JPH10202790A - アンモニア吸着剤含有化粧材 - Google Patents

アンモニア吸着剤含有化粧材

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JPH10202790A
JPH10202790A JP2205697A JP2205697A JPH10202790A JP H10202790 A JPH10202790 A JP H10202790A JP 2205697 A JP2205697 A JP 2205697A JP 2205697 A JP2205697 A JP 2205697A JP H10202790 A JPH10202790 A JP H10202790A
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decorative
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JP2205697A
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Hitoshi Nakagawa
均 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤により結合される木質系基材、または
基材との接着に尿素系等の接着剤を使用するものに対し
てアンモニア臭の放出を防止するために有効な方法を提
供することにある。 【解決手段】 木質系基材の一方の面に接着剤層を介し
て化粧シート層が積層されている化粧材において、前記
接着剤層または前記化粧シート層の少なくとも一つの層
にアンモニア吸着剤が含有されているアンモニア吸着剤
含有化粧材とすることである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は木質系の基材を用い
る化粧材に関するものであり、特に刺激臭であるアンモ
ニア臭を放出しない化粧材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、合板、中密度ファイバーボー
ド、パーティクルボード等の木質系基材の表面に化粧シ
ートを貼着してなる化粧材が多用されている。これらの
木質系基材は接着剤によって結合されたものであり、こ
の接着剤としては接着性能やコストの点から尿素系の接
着剤を用いることが多いものである。この場合、尿素系
接着剤中にホルムアルデヒドが残留して刺激臭を放ち、
使用に耐えないという欠点があるが、それを防止する方
法として特公昭50-28485号公報のような解決法等がいろ
いろ提案されてきた。
【0003】そのことにより、残留ホルムアルデヒドを
少なくすることは可能となるが、この残留ホルムアルデ
ヒドの問題以外に尿素系等の接着剤を使用した場合に
は、アンモニアが放出され、ホルムアルデヒド同様、刺
激臭の非常に強い、使用に耐えないアンモニア臭が発生
するとの欠点が伴うものも多く見受けられるものであっ
た。
【0004】発生原因としては、明確ではないところも
あるが、尿素系接着剤の硬化剤または触媒として使用さ
れる塩化アンモニウムが木質系基材中に残留し、それが
空気中の水分や、化粧シートを貼着する際に使用される
水溶性の接着剤等によりアンモニアガスとなり、アンモ
ニア臭が発生する。または、上述した残留ホルムアルデ
ヒドの放出量を減少させ、かつ尿素系接着剤の接着強度
の低下を防ぐものとして、脱脂大豆粉や小麦粉等の蛋白
質に富む粉末を増量剤として製糊時に添加する方法があ
るが、これを添加することで逆にアンモニア臭を放つ原
因となること等が考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、接着剤により結合される木質系基材、または
基材との接着に尿素系等の接着剤を使用するものに対し
てアンモニア臭の放出を防止するために有効な方法を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、木質系基材の一方の面に接着剤層を介
して化粧シート層が積層されている化粧材において、前
記接着剤層または前記化粧シート層の少なくとも一つの
層にアンモニア吸着剤が含有されていることを特徴とす
るアンモニア吸着剤含有化粧材とすることであり、その
化粧シート層が、基材シート層に装飾層が施され、必要
に応じて、前記木質系基材側にプライマー層、前記木質
系基材と反対側に表面保護層が施されてなり、前記基材
シート層、前記装飾層、前記プライマー層、前記表面保
護層の少なくとも一つの層にアンモニア吸着剤が含有さ
れているものとすることである。このような構成とする
ことにより、木質系基材あるいは基材に化粧シートを貼
着するために使用する接着剤から発生するアンモニア
は、化粧シート層中のいづれかの層あるいは接着剤層に
含有されるアンモニア吸着剤によって捕捉、吸着される
ため表面側からアンモニアが放出されることがなく、よ
ってアンモニアによる刺激臭がすることの非常に少なく
なるものである。
【0007】基材シート層が紙層からなることにより、
アンモニア吸着剤を紙層自体に含浸させやすく、またそ
の表裏面にコーティングも行い易いものとなるととも
に、その通気性により、木質系基材端面から放出される
可能性が少なくなり、発生するアンモニアがアンモニア
吸着剤により捕捉、吸着され、外部への放出がより少な
くなるものである。
【0008】また、木質系基材の他方の面に接着剤層を
介して裏打ち層が積層され、前記接着剤層や前記裏打ち
層の少なくとも一つの層にアンモニア吸着剤が含有され
ている構成とすることにより、発生したアンモニアがさ
らに吸着される確率が高くなり、さらに外部へ放出され
ることが少なくなるものである。さらに、裏打ち層が防
湿性を有することにより、木質系基材の裏面からの吸湿
あるいは放湿による化粧材自体の反りをも防止できるも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のアンモニア吸着剤含有化
粧材について、図1〜図3を参照して説明する。図1は
本発明の第1の実施形態の化粧材10の構造を模式的に
示す断面図である。化粧材10は木質系基材1の表面に
接着剤層2を介して基材シート3および装飾層4からな
る化粧シート層11を積層した構成とされ、この接着剤
層2にアンモニア吸着剤が含有されたものを示してい
る。
【0010】木質系基材1としては、合板、中密度ファ
イバーボード、パーティクルボード等の、木質系の材料
を接着剤によって結合したものを用い、その材料の結合
は、尿素系樹脂からなる接着剤によって行っている。こ
の接着剤は接着性能、使用方法の簡便さ、低価格等の利
点を有しているが、その硬化剤または触媒として、通
常、塩化アンモニウムが使用されるものであり、この塩
化アンモニウムが木質系基材中に残留し、その後、使用
時等にアンモニアガスとして発生することにより、アン
モニアの刺激臭がするものであると考えられる。
【0011】化粧シート層11に使用される基材シート
3は特定の材質や構成に限定されるものではなく、任意
の材質の単層あるいは積層構造のものを用途に応じて選
択することができ、例えば、上質紙、薄葉紙、和紙、ク
ラフト紙、リンター紙、板紙、石膏ボード紙等の紙、ポ
リエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩
化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリ
ビニルアルコールフィルム、ポリエチレンテレフタレー
トフィルム、ポリカーボネートフィルム、アクリル樹脂
フィルム、ナイロンフィルム、ポリスチレンフィルム、
エチレン酢酸ビニル共重合体フィルム、エチレンビニル
アルコール共重合体フィルム、ポリエステル、ビニロン
等の合成樹脂繊維・ガラス繊維等からなる不織布、アイ
オノマー等のプラスチックフィルム、鉄、アルミニウ
ム、銅等の金属箔若しくはシートが使用される。ここで
はインキの付着性の良さ、強度の高さ、成形の容易さ等
を考慮して、薄葉紙、強化紙、混抄紙等の紙やポリ塩化
ビニル、ポリエステル、ポリプロピレン等の熱可塑性樹
脂フィルムが用いられ、その表面にインキで木目等の装
飾層4を施したものとなる。
【0012】木質系基材1と化粧シート11を接着する
接着剤層2としては、酢酸ビニル系樹脂、尿素系樹脂等
を使用することができ、本実施例ではこれらの接着剤に
アンモニア吸着剤を含有させるものである。ここで、ア
ンモニア吸着剤とは、酸化ジルコニウム、リン酸ジルコ
ニウム等のジルコニウム酸化物、クロム(Cr)、マン
ガン(Mn)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、
銅(Cu)、バナジウムム(V)等の酸化物、チタン、
アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、珪素から選
ばれる1種以上と亜鉛とを主成分とする酸化物凝集粒
子、硫化鉄、酸化鉄や硫化鉄にL−アスコルビン酸を結
合させたもの、ケイ酸マグネシウム、金属イオンと高分
子からなるキレート化合物、ゼオライト、活性炭、ある
いは酸、金属イオン(Cr、Mn、Co、Ni、Cu、
V等)、ハロゲン化物を担持させた添着炭、スルホン化
炭等のものが挙げられ、その接着剤の種類や用途等によ
り、適宜選択すればよいものである。
【0013】次に本発明の第2の実施形態の化粧材20
の断面構造を模式的に図2に示す。以下、既に説明した
構成要素と同一の符号によって表記し、重複する説明は
省略する。化粧材20は木質系基材1の表面に接着剤層
2を介して、両面に易接着プライマー層5,6がコーテ
ィングされ、表面に装飾層4および表面保護層7が形成
された基材シート3からなる化粧シート層21を積層し
た構成とされ、この化粧シート層21にアンモニア吸着
剤が含有されたものを示している。
【0014】その化粧シート層21を構成するものとし
て、上記基材シート3および装飾層4、易接着プライマ
ー層5,6、表面保護層7があり、まず、装飾層4とし
ては、顔料または染料の練込みによる着色、インキ絵柄
層や金属層模様からなる絵柄模様層形成、凹凸模様形成
等がある。絵柄模様層或いは凹凸模様は、基材シートが
透明な場合は基材シートの表面、裏面或いは表裏両面に
形成してもよいが、基材シートが不透明な場合は表面側
に形成する必要がある。
【0015】顔料または染料の練込みにより着色する場
合、用途に応じて透明着色または不透明(隠蔽性)着色
とする。顔料としては、チタン白、カーボンブラック、
群青、弁柄、黄鉛等の無機顔料、キクナドリン、イソイ
ンドリノン、フタロシアニンブルー、アニリンブラック
等の有機顔料ないしは染料が用いられる。この他、必要
に応じて炭酸カルシウム、シリカ(二酸化珪素)、アル
ミナ(酸化アルミニウム)、硫酸バリウムのような体質
顔料(充填剤)を添加する。
【0016】インキ絵柄層により模様を形成するには、
グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷,シルクスク
リーン印刷等のような通常の印刷方式を用いることがで
きるが、描画でも差し支えない。絵柄層は樹脂バインダ
ーと顔料または染料からなるインキを任意の模様状に形
成してなる。また、剥離性の支持体シート上にインキ
層、さらに必要に応じて接着剤層が形成された転写シー
トを予め準備しておき、転写シートに形成されたインキ
層を加圧,または加圧と加熱により模様層(インキ絵柄
層)を形成する面に転写させる、所謂転写印刷法による
こともできる。模様の例としては、木目、石目,布目、
皮紋、文字、図形、全面ベタ等がある。
【0017】金属層による模様は、アルミニウム、クロ
ム、金、銀、銅等の金属を真空蒸着するなどして形成す
る。かかる金属層は全面に形成してもよく、或いは模様
状(パターン状)に形成してもよいが,模様状に形成す
るには金属層不要部分に水溶性インキにより除去層を所
望の模様で設けた上から全面に金属を蒸着させ、しかる
後に水洗して上記除去層とともにその直上の金属層を除
去する等の公知の手法による。また、予め転写シートに
形成しておいた金属層を模様層(金属層)を形成する面
に転写させる、所謂転写印刷法によることもできる。
【0018】凹凸模様を形成する手法としては,ヘアラ
イン加工、サンドブラスト加工、エンボス加工等があ
り、これらの方法により基材シートに凹凸形状からなる
凹凸模様を形成する。
【0019】エンボス加工は、熱プレス方式の枚葉また
は輪転式エンボス機を用いて、加熱し軟化された基材シ
ートの表面にエンボス版を押圧し、該エンボス版表面の
凹凸形状を賦形することにより凹凸模様を形成する方法
である。このエンボス加工により形成する凹凸模様とし
ては、木目導管溝、木目木肌、石材表面凹凸,布帛の表
面テクスチュア、梨地、砂目、ヘアライン等を表現した
もの、またはそれらの組合せたものが挙げられる。ま
た、該凹凸模様の凹部には必要に応じて公知のワイピン
グ法により着色インキが充填される。該着色インキとし
てはウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、
その他の常用のビヒクルに顔料または染料を加えたもの
を選択使用するが、2液硬化型の密着性、耐溶剤性の良
好なものが好ましい。また、ワイピングは、ドクターブ
レード法、ロールコート法等、従来から使用されている
ワイピング法のいずれによってもよい。これらの方法に
より、凹凸模様全面に着色インキを塗工し、然る後に凸
部のインキを掻き取り凹部に着色インキを残留せしめ
る。
【0020】また本実施例では、装飾層4の表面には磨
耗、水、化学薬品等の影響から保護するために、透明樹
脂からなる表面保護層7を設けており、また、基材シー
ト3と接着剤層2の間、および基材シート3と装飾層4
の間の接着力を十分なものとするために易接着プライマ
ー層5,6を設ける構成としている。ここで、表面保護
層7に使用する樹脂は、要求される表面物性に応じて選
定するが、特に耐磨耗性、耐汚染性を要する場合はウレ
タンアクリレート、ポリエステルアクリレート、エポキ
シアクリレート等からなる電離放射線硬化性樹脂やエポ
キシポリウレタン、ポリシロキサン等の熱硬化性樹脂が
適している。また、易接着プライマー層5,6について
も基材シート3、接着剤層2、装飾層4に使用する樹脂
等により適宜選定すればよいものであり、例えば、塩素
化ポリオレフィン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、
塩化ビニル樹脂、塩酢ビ共重合体樹脂、ニトロセルロー
ス、酢酸セルロース等が挙げられ、基材がポリオレフィ
ン樹脂の場合には2液硬化ポリウレタン樹脂、塩素化ポ
リオレフィン樹脂等が適したものである。
【0021】本実施例において、化粧シート層21に上
記に示したアンモニア吸着剤を含有させるには、次のよ
うな態様とすればよいものである。 基材シート3の表面、裏面或いは表裏両面に塗布、
含浸或いは混練する。 装飾層4がインキ層になる場合には、該インキ中に
添加する。 易接着プライマー層5,6中に添加する。 表面保護層7中に添加する。 〜の2つ以上の組合せ。
【0022】さらに、図3は本発明の第3の実施形態の
化粧材30の構造を模式的に示す断面図である。化粧材
30は図2と同様の表面構成において、木質系基材1の
裏面に接着剤層8を介して裏打ち層9が積層された構成
であり、表面の化粧シート層21のいづれかの層、およ
び裏面に積層された接着剤層8或いは裏打ち層9にアン
モニア吸着剤が含有されたものを示している。
【0023】本実施例において、接着剤層8にアンモニ
ア吸着剤が含有される場合には、上記第1の実施形態で
説明を行った接着剤層2と同様のものを使用すればよ
い。また、本実施例において裏打ち層9は要求される物
性に応じて選定すればよく、被対象物への貼着適性や木
質系基材1の反り等を防止するための防湿性、あるいは
本発明の主目的である裏面からのアンモニアの放出の防
止等の物性を満足すればよいものである。例えば、防湿
性を有する裏打ち層9とする場合には、木質性基材1の
表面側とほぼ同様の防湿性を有すればよく、表面側に貼
着された基材シート3と同じ材質のシートを使用した
り、または安価で防湿性に優れ、かつ被対象物への貼着
適正にも優れた防湿性を有するポリオレフィン樹脂の両
面に薄葉紙を貼着した3層構造のものや、さらに防湿性
能を向上させた2軸延伸ポリエステルフィルムの表面に
珪素酸化物を蒸着させたもの等が考えられる。
【0024】この裏打ち層9にアンモニア吸着剤を含有
させる場合には、 裏打ち層9の基材シートの表面、裏面或いは表裏両
面に塗布、含浸或いは混練する。 裏打ち層9と接着剤層8の間、および裏打ち層9が
複数層から成る場合の各層間に、接着強度を向上させる
ための易接着プライマー層が存在する場合には、該易接
着プライマー層に添加する。 のような態様を採ればよい。また本実施形態において
は、裏面にもアンモニア吸着剤を含有させたことで、ア
ンモニア放出防止のより大きな効果が得られることは当
然であるが、裏面だけにアンモニア吸着剤を含有させた
場合にも、それなりの効果を発揮するものである。
【0025】上記第1〜第3の実施形態において、各木
質系基材への化粧シート層の貼り合わせ方法としては、
例えば、接着剤層を間に介して板状基材に加圧ローラ
ーで加圧して積層する方法、木質系基材の表面に化粧
シート層を間に接着剤層を介して対向乃至は載置し、木
質系基材側から真空吸引による圧力差により化粧シート
層を木質系基材表面に積層する方法、円柱、多角柱層
の柱状基材の長軸方向に、化粧シート層を間に接着剤層
を介して供給しつつ、複数の向きの異なるローラーによ
り柱状体を構成する複数の側面に順次化粧シート層を加
圧接着して積層していく、所謂ラッピング加工方法、
先ず化粧シート層を板状基材に接着剤層を介して積層
し、次いで板状基材の化粧シート層とは反対側の面に、
化粧シート層と板状基材の界面に到達する、断面がV字
状、又はU字状溝を切削し、次いで該溝内に接着剤を塗
布した上で、該溝を折り曲げ箱体または柱状体を成形す
る所謂VカットまたはUカット加工方法等がある。ま
た、第3の実施形態における裏打ち層9を貼り合わせる
場合には上記の方法等を利用し、より大きな効果を上
げるようにすればよいものである。
【0026】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、木
質系基材の一方の面に接着剤層を介して化粧シート層が
積層されている化粧材において、前記接着剤層または前
記化粧シート層の少なくとも一つの層にアンモニア吸着
剤が含有されていることを特徴とするアンモニア吸着剤
含有化粧材とすることにより、木質系基材あるいは該基
材に化粧シートを貼着するために使用する接着剤から発
生する、刺激臭の非常に強いアンモニアは、化粧シート
層中のいづれかの層あるいは接着剤層に含有されるアン
モニア吸着剤によって捕捉、吸着されるため表面側から
アンモニアが放出されることがなく、よってアンモニア
による刺激臭がすることの非常に少なくなるものであ
る。
【0027】さらに、木質系基材の他方の面に接着剤層
を介して裏打ち層が積層され、前記接着剤層や前記裏打
ち層の少なくとも一つの層にアンモニア吸着剤が含有さ
れている構成とすることにより、発生したアンモニアが
さらに吸着される確率が高くなり、さらに外部へ放出さ
れることが少なくなり、より大きな効果を発揮するもの
である。また、裏打ち層が防湿性を有することにより、
木質系基材の裏面からの吸湿あるいは放湿による化粧材
自体の反りをも防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の化粧材の構造を模式
的に示す断面図。
【図2】本発明の第2の実施形態の化粧材の構造を模式
的に示す断面図。
【図3】本発明の第3の実施形態の化粧材の構造を模式
的に示す断面図。
【符号の説明】
10、20、30 化粧材 11、21 化粧シート層 1 木質系基材 2、8 接着剤層 3 基材シート層 4 装飾層 5、6 易接着プライマー層 7 表面保護層 9 裏打ち層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質系基材の一方の面に接着剤層を介し
    て化粧シート層が積層されている化粧材において、前記
    接着剤層または前記化粧シート層の少なくとも一つの層
    にアンモニア吸着剤が含有されていることを特徴とする
    アンモニア吸着剤含有化粧材。
  2. 【請求項2】 前記化粧シート層が、基材シート層に装
    飾層が施され、必要に応じて、前記木質系基材側に易接
    着プライマー層、前記木質系基材と反対側に表面保護層
    が施されてなり、前記基材シート層、前記装飾層、前記
    易接着プライマー層、前記表面保護層の少なくとも一つ
    の層にアンモニア吸着剤が含有されていることを特徴と
    する請求項1記載のアンモニア吸着剤含有化粧材。
  3. 【請求項3】 前記基材シート層が紙層からなることを
    特徴とする請求項2記載のアンモニア吸着剤含有化粧
    材。
  4. 【請求項4】 前記木質系基材の他方の面に接着剤層を
    介して裏打ち層が積層され、前記接着剤層または前記裏
    打ち層の少なくとも一つの層にアンモニア吸着剤が含有
    されていることを特徴とする請求項1〜3記載のアンモ
    ニア吸着剤含有化粧材。
  5. 【請求項5】 前記裏打ち層が防湿性を有することを特
    徴とする請求項4記載のアンモニア吸着剤含有化粧材。
  6. 【請求項6】 前記木質系基材の他方の面に接着剤層を
    介して防湿性を有する裏打ち層が積層されていることを
    特徴とする請求項1〜3記載のアンモニア吸着剤含有化
    粧材。
JP2205697A 1997-01-20 1997-01-20 アンモニア吸着剤含有化粧材 Withdrawn JPH10202790A (ja)

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