JPH10214360A - 金属テープ織り込み紙幣検出装置 - Google Patents
金属テープ織り込み紙幣検出装置Info
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- JPH10214360A JPH10214360A JP9016317A JP1631797A JPH10214360A JP H10214360 A JPH10214360 A JP H10214360A JP 9016317 A JP9016317 A JP 9016317A JP 1631797 A JP1631797 A JP 1631797A JP H10214360 A JPH10214360 A JP H10214360A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属等の磁性テープが織り込まれた紙幣を検
出可能な紙幣検出装置を提案すること。 【解決手段】 紙幣検出装置1は、紙幣通過経路に沿っ
て配列された発振コイルL1とフィルタコイルL2がシ
ールド板41によって所定の電磁結合状態となるよに保
持された構成のセンサ部4を備えている。紙幣に織り込
まれた金属テープ21がセンサ部4を通過すると、発振
コイルL1の発振状態、フィルタコイルL2を備えたフ
ィルタ部11の特性に影響が現れる。この影響は、フィ
ルタコイルL2を備えたフィルタ部11の出力強度を表
す第1の信号v1とフィルタコイルL2に誘起される周
波数の偏移割合を表す第2の信号v2によって検出でき
る。これらの信号に基づき、金属テープ21の通過、即
ち、金属テープ織り込み紙幣の通過を確実に検出でき
る。
出可能な紙幣検出装置を提案すること。 【解決手段】 紙幣検出装置1は、紙幣通過経路に沿っ
て配列された発振コイルL1とフィルタコイルL2がシ
ールド板41によって所定の電磁結合状態となるよに保
持された構成のセンサ部4を備えている。紙幣に織り込
まれた金属テープ21がセンサ部4を通過すると、発振
コイルL1の発振状態、フィルタコイルL2を備えたフ
ィルタ部11の特性に影響が現れる。この影響は、フィ
ルタコイルL2を備えたフィルタ部11の出力強度を表
す第1の信号v1とフィルタコイルL2に誘起される周
波数の偏移割合を表す第2の信号v2によって検出でき
る。これらの信号に基づき、金属テープ21の通過、即
ち、金属テープ織り込み紙幣の通過を確実に検出でき
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型紙幣計数機等
において使用される金属テープ織り込み紙幣を検出する
ための紙幣検出装置に関するものである。
において使用される金属テープ織り込み紙幣を検出する
ための紙幣検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】小型紙幣計数機は、携帯に便利な寸法お
よび重量のものであり、偽札を排除して紙幣枚数を計数
可能な構成となっている。偽札の識別機構としては光学
式、磁気式のものが知られている。
よび重量のものであり、偽札を排除して紙幣枚数を計数
可能な構成となっている。偽札の識別機構としては光学
式、磁気式のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、カラーコピー
機、カラープリンタの発達により、紙幣をこれらにより
複写した場合に、光学式あるいは磁気式の識別機構を用
いても、その複写物が偽札であると精度良く識別できな
いおそれがある。このような複写物を真札から区別する
ためには、金属テープを紙幣に織り込み、この織り込み
金属テープの有無によって紙幣の真偽を判別することが
有効である。
機、カラープリンタの発達により、紙幣をこれらにより
複写した場合に、光学式あるいは磁気式の識別機構を用
いても、その複写物が偽札であると精度良く識別できな
いおそれがある。このような複写物を真札から区別する
ためには、金属テープを紙幣に織り込み、この織り込み
金属テープの有無によって紙幣の真偽を判別することが
有効である。
【0004】本発明の課題は、このような金属テープ織
り込み紙幣を検出するための紙幣検出装置を提案するこ
とにある。
り込み紙幣を検出するための紙幣検出装置を提案するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の(1)〜
(4)の構成を備えた紙幣検出装置により、金属材料等
からなる磁性テープが織り込まれた紙幣を検出するよう
にしている。
(4)の構成を備えた紙幣検出装置により、金属材料等
からなる磁性テープが織り込まれた紙幣を検出するよう
にしている。
【0006】(1) 磁性材料からなるシールド板を備
え、当該シールド板によって、発振コイルおよびフィル
タコイルが、所定の電磁結合状態となるように、紙幣搬
送方向に沿って配列された状態で保持されているセンサ
部 (2) 発振周波数を決定しているパラメータの一つで
ある前記発振コイルを備えている高周波発振回路 (3) フィルタ特性を決定しているパラメータの一つ
である前記フィルタコイルを備えたフィルタ部と、当該
フィルタ部の出力に基づき前記フィルタコイルに誘導さ
れる誘起電圧レベルに対応する出力レベルを備えた第1
の信号を出力する発振強度検出部と、前記フィルタコイ
ルに誘導される周波数偏移率に対応する出力レベルを備
えた第2の信号を出力する周波数偏移検出部とを備えた
フィルタ/アンプ回路 (4) 前記第1の信号および第2の信号に基づき、通
過する紙幣に織り込まれている磁性テープの有無を判別
する判別回路 このように構成した本発明の紙幣検出装置は、紙幣通過
経路に沿って配列された発振コイルとフィルタコイルが
シールド板によって所定の電磁結合状態となるよに保持
された構成のセンサ部を備えている。紙幣に織り込まれ
た金属テープがセンサ部を通過すると、発振コイルの発
振状態、フィルタコイルを備えたフィルタ部の特性に影
響が現れる。この影響は、フィルタコイルを備えたフィ
ルタ部の出力強度を表す第1の信号とフィルタコイルに
誘起される周波数の偏移割合を表す第2の信号によって
検出できる。これらの信号に基づき、金属テープの通
過、即ち、金属テープ織り込み紙幣の通過を確実に検出
できる。
え、当該シールド板によって、発振コイルおよびフィル
タコイルが、所定の電磁結合状態となるように、紙幣搬
送方向に沿って配列された状態で保持されているセンサ
部 (2) 発振周波数を決定しているパラメータの一つで
ある前記発振コイルを備えている高周波発振回路 (3) フィルタ特性を決定しているパラメータの一つ
である前記フィルタコイルを備えたフィルタ部と、当該
フィルタ部の出力に基づき前記フィルタコイルに誘導さ
れる誘起電圧レベルに対応する出力レベルを備えた第1
の信号を出力する発振強度検出部と、前記フィルタコイ
ルに誘導される周波数偏移率に対応する出力レベルを備
えた第2の信号を出力する周波数偏移検出部とを備えた
フィルタ/アンプ回路 (4) 前記第1の信号および第2の信号に基づき、通
過する紙幣に織り込まれている磁性テープの有無を判別
する判別回路 このように構成した本発明の紙幣検出装置は、紙幣通過
経路に沿って配列された発振コイルとフィルタコイルが
シールド板によって所定の電磁結合状態となるよに保持
された構成のセンサ部を備えている。紙幣に織り込まれ
た金属テープがセンサ部を通過すると、発振コイルの発
振状態、フィルタコイルを備えたフィルタ部の特性に影
響が現れる。この影響は、フィルタコイルを備えたフィ
ルタ部の出力強度を表す第1の信号とフィルタコイルに
誘起される周波数の偏移割合を表す第2の信号によって
検出できる。これらの信号に基づき、金属テープの通
過、即ち、金属テープ織り込み紙幣の通過を確実に検出
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
適用した紙幣検出装置を説明する。
適用した紙幣検出装置を説明する。
【0008】図1は金属テープ織り込み紙幣検出装置の
全体構成図である。本例の金属テープ織り込み紙幣検出
装置1は、紙幣2の搬送経路を規定しているガイド板3
に取り付けたセンサ部4と、このセンサ部4の出力に基
づき金属テープの通過を検知するための第1の信号v1
および第2の信号v2を出力する金属テープ検出部5
と、これらの出力信号v1、v2をA/Dコンバータ6
を介してデジタル信号とて受け取り、これらのデジタル
信号に基づき金属テープの通過を判別する判別動作を行
う制御部7と、制御部7による判別結果等を表示する表
示部8とを有している。
全体構成図である。本例の金属テープ織り込み紙幣検出
装置1は、紙幣2の搬送経路を規定しているガイド板3
に取り付けたセンサ部4と、このセンサ部4の出力に基
づき金属テープの通過を検知するための第1の信号v1
および第2の信号v2を出力する金属テープ検出部5
と、これらの出力信号v1、v2をA/Dコンバータ6
を介してデジタル信号とて受け取り、これらのデジタル
信号に基づき金属テープの通過を判別する判別動作を行
う制御部7と、制御部7による判別結果等を表示する表
示部8とを有している。
【0009】図2(A)、(B)は、それぞれ、センサ
部4の斜視図およびB−B線で切断した部分の断面図で
ある。これらの図に示すように、センサ部4は、金属等
の磁性材料からなるシールド板41を備え、このシール
ド板41によって、後述のように金属テープ検出部5の
一部を構成している発振コイルL1、フィルタコイルL
2が保持されている。すなわち、シールド板41は、平
らな底板部分42と、この底板部分42から垂直に起立
した2枚の仕切り壁部分43、44とを備えている。こ
れらの仕切り壁43、44は平行であり、紙幣搬送方向
(図の矢印Cの方向)に対して直交する方向に延びてい
る。仕切り壁部分43の側(紙幣搬送方向の上流側)に
は発振コイルL1が保持され、他方の仕切り壁部分44
の側(紙幣搬送方向の下流側)にはフィルタコイルL2
が保持されている。
部4の斜視図およびB−B線で切断した部分の断面図で
ある。これらの図に示すように、センサ部4は、金属等
の磁性材料からなるシールド板41を備え、このシール
ド板41によって、後述のように金属テープ検出部5の
一部を構成している発振コイルL1、フィルタコイルL
2が保持されている。すなわち、シールド板41は、平
らな底板部分42と、この底板部分42から垂直に起立
した2枚の仕切り壁部分43、44とを備えている。こ
れらの仕切り壁43、44は平行であり、紙幣搬送方向
(図の矢印Cの方向)に対して直交する方向に延びてい
る。仕切り壁部分43の側(紙幣搬送方向の上流側)に
は発振コイルL1が保持され、他方の仕切り壁部分44
の側(紙幣搬送方向の下流側)にはフィルタコイルL2
が保持されている。
【0010】従って、仕切り壁部分43、44のうちの
少なくとも一方の側を紙幣搬送方向に向けて可動式とす
れば、発振コイルL1とフィルタコイルL2の紙幣搬送
方向の間隔を調整できる。換言すると、双方のコイルL
1、L2の電磁結合状態を変更できる。なお、後述する
ように、紙幣2に織り込まれている金属テープ21がこ
の構成のセンサ部4を通過することにより、各コイルL
1、L2の発振周波数が変動し、この変動に基づき、金
属テープ21が通過したことを検出できる。
少なくとも一方の側を紙幣搬送方向に向けて可動式とす
れば、発振コイルL1とフィルタコイルL2の紙幣搬送
方向の間隔を調整できる。換言すると、双方のコイルL
1、L2の電磁結合状態を変更できる。なお、後述する
ように、紙幣2に織り込まれている金属テープ21がこ
の構成のセンサ部4を通過することにより、各コイルL
1、L2の発振周波数が変動し、この変動に基づき、金
属テープ21が通過したことを検出できる。
【0011】図3は金属テープ検出部5の概略ブロック
図である。金属テープ検出部5は、高周波発振回路9と
フィルタ/アンプ回路10を備えている。高周波発振回
路9は、センサ部4の発振コイルL1をその構成要素と
しており、当該発振コイルL1と、回路内部のコイルお
よびコンデンサによって決まる発振周波数で発振する。
発振状態を安定化させるために、PLL回路あるいはV
XO回路が組み込まれている。
図である。金属テープ検出部5は、高周波発振回路9と
フィルタ/アンプ回路10を備えている。高周波発振回
路9は、センサ部4の発振コイルL1をその構成要素と
しており、当該発振コイルL1と、回路内部のコイルお
よびコンデンサによって決まる発振周波数で発振する。
発振状態を安定化させるために、PLL回路あるいはV
XO回路が組み込まれている。
【0012】一方、フィルタ/アンプ回路10は、セン
サ部4のフィルタコイルL2および内蔵のコイル、コン
デンサにより構成されるフィルタ部11と、当該フィル
タ部11の出力を増幅して第1および第2の信号v1、
v2を生成するアンプ部12とを備えている。アンプ部
12は、フィルタ部11の出力信号が供給される緩衝ア
ンプ121を備えている。このアンプ121からの出力
は、フィルタ122、FM検波器123、および出力ア
ンプ124からなる発振強度検出部に供給され、当該発
振強度検出部を介して、フィルタコイルL2に誘起され
た発振強度に対応する電圧値を備えた第1のアナログ信
号v1として出力される。
サ部4のフィルタコイルL2および内蔵のコイル、コン
デンサにより構成されるフィルタ部11と、当該フィル
タ部11の出力を増幅して第1および第2の信号v1、
v2を生成するアンプ部12とを備えている。アンプ部
12は、フィルタ部11の出力信号が供給される緩衝ア
ンプ121を備えている。このアンプ121からの出力
は、フィルタ122、FM検波器123、および出力ア
ンプ124からなる発振強度検出部に供給され、当該発
振強度検出部を介して、フィルタコイルL2に誘起され
た発振強度に対応する電圧値を備えた第1のアナログ信
号v1として出力される。
【0013】また、アンプ121からの出力は、レベル
検出器125および出力アンプ126からなる周波数偏
移検出部に供給され、当該周波数偏移検出部を介して、
フィルタコイルL2に誘起された周波数の偏移割合に対
応する電圧値を備えた第2のアナログ信号v2として出
力される。
検出器125および出力アンプ126からなる周波数偏
移検出部に供給され、当該周波数偏移検出部を介して、
フィルタコイルL2に誘起された周波数の偏移割合に対
応する電圧値を備えた第2のアナログ信号v2として出
力される。
【0014】次に、図4には、センサ部4を通過する金
属テープ21の位置に対する第1および第2の信号v
1、v2の信号波形の変化を示してある。図5には、各
回路部分の出力信号波形を示してある。これらの図を参
照して、上記構成の金属テープ織り込み紙幣検出装置1
の動作を説明する。
属テープ21の位置に対する第1および第2の信号v
1、v2の信号波形の変化を示してある。図5には、各
回路部分の出力信号波形を示してある。これらの図を参
照して、上記構成の金属テープ織り込み紙幣検出装置1
の動作を説明する。
【0015】まず、紙幣2が通過していない状態では、
センサ部4の発振コイルL1とフィルタコイルL2は、
シールド板41に形成した仕切り壁部分43、44によ
って相互の電磁結合関係が疎の状態であり、結合係数K
で相互に結合されている。この状態では、図5(A)、
(C)に示すように、発振コイルL1は周波数f0で発
振し、図5(B)に示すように、フィルタコイルL2を
備えたフィルタ部11の減衰特性の中心周波数はfT0で
あり、その発振強度は図5(D)において実線で示すレ
ベルV20となっている。また、第1の信号v1の出力
レベルは図5(E)において実線で示すレベルV30で
あり、第2の信号v2の出力レベルは図5(F)におい
て実線で示すレベルV40であり実質的に零となってい
る。
センサ部4の発振コイルL1とフィルタコイルL2は、
シールド板41に形成した仕切り壁部分43、44によ
って相互の電磁結合関係が疎の状態であり、結合係数K
で相互に結合されている。この状態では、図5(A)、
(C)に示すように、発振コイルL1は周波数f0で発
振し、図5(B)に示すように、フィルタコイルL2を
備えたフィルタ部11の減衰特性の中心周波数はfT0で
あり、その発振強度は図5(D)において実線で示すレ
ベルV20となっている。また、第1の信号v1の出力
レベルは図5(E)において実線で示すレベルV30で
あり、第2の信号v2の出力レベルは図5(F)におい
て実線で示すレベルV40であり実質的に零となってい
る。
【0016】図4(A)に典型的な位置関係を示すよう
に、紙幣2がセンサ部4に接近して、紙幣の金属テープ
21が、発振コイルL1の発振状態に影響を与え、フィ
ルタコイルL2のフィルタ特性には影響を与えるまでに
は接近していない位置に到ると、発振回路9の発振周波
数は金属テープ21の影響を受けて、最大でΔf変化す
る。発振回路9の発振周波数f0は、金属テープ21に
よる影響を受けた後に次の値f1となる。
に、紙幣2がセンサ部4に接近して、紙幣の金属テープ
21が、発振コイルL1の発振状態に影響を与え、フィ
ルタコイルL2のフィルタ特性には影響を与えるまでに
は接近していない位置に到ると、発振回路9の発振周波
数は金属テープ21の影響を受けて、最大でΔf変化す
る。発振回路9の発振周波数f0は、金属テープ21に
よる影響を受けた後に次の値f1となる。
【0017】f1=f0−Δf すなわち、図5(A)に示すように、発振回路9におけ
る発振周波数のスペクトラムはその中心周波数がf0か
らf1にシフトする。従って、発振コイルL1の出力波
形は図5(C)に示すように、実線で示す波形から点線
で示す波形にシフトする。
る発振周波数のスペクトラムはその中心周波数がf0か
らf1にシフトする。従って、発振コイルL1の出力波
形は図5(C)に示すように、実線で示す波形から点線
で示す波形にシフトする。
【0018】しかしながら、他方のフィルタコイルL2
には金属テープ21の接近による影響は及んでおらず、
しかも、金属テープ21はシールド板41の仕切り壁部
分43、44を跨ぐ状態までには至っていないので、双
方のコイルの結合係数Kも殆ど変動がない。よって、フ
ィルタ部11の減衰特性は図5(B)の実線fT0で示す
ように変動がない。この結果、図5(E)に示すよう
に、金属テープ検出部10から出力される第1のアナロ
グ信号v1の電圧値は、発振コイルL1の側の発振周波
数の変動による影響がそのまま現れて、通常レベルV3
0から低下して破線で示す出力レベルV31となる。
には金属テープ21の接近による影響は及んでおらず、
しかも、金属テープ21はシールド板41の仕切り壁部
分43、44を跨ぐ状態までには至っていないので、双
方のコイルの結合係数Kも殆ど変動がない。よって、フ
ィルタ部11の減衰特性は図5(B)の実線fT0で示す
ように変動がない。この結果、図5(E)に示すよう
に、金属テープ検出部10から出力される第1のアナロ
グ信号v1の電圧値は、発振コイルL1の側の発振周波
数の変動による影響がそのまま現れて、通常レベルV3
0から低下して破線で示す出力レベルV31となる。
【0019】また、周波数偏移出力である第2のアナロ
グ信号v2のレベルは、周波数変動量Δfが時間Δtの
間に発生したとすると、Δf/Δtに比例した値とな
る。図5(F)には、通常状態の信号レベルを零とした
場合における第2のアナログ信号v2の変化後のレベル
をv41として破線で示してある。
グ信号v2のレベルは、周波数変動量Δfが時間Δtの
間に発生したとすると、Δf/Δtに比例した値とな
る。図5(F)には、通常状態の信号レベルを零とした
場合における第2のアナログ信号v2の変化後のレベル
をv41として破線で示してある。
【0020】次に、図4(B)に示すように、金属テー
プ21がシールド板41の仕切り壁部分43、44を中
心として両側に位置する発振コイルL1、フィルタコイ
ルL2に跨がった位置となると、各出力は次のようにな
る。まず、発振回路9における発振周波数は上記の場合
と同様に金属テープ21の影響を受けて周波数f1のま
まである。しかるに、双方のコイルL1、L2の結合状
態は金属テープ21によって強化されて密結合状態にな
る。このため、フィルタコイルL2の側に誘起される周
波数f1による出力が増幅される。また、この状態では
金属テープ21によってフィルタコイルL2は影響を受
ける。
プ21がシールド板41の仕切り壁部分43、44を中
心として両側に位置する発振コイルL1、フィルタコイ
ルL2に跨がった位置となると、各出力は次のようにな
る。まず、発振回路9における発振周波数は上記の場合
と同様に金属テープ21の影響を受けて周波数f1のま
まである。しかるに、双方のコイルL1、L2の結合状
態は金属テープ21によって強化されて密結合状態にな
る。このため、フィルタコイルL2の側に誘起される周
波数f1による出力が増幅される。また、この状態では
金属テープ21によってフィルタコイルL2は影響を受
ける。
【0021】この結果、フィルタ部11の減衰特性は、
図5(B)において実線から想像線fT1で示すように中
心周波数がシフトする。これにより、フィルタ部11の
出力強度は、図5(D)において実線で示す強度V20
から破線で示す強度V22に増大する。このため、当該
出力強度に対応する第1のアナログ信号v1のレベル
は、図5(E)において一点鎖線で示すようにV32に
まで増大する。しかるに、フィルタコイルL2に誘起さ
れる周波数はf1のままであるので、周波数偏移を表す
第2のアナログ信号v2の側のレベルは、図5(F)に
おいて実線で示すように、実質的に零であるレベルV4
0となる。
図5(B)において実線から想像線fT1で示すように中
心周波数がシフトする。これにより、フィルタ部11の
出力強度は、図5(D)において実線で示す強度V20
から破線で示す強度V22に増大する。このため、当該
出力強度に対応する第1のアナログ信号v1のレベル
は、図5(E)において一点鎖線で示すようにV32に
まで増大する。しかるに、フィルタコイルL2に誘起さ
れる周波数はf1のままであるので、周波数偏移を表す
第2のアナログ信号v2の側のレベルは、図5(F)に
おいて実線で示すように、実質的に零であるレベルV4
0となる。
【0022】一方、図4(C)に示すように、金属テー
プ21の後端側がシールド板41の仕切り壁部分43、
44を通り過ぎた直後から、金属テープ21による影響
がフィルタコイルL2に及ばなくなるまでの間において
は、各部分の出力は次のようになる。まず、発振コイル
L1は金属テープ21の影響が無くなるので、発振周波
数が再びf0に戻る。また、双方のコイルL1、L2の
間の結合状態も元の疎結合状態に戻る。しかるに、フィ
ルタコイルL2は金属テープ21の影響下にあるので、
その減衰特性の中心周波数はfT1のままである。
プ21の後端側がシールド板41の仕切り壁部分43、
44を通り過ぎた直後から、金属テープ21による影響
がフィルタコイルL2に及ばなくなるまでの間において
は、各部分の出力は次のようになる。まず、発振コイル
L1は金属テープ21の影響が無くなるので、発振周波
数が再びf0に戻る。また、双方のコイルL1、L2の
間の結合状態も元の疎結合状態に戻る。しかるに、フィ
ルタコイルL2は金属テープ21の影響下にあるので、
その減衰特性の中心周波数はfT1のままである。
【0023】この結果、フィルタ部11の出力強度に対
応する第1のアナログ信号v1は、図5(E)において
破線で示すレベルV31まで低下する。また、発振周波
数がf1からf0に戻るので、周波数偏移率を表す第2
のアナログ信号v2の信号レベルは、図5(F)におい
て破線で示すレベルV41まで上昇する。
応する第1のアナログ信号v1は、図5(E)において
破線で示すレベルV31まで低下する。また、発振周波
数がf1からf0に戻るので、周波数偏移率を表す第2
のアナログ信号v2の信号レベルは、図5(F)におい
て破線で示すレベルV41まで上昇する。
【0024】以上にように、金属テープ21の通過に伴
って、第1および第2のアナログ信号v1、v2の出力
レベルが変動する。図4(D)、(E)には、それぞれ
第1および第2のアナログ信号v1、v2の出力波形を
示してある。これらの信号v1、v2は、A/Dコンバ
ータ6に供給されて、デジタル信号に変化された後に、
CPU等からなる制御部7に供給される。制御部7で
は、双方の信号に基づき、金属テープが通過したか否か
を判別できる。判別結果は表示部8を介して表示され
る。
って、第1および第2のアナログ信号v1、v2の出力
レベルが変動する。図4(D)、(E)には、それぞれ
第1および第2のアナログ信号v1、v2の出力波形を
示してある。これらの信号v1、v2は、A/Dコンバ
ータ6に供給されて、デジタル信号に変化された後に、
CPU等からなる制御部7に供給される。制御部7で
は、双方の信号に基づき、金属テープが通過したか否か
を判別できる。判別結果は表示部8を介して表示され
る。
【0025】勿論、紙幣計数機においては、金属テープ
の検出機構の他に、通常の偽札検出機構も備わってお
り、これら複数の検出機構の検出結果に基づき、制御部
7においては通過する紙幣の真偽の判別を行う。
の検出機構の他に、通常の偽札検出機構も備わってお
り、これら複数の検出機構の検出結果に基づき、制御部
7においては通過する紙幣の真偽の判別を行う。
【0026】なお、発振コイルL1、フィルタコイルL
2の配列は、上記とは逆に、フィルタコイルL2を紙幣
搬送方向の上流側に配置し、発振コイルL1を下流側に
配置してもよい。
2の配列は、上記とは逆に、フィルタコイルL2を紙幣
搬送方向の上流側に配置し、発振コイルL1を下流側に
配置してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の紙幣検出
装置によれば、発振コイルおよびフィルタコイルをシー
ルド板によって保持した構成のセンサ部を用いることに
より、紙幣に織り込まれている金属テープ等などの磁性
テープの通過を検出できる。従って、カラーコピー機等
によって紙幣の画像、カラーが正確に再現された複写物
を確実に偽札として検出することができる。
装置によれば、発振コイルおよびフィルタコイルをシー
ルド板によって保持した構成のセンサ部を用いることに
より、紙幣に織り込まれている金属テープ等などの磁性
テープの通過を検出できる。従って、カラーコピー機等
によって紙幣の画像、カラーが正確に再現された複写物
を確実に偽札として検出することができる。
【図1】本発明を適用した金属テープ織り込み紙幣検出
装置の全体構成図である。
装置の全体構成図である。
【図2】(A)はセンサ部を取り出して示す斜視図であ
り、(B)は(A)におけるB−B線で切断した部分の
断面図である。
り、(B)は(A)におけるB−B線で切断した部分の
断面図である。
【図3】金属テープ検出部の概略ブロック図である。
【図4】(A)〜(C)はセンサ部を通過する金属テー
プの位置をそれぞれ示す説明図であり、(D)および
(E)は、それぞれ、金属テープの通過に伴なって変動
する第1および第2の信号の信号波形を示す信号波形図
である。
プの位置をそれぞれ示す説明図であり、(D)および
(E)は、それぞれ、金属テープの通過に伴なって変動
する第1および第2の信号の信号波形を示す信号波形図
である。
【図5】(A)〜(F)は、金属テープ織り込み紙幣検
出装置の検出動作を説明するための説明図である。
出装置の検出動作を説明するための説明図である。
1 紙幣検出装置 2 紙幣 21 金属テープ 4 センサ部 41 シールド板 43,44 仕切り壁部分 5 金属テープ検出部 6 A/Dコンバータ 7 制御部 8 表示部 9 発振回路 10 フィルタ/アンプ部 11 フィルタ部 12 アンプ部 L1 発振コイル L2 フィルタコイル v1 第1の信号 v2 第2の信号
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】一方、フィルタ/アンプ回路10は、セン
サ部4のフィルタコイルL2および内蔵のコイル、コン
デンサにより構成されるフィルタ部11と、当該フィル
タ部11の出力を増幅して第1および第2の信号v1、
v2を生成するアンプ部12とを備えている。アンプ部
12は、フィルタ部11の出力信号が供給される緩衝ア
ンプ121を備えている。このアンプ121からの出力
は、フィルタ122、FM検波器123、および出力ア
ンプ124からなる周波数偏移検出部に供給され、当該
周波数偏移検出部を介して、フィルタコイルL2に誘起
された周波数の偏移の割合に対応する電圧値を備えた第
2のアナログ信号v2として出力される。
サ部4のフィルタコイルL2および内蔵のコイル、コン
デンサにより構成されるフィルタ部11と、当該フィル
タ部11の出力を増幅して第1および第2の信号v1、
v2を生成するアンプ部12とを備えている。アンプ部
12は、フィルタ部11の出力信号が供給される緩衝ア
ンプ121を備えている。このアンプ121からの出力
は、フィルタ122、FM検波器123、および出力ア
ンプ124からなる周波数偏移検出部に供給され、当該
周波数偏移検出部を介して、フィルタコイルL2に誘起
された周波数の偏移の割合に対応する電圧値を備えた第
2のアナログ信号v2として出力される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、アンプ121からの出力は、レベル
検出器125および出力アンプ126からなる発振強度
検出部に供給され、当該発振強度検出部を介して、フィ
ルタコイルL2に誘起された発振強度に対応する電圧値
を備えた第1のアナログ信号v1として出力される。
検出器125および出力アンプ126からなる発振強度
検出部に供給され、当該発振強度検出部を介して、フィ
ルタコイルL2に誘起された発振強度に対応する電圧値
を備えた第1のアナログ信号v1として出力される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
Claims (1)
- 【請求項1】 金属材料等からなる磁性テープが織り込
まれた紙幣を検出する紙幣検出装置において、 磁性材料からなるシールド板を備え、当該シールド板に
よって、発振コイルおよびフィルタコイルが、所定の電
磁結合状態となるように、紙幣搬送方向に沿って配列さ
れた状態で保持されているセンサ部、 発振周波数を決定しているパラメータの一つである前記
発振コイルを備えている高周波発振回路、 フィルタ特性を決定しているパラメータの一つである前
記フィルタコイルを備えたフィルタ部と、当該フィルタ
部の出力に基づき前記フィルタコイルに誘導される誘起
電圧レベルに対応する出力レベルを備えた第1の信号を
出力する発振強度検出部と、前記フィルタコイルに誘導
される周波数偏移率に対応する出力レベルを備えた第2
の信号を出力する周波数偏移検出部とを備えたフィルタ
/アンプ回路、および、 前記第1の信号および第2の信号に基づき、通過する紙
幣に織り込まれている磁性テープの有無を判別する判別
回路、 を有することを特徴とする紙幣検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9016317A JPH10214360A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 金属テープ織り込み紙幣検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9016317A JPH10214360A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 金属テープ織り込み紙幣検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10214360A true JPH10214360A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=11913134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9016317A Pending JPH10214360A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 金属テープ織り込み紙幣検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10214360A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7055738B2 (en) * | 2001-02-05 | 2006-06-06 | Wincor Nixdorf International Gmbh | Device for accepting banknotes |
| WO2017145513A1 (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 沖電気工業株式会社 | 媒体検知装置及び媒体処理装置 |
| JPWO2023053227A1 (ja) * | 2021-09-28 | 2023-04-06 |
-
1997
- 1997-01-30 JP JP9016317A patent/JPH10214360A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7055738B2 (en) * | 2001-02-05 | 2006-06-06 | Wincor Nixdorf International Gmbh | Device for accepting banknotes |
| WO2017145513A1 (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 沖電気工業株式会社 | 媒体検知装置及び媒体処理装置 |
| JP2017149570A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 沖電気工業株式会社 | 媒体検知装置及び媒体処理装置 |
| JPWO2023053227A1 (ja) * | 2021-09-28 | 2023-04-06 | ||
| WO2023053227A1 (ja) * | 2021-09-28 | 2023-04-06 | 富士通フロンテック株式会社 | 紙幣処理装置、紙幣処理プログラム及び紙幣処理方法 |
| US12175822B2 (en) | 2021-09-28 | 2024-12-24 | Fujitsu Frontech Limited | Bill handling apparatus, bill handling method and recording method |
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