JPH10208433A - テープ体の巻取り方法及び巻取り装置 - Google Patents

テープ体の巻取り方法及び巻取り装置

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JPH10208433A
JPH10208433A JP9010496A JP1049697A JPH10208433A JP H10208433 A JPH10208433 A JP H10208433A JP 9010496 A JP9010496 A JP 9010496A JP 1049697 A JP1049697 A JP 1049697A JP H10208433 A JPH10208433 A JP H10208433A
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JP
Japan
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tape
winding
drive belt
wound
reel
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JP9010496A
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Inventor
Hiroyuki Honma
博幸 本間
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープリールに巻回されるテープ体に対して
駆動ベルトが所望の圧力で押圧しながら、テープ体を巻
回するテープ体の巻取り方法及び巻取り装置を提供す
る。 【解決手段】 テープカートリッジ1のテープリール1
1A,11Bにテープ体10を巻き取るに際して、テー
プ体10をテープリール11A,11Bに巻回し始める
ときに駆動ベルト13を弾性変形させてベルト長を大と
することによって、駆動ベルト13がテープリール11
A,11Bに巻回させるテープ体10に対して所定の押
圧力を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープカートリッ
ジ等におけるテープリールに巻回されたテープ体の巻取
り方法及び巻取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テープカートリッジとしては、パーソナ
ルコンピュータ、オフィスコンピュータ等に接続される
記録再生装置に装填して用いられるデータカートリッジ
が挙げられる。このデータカートリッジは、例えば、コ
ンピュータ本体のメモリー等に蓄積されたデータ信号を
吸い上げて磁気テープ等のテープ状記録媒体に記録し、
或いはこれらテープ状記録媒体に記録されたデータ信号
をコンピュータ本体のメモリー等に供給するものであ
る。
【0003】このデータカートリッジは、概略的には、
略浅皿状に形成されたカバーとアルミ板等の金属板によ
って形成したベースプレートとを組み合わせてなるカー
トリッジ本体と、このカートリッジ本体内に回転自在に
配される一対のテープリールと、これらテープリールに
巻回されて掛け渡される磁気テープと、テープリールに
巻回された磁気テープの外周面と当接する駆動ベルトと
を備える。この駆動ベルトは、帯状の弾性材料を環状に
形成してなり、一対のテープリールの間の空間部を経由
して駆動ローラ及びガイドローラに掛け渡されている。
【0004】以上のように構成されたデータカートリッ
ジでは、記録再生装置に装填されると、この記録再生装
置で駆動ローラを回転駆動させることによって、駆動ベ
ルトが走行する。駆動ベルトは、所定の張力をもって掛
け渡されて磁気テープと当接しているために、所定の圧
力を磁気テープに付与している。このため、駆動ベルト
が走行すると、テープリールを回転駆動することとな
り、磁気テープを走行させることができる。
【0005】従来、このようなデータカートリッジは、
図10に示すような製造工程で製造される。この製造工
程は、ベースプレート上にテープリール等を軸装する支
軸を立設する植立工程100と、その後、支軸にテープ
リール、駆動ローラ及びガイドローラ等を組み付ける組
付工程101と、その後、組み付けられた駆動ローラ及
びガイドローラに駆動ベルトを掛け渡すベルト掛け工程
102と、その後、巻取り装置によりテープリールに磁
気テープを巻回するテープ巻付工程103と、その後、
ベースプレート上にカバーを取り付けるカバー取付工程
104と、記録再生装置を用いて巻回された磁気テープ
を一往復駆動するリテンション工程105とからなる。
【0006】この中でも、テープ巻付工程103では、
図11に示すように、巻取り装置内に装着された磁気テ
ープ110が巻装されてなるロール111から一方のテ
ープリール112Aに対して磁気テープ110が供給さ
れ、この磁気テープ110が一方のテープリール112
Aに巻回される。そして、一方のテープリール112A
に磁気テープ110が巻回された後、カバー取付工程1
04では、図11に同様に示すように、ベースプレート
113に対してカバー114等が取り付けられることと
なる。
【0007】このとき、ベルト掛け工程102で掛け渡
された駆動ベルト115は、一対のテープリール112
A,112B及び駆動ローラ116に掛け渡されている
ため、巻回される磁気テープ110に所定の押圧力で当
接している。そして、駆動ベルト115のベルト長は、
駆動ベルト115が磁気テープ110と当接しているた
め、磁気テープ110が巻回されるにしたがって長くな
る。このため、駆動ベルト115は、磁気テープ110
が巻回されるにしたがって磁気テープ110に付加する
押圧力が大となる。
【0008】また、巻回される磁気テープ110では、
駆動ベルト115が付加する押圧力に応じて巻付け圧力
が変化する。したがって、磁気テープ110は、巻取り
開始時と巻取り終了時とでは異なる巻付け圧力を有する
ように巻回される。
【0009】この巻回された磁気テープ110におい
て、巻付け圧力が異なると、テープテンションが異なる
こととなる。このテープテンションの違いとは、記録再
生装置における磁気ヘッドと磁気テープ110との接触
圧の違いとなる。磁気テープ110と磁気ヘッドとの接
触圧は、電磁変換特性の観点からも均一とされることが
好ましい。したがって、巻回される磁気テープ110
は、巻取り開始時から巻取り終了時にかけて巻付け圧力
を均一にし、均一なテープテンションを有するものとす
る必要がある。
【0010】このため、従来の製造工程では、一旦、巻
回された磁気テープ110を巻き直すリテンション工程
105が行われる。このリテンション工程105では、
記録再生装置を用いて、一方のテープリール112Aに
巻回された磁気テープ110を一往復走行させることに
より行われる。これによって、リテンション工程105
が行われた磁気テープ110は、テープリール112A
の内周側と外周側とで略々均一な巻付け圧力を有するも
のとなる。これによって、この磁気テープ110は、均
一なテープテンションを有し、磁気ヘッドに対して常に
所望の接触圧で走行されることとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな製造工程において、磁気テープ110を巻回するテ
ープ巻付工程103は、巻回される磁気テープ110の
巻付け圧力を正確に制御する必要があるため、精密な制
御下で行われていた。しかしながら、上述したような磁
気テープ110の巻取り方法では、巻取り開始時におい
て、テープリール112A,112Bに磁気テープ11
0が巻回されていないために駆動ベルト115のベルト
長が短い。このため、従来の手法では、巻取り開始時に
おいては、駆動ベルト115の押圧力が小さい。
【0012】一方、上述したテープ巻付工程103で
は、巻取り開始時の速度から巻取り速度を上昇させ、最
高速度まで所定の加速度で加速する。すなわち、テープ
巻付工程103では、巻取り開始時における加速度が比
較的大きいものとなっている。
【0013】しかしながら、上述したように、磁気テー
プ110の巻取り開始時においては、駆動ベルト115
の押圧力が小さく、磁気テープ110を巻き取る際の加
速度が比較的大きいため、駆動ベルト115と磁気テー
プ110との間にスリップを起こしてしまうことがあっ
た。このように、駆動ベルト115と磁気テープ110
との間にスリップを起こしてしまうと、磁気テープ11
0の巻付け圧力を正確に制御することができないといっ
た問題点があった。
【0014】また、このスリップを発生させないために
は、テープリール112Aに巻回する磁気テープ110
の加速度を小さくすることが考えられる。しかしなが
ら、このように加速度を小さくすると、所定量の磁気テ
ープ110を巻回するのに長時間を要することとなり生
産性が低下してしまうといった問題点があった。
【0015】さらに、上述したような製造工程におい
て、磁気テープ110を巻き直すリテンション工程10
5は、巻付け圧力を均一にするために行われる工程であ
り、製造時間の観点からは生産性の悪い工程である。す
なわち、テープ巻付工程において、略均一の巻付け圧力
で磁気テープを巻き取ることができれば、このリテンシ
ョン工程105は、不必要な工程となり省略することが
できる。
【0016】そこで、本発明は、テープリールに巻回さ
れるテープ体に対して駆動ベルトが所望の圧力で押圧し
ながら、テープ体を巻回することができるテープ体の巻
取り方法及び巻取り装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成した本
発明に係るテープ体の巻取り方法は、テープ体が巻回さ
れた一対のテープリールと、弾性を有して環状に形成さ
れ、一対のテープリールに巻回されたテープ体の外周面
を押圧するように複数個のガイドローラに掛け渡される
駆動ベルトとを備え、この駆動ベルトが走行することに
より一対のテープリールが回転駆動するテープカートリ
ッジの当該テープリールにテープ体を巻き取るに際し
て、上記テープ体を上記テープリールに巻回し始めると
きに上記駆動ベルトを弾性変形させてベルト長を大とす
ることによって、上記駆動ベルトが上記テープリールに
巻回させる上記テープ体に対して所定の押圧力を付与す
ることを特徴とする。
【0018】以上のような本発明に係るテープ体の巻取
り方法は、テープ体を巻回し始めるときに、駆動ベルト
のベルト長を大として駆動ベルトの張力を大としてい
る。これにより、この手法では、テープ体の巻取り開始
時において、テープリールに巻回されるテープ体に対す
る押圧力を大としている。このため、この手法によれ
ば、テープ体は、駆動ベルトとの間に所望の摩擦抵抗を
生ずる。これにより、テープ体は、駆動ベルトとの間に
スリップを発生することなく巻回される。したがって、
この手法によれば、テープ体は、巻回されるときの圧
力、すなわち、巻付け圧力が正確に制御されて巻回され
始める。
【0019】また、本発明に係るテープ体の巻取り方法
は、駆動ベルトがテープリールに巻回されるテープ体の
巻取り始めから巻取り終わりまでテープ体に対して略々
一定の押圧力を付与するようなものであってもよい。
【0020】このような場合、本発明に係る手法によれ
ば、テープ体の巻取り始めから巻取り終わりまでテープ
リールに巻回されるテープ体に対して略々一定の押圧力
を付与するため、巻回されたテープ体の巻付け圧力は、
全域に亘って略々均一なものとなる。このため、この場
合には、従来、テープ体の巻付け圧力を均一にするため
に行っていたリテンション工程を必要としない。
【0021】さらに、本発明に係るテープ体の巻取り方
法は、駆動ベルトの長さ寸法を上記テープ体の巻取り始
めから巻取り終わりまで略々一定とするようなものであ
ってもよい。
【0022】このような場合、本発明に係る手法によれ
ば、駆動ベルトの長さ寸法を上記テープ体の巻取り始め
から巻取り終わりまで略々一定とするため、駆動ベルト
は、テープリールに巻回されたテープ体の全域に対して
略々一定の押圧力を付与したこととなる。このため、こ
の場合、テープ体の巻き付け圧力は、その全域に亘って
略々均一なものとなる。したがって、この場合も、従
来、テープ体の巻付け圧力を均一にするために行ってい
たリテンション工程を必要としない。
【0023】一方、本発明に係るテープ体の巻取り装置
は、テープ体が巻回された一対のテープリールと、弾性
を有して環状に形成され、一対のテープリールに巻回さ
れたテープ体の外周面を押圧するように複数個のガイド
ローラに掛け渡される駆動ベルトとを備え、この駆動ベ
ルトが走行することにより一対のテープリールが回転駆
動するテープカートリッジの当該テープリールにテープ
体を巻き取る巻取り装置において、上記駆動ベルトの長
さ寸法を変化させる押込み手段を備える。そして、この
巻取り装置は、上記押込み手段が少なくとも上記テープ
体が上記テープリールに巻回され始めるときに上記駆動
ベルトを押し込んで弾性変形させて長さ寸法を大とする
ことによって、テープリールに巻回される上記テープ体
に駆動ベルトから付与される圧力を所定の大きさとする
ことを特徴とする。
【0024】以上のように構成された本発明に係るテー
プ体の巻取り装置は、テープ体を巻回し始めるときに、
駆動ベルトのベルト長を大とすることにより駆動ベルト
の張力を大とすることができる。これにより、この巻取
り装置では、テープリールに巻回されるテープ体に対す
る押圧力を大とすることができる。このため、このテー
プ体の巻取り装置は、テープ体と駆動ベルトとの間に所
望の摩擦抵抗を生じさせることができる。これにより、
このテープ体の巻取り装置において、テープ体は、駆動
ベルトとの間にスリップを起こすことなく巻回される。
したがって、この巻取り装置は、テープ体が巻回される
ときの圧力、すなわち、巻付け圧力を正確に制御しなが
らテープ体を巻回し始めることができる。
【0025】また、本発明に係るテープ体の巻取り装置
は、上記押込み手段が上記テープ体の巻取り始めから巻
取り終わりまで上記駆動ベルトの長さ寸法を略々一定と
するものであってもよい。
【0026】このように構成された本発明に係るテープ
体の巻取り装置は、テープ体の巻取り始めから巻取り終
わりまでテープ体に対して略々一定の押圧力を付与する
ため、全域に亘って略々均一な巻付け圧力となるように
テープ体を巻回することができる。このため、この場合
には、従来、テープ体の巻付け圧力を均一にするために
行っていたリテンション工程を必要としない。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るテープ体の巻
取り方法及び巻取り装置について、図面を参照して詳細
に説明する。
【0028】本発明に係るテープ体の巻取り方法及び巻
取り装置は、図1に示すように、テープ体として磁気テ
ープを収納するデータカートリッジ1に適用される。こ
のデータカートリッジ1は、ポリカーボネート樹脂等の
合成樹脂材料によって略角浅皿状に形成されたカバー2
と、このカバー2の開放された下方部に組み合わされる
アルミ板、アルミ合金板等の金属板によって形成された
ベースプレート3とを、止めねじ3A及び図示しないカ
バー2の内面に一体に突設した取付けスタッドによって
一体に組み合わせ結合することにより構成されるカート
リッジ本体4を備えている。
【0029】カートリッジ本体4には、前面部に、カバ
ー2及びベースプレート3の前方縁部に設けられた切欠
き5A、5Bによって構成される記録再生開口部が設け
られている。この記録再生開口部5は、データカートリ
ッジ1が装填される記録再生装置の磁気ヘッドが進入し
得る大きさの開口寸法を有し、通常、カートリッジ本体
4の前面部の一部を構成する蓋部材6によって閉塞され
ている。この蓋部材6は、ベースプレート3の前方コー
ナ部に立設された蓋部材ピン7に、トーションスプリン
グ8によって記録再生開口部5を閉塞する方向に付勢さ
れて、片持ち状態で回転自在に支持されている。
【0030】ベースプレート3には、中央領域に、長手
方向に互いに離間して一対のリールピン9A、9Bが立
設され、これらリールピン9A、9Bに、1/4インチ
幅の磁気テープ10が巻回された第1のテープリール1
1Aと第2のテープリール11Bとがそれぞれ回転自在
に支持されている。
【0031】これら第1のテープリール11A及び第2
のテープリール11Bは、それぞれリールハブが一体に
形成された下リール部材と、この下リール部材に組み合
わされた上リール部材とから構成されている。
【0032】また、ベースプレート3には、円柱状に形
成されたフランジ付きガイドピン12A、12Bが前方
側にそれぞれ立設され、これらフランジ付きガイドピン
12A、12Bに第1のテープリール11Aから繰り出
された磁気テープ10が掛け渡されている。フランジ付
きガイドピン12A、12Bは、上縁部の周回りに、磁
気テープ10が抜け出るのを防止するためのフランジ部
12a、12bが突設されている。したがって、磁気テ
ープ10は、フランジ付きガイドピン12A、12B間
を走行する際に、フランジ付きガイドピン12A、12
Bの各フランジ部12a、12b及び根元部によって規
制されて、一定の高さに保持された状態でカートリッジ
本体4の前面部に沿って走行される。
【0033】第1のテープリール11A及び第2のテー
プリール11Bは、テープ駆動機構によって回転駆動さ
れて磁気テープ10の走行駆動を行う。このテープ駆動
機構は、ベルト駆動ローラ14及び一対のベルトガイド
ローラ15A、15Bと、これらベルト駆動ローラ14
及びベルトガイドローラ15A、15Bに掛け渡される
駆動ベルト13とから構成されている。そして、ベルト
駆動ローラ14は、ベースプレート3の前方側の略中央
部に立設した駆動ローラピン16に軸装されることによ
って回動自在に支持される。
【0034】また、ベルト駆動ローラ14には、カバー
2側の一端部に周回り方向にフランジ部17が突出形成
されている。このフランジ部17は、記録再生装置の駆
動部と当接し、この駆動部からの回転力が伝達される。
【0035】ベルトガイドローラ15A、15Bは、耐
磨耗性を有する弾性材によって形成され、ベースプレー
ト3の後方側の両コーナ部に立設された一対のガイドロ
ーラピン18A、18Bにそれぞれ回転自在に軸装され
ている。
【0036】駆動ベルト13は、ベルトガイドローラ1
5A、15Bに掛け渡され、第1のテープリール11A
及び第2のテープリール11Bの間の空間部を経由して
ベルト駆動ローラ14へと掛け渡されている。したがっ
て、駆動ベルト13は、第1のテープリール11A及び
第2のテープリール11Bに巻回された磁気テープ10
に所定の押圧力を付与するように接触して、略々凸字状
の走行路を以って走行する。
【0037】また、ベースプレート3には、前方側で一
方のフランジ付きガイドピン12Bに近接した位置に反
射部材取付け穴が穿設されている。この反射部材取付け
穴には、略直角三角形状のブロック体として形成されて
いる反射部材19が取り付けられる。この反射部材19
には、磁気テープ10の走行路と対向する斜辺部にミラ
ーが接合されている。したがって、データカートリッジ
1は、記録再生装置に装着されると、反射部材19のミ
ラーによって磁気テープ10の始端部及び終端部に穿設
した始端検出穴或いは終端検出穴がそれぞれ写され、記
録再生装置の検出手段によって磁気テープ10の始端部
の位置検出や終端部の位置検出が行われる。
【0038】一方、カバー2には、上面部の前面部側
に、誤記録防止部材20と組み合わされて磁気テープ1
0に記録されたデータ信号が誤って消去されるのを防止
する誤記録防止部が設けられている。
【0039】誤記録防止部は、カバー2の上面部に沿っ
た略矩形状の長穴として設けられた操作ガイド穴21
と、カバー2の前面部に略矩形状の溝として凹設された
スライド溝22と、操作ガイド穴21の内部でスライド
溝22に略矩形状の長穴として設けられた誤記録防止穴
23とから構成されている。
【0040】誤記録防止部材20は、合成樹脂材料によ
って成形され、略矩形板状の操作部24と、この操作部
24の一側部側に直交した状態に一体に設けられた閉塞
板25とから構成されている。誤記録防止部材20は、
操作部24が操作ガイド穴21に位置し、閉塞板25が
スライド溝22に位置するようにスライド動作自在に組
み付けられる。操作部24は、誤記録防止穴23を開放
する第1の位置と、誤記録防止穴23を閉塞する第2の
位置とをスライド動作する長さ寸法を有している。ま
た、閉塞板25は、操作部24が第2の位置にスライド
動作された際に、誤記録検出穴23を閉塞するに足る外
形寸法を有している。
【0041】そして、データカートリッジ1は、記録再
生装置の駆動ローラが反時計方向へと回転動作すること
によって、ベルト駆動ローラ14が時計方向へと回転動
作される。回転動作したベルト駆動ローラ14は、駆動
ベルト13を全体として矢印Aで示す時計方向へと回転
動作する。
【0042】データカートリッジ1は、駆動ベルト13
の回転動作によって、第1のテープリール11Aが反時
計方向へと回転動作して巻回した磁気テープ10を繰り
出し、カートリッジ本体4の前面部に沿って磁気テープ
10を走行し、第2のテープリール11Bが反時計方向
へと回転動作して磁気テープ10を巻き取る。
【0043】以上のように構成され、動作するデータカ
ートリッジ1は、図2から図4に示すような製造工程で
製造される。
【0044】先ず、この製造工程では、図2に示すよう
に、植立工程が行われる。この植立工程では、ベースプ
レート3上に、蓋部材ピン7、一対のリールピン9A,
9B、一対のフランジ付きガイドピン12A,12B、
駆動ローラピン16及び一対のガイドローラピン18
A,18Bを立設する。
【0045】次に、図3に示すように、組付工程が行わ
れる。この組付工程では、一対のリールピン9A,9B
にそれぞれ第1のテープリール11A及び第2のテープ
リール11Bが組み付けられる。また、この組付工程で
は、駆動ローラピン16にベルト駆動ローラ14が組み
付けられる。また、この組付工程では、一対のガイドロ
ーラピン18A,18Bにそれぞれベルトガイドローラ
15A,15Bが組み付けられる。さらに、この組付工
程では、ベースプレート3に穿設された反射部材取付け
穴27に反射部材19が組み付けられる。
【0046】次に、図4に示すように、ベルト掛け工程
が行われる。このベルト掛け工程では、ベルト駆動ロー
ラ14及び一対のガイドローラピン18A,18Bに駆
動ベルト13が掛け渡される。このとき、駆動ベルト1
3は、第1のテープリール11A及び第2のテープリー
ル11Bの間の空間部を経由するように掛け渡される。
【0047】この駆動ベルト13は、ウレタンゴム等の
弾性材料で形成されているために所定の押圧力をもっ
て、第1のテープリール11A及び第2のテープリール
11Bを押圧している。すなわち、この駆動ベルト13
は、第1のテープリール11Aに圧接する第1の圧接部
28Aと、第2のテープリール11Bに圧接する第2の
圧接部28Bとに対して所定の圧力を付与している。
【0048】次に、図5に示すような磁気テープの巻取
り装置30が用いられ、駆動ベルト13が掛け渡された
状態のベースプレート3に対して磁気テープ10が巻回
されるテープ巻付工程が行われる。
【0049】このテープ巻付工程では、上述のように駆
動ベルト13が圧接した第1のテープリール11Aに磁
気テープ10を巻回するために、駆動ベルト13が掛け
渡されたベースプレート3を巻取り装置30に装着す
る。
【0050】この巻取り装置30は、駆動ベルト13が
掛け渡されたベースプレート3を装着する装着部31
と、磁気テープ10が巻回されたロール32と、ロール
32から供給された磁気テープ10の走行系を構成する
複数個の走行系ローラ33及びテンションローラ34
と、磁気テープ10の走行を制御するコントロールパネ
ル35と、装着されたベースプレート3の駆動ベルト1
3を押圧する押込み装置36とを備える。また、この巻
取り装置30は、走行系の途中にバキュームチャンバ3
7を備える。
【0051】また、この巻取り装置30は、磁気テープ
10の走行系の経路に第1のクリーニング部38A及び
第2のクリーニング部38Bを備える。さらに、この巻
取り装置30は、所定量の磁気テープ10が巻回された
後、磁気テープ10を切断するカッター部39を備え
る。
【0052】また、この巻取り装置30において、装着
部31は、ベルト駆動ローラ14を回転駆動させるキャ
プスタンローラ40を備える。このキャプスタンローラ
40は、ベルト駆動ローラ14のフランジ部17と当接
する第1の位置と、ベルト駆動ローラ14と離間する第
2の位置とを制御されて移動できるように構成されてい
る。
【0053】さらに、この巻取り装置30は、ロール3
2に巻回された磁気テープ10を走行系に供給するモー
タ41と、このモータ41からの回転力をロール32に
伝達するモータベルト42とを備える。
【0054】さらにまた、この巻取り装置30におい
て、押込み装置36は、図6に示すように、シリンダ部
43と、このシリンダ部43の内径と略同寸法の径寸法
を有してシリンダ部43内に配されるピストン部44
と、このピストン部44とアーム部45を介して連動し
て移動するロール部46と、ピストン部44の駆動を制
御する制御部47とから構成される。この制御部47
は、ピストン部44により分離された2つの空間部に対
して接続される第1のチューブ48及び第2のチューブ
49と、この第1のチューブ48及び第2のチューブ4
9に対してエアーの供給及び排出を行う電磁弁50とを
備える。また、この押込み装置36は、電磁弁50を介
して第1のチューブ48及び第2のチューブ49に接続
される図示しないエアーコンプレッサを備える。
【0055】このように構成された巻取り装置30を用
いたテープ巻付工程では、装着部31に駆動ベルト13
が掛け渡されたベースプレート3を装着し、このベース
プレート3に組み付けられた第1のテープリール11A
と駆動ベルト13との間にロール32から引き出された
磁気テープ10の端部を挟み込む。磁気テープ10は、
ロール32から引き出されると、複数個の走行系ローラ
33及びテンションローラ34により所定のテンション
が負荷された状態で掛け渡される。そして、ロール34
から引き出された磁気テープ10は、フランジ付きガイ
ドピン12B側からフランジ付きガイドピン12Aに向
かって掛け渡され第1のテープリール11Aと駆動ベル
ト13との間に挟み込まれる。このとき、磁気テープ1
0は、バキュームチャンバ37によりテープテンション
が緩められた状態とされるために、容易に第1のテープ
リール11Aと駆動ベルト13との間に挟み込まれる。
【0056】ここで、この巻取り装置30では、押込み
装置36により駆動ベルト13が所定の圧力で第1のテ
ープリール11Aと駆動ベルト13との間に挟み込まれ
た磁気テープ10を押圧している。押込み装置36は、
電磁弁50を制御することによって、図示しないエアー
コンプレッサから第1のチューブ48を介して空間部へ
エアーを供給する。これにより、ピストン部44がベー
スプレート3側へ駆動し、図6中矢印Bで示すように、
このピストン部44に連動するローラ部46がベースプ
レート3側へ駆動する。そして、ローラ部46は、駆動
ベルト13を押し込むこととなる。これによって、駆動
ベルト13は、その長さ寸法が大とされ、その分、磁気
テープ10に対して大きな押圧力を付与することとな
る。
【0057】そして、この巻取り装置30は、この状態
で、キャプスタンローラ40を第1の位置に移動させて
ベルト駆動ローラ14と当接させる。ベルト駆動ローラ
14は、キャプスタンローラ40の回転力が伝達されて
回転することとなり、駆動ベルト13を走行させる。こ
れによって、磁気テープ10は、第1のテープリール1
1Aと駆動ベルト13との間に挟み込まれた端部を基端
として第1のテープリール11Aに巻回される。
【0058】このとき、この巻取り装置30では、磁気
テープ10の巻取り始めにおいて、キャプスタンローラ
40の回転速度の加速度が大きい。したがって、駆動ベ
ルト13の磁気テープ10に対する押圧力が小さいと、
磁気テープ10と駆動ベルト13との間に滑りが生じて
しまいスリップを起こしてしまう。しかしながら、この
巻取り装置30では、押込み装置36が駆動ベルト13
を押し込み、駆動ベルト13が磁気テープ10に対して
大きな押圧力を付与している。このために、この巻取り
装置30を用いれば、駆動ベルト13が空回りすること
なく、確実に磁気テープ10を第1のテープリール11
Aに巻回することができる。
【0059】また、このことから、この巻取り装置30
では、駆動ベルト13と磁気テープ10との摩擦が大き
くなるために、磁気テープ10の巻取り始めにおける加
速度を上げることができる。したがって、この巻取り装
置30では、テープ巻付工程に要する時間を短縮するこ
とができ、その結果、生産性を向上させることができ
る。
【0060】そして、この巻取り装置30は、上述した
ようにキャプスタンローラ40の回転力に加えて、モー
タ41の回転力がモータベルト42を介してロール32
に伝達されてロール32が磁気テープ10を送り出すこ
とによって、磁気テープ10を走行させている。このと
き、この巻取り装置30は、第1のクリーニング部38
Aにより磁気テープ10の一方の面をクリーニングする
とともに、第2のクリーニング部38Bにより磁気テー
プ10の他方の面をクリーニングする。この第1のクリ
ーニング部38A及び第2のクリーニング部38Bは、
それぞれクリーニングテープ53を磁気テープ10の両
面に摺接させることによりクリーニングを行っている。
【0061】そして、この巻取り装置30では、磁気テ
ープ10が第1のテープリール11Aに巻回されるにし
たがって、駆動ベルト13の押圧力が増加する。このた
め、駆動ベルト13が磁気テープ10に所定の押圧力を
付与するようになると、押込み装置36は駆動ベルト1
3を押し込むのを止める。これは、押込み装置36によ
り駆動ベルト13の長さを大としなくても、第1のテー
プリール11Aに巻回された磁気テープ10が駆動ベル
ト13の長さを大とすることができるためである。
【0062】このとき、押込み装置36では、第1のチ
ューブ48を介して空間部内のエアーを排出すると同時
に、第2のチューブ49を介してエアーコンプレッサか
らエアーが空間部に供給される。これにより、ピストン
部44は、ベースプレート3から離間する方向に移動
し、それに連動して、ローラ部46は、ベースプレート
3から離間する方向に移動する。これによって、押込み
装置36は、駆動ベルト13を押圧するのを止めること
となる。
【0063】そして、この巻取り装置30では、第1の
テープリール11Aに巻回する磁気テープ10の量をコ
ントロールパネル35で制御する。磁気テープ10は、
所定量を第1のテープリール11Aに巻回し終わると、
カッター部39により切断される。そして、カッター部
39により切断されて形成された磁気テープ10の端部
は、図7に示すように、第2のテープリール11Bと駆
動ベルト13との間に挟み込まれる。
【0064】上述したようにテープ巻付工程が終了する
と、図示しないが、カバー取付工程が行われる。このカ
バー取付工程では、上述のように巻回された磁気テープ
10を有するベースプレート3にカバー2及び蓋部材6
を取り付ける。このとき、カバー2は、止めねじ3Aに
よりベースプレート3に確実に取り付けられる。また、
蓋部材6は、蓋部材ピン7に軸装されるとともにトーシ
ョンスプリング8により所定方向に付勢され、カバー2
とベースプレート3とに挟まれるように取り付けられ
る。これにより、データカートリッジ1が形成される。
【0065】次に、このように形成されたデータカート
リッジ1に対して、図示しないが、リテンション工程が
行われる。このデータカートリッジ1において、磁気テ
ープ10のテープテンションは、記録再生装置の磁気ヘ
ッドとの接触圧となり、磁気テープの全域に亘って略々
同一であることが好ましい。このリテンション工程と
は、第1のテープリール11Aに巻回された磁気テープ
10のテープテンションを均一にする工程である。
【0066】このリテンション工程では、通常の記録再
生装置が用いられる。このリテンション工程は、記録再
生装置にデータカートリッジ1を装填し、第1のテープ
リール11Aに巻回された磁気テープ10を走行させて
第2のテープリール11Bに巻回し、更に、第2のテー
プリール11Bに巻回された磁気テープ10を走行させ
て第1のテープリール11Aに巻回し直す。このように
リテンション工程が行われることによって、第1のテー
プリール11Aに巻回された磁気テープ10は、全域に
亘って略々同程度のテープテンションを有することとな
る。
【0067】以上のように、本発明が適用された製造方
法によれば、従来の製造方法を用いた場合と比較する
と、表1に示すように、テープ体を良好に巻回すること
ができた。
【0068】
【表1】
【0069】この表1から明かなように、本発明が適用
された製造方法では、従来の製造方法と比較してテープ
テンションの変動が小さく、巻取りの加速度も上げるこ
とができる。また、本発明が適用される製造方法では、
従来の製造方法と比較して巻取り要する時間を短縮する
ことができ、生産性を向上させることができる。
【0070】上述したテープ体の巻取り方法及び巻取り
装置では、テープ巻付工程において、磁気テープ10を
第1のテープリール11Aに巻き始めるときに磁気テー
プ10に対して所定の押圧力を付与していた。しかしな
がら、本発明は、これに限定されるものではない。
【0071】すなわち、本発明に係るテープ体の巻取り
方法及び巻取り装置は、テープ巻付工程において、磁気
テープ10に対して、常に、所望の押圧力が付与される
ような構成であってもよい。具体的には、テープ巻付工
程において、巻回される磁気テープ10の全域に亘って
略々同程度の押圧力が付与されることが好ましい。
【0072】このためには、上述したテープ巻付工程に
用いられる巻取り装置30は、図8に示すように、レギ
ュレータ55を備える押込み装置56が用いられること
が好ましい。この押込み装置56は、第1のチューブ4
8の途中にレギュレータ55を備え、第1のチューブ4
8を介して空間部に供給されるエアー量を制御すること
ができる。すなわち、このレギュレータ55は、シリン
ダ部43のエアー圧を制御することによって、ピストン
部44の駆動を制御している。これにより、ローラ部4
6は、ピストン部44に連動して、制御された状態で駆
動ベルト13を押し込むことができる。
【0073】ところで、この巻取り装置30では、磁気
テープ10が第1のテープリール11Aに巻回されるに
したがって、巻回された磁気テープ10が駆動ベルト1
3を引き延ばすこととなる。これによって、駆動ベルト
13は、ベルト長が長くなると同時に、磁気テープ10
に対して大きな押圧力を有することとなる。
【0074】したがって、この押込み装置56では、駆
動ベルト13のベルト長の増加分を打ち消すように、駆
動ベルト13を弛緩する方向にロール部46を移動させ
る。このとき、ロール部46は、その移動距離をレギュ
レータ55により制御されている。
【0075】上述したように、巻取り装置30では、押
込み装置56により駆動ベルト13のベルト長を巻取り
始めから巻取り終わりまで、略々同寸法に制御すること
ができる。これにより、駆動ベルト13は、巻回される
磁気テープ10の全域に亘って常に略々同程度の押圧力
を付与することができる。その結果、巻回された磁気テ
ープ10は、巻取り始めから巻取り終わりまで略々同程
度のテープテンションとなる。
【0076】したがって、このような押込み装置56を
備える巻取り装置30を用いた場合には、略々同程度の
テープテンションをもって磁気テープ10を巻回するこ
とができるため、上述したようなリテンション工程を必
要としない。これにより、この場合には、上述したよう
な製造工程を短縮することが可能となる。
【0077】本発明に係るテープ体の巻取り方法及び巻
取り装置は、駆動ベルト13のベルト長を大とする手段
が、上述したようなエアーを用いた押込み装置36、5
6に限定されるものではない。すなわち、本発明は、図
9に示すように、ローラ部駆動用モータ60を備える押
込み装置61を有するような構成であってもよい。
【0078】この押込み装置61は、ローラ部駆動用モ
ータ60と、このローラ部駆動用モータ60の回転力が
伝達されるネジ切り加工された支軸62と、この支軸6
2のネジと螺合して配設される移動部63と、この移動
部63とアーム部64を介して連動して移動するローラ
部65とを備える。また、この押込み装置61では、ロ
ーラ部駆動用モータ60の駆動を制御するレギュレータ
66を備える。
【0079】このように構成された押込み装置61は、
レギュレータ66がローラ駆動用モータ60の駆動を制
御することによって、駆動ベルト13への押込み量を制
御することができる。この押込み装置61では、ローラ
部駆動用モータ60が回転すると、その回転力が支軸6
2に伝達し、図9中矢印Cで示すように、支軸62が回
転する。そして、移動部63は、支軸62と螺合してお
り、支軸62と連動して回転しないような構成とされて
いる。このため、移動部63は、支軸62が回転する
と、図9中矢印Dで示すように、ベースプレート3に対
して近接又は離間する方向に移動することができる。
【0080】そして、ローラ部65は、上述したように
移動する移動部63と連動して移動することとなる。こ
のため、この押込み装置61では、移動部63と連動し
たローラ部65が駆動ベルト13を押圧したり、弛緩し
たりすることになる。このとき、この押込み装置61
が、上述した押込み装置36,56と同様に駆動ベルト
13のベルト長を変化させることによって、磁気テープ
10に対する押圧力を制御することができる。
【0081】したがって、この押込み装置61を備える
場合でも、磁気テープ10の巻取り始めにおいて、所望
の押圧力を磁気テープ10に付与することができる。し
たがって、この場合も、駆動ベルト13と磁気テープ1
0との間に所望の摩擦力を有することとなり、駆動ベル
ト13が空回りすることなく磁気テープ10を巻回する
ことができる。
【0082】また、この押込み装置61では、ローラ部
駆動用モータ60の回転数及び回転速度を制御すること
によって、ローラ部65の移動距離を制御することがで
きる。そして、この場合も、上述した押込み装置56と
同様に、駆動ベルト13のベルト長の増加分を打ち消す
ように、駆動ベルト13を弛緩する方向にローラ部65
を移動させる。
【0083】したがって、この押込み装置61を備える
場合でも、巻取り装置30では、磁気テープ10の巻取
り始めから巻取り終わりまで、所定の押圧力を磁気テー
プ10に付与することができる。このため、この場合
も、磁気テープ10は、全域に亘って略々均一なテープ
テンションを有するように巻回されることとなる。これ
により、この場合も、上述したようなリテンション工程
を必要とせず、上述したような製造工程を短縮すること
が可能となる。
【0084】なお、本発明は、上述したような磁気テー
プ10を有するデータカートリッジ1に限定されるもの
ではない。本発明は、例えば、テープ体としてクリーニ
ングテープ等を備えるようなものであってもよく、テー
プ体としてはいかなる平面性を有するものでもよい。す
なわち、本発明においては、テープ体の表面性を考慮し
て駆動ベルトの押圧力を所定の大きさとすることによっ
て、同様の効果を得ることができる。
【0085】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係るテープ体の巻取り方法及び巻取り装置では、テープ
体をテープリールに巻回し始めるときに駆動ベルトのベ
ルト長を大とすることによって、駆動ベルトがテープ体
に対して所定の押圧力を付与している。このため、本発
明によれば、テープ体を巻き始めるときに駆動ベルトが
滑ることなく駆動するため、テープ体の巻付け圧力を正
確に制御することができる。また、本発明によれば、駆
動ベルトがテープ体を高い圧力で押圧するため、駆動ベ
ルトの加速度を大きくすることができる。したがって、
本発明によれば、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】データカートリッジの分解斜視図である。
【図2】植立工程を説明するための斜視図である。
【図3】組付工程を説明するための斜視図である。
【図4】ベルト掛け工程を説明するための斜視図であ
る。
【図5】本発明に係る巻取り装置の概略構成図である。
【図6】磁気テープの巻取り始めにおける押込み装置の
状態を示す概略平面図である。
【図7】磁気テープの巻取り終わりにおける押込み装置
の状態を示す概略平面図である。
【図8】本発明に係る他の巻取り装置の要部概略平面図
である。
【図9】本発明に係る他の巻取り装置の要部概略平面図
である。
【図10】データカートリッジの製造工程を示すブロッ
ク図である。
【図11】従来のテープ巻付工程を模式的に示す概略斜
視図である。
【符号の説明】
1 データカートリッジ、10 磁気テープ、11A,
11B テープリール、13 駆動ベルト、30、巻取
り装置、31 装着部、36,56,61 押込み装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ体が巻回された一対のテープリー
    ルと、弾性を有して環状に形成され、一対のテープリー
    ルに巻回されたテープ体の外周面を押圧するように複数
    個のガイドローラに掛け渡される駆動ベルトとを備え、
    この駆動ベルトが走行することにより一対のテープリー
    ルが回転駆動するテープカートリッジの当該テープリー
    ルにテープ体を巻き取るに際して、 上記テープ体を上記テープリールに巻回し始めるときに
    上記駆動ベルトを弾性変形させてベルト長を大とするこ
    とによって、上記駆動ベルトが上記テープリールに巻回
    させる上記テープ体に対して所定の押圧力を付与するこ
    とを特徴とするテープ体の巻取り方法。
  2. 【請求項2】 上記駆動ベルトが上記テープ体の巻取り
    始めから巻取り終わりまで上記テープリールに巻回され
    る上記テープ体に対して略々一定の押圧力を付与するこ
    とを特徴とする請求項1記載のテープ体の巻取り方法。
  3. 【請求項3】 上記駆動ベルトの長さ寸法を上記テープ
    体の巻取り始めから巻取り終わりまで略々一定に保つこ
    とを特徴とする請求項1記載のテープ体の巻取り方法。
  4. 【請求項4】 テープ体が巻回された一対のテープリー
    ルと、弾性を有して環状に形成され、一対のテープリー
    ルに巻回されたテープ体の外周面を押圧するように複数
    個のガイドローラに掛け渡される駆動ベルトとを備え、
    この駆動ベルトが走行することにより一対のテープリー
    ルが回転駆動するテープカートリッジの当該テープリー
    ルにテープ体を巻き取る巻取り装置において、 上記駆動ベルトの長さ寸法を変化させる押込み手段を備
    え、 上記押込み手段は、少なくとも上記テープ体が上記テー
    プリールに巻回され始めるときに上記駆動ベルトを押し
    込んで弾性変形させて長さ寸法を大とすることによっ
    て、テープリールに巻回される上記テープ体に駆動ベル
    トから付与される圧力を所定の大きさとすることを特徴
    とするテープ体の巻取り装置。
  5. 【請求項5】 上記押込み手段は、上記テープ体の巻取
    り始めから巻取り終わりまで上記駆動ベルトの長さ寸法
    を略々一定とすることを特徴とする請求項4記載のテー
    プ体の巻取り装置。
  6. 【請求項6】 上記押込み手段は、上記駆動ベルトに当
    接するローラと、このローラを駆動ベルトに対して接離
    動作させる駆動部と、この駆動部を制御する制御部とを
    備えることを特徴とする請求項4記載のテープ体の巻取
    り装置。
  7. 【請求項7】 上記駆動部は、エアーシリンダとこのエ
    アーシリンダ内に配されたピストンとを有し、上記制御
    部がこのエアーシリンダ内に対してエアーの供給及び排
    出を行うことによりこのピストンを駆動させ、上記ロー
    ラを上記駆動ベルトに対して接離動作させることを特徴
    とする請求項6記載のテープ体の巻取り装置。
  8. 【請求項8】 上記駆動部は、モータを備え、上記制御
    部がこのモータの回転を制御することにより上記ローラ
    を上記駆動ベルトに対して接離動作させることを特徴と
    する請求項6記載のテープ体の巻取り装置。
JP9010496A 1997-01-23 1997-01-23 テープ体の巻取り方法及び巻取り装置 Withdrawn JPH10208433A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014233968A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 イーデーエム株式会社 サーマルプリンタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014233968A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 イーデーエム株式会社 サーマルプリンタ

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