JPH10213081A - スクロール流体機械のラップ構造 - Google Patents
スクロール流体機械のラップ構造Info
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- JPH10213081A JPH10213081A JP4684697A JP4684697A JPH10213081A JP H10213081 A JPH10213081 A JP H10213081A JP 4684697 A JP4684697 A JP 4684697A JP 4684697 A JP4684697 A JP 4684697A JP H10213081 A JPH10213081 A JP H10213081A
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Abstract
ップによって形成された渦巻室の気密性を良くするため
には、軸方向の気密性のみならず、噛み合わされた両ラ
ップの周壁間の漏れを少なくする事も必要でありるが、
従来技術では限界があった。 【解決手段】 本発明のスクロール流体機械において
は、両端板の一側に断面矩形の凹状渦巻溝が形成され、
該両渦巻溝には夫々樹脂材にて渦巻状に形成されたラッ
プが、相対する端板面間に、僅かに軸方向移動可能に嵌
挿されてなるスクロール流体機械のラップ構造とするこ
とにより、両ラップによって形成された渦巻室の気密性
を高めた。
Description
空ポンプ、流体モーター等に用いられるスクロール流体
機械において、特に無給油式空気圧縮機、無給油式真空
ポンプに用いられるスクロール部材のラップ構造の改良
に関するものである。
1aに第1のラップ1bを形成した駆動スクロール1と
端板2aに第2のラップ2bを形成した従動スクロール
2とが、たがいのラップ1b、2bを向かい合わせに噛
み合わせ並設されてなり、両ラップ1b、2bによって
形成された渦巻室を、中心に向かって圧縮移動させ、高
圧化した流体を、吐出口2cより外部へ排気可能に構成
したスクロール流体機械は公知である。この種の圧縮機
や真空ポンプにおいて、前記渦巻室の気密性を良くする
事が、性能効率を高める重要な要素であるため、油潤滑
材を利用した油シール方式を採用していたが、近年では
前記ラップ先端に凹状の渦巻溝を形成し、対面する端板
の摺動面間にシール部材3を介在させ、渦巻室の軸方向
の気密性を良くした無給油式空気圧縮機、無給油式真空
ポンプが開発されている。
(b)に示すごとく、前記ラップ先端に凹状の渦巻溝を
形成し、対面する端板の摺動面間にシール部材3を介在
させ渦巻室の軸方向の気密性を良くした技術の場合、ラ
ップ先端の空隙4、5を無くすことが出来ないため、こ
の空隙からの漏れを止めることが出来ないという問題が
あった。さらに両ラップによって形成された渦巻室の気
密性を良くするためには、軸方向の気密性のみならず、
噛み合わされた両ラップの周壁間の漏れを少なくする事
も必要であり、従って両ラップの周壁間の隙間をより小
さくする試みがなされてきた。しかし図6(c)に示す
ごとく、周壁間の隙間6をより小さくすると、前記両ラ
ップは金属で構成されているため誤って接触するとかじ
り等が発生しやすく、その隙間6には限界があった。ま
た、隙間6をより小さくするためには、関連する部材の
位置、形状精度をきわめて高くする必要があり、非常に
高価にならざるを得ないという問題点もあった。
された渦巻室の気密性を、良くするために、関連する部
材の位置、形状精度を高くする必要なく安価で、また両
ラップの接触によるかじり等の発生のない信頼性の高い
スクロール流体機械のラップ構造を提供する事を目的と
している。
本発明のスクロール流体機械においては、一対のスクロ
ール部材は、端板とラップとに別体にて形成されてな
り,両端板の一側に断面矩形の凹状渦巻溝が形成され、
該両渦巻溝には夫々樹脂材にて渦巻状に形成されたラッ
プが、相対する端板面間に、僅かに軸方向移動可能に嵌
挿されてなるスクロール流体機械のラップ構造としたも
のである。
て断面矩形の帯板状に形成することにより、両端板の凹
状渦巻溝に沿って嵌挿するだけで簡単に且つ、安価にラ
ップの構成が可能となる。樹脂材として、耐熱性と耐摩
耗性と自己潤滑性とを備えさらに柔軟性のある合成樹脂
とするか、金属と樹脂の複合材が望ましい。
数の楔状の切り込みを形成したことにより、噛み合わさ
れた両ラップの周壁間からの流体の漏れ、を少なくし、
またラップの底面と渦巻溝底の隙間より低圧側へと漏れ
る流体を少なくし、かつ相対する端板面間の隙間もシー
ルする事が可能となる。
ップが軸方向に移動可能なため、渦巻き室間の差圧によ
りラップが相手端板摺動面に押し上げられるため、ラッ
プ先端と相手端板摺動面間の隙間がなくなり、軸方向の
漏れを防止出来、さらに、従来のラップ先端に凹状の渦
巻溝を形成し、対面する端板の摺動面間にシール部材を
介在させる技術では、防ぎ得なっかった、シール部材横
の空隙よりの漏れも、本発明ではラップ先端に凹状の渦
巻溝を形成していないため、このシール部材横の空隙が
発生しないため、漏れを防止できる。さらに、噛み合わ
された両ラップの周壁間の漏れを少なくするため、周壁
間の隙間をより小さくしても、前記両ラップは樹脂で構
成されているため誤って接触してもかじり等が発生しな
いため容易に周壁間の漏れを少なく出来る。
側に形成された断面矩形の凹状渦巻溝に、柔軟性のある
樹脂材にて断面矩形の帯板状に形成されたラップを、前
記渦巻溝に沿って嵌挿されるため、加工が容易で、安価
な渦巻状ラップが得られる。
によって形成された渦巻室の気密性を良くするために、
噛み合わされた両ラップの周壁間の漏れを少なくする事
が必要であるが、隙間をより小さくするためには、関連
する部材の位置、形状精度をきわめて高くする必要があ
り、非常に高価にならざるを得ないという事と、ラップ
が金属で構成されていると誤って接触するとかじり等が
発生しやすい、と言う問題点があったが、本発明の如
く、前記ラップの内側面に、複数の楔状切り込みを形成
する事により、両ラップの周壁間の隙間が大きくても、
形成された複数の楔状切り込みが圧力差により拡開変形
し、相対するラップの側面に弾性的に圧接される為、周
壁間の漏れを少なくする事が出来る。
るため、前記ラップの底面にも、複数の楔状切り込みを
形成する事により、形成された複数の楔状切り込みが圧
力差により拡開変形し、相対する渦巻き溝の底面に弾性
的に圧接されるため、ラップの底面と渦巻溝底の隙間よ
り低圧側へと漏れる流体を少なく出来る。
は、本発明を適用したラップ構造を有する全系回転形ス
クロール流体機械の全体構造断面図を示す。
板、11はラップである。又、端板10aの前面には、
ラップ11の端部が嵌挿される断面矩形の凹状渦巻溝1
0bが形成され、端板10aの背面には駆動軸10cが
中心部に立設されている。
板、13はラップである。又、端板12aの前面には、
ラップ13の端部が嵌挿される断面矩形の凹状渦巻溝1
2bが形成され、中心部に吐出用の穴16が設けられ、
この穴16は、端板12aの背面中心部に立設された中
空の従動軸12cと連通されて形成されている。
従動スクロール12の渦巻溝12bは、渦巻の巻き方向
が逆巻きに形成されてなるが、ラップ11とラップ13
は嵌挿部を反対側とすることで、同一部材にて構成可能
である。
スクロール12の両ラップ11、13を噛み合わせ並設
し、ハウジング14、15に駆動軸10c、従動軸12
cを介し回転可能に支持されている。また駆動スクロー
ル10の端板10aと従動スクロール12の端板12a
間には、駆動スクロール10の回転力を従動スクロール
12に伝達し、かつ相対公転運動可能な連結手段(図示
しない)がもうけられている。
ラップ11、13は圧縮熱による熱膨張を考慮し渦巻溝
底10d,12dから相手端板摺動面12e,10eま
での長さよりわずかに短く構成されている。
動スクロール10が回転駆動されると連結手段の作用に
より従動スクロール12が同期回転し、駆動スクロール
10と従動スクロール12とが相対公転運動を行う。相
対公転運動を行う事により、吸い込み口17より取り込
まれた空気は両ラップ11、13によって形成された渦
巻室に取り込まれ、中心に向かって圧縮移動され、高
温、高圧化した空気として吐出用穴16より外部へ排気
される。
て、両ラップによって形成された渦巻室の気密性を、良
くするために、スクロール部材の端板とラップとを別体
にて形成し、その端板の一側に断面矩形の凹状渦巻溝を
形成し、この渦巻溝には、前記別体にて形成したラップ
を、相対する端板面間に、僅かに軸方向移動可能に嵌挿
させた構成とした事を特徴としている。
の第1の実施例では、駆動スクロール10の端板の渦巻
溝10bにはラップ11が、従動スクロール12の端板
の渦巻溝12bにはラップ13が矢印の方向に嵌挿さ
れ、夫々噛み合わせ並設されている。そして夫々のラッ
プ11、13の高さは、各端板の渦巻溝底10d、12
dと相手端板面12e,10eまでの距離より熱膨張を
考慮し僅かに短く形成されている。また夫々ラップ1
1,13の幅も、渦巻溝10b,12bの溝幅より僅か
に短く形成されている。
が軸方向に移動可能なため、渦巻き室間の差圧によりラ
ップが相手端板摺動面12e、10eに押しつけられる
ため、ラップ先端と相手端板摺動面間の隙間がなくな
り、軸方向の漏れを防止出来、さらに、従来のラップ先
端に凹状の渦巻溝を形成し、対面する端板の摺動面間に
シール部材を介在させる技術では、防ぎ得なっかった、
図6(b)に示される、シール部材横の空隙4、5より
の漏れも、本発明ではラップ先端に凹状の渦巻溝を形成
していないため、このシール部材横の空隙4、5が発生
しないため、漏れを防止できる。さらに、噛み合わされ
た両ラップの周壁間の漏れを少なくするため、図6
(c)に示される、周壁間の隙間6をより小さくして
も、前記両ラップは樹脂で構成されているため誤って接
触してもかじり等が発生しないため容易に周壁間の漏れ
を少なく出来る。
示すもので、駆動スクロール10の端板10aの一側に
形成された断面矩形の凹状渦巻溝10bに、柔軟性のあ
る樹脂材にて断面矩形の帯板状に形成されたラップ11
を、前記渦巻溝10bに沿って嵌挿されるため、加工が
容易で安価な渦巻状ラップが得られる。また従動スクロ
ール12についても同様に構成されている。
第1の実施例と同様であり、作用についても前記第1の
実施例と同様である。
(a)、(b)、(c)は本発明の第3の実施例を示す
もので、両ラップによって形成された渦巻室の気密性を
良くするために、噛み合わされた両ラップの周壁間の漏
れを少なくする事が必要であるが、隙間をより小さくす
るためには、関連する部材の位置、形状精度をきわめて
高くする必要があり、非常に高価にならざるを得ないと
いう事と、ラップが金属で構成されていると誤って接触
するとかじり等が発生しやすい、と言う問題点があった
が、、図4(a)、(b)を参照して、ラップ11、1
3の内側面に、複数の楔状の切り込み11a,13aを
形成する事により、両ラップの周壁間の隙間が大きくて
も、形成された複数の楔状の切り込みが圧力により拡開
変形し、相対するラップの側面に弾性的に圧接される
為、周壁間の漏れを少なくする事が出来る。
照して渦巻室の軸方向の気密性を良くするため、前記ラ
ップ11,13の底面11b,13bにも、複数の楔状
の切り込み11c,13cを形成する事により、形成さ
れた複数の楔状の切り込み11c,13cが圧力により
拡開変形し、相対する渦巻き溝の底面10d,12dに
弾性的に圧接されるため、ラップの底面11b,13b
と渦巻溝底面10d、13dの隙間より低圧側へと漏れ
る流体を少なく出来る。
プを樹脂材にて別体にて構成することにより、ラップに
よって形成される渦巻き室の気密性をより高めることが
可能であり、かつ構造が簡単で安価なスクロール流体機
械が得られる効果がある。
ール流体機械の全体構造断面図である。
従動スクロールを分解状態にして示す斜視図である。
端板の渦巻き溝に挿入途中を示す斜視図である。
ロールと従動スクロールの噛み合わされたラップの水平
断面図である。(b)は図4(a)のA部拡大図であ
る。
ロールと従動スクロールの噛み合わされたラップの一部
縦断面図である。(b)は駆動スクロール側の渦巻き溝
に本発明のラップを取り付けたとき、差圧によりラップ
の楔状切り込み部が拡開状態を示す縦断面図である。
(c)は従動スクロール側の渦巻き溝に本発明のラップ
を取り付けたとき、差圧によりラップの楔状切り込み部
が拡開状態を示す縦断面図である。
スクロール流体機械の全体構造断面図である。(b)は
図6(a)に装着したシール部材の拡大断面図である。
(c)は図6(a)のラップの一部水平断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 端板の一面上に立設してなる渦巻状のラ
ップを有する一対のスクロール部材を、このラップが夫
々噛み合わせ並設されるとともに、相対公転運動させる
事により、両ラップによって形成された渦巻室を、中心
方向へ順次縮小移動して、流体を圧縮して吐出するスク
ロール流体機械において、前記一対のスクロール部材
は、端板とラップとに別体にて形成されてなり、該端板
の一側には断面矩形の凹状渦巻溝が形成されてなり、該
渦巻溝には、樹脂材にて渦巻状に形成された前記ラップ
が、相対する端板面間に、僅かに軸方向移動可能に嵌挿
されてなるスクロール流体機械のラップ構造。 - 【請求項2】 前記ラップを柔軟性のある樹脂材にて断
面矩形の帯板状に形成し、前記端板の凹状渦巻溝に沿っ
て嵌挿されてなる請求項1記載のスクロール流体機械の
ラップ構造。 - 【請求項3】 前記ラップの内側面及び底面に、複数の
楔状の切り込みを入れ、該楔状の切り込みに印加される
圧力を受圧して開拡方向に変形可能に形成してなる請求
項1、2何れか1の請求項記載のスクロール流体機械の
ラップ構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4684697A JPH10213081A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | スクロール流体機械のラップ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4684697A JPH10213081A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | スクロール流体機械のラップ構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10213081A true JPH10213081A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=12758713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4684697A Pending JPH10213081A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | スクロール流体機械のラップ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10213081A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102014225018A1 (de) | 2014-12-05 | 2016-06-09 | Denso Corporation | Scroll-Kompressor-Mechanismus |
| EP3141696A1 (en) * | 2015-09-10 | 2017-03-15 | Anest Iwata Corporation | Scroll fluid machine with seal member |
| CN116928095A (zh) * | 2023-07-25 | 2023-10-24 | 思科涡旋科技(杭州)有限公司 | 一种装配式的涡卷部件构成的涡旋压缩或膨胀装置 |
-
1997
- 1997-01-27 JP JP4684697A patent/JPH10213081A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102014225018A1 (de) | 2014-12-05 | 2016-06-09 | Denso Corporation | Scroll-Kompressor-Mechanismus |
| EP3141696A1 (en) * | 2015-09-10 | 2017-03-15 | Anest Iwata Corporation | Scroll fluid machine with seal member |
| CN106523358A (zh) * | 2015-09-10 | 2017-03-22 | 阿耐思特岩田株式会社 | 涡旋流体机械 |
| US10167867B2 (en) | 2015-09-10 | 2019-01-01 | Anest Iwata Corporation | Scroll fluid machine having tip seal member separated into different portions |
| CN106523358B (zh) * | 2015-09-10 | 2019-11-15 | 阿耐思特岩田株式会社 | 涡旋流体机械 |
| CN116928095A (zh) * | 2023-07-25 | 2023-10-24 | 思科涡旋科技(杭州)有限公司 | 一种装配式的涡卷部件构成的涡旋压缩或膨胀装置 |
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Legal Events
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Effective date: 20070424 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |
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| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070531 |