JPH1020359A - 回転駆動装置及び該回転駆動装置を備えた光学機器 - Google Patents

回転駆動装置及び該回転駆動装置を備えた光学機器

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JPH1020359A
JPH1020359A JP8189950A JP18995096A JPH1020359A JP H1020359 A JPH1020359 A JP H1020359A JP 8189950 A JP8189950 A JP 8189950A JP 18995096 A JP18995096 A JP 18995096A JP H1020359 A JPH1020359 A JP H1020359A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第2固定部材となる環状地板と第1固定部材
となる環状のカム板との間に絞り羽根を作動する回転リ
ングを回転嵌合して支持するように組み立てた場合に回
転効率を落とすことなく組立性の向上を可能にした。 【解決手段】 絞り羽根13を組み込んだ環状カム板1
2と回転リング14の嵌合は離間用凸部の内周面12b
と外周面14bとの間で嵌合ガタYを設定して組立を行
い、次にカム板12上に絞り羽根13及び回転リング1
4をはさみ込むように環状地板11を、開口穴部11e
とリング14の突起部14eとを嵌合ガタX(X<Y)
を持って組立を行うことにより、回転効率を落とすこと
なく組立性の良いものが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転部材、特にス
テッピングモータを駆動源にして回転する回転部材の回
転駆動装置及びそれを備えた光学機器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ステッピングモータを使用した回
転駆動装置、例えば光学機器等に使用される絞り装置
は、2つの環状の固定部材の間に環状の回転部材(回転
リング)と絞り羽根を挟んで絞りユニットを構成してい
る。その絞り羽根は第1の固定部材(カム板)に切られ
た複数個のカムと回転リングに切られた穴にそれぞれダ
ボが嵌入係合している。そして、絞り羽根の駆動は回転
リングの回転により該カムに沿ってダボが摺動すること
により行われ、その結果、第1の固定部材及び回転リン
グに設けられた開口穴を遮蔽し、設定された絞り値まで
駆動することができるようにしている。その際、回転リ
ングと第1の固定部材の回転嵌合は、回転リングの外周
で行うことが必要である。なぜならば、回転リングと第
1の固定部材の間には絞り羽根が収納されており、その
絞り羽根が駆動される際、回転リングの内周側を通過す
るため、回転リングと第1の固定部材とを内周側で回転
嵌合させることは不可能となるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述従来例
では回転リングの外周にて第1の固定部材と回転嵌合す
る構造であることから、外径大部での回転嵌合は回転負
荷トルクとして大きくなってしまうという欠点があっ
た。すなわち、外径大部での嵌合はその嵌合部での接触
することによる摩擦力が小でも、嵌合径が大きいことに
より、回転リングとしての回転負荷トルクは大きくなっ
てしまう。
【0004】一方、回転リングの駆動源として電磁モー
タ、例えばステッピングモータを使用する場合が考えら
れるが、このステッピングモータを使用した場合におい
ては前述した回転負荷トルクが大きいことは不利であ
り、回転性能、すなわち回転効率の低下につながる恐れ
があるばかりでなく、最悪の場合、脱調現象を起こして
ステッピングモータが停止してしまうという問題点があ
った。また、近年、コンパクト化が志向されている中、
ステッピングモータ自体も小型化する必要が生じ、その
小型化はモータ自体のパワーとして弱くするものである
ため、前述した回転性能、すなわち回転効率の低下は顕
著となり、脱調現象もさらに起きやすくなるという危険
性も秘めていた。
【0005】そこで、この欠点を解消するために、回転
リングの嵌合を第1の固定部材との間で行うのではな
く、第1の固定部材上に絞り羽根、回転リングを組み込
んだ状態で最後に該絞り羽根及び回転リングをはさみ込
むような形で蓋をする第2の固定部材(環状地板)との
間で回転嵌合を行えば、径が小さい部分で嵌合すること
が可能となる。その理由は回転リングと環状地板とのス
ラスト間には絞り羽根が存在しないため、前述した絞り
羽根の通過を気にすることなく、撮影光束が通る開口穴
内径ぎりぎりに回転嵌合径を設けることが可能となるか
らである。この場合、回転リングと第1の固定部材との
外径大部での嵌合は削除した形にて構成するのが通常で
ある。この方法により径小部での嵌合で回転負荷トルク
増大を防ぐことができる。
【0006】しかしながら、この方法においては回転リ
ングと環状地板とを嵌合させる組立手順を考えると、ま
ず、第1の固定部材上のカムに絞り羽根の一方のダボを
係合させる形で絞り羽根を組み込み、その後、回転リン
グの穴部を絞り羽根の他方のダボと係合させる形で回転
リングを組み込み、最後に環状地板を位置決め固定する
手順となる。この組立手順においては、第1の固定部材
上に絞り羽根を組み込んだ形での回転リングは第1の固
定部材との回転嵌合部が無い状態、すなわち芯が出てい
ない状態のまま(または芯を出してから)環状地板との
嵌合をとる必要がある。従って、環状地板は第1の固定
部材と位置決め支持しながら回転リングと嵌合させる必
要があるため、その際の組立性としては非常に困難な構
造となっており、このことは組立時間アップにつなが
り、コストアップの要因となっていた。
【0007】請求項1に示す本発明は、前述従来技術の
欠点を除去し、第1の固定部材(カム板)、回転部材
(回転リング)及び第2の固定部材(環状地板)との組
立において、回転部材の負荷トルクを増大させずに、か
つ組立性を損なわない回転駆動装置を提供することを目
的とする。請求項2に示す本発明は、前記請求項1に示
す本発明の目的と同様な目的を持つとともに、組立にお
いて回転部材の芯出しができる構造にして組立性を大幅
にアップする回転駆動装置を提供することを目的とす
る。
【0008】請求項3に示す本発明は、駆動源にステッ
ピングモータを使用した場合に、モータ効率低下及び脱
調の発生しにくい回転駆動装置を提供することを目的と
する。請求項4及び5に示す本発明は、光学機器として
絞り装置に組み込んだ構造では、効率よく絞り装置を駆
動でき、かつその組立性を向上できる回転駆動装置を有
する光学機器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は円環状の第1の固定部材と円環状の第2
の固定部材との間に円環状の回転部材を嵌装させ、該回
転部材の回転により内周開口径内に出入可能な移動部材
を有する回転駆動装置において、該回転部材に対する第
1及び第2の固定部材に対する回転嵌合ガタ量が異なる
ようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の態様】請求項1に示す本発明は、円環状
の第1の固定部材と、該第1の固定部材と同軸上に回転
可能に嵌合した円環状の回転部材と、該第1の固定部材
と該回転部材に対して係合する部分を有し、該回転部材
の回転により該第1の固定部材及び該回転部材の内周開
口穴径内に進出可能な移動部材と、該第1の固定部材に
対して該回転部材と該移動部材をはさみ込んで位置決め
支持するとともに、該回転部材と回転嵌合する円環状の
第2の固定部材とを備えた回転駆動装置において、該第
1の固定部材と該回転部材の嵌合径に対し、該回転部材
と該第2の固定部材の嵌合径を小さく設定するととも
に、該第1の固定部材及び該回転部材の回転嵌合ガタ量
Yと該回転部材及び該第2の固定部材の回転嵌合ガタ量
Xの関係を、X<Yとしたことにより、回転駆動装置の
回転性能すなわち回転効率ダウンを発生させずに、かつ
組立性を損なわないようにすることができる。
【0011】請求項2に示す本発明は、該回転駆動装置
に加えて、該回転部材と該第2の固定部材を嵌合組み込
みする嵌合開始部分に回転軸方向と直交する面に対して
傾斜部を、該回転部材またはかつ該第2の固定部材に持
つよう構成し、該傾斜部のラジアル方向開始点と嵌合部
分までの距離に前記回転嵌合ガタ量Xを加えた値Zの関
係をX<Y<Z とすることにより、請求項1に示す本
発明と同様に回転駆動装置の回転性能すなわち回転効率
ダウンを発生させずに、かつ組立性を大幅にアップさ
せ、組立時間短縮によるコストダウンができる。
【0012】請求項3に示す本発明は、該回転部材を回
転させる駆動源はステッピングモータにしたことによ
り、回転駆動装置が電動駆動構造でもモータ効率ダウン
を発生せずに、かつ脱調現象が発生しにくくなる。請求
項4に示す本発明は、該移動部材は絞り装置の絞り羽根
であることにより、製品の小型化要求に十分対応でき
る。請求項5に示す本発明は請求項1ないし4に示す本
発明の回転駆動装置を光学機器に備えることにより、光
学機器がその回転部材の回転効率をダウンさせず、かつ
小型化できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1ないし図3
に基づいて説明する。図1は本実施例の回転駆動装置を
光学機器の絞り装置に採用した分解斜視図、図2はその
断面図、図3はその拡大平面図である。図において、
1,2は軟磁性の同形状の板を複数枚(本実施例では6
枚)を積層して固着したステータヨークで、二相タイプ
のステッピングモータのそれぞれのステータヨークを形
成する。そして、ステータヨーク2はステータヨーク1
を裏返して使用した形態になっている。3は該ステータ
ヨーク1,2の励磁状態により回転可能となるプラスチ
ックマグネット製のロータで、その回転力は後述する回
転リング14に伝達するためのギヤ3aが一体的に設け
られている。4,5はそれぞれステータヨーク1,2を
励磁するためのコイルで、同一部品で構成されている。
該コイル4,5はそれぞれ端子4a及び4b、5a及び
5bから通電されることによりステータヨーク1,2を
それぞれ励磁する構成になっている。
【0014】6はステータヨーク1,2をそれぞれ穴部
1a,2aと軸6a,6bにより位置決め支持するモー
タケースで、該モータ3の回転軸3bを回転軸支持して
いる。すなわち、モータケース6にはステータヨーク
1,2とロータ3とを位置決めしていることにより、モ
ータケース6のみの寸法公差関係で成り立っているた
め、モータ性能に非常に影響があるステータヨーク1,
2とロータ3とのギャップのバラツキを最小限に維持す
ることができ、精度の良いステッピングモータの構造と
なる。7はモータケース蓋で、前記ロータ3の回転軸3
bを回転軸支するとともに、爪部7a〜7eにて該モー
タケース6の溝部6C〜6gにそれぞれ引っ掛けること
により、ステッピングモータAとしてユニット化され
る。
【0015】以上がステッピングモータAの構造であ
り、これに装着されるのが回転駆動装置としての絞り装
置Bである。そこで、絞り装置Bの構造について説明す
る。11は導電性の環状地板で、中央に撮影光が通過す
る開口穴部11eを有し、前記したステッピングモータ
Aが周知の手段で固定される。12は絶縁部材である環
状のカム板で、周知の複数本の絞りカム12aが切られ
ている。13は複数枚の絞り羽根で、その裏面に突設し
たダボ13aが該カム板12の絞りカム12aに嵌合し
ている。14は光軸を中心に回転する回転リングで、そ
の中央に撮影光が通過する開口を有し、それに設けた複
数の穴14aに各絞り羽根13の表面に突設したダボ1
3bがそれぞれ嵌合している。そして、該回転リング1
4の外周面14bは該カム板12の4ケ所に設けられた
離間用凸部の内周面12bに嵌合し、該回転リング14
は該カム板12に回転自在に支持されている。また、該
回転リング14にはギヤ部14cが設けられており、該
ギヤ部14cは前記ステッピングモータA内のマグネッ
トロータ3のギヤ部3aと噛み合うように構成されてい
る。
【0016】さらに、該回転リング14にはその外周縁
に突起部14dが設けられ、その内周縁には突起部14
eが設けられており、該突起部14dは前記環状地板1
1に設けられた長穴11aに相対摺動可能に挿入されて
いる。一方、前記カム板12にはその外周側に鈎部12
cが3ケ所設けられるとともに位置決めピン12dが設
けられ、該鈎部12cが該環状地板11に設けた3ケ所
の切欠部11b係合されかつ該位置決めピン12dが該
環状地板11に設けた穴部11cに係合されることによ
り、該回転リング14を挟み、環状地板11、カム板1
2、絞り羽根13及び回転リング14をユニット化して
絞り装置Bが構成されている。
【0017】この絞り装置Bは絞り開放か否かを検出す
るスイッチを備えている。15はスイッチの構成要素で
ある導電部材のばねであり、前記カム板12の突起部1
2fに一体的に設けられたスイッチ取付け部12eに挿
入され、一端が該カム板12の突起部12fに、他端は
後記するスイッチピン16に、それぞれ係止されてい
る。該スイッチピン16は同じく導電部材であり、該環
状地板11にかしめられることで該環状地板11と常時
導通されている。すなわち、該環状地板11自体が電気
的にグランドになり、その内周縁に設けた立ち曲げ部1
1dとばね15との係合による電気的信号をばね15と
スイッチピン16の接触、非接触で検知することにより
スイッチを構成している。このスイッチの接触、非接触
は前記回転リング14の突起部14dで絞り開放になっ
た時、ばね15とスイッチピン16との接触を断ってス
イッチがオフするようばね15の一端と衝突させる構成
になっている。
【0018】以上の構成において、環状地板11、カム
板12、回転リング14の回転嵌合について詳細に説明
する。まず、組み手順として、カム板12上に絞り羽根
13が裏面のダボ13aとカム板12の絞りカム12a
に嵌合するよう複数枚組み込まれる。その後、回転リン
グ14が穴部14aと絞り羽根13の表面のダボ13b
に嵌合するよう組み込まれる。その時のカム板12と回
転リング14の嵌合は、前述したようにカム板12に4
ケ所設けた離間用凸部の内周面12bと回転リング14
の外周面14bの間で行うが、その嵌合ガタがY寸法に
設定されている。この状態の平面図が図3である。
【0019】次に、カム板12上に絞り羽根13、回転
リング14をはさみ込むように環状地板11を組み込む
ことになるが、その際、環状地板11と回転リング14
とが回転リング14の突起部14eと開口部11eで嵌
合するように設定されている。すなわち、その組み手順
は環状地板11をまずカム板12の位置決めピン12d
(2ケ所)と穴部11c(2ケ所)を嵌合するよう組み
込む。その際、回転リング14とカム板12とは嵌合ガ
タYとの間で目安で芯を出しておく。なお、回転リング
14とカム板12とを嵌合ガタYで嵌合させてあるた
め、回転リング14とカム板12との嵌合部が無い場合
に比べ目安で芯を出しやすい構造となっている。そのた
め、環状地板11を位置決めピン12dと穴部11cを
嵌合させながら回転リング14の突起部14eと開口穴
部11eを嵌合させることが容易に可能となる。そし
て、その結果、環状地板11の切欠部11bがカム板1
2の鈎部12cが係合することにより、図2に示すよう
に絞り装置Bのユニットが完成する。なお、絞り装置B
のユニットが完成後は、環状地板11の開口穴部11e
と回転リング14の突起部14eとの嵌合ガタXが前述
したカム板12の回転リング14との嵌合ガタYよりも
小さく設定されているため、環状地板11と回転リング
14との間のみで嵌合する構成となる。
【0020】一方、従来までのカム板12と回転リング
14との嵌合を絞り装置Bのユニット完成後も維持する
タイプに比べ、環状地板11と回転リング14との間で
絞り装置Bのユニット完成時に嵌合させるタイプと変更
したことにより、嵌合径としては環状地板11と回転リ
ング14との嵌合の方が小さく設定できる(カム板12
と回転リング14との嵌合は内径部で嵌合しようとする
と、絞り羽根が干渉するため、回転リング14の外周部
でカム板12と嵌合する方法しか無く、どうしても嵌合
径が大きくなってしまう)ので、回転リング14の回転
損失トルクが小さくなる。このことは脱調現象のあるス
テッピングモータを駆動源として使用する場合は、非常
に有利であり、特にステッピングモータを小型化する必
要が生じた場合にはパワーが弱いことによる脱調危険性
はかなり減少するという効果がある。
【0021】次に、以上の構成の本実施例の動作を図1
により説明する。まず、コイル4及び5に接続端子4
a,4b及び5a,5bから通電することにより、ステ
ータヨーク2及び3に磁界が発生し、マグネットロータ
3の磁界と作用し合い閉磁路を形成する。このとき、コ
イル5に通電されていなければ、通電されたコイル4に
よって生じた磁路が支配的となり、マグネットロータ1
に回転トルクを発生させる(コイル5のみの通電時も同
じ)。また、両コイル4及び5に通電された場合も同様
にステータヨーク2及び3にそれぞれ磁路を形成し、マ
グネットロータ3と作用し合い、マグネットロータ3に
回転トルクを与える。
【0022】一方、両方のコイル4及び5に順次電流方
向を切り換えながら通電することにより、従来から周知
であるステッピングモータの駆動を行うようにしてい
る。この回転はマグネットロータ3のギヤ部3aと回転
リング14のギヤ部14cとの噛み合いにより、回転リ
ング14を所定角度回転させる。この回転リング14の
回転によって絞り羽根13の表面ダボ13bは回転方向
に移動される。そして、絞り羽根13の裏面ダボ13a
はカム板12に設けられた絞りカム12aとの相関関係
により絞り羽根13を開方向もしくは閉方向に揺動させ
て周知の絞り開閉動作を行い、露出調節が行われる。
【0023】図4は本発明の第2実施例を示すものであ
る。なお、説明を簡単にするために前述第1実施例と同
一部分には同一符号を付し、相違する点のみを説明す
る。本実施例が前述第1実施例と相違する点は回転リン
グ14と環状地板11との嵌合部分である。すなわち、
図4(a)に示す例においては、回転リング14にはそ
の外周面に面取り形状部14fが施され、該面取り形状
部14fのラジアル方向開始点から環状地板11の開口
穴部11eまでの寸法をZとして設定されている。次
に、図4(b)に示す例においては、環状地板11の開
口穴部11eに面取り形状部11fが施され、該面取り
形状部11fのラジアル方向開始点から回転リング14
の突起部14eの嵌合部までの寸法をZとして設定され
ている。
【0024】さらに、図4(c)に示す例においては、
環状地板11と回転リング14にそれぞれ面取り形状部
11f,14fが施され、その面取り形状部11f,1
4fのラジアル方向開始点同志の距離をZとして設定さ
れている。その他の構成については、いずれも前述第1
実施例と同様である。
【0025】そして、図4(a)〜(c)において、
X,Y,Zの寸法関係式を X<Y<Z として設定さ
れている。このような関係を持つことにより、前述第1
実施例のように回転リング14とカム板12とを目安で
芯を出しておいて環状地板11を組むという技法でな
く、たとえ回転リング14とカム板12とが回転嵌合ガ
タY寸法だけ片寄って組み込まれていても環状地板11
をカム板12に対して位置決め支持するだけで前記面取
り形状部14fに沿って回転リング14が自動的にラジ
アル方向に移動し、環状地板11の開口穴部11eと回
転リング14の突起部14eとが嵌合されることになる
ため、組立性は大幅にアップする。その際、前述第1実
施例と同様に環状地板11とカム板12が組み込み後
は、嵌合ガタ関係はX<Yのため、カム板12と回転リ
ング14は嵌合接触せず、環状地板11と回転リング1
4のみで嵌合し、かつ嵌合径が環状地板11と回転リン
グ14の方が小さいことにより回転負荷トルクが小とな
ることは勿論である。なお、本実施例では面取り形状に
て設定したが、R面形状でも同様な機能を有することは
言うまでもない。
【0026】
【発明と実施例の対応】以上の実施例において、カム板
12が本発明の第1の固定部材に、回転リング14が本
発明の回転部材に、絞り羽根13が本発明の移動部材
に、環状地板11が本発明の第2の固定部材に、それぞ
れ相当する。以上が実施例の各構成と本発明の各構成の
対応関係であるが、本発明はこれら実施例の構成に限ら
れるものではなく、請求項で示した機能、または実施例
の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのような
ものであってもよいことは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に示す本
発明は円環状の第1の固定部材と、該第1の固定部材と
同軸上に回転可能に嵌合した円環状の回転部材と、該第
1の固定部材と該回転部材に対して係合する部分を有
し、該回転部材の回転により該第1の固定部材及び該回
転部材の内周開口穴径内に進出可能な移動部材と、該第
1の固定部材に対して該回転部材と該移動部材をはさみ
込んで位置決め支持するとともに、該回転部材と回転嵌
合する円環状の第2の固定部材とを備えた回転駆動装置
において、該第1の固定部材と該回転部材の嵌合径に対
し、該回転部材と該第2の固定部材の嵌合径を小さく設
定するとともに、該第1の固定部材及び該回転部材の回
転嵌合ガタ量Yと該回転部材及び該第2の固定部材の回
転嵌合ガタ量Xの関係を、X<Yとしたことにより、第
1の固定部材と回転部材を目安で芯を合わせて組み込ん
でおくことが容易にでき、その状態で第2の固定部材と
第1の固定部材を位置決め支持しながら第2の固定部材
と回転部材を嵌合させることも容易となり、組立性を向
上でき、また、第1の固定部材と回転部材及び第2の固
定部材相互の回転嵌合ガタ量の違いで回転負荷トルクと
しては小さく、回転性能すなわち回転効率ダウンを発生
させない効果がある。
【0028】請求項2に示す本発明は請求項1記載の該
回転駆動装置に加えて該回転部材と該第2の固定部材を
嵌合組み込みする嵌合開始部分に回転軸方向と直交する
面に対して傾斜部を、該回転部材またはかつ該第2の固
定部材に持つよう構成し、該傾斜部のラジアル方向開始
点と嵌合部分までの距離に前記回転嵌合ガタ量Xを加え
た値Zの関係をX<Y<Z とすることにより、前述の
ような第1の固定部材と回転部材を目安で心を合わせて
おく必要がなく、回転部材が第1の固定部材に対しガタ
量Yだけ片寄っていても第2の固定部材を第1の固定部
材に位置決め支持する工程だけで第2の固定部材と回転
部材を嵌合可能となり、回転効率ダウンを発生させずに
かつ組立性が大幅にアップできる。
【0029】請求項3に示す本発明は該回転部材を回転
させる駆動源はステッピングモータにしたことにより、
電動駆動でもモータ効率ダウンを発生せずに、かつ脱調
現象が発生しにくくなる。請求項4に示す本発明は該移
動部材は絞り装置の絞り羽根であることにより、製品の
小型化要求に十分対応し、また組立性の向上が低コスト
ででき、かつ回転効率の良いものとすることができる。
請求項5に示す本発明は請求項1ないし4記載の回転駆
動装置を光学機器に備えることにより、光学機器がその
回転部材の回転効率をダウンさせず、組立性を向上し、
製品を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の回転駆動装置を用い
た光学機器の絞り装置の分解斜視図である。
【図2】その断面図である。
【図3】その回転駆動装置の平面図である。
【図4】本発明の第2実施例の回転駆動装置の断面図
で、(a),(b),(c)はそれぞれ異なる変形例で
ある。
【符号の説明】
A・・ステッピングモータ、B・・絞り装置、11・・
環状地板、11e・・開口穴部、12・・カム板、12
b・・離間用凸部の内周面、13・・絞り羽根、14・
・回転リング、14b・・外周面、14e・・突起部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円環状の第1の固定部材と、該第1の固
    定部材と同軸上に回転可能に嵌合した円環状の回転部材
    と、該第1の固定部材と該回転部材に対して係合する部
    分を有し、該回転部材の回転により該第1の固定部材及
    び該回転部材の内周開口穴径内に進出可能な移動部材
    と、該第1の固定部材に対して該回転部材と該移動部材
    をはさみ込んで位置決め支持するとともに、該回転部材
    と回転嵌合する円環状の第2の固定部材とを備えた回転
    駆動装置において、該第1の固定部材と該回転部材の嵌
    合径に対し、該回転部材と該第2の固定部材の嵌合径を
    小さく設定するとともに、該第1の固定部材及び該回転
    部材の回転嵌合ガタ量Yと該回転部材及び該第2の固定
    部材の回転嵌合ガタ量Xの関係を、X<Yとしたことを
    特徴とする回転駆動装置。
  2. 【請求項2】 該回転部材と該第2の固定部材を嵌合組
    み込みする嵌合開始部分に回転軸方向と直交する面に対
    して傾斜部を、該回転部材またはかつ該第2の固定部材
    に持つよう構成し、該傾斜部のラジアル方向開始点と嵌
    合部分までの距離に前記回転嵌合ガタ量Xを加えた値Z
    の関係をX<Y<Z としたことを特徴とする請求項1
    記載の回転駆動装置。
  3. 【請求項3】 該回転部材を回転させる駆動源はステッ
    ピングモータにしたことを特徴とする請求項1及び2記
    載の回転駆動装置。
  4. 【請求項4】 該移動部材は絞り装置の絞り羽根である
    ことを特徴とする請求項1、2、3記載の回転駆動装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4記載の回転駆動装置を
    備えたことを特徴とする光学機器。
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