JPH10204051A - 硫酸エステル塩の製造方法 - Google Patents
硫酸エステル塩の製造方法Info
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- JPH10204051A JPH10204051A JP2727597A JP2727597A JPH10204051A JP H10204051 A JPH10204051 A JP H10204051A JP 2727597 A JP2727597 A JP 2727597A JP 2727597 A JP2727597 A JP 2727597A JP H10204051 A JPH10204051 A JP H10204051A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 有機ヒドロキシ化合物の硫酸エステル塩を、
温和な条件下で選択反応性良く製造する方法を提供す
る。 【解決手段】 有機ヒドロキシ化合物の硫酸エステル塩
を製造する方法において、有機ヒドロキシ化合物に対
し、下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1及びR2は脂肪族基を示し、Mは塩形成性陽
イオンを示す)で表される脂肪族2級硫酸エステル塩を
反応させることを特徴とする前記の方法。
温和な条件下で選択反応性良く製造する方法を提供す
る。 【解決手段】 有機ヒドロキシ化合物の硫酸エステル塩
を製造する方法において、有機ヒドロキシ化合物に対
し、下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1及びR2は脂肪族基を示し、Mは塩形成性陽
イオンを示す)で表される脂肪族2級硫酸エステル塩を
反応させることを特徴とする前記の方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機ヒドロキシ化
合物の硫酸エステル塩を製造する方法に関するものであ
る。
合物の硫酸エステル塩を製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】有機ヒドロキシ化合物の硫酸エステル化
には一般的にSO3やHSO3Clが用いられるが、これ
らの試薬は硫酸化能や酸化能が高く、副反応や反応物の
着色が生じやすいという欠点を有する。特に、アルキル
基中に不飽和基を有するアルコールの場合、不飽和基を
保持したまま水酸基を選択的に硫酸エステル化すること
は困難であった(Tenside Detergent
s, 15,299(1978)。また、複数個の水酸
基を有するポリオール誘導体の場合も一つの水酸基のみ
を選択的に硫酸エステル化することは難しい。さらに、
2級アルコールの硫酸エステル化では、反応性向上のた
め、加熱することが必要となるが、そのため副反応が生
じ、選択的に収率良く硫酸エステルを得ることは困難で
あった(E.E.Gilgert,”Sulfonat
ion and RelatedReactions”
(1965))。上記の選択反応性コントロールのた
め、SO3/ジオキサンやSO3/アミンなどのSO3ア
ダクトを用いる方法が知られているが、反応性のコント
ロールが難しく、選択性と反応性をともに満たして生成
物を得ることは困難であった。さらに硫酸エステル化剤
としてアルキルエトキシレートの硫酸塩を用いる方法が
提案されたが、このアルキルエトキシレートの硫酸塩は
あまり反応性は高くなく、2級アルコールの硫酸エステ
ルを収率良く得ることは困難であった(特開平5−50
2674号)。
には一般的にSO3やHSO3Clが用いられるが、これ
らの試薬は硫酸化能や酸化能が高く、副反応や反応物の
着色が生じやすいという欠点を有する。特に、アルキル
基中に不飽和基を有するアルコールの場合、不飽和基を
保持したまま水酸基を選択的に硫酸エステル化すること
は困難であった(Tenside Detergent
s, 15,299(1978)。また、複数個の水酸
基を有するポリオール誘導体の場合も一つの水酸基のみ
を選択的に硫酸エステル化することは難しい。さらに、
2級アルコールの硫酸エステル化では、反応性向上のた
め、加熱することが必要となるが、そのため副反応が生
じ、選択的に収率良く硫酸エステルを得ることは困難で
あった(E.E.Gilgert,”Sulfonat
ion and RelatedReactions”
(1965))。上記の選択反応性コントロールのた
め、SO3/ジオキサンやSO3/アミンなどのSO3ア
ダクトを用いる方法が知られているが、反応性のコント
ロールが難しく、選択性と反応性をともに満たして生成
物を得ることは困難であった。さらに硫酸エステル化剤
としてアルキルエトキシレートの硫酸塩を用いる方法が
提案されたが、このアルキルエトキシレートの硫酸塩は
あまり反応性は高くなく、2級アルコールの硫酸エステ
ルを収率良く得ることは困難であった(特開平5−50
2674号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、有機ヒドロ
キシ化合物の硫酸エステル塩を、温和な条件下で選択反
応性良く製造する方法を提供することをその課題とす
る。
キシ化合物の硫酸エステル塩を、温和な条件下で選択反
応性良く製造する方法を提供することをその課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、有機ヒドロキシ化合
物の硫酸エステル塩を製造する方法において、有機ヒド
ロキシ化合物に対し、下記一般式(1)
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、有機ヒドロキシ化合
物の硫酸エステル塩を製造する方法において、有機ヒド
ロキシ化合物に対し、下記一般式(1)
【化1】 (式中、R1及びR2は脂肪族基を示し、Mは塩形成性陽
イオンを示す)で表される脂肪族2級硫酸エステル塩を
反応させることを特徴とする前記の方法が提供される。
イオンを示す)で表される脂肪族2級硫酸エステル塩を
反応させることを特徴とする前記の方法が提供される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で用いる有機ヒドロキシ化
合物には、脂肪族系、芳香族系及び複素環系のヒドロキ
シ化合物が包含され、その種類は特に制約されないが、
脂肪族系のヒドロキシ化合物の使用が好ましい。脂肪族
系の有機ヒドロキシ化合物には、鎖状及び環状の脂肪族
アルコールが包含される。また、この脂肪族アルコール
は、不飽和結合や置換基を有することができる。置換基
としては、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシ
基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アシルオキシ
基、アミノ基、ハロゲン原子等が挙げられる。脂肪族系
ヒドロキシ化合物の具体例としては、ドデセノール、オ
レイルアルコール、オクタジエノール、シクロヘキセニ
ルアルコール等の脂肪族不飽和アルコール;2−オクタ
ノール、2−デカノール、2−ステアリルアルコール、
シクロヘキサノール等の脂肪族2級アルコール;オクタ
ンジオール、ドデカンジオール、バチルアルコール、セ
ラキルアルコール、シクロヘキサンジオール、ラウリン
酸モノグリセリド等の脂肪族多価アルコール;1−オク
タノール、1−デカノール等の脂肪族1級アルコール等
が挙げられる。前記脂肪族不飽和アルコールにおいて、
その炭素数は8〜22、好ましくは15〜21である。
前記脂肪族2級アルコールにおいて、その炭素数は8〜
22、好ましくは12〜18である。前記脂肪族多価ア
ルコールにおいて、その炭素数は10〜30、好ましく
は11〜21である。前記脂肪族1級アルコールにおい
て、その炭素数は8〜22、好ましくは12〜18であ
る。前記芳香族系ヒドロキシ化合物の具体例としては、
フェノール、メチルフェノール、ナフトール、ベンジル
アルコール、フェネチルアルコール等が挙げられる。前
記複素環アルコールとしては、フルフリルアルコール、
チオフェンメタノール等が挙げられる。
合物には、脂肪族系、芳香族系及び複素環系のヒドロキ
シ化合物が包含され、その種類は特に制約されないが、
脂肪族系のヒドロキシ化合物の使用が好ましい。脂肪族
系の有機ヒドロキシ化合物には、鎖状及び環状の脂肪族
アルコールが包含される。また、この脂肪族アルコール
は、不飽和結合や置換基を有することができる。置換基
としては、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アルコキシ
基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アシルオキシ
基、アミノ基、ハロゲン原子等が挙げられる。脂肪族系
ヒドロキシ化合物の具体例としては、ドデセノール、オ
レイルアルコール、オクタジエノール、シクロヘキセニ
ルアルコール等の脂肪族不飽和アルコール;2−オクタ
ノール、2−デカノール、2−ステアリルアルコール、
シクロヘキサノール等の脂肪族2級アルコール;オクタ
ンジオール、ドデカンジオール、バチルアルコール、セ
ラキルアルコール、シクロヘキサンジオール、ラウリン
酸モノグリセリド等の脂肪族多価アルコール;1−オク
タノール、1−デカノール等の脂肪族1級アルコール等
が挙げられる。前記脂肪族不飽和アルコールにおいて、
その炭素数は8〜22、好ましくは15〜21である。
前記脂肪族2級アルコールにおいて、その炭素数は8〜
22、好ましくは12〜18である。前記脂肪族多価ア
ルコールにおいて、その炭素数は10〜30、好ましく
は11〜21である。前記脂肪族1級アルコールにおい
て、その炭素数は8〜22、好ましくは12〜18であ
る。前記芳香族系ヒドロキシ化合物の具体例としては、
フェノール、メチルフェノール、ナフトール、ベンジル
アルコール、フェネチルアルコール等が挙げられる。前
記複素環アルコールとしては、フルフリルアルコール、
チオフェンメタノール等が挙げられる。
【0006】本発明で用いる脂肪族2級硫酸エステル塩
を表す前記一般式(1)において、そのR1及びR2は脂
肪族基を示すが、この脂肪族基には鎖状及び環状のもの
が包含される。また、この脂肪族基は、不飽和結合や置
換基を有することができる。置換基としては、ヒドロキ
シル基、カルボキシル基、アルコキシ基、アシル基、ア
ルコキシカルボニル基、アシルオキシ基、アミノ基、ハ
ロゲン原子等が挙げられる。脂肪族基R1及びR2の具体
例としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ビニル、プロペニル、シクロヘキシル、フェニル等
が挙げられる。R1及びR2の炭素数は1〜6、好ましく
は1〜3である。また、R1とR2の合計炭素数は、12
以下、好ましくは3〜7の範囲に規定するのがよい。本
発明で用いる好ましい脂肪族基R1は、R3OCH2−
(式中、R3は脂肪族基を示す)で表されるものであ
る。この場合、R3としては、炭素数1〜5、好ましく
は1〜4のアルキル基、例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル等が挙げられ
る。
を表す前記一般式(1)において、そのR1及びR2は脂
肪族基を示すが、この脂肪族基には鎖状及び環状のもの
が包含される。また、この脂肪族基は、不飽和結合や置
換基を有することができる。置換基としては、ヒドロキ
シル基、カルボキシル基、アルコキシ基、アシル基、ア
ルコキシカルボニル基、アシルオキシ基、アミノ基、ハ
ロゲン原子等が挙げられる。脂肪族基R1及びR2の具体
例としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ビニル、プロペニル、シクロヘキシル、フェニル等
が挙げられる。R1及びR2の炭素数は1〜6、好ましく
は1〜3である。また、R1とR2の合計炭素数は、12
以下、好ましくは3〜7の範囲に規定するのがよい。本
発明で用いる好ましい脂肪族基R1は、R3OCH2−
(式中、R3は脂肪族基を示す)で表されるものであ
る。この場合、R3としては、炭素数1〜5、好ましく
は1〜4のアルキル基、例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル等が挙げられ
る。
【0007】前記一般式(1)において、塩形成性陽イ
オンを示すMとしては、ナトリウムや、リチウム、カリ
ウム等のアルカリ金属イオン、カルシウム、マグネシウ
ム等のアルカリ土類金属イオン、アルミニウムイオン等
の金属イオン;アンモニウムイオン;アルキルアンモニ
ウムイオン、ジアルキルアンモニウムイオン、トリアル
キルアンモニウムイオン、テトラアルキルアンモニウム
イオン、モノ−ヒドロキシアルキルアンモニウムイオ
ン、ジ−ヒドロキシアルキルアンモニウムイオン、トリ
−ヒドロキシアルキルアンモニウムイオン、テトラ−ヒ
ドロキシアルキルアンモニウムイオン等の置換基を有し
ていてもよいアルキルアンモニウムイオンが挙げられ
る。前記アルキル基としては、炭素数1〜3、好ましく
は1〜2のアルキル基が挙げられる。置換基としては、
ヒドロキシル基の他、アルコキシ基、アシル基、ハロゲ
ン等が挙げられる。
オンを示すMとしては、ナトリウムや、リチウム、カリ
ウム等のアルカリ金属イオン、カルシウム、マグネシウ
ム等のアルカリ土類金属イオン、アルミニウムイオン等
の金属イオン;アンモニウムイオン;アルキルアンモニ
ウムイオン、ジアルキルアンモニウムイオン、トリアル
キルアンモニウムイオン、テトラアルキルアンモニウム
イオン、モノ−ヒドロキシアルキルアンモニウムイオ
ン、ジ−ヒドロキシアルキルアンモニウムイオン、トリ
−ヒドロキシアルキルアンモニウムイオン、テトラ−ヒ
ドロキシアルキルアンモニウムイオン等の置換基を有し
ていてもよいアルキルアンモニウムイオンが挙げられ
る。前記アルキル基としては、炭素数1〜3、好ましく
は1〜2のアルキル基が挙げられる。置換基としては、
ヒドロキシル基の他、アルコキシ基、アシル基、ハロゲ
ン等が挙げられる。
【0008】本発明で好ましく用いられる脂肪族2級硫
酸エステル塩の具体例を示すと、iso−PrOSO3
Na、EtCH(OSO3Na)Me、EtCH(OS
O3Na)Et、MeOCH2CH(OSO3Na)M
e、MeOCH2CH(OSO3Na)Me、EtOCH
2CH(OSO3Na)CH2OEt等が挙げられる。
酸エステル塩の具体例を示すと、iso−PrOSO3
Na、EtCH(OSO3Na)Me、EtCH(OS
O3Na)Et、MeOCH2CH(OSO3Na)M
e、MeOCH2CH(OSO3Na)Me、EtOCH
2CH(OSO3Na)CH2OEt等が挙げられる。
【0009】本発明の方法を実施するには、有機ヒドロ
キシ化合物に対し、前記一般式(1)で表される硫酸エ
ステル塩を反応させる。この場合の反応を反応式で示す
と、以下の通りである。
キシ化合物に対し、前記一般式(1)で表される硫酸エ
ステル塩を反応させる。この場合の反応を反応式で示す
と、以下の通りである。
【化2】 (前記式中、Zは有機基を示し、R1、R2及びMは前記
と同じ意味を有する)
と同じ意味を有する)
【0010】前記反応を実施する場合、その反応温度は
10〜120℃、好ましくは20〜40℃であり、その
反応圧力は特に制約されず、好ましくは常圧であるが、
副生するアルコールを除去して反応速度を高めるため
に、減圧を採用することもできる。反応時間は3〜20
時間程度である。前記一般式(1)で表される硫酸エス
テル塩の使用割合は、硫酸エステル化すべきヒドロキシ
ル基(−OH)1当量当り、0.9〜1.2当量、好ま
しくは約1当量の割合である。本発明により温和な条件
下で有機ヒドロキシ化合物の硫酸エステル塩を製造する
には、硫酸エステル化剤として用いる脂肪族硫酸エステ
ル塩は、脂肪族2級硫酸エステル塩であることが必要
で、脂肪族1級硫酸エステル塩を用いても、円滑に反応
を進行させることはできない。
10〜120℃、好ましくは20〜40℃であり、その
反応圧力は特に制約されず、好ましくは常圧であるが、
副生するアルコールを除去して反応速度を高めるため
に、減圧を採用することもできる。反応時間は3〜20
時間程度である。前記一般式(1)で表される硫酸エス
テル塩の使用割合は、硫酸エステル化すべきヒドロキシ
ル基(−OH)1当量当り、0.9〜1.2当量、好ま
しくは約1当量の割合である。本発明により温和な条件
下で有機ヒドロキシ化合物の硫酸エステル塩を製造する
には、硫酸エステル化剤として用いる脂肪族硫酸エステ
ル塩は、脂肪族2級硫酸エステル塩であることが必要
で、脂肪族1級硫酸エステル塩を用いても、円滑に反応
を進行させることはできない。
【0011】前記反応は、触媒を用いなくても進行する
が、反応速度を高めるために、酸性触媒を使用すること
ができる。このような酸性触媒には、硫酸、塩酸、臭化
水素酸、硝酸、リン酸等の無機酸;p−トルエンスルホ
ン酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸、シュウ酸、
酢酸等の有機酸;シリカ、アルミナ、ゼオライト、カオ
リン、ヘテロポリ酸/シリカ複合体等の固体酸;多孔質
物質上に前記無機酸を担持した固体酸;酸型イオン交換
樹脂等が用いられる。酸型イオン交換樹脂としては、ナ
フイオン(デュポン)やダイアイオン(三菱化学)等の
ようなスルホン酸型のものの使用が好ましい。酸性触媒
の使用割合は、前記一般式(1)で表される硫酸エステ
ル塩1モル当り、0.001〜0.1モル、好ましくは
0.005〜0.05モルの割合である。
が、反応速度を高めるために、酸性触媒を使用すること
ができる。このような酸性触媒には、硫酸、塩酸、臭化
水素酸、硝酸、リン酸等の無機酸;p−トルエンスルホ
ン酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸、シュウ酸、
酢酸等の有機酸;シリカ、アルミナ、ゼオライト、カオ
リン、ヘテロポリ酸/シリカ複合体等の固体酸;多孔質
物質上に前記無機酸を担持した固体酸;酸型イオン交換
樹脂等が用いられる。酸型イオン交換樹脂としては、ナ
フイオン(デュポン)やダイアイオン(三菱化学)等の
ようなスルホン酸型のものの使用が好ましい。酸性触媒
の使用割合は、前記一般式(1)で表される硫酸エステ
ル塩1モル当り、0.001〜0.1モル、好ましくは
0.005〜0.05モルの割合である。
【0012】前記反応は、無溶媒下又は反応溶媒の存在
下で実施される。反応溶媒としては、有機ヒドロキシ化
合物を溶解ないし分散し得るものであればよく、従来公
知の各種の有機溶媒が用いられる。このような有機溶媒
としては、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレン
グリコールジメチルエーテル等のエーテル;アセトン、
メチルエチルケトン、ジエチルケトン等のケトンの他、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、アセト
ニトリル、ジメチルイミダゾリジノン等を挙げることが
できる。
下で実施される。反応溶媒としては、有機ヒドロキシ化
合物を溶解ないし分散し得るものであればよく、従来公
知の各種の有機溶媒が用いられる。このような有機溶媒
としては、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレン
グリコールジメチルエーテル等のエーテル;アセトン、
メチルエチルケトン、ジエチルケトン等のケトンの他、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、アセト
ニトリル、ジメチルイミダゾリジノン等を挙げることが
できる。
【0013】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳述する。 実施例1 内容積50mLのガラス製フラスコに、下記式(3)で
表されるイソプロピル硫酸エステルナトリウム810m
g(5ミリモル)とオレイルアルコール1342mg
(5ミリモル)を採り、これに1,4−ジオキサンを2
0mL加えて懸濁液とした。この懸濁液に硫酸5μLを
加えて室温で1時間半撹拌し、その後アスピレーター減
圧下で遊離してきたアルコールを除去しながら更に6時
間撹拌を続けた。生じた白色固体から未反応アルコール
を除去し、アセトンで洗浄後、イソプロパノール/水=
9/1の溶液から再結晶して、目的とするオレイルサル
フェートを収率80%で得た。 (イソプロピル硫酸エステルナトリウム)
表されるイソプロピル硫酸エステルナトリウム810m
g(5ミリモル)とオレイルアルコール1342mg
(5ミリモル)を採り、これに1,4−ジオキサンを2
0mL加えて懸濁液とした。この懸濁液に硫酸5μLを
加えて室温で1時間半撹拌し、その後アスピレーター減
圧下で遊離してきたアルコールを除去しながら更に6時
間撹拌を続けた。生じた白色固体から未反応アルコール
を除去し、アセトンで洗浄後、イソプロパノール/水=
9/1の溶液から再結晶して、目的とするオレイルサル
フェートを収率80%で得た。 (イソプロピル硫酸エステルナトリウム)
【化3】
【0014】実施例2 内容積50mLのガラス製フラスコに、下記式(4)で
示される1−エトキシ−2−プロピル硫酸エステルナト
リウム1030mg(5ミリモル)とオレイルアルコー
ル1342mg(5ミリモル)を採り、これに1,4−
ジオキサンを10mL加えて懸濁液とし、硫酸5μLを
加えて、19時間室温で撹拌した。溶媒を除去した後、
得られた白色固体をアセトンで洗浄し、オレイルサルフ
ェートを90%の収率で得た。 (1−エポキシ−2−プロピル硫酸エステルナトリウ
ム)
示される1−エトキシ−2−プロピル硫酸エステルナト
リウム1030mg(5ミリモル)とオレイルアルコー
ル1342mg(5ミリモル)を採り、これに1,4−
ジオキサンを10mL加えて懸濁液とし、硫酸5μLを
加えて、19時間室温で撹拌した。溶媒を除去した後、
得られた白色固体をアセトンで洗浄し、オレイルサルフ
ェートを90%の収率で得た。 (1−エポキシ−2−プロピル硫酸エステルナトリウ
ム)
【化4】
【0015】実施例3 内容積50mLのガラス製フラスコに、1−エトキシ−
2−プロピル硫酸ナトリウム1030mgと2−オクタ
ノール651mg(5ミリモル)を採り、これに1,4
−ジオキサン10mL、硫酸5μLを加えて、室温で1
9時間反応させた。溶媒を除去した後、生じた白色固体
をヘキサンで洗浄し、次いでメタノール50mLに溶解
し、濾別した。濾液からメタノールを留去することによ
り、2−オクチルサルフェートを90%の収率で得た。
2−プロピル硫酸ナトリウム1030mgと2−オクタ
ノール651mg(5ミリモル)を採り、これに1,4
−ジオキサン10mL、硫酸5μLを加えて、室温で1
9時間反応させた。溶媒を除去した後、生じた白色固体
をヘキサンで洗浄し、次いでメタノール50mLに溶解
し、濾別した。濾液からメタノールを留去することによ
り、2−オクチルサルフェートを90%の収率で得た。
【0016】実施例4 実施例1と同様にイソプロピル硫酸エステルナトリウム
810mg、下記式(5)で示されるセラキルアルコー
ル1710mg(5ミリモル)を採り、これに1,4−
ジオキサンを10mL、硫酸5mLを加えて、室温で1
時間、更にアスピレーター減圧下で3時間撹拌した。生
じた固体をヘキサンで洗浄し、未反応のアルコールを除
去したところ、目的とするセラキルサルフェートが90
%の収率で得られた。 (セラキルアルコール)
810mg、下記式(5)で示されるセラキルアルコー
ル1710mg(5ミリモル)を採り、これに1,4−
ジオキサンを10mL、硫酸5mLを加えて、室温で1
時間、更にアスピレーター減圧下で3時間撹拌した。生
じた固体をヘキサンで洗浄し、未反応のアルコールを除
去したところ、目的とするセラキルサルフェートが90
%の収率で得られた。 (セラキルアルコール)
【化5】
【0017】比較例1 1−エトキシ−2−プロピル硫酸エステルナトリウムの
代わりに、脂肪族1級硫酸エステル塩であるメチル硫酸
エステルナトリウム5ミリモルを用い、それ以外は実施
例2と同様にしてオレイルサルフェートを合成したとこ
ろ、目的物の収率は6%であった。
代わりに、脂肪族1級硫酸エステル塩であるメチル硫酸
エステルナトリウム5ミリモルを用い、それ以外は実施
例2と同様にしてオレイルサルフェートを合成したとこ
ろ、目的物の収率は6%であった。
【0018】比較例2 1−エトキシ−2−プロピル硫酸エステルナトリウムの
代わりにメチル硫酸エステルナトリウム5ミリモルを用
い、それ以外は実施例3と同様にして2−オクチルサル
フェートを合成したところ、その収率は10%であっ
た。
代わりにメチル硫酸エステルナトリウム5ミリモルを用
い、それ以外は実施例3と同様にして2−オクチルサル
フェートを合成したところ、その収率は10%であっ
た。
【0019】比較例3 1−エトキシ−2−プロピル硫酸エステルナトリウムの
代わりに、下記式(6)で表されるメトキシジエチレン
グリコール硫酸エステルナトリウム5ミリモルを用い、
それ以外は実施例3の場合と同様にして、2−オクチル
サルフェートを合成したところ、その収率は17%であ
った。 (メトキシジエチレングリコール硫酸エステルナトリウ
ム)
代わりに、下記式(6)で表されるメトキシジエチレン
グリコール硫酸エステルナトリウム5ミリモルを用い、
それ以外は実施例3の場合と同様にして、2−オクチル
サルフェートを合成したところ、その収率は17%であ
った。 (メトキシジエチレングリコール硫酸エステルナトリウ
ム)
【化6】
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、温和な条件下で有機ヒ
ドロキシ化合物を高反応率及び高選択率で硫酸エステル
化することができる。この場合、有機ヒドロキシ化合物
が不飽和結合を有するものや、ヒドロキシル基等の置換
基を有するものであっても、さらには、2級アルコール
のような反応しにくいものであっても、高収率で硫酸エ
ステル化することができる。本発明により得られる有機
ヒドロキシ化合物の硫酸エステル塩は、界面活性剤や、
ファインケミカル製品原料等として用いられる。
ドロキシ化合物を高反応率及び高選択率で硫酸エステル
化することができる。この場合、有機ヒドロキシ化合物
が不飽和結合を有するものや、ヒドロキシル基等の置換
基を有するものであっても、さらには、2級アルコール
のような反応しにくいものであっても、高収率で硫酸エ
ステル化することができる。本発明により得られる有機
ヒドロキシ化合物の硫酸エステル塩は、界面活性剤や、
ファインケミカル製品原料等として用いられる。
Claims (2)
- 【請求項1】 有機ヒドロキシ化合物の硫酸エステル塩
を製造する方法において、有機ヒドロキシ化合物に対
し、下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1及びR2は脂肪族基を示し、Mは塩形成性陽
イオンを示す)で表される脂肪族2級硫酸エステル塩を
反応させることを特徴とする前記の方法。 - 【請求項2】 一般式(1)において、R1−が、R3O
CH2−(式中、R3は脂肪族基を示す)である請求項1
の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2727597A JPH10204051A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 硫酸エステル塩の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2727597A JPH10204051A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 硫酸エステル塩の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10204051A true JPH10204051A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=12216535
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2727597A Pending JPH10204051A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 硫酸エステル塩の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10204051A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111087327A (zh) * | 2019-12-20 | 2020-05-01 | 杉杉新材料(衢州)有限公司 | 一种不饱和硫酸酯锂的制备方法 |
| EP3686205A1 (en) * | 2014-07-16 | 2020-07-29 | Daikin Industries, Limited | Method for producing alkali metal sulfate salt |
-
1997
- 1997-01-27 JP JP2727597A patent/JPH10204051A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3686205A1 (en) * | 2014-07-16 | 2020-07-29 | Daikin Industries, Limited | Method for producing alkali metal sulfate salt |
| CN111087327A (zh) * | 2019-12-20 | 2020-05-01 | 杉杉新材料(衢州)有限公司 | 一种不饱和硫酸酯锂的制备方法 |
| CN111087327B (zh) * | 2019-12-20 | 2022-04-08 | 杉杉新材料(衢州)有限公司 | 一种不饱和硫酸酯锂的制备方法 |
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