JPH10217700A - 加飾成形品の製法 - Google Patents

加飾成形品の製法

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JPH10217700A
JPH10217700A JP2560797A JP2560797A JPH10217700A JP H10217700 A JPH10217700 A JP H10217700A JP 2560797 A JP2560797 A JP 2560797A JP 2560797 A JP2560797 A JP 2560797A JP H10217700 A JPH10217700 A JP H10217700A
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JP
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resin
particles
granulated
parts
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JP2560797A
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Akihiro Kitagawa
昭宏 北川
Yasuhiro Matsumoto
康弘 松本
Kengo Suzuki
謙吾 鈴木
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Yamaha Living Tech Co Ltd
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Yamaha Living Tech Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑で深み感のある模様付けが可能であり、
天然石質感が一層高い加飾成形品が容易に得られる加飾
成形品の製法を提供すること。 【解決手段】 造粒によって得られた造粒樹脂粒子を硬
化性樹脂液に配合したものを硬化成形して加飾成形品と
する加飾成形品の製法であって、前記造粒樹脂粒子5と
して、色調が異なる樹脂粒子1、2を粒子形態を保っ
て、バインダー樹脂3により粒子状に結合した複雑な模
様を有する粒子を用いる製法である。前記の樹脂粒子
1、2は熱硬化性樹脂を粉砕することにより得られる粉
体であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、擬石、テラゾー
類、花崗岩や大理石などの天然石に似た外観を有する加
飾成形品の製法に関し、特に、複雑で深み感のある模様
を有し、天然石質感が高い加飾成形品が容易に得られる
ようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような加飾成形品の製法の具
体例として、いわゆる人工大理石の製造方法が知られて
いる。このものは、ポリメチルメタクリレートなどのア
クリル樹脂をメタクリル酸メチルなどのアクリル酸エス
テルモノマーに溶解した重合性樹脂液に、水酸化アルミ
ニウムなどの無機充填材と、樹脂粒子とを配合し、この
配合物を硬化成形して、模様付けを行なう方法である。
上記樹脂粒子として、個々の粒子全体が均質に着色され
ているもの、或いは、特公平7ー94563号公報に開
示されているような樹脂粒子が知られている。特公平7
ー94563号公報に記載の樹脂粒子は、異なる色調に
着色した未硬化液状硬化性樹脂を多層に成形、硬化させ
た後、この多層構造を有する硬化物を破砕して樹脂粒子
としたものであって、図3に示すように、一種以上の色
調(図3に示すものは3色構造)を有する多色構造樹脂
粒子ある。そして、このような樹脂粒子として、透明
度、形状等の異なる数種以上のものが適宜組み合わされ
て上記重合性樹脂液に配合される。
【0003】しかしながら、このような加飾成形品の製
造方法においては、重合性樹脂液に分散させる際に数種
の樹脂粒子を組み合わせることに手間がかかり生産性が
低下するものであった。また、樹脂粒子を重合性樹脂液
に分散させても模様が不自然に偏ってしまったり、うま
く上記重合性樹脂液に分散させることができたとしても
単一な模様付けしか施せず、得られる加飾成形品は天然
石質感が不足するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】よって、この発明にお
ける課題は、複雑で深み感のある模様付けが可能であ
り、天然石質感が一層高い加飾成形品が容易に得られる
ようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、造粒によ
って得られた造粒樹脂粒子を硬化性樹脂液に配合したも
のを硬化成形して加飾成形品とする加飾成形品の製法で
あって、前記造粒樹脂粒子は、色調が異なる樹脂粒子を
粒子形態を保って粒子状に造粒したものであるととも
に、樹脂粒子をバインダー樹脂により結合したものとす
ることで解決される。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、造粒樹脂粒子の製法の一
例を説明するための図であり、図2は造粒樹脂粒子を用
いた加飾成形品の模式的断面図である。本発明の加飾成
形品の製法の一例は、図1、2に示すように、造粒によ
って得られた造粒樹脂粒子5を硬化性樹脂液に配合した
ものを硬化成形して加飾成形品11とする製法であっ
て、前記造粒樹脂粒子5は色調が異なる樹脂粒子1、2
をその粒子形態を保ってバインダー樹脂3により結合し
て粒子状に造粒したものであるとともに、樹脂粒子1、
2は未硬化液状硬化性樹脂を硬化させて得た硬化物を粉
砕したものであるとする製法である。なお、図1の例
は、色調が異なる樹脂粒子として、第一色の樹脂粒子1
と第二色の樹脂粒子2との2種を用いた例である。
【0007】造粒樹脂粒子5を製造するための樹脂粒子
として、色調を異にする少なくとも2種の樹脂粒子が準
備される。
【0008】樹脂粒子は、例えば、異なる色調に着色し
た未硬化液状硬化性樹脂をそれぞれ硬化させて得た硬化
物をそれぞれ粉砕することにより製造される。この未硬
化液状硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂、
エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹
脂や、これらの樹脂とアクリルシロップの混合物や、こ
れらの混合物等の熱硬化性樹脂(架橋樹脂)が用いられ
る。樹脂粒子が熱硬化性樹脂から構成されると、加飾成
形品を製造するために用いる未硬化液状硬化性樹脂中の
スチレン、メタクリル酸メチル等のモノマーによって、
造粒樹脂粒子が侵されない。
【0009】上記未硬化液状硬化性樹脂を異なる色調に
着色するために、着色剤が用いられる。この着色剤とし
ては、TiO2、Fe23、イエロートナー、ブラウン
トナー、 ブルートナー、グリーントナー等が用いられ
るが、これが配合される上記未硬化液状硬化性樹脂に応
じて最も適するものが選ばれる。配合量は、未硬化液状
硬化性樹脂の着色度によって決められ、上記未硬化液状
硬化性樹脂100重量部に対して0.1〜5重量部程度
である。
【0010】また、上記未硬化液状硬化性樹脂には、樹
脂粒子の透明度、比重などを調整するために、充填材を
添加することが好ましい。充填材としては、平均粒子径
約5μm〜数100μm程度の水酸化アルミニウム、水
酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、ガラスフィラー等
が用いられる。配合量は上記未硬化液状硬化性樹脂10
0重量部に対して、50〜250重量部、好ましくは1
00〜200重量部程度である。50重量部未満である
と樹脂粒子の比重が小さくなりすぎて、樹脂粒子が配合
される透明硬化性樹脂液中に適度に分散せず、250重
量部を超えると、上記効果が配合に伴いそれ以上増加し
なくなるとともに分散不良または充填材のぬれ不足等の
不都合を生じる。
【0011】上記未硬化液状硬化性樹脂を硬化させるも
のとしては、硬化促進剤、ラジカル硬化剤等が用いられ
る。硬化促進剤としては、ナフテン酸コバルトなどが用
いられ、上記未硬化液状硬化性樹脂100重量部に対し
て0〜1重量部程度添加される。ラジカル硬化剤として
は、有機過酸化物などが用いられ、上記未硬化液状熱硬
化性樹脂100重量部に対して0.5〜2重量部程度添
加される。
【0012】つぎに、このような未硬化液状硬化性樹脂
組成物を用いて樹脂粒子を得る方法の例を説明する。ま
ず、第一色の樹脂粒子を得るために、未硬化液状硬化性
樹脂組成物を、例えば、四角状の金型内に層の厚さが
0.1〜2.0mm程度になるように流し込む。つい
で、シート状に成形、硬化する。ついで、これを金型内
から取り出し、つぎに、硬化物をハンマー等を用いて粗
粉砕し、ついで、これらをロール粉砕機、ハンマーミ
ル、ジョークラッシャー等を用いて粉砕する。この後、
粉砕物を分級して第一色の樹脂粒子を粉体として得る。
【0013】第二色の樹脂粒子は、第一樹脂組成物と異
なる色調に着色された未硬化液状硬化性樹脂組成物を用
いて、第一色の樹脂粒子を得た前述の方法と同様にして
製造される。以上の樹脂粒子の製法を繰り返すことによ
り、色調が異なる樹脂粒子が少なくとも2種準備され
る。
【0014】樹脂粒子の好ましい平均粒子径は、約0.
1〜10mm程度である。0.1mm未満であると、模
様が鮮明になりにくく、10mmを超えると、加飾成形
品の表面が平滑になりにくいという問題がある。樹脂粒
子が粉砕によって得られた粉体であれば、樹脂粒子の形
状が複雑であるので、天然石質感が高い加飾成形品が得
られやすい。
【0015】樹脂粒子のそれぞれは単色である必要はな
く多色であってもよい。また、特公平7ー94563号
公報に記載のように、異なる色調に着色した未硬化液状
硬化性樹脂を多層に成形、硬化させた後、この多層構造
を有する硬化物を破砕して得られる樹脂粒子(例えば図
3に示す多色構造樹脂粒子21)であってもよい。
【0016】つぎに、造粒樹脂粒子について説明する。
造粒樹脂粒子は、色調が異なる樹脂粒子の複数個が結合
されているものであり、図1の例では、一個の造粒樹脂
粒子5は、第一色の樹脂粒子1の複数個と第二色の樹脂
粒子2の複数個とがバインダー樹脂3により粒子状に結
合されている。造粒樹脂粒子は、色調が異なる樹脂粒子
を粒子形態を保って粒子状に造粒することにより製造さ
れる。造粒方法としては、公知の流動造粒法、攪拌造粒
法、押出成形法などが挙げられる。なお、図1は、色調
が異なる2種の樹脂粒子1、2を用いる場合を図示して
いるが、色調が異なる樹脂粒子の種類は任意であり、例
えば2〜10種でも良い。
【0017】造粒樹脂粒子を製造するために、バインダ
ー樹脂を用いることが好ましい。バインダー樹脂は、色
調が異なる樹脂粒子の複数個をその粒子形態を保持して
結合し、造粒樹脂粒子を粒子として得るためのものであ
る。バインダー樹脂は熱硬化性樹脂であって透明性であ
ることが好ましく、その例は不飽和ポリエステル樹脂、
エポキシ樹脂等の前述の熱硬化性樹脂、或いは、ウレタ
ン樹脂などである。バインダー樹脂が不飽和ポリエステ
ル樹脂等の熱硬化性樹脂又はこれを主体とするものであ
れば、硬化反応によって樹脂粒子を結合できる。また、
造粒樹脂粒子が加飾成形品を製造するための未硬化液状
硬化性樹脂中のモノマーによって侵されない。従って、
造粒樹脂粒子の形状がそのまま加飾成形品中に保持され
る。バインダー樹脂として熱硬化性樹脂を用いる場合、
色調が異なる樹脂粒子と熱硬化性樹脂との混合物を攪拌
しながら、熱硬化性樹脂を硬化させて、樹脂粒子の複数
個を粒子状に結合(接着)させる攪拌造粒により造粒樹
脂粒子を製造できる。
【0018】バインダー樹脂は樹脂粒子の総重量部10
0部に対して、約0.5〜20重量部、好ましくは、1
〜5重量部、の割合で用いられる。0.5重量部未満で
あると、 バインダー樹脂が少な過ぎて、樹脂粒子を結
合して粒子状の造粒樹脂粒子を得ることができない。2
0重量部を超えると、過剰であって樹脂粒子と熱硬化性
樹脂との混合物が団子状となり、造粒樹脂粒子が粒子状
として得られにくい。
【0019】造粒によって得られた造粒樹脂粒子は、約
0.5〜20mmの平均粒子径を有する粒子であること
が好ましい。0.5mm未満であると、造粒樹脂粒子に
よる模様が鮮明になりにくい、20mmを超えると、加
飾成形品の表面が平滑となりにくい。
【0020】つぎに、前記造粒樹脂粒子を用いて加飾成
形品を製造する方法について説明する。加飾成形品は、
前記造粒樹脂粒子を透明硬化性樹脂液に配合したものを
硬化成形して得られるものである。前記造粒樹脂粒子が
配合される透明硬化性樹脂液としては、アクリルシロッ
プ、不飽和ポリエステル樹脂等が用いられる。
【0021】造粒樹脂粒子の配合量は、前記透明硬化性
樹脂液100重量部に対して、1〜100重量部程度
で、好ましくは5〜20重量部程度である。1重量部よ
り少ないと加飾成形品に天然石質感に似た外観が得られ
にくい。100重量部を超えると、これが配合される透
明硬化性樹脂液とからなる混合物の粘度が高くなり成形
することができない等のためである。
【0022】造粒樹脂粒子が配合される透明硬化性樹脂
液には、透明性を損なわない限り、充填材を配合しても
よい。充填材としては、先に用いられたものと同様のも
のが用いられる。また、透明性を損なわない限り、着色
剤を配合してもよい。着色剤としては、先に用いられた
ものと同様のものが用いられる。更に、透明硬化性樹脂
液には、造粒樹脂粒子以外の加飾材、例えば、前記の樹
脂粒子などが配合されてもよい。造粒樹脂粒子が配合さ
れる透明硬化性樹脂液を硬化させるものとしては、先に
用いられたものと同様の硬化促進剤、ラジカル硬化剤等
が用いられ、それぞれ前記透明硬化性樹脂液100重量
部に対して0〜1重量部、0.5〜2重量部程度添加さ
れる。
【0023】このような透明硬化性樹脂組成物を攪拌し
た後、例えば、四角状の金型内に流し込み、硬化、成形
した後、これを金型内から取り出すと加飾成形品が得ら
れ、この後、その表面を研磨加工していわゆるマーボロ
ンなどの擬石を製造することができる。また、前記透明
硬化性樹脂組成物を金型の内壁に塗布し、ゲル化したの
ち、通常のハンドレイアップ法やスプレイアップ法など
によって繊維強化樹脂成形品を形成し、ゲルコート層が
加飾成形品となった繊維強化樹脂成形品を得ることがで
きる。さらに、前記透明硬化性樹脂組成物を目的とする
物体表面に塗布、硬化して加飾成形品としたり、あるい
は、成形型に流し込んで硬化、成形して加飾成形品とす
ることもできる。このような加飾成形品はキッチンカウ
ンター、バスタブ等として有用である。
【0024】このようにして得られた加飾成形品にあっ
ては、図2に示すように、透明樹脂硬化物(マトリク
ス)10中の個々の造粒樹脂粒子5のほどんど全てが色
調が異なる複数の樹脂粒子1、2から構成されている。
しかも、マトリクス10中に分散された個々の造粒樹脂
粒子5に含まれる樹脂粒子1、2の組合せ(則ち、色調
の組合せ)は様々であり、しかも、造粒樹脂粒子5の形
状も様々であるので、加飾成形品11の模様が複雑化
し、見る向きによって視認できる色調数や透明度が異な
るものとなる。また、加飾成形品11中において、造粒
樹脂粒子5を構成する樹脂粒子1、2の各々は、独立し
た結晶粒のようなきらめき感を与える。従って、天然石
質感の高い深みのある成形品が得られる。また、透明硬
化性樹脂液に分散させる際に数種の造粒樹脂粒子を組み
合わせる作業が低減でき、一つの工程によって個々の粒
子が多種の色調を有する造粒樹脂粒子を得ることがで
き、生産性が高くなる。
【0025】
【実施例】以下、本発明を更に理解しやすくするため、
実施例について説明する。かかる実施例は、本発明の一
態様を示すものであり、この発明を限定するものではな
い。本発明の範囲で任意に変更可能である。以下の実施
例、比較例において、部、%は全て重量部、重量%を意
味する。 ー実施例1ー 次のようにして、図1に示す造粒樹脂粒子5を得るため
の樹脂粒子1、2を準備した。不飽和ポリエステル樹脂
液100部に対し、水酸化アルミニウム150部と、着
色剤であるポリエステルホウイトナー1部と、硬化剤で
あるパーカドックス16(化薬アクゾ社製)0.8部と
を混合し、この混合物を金属製バット上に流し込んだ。
そして、バット内の混合物を70゜Cにて20分程度加
熱して、不飽和ポリエステル樹脂を硬化させて白色の硬
化板(厚さ2mm)を得た。この白色硬化板をハンマー
にて粗粉砕し、次いで、この粗粉砕物をロール粉砕機に
て微粉砕した。得られた微粉砕物を篩いを用いて分級
し、平均粒子径が1.0mmの白色の樹脂粒子1を得
た。
【0026】前記のポリエステルホウイトナーの代わり
に、グレートナーを用いた以外は前記と同様にして、平
均粒子径が0.5mmのグレー色の樹脂粒子2を準備し
た。
【0027】次いで、前記の白色の樹脂粒子1とグレー
色の樹脂粒子2とを用いて造粒樹脂粒子5を次のように
して製造した。白色の樹脂粒子1とグレー色の樹脂粒子
2との合計量50部(うち、白色の樹脂粒子1が30
部)と、バインダー樹脂であるエポキシ樹脂液3部とを
造粒機に供給し、5〜10分間、100゜Cで攪拌造粒
を行い、これにより造粒樹脂粒子5を得た。造粒樹脂粒
子5は、図1に示すように、白色の樹脂粒子1の複数個
とグレー色の樹脂粒子2の複数個とが粉砕時の粒子形態
を保って、硬化した透明性のエポキシ樹脂3により粒子
状に結合された複雑な模様を有する粒子であった。エポ
キシ樹脂3は樹脂粒子1、2の表面に付着していた。造
粒樹脂粒子5の平均粒径は3.2mmであった。なお、
造粒機として、多機能型転動流動造粒コーティング機
MP−10/10型(株式会社パウレック製)を用い
た。
【0028】得られた造粒樹脂粒子5を用いて、図2に
示す構造の人工大理石11を次のようにして作製した。
不飽和ポリエステル樹脂液100部に対し、水酸化アル
ミニウム160部と、硬化剤(パーカドックス16)
0.8部とを添加し、混練した。この混練物に、造粒に
よって得られた前記造粒樹脂粒子5を20部添加し、混
練し、脱泡した後、70゜Cに加熱されたアルミプレー
ト上に混練物を流し込んだ。混練物は10〜20分で硬
化して固化し、人工大理石11(厚さ10mm)を与え
た。
【0029】得られた人工大理石11は、熱硬化性樹脂
(不飽和ポリエステル樹脂)と無機微粉体(水酸化アル
ミニウム)とからなるマトリクス10の中に造粒樹脂粒
子5が分散され、前記造粒樹脂粒子5のそれぞれは、熱
硬化性樹脂(エポキシ樹脂)3により粒子状に結合され
た樹脂粒子1、2とから成り、しかも樹脂粒子1と樹脂
粒子2とは色調が異なる粒子であった。人工大理石11
中の白色の樹脂粒子1とグレー色の樹脂粒子2の各々の
樹脂粒子は、独立した結晶様のきらめき感を与え、その
ため人工大理石11は天然石に近い質感を持っていた。
なお、人工大理石11中の造粒樹脂粒子5は、不飽和ポ
リエステル樹脂液との混合前の粒子形状をそのまま保持
していた。
【0030】ー比較例1ー 造粒樹脂粒子5の代わりに、白色の樹脂粒子1(その平
均粒子径は3.0mm)とグレー色の樹脂粒子2(その
平均粒子径は2.5mm)とを用いて人工大理石を作製
し、その質感を調べた。不飽和ポリエステル樹脂液10
0部に対し、水酸化アルミニウム160部と、硬化剤
(パーカドックス16)0.8部とを添加し、混練し
た。この混練物に、白色の樹脂粒子1を10部とグレー
色の樹脂粒子2を10部添加し、混練し、脱泡した後、
実施例1と同様にして人工大理石を得た。得られた人工
大理石はマトリクス10の中に白色の樹脂粒子1とグレ
ー色の樹脂粒子2とが島状に分散しているものであっ
て、実施例1のものに比較して、天然石調の質感が劣っ
た。
【0031】ー実施例2ー 実施例1の造粒樹脂粒子5の20部の代わりに、実施例
1の造粒樹脂粒子5(平均粒径3.2mm)を15部
と、白色の樹脂粒子とグレー色の樹脂粒子とを5部用い
た以外は実施例1と同様にして、人工大理石を製造し
た。なお、白色の樹脂粒子1及びグレー色の樹脂粒子2
は実施例1と同じものであって、それぞれの平均粒径は
1.0mm、0.5mmであった。該人工大理石は、造
粒樹脂粒子(平均粒径3.2mm)5と白色の樹脂粒子
(平均粒径1.0mm)とグレー色の樹脂粒子(平均粒
径0.5mm)とがそれぞれマトリクス10中に均一に
分散され、前記造粒樹脂粒子5は樹脂粒子(白色の樹脂
粒子)1と樹脂粒子(グレー色の樹脂粒子)2とから構
成され、これらの樹脂粒子1、2は熱硬化性樹脂(エポ
キシ樹脂)により粒子状に結合され、しかも樹脂粒子1
と樹脂粒子2は色調を異にするものであった。則ち、本
例の人工大理石は、実施例1の人工大理石と比較して、
造粒樹脂粒子5に加えて、造粒樹脂粒子5を構成させる
ための、樹脂粒子1と樹脂粒子2とをそのまま加飾材と
して用いたものであった。本例の人工大理石は、比較例
1のものに比較して、天然石に一層近い質感であり、ま
た、実施例1とは異なった質感を有した。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の加飾成形
品の製法は、造粒によって得られた造粒樹脂粒子を硬化
性樹脂液に配合したものを硬化成形して加飾成形品とす
る製法であって、前記造粒樹脂粒子として、色調が異な
る樹脂粒子を粒子形態を保って粒子状に造粒したもので
あって、しかも樹脂粒子をバインダー樹脂により結合し
たものを用いる製法であるので、従来の加飾成形品の製
法に比べて模様が一層複雑で深み感のあるものとなり、
天然石質感が一層高い加飾成形品が容易に得られるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の加飾成形品の製法に用いる造粒樹脂
粒子の製法を説明するための図である。
【図2】 加飾成形品の一例の模式的断面図である。
【図3】 樹脂粒子の一例の断面図である。 1・・樹脂粒子、2・・樹脂粒子、3・・バインダー樹
脂、5・・造粒樹脂粒子、10・・マトリクス、11・
・加飾成形品(人工大理石)、21・・多色構造樹脂粒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 造粒によって得られた造粒樹脂粒子を硬
    化性樹脂液に配合したものを硬化成形して加飾成形品と
    する加飾成形品の製法であって、前記造粒樹脂粒子は、
    色調が異なる樹脂粒子を粒子形態を保って粒子状に造粒
    したものであるとともに、樹脂粒子をバインダー樹脂に
    より結合したものであることを特徴とする加飾成形品の
    製法。
  2. 【請求項2】 樹脂粒子が、未硬化液状硬化性樹脂を硬
    化させて得た硬化物を粉砕したものであることを特徴と
    する請求項1記載の加飾成形品の製法。
JP2560797A 1997-02-07 1997-02-07 加飾成形品の製法 Pending JPH10217700A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001121892A (ja) * 1999-10-26 2001-05-08 Masateru Kobayashi ステンドグラス風ガラス蒔絵の為の透明色丸粉
JP4993797B1 (ja) * 2011-11-08 2012-08-08 株式会社東宝ダイヤモンド 金属製品の装飾方法

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JP2001121892A (ja) * 1999-10-26 2001-05-08 Masateru Kobayashi ステンドグラス風ガラス蒔絵の為の透明色丸粉
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