JPH10215005A - ペルチェモジュールの製造方法 - Google Patents
ペルチェモジュールの製造方法Info
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- JPH10215005A JPH10215005A JP9014121A JP1412197A JPH10215005A JP H10215005 A JPH10215005 A JP H10215005A JP 9014121 A JP9014121 A JP 9014121A JP 1412197 A JP1412197 A JP 1412197A JP H10215005 A JPH10215005 A JP H10215005A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 材料ロス少なく、且つ歩留り高く、しかも容
易な作業で製造を行なうことができ、さらに不良発生率
を低減する。 【解決手段】 予備成形用基板1に複数のP型熱電変換
素子2を成形する工程。絶縁基板3の表面の各電極4に
予備成形用基板1の各P型熱電変換素子2を転写してP
型熱電変換素子配列基板5を作製する工程。予備成形用
基板1に複数のN型熱電変換素子6を成形する工程。絶
縁基板3の表面の各電極4に予備成形用基板1の各N型
熱電変換素子6を転写してN型熱電変換素子配列基板7
を作製する工程。P型熱電変換素子配列基板5とN型熱
電変換素子配列基板7を対向配置すると共にP型熱電変
換素子配列基板5の各電極4にN型熱電変換素子6を、
N型熱電変換素子配列基板7の各電極4にP型熱電変換
素子2をそれぞれ接合する工程。こられの工程によって
ペルチェモジュールを製造する。
易な作業で製造を行なうことができ、さらに不良発生率
を低減する。 【解決手段】 予備成形用基板1に複数のP型熱電変換
素子2を成形する工程。絶縁基板3の表面の各電極4に
予備成形用基板1の各P型熱電変換素子2を転写してP
型熱電変換素子配列基板5を作製する工程。予備成形用
基板1に複数のN型熱電変換素子6を成形する工程。絶
縁基板3の表面の各電極4に予備成形用基板1の各N型
熱電変換素子6を転写してN型熱電変換素子配列基板7
を作製する工程。P型熱電変換素子配列基板5とN型熱
電変換素子配列基板7を対向配置すると共にP型熱電変
換素子配列基板5の各電極4にN型熱電変換素子6を、
N型熱電変換素子配列基板7の各電極4にP型熱電変換
素子2をそれぞれ接合する工程。こられの工程によって
ペルチェモジュールを製造する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の熱電変換素
子を配列接続して形成されるペルチェモジュールの製造
方法に関するものである。
子を配列接続して形成されるペルチェモジュールの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ペルチェ効果を利用したペルチェモジュ
ールは、P型半導体であるP型熱電変換素子と、N型半
導体であるN型熱電変換素子とを交互に並べて2枚の絶
縁層の間に配置すると共にP型熱電変換素子とN型熱電
変換素子を電気的に直列に接続して形成されるものであ
り、そして直流電圧を印加することによって、絶縁層の
表面に発熱又は吸熱を生じさせることができ、熱電発熱
及び熱電冷却を利用する種々の分野において幅広く実用
化されている。
ールは、P型半導体であるP型熱電変換素子と、N型半
導体であるN型熱電変換素子とを交互に並べて2枚の絶
縁層の間に配置すると共にP型熱電変換素子とN型熱電
変換素子を電気的に直列に接続して形成されるものであ
り、そして直流電圧を印加することによって、絶縁層の
表面に発熱又は吸熱を生じさせることができ、熱電発熱
及び熱電冷却を利用する種々の分野において幅広く実用
化されている。
【0003】このようなペルチェモジュールを構成する
P型熱電変換素子2やN型熱電変換素子6を製造するに
あたっては、特開平1−202343号公報に開示され
ているような、原料粉末を溶解させて単結晶に近い棒状
インゴットを成長させる単結晶法や、特開平1−106
478号公報に開示されているような、原料粉末をホッ
トプレスによりインゴットを作製する方法で、まず図4
(a)のようなバルク状のインゴット10を製造し、こ
のインゴット10を図4(b)のようにスライスして得
たスライス材11の半田接合面に熱メッキを施した後、
このスライス材11を図4(c)の鎖線のように切断す
ると共に図4(d)のように切断してチップ状に加工す
ることによって行なうのが一般的である。
P型熱電変換素子2やN型熱電変換素子6を製造するに
あたっては、特開平1−202343号公報に開示され
ているような、原料粉末を溶解させて単結晶に近い棒状
インゴットを成長させる単結晶法や、特開平1−106
478号公報に開示されているような、原料粉末をホッ
トプレスによりインゴットを作製する方法で、まず図4
(a)のようなバルク状のインゴット10を製造し、こ
のインゴット10を図4(b)のようにスライスして得
たスライス材11の半田接合面に熱メッキを施した後、
このスライス材11を図4(c)の鎖線のように切断す
ると共に図4(d)のように切断してチップ状に加工す
ることによって行なうのが一般的である。
【0004】そしてこのようにチップ状に加工されたP
型熱電変換素子2やN型熱電変換素子6を用いてペルチ
ェモジュールを製造するにあたっては、図5に示すよう
な工程で行なわれている。すなわちまず図5(a)のよ
うに、絶縁基板3の上に複数の電極4を設けると共に各
電極4の上に半田ペースト12を塗布し、次に図5
(b)のように各電極4の上に上記のチップ状のP型熱
電変換素子2とN型熱電変換素子6のいずれか一方を一
つずつ載置すると共に図5(c)のようにP型熱電変換
素子2とN型熱電変換素子6のいずれか他方を一つずつ
載置することによって、P型熱電変換素子2とN型熱電
変換素子6を交互に配置する。そして、上記の図5
(a)と同様にして絶縁基板3の上に複数の電極4を設
けると共に各電極4の上に半田ペースト12を塗布し、
この絶縁基板を図5(d)のようにP型熱電変換素子2
とN型熱電変換素子6を載置した絶縁基板3の上に、相
互の電極4が互いに跨がるように配置して、下の絶縁基
板3の電極4上のP型熱電変換素子2とN型熱電変換素
子6にそれぞれ上の絶縁基板3の隣合う電極4を重ね、
半田リフロー炉で半田ペースト12をリフローさせるこ
とによって、P型熱電変換素子2とN型熱電変換素子6
を二枚の絶縁基板3間に接合すると共に、P型熱電変換
素子2とN型熱電変換素子6を電極4を介して電気的に
直列に接続して、図5(e)のようなペルチェモジュー
ルを製造することができる。
型熱電変換素子2やN型熱電変換素子6を用いてペルチ
ェモジュールを製造するにあたっては、図5に示すよう
な工程で行なわれている。すなわちまず図5(a)のよ
うに、絶縁基板3の上に複数の電極4を設けると共に各
電極4の上に半田ペースト12を塗布し、次に図5
(b)のように各電極4の上に上記のチップ状のP型熱
電変換素子2とN型熱電変換素子6のいずれか一方を一
つずつ載置すると共に図5(c)のようにP型熱電変換
素子2とN型熱電変換素子6のいずれか他方を一つずつ
載置することによって、P型熱電変換素子2とN型熱電
変換素子6を交互に配置する。そして、上記の図5
(a)と同様にして絶縁基板3の上に複数の電極4を設
けると共に各電極4の上に半田ペースト12を塗布し、
この絶縁基板を図5(d)のようにP型熱電変換素子2
とN型熱電変換素子6を載置した絶縁基板3の上に、相
互の電極4が互いに跨がるように配置して、下の絶縁基
板3の電極4上のP型熱電変換素子2とN型熱電変換素
子6にそれぞれ上の絶縁基板3の隣合う電極4を重ね、
半田リフロー炉で半田ペースト12をリフローさせるこ
とによって、P型熱電変換素子2とN型熱電変換素子6
を二枚の絶縁基板3間に接合すると共に、P型熱電変換
素子2とN型熱電変換素子6を電極4を介して電気的に
直列に接続して、図5(e)のようなペルチェモジュー
ルを製造することができる。
【0005】しかし上記の図4のように単結晶法やホッ
トプレス法でバルク状の熱電変換材料インゴット10を
作製し、これを切断してチップ状のP型熱電変換素子2
やN型熱電変換素子6を製造する方法では、高価な焼成
装置を必要とする問題があり、また切断の際に切り代に
よる材料ロスが多く、例えば1mm平方の熱電変換素子
2,6を切り出すときには約50%の材料ロスが発生す
るという問題があった。さらにバルク状のインゴット1
0は材料が脆いために切断時に割れやチッピング等が発
生し易く、歩留りが悪いという問題もあった。
トプレス法でバルク状の熱電変換材料インゴット10を
作製し、これを切断してチップ状のP型熱電変換素子2
やN型熱電変換素子6を製造する方法では、高価な焼成
装置を必要とする問題があり、また切断の際に切り代に
よる材料ロスが多く、例えば1mm平方の熱電変換素子
2,6を切り出すときには約50%の材料ロスが発生す
るという問題があった。さらにバルク状のインゴット1
0は材料が脆いために切断時に割れやチッピング等が発
生し易く、歩留りが悪いという問題もあった。
【0006】また、チップ状のP型熱電変換素子2やN
型熱電変換素子6を用いて図5のようにペルチェモジュ
ールを製造する方法では、図5(b)(c)にみられる
ようにP型熱電変換素子2やN型熱電変換素子6を一つ
一つ配置しなければならず、作業が非常に煩雑になると
共に工程の自動化が難しいという問題があった。そこ
で、これらの問題を解決する方法が特公平3−4775
0号公報で提案されている。この方法は先ず、P型ある
いはN型の熱電変換素子原料の粉末をバインダーや溶剤
と混合してペースト状に調製し、このP型あるいはN型
のペースト状材料を石英ガラス板等の治具15の表面に
印刷などの手法で成形し、さらに乾燥処理及び焼成処理
をすることによって、図6(a)のように治具15の上
に所定間隔で複数のP型熱電変換素子2を設け、さらに
図6(b)のように治具15の上に所定間隔で複数のN
型熱電変換素子6を設ける。一方、図6(c)のように
絶縁基板3の複数箇所に所定間隔で複数の電極4を設け
ると共に各電極4の上に半田16を設けておく。そして
図6(d)のように、この絶縁基板3に上記のP型熱電
変換素子2を設けた治具15を対向させて各電極4の一
方の端部の半田16の上に各P型熱電変換素子2を圧着
し、P型熱電変換素子2を治具15から絶縁基板3の電
極4上に転写させると共に、さらに図6(e)のよう
に、絶縁基板3に上記のN型熱電変換素子6を設けた治
具15を対向させて、各電極4の他方の端部の半田16
の上に各N型熱電変換素子6を圧着し、N型熱電変換素
子6を治具15から絶縁基板3の電極4上に転写させ
る。このようにして図6(f)のように絶縁基板3の各
電極4の上にP型熱電変換素子2とN型熱電変換素子6
を一つずつ転写した後、図6(c)と同様に電極4を設
けた絶縁基板3を、P型熱電変換素子2とN型熱電変換
素子6を転写した図6(f)の絶縁基板3の上に、相互
の電極4が互いに跨がるように配置して下の絶縁基板3
の電極4上のP型熱電変換素子2とN型熱電変換素子6
にそれぞれ上の絶縁基板3の隣合う電極4を重ね、半田
16をリフローさせることによって、図6(g)のよう
にP型熱電変換素子2とN型熱電変換素子6を二枚の絶
縁基板3間に接合すると共に、P型熱電変換素子2とN
型熱電変換素子6を電極4を介して電気的に直列に接続
した、ペルチェモジュールを製造することができる。
型熱電変換素子6を用いて図5のようにペルチェモジュ
ールを製造する方法では、図5(b)(c)にみられる
ようにP型熱電変換素子2やN型熱電変換素子6を一つ
一つ配置しなければならず、作業が非常に煩雑になると
共に工程の自動化が難しいという問題があった。そこ
で、これらの問題を解決する方法が特公平3−4775
0号公報で提案されている。この方法は先ず、P型ある
いはN型の熱電変換素子原料の粉末をバインダーや溶剤
と混合してペースト状に調製し、このP型あるいはN型
のペースト状材料を石英ガラス板等の治具15の表面に
印刷などの手法で成形し、さらに乾燥処理及び焼成処理
をすることによって、図6(a)のように治具15の上
に所定間隔で複数のP型熱電変換素子2を設け、さらに
図6(b)のように治具15の上に所定間隔で複数のN
型熱電変換素子6を設ける。一方、図6(c)のように
絶縁基板3の複数箇所に所定間隔で複数の電極4を設け
ると共に各電極4の上に半田16を設けておく。そして
図6(d)のように、この絶縁基板3に上記のP型熱電
変換素子2を設けた治具15を対向させて各電極4の一
方の端部の半田16の上に各P型熱電変換素子2を圧着
し、P型熱電変換素子2を治具15から絶縁基板3の電
極4上に転写させると共に、さらに図6(e)のよう
に、絶縁基板3に上記のN型熱電変換素子6を設けた治
具15を対向させて、各電極4の他方の端部の半田16
の上に各N型熱電変換素子6を圧着し、N型熱電変換素
子6を治具15から絶縁基板3の電極4上に転写させ
る。このようにして図6(f)のように絶縁基板3の各
電極4の上にP型熱電変換素子2とN型熱電変換素子6
を一つずつ転写した後、図6(c)と同様に電極4を設
けた絶縁基板3を、P型熱電変換素子2とN型熱電変換
素子6を転写した図6(f)の絶縁基板3の上に、相互
の電極4が互いに跨がるように配置して下の絶縁基板3
の電極4上のP型熱電変換素子2とN型熱電変換素子6
にそれぞれ上の絶縁基板3の隣合う電極4を重ね、半田
16をリフローさせることによって、図6(g)のよう
にP型熱電変換素子2とN型熱電変換素子6を二枚の絶
縁基板3間に接合すると共に、P型熱電変換素子2とN
型熱電変換素子6を電極4を介して電気的に直列に接続
した、ペルチェモジュールを製造することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、特公平3
−47750号公報の方法によれば、熱電変換素子原料
のペースト状材料を印刷などの手法で成形することによ
ってP型あるいはN型の熱電変換素子2,6を製造する
ことができるので、インゴットを切断してチップ状に熱
電変換素子2,6を製造する場合のような材料ロスや歩
留りの問題がなくなり、またチップ状のP型熱電変換素
子2やN型熱電変換素子6を一つ一つ配置するような必
要が無くなって、作業が容易になると共に工程の自動化
が容易になるものである。
−47750号公報の方法によれば、熱電変換素子原料
のペースト状材料を印刷などの手法で成形することによ
ってP型あるいはN型の熱電変換素子2,6を製造する
ことができるので、インゴットを切断してチップ状に熱
電変換素子2,6を製造する場合のような材料ロスや歩
留りの問題がなくなり、またチップ状のP型熱電変換素
子2やN型熱電変換素子6を一つ一つ配置するような必
要が無くなって、作業が容易になると共に工程の自動化
が容易になるものである。
【0008】しかしながら、特公平3−47750号公
報の方法では、絶縁基板3の各電極4上に治具15から
P型熱電変換素子2を図6(d)のように転写した後
に、さらに治具15からN型熱電変換素子6を図6
(e)のように転写するようにしており(勿論、逆にN
型熱電変換素子6を転写した後にP型熱電変換素子2を
転写するようにしてもよい)、絶縁基板3の電極4の上
に先に転写したP型熱電変換素子2(あるいはN型熱電
変換素子6)が、次にN型熱電変換素子6(あるいはP
型熱電変換素子2)を転写する作業の際に傷付けられる
おそれがあり、ペルチェモジュールの不良の発生率が高
いという問題があった。
報の方法では、絶縁基板3の各電極4上に治具15から
P型熱電変換素子2を図6(d)のように転写した後
に、さらに治具15からN型熱電変換素子6を図6
(e)のように転写するようにしており(勿論、逆にN
型熱電変換素子6を転写した後にP型熱電変換素子2を
転写するようにしてもよい)、絶縁基板3の電極4の上
に先に転写したP型熱電変換素子2(あるいはN型熱電
変換素子6)が、次にN型熱電変換素子6(あるいはP
型熱電変換素子2)を転写する作業の際に傷付けられる
おそれがあり、ペルチェモジュールの不良の発生率が高
いという問題があった。
【0009】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、材料ロス少なく、且つ歩留り高く、しかも容易な
作業で製造を行なうことができ、さらに不良発生率を低
減することができるペルチェモジュールの製造方法を提
供することを目的とするものである。
あり、材料ロス少なく、且つ歩留り高く、しかも容易な
作業で製造を行なうことができ、さらに不良発生率を低
減することができるペルチェモジュールの製造方法を提
供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るペルチェモ
ジュールの製造方法は、予備成形用基板1の表面に複数
のP型熱電変換素子2を成形する工程と、絶縁基板3の
表面に設けられた複数の各電極4に予備成形用基板1の
各P型熱電変換素子2を圧着して予備成形用基板1から
P型熱電変換素子2を電極4上に転写することによって
P型熱電変換素子配列基板5を作製する工程と、予備成
形用基板1の表面に複数のN型熱電変換素子6を成形す
る工程と、絶縁基板3の表面に設けられた複数の各電極
4に予備成形用基板1の各N型熱電変換素子6を圧着し
て予備成形用基板1からN型熱電変換素子6を電極4上
に転写することによってN型熱電変換素子配列基板7を
作製する工程と、上記P型熱電変換素子配列基板5と上
記N型熱電変換素子配列基板7を対向配置すると共にP
型熱電変換素子配列基板5の各電極4にN型熱電変換素
子配列基板7の各N型熱電変換素子6を、N型熱電変換
素子配列基板7の各電極4にP型熱電変換素子配列基板
5の各P型熱電変換素子2をそれぞれ重ね合わせて接合
する工程とを有することを特徴とするものである。
ジュールの製造方法は、予備成形用基板1の表面に複数
のP型熱電変換素子2を成形する工程と、絶縁基板3の
表面に設けられた複数の各電極4に予備成形用基板1の
各P型熱電変換素子2を圧着して予備成形用基板1から
P型熱電変換素子2を電極4上に転写することによって
P型熱電変換素子配列基板5を作製する工程と、予備成
形用基板1の表面に複数のN型熱電変換素子6を成形す
る工程と、絶縁基板3の表面に設けられた複数の各電極
4に予備成形用基板1の各N型熱電変換素子6を圧着し
て予備成形用基板1からN型熱電変換素子6を電極4上
に転写することによってN型熱電変換素子配列基板7を
作製する工程と、上記P型熱電変換素子配列基板5と上
記N型熱電変換素子配列基板7を対向配置すると共にP
型熱電変換素子配列基板5の各電極4にN型熱電変換素
子配列基板7の各N型熱電変換素子6を、N型熱電変換
素子配列基板7の各電極4にP型熱電変換素子配列基板
5の各P型熱電変換素子2をそれぞれ重ね合わせて接合
する工程とを有することを特徴とするものである。
【0011】また請求項2の発明は、上記P型熱電変換
素子2及びN型熱電変換素子6は、Bi、Te、Se及
びSb元素からなる群より選択された少なくとも二種以
上の元素を原料組成として成形されたものであることを
特徴とするものである。また請求項3の発明は、上記予
備成形用基板1としてアルマイト処理されたアルミニウ
ム基板、アルミナ基板、窒化アルミニウム基板から選択
されたものを用いることを特徴とするものである。
素子2及びN型熱電変換素子6は、Bi、Te、Se及
びSb元素からなる群より選択された少なくとも二種以
上の元素を原料組成として成形されたものであることを
特徴とするものである。また請求項3の発明は、上記予
備成形用基板1としてアルマイト処理されたアルミニウ
ム基板、アルミナ基板、窒化アルミニウム基板から選択
されたものを用いることを特徴とするものである。
【0012】また請求項4の発明は、上記予備成形用基
板1は表面粗さRaが0.5μm以下であることを特徴
とするものである。
板1は表面粗さRaが0.5μm以下であることを特徴
とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明において熱電変換素子原料の構成元素とし
ては、ビスマス(Bi)、テルル(Te)、セレン(S
e)及びアンチモン(Sb)元素のうち、二種以上の元
素が必要であり、これらの構成元素を含んだ材料に、P
型半導体又はN型半導体の熱電変換素子になるように微
量のドーパントを加え、これを十分に混合し、あるいは
必要に応じて均一になるように溶融した後、粉砕して熱
電変換素子材料の粉末を得る。熱電変換素子材料の例を
幾つか示すと、Bi−Te合金、Bi−Sb合金、Bi
−Te−Sb合金、Bi−Te−Se合金、Bi−Te
−Sb−Se合金などがあるが、勿論この組み合わせに
限定されるものではない。この熱電変換素子材料の粉末
にバインダーや溶剤を添加して混合することによって、
ペースト状材料を調製することができる。
する。本発明において熱電変換素子原料の構成元素とし
ては、ビスマス(Bi)、テルル(Te)、セレン(S
e)及びアンチモン(Sb)元素のうち、二種以上の元
素が必要であり、これらの構成元素を含んだ材料に、P
型半導体又はN型半導体の熱電変換素子になるように微
量のドーパントを加え、これを十分に混合し、あるいは
必要に応じて均一になるように溶融した後、粉砕して熱
電変換素子材料の粉末を得る。熱電変換素子材料の例を
幾つか示すと、Bi−Te合金、Bi−Sb合金、Bi
−Te−Sb合金、Bi−Te−Se合金、Bi−Te
−Sb−Se合金などがあるが、勿論この組み合わせに
限定されるものではない。この熱電変換素子材料の粉末
にバインダーや溶剤を添加して混合することによって、
ペースト状材料を調製することができる。
【0014】そしてP型半導体用の組成のペースト状材
料を用い、これを予備成形用基板1の表面に成形するこ
とによって、図2(a)のようにP型熱電変換素子用の
成形体20を予備成形用基板1の表面に形成することが
できる。また、N型半導体用の組成のペースト状材料を
用い、これを予備成形用基板1の表面に成形することに
よって、図3(a)のようにN型熱電変換素子用の成形
体21を予備成形用基板1の表面に形成することができ
る。
料を用い、これを予備成形用基板1の表面に成形するこ
とによって、図2(a)のようにP型熱電変換素子用の
成形体20を予備成形用基板1の表面に形成することが
できる。また、N型半導体用の組成のペースト状材料を
用い、これを予備成形用基板1の表面に成形することに
よって、図3(a)のようにN型熱電変換素子用の成形
体21を予備成形用基板1の表面に形成することができ
る。
【0015】成形体20,21の成形は、例えばメタル
マスクを用いたスクリーン印刷など印刷法で行なうこと
ができるものであり、厚みが不足する場合には複数回の
塗り重ねをすることによって所定の厚みに成形体20,
21を成形することができる。このようにペースト状材
料を印刷法で成形して成形体20,21を形成する他
に、熱電変換素子材料の粉末をプレス法で予備成形用基
板1の上にプレス成形して成形体20,21を形成する
こともできる。
マスクを用いたスクリーン印刷など印刷法で行なうこと
ができるものであり、厚みが不足する場合には複数回の
塗り重ねをすることによって所定の厚みに成形体20,
21を成形することができる。このようにペースト状材
料を印刷法で成形して成形体20,21を形成する他
に、熱電変換素子材料の粉末をプレス法で予備成形用基
板1の上にプレス成形して成形体20,21を形成する
こともできる。
【0016】ここで、予備成形用基板1は、表面に成形
した熱電変換素子用の成形体20,21を構成する材料
と後述の脱バインダー処理や焼結処理のプロセスで反応
せず、しかもその後の転写のプロセスの際に熱電変換素
子2,6が容易に剥離するものであることが重要であ
る。このために本発明では予備成形用基板1としてアル
ミナ基板、表面がアルマイト処理されたアルミニウム基
板、窒化アルミニウム基板が適している。予備成形用基
板1として既述の特公平3−47750号公報のように
ガラス板を用いることも考えられるが、ガラスはTeな
どの熱電変換素子材料が拡散して反応し易く、成形され
た熱電変換素子の性能が劣化するおそれがあるので、こ
のようなおそれがない上記のものが適しているのであ
る。
した熱電変換素子用の成形体20,21を構成する材料
と後述の脱バインダー処理や焼結処理のプロセスで反応
せず、しかもその後の転写のプロセスの際に熱電変換素
子2,6が容易に剥離するものであることが重要であ
る。このために本発明では予備成形用基板1としてアル
ミナ基板、表面がアルマイト処理されたアルミニウム基
板、窒化アルミニウム基板が適している。予備成形用基
板1として既述の特公平3−47750号公報のように
ガラス板を用いることも考えられるが、ガラスはTeな
どの熱電変換素子材料が拡散して反応し易く、成形され
た熱電変換素子の性能が劣化するおそれがあるので、こ
のようなおそれがない上記のものが適しているのであ
る。
【0017】アルミナ基板のアルミナの純度としては9
9%以上が好ましい。またアルマイト処理されたアルミ
ニウム基板において高純度品が好ましく、純度99%以
上のアルミニウム材(例えばJIS A 1200、A
1100、A 1050、A 1070、A 108
0など)が適しており、より好ましくは純度99.8%
以上のアルミニウム材(例えばJIS A 1080な
ど)が適している。アルミニウムは大気中では表面に薄
いアルマイト酸化膜が生成されるので、強制的に表面を
アルマイト処理したものでなくとも、通常の無処理のア
ルミニウム基板を使用することもできる。
9%以上が好ましい。またアルマイト処理されたアルミ
ニウム基板において高純度品が好ましく、純度99%以
上のアルミニウム材(例えばJIS A 1200、A
1100、A 1050、A 1070、A 108
0など)が適しており、より好ましくは純度99.8%
以上のアルミニウム材(例えばJIS A 1080な
ど)が適している。アルミニウムは大気中では表面に薄
いアルマイト酸化膜が生成されるので、強制的に表面を
アルマイト処理したものでなくとも、通常の無処理のア
ルミニウム基板を使用することもできる。
【0018】また、予備成形用基板1の表面粗度はRa
が0.5μm以下であることが好ましい。Raが0.5
μmを超える表面粗度であると、成形する熱電変換素子
2,6の表面の平滑性や、予備成形用基板1からの熱電
変換素子2,6の離型性が損なわれるおそれがある。予
備成形用基板1の表面粗度のRaは小さい程好ましい
が、Raが0.1μmであれば十分である。尚、Raの
測定は、JIS B 0601「表面粗さ定義」及びJ
IS B 0651「触針式表面粗さ測定器」に基づい
て行なうことができる。
が0.5μm以下であることが好ましい。Raが0.5
μmを超える表面粗度であると、成形する熱電変換素子
2,6の表面の平滑性や、予備成形用基板1からの熱電
変換素子2,6の離型性が損なわれるおそれがある。予
備成形用基板1の表面粗度のRaは小さい程好ましい
が、Raが0.1μmであれば十分である。尚、Raの
測定は、JIS B 0601「表面粗さ定義」及びJ
IS B 0651「触針式表面粗さ測定器」に基づい
て行なうことができる。
【0019】上記のようにしてP型熱電変換素子用の成
形体20,21を成形するにあたって、成形体20,2
1はペルチェモジュールにおけるP型熱電変換素子2や
N型熱電変換素子6の配列と同じ配列で、予備成形用基
板1の表面に形成されるものである。そして成形体2
0,21を成形した予備成形用基板1を必要に応じて非
酸化雰囲気中で加熱することによって、成形体20,2
1中のバインダーを除去する脱バインダー処理を行な
い、さらに非酸化雰囲気中で脱バインダー処理の温度よ
りも高い温度で加熱することによって、成形体20,2
1を焼成し、緻密化して図2(b)のように予備成形用
基板1の表面にP型熱電変換素子2を形成することがで
き、また図3(b)のように予備成形用基板1の表面に
N型熱電変換素子6を形成することができる。
形体20,21を成形するにあたって、成形体20,2
1はペルチェモジュールにおけるP型熱電変換素子2や
N型熱電変換素子6の配列と同じ配列で、予備成形用基
板1の表面に形成されるものである。そして成形体2
0,21を成形した予備成形用基板1を必要に応じて非
酸化雰囲気中で加熱することによって、成形体20,2
1中のバインダーを除去する脱バインダー処理を行な
い、さらに非酸化雰囲気中で脱バインダー処理の温度よ
りも高い温度で加熱することによって、成形体20,2
1を焼成し、緻密化して図2(b)のように予備成形用
基板1の表面にP型熱電変換素子2を形成することがで
き、また図3(b)のように予備成形用基板1の表面に
N型熱電変換素子6を形成することができる。
【0020】脱バインダーの加熱温度は使用するバイン
ダーの分解温度に応じて設定されるものであり、バイン
ダーが分解を開始する温度以上で且つ450℃以下が好
ましく、より好ましくは400℃以下である。また焼成
は410〜590℃の加熱温度の範囲で行なうのが好ま
しい。この焼成を酸化雰囲気で行なうと、焼成中に熱電
変換素子材料が酸化してしまい、熱電変換素子2,6の
熱電特性が悪くなるので好ましくなく、焼成は上記のよ
うに非酸化雰囲気で行なわれる。非酸化雰囲気は、
N2 、Ar、N2 +Arなどの不活性ガスで形成するこ
とができるが、これらの不活性ガスとH2 ガスとの混合
ガスを用いるようにすると、材料の酸化を抑えると共に
さらに還元作用を得ることもできるので、さらに好まし
い。このとき、焼成前に成形体20,21を真空中又は
水素等の還元性雰囲気中で250〜400℃の温度で加
熱処理し、成形体20,21を構成する粉末の表面の吸
着物を予め除去しておくのが好ましい。すなわち、一般
に粉末の表面には酸素や水分等が吸着しており、この吸
着物は焼成時に熱電変換素子材料の組成中に固溶し、ド
ナーとして作用するためにキャリア濃度を変動させ、そ
の結果、熱電変換素子2,6の熱電性能指数Zを低下さ
せることになるからである。ここで、この熱処理の温度
が250℃より低いと吸着物の除去効果が十分でなく、
逆に熱処理の温度が400℃を超えると熱電変換素子材
料の組成元素の一部やドーパントが蒸発して組成変動
し、かえって熱電性能指数Zを低下させる要因となる。
尚、熱電性能指数ZはZ=α2 /(ρ・κ)〔Z:熱電
性能指数(1/K)、α:ゼーベック係数(μV/
K)、ρ:比抵抗(mΩ・cm)、κ:熱伝導率(W/
cm・K)〕として決定されるものである。
ダーの分解温度に応じて設定されるものであり、バイン
ダーが分解を開始する温度以上で且つ450℃以下が好
ましく、より好ましくは400℃以下である。また焼成
は410〜590℃の加熱温度の範囲で行なうのが好ま
しい。この焼成を酸化雰囲気で行なうと、焼成中に熱電
変換素子材料が酸化してしまい、熱電変換素子2,6の
熱電特性が悪くなるので好ましくなく、焼成は上記のよ
うに非酸化雰囲気で行なわれる。非酸化雰囲気は、
N2 、Ar、N2 +Arなどの不活性ガスで形成するこ
とができるが、これらの不活性ガスとH2 ガスとの混合
ガスを用いるようにすると、材料の酸化を抑えると共に
さらに還元作用を得ることもできるので、さらに好まし
い。このとき、焼成前に成形体20,21を真空中又は
水素等の還元性雰囲気中で250〜400℃の温度で加
熱処理し、成形体20,21を構成する粉末の表面の吸
着物を予め除去しておくのが好ましい。すなわち、一般
に粉末の表面には酸素や水分等が吸着しており、この吸
着物は焼成時に熱電変換素子材料の組成中に固溶し、ド
ナーとして作用するためにキャリア濃度を変動させ、そ
の結果、熱電変換素子2,6の熱電性能指数Zを低下さ
せることになるからである。ここで、この熱処理の温度
が250℃より低いと吸着物の除去効果が十分でなく、
逆に熱処理の温度が400℃を超えると熱電変換素子材
料の組成元素の一部やドーパントが蒸発して組成変動
し、かえって熱電性能指数Zを低下させる要因となる。
尚、熱電性能指数ZはZ=α2 /(ρ・κ)〔Z:熱電
性能指数(1/K)、α:ゼーベック係数(μV/
K)、ρ:比抵抗(mΩ・cm)、κ:熱伝導率(W/
cm・K)〕として決定されるものである。
【0021】上記のようにして、予備成形用基板1の表
面に多数のP型熱電変換素子2やN型熱電変換素子6を
配列して形成することができるが、P型熱電変換素子2
やN型熱電変換素子6は予備成形用基板1の表面に熱電
変換素子材料を成形することによって形成することがで
きるために、位置精度高く、P型熱電変換素子2やN型
熱電変換素子6を配列することができるものである。ま
た、図2(c)や図3(c)に示すように、P型熱電変
換素子2やN型熱電変換素子6の表面には、熱電成分の
拡散による性能劣化や半田の濡れ性を高める目的で、必
要に応じてNiやMoなどの金属をスパッタリング等し
てメタライズ層22を形成しておくのが好ましい。
面に多数のP型熱電変換素子2やN型熱電変換素子6を
配列して形成することができるが、P型熱電変換素子2
やN型熱電変換素子6は予備成形用基板1の表面に熱電
変換素子材料を成形することによって形成することがで
きるために、位置精度高く、P型熱電変換素子2やN型
熱電変換素子6を配列することができるものである。ま
た、図2(c)や図3(c)に示すように、P型熱電変
換素子2やN型熱電変換素子6の表面には、熱電成分の
拡散による性能劣化や半田の濡れ性を高める目的で、必
要に応じてNiやMoなどの金属をスパッタリング等し
てメタライズ層22を形成しておくのが好ましい。
【0022】一方、絶縁基板3としては、アルミナ基板
や窒化アルミニウム基板等のセラミック基板、放熱性が
良好な琺瑯基板や表面をアルマイト処理したアルミニウ
ム基板などを用いることができるものであり、絶縁基板
3の表面にはシリコン樹脂などの接合用樹脂層23を介
して電極4が複数箇所に配列して設けてある。電極4は
例えばダイレクトボンドカッパー(DBC)によって表
面をメタライズ処理したCuで形成することができるも
のである。
や窒化アルミニウム基板等のセラミック基板、放熱性が
良好な琺瑯基板や表面をアルマイト処理したアルミニウ
ム基板などを用いることができるものであり、絶縁基板
3の表面にはシリコン樹脂などの接合用樹脂層23を介
して電極4が複数箇所に配列して設けてある。電極4は
例えばダイレクトボンドカッパー(DBC)によって表
面をメタライズ処理したCuで形成することができるも
のである。
【0023】そしてこのように絶縁基板3に設けた各電
極4の表面に一方の端部位置において半田ペースト12
を塗布した後、上記の図2(c)のP型熱電変換素子2
を設けた予備成形用基板1を、図1(a)に示すように
絶縁基板3と対向させ、各電極4の半田ペースト12に
各P型熱電変換素子2を圧着させると共に、予備成形用
基板1を剥がすことによって絶縁基板3の各電極4の上
に予備成形用基板1からP型熱電変換素子2を転写し、
この絶縁基板3をリフロー炉に通して半田ペースト12
をリフローさせることによって、各電極4の上に一つず
つP型熱電変換素子2を接合させた図2(b)のような
P型熱電変換素子配列基板5を作製することができる。
P型熱電変換素子2は予備成形用基板1の表面に精度良
く配置して設けられているので、予備成形用基板1と絶
縁基板3とを位置合わせしてP型熱電変換素子2を転写
することによって、一度に多数のP型熱電変換素子2を
各電極4上に位置精度良く配置して接合することができ
るものである。また、P型熱電変換素子2の表面には、
熱電成分の拡散による性能劣化や半田の濡れ性を高める
目的で、必要に応じてNiやMoなどの金属をスパッタ
リング等してメタライズ層22を形成しておくのが好ま
しい。
極4の表面に一方の端部位置において半田ペースト12
を塗布した後、上記の図2(c)のP型熱電変換素子2
を設けた予備成形用基板1を、図1(a)に示すように
絶縁基板3と対向させ、各電極4の半田ペースト12に
各P型熱電変換素子2を圧着させると共に、予備成形用
基板1を剥がすことによって絶縁基板3の各電極4の上
に予備成形用基板1からP型熱電変換素子2を転写し、
この絶縁基板3をリフロー炉に通して半田ペースト12
をリフローさせることによって、各電極4の上に一つず
つP型熱電変換素子2を接合させた図2(b)のような
P型熱電変換素子配列基板5を作製することができる。
P型熱電変換素子2は予備成形用基板1の表面に精度良
く配置して設けられているので、予備成形用基板1と絶
縁基板3とを位置合わせしてP型熱電変換素子2を転写
することによって、一度に多数のP型熱電変換素子2を
各電極4上に位置精度良く配置して接合することができ
るものである。また、P型熱電変換素子2の表面には、
熱電成分の拡散による性能劣化や半田の濡れ性を高める
目的で、必要に応じてNiやMoなどの金属をスパッタ
リング等してメタライズ層22を形成しておくのが好ま
しい。
【0024】上記のようにしてP型熱電変換素子2を配
列して設けたP型熱電変換素子配列基板5を作製するこ
とができるが、同様にしてN型熱電変換素子6を配列し
て設けたN型熱電変換素子配列基板7を作製することが
できる。すなわち、上記と同様にして絶縁基板3の表面
に電極4を複数箇所に配列して設け、各電極4の表面に
一方の端部位置において半田ペースト12を塗布した
後、上記の図3(c)のN型熱電変換素子6を設けた予
備成形用基板1を絶縁基板3と対向させ、各電極4の半
田ペースト12に各N型熱電変換素子6を圧着させると
共に、予備成形用基板1を剥がすことによって絶縁基板
3の各電極4の上に予備成形用基板1からN型熱電変換
素子6を転写し、この絶縁基板3をリフロー炉に通して
半田ペースト12をリフローさせることによって、各電
極4の上に一つずつN型熱電変換素子6を接合させたN
型熱電変換素子配列基板7を作製することができる。こ
の場合も、N型熱電変換素子6の表面にメタライズ層2
2を形成しておくのが好ましい。
列して設けたP型熱電変換素子配列基板5を作製するこ
とができるが、同様にしてN型熱電変換素子6を配列し
て設けたN型熱電変換素子配列基板7を作製することが
できる。すなわち、上記と同様にして絶縁基板3の表面
に電極4を複数箇所に配列して設け、各電極4の表面に
一方の端部位置において半田ペースト12を塗布した
後、上記の図3(c)のN型熱電変換素子6を設けた予
備成形用基板1を絶縁基板3と対向させ、各電極4の半
田ペースト12に各N型熱電変換素子6を圧着させると
共に、予備成形用基板1を剥がすことによって絶縁基板
3の各電極4の上に予備成形用基板1からN型熱電変換
素子6を転写し、この絶縁基板3をリフロー炉に通して
半田ペースト12をリフローさせることによって、各電
極4の上に一つずつN型熱電変換素子6を接合させたN
型熱電変換素子配列基板7を作製することができる。こ
の場合も、N型熱電変換素子6の表面にメタライズ層2
2を形成しておくのが好ましい。
【0025】上記のようにして作製したP型熱電変換素
子配列基板5やN型熱電変換素子配列基板7にあって、
まず電極4のP型熱電変換素子2やN型熱電変換素子6
を接合していない側の端部の表面に半田ペースト12を
塗布した後(半田ペースト12を塗布したP型熱電変換
素子配列基板5を図1(c)に示す)、P型熱電変換素
子配列基板5とN型熱電変換素子配列基板7を図1
(d)のように対向配置する。このとき図1(d)に示
すように、P型熱電変換素子配列基板5とN型熱電変換
素子配列基板7は、P型熱電変換素子2とN型熱電変換
素子6とが交互に対向しない位置にずれると共に相互の
電極4が互いに跨がるように配置するものであり、P型
熱電変換素子配列基板5の各電極4の半田ペースト12
の表面にN型熱電変換素子配列基板7の各N型熱電変換
素子6を、N型熱電変換素子配列基板7の各電極4の半
田ペースト12の表面にP型熱電変換素子配列基板5の
各P型熱電変換素子2をそれぞれ重ねるようにしてあ
る。そしてこのように重ねたP型熱電変換素子配列基板
5とN型熱電変換素子配列基板7をリフロー炉に通して
加熱して半田ペーストをリフローさせることによって、
図1(e)のようにP型熱電変換素子2とN型熱電変換
素子6を二枚の絶縁基板3,3間に接合すると共に、P
型熱電変換素子2とN型熱電変換素子6を電極4を介し
て電気的に直列に接続した、ペルチェモジュールを得る
ことができるものである。
子配列基板5やN型熱電変換素子配列基板7にあって、
まず電極4のP型熱電変換素子2やN型熱電変換素子6
を接合していない側の端部の表面に半田ペースト12を
塗布した後(半田ペースト12を塗布したP型熱電変換
素子配列基板5を図1(c)に示す)、P型熱電変換素
子配列基板5とN型熱電変換素子配列基板7を図1
(d)のように対向配置する。このとき図1(d)に示
すように、P型熱電変換素子配列基板5とN型熱電変換
素子配列基板7は、P型熱電変換素子2とN型熱電変換
素子6とが交互に対向しない位置にずれると共に相互の
電極4が互いに跨がるように配置するものであり、P型
熱電変換素子配列基板5の各電極4の半田ペースト12
の表面にN型熱電変換素子配列基板7の各N型熱電変換
素子6を、N型熱電変換素子配列基板7の各電極4の半
田ペースト12の表面にP型熱電変換素子配列基板5の
各P型熱電変換素子2をそれぞれ重ねるようにしてあ
る。そしてこのように重ねたP型熱電変換素子配列基板
5とN型熱電変換素子配列基板7をリフロー炉に通して
加熱して半田ペーストをリフローさせることによって、
図1(e)のようにP型熱電変換素子2とN型熱電変換
素子6を二枚の絶縁基板3,3間に接合すると共に、P
型熱電変換素子2とN型熱電変換素子6を電極4を介し
て電気的に直列に接続した、ペルチェモジュールを得る
ことができるものである。
【0026】ここで本発明では、上記のように絶縁基板
3の電極4に予備成形用基板1からP型熱電変換素子2
を転写してP型熱電変換素子配列基板5を、絶縁基板3
の電極4に予備成形用基板1からN型熱電変換素子6を
転写してN型熱電変換素子配列基板7を、それぞれ別々
に作製した後に、P型熱電変換素子配列基板5とN型熱
電変換素子配列基板7を接合してペルチェモジュールを
作製するようにしているために、絶縁基板3の電極4上
にP型熱電変換素子2とN型熱電変換素子6の両方を転
写して設ける図6の従来例の場合のように、P型熱電変
換素子2やN型熱電変換素子6が転写作業の際に傷付け
られるようなおそれがなくなり、ペルチェモジュールを
不良発生率低く製造することができるものである。
3の電極4に予備成形用基板1からP型熱電変換素子2
を転写してP型熱電変換素子配列基板5を、絶縁基板3
の電極4に予備成形用基板1からN型熱電変換素子6を
転写してN型熱電変換素子配列基板7を、それぞれ別々
に作製した後に、P型熱電変換素子配列基板5とN型熱
電変換素子配列基板7を接合してペルチェモジュールを
作製するようにしているために、絶縁基板3の電極4上
にP型熱電変換素子2とN型熱電変換素子6の両方を転
写して設ける図6の従来例の場合のように、P型熱電変
換素子2やN型熱電変換素子6が転写作業の際に傷付け
られるようなおそれがなくなり、ペルチェモジュールを
不良発生率低く製造することができるものである。
【0027】
【実施例】次に本発明を実施例によって具体的に説明す
る。ドーパントとして0.06重量%のSbI3 を含む
Bi2 Te2.55Se0.45の組成となるようにN型熱電変
換素子原料を配合し、これをガラスアンプル中に真空封
入して十分均一になるように溶解混合し、N型合金イン
ゴットを作製した。このインゴットをボールミルを用い
て粉砕し、N型熱電変換素子材料粉末を得た。そしてこ
のN型熱電変換素子材料粉末100重量部に、バインダ
ーとしてアクリル樹脂バインダーを2重量部、溶剤とし
てテルピネオールを9重量部配合して2リットルのステ
ンレス製ポットに入れ、十分に混合した後、ロールで十
分に混練し、ズクリーン印刷が可能な粘度200Pa・
s(25℃)のN型熱電変換素子用のペースト状材料を
調製した。
る。ドーパントとして0.06重量%のSbI3 を含む
Bi2 Te2.55Se0.45の組成となるようにN型熱電変
換素子原料を配合し、これをガラスアンプル中に真空封
入して十分均一になるように溶解混合し、N型合金イン
ゴットを作製した。このインゴットをボールミルを用い
て粉砕し、N型熱電変換素子材料粉末を得た。そしてこ
のN型熱電変換素子材料粉末100重量部に、バインダ
ーとしてアクリル樹脂バインダーを2重量部、溶剤とし
てテルピネオールを9重量部配合して2リットルのステ
ンレス製ポットに入れ、十分に混合した後、ロールで十
分に混練し、ズクリーン印刷が可能な粘度200Pa・
s(25℃)のN型熱電変換素子用のペースト状材料を
調製した。
【0028】このN型熱電変換素子用のペースト状材料
を用い、99%グレースアルミナ基板で形成される予備
成形用基板1の表面にスクリーン印刷法で印刷し、10
0℃で2時間乾燥することによって、厚み300μmの
成形体21を予備成形用基板1に所定の配列位置で成形
した(図3(a))。このように成形した成形体21を
400℃で5時間加熱して脱バインダー処理した後、H
2 50%+N2 50%の還元性雰囲気下、400℃で5
時間熱処理し、表面に付着している酸素を還元除去し
た。この後、成形体21をH2 50%+N2 50%の非
酸化雰囲気下、510℃で5時間焼成することによっ
て、N型熱電変換素子6を得た(図3(b))。次に、
半田接合性を高める目的で、N型熱電変換素子6の接合
部分にスパッタリング法によりNi膜のメタライズ層2
2を形成した(図3(c))。
を用い、99%グレースアルミナ基板で形成される予備
成形用基板1の表面にスクリーン印刷法で印刷し、10
0℃で2時間乾燥することによって、厚み300μmの
成形体21を予備成形用基板1に所定の配列位置で成形
した(図3(a))。このように成形した成形体21を
400℃で5時間加熱して脱バインダー処理した後、H
2 50%+N2 50%の還元性雰囲気下、400℃で5
時間熱処理し、表面に付着している酸素を還元除去し
た。この後、成形体21をH2 50%+N2 50%の非
酸化雰囲気下、510℃で5時間焼成することによっ
て、N型熱電変換素子6を得た(図3(b))。次に、
半田接合性を高める目的で、N型熱電変換素子6の接合
部分にスパッタリング法によりNi膜のメタライズ層2
2を形成した(図3(c))。
【0029】一方、(Bi0.25Sb0.75)2 Te3 +3
重量%Teの組成となるようにP型熱電変換素子原料を
配合し、これをガラスアンプル中に真空封入して十分均
一になるように溶解混合し、P型合金インゴットを作製
した。このインゴットをボールミルを用いて粉砕し、P
型熱電変換素子材料粉末を得た。そしてこのP型熱電変
換素子材料粉末100重量部に、バインダーとしてアク
リル樹脂バインダーを2重量部、溶剤としてテルピネオ
ールを9重量部配合して2リットルのステンレス製ポッ
トに入れ、十分に混合した後、ロールで十分に混練し、
ズクリーン印刷が可能な粘度200Pa・s(25℃)
のP型熱電変換素子用のペースト状材料を調製した。
重量%Teの組成となるようにP型熱電変換素子原料を
配合し、これをガラスアンプル中に真空封入して十分均
一になるように溶解混合し、P型合金インゴットを作製
した。このインゴットをボールミルを用いて粉砕し、P
型熱電変換素子材料粉末を得た。そしてこのP型熱電変
換素子材料粉末100重量部に、バインダーとしてアク
リル樹脂バインダーを2重量部、溶剤としてテルピネオ
ールを9重量部配合して2リットルのステンレス製ポッ
トに入れ、十分に混合した後、ロールで十分に混練し、
ズクリーン印刷が可能な粘度200Pa・s(25℃)
のP型熱電変換素子用のペースト状材料を調製した。
【0030】このP型熱電変換素子用のペースト状材料
を用い、99%グレースアルミナ基板で形成される予備
成形用基板1の表面にスクリーン印刷法で印刷し、10
0℃で2時間乾燥することによって、厚み300μmの
成形体20を予備成形用基板1に所定の配列位置で成形
した(図2(a))。このように成形した成形体20を
400℃で5時間加熱して脱バインダー処理した後、H
2 50%+N2 50%の還元性雰囲気下、400℃で5
時間熱処理し、表面に付着している酸素を還元除去し
た。この後、成形体20をH2 50%+N2 50%の非
酸化雰囲気下、510℃で5時間焼成することによっ
て、P型熱電変換素子2を得た(図2(b))。次に、
半田接合性を高める目的で、P型熱電変換素子2の接合
部分にスパッタリング法によりNi膜のメタライズ層2
2を形成した(図2(c))。
を用い、99%グレースアルミナ基板で形成される予備
成形用基板1の表面にスクリーン印刷法で印刷し、10
0℃で2時間乾燥することによって、厚み300μmの
成形体20を予備成形用基板1に所定の配列位置で成形
した(図2(a))。このように成形した成形体20を
400℃で5時間加熱して脱バインダー処理した後、H
2 50%+N2 50%の還元性雰囲気下、400℃で5
時間熱処理し、表面に付着している酸素を還元除去し
た。この後、成形体20をH2 50%+N2 50%の非
酸化雰囲気下、510℃で5時間焼成することによっ
て、P型熱電変換素子2を得た(図2(b))。次に、
半田接合性を高める目的で、P型熱電変換素子2の接合
部分にスパッタリング法によりNi膜のメタライズ層2
2を形成した(図2(c))。
【0031】また、99%アルミナ基板で形成される絶
縁基板3の表面にDBCにより所定の配列位置でCuの
電極4を設け、各電極4に半田ペースト12を印刷法に
より塗布した(図1(a)参照)。そしてこの絶縁基板
3の各電極4にP型熱電変換素子2が対向するように絶
縁基板3と予備成形用基板1とを重ね(図1(a))、
電極4にP型熱電変換素子2を圧着させて予備成形用基
板1を剥離することによって、絶縁基板3の各電極4に
P型熱電変換素子2を転写させ、これを220℃のリフ
ロー炉に10分間通して半田ペースト12をリフローさ
せることによって、電極4にP型熱電変換素子2を接合
させた。さらにP型熱電変換素子2の電極4と反対側の
表面にスパッタリング法によりNi膜のメタライズ層2
2を形成することによって、P型熱電変換素子配列基板
5を得た(図1(b))。
縁基板3の表面にDBCにより所定の配列位置でCuの
電極4を設け、各電極4に半田ペースト12を印刷法に
より塗布した(図1(a)参照)。そしてこの絶縁基板
3の各電極4にP型熱電変換素子2が対向するように絶
縁基板3と予備成形用基板1とを重ね(図1(a))、
電極4にP型熱電変換素子2を圧着させて予備成形用基
板1を剥離することによって、絶縁基板3の各電極4に
P型熱電変換素子2を転写させ、これを220℃のリフ
ロー炉に10分間通して半田ペースト12をリフローさ
せることによって、電極4にP型熱電変換素子2を接合
させた。さらにP型熱電変換素子2の電極4と反対側の
表面にスパッタリング法によりNi膜のメタライズ層2
2を形成することによって、P型熱電変換素子配列基板
5を得た(図1(b))。
【0032】同様に、絶縁基板3の各電極4にN型熱電
変換素子6が対向するように絶縁基板3と予備成形用基
板1とを重ね、電極4にN型熱電変換素子6を圧着させ
て予備成形用基板1を剥離することによって、絶縁基板
3の各電極4にN型熱電変換素子6を転写させ、これを
220℃のリフロー炉に10分間通して半田ペースト1
2をリフローさせることによって、電極4にN型熱電変
換素子6を接合させ、さらにN型熱電変換素子6にスパ
ッタリング法によりNi膜のメタライズ層22を形成す
ることによって、N型熱電変換素子配列基板7を得た。
変換素子6が対向するように絶縁基板3と予備成形用基
板1とを重ね、電極4にN型熱電変換素子6を圧着させ
て予備成形用基板1を剥離することによって、絶縁基板
3の各電極4にN型熱電変換素子6を転写させ、これを
220℃のリフロー炉に10分間通して半田ペースト1
2をリフローさせることによって、電極4にN型熱電変
換素子6を接合させ、さらにN型熱電変換素子6にスパ
ッタリング法によりNi膜のメタライズ層22を形成す
ることによって、N型熱電変換素子配列基板7を得た。
【0033】次に、P型熱電変換素子配列基板5とN型
熱電変換素子配列基板7の電極4にそれぞれ半田ペース
ト12を印刷法により塗布し(図1(c)参照)、P型
熱電変換素子配列基板5とN型熱電変換素子配列基板7
を対向配置し(図1(d))、P型熱電変換素子配列基
板5の各電極4の半田ペースト12の表面にN型熱電変
換素子配列基板7の各N型熱電変換素子6を、N型熱電
変換素子配列基板7の各電極4の半田ペースト12の表
面にP型熱電変換素子配列基板5の各P型熱電変換素子
2をそれぞれ重ねた。そして位置がずれないようにした
状態でP型熱電変換素子配列基板5とN型熱電変換素子
配列基板7を220℃のリフロー炉に10分間通して半
田ペースト12をリフローさせることによって、P型熱
電変換素子2とN型熱電変換素子6をそれぞれ相手側の
電極4に接合させた。このようにして、P型熱電変換素
子2とN型熱電変換素子6を二枚の絶縁基板3,3間に
配列して接合すると共に、P型熱電変換素子2とN型熱
電変換素子6を電極4を介して電気的に直列に接続し
た、ペルチェモジュールを得た(図1(e))。
熱電変換素子配列基板7の電極4にそれぞれ半田ペース
ト12を印刷法により塗布し(図1(c)参照)、P型
熱電変換素子配列基板5とN型熱電変換素子配列基板7
を対向配置し(図1(d))、P型熱電変換素子配列基
板5の各電極4の半田ペースト12の表面にN型熱電変
換素子配列基板7の各N型熱電変換素子6を、N型熱電
変換素子配列基板7の各電極4の半田ペースト12の表
面にP型熱電変換素子配列基板5の各P型熱電変換素子
2をそれぞれ重ねた。そして位置がずれないようにした
状態でP型熱電変換素子配列基板5とN型熱電変換素子
配列基板7を220℃のリフロー炉に10分間通して半
田ペースト12をリフローさせることによって、P型熱
電変換素子2とN型熱電変換素子6をそれぞれ相手側の
電極4に接合させた。このようにして、P型熱電変換素
子2とN型熱電変換素子6を二枚の絶縁基板3,3間に
配列して接合すると共に、P型熱電変換素子2とN型熱
電変換素子6を電極4を介して電気的に直列に接続し
た、ペルチェモジュールを得た(図1(e))。
【0034】
【発明の効果】上記のように本発明は、予備成形用基板
の表面に複数のP型熱電変換素子を成形する工程と、絶
縁基板の表面に設けられた複数の各電極に予備成形用基
板の各P型熱電変換素子を圧着して予備成形用基板から
P型熱電変換素子を電極上に転写することによってP型
熱電変換素子配列基板を作製する工程と、予備成形用基
板の表面に複数のN型熱電変換素子を成形する工程と、
絶縁基板の表面に設けられた複数の各電極に予備成形用
基板の各N型熱電変換素子を圧着して予備成形用基板か
らN型熱電変換素子を電極上に転写することによってN
型熱電変換素子配列基板を作製する工程と、上記P型熱
電変換素子配列基板と上記N型熱電変換素子配列基板を
対向配置すると共にP型熱電変換素子配列基板の各電極
にN型熱電変換素子配列基板の各N型熱電変換素子を、
N型熱電変換素子配列基板の各電極にP型熱電変換素子
配列基板の各P型熱電変換素子をそれぞれ重ね合わせて
接合する工程によって、ペルチェモジュールを製造する
ようにしたので、P型熱電変換素子やN型熱電変換素子
は予備成形用基板の表面に熱電変換素子材料を成形する
ことによって形成することができ、インゴットを切断し
てチップ状に熱電変換素子を製造する場合のような材料
ロスや歩留りの問題がなくなると共にチップ状の熱電変
換素子を一つ一つ配置するような必要が無くなって作業
が容易になるものである。しかも、絶縁基板の電極に予
備成形用基板からP型熱電変換素子を転写してP型熱電
変換素子配列基板を、N型熱電変換素子を転写してN型
熱電変換素子配列基板を、それぞれ別々に作製した後
に、P型熱電変換素子配列基板とN型熱電変換素子配列
基板を接合してペルチェモジュールを作製するようにし
ているものであり、絶縁基板の電極上にP型熱電変換素
子とN型熱電変換素子の両方を転写して設ける従来例の
場合のように、P型熱電変換素子やN型熱電変換素子が
転写作業の際に傷付けられるようなおそれがなくなり、
ペルチェモジュールを不良発生率低く製造することがで
きるものである。
の表面に複数のP型熱電変換素子を成形する工程と、絶
縁基板の表面に設けられた複数の各電極に予備成形用基
板の各P型熱電変換素子を圧着して予備成形用基板から
P型熱電変換素子を電極上に転写することによってP型
熱電変換素子配列基板を作製する工程と、予備成形用基
板の表面に複数のN型熱電変換素子を成形する工程と、
絶縁基板の表面に設けられた複数の各電極に予備成形用
基板の各N型熱電変換素子を圧着して予備成形用基板か
らN型熱電変換素子を電極上に転写することによってN
型熱電変換素子配列基板を作製する工程と、上記P型熱
電変換素子配列基板と上記N型熱電変換素子配列基板を
対向配置すると共にP型熱電変換素子配列基板の各電極
にN型熱電変換素子配列基板の各N型熱電変換素子を、
N型熱電変換素子配列基板の各電極にP型熱電変換素子
配列基板の各P型熱電変換素子をそれぞれ重ね合わせて
接合する工程によって、ペルチェモジュールを製造する
ようにしたので、P型熱電変換素子やN型熱電変換素子
は予備成形用基板の表面に熱電変換素子材料を成形する
ことによって形成することができ、インゴットを切断し
てチップ状に熱電変換素子を製造する場合のような材料
ロスや歩留りの問題がなくなると共にチップ状の熱電変
換素子を一つ一つ配置するような必要が無くなって作業
が容易になるものである。しかも、絶縁基板の電極に予
備成形用基板からP型熱電変換素子を転写してP型熱電
変換素子配列基板を、N型熱電変換素子を転写してN型
熱電変換素子配列基板を、それぞれ別々に作製した後
に、P型熱電変換素子配列基板とN型熱電変換素子配列
基板を接合してペルチェモジュールを作製するようにし
ているものであり、絶縁基板の電極上にP型熱電変換素
子とN型熱電変換素子の両方を転写して設ける従来例の
場合のように、P型熱電変換素子やN型熱電変換素子が
転写作業の際に傷付けられるようなおそれがなくなり、
ペルチェモジュールを不良発生率低く製造することがで
きるものである。
【0035】また請求項2の発明は、上記P型熱電変換
素子及びN型熱電変換素子を、Bi、Te、Se及びS
b元素からなる群より選択された少なくとも二種以上の
元素を原料組成として成形するようにしたので、これら
の元素によって高い電熱性能を有するP型やN型の熱電
変換素子を製造することができるものである。また請求
項3の発明は、上記予備成形用基板としてアルマイト処
理されたアルミニウム基板、アルミナ基板、窒化アルミ
ニウム基板から選択されたものを用いるようにしたの
で、熱電変換材料と反応するようなことがなく、しかも
成形した熱電変換素子を容易に剥離することができるも
のであり、高品質のペルチェモジュールを容易に製造す
ることができるものである。
素子及びN型熱電変換素子を、Bi、Te、Se及びS
b元素からなる群より選択された少なくとも二種以上の
元素を原料組成として成形するようにしたので、これら
の元素によって高い電熱性能を有するP型やN型の熱電
変換素子を製造することができるものである。また請求
項3の発明は、上記予備成形用基板としてアルマイト処
理されたアルミニウム基板、アルミナ基板、窒化アルミ
ニウム基板から選択されたものを用いるようにしたの
で、熱電変換材料と反応するようなことがなく、しかも
成形した熱電変換素子を容易に剥離することができるも
のであり、高品質のペルチェモジュールを容易に製造す
ることができるものである。
【0036】また請求項4の発明は、表面粗さRaが
0.5μm以下の予備成形用基板を用いるようにしたの
で、予備成形用基板に成形した熱電変換素子を容易に剥
離して絶縁基板の電極上に転写することができるもので
あり、高品質のペルチェモジュールを容易に製造するこ
とができるものである。
0.5μm以下の予備成形用基板を用いるようにしたの
で、予備成形用基板に成形した熱電変換素子を容易に剥
離して絶縁基板の電極上に転写することができるもので
あり、高品質のペルチェモジュールを容易に製造するこ
とができるものである。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すものであり、
(a)乃至(e)はそれぞれ各工程での概略図である。
(a)乃至(e)はそれぞれ各工程での概略図である。
【図2】本発明の実施の形態の一例におけるP型熱電変
換素子の製造を示すものであり、(a)乃至(c)はそ
れぞれ各工程での概略図である。
換素子の製造を示すものであり、(a)乃至(c)はそ
れぞれ各工程での概略図である。
【図3】本発明の実施の形態の一例におけるN型熱電変
換素子の製造を示すものであり、(a)乃至(c)はそ
れぞれ各工程での概略図である。
換素子の製造を示すものであり、(a)乃至(c)はそ
れぞれ各工程での概略図である。
【図4】従来の熱電変換素子の製造の一例を示すもので
あり、(a)乃至(d)はそれぞれ斜視図である。
あり、(a)乃至(d)はそれぞれ斜視図である。
【図5】従来のペルチェモジュールの製造の一例を示す
ものであり、(a)乃至(e)はそれぞれ各工程での概
略図である。
ものであり、(a)乃至(e)はそれぞれ各工程での概
略図である。
【図6】従来のペルチェモジュールの製造の他例を示す
ものであり、(a)乃至(g)はそれぞれ各工程での概
略図である。
ものであり、(a)乃至(g)はそれぞれ各工程での概
略図である。
1 予備成形用基板 2 P型熱電変換素子 3 絶縁基板 4 電極 5 P型熱電変換素子配列基板 6 N型熱電変換素子 7 N型熱電変換素子配列基板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】
【実施例】次に本発明を実施例によって具体的に説明す
る。ドーパントとして0.06重量%のSbI3 を含む
Bi2 Te2.55Se0.45の組成となるようにN型熱電変
換素子原料を配合し、これをガラスアンプル中に真空封
入して十分均一になるように溶解混合し、N型合金イン
ゴットを作製した。このインゴットをボールミルを用い
て粉砕し、N型熱電変換素子材料粉末を得た。そしてこ
のN型熱電変換素子材料粉末100重量部に、バインダ
ーとしてアクリル樹脂バインダーを2重量部、溶剤とし
てテルピネオールを9重量部配合して2リットルのステ
ンレス製ポットに入れ、十分に混合した後、ロールで十
分に混練し、スクリーン印刷が可能な粘度200Pa・
s(25℃)のN型熱電変換素子用のペースト状材料を
調製した。
る。ドーパントとして0.06重量%のSbI3 を含む
Bi2 Te2.55Se0.45の組成となるようにN型熱電変
換素子原料を配合し、これをガラスアンプル中に真空封
入して十分均一になるように溶解混合し、N型合金イン
ゴットを作製した。このインゴットをボールミルを用い
て粉砕し、N型熱電変換素子材料粉末を得た。そしてこ
のN型熱電変換素子材料粉末100重量部に、バインダ
ーとしてアクリル樹脂バインダーを2重量部、溶剤とし
てテルピネオールを9重量部配合して2リットルのステ
ンレス製ポットに入れ、十分に混合した後、ロールで十
分に混練し、スクリーン印刷が可能な粘度200Pa・
s(25℃)のN型熱電変換素子用のペースト状材料を
調製した。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】一方、(Bi0.25Sb0.75)2 Te3 +3
重量%Teの組成となるようにP型熱電変換素子原料を
配合し、これをガラスアンプル中に真空封入して十分均
一になるように溶解混合し、P型合金インゴットを作製
した。このインゴットをボールミルを用いて粉砕し、P
型熱電変換素子材料粉末を得た。そしてこのP型熱電変
換素子材料粉末100重量部に、バインダーとしてアク
リル樹脂バインダーを2重量部、溶剤としてテルピネオ
ールを9重量部配合して2リットルのステンレス製ポッ
トに入れ、十分に混合した後、ロールで十分に混練し、
スクリーン印刷が可能な粘度200Pa・s(25℃)
のP型熱電変換素子用のペースト状材料を調製した。
重量%Teの組成となるようにP型熱電変換素子原料を
配合し、これをガラスアンプル中に真空封入して十分均
一になるように溶解混合し、P型合金インゴットを作製
した。このインゴットをボールミルを用いて粉砕し、P
型熱電変換素子材料粉末を得た。そしてこのP型熱電変
換素子材料粉末100重量部に、バインダーとしてアク
リル樹脂バインダーを2重量部、溶剤としてテルピネオ
ールを9重量部配合して2リットルのステンレス製ポッ
トに入れ、十分に混合した後、ロールで十分に混練し、
スクリーン印刷が可能な粘度200Pa・s(25℃)
のP型熱電変換素子用のペースト状材料を調製した。
Claims (4)
- 【請求項1】 予備成形用基板の表面に複数のP型熱電
変換素子を成形する工程と、絶縁基板の表面に設けられ
た複数の各電極に予備成形用基板の各P型熱電変換素子
を圧着して予備成形用基板からP型熱電変換素子を電極
上に転写することによってP型熱電変換素子配列基板を
作製する工程と、予備成形用基板の表面に複数のN型熱
電変換素子を成形する工程と、絶縁基板の表面に設けら
れた複数の各電極に予備成形用基板の各N型熱電変換素
子を圧着して予備成形用基板からN型熱電変換素子を電
極上に転写することによってN型熱電変換素子配列基板
を作製する工程と、上記P型熱電変換素子配列基板と上
記N型熱電変換素子配列基板を対向配置すると共にP型
熱電変換素子配列基板の各電極にN型熱電変換素子配列
基板の各N型熱電変換素子を、N型熱電変換素子配列基
板の各電極にP型熱電変換素子配列基板の各P型熱電変
換素子をそれぞれ重ね合わせて接合する工程とを有する
ことを特徴とするペルチェモジュールの製造方法。 - 【請求項2】 上記P型熱電変換素子及びN型熱電変換
素子は、Bi、Te、Se及びSb元素からなる群より
選択された少なくとも二種以上の元素を原料組成として
成形されたものであることを特徴とする請求項1に記載
のペルチェモジュールの製造方法。 - 【請求項3】 上記予備成形用基板としてアルマイト処
理されたアルミニウム基板、アルミナ基板、窒化アルミ
ニウム基板から選択されたものを用いることを特徴とす
る請求項1又は2に記載のペルチェモジュールの製造方
法。 - 【請求項4】 上記予備成形用基板は表面粗さRaが
0.5μm以下であることを特徴とする請求項1乃至3
のいずれかに記載のペルチェモジュールの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9014121A JPH10215005A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | ペルチェモジュールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9014121A JPH10215005A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | ペルチェモジュールの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10215005A true JPH10215005A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=11852298
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9014121A Withdrawn JPH10215005A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | ペルチェモジュールの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10215005A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002246659A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-30 | Komatsu Ltd | 熱電モジュール |
| JPWO2005075382A1 (ja) * | 2004-02-09 | 2007-10-11 | 株式会社トクヤマ | メタライズドセラミックス成形体、その製法およびペルチェ素子 |
| JP2007324448A (ja) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Komatsu Ltd | 熱電材料の製造方法 |
| JP2009302332A (ja) * | 2008-06-13 | 2009-12-24 | Aruze Corp | 熱電変換素子及び熱電変換素子用導電性部材 |
| JP2016058734A (ja) * | 2014-09-11 | 2016-04-21 | コリア・ユニバーシティ・リサーチ・アンド・ビジネス・ファウンデーション | 熱電発電モジュール及びその製造方法 |
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| WO2020065307A1 (en) * | 2018-09-28 | 2020-04-02 | Cambridge Display Technology Limited | Thermoelectric device |
| JP2025000945A (ja) * | 2018-08-28 | 2025-01-07 | リンテック株式会社 | 熱電変換素子の製造方法 |
-
1997
- 1997-01-28 JP JP9014121A patent/JPH10215005A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP4712559B2 (ja) * | 2004-02-09 | 2011-06-29 | 株式会社トクヤマ | メタライズドセラミックス成形体、その製法およびペルチェ素子 |
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| WO2020065307A1 (en) * | 2018-09-28 | 2020-04-02 | Cambridge Display Technology Limited | Thermoelectric device |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040406 |