JPH10202477A - スローアウェイチップの検査方法および検査装置 - Google Patents
スローアウェイチップの検査方法および検査装置Info
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- JPH10202477A JPH10202477A JP1068797A JP1068797A JPH10202477A JP H10202477 A JPH10202477 A JP H10202477A JP 1068797 A JP1068797 A JP 1068797A JP 1068797 A JP1068797 A JP 1068797A JP H10202477 A JPH10202477 A JP H10202477A
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- chip
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スローアウェイチップTの切刃Eにおける欠
損B等の検査において、検査に要する時間を短縮すると
ともに、スローアウェイチップTの位置や向き等による
検査精度への影響を防ぎ、さらには欠損Bの大きさも測
定可能とする。 【解決手段】 スローアウェイチップTのすくい面Rに
対して傾斜角βで傾斜した方向にレーザ光Lを発すると
ともに、このレーザ光Lを、すくい面Rの周縁に形成さ
れる切刃Eに交差する方向に走査する発光部8と、この
レーザ光Lの透過光を受光する受光部9とを備えたレー
ザ測定器2と、レーザ光Lに対してスローアウェイチッ
プTを相対的に移動させるための回転軸ユニット1と、
受光部9から得られる出力信号を、予め設定された基準
信号と比較する比較装置10とを備え、その比較結果か
らスローアウェイチップTの切刃Eにおける欠損B等を
判別する。
損B等の検査において、検査に要する時間を短縮すると
ともに、スローアウェイチップTの位置や向き等による
検査精度への影響を防ぎ、さらには欠損Bの大きさも測
定可能とする。 【解決手段】 スローアウェイチップTのすくい面Rに
対して傾斜角βで傾斜した方向にレーザ光Lを発すると
ともに、このレーザ光Lを、すくい面Rの周縁に形成さ
れる切刃Eに交差する方向に走査する発光部8と、この
レーザ光Lの透過光を受光する受光部9とを備えたレー
ザ測定器2と、レーザ光Lに対してスローアウェイチッ
プTを相対的に移動させるための回転軸ユニット1と、
受光部9から得られる出力信号を、予め設定された基準
信号と比較する比較装置10とを備え、その比較結果か
らスローアウェイチップTの切刃Eにおける欠損B等を
判別する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スローアウェイ式
切削工具に用いられるスローアウェイチップ(以下、チ
ップと称する。)において、その切刃の欠損やチップの
外周形状等を検査するためのチップの検査方法および検
査装置に関するものである。
切削工具に用いられるスローアウェイチップ(以下、チ
ップと称する。)において、その切刃の欠損やチップの
外周形状等を検査するためのチップの検査方法および検
査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなチップにおける切刃の欠損等
の検査は、従来専ら検査員が拡大鏡を用いて目視により
行っていたが、多数のチップの検査を行うには多大な時
間と労力とを要し、また検査員各個による誤差も大きい
ことから、これを光学的検査装置を用いて自動的に行う
試みが種々提案されている。そして、このような試みの
一つとして、例えばCCDカメラによってチップのすく
い面や逃げ面を撮影し、これにより得られた画像データ
を処理してその中から切刃形状に関する情報を抽出し、
切刃の欠損等の有無を判別することが試みられた。
の検査は、従来専ら検査員が拡大鏡を用いて目視により
行っていたが、多数のチップの検査を行うには多大な時
間と労力とを要し、また検査員各個による誤差も大きい
ことから、これを光学的検査装置を用いて自動的に行う
試みが種々提案されている。そして、このような試みの
一つとして、例えばCCDカメラによってチップのすく
い面や逃げ面を撮影し、これにより得られた画像データ
を処理してその中から切刃形状に関する情報を抽出し、
切刃の欠損等の有無を判別することが試みられた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
CCDカメラを用いた検査装置による検査方法では、カ
メラの視野が狭いため一つのチップに対して複数の画面
を取り込む必要があり、しかも取り込まれた画面におい
てはその全体が一旦画像データとして処理され、その中
から切刃についての情報を抽出することとなるので、処
理時間が長引くことが避けられない。また、このような
CCDカメラによる画像処理では、チップ自体の色やチ
ップに付着したゴミ、あるいは照明などの影響を受けや
すく、検査精度が安定し難いとともに、チップの種別に
応じて個別の画像処理ソフトウェアを用意する必要があ
り、多品種の検査に応じることが困難であるという問題
もある。
CCDカメラを用いた検査装置による検査方法では、カ
メラの視野が狭いため一つのチップに対して複数の画面
を取り込む必要があり、しかも取り込まれた画面におい
てはその全体が一旦画像データとして処理され、その中
から切刃についての情報を抽出することとなるので、処
理時間が長引くことが避けられない。また、このような
CCDカメラによる画像処理では、チップ自体の色やチ
ップに付着したゴミ、あるいは照明などの影響を受けや
すく、検査精度が安定し難いとともに、チップの種別に
応じて個別の画像処理ソフトウェアを用意する必要があ
り、多品種の検査に応じることが困難であるという問題
もある。
【0004】一方、同じく光学的検査装置を用いた検査
方法としては、例えば特公昭58−41459号公報
に、レーザ光によりチップのすくい面と逃げ面との交差
稜線部を横切るように走査して、チップ外の基準点から
上記交差稜線部までの走査時間または長さを測定し、欠
損の有無を検査する方法が提案されている。しかしなが
ら、この検査方法では、チップに当たったレーザ光の反
射光を受光して上記交差稜線部の位置、すなわち切刃の
位置を測定しているため、チップの向きや位置が正確に
設定されていなかったり、あるいはすくい面上に凹溝状
や突起状のチップブレーカが形成されていたりすると、
レーザ光の反射にばらつきが生じてしまって正確な測定
が困難となるおそれがある。また、この検査方法では上
述のようにチップ外の基準点から上記交差稜線部までを
走査して、欠損のない位置とある位置とで走査時間また
は長さとを比較しているため、チップが正確に位置決め
されていなかったり、あるいは交差稜線部の全長に亙っ
て欠損が生じている場合などには、やはり正確な測定が
困難となってしまう。
方法としては、例えば特公昭58−41459号公報
に、レーザ光によりチップのすくい面と逃げ面との交差
稜線部を横切るように走査して、チップ外の基準点から
上記交差稜線部までの走査時間または長さを測定し、欠
損の有無を検査する方法が提案されている。しかしなが
ら、この検査方法では、チップに当たったレーザ光の反
射光を受光して上記交差稜線部の位置、すなわち切刃の
位置を測定しているため、チップの向きや位置が正確に
設定されていなかったり、あるいはすくい面上に凹溝状
や突起状のチップブレーカが形成されていたりすると、
レーザ光の反射にばらつきが生じてしまって正確な測定
が困難となるおそれがある。また、この検査方法では上
述のようにチップ外の基準点から上記交差稜線部までを
走査して、欠損のない位置とある位置とで走査時間また
は長さとを比較しているため、チップが正確に位置決め
されていなかったり、あるいは交差稜線部の全長に亙っ
て欠損が生じている場合などには、やはり正確な測定が
困難となってしまう。
【0005】さらに、切刃に生じる欠損は、通常すくい
面や逃げ面に対して斜めに切刃を横切るように発生する
が、上記従来の検査方法では、チップのすくい面や逃げ
面に対して略垂直にレーザ光を発しているため、すくい
面上や逃げ面上における欠損の大きさは測定できるもの
の、欠損の深さ自体を測定することは困難である。しか
も、このようなチップにおいては、切刃強度の向上を図
るため、すくい面および逃げ面に鈍角に交差するように
切刃を面取りしてホーニング面を形成することが一般に
行われているが、このようなホーニングを施したチップ
において、上記ホーニング面とすくい面または逃げ面と
の交差稜線部に欠損が生じても、上記従来の検査方法で
は、すくい面に垂直にレーザ光を発した場合には、この
すくい面とホーニング面との交差稜線部に生じた欠損は
検出することができず、また逆に逃げ面に垂直にレーザ
光を発した場合には、逃げ面とホーニング面との交差稜
線部に生じた欠損は検出することができない。
面や逃げ面に対して斜めに切刃を横切るように発生する
が、上記従来の検査方法では、チップのすくい面や逃げ
面に対して略垂直にレーザ光を発しているため、すくい
面上や逃げ面上における欠損の大きさは測定できるもの
の、欠損の深さ自体を測定することは困難である。しか
も、このようなチップにおいては、切刃強度の向上を図
るため、すくい面および逃げ面に鈍角に交差するように
切刃を面取りしてホーニング面を形成することが一般に
行われているが、このようなホーニングを施したチップ
において、上記ホーニング面とすくい面または逃げ面と
の交差稜線部に欠損が生じても、上記従来の検査方法で
は、すくい面に垂直にレーザ光を発した場合には、この
すくい面とホーニング面との交差稜線部に生じた欠損は
検出することができず、また逆に逃げ面に垂直にレーザ
光を発した場合には、逃げ面とホーニング面との交差稜
線部に生じた欠損は検出することができない。
【0006】本発明は、このような背景の下になされた
ものであって、チップの切刃の欠損等を正確かつ迅速に
検査することが可能であるとともに、欠損の深さも測定
することができ、さらにはチップにホーニングが施され
ていても確実に欠損を検出することが可能なチップの検
査方法および検査装置を提供することを目的としてい
る。
ものであって、チップの切刃の欠損等を正確かつ迅速に
検査することが可能であるとともに、欠損の深さも測定
することができ、さらにはチップにホーニングが施され
ていても確実に欠損を検出することが可能なチップの検
査方法および検査装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決してこの
ような目的を達成するために、本発明の検査方法は、チ
ップの検査面に対して傾斜した方向に発したレーザ光
を、上記検査面の周縁に形成される切刃に交差する方向
に走査しつつ、このレーザ光と上記チップとを相対的に
移動させて、上記レーザ光の透過光を受光し、この透過
光から得られる出力信号を予め設定された基準信号と比
較することを特徴とし、また本発明の検査装置は、チッ
プの検査面に対して傾斜した方向にレーザ光を発すると
ともに、このレーザ光を上記検査面の周縁に形成される
切刃に交差する方向に走査する発光手段と、このレーザ
光の透過光を受光する受光手段と、上記レーザ光に対し
て上記チップを相対的に移動させる移動手段と、上記受
光手段から得られる出力信号を予め設定された基準信号
と比較する比較手段とを備えることを特徴とする。
ような目的を達成するために、本発明の検査方法は、チ
ップの検査面に対して傾斜した方向に発したレーザ光
を、上記検査面の周縁に形成される切刃に交差する方向
に走査しつつ、このレーザ光と上記チップとを相対的に
移動させて、上記レーザ光の透過光を受光し、この透過
光から得られる出力信号を予め設定された基準信号と比
較することを特徴とし、また本発明の検査装置は、チッ
プの検査面に対して傾斜した方向にレーザ光を発すると
ともに、このレーザ光を上記検査面の周縁に形成される
切刃に交差する方向に走査する発光手段と、このレーザ
光の透過光を受光する受光手段と、上記レーザ光に対し
て上記チップを相対的に移動させる移動手段と、上記受
光手段から得られる出力信号を予め設定された基準信号
と比較する比較手段とを備えることを特徴とする。
【0008】しかるに、上記構成の検査装置および該装
置を用いた上記検査方法では、レーザ光とチップとの相
対移動により、切刃に交差する方向へのレーザ光による
走査がこの切刃に沿って連続的に行われ、その透過光を
受光して得られる出力信号から切刃の形状自体が検出さ
れるので、切刃に欠損のないチップを走査したときの出
力信号を予め基準信号として設定しておき、これと検査
されたチップの出力信号とを比較することにより、切刃
の欠損の有無やその大きさを検査することができる。こ
のため、従来のCCDカメラを用いた検査のように取り
込んだ画像から切刃に関する情報を抽出する必要がな
く、処理時間の短縮を図ることができるとともに、レー
ザ光の透過光に基づいて検査を行うので、チップ自体の
色やゴミ等の付着物、照明の状態、あるいはチップの向
きやチップブレーカの有無などによって検査精度が影響
を受けることもない。しかも、切刃の形状そのものを直
接的に把握することができるので、チップ外に設定され
た特定の基準点とチップとの位置関係やチップ自体の位
置、あるいは上記交差稜線部上の基準となる測定位置に
おける欠損の有無などに拘わらず、正確な検査を行うこ
とができる。
置を用いた上記検査方法では、レーザ光とチップとの相
対移動により、切刃に交差する方向へのレーザ光による
走査がこの切刃に沿って連続的に行われ、その透過光を
受光して得られる出力信号から切刃の形状自体が検出さ
れるので、切刃に欠損のないチップを走査したときの出
力信号を予め基準信号として設定しておき、これと検査
されたチップの出力信号とを比較することにより、切刃
の欠損の有無やその大きさを検査することができる。こ
のため、従来のCCDカメラを用いた検査のように取り
込んだ画像から切刃に関する情報を抽出する必要がな
く、処理時間の短縮を図ることができるとともに、レー
ザ光の透過光に基づいて検査を行うので、チップ自体の
色やゴミ等の付着物、照明の状態、あるいはチップの向
きやチップブレーカの有無などによって検査精度が影響
を受けることもない。しかも、切刃の形状そのものを直
接的に把握することができるので、チップ外に設定され
た特定の基準点とチップとの位置関係やチップ自体の位
置、あるいは上記交差稜線部上の基準となる測定位置に
おける欠損の有無などに拘わらず、正確な検査を行うこ
とができる。
【0009】そして、上記構成の検査方法および検査装
置によれば、レーザ光がチップの検査面に対して傾斜し
た方向に発せられており、このため、チップのすくい面
や逃げ面に対して斜めに生じる切刃の欠損に対し、レー
ザ光はこの欠損が延びる方向に沿って該欠損を透過して
受光され、切刃の形状として検出されることとなるの
で、切刃の欠損の有無だけでなく、その深さまでも正確
に測定することが可能となる。なお、上述のように切刃
にホーニングが施されたチップでは、このホーニング面
の角度によっては、ホーニング面とすくい面または逃げ
面との交差稜線部に生じた欠損を検出することが困難と
なるおそれもある。そこで、そのような場合には、上記
検出装置において少なくとも上記発光手段をチップの検
査面に対して傾動可能とするなどして、上記検査方法に
おけるレーザ光の上記検査面に対する傾斜角を変化させ
るのが望ましい。
置によれば、レーザ光がチップの検査面に対して傾斜し
た方向に発せられており、このため、チップのすくい面
や逃げ面に対して斜めに生じる切刃の欠損に対し、レー
ザ光はこの欠損が延びる方向に沿って該欠損を透過して
受光され、切刃の形状として検出されることとなるの
で、切刃の欠損の有無だけでなく、その深さまでも正確
に測定することが可能となる。なお、上述のように切刃
にホーニングが施されたチップでは、このホーニング面
の角度によっては、ホーニング面とすくい面または逃げ
面との交差稜線部に生じた欠損を検出することが困難と
なるおそれもある。そこで、そのような場合には、上記
検出装置において少なくとも上記発光手段をチップの検
査面に対して傾動可能とするなどして、上記検査方法に
おけるレーザ光の上記検査面に対する傾斜角を変化させ
るのが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明の検査
装置の第1の実施形態を示すものである。図2に示すよ
うに本実施形態の検査装置は、検査物であるチップTを
保持する回転軸ユニット1と、この回転軸ユニット1の
上方に設けられたレーザ測定器2と、これら回転軸ユニ
ット1およびレーザ測定器2に接続されてその動作を制
御し、かつ回転軸ユニット1およびレーザ測定器2から
出力された信号を処理するコンピュータ等の処理装置3
とから概略構成されている。また、本実施形態において
検査されるチップTは、図1に示すように略正方形平板
状のポジティブチップであって、その一の正方形面がす
くい面Rとされるとともに4つの周面が逃げ面Fとさ
れ、これらすくい面Rと逃げ面Fとの交差稜線部にそれ
ぞれ切刃Eが形成されており、本実施形態の検査装置で
は、上記すくい面Rを検査面として切刃Eに生じた欠損
等を検査することとなる。
装置の第1の実施形態を示すものである。図2に示すよ
うに本実施形態の検査装置は、検査物であるチップTを
保持する回転軸ユニット1と、この回転軸ユニット1の
上方に設けられたレーザ測定器2と、これら回転軸ユニ
ット1およびレーザ測定器2に接続されてその動作を制
御し、かつ回転軸ユニット1およびレーザ測定器2から
出力された信号を処理するコンピュータ等の処理装置3
とから概略構成されている。また、本実施形態において
検査されるチップTは、図1に示すように略正方形平板
状のポジティブチップであって、その一の正方形面がす
くい面Rとされるとともに4つの周面が逃げ面Fとさ
れ、これらすくい面Rと逃げ面Fとの交差稜線部にそれ
ぞれ切刃Eが形成されており、本実施形態の検査装置で
は、上記すくい面Rを検査面として切刃Eに生じた欠損
等を検査することとなる。
【0011】上記回転軸ユニット1においては、図1に
示すようにチップ保持軸4がその軸線Oを垂直にして軸
受5に支持され、サーボモータ6により該軸線O回りに
回転可能とされている。また、この回転軸ユニット1に
は、上記チップ保持軸4の上端に吸引孔が開口する図示
しない吸引機構が設けられている。そして、上記チップ
Tは、このチップ保持軸4の上端にそのすくい面Rを上
向きにして載置されて上記吸引機構により保持され、上
記サーボモータ6によってチップ保持軸4ごと軸線O回
りに回転させることにより、上記レーザ測定器2におけ
るレーザ光Lに対して移動するようになされている。す
なわち、本実施形態では、この回転軸ユニット1が、レ
ーザ光Lに対してチップTを相対的に移動せしめる移動
手段を構成している。さらに、この回転軸ユニット1に
おけるチップ保持軸4の軸線Oに関する回転角θは、当
該回転軸ユニット1に内蔵された図示されないエンコー
ダ等により逐次測定され、図2に示すように上記処理装
置3の演算装置7に入力されるようになされている。
示すようにチップ保持軸4がその軸線Oを垂直にして軸
受5に支持され、サーボモータ6により該軸線O回りに
回転可能とされている。また、この回転軸ユニット1に
は、上記チップ保持軸4の上端に吸引孔が開口する図示
しない吸引機構が設けられている。そして、上記チップ
Tは、このチップ保持軸4の上端にそのすくい面Rを上
向きにして載置されて上記吸引機構により保持され、上
記サーボモータ6によってチップ保持軸4ごと軸線O回
りに回転させることにより、上記レーザ測定器2におけ
るレーザ光Lに対して移動するようになされている。す
なわち、本実施形態では、この回転軸ユニット1が、レ
ーザ光Lに対してチップTを相対的に移動せしめる移動
手段を構成している。さらに、この回転軸ユニット1に
おけるチップ保持軸4の軸線Oに関する回転角θは、当
該回転軸ユニット1に内蔵された図示されないエンコー
ダ等により逐次測定され、図2に示すように上記処理装
置3の演算装置7に入力されるようになされている。
【0012】また、本実施形態における上記レーザ測定
器2としては、レーザ光Lの発光手段としての発光部8
と受光手段としての受光部9とを備えた周知の構成のも
のが採用されている。すなわち、このレーザ測定器2に
おける上記発光部8は、半導体レーザ等から発せられて
ポリゴンミラーに反射させられたレーザ光Lをコリメー
タレンズを介して検査物(チップT)に照射し、上記ポ
リゴンミラーの回転により検査物を図1に符号Sで示す
走査方向に所定の幅で走査するものであり、一方上記受
光部9は、上記検査物を走査したレーザ光Lのうち検査
物に当たらずに透過したレーザ光Lを集光レンズを介し
て受光素子に受光し、この受光されたレーザ光Lから検
査物の端部の位置を検出するものである。さらに、この
受光部9において検出された検査物の端部の位置は、上
記回転角θと同様に上記処理装置3の演算装置7に逐次
入力されるようになされている。
器2としては、レーザ光Lの発光手段としての発光部8
と受光手段としての受光部9とを備えた周知の構成のも
のが採用されている。すなわち、このレーザ測定器2に
おける上記発光部8は、半導体レーザ等から発せられて
ポリゴンミラーに反射させられたレーザ光Lをコリメー
タレンズを介して検査物(チップT)に照射し、上記ポ
リゴンミラーの回転により検査物を図1に符号Sで示す
走査方向に所定の幅で走査するものであり、一方上記受
光部9は、上記検査物を走査したレーザ光Lのうち検査
物に当たらずに透過したレーザ光Lを集光レンズを介し
て受光素子に受光し、この受光されたレーザ光Lから検
査物の端部の位置を検出するものである。さらに、この
受光部9において検出された検査物の端部の位置は、上
記回転角θと同様に上記処理装置3の演算装置7に逐次
入力されるようになされている。
【0013】ここで、このレーザ測定器2は、上記レー
ザ光Lが、回転軸ユニット1の上記チップ保持軸4の軸
線Oを含む平面内においてチップTを走査し、かつチッ
プTの回転位置に拘わらず、そのすくい面Rの外周縁、
すなわち上記切刃Eが、常にその走査範囲内に収まって
レーザ光Lに交差するように配置されている。そして、
このレーザ測定器2は、発光部8から受光部9に向けて
レーザ光Lの光軸Xがチップ保持軸4の軸線Oに交差角
αで斜交するように鉛直面内で傾けられて配置されてお
り、これにより上記レーザ光Lは、チップTの検査面と
される上記すくい面Rに対して傾斜角β=90°−αで
傾斜した方向に発せられることとなる。また、本実施形
態では、このレーザ測定器2は、上記交差角αを適宜に
設定できるようにレーザ光Lの上記走査方向Sおよび光
軸Xを含む鉛直面内で傾動可能に支持されており、これ
により上記傾斜角βも任意の角度で変化させることがで
きるようになされている。一方、上記処理装置3におい
ては、図2に示すように上記演算装置7が本実施形態に
おける比較手段としての比較装置10に接続されるとと
もに、この比較装置10には他に記憶装置11が接続さ
れ、さらに比較装置10はディスプレイ等の表示装置1
2に接続されている。
ザ光Lが、回転軸ユニット1の上記チップ保持軸4の軸
線Oを含む平面内においてチップTを走査し、かつチッ
プTの回転位置に拘わらず、そのすくい面Rの外周縁、
すなわち上記切刃Eが、常にその走査範囲内に収まって
レーザ光Lに交差するように配置されている。そして、
このレーザ測定器2は、発光部8から受光部9に向けて
レーザ光Lの光軸Xがチップ保持軸4の軸線Oに交差角
αで斜交するように鉛直面内で傾けられて配置されてお
り、これにより上記レーザ光Lは、チップTの検査面と
される上記すくい面Rに対して傾斜角β=90°−αで
傾斜した方向に発せられることとなる。また、本実施形
態では、このレーザ測定器2は、上記交差角αを適宜に
設定できるようにレーザ光Lの上記走査方向Sおよび光
軸Xを含む鉛直面内で傾動可能に支持されており、これ
により上記傾斜角βも任意の角度で変化させることがで
きるようになされている。一方、上記処理装置3におい
ては、図2に示すように上記演算装置7が本実施形態に
おける比較手段としての比較装置10に接続されるとと
もに、この比較装置10には他に記憶装置11が接続さ
れ、さらに比較装置10はディスプレイ等の表示装置1
2に接続されている。
【0014】次に、図3ないし図6は、上記構成の検査
装置によってチップTの切刃Eにおける欠損の検査を行
う場合の本発明の検査方法の一実施形態を説明するもの
である。まず、検査に際して、検査するチップTの種
別、すなわちネガティブ・ポジティブの別や、チップブ
レーカ、ホーニングの有無、あるいはホーニング角度等
に応じて上記傾斜角βが適当な角度となるように上記交
差角αを設定し、これに合わせて上記レーザ測定器2を
傾動させて固定する。その上で、チップTを、上述のよ
うにすくい面Rを上向きにして、その中心が概ね軸線O
上に位置するようにチップ保持軸4の上端に載置し、上
記吸引機構によって保持する。次いで、サーボモータ6
を駆動することにより、チップTは、チップ保持軸4と
ともにその軸線O回りに一定の回転速度で1周回転され
るとともに、上記レーザ測定器2の発光部8から発せら
れたレーザ光Lにより切刃Eに交差する方向にすくい面
Rが走査され、その透過光が受光部9に受光される。従
って、こうしてチップTが1周回転される間に、上記演
算装置7には上述のように回転軸ユニット1からチップ
保持軸4の回転角θ、すなわちチップTの回転位置が逐
次入力されるとともに、レーザ測定器2からはレーザ光
Lの走査方向S上におけるチップTの切刃Eの位置が逐
次入力される。
装置によってチップTの切刃Eにおける欠損の検査を行
う場合の本発明の検査方法の一実施形態を説明するもの
である。まず、検査に際して、検査するチップTの種
別、すなわちネガティブ・ポジティブの別や、チップブ
レーカ、ホーニングの有無、あるいはホーニング角度等
に応じて上記傾斜角βが適当な角度となるように上記交
差角αを設定し、これに合わせて上記レーザ測定器2を
傾動させて固定する。その上で、チップTを、上述のよ
うにすくい面Rを上向きにして、その中心が概ね軸線O
上に位置するようにチップ保持軸4の上端に載置し、上
記吸引機構によって保持する。次いで、サーボモータ6
を駆動することにより、チップTは、チップ保持軸4と
ともにその軸線O回りに一定の回転速度で1周回転され
るとともに、上記レーザ測定器2の発光部8から発せら
れたレーザ光Lにより切刃Eに交差する方向にすくい面
Rが走査され、その透過光が受光部9に受光される。従
って、こうしてチップTが1周回転される間に、上記演
算装置7には上述のように回転軸ユニット1からチップ
保持軸4の回転角θ、すなわちチップTの回転位置が逐
次入力されるとともに、レーザ測定器2からはレーザ光
Lの走査方向S上におけるチップTの切刃Eの位置が逐
次入力される。
【0015】そして、これらの入力に基づいて演算装置
7では、上記回転角θに対するチップ保持軸4の軸線O
からチップTの切刃Eまでの距離が、図4あるいは図5
に示すような波形として連続的に検出される。ただし、
図4に示すのはチップTのすくい面Rの中心が軸線O上
に位置している場合であり、図5に示すのはすくい面R
の中心が軸線OからずれてチップTがチップ保持軸4上
に載置された場合である。しかるに、図6および図7に
示すように切刃Eに欠損Bが生じていると、その部分で
は、発光部8から発せられたレーザ光Lの透過光がレー
ザ光Lの走査方向S上における欠損Bの深さδ分だけ大
きくなって受光部9に受光されることとなる。そして、
これに伴い演算装置7において検出される波形において
も、図8に示すように欠損Bが生じた部分が、該欠損B
の大きさおよび形状に応じて凹むことになる。
7では、上記回転角θに対するチップ保持軸4の軸線O
からチップTの切刃Eまでの距離が、図4あるいは図5
に示すような波形として連続的に検出される。ただし、
図4に示すのはチップTのすくい面Rの中心が軸線O上
に位置している場合であり、図5に示すのはすくい面R
の中心が軸線OからずれてチップTがチップ保持軸4上
に載置された場合である。しかるに、図6および図7に
示すように切刃Eに欠損Bが生じていると、その部分で
は、発光部8から発せられたレーザ光Lの透過光がレー
ザ光Lの走査方向S上における欠損Bの深さδ分だけ大
きくなって受光部9に受光されることとなる。そして、
これに伴い演算装置7において検出される波形において
も、図8に示すように欠損Bが生じた部分が、該欠損B
の大きさおよび形状に応じて凹むことになる。
【0016】ところで、上記図4や図5に示される検出
結果が波形を呈するのは、本実施形態におけるチップT
のレーザ光Lに対する相対移動が、軸線Oを中心とする
チップTの回転によるものであるからである。従って、
図3に示すようにこの検出結果による波形を演算装置7
において極座標変換することにより、チップTのすくい
面Rの輪郭形状、すなわち切刃Eの形状が把握される。
そして、この極座標変換に伴い、上記波形に表れた欠損
Bによる凹みも、切刃Eに生じた欠損Bの大きさおよび
形状のままに変換され、その結果は出力信号として上記
比較装置10に出力される。なお、この演算装置7には
上記波形の補正手段が備えられており、図5に示したよ
うにすくい面Rの中心がチップ保持軸4の軸線Oからず
れた状態でチップTが載置された場合には、その波形か
らこれを判別して極座標変換の際に補正し、変換された
出力信号における切刃Eの形状に歪み等が生じないよう
になされている。
結果が波形を呈するのは、本実施形態におけるチップT
のレーザ光Lに対する相対移動が、軸線Oを中心とする
チップTの回転によるものであるからである。従って、
図3に示すようにこの検出結果による波形を演算装置7
において極座標変換することにより、チップTのすくい
面Rの輪郭形状、すなわち切刃Eの形状が把握される。
そして、この極座標変換に伴い、上記波形に表れた欠損
Bによる凹みも、切刃Eに生じた欠損Bの大きさおよび
形状のままに変換され、その結果は出力信号として上記
比較装置10に出力される。なお、この演算装置7には
上記波形の補正手段が備えられており、図5に示したよ
うにすくい面Rの中心がチップ保持軸4の軸線Oからず
れた状態でチップTが載置された場合には、その波形か
らこれを判別して極座標変換の際に補正し、変換された
出力信号における切刃Eの形状に歪み等が生じないよう
になされている。
【0017】一方、上記比較装置10に接続された上記
記憶装置11には、欠損Bが生じていない切刃Eの形状
が記憶され、基準信号として比較装置10に出力され
る。そして比較装置10においては、この記憶装置11
からの基準信号と演算装置7からの出力信号とから、欠
損BのないチップTの切刃Eと検査されたチップTの切
刃Eとが比較され、欠損Bの有無が判別される。より具
体的には、例えば記憶装置11に記憶された切刃Eの形
状に基づいて切刃Eの許容範囲を設定し、検査されたチ
ップTの切刃Eが欠損Bによってこの許容範囲を逸脱し
た場合には、これを不良品として判別するようにすれば
よい。しかして、こうして比較装置11において判別さ
れた検査結果は表示装置12に出力され、そのディスプ
レイの画面上に、切刃Eの形状や欠損Bの位置などとと
もに表示される。
記憶装置11には、欠損Bが生じていない切刃Eの形状
が記憶され、基準信号として比較装置10に出力され
る。そして比較装置10においては、この記憶装置11
からの基準信号と演算装置7からの出力信号とから、欠
損BのないチップTの切刃Eと検査されたチップTの切
刃Eとが比較され、欠損Bの有無が判別される。より具
体的には、例えば記憶装置11に記憶された切刃Eの形
状に基づいて切刃Eの許容範囲を設定し、検査されたチ
ップTの切刃Eが欠損Bによってこの許容範囲を逸脱し
た場合には、これを不良品として判別するようにすれば
よい。しかして、こうして比較装置11において判別さ
れた検査結果は表示装置12に出力され、そのディスプ
レイの画面上に、切刃Eの形状や欠損Bの位置などとと
もに表示される。
【0018】このように、上記構成の検査装置およびこ
れを用いた検査方法では、まず切刃Eを走査するレーザ
光Lの透過光を受光して切刃Eの形状を直接的に検出す
ることができるので、従来のCCDカメラを用いた検査
のように取り込んだ画像から切刃に関する情報を抽出す
る必要がなく、従って検査に要する処理時間を大幅に短
縮することができる。しかも、このようにレーザ光Lの
透過光に基づいて検査を行うので、チップT自体の色
や、チップTに付着したゴミ、あるいは照明の状態等に
よって検査精度が影響を受けることがない。また、反射
光に基づいて検査を行う場合のように、チップTの向き
やチップブレーカの有無などによって受光されるレーザ
光Lの強さが変化することもないので、これらの要素に
よって検査精度が影響を受けることもない。
れを用いた検査方法では、まず切刃Eを走査するレーザ
光Lの透過光を受光して切刃Eの形状を直接的に検出す
ることができるので、従来のCCDカメラを用いた検査
のように取り込んだ画像から切刃に関する情報を抽出す
る必要がなく、従って検査に要する処理時間を大幅に短
縮することができる。しかも、このようにレーザ光Lの
透過光に基づいて検査を行うので、チップT自体の色
や、チップTに付着したゴミ、あるいは照明の状態等に
よって検査精度が影響を受けることがない。また、反射
光に基づいて検査を行う場合のように、チップTの向き
やチップブレーカの有無などによって受光されるレーザ
光Lの強さが変化することもないので、これらの要素に
よって検査精度が影響を受けることもない。
【0019】さらに、上記実施形態では、切刃Eの形状
そのものを直接的に把握することができるので、上記従
来の検査方法のようにチップTの外部に設定された特定
の基準点に対してチップTを正確に位置決めする必要も
ない。しかも、上述のように演算装置7に補正手段を具
備せしめるなどして、検出された上記切刃Eの形状に基
づき、チップTのすくい面Rの中心とチップ保持軸4の
軸線Oとのずれを補正したりすることもできるので、切
刃Eがレーザ光Lの走査範囲内に収まってさえいれば、
チップT自体の位置にも拘わりなく検査が可能であり、
検査に際しての手間や時間をより軽減することができ
る。また、切刃Eの形状自体が把握できるため、その全
長に亙って欠損Bが生じていたりしても、これを確実に
検出することができる。従って、上記実施形態の検査装
置および検査方法によれば、チップTの切刃Eにおける
欠損Bの検査を正確かつ短時間に行うことが可能とな
り、かかる検査における効率を大幅に向上させることが
できる。
そのものを直接的に把握することができるので、上記従
来の検査方法のようにチップTの外部に設定された特定
の基準点に対してチップTを正確に位置決めする必要も
ない。しかも、上述のように演算装置7に補正手段を具
備せしめるなどして、検出された上記切刃Eの形状に基
づき、チップTのすくい面Rの中心とチップ保持軸4の
軸線Oとのずれを補正したりすることもできるので、切
刃Eがレーザ光Lの走査範囲内に収まってさえいれば、
チップT自体の位置にも拘わりなく検査が可能であり、
検査に際しての手間や時間をより軽減することができ
る。また、切刃Eの形状自体が把握できるため、その全
長に亙って欠損Bが生じていたりしても、これを確実に
検出することができる。従って、上記実施形態の検査装
置および検査方法によれば、チップTの切刃Eにおける
欠損Bの検査を正確かつ短時間に行うことが可能とな
り、かかる検査における効率を大幅に向上させることが
できる。
【0020】なお、上記チップTを製造する際の製造工
程においては、所定の形状に成形されたチップTの表面
に研磨を施して最終的な製品形状に仕上げることが一般
的に行われており、このような研磨工程を経たチップT
では、たとえ成形の際にチップTの表面に突起物が形成
されたとしても、かかる突起物は研磨工程において取り
除かれてしまうので、検査を受けるチップTにそのよう
な突起物が残存することはない。従って、検査において
突起物の存在が検出されたとしても、それは単にチップ
Tの表面に付着した付着物であり、チップTの欠陥とは
異なるものと判断できる。しかるに、上記実施形態の検
査装置および検査方法によれば、上述のようにチップT
の切刃Eの形状自体を把握して、これを記憶装置11に
記憶された切刃Eの形状と比較することができるのであ
るから、上述のような研磨工程を経たチップTに対して
は、切刃Eに凹みが検出されたものについては、これを
欠損Bと判断して、不良品として処理することができる
一方、切刃Eに突起物が検出されたものについては、こ
れを単なる付着物と判断し、不良品とは区別して処理す
ることも容易に可能となる。
程においては、所定の形状に成形されたチップTの表面
に研磨を施して最終的な製品形状に仕上げることが一般
的に行われており、このような研磨工程を経たチップT
では、たとえ成形の際にチップTの表面に突起物が形成
されたとしても、かかる突起物は研磨工程において取り
除かれてしまうので、検査を受けるチップTにそのよう
な突起物が残存することはない。従って、検査において
突起物の存在が検出されたとしても、それは単にチップ
Tの表面に付着した付着物であり、チップTの欠陥とは
異なるものと判断できる。しかるに、上記実施形態の検
査装置および検査方法によれば、上述のようにチップT
の切刃Eの形状自体を把握して、これを記憶装置11に
記憶された切刃Eの形状と比較することができるのであ
るから、上述のような研磨工程を経たチップTに対して
は、切刃Eに凹みが検出されたものについては、これを
欠損Bと判断して、不良品として処理することができる
一方、切刃Eに突起物が検出されたものについては、こ
れを単なる付着物と判断し、不良品とは区別して処理す
ることも容易に可能となる。
【0021】そして、本実施形態の検査方法および検査
装置では、レーザ光LがチップTの検査面となるすくい
面Rに対して傾斜した方向に発せられており、これによ
り切刃Eにおける欠損Bの有無だけでなく、その深さδ
をもより正確に測定することができる。すなわち、図7
に示すように切刃Eの欠損Bは通常、チップTのすくい
面Rから逃げ面Fに渡ってこれらすくい面Rおよび逃げ
面Fに斜交する方向に延びるように生じるので、例えば
図7に矢線Yで示すようにすくい面Rに対して垂直にレ
ーザ光Lを発してその透過光を受光した場合には、チッ
プTがポジティブチップである場合でも、検出される欠
損Bの深さεは本実施形態において検出される上記欠損
Bの深さδよりも小さくなる。また、チップTが、すく
い面Rと逃げ面Fとが直角に交差するネガティブチップ
である場合や、図7に矢線Zで示すように逃げ面Fに対
向する方向からすくい面Rに平行にレーザ光Lを発した
場合には、欠損BがチップT自体に隠れてしまい、これ
を検出することができなくなる。
装置では、レーザ光LがチップTの検査面となるすくい
面Rに対して傾斜した方向に発せられており、これによ
り切刃Eにおける欠損Bの有無だけでなく、その深さδ
をもより正確に測定することができる。すなわち、図7
に示すように切刃Eの欠損Bは通常、チップTのすくい
面Rから逃げ面Fに渡ってこれらすくい面Rおよび逃げ
面Fに斜交する方向に延びるように生じるので、例えば
図7に矢線Yで示すようにすくい面Rに対して垂直にレ
ーザ光Lを発してその透過光を受光した場合には、チッ
プTがポジティブチップである場合でも、検出される欠
損Bの深さεは本実施形態において検出される上記欠損
Bの深さδよりも小さくなる。また、チップTが、すく
い面Rと逃げ面Fとが直角に交差するネガティブチップ
である場合や、図7に矢線Zで示すように逃げ面Fに対
向する方向からすくい面Rに平行にレーザ光Lを発した
場合には、欠損BがチップT自体に隠れてしまい、これ
を検出することができなくなる。
【0022】しかるに、これに対して本実施形態では、
上述のようにレーザ光Lの光軸Xがチップ保持軸4の軸
線Oに対して交差角αで斜交するようにレーザ測定器2
が傾けられて配置されており、これによりレーザ光L
は、チップTの検査面となるすくい面Rに対して傾斜角
βで傾斜した方向に発せられるので、この傾斜角βを適
宜に設定することにより、チップTのすくい面Rから逃
げ面Fに渡って斜めに延びる欠損Bに対し、レーザ光L
は図7に示すようにこの欠損Bが延びる方向に沿って該
欠損Bを透過する。従って、この図7に示すように欠損
Bを透過したレーザ光Lは、チップT自体に遮られたり
することなく、略実際の欠損Bの深さδのまま受光部9
に到達し、これにより図8に示すように切刃Eの検出波
形において欠損Bがその大きさに従って検出されるので
ある。このように、本実施形態によれば、切刃Eの欠損
Bの有無だけでなく、その深さδをも測定することがで
きるので、チップTの切刃Eの形状をより正確に把握す
ることが可能となり、例えば後述するように欠損Bの大
きさに一定の許容範囲を設けておき、これを逸脱したも
のだけを不良品として処理するようにしておけば、製品
品質上何等支障を来さない極小さな欠損Bが生じたチッ
プTまでも不良品として廃棄されるような事態を防止す
ることができる。
上述のようにレーザ光Lの光軸Xがチップ保持軸4の軸
線Oに対して交差角αで斜交するようにレーザ測定器2
が傾けられて配置されており、これによりレーザ光L
は、チップTの検査面となるすくい面Rに対して傾斜角
βで傾斜した方向に発せられるので、この傾斜角βを適
宜に設定することにより、チップTのすくい面Rから逃
げ面Fに渡って斜めに延びる欠損Bに対し、レーザ光L
は図7に示すようにこの欠損Bが延びる方向に沿って該
欠損Bを透過する。従って、この図7に示すように欠損
Bを透過したレーザ光Lは、チップT自体に遮られたり
することなく、略実際の欠損Bの深さδのまま受光部9
に到達し、これにより図8に示すように切刃Eの検出波
形において欠損Bがその大きさに従って検出されるので
ある。このように、本実施形態によれば、切刃Eの欠損
Bの有無だけでなく、その深さδをも測定することがで
きるので、チップTの切刃Eの形状をより正確に把握す
ることが可能となり、例えば後述するように欠損Bの大
きさに一定の許容範囲を設けておき、これを逸脱したも
のだけを不良品として処理するようにしておけば、製品
品質上何等支障を来さない極小さな欠損Bが生じたチッ
プTまでも不良品として廃棄されるような事態を防止す
ることができる。
【0023】ところで、図9に示すように切刃Eに沿っ
てホーニングが施されて、すくい面Rと逃げ面Fとの交
差稜線部にホーニング面Hが形成されたチップTにおい
て欠損Bが生じている場合、この欠損Bが図7に示した
ようにホーニング面Hを横切ってすくい面Rから逃げ面
Fに渡って生じたものでなければ、単にレーザ光Lをす
くい面Rに対して傾斜した方向に発しただけでは、当該
欠損Bを確実に検出することは容易ではない。すなわ
ち、図9に示すように、すくい面Rに対するホーニング
面Hのホーニング角γよりも大きな傾斜角β1でレーザ
光L1を発した場合には、ホーニング面Hと逃げ面Fと
の交差稜線が切刃Eの外形形状として検出されるため、
この交差稜線を横切ってホーニング面Hから逃げ面Fに
渡る欠損B1は検出されるものの、ホーニング面Hから
すくい面Rに渡るもので逃げ面Fには達していない欠損
B2は検出することはできない。逆に、上記ホーニング
角γよりも小さな傾斜角β2で発せられたレーザ光L2に
よれば、ホーニング面Hとすくい面Rとの交差稜線が切
刃Eの外形として検出されるため、この交差稜線を横切
る欠損B2は検出されるものの、ホーニング面Hから逃
げ面Fに渡りすくい面Rには達しない欠損B1は検出さ
れない。
てホーニングが施されて、すくい面Rと逃げ面Fとの交
差稜線部にホーニング面Hが形成されたチップTにおい
て欠損Bが生じている場合、この欠損Bが図7に示した
ようにホーニング面Hを横切ってすくい面Rから逃げ面
Fに渡って生じたものでなければ、単にレーザ光Lをす
くい面Rに対して傾斜した方向に発しただけでは、当該
欠損Bを確実に検出することは容易ではない。すなわ
ち、図9に示すように、すくい面Rに対するホーニング
面Hのホーニング角γよりも大きな傾斜角β1でレーザ
光L1を発した場合には、ホーニング面Hと逃げ面Fと
の交差稜線が切刃Eの外形形状として検出されるため、
この交差稜線を横切ってホーニング面Hから逃げ面Fに
渡る欠損B1は検出されるものの、ホーニング面Hから
すくい面Rに渡るもので逃げ面Fには達していない欠損
B2は検出することはできない。逆に、上記ホーニング
角γよりも小さな傾斜角β2で発せられたレーザ光L2に
よれば、ホーニング面Hとすくい面Rとの交差稜線が切
刃Eの外形として検出されるため、この交差稜線を横切
る欠損B2は検出されるものの、ホーニング面Hから逃
げ面Fに渡りすくい面Rには達しない欠損B1は検出さ
れない。
【0024】しかるに、これに対して本実施形態の検査
装置では、レーザ測定器2が、チップ保持軸4の軸線O
に対するレーザ光Lの交差角αを変化させられるように
傾動可能とされており、これにより本実施形態の検査方
法では、この交差角αを変化させるのに伴いレーザ光L
のすくい面Rに対する傾斜角βも任意に設定可能とされ
ている。従って、このレーザ測定器2を傾動させてレー
ザ光Lの傾斜角βを変化させ、すくい面Rに対して上記
傾斜角β1で傾斜するレーザ光L1と、上記傾斜角β2で
傾斜するレーザ光L2とによってそれぞれ検出を行うこ
とにより、ホーニング面Hと逃げ面Fとの交差稜線上に
生じた欠損B1についても、ホーニング面Hとすくい面
Rとの交差稜線上に生じた欠損B2についても、確実に
検出を行うことが可能となり、検査精度の向上を図るこ
とが可能となる。
装置では、レーザ測定器2が、チップ保持軸4の軸線O
に対するレーザ光Lの交差角αを変化させられるように
傾動可能とされており、これにより本実施形態の検査方
法では、この交差角αを変化させるのに伴いレーザ光L
のすくい面Rに対する傾斜角βも任意に設定可能とされ
ている。従って、このレーザ測定器2を傾動させてレー
ザ光Lの傾斜角βを変化させ、すくい面Rに対して上記
傾斜角β1で傾斜するレーザ光L1と、上記傾斜角β2で
傾斜するレーザ光L2とによってそれぞれ検出を行うこ
とにより、ホーニング面Hと逃げ面Fとの交差稜線上に
生じた欠損B1についても、ホーニング面Hとすくい面
Rとの交差稜線上に生じた欠損B2についても、確実に
検出を行うことが可能となり、検査精度の向上を図るこ
とが可能となる。
【0025】なお、上記検査方法では、このようにチッ
プTにホーニング面Hが形成された場合において、その
ホーニング角γに応じて、レーザ測定器2を傾動させて
レーザ光Lの傾斜角βを変化させているが、このような
ホーニング面Hの有無やホーニング角γの大きさだけで
なく、例えばチップTのネガティブ・ポジティブの別
や、逃げ面Fの逃げ角の大きさ、あるいはチップブレー
カの有無やすくい面Rの形状等、他の要素に応じてこの
傾斜角βを変化させて検出を行うようにしてもよい。ま
た、図7に示したように欠損BがチップTのすくい面R
から逃げ面Fにかけて延びている場合でも、このように
レーザ光Lの傾斜角βを変化させて検出を行うことによ
り、この欠損Bが延びる方向により近い方向にレーザ光
Lを発することができるので、欠損Bの深さδをさらに
正確に測定することができるという利点が得られる。
プTにホーニング面Hが形成された場合において、その
ホーニング角γに応じて、レーザ測定器2を傾動させて
レーザ光Lの傾斜角βを変化させているが、このような
ホーニング面Hの有無やホーニング角γの大きさだけで
なく、例えばチップTのネガティブ・ポジティブの別
や、逃げ面Fの逃げ角の大きさ、あるいはチップブレー
カの有無やすくい面Rの形状等、他の要素に応じてこの
傾斜角βを変化させて検出を行うようにしてもよい。ま
た、図7に示したように欠損BがチップTのすくい面R
から逃げ面Fにかけて延びている場合でも、このように
レーザ光Lの傾斜角βを変化させて検出を行うことによ
り、この欠損Bが延びる方向により近い方向にレーザ光
Lを発することができるので、欠損Bの深さδをさらに
正確に測定することができるという利点が得られる。
【0026】これらに加えて、上記実施形態の検査装置
および検査方法では、レーザ光Lに対するチップTの相
対移動が、上述のようにチップ保持軸4の回転に伴うチ
ップTの軸線O回りの回転とされており、これによりす
くい面Rの外周縁に形成される4つの切刃E…全ての検
査を、1回の相対移動、すなわちチップTの1周回転に
より行うことができる。しかも、これにより本実施形態
では、4つの切刃E…相互の位置関係をも検出すること
ができ、結果的にすくい面R全体の外形形状を把握する
ことが可能となる。従って、この検出結果に基づき、例
えば図3に示すようにチップTの測長方向の検査、すな
わちすくい面Rの幅寸法の検査を、欠損Bの検査と同時
に行うことが可能となるので、この測長方向の検査結果
から、チップTの寸法の基準となるすくい面Rに内接す
る円の径を測定したりすることもできる。また、このよ
うなチップの製品品質上重要であるすくい面Rのコーナ
部の円弧の径を測定したりすることもできる。このた
め、本実施形態によれば、切刃Eの欠損Bの検査の他
に、チップTの寸法精度の検査等も同時に行うことがで
き、検査の効率をさらに向上させることが可能となる。
および検査方法では、レーザ光Lに対するチップTの相
対移動が、上述のようにチップ保持軸4の回転に伴うチ
ップTの軸線O回りの回転とされており、これによりす
くい面Rの外周縁に形成される4つの切刃E…全ての検
査を、1回の相対移動、すなわちチップTの1周回転に
より行うことができる。しかも、これにより本実施形態
では、4つの切刃E…相互の位置関係をも検出すること
ができ、結果的にすくい面R全体の外形形状を把握する
ことが可能となる。従って、この検出結果に基づき、例
えば図3に示すようにチップTの測長方向の検査、すな
わちすくい面Rの幅寸法の検査を、欠損Bの検査と同時
に行うことが可能となるので、この測長方向の検査結果
から、チップTの寸法の基準となるすくい面Rに内接す
る円の径を測定したりすることもできる。また、このよ
うなチップの製品品質上重要であるすくい面Rのコーナ
部の円弧の径を測定したりすることもできる。このた
め、本実施形態によれば、切刃Eの欠損Bの検査の他
に、チップTの寸法精度の検査等も同時に行うことがで
き、検査の効率をさらに向上させることが可能となる。
【0027】なお、本実施形態では上述のように、回転
軸ユニット1による回転角θとレーザ測定器2による切
刃Eの位置とから演算装置7で得られた波形を一旦極座
標変換し、切刃E自体の形状を出力信号として、比較装
置10において欠損Bのないチップの基準信号と比較し
ているが、図8に示したように演算装置7で得られた上
記波形そのものにおいても、欠損Bの有無およびその大
きさは検出が可能であることから、例えば図10に示す
本発明の検査方法の第2の実施形態のように、極座標変
換を行わずにこの波形を直接比較装置10において欠損
のないチップの波形と比較し、良否の判断を行うように
しても良い。この場合には、欠損のないチップの波形を
基準信号とし、これに対して図8に符号+A,−Aで示
すように所定の許容範囲を設定しておき、欠損Bがこの
許容範囲を逸脱した場合(図8において右側の欠損Bの
場合)には、これを不良品として判別するようにしてお
けばよい。
軸ユニット1による回転角θとレーザ測定器2による切
刃Eの位置とから演算装置7で得られた波形を一旦極座
標変換し、切刃E自体の形状を出力信号として、比較装
置10において欠損Bのないチップの基準信号と比較し
ているが、図8に示したように演算装置7で得られた上
記波形そのものにおいても、欠損Bの有無およびその大
きさは検出が可能であることから、例えば図10に示す
本発明の検査方法の第2の実施形態のように、極座標変
換を行わずにこの波形を直接比較装置10において欠損
のないチップの波形と比較し、良否の判断を行うように
しても良い。この場合には、欠損のないチップの波形を
基準信号とし、これに対して図8に符号+A,−Aで示
すように所定の許容範囲を設定しておき、欠損Bがこの
許容範囲を逸脱した場合(図8において右側の欠損Bの
場合)には、これを不良品として判別するようにしてお
けばよい。
【0028】さらに、上記第1の実施形態においては、
チップTをチップ保持軸4の軸線O回りに回転させるこ
とにより、レーザ光Lに対して相対移動させるようにし
ているが、逆にチップTを固定したまま、レーザ測定器
2を軸線O回りに回転させることにより、両者を相対移
動させるようにしても良い。また、上記第1の実施形態
の検査装置では、チップTをチップ保持軸4の上端に保
持するに際して、回転軸ユニット1に備えられた図示し
ない吸引機構によりチップTを吸着するようにしている
が、例えば工具への装着用の取付穴が形成されたチップ
Tに対しては、この取付穴に嵌挿可能なピンを備えたク
ランプ機構などによってチップTを保持するようにして
もよい。
チップTをチップ保持軸4の軸線O回りに回転させるこ
とにより、レーザ光Lに対して相対移動させるようにし
ているが、逆にチップTを固定したまま、レーザ測定器
2を軸線O回りに回転させることにより、両者を相対移
動させるようにしても良い。また、上記第1の実施形態
の検査装置では、チップTをチップ保持軸4の上端に保
持するに際して、回転軸ユニット1に備えられた図示し
ない吸引機構によりチップTを吸着するようにしている
が、例えば工具への装着用の取付穴が形成されたチップ
Tに対しては、この取付穴に嵌挿可能なピンを備えたク
ランプ機構などによってチップTを保持するようにして
もよい。
【0029】さらにまた、このような回転による相対移
動に限らず、例えば図11に示す本発明の検査装置の第
2の実施形態のように、チップTを切刃Eに沿って水平
移動させ、レーザ光Lに対して相対移動させるようにし
ても良い。ただし、この第2の実施形態において上記第
1の実施形態と共通する部分には、同一の符号を配して
説明を省略してある。すなわち、この第2の実施形態に
おいては、チップTが載置される保持台21が、移動手
段としての移動装置22により水平に往復移動可能とさ
れるとともに、その移動位置は図示されないリニアスケ
ール等によって検出され、第1実施形態と同様に処理装
置3の演算装置7に出力されるようになされている。そ
して、これとレーザ測定器2において測定された切刃E
の位置とから演算装置7において切刃Eの形状が検出さ
れ、その出力信号と欠損Bのないチップによる基準信号
とを比較することにより、当該チップTの良否を判別す
ることができる。
動に限らず、例えば図11に示す本発明の検査装置の第
2の実施形態のように、チップTを切刃Eに沿って水平
移動させ、レーザ光Lに対して相対移動させるようにし
ても良い。ただし、この第2の実施形態において上記第
1の実施形態と共通する部分には、同一の符号を配して
説明を省略してある。すなわち、この第2の実施形態に
おいては、チップTが載置される保持台21が、移動手
段としての移動装置22により水平に往復移動可能とさ
れるとともに、その移動位置は図示されないリニアスケ
ール等によって検出され、第1実施形態と同様に処理装
置3の演算装置7に出力されるようになされている。そ
して、これとレーザ測定器2において測定された切刃E
の位置とから演算装置7において切刃Eの形状が検出さ
れ、その出力信号と欠損Bのないチップによる基準信号
とを比較することにより、当該チップTの良否を判別す
ることができる。
【0030】しかるに、この第2の実施形態によれば、
1回のチップTの移動につき1辺の切刃Eの検査しかで
きない他は、上記第1の実施形態と同様の効果が得られ
る上、第1の実施形態のように極座標変換を行わずと
も、切刃Eを形状を直接的に検出することができるの
で、一層精度の高い検査を促すことが可能となる。ま
た、この第2の実施形態によれば、特に長尺物の検査に
適用して好適であるので、例えば長尺の超硬ブレード等
の製品の辺部の損傷等を精密測定したりするのにも応用
可能である。
1回のチップTの移動につき1辺の切刃Eの検査しかで
きない他は、上記第1の実施形態と同様の効果が得られ
る上、第1の実施形態のように極座標変換を行わずと
も、切刃Eを形状を直接的に検出することができるの
で、一層精度の高い検査を促すことが可能となる。ま
た、この第2の実施形態によれば、特に長尺物の検査に
適用して好適であるので、例えば長尺の超硬ブレード等
の製品の辺部の損傷等を精密測定したりするのにも応用
可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のチップの
検査方法および検査装置によれば、チップの切刃を走査
するレーザ光の透過光に基づいて欠損の有無等を検出し
ているので、検査に要する時間を短縮することができる
とともに、チップの位置や向きあるいはチップブレーカ
の有無などによる検査精度への影響を防ぐことができ、
これにより正確な検査を図りつつも検査効率の大幅な向
上を促すことが可能となる。そして、このレーザ光をチ
ップの検査面に対して傾斜した方向に発することによ
り、上記検査面周縁の切刃に生じる欠損について、その
大きさまでも精度よく測定することができるので、チッ
プの切刃形状をより正確に把握することが可能となる。
検査方法および検査装置によれば、チップの切刃を走査
するレーザ光の透過光に基づいて欠損の有無等を検出し
ているので、検査に要する時間を短縮することができる
とともに、チップの位置や向きあるいはチップブレーカ
の有無などによる検査精度への影響を防ぐことができ、
これにより正確な検査を図りつつも検査効率の大幅な向
上を促すことが可能となる。そして、このレーザ光をチ
ップの検査面に対して傾斜した方向に発することによ
り、上記検査面周縁の切刃に生じる欠損について、その
大きさまでも精度よく測定することができるので、チッ
プの切刃形状をより正確に把握することが可能となる。
【図1】 本発明の検査装置の第1の実施形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】 本発明の検査装置の第1の実施形態を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】 本発明の検査方法の第1の実施形態を示すフ
ロチャートである。
ロチャートである。
【図4】 演算装置7において検出される切刃Eの波形
(ずれがない場合)を示す図である。
(ずれがない場合)を示す図である。
【図5】 演算装置7において検出される切刃Eの波形
(ずれがある場合)を示す図である。
(ずれがある場合)を示す図である。
【図6】 レーザ光Lが欠損Bを走査している状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図7】 図6の拡大断面図である。
【図8】 図4に示す波形の拡大図である。
【図9】 ホーニングが施されたスローアウェイチップ
Tの欠損B1,B2をレーザ光L1,L2が走査している状
態を示す拡大断面図である。
Tの欠損B1,B2をレーザ光L1,L2が走査している状
態を示す拡大断面図である。
【図10】 本発明の検査方法の第2の実施形態を示す
フロチャートである。
フロチャートである。
【図11】 本発明の検査装置の第2の実施形態を示す
斜視図である。
斜視図である。
1 回転軸ユニット(移動手段) 2 レーザ測定器 3 処理装置 4 チップ保持軸 7 演算装置 8 発光部(発光手段) 9 受光部(受光手段) 10 比較装置(比較手段) 11 記憶装置 12 表示装置 L,L1,L2 レーザ光 O チップ保持軸4の軸線 T スローアウェイチップ R すくい面 F 逃げ面 E 切刃 B,B1,B2 欠損 H ホーニング面 α 軸線Oとレーザ光Lの光軸Xとの交差角 β,β1,β2 すくい面Rに対するレーザ光Lの傾斜角 γ ホーニング角 δ 欠損Bの深さ
Claims (4)
- 【請求項1】 スローアウェイチップの検査面に対して
傾斜した方向に発したレーザ光を、上記検査面の周縁に
形成される切刃に交差する方向に走査しつつ、このレー
ザ光と上記スローアウェイチップとを相対的に移動させ
て、上記レーザ光の透過光を受光し、この透過光から得
られる出力信号を予め設定された基準信号と比較するこ
とを特徴とするスローアウェイチップの検査方法。 - 【請求項2】 上記レーザ光の上記検査面に対する傾斜
角を変化させることを特徴とする請求項1に記載のスロ
ーアウェイチップの検査方法。 - 【請求項3】 スローアウェイチップの検査面に対して
傾斜した方向にレーザ光を発するとともに、このレーザ
光を上記検査面の周縁に形成される切刃に交差する方向
に走査する発光手段と、このレーザ光の透過光を受光す
る受光手段と、上記レーザ光に対して上記スローアウェ
イチップを相対的に移動させる移動手段と、上記受光手
段から得られる出力信号を予め設定された基準信号と比
較する比較手段とを備えることを特徴とするスローアウ
ェイチップの検査装置。 - 【請求項4】 少なくとも上記発光手段は、上記スロー
アウェイチップの検査面に対して傾動可能とされている
ことを特徴とする請求項3に記載のスローアウェイチッ
プの検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01068797A JP3175615B2 (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | スローアウェイチップの検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01068797A JP3175615B2 (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | スローアウェイチップの検査方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10202477A true JPH10202477A (ja) | 1998-08-04 |
| JP3175615B2 JP3175615B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=11757197
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01068797A Expired - Fee Related JP3175615B2 (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | スローアウェイチップの検査方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3175615B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007196327A (ja) * | 2006-01-26 | 2007-08-09 | Union Tool Co | 位置検出装置 |
| JP2007278915A (ja) * | 2006-04-10 | 2007-10-25 | Tateyama Machine Kk | 工具欠陥検査装置と工具欠陥検査方法 |
| US7412671B2 (en) | 2003-09-25 | 2008-08-12 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Apparatus and method for verifying an integrated circuit pattern |
| JP2020175493A (ja) * | 2019-04-22 | 2020-10-29 | 中村留精密工業株式会社 | ジオメトリ自動計測装置及びそれを備えた工作機械 |
| JP2020532438A (ja) * | 2017-09-05 | 2020-11-12 | レニショウ パブリック リミテッド カンパニーRenishaw Public Limited Company | 非接触工具設定装置および方法 |
-
1997
- 1997-01-23 JP JP01068797A patent/JP3175615B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7412671B2 (en) | 2003-09-25 | 2008-08-12 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Apparatus and method for verifying an integrated circuit pattern |
| JP2007196327A (ja) * | 2006-01-26 | 2007-08-09 | Union Tool Co | 位置検出装置 |
| JP2007278915A (ja) * | 2006-04-10 | 2007-10-25 | Tateyama Machine Kk | 工具欠陥検査装置と工具欠陥検査方法 |
| JP2020532438A (ja) * | 2017-09-05 | 2020-11-12 | レニショウ パブリック リミテッド カンパニーRenishaw Public Limited Company | 非接触工具設定装置および方法 |
| US12152872B2 (en) | 2017-09-05 | 2024-11-26 | Renishaw Plc | Method for assessing tool profile using break-beam tool setting apparatus |
| JP2020175493A (ja) * | 2019-04-22 | 2020-10-29 | 中村留精密工業株式会社 | ジオメトリ自動計測装置及びそれを備えた工作機械 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3175615B2 (ja) | 2001-06-11 |
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