが使用さ
れ得るが、情報記録材料としての取り扱い上可撓性のあ
るシート或いはロールに加工できるものが好ましい。こ
の点から、例えばセルロースアセテートフィルム、ポリ
エステルフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィル
ム、ポリアミドフィルム、ポリイミドフィルム、トリア
セテートフィルム、ポリカーボネートフィルム等のプラ
スティクフィルム、アルミニウム箔、アルミニウム合金
箔等の金属シート、一般紙及び例えば写真用原紙、コー
ト紙若しくはアート紙のような印刷用原紙、バライタ
紙、レジンコート紙、ベルギー特許784,615号明
細書に記載されているようなポリサッカライド等でサイ
ジングされた紙、二酸化チタンなどの顔料を含むピグメ
ント紙、ポリビニールアルコールでサイジングした紙等
の加工紙が特に好ましい。
【0058】蛍光体層2の層厚は、目的とするスクリー
ンの特性、蛍光体の種類、結合剤と蛍光体との混合比な
どによって異なるが、通常は20μm〜1mmの範囲と
し、好ましくは50〜500μmの範囲とする。
【0059】支持体1とともに蛍光体層2を物理的、化
学的に保護するための透明保護層3が設けられる。この
ような透明保護層は、例えばポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレン、ポリ塩
化ビニリデン、ポリアミド等からなるプラスチックシー
ト及び透明ガラス板等の保護層形成用シートを別に調製
して蛍光体層の表面に適当な接着剤を用いて接着する等
の方法で形成することができる。或いは、酢酸セルロー
ス、ニトロセルロース等のセルロース誘導体、或いはポ
リメチルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポ
リカーボネート、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル、酢酸ビ
ニルコポリマー等の合成高分子物質を適当な溶剤に溶解
して調製した溶液を蛍光体層の表面へ塗布する方法によ
り形成することができる。
【0060】これら高分子物質は、単独でも混合しても
使用できる。また、透明保護層を塗布で形成する場合は
塗布直前に架橋剤を添加することが望ましい。
【0061】透明保護層は蛍光体層上に形成され、厚さ
10μm以下の透明な合成樹脂層であることが好まし
い。このような薄い透明保護層を用いることにより、蛍
光体からハロゲン化銀乳剤までの距離が短くなるため鮮
鋭度の低下を防ぐことができる。
【0062】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて、更に具体的
に説明するが、本発明の実施態様はこれらに限定される
ものではない。
【0063】実施例1 粉末状の蛍光体(Gd22S:Tb)200gを結合剤
ポリウレタン10g、溶剤メチルエチルケトン50gと
をボールミルにて6時間混合分散し、蛍光体塗布液を調
製した。この塗布液をガラス板上に水平においた厚さ2
50μmのポリエチレンテレフタレート支持体に乾燥後
の膜厚が120μmになるように、ナイフコーターで均
一に塗布し蛍光体層を作製した。
【0064】その後、厚さ8μmで片面にポリエステル
系接着剤が塗布されている透明のポリエチレンテレフタ
レートフイルムを接着剤を下にして蛍光体層に接着し、
保護層を設けた。
【0065】次いで、デュポン社製“TEFLON”A
Fを用い、パーフルオロ−2−ブチルハイドロフランを
溶媒とした粘度8cps、NV2.0%の塗布液を調製
し支持体上に蛍光体層を設けたのと同様の方法で塗布、
乾燥して、膜厚100nmの光反射防止膜を形成した。
【0066】このようにして、支持体、蛍光体層、透明
保護層及び光反射防止膜から構成された本発明のスクリ
ーン1を作製した。
【0067】実施例2 光反射防止膜を形成するための塗布液に旭硝子(株)製
の“CYTOP”を用い、パーフルオロトリブチルアミ
ンを溶媒とした粘度9cps、NV1.0%の溶液を調
製して用いた以外は実施例1の本発明のスクリーン1と
同様の条件で本発明のスクリーン2を得た。
【0068】実施例3 昭和真空(株)製真空蒸着装置SEC−10型を用いて
ZrO2、SiO2、MgF2の層をこの順で略等しい厚
さで重ねて厚さ100nmの光反射防止膜を形成した以
外は実施例1の本発明の放射線増感スクリーン1と同様
にして本発明のスクリーン3を作製した。
【0069】実施例4 実施例3のスクリーン3の作製における厚さ100nm
の光反射防止膜をMgF2とした以外は実施例3と同様
にして本発明のスクリーン4を作製した。
【0070】比較スクリーンの作製 保護層上に反射防止膜を設けなかったこと以外は実施例
1と同様にして比較スクリーン5を作製した。
【0071】スクリーンの評価 a)光反射防止能(反射率)の評価 以上の各スクリーンの光反射防止膜面の光反射防止能に
ついて、分光光度計557型(日立製作所製)を用いて
波長545nmの光の表面反射率で評価した。
【0072】b)鮮鋭度 得られたスクリーン試料をX線撮影用フィルムSR−G
(コニカ[株]製)を用い、フンクテストチャートSM
S−5853(コニカメディカル[株]販売)矩形波チ
ャートを撮影し、自動現像機SRX−502(コニカ
[株]製)、処理液SR−DF(共にコニカ[株]製)
を用い現像温度35℃、定着温度33℃で45秒処理を
行い、コントラスト法によりMTFを測定した。MTF
値は空間周波数2.0サイクル/mmの値で示した。従
ってMTF値が高いほど鮮鋭度が高いことを示す。
【0073】これらの評価結果を表1にまとめて示し
た。
【0074】
【表1】
【0075】表1から、本発明の透明保護層表面に光反
射防止膜を有するスクリーン1〜4は、透明保護層表面
に反射防止膜を持たない比較スクリーン5に比して表面
反射率が低く、鮮鋭度が高いことが分かる。
【0076】
【発明の効果】本発明により、鮮鋭度に優れたスクリー
ンが得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放射線増感スクリーンの一例を示す断
面図である。
【図2】放射線増感スクリーンを用いた放射線写真法に
おけるスクリーンと感光材料との関係を示す断面図であ
る。
【図3】放射線画像の鮮鋭度が劣化する要因となるクロ
スオーバー光を示す概念図である。
【図4】本発明の光反射防止膜によりクロスオーバー光
の反射を防ぐことを示す概念図である。
【符号の説明】
1 蛍光増感スクリーン支持体 2 蛍光体層 3 透明保護層 4 光反射防止膜(フロント側) 4′ 光反射防止膜(バック側) 5 カセッテ 6 蓋 7 蝶番 8 クッション材 9 スクリーン 10 ハロゲン化銀写真感光材料 11 クッション材固定枠 12 放射線増感スクリーン(フロント側) 13 放射線増感スクリーン(バック側) 14 感光材料支持体 15 ハロゲン化銀乳剤層(フロント側) 16 ハロゲン化銀乳剤層(バック側) 17 蛍光体発光点 18 励起発光 19 クロスオーバー光(1) 20 クロスオーバー光(2) 21 クロスオーバー光(3)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に蛍光体層、透明保護層をこの
    順序で有する放射線増感スクリーンにおいて、該透明保
    護層の表面に有機溶媒可溶性樹脂を含有する光反射防止
    膜が形成されていることを特徴とする放射線増感スクリ
    ーン。
  2. 【請求項2】 前記有機溶媒可溶性樹脂が主鎖に環構造
    を有する非晶質有機化合物からなることを特徴とする請
    求項1に記載の放射線増感スクリーン。
  3. 【請求項3】 前記有機溶媒可溶性樹脂が有機フッ素系
    樹脂で形成された膜であることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の放射線増感スクリーン。
  4. 【請求項4】 前記光反射防止膜の膜厚が0.01〜1
    μmの範囲にあることを特徴とする請求項1〜3の何れ
    か1項に記載の放射線増感スクリーン。
  5. 【請求項5】 前記有機溶媒可溶性樹脂を有機溶媒に溶
    解した塗布液を透明保護層上に供給し、塗布法により光
    反射防止膜を形成することを特徴とする請求項1〜4の
    何れか1項に記載の放射線増感スクリーン。
  6. 【請求項6】 前記塗布液の粘度が10cps以下及び
    /又は前記有機溶媒可溶性樹脂の固形分重量比率(N
    V)が1%以上であることを特徴とする請求項5に記載
    の放射線増感スクリーン。
  7. 【請求項7】 支持体上に蛍光体層、透明保護層をこの
    順序で有する放射線増感スクリーンにおいて、該透明保
    護層の表面に無機物からなる光反射防止膜が形成されて
    いることを特徴とする放射線増感スクリーン。
  8. 【請求項8】 前記無機物が無機フッ素化合物であるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の放射線増感スクリー
    ン。
  9. 【請求項9】 前記光反射防止膜の膜厚が0.01〜1
    μmの範囲にあることを特徴とする請求項7又は8に記
    載の放射線増感スクリーン。
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