JPH10206529A - 超音波送受波器 - Google Patents

超音波送受波器

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JPH10206529A
JPH10206529A JP1210697A JP1210697A JPH10206529A JP H10206529 A JPH10206529 A JP H10206529A JP 1210697 A JP1210697 A JP 1210697A JP 1210697 A JP1210697 A JP 1210697A JP H10206529 A JPH10206529 A JP H10206529A
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真武 宇野
Toshimasa Takagi
俊昌 高木
Goro Oda
悟朗 小田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化可能で且つ近距離検出能力の向上した
ものにする。 【解決手段】 送波用圧電素子を備え筒状体の一端を送
波用振動板にて閉塞した送波用ケース部と、受波用圧電
素子を備え筒状体の一端を受波用振動板にて閉塞した受
波用ケース部と、送波用ケース部と受波用ケース部とを
並列に連結する連結片部とを有する超音波振動子22
を、ハウジング21内に収納した超音波送受波器20で
あって、連結片部により、送波用ケース部の開口部近傍
と受波用ケース部の開口部近傍とでのみ、送波用ケース
部と受波用ケース部とを連結するようにした。また、連
結片部により連結した送波用ケース部と受波用ケース部
との隙間に緩衝材を介在した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波信号を送信
するとともに障害物からの反射波を受信して障害物の存
在を検出する超音波センサの、超音波送受波器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は超音波センサを示す原理説明図、
図6は従来の超音波送受波器を示す断面図、図7は従来
の超音波送受波器の超音波振動子を示す断面図である。
図8は従来の超音波送受波器の送受波信号の説明図であ
り、図8(a)は送波信号の説明図、図8(b)は受波
信号の説明図である。図9は従来の他の超音波送受波器
を示す断面図である。
【0003】図5に示すように、超音波センサの原理
は、前方に障害物Aが存在する場合、超音波送受波器1
から前方空間に送波した超音波信号Bが障害物Aにて反
射し、再び戻ってくるまでの所要時間に基づいて障害物
Aまでの距離Lを検出するようにされている。
【0004】ところで、従来の超音波センサにあって
は、図6に示すような超音波送受波器1が用いられてい
る。すなわち、超音波送受波器1は、樹脂製の成形品で
作られたハウジング2と、ハウジング2内に収納する超
音波振動子3と回路ブロック4とを備える。ハウジング
2は、前方へ効率よくビーム状に超音波を送波するため
のホーン部2aを備える。超音波振動子3は、電気信号
を機械的振動に変換して空気を直接振動したり、空気の
振動を機械的振動に変換したうえで電気信号にしたりす
る部分であり、超音波の入出力する部分が開口するシリ
コンゴムなどの保持材5を介在してハウジング2内に収
納する。回路ブロック4は、シールド線Wを介して電気
信号を超音波振動子3へ供給したり、超音波振動子3か
ら入力される電気信号を増幅したりする。
【0005】超音波振動子3は、詳しくは図7に示すよ
うに、筒状体の一端を薄板部3a1にて閉塞したアルミ
ニウム製のケース3aと、ケース3aの薄板部3a1
内面に貼着する小さな板状の圧電素子3bと、ケース3
aの開口側を施蓋する回路基板3cとから構成される。
回路基板3cにはシールド線Wが接続され、回路基板3
cからは活線側のリード線3d1 とアース側のリード線
3d2 とが引き出され、リード線3d1 は圧電素子3b
に接続し、リード線3d2 は圧電素子3bの近傍の薄板
部3a1 に接続する。
【0006】上述のように構成される従来の超音波送受
波器1は、図8に示すような超音波信号の送受波特性を
備える。すなわち、図8(a)に示すような駆動信号を
圧電素子3bに印加して薄板部3a1 を振動させて超音
波を送波すると、図8(b)に示すように残響振動によ
る残響信号が駆動信号の後にあらわれ、圧電素子3bの
駆動開始からT=2L/V秒後に障害物Aからの反射波
が返ってくる。但し、Vは音速である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、図5の超音波
送受波器1と障害物Aとの距離が短くなればなるほど、
図8(b)の障害物Aからの反射波は益々残響信号に近
づき、反射波はついにはその残響信号の中に隠れてしま
う。そのために、図6に示すような構成の従来の超音波
送受波器1を備える超音波センサにあっては、障害物A
と超音波送受波器1との距離があまり接近すると障害物
Aを検出できないことになる。
【0008】そこで、超音波振動子3の残響振動による
近距離検出能力の低下を防止するために、残響振動の生
じない送受別体型の超音波振動子を用いる超音波送受波
器が考案されており、その超音波送受波器の構造を図9
に示す。図9に示す超音波送受波器6は、樹脂製の成形
品で作られたハウジング7と、ハウジング7内に収納す
る送波用の超音波振動子8aと受波用の超音波振動子8
bと回路ブロック9とを備える。
【0009】ハウジング7は、前方へ効率よくビーム状
に超音波を送波するためのホーン部7aと、前方から効
率よく超音波を受波するためのホーン部7bとを備え
る。超音波振動子8aは電気信号を機械的振動に変換し
て空気を直接振動するものであり、超音波振動子8bは
空気の振動を機械的振動に変換したうえで電気信号にす
るものである。超音波振動子8a,8bのそれぞれは、
図7に示した超音波振動子と同様に構成されおり、超音
波の入出力する部分が開口するシリコンゴムなどの保持
材10を介在してハウジング7内に収納する。回路ブロ
ック9は、シールド線Wを介して電気信号を超音波振動
子8aへ供給したり、超音波振動子8bから入力される
電気信号を増幅したりする。
【0010】しかしながら、図9に示すような超音波送
受波器6にあっては、図6に示すような送受兼用構成の
超音波振動子3を用いた超音波送受波器1と比較して、
超音波振動子8aと超音波振動子8bとが別体であるぶ
ん残響振動による影響が軽減されるため近距離検出能力
は向上するものの、超音波振動子、保持材およびホーン
部をそれぞれ2づつ設ける必要があり、組み立て難くコ
ストが嵩むだけでなく形状も大きくなってしまうという
問題点があった。
【0011】本発明は上記の問題点を解決するために成
されたもので、その目的とするところは、小型化可能で
且つ廉価にして近距離検出能力の向上した、優れる超音
波送受波器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、送波用
圧電素子を備え筒状体の一端を送波用振動板にて閉塞し
た送波用ケース部と、受波用圧電素子を備え筒状体の一
端を受波用振動板にて閉塞した受波用ケース部と、送波
用ケース部と受波用ケース部とを並列に連結する連結片
部とを有する超音波振動子を、ハウジング内に収納した
超音波送受波器であって、前記連結片部により、送波用
ケース部の開口部近傍と受波用ケース部の開口部近傍と
でのみ、送波用ケース部と受波用ケース部とを連結する
ようにしたことを特徴とする。
【0013】また、請求項2記載の発明にあっては、前
記連結片部により連結した送波用ケース部と受波用ケー
ス部との隙間に緩衝材を介在したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る超音波送受波
器の一実施の形態を図1〜図3に基づいて、他の実施の
形態を図4に基づいて、それぞれ詳細に説明する。
【0015】図1は超音波送受波器を示す断面図であ
る。図2は超音波振動子を示す図であり、図2(a)は
平面図、図2(b)は断面図である。図3は振動モード
を説明する側面図である。図4は他の実施の形態の超音
波送受波器の超音波振動子を示す図であり、図4(a)
は平面図、図4(b)は断面図である。
【0016】超音波送受波器20は、樹脂製の成形品で
作られたハウジング21と、ハウジング21内に収納す
る超音波振動子22と回路ブロック23とを備える。ハ
ウジング21は、前方へ効率よくビーム状に超音波を送
波するためのホーン部21aを備える。超音波振動子2
2は、電気信号を機械的振動に変換して空気を直接振動
したり、空気の振動を機械的振動に変換したうえで電気
信号に変換したりする部分であり、超音波の入出力する
部分が開口するシリコンゴムなどの保持材24を介在し
てハウジング21内に収納する。回路ブロック23は、
シールド線W1を介して電気信号を超音波振動子22へ
供給したり、シールド線W2 を介して超音波振動子22
から入力される電気信号を増幅したりする。
【0017】超音波振動子22は、詳しくは図2に示す
ように、筒状体の一端を送波用振動板22a1 にて閉塞
したアルミニウム製の送波用ケース部22aと、筒状体
の一端を受波用振動板22b1 にて閉塞したアルミニウ
ム製の受波用ケース部22bと、送波用ケース部22a
と受波用ケース部22bとを連結する連結片部22c
と、送波用ケース部22aの送波用振動板22a1 の内
面に貼着する小さな板状の送波用圧電素子22dと、受
波用ケース部22bの受波用振動板22b1 の内面に貼
着する小さな板状の受波用圧電素子22eと、送波用ケ
ース部22aの開口部を施蓋する回路基板22fと、受
波用ケース部22bの開口部を施蓋する回路基板22g
とから構成される。
【0018】回路基板22fにはシールド線W1 が接続
され、回路基板22gにはシールド線W2 が接続され
る。回路基板22fからは活線側のリード線22h1
アース側のリード線22h2 とが引き出され、リード線
22h1 は送波用圧電素子22dに接続し、リード線2
2h2 は送波用圧電素子22dの近傍の送波用振動板2
2a1 に接続する。また、回路基板22gからは活線側
のリード線22i1 とアース側のリード線22i2 とが
引き出され、リード線22i1 は受波用圧電素子22e
に接続し、リード線22i2 は受波用圧電素子22eの
近傍の受波用振動板22b1 に接続する。
【0019】ところで、この超音波振動子22が特徴と
なるのは次の構成である。すなわち、送波用振動板22
1 から超音波を送波するには、使用する周波数の超音
波で送波用ケース部22aを振動させなければならず、
送波用ケース部22aの共振周波数近傍で送波用圧電素
子22dを振動する必用がある。また、反射して返って
くる超音波を受波用振動板22b1 にて受波するには、
使用する周波数の超音波で受波用ケース部22bを振動
させなければならならない。
【0020】そこで、使用する超音波の周波数に基づい
て送波用ケース部22aと受波用ケース部22bとを設
計することになるが、送波用ケース部22aと受波用ケ
ース部22bとのそれぞれは、使用する周波数の超音波
で、図3に示すように、開口部がちょうど節(振幅が最
小)になるモードで共振する。従って、連結片部22c
を以て、送波用ケース部22aの開口部近傍と受波用ケ
ース部22bの開口部近傍とを連結すると、使用する周
波数の超音波で共振するときに節(振幅が最小)になる
部分で連結することになり、送波用振動板22a1 から
超音波を送波するときの送波用ケース部22aの振動は
連結片部22cを介して受波用ケース部22bに伝わら
ず、残響振動による影響を軽減することができ、近距離
検出能力の向上したものにできる。
【0021】また、近距離検出能力を向上した従来の超
音波送受波器にあっては、超音波振動子、超音波振動子
を保持するシリコンゴムなどの保持材、および、ハウジ
ングに設けるホーン部は、それぞれ2つづつ設ける必要
があった。それに対し、この超音波送受波器20にあっ
ては、送波用ケース部22aと受波用ケース部22bと
は連結片部22cを介して一体に連結しているので、超
音波振動子22、超音波振動子22を保持するシリコン
ゴムなどの保持材24、および、ハウジング21に設け
るホーン部21aは1づつ設けるだけで良いので部品数
および組み立て工数を減少することができ、コストダウ
ンが可能で形状も小型にできる。
【0022】また、図4に示すように、超音波や振動を
吸収遮断するスポンジゴムのような緩衝材25を、送波
用ケース部22aと受波用ケース部22bとの隙間に介
在すると、更に送波用ケース部22aの振動を受波用ケ
ース部22bに伝わり難くすることができ、小型化可能
で且つ廉価にして更に近距離検出能力の向上した優れる
超音波送受波器を提供できる。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、連結片部
を介して送波用ケース部と受波用ケース部とを連結する
ので、部品数および組み立て工数を減少することがで
き、コストダウンが可能で形状も小型にでき、しかも、
使用する周波数の超音波による送波用ケース部の振動モ
ードの節の部分で、連結片部を介して、送波用ケース部
と受波用ケース部とを連結することになるので、送波用
ケース部の送波時の振動が受波用ケース部に伝わり難
く、小型化可能で且つ廉価にして近距離検出能力の向上
した、優れる超音波送受波器を提供できるという効果を
奏する。
【0024】請求項2記載の発明によれば、送波用ケー
ス部と受波用ケース部との隙間に緩衝材を介在するの
で、請求項1記載の発明の効果に加えて、更に送波用ケ
ース部の振動を受波用ケース部に伝わり難くすることが
でき、更に近距離検出能力を向上した、優れる超音波送
受波器を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態の超音波送受波器を
示す断面図である。
【図2】上記超音波送受波器の超音波振動子を示す図で
ある。
【図3】上記超音波送受波器の超音波振動子の振動モー
ドを説明する側面図である。
【図4】本発明に係る他の実施の形態の超音波送受波器
の超音波振動子を示す断面図である。
【図5】超音波センサを示す原理説明図である。
【図6】従来の超音波送受波器を示す断面図である。
【図7】従来の超音波送受波器の超音波振動子を示す断
面図である。
【図8】従来の超音波送受波器の送受波信号の説明図で
ある。
【図9】従来の他の超音波送受波器を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
20 超音波送受波器 21 ハウジング 22a 送波用ケース部 22a1 送波用振動板 22b 受波用ケース部 22b1 受波用振動板 22d 送波用圧電素子 22e 受波用圧電素子 22c 連結片部 25 緩衝材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】しかしながら、図9に示すような超音波送
受波器6にあっては、図6に示すような送受兼用構成の
超音波振動子3を用いた超音波送受波器1と比較して、
超音波振動子8aと超音波振動子8bとが別体であるぶ
ん残響振動による影響が軽減されるため近距離検出能力
は向上するものの、超音波振動子、保持材およびホーン
部をそれぞれ2つずつ設ける必要があり、組み立て難く
コストが嵩むだけでなく形状も大きくなってしまうとい
う問題点があった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】ところで、この超音波振動子22が特徴と
なるのは次の構成である。すなわち、送波用振動板22
1 から超音波を送波するには、使用する周波数の超音
波で送波用ケース部22aを振動させなければならず、
送波用ケース部22aの共振周波数近傍で送波用圧電素
子22dを振動する必がある。また、反射して返って
くる超音波を受波用振動板22b1 にて受波するには、
使用する周波数の超音波で受波用ケース部22bを振動
させなければならならない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】また、近距離検出能力を向上した従来の超
音波送受波器にあっては、超音波振動子、超音波振動子
を保持するシリコンゴムなどの保持材、および、ハウジ
ングに設けるホーン部は、それぞれ2つつ設ける必要
があった。それに対し、この超音波送受波器20にあっ
ては、送波用ケース部22aと受波用ケース部22bと
は連結片部22cを介して一体に連結しているので、超
音波振動子22、超音波振動子22を保持するシリコン
ゴムなどの保持材24、および、ハウジング21に設け
るホーン部21aは1つずつ設けるだけで良いので部品
数および組み立て工数を減少することができ、コストダ
ウンが可能で形状も小型にできる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送波用圧電素子を備え筒状体の一端を送
    波用振動板にて閉塞した送波用ケース部と、受波用圧電
    素子を備え筒状体の一端を受波用振動板にて閉塞した受
    波用ケース部と、送波用ケース部と受波用ケース部とを
    並列に連結する連結片部とを有する超音波振動子を、ハ
    ウジング内に収納した超音波送受波器であって、前記連
    結片部により、送波用ケース部の開口部近傍と受波用ケ
    ース部の開口部近傍とでのみ、送波用ケース部と受波用
    ケース部とを連結するようにしたことを特徴とする超音
    波送受波器。
  2. 【請求項2】 前記連結片部により連結した送波用ケー
    ス部と受波用ケース部との隙間に緩衝材を介在したこと
    を特徴とする請求項1記載の超音波送受波器。
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