JPH10201080A - サーマルシャットダウン回路 - Google Patents

サーマルシャットダウン回路

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JPH10201080A
JPH10201080A JP9001059A JP105997A JPH10201080A JP H10201080 A JPH10201080 A JP H10201080A JP 9001059 A JP9001059 A JP 9001059A JP 105997 A JP105997 A JP 105997A JP H10201080 A JPH10201080 A JP H10201080A
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transistor
base
circuit
voltage
current
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JP9001059A
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Junichiro Hara
淳一郎 原
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルシャットダウン回路において、温度
センサーとなるトランジスタの製造工程上のベース- エ
ミッタ間電圧のばらつきを相殺して、確実に設定温度で
動作させる。 【解決手段】 トランジスタQ1のベース- エミッタ間
電圧を温度センサーとする場合に、前記トランジスタQ
1のベースには、2個の抵抗R1、R2で得られる基準
電圧V4が加えられる。定電圧源4は、前記トランジス
タQ1のベース- エミッタ間電圧の温度依存性と正負逆
の温度依存性を持つ電圧を出力する。エミッタフォロア
回路20は、定電圧源4の出力電圧に基いて電流を流
し、この電流は、温度依存性は無いがトランジスタQ2
のベース- エミッタ間電圧のばらつきに応じて変動す
る。この電流とほぼ同一値の電流が2個のカレントミラ
ー回路30、40によって前記トランジスタQ1のベー
スから引き抜かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大電流を必要とす
るドライバー回路の保護回路の一つであるサーマルシャ
ットダウン回路の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、モーターやソレノイド類のドライ
バー回路において、チップの暴走時や、出力端子のショ
ート時であっても、過大な電力の消費に起因して半導体
製品又は半導体セットが発煙、発火に至ることがないよ
うに、半導体のチップ表面温度をモニターし、チップ表
面温度が一定温度以上に上昇した時に出力段をオフする
サーマルシャットダウン回路が必要となる。
【0003】図3は、従来のサーマルシャットダウン回
路の一例を示す。同図において、1は電源、2はグラン
ド、3は出力端子である。50は、5個のトランジスタ
Q1〜Q5と3個の抵抗R1〜R3とにより構成される
バンドギャップ回路であって、温度依存性の無い電圧
(バンドギャップ電圧)V0を出力する。Q6は、前記
バンドギャップ回路50で使用される正の温度依存性を
持つトランジスタQ1と対になってカレントミラー回路
を構成するトランジスタ、R4は、前記前記バンドギャ
ップ回路50に備える正の温度依存性を持つトランジス
タQ1のエッミタ電流が前記カレントミラー回路を経て
流れる抵抗であって、この抵抗R4は、抵抗値が正の温
度依存性を持つ。51は、5個のトランジスタQ7〜Q
11により構成される差動回路であって、この差動回路
51には、前記抵抗R4に流れる電流によって発生する
正の温度依存性のある電圧V1と、前記バンドギャップ
回路50のバンドギャップ電圧V0とが各入力端子に入
力される。52は、トランジスタQ12と抵抗R5とに
より構成される出力段であって、前記トランジスタQ1
2が前記差動回路51の出力電圧により制御される。
【0004】バンドギャップ電圧V0は温度に依存せ
ず、約1.2Vであるのに対し、抵抗R4に流れる電流
によって発生する電圧V1は正の温度依存性を持つの
で、抵抗R4の抵抗値を調整することにより、設定温度
以下では、V1≦V0として、出力段52の出力をHi
とし、設定温度以上では、V1≧V0として、出力段5
2の出力をLoとするように、サーマルシャットダウン
回路を構成することが可能になる。
【0005】図4は、従来の他のサーマルシャットダウ
ン回路の一例を示す。この回路は、トランジスタのベー
ス- エミッタ間電圧Vbeが負の温度依存性を示すこと
を利用している。
【0006】図4のサーマルシャットダウン回路では、
2個の抵抗R1、R2により、電源1の電圧VCCを抵
抗分割して、一定電圧V3を作成している。この電圧V
3の値は次式(1)で示される。
【0007】 V3=VCC*R2/(R1+R2) (1) 前記電圧V3は、抵抗分割により得られるので、温度依
存性はない。
【0008】また、出力段を構成する抵抗R3及びバイ
ポーラトランジスタQ1を備える。前記トランジスタQ
1は、前記一定電圧V3により制御される。
【0009】次に、本回路の動作を説明する。一般的
に、バイポーラトランジスタでは、常温でトランジスタ
がONするベース- エミッタ間電圧をVbe0とし、ベ
ース-エミッタ間電圧Vbeの温度係数をαとし、常温
をT0とし、チップ温度をTとすると、温度Tでトラン
ジスタがONするベース- エミッタ間電圧Vbe(O
N)は、次式で近似できる。
【0010】 Vbe(ON)=Vbe0+α(T−T0) (2) ここで、具体的数値は、T0=27℃、α=−2(mV
/℃)、Vbe0=700(mV)と近似されるので、
チップ温度T=127℃とすると、トランジスタQ1の
ベース- エミッタ間電圧Vbe(ON)は、 Vbe(ON)=700−2*(127ー27)=50
0(mV) となる。
【0011】従って、例えば一定電圧V3=500mV
になるように、2個の抵抗R1、R2の抵抗値を前記式
(1)により調整すると、T<127℃では、ベース-
エミッタ間電圧Vbe(ON)>V3となって、トラン
ジスタQ1はOFFし、T≧127℃では、トランジス
タQ1はONする。この物理現象を利用して、サーマル
シャットダウン回路を構成している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、トランジスタの製造工程で起こるベース
- エミッタ間電圧Vbeの物理的な絶対ばらつきに起因
して、サーマルシャットダウン回路の動作温度がばらつ
くという欠点があった。
【0013】一般的に、製造工程上でのベース- エミッ
タ間電圧Vbeの絶対ばらつきは、20mVといわれ
る。動作しているトランジスタのベース- エミッタ間電
圧Vbe(ON)は、絶対ばらつきをΔVbeとする
と、近似的に、次式(3)で表現される。
【0014】 Vbe(ON)=Vbe0+α(T−T0)+ΔVbe (3) 図3の回路では、トランジスタQ4のベース- エミッタ
間電圧Vbeの絶対ばらつきが、そのままバンドギャッ
プ電圧V0のばらつきとなる。図4の回路では、トラン
ジスタQ1のベース- エミッタ間電圧Vbeの絶対ばら
つきが、サーマルシャットダウン回路の動作温度に影響
する。
【0015】すなわち、例えば絶対ばらつきΔVbe=
20mVの場合には、図3及び図4の何れの回路でも、
設定温度からの動作温度のばらつきΔTは、 ΔT=−ΔVbe/α=20(mV)/2(mV/℃)
=10℃ となってしまうのである。
【0016】本発明は、前記従来の欠点を解決するもの
であり、その目的は、予め決めた設定温度で確実に動作
することが可能なサーマルシャットダウン回路を提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明では、トランジスタの製造工程上のベース-
エミッタ間電圧の絶対ばらつきΔVbeを相殺できる構
成を採用する。
【0018】すなわち、請求項1記載の発明のサーマル
シャットダウン回路は、ベース- エミッタ間電圧を温度
センサーとするトランジスタと、前記トランジスタのベ
ースに基準電圧を与える基準電圧発生回路と、前記トラ
ンジスタのベース- エミッタ間電圧の温度依存性とは逆
特性の温度特性を持つ電圧を出力する定電圧源と、前記
定電圧源にベースが接続されたトランジスタを備え、前
記定電圧源の出力電圧に基いて電流を流す電流回路と、
前記電流回路が流す電流値に等しい電流を前記トランジ
スタのベースから引き抜く引抜回路とを備えたことを特
徴とする。
【0019】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載のサーマルシャットダウン回路において、基準電
圧発生回路は、2個の抵抗R1、R2を直列に接続した
回路から成り、前記両抵抗の接続点に前記トランジスタ
のベースが接続され、電流回路は、定電圧源にベースが
接続されたトランジスタと、このトランジスタと直列に
接続される抵抗R4とから成り、前記3個の抵抗の値
は、 R1*R2/R4/(R1+R2)=1 に設定されることを特徴とする。
【0020】更に、請求項3記載の発明は、前記請求項
1又は請求項2記載のサーマルシャットダウン回路にお
いて、電流回路は、2個のカレントミラー回路より成る
ことを特徴とする。
【0021】加えて、請求項4記載の発明は、前記請求
項1又は請求項2記載のサーマルシャットダウン回路に
おいて、定電圧源は、その出力と共通インピーダンスと
の間に抵抗を備え、その抵抗の値の調整により、出力電
圧の温度依存特性を可変に設定できるバンドギャップリ
ファレンス回路によって構成されることを特徴としてい
る。
【0022】以上の構成により、請求項1ないし請求項
4記載の発明では、電流回路から流れる電流は、温度依
存性が無く、且つ電流回路に備えるトランジスタのベー
ス-エミッタ間電圧の絶対ばらつきに応じて変動し、従
って、温度センサーとなるトランジスタのベース電位
も、前記電流回路に備えるトランジスタのベース- エミ
ッタ間電圧の絶対ばらつきに応じて変動する。一方、温
度センサーとなるトランジスタのベース- エミッタ間電
圧の絶対ばらつきは、同一チップ内の前記電流回路に備
えるトランジスタのベース- エミッタ間電圧の絶対ばら
つきとほぼ同一値であるので、温度センサーとなるトラ
ンジスタの絶対ばらつきが、前記温度センサーとなるト
ランジスタの絶対ばらつきによって相殺される。その結
果、温度センサーとなるトランジスタに製造工程上のベ
ース- エミッタ間電圧の絶対ばらつきが存在しても、動
作温度はこの絶対ばらつきに応じて変動せず、予め決め
た設定温度で確実に動作することになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0024】図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
るサーマルシャットダウン回路の等価回路を示す。
【0025】同図において、1は電源、2はグランド、
3は出力端子、4は定電圧源である。Q1は、ベース-
エミッタ間電圧が温度センサーとなるNPNトランジス
タであって、そのコレクタは前記出力端子3に、そのエ
ミッタはグランド2に、そのベースは、ノードV4とな
ると共に、このノードV4に基準電圧を与える基準電圧
発生回路10に各々接続される。前記基準電圧発生回路
10は、2個の抵抗R1、R2の直列回路より成り、一
方の抵抗R1は、一端が電源1に、他端が前記NPNト
ランジスタQ1のベースに接続される。他方の抵抗R2
は、一端が前記NPNトランジスタQ1のベースに、他
端がグランド2に接続される。
【0026】前記出力端子3には、抵抗R3の一端が接
続され、この抵抗R3の他端は前記電源1に接続され
る。
【0027】前記定電圧源4は、プラス側端子が電源1
に接続され、その出力電圧VREGは、前記温度センサ
ーとなるNPNトランジスタQ1のベース- エミッタ間
電圧の温度依存特性とは正負反対の特性を持つ。
【0028】また、図1において、20はエミッタフォ
ロア回路(電流回路)であって、この回路20は、ベー
スが前記定電圧源4のマイナス側端子に接続されたNP
NトランジスタQ2と、一端がこのNPNトランジスタ
Q2のエミッタに接続された抵抗R4とから成り、この
抵抗R4の他端はグランド2に接続される。
【0029】更に、30は第1のカレントミラー回路、
40は第2のカレントミラー回路であって、前記第1の
カレントミラー回路30は、2個のPNPトランジスタ
Q3、Q4から成り、一方のPNPトランジスタQ3
は、エミッタが電源1に、ベース及びコレクタが前記エ
ミッタフォロア回路20のNPNトランジスタQ2のコ
レクタに各々接続される。他方のPNPトランジスタQ
4は、エミッタが電源1に接続され、ベースが前記一方
のPNPトランジスタQ3のベースに接続される。ま
た、第2のカレントミラー回路40は、2個のNPNト
ランジスタQ5、Q6より成り、一方のNPNトランジ
スタQ5は、エミッタがグランド2に、ベース及びコレ
クタが前記第1のカレントミラー回路30の他方のPN
PトランジスタQ4のコレクタに接続される。他方のN
PNトランジスタQ6は、エミッタがグランド2に、ベ
ースが一方のNPNトランジスタQ5のベースに、コレ
クタが前記温度センサーとなるNPNトランジスタQ1
のベース(ノードV4)に各々接続される。前記2つの
カレントミラー回路30、40により引抜回路50を構
成する。
【0030】次に、本実施の形態のサーマルシャットダ
ウン回路の動作を説明する。尚、本来は抵抗値にも温度
依存性があるが、論理の簡略化のために当初はこれを無
視し、最後に、抵抗の温度依存性について論ずる。
【0031】定電圧源4と、エミッタフォロア回路20
のトランジスタQ2と抵抗R4とにより、定電流源I1
が形成される。エミッタフォロア形式を用いるので、前
記定電流源I1から流れる電流(同符号のI1で示す)
は、抵抗R4の抵抗値を同符号のR4、電源1の電圧を
VCC、定電圧源4の出力電圧をVREG、エミッタフ
ォロア回路20のトランジスタQ2がONするベース-
エミッタ間電圧をVbe(ON)とすると、 I1=(VCC−VREG−Vbe(ON))/R4 となる。
【0032】ここで、定電圧源4の常温での出力電圧を
VREG0とすると、定電圧源の出力電圧VREGは、
その温度依存特性を前記トランジスタQ2のベース- エ
ミッタ間電圧の温度依存特性と逆特性になるように設定
しているので、次式で表現される。
【0033】 VREG=VREG0−α(T−T0) (4) この式(4)及び前記式(3)を、前記定電流源から流
れる電流I1の式に代入して、 I1=(VCC−VREG0−Vbe0−ΔVbe)/R4 =(VCC−VG−ΔVbe)/R4 (5) となる。但し、VG=VREG0+Vbe0である。こ
の式(5)を見ると、電流I1は、温度係数αの項が相
殺されて、温度依存性がなく、ベース- エミッタ間電圧
の絶対ばらつきΔVbeによってのみ変化することが判
る。
【0034】次に、2個のカレントミラー回路30、4
0は、温度センサーとなるトランジスタQ1のベースに
接続されるノードV4から、前記定電流源から流れる電
流I1に等しい値の電流を抜く役割を果す。
【0035】更に、トランジスタQ1、3個の抵抗R1
〜R3は、前記電流源I1と共に、温度センサー回路を
構成する。前記抵抗R1、R2の抵抗値を各々同符号の
R1、R2とし、温度センサーとなるトランジスタQ1
のベースの電圧、即ちノードV4の電圧を同符号のV4
で示すと、電流保存則から、次式(6)が得られる。
【0036】 (VCC−V4)/R1=V4/R2+I1 (6) 前記式(6)をノードの電圧V4について解くと、 V4=R2/(R1+R2)*VCC−I1*R1*R
2/(R1+R2) この式中の電流I1に前記式(5)を代入して、次の式
(7)を得る。
【0037】 V4=R2/(R1+R2)*VCC +R1*R2/R4/(R1+R2) *(ΔVbe−VCC+VG) (7) ここで、 R1*R2/R4/(R1+R2)=1 (8) となるように、抵抗値R1、R2、R4を設定すると、
前記式(7)は次式(9)に変換される。
【0038】 V4=(VG−R1/(R1+R2)*VCC)+ΔVbe (9) 前記式(9)から判るように、温度センサーとなるトラ
ンジスタQ1のベース電位であるノード電位V4は、一
定値(VG−R1/(R1+R2)*VCC)を基準と
して、トランジスタQ2のベース- エミッタ間電圧の絶
対ばらつきΔVbeに連動して変化することになる。
【0039】そして、2個のトランジスタQ1、Q2の
ベース- エミッタ間電圧の絶対ばらつきΔVbeは、同
一チップ内で、ほぼ同じ値である。従って、サーマルシ
ャットダウン回路が動作するのは、(3)式と(9)式
とが等しく、 Vbe(ON)=V4 (10) のときである。この式から、動作温度Tを求めると、 T=T0− (Vbe0−(VG−R1/(R1+R2)*VCC))/α (11) となる。前記式(11)より、図1のサーマルシャット
ダウン回路が動作する温度Tは、ベース- エミッタ間電
圧の絶対ばらつきΔVbeの影響を受けないことが判
る。
【0040】次に抵抗値の温度依存性の影響について考
察する。
【0041】一般に、温度Tが常温T0の時(T=T
0)の抵抗値をRn0とすると、抵抗値Rnは、 Rn=Rn0* (1+β*(T−T0)+γ*(T−T0)2 ) (12) となることが知られている。ここで、β及びγは抵抗の
温度係数であり、同一チップ内において同一種類の抵抗
であれば、全ての抵抗に対して、ほぼ同じ値となる。
【0042】図1のサーマルシャットダウン回路が動作
する温度Tを決定するのは、式(8)と式(11)であ
り、この何れの式に抵抗値R1〜R4として前記式(1
2)を代入しても、温度係数β及びγはキャンセルさ
れ、抵抗の温度依存性の影響を受けないことが判る。
【0043】図2は、第1の実施の形態におけるサーマ
ルシャットダウン回路の等価回路を示す。同図では、前
記図1の定電圧源4を、6個のトランジスタQ7〜Q1
2と、3個の抵抗R5〜R7とによって構成されるバン
ドギャップリファレンス回路で構成している。前記抵抗
R6は、出力と電源1(共通インピーダンス)との間に
配置される。定電圧源4の出力電圧VREGに対応する
電圧は、抵抗R6の両端の電位差である。バンドギャッ
プリファレンス回路では、前記抵抗R6の抵抗値を他の
2個の抵抗R5、R7と共に調整すれば、出力電圧VR
EGの温度依存性を可変に設定できるので、前記式
(4)を満たすように抵抗値を設定する。また、このと
き、出力電圧VREGの値は、ベース- エミッタ間電圧
の絶対ばらつきΔVbeの影響を受けない。
【0044】尚、本実施の形態では、NPNトランジス
タQ1のベース- エミッタ間電圧Vbeを温度センサー
としたが、PNPトランジスタを温度センサーとして、
電源とグランドとを逆転し、PNPトランジスタとNP
Nトランジスタとを逆転した回路構成としてもよいのは
勿論である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項4記載の発明のサーマルシャットダウン回路によれ
ば、温度センサーとなるトランジスタの製造工程上のベ
ース-エミッタ間電圧Vbeの絶対ばらつきを相殺した
ので、この絶対ばらつきに伴う動作温度の変動を解消し
て、予め決めた設定温度で確実に動作させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるサーマルシ
ャットダウン回路の等価回路図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるサーマルシャ
ットダウン回路の具体的構成を示す図である。
【図3】従来のサーマルシャットダウン回路の等価回路
図である。
【図4】従来の他のサーマルシャットダウン回路の等価
回路図である。
【符号の説明】
1 電源 2 グランド 3 出力端子 4 定電圧源 Q1 温度センサーとなるトランジスタ 10 基準電圧発生回路 R1〜R4 抵抗 20 エミッタフォロア回路(電流回路) Q2 トランジスタ 30 第1のカレントミラー回路 40 第2のカレントミラー回路 50 引抜回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース- エミッタ間電圧を温度センサー
    とするトランジスタと、 前記トランジスタのベースに
    基準電圧を与える基準電圧発生回路と、 前記トランジスタのベース- エミッタ間電圧の温度依存
    性とは逆特性の温度特性を持つ電圧を出力する定電圧源
    と、 前記定電圧源にベースが接続されたトランジスタを備
    え、前記定電圧源の出力電圧に基いて電流を流す電流回
    路と、 前記電流回路が流す電流値に等しい電流を前記トランジ
    スタのベースから引き抜く引抜回路とを備えたことを特
    徴とするサーマルシャットダウン回路。
  2. 【請求項2】 基準電圧発生回路は、2個の抵抗R1、
    R2を直列に接続した回路から成り、前記両抵抗の接続
    点に前記トランジスタのベースが接続され、 電流回路は、定電圧源にベースが接続されたトランジス
    タと、このトランジスタと直列に接続される抵抗R4と
    から成り、 前記3個の抵抗の値は、 R1*R2/R4/(R1+R2)=1 に設定されることを特徴とする請求項1記載のサーマル
    シャットダウン回路。
  3. 【請求項3】 電流回路は、2個のカレントミラー回路
    より成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    サーマルシャットダウン回路。
  4. 【請求項4】 定電圧源は、 その出力と共通インピーダンスとの間に抵抗を備え、そ
    の抵抗の値の調整により、出力電圧の温度依存特性を可
    変に設定できるバンドギャップリファレンス回路によっ
    て構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載のサーマルシャットダウン回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011008514A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Renesas Electronics Corp 半導体装置
EP3798786A2 (en) * 2019-09-03 2021-03-31 Renesas Electronics America Inc. Low-voltage collector-free bandgap voltage generator device

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