JPH10206516A - 方位角測定装置およびそれを具備した回転アンテナレーダ装置 - Google Patents
方位角測定装置およびそれを具備した回転アンテナレーダ装置Info
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- JPH10206516A JPH10206516A JP2102797A JP2102797A JPH10206516A JP H10206516 A JPH10206516 A JP H10206516A JP 2102797 A JP2102797 A JP 2102797A JP 2102797 A JP2102797 A JP 2102797A JP H10206516 A JPH10206516 A JP H10206516A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インタフェロメータ演算手法による方位角測
定装置のアンテナ素子の間隔を大きくして測定精度を向
上させる。 【解決手段】 同一指向特性のN個のアンテナ素子を等
間隔Dで直線状に配列し、間隔がD、2D、3D、…
…、(N−1)Dとなる2つのアンテナ素子の受信信号
を各間隔に対応する位相検波器へ入力し、その出力位相
差φ1、φ2、φ3、……、φN-1 を順に見た場合、前順位の
値よりも次順位の値が小さい場合の数mをm値検出器11
で検出し、位相差算出器12でφN-1 +2mπを算出し、
これを両端のアンテナ素子間の位相差φとして、方位角
算出器13へ入力しインタフェロメータ演算手法で方位角
を算出する。
定装置のアンテナ素子の間隔を大きくして測定精度を向
上させる。 【解決手段】 同一指向特性のN個のアンテナ素子を等
間隔Dで直線状に配列し、間隔がD、2D、3D、…
…、(N−1)Dとなる2つのアンテナ素子の受信信号
を各間隔に対応する位相検波器へ入力し、その出力位相
差φ1、φ2、φ3、……、φN-1 を順に見た場合、前順位の
値よりも次順位の値が小さい場合の数mをm値検出器11
で検出し、位相差算出器12でφN-1 +2mπを算出し、
これを両端のアンテナ素子間の位相差φとして、方位角
算出器13へ入力しインタフェロメータ演算手法で方位角
を算出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の間隔で直線
状に配列された同一指向特性の複数のアンテナ素子で受
信された信号の位相差を測定しインタフェロメータ(in
terferometer)演算手法によって、アンテナ素子列と直
角をなすボアサイト軸からの目標方位角を算出する方位
角測定の技術分野に属する。また、この方位角測定の技
術をアンテナを機械的に回転させながらパルス状の電磁
波を一定周期で送信し、目標からの反射波を受信するこ
とにより目標の方位角および距離を探知するレーダ装置
に適用する技術分野に属する。
状に配列された同一指向特性の複数のアンテナ素子で受
信された信号の位相差を測定しインタフェロメータ(in
terferometer)演算手法によって、アンテナ素子列と直
角をなすボアサイト軸からの目標方位角を算出する方位
角測定の技術分野に属する。また、この方位角測定の技
術をアンテナを機械的に回転させながらパルス状の電磁
波を一定周期で送信し、目標からの反射波を受信するこ
とにより目標の方位角および距離を探知するレーダ装置
に適用する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】インタフェロメータ(interferometer)
演算手法による方位角測定の原理は図3に示すように、
同一指向特性を有するアンテナ素子19、同20を間隔
D0 で配置し、2つのアンテナ素子で受信した信号の位
相差を検出することによって到来電波の方位を測定する
というものである。今、2つのアンテナ素子を結ぶ直線
と直角をなす向きをボアサイト軸とし、このボアサイト
軸から方位角θの方位から電波が到来したとすれば、ア
ンテナ素子19への到達はアンテナ素子20への到達よ
りも距離dの伝搬分だけ遅れることになる。この遅れを
位相φで表すと、φ=2πd/λとなる。但しλは到来
電波の波長である。これがアンテナ素子19の受信信号
とアンテナ素子20の受信信号の位相差ということにな
る。ところで距離dは図3よりd=D0sinθで表される
から、結局位相差φは数式3で表されることになる。
演算手法による方位角測定の原理は図3に示すように、
同一指向特性を有するアンテナ素子19、同20を間隔
D0 で配置し、2つのアンテナ素子で受信した信号の位
相差を検出することによって到来電波の方位を測定する
というものである。今、2つのアンテナ素子を結ぶ直線
と直角をなす向きをボアサイト軸とし、このボアサイト
軸から方位角θの方位から電波が到来したとすれば、ア
ンテナ素子19への到達はアンテナ素子20への到達よ
りも距離dの伝搬分だけ遅れることになる。この遅れを
位相φで表すと、φ=2πd/λとなる。但しλは到来
電波の波長である。これがアンテナ素子19の受信信号
とアンテナ素子20の受信信号の位相差ということにな
る。ところで距離dは図3よりd=D0sinθで表される
から、結局位相差φは数式3で表されることになる。
【0003】
【数3】
【0004】従って、逆に位相差φを測定すれば、D0
およびλは既知の値であるから、電波の到来方位即ち目
標の方位角θを算出することができるわけである。即ち
方位角θは数式4で算出される。そして、この位相差は
2つのアンテナ素子の受信信号を位相検波器へ入力する
ことにより検出している。
およびλは既知の値であるから、電波の到来方位即ち目
標の方位角θを算出することができるわけである。即ち
方位角θは数式4で算出される。そして、この位相差は
2つのアンテナ素子の受信信号を位相検波器へ入力する
ことにより検出している。
【0005】
【数4】
【0006】一方、アンテナを機械的に回転させながら
パルス状の電磁波を一定周期で送信し、目標からの反射
波を受信することにより目標の方位角および距離を探知
するレーダ装置における目標の方位角の測定は、次のよ
うに行われている。それは、レーダ表示器をPPI(Pla
n Position Indicator) とし、ブラウン管のスイープの
回転をアンテナの回転と一致させておき、アンテナが基
準方位(例えば北)を向いたときのスイープの向きを基
準方位(同じく北)として、アンテナが回転中目標から
の反射電波を受信したときに、その受信信号によりスイ
ープ上に輝点を生じさせることによりPPI上で目標の
基準方位からの角度を知ることができるというものであ
る。
パルス状の電磁波を一定周期で送信し、目標からの反射
波を受信することにより目標の方位角および距離を探知
するレーダ装置における目標の方位角の測定は、次のよ
うに行われている。それは、レーダ表示器をPPI(Pla
n Position Indicator) とし、ブラウン管のスイープの
回転をアンテナの回転と一致させておき、アンテナが基
準方位(例えば北)を向いたときのスイープの向きを基
準方位(同じく北)として、アンテナが回転中目標から
の反射電波を受信したときに、その受信信号によりスイ
ープ上に輝点を生じさせることによりPPI上で目標の
基準方位からの角度を知ることができるというものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】2つのアンテナ素子の
受信信号間の位相差φはその伝搬距離差D0sinθから理
論上数式3で表されることは前述の通りである。そして
その値は、D0、λ、θの値によって2mπ(但しmは自
然数)を越える値となり得ることは明らかである。一方
位相差を検出する方法としては、2つのアンテナ素子の
受信信号を位相検波器へ入力しその出力レベルから位相
差を読み取っている。ところが、この位相検波器は、例
えば図4に示すように位相差2πラジアン毎に同じ出力
パターンを繰り返す特性を有している。このため、今2
πラジアンより小さい位相差角θd としたとき、入力2
信号の位相差角がθd 、2π+θd 、4π+θd 、…
…、2mπ+θd のときの出力が皆同じになってしま
い、その出力に対する真の位相差角がいずれであるか特
定することが不可能である。従って、位相検波器の出力
から位相差角を一義的に決定できるのは2入力信号の位
相差角が2πラジアン以下の場合でしか用いることがで
きないという問題がある。
受信信号間の位相差φはその伝搬距離差D0sinθから理
論上数式3で表されることは前述の通りである。そして
その値は、D0、λ、θの値によって2mπ(但しmは自
然数)を越える値となり得ることは明らかである。一方
位相差を検出する方法としては、2つのアンテナ素子の
受信信号を位相検波器へ入力しその出力レベルから位相
差を読み取っている。ところが、この位相検波器は、例
えば図4に示すように位相差2πラジアン毎に同じ出力
パターンを繰り返す特性を有している。このため、今2
πラジアンより小さい位相差角θd としたとき、入力2
信号の位相差角がθd 、2π+θd 、4π+θd 、…
…、2mπ+θd のときの出力が皆同じになってしま
い、その出力に対する真の位相差角がいずれであるか特
定することが不可能である。従って、位相検波器の出力
から位相差角を一義的に決定できるのは2入力信号の位
相差角が2πラジアン以下の場合でしか用いることがで
きないという問題がある。
【0008】一方前述の、回転空中線式でPPI表示を
行うレーダ装置において、目標までの距離をr、アンテ
ナの水平ビーム幅をθh としたとき、距離rにおける目
標の方位方向の分解能はrtan θh 程度とされる。この
値は距離rに比例して大きくなり、目標の輪郭や目標の
個数をわかりにくくしており目標の方位角精度に限界が
あるという問題がある。
行うレーダ装置において、目標までの距離をr、アンテ
ナの水平ビーム幅をθh としたとき、距離rにおける目
標の方位方向の分解能はrtan θh 程度とされる。この
値は距離rに比例して大きくなり、目標の輪郭や目標の
個数をわかりにくくしており目標の方位角精度に限界が
あるという問題がある。
【0009】本発明の目的は、上記従来のinterferomet
er演算手法における位相検波器への入力位相差角に対す
る制約を除去し、入力2信号間の位相差角が2mπラジ
アンを越える場合であってもその位相差角を検出でき従
来よりも精度の高い目標方位角を測定できる方位角測定
装置を提供すること、およびこの方位角測定装置をアン
テナ回転式のレーダ装置に適用することにより目標方位
角データの精度の高い回転アンテナレーダ装置を提供す
ることにある。
er演算手法における位相検波器への入力位相差角に対す
る制約を除去し、入力2信号間の位相差角が2mπラジ
アンを越える場合であってもその位相差角を検出でき従
来よりも精度の高い目標方位角を測定できる方位角測定
装置を提供すること、およびこの方位角測定装置をアン
テナ回転式のレーダ装置に適用することにより目標方位
角データの精度の高い回転アンテナレーダ装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明は下記の各手段を具備することを特徴
とする方位角測定装置である。 (イ)同一指向特性を有するN個のアンテナ素子が間隔
Dで直線状に配列され該直線と直角の方向にボアサイト
軸を有する方位角測定アンテナ (ロ)前記アンテナ素子のうち間隔がD×n(n=1、
2、3、……、N−1)となる2個のアンテナ素子から
の受信信号を入力とし位相差φn 信号を出力する2πラ
ジアン繰り返し特性の位相検波器を第nの位相検波器と
したとき、第1から第(N−1)までの(N−1)個の
位相検波器 (ハ)前記(N−1)個の位相検波器の出力位相差にお
いて、第nの位相検波器の出力位相差φn が第(n−
1)の位相検波器の出力位相差φn-1 よりも小なる場合
の数mを検出するm値検出器 (ニ)前記数mと第(N−1)の位相検波器出力位相差
φN-1 とから数式5により第(N−1)の位相検波器の
入力信号位相差φを算出する位相差算出器
めに、第1の発明は下記の各手段を具備することを特徴
とする方位角測定装置である。 (イ)同一指向特性を有するN個のアンテナ素子が間隔
Dで直線状に配列され該直線と直角の方向にボアサイト
軸を有する方位角測定アンテナ (ロ)前記アンテナ素子のうち間隔がD×n(n=1、
2、3、……、N−1)となる2個のアンテナ素子から
の受信信号を入力とし位相差φn 信号を出力する2πラ
ジアン繰り返し特性の位相検波器を第nの位相検波器と
したとき、第1から第(N−1)までの(N−1)個の
位相検波器 (ハ)前記(N−1)個の位相検波器の出力位相差にお
いて、第nの位相検波器の出力位相差φn が第(n−
1)の位相検波器の出力位相差φn-1 よりも小なる場合
の数mを検出するm値検出器 (ニ)前記数mと第(N−1)の位相検波器出力位相差
φN-1 とから数式5により第(N−1)の位相検波器の
入力信号位相差φを算出する位相差算出器
【0011】
【数5】φ=φN-1 +2mπ
【0012】(ホ)受信目標の方位角を前記方位角測定
アンテナのボアサイト軸からθとしたとき、その目標方
位角θを数式6により算出する方位角算出器
アンテナのボアサイト軸からθとしたとき、その目標方
位角θを数式6により算出する方位角算出器
【0013】
【数6】
【0014】第2の発明は、方位角測定アンテナをその
ボアサイト軸の向きが機械回転式アンテナのボアサイト
軸の向きと一致して回転するように搭載して第1の発明
の方位角測定装置を具備する回転アンテナレーダ装置で
ある。
ボアサイト軸の向きが機械回転式アンテナのボアサイト
軸の向きと一致して回転するように搭載して第1の発明
の方位角測定装置を具備する回転アンテナレーダ装置で
ある。
【0015】
【発明の実施の形態】発明が解決しようとする課題で述
べたように、アンテナ素子が2個でその受信信号間の位
相差を測定することにより電波到来の方位角を知ろうと
する場合には2つの受信信号間の位相差が2πラジアン
以下でなければならないという制約がある。これに対し
て第1の発明においては間隔DでN個のアンテナ素子が
直線状に配列されている。今、N個のアンテナ素子のう
ち位相差が最も小さい2個のアンテナ素子の間隔は前記
Dである。この2個のアンテナ素子の受信信号間の位相
差はやはり2πラジアン以下でなければならないという
制約はある。今この間隔Dの2個のアンテナ素子の受信
信号間の2πラジアン以下の位相差をθd とすれば、間
隔が2Dの2個のアンテナ素子の受信信号間の位相差は
2θd、間隔が3Dの2個のアンテナ素子の受信信号間の
位相差は3θd、同様にして間隔がnDの場合の位相差は
nθd、最後にN個のアンテナ素子のうち最も間隔の大き
い2個のアンテナ素子の受信信号間の位相差は(N−
1)θd となる。
べたように、アンテナ素子が2個でその受信信号間の位
相差を測定することにより電波到来の方位角を知ろうと
する場合には2つの受信信号間の位相差が2πラジアン
以下でなければならないという制約がある。これに対し
て第1の発明においては間隔DでN個のアンテナ素子が
直線状に配列されている。今、N個のアンテナ素子のう
ち位相差が最も小さい2個のアンテナ素子の間隔は前記
Dである。この2個のアンテナ素子の受信信号間の位相
差はやはり2πラジアン以下でなければならないという
制約はある。今この間隔Dの2個のアンテナ素子の受信
信号間の2πラジアン以下の位相差をθd とすれば、間
隔が2Dの2個のアンテナ素子の受信信号間の位相差は
2θd、間隔が3Dの2個のアンテナ素子の受信信号間の
位相差は3θd、同様にして間隔がnDの場合の位相差は
nθd、最後にN個のアンテナ素子のうち最も間隔の大き
い2個のアンテナ素子の受信信号間の位相差は(N−
1)θd となる。
【0016】一方、上記各2個のアンテナ素子の受信信
号を入力とする第1から第(N−1)の各位相検波器の
出力位相差φn は、入力2信号の位相差φが、2kπ≦
φ〈2(k+1)πのとき(但しk=0,1,2,3,
……)、位相検波器の2πラジアン繰り返し特性によ
り、φn =φ−2kπの位相差として出力される。
号を入力とする第1から第(N−1)の各位相検波器の
出力位相差φn は、入力2信号の位相差φが、2kπ≦
φ〈2(k+1)πのとき(但しk=0,1,2,3,
……)、位相検波器の2πラジアン繰り返し特性によ
り、φn =φ−2kπの位相差として出力される。
【0017】従って、第nの位相検波器への2つの入力
信号の位相差nθd が2kπラジアンと2(k+1)π
ラジアンの間にあるときの出力位相差φn はnθd −2
kπとなる。そして次の第(n+1)の位相検波器への
2つの入力信号の位相差(n+1)θd ラジアンが次の
2πラジアン即ち2(k+1)πラジアンを越えたとき
のその出力位相差φn+1 は(n+1)θd −2(k+
1)πラジアンとなる。ここで、φn とφn+1 の大小関
係を見るためにφn+1 からφn を引いて見ると数式7の
ようになる。
信号の位相差nθd が2kπラジアンと2(k+1)π
ラジアンの間にあるときの出力位相差φn はnθd −2
kπとなる。そして次の第(n+1)の位相検波器への
2つの入力信号の位相差(n+1)θd ラジアンが次の
2πラジアン即ち2(k+1)πラジアンを越えたとき
のその出力位相差φn+1 は(n+1)θd −2(k+
1)πラジアンとなる。ここで、φn とφn+1 の大小関
係を見るためにφn+1 からφn を引いて見ると数式7の
ようになる。
【0018】
【数7】 φn+1 −φn =(n+1)θd −2(k+1)π−(nθd −2kπ) =θd −2π
【0019】θd は2πラジアンより小であるから数式
7は負、即ち数式8のようになる。
7は負、即ち数式8のようになる。
【0020】
【数8】φn+1 −φn 〈0∴ φn 〉φn+1
【0021】以上のことから、位相検波器への入力信号
の位相差がθd、2θd、3θd、……、nθd、……、(N−
1)θd と変化して行った場合これらの値が2π、4
π、6π、……、2kπ、……を越えるところで位相検
波器の出力位相差は越える直前の値より小さくなるとい
うことである。
の位相差がθd、2θd、3θd、……、nθd、……、(N−
1)θd と変化して行った場合これらの値が2π、4
π、6π、……、2kπ、……を越えるところで位相検
波器の出力位相差は越える直前の値より小さくなるとい
うことである。
【0022】即ち、第1の位相検波器の出力位相差から
第(N−1)の位相検波器の出力位相差までを順に並べ
た場合に、隣接する出力位相差間で後順位の値が前順位
の値よりも小さくなっているところでは入力信号の位相
差が2πラジアンの節目を越えたことを意味する。従っ
て、第1から第(N−1)までの序列において、後順位
の出力位相差が直ぐ前順位のそれよりも小なる場合がm
回あったとすれば、第(N−1)の位相検波器への2つ
の入力信号の位相差(N−1)θd は2mπラジアンを
越えていることを意味する。第(N−1)の位相検波器
の出力位相差φN-1 は入力信号の位相差(N−1)θd
から2mπを減じた値として出力されているから、これ
らの関係は数式9のようになる。
第(N−1)の位相検波器の出力位相差までを順に並べ
た場合に、隣接する出力位相差間で後順位の値が前順位
の値よりも小さくなっているところでは入力信号の位相
差が2πラジアンの節目を越えたことを意味する。従っ
て、第1から第(N−1)までの序列において、後順位
の出力位相差が直ぐ前順位のそれよりも小なる場合がm
回あったとすれば、第(N−1)の位相検波器への2つ
の入力信号の位相差(N−1)θd は2mπラジアンを
越えていることを意味する。第(N−1)の位相検波器
の出力位相差φN-1 は入力信号の位相差(N−1)θd
から2mπを減じた値として出力されているから、これ
らの関係は数式9のようになる。
【0023】
【数9】(N−1)θd =φN-1 +2mπ
【0024】このように、第1の位相検波器から第(N
−1)の位相検波器までの出力位相差の序列から次順位
の出力位相差の値が前順位の出力位相差より小さくなる
場合の数mを知ることによって、隣接するアンテナ素子
間の距離Dの(N−1)倍の間隔の2つのアンテナ素子
からの入力信号間の位相差(N−1)θd を知ることが
できることになる。このことは、従来、2つのアンテナ
素子間の距離は、2つのアンテナ素子の受信信号θd が
2πラジアンを越えないようにDでなければならなかっ
たのを、Dの(N−1)倍まで大きくできることを意味
する。このことは、数式3における距離D0 を大きくで
きるということであり、D0 が大になれば、目標の方位
角θの僅かな変化に対しても位相差φの変化が大きく表
われ、その結果、方位角θの測定精度を著しく向上でき
るということになる。
−1)の位相検波器までの出力位相差の序列から次順位
の出力位相差の値が前順位の出力位相差より小さくなる
場合の数mを知ることによって、隣接するアンテナ素子
間の距離Dの(N−1)倍の間隔の2つのアンテナ素子
からの入力信号間の位相差(N−1)θd を知ることが
できることになる。このことは、従来、2つのアンテナ
素子間の距離は、2つのアンテナ素子の受信信号θd が
2πラジアンを越えないようにDでなければならなかっ
たのを、Dの(N−1)倍まで大きくできることを意味
する。このことは、数式3における距離D0 を大きくで
きるということであり、D0 が大になれば、目標の方位
角θの僅かな変化に対しても位相差φの変化が大きく表
われ、その結果、方位角θの測定精度を著しく向上でき
るということになる。
【0025】本発明の方位角測定装置は、電波を放射す
る目標に対しては単独で用いることができる。方位角測
定アンテナのボアサイトの向きは、極く限られた方位範
囲に存在する目標のみを対象とする場合にはその方位範
囲の中間方位に向けて固定してもよいし、目標が特定の
方位範囲に限られない場合には回動可能式或いは回転式
としてもよい。いずれの場合も方位角測定アンテナのボ
アサイト方向を基準とした目標の方位角θを測定するこ
とになる。
る目標に対しては単独で用いることができる。方位角測
定アンテナのボアサイトの向きは、極く限られた方位範
囲に存在する目標のみを対象とする場合にはその方位範
囲の中間方位に向けて固定してもよいし、目標が特定の
方位範囲に限られない場合には回動可能式或いは回転式
としてもよい。いずれの場合も方位角測定アンテナのボ
アサイト方向を基準とした目標の方位角θを測定するこ
とになる。
【0026】以上は、目標自体が電波放射源である場合
であるが、目標自体が電波放射源でなくとも、例えば1
次レーダから放射された電波を受けてそれを反射する場
合であっても目標の方位角測定は可能である。具体的に
は、アンテナを機械的に回転させつつ、パルス状の電磁
波を定められた周期で送信し、目標からの反射波を受信
することにより、目標の方位角および距離を探知するレ
ーダ装置のアンテナにボアサイト軸の向き同士を一致さ
せて搭載し、レーダ装置の捉えた目標に対し、レーダ装
置よりも高精度で目標の方位角を測定する形態である。
であるが、目標自体が電波放射源でなくとも、例えば1
次レーダから放射された電波を受けてそれを反射する場
合であっても目標の方位角測定は可能である。具体的に
は、アンテナを機械的に回転させつつ、パルス状の電磁
波を定められた周期で送信し、目標からの反射波を受信
することにより、目標の方位角および距離を探知するレ
ーダ装置のアンテナにボアサイト軸の向き同士を一致さ
せて搭載し、レーダ装置の捉えた目標に対し、レーダ装
置よりも高精度で目標の方位角を測定する形態である。
【0027】方位角測定アンテナのアンテナ素子はパッ
チアンテナ或いはホーンアンテナ等同一指向特性のもの
が用いられる。隣接するアンテナ素子の間隔Dをどれほ
どにするかは対象電波の周波数において、測定しようと
する目標方位角θの最大測定角度θmax に対して、数式
3のD0 にDを入れて算出される位相差φが2πラジア
ンを越えないような間隔に定められる。
チアンテナ或いはホーンアンテナ等同一指向特性のもの
が用いられる。隣接するアンテナ素子の間隔Dをどれほ
どにするかは対象電波の周波数において、測定しようと
する目標方位角θの最大測定角度θmax に対して、数式
3のD0 にDを入れて算出される位相差φが2πラジア
ンを越えないような間隔に定められる。
【0028】また、アンテナ素子の数Nを何個にするか
は、方位角測定の精度をアンテナ素子が2個の場合の何
倍にするかということによって定まる。数式3を見れば
アンテナ素子間の距離D0 が大きい程目標の方位角θの
変化に対する位相差φの変化の度合は比例的に大きくな
る。従って、精度を(N−1)倍に高めたい場合はアン
テナ素子の数をN個にすればよいことになる。
は、方位角測定の精度をアンテナ素子が2個の場合の何
倍にするかということによって定まる。数式3を見れば
アンテナ素子間の距離D0 が大きい程目標の方位角θの
変化に対する位相差φの変化の度合は比例的に大きくな
る。従って、精度を(N−1)倍に高めたい場合はアン
テナ素子の数をN個にすればよいことになる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の方位角測定装置の実施例の構成
を示すブロック図である。方位角測定アンテナ1は直線
状に配列された5個のアンテナ素子2〜6で構成されて
いる。即ちN=5である。アンテナ素子2〜6の隣接間
隔Dは、対象電波の波長をλとして10λの等間隔とな
っている。各アンテナ素子の受信信号は位相検波器へ入
力される。位相検波器7へはアンテナ素子4と同5の受
信信号が入力されている。アンテナ素子4と同5の間隔
はD×1(=10λ)であるので第1の位相検波器とい
うことになる。
する。図1は、本発明の方位角測定装置の実施例の構成
を示すブロック図である。方位角測定アンテナ1は直線
状に配列された5個のアンテナ素子2〜6で構成されて
いる。即ちN=5である。アンテナ素子2〜6の隣接間
隔Dは、対象電波の波長をλとして10λの等間隔とな
っている。各アンテナ素子の受信信号は位相検波器へ入
力される。位相検波器7へはアンテナ素子4と同5の受
信信号が入力されている。アンテナ素子4と同5の間隔
はD×1(=10λ)であるので第1の位相検波器とい
うことになる。
【0030】位相検波器8へはアンテナ素子2と同4の
受信信号が入力されており両者の間隔は、D×2=20
λであるので第2の位相検波器ということになる。位相
検波器9へはアンテナ素子3と同6の受信信号が入力さ
れており両者の間隔はD×3=30λであるので第3の
位相検波器ということになる。位相検波器10へはアン
テナ素子2と同6の受信信号が入力されており両者の間
隔はD×4=40λであるので第4の位相検波器という
ことになる。
受信信号が入力されており両者の間隔は、D×2=20
λであるので第2の位相検波器ということになる。位相
検波器9へはアンテナ素子3と同6の受信信号が入力さ
れており両者の間隔はD×3=30λであるので第3の
位相検波器ということになる。位相検波器10へはアン
テナ素子2と同6の受信信号が入力されており両者の間
隔はD×4=40λであるので第4の位相検波器という
ことになる。
【0031】第1から第4の各位相検波器の出力位相差
φ1、φ2、φ3、φ4 はm値検出器11へ送られる。ここで
は、出力位相差をφ1、φ2、φ3、φ4 の順序で見た場合隣
接する相互間で後順位の値が前順位の値より小さくなっ
ている場合の数mを検出する。例えば、φ1 〈φ2 〈φ
3 〈φ4 であればm=0を検出し、φ1 〈φ2 〈φ3 〉
φ4 であればm=1を検出し、φ1 〉φ2 〈φ3 〉φ4
であればm=2を検出し、φ1 〉φ2 〉φ3 〉φ4 であ
ればm=3を検出する。このmの値は、第4の位相検波
器(位相検波器10)の入力信号即ち間隔の最も広いア
ンテナ素子2とアンテナ素子6の受信信号間の位相差が
2mπを越えていることを示していることになる。そこ
で第4の位相検波器(位相検波器10)の出力位相差φ
4 とmの値を位相差算出器12へ送りここで、第4の位
相検波器への入力信号の位相差φ(これは第1の位相検
波器への入力信号の位相差の4倍)を数式9によって算
出する。即ち、具体的には数式10の演算を行う。
φ1、φ2、φ3、φ4 はm値検出器11へ送られる。ここで
は、出力位相差をφ1、φ2、φ3、φ4 の順序で見た場合隣
接する相互間で後順位の値が前順位の値より小さくなっ
ている場合の数mを検出する。例えば、φ1 〈φ2 〈φ
3 〈φ4 であればm=0を検出し、φ1 〈φ2 〈φ3 〉
φ4 であればm=1を検出し、φ1 〉φ2 〈φ3 〉φ4
であればm=2を検出し、φ1 〉φ2 〉φ3 〉φ4 であ
ればm=3を検出する。このmの値は、第4の位相検波
器(位相検波器10)の入力信号即ち間隔の最も広いア
ンテナ素子2とアンテナ素子6の受信信号間の位相差が
2mπを越えていることを示していることになる。そこ
で第4の位相検波器(位相検波器10)の出力位相差φ
4 とmの値を位相差算出器12へ送りここで、第4の位
相検波器への入力信号の位相差φ(これは第1の位相検
波器への入力信号の位相差の4倍)を数式9によって算
出する。即ち、具体的には数式10の演算を行う。
【0032】
【数10】φ=φ4 +2mπ
【0033】こうして、最大間隔であるアンテナ素子2
とアンテナ素子6の受信信号間の真の位相差φが求めら
れる。今、図1において、方位角測定アンテナ1のボア
サイト軸Bに対して方位角θから電波が到来した場合に
おける最大間隔のアンテナ素子の受信信号間の位相差φ
は数式3と同様に数式11の関係となる。
とアンテナ素子6の受信信号間の真の位相差φが求めら
れる。今、図1において、方位角測定アンテナ1のボア
サイト軸Bに対して方位角θから電波が到来した場合に
おける最大間隔のアンテナ素子の受信信号間の位相差φ
は数式3と同様に数式11の関係となる。
【0034】
【数11】
【0035】これより、θを求めると数式6のようにな
る。この数式6にN=5、D=10λを代入すると数式
12のようになる。
る。この数式6にN=5、D=10λを代入すると数式
12のようになる。
【0036】
【数12】
【0037】この数式12のφに数式10で求められた
φの値を代入することにより目標の方位角θが算出され
るわけである。方位角算出器13は位相差算出器12か
ら入力信号位相差φの信号を受けて数式12の演算を行
う演算器である。以上の実施例において、目標の方位角
θが0.1度から5度までの各場合について、第1の位
相検波器から第4の位相検波器(位相検波器7から同1
0)の出力位相差角を表1に示す。単位はラジアンであ
る。
φの値を代入することにより目標の方位角θが算出され
るわけである。方位角算出器13は位相差算出器12か
ら入力信号位相差φの信号を受けて数式12の演算を行
う演算器である。以上の実施例において、目標の方位角
θが0.1度から5度までの各場合について、第1の位
相検波器から第4の位相検波器(位相検波器7から同1
0)の出力位相差角を表1に示す。単位はラジアンであ
る。
【0038】
【表1】
【0039】括弧内の数字はそのときの位相検波器への
2入力信号間の位相差角である。出力位相差角は、入力
位相差角が2πラジアンを越えたときには入力位相差角
から2πラジアンを減じた値、4πラジアンを越えたと
きには4πラジアンを減じた値、6πラジアンを越えた
ときには6πラジアンを減じた値となっている。そし
て、1つの目標方位角について、位相検波器7、8、
9、10の出力位相差を見ていった場合、値が増加して
いる場合には右上りの矢印を、減少している場合には右
下りの矢印を付してある。この右下りの矢印の数がmで
あり、その値が右側欄に示されている。
2入力信号間の位相差角である。出力位相差角は、入力
位相差角が2πラジアンを越えたときには入力位相差角
から2πラジアンを減じた値、4πラジアンを越えたと
きには4πラジアンを減じた値、6πラジアンを越えた
ときには6πラジアンを減じた値となっている。そし
て、1つの目標方位角について、位相検波器7、8、
9、10の出力位相差を見ていった場合、値が増加して
いる場合には右上りの矢印を、減少している場合には右
下りの矢印を付してある。この右下りの矢印の数がmで
あり、その値が右側欄に示されている。
【0040】この表によれば、θ=3.0 度のときの位相
検波器10の出力位相差は0.59ラジアンであるが実際の
入力信号の位相差は、mが2πであるから0.59ラジアン
に2mπ即ち4π=4×3.14=12.56 ラジアンを加えた
13.15 ラジアンということになる。これがアンテナ素子
2の受信信号とアンテナ素子6の受信信号との実際の位
相角ということになる。このように、位相検波器10の
出力位相差は0.59ラジアンであってもmを求めることに
よりアンテナ素子2とアンテナ素子6との2πラジアン
を越える真の位相差を知ることができ、アンテナ素子の
間隔が10λの場合に較べて4倍の精度で目標の方位角
測定ができる。
検波器10の出力位相差は0.59ラジアンであるが実際の
入力信号の位相差は、mが2πであるから0.59ラジアン
に2mπ即ち4π=4×3.14=12.56 ラジアンを加えた
13.15 ラジアンということになる。これがアンテナ素子
2の受信信号とアンテナ素子6の受信信号との実際の位
相角ということになる。このように、位相検波器10の
出力位相差は0.59ラジアンであってもmを求めることに
よりアンテナ素子2とアンテナ素子6との2πラジアン
を越える真の位相差を知ることができ、アンテナ素子の
間隔が10λの場合に較べて4倍の精度で目標の方位角
測定ができる。
【0041】図2は第2の発明として、従来の機械回転
式アンテナレーダ装置に本発明の方位角測定装置を組み
合わせた回転アンテナ式レーダ装置である。15は従来
のレーダ装置の回転アンテナであり、16は同じくペデ
スタル及び送受信機であり、17は同じくレーダ指示器
である。そして回転アンテナ15の上に本発明の方位角
測定装置の方位角測定アンテナ1を、両アンテナのボア
サイト軸の向きが一致するようにして搭載している。そ
してレーダ指示器17の設置場所近くに演算器14を設
け、m値検出、位相差算出、方位角算出等を行わせてい
る。位相検波器7〜10は入力信号の伝送損失を考える
と方位角測定アンテナ1の筐体内に設けるのが望まし
い。
式アンテナレーダ装置に本発明の方位角測定装置を組み
合わせた回転アンテナ式レーダ装置である。15は従来
のレーダ装置の回転アンテナであり、16は同じくペデ
スタル及び送受信機であり、17は同じくレーダ指示器
である。そして回転アンテナ15の上に本発明の方位角
測定装置の方位角測定アンテナ1を、両アンテナのボア
サイト軸の向きが一致するようにして搭載している。そ
してレーダ指示器17の設置場所近くに演算器14を設
け、m値検出、位相差算出、方位角算出等を行わせてい
る。位相検波器7〜10は入力信号の伝送損失を考える
と方位角測定アンテナ1の筐体内に設けるのが望まし
い。
【0042】しかし、方位角測定装置の方位角測定アン
テナ1以外の構成をどのような場所に設けるかというこ
とは発明の要素とはなっていないので、個々の具体的設
計に応じて他の条件から要請されるところにより決定す
ればよいことである。こうして、回転アンテナレーダ装
置が捕捉した目標について、回転アンテナレーダ装置よ
りも高精度の目標方位角測定が可能となる。
テナ1以外の構成をどのような場所に設けるかというこ
とは発明の要素とはなっていないので、個々の具体的設
計に応じて他の条件から要請されるところにより決定す
ればよいことである。こうして、回転アンテナレーダ装
置が捕捉した目標について、回転アンテナレーダ装置よ
りも高精度の目標方位角測定が可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明の方位
角測定装置は複数(N)個の指向特性の同じアンテナ素
子を等間隔Dで直線状に配列し、間隔が、それぞれD、
2D、3D、……、(N−1)Dとなる2つのアンテナ
素子の受信信号を、各間隔に対応して設けられた位相検
波器へ入力して、その出力位相差を得、この出力位相差
をアンテナ素子間隔の狭い方から順に視て行った場合、
前順位の値よりも次順位の値が小さくなっている場合の
数mを検出することにより、(N−1)Dの間隔の2つ
のアンテナ素子の受信信号間の位相差を、該受信信号が
入力されている位相検波器の出力位相差に2mπラジア
ンを加えることによって得られるので、この入力位相差
を用いて目標の方位角を算出することができ、入力位相
差が2πラジアンを越えてはならない間隔Dの(N−
1)倍の間隔で得た入力位相差に基づいて目標の方位角
を算出できることになり、その結果、アンテナ素子を2
個しか用いない場合の(N−1)倍の精度で目標の方位
角測定ができるという利点がある。
角測定装置は複数(N)個の指向特性の同じアンテナ素
子を等間隔Dで直線状に配列し、間隔が、それぞれD、
2D、3D、……、(N−1)Dとなる2つのアンテナ
素子の受信信号を、各間隔に対応して設けられた位相検
波器へ入力して、その出力位相差を得、この出力位相差
をアンテナ素子間隔の狭い方から順に視て行った場合、
前順位の値よりも次順位の値が小さくなっている場合の
数mを検出することにより、(N−1)Dの間隔の2つ
のアンテナ素子の受信信号間の位相差を、該受信信号が
入力されている位相検波器の出力位相差に2mπラジア
ンを加えることによって得られるので、この入力位相差
を用いて目標の方位角を算出することができ、入力位相
差が2πラジアンを越えてはならない間隔Dの(N−
1)倍の間隔で得た入力位相差に基づいて目標の方位角
を算出できることになり、その結果、アンテナ素子を2
個しか用いない場合の(N−1)倍の精度で目標の方位
角測定ができるという利点がある。
【0044】また、第2の発明の回転アンテナレーダ装
置は、第1の発明装置の方位角測定アンテナをそのボア
サイト軸の向きが機械式回転アンテナのボアサイト軸の
向きと一致して回転するように搭載して第1の発明の方
位角測定装置を具備しているので、回転アンテナレーダ
装置の捕捉した目標について回転アンテナレーダ装置単
独よりも高精度の方位角測定が可能であるという利点が
ある。
置は、第1の発明装置の方位角測定アンテナをそのボア
サイト軸の向きが機械式回転アンテナのボアサイト軸の
向きと一致して回転するように搭載して第1の発明の方
位角測定装置を具備しているので、回転アンテナレーダ
装置の捕捉した目標について回転アンテナレーダ装置単
独よりも高精度の方位角測定が可能であるという利点が
ある。
【図1】本発明の方位角測定装置の実施例の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】本発明の回転アンテナレーダ装置の実施例の斜
視図である。
視図である。
【図3】インタフェロメータ演算手法による方位角測定
原理説明図である。
原理説明図である。
【図4】位相検波器の特性図である。
1 方位角測定アンテナ 2〜6 アンテナ素子 7〜10 位相検波器 11 m値検出器 12 位相差算出器 13 方位角算出器 14 演算器 15 回転アンテナ 16 ペデスタル及び送受信機 17 レーダ指示器 18 ケーブル 19 アンテナ素子 20 アンテナ素子
Claims (2)
- 【請求項1】 下記の各手段を具備することを特徴とす
る方位角測定装置。 (イ)同一指向特性を有するN個のアンテナ素子が間隔
Dで直線状に配列され該直線と直角の方向にボアサイト
軸を有する方位角測定アンテナ (ロ)前記アンテナ素子のうち間隔がD×n(n=1、
2、3、……、N−1)となる2個のアンテナ素子から
の受信信号を入力とし位相差φn 信号を出力する2πラ
ジアン繰り返し特性の位相検波器を第nの位相検波器と
したとき、第1から第(N−1)までの(N−1)個の
位相検波器 (ハ)前記(N−1)個の位相検波器の出力位相差にお
いて、第nの位相検波器の出力位相差φn が第(n−
1)の位相検波器の出力位相差φn-1 よりも小なる場合
の数mを検出するm値検出器 (ニ)前記数mと第(N−1)の位相検波器出力位相差
φN-1 とから数式1により第(N−1)の位相検波器の
入力信号位相差φを算出する位相差算出器 【数1】φ=φN-1 +2mπ (ホ)受信目標の方位角を前記方位角測定アンテナのボ
アサイト軸からθとしたとき、その目標方位角θを数式
2により算出する方位角算出器 【数2】 - 【請求項2】 方位角測定アンテナをそのボアサイト軸
の向きが機械回転式アンテナのボアサイト軸の向きと一
致して回転するように搭載して請求項1記載の方位角測
定装置を具備する回転アンテナレーダ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2102797A JPH10206516A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 方位角測定装置およびそれを具備した回転アンテナレーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2102797A JPH10206516A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 方位角測定装置およびそれを具備した回転アンテナレーダ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10206516A true JPH10206516A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=12043531
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2102797A Pending JPH10206516A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 方位角測定装置およびそれを具備した回転アンテナレーダ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10206516A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7088286B2 (en) | 2002-11-22 | 2006-08-08 | Denso Corporation | Apparatus for detecting direction of target using difference in phase of radio wave signals received through plural channels |
| JP2010204020A (ja) * | 2009-03-05 | 2010-09-16 | Mitsubishi Electric Corp | 電気機器の異常監視装置及び加速器装置の異常監視装置 |
| KR101640787B1 (ko) * | 2015-05-12 | 2016-07-19 | 국방과학연구소 | 무선 신호 방향 탐지 시스템 |
-
1997
- 1997-01-20 JP JP2102797A patent/JPH10206516A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7088286B2 (en) | 2002-11-22 | 2006-08-08 | Denso Corporation | Apparatus for detecting direction of target using difference in phase of radio wave signals received through plural channels |
| JP2010204020A (ja) * | 2009-03-05 | 2010-09-16 | Mitsubishi Electric Corp | 電気機器の異常監視装置及び加速器装置の異常監視装置 |
| KR101640787B1 (ko) * | 2015-05-12 | 2016-07-19 | 국방과학연구소 | 무선 신호 방향 탐지 시스템 |
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