JPH10209782A - 電圧制限回路および半導体集積回路並びにicカード - Google Patents

電圧制限回路および半導体集積回路並びにicカード

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JPH10209782A
JPH10209782A JP9006164A JP616497A JPH10209782A JP H10209782 A JPH10209782 A JP H10209782A JP 9006164 A JP9006164 A JP 9006164A JP 616497 A JP616497 A JP 616497A JP H10209782 A JPH10209782 A JP H10209782A
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JP
Japan
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circuit
voltage
power supply
transistor
semiconductor integrated
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Withdrawn
Application number
JP9006164A
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English (en)
Inventor
Shigeru Kadokawa
滋 門川
Hisataka Tsunoda
尚隆 角田
Masaaki Ando
公明 安藤
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁結合を使用した非接触型ICカードに搭
載されているトランシーバ用半導体集積回路において、
消費電力および電力損失が少なくしかも高周波の入力信
号を電圧を制限して内部回路に伝達可能なデータ受信回
路(入力回路)を実現する。 【解決手段】 ベースに定電圧が印加されたバイポーラ
・トランジスタ(Q1)のエミッタと交流信号が入力さ
れる端子(T1,T2)との間にダイオードD1を接続
して入力信号が所定レベル以上に上昇したときに入力端
子からの電流の流れ込みを防止するとともに、そのとき
内部回路に伝える信号のレベルを上記バイポーラ・トラ
ンジスタ(Q1)のベース・エミッタ間接合でクランプ
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
おける入力信号の電圧制限回路に適用して有効な技術に
関し、特に非接触型ICカードに用いられるトランシー
バ用半導体集積回路における信号受信回路に利用して有
効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】非接触型ICカードとして、コイルの相
互誘導現象を利用してデータの送受信および電力の供給
を受けるようにしたものが提案されている。かかる非接
触型ICカードに用いられるトランシーバ用半導体集積
回路においては、電磁結合を使用してコイルを介して入
力される交流信号から電源電圧および受信データ信号が
生成される。かかるトランシーバ用半導体集積回路にお
いては、コイルが結合される外部端子にダイオードブリ
ッジからなる整流回路が接続され、この整流回路によっ
て6〜20VのようなICにとっては比較的高い電圧が
発生される。またコイルが結合される外部端子には、入
力信号からデータ信号を抽出する受信回路も接続され
る。そのため、上記整流回路で生成された高電圧が受信
回路にも印加されることとなる。従って、ICの内部回
路がMOSFETのような低耐圧の素子で構成される場
合、上記のような高い電圧が受信回路を介して内部回路
に伝達されると素子が破壊されるおそれがある。
【0003】そこで、本発明者等は入力信号の電圧を制
限して内部回路へ伝達する電圧制限回路について検討し
た。従来、上記のような電圧制限回路としては、例えば
図7(a),(b)に示すような回路があった。
【0004】このうち、図7(a)に示す回路は、コイ
ルが接続される外部端子Tと接地点との間に直列に接続
された抵抗R1,R2と、抵抗R1,R2の接続ノード
n0に入力端子が接続されたインバータG1と、内部回
路の電源電圧VDDと上記ノードn0との間に接続された
ダイオードD0とにより構成され、インバータG1の入
力電位をVDDよりもダイオードの順方向電圧分高い電位
(VDD+Vth)にクランプするようにしたものである。
【0005】一方、図7(b)に示す回路は、入力信号
Vipを高耐圧のバイポーラトランジスタからなるコン
パレータCMPで受けて出力電圧を制限して次段の低耐
圧のMOSFETからなるインバータG1に伝えるよう
にしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図7(a)の回路にあ
っては、ノードn0に接続される抵抗R1,R2、ダイ
オードD0の寄生容量およびインバータG1を構成する
MOSFETのゲート容量等の寄生容量Cisと抵抗R1
とによってロウパスフィルタが構成されるため、高い周
波数の入力信号を伝達できるようにするには抵抗R1,
R2を小さくしなければならない。しかるに、抵抗R
1,R2の抵抗値を小さくすると抵抗R1,R2を貫通
して流れる入力電流が増加して電力損失が多くなるとい
う欠点がある。電力供給とデータ送信とを共通のコイル
を用いて行なう非接触型ICカード用の半導体集積回路
においては受信回路側での電力損失をできるだけ抑える
ことが望まれる。また、図7(a)の回路においては、
ダイオードD0を通してMOSFET回路側の電源電圧
であるVDDに電流が流れ込んで電源電圧変動を引き起こ
し、回路の誤動作につながるおそれもある。
【0007】一方、図7(b)の回路にあっては、コン
パレータCMPを構成する素子の数が10〜15個と多
くしかもバイポーラトランジスタはMOSFETよりも
素子サイズが大きいため、受信回路の占有面積が大きく
なってしまうとともに、コンパレータ自身の消費電流も
かなり大きくなって1つのコイルで電力の供給とデータ
の送信を受ける非接触型ICカードに用いられるトラン
シーバ用半導体集積回路には不利であることが明らかに
なった。
【0008】本発明の目的は、電磁結合を使用した非接
触型ICカードに搭載されるトランシーバ用半導体集積
回路において、消費電力および電力損失が少なくしかも
高周波の入力信号を電圧を制限して内部回路に伝達可能
なデータ受信回路(入力回路)を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、電源電圧への影響を
防止できるようなデータ受信回路を提供することにあ
る。
【0010】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面
から明らかになるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0012】すなわち、ベースに定電圧が印加されたバ
イポーラ・トランジスタのエミッタと交流信号が印加さ
れる入力端子との間に、入力端子側から見て逆向きとな
るようにダイオードを接続して入力信号が所定レベル以
上に上昇したときに入力端子からの電流の流れ込みを防
止するとともにそのとき内部回路に伝える信号のレベル
を上記バイポーラ・トランジスタのベース・エミッタ間
接合でクランプするようにしたものである。
【0013】また、望ましくは上記トランジスタのエミ
ッタ端子にカレントミラー回路を接続する。
【0014】上記した手段によれば、ベース定電圧が印
加されたバイポーラ・トランジスタによって内部回路に
耐圧以上の電圧の信号が伝達されて素子が破壊されるの
を防止することができるとともに、入力端子に接続され
たダイオードによって入力信号が所定レベル以上に上昇
したときに入力端子からの電流の流れ込みを防止し、入
力回路での消費電力を抑えることができる。また、上記
トランジスタのベースに印加される定電圧が内部回路の
電源電圧である場合にも、上記ダイオードを介して流れ
込んだ電流の大部分は上記バイポーラ・トランジスタの
ベースではなくコレクタ側に流れるので、内部回路の電
源電圧に対する影響を小さくすることができる。
【0015】また、上記トランジスタのエミッタ端子に
カレントミラー回路を接続するようにした場合には、入
力信号が立ち下がるときに上記ダイオードを介して外部
へ流れ出す電流をカレントミラー回路によって押さえる
ことができるとともに、カレントミラー回路によって強
制的に電流を流しているため電流経路の切り換わりが円
滑に行なわれ、出力波形の立上り立下りが急峻になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を用いて説明する。
【0017】図1は本発明に係る電圧制限回路を備えた
非接触型ICカードに用いられるトランシーバ用IC1
0の構成およびこれを搭載したICカード全体の概略構
成を示すブロック図である。
【0018】この実施例のトランシーバ用ICを搭載し
たICカードは、例えばプリント配線層により渦巻き状
に形成されたコイルLと、該コイルLの両端子に接続さ
れデータの送受信および電源電圧の生成を行なうトラン
シーバ用IC10と、該トランシーバ用IC10に接続
されデータの処理、記憶および送信データの形成を行な
うマイクロコンピュータチップ20と、上記トランシー
バ用IC10に接続された外付けのコンデンサCF,C
t1,Ct2等により構成されている。図には1つの渦
巻きパターンからなるコイルが示されているが、外部の
リード・ライト装置のヘッドの構成に応じて同様の渦巻
きパターンを2つ有するコイルとされる場合もある。
【0019】上記マイクロコンピュータチップ20は記
憶装置として電気的に書込み・消去が可能なEEPRO
Mを内蔵しており、ICカードがリード・ライト装置か
ら排出されて電源の供給を受けない状態においてもデー
タを保持できるように構成されている。
【0020】特に制限されないが、トランシーバ用IC
10内の各ブロックを構成する回路素子は、公知の半導
体集積回路の製造技術によって、単結晶シリコンのよう
な1個の半導体基板上において形成される。
【0021】1はトランシーバ用IC10の外部端子T
1,T2に接続(外付け)された電磁結合手段としての
コイルLより入力された交流信号を整流して直流電源電
圧を生成するダイオードブリッジからなる整流回路で、
この整流回路1の出力ノードは外部端子T3に接続さ
れ、この外部端子T3には10nFのような比較的大き
な容量値を有する電源フィルタ容量CFが接続可能にさ
れている。2は整流回路1によって整流された電圧の変
動を吸収して6〜20Vの所定の電位の電源電圧Vccを
生成する電圧リミッタ回路、3は生成された電源電圧V
ccを安定化させるシリーズレギュレータからなる電源安
定化回路で、この電源安定化回路3から出力された電源
電圧VDDは当該チップ内部の各回路に供給されるととも
に、外部端子T4に接続されたマイクロコンピュータチ
ップ20へも供給される。
【0022】4は上記電源安定化回路3から出力される
電源電圧VDDを監視して電源投入時にパワーオンリセッ
ト信号を発生するパワーオンリセット発生回路、5は外
部のマイクロコンピュータチップ20に対するリセット
パルスPrを発生するリセットパルス発生回路である。
このリセットパルス発生回路5は、上記パワーオンリセ
ット発生回路4の出力がハイレベルに立ち上がってから
後述のPLL回路からなるクロック発生回路より出力さ
れるクロック信号を所定数計数したときに、リセットパ
ルスPrを形成して外部端子T5よりマイクロコンピュ
ータチップ20へ出力する。
【0023】6は上記コイル接続用外部端子T1,T2
に接続され入力交流信号を波形整形して出力するデータ
受信回路、7は波形整形された信号から「0」,「1」
のデータを再生するデータ復調回路で、復調されたデー
タは外部端子T6よりマイクロコンピュータチップ20
へ出力される。この実施例のトランシーバ用ICは、特
に制限されないが、PSK(Phase Shift Keying)変調
された信号の位相変化を検出してデータを復調するよう
に構成されている。上記データ復調回路7は、例えば後
述のクロック発生回路から供給されるクロック信号に同
期して、上記データ受信回路6から出力された信号をラ
ッチするフリップフロップ等により構成することができ
る。
【0024】8は上記データ受信回路6で波形整形され
た信号に基づいて入力交流信号に含まれている4.91
MHzの周波数の基準クロック信号に同期したクロック
信号CLKを発生するクロック発生回路で、発生された
クロックCLKはチップ内のリセットパルス発生回路5
や外部端子T7を介してチップ外部のマイクロコンピュ
ータ20等へ供給される。9は外部端子T8を介してマ
イクロコンピュータチップ20より入力されるシリアル
送信データに基づいて、外部端子T9,T10にドレイ
ン端子が接続されているドライブMOSFET Qd
1,Qd2をオン、オフ駆動して、コンデンサCt1,
Ct2とコイルLとからなる共振回路を共振状態および
非共振状態に切り換えることでデータを送信するバッフ
ァ回路等からなるデータ送信回路である。
【0025】この実施例のPLL回路からなる上記クロ
ック発生回路8は、外部から入力された交流信号から抽
出された基準クロック信号CKinと帰還クロック信号C
Kfの位相差を検出する位相比較器80と、抵抗R1,
R2と容量C1とからなり位相差に応じた制御電圧Vc
oを発生するループフィルタ83と、このループフィル
タ83からの制御電圧Vcoに応じた周波数で発振する
電圧制御発振器84と、上記ループフィルタ83の出力
電圧Vcoを監視してPLLの誤ロックを防止する信号
および発振器の発振許容信号を形成して上記チャージポ
ンプ82及び電圧制御発振器84に供給する誤ロック防
止回路85と、上記電圧制御発振器84の発振信号を分
周する分周器86とにより構成されている。
【0026】上記分周器86より出力されたクロック信
号CLKは帰還クロックCKfとして上記位相比較器8
1に帰還されるとともに、システムクロックとして上記
データ復調回路7およびリセットパルス発生回路5並び
に外部のマイクロコンピュータチップ20に対して供給
される。
【0027】図2には、上記データ受信回路6の実施例
が示されている。
【0028】この実施例のデータ受信回路6は、電圧制
限回路61と出力段62とからなる。電圧制限回路61
は、電源電圧Vccと接地点との間に直列に接続された一
対のpnp型バイポーラ・トランジスタQ1,Q2と、
ベースとコレクタが結合されかつベースが前記トランジ
スタQ2のベースに共通接続されてカレントミラー回路
を構成するpnp型バイポーラトランジスタQ3と、こ
のトランジスタQ3のコレクタと接地点との間に接続さ
れた定電流源I0と、コイルLが接続される外部端子T
1(またはT2)にカソードが接続されかつ上記トラン
ジスタQ1のエミッタ端子にアノードが接続されたダイ
オードD1とから構成されている。
【0029】また、出力段62は、電源電圧VDDと接地
点との間に直列に接続されたMOSFET Q4とQ5
とからなるCMOSインバータにより構成され、上記ト
ランジスタQ1のエミッタ電圧がMOSFET Q4,
Q5のゲート端子に印加されるように構成されている。
そして、上記電圧制限回路61のトランジスタQ1のベ
ースに上記CMOSインバータからなる出力段62の電
源電圧VDDが印加されている。
【0030】なお、バイポーラ・トランジスタで構成さ
れている上記電圧制限回路61の電源電圧Vccは前記電
圧リミッタ回路2で発生される6〜20Vの高い電圧で
あり、CMOSインバータからなる出力段62の電源電
圧VDDは電源安定化回路3で発生される3.3Vのよう
な低くて安定した電圧である。
【0031】次に、上記電圧制限回路61の動作を図3
の波形図を参照しながら説明する。トランジスタQ2,
Q3はカレントミラー回路を構成しており、Q3のコレ
クタには定電流源I0が接続されているので、Q3に流
れるコレクタ電流i0と同一の電流がQ2に流れる。端
子T1(T2)の電圧が接地電位(0V)よりも充分に
低いときはトランジスタQ1はカットオフ状態となり、
ダイオードD1が順方向にバイアスされるためトランジ
スタQ2の電流i0はダイオードD1および端子T1
(T2)を介してコイルLに流れ込み、ノードn1の電
位は接地電位近くまで下がっている。そして、端子T1
(T2)の電位が接地電位近くまで上昇すると、このと
きまだダイオードD1はオンしていて電流はコイルLに
向かって流れ続け、ノードn1の電位は端子T1(T
2)の電位に追従してそれよりもダイオードの順方向電
圧Vth分だけ高い電圧のまま上昇する。
【0032】そして、端子T1(T2)の電圧がVDD
(3.3V)よりも高くなると、ダイオードD1は逆方
向にバイアスされるためコイルLに向かう電流が遮断さ
れ、トランジスタQ2に流れるコレクタ電流i0はトラ
ンジスタQ1に流れるようになり、これによってノード
n1の電位はQ1のエミッタ・ベース間のPN接合によ
ってQ1のベース電圧すなわちVDDよりもベース・エミ
ッタ間電圧VBE(約0.7V)だけ高い電圧(約4V)
にクランプされる。これによって、後段のCMOSイン
バータからなる出力段62には4V以上の高電圧が印加
されなくなり、出力段を構成するMOSFETのゲート
絶縁破壊等が回避される。
【0033】また、図2の回路においてはトランジスタ
Q2の代わりに抵抗を用いることも考えられるが、この
実施例ではカレントミラー回路(Q2,Q3)を設けて
電流を流しているので、電流経路がダイオードD1から
トランジスタQ1へ切り換わるときおよびその逆に切り
換わるときに電流の切り換わりが抵抗を用いる場合に比
べて急速に行なえ、ノードn1の電圧波形も急峻になる
という利点がある。さらに、Q2の代わりに抵抗を用い
る場合にはダイオードD1を介してコイルLへ電流が流
れ込むときの電流が大きくなってしまうが、この実施例
ではコイルへ流れ込む電流をカレントミラー回路によっ
て定電流源I0により決まる電流に抑えることができ
る。
【0034】しかも、上記ダイオードD1の逆方向耐圧
を、この実施例においては20V以上に設定しておけ
ば、ダイオードD1を介してコイルLの側からトランジ
スタQ1へ流れ込む電流も防止できるので、電力損失も
少なくなる。さらに、トランジスタQ1のベース・エミ
ッタ接合によりノードn1の電位にクランプがかかると
きには、ダイオードD1が遮断状態であるため、図7
(a)のような回路のように入力端子からCMOS回路
の電源電圧VDDへ電流が流れ込まないので、電源電圧変
動を引き起こすこともない。従って、この実施例におい
ては、電源ノイズによる回路の誤動作も低減される。ま
た、この実施例の電圧制限回路61は、図7(b)のコ
ンパレータを使用した回路に比べて構成トランジスタ数
が4個と少ないため占有面積も少なくて済むという利点
がある。
【0035】図4には、図2におけるデータ受信回路6
の具体的な回路例が示されている。図4において、図2
の回路と同一の回路部分には同一の符号が付されてい
る。この実施例では、図2の電圧制限回路61のダイオ
ードD1としてnpn型バイポーラ・トランジスタのベ
ース・エミッタ間接合を用いるようにしており、図2の
回路と同様の作用効果を有する。また、この実施例で
は、出力段62として3個のCMOSインバータG1,
G2,G3を縦続接続したものを使用している。これに
よって、立ち上がりおよび立ち下がりがより急峻なパル
ス信号を形成して出力することができる。この実施例に
おいて、符号Aが付されている部分は高耐圧の素子で構
成された回路である。なお、定電流源I0は、ベースに
定電圧Vcsが印加されたnpn型バイポーラ・トラン
ジスタQ0とそのエミッタに接続された抵抗R0とで構
成されている。
【0036】図5には、データ受信回路6の第2の実施
例が示されている。
【0037】この実施例は電源電圧VccおよびVDDが負
電源の場合の実施例であり、図2の実施例におけるpn
p型バイポーラトランジスタQ1,Q2の代わりにnp
n型バイポーラトランジスタを用いるとともに、ダイオ
ードD1の向きを図2とは逆にして接続したものであ
り、第1の実施例の回路とクランプするときの電流の向
きは異なるが同様の作用効果を有する。
【0038】図6には、データ受信回路6の第3の実施
例が示されている。
【0039】この実施例は図2の実施例におけるトラン
ジスタQ1のベースに印加される電圧としてVDDの代わ
りにV、DDを抵抗R1とR2の比で分割した電圧を印加
するようにしたものである。これによって、電流経路が
切り換わるときの電源電圧VDDへの影響を小さくするこ
とができるとともに、トランジスタQ1のバイアス条件
も任意に設定することができるという利点がある。
【0040】以上説明したように上記実施例は、ベース
に定電圧が印加されたバイポーラ・トランジスタのエミ
ッタと交流信号が印加される入力端子との間に、入力端
子側から見て逆向きとなるようにダイオードを接続して
入力信号が所定レベル以上に上昇したときに入力端子か
らの電流の流れ込みを防止するとともにそのとき内部回
路に伝える信号のレベルを上記バイポーラ・トランジス
タのベース・エミッタ間接合でクランプするようにした
ので、ベース定電圧が印加されたバイポーラ・トランジ
スタによって内部回路に耐圧以上の電圧の信号が伝達さ
れて素子が破壊されるのを防止することができるととも
に、入力端子に接続されたダイオードによって入力信号
が所定レベル以上に上昇したときに入力端子からの電流
の流れ込みを防止し、入力回路での消費電力を抑えるこ
とができる。また、上記トランジスタのベースに印加さ
れる定電圧が内部回路の電源電圧である場合にも、上記
ダイオードを介して流れ込んだ電流の大部分は上記バイ
ポーラ・トランジスタのベースではなくコレクタ側に流
れるので、内部回路の電源電圧に対する影響を小さくす
ることができ、これによって内部回路の誤動作を低減す
ることができるという効果がある。
【0041】また、上記トランジスタのエミッタ端子に
カレントミラー回路を接続するようにしたので、入力信
号が立ち下がるときに上記ダイオードを介して外部へ流
れ出す電流をカレントミラー回路によって押さえること
ができるとともに、カレントミラー回路によって強制的
に電流を流しているため電流経路の切り換わりが円滑に
行なわれ、出力波形の立上り立下りが急峻になり、これ
によって周波数の高い交流信号の入力が可能になるとい
う効果がある。
【0042】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明はそれに限定さ
れるものでなく、例えば電圧制限回路61と出力段62
との間にレベル変換ないしはレベルシフト回路を設ける
ようにしても良い。
【0043】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である電磁結
合の非接触型ICカードに用いられるトランシーバIC
における入力信号の電圧制限回路に適用した場合につい
て説明したが、本発明は内部回路の電源電圧よりも振幅
の大きな交流信号が入力される半導体集積回路一般に利
用することができる。
【0044】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0045】すなわち、消費電力および電力損失が少な
くしかも高周波の入力信号を電圧を制限して内部回路に
伝達可能な入力回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電圧制限回路を備えた非接触型I
Cカードに用いられるトランシーバ用ICの構成を示す
ブロック図である。
【図2】データ受信回路の実施例を示す回路構成図であ
る。
【図3】データ受信回路における入出力信号波形を示す
波形図である。
【図4】図2のデータ受信回路の具体的な回路例を示す
回路図である。
【図5】データ受信回路の第2の実施例を示す回路図で
ある。
【図6】データ受信回路の第3の実施例を示す回路図で
ある。
【図7】本発明に先立って検討した電圧制限回路の構成
例を示す回路図である。
【符号の説明】
L コイル 1 整流回路 2 電圧リミッタ 3 電源安定化回路 4 パワーオンリセット発生回路 5 リセットパルス発生回路 6 データ受信回路 7 データ復調回路 8 クロック発生回路 9 データ送信回路 61 電圧制限回路 62 出力段(CMOSインバータ) 20 マイクロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角田 尚隆 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 安藤 公明 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースに定電圧が印加されコレクタが接
    地されたバイポーラ・トランジスタと、該トランジスタ
    のエミッタと交流信号が入力される端子との間に接続さ
    れたダイオードと、上記トランジスタのエミッタ端子に
    接続された負荷手段とを備えてなることを特徴とする電
    圧制限回路。
  2. 【請求項2】 上記負荷手段はカレントミラー回路であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の電圧制限回路。
  3. 【請求項3】 上記トランジスタのベースに印加される
    上記定電圧は、上記トランジスタよりも耐圧の低い素子
    で構成された内部回路用の電源電圧であることを特徴と
    する請求項1または2に記載の電圧制限回路。
  4. 【請求項4】 上記トランジスタのベースに印加される
    上記定電圧は、内部回路用の電源電圧を直列抵抗で分割
    した電圧であることを特徴とする請求項1または2に記
    載の電圧制限回路。
  5. 【請求項5】 電磁結合手段が接続される外部端子と、
    該外部端子に接続された電磁結合手段を介して入力され
    た交流信号を波形整形して内部回路に伝達する請求項1
    〜4に記載の電圧制限回路と、上記電磁結合手段を介し
    て入力された交流信号を整流して電源電圧を生成する電
    源電圧発生回路とを備えてなることを特徴とするICカ
    ードのトランシーバ用半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 1枚のカード状基板の上に、請求項5に
    記載のトランシーバ用半導体集積回路と、該半導体集積
    回路に接続された電磁結合手段と、マイクロコンピュー
    タチップとが搭載され、上記トランシーバ用半導体集積
    回路の電源電圧発生回路から上記マイクロコンピュータ
    チップに対して電源電圧の供給が行なわれるとともに、
    上記マイクロコンピュータチップは上記トランシーバ用
    半導体集積回路を介して外部装置との間のデータの送受
    信を行なうように構成されてなることを特徴とする非接
    触型ICカード。
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