JPH10204338A - カチオン電着塗料組成物 - Google Patents
カチオン電着塗料組成物Info
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- JPH10204338A JPH10204338A JP9025795A JP2579597A JPH10204338A JP H10204338 A JPH10204338 A JP H10204338A JP 9025795 A JP9025795 A JP 9025795A JP 2579597 A JP2579597 A JP 2579597A JP H10204338 A JPH10204338 A JP H10204338A
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- cationic electrodeposition
- pigment
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カオリンを含んでいるカチオン電着塗料中の
カオリンの分散安定性を改良し、あわせて塗料の低鉛化
を達成する。 【解決手段】 全顔料成分中10〜90重量%の焼成カ
オリンを含み、鉛系防錆顔料を全く含まないかまたは少
量含む顔料成分をペースト化し、カチオン性アミン変性
エポキシ樹脂およびブロックポリイソシアネート硬化剤
と共に中和剤を含む水性媒体中に分散して塗料化する。
カオリンの分散安定性を改良し、あわせて塗料の低鉛化
を達成する。 【解決手段】 全顔料成分中10〜90重量%の焼成カ
オリンを含み、鉛系防錆顔料を全く含まないかまたは少
量含む顔料成分をペースト化し、カチオン性アミン変性
エポキシ樹脂およびブロックポリイソシアネート硬化剤
と共に中和剤を含む水性媒体中に分散して塗料化する。
Description
【0001】本発明の背景 本発明はカチオン電着塗料組成物、さらに詳しくはカチ
オン性アミン変性エポキシ樹脂をブロックポリイソシア
ネート硬化剤で架橋することにより硬化塗膜を形成する
タイプのカチオン電着塗料組成物に関する。
オン性アミン変性エポキシ樹脂をブロックポリイソシア
ネート硬化剤で架橋することにより硬化塗膜を形成する
タイプのカチオン電着塗料組成物に関する。
【0002】カチオン電着塗料は、一般に、皮膜形成性
カチオン性樹脂、硬化剤、顔料成分、水性媒体および界
面活性剤などの各種添加剤を含んでいる。このような電
着塗料に含まれる顔料成分は、通常、着色顔料、防錆顔
料および体質顔料を含んでいる。このうち、体質顔料に
は、電着膜の防錆性、耐はじき性を高めるためカオリン
が用いられている。
カチオン性樹脂、硬化剤、顔料成分、水性媒体および界
面活性剤などの各種添加剤を含んでいる。このような電
着塗料に含まれる顔料成分は、通常、着色顔料、防錆顔
料および体質顔料を含んでいる。このうち、体質顔料に
は、電着膜の防錆性、耐はじき性を高めるためカオリン
が用いられている。
【0003】ところで、電着塗料に含まれる顔料成分
は、予め高濃度で水性媒体中に分散させた顔料分散ペー
ストを作成した上で電着塗料中に添加して混合されてい
る。顔料分散ペーストは、上述の顔料成分と、顔料成分
を効率よく安定に分散させるための顔料分散用樹脂と、
水性媒体を含んでいる。このような顔料分散ペースト
は、カオリンの含有量が増加すると、分散安定性が低下
する。顔料分散ペーストの分散安定性が低下すると、そ
れを含む電着塗料の安定性も低下するため、電着浴の管
理が複雑になり、また、平滑性および防錆性などの点に
おいて電着塗膜の品質が低下する場合もある。
は、予め高濃度で水性媒体中に分散させた顔料分散ペー
ストを作成した上で電着塗料中に添加して混合されてい
る。顔料分散ペーストは、上述の顔料成分と、顔料成分
を効率よく安定に分散させるための顔料分散用樹脂と、
水性媒体を含んでいる。このような顔料分散ペースト
は、カオリンの含有量が増加すると、分散安定性が低下
する。顔料分散ペーストの分散安定性が低下すると、そ
れを含む電着塗料の安定性も低下するため、電着浴の管
理が複雑になり、また、平滑性および防錆性などの点に
おいて電着塗膜の品質が低下する場合もある。
【0004】また、電着塗料は通常鉛などの金属イオン
を含むため、これが貯蔵中水不溶性の金属化合物とな
り、貯蔵安定性を低下させるとともに、形成された塗膜
の外観が不良となることがある。このため、塗料中の金
属イオンをなくすか低濃度化することが望ましい。
を含むため、これが貯蔵中水不溶性の金属化合物とな
り、貯蔵安定性を低下させるとともに、形成された塗膜
の外観が不良となることがある。このため、塗料中の金
属イオンをなくすか低濃度化することが望ましい。
【0005】このため本発明は、塗膜外観および耐食性
にすぐれ、金属イオン不含または低濃度化が可能なカオ
リンを含むカチオン塗料組成物を提供する。
にすぐれ、金属イオン不含または低濃度化が可能なカオ
リンを含むカチオン塗料組成物を提供する。
【0006】本発明の開示 本発明によれば、中和剤を含む水性媒体中に、カチオン
性アミン変性エポキシ樹脂と、ブロックポリイソシアネ
ート硬化剤と、顔料分散ペーストを分散してなるカチオ
ン電着塗料組成物であって、前記顔料分散ペースト中の
顔料成分の10〜90重量%を焼成カオリンが占め、か
つ塗料組成物中の金属イオン濃度が500ppm以下で
あることを特徴とするカチオン電着塗料組成物が提供さ
れる。
性アミン変性エポキシ樹脂と、ブロックポリイソシアネ
ート硬化剤と、顔料分散ペーストを分散してなるカチオ
ン電着塗料組成物であって、前記顔料分散ペースト中の
顔料成分の10〜90重量%を焼成カオリンが占め、か
つ塗料組成物中の金属イオン濃度が500ppm以下で
あることを特徴とするカチオン電着塗料組成物が提供さ
れる。
【0007】好ましい具体例においては、焼成カオリン
は酸性度パラメーター−3〜+0.8μmol/m2 を
有する。また、好ましくはアミン変性エポキシ樹脂およ
び硬化剤は、それぞれオキサゾリドン環含有アミン変性
エポキシ樹脂および脂環族ポリイソシアネート系特に
2,5−または2,6−ビス(イソシアネートメチル)
ビシクロ〔2.2.1〕へプタン系硬化剤である。これ
らの要件を組合せることにより、塗料中のカオリンの分
散安定性が向上し、そのため平滑性および防食性にすぐ
れた塗膜が得られる。同時に非黄変性ブロックポリシア
ネート硬化剤を用いる系の金属イオンを少なくとも低濃
度にする際に見られる不都合が避けられる。
は酸性度パラメーター−3〜+0.8μmol/m2 を
有する。また、好ましくはアミン変性エポキシ樹脂およ
び硬化剤は、それぞれオキサゾリドン環含有アミン変性
エポキシ樹脂および脂環族ポリイソシアネート系特に
2,5−または2,6−ビス(イソシアネートメチル)
ビシクロ〔2.2.1〕へプタン系硬化剤である。これ
らの要件を組合せることにより、塗料中のカオリンの分
散安定性が向上し、そのため平滑性および防食性にすぐ
れた塗膜が得られる。同時に非黄変性ブロックポリシア
ネート硬化剤を用いる系の金属イオンを少なくとも低濃
度にする際に見られる不都合が避けられる。
【0008】詳細な議論 アミン変性エポキシ樹脂 カチオン電着塗料に使用するアミン変性エポキシ樹脂は
公知である。特公昭55−34238,同56−341
86,同59−15929など参照。
公知である。特公昭55−34238,同56−341
86,同59−15929など参照。
【0009】典型的には、ビスフェノール型エポキシ樹
脂のエポキシ環の全部をカチオン性基を導入し得る活性
水素化合物で開環するか、または一部のエポキシ環を他
の活性水素化合物で開環し、残りのエポキシ環をカチオ
ン性基を導入し得る活性水素化合物で開環して製造され
る。
脂のエポキシ環の全部をカチオン性基を導入し得る活性
水素化合物で開環するか、または一部のエポキシ環を他
の活性水素化合物で開環し、残りのエポキシ環をカチオ
ン性基を導入し得る活性水素化合物で開環して製造され
る。
【0010】ビスフェノール型エポキシ樹脂の典型例は
ビスフェノールA型またはビスフェノールF型エポキシ
樹脂である。前者の市販品としてはエピコート828
(油化シェルエポキシ(株)、エポキシ当量180〜1
90)、エピコート1001(同、エポキシ当量450
〜500)、エピコート1010(同、エポキシ当量3
000〜4000)などがあり、後者の市販品としては
エピコート807、(同、エポキシ当量170)などが
ある。また、本出願人の特開平5−306327号、同
平6−329755号、同平7−33848号に開示さ
れているように、オキサゾリドン環を鎖中に含んでいる
エポキシ樹脂から出発してもよい。
ビスフェノールA型またはビスフェノールF型エポキシ
樹脂である。前者の市販品としてはエピコート828
(油化シェルエポキシ(株)、エポキシ当量180〜1
90)、エピコート1001(同、エポキシ当量450
〜500)、エピコート1010(同、エポキシ当量3
000〜4000)などがあり、後者の市販品としては
エピコート807、(同、エポキシ当量170)などが
ある。また、本出願人の特開平5−306327号、同
平6−329755号、同平7−33848号に開示さ
れているように、オキサゾリドン環を鎖中に含んでいる
エポキシ樹脂から出発してもよい。
【0011】カチオン性基を導入し得る活性水素化合物
としては1級アミン、2級アミンがある。その例として
は、ブチルアミン、オクチルアミン、ジエチルアミン、
ジブチルアミン、メチルブチルアミン、モノエタノール
アミン、ジエタノールアミン、N−メチルエタノールア
ミンなどのほか、アミノエチルエタノールアミンのケチ
ミン、ジエチレントリアミンのジケチミンなどの1級ア
ミンをブロックした2級アミンがある。アミン類は複数
のものを併用して用いてもよい。
としては1級アミン、2級アミンがある。その例として
は、ブチルアミン、オクチルアミン、ジエチルアミン、
ジブチルアミン、メチルブチルアミン、モノエタノール
アミン、ジエタノールアミン、N−メチルエタノールア
ミンなどのほか、アミノエチルエタノールアミンのケチ
ミン、ジエチレントリアミンのジケチミンなどの1級ア
ミンをブロックした2級アミンがある。アミン類は複数
のものを併用して用いてもよい。
【0012】エポキシ環を開環するために使用し得る他
の活性水素化合物としては、フェノール、クレゾール、
ノニルフェノール、ニトロフェノールなどのモノフェノ
ール類;ヘキシルアルコール、2−エチルヘキサノー
ル、ステアリルアルコール、エチレングリコールまたは
プロピレングリコールのモノブチル−またはモノヘキシ
ルエーテルなどのモノアルコール類;ステアリン酸およ
びオクチル酸などの脂肪族モノカルボン酸類;グリコー
ル酸、ジメチロールプロピオン酸、ヒドロキシピバリン
酸、乳酸、クエン酸などの脂肪族ヒドロキシカルボン
酸;およびメルカプトエタノールなどのメルカプトアル
カノールが挙げられる。
の活性水素化合物としては、フェノール、クレゾール、
ノニルフェノール、ニトロフェノールなどのモノフェノ
ール類;ヘキシルアルコール、2−エチルヘキサノー
ル、ステアリルアルコール、エチレングリコールまたは
プロピレングリコールのモノブチル−またはモノヘキシ
ルエーテルなどのモノアルコール類;ステアリン酸およ
びオクチル酸などの脂肪族モノカルボン酸類;グリコー
ル酸、ジメチロールプロピオン酸、ヒドロキシピバリン
酸、乳酸、クエン酸などの脂肪族ヒドロキシカルボン
酸;およびメルカプトエタノールなどのメルカプトアル
カノールが挙げられる。
【0013】本発明の目的に対してはオキサゾリドン環
を含有するアミン変性エポキシ樹脂を使用するのが好ま
しい。
を含有するアミン変性エポキシ樹脂を使用するのが好ま
しい。
【0014】二官能エポキシ樹脂とモノアルコールでブ
ロックしたジイソシアネート化合物すなわちビスウレタ
ンを反応させるとオキサゾリドン環を含有する鎖延長さ
れたエポキシ樹脂が得られることは公知である。このエ
ポキシ樹脂のエポキシ環をアミンによって開環して得ら
れるアミン変性エポキシ樹脂はその一例である。また、
本出願人の特開平7−33848号に開示されている方
法により、ジイソシアネート化合物の一方のイソシアネ
ート基はモノアルコールで可逆的にブロックし、他方の
イソシアネート基はソフトセグメントとなるヒドロキシ
ル基含有化合物で非可逆的にブロックした非対称ビスウ
レタン化合物を二官能エポキシ樹脂に反応させると、オ
キサゾリドン環およびソフトセグメントを含有する変性
エポキシ樹脂が得られる。このようにして得られる変性
エポキシ樹脂のエポキシ環をアミン等のカチオン性基を
導入し得る活性水素化合物で開環すると、カチオン性の
変性エポキシ樹脂が得られる。
ロックしたジイソシアネート化合物すなわちビスウレタ
ンを反応させるとオキサゾリドン環を含有する鎖延長さ
れたエポキシ樹脂が得られることは公知である。このエ
ポキシ樹脂のエポキシ環をアミンによって開環して得ら
れるアミン変性エポキシ樹脂はその一例である。また、
本出願人の特開平7−33848号に開示されている方
法により、ジイソシアネート化合物の一方のイソシアネ
ート基はモノアルコールで可逆的にブロックし、他方の
イソシアネート基はソフトセグメントとなるヒドロキシ
ル基含有化合物で非可逆的にブロックした非対称ビスウ
レタン化合物を二官能エポキシ樹脂に反応させると、オ
キサゾリドン環およびソフトセグメントを含有する変性
エポキシ樹脂が得られる。このようにして得られる変性
エポキシ樹脂のエポキシ環をアミン等のカチオン性基を
導入し得る活性水素化合物で開環すると、カチオン性の
変性エポキシ樹脂が得られる。
【0015】この方法においてジイソシアネート化合物
の他方のイソシアネート基を非可逆的にブロックするヒ
ドロキシル化合物は、ブタノール、2−エチルヘキサノ
ール等の炭素数4以上の脂肪族モノアルコール、ノニル
フェノール等の長鎖アルキルフェノール、エチレングリ
コールもしくはプロピレングリコールのモノ2−エチル
ヘキシルエーテル等のグリコールモノエーテルである。
の他方のイソシアネート基を非可逆的にブロックするヒ
ドロキシル化合物は、ブタノール、2−エチルヘキサノ
ール等の炭素数4以上の脂肪族モノアルコール、ノニル
フェノール等の長鎖アルキルフェノール、エチレングリ
コールもしくはプロピレングリコールのモノ2−エチル
ヘキシルエーテル等のグリコールモノエーテルである。
【0016】本出願人の特開平6−329755号記載
の方法によっても前記カチオン性変性エポキシ樹脂を製
造することができる。この場合は、モノアルコールでブ
ロックしたジイソシアネート化合物の代りに、ソフトセ
グメントとなる二官能活性水素化合物とジイソシアネー
ト化合物との反応により得られるプレポリマーの末端イ
ソシアネート基を可逆的にブロックしたプレポリマーを
二官能エポキシ樹脂と反応させ、次いでカチオン性基を
導入し得る活性水素化合物で残っているエポキシ環を開
環する。ソフトセグメントとなる二官能活性水素化合物
の例は、ポリエーテルジオール、ポリエステルジオー
ル、ポリオキシアルキレンジアミン、二官能長鎖脂肪
酸、末端カルボキシル基ニトリルゴムオリゴマー、末端
水酸基ポリブタジエンオリゴマー等である。
の方法によっても前記カチオン性変性エポキシ樹脂を製
造することができる。この場合は、モノアルコールでブ
ロックしたジイソシアネート化合物の代りに、ソフトセ
グメントとなる二官能活性水素化合物とジイソシアネー
ト化合物との反応により得られるプレポリマーの末端イ
ソシアネート基を可逆的にブロックしたプレポリマーを
二官能エポキシ樹脂と反応させ、次いでカチオン性基を
導入し得る活性水素化合物で残っているエポキシ環を開
環する。ソフトセグメントとなる二官能活性水素化合物
の例は、ポリエーテルジオール、ポリエステルジオー
ル、ポリオキシアルキレンジアミン、二官能長鎖脂肪
酸、末端カルボキシル基ニトリルゴムオリゴマー、末端
水酸基ポリブタジエンオリゴマー等である。
【0017】硬化剤 かくして得られたアミン変性エポキシ樹脂は、硬化剤と
してブロックポリイソシアネートにより架橋、硬化され
る。使用し得るブロックポリイソシアネートはこの分野
で周知であり、トリレンジイソシアネート(TDI)、
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MD
I)、キシリレンジイソシアネート(XDI)などの芳
香族ジイソシアネート化合物;ヘキサメチレンジイソシ
アネート(HMDI)、イソホロンジイソシアネート
(IPDI)、2,5−もしくは2,6−ビス(イソシ
アナートメチル)ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン(ノ
ルボルナンジイソシアネートNBDI)などの脂肪族も
しくは脂環族ジイソシアネート化合物;またはこれらジ
イソシアネート化合物の二量体,三量体およびトリメチ
ロールプロパン付加物などのポリイソシアネート化合物
をブロックして使用される。
してブロックポリイソシアネートにより架橋、硬化され
る。使用し得るブロックポリイソシアネートはこの分野
で周知であり、トリレンジイソシアネート(TDI)、
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MD
I)、キシリレンジイソシアネート(XDI)などの芳
香族ジイソシアネート化合物;ヘキサメチレンジイソシ
アネート(HMDI)、イソホロンジイソシアネート
(IPDI)、2,5−もしくは2,6−ビス(イソシ
アナートメチル)ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン(ノ
ルボルナンジイソシアネートNBDI)などの脂肪族も
しくは脂環族ジイソシアネート化合物;またはこれらジ
イソシアネート化合物の二量体,三量体およびトリメチ
ロールプロパン付加物などのポリイソシアネート化合物
をブロックして使用される。
【0018】本発明で使用する好ましい硬化剤は、水添
TDI、水添MDI、水添XDI、IPDI、2,5−
もしくは2,6−ビス(イソシアナートメチル)−ビシ
クロ〔2.2.1〕ヘプタン(ノルボルナンジイソシア
ネートとも称される。)等の脂環族ジイソシアネート、
それらの二量体(ビウレット)、三量体(イソシアヌレ
ート)、およびそれらをエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、トリメチロールプロパン、ヘキサントリ
オールなどの脂肪族多価アルコールとNCO/OH比2
以上で反応させて得られる付加体ないしプレポリマーを
ブロックしたものである。
TDI、水添MDI、水添XDI、IPDI、2,5−
もしくは2,6−ビス(イソシアナートメチル)−ビシ
クロ〔2.2.1〕ヘプタン(ノルボルナンジイソシア
ネートとも称される。)等の脂環族ジイソシアネート、
それらの二量体(ビウレット)、三量体(イソシアヌレ
ート)、およびそれらをエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、トリメチロールプロパン、ヘキサントリ
オールなどの脂肪族多価アルコールとNCO/OH比2
以上で反応させて得られる付加体ないしプレポリマーを
ブロックしたものである。
【0019】ブロック剤は、イソシアネート基に付加
し、常温では安定であるが解離温度以上に加熱すると遊
離のイソシアネート基を再生し得るものである。
し、常温では安定であるが解離温度以上に加熱すると遊
離のイソシアネート基を再生し得るものである。
【0020】具体的には、フェノール、クレゾール、キ
シレノール、クロロフェノールおよびエチルフェノール
などのフェノール系ブロック剤;ε−カプロラクタム、
δ−パレロラクタム、γ−ブチロラクタムおよびβ−プ
ロピオラクタムなどのラクタム系ブロック剤;アセト酢
酸エチルおよびアセチルアセトンなどの活性メチレン系
ブロック剤;メタノール、エタノール、プロパノール、
ブタノール、アミルアルコール、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエー
テル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、ベンジルアルコール、グリコ
ール酸メチル、グリコール酸ブチル、ジアセトンアルコ
ール、乳酸メチルおよび乳酸エチルなどのアルコール系
ブロック剤;ホルムアルドキシム、アセトアルドキシ
ム、アセトキシム、メチルエチルケトオキシム、ジアセ
チルモノオキシム、シクロヘキサンオキシムなどのオキ
シム系ブロック剤;ブチルメルカプタン、ヘキシルメル
カプタン、t−ブチルメルカプタン、チオフェノール、
メチルチオフェノール、エチルチオフェノールなどのメ
ルカプタン系ブロック剤;酢酸アミド、ベンズアミドな
どの酸アミド系ブロック剤;コハク酸イミドおよびマレ
イン酸イミドなどのイミド系ブロック剤;イミダゾー
ル、2−エチルイミダゾールなどのイミダゾール系ブロ
ック剤;などをあげることができる。このうち、低温硬
化(160℃以下)を望む場合には、ラクタム系および
オキシム系ブロック剤を使用するのが良い。
シレノール、クロロフェノールおよびエチルフェノール
などのフェノール系ブロック剤;ε−カプロラクタム、
δ−パレロラクタム、γ−ブチロラクタムおよびβ−プ
ロピオラクタムなどのラクタム系ブロック剤;アセト酢
酸エチルおよびアセチルアセトンなどの活性メチレン系
ブロック剤;メタノール、エタノール、プロパノール、
ブタノール、アミルアルコール、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエー
テル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、ベンジルアルコール、グリコ
ール酸メチル、グリコール酸ブチル、ジアセトンアルコ
ール、乳酸メチルおよび乳酸エチルなどのアルコール系
ブロック剤;ホルムアルドキシム、アセトアルドキシ
ム、アセトキシム、メチルエチルケトオキシム、ジアセ
チルモノオキシム、シクロヘキサンオキシムなどのオキ
シム系ブロック剤;ブチルメルカプタン、ヘキシルメル
カプタン、t−ブチルメルカプタン、チオフェノール、
メチルチオフェノール、エチルチオフェノールなどのメ
ルカプタン系ブロック剤;酢酸アミド、ベンズアミドな
どの酸アミド系ブロック剤;コハク酸イミドおよびマレ
イン酸イミドなどのイミド系ブロック剤;イミダゾー
ル、2−エチルイミダゾールなどのイミダゾール系ブロ
ック剤;などをあげることができる。このうち、低温硬
化(160℃以下)を望む場合には、ラクタム系および
オキシム系ブロック剤を使用するのが良い。
【0021】顔料分散ペースト 電着塗料に使用される顔料成分は、二酸化チタン、カー
ボンブラック、ベンガラ等の着色顔料、塩基性ケイ酸
鉛、リンモリブデン酸アルミ等の防錆顔料、およびカオ
リン、クレー、タルク等の体質顔料である。
ボンブラック、ベンガラ等の着色顔料、塩基性ケイ酸
鉛、リンモリブデン酸アルミ等の防錆顔料、およびカオ
リン、クレー、タルク等の体質顔料である。
【0022】本発明では、低鉛化のため鉛系防錆顔料は
全く使用しないか、または使用しても希釈塗料(電着浴
へ加えられる状態)の全金属イオン濃度が500ppm
以下となる量で使用すべきである。金属イオン濃度が高
いと平滑性が低下することがある。
全く使用しないか、または使用しても希釈塗料(電着浴
へ加えられる状態)の全金属イオン濃度が500ppm
以下となる量で使用すべきである。金属イオン濃度が高
いと平滑性が低下することがある。
【0023】さらに本発明では、顔料分散ペースト中の
全顔料成分の10〜90重量%を占めるように焼成カオ
リンを使用する。この焼成カオリンは好ましくは酸性度
パラメーター−3〜0.8μmol/m2 を有する。
全顔料成分の10〜90重量%を占めるように焼成カオ
リンを使用する。この焼成カオリンは好ましくは酸性度
パラメーター−3〜0.8μmol/m2 を有する。
【0024】焼成カオリンの酸性度パラメーターは、カ
オリンの酸量と塩基量との差(酸量−塩基量)で示され
る。なお、カオリンの酸量および塩基量は、下記のよう
にして求めることができる。
オリンの酸量と塩基量との差(酸量−塩基量)で示され
る。なお、カオリンの酸量および塩基量は、下記のよう
にして求めることができる。
【0025】(酸量)カオリン5gと、ピリジンのN/
100メチルイソブチルケトン溶液50mlとを三角フ
ラスコに加えて密栓し、20℃で攪拌分散する。これを
24時間放置し、分散液を遠心分離して上澄み液を10
ml採取する。この上澄み液をメチルイソブチルケトン
50mlで希釈し、これをN/100過塩素酸を用いて
逆滴定する。これにより消費されたピリジンの量を求
め、この値をカオリンの単位面積当たりに換算し、酸量
とする。
100メチルイソブチルケトン溶液50mlとを三角フ
ラスコに加えて密栓し、20℃で攪拌分散する。これを
24時間放置し、分散液を遠心分離して上澄み液を10
ml採取する。この上澄み液をメチルイソブチルケトン
50mlで希釈し、これをN/100過塩素酸を用いて
逆滴定する。これにより消費されたピリジンの量を求
め、この値をカオリンの単位面積当たりに換算し、酸量
とする。
【0026】(塩基量)カオリン5gと、酢酸のN/1
00メチルイソブチルケトン溶液50mlとを三角フラ
スコに加えて密栓し、20℃で攪拌分散する。これを2
4時間放置し、分散液を遠心分離して上澄み液を10m
l採取する。この上澄み液をメチルイソブチルケトン/
メタノールの容量比が3/2の混合液50mlで希釈
し、これをN/100カリウムメトキシドを用いて逆滴
定する。これにより消費された酢酸の量を求め、この値
をカオリンの単位面積当たりに換算し、塩基量とする。
00メチルイソブチルケトン溶液50mlとを三角フラ
スコに加えて密栓し、20℃で攪拌分散する。これを2
4時間放置し、分散液を遠心分離して上澄み液を10m
l採取する。この上澄み液をメチルイソブチルケトン/
メタノールの容量比が3/2の混合液50mlで希釈
し、これをN/100カリウムメトキシドを用いて逆滴
定する。これにより消費された酢酸の量を求め、この値
をカオリンの単位面積当たりに換算し、塩基量とする。
【0027】良く知られているように、顔料分散ペース
トは顔料成分と分散用樹脂と水性媒体とをサンドグライ
ンドミル等のミルを用いてペースト状に分散することに
よって調製される。
トは顔料成分と分散用樹脂と水性媒体とをサンドグライ
ンドミル等のミルを用いてペースト状に分散することに
よって調製される。
【0028】カチオン電着塗料用の顔料分散用樹脂に
は、エポキシ樹脂を3級アミン酸塩により開環して得ら
れる4級アンモニウム塩型水溶性カチオン性樹脂か、ま
たはエポキシ樹脂を酸/スルフィド混合物により開環し
て得られる3級スルホニウム塩型水溶性カチオン性樹脂
が通常用いられる。
は、エポキシ樹脂を3級アミン酸塩により開環して得ら
れる4級アンモニウム塩型水溶性カチオン性樹脂か、ま
たはエポキシ樹脂を酸/スルフィド混合物により開環し
て得られる3級スルホニウム塩型水溶性カチオン性樹脂
が通常用いられる。
【0029】いずれも当業者には良く知られているが、
3級スルホニウム塩型カチオン性樹脂が好ましい。この
ものは、例えばビスフェノール型エポキシ樹脂を直接酸
/スルフィド混合物で開環するか、またはエポキシ樹脂
中の2級アルコール性水酸基へハーフブロックイソシア
ネートをウレタン結合によって付加した後酸/スルフィ
ド混合物で開環することによって製造される。種々のカ
ルボン酸およびスルフィドを使用することができるが、
ジメチロールプロピオン酸および1−(2−ヒドロキシ
エチルチオ)−2−プロパノールのようなヒドロキシル
基を有するカルボン酸およびスルフィドが好ましい。ハ
ーフブロックジイソシアネートを付加する場合は、やは
り非黄変性の脂環族ジイソシアネートを使用するのが好
ましい。
3級スルホニウム塩型カチオン性樹脂が好ましい。この
ものは、例えばビスフェノール型エポキシ樹脂を直接酸
/スルフィド混合物で開環するか、またはエポキシ樹脂
中の2級アルコール性水酸基へハーフブロックイソシア
ネートをウレタン結合によって付加した後酸/スルフィ
ド混合物で開環することによって製造される。種々のカ
ルボン酸およびスルフィドを使用することができるが、
ジメチロールプロピオン酸および1−(2−ヒドロキシ
エチルチオ)−2−プロパノールのようなヒドロキシル
基を有するカルボン酸およびスルフィドが好ましい。ハ
ーフブロックジイソシアネートを付加する場合は、やは
り非黄変性の脂環族ジイソシアネートを使用するのが好
ましい。
【0030】顔料分散用樹脂は、固形分として顔料成分
の全重量の0.1〜1.0倍、焼成カオリンに対して
0.4〜1.8倍使用するのが適当である。ペースト中
の不揮発分は一般に20〜80重量%,好ましくは50
〜60重量%である。
の全重量の0.1〜1.0倍、焼成カオリンに対して
0.4〜1.8倍使用するのが適当である。ペースト中
の不揮発分は一般に20〜80重量%,好ましくは50
〜60重量%である。
【0031】非黄変性のブロックポリイソシアネート硬
化剤を使用した系にあっては無鉛化ないし低鉛化すると
塗膜の耐食性を含む性能が低下することがある。そのよ
うな場合、顔料分散ペーストへ水溶性のセリウム、アン
チモン、ビスマスまたはコバルト化合物を添加し、塗料
組成物中の鉛を含む全金属イオン濃度を500ppm以
下の適切なレベルへ調節するのがよい。そのような化合
物の例は、酢酸セリウム、トリフェニルアンチモン、硝
酸ビスマスおよび酢酸コバルトを含む。
化剤を使用した系にあっては無鉛化ないし低鉛化すると
塗膜の耐食性を含む性能が低下することがある。そのよ
うな場合、顔料分散ペーストへ水溶性のセリウム、アン
チモン、ビスマスまたはコバルト化合物を添加し、塗料
組成物中の鉛を含む全金属イオン濃度を500ppm以
下の適切なレベルへ調節するのがよい。そのような化合
物の例は、酢酸セリウム、トリフェニルアンチモン、硝
酸ビスマスおよび酢酸コバルトを含む。
【0032】電着塗料 本発明の電着塗料は、上に述べたカチオン性エポキシ樹
脂と硬化剤と顔料分散ペーストとを中和剤を含む水性媒
体中に分散することによって調製される。中和剤は塩
酸、硝酸、リン酸、ギ酸、酢酸、乳酸のような無機酸ま
たは有機酸である。その量は少なくとも20%,好まし
くは30〜60%の中和率を達成する量である。
脂と硬化剤と顔料分散ペーストとを中和剤を含む水性媒
体中に分散することによって調製される。中和剤は塩
酸、硝酸、リン酸、ギ酸、酢酸、乳酸のような無機酸ま
たは有機酸である。その量は少なくとも20%,好まし
くは30〜60%の中和率を達成する量である。
【0033】硬化剤の量は、硬化時に樹脂中の1級およ
び2級アミノ基、水酸基等の活性水素含有官能基と反応
して良好な硬化塗膜を与えるのに十分でなければなら
ず、一般に樹脂の硬化剤に対する固形分重量比で表して
一般に95/5ないし45/50,好ましくは85/1
5ないし70/30の範囲である。
び2級アミノ基、水酸基等の活性水素含有官能基と反応
して良好な硬化塗膜を与えるのに十分でなければなら
ず、一般に樹脂の硬化剤に対する固形分重量比で表して
一般に95/5ないし45/50,好ましくは85/1
5ないし70/30の範囲である。
【0034】電着塗料は、ジラウリン酸ジブチルスズ、
ジブチルスズオキサイドのようなスズ化合物や、通常の
ウレタン開裂触媒を含むことができる。その量はブロッ
クポリイソシアネート化合物の0.1〜5重量%が通常
である。
ジブチルスズオキサイドのようなスズ化合物や、通常の
ウレタン開裂触媒を含むことができる。その量はブロッ
クポリイソシアネート化合物の0.1〜5重量%が通常
である。
【0035】電着塗料は、水混和性有機溶剤、界面活性
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤などの常用の塗料用添加
剤を含むことができる。鉛系防錆顔料は使用しないか、
または使用しても希釈塗料(電着浴へ加えられる状態)
の鉛を含む全金属イオン濃度が500ppm以下となる
ような量で使用すべきである。特に鉛イオン濃度が高い
と環境に有害であるばかりでなく、平滑性が低下するこ
とがある。
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤などの常用の塗料用添加
剤を含むことができる。鉛系防錆顔料は使用しないか、
または使用しても希釈塗料(電着浴へ加えられる状態)
の鉛を含む全金属イオン濃度が500ppm以下となる
ような量で使用すべきである。特に鉛イオン濃度が高い
と環境に有害であるばかりでなく、平滑性が低下するこ
とがある。
【0036】以下の製造例および実施例は、限定でなく
例示目的のみで与えられる。これらにおいて「部」およ
び「%」は特記しない限り重量基準による。
例示目的のみで与えられる。これらにおいて「部」およ
び「%」は特記しない限り重量基準による。
【0037】製造例1オキサゾリドン環含有カチオン性樹脂 その1.樹脂変成剤の製造 攪拌機、冷却器、窒素注入管、温度計および滴下ロート
を備えたフラスコに、コロネート1104(日本ポリウ
レタン製MDI,NCO当量133.5)46.73
部、MIBK21.93部を取り、攪拌しながら窒素を
パブリングし、その間メタノール6.42部を滴下し
た。温度は室温から60℃まで上昇した。その温度で3
0分攪拌した後100℃に昇温し、エチレングリコール
モノ−2−エチルヘキシルエーテル20.88部を滴下
し、1時間攪拌した。その後ジブチルスズジラウレート
0.01部、BP−5P(三洋化成製ビスフェノールA
プロピレンオキシド5モル付加体)13.7部を投入
し、120℃で赤外線分光計によりイソシアナート基が
消失するまで反応を続け、冷却した。不揮発分80%
を備えたフラスコに、コロネート1104(日本ポリウ
レタン製MDI,NCO当量133.5)46.73
部、MIBK21.93部を取り、攪拌しながら窒素を
パブリングし、その間メタノール6.42部を滴下し
た。温度は室温から60℃まで上昇した。その温度で3
0分攪拌した後100℃に昇温し、エチレングリコール
モノ−2−エチルヘキシルエーテル20.88部を滴下
し、1時間攪拌した。その後ジブチルスズジラウレート
0.01部、BP−5P(三洋化成製ビスフェノールA
プロピレンオキシド5モル付加体)13.7部を投入
し、120℃で赤外線分光計によりイソシアナート基が
消失するまで反応を続け、冷却した。不揮発分80%
【0038】その2.オキサゾリドン環含有カチオン性
樹脂の合成 上と同様なフラスコに、DER−331J(三菱ダウ製
ビスフェノールA型ジグリシジルエーテル,エポキシ当
量188)357.2部、MIBK21.32部、メタ
ノール17.98部、ジブチルスズジラウレート0.0
1部を取り、攪拌しながら窒素をバブリングした。その
間TDI−80(日本ポリウレタン製トリレンジイソシ
アネート,NCO当量87)47.85部を滴下した。
温度は室温から60℃まで昇温した。その温度で赤外線
分光計によりイソシアナート基が消失するまで反応を続
けた。その後ジメチルベンジルアミン0.743部を加
え、130℃に昇温し、3時間反応続けた。この時、赤
外線分光計によりオキサゾリドン環のカルボニル基によ
る1750cm-1の吸収がみられた。
樹脂の合成 上と同様なフラスコに、DER−331J(三菱ダウ製
ビスフェノールA型ジグリシジルエーテル,エポキシ当
量188)357.2部、MIBK21.32部、メタ
ノール17.98部、ジブチルスズジラウレート0.0
1部を取り、攪拌しながら窒素をバブリングした。その
間TDI−80(日本ポリウレタン製トリレンジイソシ
アネート,NCO当量87)47.85部を滴下した。
温度は室温から60℃まで昇温した。その温度で赤外線
分光計によりイソシアナート基が消失するまで反応を続
けた。その後ジメチルベンジルアミン0.743部を加
え、130℃に昇温し、3時間反応続けた。この時、赤
外線分光計によりオキサゾリドン環のカルボニル基によ
る1750cm-1の吸収がみられた。
【0039】その後120℃に冷却し、2−エチルヘキ
サン酸52.13部を加え、1時間反応を続けた後、そ
の1の樹脂変性剤109.66部を加え、140℃で4
時間反応を続けた。その後120℃に冷却し、ビスフェ
ノールA30.78部を加え、3時間反応を続けた。
サン酸52.13部を加え、1時間反応を続けた後、そ
の1の樹脂変性剤109.66部を加え、140℃で4
時間反応を続けた。その後120℃に冷却し、ビスフェ
ノールA30.78部を加え、3時間反応を続けた。
【0040】その後100℃に冷却し、エチレングリコ
ールモノ−2−エチルヘキシルエーテル21部、N−メ
チルエタノールアミン24.03部、ジ−n−ブチルア
ミン10.84部、ジエチレントリアミンMIBKケチ
ミン(73%MIBK溶液)31.67部を加えた。温
度は120℃まで昇温した。同温度で2時間反応を続
け、オキサゾリドン環含有カチオン性樹脂を得た。不揮
分85%
ールモノ−2−エチルヘキシルエーテル21部、N−メ
チルエタノールアミン24.03部、ジ−n−ブチルア
ミン10.84部、ジエチレントリアミンMIBKケチ
ミン(73%MIBK溶液)31.67部を加えた。温
度は120℃まで昇温した。同温度で2時間反応を続
け、オキサゾリドン環含有カチオン性樹脂を得た。不揮
分85%
【0041】製造例2ブロックイソシアネート硬化剤 攪拌機、冷却器、窒素導入管、温度計および滴下ロート
を取り付けたフラスコに、2,5−および2,6−ビス
(イソシアナートメチル)−ビシクロ〔2.2.1〕ヘ
プタン(三井東圧社製、NCO当量=103)723
部、メチルイソブチルケトン333部、およびジブチル
スズシラウレート0.01を秤取り、70℃まで昇温し
た。均一に溶解した後、メチルエチルケトオキシム61
0部を2時間かけて滴下した。滴下終了後反応温度70
℃を保持したままIR分析によりNCO基が消失するま
で反応させ、硬化剤を得た。
を取り付けたフラスコに、2,5−および2,6−ビス
(イソシアナートメチル)−ビシクロ〔2.2.1〕ヘ
プタン(三井東圧社製、NCO当量=103)723
部、メチルイソブチルケトン333部、およびジブチル
スズシラウレート0.01を秤取り、70℃まで昇温し
た。均一に溶解した後、メチルエチルケトオキシム61
0部を2時間かけて滴下した。滴下終了後反応温度70
℃を保持したままIR分析によりNCO基が消失するま
で反応させ、硬化剤を得た。
【0042】製造例3顔料分散用樹脂 攪拌機、窒素導入管、冷却管を備えた反応容器を用意
し、これにイソホロンジイソシアネート222.2部を
加えた。このイソホロンジイソシアネートをメチルイソ
ブチルケトン39.1部により希釈し、さらにジブチル
スズジラウレート0.2部を添加した。これを50℃に
昇温し、乾燥窒素雰囲気中で2−エチルヘキサノール1
31.5部を攪拌しながら2時間かけて滴下して反応さ
せた。さらに反応温度を50℃に維持したところ、2−
エチルヘキサノールハーフブロック化イソホロンジイソ
シアネート(固形分=90%)が得られた。
し、これにイソホロンジイソシアネート222.2部を
加えた。このイソホロンジイソシアネートをメチルイソ
ブチルケトン39.1部により希釈し、さらにジブチル
スズジラウレート0.2部を添加した。これを50℃に
昇温し、乾燥窒素雰囲気中で2−エチルヘキサノール1
31.5部を攪拌しながら2時間かけて滴下して反応さ
せた。さらに反応温度を50℃に維持したところ、2−
エチルヘキサノールハーフブロック化イソホロンジイソ
シアネート(固形分=90%)が得られた。
【0043】次に、攪拌機、窒素導入管、冷却管を備え
た反応容器を用意し、これにエピコート828(シェル
化学株式会社製のエポキシ樹脂:エポキシ当量=19
0)382.0部およびビスフェノールA118.0部
を仕込んだ。これを窒素雰囲気下で130℃まで加熱
し、ジメチルベンジルアミン0.15部を添加して17
0℃で約1時間反応させた。これにより、エポキシ当量
が500のビスフェノール型エポキシ樹脂が得られた。
た反応容器を用意し、これにエピコート828(シェル
化学株式会社製のエポキシ樹脂:エポキシ当量=19
0)382.0部およびビスフェノールA118.0部
を仕込んだ。これを窒素雰囲気下で130℃まで加熱
し、ジメチルベンジルアミン0.15部を添加して17
0℃で約1時間反応させた。これにより、エポキシ当量
が500のビスフェノール型エポキシ樹脂が得られた。
【0044】これを140℃まで冷却し、これに対して
先に製造した2−エチルヘキサノールハーフブロック化
イソホロンジイソシアネート210.0部を加えて1時
間反応させた。これへジプロピレングリコールモノブチ
ルエーテル210.0部を加えて希釈した後100℃へ
冷却し、1−(2−ヒドロキシエチルチオ)−2−プロ
パノール408.0部(固形分136.0部)、ジメチ
ロールプロピオン酸134.0部および脱イオン水14
4.0部を加え、酸価が3.0以下になるまで70〜7
5℃で反応させ、スルホニウム化率70.6%の樹脂を
得た。これへ乳酸13.0部および脱イオン水156
8.0部を加えて希釈し、顔料分散樹脂ワニスとした。
固形分30%
先に製造した2−エチルヘキサノールハーフブロック化
イソホロンジイソシアネート210.0部を加えて1時
間反応させた。これへジプロピレングリコールモノブチ
ルエーテル210.0部を加えて希釈した後100℃へ
冷却し、1−(2−ヒドロキシエチルチオ)−2−プロ
パノール408.0部(固形分136.0部)、ジメチ
ロールプロピオン酸134.0部および脱イオン水14
4.0部を加え、酸価が3.0以下になるまで70〜7
5℃で反応させ、スルホニウム化率70.6%の樹脂を
得た。これへ乳酸13.0部および脱イオン水156
8.0部を加えて希釈し、顔料分散樹脂ワニスとした。
固形分30%
【0045】実施例1〜9および比較例1〜4メインエマルション 固形分として製造例1のオキサゾリドン環含有カチオン
性樹脂365.0部と、製造例2の硬化剤130.0部
を均一に混合し、これへ氷酢酸1.1部、ギ酸6.3部
を加えて中和し、さらに脱イオン水663.6部を加え
てゆっくり希釈した。そして固形分が36.0%になる
ように減圧下で脱溶剤し、メインエマルションを調製し
た。
性樹脂365.0部と、製造例2の硬化剤130.0部
を均一に混合し、これへ氷酢酸1.1部、ギ酸6.3部
を加えて中和し、さらに脱イオン水663.6部を加え
てゆっくり希釈した。そして固形分が36.0%になる
ように減圧下で脱溶剤し、メインエマルションを調製し
た。
【0046】顔料分散ペースト 表1および表2に示す配合に従い、顔料成分、水溶性金
属化合物、製造例3の顔料分散樹脂ワニスおよび脱イオ
ン水をサンドグラインドミル中で粒度10μm以下にな
るまで分散し、顔料分散ペーストを調製した。
属化合物、製造例3の顔料分散樹脂ワニスおよび脱イオ
ン水をサンドグラインドミル中で粒度10μm以下にな
るまで分散し、顔料分散ペーストを調製した。
【0047】塗料組成物および評価 メインエマルション890部、顔料分散ペースト250
部、および固形分に対して1%のジブチルスズオキサイ
ドを混合し、脱イオン水を加えて不揮発分20%に調整
し、カチオン電着塗料を得た。
部、および固形分に対して1%のジブチルスズオキサイ
ドを混合し、脱イオン水を加えて不揮発分20%に調整
し、カチオン電着塗料を得た。
【0048】これらの塗料について以下の方法によりテ
ストした。結果を表1,表2に示す。
ストした。結果を表1,表2に示す。
【0049】テスト方法 1.金属イオン濃度 塗料を1200rpmで1時間遠心し、上清を蛍光X線
法により金属イオン(鉛、セリウム、アンチモン、ビス
マス、コバルトの合計)を定量した。単位ppm 2.水平ブツ 塗料中に深さ10cmの位置に7×15cm寸法のテス
トピースを水平に配置し、3分間静置後、乾燥膜厚20
μになるように電着し、水洗後160℃×10分焼付け
た。目視により塗面のブツの数をカウントした。 ○:3以下; △:4〜10; ×:11以上 3.上塗り仕上り性 テスト2で得られた塗膜に、ベースコートとして日本ペ
イント(株)製スーパーラックM95シルバーと、トッ
プコートとしてスーパーラックO−100−2クリアー
を2コート1ベークで塗装し、上塗り塗膜の黄変の度合
いを調べた。 ○:黄変なし; △:僅かに黄変; ×:著しく黄変 4.耐食性 テストピースに塗料を乾燥膜厚20μmに電着し、16
0℃×10分で焼付けし、塗面にカッターナイフで10
cmの傷をつけ、5%食塩水中に55℃で240時間デ
ィップした後、セロハンテープを貼り、急速に剥がし、
塗膜の剥離幅を測定する。 ○:<2mm; △:2−4mm; ×:>4mm
法により金属イオン(鉛、セリウム、アンチモン、ビス
マス、コバルトの合計)を定量した。単位ppm 2.水平ブツ 塗料中に深さ10cmの位置に7×15cm寸法のテス
トピースを水平に配置し、3分間静置後、乾燥膜厚20
μになるように電着し、水洗後160℃×10分焼付け
た。目視により塗面のブツの数をカウントした。 ○:3以下; △:4〜10; ×:11以上 3.上塗り仕上り性 テスト2で得られた塗膜に、ベースコートとして日本ペ
イント(株)製スーパーラックM95シルバーと、トッ
プコートとしてスーパーラックO−100−2クリアー
を2コート1ベークで塗装し、上塗り塗膜の黄変の度合
いを調べた。 ○:黄変なし; △:僅かに黄変; ×:著しく黄変 4.耐食性 テストピースに塗料を乾燥膜厚20μmに電着し、16
0℃×10分で焼付けし、塗面にカッターナイフで10
cmの傷をつけ、5%食塩水中に55℃で240時間デ
ィップした後、セロハンテープを貼り、急速に剥がし、
塗膜の剥離幅を測定する。 ○:<2mm; △:2−4mm; ×:>4mm
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
フロントページの続き (72)発明者 山田 光夫 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】中和剤を含む水性媒体中に、カチオン性ア
ミン変性エポキシ樹脂と、ブロックポリイソシアネート
硬化剤と、顔料分散ペーストを分散してなるカチオン電
着塗料組成物であって、前記顔料分散ペースト中の顔料
成分の10〜90重量%を焼成カオリンが占め、かつ塗
料組成物中の金属イオン濃度が500ppm以下である
ことを特徴とするカチオン電着塗料組成物。 - 【請求項2】前記顔料分散ペーストは、焼成カオリン
と、残余の顔料成分と、全顔料成分の重量に対して0.
1〜1.0倍、焼成カオリンに対して0.4〜1.8倍
の分散用樹脂を含んでいる請求項1のカチオン電着塗料
組成物。 - 【請求項3】前記焼成カオリンは、酸性度パラメーター
−3〜+0.8μmol/m2 を有している請求項2の
カチオン電着塗料組成物。 - 【請求項4】前記分散用樹脂は、3級スルホニウム基を
有する水溶性変性エポキシ樹脂である請求項2のカチオ
ン電着塗料組成物。 - 【請求項5】前記アミン変性エポキシ樹脂は、鎖中にオ
キサゾリドン環を含んでいる請求項1ないし4のいずれ
かのカチオン電着塗料組成物。 - 【請求項6】ブロックポリイソシアネート硬化剤は脂環
族ブロックポリイソシアネート硬化剤である請求項1の
カチオン電着塗料組成物。 - 【請求項7】前記脂環族ブロックポリイソシアネート硬
化剤は、2,5−または2,6−ビス(イソシアネート
メチル)ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン系硬化剤であ
る請求項6のカチオン電着塗料組成物。 - 【請求項8】鉛、セリウム、アンチモン、ビスマスおよ
びコバルトよりなる群から選ばれた少なくとも1種の金
属イオンをさらに含み、塗料中の全金属イオン濃度が5
00ppm以下である請求項1ないし7のいずれかのカ
チオン電着塗料組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9025795A JPH10204338A (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | カチオン電着塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9025795A JPH10204338A (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | カチオン電着塗料組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10204338A true JPH10204338A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=12175785
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9025795A Pending JPH10204338A (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | カチオン電着塗料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10204338A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1997
- 1997-01-23 JP JP9025795A patent/JPH10204338A/ja active Pending
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