JPH10203378A - エアバッグ装置付きステアリングホイール - Google Patents

エアバッグ装置付きステアリングホイール

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JPH10203378A
JPH10203378A JP9006780A JP678097A JPH10203378A JP H10203378 A JPH10203378 A JP H10203378A JP 9006780 A JP9006780 A JP 9006780A JP 678097 A JP678097 A JP 678097A JP H10203378 A JPH10203378 A JP H10203378A
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spoke
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lower cover
boss
airbag device
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Motoi Isomura
基 磯村
Yoshiyuki Fujita
佳幸 藤田
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リング部の後部側に対して前方へ衝撃力が作
用しても、ロアカバーによる影響を抑えて、後スポーク
部の芯金の変形ストロークを大きくし、その衝撃力のエ
ネルギーを十分吸収することができるエアバッグ装置付
きステアリングホイールを提供すること。 【解決手段】 前スポーク部芯金5には、エアバッグ装
置50の取付座より外方に、ねじり変形可能なねじり変
形部位10が形成される。後スポーク部芯金12には、
エアバッグ装置50の取付座を基準に、内側に第1曲げ
変形部位16、外側でかつコラムカバーより外側に第2
曲げ変形部位17、が各々形成される。第1曲げ変形部
位16の曲げ剛性は第2曲げ変形部位17より低い。底
壁部23と周壁部26とを備えた合成樹脂製のロアカバ
ー22は、後部側において、周壁部26の上端付近を後
スポーク部芯金12の外側部14に取り付けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に装着され
て、エアバッグ装置を取り付けて構成されるステアリン
グホイールに関し、詳しくは、リング部の後部側に対し
て前方側へ衝撃力が作用した際、吸収量を多くしてその
衝撃エネルギーを吸収することができるエアバッグ装置
付きステアリングホイールに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、エアバッグ装置付きス
テアリングホイールにおいて、リング部の後部側に衝撃
力が作用した際、その衝撃力のエネルギーを吸収するも
のとして、特開平4−278861号公報に記載された
ものが知られている。
【0003】上記公報記載のステアリングホイールで
は、後部側のスポーク部の芯金にノッチ等を入れて、後
部側のスポーク部を衝撃力の作用時に塑性変形させるも
のであった。
【0004】しかし、上記公報のステアリングホイール
では、スポーク部に設けられる変形部位が、後部側のス
ポーク部の1箇所にしか形成されていなかった。
【0005】そのため、ノッチ等を設けたスポーク部の
芯金が塑性変形し、そのスポーク部の部位がステアリン
グホイールの下方に配置されるコラムカバーと干渉すれ
ば、そのスポーク部芯金の変形が規制され、衝撃エネル
ギーを十分吸収できない場合を生じさせていた。
【0006】さらに、ステアリングホイールの下部に
は、通常、合成樹脂製のロアカバーが配設されており、
そのロアカバーが合成樹脂製であっても、後部側のスポ
ーク部芯金が、そのロアカバーと干渉して、衝撃エネル
ギーの吸収を阻害する虞れもある。
【0007】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、リング部の後部側に対して前方へ衝撃力が作用して
も、ロアカバーによる影響を抑えて、後スポーク部の芯
金の変形ストロークを大きくし、その衝撃力のエネルギ
ーを十分吸収することができるエアバッグ装置付きステ
アリングホイールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るステアリン
グホイールは、円環状のリング部と、該リング部の中央
に配置されるボス部と、該ボス部と前記リング部とを連
結するスポーク部と、を備え、前記ボス部の上部にエア
バッグ装置が配置されるとともに、前記ボス部の下部に
合成樹脂製のロアカバーが配置され、前記スポーク部
が、前部側の左右に配置される2本の前スポーク部と、
後部側に配置される少なくとも1本の後スポーク部と、
を備え、前記リング部・ボス部・スポーク部に、相互を
連結した芯金が配置され、前記ボス部の芯金にステアリ
ングシャフトが接続されて、コラムカバーの上方に配設
されるエアバッグ装置付きステアリングホイールであっ
て、前記各スポーク部の芯金が、前記ボス部の芯金から
前記ボス部の芯金の軸方向と略直交方向に延びる内側部
と、該内側部から斜め上の外方へ延びて前記リング部の
芯金に連結される外側部と、を備えるとともに、前記後
スポーク部芯金の内側部が、前記コラムカバーの外方ま
で延びるように形成され、前記エアバッグ装置が、前記
各スポーク部芯金の内側部に取付固定されて配置され、
前記各前スポーク部の芯金における前記エアバッグ装置
の取付部位より前記リング部の芯金側の位置に、ねじり
変形可能なねじり変形部位が形成され、前記後スポーク
部芯金の内側部における前記エアバッグ装置の取付部位
より前記ボス部の芯金側に、曲げ変形可能な第1曲げ変
形部位が形成され、前記後スポーク部芯金の前記コラム
カバー及び前記エアバッグ装置の取付部位より前記リン
グ部の芯金側に、曲げ変形可能な第2曲げ変形部位が形
成され、前記第2曲げ変形部位より前記第1曲げ変形部
位が曲げ剛性を低くされ、前記ロアカバーが、前記各ス
ポーク部芯金の内側部の下方に配置される底壁部と、該
底壁部の周縁から斜め上方へ延びて前記各スポーク部芯
金の外側部の中間付近まで延びる周壁部と、を備えて、
前部側では、前記底壁部若しくは前記周壁部を前記前ス
ポーク部若しくはボス部の芯金に取り付け、後部側で
は、前記周壁部の上端付近を前記後スポーク部芯金の外
側部に取り付けて、配置され、前記後スポーク部芯金の
内側部の下面が、前記前スポーク部芯金の内側部の下面
より上方に配置されて、前記ロアカバーの底壁部との間
に隙間を設けていることを特徴とする。
【0009】前記ロアカバーは、前記後スポーク部の芯
金に対して、ばね弾性的に変形して下方から係止可能な
係止脚を利用して、取り付けることが望ましい。
【0010】また、前記ロアカバーにおける前記後スポ
ーク部の芯金の近傍には、肉厚を減少させて周囲を容易
に変形させる変形助成部を、形成することが望ましい。
【0011】
【発明の効果】本発明に係るステアリングホイールで
は、リング部の後部側に対して前方へ衝撃力が作用する
と、各前スポーク部の芯金のねじり変形部位がねじり変
形しつつ、後スポーク部の芯金の第1曲げ変形部位が曲
げ塑性変形して、リング部の面が鉛直方向へ移動する。
【0012】この時の変形は、第1曲げ変形部位がエア
バッグ装置の取付部位よりボス部の芯金側に形成されて
いるため、各前スポーク部の芯金におけるねじり変形部
位の変形に伴って、リング部の面が移動する際、後スポ
ーク部の芯金におけるエアバッグ装置の取付部位も移動
することから、エアバッグ装置の上面側をリング部の面
に追従するように移動させることができて、エアバッグ
装置が不必要にリング部の面から突出することを防止す
ることができる。
【0013】その後、後スポーク部が、ロアカバーの底
壁部を介在させて、コラムカバーに干渉しても、後スポ
ーク部の芯金には、コラムカバーよりリング部の芯金側
に、第2曲げ変形部位が配置されており、この第2曲げ
変形部位が曲げ塑性変形して、さらに、リング部の面を
鉛直方向に移動させることができる。
【0014】そして、後スポーク部芯金の第1・2曲げ
変形部位が変形する際、ロアカバーは、まず、底壁部の
後部側をコラムカバーと干渉させることとなるが、ロア
カバーの後部側は、周壁部の上端付近を後スポーク部芯
金の外側部に取り付けており、ロアカバーにおけるコラ
ムカバーと干渉している底壁部の部位から後スポーク部
芯金への取付部位までの距離が長いことから、抵抗少な
く変形できるため、後スポーク部芯金の変形を阻害しな
い。
【0015】その後、ロアカバー底壁部がコラムカバー
と干渉している状態で、後スポーク部芯金の第1・2曲
げ変形部位の変形に伴ない、後スポーク部芯金の内側部
や外側部が、ロアカバーの底壁部側へ移動する。その
際、後スポーク部芯金の内側部下面が高くなってロアカ
バー底壁部との間に隙間が予め設けてあるため、後スポ
ーク部芯金がロアカバーと干渉することが遅れ、ロアカ
バーによる後スポーク部芯金の変形阻害を極力抑えるこ
とができる。
【0016】したがって、本発明に係るステアリングホ
イールでは、リング部の後部側に対して前方へ衝撃力が
作用しても、前スポーク部の芯金のねじり変形部位をね
じり変形させつつ、後スポーク部の芯金が、第1曲げ変
形部位と第2曲げ変形部位とを塑性変形させるように、
二段階で変形されることとなり、第2曲げ変形部位は、
コラムカバーと干渉せずに変形可能であるため、後スポ
ーク部の芯金の変形ストロークを大きくすることがで
き、また、ロアカバーによる後スポーク部芯金の変形阻
害を極力抑えることができて、ロアカバーによる影響を
抑えることができるため、リング部後部側に作用する衝
撃力のエネルギーを十分吸収することができることとな
る。
【0017】そして、後スポーク部の芯金に対して、ば
ね弾性的に変形して下方から係止可能な係止脚を利用し
て、ロアカバーを取り付けるように構成すれば、ロアカ
バーの底壁部がコラムカバーと干渉した際、ロアカバー
の後部側の周壁部が、係止脚の係止方向と逆方向の、上
方へ押される態様となる。すなわち、ロアカバーの変形
荷重を上昇させることなく、ロアカバーの周壁部を後ス
ポーク部芯金から外すことが可能となるため、ロアカバ
ーによる後スポーク部芯金の変形阻害を一層抑えること
ができる。
【0018】また、ロアカバーにおける後スポーク部の
芯金の近傍に、肉厚を減少させて周囲を容易に変形させ
る変形助成部を、形成すれば、ロアカバーの底壁部がコ
ラムカバーや後スポーク部芯金と干渉した際、後スポー
ク部芯金への取付部位の周縁を、変形助成部によって、
容易に変形させることできるため、ロアカバーによる後
スポーク部芯金の変形阻害を一層抑えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】実施形態のステアリングホイール1は、図
1に示すように、円環状のリング部Rと、リング部Rの
中央に配置されるボス部Bと、ボス部Bとリング部Rと
を連結するスポーク部Sと、を備えて構成されている。
そして、ボス部Bの上部には、エアバッグ装置50が配
置されるとともに、ボス部Bの下部には、合成樹脂製の
ロアカバー22が配置されている。また、スポーク部S
は、前部側の左右に配置される2本の前スポーク部Sf
と、後部側に配置される2本の後スポーク部Sbと、を
備えて構成され、リング部R・ボス部B・スポーク部S
には、相互を連結した芯金2が配置されている。
【0021】芯金2は、図4〜6に示すように、リング
部Rの部位に配置されるリング部芯金3と、ボス部Bの
部位に配置されるボス部芯金4と、前スポーク部Sfの
部位に配置される前スポーク部芯金5と、後スポーク部
Sbの部位に配置される後スポーク部芯金12と、から
構成されている。ボス部芯金4は、図示しないステアリ
ングシャフトと接続される鋼製のボス4aを備え、ボス
4aをくるんだ被覆部4b・各スポーク部芯金5・12
・リング部芯金3がアルミニウム合金等からダイカスト
鋳造されて形成されている。
【0022】そして、実施形態のステアリングホイール
1では、図1・3〜6に示すように、各スポーク部芯金
5・12が、ボス部芯金4からボス部芯金4の軸方向O
と略直交方向に延びる内側部6・13と、内側部6・1
3から斜め上の外方へ延びてリング部芯金3に連結され
る外側部7・14と、を備えて構成されている。
【0023】後スポーク部芯金12の内側部13は、図
5に示すように、図示しないステアリングシャフトの周
囲を覆うコラムカバーCの外方まで、延びるように形成
されている。さらに、後スポーク部芯金12の内側部1
3は、前スポーク部芯金5の内側部6より高い位置でボ
ス部芯金4の被覆部4bから延びるように構成されてお
り、内側部13の下面13aが、前スポーク部芯金5の
内側部6の下面6aより上方に配置されて、ロアカバー
22の後述する底壁部23との間に大きな隙間Hを設け
るように構成されている。
【0024】また、外側部7・14は、内側部6・13
側の傾斜部7a・14aと、傾斜部7a・14aの上端
からボス部芯金4の軸方向Oと略直交方向に延びる横部
7b・14bと、から構成されている。
【0025】さらに、各内側部6・13の外側部7・1
4側の部位には、雌ねじを螺刻されてなる取付孔8a・
15aを備えた取付座8・15が形成されている。各取
付座8・15は、ホーンスイッチ機構30を介在させ
て、エアバッグ装置50を取付固定する部位となる。
【0026】前方側の各スポーク部芯金5における取付
座8よりリング部芯金3側の部位には、ねじり変形が可
能なように、ねじり変形部位10が形成されている。実
施形態の場合、ねじり変形部位10は、外側部7の横部
7bに形成されている。なお、このねじり変形部位10
は、各前スポーク部芯金5におけるエアバッグ装置50
の取付部位よりリング部芯金3側に配設されていれば良
く、両縁に設けるリブや断面形状を考慮して、内側部6
や外側部の傾斜部7aにも配置させることができる。
【0027】また、各前スポーク部芯金5の内側部6に
おける外側部7の近傍部位には、取付孔9aを貫通させ
た取付座9が形成されている。これらの取付座9は、ロ
アカバー22の前部側をねじ28止めする部位となる。
【0028】後方側の各スポーク部芯金12の内側部1
3には、ボス部芯金4側の位置に、曲げ変形可能な第1
曲げ変形部位16が形成され、リング部芯金3側の位置
に、曲げ変形可能な第2曲げ変形部位17が形成されて
いる。
【0029】第1曲げ変形部位16は、エアバッグ装置
50の取付部位である取付座15よりボス部芯金4側に
配置され、実施形態の場合、ボス4aの周囲の被覆部4
bから上方へ延びてボス部芯金4の軸方向Oと直交する
ように曲がる屈曲部位に、配置されている。
【0030】第2曲げ変形部位17は、コラムカバーC
及びエアバッグ装置50の取付部位である取付座15よ
りリング部芯金3側に配置されて、実施形態の場合、内
側部13と外側部14との交差部位に配置さている。
【0031】各曲げ変形部位16・17は、後スポーク
部芯金12の両縁で下方へ延びるリブ(図符号省略)を
形成しないようにして、曲げ変形が可能となるように構
成されている。そして、第1曲げ変形部位16が、第2
曲げ変形部位17より曲げ剛性を低くするように、幅方
向等の寸法を狭め、かつ、応力集中が生じ易いように、
急激に曲げられている。
【0032】そして、実施形態のステアリングホイール
1では、芯金2のリング部芯金3とリング部芯金3側の
スポーク部芯金5・12に、合成樹脂製の被覆層20が
被覆されている。
【0033】ロアカバー22は、ポリプロピレン等の合
成樹脂から形成され、図1・4・5・7・8に示すよう
に、各スポーク部芯金5・12の内側部6・13の下方
に配置される底壁部23と、底壁部23の周縁から斜め
上方へ延びて、各スポーク部芯金5・12の外側部7・
14の中間付近まで延びる周壁部26と、を備えて構成
されている。
【0034】底壁部23には、中央に、図示しないステ
アリングシャフトを挿通させるための挿通孔23aが形
成されるとともに、前部側の左右に、取付孔23cを備
えた取付ボス23bが形成されている。各取付ボス23
bは、前スポーク部芯金5の取付座9へ下方から挿入さ
せて、取付孔9aを経て螺着されるねじ28によって、
ロアカバー22の前部側を各前スポーク部芯金5に取り
付ける部位となる。
【0035】周壁部26には、上部周縁に、各スポーク
部芯金5・12を配置させる凹部26a・26cを備
え、各凹部26a・26cには、各スポーク部芯金5・
12の下面を支持する支持リブ26b・26dが形成さ
れている。また、周壁部26の左右方向の部位には、貫
通孔26eが形成されている。これらの貫通孔26e
は、ホーンスイッチ機構30にエアバッグ装置50を取
り付けるためのボルト39を締め付ける際に利用する孔
である。
【0036】そして、周壁部26の上端側における後部
側の各凹部26cには、それぞれ、各後スポーク部芯金
12の外側部7の両縁を、ばね弾性的に変形させて下方
から係止可能な、係止脚27・27が突設されている。
なお、各係止脚27の先端の鉤部27aが係止する部位
は、実施形態の場合、後スポーク部芯金12の外側部7
を被覆した被覆層20の平坦部20aとしている。
【0037】さらに、ロアカバー22の底壁部23にお
ける後スポーク部芯金12・12の近傍には、肉厚を減
少させて周囲を容易に変形させる変形助成部として、貫
通する孔からなるスリット25が形成されている。な
お、図7に示す符号24は、周壁部26から底壁部23
にかけて設けられた補強用のリブである。
【0038】エアバッグ装置50は、図2・3に示すよ
うに、折り畳んで収納される袋状のエアバッグ51と、
エアバッグ51に膨張用のガスを供給するインフレータ
ー53と、折り畳まれたエアバッグ51を覆うパッド5
4と、エアバッグ51・インフレーター53・パッド5
4を保持するためのバッグホルダ55と、を備えて構成
されている。バッグホルダ55によるエアバッグ51や
インフレーター53の保持は、エアバッグ51内に配置
させた円環状のリテーナ52に下方へ突出する図示しな
い複数のボルトが配設されており、これらのボルトをエ
アバッグ51・バッグホルダ55・インフレーター53
のフランジ部53a・挟持プレート57を挿通させてナ
ット止めすることにより、行なっている。また、バッグ
ホルダ55によるパッド54の保持は、挟持プレート5
7を利用して、パッド54の所定位置から下方へ延びる
側壁54aを挟持プレート57とバッグホルダ55とで
挟持して行なっている。
【0039】そして、エアバッグ装置50は、ホーンス
イッチ機構30を介在させて、各スポーク部芯金5・1
2に取り付けられるように構成され、実施形態の場合、
バッグホルダ55の左右には、ホーンスイッチ機構30
と接続させるためのナット56が固着されている。
【0040】ホーンスイッチ機構30は、パッド54の
左右両側の下方にそれぞれ配置されて、前後方向に配置
される板金製の固定プレート31と、固定プレート31
の上方で固定プレート31と対向して配置される板金製
の可動プレート38と、プレート31・38間に配置さ
れてプレート31にリベット35止めされた板ばね32
と、可動プレート38の固定プレート31からの離隔距
離を規制する2本の鍔付ボルト37と、を備えて構成さ
れている。
【0041】そして、各可動プレート38には、略長方
形板状の基部38aの縁から斜め上方に延びる取付片部
38bが配設され、取付片部38bを経て、バッグホル
ダ55のナット56にボルト39を螺合させることによ
り、エアバッグ装置50が、各スポーク部芯金5・12
に取付固定されている。
【0042】なお、31a・32aは、プレート31や
板ばね32に設けられた接点であり、接点32a側が可
動プレート38を経てホーンスイッチ回路の正極側に導
通され、接点31a側が芯金5・12を経てホーンスイ
ッチ回路の負極側に導通することとなる。また、33・
34・40は、板ばね32や可動プレート38を固定プ
レート31や鍔付ボルト37から絶縁する絶縁スペーサ
であり、36は、鍔付ボルト37と絶縁スペーサ40と
の干渉音を防止する円環状のクッションである。
【0043】実施形態のステアリングホイール1の組み
立てを簡単に説明すると、エアバッグ装置50を予め組
み立てておくとともに、被覆層20を形成した芯金2に
対して、取付ボス23bを取付座9にねじ28止めし、
かつ、被覆部平坦部20aを介して係止脚27・27を
各後スポーク部芯金12の外側部14に係止させて、ロ
アカバー22を取り付けておき、さらに、各スポーク部
芯金5・12の取付座8・15にホーンスイッチ機構3
0をボルト37止めしておく。
【0044】そして、芯金2のボス4aを車両の図示し
ないステアリングシャフトに接続し、エアバッグ装置5
0における左右のナット56の周縁部位を各ホーンスイ
ッチ機構30の取付片部38bに当てて、取付片部38
bを介在させて各ナット56にボルト39を螺合させれ
ば、ステアリングホイール1を組み立てることができる
とともに、ステアリングホイール1を車両に装着するこ
とができる。
【0045】なお、ステアリングホイール1が車両に装
着された際には、ボス部芯金4の軸方向Oは、水平方向
からの角度θ(図5参照)を約30°とするように、配
置されることとなる。
【0046】実施形態のステアリングホイール1では、
車両への装着後、リング部後部Rb(図1・5参照)側
に対して前方へ衝撃力Fが作用すると、まず、各前スポ
ーク部芯金5のねじり変形部位10がねじり変形しつ
つ、図9に示すように、後スポーク部芯金12の第1曲
げ変形部位16が角度αを狭めるように曲げ塑性変形
し、ねじり変形部位10付近を移動の中心として、リン
グ部面Pが鉛直方向に移動する。
【0047】この時の変形は、第1曲げ変形部位16が
エアバッグ装置50の取付座8よりボス部芯金4側に形
成されている。そのため、各前スポーク部芯金5のねじ
り変形部位10の変形に伴って、リング部面Pが移動す
る際、後スポーク部芯金12におけるエアバッグ装置5
0の取付座15も移動することから、エアバッグ装置5
0のパッド54の上面側をリング部面Pに追従するよう
に移動させることができて、エアバッグ装置50を不必
要にリング部面Pから突出させることを防止できる。
【0048】その後、後スポーク部Sb(後スポーク部
芯金12)がコラムカバーCに干渉しても、図10に示
すように、後スポーク部芯金12には、コラムカバーC
よりリング部芯金3側に、第2曲げ変形部位17が配置
されており、この第2曲げ変形部位17が角度βを狭め
るように曲げ塑性変形して、さらに、ねじり変形部位1
0付近を移動の中心として、リング部面Pが鉛直方向に
移動する。
【0049】そして、後スポーク部芯金12の第1・2
曲げ変形部位16・17が変形する際、ロアカバー22
は、まず、底壁部23の後部側をコラムカバーCと干渉
させることとなるが、ロアカバー22の後部側は、周壁
部26の上端付近を後スポーク部芯金12の外側部14
に取り付けており、ロアカバー22におけるコラムカバ
ーCと干渉している底壁部23の部位から後スポーク部
芯金12への取付部位までの距離が長いことから、抵抗
少なく変形できるため、後スポーク部芯金12の変形を
阻害しない。
【0050】その後、ロアカバー底壁部23がコラムカ
バーCと干渉している状態で、後スポーク部芯金12の
第1・2曲げ変形部位16・17の変形に伴ない、後ス
ポーク部芯金12の内側部13や外側部14が、ロアカ
バー22の底壁部23側へ移動する。その際、後スポー
ク部芯金12の内側部13の下面13aが高くなってロ
アカバー底壁部23との間に大きな隙間Hが予め設けて
あるため、後スポーク部芯金12がロアカバー22と干
渉することが遅れ、ロアカバー22による後スポーク部
芯金12の変形阻害を極力抑えることができる。
【0051】したがって、実施形態のステアリングホイ
ール1では、リング部後部Rb側に対して前方へ衝撃力
Fが作用しても、前スポーク部芯金5のねじり変形部位
10をねじり変形させつつ、後スポーク部芯金12が、
第1曲げ変形部位16と第2曲げ変形部位16とを塑性
変形させるように、二段階で変形されることとなり、第
2曲げ変形部位17は、コラムカバーCと干渉せずに変
形可能であるため、後スポーク部芯金12の変形ストロ
ークを大きくすることができ、また、ロアカバー22に
よる後スポーク部芯金12の変形阻害を極力抑えること
ができて、ロアカバー22による影響を抑えることがで
きるため、リング部後部Rb側に作用する衝撃力Fのエ
ネルギーを十分吸収することができる。
【0052】そして、実施形態では、後スポーク部芯金
12に対して、ばね弾性的に変形して下方から係止可能
な係止脚27を利用して、ロアカバー22を取り付ける
ように構成されている。そのため、ロアカバー底壁部2
3がコラムカバーCと干渉した際、ロアカバー周壁部2
3の後部側が、係止脚27の係止方向と逆方向の、上方
へ押される態様となる。すなわち、ロアカバー22の変
形荷重を上昇させることなく、後部側の凹部26cの先
端内周縁26fが被覆層20の端面20bに当接して
(図5参照)、図8の二点鎖線に示すように、後部側の
凹部26cが広がるような態様となって、ロアカバー2
2の周壁部26を後スポーク部芯金12から外すことが
可能となるため、ロアカバー22による後スポーク部芯
金12の変形阻害を一層抑えることができる。
【0053】また、実施形態では、ロアカバー22にお
ける後スポーク部芯金12の近傍に、肉厚を減少させて
周囲を容易に変形させる変形助成部としてのスリット2
5が形成されており、ロアカバー底壁部23がコラムカ
バーCや後スポーク部芯金12と干渉した際、後スポー
ク部芯金12への取付部位の周縁、すなわち、凹部26
cの周縁を、スリット25によって、容易に変形させる
ことできるため、ロアカバー22による後スポーク部芯
金12の変形阻害を、一層抑えることができる。
【0054】なお、実施形態では、後部のスポーク部S
bを2本配置させた場合を示したが、後部のスポーク部
Sbが1本となる3本スポークのステアリングホイール
に本願発明を応用しても良い。
【0055】また、実施形態では、ロアカバー22の前
部側を前スポーク部芯金5にねじ28止めした場合を示
したが、ボス部芯金4の被覆部4bが延設されて所定の
取付座が設けられれば、ロアカバー22の前部側におけ
る底壁部23や周壁部26を被覆部4bにねじ28止め
しても良い。
【0056】さらに、実施形態では、ロアカバー22の
変形助成部として、スリット25を例示したが、後スポ
ーク部芯金12への取付部位の周縁を容易に変形できれ
ば、断続あるいは連続して貫通する孔でなくとも、肉厚
を薄肉にする構成で、周壁部26や底壁部23に変形助
成部を形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のステアリングホイールの
概略平面図であり、エアバッグ装置を取り外した状態を
示す。
【図2】同実施形態のステアリングホイールの断面図で
あり、図1のII−II部位を示す。
【図3】同実施形態のステアリングホイールの断面図で
あり、図1のIII −III 部位を示す。
【図4】同実施形態のステアリングホイールの概略断面
図であり、図1のIV−IV部位を示す。
【図5】同実施形態のステアリングホイールの概略断面
図であり、図1のV−V部位を示す。
【図6】同実施形態の芯金を説明する平面図である。
【図7】同実施形態のロアカバーの平面図である。
【図8】同実施形態のロアカバーの端面図であり、図7
のVIII−VIII部位を示す。
【図9】同実施形態の芯金の変形態様を示す断面図であ
る。
【図10】同実施形態の芯金の変形態様を示す断面図で
あり、図9に示した後の状態を示す。
【符号の説明】
1…ステアリングホイール、 2…芯金、 3…リング部芯金、 4…ボス部芯金、 5・12…スポーク部芯金、 6・13…内側部、 7・14…外側部、 8・15…(取付部位)取付座、 10…ねじり変形部位、 16…第1曲げ変形部位、 17…第2曲げ変形部位、 22…ロアカバー、 23…底壁部、 25…(変形助成部)スリット、 26…周壁部、 27…係止脚、 50…エアバッグ装置、 H…隙間、 R…リング部、 Rb…リング部後部、 B…ボス部、 Sf…前スポーク部、 Sb…後スポーク部、 F…衝撃力。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円環状のリング部と、該リング部の中央
    に配置されるボス部と、該ボス部と前記リング部とを連
    結するスポーク部と、を備え、 前記ボス部の上部にエアバッグ装置が配置されるととも
    に、前記ボス部の下部に合成樹脂製のロアカバーが配置
    され、 前記スポーク部が、前部側の左右に配置される2本の前
    スポーク部と、後部側に配置される少なくとも1本の後
    スポーク部と、を備え、 前記リング部・ボス部・スポーク部に、相互を連結した
    芯金が配置され、 前記ボス部の芯金にステアリングシャフトが接続され
    て、コラムカバーの上方に配設されるエアバッグ装置付
    きステアリングホイールであって、 前記各スポーク部の芯金が、前記ボス部の芯金から前記
    ボス部の芯金の軸方向と略直交方向に延びる内側部と、
    該内側部から斜め上の外方へ延びて前記リング部の芯金
    に連結される外側部と、を備えるとともに、前記後スポ
    ーク部芯金の内側部が、前記コラムカバーの外方まで延
    びるように形成され、 前記エアバッグ装置が、前記各スポーク部芯金の内側部
    に取付固定されて配置され、 前記各前スポーク部の芯金における前記エアバッグ装置
    の取付部位より前記リング部の芯金側の位置に、ねじり
    変形可能なねじり変形部位が形成され、 前記後スポーク部芯金の内側部における前記エアバッグ
    装置の取付部位より前記ボス部の芯金側に、曲げ変形可
    能な第1曲げ変形部位が形成され、 前記後スポーク部芯金の前記コラムカバー及び前記エア
    バッグ装置の取付部位より前記リング部の芯金側に、曲
    げ変形可能な第2曲げ変形部位が形成され、 前記第2曲げ変形部位より前記第1曲げ変形部位が曲げ
    剛性を低くされ、 前記ロアカバーが、 前記各スポーク部芯金の内側部の下方に配置される底壁
    部と、該底壁部の周縁から斜め上方へ延びて前記各スポ
    ーク部芯金の外側部の中間付近まで延びる周壁部と、を
    備えて、 前部側では、前記底壁部若しくは前記周壁部を前記前ス
    ポーク部若しくはボス部の芯金に取り付け、後部側で
    は、前記周壁部の上端付近を前記後スポーク部芯金の外
    側部に取り付けて、 配置され、 前記後スポーク部芯金の内側部の下面が、前記前スポー
    ク部芯金の内側部の下面より上方に配置されて、前記ロ
    アカバーの底壁部との間に隙間を設けていることを特徴
    とするエアバッグ装置付きステアリングホイール。
  2. 【請求項2】 前記ロアカバーが、前記後スポーク部の
    芯金に対して、ばね弾性的に変形して下方から係止可能
    な係止脚を利用して、取り付けれらていることを特徴と
    する請求項1記載のエアバッグ装置付きステアリングホ
    イール。
  3. 【請求項3】 前記ロアカバーにおける前記後スポーク
    部の芯金の近傍に、肉厚を減少させて周囲を容易に変形
    させる変形助成部が形成されていることを特徴とする請
    求項1若しくは請求項2記載のエアバッグ装置付きステ
    アリングホイール。
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