JPH1021047A - 雑音抑圧収音装置 - Google Patents
雑音抑圧収音装置Info
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- JPH1021047A JPH1021047A JP8176188A JP17618896A JPH1021047A JP H1021047 A JPH1021047 A JP H1021047A JP 8176188 A JP8176188 A JP 8176188A JP 17618896 A JP17618896 A JP 17618896A JP H1021047 A JPH1021047 A JP H1021047A
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- noise
- noise suppression
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- microphone
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パソコンなどのディスプレイに向って音声通
信などに用いる際に上方、下方の雑音も抑圧する。 【解決手段】 ディスプレイフィルタ16の外枠部16
aの4辺に複数のマイクロホン17が並べられて埋設さ
れ、これらマイクロホン17の出力は雑音抑圧部18で
正面からの音が強調され、他の方向の音は強調されず、
抑圧され、コネクタ19に出力される。
信などに用いる際に上方、下方の雑音も抑圧する。 【解決手段】 ディスプレイフィルタ16の外枠部16
aの4辺に複数のマイクロホン17が並べられて埋設さ
れ、これらマイクロホン17の出力は雑音抑圧部18で
正面からの音が強調され、他の方向の音は強調されず、
抑圧され、コネクタ19に出力される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は使用者がコンピュ
ータ等のディスプレイに向かって実施する音声通信や音
声認識等に利用され、特に雑音を抑圧し、使用者の音声
を適切に収音する雑音抑圧収音装置に関する。
ータ等のディスプレイに向かって実施する音声通信や音
声認識等に利用され、特に雑音を抑圧し、使用者の音声
を適切に収音する雑音抑圧収音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディア技術の進歩に伴
い、コンピュータにマイクロホンやスピーカをつない
で、音声通信や音声認識が可能になりつつある。その場
合に、空調音やキーボードの打鍵音等の不要音を収音す
ることなく、音声等の目的音のみを収音する収音装置が
求められている。また、スピーカとマイクロホンを用い
た拡声通話においては、スピーカから放射された通話先
(通話相手)の声がマイクロホンに収音されてしばしば
障害になるため、これを拾わずに目的とする発話者の声
のみを収音する収音装置が求められている。
い、コンピュータにマイクロホンやスピーカをつない
で、音声通信や音声認識が可能になりつつある。その場
合に、空調音やキーボードの打鍵音等の不要音を収音す
ることなく、音声等の目的音のみを収音する収音装置が
求められている。また、スピーカとマイクロホンを用い
た拡声通話においては、スピーカから放射された通話先
(通話相手)の声がマイクロホンに収音されてしばしば
障害になるため、これを拾わずに目的とする発話者の声
のみを収音する収音装置が求められている。
【0003】そのような収音装置の例として、複数のマ
イクロホン(マイクロホンアレー)を設置して、それら
の出力を信号処理して目的音を抽出する収音装置があ
る。このようなマイクロホンアレーを用いて雑音を抑圧
し目的音を抽出する信号処理方式には、遅延和方式、A
MNORなど多数知られているが、例えば、遅延和方式
では次のように目的音を抽出する。
イクロホン(マイクロホンアレー)を設置して、それら
の出力を信号処理して目的音を抽出する収音装置があ
る。このようなマイクロホンアレーを用いて雑音を抑圧
し目的音を抽出する信号処理方式には、遅延和方式、A
MNORなど多数知られているが、例えば、遅延和方式
では次のように目的音を抽出する。
【0004】図3Aは遅延和方式による目的音抽出の原
理を説明する図である。収音部(マイクロホンアレー)
1はマイクロホン21 、22 、…、2M (Mはマイクロ
ホンの数)が等間隔dで直線状に並んで構成され、音波
s(t)(tは時間を表わす)が遠方から、この直線状
に並んだマイクロホンに角度θで到来するものとする。
このとき、マイクロホン21 に到達した音波がマイクロ
ホン22 に到達するまでに伝播する距離は、マイクロホ
ン間隔dと到来角θとからdsinθで表わされる。同
様に、マイクロホン21 に到達した音波がi番目のマイ
クロホン2i (i=2,…,M)に到達するまでに伝播
する距離は、(i−1)dsinθで表わされる。従っ
て、マイクロホン21 に到達した音波がマイクロホン2
i (i=2,…,M)に到達するまでの遅延時間τ
i は、この伝播距離を音速cで割ることにより、次式
(1)で表わされる。
理を説明する図である。収音部(マイクロホンアレー)
1はマイクロホン21 、22 、…、2M (Mはマイクロ
ホンの数)が等間隔dで直線状に並んで構成され、音波
s(t)(tは時間を表わす)が遠方から、この直線状
に並んだマイクロホンに角度θで到来するものとする。
このとき、マイクロホン21 に到達した音波がマイクロ
ホン22 に到達するまでに伝播する距離は、マイクロホ
ン間隔dと到来角θとからdsinθで表わされる。同
様に、マイクロホン21 に到達した音波がi番目のマイ
クロホン2i (i=2,…,M)に到達するまでに伝播
する距離は、(i−1)dsinθで表わされる。従っ
て、マイクロホン21 に到達した音波がマイクロホン2
i (i=2,…,M)に到達するまでの遅延時間τ
i は、この伝播距離を音速cで割ることにより、次式
(1)で表わされる。
【0005】 τi =(i−1)dsinθ/c (1) ここで、各マイクロホン2i (i=1,…,M)からの
出力信号をxi (t)で表わすと、これは音波s(t)
がτi だけ遅れたものであるから、次式(2)のように
なる。 xi (t)=s(t−τi ) (2) ここで、各マイクロホン2i の出力信号xi (t)をそ
れぞれ遅延器3i を通じて加算器4で加算し、遅延器3
i (i=1,2,…,M)の遅延量Di を適切に設定す
ると、θ方向から到来する音波のみを強調した出力信号
5を加算器4の出力に得ることができる。以下にこのこ
とを示す。
出力信号をxi (t)で表わすと、これは音波s(t)
がτi だけ遅れたものであるから、次式(2)のように
なる。 xi (t)=s(t−τi ) (2) ここで、各マイクロホン2i の出力信号xi (t)をそ
れぞれ遅延器3i を通じて加算器4で加算し、遅延器3
i (i=1,2,…,M)の遅延量Di を適切に設定す
ると、θ方向から到来する音波のみを強調した出力信号
5を加算器4の出力に得ることができる。以下にこのこ
とを示す。
【0006】遅延器3i (i=1,2,…,M)の遅延
量Di を次式(3)のように設定する。 Di =Do −τi (3) Do は、τi の値が小さすぎるときに遅延特性をディジ
タルフィルタで実現する際の精度が低下することを防ぐ
ために付加する固定遅延量である。
量Di を次式(3)のように設定する。 Di =Do −τi (3) Do は、τi の値が小さすぎるときに遅延特性をディジ
タルフィルタで実現する際の精度が低下することを防ぐ
ために付加する固定遅延量である。
【0007】このとき、遅延器3i (i=1,2,…,
M)の出力は、式(2)の信号に式(3)の遅延Di が
生じたものなので、次式(4)のようになる。 xi (t−Di )=s(t−τi −Di ) =s(t−τi −(Do −τi )) =s(t−Do ) (4) すなわち、マイクロホン2i の番号iに関わらず、s
(t)がDo だけ遅れた同一の信号となる。
M)の出力は、式(2)の信号に式(3)の遅延Di が
生じたものなので、次式(4)のようになる。 xi (t−Di )=s(t−τi −Di ) =s(t−τi −(Do −τi )) =s(t−Do ) (4) すなわち、マイクロホン2i の番号iに関わらず、s
(t)がDo だけ遅れた同一の信号となる。
【0008】このように位相を揃えてから加算器4によ
って信号が足し合わされ、このθ方向から到来する音波
は、足し合わされた分、強調される。一方、θ方向とは
別のθN 方向から到来する音波は、τi とは異なる遅延
時間τN をもって受音されるため、式(3)の遅延量で
は位相は揃わず、加算器4によって信号を足し合わせて
も強調されることはない。
って信号が足し合わされ、このθ方向から到来する音波
は、足し合わされた分、強調される。一方、θ方向とは
別のθN 方向から到来する音波は、τi とは異なる遅延
時間τN をもって受音されるため、式(3)の遅延量で
は位相は揃わず、加算器4によって信号を足し合わせて
も強調されることはない。
【0009】このようにして、遅延和方式では目的の方
向θから到来する音波を強調し、他の方向θN から到来
する雑音を相対的に抑圧する。つまり遅延器3i と加算
器4は雑音抑圧部6を構成している。この遅延和方式に
用いられるマイクロホンアレーは、従来、図3Bに示す
ように直線状に配置したものをディスプレイ11の上端
に配置して利用することが提案されていた。
向θから到来する音波を強調し、他の方向θN から到来
する雑音を相対的に抑圧する。つまり遅延器3i と加算
器4は雑音抑圧部6を構成している。この遅延和方式に
用いられるマイクロホンアレーは、従来、図3Bに示す
ように直線状に配置したものをディスプレイ11の上端
に配置して利用することが提案されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この従来型のマイクロ
ホンアレーは、プリンタなどディスプレイの周囲に配置
される機器の冷却ファンから発生する騒音等に対して
は、収音の際に、これらを抑圧する効果があった。しか
し、天井から吹きだす空調騒音や、コンピュータのキー
ボードから発生する打鍵音等の雑音に対しては、充分な
雑音抑圧効果が得られていなかった。どのような理由で
充分な雑音抑圧効果が得られなかったのかについて検討
した結果、以下のような原因が判明した。
ホンアレーは、プリンタなどディスプレイの周囲に配置
される機器の冷却ファンから発生する騒音等に対して
は、収音の際に、これらを抑圧する効果があった。しか
し、天井から吹きだす空調騒音や、コンピュータのキー
ボードから発生する打鍵音等の雑音に対しては、充分な
雑音抑圧効果が得られていなかった。どのような理由で
充分な雑音抑圧効果が得られなかったのかについて検討
した結果、以下のような原因が判明した。
【0011】いま図3Cに示すように三次元直角座標の
座標軸x,y,z中のx軸に平行にマイクロホン1
i (i=1,2,…,M)が設置され、目的音、雑音と
もにy−z平面内から到来している。すなわち、目的
音、雑音ともにx軸と平行なマイクロホンアレー1
i に、これと垂直なy−z平面内から到来している状態
である。これは、図3Aにおいて、目的音も雑音も共に
同一のθ=0°方向から到来している状況に相当する。
このとき、式(1)から、θs 方向から到来する目的音
についても、θN 方向から到来する雑音についても、そ
れぞれの各マイクロホン2 i へ到達遅延時間τs および
τN は共にゼロとなる。すなわち、目的音も雑音も各マ
イクロホン2i に同時に到達している。このように目的
音と雑音それぞれの遅延時間τs およびτN が等しいの
で、雑音抑圧部6で位相の等しい信号を加算しても、目
的音と共に雑音も強調されてしまうので、雑音抑圧でき
ない。
座標軸x,y,z中のx軸に平行にマイクロホン1
i (i=1,2,…,M)が設置され、目的音、雑音と
もにy−z平面内から到来している。すなわち、目的
音、雑音ともにx軸と平行なマイクロホンアレー1
i に、これと垂直なy−z平面内から到来している状態
である。これは、図3Aにおいて、目的音も雑音も共に
同一のθ=0°方向から到来している状況に相当する。
このとき、式(1)から、θs 方向から到来する目的音
についても、θN 方向から到来する雑音についても、そ
れぞれの各マイクロホン2 i へ到達遅延時間τs および
τN は共にゼロとなる。すなわち、目的音も雑音も各マ
イクロホン2i に同時に到達している。このように目的
音と雑音それぞれの遅延時間τs およびτN が等しいの
で、雑音抑圧部6で位相の等しい信号を加算しても、目
的音と共に雑音も強調されてしまうので、雑音抑圧でき
ない。
【0012】このように水平にマイクロホンを並べた直
線状のマイクロホンアレーでは、目的音と雑音とが共に
マイクロホンアレーに垂直な平面内から入射する場合
に、雑音抑圧ができないということが、上記の考察から
明らかとなった。
線状のマイクロホンアレーでは、目的音と雑音とが共に
マイクロホンアレーに垂直な平面内から入射する場合
に、雑音抑圧ができないということが、上記の考察から
明らかとなった。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明によればディス
プレイに外付けする枠部が設けられ、その枠部に複数の
マイクロホンが垂直方向及び水平方向にそれぞれ並べら
れて取り付けられ、これらマイクロホンの出力が雑音抑
圧部へ入力され、目的方向の音のみが強められ又は雑音
成分が弱められて、目的方向の音が抽出される。
プレイに外付けする枠部が設けられ、その枠部に複数の
マイクロホンが垂直方向及び水平方向にそれぞれ並べら
れて取り付けられ、これらマイクロホンの出力が雑音抑
圧部へ入力され、目的方向の音のみが強められ又は雑音
成分が弱められて、目的方向の音が抽出される。
【0014】上記枠部としてディスプレイフィルタの外
枠部が用いられる。例えば図1Aに示すように、目的信
号と同一の垂直平面内から到来する雑音に対して、ディ
スプレイ11にマイクロホン121 ,122 ,…,12
M が水平方向に並べられると共に、マイクロホン1
31 ,132 ,…,13N が垂直方向(y軸に沿う方
向)に並べられる。説明を簡単化するため、両マイクロ
ホンアレーの各マイクロホン間隔は全て等間隔dで、目
的音はz軸に沿って到来し(θs =0°)、雑音はy−
z平面内の角度θN およびx−z平面内の角度φN から
到来している場合を例とする。z軸に沿って到来する目
的音は、水平方向のマイクロホン121 ,122 ,…,
12M および垂直方向のマイクロホン131 ,132,
…,13N に同時に到達するため、雑音抑圧部14に図
3Aで説明した遅延和方式を用いる場合は、遅延器の遅
延量を全てゼロに設定することで、位相の全てそろった
目的音を足し合せて目的音を強調することができる。一
方、x−z平面(水平面)内の角度φN から到来する雑
音は、水平方向のマイクロホン121 ,122 ,…,1
2M に到達する際に、マイクロホン121 を基準として
(i−1)dsinφN (i=2,…,M)の到達時間
差が生じているので、遅延和方式の雑音抑圧部14では
位相がそろわない状態で足し合わされることになる。こ
のため、目的音のようには強調されず、相対的に雑音が
抑圧されることになる。また、y−z平面(垂直面)内
の角度θN から到来する雑音については、マイクロホン
131 ,132 ,…,13N に到達する際に、マイクロ
ホン131 を基準として(i−1)dsinθN (i=
2,…,N)の到達時間差が生じているので、この場合
も遅延和方式の雑音抑圧部14では位相がそろわない状
態で足し合わされる。従ってこの場合も、目的音のよう
には強調されず、相対的に雑音が抑圧される。
枠部が用いられる。例えば図1Aに示すように、目的信
号と同一の垂直平面内から到来する雑音に対して、ディ
スプレイ11にマイクロホン121 ,122 ,…,12
M が水平方向に並べられると共に、マイクロホン1
31 ,132 ,…,13N が垂直方向(y軸に沿う方
向)に並べられる。説明を簡単化するため、両マイクロ
ホンアレーの各マイクロホン間隔は全て等間隔dで、目
的音はz軸に沿って到来し(θs =0°)、雑音はy−
z平面内の角度θN およびx−z平面内の角度φN から
到来している場合を例とする。z軸に沿って到来する目
的音は、水平方向のマイクロホン121 ,122 ,…,
12M および垂直方向のマイクロホン131 ,132,
…,13N に同時に到達するため、雑音抑圧部14に図
3Aで説明した遅延和方式を用いる場合は、遅延器の遅
延量を全てゼロに設定することで、位相の全てそろった
目的音を足し合せて目的音を強調することができる。一
方、x−z平面(水平面)内の角度φN から到来する雑
音は、水平方向のマイクロホン121 ,122 ,…,1
2M に到達する際に、マイクロホン121 を基準として
(i−1)dsinφN (i=2,…,M)の到達時間
差が生じているので、遅延和方式の雑音抑圧部14では
位相がそろわない状態で足し合わされることになる。こ
のため、目的音のようには強調されず、相対的に雑音が
抑圧されることになる。また、y−z平面(垂直面)内
の角度θN から到来する雑音については、マイクロホン
131 ,132 ,…,13N に到達する際に、マイクロ
ホン131 を基準として(i−1)dsinθN (i=
2,…,N)の到達時間差が生じているので、この場合
も遅延和方式の雑音抑圧部14では位相がそろわない状
態で足し合わされる。従ってこの場合も、目的音のよう
には強調されず、相対的に雑音が抑圧される。
【0015】このように、水平方向だけでなく垂直方向
にもマイクロホンアレーを設けることにより、水平面方
向の角度φN から到来する雑音だけでなく、垂直面方向
の角度θN から到来する雑音に対しても雑音抑圧が可能
になる。従って、ディスプレイ11の側方に配置された
機器のファンなどから発生する騒音に対してだけでな
く、天井から吹きだす空調騒音や、キーボードの打鍵音
のようなディスプレイ11の正面下方から到来する雑音
に対しても、雑音抑圧が可能になる。
にもマイクロホンアレーを設けることにより、水平面方
向の角度φN から到来する雑音だけでなく、垂直面方向
の角度θN から到来する雑音に対しても雑音抑圧が可能
になる。従って、ディスプレイ11の側方に配置された
機器のファンなどから発生する騒音に対してだけでな
く、天井から吹きだす空調騒音や、キーボードの打鍵音
のようなディスプレイ11の正面下方から到来する雑音
に対しても、雑音抑圧が可能になる。
【0016】例えば、ディスプレイの光から目を保護す
るためにディスプレイに外付けされるディスプレイフィ
ルタの取付け枠にマイクロホンアレーを一体化する。こ
の場合、マイクロホンアレーを取付けるための特別な手
段を必要とせず、見た外観もよく、既存のディスプレイ
にも簡単に取付けることができる。また、ディスプレイ
付近でコンピュータ等のキーボードを打鍵する場合に
は、ディスプレイフィルタの下辺にマイクロホンを設置
すると、この打鍵音を収音しやすいということが判明し
たので、この打鍵音の混入を極力低減したい場合には、
ディスプレイフィルタの下辺にはマイクロホンを配置し
ないことが有効である。すなわち、この打鍵音の混入を
低減したい場合には、ディスプレイフィルタの上辺およ
び右辺と左辺にマイクロホンを設置する。
るためにディスプレイに外付けされるディスプレイフィ
ルタの取付け枠にマイクロホンアレーを一体化する。こ
の場合、マイクロホンアレーを取付けるための特別な手
段を必要とせず、見た外観もよく、既存のディスプレイ
にも簡単に取付けることができる。また、ディスプレイ
付近でコンピュータ等のキーボードを打鍵する場合に
は、ディスプレイフィルタの下辺にマイクロホンを設置
すると、この打鍵音を収音しやすいということが判明し
たので、この打鍵音の混入を極力低減したい場合には、
ディスプレイフィルタの下辺にはマイクロホンを配置し
ないことが有効である。すなわち、この打鍵音の混入を
低減したい場合には、ディスプレイフィルタの上辺およ
び右辺と左辺にマイクロホンを設置する。
【0017】
【作用】このような構成によれば、垂直・水平方向のマ
イクロホンアレーを埋設した枠部、例えばディスプレイ
フィルタの外枠部を手持ちのディスプレイに装着し、こ
のマイクロホンアレーからの信号を雑音抑圧部で処理す
ることにより、水平方向だけでなく、垂直方向から到来
する雑音も抑圧が可能となる。また、このマイクロホン
アレーを埋設した枠部を手持ちのディスプレイに装着す
るだけなので、複雑な治具を必要とせず、装置も大掛か
りにならず、見た目にも見苦しさがない。また、利用者
は手持ちのディスプレイを買い換えることなく活用する
ことができるという利点も得られる。また、コンピュー
タ等のキーボードを打鍵する場合には、ディスプレイフ
ィルタの下辺にマイクロホンを設置しないようにすれ
ば、不要なキーボード音が収音されずに済む。すなわ
ち、枠部の上辺および右辺と左辺の各上半部にマイクロ
ホンを設置することによって、不要なキーボード音の収
音を防ぐ。
イクロホンアレーを埋設した枠部、例えばディスプレイ
フィルタの外枠部を手持ちのディスプレイに装着し、こ
のマイクロホンアレーからの信号を雑音抑圧部で処理す
ることにより、水平方向だけでなく、垂直方向から到来
する雑音も抑圧が可能となる。また、このマイクロホン
アレーを埋設した枠部を手持ちのディスプレイに装着す
るだけなので、複雑な治具を必要とせず、装置も大掛か
りにならず、見た目にも見苦しさがない。また、利用者
は手持ちのディスプレイを買い換えることなく活用する
ことができるという利点も得られる。また、コンピュー
タ等のキーボードを打鍵する場合には、ディスプレイフ
ィルタの下辺にマイクロホンを設置しないようにすれ
ば、不要なキーボード音が収音されずに済む。すなわ
ち、枠部の上辺および右辺と左辺の各上半部にマイクロ
ホンを設置することによって、不要なキーボード音の収
音を防ぐ。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施例を説明する。図1Bはこの発明の第1の実施例を
示す。この実施例の、雑音抑圧収音装置15は、ディス
プレイフィルタ16と、収音部であるマイクロホンアレ
ー17と、雑音抑圧部である雑音抑圧回路18と、音声
認識装置など外部装置へ出力するときに用いられるコネ
クタ部19とから構成される。ディスプレイフィルタ1
6は、外枠部16aとその外枠部16aにこれを塞ぐよ
うに保持されたガラス部16bとより構成される。利用
者は、このディスプレイフィルタ16を手持ちのディス
プレイに装着して使用する。このため、利用者は、手持
ちのディスプレイを買いかえることなく、本雑音抑圧収
音装置を利用できる。マイクロホンアレー17は、周囲
雑音とともに目的音である利用者の音声を収音し、雑音
抑圧回路18へ出力する。雑音抑圧回路18には、例え
ば図3A中に示した遅延和方式などを用いればよい。マ
イクロホンアレー17はディスプレイフィルタ16の外
枠部16aに埋設され、水平方向・上下方向に配置され
ている。このため、水平方向の雑音だけでなく、垂直方
向から到来する雑音も抑圧できる。周囲雑音が、空調騒
音のように上方から乃至キーボードの打鍵音のように下
方から到来し、目的音である利用者の音声がディスプレ
イの正面から到来する場合、雑音抑圧回路18が遅延和
方式のときは、ディスプレイの正面方向から到来する利
用者の音声を同相化して足し合せ、目的の音声を強調す
るように設定される。このとき周囲雑音は同相化されな
いので強調されることがなく、相対的に雑音が抑圧され
る。
実施例を説明する。図1Bはこの発明の第1の実施例を
示す。この実施例の、雑音抑圧収音装置15は、ディス
プレイフィルタ16と、収音部であるマイクロホンアレ
ー17と、雑音抑圧部である雑音抑圧回路18と、音声
認識装置など外部装置へ出力するときに用いられるコネ
クタ部19とから構成される。ディスプレイフィルタ1
6は、外枠部16aとその外枠部16aにこれを塞ぐよ
うに保持されたガラス部16bとより構成される。利用
者は、このディスプレイフィルタ16を手持ちのディス
プレイに装着して使用する。このため、利用者は、手持
ちのディスプレイを買いかえることなく、本雑音抑圧収
音装置を利用できる。マイクロホンアレー17は、周囲
雑音とともに目的音である利用者の音声を収音し、雑音
抑圧回路18へ出力する。雑音抑圧回路18には、例え
ば図3A中に示した遅延和方式などを用いればよい。マ
イクロホンアレー17はディスプレイフィルタ16の外
枠部16aに埋設され、水平方向・上下方向に配置され
ている。このため、水平方向の雑音だけでなく、垂直方
向から到来する雑音も抑圧できる。周囲雑音が、空調騒
音のように上方から乃至キーボードの打鍵音のように下
方から到来し、目的音である利用者の音声がディスプレ
イの正面から到来する場合、雑音抑圧回路18が遅延和
方式のときは、ディスプレイの正面方向から到来する利
用者の音声を同相化して足し合せ、目的の音声を強調す
るように設定される。このとき周囲雑音は同相化されな
いので強調されることがなく、相対的に雑音が抑圧され
る。
【0019】図2Aに、この発明の第2の実施例を示
す。これは図1Bの実施例に対し、収音系の他にスピー
カ21が外枠部16aの左右側面にそれぞれ取り付けら
れ、これらスピーカ21にスピーカ入力コネクタ部22
が接続されている。このスピーカ入力コネクタ部22
は、例えば通信装置等のスピーカ出力に接続して拡声通
話等に用いられる。つまり、利用者へ向けて放音される
スピーカは、従来は利用者が適当な場所に配置してい
た。この種スピーカはマイクロホン17に対して雑音源
となることがあるが、図2Aに示した実施例では、スピ
ーカ21のマイクロホン17に対する位置が固定される
ため、このスピーカ21よりの雑音が雑音抑圧部14で
抑圧されるように雑音抑圧部14を予め設定しておくこ
とができ、かつ常にその状態が保持され、良好に雑音抑
圧を行うことができる。従ってスピーカ21としては外
枠部16aのどの部分でもよく、個数を2個に限らな
い。
す。これは図1Bの実施例に対し、収音系の他にスピー
カ21が外枠部16aの左右側面にそれぞれ取り付けら
れ、これらスピーカ21にスピーカ入力コネクタ部22
が接続されている。このスピーカ入力コネクタ部22
は、例えば通信装置等のスピーカ出力に接続して拡声通
話等に用いられる。つまり、利用者へ向けて放音される
スピーカは、従来は利用者が適当な場所に配置してい
た。この種スピーカはマイクロホン17に対して雑音源
となることがあるが、図2Aに示した実施例では、スピ
ーカ21のマイクロホン17に対する位置が固定される
ため、このスピーカ21よりの雑音が雑音抑圧部14で
抑圧されるように雑音抑圧部14を予め設定しておくこ
とができ、かつ常にその状態が保持され、良好に雑音抑
圧を行うことができる。従ってスピーカ21としては外
枠部16aのどの部分でもよく、個数を2個に限らな
い。
【0020】図2Bに、この発明の第3の実施例を示
す。これは、ディスプレイフィルタ16の下辺へのマイ
クロホン設置を避け、コンピュータのキーボードの打鍵
音の収音を極力低減するようにしたものである。すなわ
ち、ディスプレイフィルタの外枠部16aの上辺およ
び、右辺と左辺の各上半部にマイクロホンを設置し、上
記キーボードの打鍵音の収音を極力低減するようにした
ものである。
す。これは、ディスプレイフィルタ16の下辺へのマイ
クロホン設置を避け、コンピュータのキーボードの打鍵
音の収音を極力低減するようにしたものである。すなわ
ち、ディスプレイフィルタの外枠部16aの上辺およ
び、右辺と左辺の各上半部にマイクロホンを設置し、上
記キーボードの打鍵音の収音を極力低減するようにした
ものである。
【0021】マイクロホンアレーはディスプレイフィル
タの外枠部に限らず、ディスプレイにその外周又は前面
は表示面を囲うように外付けできる枠状のものでもよ
く、マイクロホンアレーは図1Aに示したように、垂直
方向に延長しているものは左辺又は右辺のみでもよく、
水平方向に延長しているものは下辺のみでもよい。従っ
てディスプレイへの取付け外枠部も4角形ではなく、L
字状、つまり閉じたものでなくてもよい。また雑音抑圧
部14としては目的方向の音の位相を合わせるものに限
らず、雑音成分が位相を合わせて雑音成分を引算して雑
音を抑圧し、信号を読出してもよい。
タの外枠部に限らず、ディスプレイにその外周又は前面
は表示面を囲うように外付けできる枠状のものでもよ
く、マイクロホンアレーは図1Aに示したように、垂直
方向に延長しているものは左辺又は右辺のみでもよく、
水平方向に延長しているものは下辺のみでもよい。従っ
てディスプレイへの取付け外枠部も4角形ではなく、L
字状、つまり閉じたものでなくてもよい。また雑音抑圧
部14としては目的方向の音の位相を合わせるものに限
らず、雑音成分が位相を合わせて雑音成分を引算して雑
音を抑圧し、信号を読出してもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、水平
だけでなく垂直方向にも並べられたマイクロホンアレー
を設けているので、水平方向だけでなく、垂直方向から
到来する雑音も抑圧することができる。しかも外枠部ア
レーが取り付けられ、その外枠部をディスプレイに外付
けすることにより、簡単に取付けことができる。特に外
枠部としてディスプレイフィルタの外枠部を利用すれば
特別の取付け枠を必要とせず、手持ちのディスプレイに
簡単に装着するだけで、複雑な治具を必要とせず、大掛
かりにならずに、見た目も見苦しくなく、更に、この雑
音抑圧収音装置のために利用者は手持ちのディスプレイ
を買い換える必要がなく活用できるという、これまでに
ない優れた効果を奏する。
だけでなく垂直方向にも並べられたマイクロホンアレー
を設けているので、水平方向だけでなく、垂直方向から
到来する雑音も抑圧することができる。しかも外枠部ア
レーが取り付けられ、その外枠部をディスプレイに外付
けすることにより、簡単に取付けことができる。特に外
枠部としてディスプレイフィルタの外枠部を利用すれば
特別の取付け枠を必要とせず、手持ちのディスプレイに
簡単に装着するだけで、複雑な治具を必要とせず、大掛
かりにならずに、見た目も見苦しくなく、更に、この雑
音抑圧収音装置のために利用者は手持ちのディスプレイ
を買い換える必要がなく活用できるという、これまでに
ない優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aはこの発明により雑音抑圧を可能とするため
の収音部設置例を説明する図、Bはこの発明の第一の実
施例を示す図である。
の収音部設置例を説明する図、Bはこの発明の第一の実
施例を示す図である。
【図2】この発明の他の実施例を示す図。
【図3】Aは従来の遅延和方式による雑音抑圧収音の原
理を説明する図、Bは従来型のマイクロホンアレーを説
明するための図、Cは雑音抑圧収音が不可能な収音部設
置例を説明する図である。
理を説明する図、Bは従来型のマイクロホンアレーを説
明するための図、Cは雑音抑圧収音が不可能な収音部設
置例を説明する図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽田 陽一 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 使用者が、パソコン等のディスプレイに
向かって実施する形態の音声通信や音声認識等に用いる
雑音抑圧収音装置であって、 上記ディスプレイに外付けする枠部と、 上記枠部に取付けられ、垂直方向、及び水平方向にそれ
ぞれ並べられた複数のマイクロホンと、 上記複数のマイクロホンの出力が入力され、目的方向か
らの音を抽出する雑音抑圧部とから構成されることを特
徴とする雑音抑圧収音装置。 - 【請求項2】 上記水平方向に並べられたマイクロホン
は上記枠部の上辺に設けられ、上記垂直方向に並べられ
たマイクロホンは上記枠部の左辺及び右辺の各上部に分
配して設けられていることを特徴とする請求項1に記載
の雑音抑圧収音装置。 - 【請求項3】 上記使用者へ向けて放音するスピーカが
上記枠部に固定されていることを特徴とする請求項1又
は請求項2に記載の雑音抑圧収音装置。 - 【請求項4】 上記枠部は、ディスプレイフィルタの外
枠部であることを特徴とする請求項1、請求項2、請求
項3の何れかに記載の雑音抑圧収音装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8176188A JPH1021047A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 雑音抑圧収音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8176188A JPH1021047A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 雑音抑圧収音装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1021047A true JPH1021047A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=16009192
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8176188A Pending JPH1021047A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 雑音抑圧収音装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1021047A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6922206B2 (en) * | 2002-04-15 | 2005-07-26 | Polycom, Inc. | Videoconferencing system with horizontal and vertical microphone arrays |
| JP2008087759A (ja) * | 2006-10-02 | 2008-04-17 | Harman Becker Automotive Systems Gmbh | 車室の外側からの車両エレメントの音声制御 |
| JP2010072695A (ja) * | 2008-09-16 | 2010-04-02 | Lenovo Singapore Pte Ltd | マイクロフォンを備えるタブレット・コンピュータおよび制御方法 |
| JP2010130144A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Toyota Motor Corp | ロボット、収音装置、及び音声処理方法 |
| JP2011091851A (ja) * | 2010-12-17 | 2011-05-06 | Toyota Motor Corp | ロボット、及び収音装置 |
| JP2011101407A (ja) * | 2010-12-28 | 2011-05-19 | Toyota Motor Corp | ロボット、及び収音装置 |
| US8249298B2 (en) | 2006-10-19 | 2012-08-21 | Polycom, Inc. | Ultrasonic camera tracking system and associated methods |
| JP2014086759A (ja) * | 2012-10-19 | 2014-05-12 | Jvc Kenwood Corp | 音声情報表示装置、音声情報表示方法およびプログラム |
| WO2021086744A1 (en) * | 2019-11-01 | 2021-05-06 | Cisco Technology, Inc. | Audio signal processing based on microphone arrangement |
-
1996
- 1996-07-05 JP JP8176188A patent/JPH1021047A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2021086744A1 (en) * | 2019-11-01 | 2021-05-06 | Cisco Technology, Inc. | Audio signal processing based on microphone arrangement |
| US11076251B2 (en) | 2019-11-01 | 2021-07-27 | Cisco Technology, Inc. | Audio signal processing based on microphone arrangement |
| US11399248B2 (en) | 2019-11-01 | 2022-07-26 | Cisco Technology, Inc. | Audio signal processing based on microphone arrangement |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040426 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040511 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040921 |