JPH102178A - 二重管掘削工法用インナビット構造 - Google Patents

二重管掘削工法用インナビット構造

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JPH102178A
JPH102178A JP8192597A JP8192597A JPH102178A JP H102178 A JPH102178 A JP H102178A JP 8192597 A JP8192597 A JP 8192597A JP 8192597 A JP8192597 A JP 8192597A JP H102178 A JPH102178 A JP H102178A
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Yutaka Kaneko
金子  豊
Tetsuya Endo
哲哉 遠藤
Takeshi Mari
武司 万里
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Abstract

(57)【要約】 【課題】掘削により生じたスライムによる、その排出経
路の閉塞を防止し、円滑な掘削を行うことができる二重
管掘削工法用インナビット構造を提供する。 【解決手段】内部に掘削流体流によりスライムを排出す
るためのスライム排出路18が形成されたインナビット
構造であって、インナビット12に流路断面積が下流側
に向かって漸次拡大し、スライムをスライム排出路18
に導入するためのスライム導入路24が形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、二重管掘削工法
用インナビット構造に関し、さらに詳細には、アウタチ
ューブとインナチューブとの間に形成された環状の流体
供給路を介してビット先端に掘削流体を供給し、インナ
ビット及びインナチューブに形成されたスライム排出路
を介して、掘削流体流によりスライムを地上に排出する
リバース方式(逆循環方式)を採用する二重管掘削工法
のためのインナビット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】二重管式ロータリーパーカッションドリ
ルは、インナビットとアウタビットに回転力と打撃力を
与えて掘削する機構を有するため、岩盤のみならず掘削
が困難な礫層、転石層でもスピーディな掘削が行えるド
リルとして知られている。また、ボーリングロッドはア
ウタチューブとインナチューブとの二重管からなるの
で、崩壊層、破砕帯でも孔壁の崩壊を招くことなく、能
率のよい掘削が行える。
【0003】このような二重管式ロータリーパーカッシ
ョンドリルにおいて、掘削流体として圧縮空気を使用
し、これを逆循環させるエアリバース方式が知られてい
る。図6は、このエアリバース方式を採用している、従
来の二重管式ロータリーパーカッションドリルの先端ビ
ット部分を示す軸線方向断面図である。
【0004】ボーリングロッドはアウタチューブ51と
インナチューブ52との二重管からなり、これらのアウ
タチューブ51及びインナチューブ52の各先端には切
削刃55を有するアウタリングビット53及びインナビ
ット54がそれぞれ装着されている。アウタチューブ5
1とインナチューブ52との間には環状の流体供給路5
6が区画され、この流体供給路56を介して圧縮空気が
ビット先端に供給される。
【0005】インナビット54の内部にはスライム排出
路57が形成され、このスライム排出路57からインナ
ビット54の周面に開口するスライム排出口58が形成
されている。掘削により生じたスライムは圧縮空気流に
乗ってスライム排出口58を経てスライム排出路57に
入り込み、インナチューブ52の内部に区画されたスラ
イム排出路59を経て地上に排出される。
【0006】しかしながら、従来のインナビット構造で
は次のような問題を生じていた。すなわち、地盤状態に
よってはアウタビット53及びインナビット54により
切削されたスライムには礫状のものが含まれ、この礫状
スライムがスライム排出口58を閉塞すると、掘削不能
におちいってしまう。スライム排出口58を大きくする
のは、構造上限度があり、仮にそのようにしても、スラ
イム排出口58を通過した礫状スライムにより排出路5
7、59内、あるいはインナチューブ52の上部に設け
られたエアスイベル部分で閉塞が起こり、同様の事態が
生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な技術的背景に基づいてなされたものであって、次の目
的を達成するものである。
【0008】この発明の目的は、掘削により生じたスラ
イムによる、その排出経路の閉塞を防止し、円滑な掘削
を行うことができる二重管掘削工法用インナビット構造
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を達
成するために、次のような手段を採用している。
【0010】すなわちこの発明は、内部に掘削流体流に
よりスライムを排出するためのスライム排出路が形成さ
れたインナビット構造であって、前記インナビットに流
路断面積が下流側に向かって漸次拡大し、スライムを前
記スライム排出路に導入するためのスライム導入路が形
成されていることを特徴とする二重管掘削工法用インナ
ビット構造にある。
【0011】またこの発明は、前記インナビットに前記
スライム排出路から前記インナビットの周面に開口する
スライム排出口が形成され、前記スライム導入路が前記
インナビットの掘削面から前記スライム排出口に亘って
前記インナビットの周面に形成された溝からなることを
特徴とする二重管掘削工法用インナビット構造にある。
【0012】さらにこの発明は、前記インナビットの掘
削面が平面部と、この平面部の周囲に形成された斜面部
とからなり、前記溝が前記斜面部から前記スライム排出
口に亘って前記インナビットの周面に形成されているこ
とを特徴とする二重管掘削工法用インナビット構造にあ
る。
【0013】この発明によれば、掘削により生ずるスラ
イムはスライム導入路を経てその排出路に流入する。こ
のスライム導入路は流路断面積が下流側に向かって漸次
拡大しているので、礫状スライムが入り込んだ場合、掘
削流体流の作用と相俟って、礫状スライムは下流側に押
しやられ、スライム排出路に流入することとなる。した
がって、排出経路において閉塞を生ずることがない。ス
ライム導入路を溝により構成することにより、掘削対象
地盤が粘土層の場合であっても、粘土による閉塞も生じ
にくい。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を用
いて参照しながら以下に説明する。図1は二重管式ロー
タリーパーカッションドリルの全体図である。クローラ
1にアーム2を介してリーダ3が傾動自在に設けられて
いる。リーダ3にはドリルヘッド5が、リーダ3に沿っ
て移動自在に搭載されている。このドリルヘッド5にス
イベルジョイント7を介してアウタチューブ4及びイン
ナチューブ6が接続され、回転と打撃が与えられる。
【0015】図2はこの発明によるインナビット構造を
含むドリルの先端ビット部分の軸線方向断面図である。
図3は図2のA−A線矢視図、図4はインナビットの側
面図である。先端ビット部分における各部材の結合関係
は従来と同様であり、ボーリングロッドを構成するアウ
タチューブ4及びインナチューブ6の各先端にはアウタ
リングビット11及びインナビット12が、それぞれ、
ねじ部13、14により着脱自在に装着されている。ア
ウタリングビット11及びインナビット12の先端掘削
面には、切削チップ15(この実施の形態ではボタン
型)が植付けられている。
【0016】アウタチューブ4とインナチューブ6との
間、さらにアウタリングビット11とインナビット12
との間には環状の間隙が区画され、この間隙により掘削
流体である圧縮空気の供給路16が形成されている。
【0017】インナビット12のビット本体17は軸線
方向にほぼ等径、すなわち全体としてほぼ直円筒形に形
成され、ビット本体17からねじ部14にかけての内部
には、ねじ部14の端面に開口するスライム排出路18
が形成されている。このスライム排出路18は、インナ
チューブ6内に区画されるスライム排出路19と連通し
ている。ビット本体17には、スライム排出路18から
ビット本体17の周面20に開口するスライム排出口2
1が設けられている。
【0018】ビット本体17の先端の掘削面は平面部2
2と、平面部22の周囲に形成された斜面部23とから
なっている。ビット本体17の周面20には、スライム
導入路を構成する溝24が形成されている。溝24は斜
面部23からスライム排出口21に亘って軸線方向に沿
って形成され、その流路断面積は下流側であるスライム
排出口21に向かって漸次拡大している。すなわち、ス
ライムを取込むための溝24の入口の断面積を小さく
し、溝24に流入可能な礫状スライムの大きさを制限し
てある。因みに、アウタリングビット11とインナビッ
ト12との間の間隙を加味した溝24の入口の断面積
は、スライム排出口21のそれよりも小さくなってい
る。
【0019】次に上記実施の形態のものの作用について
説明する。掘削中、圧縮空気は供給路16を経てアウタ
ビット11及びインナビット12の先端部に供給され
る。掘削により生じたスライムは、圧縮空気流に乗って
溝24、スライム排出口21を経てスライム排出路1
8、19に入り込み、地上に排出される。
【0020】ここで、礫状スライムが溝24に入り込ん
だにしても、溝24の流路断面積が下流側に向かって漸
次拡大しているので、圧縮空気流の作用と相俟って、礫
状スライムは排出口21側に押しやられ、スライム排出
路18に流入することとなり、排出経路において閉塞を
生ずることがない。また、スライム導入路を溝24によ
り構成することにより、掘削対象地盤が粘土層の場合で
あっても、粘土による閉塞も生じにくい。
【0021】図5はこの発明の別の実施の形態を示す軸
線方向断面図である。この実施の形態は、スライム導入
路がインナビット12のビット本体17の斜面部からス
ライム排出路18に向けて穿設され、このスライム排出
路と連通する孔25からなっている。すなわち、この実
施の形態では前記のようなビット本体17の周面に開口
するスライム排出口は設けられていない。スライム導入
路を構成する孔25は、下流側に向けて流路断面積が漸
次拡大し、前記実施の形態と同様の作用をする。
【0022】上記各実施の形態は例示にすぎず、この発
明は種々の改変が可能である。例えば、スライム導入路
は1つのみ設けられているが、複数設けてもよい。ま
た、掘削流体としては、圧縮空気に限らず、圧力水を用
いることも可能である。さらに、この発明によるインナ
ビット構造は、上記二重管式ロータリーパーカッション
ドリルに限らず、二重管掘削工法を実施するための種々
の形式の装置に適用できる。
【0023】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、掘削に
より生じた礫状スライム等によって、その排出経路が閉
塞するのが防止され、円滑な掘削を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は二重管式ロータリーパーカッションドリ
ルの全体図である。
【図2】図2はこの発明の実施の形態を示す軸線方向断
面図である。
【図3】図3は図2のA−A線矢視図である。
【図4】図4はインナビットの側面図である。
【図5】図5はこの発明の別の実施の形態を示す軸線方
向断面図である。
【図6】図6は従来例を示す軸線方向断面図である。
【符号の説明】
4…アウタチューブ 6…インナチューブ 12…インナビット 16…供給路 17…ビット本体 18…スライム排出路 20…周面 21…スライム排出口 22…平面部 23…斜面部 24…溝(スライム導入路)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に掘削流体流によりスライムを排出す
    るためのスライム排出路が形成されたインナビット構造
    であって、 前記インナビットに流路断面積が下流側に向かって漸次
    拡大し、スライムを前記スライム排出路に導入するため
    のスライム導入路が形成されていることを特徴とする二
    重管掘削工法用インナビット構造。
  2. 【請求項2】前記インナビットに前記スライム排出路か
    ら前記インナビットの周面に開口するスライム排出口が
    形成され、 前記スライム導入路が前記インナビットの掘削面から前
    記スライム排出口に亘って前記インナビットの周面に形
    成された溝からなることを特徴とする請求項1記載の二
    重管掘削工法用インナビット構造。
  3. 【請求項3】前記インナビットの掘削面が平面部と、こ
    の平面部の周囲に形成された斜面部とからなり、 前記溝が前記斜面部から前記スライム排出口に亘って前
    記インナビットの周面に形成されていることを特徴とす
    る請求項2記載の二重管掘削工法用インナビット構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011174329A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Toshihito Okamoto 削孔装置
JP2011185032A (ja) * 2010-02-15 2011-09-22 Toshihito Okamoto ロックボルト形成方法および削孔装置
JP2012062656A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Toshihito Okamoto ロックボルト形成方法および削孔装置
KR101460029B1 (ko) * 2013-05-02 2014-11-10 한국지질자원연구원 시추 중 지층 연결성 테스트 방법
KR101535642B1 (ko) * 2014-11-03 2015-07-09 광성지엠(주) 역순환 천공비트장치

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