JPH10205509A - 自己切削式バックカットアンカー - Google Patents
自己切削式バックカットアンカーInfo
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- JPH10205509A JPH10205509A JP9346568A JP34656897A JPH10205509A JP H10205509 A JPH10205509 A JP H10205509A JP 9346568 A JP9346568 A JP 9346568A JP 34656897 A JP34656897 A JP 34656897A JP H10205509 A JPH10205509 A JP H10205509A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B13/00—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
- F16B13/04—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose with parts gripping in the hole or behind the reverse side of the wall after inserting from the front
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
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- F16B13/08—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose with parts gripping in the hole or behind the reverse side of the wall after inserting from the front with separate or non-separate gripping parts moved into their final position in relation to the body of the device without further manual operation
- F16B13/0866—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose with parts gripping in the hole or behind the reverse side of the wall after inserting from the front with separate or non-separate gripping parts moved into their final position in relation to the body of the device without further manual operation with prongs penetrating into the wall of the hole by a retractile movement of a threaded member
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16B13/00—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
- F16B13/12—Separate metal or non-separate or non-metal dowel sleeves fastened by inserting the screw, nail or the like
- F16B13/122—Separate metal or non-separate or non-metal dowel sleeves fastened by inserting the screw, nail or the like made from a sheet-metal blank
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Dowels (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 円筒形状の受孔内面にバックカットを形成す
るために、回転衝撃ドリル装置の衝撃エネルギーを有効
に利用することができ、短時間で固定可能であり、拡開
フラップがコンクリート補強鉄筋に遭遇した場合でも満
足すべきバックカットを切削加工することができ、バッ
クカットを形成するための切削素子の脱落を回避し得る
自己切削式バックカットアンカーを提案する。 【解決手段】 自己切削するバックカットアンカー1
は、打ち込み方向Sに延在する頭部3を有するアンカー
ロッド2と、アンカーロッド2を包囲するスリーブ5と
を具える。スリーブ5は、頭部3に対向した部分に、長
手方向スリットによって互いに分離した拡開フラップ7
を有する。これらの拡開フラップ7は、スリーブ5とア
ンカーロッド2との軸線方向相対変位によって頭部3に
乗り上げて半径方向に押し出し可能とされている。
るために、回転衝撃ドリル装置の衝撃エネルギーを有効
に利用することができ、短時間で固定可能であり、拡開
フラップがコンクリート補強鉄筋に遭遇した場合でも満
足すべきバックカットを切削加工することができ、バッ
クカットを形成するための切削素子の脱落を回避し得る
自己切削式バックカットアンカーを提案する。 【解決手段】 自己切削するバックカットアンカー1
は、打ち込み方向Sに延在する頭部3を有するアンカー
ロッド2と、アンカーロッド2を包囲するスリーブ5と
を具える。スリーブ5は、頭部3に対向した部分に、長
手方向スリットによって互いに分離した拡開フラップ7
を有する。これらの拡開フラップ7は、スリーブ5とア
ンカーロッド2との軸線方向相対変位によって頭部3に
乗り上げて半径方向に押し出し可能とされている。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、打ち込み方向に向けて延在する
頭部を有するアンカーロッドと、該アンカーロッドを包
囲するスリーブとを具える自己切削式バックカットアン
カーに関し、特に、前記スリーブはアンカーロッドの頭
部に対向する部分に長手方向スリットにより互いに分離
させた拡開フラップを有し、該拡開フラップはスリーブ
とアンカーロッドとの軸線方向相対変位に際して前記頭
部に乗り上げて半径方向外方に押し出されるものとし、
少なくとも一つの拡開フラップに、スリーブの回転に際
して基盤の受孔内面にバックカットを切削するカッター
を具える自己切削式バックカットアンカーに係るもので
ある。
頭部を有するアンカーロッドと、該アンカーロッドを包
囲するスリーブとを具える自己切削式バックカットアン
カーに関し、特に、前記スリーブはアンカーロッドの頭
部に対向する部分に長手方向スリットにより互いに分離
させた拡開フラップを有し、該拡開フラップはスリーブ
とアンカーロッドとの軸線方向相対変位に際して前記頭
部に乗り上げて半径方向外方に押し出されるものとし、
少なくとも一つの拡開フラップに、スリーブの回転に際
して基盤の受孔内面にバックカットを切削するカッター
を具える自己切削式バックカットアンカーに係るもので
ある。
【0002】
【背景技術】固定技術においては、基盤に拡開圧力を作
用させない固定手段を実現することが要求される場合が
ある。特に、外周と中心軸線との間隔が僅かである場
合、従来の拡開アンカーを用いた係止構造では、基盤に
亀裂又は剥離が生ずる恐れがある。既知の固定システム
においては、特殊な固定素子を形状結合によって受孔に
係止させる。そのために、円筒形状の受孔は、所定の深
度領域にバックカットを具える。予め用意された受孔内
に装入可能な固定素子は、打ち込み方向に延在する頭部
を有するアンカーロッドと、アンカーロッド上に乗り上
げる貫通孔を有するスリーブとを具える。スリーブは押
し出し可能なセグメントを具え、該セグメントはスリー
ブとアンカーロッドとの相対変位によってバックカット
内に押し出し可能となる。
用させない固定手段を実現することが要求される場合が
ある。特に、外周と中心軸線との間隔が僅かである場
合、従来の拡開アンカーを用いた係止構造では、基盤に
亀裂又は剥離が生ずる恐れがある。既知の固定システム
においては、特殊な固定素子を形状結合によって受孔に
係止させる。そのために、円筒形状の受孔は、所定の深
度領域にバックカットを具える。予め用意された受孔内
に装入可能な固定素子は、打ち込み方向に延在する頭部
を有するアンカーロッドと、アンカーロッド上に乗り上
げる貫通孔を有するスリーブとを具える。スリーブは押
し出し可能なセグメントを具え、該セグメントはスリー
ブとアンカーロッドとの相対変位によってバックカット
内に押し出し可能となる。
【0003】多くの場合、バックカットを形成するため
には特殊装置が必要とされる。その装置は、受孔内で偏
心的に配置される切削カッターを具え、該カッターによ
ってドリル孔内壁にバックカットを切削加工するもので
ある。さらに、打ち込み工程において自動的にバックカ
ットを形成する自己切削式のバックカットアンカーも既
知である。このような自己切削式バックカットアンカー
は、例えば、米国特許第 4,702,654号明細書に開示され
ている。 既知の自己切削式バックカットアンカーは、 打
ち込み方向の前端に拡開フラップを有するスリーブを具
え、 前記拡開フラップは塑性継手からアンカーロッドの
前端で円錐状に伸長した頭部の方向に延在させる。拡開
フラップは、受孔底部に当接した頭部にスリーブが乗り
上げることにより、半径方向に押し出すことが可能であ
る。拡開フラップはピン状のカッターを具え、該カッタ
ーは拡開フラップの外面に埋設される。スリーブが回転
すると、スリーブの外周から突出したカッターがバック
カットをドリル孔内壁に切削し、これと同時に拡開フラ
ップが押し出される。スリーブが軸線方向に所定の距離
だけ変位し、拡開フラップが十分に押し出された時点で
バックカットアンカーの打ち込み工程が終了する。
には特殊装置が必要とされる。その装置は、受孔内で偏
心的に配置される切削カッターを具え、該カッターによ
ってドリル孔内壁にバックカットを切削加工するもので
ある。さらに、打ち込み工程において自動的にバックカ
ットを形成する自己切削式のバックカットアンカーも既
知である。このような自己切削式バックカットアンカー
は、例えば、米国特許第 4,702,654号明細書に開示され
ている。 既知の自己切削式バックカットアンカーは、 打
ち込み方向の前端に拡開フラップを有するスリーブを具
え、 前記拡開フラップは塑性継手からアンカーロッドの
前端で円錐状に伸長した頭部の方向に延在させる。拡開
フラップは、受孔底部に当接した頭部にスリーブが乗り
上げることにより、半径方向に押し出すことが可能であ
る。拡開フラップはピン状のカッターを具え、該カッタ
ーは拡開フラップの外面に埋設される。スリーブが回転
すると、スリーブの外周から突出したカッターがバック
カットをドリル孔内壁に切削し、これと同時に拡開フラ
ップが押し出される。スリーブが軸線方向に所定の距離
だけ変位し、拡開フラップが十分に押し出された時点で
バックカットアンカーの打ち込み工程が終了する。
【0004】既知の自己切削式バックカットアンカー
は、回転衝撃ドリル装置を用いて打ち込むことができ
る。この場合、スリーブは衝撃的なトルク負荷によって
円錐状の頭部に乗り上げる。既知の自己切削式バックカ
ットアンカーの場合には、バックカット形成のためにド
リル装置の衝撃成分が効率的に使用されているとは言い
難い。その結果、打ち込み工程が長くなり、バックカッ
トアンカーの拡開フラップが不完全にしか拡開しないこ
ともある。特に、基盤におけるコンクリートの鉄筋に遭
遇した場合、バックカットの形成が著しく損なわれ、達
成される係止値にも好ましくない影響を及ぼしかねな
い。また、拡開フラップの外面に埋設したカッターピン
が、打ち込み工程に際してドリル装置からの軸線方向衝
撃力の作用下で分離して脱落する恐れがある。
は、回転衝撃ドリル装置を用いて打ち込むことができ
る。この場合、スリーブは衝撃的なトルク負荷によって
円錐状の頭部に乗り上げる。既知の自己切削式バックカ
ットアンカーの場合には、バックカット形成のためにド
リル装置の衝撃成分が効率的に使用されているとは言い
難い。その結果、打ち込み工程が長くなり、バックカッ
トアンカーの拡開フラップが不完全にしか拡開しないこ
ともある。特に、基盤におけるコンクリートの鉄筋に遭
遇した場合、バックカットの形成が著しく損なわれ、達
成される係止値にも好ましくない影響を及ぼしかねな
い。また、拡開フラップの外面に埋設したカッターピン
が、打ち込み工程に際してドリル装置からの軸線方向衝
撃力の作用下で分離して脱落する恐れがある。
【0005】
【発明の課題】したがって、本発明の課題は、現在の技
術水準における前述した欠点を克服することにある。す
なわち、本発明は、円筒形状の受孔内面にバックカット
を形成するために、回転衝撃ドリル装置の衝撃エネルギ
ーを有効に利用する自己切削式バックカットアンカーを
提案するものである。本発明によるバックカットアンカ
ーは、短時間で固定可能であり、その拡開フラップはコ
ンクリートの補強鉄筋に遭遇した場合でも満足すべきバ
ックカットを切削加工する。また、拡開フラップにおい
てバックカットを形成する切削素子が損失する危険性を
低減するものである。
術水準における前述した欠点を克服することにある。す
なわち、本発明は、円筒形状の受孔内面にバックカット
を形成するために、回転衝撃ドリル装置の衝撃エネルギ
ーを有効に利用する自己切削式バックカットアンカーを
提案するものである。本発明によるバックカットアンカ
ーは、短時間で固定可能であり、その拡開フラップはコ
ンクリートの補強鉄筋に遭遇した場合でも満足すべきバ
ックカットを切削加工する。また、拡開フラップにおい
てバックカットを形成する切削素子が損失する危険性を
低減するものである。
【0006】
【課題の解決手段】この課題を解決するため、本発明に
よる自己切削式バックカットアンカーは、打ち込み方向
に向けて延在する頭部を有するアンカーロッドと、該ア
ンカーロッドを包囲するスリーブとを具え、前記スリー
ブはアンカーロッドの頭部に対向する部分に長手方向ス
リットにより互いに分離させた拡開フラップを有し、該
拡開フラップはスリーブとアンカーロッドとの軸線方向
相対変位に際して前記頭部に乗り上げて半径方向外方に
押し出されるものとし、少なくとも一つの拡開フラップ
に、スリーブの回転に際して基盤の受孔内面にバックカ
ットを切削するカッターを具えるものである。本発明に
おいては、前記カッターを設けた拡開フラップを鋸歯状
に形成し、カッターはスリーブの回転方向前方に向けら
れた拡開フラップの前縁に配置してスリーブの中心軸線
に対し第1の傾斜角度だけ傾斜させる。さらに、スリー
ブの回転方向後方に向けられた拡開フラップの後縁はス
リーブの中心軸線に対して第2の傾斜角度だけ傾斜さ
せ、第1及び第2の傾斜角度の和を160°未満とす
る。
よる自己切削式バックカットアンカーは、打ち込み方向
に向けて延在する頭部を有するアンカーロッドと、該ア
ンカーロッドを包囲するスリーブとを具え、前記スリー
ブはアンカーロッドの頭部に対向する部分に長手方向ス
リットにより互いに分離させた拡開フラップを有し、該
拡開フラップはスリーブとアンカーロッドとの軸線方向
相対変位に際して前記頭部に乗り上げて半径方向外方に
押し出されるものとし、少なくとも一つの拡開フラップ
に、スリーブの回転に際して基盤の受孔内面にバックカ
ットを切削するカッターを具えるものである。本発明に
おいては、前記カッターを設けた拡開フラップを鋸歯状
に形成し、カッターはスリーブの回転方向前方に向けら
れた拡開フラップの前縁に配置してスリーブの中心軸線
に対し第1の傾斜角度だけ傾斜させる。さらに、スリー
ブの回転方向後方に向けられた拡開フラップの後縁はス
リーブの中心軸線に対して第2の傾斜角度だけ傾斜さ
せ、第1及び第2の傾斜角度の和を160°未満とす
る。
【0007】本発明による自己切削式バックカットアン
カーは、拡開フラップと少なくとも1個のカッターとを
有するスリーブを具え、前記カッターは鋸歯状に形成し
た拡開フラップを具える。カッターは、拡開フラップに
おける回転方向前方に位置する前縁に配置する。カッタ
ーは、スリーブの中心軸線に対して傾斜して「すくい
角」を形成する。拡開フラップにおける後縁もスリーブ
の中心軸線に対して傾斜して「逃げ角」を形成する。カ
ッターを支持する本発明の拡開フラップにおいては、す
くい角及び逃げ角がカッターの切削プロセスを支援し、
回転衝撃ドリル装置の衝撃エネルギーを切削エネルギに
効率よく転換する。加工すべき基盤に衝撃エネルギーが
良好に導入されるため、バックカットの形成に要する時
間が短縮される。コンクリート補強鉄筋に遭遇した場合
でも、満足すべきバックカットが形成可能であり、所要
の荷重値を容易に達成することができる。本発明におい
ては、カッターを拡開フラップの前縁に配置することに
より、カッターの剪断の危険性が低減し、基盤の切削加
工に際してカッターに作用する力は拡開フラップによっ
て一層良好に吸収される。
カーは、拡開フラップと少なくとも1個のカッターとを
有するスリーブを具え、前記カッターは鋸歯状に形成し
た拡開フラップを具える。カッターは、拡開フラップに
おける回転方向前方に位置する前縁に配置する。カッタ
ーは、スリーブの中心軸線に対して傾斜して「すくい
角」を形成する。拡開フラップにおける後縁もスリーブ
の中心軸線に対して傾斜して「逃げ角」を形成する。カ
ッターを支持する本発明の拡開フラップにおいては、す
くい角及び逃げ角がカッターの切削プロセスを支援し、
回転衝撃ドリル装置の衝撃エネルギーを切削エネルギに
効率よく転換する。加工すべき基盤に衝撃エネルギーが
良好に導入されるため、バックカットの形成に要する時
間が短縮される。コンクリート補強鉄筋に遭遇した場合
でも、満足すべきバックカットが形成可能であり、所要
の荷重値を容易に達成することができる。本発明におい
ては、カッターを拡開フラップの前縁に配置することに
より、カッターの剪断の危険性が低減し、基盤の切削加
工に際してカッターに作用する力は拡開フラップによっ
て一層良好に吸収される。
【0008】カッターは第1の傾斜角度(すくい角)を
もってスリーブの中心軸線に対して傾斜する。第1の傾
斜角度は約5〜70°、好適には約10〜50°とす
る。また、後縁をスリーブの中心軸線に対して第2の傾
斜角度(逃げ角)で傾斜させ、第1の傾斜角度を第2の
傾斜角度よりも小とする。第2の角度は約15°〜90
°、好適には約30°〜90°とする。このような傾斜
角度の下では、衝撃エネルギーが特に良好に基盤に導入
される。逃げ角を決定する第2の傾斜角度は、バックカ
ットの形成を更に促進し、削られた材料がスリーブの回
転方向後方に逃げることが可能となるために新たな材料
切削を阻害することはない。
もってスリーブの中心軸線に対して傾斜する。第1の傾
斜角度は約5〜70°、好適には約10〜50°とす
る。また、後縁をスリーブの中心軸線に対して第2の傾
斜角度(逃げ角)で傾斜させ、第1の傾斜角度を第2の
傾斜角度よりも小とする。第2の角度は約15°〜90
°、好適には約30°〜90°とする。このような傾斜
角度の下では、衝撃エネルギーが特に良好に基盤に導入
される。逃げ角を決定する第2の傾斜角度は、バックカ
ットの形成を更に促進し、削られた材料がスリーブの回
転方向後方に逃げることが可能となるために新たな材料
切削を阻害することはない。
【0009】本発明の有利な一実施形態において、カッ
ターを支持する拡開フラップの前端部分はアンカーの中
心軸線に対して鈍角をもって、好適にはほぼ垂直に延在
する前端部分を有する。このような前端部分は容易に形
成可能であり、接触面の最適化が可能であるため、例え
ば、カッターの電磁誘導硬化に際して有利である。
ターを支持する拡開フラップの前端部分はアンカーの中
心軸線に対して鈍角をもって、好適にはほぼ垂直に延在
する前端部分を有する。このような前端部分は容易に形
成可能であり、接触面の最適化が可能であるため、例え
ば、カッターの電磁誘導硬化に際して有利である。
【0010】バックカットの形成に際してカッターの切
削効率を一層向上するため、カッター(及び所要に応じ
て前端部分)は、拡開フラップの外側に対して約10〜
85°、好適には約30〜85°の角度で傾斜する前端
面を具える構成とするのが有利である。傾斜した前端面
はチゼルと同様の作用を発現して基盤から大きな材料片
を分離するため、材料の切削効率を更に向上させること
が可能である。
削効率を一層向上するため、カッター(及び所要に応じ
て前端部分)は、拡開フラップの外側に対して約10〜
85°、好適には約30〜85°の角度で傾斜する前端
面を具える構成とするのが有利である。傾斜した前端面
はチゼルと同様の作用を発現して基盤から大きな材料片
を分離するため、材料の切削効率を更に向上させること
が可能である。
【0011】別の実施形態において、カッター(及び所
要に応じて前端部分)は湾曲した端面を有する。湾曲し
た前端面により、材料の切削効率が僅かに減少するが、
カッターが基盤に挟まって不動状態となる危険性も低減
する。特に、コンクリート補強鉄筋に遭遇した場合で
も、湾曲した前端面はカッターが不動状態となるのを防
止できる。
要に応じて前端部分)は湾曲した端面を有する。湾曲し
た前端面により、材料の切削効率が僅かに減少するが、
カッターが基盤に挟まって不動状態となる危険性も低減
する。特に、コンクリート補強鉄筋に遭遇した場合で
も、湾曲した前端面はカッターが不動状態となるのを防
止できる。
【0012】本発明によるバックカットアンカーの一実
施形態において、カッターは、拡開フラップの前縁面に
埋設された硬質金属部材とする。このような硬質金属部
材は任意の硬度で形成可能であると共に、支持体として
の拡開フラップの形状に適合可能である点で有利であ
る。硬質金属部材は、バックカットアンカーのスリーブ
を成形する工程とは別途に、大量生産技術により形成可
能であり、必要時点まで保管することができる。
施形態において、カッターは、拡開フラップの前縁面に
埋設された硬質金属部材とする。このような硬質金属部
材は任意の硬度で形成可能であると共に、支持体として
の拡開フラップの形状に適合可能である点で有利であ
る。硬質金属部材は、バックカットアンカーのスリーブ
を成形する工程とは別途に、大量生産技術により形成可
能であり、必要時点まで保管することができる。
【0013】カッターは、拡開フラップの遊端部分から
簡単に形成することができる。その際、少なくとも拡開
フラップの前縁には硬化処理を施す必要がある。硬化処
理は、例えば、電磁誘導加熱硬化、レーザー硬化、ある
いは他の局部的に有効な硬化方法によって実行可能であ
る。その際、拡開フラップを拡開スリーブの残余部分と
結合する塑性継手が脆弱とならないよう留意する必要が
ある。
簡単に形成することができる。その際、少なくとも拡開
フラップの前縁には硬化処理を施す必要がある。硬化処
理は、例えば、電磁誘導加熱硬化、レーザー硬化、ある
いは他の局部的に有効な硬化方法によって実行可能であ
る。その際、拡開フラップを拡開スリーブの残余部分と
結合する塑性継手が脆弱とならないよう留意する必要が
ある。
【0014】材料切削特性に関連して、カッターはスリ
ーブ素材よりも約1.5〜8倍、好適には約2〜6倍だ
け硬度を高くするのが有利である。
ーブ素材よりも約1.5〜8倍、好適には約2〜6倍だ
け硬度を高くするのが有利である。
【0015】本発明によるバックカットアンカーは、拡
開フラップと同数又はより少数のカッター、例えば10
個以下のカッターを具えるのが有利である。カッターの
個数が大きい場合には材料の切削量が増加し、バックカ
ットの形成が促進されると共に打ち込み工程の所要時間
が短縮される。全てのカッターを同一に形成することが
できる。カッターは、少なくとも部分的に異なるすくい
角(第1の傾斜角)を持たせることが有利である。この
場合、カッターは種々の機能を発揮することができる。
例えば、一部のカッターを基盤における材料の切削につ
いて最適化すると共に、残りのカッターはコンクリート
の補強鉄筋に遭遇しても特に良好な切削機能を発揮する
構成とすることが可能である。このように個別的に最適
化したカッターを円周方向で交互に配置するのが有利で
ある。
開フラップと同数又はより少数のカッター、例えば10
個以下のカッターを具えるのが有利である。カッターの
個数が大きい場合には材料の切削量が増加し、バックカ
ットの形成が促進されると共に打ち込み工程の所要時間
が短縮される。全てのカッターを同一に形成することが
できる。カッターは、少なくとも部分的に異なるすくい
角(第1の傾斜角)を持たせることが有利である。この
場合、カッターは種々の機能を発揮することができる。
例えば、一部のカッターを基盤における材料の切削につ
いて最適化すると共に、残りのカッターはコンクリート
の補強鉄筋に遭遇しても特に良好な切削機能を発揮する
構成とすることが可能である。このように個別的に最適
化したカッターを円周方向で交互に配置するのが有利で
ある。
【0016】コスト的に有利なバックカットアンカーの
実施形態において、スリーブは金属素材の打ち抜き後に
曲げ加工を施して成形する。スリーブは、任意の鋸歯状
カッター基本形として適切な平板から打ち抜かれる。次
に、例えば、横方向圧延及びエンボス工程によって、拡
開フラップ及びカッターの最終形状を与えることができ
る。そして、拡開フラップ及びカッターの最終形状を与
えた打ち抜き部材を巻回してスリーブとし、アンカーロ
ッドと組合わせるものである。
実施形態において、スリーブは金属素材の打ち抜き後に
曲げ加工を施して成形する。スリーブは、任意の鋸歯状
カッター基本形として適切な平板から打ち抜かれる。次
に、例えば、横方向圧延及びエンボス工程によって、拡
開フラップ及びカッターの最終形状を与えることができ
る。そして、拡開フラップ及びカッターの最終形状を与
えた打ち抜き部材を巻回してスリーブとし、アンカーロ
ッドと組合わせるものである。
【0017】
【好適な実施形態】以下、本発明を図示の好適な実施形
態について更に具体的に説明する。
態について更に具体的に説明する。
【0018】図1は、本発明による自己切削式バックカ
ットアンカー1の一実施形態を示すものである。バック
カットアンカー1はアンカーロッド2を具え、その頭部
3は打ち込み方向Sに向けて延在する。頭部3は、図示
例では切頭円錐形状を有するが、円錐面の代わりに凹状
湾曲面を有する構成としても良い。アンカーロッド2に
は、頭部3とは反対側に位置する後端領域で、荷重係止
手段としての外ねじ4が設けられている。アンカーロッ
ド2上には、スリーブ5を軸線方向に変位可能に配置す
る。スリーブ5は、頭部3と対向する部分に、軸線方向
のスリット6により互いに分離した複数の拡開フラップ
7が設けられている。拡開フラップ7は、塑性継手8に
よって残りのスリーブ5から分離する。例示した塑性継
手8は、アンカーの中心軸線Aに対して垂直にスリーブ
の外面9に配置した円周方向溝から形成する。スリーブ
5とアンカーロッド2との間における軸線方向の相対変
位により、スリーブ5は、拡開フラップ7を半径方向外
方に向けて押し出しつつ頭部3上に乗り上げる。
ットアンカー1の一実施形態を示すものである。バック
カットアンカー1はアンカーロッド2を具え、その頭部
3は打ち込み方向Sに向けて延在する。頭部3は、図示
例では切頭円錐形状を有するが、円錐面の代わりに凹状
湾曲面を有する構成としても良い。アンカーロッド2に
は、頭部3とは反対側に位置する後端領域で、荷重係止
手段としての外ねじ4が設けられている。アンカーロッ
ド2上には、スリーブ5を軸線方向に変位可能に配置す
る。スリーブ5は、頭部3と対向する部分に、軸線方向
のスリット6により互いに分離した複数の拡開フラップ
7が設けられている。拡開フラップ7は、塑性継手8に
よって残りのスリーブ5から分離する。例示した塑性継
手8は、アンカーの中心軸線Aに対して垂直にスリーブ
の外面9に配置した円周方向溝から形成する。スリーブ
5とアンカーロッド2との間における軸線方向の相対変
位により、スリーブ5は、拡開フラップ7を半径方向外
方に向けて押し出しつつ頭部3上に乗り上げる。
【0019】図1〜図3から明らかなように、拡開フラ
ップ7は、少なくとも部分的に鋸歯状に形成する。その
際、カッター10はスリーブ5の回転方向Rで前方に向
けられた拡開フラップ7の前縁11に配置される。前縁
11はスリーブ5の中心軸線Aに対して第1の角度αだ
け傾斜し、その傾斜角度αは約5〜70°、好適には約
10〜50°とする。拡開フラップ7は、スリーブ5の
回転方向Rで後方に向けられた後縁12を有する。後縁
12は、スリーブ5の中心軸線Aに対して第2の傾斜角
度βを成す。後縁12の傾斜角度βは、前縁11の傾斜
角αより大であり、また、約15°、好適には30°を
超えるが、90°よりは小とする。なお、第1及び第2
の傾斜角度α,βは、その和が160°を超えないよう
に選択する。
ップ7は、少なくとも部分的に鋸歯状に形成する。その
際、カッター10はスリーブ5の回転方向Rで前方に向
けられた拡開フラップ7の前縁11に配置される。前縁
11はスリーブ5の中心軸線Aに対して第1の角度αだ
け傾斜し、その傾斜角度αは約5〜70°、好適には約
10〜50°とする。拡開フラップ7は、スリーブ5の
回転方向Rで後方に向けられた後縁12を有する。後縁
12は、スリーブ5の中心軸線Aに対して第2の傾斜角
度βを成す。後縁12の傾斜角度βは、前縁11の傾斜
角αより大であり、また、約15°、好適には30°を
超えるが、90°よりは小とする。なお、第1及び第2
の傾斜角度α,βは、その和が160°を超えないよう
に選択する。
【0020】図2及び図4に示すように、カッター10
を支持する拡開フラップ7における前縁11及び後縁1
2は、エッジを形成しつつ拡開フラップ7の前端面で互
いに接続させることができる。また、図3に示した別の
実施形態では、カッターを支持する拡開フラップ7の前
端を鈍角に形成する。この場合、前縁11及び後縁12
は、スリーブ5の軸線Aに対して概ね垂直に延在する弧
状端面部分13を介して互いに接続させる。
を支持する拡開フラップ7における前縁11及び後縁1
2は、エッジを形成しつつ拡開フラップ7の前端面で互
いに接続させることができる。また、図3に示した別の
実施形態では、カッターを支持する拡開フラップ7の前
端を鈍角に形成する。この場合、前縁11及び後縁12
は、スリーブ5の軸線Aに対して概ね垂直に延在する弧
状端面部分13を介して互いに接続させる。
【0021】カッター10及び塑性継手8を設けた拡開
フラップ7は、切削加工又は冷間加工プロセスにより成
形可能である。例えば、図5及び図6に示すように、ス
リーブ5は素材の打ち抜き後に曲げ加工を行って成形す
るのが有利である。図5は、スリーブ5の展開状態を示
すものであり、長手方向スリット6によって互いに分離
した拡開フラップ7が鋸歯状を呈することを説明するも
のである。図2に示すように、カッター10を支持する
拡開フラップ7は、カッター10の前縁11及び後縁1
2を互いに接続させてスリーブ5の前端部を形成する。
塑性継手は、スリーブ5の外面9でスリーブの中心軸線
に対して垂直に延在する円周方向溝8により形成する。
円周方向溝8は、例えばスタンプ加工によって形成する
ことができる。図6に示すように、カッター10の前端
面はスリーブ5の外面9に対して約10〜85°、好適
には約30〜85°の角度γで傾斜させる。なお、カッ
ター10の前端面に曲率を施すことも可能である。
フラップ7は、切削加工又は冷間加工プロセスにより成
形可能である。例えば、図5及び図6に示すように、ス
リーブ5は素材の打ち抜き後に曲げ加工を行って成形す
るのが有利である。図5は、スリーブ5の展開状態を示
すものであり、長手方向スリット6によって互いに分離
した拡開フラップ7が鋸歯状を呈することを説明するも
のである。図2に示すように、カッター10を支持する
拡開フラップ7は、カッター10の前縁11及び後縁1
2を互いに接続させてスリーブ5の前端部を形成する。
塑性継手は、スリーブ5の外面9でスリーブの中心軸線
に対して垂直に延在する円周方向溝8により形成する。
円周方向溝8は、例えばスタンプ加工によって形成する
ことができる。図6に示すように、カッター10の前端
面はスリーブ5の外面9に対して約10〜85°、好適
には約30〜85°の角度γで傾斜させる。なお、カッ
ター10の前端面に曲率を施すことも可能である。
【0022】図6に示すように、複数の拡開フラップ
7、好適には全ての拡開フラップ7にカッター10を配
置するのが有利である。その際、カッター10は、前縁
11において拡開フラップ7に埋設された硬質金属部材
とすることができる。カッター10は、拡開フラップ7
の遊端部分から形成することも可能である。この場合、
少なくとも拡開フラップ7の前縁11は硬化処理を施す
必要がある。カッター20の前縁11における硬度はス
リーブ素材の硬度よりも約1.5〜8倍、好適には2〜
6倍だけ高い硬度とする。図5に示す実施形態では、ス
リーブ5における全ての拡開フラップ7を、それぞれカ
ッター10が配置された同一形状に形成する。拡開フラ
ップ7における前縁11は、スリーブ5の中心軸線Aに
対して少なくとも部分的に異なる角度αで傾斜させても
良い。この場合、カッター10は、各種用途に応じて各
拡開フラップ7毎に個別的に最適化することが可能とな
る。
7、好適には全ての拡開フラップ7にカッター10を配
置するのが有利である。その際、カッター10は、前縁
11において拡開フラップ7に埋設された硬質金属部材
とすることができる。カッター10は、拡開フラップ7
の遊端部分から形成することも可能である。この場合、
少なくとも拡開フラップ7の前縁11は硬化処理を施す
必要がある。カッター20の前縁11における硬度はス
リーブ素材の硬度よりも約1.5〜8倍、好適には2〜
6倍だけ高い硬度とする。図5に示す実施形態では、ス
リーブ5における全ての拡開フラップ7を、それぞれカ
ッター10が配置された同一形状に形成する。拡開フラ
ップ7における前縁11は、スリーブ5の中心軸線Aに
対して少なくとも部分的に異なる角度αで傾斜させても
良い。この場合、カッター10は、各種用途に応じて各
拡開フラップ7毎に個別的に最適化することが可能とな
る。
【図1】本発明によるバックカットアンカーの全体構造
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図2】カッターを設けた拡開フラップの第1実施形態
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図3】カッターを設けた拡開フラップの第2実施形態
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図4】アンカーロッドを省略してスリーブの前端部を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図5】板金を打ち抜いた後に曲げ加工を施して成形す
るスリーブの展開図である。
るスリーブの展開図である。
【図6】図5に示したスリーブの展開状態における断面
図である。
図である。
1 バックカットアンカー 2 アンカーロッド 3 頭部 5 スリーブ 6 長手方向スリット 7 拡開フラップ 10 カッター 11 前縁 12 後縁 13 端面部分 A アンカー軸線 R 回転方向 S 打ち込み方向 α 第1の傾斜角度 β 第2の傾斜角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュテファン ラバー ドイツ連邦共和国 86916 カウフェリン グ ヨハンシュトラーセ 30 (72)発明者 トーマス ドッペルバウアー オーストリア国 6800 フェルトキルヒ マルクトプラッツ 6/5
Claims (10)
- 【請求項1】 打ち込み方向(S)に向けて延在する頭
部(3)を有するアンカーロッド(2)と、該アンカー
ロッド(2)を包囲するスリーブ(5)とを具え、前記
スリーブ(5)はアンカーロッド(2)の頭部(3)に
対向する部分に長手方向スリット(6)により互いに分
離させた拡開フラップ(7)を有し、該拡開フラップ
(7)はスリーブ(5)とアンカーロッド(2)との軸
線方向相対変位に際して前記頭部(3)に乗り上げて半
径方向外方に押し出されるものとし、少なくとも一つの
拡開フラップ(7)に、スリーブ(5)の回転に際して
基盤の受孔内面にバックカットを切削するカッター(1
0)を具える自己切削式バックカットアンカーにおい
て、前記カッター(10)を設けた拡開フラップ(7)
を鋸歯状に形成し、カッター(10)はスリーブ(5)
の回転方向(R)前方に向けられた拡開フラップ(7)
の前縁(11)に配置してスリーブ(5)の中心軸線
(A)に対し第1の傾斜角度(α)だけ傾斜させ、さら
に、スリーブ(5)の回転方向(R)後方に向けられた
拡開フラップ(7)の後縁(12)はスリーブ(5)の
中心軸線(A)に対して第2の傾斜角度(β)だけ傾斜
させ、これらの第1及び第2の傾斜角度(α,β)の和
を160°未満としたことを特徴とするバックカットア
ンカー。 - 【請求項2】 請求項1記載のバックカットアンカーに
おいて、カッター(10)の前縁(11)における第1
の傾斜角度(α)を約5〜70°、好適には約10〜5
0°とし、後縁(12)における第2の傾斜角度(β)
より小とし、さらに、第2の傾斜角度(β)は15°〜
90°、好適には30°〜90°としたことを特徴とす
るバックカットアンカー。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のバックカットア
ンカーにおいて、カッター(10)を支持する拡開フラ
ップ(7)の前端を鈍角に形成し、好適にはアンカーの
中心軸線(A)に対してほぼ垂直に延在する前端部分
(13)を具えることを特徴とするバックカットアンカ
ー。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載のバ
ックカットアンカーにおいて、カッター(10)の前端
面を、拡開フラップ(7)の外側(9)に対して約10
〜85°、好適には約30〜85°の傾斜角度(γ)だ
け傾斜させたことを特徴とするバックカットアンカー。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載のバ
ックカットアンカーにおいて、カッター(10)に湾曲
した端面を設けたことを特徴とするバックカットアンカ
ー。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項に記載のバ
ックカットアンカーにおいて、カッター(10)は、拡
開フラップ(7)の前縁(11)に埋設された硬質金属
部材として構成したことを特徴とするバックカットアン
カー。 - 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか一項に記載のバ
ックカットアンカーにおいて、カッター(10)を拡開
フラップ(7)の遊端部分から形成し、少なくとも前縁
(11)に硬化処理を施したことを特徴とするバックカ
ットアンカー。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項に記載のバ
ックカットアンカーにおいて、カッター(10)は、ス
リーブ(5)の素材よりも約1.5〜8倍、特に、約2
〜6倍だけ高い硬度を持たせたことを特徴とするバック
カットアンカー。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか一項に記載のバ
ックカットアンカーにおいて、拡開フラップ(7)と同
数又はより少数のカッター(10)に、少なくとも部分
的に異なる第1の傾斜角度(α)を持たせたことを特徴
とするバックカットアンカー。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか一項に記載の
バックカットアンカーにおいて、スリーブ(5)は素材
の打ち抜き後に曲げ加工を施して成形してなることを特
徴とするバックカットアンカー。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19652280A DE19652280A1 (de) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | Selbstschneidender Hinterschnittdübel |
| DE19652280:3 | 1996-12-16 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10205509A true JPH10205509A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=7814865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9346568A Pending JPH10205509A (ja) | 1996-12-16 | 1997-12-16 | 自己切削式バックカットアンカー |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5921733A (ja) |
| EP (1) | EP0848170B1 (ja) |
| JP (1) | JPH10205509A (ja) |
| KR (1) | KR19980063643A (ja) |
| DE (2) | DE19652280A1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19980063643A (ko) * | 1996-12-16 | 1998-10-07 | 빌디롤란트 | 자동절단 기능의 언더컷 다우웰 |
| JP2001081773A (ja) * | 1999-07-14 | 2001-03-27 | Hilti Ag | 形状結合アンカー用の除去装置 |
Families Citing this family (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19825884A1 (de) * | 1998-06-10 | 1999-12-16 | Hilti Ag | Hinterschnittdübel |
| US6213697B1 (en) | 2000-02-25 | 2001-04-10 | Illinois Tool Works Inc. | Self-cutting expansion anchor |
| DE10324005A1 (de) * | 2003-05-27 | 2004-12-16 | Fischerwerke Artur Fischer Gmbh & Co. Kg | Spreizanker aus Metall und Setzwerkzeug hierfür |
| US7591746B2 (en) * | 2003-12-18 | 2009-09-22 | Mikhail Tarnopolsky | System and method of getting for a bicycle and other-pedal-driven vehicles mechanical energy output exceeded muscular energy input due to the gravitational lever. |
| US7357613B2 (en) * | 2006-01-26 | 2008-04-15 | Simpson Strong -Tie Company, Inc. | Expansion anchor with crack-arresting groove |
| DE102006007232A1 (de) * | 2006-02-15 | 2007-08-16 | Hager & Meisinger Gmbh | Hinterschnittwerkzeug und Plateau-Bohrer |
| US7811037B2 (en) | 2006-06-05 | 2010-10-12 | Illinois Tool Works Inc. | Anchor bolt and annularly grooved expansion sleeve assembly exhibiting high pull-out resistance, particularly under cracked concrete test conditions |
| US7744320B2 (en) | 2006-06-05 | 2010-06-29 | Illinois Tool Works Inc. | Anchor bolt and annularly grooved expansion sleeve assembly exhibiting high pull-out resistance, particularly under cracked concrete test conditions |
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| US9708809B2 (en) | 2013-03-14 | 2017-07-18 | Darren Bruce Bennett | Anchor and method of using the same |
| CN103223572B (zh) * | 2013-04-11 | 2015-06-17 | 漳州鑫一达五金电子有限公司 | 一种锚钉加工方法 |
| GB201308152D0 (en) * | 2013-05-07 | 2013-06-12 | Technical Services Team Ltd | Self-Boring Shield Anchor Apparatus and Method |
| EP2863073A1 (de) * | 2013-10-21 | 2015-04-22 | HILTI Aktiengesellschaft | Spreizanker mit bereichsweise hochfester Spreizhülse |
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| US11320263B2 (en) | 2019-01-25 | 2022-05-03 | Stanley Black & Decker Inc. | Laser level system |
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| US2707897A (en) * | 1948-05-04 | 1955-05-10 | William Douglas Sellers | Expanding, undercutting insert |
| CH371243A (fr) * | 1961-04-28 | 1963-08-15 | Sarmi S A Societe D Applic De | Cheville autoperceuse |
| US3200692A (en) * | 1963-07-30 | 1965-08-17 | Remington Arms Co Inc | Anchoring device |
| FR1388807A (fr) * | 1963-12-07 | 1965-02-12 | Gevelot Sa | Procédé de fabrication de chevilles autoforeuses et chevilles ainsi obtenues |
| DE2103132A1 (de) * | 1971-01-23 | 1972-08-03 | Brueckl Technik Ges F Tech Erz | Hülse für Selbstbohrdübel und Verfahren zur Herstellung der Hülse |
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| DE3731818A1 (de) * | 1987-09-22 | 1989-03-30 | Hilti Ag | Spreizduebel |
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| JPH07150643A (ja) * | 1992-04-22 | 1995-06-13 | Shinjiyou Seisakusho:Kk | コンクリート用アンカー |
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1996
- 1996-12-16 DE DE19652280A patent/DE19652280A1/de not_active Withdrawn
-
1997
- 1997-11-29 KR KR1019970064497A patent/KR19980063643A/ko not_active Ceased
- 1997-12-03 DE DE59703050T patent/DE59703050D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-12-03 EP EP97810943A patent/EP0848170B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-12-16 JP JP9346568A patent/JPH10205509A/ja active Pending
- 1997-12-16 US US08/991,241 patent/US5921733A/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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|---|---|
| EP0848170A1 (de) | 1998-06-17 |
| EP0848170B1 (de) | 2001-02-28 |
| DE19652280A1 (de) | 1998-06-18 |
| US5921733A (en) | 1999-07-13 |
| KR19980063643A (ko) | 1998-10-07 |
| DE59703050D1 (de) | 2001-04-05 |
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