JPH10204010A - 糖類の水素化方法 - Google Patents

糖類の水素化方法

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JPH10204010A
JPH10204010A JP1833298A JP1833298A JPH10204010A JP H10204010 A JPH10204010 A JP H10204010A JP 1833298 A JP1833298 A JP 1833298A JP 1833298 A JP1833298 A JP 1833298A JP H10204010 A JPH10204010 A JP H10204010A
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sorbitol
catalyst
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hydrogenation
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JP1833298A
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Gerhard Darsow
ゲルハルト・ダルゾウ
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Bayer AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/132Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H3/00Compounds containing only hydrogen atoms and saccharide radicals having only carbon, hydrogen, and oxygen atoms
    • C07H3/04Disaccharides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07BGENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
    • C07B2200/00Indexing scheme relating to specific properties of organic compounds
    • C07B2200/07Optical isomers

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エピマー不含の糖アルコール類の製造方法。 【解決手段】 対応する糖類を、水溶液において水素に
より接触水素化することによるエピマー不含の糖アルコ
ールの製造方法であって、その水素化は、水素圧100
〜400barおよび反応温度20〜70℃において、
固定床に配列され、そしてIV族および/またはV族の
元素とともに元素の周期表のVIII副族の鉄副族の元
素の金属もしくは合金の圧縮粉末から作成される無担体
成型体において連続的に実施される。その成型体は、圧
縮強さ20〜220N、および内部表面の面積10〜1
00m2/gをもつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糖類、例えばD−
キシロース、α−D−グルコース、4−O−β−D−ガ
ラクトピラノシル−α−D−グルコピラノースもしくは
4−O−α−D−グルコピラノシル−α−D−グルコピ
ラノースを、水素によって連続接触水素化して、対応す
る糖アルコール類、例えばD−キシリトール、D−ソル
ビトール、4−O−β−D−ガラクトピラノシル−α−
D−ソルビトールもしくは4−O−α−D−グルコピラ
ノシル−α−D−ソルビトールを得るための安価な方法
に関する。
【0002】本反応の過程は、次の反応式によって示さ
れる:
【0003】
【化1】
【0004】
【化2】
【0005】
【化3】
【0006】
【従来の技術】従来、キシリトール(ドイツ特許出願公
開第19 35 934号)もしくはソルビトール(ドイツ特許
出願公告第544 666号;同第554 074号)を製造するため
には、原則的に、微粉ニッケル触媒が懸濁法において使
用されるバッチ方法が使用されてきた。また、これまで
天然に検出されてないラクチトールを製造するために、
欧州特許出願公開第39 981号は、同様に、微粉ニッケル
触媒が懸濁法において使用されるバッチ方法を開示して
いる。また、この種の方法は、米国特許第3 741776号に
おいて、マルチトールの製造用として提案されている。
【0007】バッチ懸濁法は、それらの性能が、反応容
量に比べて非常に低く、その結果、高容量の高価な反応
装置と貯蔵タンクを必要とするという欠点をもってい
る。エネルギー消費が経済的ではなく、そして労力の必
要性が比較的高い。カスケード中に接続された2種以上
のバッチの水素化反応器を用いて運転する連続微粉接触
法は、部分的にのみ該欠点を回避する。微粉触媒を特異
的に計測し、それを活性化し、ポンプ輸送によってそれ
を循環し、そして反応生成物からそれを定量的に濾別す
るという労力を要する作業がさらに必要である。触媒用
ポンプは、高い機械的応力にかけられる。微粉触媒の定
量的除去は、複雑である(交互の粗い濾過装置と細かい
濾過装置)。その上、触媒が、付加的な運転により、そ
の活性を急速に失うという高い危険性がある(高い触媒
消費)。したがって、固定床反応において触媒をしばし
ば交換することは、また費用がかかるので、数年という
長い期間にわたっても、出来る限り劣化しない高い比活
性を有する固定床触媒により、反応を進行させることが
望ましい。また、固定床触媒の場合には、これまで、連
続する複数の反応器を接続させて、複数の直列に接続さ
れた反応ゾーンをつくるのが普通であった(ドイツ特許
出願公開第3 214 432号)。
【0008】初発相の触媒は、しばしば、それらが、付
加的な化学処理法、例えば触媒表面上に単分子酸素層を
形成させるための酸素ガスによる処理によって、安定化
されねばならないほどの活性であるので、極端に高い活
性表面の面積140〜180m2/gをもつ酸化性支持
材(SiO2/Al23)に担持されたニッケル触媒
が、ここでは主として使用される(ドイツ特許出願公開
第3 110 493号)。しかしながら、その場合の触媒の失
活性安定化は、糖アルコール類のカラメル化による変色
およびメタノールやメタンさえ生成する水素化クラッキ
ング(水素化分解)のような、制御不可能な副反応が起
こり得るほど高い(130〜180℃)水素化における
反応温度を必要とする。その上、この反応様式では、比
較的多量の重金属が、常に、イオン型またはコロイド型
として溶液になり、それは、一方では、水素化生成物の
続いての活性炭素処理と、そして他方では、イオン交換
体による脱イオンを必要とする。
【0009】ほとんどの水素化工程は、pH7〜13に
設定された糖液を用いて進行するので、酸性の出発溶液
は、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属を混合され
ねばならず、同じようにして、再び労力をかけて除去し
なければならない(ドイツ特許出願公開第3 110 493
号;同第3 214 432号)。さらに、著しいエピマー化
が、水素化条件下で起きるであろうから、そのために、
例えば、D−キシロースは、また、キシリトールに加え
てリキシトール(またはアラビニトールおよびリビトー
ル)を生成するであろう。α−D−グルコースもまた、
ソルビトールに加えてマンニトールを生成することが予
想されるであろう。その上、ラネーニッケルによる接触
水素化の間の、糖の炭素鎖の開裂作用が知られている;
ドイツ特許出願公開第2 756 270号は、ホルムアルデヒ
ドの自己縮合から生じるような糖混合物に及ぼす影響を
記載していて、より高いC鎖数からより低いC鎖数への
顕著なシフトが、そこで示された具体的な実施例におい
て観察される。
【0010】欧州特許出願公開第423 525号は、元素の
周期表のVIII副族の鉄副族元素の無担体固型体(s
upport−free solid body)にお
いて、対応するエピマーを含まない糖アルコール類への
糖類の連続水素化法を開示しているが、これらの無担体
成型体(support−free shapedbo
dy)は、好ましくは、圧縮および/または結合された
金属粉末によって製造されている。この場合には、糖類
は、実質的に転化されずに、各場合、エピマー化とC鎖
開裂を実質的に回避し、そしてエーテル形成を伴う縮合
反応による比較的高分子成分の形成を回避して、主に1
種類だけの糖アルコールが生成されることが分かった。
【0011】欧州特許出願公開第694 515号は、VI族
の活性化元素を含む元素の周期表のVIII副族の鉄副
族元素から作成された無担体固型体において、キシリト
ール、ソルビトール、4−O−β−D−ガラクトピラノ
シル−α−D−ソルビトール(ラクチトール)および4
−O−α−D−グルコピラノシル−α−D−ソルビトー
ル(マンニトール)からなる群から選ばれる糖アルコー
ル類の、それぞれ、対応する糖類、D−キシロース、α
−D−グルコース、4−O−β−D−ガラクトピラノシ
ル−α−D−グルコピラノースおよび4−O−α−D−
グルコピラノシル−α−D−グルコピラノースの接触水
素化による、より安価な製造方法を開示している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、低い転
化速度(糖g/触媒lxh)を増大し、そして触媒費用
をさらに低下することが継続して望まれる。さらにま
た、エネルギー費用を一層低下するためにも、溶媒中そ
して可能な限り低い温度において、水素化されるべき物
質のできるだけ高い濃度において方法を実施することが
なお期待される。
【0013】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、周期表
のIV族および/または族Vの元素を含むニッケル、コ
バルトおよび鉄、またはそれらの合金の金属粉末は、そ
れらが圧縮されて成型体になった後に、該糖類のエピマ
ー不含の糖アルコール類への水素化を等しく良好に触媒
するだけでなく、またVIII副族の純元素から作成さ
れた触媒よりも50〜70%安価であるこれらの金属も
しくは金属合金の触媒は、なお一層高い水素化活性さえ
もっていて、その結果、水素化反応は、50℃までの比
較的低い反応温度で実施できるか、あるいは1時間当た
りの触媒負荷は、これまでの結果と比較して50%まで
の増加ができることが、ここに発見された。使用される
粉末は、付加的に、他の非触媒金属もしくは金属合金
(例えば、マンガン、ケイ素、アルミニウム)の一定割
合(最大20重量%まで容認される)を、高い活性の低
下なしに含むことができる。
【0014】したがって、本発明は、加圧下、高温にお
ける水素を含む水溶液において、キシリトール、ソルビ
トール、4−O−β−D−ガラクトピラノシル−α−D
−ソルビトール(ラクチトール)および4−O−α−D
−グルコピラノシル−α−D−ソルビトール(マンニト
ール)からなる群から選ばれるエピマー不含の糖アルコ
ール類の、それぞれ、対応する糖類、D−キシロース、
α−D−グルコース、4−O−β−D−ガラクトピラノ
シル−α−D−グルコピラノースおよび4−O−α−D
−グルコピラノシル−α−D−グルコピラノースの接触
水素化による製造方法であって、水素圧100〜400
bar、好ましくは150〜300barおよび温度2
0〜70℃、好ましくは40〜65℃において、水素化
触媒として働き、そして圧縮強さ20〜220N、好ま
しくは70〜140N、ならびに(i)元素の周期表
(メンデレーエフ)のVIII副族の鉄族の1種以上の
元素であって、(ii)これらの元素に付加的に合金さ
れるIV族および/またはVの族活性化元素を混ぜて合
金にされたものから作成される内部表面の面積10〜1
00m2/gをもつ、無担体成型体の反応ゾーンに基づ
く固定床法において、連続的に水素化を実施することを
含む方法に関する。
【0015】無担体成型体の圧縮強さは、DIN 50
106により規定されるように測定することができ
る。無担体成型体は、F.M. Nelsen and F.T. Eggertse
n, Analyt. Chem. 30 (1958), 1387およびS.J Gregg an
d S.W. Sing, Adsorption, Surface Area and Porosit
y, London 1982, chapters 2 and 6によって記載されて
いる方法によって、特許請求される内部表面の面積に関
して試験することができ、かくして本発明による方法に
おける有用性を試験することができる。
【0016】周期表のVIII副族の鉄副族としては、
元素、鉄、コバルトおよびニッケルが挙げられる。本発
明により使用されるべき無担体成型体は、無担体成型体
の総重量に基づいて、これらの金属の1種以上を少なく
とも50重量%、好ましくは少なくとも60重量%、特
に少なくとも70重量%の量で含む。好適な鉄副族金属
はFeおよびNiである。
【0017】周期表のIV族は、元素チタニウム、ジル
コニウムおよびハフニウムを含む。周期表のV族は、元
素バナジウム、ニオビウムおよびタンタルムを含む。本
発明により使用されるべき無担体成型体は、無担体成型
体の総重量に基づいて、これらの金属の1種以上を少な
くとも1.5重量%、好ましくは少なくとも3.0重量
%、特に少なくとも6.0重量%の量で含む;それら
は、無担体成型体の総重量に基づいて、これらの金属の
1種以上を最大30重量%、好ましくは最大20重量
%、特に最大15重量%の量で含む。挙げられるこれら
の中の好適な元素はTi,ZrおよびVである。
【0018】本発明により使用されるべき無担体成型体
は、さらに、−各場合、無担体成型体の総重量に基づい
て−、他の金属の20重量%まで、好ましくは15重量
%までを含むことができる。したがって、それらの下方
限界は、0重量%である。触媒的に活性である必要のな
いそのような金属の例は、アルミニウム、ケイ素および
マンガンを含む。好適な実施態様によれば、無担体成型
体は、成分(i)および(ii)に加えて、アルミニウ
ム15重量%以下および/または他の金属5重量%以下
を含有する。
【0019】無担体成型体は、例えばタブレットまたは
ペレット機において、高圧下で金属粉末を圧縮すること
による慣用の方法によって製造できる;金属粒子の接着
を改善するために、また、グラファイトおよび/または
接着剤が、触媒を形成する成分の総重量に基づいて、
0.5〜1重量%の量で使用できる。無担体成型体は、
好ましくは、表面酸化を避けるために、酸素不含の雰囲
気中で製造される。成型体の例は、直径2〜10mm、
好ましくは3〜7mmをもつタブレット体、ボール体、
顆粒体である。タブレット成型体は、さらに、外部表面
の面積を増加させるために軸方向の穴を備えることがで
きる。この種の成型体は、巨視的にみれば平滑表面をも
つ。本発明により使用されるべき成型体は、圧縮強さ2
0〜220N、好ましくは70〜140Nをもつ。より
低い圧縮強さは、成型体の崩壊または侵食性摩耗を起こ
し、金属粉末による反応生成物の不要な汚染を引き起こ
すので、これは重要である。
【0020】本発明による方法のための出発化合物とし
て、これは、結晶D−キシロース、α−D−グルコー
ス、α−ラクトースもしくはα−ラクトース1水和物、
またはマルトース(液体もしくはまた、そのβ−型にお
ける結晶1水和物)から作成することができる。出発材
料は、好ましくは、酸素不含の脱イオン水中に、pH
4.5〜11.5である濃度40〜60重量%、好まし
くは濃度45〜55重量%の溶液が形成されるように溶
解される。単糖類の溶液は、好ましくは、pH4.5〜
9.5に調整され、そして二糖類の溶液は、好ましく
は、pH5.5〜10.5に調整される。すべての出発
材料について、特に好適なpH範囲は6〜8.0であ
る。出発化合物として挙げられる糖類は、pH7をもつ
水に溶解されて、中性反応を示すか、または糖酸の痕跡
量の生成のために、弱い酸性反応を示すが、例えば、炭
酸アンモニウムのような塩基性の水溶性化合物か、ある
いは好ましくは、水溶液中または糖酸、ソルビン酸もし
くはクエン酸のような酸性化合物の水溶液中アンモニア
かの目的量の添加によって、所望のpHに調整すること
ができる。
【0021】本発明による方法では、圧力100〜40
0bar、好ましくは150〜300barに前以て圧
縮された純水素が使用される。H2量は、化学量論的に
2〜100倍量、好ましくは4〜50倍量である。水素
化は、水素化触媒として働く無担体成型体の固定床法に
おいて、水素化反応器中に備えられた触媒上に水素化さ
れるべき溶液を、予め混合された水素とともに底部から
並流上昇させる(並流法)か、または頂部から流入する
水素とは反対方向に、底部から上昇させる水素化される
べき溶液を導入する(向流法)か、いずれかで通過させ
ることによって連続的に遂行される。水素化反応器は、
無担体成型体で完全にまたは部分的に[この場合には、
或る箇所のチューブ横断部に、ホルダー(ワイヤーバス
ケットもしくは類似のもの)上の無担体成型体を用いる
のが有用である]満たされた鋼鉄もしくは鋼鉄合金製の
別個の高圧チューブであっても、あるいは無担体固形体
で完全にまたは部分的に満たされた個々のチューブのジ
ャケットで覆われた高圧チューブの束であってもよい。
さらにまた、比較的大型の単一チューブ反応器の代わり
に、複数の小型単一反応器の完全に連続する配列が、1
カスケードに連続的にまたは並列に運転されてもよい。
【0022】水素化は、温度20〜70℃、好ましくは
40〜65℃で実施される。より低い温度は、より長い
滞留時間か、または糖類の実質的に定量的な転化を止め
ることを意味するであろう。より高い温度は、制御不可
能な副反応、例えばカラメル化、エーテル開裂もしくは
水素化クラッキングを生じて、変色および不要な生成物
の生成を起こす。1時間当たりの触媒負荷は、触媒1リ
ットル当たり出発化合物として挙げられる糖類250〜
750gである。該反応条件が適応される場合、そのよ
うな負荷において、20,000時間以上の予期せぬほ
ど高い触媒機能の活性が達成でき、この場合、比触媒消
耗(specific catalyst consu
mption)0.1重量%未満が達成される。
【0023】本発明による方法は、乾物で99.5%を
超える純度における糖アルコール類を製造することがで
きる。未反応糖類含量は、≦0.2%の値に達する。し
たがって、本糖アルコールの商業的に慣用の規格は、例
えばDeutsches Arzneimittelbuch DAB、United States
Phrmacopeia USPまたはFood Chemical Codex FCCによれ
ば、直接そのまま使用するのに、さらなる精製工程なし
に適合できる。
【0024】かくして、本発明による方法の技術的優位
性は、事実上定量的な転化による高い収量および製造さ
れた生成物の純度によって得られる環境衛生上の優位性
に加えて、極端に低い触媒消耗、低い触媒費用、低いエ
ネルギー費用および極端に高い時間当たりの触媒負荷性
能であり、それらが高い空時収量を生じる。
【0025】減圧後に、反応器中の過剰の水素は回収さ
れ、そして圧縮およびさらなる水素による補充後、再利
用できるが、その反応器から取り出された糖アルコール
水溶液は、既に、液状の糖代替物として使用することが
できる。この溶液の水は、種々の方法で、例えば噴霧乾
燥機、ローラー乾燥機によるか、または凍結乾燥によっ
て除去されてもよい。得られる一般にガラス状の澄明な
糖アルコール溶液を、フォーリング・フィルム(fal
ling−film)式エバポレーターまたは同様の機
能をもつ装置において約70〜80重量%の糖アルコー
ル含量まで濃縮し、次いで、さらに真空結晶化装置で蒸
発後、冷却しつつそれを部分または完全結晶化にもたら
すことが、都合のよいことが明らかにされた。結晶は、
ダウンストリーム粉砕法と可能ならば選別することによ
って均一な粒子サイズにすることができる。得られる生
成物は自由流動性である。
【0026】キシリトールは、融点94℃をもつ。ソル
ビトールの場合には、結晶化条件に応じて、種々の結晶
改変型が生産でき、その中の融点101℃をもつγ型は
もっとも安定である。結晶化条件に応じて、ラクチトー
ルは、融点78℃をもつ2水和物としても、また融点1
23℃をもつ1水和物としても生成できる。水における
2種の水和物の溶解度は異なる;1水和物は、2水和物
より低い溶解性である。水和物は非吸湿性であり、それ
故、他のポリオール以上に技術的優位性をもっている。
無水ラクチトールは、無水エタノールの溶液から結晶型
で単離できる。それは146℃で融解し、そして非吸湿
性である。無水マルチトールは、種結晶を接種後、無水
エタノールの溶液から結晶粉末として単離できる。それ
は146℃で融解し、そして吸湿性である(J. Am. Che
m. Soc. 60 (1938), 571)。本発明により製造されるす
べての糖アルコール類は、3ppm未満の触媒成分含量
をもっている;それらは、一般にエピマー不含である。
【0027】本発明の文脈上、エピマー不含は、該糖ア
ルコール類の純度に対して、これらの糖アルコール類
が、さらなる精製操作なしに、DAB、またはUSPお
よびFCCに定められたような商業的慣用の規格に適合
する程度までに無視できるエピマー含量をもつことを意
味すると理解される。
【0028】糖アルコール類は、本発明による方法にお
いて事実上定量的収量で得られる。このことは、比較的
高分子の妨害不純物(エーテル形成から生じる)または
比較的低分子の妨害不純物(水素化分解から生じる)
を、溶媒からの再結晶化のような付加的精製工程によっ
て反応生成物から除去することは、通常は、それらの廃
棄に関して可成の環境衛生上のコストを必要とするの
で、特に重要である。リキシトール種(またはアラビト
ールおよびリビトール)のキシリトール・エピマー糖ア
ルコール類は、反応生成物中にほとんど痕跡(<0.1
重量%)でしか存在しない。ラクチトールのジアステレ
オマー、4−O−β−D−ガラクトピラノシル−α−D
−マンニトール、およびマルチトールのジアステレオマ
ー、4−O−α−D−グルコピラノシル−α−D−マン
ニトールは、それぞれの反応生成物中には検出されな
い。
【0029】本発明により使用される酸素不含で、無担
体の固定床触媒は、担持された触媒とは反対に、「ブリ
ード(bleed)」性をもたず、すなわち触媒成分を
基質の溶液相へイオンまたはコロイド型で移行させる性
質をもたず、そのために、基質は、通常、困難な操作、
例えばイオン交換体を用いてのみ、基質から除去できる
重金属によって汚染されることにはならない。使用され
るべき触媒金属は、重金属を担体材料から苦労して除去
する必要がないので、それらの使用後は、容易に再処理
し、そして再利用することができる。その上、ポリヒド
ロキシル化合物の場合には、重金属イオンとともに、糖
アルコール溶液から苦労してやっと除去できる複雑なキ
レート化合物を形成する傾向の危険性があるであろう。
【0030】キシリトールの甘味力は、スクロースの甘
味力の約80〜100%に達する。その快い呈味のため
に、キシリトールは、糖尿病食餌療法における糖代替物
として、そして菓子および経口医薬品における非カリエ
ス誘発性(non−cariogenic)甘味料とし
て適切である。キシリトールは、German Dietary Regul
ation(Bundesgesetzblatt[German Federal Law Gazett
e] 1, 1982, page 71;cited in Ullmann, 4th Edition,
Volume 24, p. 777, literature referece [209])に
よって、無制限量で糖尿病食餌における使用について許
可されている。キシリトールは、甘味物およびチューイ
ングガムのような菓子を製造するために特に適切である
(Swiss Dent. 1, (7/8) 1980, pages 25〜27; cited i
n Ullmann, 4th Edition, Volume 24, p. 777, literat
ure referece [223])。口腔および咽喉の処置用品、例
えば歯磨き、のどの消毒用錠剤、せき用甘味物もまた、
キシリトールにより甘味を増強される(Swiss Dent. 3,
(7/8) 1982, pages 25〜30; cited in Ullmann, 4th E
dition, Volume 24, p. 777, literature referece[22
4])。
【0031】ソルビトールの甘味力は、スクロースの甘
味力の約50〜60%に達する。甘味力を増強するため
に、その水溶液は、合成甘味料、例えばスルファミン酸
シクロヘキシルもしくはアスパルチルフェニルアラニン
メチルエステルと混合され、そして共点真空結晶化に
よって結晶型で単離することができる。しかしながら、
また合成甘味料は、ソルビトール結晶と固体型で混合す
ることもできる。また、ソルビトールは、他の甘味糖ア
ルコール類、例えばキシリトール、マルチトール、ラク
チトールなどとも液体または固体型で混合できる。ソル
ビトールは、微量、ヒト体内に吸収されるだけであり、
この量のみが代謝される。したがって、ソルビトール
は、糖尿病に対する糖代替物として、そして低カロリー
甘味料として適切である。さらに、それは、スクロース
もしくは他の糖類よりも低いカリエス誘発性である。
【0032】ラクチトールは、ヒト体内では炭水化物と
して代謝されず、そして加水分解もされないばかりか、
小腸で吸収されることもない。したがって、ラクチトー
ルは、糖尿病に対する糖代替物として適切である。さら
に、それは、スクロースよりも低いカリエス誘発性であ
る。ラクチトールの甘味力は、スクロースの甘味力の約
40%に達する。甘味力を増強するために、その水溶液
は、ソルビトールの場合のように合成甘味料と混合さ
れ、そして共点真空結晶化によって結晶型で単離するこ
とができる。しかしながら、また合成甘味料は、ラクチ
トール結晶と固体型で混合することもできる。さらにま
た、ラクチトールは、他の甘味糖アルコール類、例えば
ソルビトール、キシリトールなどとも液体または固体型
で混合できる。
【0033】マルチトールは、ヒト体内において、でん
ぷん加水分解酵素によってかろうじて代謝されるだけで
ある。したがって、低カロリー食餌療法および糖尿病の
ための糖代替物として適切である(Ullmanns Encyclopa
edie der technischen Chemie [Ullmann's Encyclopedi
a of Industrial Chemistry], 4th Edition, Volume24,
Weinheim 1983, p. 771)。マルチトールの甘味力は、
スクロースの甘味力に達する。マルチトールは、他の甘
味糖アルコール類、例えばソルビトール、キシリトール
などと液体型で混合できる。それは、高濃度において
も、高い甘味力と低い結晶性のために、特に、飲料工業
における使用のために推奨することができる。
【0034】キシリトール、ソルビトールおよびラクチ
トールの毒性作用は、長期試験においてさえ見いだされ
ていない(Ullmanns Encyclopaedie der technischen C
hemie [Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemis
try], 4th Edition, Volume24, Weinheim 1983, p. 77
9)ために、食品分野において、糖尿病用製品、および
シュガーレス菓子類と低栄養価食品の製造において、種
々の応用が起きる。また、マルチトールの場合も、毒性
作用は、長期試験において見いだされなかった。
【0035】
【実施例】以下の実施例におけるパーセンテージは重量
によっている。
【0036】(実施例1)内径45mm、長さ1mのス
テンレス鋼製直立断熱性高圧チューブに、Zr含量1
2.8%をもつNi/Zr合金の金属粉末をタブレット
化することによって製造された水素化触媒1.4 lを
充填したが、その触媒は、シリンダーの高さ5mm、直
径5mmで、曲面のシリンダー表面と内部表面の面積7
4m2/gにおける圧縮強さ109Nをもっていた。1
時間当たり、pH7.0をもつ脱ミネラル化した酸素不
含飲料水中45%濃度のD−キシロース溶液450ml
を、圧力300barの高純度水素の5倍モル量ととも
に、底部から頂部へ上昇させながらこのチューブを通し
て連続的にポンプ輸送した。
【0037】水溶液と水素を、一緒に、前以て熱交換器
を通過させ、それらが、温度60℃で高圧チューブに入
るように加熱した。高圧チューブを出た水溶液と過剰の
水素の混合液を、冷却器を通して分離器中に送り、そこ
からの水素を、消費された量を補った後に、新しいD−
キシロース溶液とともに予熱器にポンプで戻入し、そし
てそこから高圧チューブ中に戻した。無色の澄明な水溶
液を降圧し、そして糖アルコール含量約75%までフォ
ーリング・フィルム式エバポレーターで濃縮し、次い
で、冷却しながら、真空結晶缶でさらに蒸発して結晶化
した。白色の、やや吸湿性で、無臭の固体生成物を得た
が、それを処理して微結晶粉末を得た。そのほか、生成
されたキシリトールは高純度であって、安定な斜方晶系
の結晶型において、融点94℃を有した。水素化されな
かったD−キシロースの含量は、≦0.1%であった。
NiとZr含量は、各々<1ppmであった。触媒の活
性は、運転時間1852時間後でさえ変わらなかった。
【0038】(実施例2)高圧スチールN9製で作成さ
れたが、実施例1におけるような高圧チューブを通し
て、水素を、温度60℃、水素圧300barにおい
て、実施例1の反応液流とは逆方向に、D−キシロース
の上昇溶液とは反対方向に通過させて、1時間当たり、
pH7.0をもつ45%濃度のD−キシロース水溶液の
同量を水素化した。触媒は、Al含量10.5%を追加
して合金されたZr含量14.9%をもつNi/Zr合
金の金属粉末をタブレット化することによって製造され
ていた。そのタブレットは、シリンダーの高さ5mm、
直径5mmで、曲面のシリンダー表面と内部表面の面積
81m2/gにおける圧縮強さ75Nをもっていた。活
性低下なしに2224時間の運転時間後、D−キシロー
スの転化率は≧99.8%であった。純度≧99.6%
をもつ完全に結晶化したキシリトールは、水素化されな
かったD−キシロース含量0.1%を含んだ。Ni、Z
rおよびAl含量は、各々2ppmであった。
【0039】(実施例3)実施例1におけるような高圧
チューブにおいて、pH7.5をもつ45%濃度のD−
キシロース水溶液の1時間当たり同量を、温度60℃、
水素圧300barにおいて、実施例1と同様な方式で
水素化した。触媒は、Ni/Fe/Zr合金をタブレッ
ト化することによって作成されていた。その合金は、N
i中Fe含量5%とZr含量10.9%をもった。その
タブレットは、シリンダーの高さ5mm、直径5mm
で、曲面のシリンダー表面と内部表面の面積93m2
gにおける圧縮強さ107Nをもっていた。種結晶を接
種することによって、真空結晶缶中で作成された結晶キ
シリトールは、純度≧99.6%をもっていた。未反応
D−キシロース含量は0.1%であった。Ni、Feお
よびZr含量は、各々<1ppmであった。触媒の活性
は、1620時間の運転時間後も変わらなかった。
【0040】(実施例4)実施例1におけるような高圧
チューブにおいて、1時間当たり、pH6.5をもつ4
5%濃度のD−キシロース水溶液400mlを、温度6
0℃、水素圧300barにおいて、実施例1と同様な
方式で水素化した。触媒は、微粉Ni/Zr合金および
微粉Ni/Ti合金をタブレット化することによって作
成され、Zr含量12.1%およびTi含量5.8%を
もっていた。そのタブレットは、シリンダーの高さ5m
m、直径5mmで、曲面のシリンダー表面と内部表面の
面積81m2/gにおける圧縮強さ103Nをもってい
た。回転真空チューブ中で作成されたキシリトールは、
未反応D−キシロース含量≦0.1%であった。Ni、
ZrおよびTi含量は、各々<1ppmであった。触媒
の活性は、1140時間の運転時間後も、まだ低下しな
かった。
【0041】(実施例5)実施例1におけるような高圧
チューブに、Zr含量14.9%をもつNi/Zr/A
l合金を含む金属粉末をタブレット化することによって
作成された水素化触媒1.4 lを充填したが、その水
素化触媒は、シリンダーの高さ5mm、直径5mmで、
曲面のシリンダー表面と内部表面の面積81m2/gに
おける圧縮強さ75Nをもっていた。1時間当たり、p
H7.0をもつ脱ミネラルした酸素不含飲料水中45%
濃度のα−D−グルコース溶液450mlを、圧力30
0barの高純度水素の10倍モル量とともに、底部か
ら頂部へ上昇させながらこのチューブを通して連続的に
ポンプ輸送した。
【0042】水溶液と水素を、一緒に、前以て熱交換器
を通過させ、それらが、温度60℃で高圧チューブに入
るように加熱した。高圧チューブを出た水溶液と過剰の
水素の混合液を、冷却器を通して分離器中に送り、そこ
から、水素を、消費された量を補った後に、新しいα−
D−グルコースとともに予熱器にポンプで戻入し、そし
てそこから高圧チューブ中に戻した。無色の澄明な水溶
液を降圧し、そして糖アルコール含量約70%までフォ
ーリング・フィルム式エバポレーターで濃縮し、次い
で、冷却しながら、真空結晶缶でさらに蒸発して結晶化
した。白色の、やや吸湿性で、無臭の固体生成物を得た
が、それを粉砕して微結晶粉末を得た。そのほか、生成
されたソルビトールは高純度であって、安定なγ型にお
いて、融点101℃を有した。水素化されなかったα−
D−グルコースの含量は、≦0.1%であった。Ni、
ZrおよびAl含量は、各々<1ppmであった。触媒
の活性は、運転時間2622時間後でさえ変わらなかっ
た。
【0043】(実施例6)実施例1におけるような高圧
チューブを通して、水素を、温度60℃、水素圧300
barにおいて、実施例1に記載のような反応液流の逆
方向に、α−D−グルコースの上昇溶液とは反対方向に
通過させて、1時間当たり、pH7.0をもつ45%濃
度のα−D−グルコース水溶液の実施例1と同量を水素
化した。触媒は、Zr含量14.8%とAl含量10.
5%をもつNi/Zr/Al合金の金属粉末をタブレッ
ト化することによって作成されていた。そのタブレット
は、シリンダーの高さ5mm、直径5mmで、曲面のシ
リンダー表面と内部表面の面積81m2/gにおける圧
縮強さ75Nをもっていた。活性低下なしに1842時
間の運転時間後、α−D−グルコースの転化率は99.
9%であった。晶出し、純度≧99.7%をもつソルビ
トール中の水素化されなかったα−D−グルコース含量
は、≦0.1%であった。Ni含量は、<1ppmであ
った。ZrおよびAl含量は、各々<2ppmであっ
た。
【0044】(実施例7)実施例1におけるような高圧
チューブにおいて、実施例1と同様の方式で1時間当た
り、pH7.5をもつ45%濃度のα−D−グルコース
水溶液の同量を、温度55℃、水素圧300barにお
いて水素化した。触媒は、微粉Ni/Fe/Zr合金を
タブレット化することによって作成されていた。その合
金は、Ni中Fe含量5%とZr含量10.9%をもっ
た。そのタブレットは、シリンダーの高さ5mm、直径
5mmで、曲面のシリンダー表面と内部表面の面積93
2/gにおける圧縮強さ107Nをもっていた。真空
結晶缶中で作成された結晶ソルビトールは、純度≧9
9.6%をもっていた。未反応α−D−グルコース含量
は0.1%であった。Ni、ZrおよびFe含量は、各
々<1ppmであった。触媒の活性は、1448時間の
運転時間後もなお変わらなかった。
【0045】(実施例8)実施例1におけるような高圧
チューブにおいて、実施例1と同様な方式で1時間当た
り、pH6.5をもつ45%濃度のα−D−グルコース
水溶液400mlを、温度60℃、水素圧300bar
において水素化した。触媒は、Zr含量10.9%およ
びV含量3.4%をもち、そして付加的にAl含量1
0.1%をもつNi/Zr/V合金の金属粉末をタブレ
ット化することによって作成された。そのタブレット
は、シリンダーの高さ5mm、直径5mmで、曲面のシ
リンダー表面と内部表面の面積81m2/gにおける圧
縮強さ109Nをもっていた。回転真空チューブ中で作
成されたソルビトールは、未反応α−D−グルコース含
量≦0.1%を含んだ。Ni、Zr、VおよびAl含量
は、各々1ppmであった。触媒の活性は、1662時
間の運転時間後も、まだ低下しなかった。
【0046】(実施例9)実施例1におけるような高圧
チューブに、Zr含量14.9%をもつNi/Zr合金
を含む金属粉末をタブレット化することによって作成さ
れた水素化触媒1.4 lを充填したが、その水素化触
媒は、シリンダーの高さ5mm、直径5mmで、曲面の
シリンダー表面と内部表面の面積85m2/gにおける
圧縮強さ85Nをもっていた。1時間当たり、pH7.
0をもつ脱ミネラルした酸素不含飲料水中40%濃度の
4−O−β−D−ガラクトピラノシル−α−D−グルコ
ピラノース溶液500mlを、圧力300barの高純
度水素の10倍モル量とともに、底部から頂部へ上昇さ
せながらこのチューブを通して連続的にポンプ輸送し
た。水溶液と水素を、一緒に、前以て熱交換器を通過さ
せ、それらが、温度60℃で高圧チューブに入るように
加熱した。高圧チューブを出た水溶液と過剰の水素の混
合液を、冷却器を通して分離器中に送り、そこからの水
素を、消費された量を補った後に、新しい4−O−β−
D−ガラクトピラノシル−α−D−グルコピラノースと
ともに予熱器にポンプで戻入し、そしてそこから高圧チ
ューブ中に戻した。無色の澄明な水溶液を降圧し、そし
て糖アルコール含量約80%までフォーリング・フィル
ム式エバポレーターで濃縮し、次いで、冷却しながら、
真空結晶缶でさらに蒸発して結晶化した。結晶化条件お
よび蒸発された溶液の残留水含量に応じて、これは、融
点77〜78℃をもつ2水和物でも、融点122〜12
3℃をもつ1水和物でもいずれの単離も可能であった;
そのほか、得られる4−O−β−D−ガラクトピラノシ
ル−α−D−ソルビトールは、純粋であった(純度≧9
9.7%)。水素化されなかった4−O−β−D−ガラ
クトピラノシル−α−D−グルコピラノースの含量は、
≦0.1%であった。ソルビトールの含量は≦0.1%
であった。4−O−β−D−ガラクトピラノシル−D−
マンニトールおよびマンニトールは、検出されなかっ
た。NiおよびZr含量は、各々1ppmであった。触
媒の活性は、運転時間1880時間後でさえ変わらなか
った。
【0047】(実施例10)実施例1におけるような高
圧チューブを通して、水素を、温度65℃、水素圧25
0barにおいて、実施例1に記載のような反応液流の
逆方向に、4−O−β−D−ガラクトピラノシル−α−
D−グルコピラノースの上昇溶液とは反対方向に通過さ
せて、1時間当たり、pH6.5をもつ40%濃度の4
−O−β−D−ガラクトピラノシル−α−D−グルコピ
ラノース水溶液の実施例1と同量を水素化した。触媒
は、Zr含量10.9%とAl含量10.5%をもつN
i/Zr/Al合金の金属粉末をタブレット化すること
によって作成された。そのタブレットは、シリンダーの
高さ5mm、直径5mmで、曲面のシリンダー表面と内
部表面の面積81m2/gにおける圧縮強さ78Nをも
っていた。活性低下なしに1912時間の運転時間後、
ロータリー・エバポレーターで蒸発乾固された反応混合
物の4−O−β−D−ガラクトピラノシル−α−D−ソ
ルビトール含量は99.6%であった。水素化されなか
った4−O−β−D−ガラクトピラノシル−α−D−グ
ルコピラノース含量は、≦0.1%であった。ソルビト
ールの含量は0.1%であった。4−O−β−D−ガラ
クトピラノシル−D−マンニトールおよびマンニトール
は、検出されなかった。Ni、ZrおよびAl含量は、
各々<3ppmであった。
【0048】(実施例11)実施例1におけるような高
圧チューブにおいて、実施例1と同様の方式で1時間当
たり、pH7.5をもつ40%濃度の4−O−β−D−
ガラクトピラノシル−α−D−グルコピラノース水溶液
の同量を、温度65℃、水素圧300barにおいて水
素化した。触媒は、微粉Ni/Zr/V/Al合金をタ
ブレット化することによって作成されていた。その合金
は、Zr含量10.9%、V含量3.4%およびAl含
量10.1%をもった。そのタブレットは、シリンダー
の高さ5mm、直径5mmで、曲面のシリンダー表面と
内部表面の面積81m2/gにおける圧縮強さ109N
をもっていた。真空結晶缶中で作成された4−O−β−
D−ガラクトピラノシル−α−D−ソルビトールは、純
度≧99.6%をもっていた。未反応の4−O−β−D
−ガラクトピラノシル−α−D−グルコピラノース含量
は0.1%であった。ソルビトール含量は0.1%であ
った。4−O−β−D−ガラクトピラノシル−D−マン
ニトールおよびマンニトールは、検出されなかった。N
i、Zr、VおよびAl含量は、各々<2ppmであっ
た。触媒の活性は、2016時間の運転時間後もなお低
下しなかった。
【0049】(実施例13)実施例1におけるような高
圧チューブに、Zr含量8.1%とTi含量5.8%を
もつNi/Zr/Ti合金の金属粉末をタブレット化す
ることによって作成された水素化触媒1.4 lを充填
したが、その水素化触媒は、シリンダーの高さ5mm、
直径5mmで、曲面のシリンダー表面と内部表面の面積
81m2/gにおける圧縮強さ103Nをもっていた。
このチューブを通して、1時間当たり、pH7.0をも
つ脱ミネラルした酸素不含飲料水中50%濃度の4−O
−α−D−グルコピラノシル−α−D−グルコピラノー
ス溶液400mlを、圧力300barの高純度水素の
10倍モル量とともに、底部から頂部へ上昇させながら
連続的にポンプ輸送した。水溶液と水素を、一緒に、前
以て熱交換器を通過させ、それらが、温度60℃で高圧
チューブに入るように加熱した。高圧チューブを出た水
溶液と過剰の水素の混合液を、分離器を通過させ、そこ
からの水素を、消費された量を補った後に、新しい4−
O−α−D−グルコピラノシル−α−D−グルコピラノ
ースとともに予熱器にポンプで戻入し、そしてそこから
高圧チューブ中に戻した。無色の澄明な水溶液を降圧
し、そして糖アルコール含量約80%までフォーリング
・フィルム式エバポレーターで濃縮し、次いで、冷却し
ながら、真空結晶缶でさらに蒸発し、適当であれば種結
晶を添加して結晶化した。4−O−α−D−グルコピラ
ノシル−α−D−ソルビトールは、純度≧99.6%で
あった。水素化されなかった4−O−α−D−グルコピ
ラノシル−α−D−グルコピラノースの含量は、≦0.
1%であった。ソルビトールの含量は≦0.1%であっ
た。マンニトールは検出されなかった。触媒の活性は、
運転時間1612時間後でさえ変わらなかった。
【0050】(実施例14)実施例1におけるような高
圧チューブを通して、温度65℃、水素圧250bar
において、水素を、実施例1のような反応液流の逆方向
に、4−O−α−D−グルコピラノシル−α−D−グル
コピラノースの上昇溶液とは反対方向に通過させて、1
時間当たり、pH6.5をもつ45%濃度の4−O−α
−D−グルコピラノシル−α−D−グルコピラノース水
溶液の実施例1と同量を水素化した。触媒は、Zr含量
14.9%とAl含量10.5%をもつNi/Zr/A
l粉末をタブレット化することによって作成された。そ
のタブレットは、シリンダーの高さ5mm、直径5mm
で、曲面のシリンダー表面と内部表面の面積81m2
gにおける圧縮強さ75Nをもっていた。活性低下なし
に1418時間の運転時間後、ロータリー・エバポレー
ターで蒸発乾固された反応混合物の4−O−α−D−グ
ルコピラノシル−α−D−ソルビトール含量は99.8
%であった。水素化されなかった4−O−α−D−グル
コピラノシル−α−D−グルコピラノース含量は、≦
0.1%であった。ソルビトールの含量は≦0.1%で
あった。
【0051】(実施例15)実施例1におけるような高
圧チューブにおいて、実施例1と同様の方式で1時間当
たり、pH7.5をもつ45%濃度の4−O−α−D−
グルコピラノシル−α−D−グルコピラノース水溶液の
同量を、温度60℃、水素圧300barにおいて水素
化した。触媒は、Fe含量5%とZr含量10.9%を
もつ微粉Ni/Fe/Zr合金をタブレット化すること
によって作成された。そのタブレットは、シリンダーの
高さ5mm、直径5mmで、曲面のシリンダー表面と内
部表面の面積95m2/gにおける圧縮強さ103Nを
もっていた。真空結晶缶中で作成された4−O−α−D
−グルコピラノシル−α−D−ソルビトールは、純度9
9.7%をもっていた。未反応の4−O−α−D−グル
コピラノシル−α−D−グルコピラノース含量は0.1
%であった。ソルビトール含量は0.2%であった。N
i、FeおよびZr含量は、<3ppmであった。触媒
の活性は、1604時間の運転時間後も不変であった。
【0052】(実施例16)実施例1におけるような高
圧チューブにおいて、実施例1と同様の方式で、pH
6.5をもつ40%濃度の4−O−α−D−グルコピラ
ノシル−α−D−グルコピラノース水溶液の同量を、温
度65℃、水素圧200barにおいて水素化した。触
媒は、Zr含量14.9%、V含量6.4%とAl含量
10.4%をもつNi/Zr/V/Al合金の金属粉末
をタブレット化することによって作成された。そのタブ
レットは、シリンダーの高さ5mm、直径5mmで、曲
面のシリンダー表面と内部表面の面積88m2/gにお
ける圧縮強さ95Nをもっていた。回転真空チューブ中
で作成された4−O−α−D−グルコピラノシル−α−
D−ソルビトールは、純度≧99.6%をもっていた。
未反応の4−O−α−D−グルコピラノシル−α−D−
グルコピラノース含量は≦0.1%であった。ソルビト
ール含量は0.1%であった。触媒の活性は、3128
時間の運転時間後も低下しなかった。
【0053】本発明の特徴および態様は以下のとおりで
ある。
【0054】1.加圧下、高温における水素を含む水溶
液において、キシリトール、ソルビトール、4−O−β
−D−ガラクトピラノシル−α−D−ソルビトールおよ
び4−O−α−D−グルコピラノシル−α−D−ソルビ
トールからなる群から選ばれるエピマー不含の糖アルコ
ール類の、それぞれ、対応する糖類、D−キシロース、
α−D−グルコース、4−O−β−D−ガラクトピラノ
シル−α−D−グルコピラノースおよび4−O−α−D
−グルコピラノシル−α−D−グルコピラノースの接触
水素化による製造方法であって、水素圧100〜400
barおよび温度20〜70℃において、水素化触媒と
して働き、そして圧縮強さ20〜220N、ならびに
(i)元素の周期表(メンデレーエフ)のVIII副族
の鉄副族の1種以上の元素であって、(ii)さらにI
V族および/またはV族の活性化元素を混ぜて合金にさ
れたものから作成される内部表面の面積10〜100m
2/gをもつ、成型体の反応ゾーンによる固定床法にお
いて、連続的に水素化を実施することを特徴とする製造
方法。
【0055】2. 成型体が、シリンダー形もしくは球
形であり、そして直径2〜10mm、好ましくは3〜7
mmをもつ、第1項記載の方法。
【0056】3. 糖類の水素化が、pH4.5〜1
1.5における40〜60%濃度の水溶液において実施
される、第1項記載の方法。
【0057】4. 触媒として働く成型体が、圧縮強さ
70〜140Nをもつ、第1項記載の方法。
【0058】5. 水素圧150〜300barが用い
られる、第1項記載の方法。
【0059】6. 温度40〜65℃が用いられる、第
1項記載の方法。
【0060】7. 触媒として働く成型体が、成型体の
総重量に基づいて、1種以上の鉄族の金属少なくとも5
0重量%、好ましくは少なくとも60重量%、特に好ま
しくは少なくとも70重量%を含む、第1項記載の方
法。
【0061】8. 触媒として働く成型体が、成型体の
総重量に基づいて、1種以上の元素の周期表の族IVお
よびVの金属少なくとも1.5重量%、好ましくは少な
くとも3.0重量%、特に好ましくは少なくとも6.0
重量%を含む、第1項記載の方法。
【0062】9. 触媒として働く成型体が、成型体の
総重量に基づいて、1種以上の族IVおよびVの金属多
くとも30重量%、好ましくは多くとも20重量%、特
に好ましくは多くとも15重量%を含む、第1項記載の
方法。
【0063】10.触媒として働く成型体が、成型体の
総重量に基づいて、1種以上の触媒的に不活性な金属を
多くとも20重量%、好ましくは多くとも15重量%量
で含む、第1項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 31/26 B01J 23/74 321Z // C07B 61/00 300 23/84 301Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧下、高温における水素を含む水溶液
    において、キシリトール、ソルビトール、4−O−β−
    D−ガラクトピラノシル−α−D−ソルビトールおよび
    4−O−α−D−グルコピラノシル−α−D−ソルビト
    ールからなる群から選ばれるエピマー不含の糖アルコー
    ル類の、それぞれ、対応する糖類、D−キシロース、α
    −D−グルコース、4−O−β−D−ガラクトピラノシ
    ル−α−D−グルコピラノースおよび4−O−α−D−
    グルコピラノシル−α−D−グルコピラノースの接触水
    素化による製造方法であって、水素圧100〜400b
    arおよび温度20〜70℃において、水素化触媒とし
    て働き、そして圧縮強さ20〜220N、ならびに
    (i)元素の周期表(メンデレーエフ)のVIII副族
    の鉄副族の1種以上の元素であって、(ii)さらにI
    V族および/またはV族の活性化元素を混ぜて合金にさ
    れたものから作成される内部表面の面積10〜100m
    2/gをもつ、成型体の反応ゾーンによる固定床法にお
    いて、連続的に水素化を実施することを特徴とする製造
    方法。
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