JPH10216764A - 汚水浄化用微生物担体およびそのユニット - Google Patents

汚水浄化用微生物担体およびそのユニット

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JPH10216764A
JPH10216764A JP9027487A JP2748797A JPH10216764A JP H10216764 A JPH10216764 A JP H10216764A JP 9027487 A JP9027487 A JP 9027487A JP 2748797 A JP2748797 A JP 2748797A JP H10216764 A JPH10216764 A JP H10216764A
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sewage
yarn
microorganism carrier
carrier
purification
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Shohei Senda
昌平 千田
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】大量生産に適するとともに、微生物が活発に活
動できる条件を満たし、かつコストが低く、しかもメン
テナンスに優れたものとする。 【解決手段】第1の方向に間隔を置いて実質的に平行の
複数の幹部Bと、この第1の方向と実質的に直交する第
2の方向に間隔を置いて前記隣接する幹部B,B相互を
繋ぐ多数の連結部Cとで、全体的に平面状の面状部が構
成され、各幹部B,B,…において、前記面状部の面か
ら第3の方向に突出するループ部Rが前記第2の方向に
間隔を置いて多数設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川、湖沼などの
汚れた水を浄化するための汚水浄化用微生物担体および
そのユニットに係り、さらに詳しくは、貯槽内に汚水を
導いて、曝気しかつ汚水を流動化させながら、汚染成分
を微生物(菌類、後生動物なども含む)の活動により浄
化させる際に、微生物を担持させるための担体およびそ
のユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の汚水浄化用微生物担体の使用し
た浄化設備の建設が、生態系にとってきわめて自然であ
る、あるいはランニングコストが低い、設備スペースが
小さいもので足りるなどの利点から、推進されている。
【0003】担体として多孔金属板などを用いることも
可能ではあるが、接触面積を大きくすることができない
などの理由により、現在では、紐または糸ループを組み
合わせたものが一般的に使用されている。
【0004】代表的には、特公平6−65291号、特
公平5−48116号、特公平2−5155号公報など
に示されたものがある。
【0005】これらは、いずれも、幹部とループ糸を組
合せ、あるいは螺旋状に捩じったまたは巻回したもので
あり、全体とすれば、いわば一本の木(以下、トリー状
担体ともいう。)として構成したものである。ここで、
ループ糸を用いたり、螺旋状に捩じったり、あるいは巻
回するのは可能な限り微生物の接触面積を大きくすると
ともに、新しい被処理水との接触頻度をより高めるため
である。
【0006】したがって、現実に処理槽内に設置する場
合には、適宜の支持部材に各トリー状担体を間隔を置い
て多数吊り下げて汚水中に浸漬するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、この種の微生
物担体を用いる浄化設備では、微生物担体に対して微生
物が付着し易く、かつ酸素の供給効率が高いことが、浄
化能力を高める。したがって、微生物担体には、適度の
間隔があり、曝気に伴う液が適切に流動し、さらに酸素
が充分に隅々まで供給されることが重要である。
【0008】他方で、単位容積当たりの微生物担体の占
める容積は大きくない限り、充分な浄化能力を示さない
ので、従来のトリー状担体を使用する限り、きわめて多
数の配置が必要となる。
【0009】すなわち、従来一般的に用いられてきたト
リー状担体をみると、隣接するトリー状担体間は汚水が
トリー状担体に接触することなく流れるために、デッド
スペースとなっている。これを解消せんとすると、トリ
ー状担体の配置間隔を密にする必要があり、したがって
多数本のトリー状担体を用いる必要があり、コストを著
しく高めることになる。
【0010】また、トリー状担体を用いる場合には、こ
れを個別にかつ複雑に編成する必要があり、大量生産に
は適さない。さらに、各トリー状担体を一本ごと支持部
材に取り付ける必要があり、その組み立てコストも無視
できないほど大きい。しかも、長時間運転した後は、各
トリー状担体に付着した微生物をその付着汚染成分と共
に除去するか、新品のトリー状担体に交換する必要があ
るが、その交換の手間が極めて大きく、メンテナンスの
面から適切なものではない。
【0011】したがって、本発明の主たる課題は、大量
生産に適するとともに、微生物が活発に活動できる条件
を満たし、かつコストが低く、しかもメンテナンスに優
れた微生物担体および担体ユニットを提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した請求
項1記載の発明は、汚水浄化のために汚水中に接触状態
で設置される微生物担体であって、第1の方向に間隔を
置いて実質的に平行の複数の幹部と、前記第1の方向と
実質的に直交する第2の方向に間隔を置いて前記隣接す
る幹部相互を繋ぐ多数の連結部とで、全体的に平面状の
面状部が構成され、実質的に前記各幹部において、前記
面状部の面から突出するループ部が前記第2の方向に間
隔を置いて多数設けられ、前記幹部、連結部およびルー
プ部の少なくとも連結部およびループ部が、単糸または
束糸によって形成されていることを特徴とする汚水浄化
用微生物担体である。
【0013】請求項2記載の発明は、汚水浄化のために
汚水中に接触状態で設置される微生物担体であって、第
1の方向に間隔を置いて実質的に平行の複数の幹部と、
前記第1の方向と実質的に直交する第2の方向に間隔を
置いて前記隣接する幹部相互を繋ぐ多数の連結部とで、
全体的に平面状の面状部が構成され、実質的に前記各幹
部において、前記面状部の面から突出するループ部が前
記第2の方向に間隔を置いて多数設けられ、前記幹部、
連結部およびループ部が、単糸または束糸によって形成
されており、前記連結部およびループ部を構成する糸が
第1の方向に連続し、かつ前記幹部における第2方向に
延びる糸と織成されて前記幹部が構成されていることを
特徴とする汚水浄化用微生物担体である。
【0014】これらの態様において、前記ループ部は前
記面状部の両面からそれぞれ突出して形成することがで
きる。
【0015】請求項4記載の発明は、汚水浄化のために
汚水中に接触状態で設置される微生物担体と、これを保
持する支持部材とを有する担体ユニットであって;前記
微生物担体は、第1の方向に間隔を置いて実質的に平行
の複数の幹部と、前記第1の方向と直交する第2の方向
に間隔を置いて前記隣接する幹部相互を繋ぐ多数の連結
部とで、全体的に平面状の面状部が構成され、実質的に
前記各幹部において、前記面状部の面から突出するルー
プ部が前記第2の方向に間隔を置いて多数設けられ、前
記幹部、連結部およびループ部の少なくとも連結部およ
びループ部が、単糸または束糸によって形成されてお
り;前記支持部材は、前記微生物担体の少なくとも上下
部において、微生物担体を支持しており、この支持部材
が汚水中への設置手段を構成していることを特徴とする
汚水浄化用微生物担体ユニットである。
【0016】一方、請求項5に記載の他の形態に係る微
生物担体は、汚水浄化のために汚水中に接触状態で設置
される微生物担体であって、1または複数の収縮糸条と
ともに、多数の繊維糸条を束ね、かつ長手方向に所定の
間隔をおいて固定バンドにより結束して糸条集束体を構
成した後、この糸条集束体に前記収縮糸条が収縮する加
工条件を与えることによって収縮糸条を収縮させ、前記
多数の繊維糸条を各固定バンド間において膨出させたこ
とを特徴とする汚水浄化用微生物担体である。
【0017】また、請求項6に記載の他の形態に係る微
生物担体は、汚水浄化のために汚水中に接触状態で設置
される微生物担体であって、第1の方向に沿って、収縮
糸条を所定間隔で混ぜ込みながら多数の繊維糸条を平面
的に配列するとともに、前記第1の方向に所定の間隔を
おいて第1の方向と実質的に直交する第2の方向に沿っ
て配設された固定部材によって前記収縮糸および繊維糸
条を固定してシート状の面状体を構成した後、この面状
体に前記収縮糸条が収縮する加工条件を与えることによ
って収縮糸条を収縮させ、前記多数の繊維糸条を各固定
部材間において膨出させたことを特徴とする汚水浄化用
微生物担体である。
【0018】さらに、請求項7に記載の他の形態に係る
微生物担体ユニットは、汚水浄化のために汚水中に接触
状態で設置される微生物担体と、これを保持する支持部
材とを有する担体ユニットであって;前記微生物担体
は、第1の方向に沿って、多数の繊維糸条が平面的に配
列されるとともに、前記第1の方向に所定の間隔をおい
て第1の方向と実質的に直交する第2の方向に沿って配
設された固定部材によって前記繊維糸条が固定されシー
ト状の面状体を構成してあり、前記微生物担体は、少な
くとも前記固定部材の上下部において前記支持部材によ
り支持されているとともに、支持部材に対する前記固定
部材の連結部間隔をシート状態の時の固定部材間距離よ
りも縮小することにより前記多数の繊維糸条を各固定部
材間において側方に膨出させた状態で取り付けられ、か
つ前記支持部材は汚水中への設置手段を構成しているこ
とを特徴とする汚水浄化用微生物担体ユニットである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の態様を説
明しながら明確にする。
【0020】《第1の実施態様》図1〜図3は第1の実
施の態様を示したものである。すなわち、この微生物担
体は、第1の方向(第1の実施の態様では設置状態にお
いて水平方向)に間隔を置いて実質的に平行の複数の幹
部Bと、この第1の方向と実質的に直交する第2の方向
に間隔を置いて前記隣接する幹部B,B相互を繋ぐ多数
の連結部Cとで、全体的に平面状の面状部が構成されて
いる。
【0021】また、各幹部B,B,…において、前記面
状部の面から第3の方向に突出するループ部Rが前記第
2の方向に間隔を置いて多数設けられ、前記幹部B、連
結部Cおよびループ部Rが、単糸または束糸(以下、断
りのない限り単に「糸」という。)によって形成されて
おり、連結部Cおよびループ部Rを構成する糸が第1の
方向に連続しており、幹部Bにおける第2方向に延びる
糸2と織成されて幹部Bが構成されているものである。
【0022】すなわち、具体的には、ある長さの一本の
横糸1の途中で、図1に示すように、ループ部分1a,
1a,…を形成し、かつ隣のループ部分1aまで直線状
の連結部分1bを形成したものである。また、ループ部
分1a,1aの根元において、連結部分1bの端部に対
して一体化させるために、縦糸2を用いて、適当な編成
組織で編上げたものである。この編上げ状態が図2に示
されている。
【0023】かかる微生物担体は、浄化槽内に設置する
ために、図3に示すように、上部支持部材10U、下部
支持部材10Lに対して、たとえば各縦糸2,2,…を
連結することにより、微生物担体ユニットXを構成して
ある。
【0024】かかる微生物担体ユニットXは、たとえば
図4および図5に示すように、平行にかつ全体的には千
鳥状の配置で浄化槽3内に設置される。この浄化槽3に
対して河川や湖沼の原汚水W0 が導入され、浄化槽3内
に適宜の位置に配置した多数の曝気管(図示せず)から
曝気される。この過程で、汚水に対して底部から上部に
向かいかつ一部は再び潜る旋回流が形成される。この汚
水の流動化の状態で曝気が行われるために、担体に付着
した微生物の活動が活発化し、汚水を浄化する。浄化済
の浄水W1 は再び河川や湖沼に戻される。
【0025】ここで、特に図4に示されているように、
本発明の微生物担体においては、幹部B、連結部Cおよ
びループ部Rが、隣接する微生物担体との関係で、デッ
ドスペースの少ない効果的な平面配置を構成することが
できる。
【0026】ところで、ループ部Rは流れる汚水との接
触頻度を高める効果があるが、長時間運転していると、
汚物も付着してループ部Rが図2に示されているように
張り出している状態から垂れ下がってしまう傾向があ
る。この傾向は、特に、従来のトリー状担体において致
命的となる。すなわち、ループ部が垂れ下がり、幹部B
に沿うようになると単にストレートな一本の糸となって
しまい。汚水の接触面積が確保できなくなる。しかる
に、本発明の微生物担体においては、ループ部Rが垂れ
下がったとしても、連結部Cが第1の方向に依然として
延びてこれが第2の方向に間隔を置いて配置されている
ので、汚水は各連結部C,C,…に対して接触し、その
後の運転においても必要限度の浄化能力を発揮する。
【0027】前記形態例においては、面状部から両側に
一つのループ部Rがそれぞれ突出したものであるが、図
6に示すように、片側当たり2つのループ部Rをそれぞ
れ突出させて4枚の花弁状に形成することもできる。こ
のように、本発明においてループ部Rの数については限
定されることなく、適宜の数とすることができる。
【0028】また、前記形態例においては、ループ部R
を構成するのに横糸を利用してあるが、図6に示されて
いるように、ループ部Rを構成する糸は横糸1および縦
糸2とは別の専用の糸3を用いることができる。
【0029】さらに、図7に示されているように、ルー
プ部を大ループR1と小ループR2の二重ループとする
ことができる。この二重ループは第2の方向に位置がず
れて交互に形成することができる。
【0030】本発明の担体の編成方法に制限はないが、
たとえば図8に示すように、一方向の平面内に平行配置
された横糸1、1…と、横糸方向に所定の間隔をおいて
織られた数本の縦糸2とによる単純な平織りとしてお
き、これを図9に示すように、縦糸2部分相互を合わせ
て別の糸または適宜の結束部材(これらについては図示
されていない)により一体化しながらループ部Rを形成
することができる。
【0031】また、前記の各幹部Bの形成に際しては、
縦糸2を横糸1に対して結束材料、たとえば別の糸で結
束して一体化させるほか、縦糸2を横糸1と編んでもよ
く、さらに別の帯やリボン類を介在させて固定または織
るなどすることも可能である。なお、図示上、各幹部B
は概念的に示されていることを付言する。
【0032】第1の実施の態様においては、ループ部R
が高さ方向(第2の方向)に間隔を置いて配置されてい
るが、図10に示すように、担体を90度転回させて、
ループ部Rを水平方向に間隔を置いて配置することがで
きる。この場合には、横糸1を利用して支持部材10U
に取り付けることができる。
【0033】担体ユニットXの浄化槽3内に対する配置
は、図11に示すように、平面視で綾織り配置などの形
態とすることができる。
【0034】以上の各例の組合せは適宜行うことができ
る。
【0035】本発明の糸としては、ポリエスル糸、ナイ
ロン糸なども用いることができるものの、微生物の付着
性の点で塩化ビニリデン樹脂糸が最適であることは判明
している。
【0036】本発明の汚水浄化用微生物担体またはその
ユニットは、浄化槽に設置するほか、直接、河川や湖沼
に設置することができる。
【0037】一方、本発明では、第1の方向に間隔を置
いて実質的に平行の複数の幹部と、前記第1の方向と実
質的に直交する第2の方向に間隔を置いて前記隣接する
幹部相互を繋ぐ多数の連結部とで、全体的に平面状の面
状部が構成され、実質的に前記各幹部において、前記面
状部の面から突出するループ部が前記第2の方向に間隔
を置いて多数設けられたものである。
【0038】したがって、織機のサイズによるが、通常
は最大2.5〜3.0m程度の幅方向で連続的な編成が
可能であり、その結果、従来のトリー状担体を製造する
場合に比較して、大量生産が可能であり、必要により、
広幅のものから、任意の幅に切断して短い幅のものを得
ることができる。このように、目的の微生物担体を得る
際におけるコストの低減を図ることができる。
【0039】《第2の実施態様》図12は第2の実施の
形態を示したものである。すなわち、本形態に係る微生
物担体Pは外観上、固定バンド6、6…によって束ねら
れた多数の繊維糸条5、5…が前記各固定バンド6、6
間において外方に膨出して構成されたものであり、具体
的製造方法は、図13および図14に示されるように、
略中心に配置された単糸または束糸よりなる1つの収縮
糸条4とともに、その回りに配置された多数の繊維糸条
5、5…を束ねるとともに、長手方向に所定の間隔をお
いて固定バンド6、6…により結束して糸条集束体Aと
した後、この糸条集束体Aに対して前記収縮糸条4が収
縮する加工条件を与えることによって収縮糸条4を収縮
させ、前記多数の繊維糸条5、5…を各固定バンド6、
6間において外方に膨出させる工程によって製造され
る。
【0040】前記収縮糸条4としては、たとえば商品
名;ソクラテックス(商標)〔帝人株式会社〕として市
販されている超高収縮ポリエステル繊維を使用すること
ができる。この繊維は、80℃以上の温水に浸す(湿熱
処理)ことによってあるいは100℃以上の乾熱処理に
よって40〜50%に収縮する特性を有する。なお、参
考までにその収縮特性図を図22(A)(B)(同商品のカタ
ログより抜粋)に示す。
【0041】一方、繊維糸条5、5…は熱処理が加えら
れてもほぼ当初の長さを維持するため、固定バンド6、
6間の長さLが加熱後はLR (<L)となり、繊維糸条
5、5…が外方に膨出する。
【0042】本第2形態においては、一旦糸条集束体A
として製造した後に、繊維糸条5、5…を膨出加工する
ようにしているため、前記糸条集束体Aの製造に当り、
工場ラインにて連続的に大量生産が可能になる。また、
微生物が付着する繊維糸条5、5…を膨出形状としてあ
るため、微生物が各繊維糸条5、5…に付着しても依然
として膨出形状を維持するため、従来のトリー状担体の
ようにループ部が垂れ下がって単に一本の糸となってし
まい、浄化能力が著しく低下するなどの問題も解消され
ることになる。
【0043】ところで、前記収縮糸条4は、糸条集束体
A内に複数本配置することでもよい、またその配置位置
についても任意である。図15〜図17の例は、糸条集
束体Aの外周位置に8本の収縮糸条4、4…を配置した
例を示したものである。
【0044】《第3の実施態様》次いで、図18および
図19は第3の実施の形態を示したものである。すなわ
ち、図18に示されるように、第1の方向(同図の実施
態様では水平水平方向)に沿って、収縮糸条4、4…を
縦方向に所定間隔で混ぜ込みながら多数の繊維糸条5、
5…を平面的に配列し、かつ前記第1の方向に所定の間
隔をおいて第1の方向と実質的に直交する第2の方向に
沿って配設された複数本の縦糸7a、7a…からなる固
定部材7によって前記収縮糸4、4…および繊維糸条
5、5…を固定してシート状の面状体Dを構成した後、
この面状体Dに前記収縮糸条4、4…が収縮する加工条
件、すなわち80℃以上の温水に浸す(湿熱処理)か1
00℃以上の乾熱を与えることによって収縮糸条4、4
…を収縮させ、図19に示されるように、前記多数の繊
維糸条5、5…を各固定部材7、7間において膨出させ
たものである。
【0045】同図の例では、固定部材7として単糸また
は束糸からなる縦糸7a、7a…を織り込んで、前記収
縮糸4、4…および繊維糸条5、5…を同一ライン位置
で固定しているが、前記縦糸7aに代えて布帯やリボン
類などはもちろんこと、プラスチックなどを用いること
でもよい。要は、収縮糸4、4…と繊維糸条5、5…と
を同一ライン位置において固定できるものであれば何で
もよい。
【0046】なお、前記例は、図19に示される状態で
取付けることを想定してあるが、収縮糸4、4…および
繊維糸条5、5…を縦方向配置として、すなわち図19
を90度回転させた状態で取付けることでもよい。この
場合には、収縮糸条4、4…を利用して支持部材に取付
けることになる。
【0047】また、前記例は、収縮糸条4、4の位置を
境に、両側に対で繊維糸条5、5…を膨出させるように
しているが、当然に片側のみであってもよいし、また平
面的に視て波状とすることでもよい。
【0048】本第3形態においては、シート状の面状体
Dとして製造した後、繊維糸条5、5…を膨出加工する
ようにしているため、前記シート状面状体Dの製造に当
り、織機により連続的に大量生産が可能になる。また、
微生物が各膨出した繊維糸条5、5…に付着しても、依
然としてカーテン状態を維持するため、長期に亘って浄
化能力を発揮するようになる。
【0049】《第4の実施態様》次いで、図20および
図21は第4の実施の形態を示したものである。すなわ
ち、図20に示されるように、本実施形態に係る微生物
担体は、第1の方向(本例では水平方向)に沿って、多
数の繊維糸条5、5…が平面的に配列されるとともに、
前記第1の方向に所定の間隔をおいて第1の方向と実質
的に直交する第2の方向に沿って配設された複数本の縦
糸7a、7a…からなる固定部材7によって前記繊維糸
条5、5…を固定することによりシート状の面状体Eと
し、この面状体Eを支持体に対して取付けるに当たっ
て、図21に示されるように、固定部材7の上下部をそ
れぞれ上部支持部材11と下部支持部材12とにより支
持するようにし、前記上下部支持部材11、12に対す
る前記固定部材7の連結部間隔SR をシート状態の時の
固定部材7、7間距離Sよりも縮小して取付けることに
よって前記各繊維糸条5、5…を各固定部材7、7間に
おいて側方に膨出させた状態で取り付けたものである。
【0050】本第4形態の場合も前記第3形態の例と同
様に、シート状の面状体Dとして製造されるものである
から、織機により連続的に大量生産が可能になる。ま
た、繊維糸条5、5…を側方に膨出させてあるから接触
面積が高まり浄化能力が高いとともに、微生物が繊維糸
条5、5…に付着しても、依然としてカーテン状態を維
持するため、長期に亘って浄化能力を発揮するようにな
る。
【0051】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、大量生
産に適するとともに、微生物が活発に活動できる条件を
満たし、かつコストが低く、しかもメンテナンスに優れ
た微生物担体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る微生物担体の平面図であ
る。
【図2】その斜視図である。
【図3】ユニットの正面図である。
【図4】微生物担体相互の配置例の平面図である。
【図5】浄化槽内へのユニット群の設置例の平面図であ
る。
【図6】他の微生物担体例の平面図である。
【図7】別の微生物担体例の平面図である。
【図8】担体の製造準備段階の斜視図である。
【図9】その組み立て例の平面図である。
【図10】態様を異にする微生物担体の吊り下げ例の斜
視図である。
【図11】浄化槽内へのユニット群の設置の他の例の平
面図である。
【図12】第2の実施態様に係る微生物担体の要部側面
図である。
【図13】その糸条集束体時の要部側面図である。
【図14】繊維糸条の膨出加工後の要部断面図である。
【図15】他例に係る糸条集束体時の要部側面図であ
る。
【図16】図15のXV−XV線矢視図である。
【図17】他例に係る繊維糸条の膨出加工後の要部断面
図である。
【図18】第3の実施態様に係る微生物担体の要部正面
図である。
【図19】繊維糸条の膨出加工後の要部斜視図である。
【図20】第4の実施態様に係る微生物担体の要部正面
図である。
【図21】支持体に対する取り付け後の状態斜視図であ
る。
【図22】(A) は湿熱処理時の収縮糸収縮特性図であ
り、(B) は乾熱処理時の収縮糸収縮特性図である。
【符号の説明】
1…横糸、2…縦糸、3…別の糸、4…収縮糸条、5…
繊維糸条、6…固定バンド、7a…縦糸、7…固定部
材、11…上部支持部材、12…下部支持部材、B…幹
部、C…連結部、R…ループ部、X…ユニット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】汚水浄化のために汚水中に接触状態で設置
    される微生物担体であって、 第1の方向に間隔を置いて実質的に平行の複数の幹部
    と、前記第1の方向と実質的に直交する第2の方向に間
    隔を置いて前記隣接する幹部相互を繋ぐ多数の連結部と
    で、全体的に平面状の面状部が構成され、 実質的に前記各幹部において、前記面状部の面から突出
    するループ部が前記第2の方向に間隔を置いて多数設け
    られ、 前記幹部、連結部およびループ部の少なくとも連結部お
    よびループ部が、単糸または束糸によって形成されてい
    ることを特徴とする汚水浄化用微生物担体。
  2. 【請求項2】汚水浄化のために汚水中に接触状態で設置
    される微生物担体であって、 第1の方向に間隔を置いて実質的に平行の複数の幹部
    と、前記第1の方向と実質的に直交する第2の方向に間
    隔を置いて前記隣接する幹部相互を繋ぐ多数の連結部と
    で、全体的に平面状の面状部が構成され、 実質的に前記各幹部において、前記面状部の面から突出
    するループ部が前記第2の方向に間隔を置いて多数設け
    られ、 前記幹部、連結部およびループ部が、単糸または束糸に
    よって形成されており、前記連結部およびループ部を構
    成する糸が第1の方向に連続し、かつ前記幹部における
    第2方向に延びる糸と織成されて前記幹部が構成されて
    いることを特徴とする汚水浄化用微生物担体。
  3. 【請求項3】前記ループ部は前記面状部の両面からそれ
    ぞれ突出されている請求項1または2記載の汚水浄化用
    微生物担体。
  4. 【請求項4】汚水浄化のために汚水中に接触状態で設置
    される微生物担体と、これを保持する支持部材とを有す
    る担体ユニットであって;前記微生物担体は、第1の方
    向に間隔を置いて実質的に平行の複数の幹部と、前記第
    1の方向と直交する第2の方向に間隔を置いて前記隣接
    する幹部相互を繋ぐ多数の連結部とで、全体的に平面状
    の面状部が構成され、 実質的に前記各幹部において、前記面状部の面から突出
    するループ部が前記第2の方向に間隔を置いて多数設け
    られ、 前記幹部、連結部およびループ部の少なくとも連結部お
    よびループ部が、単糸または束糸によって形成されてお
    り;前記支持部材は、前記微生物担体の少なくとも上下
    部において、微生物担体を支持しており、この支持部材
    が汚水中への設置手段を構成していることを特徴とする
    汚水浄化用微生物担体ユニット。
  5. 【請求項5】汚水浄化のために汚水中に接触状態で設置
    される微生物担体であって、 1または複数の収縮糸条とともに、多数の繊維糸条を束
    ね、かつ長手方向に所定の間隔をおいて固定バンドによ
    り結束して糸条集束体を構成した後、この糸条集束体に
    前記収縮糸条が収縮する加工条件を与えることによって
    収縮糸条を収縮させ、前記多数の繊維糸条を各固定バン
    ド間において膨出させたことを特徴とする汚水浄化用微
    生物担体。
  6. 【請求項6】汚水浄化のために汚水中に接触状態で設置
    される微生物担体であって、 第1の方向に沿って、収縮糸条を所定間隔で混ぜ込みな
    がら多数の繊維糸条を平面的に配列するとともに、前記
    第1の方向に所定の間隔をおいて第1の方向と実質的に
    直交する第2の方向に沿って配設された固定部材によっ
    て前記収縮糸および繊維糸条を固定してシート状の面状
    体を構成した後、この面状体に前記収縮糸条が収縮する
    加工条件を与えることによって収縮糸条を収縮させ、前
    記多数の繊維糸条を各固定部材間において膨出させたこ
    とを特徴とする汚水浄化用微生物担体。
  7. 【請求項7】汚水浄化のために汚水中に接触状態で設置
    される微生物担体と、これを保持する支持部材とを有す
    る担体ユニットであって;前記微生物担体は、第1の方
    向に沿って、多数の繊維糸条が平面的に配列されるとと
    もに、前記第1の方向に所定の間隔をおいて第1の方向
    と実質的に直交する第2の方向に沿って配設された固定
    部材によって前記繊維糸条が固定されシート状の面状体
    を構成してあり、 前記微生物担体は、少なくとも前記固定部材の上下部に
    おいて前記支持部材により支持されているとともに、支
    持部材に対する前記固定部材の連結部間隔をシート状態
    の時の固定部材間距離よりも縮小することにより前記多
    数の繊維糸条を各固定部材間において側方に膨出させた
    状態で取り付けられ、かつ前記支持部材は汚水中への設
    置手段を構成していることを特徴とする汚水浄化用微生
    物担体ユニット。
JP9027487A 1997-02-12 1997-02-12 汚水浄化用微生物担体およびそのユニット Withdrawn JPH10216764A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010099614A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Seiren Co Ltd 水処理用接触材
KR101282502B1 (ko) * 2012-06-20 2013-07-04 (주)대종에이오피 수처리용 여과재 및 이를 이용한 수처리 장치
WO2015181576A1 (en) * 2014-05-30 2015-12-03 Biopolus Technológiák Zrt. Biofilm carrier made of yarns
WO2017144928A1 (en) * 2016-02-26 2017-08-31 Biopolus Intézet Nonprofit Zrt. Biofilm carrier
CN108191191A (zh) * 2018-03-17 2018-06-22 凌建军 一种用于农村污水治理可串插束状填料装置

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