JPH1020222A - 光走査装置及びこの光走査装置を利用した画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及びこの光走査装置を利用した画像形成装置

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JPH1020222A
JPH1020222A JP17344096A JP17344096A JPH1020222A JP H1020222 A JPH1020222 A JP H1020222A JP 17344096 A JP17344096 A JP 17344096A JP 17344096 A JP17344096 A JP 17344096A JP H1020222 A JPH1020222 A JP H1020222A
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beams
passing position
scanning
detecting means
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Yasuyuki Fukutome
康行 福留
Takashi Shiraishi
貴志 白石
Masao Yamaguchi
雅夫 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】常に高画質を維持することができる光走査装置
及びこの光走査装置を利用した画像形成装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】感光体ドラム上を主走査する複数のビーム
の通過位置を検知するビーム検知器38は、第2プレー
ト220に固定されている。第2プレートは、ネジ部2
28と板バネ226との作用により副走査方向に平行に
移動可能であり、突起部223a、223b、224
a、224bを介して第1プレート212に係合されて
いる。第1プレート212は、ネジ部218とバネ21
5との作用により軸部211を中心に回動可能であり、
軸部211を介して支持プレート210に係合されてい
る。支持プレート210は、ビームの進行方向に平行に
移動可能な可能ステージ410に固定されている。従っ
て、ビーム検知器38が配置される位置の調整が可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のレーザビ
ームにより単一の感光体ドラム上を同時に走査して感光
体ドラム上に単一の静電潜像を形成するための光走査装
置、および、これを用いたデジタル複写機やレーザプリ
ンタなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば、レーザビームによる走査
露光と電子写真プロセスとにより画像形成を行うデジタ
ル複写機が種々開発されている。
【0003】そして、最近では、さらに画像形成速度の
高速化を図るために、マルチビーム方式、つまり、複数
のレーザビームを発生させ、これら複数のレーザビーム
により複数ラインずつの同時走査が行われるようにした
デジタル複写機が開発されている。
【0004】このようなマルチビーム方式のデジタル複
写機においては、レーザビームを発生する複数の半導体
レーザ発振器、これら複数のレーザ発振器から出力され
る各レーザビームを感光体ドラムへ向けて反射し、各レ
ーザビームを感光体ドラム上で走査させるポリゴンミラ
ーなどの多面回転ミラー、および、コリメータレンズや
f−θレンズなどを主体に構成される、光走査装置とし
ての光学系ユニットを備えている。
【0005】ところで、従来の光学系ユニットの構成で
は、感光体ドラム上(被走査面で複数のビーム相互の位
置関係を理想的な位置関係にするのは非常に困難で、こ
れを実現するためには、非常に高い部品精度と組み立て
精度が要求され、装置のコストアップの要因となってい
る。
【0006】また、理想の位置関係に組み立てたとして
も、温度変化や湿度変化などの環境変化、あるいは、経
時変化によってレンズの形状がわずかに変化したり、部
品相互の位置関係がわずかに変化するだけで、ビーム相
互の位置関係が狂ってしまい、高品質な画像を形成する
ことができなくなる。
【0007】従って、このような光学系を実現するため
には、これらの環境変化や経時変化に強い構造や部品を
用いる必要がある。特に光学系ユニットを構成するレン
ズについては、環境変化や経時変化に強いガラスレンズ
が高価であり、装置のコストアップの主因になってい
る。
【0008】ここで、マルチビーム方式の光学系ユニッ
トにおいて、位置ずれしたビームを用いて画像を形成し
た場合に起こりうる画像不良について、図15の
(a)、(b)および図16の(a)、(b)を用いて
説明する。
【0009】図15(a)には、マルチビーム方式、例
えば4つのビームa〜dを用いて画像、例えば「T」の
文字を形成した場合の理想的な画像の例が示されてい
る。
【0010】これに対し、ビームの通過位置が、所定の
位置からはずれていると、図15(b)に示すような画
像不良が発生する。図15(b)に示した例は、ビーム
bの通過位置が所定位置からはずれ、ビームaとbの間
隔が狭く、ビームbとcの間隔が広くなった画像不良の
一例である。
【0011】図16(a)には、それぞれのビームa〜
dの発光タイミングが、正しく制御されていない場合に
発生する画像不良の一例が示されている。図16(a)
より明らかなように、ビーム相互の発光タイミングが正
しく制御されないと、主走査方向の画像形成位置にズレ
が発生し、縦線が真っ直に形成されない。
【0012】また、図16(b)には、ビームの通過位
置とビームの発光タイミングの両方が正しく制御されて
いない場合に発生する画像不良の一例が示されている。
図16(b)に示したように、この例では、副走査方向
の画像不良と、主走査方向の画像不良が同時に起こって
いる。このように、マルチビームで画像を形成する際に
は副走査方向のビーム通過位置を所定の間隔になるよう
に制御するとともに、主走査方向の画像形成位置を揃え
るために、それぞれのビームの発光タイミングを制御す
る必要がある。
【0013】そこで、ビームの通過位置、及び通過タイ
ミングを検知する検知器、その検知器によりビームの位
置を所定の位置に制御するガルバノミラー、及び検知に
より検知されたビームの通過タイミングに応じてビーム
の発光タイミングを制御するレーザドライバを用いるこ
とでこれらの問題を解決することができ、環境変化や経
時変化などによって光学系に変化が生じても、感光体ド
ラム上の被走査面におけるビームの位置を常に所定の位
置に制御することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、検知器
を装置本体に組み込む際に発生する組立誤差などによ
り、検知器の配置位置が、主走査方向、副走査方向、及
びデフォーカス方向にそれぞれ正確な理想位置からずれ
たり、検知器の傾き等が発生する。
【0015】このため、検知器を通過するビームの通過
位置、及び通過タイミングを正確に検知できず、ビーム
通過位置を調整するガルバノミラー、及びビームの発光
タイミングを調整するレーザドライバを正しく制御する
ことができなくなるといった問題が生じる。
【0016】したがって、環境変化や経時変化により光
学系が変化した場合に、これらの光学系を正確に調整す
ることが困難となり、形成される画像の画質を劣化させ
ることとなる。
【0017】そこで、この発明の目的は、常に高画質を
維持することができる光走査装置及びこの光走査装置を
利用した画像形成装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、複数のビームを出力する光源
と、この光源から出力された複数のビームを被走査面に
向けて反射する回転可能に形成された反射面を有し、前
記複数のビームにより前記被走査面上に沿って走査させ
る走査手段と、前記被走査面に実質的に等しい位置に配
設され、前記走査手段により走査された複数のビームの
前記被走査面上における各ビームの通過位置を検知する
ビーム通過位置検知手段と、前記ビーム通過位置検知手
段によって検知される検知結果に基づいて、前記各ビー
ム間の間隔が所定の間隔となるように前記ビーム通過位
置検知手段の配置位置を調整する調整手段と、を有する
ことを特徴とする光走査装置を提供するものである。
【0019】また、この発明によれば、複数のビームを
出力する光源と、この光源から出力された複数のビーム
を被走査面に向けて反射する回転可能に形成された反射
面を有し、前記複数のビームにより前記被走査面上を第
1の方向に沿って走査させる走査手段と、前記被走査面
に実質的に等しい位置に配設され、前記走査手段により
走査された複数のビームの前記被走査面上における各ビ
ームの通過位置を検知するビーム通過位置検知手段と、
前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って所定の間
隔で配列された複数の基準ビームを前記ビーム通過位置
検知手段に入射させ、前記ビーム通過位置検知手段によ
って検知される各基準ビームの通過位置の検知結果が前
記各基準ビーム間の所定の間隔に等しくなるように前記
ビーム通過位置検知手段の配置位置を調整する調整手段
と、を有することを特徴とする光走査装置を提供するも
のである。
【0020】また、この発明によれば、複数のビームを
出力する光源と、この光源から出力された複数のビーム
を被走査面に向けて反射する回転可能に形成された反射
面を有し、前記複数のビームにより前記被走査面上を第
1の方向に沿って走査させる走査手段と、前記被走査面
に実質的に等しい位置に配設され、前記走査手段により
走査された複数のビームの前記被走査面上における各ビ
ームの通過位置を検知するビーム通過位置検知手段と、
前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って所定の間
隔で配列された複数の基準ビームを前記ビーム通過位置
検知手段に入射させ、前記ビーム通過位置検知手段によ
って検知される各基準ビームの通過位置の検知結果が前
記各基準ビーム間の所定の間隔に等しくなるように、前
記ビーム通過位置検知手段の配置位置を前記第2の方向
に平行に移動調整する第1の調整手段と、前記第1及び
第2の方向によって規定される平面内を回動可能に形成
され、前記ビーム通過位置検知手段の配置位置の傾きを
調整する第2の調整手段と、を含む調整手段と、を有す
ることを特徴とする光走査装置が提供される。
【0021】さらに、この発明によれば、複数のビーム
を出力する光源と、この光源から出力された複数のビー
ムを被走査面に向けて反射する回転可能に形成された反
射面を有し、前記複数のビームにより前記被走査面上を
第1の方向に沿って走査させる走査手段と、前記被走査
面に実質的に等しい位置に配設され、前記走査手段によ
り走査された複数のビームの前記被走査面上における各
ビームの通過位置を検知するビーム通過位置検知手段
と、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って所定
の間隔で配列された複数の基準ビームを前記ビーム通過
位置検知手段に入射させ、前記ビーム通過位置検知手段
によって検知される各基準ビームの通過位置の検知結果
が前記各基準ビーム間の所定の間隔に等しくなるよう
に、前記ビーム通過位置検知手段の配置位置を前記第2
の方向に平行に移動調整する第1の調整手段と、前記第
1及び第2の方向によって規定される平面内を回動可能
に形成され、前記ビーム通過位置検知手段の配置位置の
傾きを調整する第2の調整手段と、前記第1及び第2の
方向に互いに直交する第3の方向に平行に移動可能に形
成され、前記ビーム通過位置検知手段の配置位置を前記
第3の方向に平行に移動調整する第3の調整手段と、を
含む調整手段と、を有することを特徴とする光走査装置
が提供される。
【0022】またさらに、この発明によれば、複数のビ
ームを出力する光源と、この光源から出力された複数の
ビームを被走査面に向けて反射する回転可能に形成され
た反射面を有し、前記複数のビームにより前記被走査面
上を第1の方向に沿って走査させる走査手段と、前記被
走査面に実質的に等しい位置に配設され、前記走査手段
により走査された複数のビームの前記被走査面上におけ
る各ビームの通過位置を検知するビーム通過位置検知手
段と、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って所
定の間隔で配列された複数の基準ビームを前記ビーム通
過位置検知手段に入射させ、前記ビーム通過位置検知手
段によって検知される各基準ビームの通過位置の検知結
果が前記各基準ビーム間の所定の間隔に等しくなるよう
に前記ビーム通過位置検知手段の配置位置を調整する調
整手段と、この調整手段により配置位置が調整された前
記ビーム通過位置検知手段による検知結果を基に、前記
走査手段により走査されるビームの前記被走査面におけ
る通過位置が適正位置となるよう制御するための光路制
御量を演算する演算手段と、この演算手段で求められた
光路制御量に応じて前記走査手段により走査される複数
のビームの前記被走査面における通過位置を変更する光
路変更手段と、を有することを特徴とする光走査装置が
提供される。
【0023】さらにまた、この発明によれば、複数のビ
ームを出力する光源と、この光源から出力された複数の
ビームを被走査面に向けて反射する回転可能に形成され
た反射面を有し、前記複数のビームにより前記被走査面
上を第1の方向に沿って走査させる走査手段と、前記被
走査面に実質的に等しい位置に配設され、前記走査手段
により走査された複数のビームの前記被走査面上におけ
る各ビームの通過位置を検知するビーム通過位置検知手
段と、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って所
定の間隔で配列された複数の基準ビームを前記ビーム通
過位置検知手段に入射させ、前記ビーム通過位置検知手
段によって検知される各基準ビームの通過位置の検知結
果が前記各基準ビーム間の所定の間隔に等しくなるよう
に、前記ビーム通過位置検知手段の配置位置を前記第2
の方向に平行に移動調整する第1の調整手段と、前記第
1及び第2の方向によって規定される平面内を回動可能
に形成され、前記ビーム通過位置検知手段の配置位置の
傾きを調整する第2の調整手段と、を含む調整手段と、
この調整手段により配置位置が調整された前記ビーム通
過位置検知手段による検知結果を基に、前記走査手段に
より走査されるビームの前記被走査面における通過位置
が適正位置となるよう制御するための光路制御量を演算
する演算手段と、この演算手段で求められた光路制御量
に応じて前記走査手段により走査される複数のビームの
前記被走査面における通過位置を変更する光路変更手段
と、を有することを特徴とする光走査装置が提供され
る。
【0024】またさらに、この発明によれば、複数のビ
ームを出力する光源と、この光源から出力された複数の
ビームを被走査面に向けて反射する回転可能に形成され
た反射面を有し、前記複数のビームにより前記被走査面
上を第1の方向に沿って走査させる走査手段と、前記被
走査面に実質的に等しい位置に配設され、前記走査手段
により走査された複数のビームの前記被走査面上におけ
る各ビームの通過位置を検知するビーム通過位置検知手
段と、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って所
定の間隔で配列された複数の基準ビームを前記ビーム通
過位置検知手段に入射させ、前記ビーム通過位置検知手
段によって検知される各基準ビームの通過位置の検知結
果が前記各基準ビーム間の所定の間隔に等しくなるよう
に、前記ビーム通過位置検知手段の配置位置を前記第2
の方向に平行に移動調整する第1の調整手段と、前記第
1及び第2の方向によって規定される平面内を回動可能
に形成され、前記ビーム通過位置検知手段の配置位置の
傾きを調整する第2の調整手段と、前記第1及び第2の
方向に互いに直交する第3の方向に平行に移動可能に形
成され、前記ビーム通過位置検知手段の配置位置を前記
第3の方向に平行に移動調整する第3の調整手段と、を
含む調整手段と、この調整手段により配置位置が調整さ
れた前記ビーム通過位置検知手段による検知結果を基
に、前記走査手段により走査されるビームの前記被走査
面における通過位置が適正位置となるよう制御するため
の光路制御量を演算する演算手段と、この演算手段で求
められた光路制御量に応じて前記走査手段により走査さ
れる複数のビームの前記被走査面における通過位置を変
更する光路変更手段と、を有することを特徴とする光走
査装置が提供される。
【0025】さらにまた、この発明によれば、複数のビ
ームを出力する光源と、この光源から出力された複数の
ビームを被走査面に向けて反射する回転可能に形成され
た反射面を有し、前記複数のビームにより前記被走査面
上を第1の方向に沿って走査させる走査手段と、前記光
源から出力された複数のビームを前記被走査面上におい
て前記第1の方向に直交する第2の方向に所定の間隔で
配列させる光学系と、前記被走査面に実質的に等しい位
置に配設されているとともに、前記第2の方向に並列し
て配置された一対の受光面が前記複数のビーム間隔に対
応して前記第1の方向に沿って複数配列され、前記走査
手段により走査された複数のビームに応じて前記被走査
面上における各ビームの通過位置に対応した検知信号を
出力するビーム通過位置検知手段と、前記第2の方向に
沿って所定の間隔で配列された複数の基準ビームを前記
ビーム通過位置検知手段に入射させ、前記ビーム通過位
置検知手段の一対の受光面から出力される出力信号がそ
れぞれ等しくなるように前記ビーム通過位置検知手段の
配置位置を調整する調整手段と、を有することを特徴と
する光走査装置が提供される。
【0026】またさらに、この発明によれば、画像デー
タに対応した複数のビームを出力する光源と、この光源
から出力された複数のビームを反射する回転可能に形成
された反射面を有し、前記複数のビームを第1の方向に
沿って走査させる走査手段と、前記走査手段により走査
された複数のビームを所定の像面に等速で走査するよう
に結像し、前記走査手段の面倒れを補正する光学手段
と、前記所定の像面に配置され、前記光源からのビーム
に対応する像を保持する像担持体と、前記像担持体に保
持された像を現像する現像手段と、前記像担持体表面に
実質的に等しい位置に配設され、前記走査手段により走
査された複数のビームの前記像担持体表面上における各
ビームの通過位置を検知するビーム通過位置検知手段
と、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って所定
の間隔で配列された複数の基準ビームを前記ビーム通過
位置検知手段に入射させ、前記ビーム通過位置検知手段
によって検知される各基準ビームの通過位置の検知結果
が前記各基準ビーム間の所定の間隔に等しくなるように
前記ビーム通過位置検知手段の配置位置を調整する調整
手段と、を有することを特徴とする画像形成装置が提供
される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態に係
る光走査装置及びこの光走査装置を利用した画像形成装
置ついて図面を参照して説明する。
【0028】図1は、この実施の形態に係る光走査装置
が適用される画像形成装置としてデジタル複写機の構造
を概略的に示す断面図である。すなわち、このデジタル
複写機は、画像読み取り手段としてのスキャナ部1、及
び画像形成手段としてのプリンタ部2を有している。ま
た、このディジタル複写機のスキャナ部1の上部には、
原稿が載置される透明ガラスによって形成された原稿台
7が設けられ、さらに、さらに原稿台7を覆うように開
閉自在に設けられた原稿固定カバー8が配置されてい
る。
【0029】図1に示すように、スキャナ部1は、図示
矢印方向に移動可能な第1キャリジ3及び第2キャリジ
4、原稿Oからの反射光に所定の光学特性を与える結像
レンズ5、及び光源からの反射光が結像され、この反射
光に基づいて電気信号としての画像データを出力する光
電変換素子6などを有している。
【0030】第1キャリッジ3には、周囲に反射板が配
置され、効率的に原稿Oを照明する光源9、及び光源9
によって照明された原稿Oから反射される反射光を第2
キャリッジ4側に向けて直角方向に折り曲げる第1反射
ミラー10が備えられている。
【0031】第2キャリッジ4には、第1反射ミラー1
0により折り曲げられた原稿Oからの反射光をさらに直
角方向に折り曲げる第2反射ミラー11、及び第2反射
ミラー11により折り曲げられた反射光をさらに直角方
向に折り曲げて結像レンズ5に案内する第3反射ミラー
12が備えられている。
【0032】また、プリンタ部2は、画像処理部におい
て変換されたディジタル画像信号に対応して変調された
ビームを出力する光走査装置13、および、被画像形成
媒体である用紙P上に原稿画像に対応した画像を形成可
能な電子写真方式の画像形成部14を有している。
【0033】すなわち、光走査装置13は、後に詳述す
るが、複数の半導体レーザ発振器を有し、同時に複数の
レーザビーム(以下、ビームと称する)を画像形成部1
4に向けて出力するマルチビーム光学系を備えている。
また、この光走査装置13は、回転可能に設けられ、複
数の反射面を有するポリゴンミラー、半導体レーザ発振
器から放射されたビームに所定の光学特性を与える複数
の光学部材、及びビームを後述する画像形成部14の感
光体ドラム上に案内する光学系を有している。半導体レ
ーザ発振器から放射された複数のビームは、ポリゴンミ
ラーにより主走査方向に反射され、感光体ドラム上にデ
ィジタル画像信号に対応した静電潜像が形成される。
【0034】また、画像形成部14は、ディジタル複写
機本体の略中央に位置する像担持体としての感光体ドラ
ム15を有している。感光体ドラム15の周辺には、そ
の表面を一様に帯電する帯電チャージャ16、感光体ド
ラム15の露光位置Xにおいて光走査装置13から出力
された複数のビームによって形成された静電潜像に現像
剤を付与して現像剤像を形成する現像器17、感光体ド
ラム15上に形成された現像剤像を用紙Pに転写するた
めのバイアスを印加する転写チャージャ18、用紙Pを
感光体ドラム15から剥離するためのバイアスを印加す
る剥離チャージャ19、及び、感光体ドラム15の表面
に残留した現像剤、及び電荷を除去するクリーナ20な
どが配設されている。
【0035】さらに、ディジタル複写機の底部には、所
定枚数の用紙Pを収納するとともに、画像形成部14に
向けて給紙する給紙機構が備えられている。すなわち、
ディジタル複写機の底部には、所定枚数の用紙Pを収納
可能な用紙カセット21が備えられ、この用紙カセット
21から用紙Pを1枚ずつ取り出すための給紙ローラ2
2及び分離ローラ23を有している。
【0036】給紙ローラ22及び分離ローラ23により
用紙が搬送される側であって、画像形成部14の感光体
ドラム15の近傍には、搬送された用紙Pの傾きを補正
するとともに、感光体ドラム15上に形成された現像剤
像の先端位置と、用紙Pの画像転写位置とを整合させる
レジストローラ24が設けられている。
【0037】さらに用紙Pが搬送される側には、剥離チ
ャージャ19により感光体ドラム15から剥離された用
紙Pを下流側に向けて搬送する用紙搬送機構25が設け
られている。
【0038】用紙搬送機構25の一端側に位置し、用紙
Pが搬送される下流側には、用紙P上に転写された現像
剤像を加熱するとともに、加圧して用紙P上に定着させ
る一対のローラを有する定着器26が配置されている。
【0039】定着器26の下流側には、定着済みの用紙
Pをディジタル複写機本体から排出する排紙ローラ27
が配設されている。また、複写機本体の側面には、排紙
ローラ27によって排紙された用紙Pを受ける排紙トレ
イ28が設けられている。
【0040】次に、このディジタル複写機の動作につい
て説明する。
【0041】まず、図1に示したスキャナ部1におい
て、原稿画像を読み取る読取動作が実行される。
【0042】すなわち、原稿Oは、原稿台7上に下向
き、かつ原稿台7の短手方向の正面右側に位置するセン
タ基準位置に載置される。そして、原稿Oは、原稿固定
カバー8によって原稿台7上に押さえつけられる。
【0043】原稿Oは、図示しないコピーボタンがオン
されることにより、光源9によって照明される。そし
て、原稿Oによって反射された反射光は、第1反射ミラ
ー10,第2反射ミラー11,及び第3反射ミラー12
によってそれぞれ反射され、結像レンズ側に案内され
る。原稿Oからの反射光は、結像レンズ5により光電変
換素子6の受光面上に結像される。
【0044】この読取動作では、光源9および第1反射
ミラー10を搭載した第1キャリジ3、第2及び第3反
射ミラー11,12を搭載した第2キャリジ4は、光路
長を一定にするように2:1の相対速度で移動するよう
になっている。第1キャリジ3および第2キャリジ4
は、図示しないキャリジ駆動用モータにより、読み取り
タイミング信号に同期して図中の右側から左側方向に向
けて移動する。
【0045】以上のようにして、原稿台7上に載置され
た原稿Oの画像は、スキャナ部1によって1ラインごと
に順次読み取られ、光電変換素子6により出力される画
像データは、図示しない画像処理部において画像の濃淡
を示す8ビットのディジタル画像信号に変換される。
【0046】次に、図1に示したプリンタ部2におい
て、スキャナ部1で読み取られた原稿画像に対応した画
像を用紙上に形成する画像形成動作が実行される。
【0047】すなわち、スキャナ部1で読み取られた原
稿画像に対応したディジタル画像信号は、図示しない画
像処理部で処理が行われた後、レーザ変調信号に変換さ
れ、このレーザ変調信号に基づいて半導体レーザ発振器
から複数のビームが出力される。
【0048】レーザ発振器から出力される複数のビーム
は、ポリゴンミラーによって反射され、光学部材、及び
光学系を介して光走査装置13の外部へ出力される。
【0049】光走査装置13から出力された複数のビー
ムは、像担持体としての感光体ドラム15上の露光位置
Xの地点に必要な解像度を持つスポットの走査光として
結像され、走査露光される。
【0050】感光体ドラム15は、予め図示しない駆動
モータにより所定の外周速度で回転駆動され、その表面
に対向して設けられている帯電チャージャ16によって
帯電されている。帯電された感光体ドラム15上の露光
位置Xの地点に複数のビーム(走査光)がスポット結像
されることによって、感光体ドラム15上には、画像信
号に応じた静電潜像が形成される。
【0051】感光体ドラム15上に形成された静電潜像
は、現像器17から供給される現像剤、すなわちトナー
により現像され、トナー像が形成される。
【0052】一方で、用紙カセット21に収容されてい
る用紙Pが給紙ローラ22及び分離ローラ23により1
枚ずつ取り出され、画像形成部14の感光体ドラム15
に向けて搬送される。そして、用紙Pは、レジストロー
ラ24まで搬送され、用紙Pの傾きが補正された後、所
定のタイミングで転写位置まで供給される。
【0053】トナー像が形成された感光体ドラム15
は、転写位置で搬送された用紙Pに当接され、転写チャ
ージャ18によって所定のバイアスが印加されることに
より、用紙P上にトナー像が転写される。
【0054】さらに、剥離チャージャにより、所定のバ
イアスが印加されることにより、感光体ドラム15から
用紙Pが剥離される。
【0055】そして、用紙Pは、用紙搬送機構25によ
り下流側に搬送され、定着器26により用紙P上に転写
されたトナー像が定着される。
【0056】そして、トナー像が定着された画像形成済
みの用紙Pは、排紙ローラ27により外部の排紙トレイ
28に排紙される。
【0057】また、用紙Pへのトナー像の転写が終了し
た感光体ドラム15は、クリーナ20によりその表面に
残留しているトナー及び電荷が除去され、初期状態に復
帰し、次の画像形成の待機状態となる。
【0058】以上のプロセス動作を繰り返すことによ
り、原稿画像の読取動作、及び画像形成動作が連続的に
行われる。
【0059】次に、光走査装置13について詳細に説明
する。
【0060】図2は、光走査装置13の概略的な構成、
及び感光体ドラム15の位置関係を示した図である。
【0061】光走査装置13は、複数、例えば4つの半
導体レーザ発振器31a、31b、31c、31dを有
し、それぞれのレーザ発振器31a〜31dから放射さ
れるビームa〜ビームdが、同時に1走査ラインずつの
画像形成を行うことで、ポリゴンミラーの回転数を極端
に上げることなく、高速の画像形成を可能としている。
【0062】また、この光走査装置13は、複数の反射
面を有するとともに、回転可能に設けられたポリゴンミ
ラー35、及びこのポリゴンミラー35を回転させるポ
リゴンモータ36を有している。このポリゴンミラー3
5は、ポリゴンモータ36により一定速度で回転され、
レーザ発振器31a〜31dから放射された複数のビー
ムa〜dを主走査方向に案内するものである。
【0063】レーザ発振器31a〜31dとポリゴンミ
ラー35との間には、各レーザ発振器から放射された複
数のビームa〜dを合成してポリゴンミラー35まで案
内する光学系が配置されている。
【0064】この光学系は、レーザ発振器から放射され
たビームに所定の光学特性を付与する図示しないコリメ
ータレンズや、有限焦点レンズを含んでいる。また、こ
の光学系は、所定の光学特性を付与されたビームを所定
の方向に反射するために、図示しないモータにより微小
にビーム反射角を制御して、副走査方向のビーム相互間
の位置関係を調整可能な複数のガルバノミラー33a〜
33d、及び各ガルバノミラーによって反射された複数
のビームa〜dをポリゴンミラー35の反射面上で合成
するためのハーフミラー34a〜34cを有している。
【0065】さらに、ポリゴンミラー35と感光体ドラ
ム15との間には、ポリゴンミラー35によって反射さ
れた複数のビームa〜dに対してf−θ特性を付与する
f−θレンズ70が配置されている。このf−θレンズ
70は、ポリゴンミラー35で反射された複数のビーム
a〜dを一定速度で感光体ドラム15上、及び後述する
ビーム検知器の受光面を走査させるものである。
【0066】光走査装置13において、感光体ドラム1
5が配置されている位置に実質的に等しい位置には、複
数のビームa〜dの通過タイミング、及びビームの通過
位置を検知するビーム検知器38が配置されている。
【0067】ビーム検知器38は、図3に示すように、
検知部としての複数の受光面を有し、これらの受光面
は、それぞれ受光パターンS1,S2及びS3a〜S8
bによって形成されている。
【0068】すなわち、受光パターンS1,S2は、副
走査方向に延出された縦長状に形成されていて、主走査
方向に所定間隔をおいて平行に配設されている。受光パ
ターンS1は、ポリゴンミラーから反射された4つのビ
ームa〜dの通過タイミングを検知するための受光パタ
ーンであり、ビームが通過すると電気信号を出力する。
受光パターンS2は、回路動作のタイミングを取るタイ
ミング信号を得るための受光パターンであり、ビームが
通過すると電気信号を出力する。
【0069】受光パターンS3a〜S8bは、4つのビ
ームa〜dの通過位置を検知するための受光パターンで
あり、副走査方向に並列に配設されたS3aとS3b、
S4aとS4b、S5aとS5b、S6aとS6b、S
7aとS7b、S8aとS8b、でそれぞれペアを組
み、これら6つのペアがそれぞれ受光パターンS1とS
2との間に図3に示した状態で配列されている。
【0070】この実施の形態の場合、ディジタル複写装
置は、例えば、400DPIの解像度、すなわちビーム
スポットの中心の間隔が63.5μmの場合と、600
DPIの解像度、すなわちビームスポットの中心の間隔
が42.3μmの場合でそれぞれ記録可能なよう構成さ
れている。
【0071】このうち、600DPIの解像度に対応す
る受光パターンは、S3aとS3b、S4aとS4b、
S6aとS6b、S7aとS7bのペアである。そし
て、S3a及びS3bと、S4a及びS4bとの副走査
方向の間隔は、図3に示すように、P2、すなわち60
0DPIの解像度に対応して42.3μmに設定されて
いる。また、S4a及びS4bと、S6a及びS6bと
の間隔、及び、S6a及びS6bと、S7aとS7bと
の間隔も、同様にしてP2(42.3μm)に設定され
ている。
【0072】そして、これらの受光パターンのペアを用
いて、例えば、レーザ発振器31aからのビームaの通
過位置を受光パターンS3a及びS3bからの各出力比
較で検知するものである。また、同様に、レーザ発振器
31bからのビームbの通過位置を受光パターンS4a
及びS4bからの各出力比較で、レーザ発振器31cか
らのビームcの通過位置を受光パターンS6a及びS6
bからの各出力比較で、レーザ発振器31dからのビー
ムdの通過位置を受光パターンS7a及びS7bからの
各出力比較でそれぞれ検知することができる。
【0073】すなわち、それぞれの受光パターンの各出
力がバランスしていれば、受光パターン間の中心をビー
ムが通過しているということになり、各ビームが所定の
位置を通過し、それぞれのビーム間が所定の間隔(この
場合、42.3μm)に保たれていることが分かる。
【0074】また、400DPIの解像度に対応する受
光パターンは、S3aとS3b、S5aとS5b、S7
aとS7b、S8aとS8bのペアである。そして、S
3a及びS3bと、S5a及びS5bとの副走査方向の
間隔は、図3に示すように、P3、すなわち400DP
Iの解像度に対応して63.5μmに設定されている。
また、S5a及びS5bと、S7a及びS7bとの間
隔、及び、S7a及びS7bと、S8a及びS8bとの
間隔も、同様にしてP3(63.5μm)に設定されて
いる。
【0075】なお、通過位置の検知原理とビーム相互の
間隔の確認については、上述した600DPIの解像度
の場合と同じである。
【0076】受光パターンS3aとS3b、及びS7a
とS7bは、400DPIと600DPIの両方の解像
度に対応する受光パターンである。このように、受光パ
ターンの一部を両方の解像度で兼用することで、受光パ
ターンの増加を最小限に抑えることができる。
【0077】図2に示した光走査装置において、レーザ
発振器31aから出力されたビームaは、図示しないコ
リメータレンズあるいは有限焦点レンズを通過した後、
ガルバノミラー33aに入射する。ガルバノミラー33
aで反射されたビームaは、ハーフミラー34a、及び
ハーフミラー34bを通過し、ポリゴンミラー35に入
射する。
【0078】レーザ発振器31bから出力されたビーム
bは、図示しないコリメータレンズあるいは有限焦点レ
ンズを通過した後、ガルバノミラー33bで反射され、
さらにハーフミラー34aで反射される。ハーフミラー
34aからの反射ビームbは、ハーフミラー34bを通
過し、ポリゴンミラー35に入射する。
【0079】レーザ発振器31cから出力されたビーム
cは、図示しないコリメータレンズあるいは有限焦点レ
ンズを通過した後、ガルバノミラー33cで反射され、
さらにハーフミラー34cを通過した後、ハーフミラー
34bで反射され、ポリゴンミラー35に入射する。
【0080】レーザ発振器31dから出力されたビーム
dは、図示しないコリメータレンズあるいは有限焦点レ
ンズを通過した後、ガルバノミラー33dで反射され、
さらにハーフミラー34cで反射された後、ハーフミラ
ー34bで反射され、ポリゴンミラー35に入射する。
【0081】このようにして、別々のレーザ発振器31
a,31b,31c,31dから出力された各ビームa
〜dは、ハーフミラー34a,34b,34cによって
合成され、4つのビームa〜dがポリゴンミラー35の
方向に進むことになる。
【0082】ポリゴンミラー35は、ポリゴンモータ3
6によって一定速度で回転されている。これにより、ポ
リゴンミラー35に入射した4つのビームa〜dは、ポ
リゴンモータ36の回転数で定まる角速度で、一定方向
に走査されることになる。ポリゴンミラー35によって
走査されたビームa〜dは、f−θレンズ70のf−θ
特性により、一定速度でビーム検知器38の受光面、及
び、感光体ドラム15上を走査することになる。
【0083】したがって、4つのビームa〜dは、同時
に感光体ドラム15上を走査することができ、従来のシ
ングルビームの場合に比べ、ポリゴンミラー35の回転
数が同じである場合、4倍の速度で画像を形成すること
が可能となる。
【0084】図4に示すように、レーザ発振器31a〜
31dは、それぞれ独立に発光パワー及び発光タイミン
グを制御するためのレーザドライバ32a〜32dに接
続されている。
【0085】また、ガルバノミラー33a〜33dは、
副走査方向のビーム相互間の位置関係を制御するため
に、それぞれガルバノミラー駆動回路39a〜39dに
接続されている。
【0086】ポリゴンモータ36は、ポリゴンミラー3
5を所定の回転数で一定に回転させるためのポリゴンモ
ータドライバ37に接続されている。
【0087】ビーム検知器38は、出力した電気信号に
基づいて、レーザドライバ32a〜32d、及びガルバ
ノミラー駆動回路39a〜39dのそれぞれの駆動を制
御する信号を生成するビーム検知器出力処理回路40に
接続されている。
【0088】ビーム検知器38によって出力された電気
信号は、ビーム検知器出力処理回路40に出力される。
ビーム検知器出力処理回路40では、この電気信号に基
づいて、4つのビームa〜dの通過位置と通過タイミン
グを検知することができる。そして、このビーム検知器
出力処理回路40は、4つのビームa〜dの通過タイミ
ングを整合するために、レーザドライバ32a〜32d
に対して半導体レーザ発振器31a〜31dから放射さ
れるそれぞれのビームの発光タイミング、及び発光強度
を制御する制御信号を出力する。
【0089】また、ビーム検知器出力処理回路40は、
4つのビームa〜dの副走査方向の通過位置を整合する
ために、ガルバノミラー駆動回路39a〜39dに対し
てガルバノミラー33a〜33dを制御する制御信号を
出力する。
【0090】次に、この実施の形態に係るディジタル複
写装置の制御系について説明する。図5は、ディジタル
複写装置における主にマルチビーム学系の制御を主体に
した制御系を示している。
【0091】すなわち、ディジタル複写装置は、全体的
な制御を司る主制御部51を有している。この主制御部
51には、メモリ52、コントロールパネル53、外部
通信インタフェイス(I/F)54、レーザドライバ3
2a,32b,32c,32d、ポリゴンモータドライ
バ37、ガルバノミラー駆動回路39a,39b,39
c,39d、ビーム検知器出力処理回路40、同期回路
55、及び、画像データインタフェイス(I/F)56
が接続されている。
【0092】メモリ52は、装置を動作させるための制
御データ等が記憶されている読み出し専用メモリ、コン
トロールパネル53を介して入力された複写条件などが
一時的に記憶されるランダムアクセスメモリ、及び装置
が組み立てられる際に入力される調整データ等が記憶さ
れる不揮発性メモリを含んでいる。
【0093】このメモリ52には、制御に必要なデー
タ、例えば、各ガルバノミラー33a,33b,33
c,33dの制御量や、ビームの到来順序などが記憶さ
れ、装置の立ち上げの後、即座に光走査装置13を画像
形成が可能な状態にすることができる。
【0094】コントロールパネル53は、複写動作の起
動や、枚数設定などを行うマンマシンインタフェイスで
ある。
【0095】同期回路55には、非画像領域で各レーザ
発振器31a,31b,31c,31dを強制的に発光
動作させ、各ビームのパワーを制御するためのサンプル
タイマや、各ビームの画像形成タイミングを取るため
に、ビームの順にしたがってビーム検知器38上でそれ
ぞれのレーザ発振器31a,31b,31c,31dを
発光動作させる論理回路などが含まれている。
【0096】また、同期回路55には、画像データI/
F56を介して画像処理部57およびページメモリ58
が接続されている。
【0097】画像処理部57にはスキャナ部1が接続さ
れ、スキャナ部1によって読み取られた原稿画像の画像
データが画像処理部57において所定の画像処理が施さ
れ、画像データI/F56を介して同期回路55に出力
される。
【0098】ページメモリ58には外部インタフェイス
(I/F)56が接続され、外部I/F56を介して入
力された画像データが画像データI/F56を介して同
期回路55に出力される。
【0099】ガルバノミラー駆動回路39a,39b,
39c,39dは、主制御部51からの指示値にしたが
ってガルバノミラー33a,33b,33c,33dを
駆動する回路である。したがって、主制御部51は、ガ
ルバノミラー駆動回路39a,39b,39c,39d
を介して、ガルバノミラー33a,33b,33c,3
3dの各角度を自由に制御することができる。
【0100】ポリゴンモータドライバ37は、先に述べ
た4つのビームa〜dを走査するポリゴンミラー35を
回転させるためのモータ36を駆動するドライバであ
る。主制御部51は、このポリゴンモータドライバ37
に対し、回転開始、及び回転停止と、回転数の切り換え
を制御することができる。回転数の切り換えは、ビーム
検知器38でビームの通過位置を確認する際に、所定の
回転速度よりも回転数を落とすときや、解像度を切り換
える際に用いる。
【0101】レーザドライバ32a,32b,32c,
32dは、先に説明した同期回路55からのビームの走
査に同期したレーザ変調信号にしたがって各レーザ光a
〜dを発光させる以外に、主制御部51からの強制発光
信号により、画像データとは無関係に強制的にレーザ発
振器31a,31b,31c,31dを発光動作させる
機能を持っている。
【0102】また、主制御部51は、それぞれのレーザ
発振器31a,31b,31c,31dが発光動作する
パワーを、各レーザドライバ32a,32b,32c,
32dに対して設定することができる。発光パワーの設
定は、記録する画像の解像度の違いや、ビームの通過位
置検知などに応じて変更される。
【0103】ここで、画像を形成する際の画像データの
流れを簡単に説明すると、以下のような流れとなる。
【0104】まず、複写動作の場合は、先に説明したよ
うに、原稿台7上にセットされた原稿Oの画像は、スキ
ャナ部1で読み取られ、画像処理部57へ送られる。画
像処理部57は、スキャナ部1からの画像信号に対し、
例えば、周知のシェーディング補正、各種フィルタリン
グ処理、階調処理、ガンマ補正などを施した後、デジタ
ル化する。
【0105】画像処理部57からの画像データは、画像
データI/F56へと送られる。画像データI/F56
は、4つのレーザドライバ32a,32b,32c,3
2dへ画像データを振り分ける役割を果たしている。同
期回路55は、各ビームa〜dのビーム検知器38上を
通過するタイミングに同期したクロックを発生し、この
クロックに同期して、画像データI/F56から各レー
ザドライバ32a,32b,32c,32dへ、画像デ
ータをレーザ変調信号として送出する。
【0106】このようにして、各ビームa〜dの走査と
同期を取りながら画像データを転送することで、主走査
方向に同期がとれた(正しい位置への)画像形成が行わ
れる。
【0107】クロックは、同期回路55内に記録する画
像の解像度に応じて複数用意されており、コントロール
パネル53からの指示や、外部I/F59を介して外部
から入力される指示によって所定の周期のものが選択さ
れるようになっている。
【0108】また、このデジタル複写機は、複写動作の
みでなく、ページメモリ58に接続された外部I/F5
9を介して外部から入力される画像データに基づいて画
像形成可能な構成となっている。
【0109】このような場合には、画像の解像度を、外
部I/F59に合わせる必要がある。コントロールパネ
ル53は、このような場合に解像度の指定を行うことが
できる。なお、外部I/F59から入力される画像デー
タは、一旦ページメモリ58に格納された後、画像デー
タI/F56を介して同期回路55へ送られる。
【0110】また、このデジタル複写機が、例えば、ネ
ットワークなどを介して外部から制御される場合には、
外部通信I/F54がコントロールパネル53の役割を
果たすこととなる。
【0111】次に、ビームの通過(走査)位置制御につ
いて詳細に説明する。
【0112】図6は、ビームの通過(走査)位置制御を
説明するための図であり、図5のブロック図のうち、1
つのビーム制御に着目し、その制御に関連する部分を抜
き出して示したものである。
【0113】先に説明したように、ビームの通過位置
は、ビーム検知器38において、ペアになっている受光
パターンの出力比較によって検知される。この図6で
は、ビームの通過位置を検知するペアの任意の受光パタ
ーンをS*aとS*bとしている。この2つの受光パタ
ーンS*a,S*bの各出力は、ビーム検知器出力処理
回路40内に設けられている差動増幅器61に入力され
て、2つの出力差が増幅される。
【0114】差動増幅器61からの出力は、積分器62
によって積分された後、A/D変換器63に送られる。
【0115】A/D変換器63は、積分器62からの出
力信号を例えば00H〜FFHのデジタル信号に変換す
る。
【0116】すなわち、回転するポリゴンミラー35に
よって走査されるビームがビーム検知器38の受光パタ
ーンS1に入射すると、受光パターンS1は、積分器6
2に対し、リセット信号(RESET)を出力する。積
分器62は、このリセット信号により前回の積分情報を
クリアし、新たに積分動作を開始する。
【0117】積分器62には、差動増幅器61の出力が
入力されており、積分器62は、ビームが受光パターン
S*a,S*bを通過する際の差動増幅61の出力を積
分する。ここでの積分器62の役割は、ビームがビーム
検知器38上を通過する間の受光パターンの出力を全て
取り込み、積分することにより、S/Nのよい安定した
出力を得るためのものである。
【0118】以下、積分器62の動作を説明する。図7
の(a)〜(c)は、ビームの通過位置とビーム検知器
38の受光パターンS*a,S*bの出力、差動増幅器
61の出力、積分器62の出力の関係を示したものであ
る。
【0119】図7の(a)は、ビームが受光パターンS
*a,S*bの中央を通過した場合の例である。この場
合、理想的には、受光パターンS*a,S*bの出力波
形は全く同じで、差動増幅器61の出力も常に「0」に
なるはずである。しかし、実際には、受光パターンS*
a,S*bの出力には若干のノイズが乗っており、その
ため、差動増幅器61の出力は「0」ではなく、ノイズ
の乗った出力となってしまう。
【0120】積分器62がない場合には、このノイズの
乗った出力のある瞬間の値をA/D変換し、ビームの通
過位置情報として用いることになり、正しい制御が行え
ない。しかし、差動増幅器61の出力を積分器62によ
って積分すると、図7の(a)に示すようにノイズ成分
の除去された信号を得ることができる。
【0121】図7の(b)は、ビームの通過位置が受光
パターンS*a側に偏っている場合の例である。図7の
(a)の場合に比べ、受光パターンS*aの出力が大き
くなり受光パターンS*bの出力が小さくなる。したが
って、差動増幅器61の出力は、正の電圧を出力し、ビ
ームの通過位置が受光パターンS*a側に偏っているこ
とを示す。
【0122】しかし、図7の(a)の場合と同様に、こ
の出力にはノイズ成分が重畳しており、正確な位置を割
り出すのは困難である。この場合も、積分器62で積分
することにより、ノイズのない良好な信号を得ることが
できる。
【0123】図7の(c)は、ビームの走査方向に対
し、受光パターンS*a,S*bが傾いている場合の例
である。図では、動作を説明しやすいように傾きを急に
してあるが、実際には、黙視では分からない程度の傾き
が存在する場合がある。この図の場合、ポリゴンミラー
35の走査により、ビームは受光パターンS*a,S*
bに対して斜めに入射する。
【0124】したがって、図に示すように、受光パター
ンS*aの出力は、ビームの通過と共に徐々に大きくな
る。また、受光パターンS*bの出力は、逆にビームの
通過と共に徐々に小さくなる。
【0125】このような信号の差分を増幅した差動増幅
器61からの出力は、図に示すようにマイナスとプラス
の振幅を持つ信号となる。実際には、さらにノイズ成分
が重畳する。このような信号のある瞬間を捕らえてA/
D変換し、ビームの通過位置情報として用いたのでは明
らかに正しい制御は行えない。
【0126】この場合も、積分器62で差分増幅器61
の出力を積分することにより、図7の(c)に示すよう
に、平均的なビームの通過位置が得られる。この図の例
の場合、ビームは平均的に受光パターンS*a,S*b
のほぼ中央を通過しているので、積分器62の出力はほ
ぼ「0」となる。
【0127】A/D変換器63には、受光パターンS2
の出力が入力されており、積分器62から出力される信
号は、ビームが受光パターンS2を通過するタイミング
でA/D変換が開始され、A/D変換が終了すると、A
/D変換器63から終了信号(END)が主制御部(C
PU)51に出力される。主制御部51は、この終了信
号を割込み信号(INT)として取扱い、新たなビーム
通過位置情報が入力されたことを認識し、その処理を行
う。
【0128】このようにして得られたビーム通過位置情
報に基づいて、主制御部51では、ガルバノミラー33
の制御量が演算される。その演算結果は、必要に応じて
メモリ52に記憶される。主制御部51は、この演算結
果をガルバノミラー駆動回路39へ送出する。
【0129】ガルバノミラー駆動回路39には、図5に
示したように、このデータを保持するためのラッチ64
が設けられており、主制御部51が一旦データを書き込
むと次にデータを更新するまでは、その値を保持するよ
うになっている。
【0130】ラッチ64に保持されているデータは、D
/A変換器65によりアナログ信号(電圧)に変換さ
れ、ガルバノミラー33を駆動するためのドライバ回路
66に入力される。ドライバ回路66は、D/A変換器
65から入力されたアナログ信号(電圧)にしたがって
ガルバノミラー33を駆動制御する。
【0131】このようにして、ビーム検知器38でビー
ムの通過位置を検知し、その情報に基づいて、主制御部
51がガルバノミラー33の制御量を演算し、その演算
結果に基づいてガルバノミラー33を駆動することで、
それぞれのビームの通過位置を制御することが可能にな
る。
【0132】なお、ビームの通過位置は、多くの場合、
ポリゴンミラー35の面倒れによって、ポリゴンミラー
35の面ごとに少しずつ異なっている場合が多く、その
影響を除去するために、このようなビーム通過情報の取
得および演算は、光学系のポリゴンミラー35の面数と
同等な回数、あるいは、その複数倍回行い、その平均値
に基づいてガルバノミラー33を制御することが望まし
い。
【0133】図8は、ビームの通過位置とA/D変換器
63の出力との関係を示したグラフである。グラフの横
軸は、ビームの通過位置を示すもので、受光パターンS
*a,S*bに対する通過位置を模擬的に図示してあ
る。すなわち、横軸の中央はビームの通過位置が先に説
明したペアの受光パターンS*a,S*b間の中央であ
ることを示し、横軸の左側はビームの通過位置が受光パ
ターンS*b側であることを示す。逆に、横軸の右側は
ビームの通過位置が受光パターンS*a側であることを
示す。
【0134】破線で示したグラフAは、ビームのパワ
ー、ポリゴンミラー35の回転数、差動増幅器61の増
幅率をある値に設定した場合のビームの通過位置に対す
るA/D変換器63の出力値を示している。このような
条件下では、ビームの通過位置が理想の位置(ペアの受
光パターンの中央)からS*a側、S*b側共に100
μm程度の範囲でA/D変換器63の出力値が変化す
る。この変化は、ビームの通過位置が理想の位置付近に
おいては、ほぼ線形(リニア)であるが、中央からはず
れるにしたがって線形性が崩れていく。
【0135】これは、ビームの形状が楕円もしくは円に
近い形をしており、受光パターンを横切る面積の変化
が、中央部からずれるにしたがって少なくなるからであ
る。また、もう1つの原因としては、ビームのエネルギ
分布が、通常はガウシャン分布しており、ビームの中央
のエネルギが最も高く、周辺ほどエネルギレベルが低
く、ビームの中心からの距離に対し、エネルギの変化率
が周辺ほど小さいからである。
【0136】これに対して実線で示したグラフBは、上
記の条件に対し、ビームのパワーをアップさせたり、ポ
リゴンミラー35の回転数を落したり、差動増幅器61
の増幅率を上げた場合のグラフで、傾きはグラフAに比
べて急峻で、理想の通過位置に対して±10μmの範囲
では、ほぼ直線となっている。これは、例えばビームの
パワーを上げた場合には、ビーム検知器38の出力がア
ップし、同じ理想の位置からのずれに対しても、差動増
幅器61の出力が大きく揺れるからである。
【0137】ポリゴンミラー35の回転数を落した場合
には、ビームが受光パターンを露光する時間が増えるた
め、ビーム検知器38の出力がアップし、同様の現象が
起こる。また、差動増幅器61の増幅率を上げた場合に
は、ビーム検知器38の出力自体は変わらないものの、
結果的には同様の現象として表われる。
【0138】このような特性を、ビームの通過位置検知
に以下のように利用することができる。つまり、大ざっ
ぱな制御を行いたい場合には、図8の破線で示した特性
Aを選択し、精密な制御を行いたい場合には、図8の実
線で示した特性Bを選択すればよい。
【0139】すなわち、例えば、本複写機の電源投入時
のイニシャル動作時のように、ビームの通過位置がどの
あたりかが全く分からない状態から、ビームの通過位置
を制御したいような場合には、図8のグラフの破線の特
性Aとなるような条件でビームのパワー、ポリゴンミラ
ー35の回転数、差動増幅器61の増幅率を設定するこ
とで効率よく、本体のビームの通過位置が制御できる。
【0140】すなわち、このような条件下では、ビーム
の通過位置が理想の位置から±100μmの範囲でA/
D変換値に変化があるわけであるから、例えば、主制御
部51は、ビームの通過位置を100μm程度の単位で
変化させていけば、ビームの通過位置が理想の位置から
±100μmの範囲に入れるのは容易である。ガルバノ
ミラー33の可動範囲が像面上のビームの通過位置の変
化に換算して例えば、2mm位あるとすれば、このよう
な範囲にビームの通過位置を入れることは、最悪でも2
0回のビームの通過位置変更で可能となる。
【0141】このようにして、例えば、ビームの通過位
置が理想から±100μmの範囲に入れば、そのときの
A/D変換値からおおよそのビーム通過位置が推定で
き、この値を基にガルバノミラー33を制御すれば、や
や精度が落ちるが、ビームの通過位置を素早く制御でき
る。ここで「おおよそ」というのは、先に述べたよう
に、図8の破線の特性Aがリニアでなく、その傾きが緩
やかであるからである。
【0142】一方、図8のグラフの実線で示したような
特性Bでは、より精密なビーム通過位置の制御が可能と
なる。この図8の実線の特性Bの例では、ビームの通過
位置が理想の位置から±10μmの範囲でA/D変換値
に00HからFFHまでの変化があり、その変化がほぼ
リニアであるわけであるから、単純計算では、主制御部
51は、ビームの通過位置を0.08μm程度の精度で
検知できることになる。
【0143】したがって、上で述べたようなビームの位
置制御を行った後、ビームのパワー、ポリゴンミラー3
5の回転数、差動増幅器61の増幅率のいずれか、ある
いは、全てを変更することで、このように検知精度をア
ップさせ、ガルバノミラー33を制御することで、より
正確なビームの通過位置を制御することができる。
【0144】次に、ガルバノミラー33の制御特性につ
いて説明する。
【0145】図9の(a)及び(b)は、ガルバノミラ
ー駆動回路39に与えるデータと、ビーム検知器38上
(つまり、実質的に感光体ドラム15上)でのビーム通
過位置との関係を示している。図6に示したように、ガ
ルバノミラー駆動回路39のD/A変換器65は16ビ
ットの入力である。
【0146】図9の(a)は、この16ビットデータの
上位8ビット入力に対するビーム通過位置の変化の様子
を示したものである。図に示すように、ビームの通過位
置は、データ00H〜FFHに対し2000μm(2m
m)移動する。図に示すように、00H付近とFFH付
近の入力に対しては、ガルバノミラー33の応答範囲を
超えており、ビームの通過位置は変化しない。
【0147】しかし、入力がおおよそ18HからE8H
の範囲では、ほぼ入力に対してビームの通過位置はリニ
アに変化しており、その割合は1LSB当たり約10μ
mの距離に相当する。
【0148】図9の(b)は、ガルバノミラー駆動回路
39のD/A変換器65の下位8ビット入力に対するビ
ーム通過位置の変化の様子を示したものである。ただ
し、この図は上位8ビットの入力として、上述したビー
ムの通過位置がリニアに変化する範囲の値が入力されて
いる場合の下位8ビットの入力に対するビームの通過位
置の変化を表している。図から明らかなように、下位8
ビットに対しては、00HからFFHまで約10μm、
ビームの通過位置が変化し、1LSB当たりでは0.0
4μmの変化となる。
【0149】このようにして、主制御部51は、ガルバ
ノミラー駆動回路39に対して、16ビットのデータを
与えることで、ビーム検知器38上、すなわち、感光体
ドラム15上のビーム通過位置を分解能が約0.04μ
mで、約2000μm(2mm)の範囲で移動させるこ
とができる。
【0150】次に、プリンタ部2の電源投入時における
概略的な動作について、図10に示すフローチャートを
参照して説明する。なお、スキャナ部1の動作について
は省略する。
【0151】本複写機の電源が投入されると、主制御部
51は、定着器26内の定着ローラを回転させるととも
に、定着器26の加熱制御を開始する(S1,S2)。
【0152】続いて、副走査方向のビーム通過位置制御
ルーチンを実行し、ビームの通過位置を所定の位置にな
るよう制御する(S3)。
【0153】ビームの通過位置が正しく制御されると、
主走査方向の同期引き込みを実行し、同時に各ビームが
所望のパワーで発光するように、APC(オートパワー
コントロール)制御がハード的に実行される(S4)。
【0154】続いて、感光体ドラム15を回転させ、感
光体ドラム15の表面などの条件を一定にするなどのプ
ロセス関連の初期化を実行する(S5)。
【0155】このように、一連の初期化を実行した後
は、定着器26の温度が所定の温度に上昇するまで、定
着ローラを回転し続け、待機状態となる(S6)。
【0156】定着器26の温度が所定の温度まで上昇す
ると、定着ローラの回転を停止し(S7)、複写指令待
ち状態となる(S8)。
【0157】主制御部51は、コントロールパネル53
から複写(プリント)指令を受信すると、複写動作を実
行し(S9)、複写動作が終了すると、再び複写指令待
ち状態となる(S8)。
【0158】また、複写指令待ちの状態(S8)で、ビ
ーム通過位置制御ルーチンを実行後、例えば、30分が
経過すると(S10)、自動的にビーム通過位置制御ル
ーチンを再び実行する(S11)。
【0159】これが終了すると、再び複写指令待ち状態
になる(S8)。
【0160】次に、図10のステップS3,S11にお
けるビーム通過位置制御ルーチンについて、図11ない
し図14に示すフローチャートを参照して説明する。
【0161】主制御部51は、メモリ52から最新のガ
ルバノミラー駆動値を読み出し、その値に基づいてガル
バノミラー33a,33b,33c,33dをそれぞれ
駆動する(S21)。次に、主制御部51は、おおよそ
のビームの通過位置をつかむため、図8の破線で示した
特性A(ビームの通過位置とA/D変換値との関係)を
得るためにポリゴンモータ36を高速で回転させ(S2
2)、差動増幅器61の増幅率を低めに設定し(S2
3)、レーザ発振器31a,31b,31c31dの各
発光パワーを低めに設定する(S24)。
【0162】この時のポリゴンモータ36の回転数、レ
ーザ発振器31a、31b、31c、31dの発光パワ
ーは、例えば600DPIで画像を形成する場合の条件
と同じである。
【0163】このような設定にすることで、先に説明し
たように、目標のビーム通過位置に対して±100μm
の範囲でA/D変換値が変化し、おおよそのビーム通過
位置を検知することができる。
【0164】この状態で、まず、レーザ発振器31aを
強制的に発光動作させ(S25)、そのビームaの通過
位置をポリゴンミラー35の面数の整数倍回計測し、そ
の平均値を演算してビームaの通過位置とする(S2
6)。
【0165】本例の場合、ポリゴンミラー35は、図2
に示すように8面であるので、例えば、連続する16回
の通過位置情報を取り込んで平均化し、ビームaの通過
位置としている。ここで、ポリゴンミラー35の面数の
整数倍回データを取得して平均化するのは、ポリゴンミ
ラー35の1回転の周期で表れる面ぶれ成分や軸ぶれ成
分を除去し、平均的なビームの通過位置を求めるためで
ある。
【0166】このようにして得たビーム通過位置情報を
基に、ビームaの平均的な通過位置が目標の±10μm
の範囲に入っているかを判定する(S27)。この判定
の結果、ビームaの平均的な通過位置が目標の±10μ
mの範囲に入っていない場合には、ガルバノミラー33
aの位置をガルバノミラー駆動回路39aに対する16
ビットの制御信号のうち上位8ビットを用いて、この範
囲に入るよう制御(粗調整)し(S28)、再度ビット
光aの通過位置を計測する(S26)。
【0167】ステップS27において、目標の通過位置
に対して±10μmの範囲に入っている場合には、レー
ザ発振器31aの強制発光を解除し、次にレーザ発振器
31bを強制的に発光動作させる(S29)。
【0168】以下、ビームbについてもビームaの場合
と同様に、ビームbの平均的な通過位置を計測、演算
し、その結果に応じて、ガルバノミラー33bを制御す
ることで、目標の通過位置に対して±10μmの範囲に
制御する(S30〜S32)。以下、同様に、ビーム
c、ビームdの通過位置についても制御され、目標の通
過位置に対して±10μmの範囲に制御される(S33
〜S41)。
【0169】このようにして、4つのビームa,b,
c,dの通過位置がそれぞれの目標に対して±10μm
の範囲に制御(粗調整)される。
【0170】次に、主制御部51は、ビームの通過位置
の検知精度を上げ、より正確なビームの通過位置制御を
行う。
【0171】すなわち、ポリゴンモータ36の回転速度
を低下させ(S42)、差動増幅器61の増幅率を高め
に設定し(S43)、レーザ発振器31a,31b,3
1c31dの各発光パワーを画像形成時よりも高めに設
定することにより(S44)ビームの通過位置検知精度
を図8に示す実線の特性Bとする。
【0172】この状態で、レーザ発振器31aを強制的
に発光動作させ(S45)、そのビームaの通過位置を
ポリゴンミラー35の面数の整数倍回計測し、その平均
値を演算して、ビームaの通過位置を求める(S4
6)。
【0173】ここでのビーム通過位置の計測は、先の計
測よりも精度がアップしているため、望ましくはポリゴ
ンミラー35の5回転分以上、すなわち、40回以上の
データに基づいて求めるのが理想的である。
【0174】このようにして得たビーム通過位置情報を
基に、先の粗調整の場合と同様にビームaの平均的な通
過位置が目標の±1μmの範囲に入っているかを判定す
る(S47)。この判定結果、ビームaの平均的な通過
位置が目標の±1μmの範囲に入っていない場合には、
ガルバノミラー33aの位置をガルバノミラー駆動回路
39aに対する16ビットの制御信号の全てを用いて、
この範囲に入るよう制御(微調整)し(S48)、再度
ビームaの通過位置を計測する(S46)。
【0175】ステップS47において、目標の通過位置
に対して±1μmの範囲に入っている場合には、レーザ
発振器31aの強制発光を解除し、次にレーザ発振器3
1bを強制的に発光動作させる(S49)。
【0176】以下、ビームbについてもビームaの場合
と同様に、ビームbの平均的な通過位置を計測、演算
し、その結果に応じて、ガルバノミラー33bを制御す
ることで、目標の通過位置に対して±1μmの範囲に制
御する(S50〜S52)。
【0177】以下、同様に、ビームc、ビームdの通過
位置についても制御され、目標の通過位置に対して±1
μmの範囲に制御される(S53〜S61)。
【0178】このようにして、4つのビームa,b,
c,dの通過位置が、それぞれの目標通過位置に対して
±1μmの範囲に制御(微調整)され、この制御された
ときのガルバノミラー駆動回路33a〜33dへの各制
御値は、メモリ52にそれぞれ記憶される(S62)。
【0179】次に、部品精度の誤差、あるいは組立精度
の誤差による、ビーム検知器38の位置ズレについて説
明する。
【0180】図17は、上述したような部品精度、ある
いは組立精度の誤差により、ビーム検知器38が傾いて
配置された状態を示している。
【0181】例えば、副走査方向に600DPIに対応
したビーム間隔P2(42.3μm)で各ビームa〜d
が主走査方向に走査される場合、ビームaは、ガルバノ
ミラー33aによって受光パターンのペアS3a及びS
3bの中心位置を通過するように制御される。また、ビ
ームbは、ガルバノミラー33bによって受光パターン
のペアS4a及びS4bの中心位置を通過するように制
御され、同様に、ビームcは、ガルバノミラー33cに
よって受光パターンのペアS6a及びS6bの中心位置
を通過するように制御され、さらに、ビームdは、ガル
バノミラー33dによって受光パターンのペアS7a及
びS7bの中心位置を通過するように制御される。
【0182】このとき、ビーム検知器38が傾いて配置
されているため、各受光パターンのペアの中心位置を通
過するように制御された各ビームa〜dの間隔P4、P
5、P6は、600DPIのビーム間隔P2より大きく
なってしまう。
【0183】したがって、各ビームa〜dのビーム検知
器38における通過位置を各受光パターンの中心位置と
なるように制御したとしても、各ビームa〜dの間隔を
解像度に対応させて正確に制御することができない。
【0184】また、図18は、部品精度あるいは組立精
度の誤差によりビーム検知器38の配置位置が副走査方
向(垂直方向)に理想的な位置よりずれている場合を示
している。
【0185】図18の点線は、ガルバノミラーによりビ
ームの通過位置を移動調整しうる範囲を示している。図
18に示すように、ビーム検知器38が副走査方向にず
れて配置されることにより、受光パターンS*a、及び
S*bの中心線Lがガルバノミラーによって調整可能な
範囲から外れている。
【0186】したがって、受光パターンS*a、及びS
*bからの出力信号に基づいてガルバノミラーを調整
し、ビームの通過位置を受光パターンS*a、及びS*
bの中心線Lに移動させるように制御しても、中心線L
が調整可能な範囲を外れているため、ビームの通過位置
を中心線Lに移動させることができない。
【0187】このため、ビームの通過位置を正確に制御
することができない。
【0188】さらに、図19の(a)及び(b)に示す
ように部品精度、組立精度の誤差により、ビーム検知器
38のデフォーカス方向(ビームの進行方向)位置がず
れた場合、受光パターン上のビーム径が変化する。
【0189】すなわち、図19の(a)に示すように、
ビーム検知器38が正確な配置位置よりビームの進行方
向に沿って後方に配置された際には、受光パターン上に
おけるビーム径が小さくなってしまう。また、図19の
(b)に示すように、ビーム検知器38が正確な配置位
置よりビームの進行方向に沿って前方に配置された際に
は、受光パターン上におけるビーム径が大きくなってし
まう。
【0190】したがって、受光パターンから出力される
信号にバラツキが発生し、受光パターンからの出力に基
づいて規定される図8の直線の傾きが変化してしまう。
このため、ビーム検知器38が検知するビーム通過位置
が実際の位置と異なってしまい、ビーム通過位置を正確
に制御することが困難となる。
【0191】そこで、この実施の形態に係るディジタル
複写機のビーム検知器38は、これらの問題を解決する
ために、図20に示したような調整機構を有している。
【0192】すなわち、図20に示すように、調整機構
100は、副走査方向に平行に移動可能な第1プレート
110、及び光走査装置13の所定位置に固定された支
持プレート120を有している。第1プレート110
は、副走査方向に沿って一定の幅を有する2つの開口部
111、112を有している。
【0193】開口部111は、開口部111の幅にほぼ
等しい直径を有する2つの突起部113a、113bに
係合されている。突起部113a、113bは、支持プ
レート120に設けられ、副走査方向に沿って並列して
配置されている。
【0194】開口部112も同様に、開口部112の幅
にほぼ等しい直径を有する2つの突起部114a、11
4bに係合されている。突起部114c、114dは、
支持プレート120に設けられ、副走査方向に沿って並
列して配列されている。
【0195】第1プレート110の下端部は、板バネ1
15によって弾性的に保持されている。また、第1プレ
ート110の上端部は、支持プレート120に設けられ
た固定部116に係合されたネジ部117に当接されて
いる。
【0196】このネジ部117が固定部116に対して
押し入れられた際には、ネジ部117の押圧力により、
第1プレート110が図中の矢印Bの向き、すなわち副
走査方向に平行な方向に移動される。また、ネジ部11
7が固定部116に対して引き出された際には、板バネ
115の弾性力により、第1プレート110が図中の矢
印Bの逆向きに移動される。
【0197】また、図20に示すように、調整機構10
0は、第1プレート110に設けられた軸部101を中
心に回動可能な第2プレート102を有している。この
第2プレート102には、ビーム検知器38が固定され
ている。この第2プレート102は、円板上に形成さ
れ、さらに円板をL字型に切り込んだ2つの切込み部1
03、104を有している。
【0198】切込み部103は、収縮されて付勢可能な
状態にあるバネ105の一端に係合され、切込み部10
3を押圧している。バネ105の他端は、第1プレート
110に設けられた固定端106に固定されている。切
込み部103に係合されたバネ105は、第1プレート
102を図中の矢印Aの逆向きに回動させるように付勢
する。
【0199】切込み部104は、固定部107に係合さ
れたネジ部108に当接されている。固定部107は、
第1プレート110に設けられている。このネジ部10
8が固定部107に対して押し入れられた際には、ネジ
部108の押圧力により、第2プレート102が図中の
矢印Aの向きに回動される。また、ネジ部108が固定
部107に対して引き出された際には、バネ105の押
圧力により、第2プレート102が図中の矢印Aの逆向
きに回動される。
【0200】したがって、第2プレート102に固定さ
れたビーム検知器38は、ネジ部108の作用によって
軸部101を中心に回動可能であり、ビームの進行方向
に対して垂直な平面内の傾きを調整することが可能とな
る。このため、図17で説明したような各ビームa〜d
間の間隔のズレを防止することができ、各ビームa〜d
間の間隔を所定の解像度に適するように調整することが
できる。
【0201】また、ビーム検知器38は、第2プレート
102が回動される軸部101を介して第1プレート1
10に係合されているため、副走査方向に平行に移動可
能であり、副走査方向のズレを調整することが可能とな
る。このため、図18に示したように、ビーム検知器3
8における受光パターンの中心線がガルバノミラーによ
る調整可能な範囲から外れるようなズレを防止すること
ができる。
【0202】したがって、各ビームの通過位置を正確に
制御することが可能となる。
【0203】次に、このような調整機構を有しているビ
ーム検知器の配置位置の調整方法について説明する。
【0204】図2に示すような光走査装置13が組み立
てられる組立工程では、まず、半導体レーザ発振器31
a〜31d、ガルバノミラー33a〜33d、ハーフミ
ラー34a〜34c、ポリゴンミラー35、及びf−θ
レンズ70をそれぞれ所定位置に配置する。
【0205】続いて、感光体ドラム15表面に実質的に
等しい光走査装置13内の所定位置に受光パターンS1
〜S8bが位置するようにビーム検知器38を配置す
る。
【0206】続いて、基準ビームを発生する基準器を例
えば図2に示したポリゴンミラー35とハーフミラー3
4bとの間の光路上に配置する。この基準器は、所定間
隔、例えば600DPIの解像度に対応するビーム間隔
42.3μmの間隔で4本のビームを発生することが可
能である。
【0207】そして、ポリゴンミラー35を所定の回転
数で回転させ、基準器から4本のビームをポリゴンミラ
ー35に向けて放射する。ポリゴンミラー35は、主走
査方向に沿って4本のビームを反射する。この時、ビー
ム検知器38に入射するビームによって出力される出力
信号をビーム検知器出力処理回路40からモニタする。
【0208】すなわち、基準器から発生されるビームの
間隔が42.3μmに設定されている場合、受光パター
ンS3a及びS3b、S4a及びS4b、S6a及びS
6b、及び、S7a及びS7bのそれぞれから出力され
る出力信号をモニタし、それぞれ理想の出力が得られる
ように、すなわち各ビームの中心が各受光パターンの中
心線を通過するように調整される。
【0209】この調整は、図20に示したような調整機
構を利用して実行することができる。
【0210】すなわち、ビーム検知器38が傾いて配置
されている場合には、ネジ部108によって傾きを調整
することができる。また、ビーム検知器38が副走査方
向にずれて配置されている場合には、ネジ部117によ
ってズレを調整することができる。
【0211】このようにしてビーム検知器38を所定の
位置に配置することが可能となる。続いて、基準器を光
路上から取り除き、図11乃至図14に示したようなビ
ーム通過位置制御ルーチンを実行することにより、ガル
バノミラー33a〜33dの傾きが調整される。
【0212】上述したような工程により、光走査装置1
3の光学系の傾き、及び配置位置を調整することができ
る。
【0213】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、マルチビーム光学系を用いたデジタル複写機にお
いて、感光体ドラムの表面と実質的に等しい位置に配設
されたビーム検知器によって各ビームの通過位置を検知
し、この検知結果を基に、各ビームの感光体ドラムの表
面における相対位置を制御するための光路制御量を演算
しこの演算した光路制御量に応じて各ビームの感光体ド
ラムの表面における相対位置を制御するためのガルバノ
ミラーを制御する。
【0214】その際のビーム検知器の傾き、副走査方向
位置を正しく調整することによって、ビーム通過位置を
正しく検知し、ガルバノミラーによる制御を正しく行う
ことができる。また、光学系の組立に特別な精度を必要
とせず、しかも、環境変化や経時変化などによって光学
系に変化が生じても、感光体ドラムの表面における各ビ
ーム相互の位置関係を常に理想的な位置に制御できる。
【0215】したがって、常に高画質を維持することが
できる画像形成装置を提供することが可能となる。
【0216】次に、ビーム検知器38に設けられる調整
機構の変形例について説明する。
【0217】すなわち、図21に示すように、調整機構
200は、光走査装置13の所定位置に固定された支持
プレート210、及びこの支持プレート210に設けら
れた軸部211を中心に回動可能な第1プレート212
を有している。この第1プレート212は、円板上に形
成され、さらに円板をL字型に切り込んだ2つの切込み
部213、214を有している。
【0218】切込み部213は、収縮されて付勢可能な
状態にあるバネ215の一端に係合され、切込み部21
3を押圧している。バネ215の他端は、支持プレート
210に設けられた固定端216に固定されている。切
込み部213に係合されたバネ215は、第1プレート
212を図中の矢印Aの逆向きに回動させるように付勢
している。
【0219】切込み部214は、固定部217に係合さ
れたネジ部218に当接されている。固定部217は、
支持プレート210に設けられている。このネジ部21
8が固定部217に対して押し入れられた際には、ネジ
部218の押圧力により、第1プレート212が図中の
矢印Aの向きに回動される。また、ネジ部218が固定
部217に対して引き出された際には、バネ215の押
圧力により、第1プレート212が図中の矢印Aの逆向
きに回動される。
【0220】また、調整機構200は、図21に示すよ
うに、副走査方向に平行に移動可能な第2プレート22
0を有している。第2プレート220には、ビーム検知
器38が固定されている。
【0221】また、この第2プレート220は、副走査
方向に沿って一定の幅を有する2つの開口部221、2
22を有している。
【0222】開口部221は、開口部221の幅にほぼ
等しい直径を有する2つの突起部223a、223bに
係合されている。突起部223a、223bは、第1プ
レート212に設けられ、副走査方向に沿って並列して
配置されている。
【0223】開口部222も同様に、開口部222の幅
にほぼ等しい直径を有する2つの突起部224a、22
4bに係合されている。突起部224c、224dは、
第1プレート212に設けられ、副走査方向に沿って並
列して配列されている。
【0224】第2プレート220の下端部は、第1プレ
ート212に設けられた固定部225との間に介挿され
た板バネ226によって弾性的に保持されている。ま
た、第2プレート220の上端部は、第1プレート21
2に設けられた固定部227に係合されたネジ部228
に当接されている。
【0225】このネジ部228が固定部227に対して
押し入れられた際には、ネジ部228の押圧力により、
第2プレート220が図中の矢印Bの向き、すなわち副
走査方向に平行な方向に移動される。また、ネジ部22
8が固定部227に対して引き出された際には、板バネ
226の弾性力により、第2プレート220が図中の矢
印Bの逆向きに移動される。
【0226】したがって、第2プレート220を介して
第1プレート212に固定されたビーム検知器38は、
ネジ部218の作用によって軸部211を中心に回動可
能であり、ビームの進行方向に対して垂直な平面内の傾
きを調整することが可能となる。このため、図17で説
明したような各ビームa〜d間の間隔のズレを防止する
ことができ、各ビームa〜d間の間隔を所定の解像度に
適するように調整することができる。
【0227】また、ビーム検知器38は、第2プレート
220に固定されているため、副走査方向に平行に移動
可能であり、副走査方向のズレを調整することが可能と
なる。このため、図18に示したように、ビーム検知器
38における受光パターンの中心線がガルバノミラーに
よる調整可能な範囲から外れるようなズレを防止するこ
とができる。
【0228】また、図22には、ビーム検知器38に設
けられる調整機構の他の変形例が示されている。
【0229】すなわち、図22に示すように、調整機構
300は、ビーム検知器38が固定されているプレート
310、及び光走査装置13の所定位置に固定されたフ
レーム部320を有している。
【0230】プレート310の下端部は、板バネ321
により弾性的に保持されている。また、プレート310
の両側部は、フレーム部320によって保持されている
板バネ322、及び323により、挟持されている。プ
レート310の上端部は、フレーム部320の固定部3
24に係合された2つのネジ部325、及び326に当
接され、板バネ321との間でプレート310を挟持し
ている。
【0231】2つのネジ部325及び326を共に固定
部324に対して同一長さ分だけ押し入れたり、引き出
したりすることにより、プレート310を図中の矢印B
に平行な方向、すなわち副走査方向に平行に移動調整す
ることが可能となる。
【0232】また、2つのネジ部321及び326を固
定部に対してそれぞれ独立した長さ分だけ押し入れた
り、引き出したりすることにより、プレート310を図
中の矢印Aの方向に傾けることができる。つまり、プレ
ート310の傾きを調整することが可能となる。
【0233】したがって、プレート310に固定された
ビーム検知器38は、ネジ部325及び326の作用に
よって、ビームの進行方向に対して垂直な平面内の傾き
を調整することが可能となる。このため、各ビームa〜
d間の間隔のズレを防止することができ、各ビームa〜
d間の間隔を所定の解像度に適するように調整すること
ができる。
【0234】また、プレート310に固定されたビーム
検知器38は、ネジ部325及び326の作用によっ
て、副走査方向に平行に移動可能であり、副走査方向の
ズレを調整することが可能となる。このため、ビーム検
知器38における受光パターンの中心線がガルバノミラ
ーによる調整可能な範囲から外れるようなズレを防止す
ることができる。
【0235】さらに、図23及び図24には、ビーム検
知器38に設けられる調整機構のさらに他の変形例が示
されている。
【0236】図23及び図24に示すように、調整機構
400は、図21に示したような調整機構200に、さ
らにデフォーカス方向、すなわちビームの進行方向に沿
った方向に移動調整可能な機構を有している。
【0237】すなわち、調整機構200の支持プレート
210は、デフォーカス方向に沿ってスライド可能な可
動ステージ410の上台411に固定されている。可動
ステージ410の下台412は、光走査装置13の所定
位置に固定されている。
【0238】上台411は、図23及び図24に示すよ
うに、光走査装置13の所定位置に固定されている固定
部413に係合されたネジ部414に当接されている。
【0239】また、この上台411のネジ部414が当
接されている側面の対向する面は、光走査装置13の所
定位置に固定されている固定部415との間に介挿され
ている板バネ416に当接されている。
【0240】したがって、この調整機構400によれ
ば、調整機構200による傾きの調整、及び副走査方向
のズレの調整に加えて、デフォーカス方向のズレの調整
も可能となる。すなわち、固定部413に対してネジ部
414が押し入れられた際には、ネジ部414の押圧力
により、可動部410の上台411が図中の矢印Cの方
向とは逆の方向に沿って移動される。また、固定部41
3に対してネジ部414が引き出された際には、板バネ
416の押圧力により、上台411が図中の矢印Cの方
向に沿って移動される。
【0241】このため、図19の(a)及び(b)を用
いて説明したようなビームのデフォーカス方向のズレを
調整することができる。
【0242】すなわち、図19の(a)に示したよう
に、受光パターン上におけるビーム径が理想のビーム径
より小さい場合は、ビーム検知器38の受光パターンが
理想の配置位置よりビームの進行方向に沿って後方に位
置しているため、ネジ部414を固定部413に対して
引き出して、上台411を矢印Cの方向に移動させるこ
とにより、ビーム径を理想の大きさに調整することがで
きる。
【0243】また、図19の(b)に示したように、受
光パターン上におけるビーム径が理想のビーム径より大
きい場合は、ビーム検知器38の受光パターンが理想の
配置位置よりビームの進行方向に沿って前方に位置して
いるため、ネジ部414を固定部413に対して押し込
む出して上台411を矢印Cの方向に移動させることに
より、ビーム径を理想の大きさに調整することができ
る。
【0244】したがって、ビーム検知器38の受光パタ
ーンから出力される信号のバラツキを防止することがで
き、ビーム通過位置を正確に制御することが可能とな
る。
【0245】上述したような調整機構200、300、
及び400を用いた場合であっても、既に説明したよう
なビーム検知器の配置位置の調整方法に適用可能であ
る。
【0246】以上説明したように、このような調整機構
の変形例を適用した実施の形態によれば、マルチビーム
光学系を用いたデジタル複写機において、感光体ドラム
の表面と実質的に等しい位置に配設されたビーム検知器
によって各ビームの通過位置を検知し、この検知結果を
基に、各ビームの感光体ドラムの表面における相対位置
を制御するための光路制御量を演算しこの演算した光路
制御量に応じて各ビームの感光体ドラムの表面における
相対位置を制御するためのガルバノミラーを制御する。
【0247】その際のビーム検知器の傾き、副走査方向
位置を正しく調整することによって、ビーム通過位置を
正しく検知し、ガルバノミラーによる制御を正しく行う
ことができる。また、光学系の組立に特別な精度を必要
とせず、しかも、環境変化や経時変化などによって光学
系に変化が生じても、感光体ドラムの表面における各ビ
ーム相互の位置関係を常に理想的な位置に制御できる。
【0248】したがって、常に高画質を維持することが
できる画像形成装置を提供することが可能となる。
【0249】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よれば、ビーム検知器によるビーム位置検知を正確に行
うことが可能となり、またガルバノミラーによる位置制
御を正しく行うことが可能となり、常に高画質を維持す
ることができる光走査装置及びこの光走査装置を利用し
た画像形成装置を提供することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の実施の形態に係るディジタ
ル複写機の構成を概略的に示す断面図である。
【図2】図2は、図1に示したディジタル複写機に備え
られる光走査装置の構成と感光体ドラムの位置関係を概
略的に示す図である。
【図3】図3は、図2に示した光走査装置に備えられる
ビーム検知器の構成を概略的に示す平面図である。
【図4】図4は、図2に示した光走査装置の構成と各構
成を駆動する駆動装置とを概略的に示す図である。
【図5】図5は、図2に示した光走査装置の制御を主体
にした制御系を示すブロック図である。
【図6】図6は、図3に示したビーム検知器の受光パタ
ーンにおけるビームの通過位置を制御する制御系を示す
ブロック図である。
【図7】図7の(a)乃至(c)は、ビーム検知器の受
光パターンを通過するビームの通過位置と、ビーム検知
器の受光パターンの出力、差動増幅器の出力、及び積分
器の出力との関係を示す図である。
【図8】図8は、ビーム検知器の受光パターンを通過す
るビームの通過位置とA/D変換器の出力との関係を示
すグラフである。
【図9】図9の(a)及び(b)は、ガルバノミラーの
動作分解能を説明するグラフである。
【図10】図10は、図1に示したディジタル複写機の
電源投入時におけるプリンタ部の概略的な動作を説明す
るフローチャートである。
【図11】図11は、図10に示したビーム通過位置制
御ルーチンを説明するフローチャートである。
【図12】図12は、図11に示したビーム通過位置制
御ルーチンに続くステップを説明するフローチャートで
ある。
【図13】図13は、図12に示したビーム通過位置制
御ルーチンに続くステップを説明するフローチャートで
ある。
【図14】図14は、図13に示したビーム通過位置制
御ルーチンに続くステップを説明するフローチャートで
ある。
【図15】図15の(a)は、4ビームで走査した際に
得られる理想的な画像の一例を示す図であり、図15の
(b)は、位置ずれしたビームを用いて画像形成した場
合に起こり得る画像不良を説明するための図である。
【図16】図16の(a)及び(b)は、位置ずれした
ビームを用いて画像形成した場合に起こり得る画像不良
を説明するための図である。
【図17】図17は、図3に示したビーム検知器が傾い
て配置された場合のビーム間隔のズレを説明するための
図である。
【図18】図18は、図3に示したビーム検知器が副走
査方向にずれて配置された場合の受光パターンの位置と
ガルバノミラーによって調整可能な範囲との関係を説明
するための図である。
【図19】図19の(a)及び(b)は、図3に示した
ビーム検知器がビームの進行方向に沿ってずれて配置さ
れた際の受光パターン上におけるビーム径の関係を説明
するための図である。
【図20】図20は、図3に示したビーム検知器の調整
機構の一例を概略的に示す正面図である。
【図21】図21は、図3に示したビーム検知器の調整
機構の変形例を概略的に示す正面図である。
【図22】図22は、図3に示したビーム検知器の調整
機構の変形例を概略的に示す正面図である。
【図23】図23は、図3に示したビーム検知器の調整
機構の変形例を概略的に示す正面図である。
【図24】図24は、図23に示した調整機構を概略的
に示す平面図である。
【符号の説明】
1…スキャナ部 2…プリンタ部 13…光走査装置 14…画像形成部 15…感光体ドラム 16…帯電チャージャ 17…現像器 18…転写チャージャ 31a〜31d…半導体レーザ発振器 32a〜32d…レーザドライバ 33a〜33d…ガルバノミラー 35…ポリゴンミラー 38…ビーム検知器 39a〜39d…ガルバノミラー駆動回路 40…ビーム検知器出力処理回路 S1,S2,S3a〜S8b…受光パターン 51…主制御部 52…メモリ 70…f−θレンズ 100…調整機構 102…第2プレート 108…ネジ部 110…第1プレート 117…ネジ部 120…支持プレート 200…調整機構 210…支持プレート 212…第1プレート 218…ネジ部 220…第2プレート 228…ネジ部 300…調整機構 310…プレート 320…フレーム部 325…ネジ部 326…ネジ部 400…調整機構 410…可動ステージ 411…上台 412…下台 414…ネジ部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のビームを出力する光源と、 この光源から出力された複数のビームを被走査面に向け
    て反射する回転可能に形成された反射面を有し、前記複
    数のビームにより前記被走査面上に沿って走査させる走
    査手段と、 前記被走査面に実質的に等しい位置に配設され、前記走
    査手段により走査された複数のビームの前記被走査面上
    における各ビームの通過位置を検知するビーム通過位置
    検知手段と、 前記ビーム通過位置検知手段によって検知される検知結
    果に基づいて、前記各ビーム間の間隔が所定の間隔とな
    るように前記ビーム通過位置検知手段の配置位置を調整
    する調整手段と、 を有することを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】複数のビームを出力する光源と、 この光源から出力された複数のビームを被走査面に向け
    て反射する回転可能に形成された反射面を有し、前記複
    数のビームにより前記被走査面上を第1の方向に沿って
    走査させる走査手段と、 前記被走査面に実質的に等しい位置に配設され、前記走
    査手段により走査された複数のビームの前記被走査面上
    における各ビームの通過位置を検知するビーム通過位置
    検知手段と、 前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って所定の間
    隔で配列された複数の基準ビームを前記ビーム通過位置
    検知手段に入射させ、前記ビーム通過位置検知手段によ
    って検知される各基準ビームの通過位置の検知結果が前
    記各基準ビーム間の所定の間隔に等しくなるように前記
    ビーム通過位置検知手段の配置位置を調整する調整手段
    と、 を有することを特徴とする光走査装置。
  3. 【請求項3】複数のビームを出力する光源と、 この光源から出力された複数のビームを被走査面に向け
    て反射する回転可能に形成された反射面を有し、前記複
    数のビームにより前記被走査面上を第1の方向に沿って
    走査させる走査手段と、 前記被走査面に実質的に等しい位置に配設され、前記走
    査手段により走査された複数のビームの前記被走査面上
    における各ビームの通過位置を検知するビーム通過位置
    検知手段と、 前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って所定の間
    隔で配列された複数の基準ビームを前記ビーム通過位置
    検知手段に入射させ、前記ビーム通過位置検知手段によ
    って検知される各基準ビームの通過位置の検知結果が前
    記各基準ビーム間の所定の間隔に等しくなるように、前
    記ビーム通過位置検知手段の配置位置を前記第2の方向
    に平行に移動調整する第1の調整手段と、前記第1及び
    第2の方向によって規定される平面内を回動可能に形成
    され、前記ビーム通過位置検知手段の配置位置の傾きを
    調整する第2の調整手段と、を含む調整手段と、 を有することを特徴とする光走査装置。
  4. 【請求項4】複数のビームを出力する光源と、 この光源から出力された複数のビームを被走査面に向け
    て反射する回転可能に形成された反射面を有し、前記複
    数のビームにより前記被走査面上を第1の方向に沿って
    走査させる走査手段と、 前記被走査面に実質的に等しい位置に配設され、前記走
    査手段により走査された複数のビームの前記被走査面上
    における各ビームの通過位置を検知するビーム通過位置
    検知手段と、 前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って所定の間
    隔で配列された複数の基準ビームを前記ビーム通過位置
    検知手段に入射させ、前記ビーム通過位置検知手段によ
    って検知される各基準ビームの通過位置の検知結果が前
    記各基準ビーム間の所定の間隔に等しくなるように、前
    記ビーム通過位置検知手段の配置位置を前記第2の方向
    に平行に移動調整する第1の調整手段と、前記第1及び
    第2の方向によって規定される平面内を回動可能に形成
    され、前記ビーム通過位置検知手段の配置位置の傾きを
    調整する第2の調整手段と、前記第1及び第2の方向に
    互いに直交する第3の方向に平行に移動可能に形成さ
    れ、前記ビーム通過位置検知手段の配置位置を前記第3
    の方向に平行に移動調整する第3の調整手段と、を含む
    調整手段と、 を有することを特徴とする光走査装置。
  5. 【請求項5】複数のビームを出力する光源と、 この光源から出力された複数のビームを被走査面に向け
    て反射する回転可能に形成された反射面を有し、前記複
    数のビームにより前記被走査面上を第1の方向に沿って
    走査させる走査手段と、 前記被走査面に実質的に等しい位置に配設され、前記走
    査手段により走査された複数のビームの前記被走査面上
    における各ビームの通過位置を検知するビーム通過位置
    検知手段と、 前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って所定の間
    隔で配列された複数の基準ビームを前記ビーム通過位置
    検知手段に入射させ、前記ビーム通過位置検知手段によ
    って検知される各基準ビームの通過位置の検知結果が前
    記各基準ビーム間の所定の間隔に等しくなるように前記
    ビーム通過位置検知手段の配置位置を調整する調整手段
    と、 この調整手段により配置位置が調整された前記ビーム通
    過位置検知手段による検知結果を基に、前記走査手段に
    より走査されるビームの前記被走査面における通過位置
    が適正位置となるよう制御するための光路制御量を演算
    する演算手段と、 この演算手段で求められた光路制御量に応じて前記走査
    手段により走査される複数のビームの前記被走査面にお
    ける通過位置を変更する光路変更手段と、 を有することを特徴とする光走査装置。
  6. 【請求項6】複数のビームを出力する光源と、 この光源から出力された複数のビームを被走査面に向け
    て反射する回転可能に形成された反射面を有し、前記複
    数のビームにより前記被走査面上を第1の方向に沿って
    走査させる走査手段と、 前記被走査面に実質的に等しい位置に配設され、前記走
    査手段により走査された複数のビームの前記被走査面上
    における各ビームの通過位置を検知するビーム通過位置
    検知手段と、 前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って所定の間
    隔で配列された複数の基準ビームを前記ビーム通過位置
    検知手段に入射させ、前記ビーム通過位置検知手段によ
    って検知される各基準ビームの通過位置の検知結果が前
    記各基準ビーム間の所定の間隔に等しくなるように、前
    記ビーム通過位置検知手段の配置位置を前記第2の方向
    に平行に移動調整する第1の調整手段と、前記第1及び
    第2の方向によって規定される平面内を回動可能に形成
    され、前記ビーム通過位置検知手段の配置位置の傾きを
    調整する第2の調整手段と、を含む調整手段と、 この調整手段により配置位置が調整された前記ビーム通
    過位置検知手段による検知結果を基に、前記走査手段に
    より走査されるビームの前記被走査面における通過位置
    が適正位置となるよう制御するための光路制御量を演算
    する演算手段と、 この演算手段で求められた光路制御量に応じて前記走査
    手段により走査される複数のビームの前記被走査面にお
    ける通過位置を変更する光路変更手段と、 を有することを特徴とする光走査装置。
  7. 【請求項7】複数のビームを出力する光源と、 この光源から出力された複数のビームを被走査面に向け
    て反射する回転可能に形成された反射面を有し、前記複
    数のビームにより前記被走査面上を第1の方向に沿って
    走査させる走査手段と、 前記被走査面に実質的に等しい位置に配設され、前記走
    査手段により走査された複数のビームの前記被走査面上
    における各ビームの通過位置を検知するビーム通過位置
    検知手段と、 前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って所定の間
    隔で配列された複数の基準ビームを前記ビーム通過位置
    検知手段に入射させ、前記ビーム通過位置検知手段によ
    って検知される各基準ビームの通過位置の検知結果が前
    記各基準ビーム間の所定の間隔に等しくなるように、前
    記ビーム通過位置検知手段の配置位置を前記第2の方向
    に平行に移動調整する第1の調整手段と、前記第1及び
    第2の方向によって規定される平面内を回動可能に形成
    され、前記ビーム通過位置検知手段の配置位置の傾きを
    調整する第2の調整手段と、前記第1及び第2の方向に
    互いに直交する第3の方向に平行に移動可能に形成さ
    れ、前記ビーム通過位置検知手段の配置位置を前記第3
    の方向に平行に移動調整する第3の調整手段と、を含む
    調整手段と、 この調整手段により配置位置が調整された前記ビーム通
    過位置検知手段による検知結果を基に、前記走査手段に
    より走査されるビームの前記被走査面における通過位置
    が適正位置となるよう制御するための光路制御量を演算
    する演算手段と、 この演算手段で求められた光路制御量に応じて前記走査
    手段により走査される複数のビームの前記被走査面にお
    ける通過位置を変更する光路変更手段と、 を有することを特徴とする光走査装置。
  8. 【請求項8】複数のビームを出力する光源と、 この光源から出力された複数のビームを被走査面に向け
    て反射する回転可能に形成された反射面を有し、前記複
    数のビームにより前記被走査面上を第1の方向に沿って
    走査させる走査手段と、 前記光源から出力された複数のビームを前記被走査面上
    において前記第1の方向に直交する第2の方向に所定の
    間隔で配列させる光学系と、 前記被走査面に実質的に等しい位置に配設されていると
    ともに、前記第2の方向に並列して配置された一対の受
    光面が前記複数のビーム間隔に対応して前記第1の方向
    に沿って複数配列され、前記走査手段により走査された
    複数のビームに応じて前記被走査面上における各ビーム
    の通過位置に対応した検知信号を出力するビーム通過位
    置検知手段と、 前記第2の方向に沿って所定の間隔で配列された複数の
    基準ビームを前記ビーム通過位置検知手段に入射させ、
    前記ビーム通過位置検知手段の一対の受光面から出力さ
    れる出力信号がそれぞれ等しくなるように前記ビーム通
    過位置検知手段の配置位置を調整する調整手段と、 を有することを特徴とする光走査装置。
  9. 【請求項9】画像データに対応した複数のビームを出力
    する光源と、 この光源から出力された複数のビームを反射する回転可
    能に形成された反射面を有し、前記複数のビームを第1
    の方向に沿って走査させる走査手段と、 前記走査手段により走査された複数のビームを所定の像
    面に等速で走査するように結像し、前記走査手段の面倒
    れを補正する光学手段と、 前記所定の像面に配置され、前記光源からのビームに対
    応する像を保持する像担持体と、 前記像担持体に保持された像を現像する現像手段と、 前記像担持体表面に実質的に等しい位置に配設され、前
    記走査手段により走査された複数のビームの前記像担持
    体表面上における各ビームの通過位置を検知するビーム
    通過位置検知手段と、 前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って所定の間
    隔で配列された複数の基準ビームを前記ビーム通過位置
    検知手段に入射させ、前記ビーム通過位置検知手段によ
    って検知される各基準ビームの通過位置の検知結果が前
    記各基準ビーム間の所定の間隔に等しくなるように前記
    ビーム通過位置検知手段の配置位置を調整する調整手段
    と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
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