JPH1021870A - Icp質量分析装置 - Google Patents
Icp質量分析装置Info
- Publication number
- JPH1021870A JPH1021870A JP8176168A JP17616896A JPH1021870A JP H1021870 A JPH1021870 A JP H1021870A JP 8176168 A JP8176168 A JP 8176168A JP 17616896 A JP17616896 A JP 17616896A JP H1021870 A JPH1021870 A JP H1021870A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ion
- ions
- trap cell
- ion trap
- light beam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
- Electron Tubes For Measurement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 確実に妨害分子イオンを除去して、高感度の
元素分析を行えるようにする。 【解決手段】 プラズマトーチ1で生成されるイオンを
インターフェイス部3を通じて導入する真空室4内で
は、イオン収束部5の後方に、イオントラップセル15
を含むイオン検出部6が設けられている。イオントラッ
プセル15には、その内部に所定の波長の光ビームBを
照射する照射手段17が付設され、この照射手段17か
らイオントラップセル15内のイオンに光ビームBを照
射することで、元素検出の妨害因子となる分子イオン分
解、除去するようにした。
元素分析を行えるようにする。 【解決手段】 プラズマトーチ1で生成されるイオンを
インターフェイス部3を通じて導入する真空室4内で
は、イオン収束部5の後方に、イオントラップセル15
を含むイオン検出部6が設けられている。イオントラッ
プセル15には、その内部に所定の波長の光ビームBを
照射する照射手段17が付設され、この照射手段17か
らイオントラップセル15内のイオンに光ビームBを照
射することで、元素検出の妨害因子となる分子イオン分
解、除去するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波誘導結合プ
ラズマ(ICP)をイオン源とするICP質量分析装置
に関する。
ラズマ(ICP)をイオン源とするICP質量分析装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ICP質量分析装置は、現在、高感度の
元素分析を行える装置として注目されている。その従来
の構造を図3に示す。
元素分析を行える装置として注目されている。その従来
の構造を図3に示す。
【0003】従来のICP質量分析装置では、まず、プ
ラズマトーチ20の誘導コイル21に高周波電流を流し
て試料をプラズマ化し、これにより生成されたイオンを
サンプリング用のインターフェイス部22を通じて真空
室23内に導入する。この真空室23内にはイオン収束
部24とイオン検出部25とがある。イオン収束部24
では、インターフェイス部22からのイオンを収束レン
ズ26等により後方のイオン検出部25に向けて収束
し、イオン検出部25では、四重極マスフィルタ27の
ような質量分析計によりイオンの質量分離を行って、特
定のイオンをエレクトロマルチプライヤのようなイオン
検出器28で検出する。
ラズマトーチ20の誘導コイル21に高周波電流を流し
て試料をプラズマ化し、これにより生成されたイオンを
サンプリング用のインターフェイス部22を通じて真空
室23内に導入する。この真空室23内にはイオン収束
部24とイオン検出部25とがある。イオン収束部24
では、インターフェイス部22からのイオンを収束レン
ズ26等により後方のイオン検出部25に向けて収束
し、イオン検出部25では、四重極マスフィルタ27の
ような質量分析計によりイオンの質量分離を行って、特
定のイオンをエレクトロマルチプライヤのようなイオン
検出器28で検出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このICP
質量分析装置で元素分析を行う場合、検出すべき元素に
よっては、導入イオン中に、該元素のイオンと質量の近
い分子イオンが混在することがある。その分子イオンと
しては、例えば、アルゴンプラズマを使用する場合に
は、検出すべき元素であるKに対してArH(原子量、
分子量≒39)があり、Caに対してはCO2(≒4
4)が、またFeに対してはArO(≒56)がある。
質量分析装置で元素分析を行う場合、検出すべき元素に
よっては、導入イオン中に、該元素のイオンと質量の近
い分子イオンが混在することがある。その分子イオンと
しては、例えば、アルゴンプラズマを使用する場合に
は、検出すべき元素であるKに対してArH(原子量、
分子量≒39)があり、Caに対してはCO2(≒4
4)が、またFeに対してはArO(≒56)がある。
【0005】このような分子イオンが混在していると、
該分子イオンにより特定の元素のイオンの検出が妨害さ
れることになり、元素の検出感度が低下する。そのた
め、元素分析に当たっては、検出すべき元素のイオンと
質量の近い分子イオンを確実に分離する必要がある。
該分子イオンにより特定の元素のイオンの検出が妨害さ
れることになり、元素の検出感度が低下する。そのた
め、元素分析に当たっては、検出すべき元素のイオンと
質量の近い分子イオンを確実に分離する必要がある。
【0006】これに対しては、例えば、二重収束型の質
量分析計を備えて、より高分解能で質量分離を行う等、
種々の対策が考えられているが、本件出願人は、既に別
の出願(特願平7−105515号)において、妨害因
子となる分子イオンを積極的に除去すべく、以下のよう
な提案をしている。
量分析計を備えて、より高分解能で質量分離を行う等、
種々の対策が考えられているが、本件出願人は、既に別
の出願(特願平7−105515号)において、妨害因
子となる分子イオンを積極的に除去すべく、以下のよう
な提案をしている。
【0007】その提案とは、上記のようなイオン質量分
析装置において、イオン源からのイオンに含まれる可能
性のある分子イオンであって、検出すべき元素と質量的
に近似するものは、種々の条件から予め推測することが
でき、また、一般に分子イオンは、その分子イオンに応
じて決まる一定波長の光の照射により効率よく分解され
る、という知見に基づくものであって、図3にも付記し
たように、レーザ光源29のような照射手段を設けて、
イオン源からのイオンに特定波長の光ビームBを照射
し、妨害因子となる分子イオンを分解する、というもの
である。
析装置において、イオン源からのイオンに含まれる可能
性のある分子イオンであって、検出すべき元素と質量的
に近似するものは、種々の条件から予め推測することが
でき、また、一般に分子イオンは、その分子イオンに応
じて決まる一定波長の光の照射により効率よく分解され
る、という知見に基づくものであって、図3にも付記し
たように、レーザ光源29のような照射手段を設けて、
イオン源からのイオンに特定波長の光ビームBを照射
し、妨害因子となる分子イオンを分解する、というもの
である。
【0008】上記の提案によれば、元素検出の妨害因子
となる分子イオンを分解して除去することができるので
あるが、イオン通過路の一部に光ビームを照射するだけ
では、光ビームがイオンに作用する時間が短く、妨害因
子となる分子イオンをすべて確実に取り去ることは難し
い。
となる分子イオンを分解して除去することができるので
あるが、イオン通過路の一部に光ビームを照射するだけ
では、光ビームがイオンに作用する時間が短く、妨害因
子となる分子イオンをすべて確実に取り去ることは難し
い。
【0009】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであって、光ビームが充分長い時間イオンに作用す
るようにして、妨害因子となる分子イオンの除去を確実
にし、元素の検出感度を一層高めること課題とする。
ものであって、光ビームが充分長い時間イオンに作用す
るようにして、妨害因子となる分子イオンの除去を確実
にし、元素の検出感度を一層高めること課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、プラズマトーチで生成されるイオンを
検出するイオン検出部を備えており、イオン検出部は、
前記プラズマトーチで生成されるイオンが送り込まれる
イオントラップセルと、イオントラップセルの内部に光
ビームを照射する照射手段とを有しており、かつ、照射
手段が照射する光ビームの波長は、検出すべき元素に対
応する特定の分子イオンを分解しうる波長に設定されて
いるものとした。
解決するために、プラズマトーチで生成されるイオンを
検出するイオン検出部を備えており、イオン検出部は、
前記プラズマトーチで生成されるイオンが送り込まれる
イオントラップセルと、イオントラップセルの内部に光
ビームを照射する照射手段とを有しており、かつ、照射
手段が照射する光ビームの波長は、検出すべき元素に対
応する特定の分子イオンを分解しうる波長に設定されて
いるものとした。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示の実施
の形態に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態に係るICP質量分析装置の概略構成図であ
る。
の形態に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態に係るICP質量分析装置の概略構成図であ
る。
【0012】同図において、符号1はイオン源としての
プラズマトーチ、2はその誘導コイルであり、3は、プ
ラズマトーチ1からのイオンをサンプリングして導入す
るインターフェイス部、4は、インターフェイス部3を
通じてイオンを取り込む真空室である。この真空室4内
には、イオン収束部5とイオン検出部6とがある。
プラズマトーチ、2はその誘導コイルであり、3は、プ
ラズマトーチ1からのイオンをサンプリングして導入す
るインターフェイス部、4は、インターフェイス部3を
通じてイオンを取り込む真空室である。この真空室4内
には、イオン収束部5とイオン検出部6とがある。
【0013】上記のインターフェイス部3は、イオン入
射軸Oの方向に沿って前後に配置されたサンプリングコ
ーン7とスキマコーン8とを備えたもので、両コーン
7,8の間には差動排気室9が形成されている。そし
て、サンプリングコーン7とスキマコーン8には、それ
ぞれ小孔がイオン入射軸Oと同軸に形成されている。
射軸Oの方向に沿って前後に配置されたサンプリングコ
ーン7とスキマコーン8とを備えたもので、両コーン
7,8の間には差動排気室9が形成されている。そし
て、サンプリングコーン7とスキマコーン8には、それ
ぞれ小孔がイオン入射軸Oと同軸に形成されている。
【0014】イオン収束部5は、インターフェイス部3
を通過したイオンをイオン検出部6の所要部に向けて収
束するもので、引き出し電極10や収束レンズ11を備
えている。本実施の形態では、このイオン収束部5は、
イオン通過路を切り換える部分でもあり、前記の収束レ
ンズ11の後方には偏向レンズ12が設けられている。
を通過したイオンをイオン検出部6の所要部に向けて収
束するもので、引き出し電極10や収束レンズ11を備
えている。本実施の形態では、このイオン収束部5は、
イオン通過路を切り換える部分でもあり、前記の収束レ
ンズ11の後方には偏向レンズ12が設けられている。
【0015】イオン検出部6は、イオン収束部5で収束
されたイオンを質量分離して検出するもので、本実施の
形態では、イオン収束部5でのイオン通過路の切り換え
に対応して、2つの検出部分からなる。
されたイオンを質量分離して検出するもので、本実施の
形態では、イオン収束部5でのイオン通過路の切り換え
に対応して、2つの検出部分からなる。
【0016】2つの検出部分のうち、第1の検出部分
は、四重極マスフィルタ13と、この四重極マスフィル
タ13により質量分離された特定のイオンを検出するエ
レクトロマルチプライヤのようなイオン検出器14とか
らなり、イオン入射軸Oに沿って前後に配置されてい
る。
は、四重極マスフィルタ13と、この四重極マスフィル
タ13により質量分離された特定のイオンを検出するエ
レクトロマルチプライヤのようなイオン検出器14とか
らなり、イオン入射軸Oに沿って前後に配置されてい
る。
【0017】イオン検出部6の第2の検出部分は、イオ
ントラップセル15と、その後段で特定のイオンを検出
するイオン検出器16とからなる。イオントラップセル
とは、気相イオンを空間的、時間的に捕捉するもので、
従来より、イオンを蓄積した後、検出部にイオンを送
り、高いS/N比(信号/ノイズ比)で、イオンの検出
を行う用途や、トラップセル内部で、複雑な構造の分子
を解離させ、発生する解離イオンから分子構造を決定す
る用途等に用いられているが、本発明のイオントラップ
セル15では、イオン入射軸Oから偏向されたイオンが
送り込まれるようになっており、この第2の検出部分に
は、さらに、イオントラップセル15の内部に光ビーム
を照射する照射手段として、レーザ光源17が付設され
ている。このレーザ光源17は、イオン検出部6の内外
にかかわらずイオントラップセル15と光学的に結合さ
れていればよく、そのレーザ光Bは、直接もしくは適当
な光学系を介してイオントラップセル15側に導かれ
て、イオン入射方向と直交する方向から内部に入射する
ようになっている。
ントラップセル15と、その後段で特定のイオンを検出
するイオン検出器16とからなる。イオントラップセル
とは、気相イオンを空間的、時間的に捕捉するもので、
従来より、イオンを蓄積した後、検出部にイオンを送
り、高いS/N比(信号/ノイズ比)で、イオンの検出
を行う用途や、トラップセル内部で、複雑な構造の分子
を解離させ、発生する解離イオンから分子構造を決定す
る用途等に用いられているが、本発明のイオントラップ
セル15では、イオン入射軸Oから偏向されたイオンが
送り込まれるようになっており、この第2の検出部分に
は、さらに、イオントラップセル15の内部に光ビーム
を照射する照射手段として、レーザ光源17が付設され
ている。このレーザ光源17は、イオン検出部6の内外
にかかわらずイオントラップセル15と光学的に結合さ
れていればよく、そのレーザ光Bは、直接もしくは適当
な光学系を介してイオントラップセル15側に導かれ
て、イオン入射方向と直交する方向から内部に入射する
ようになっている。
【0018】そして、このレーザ光源17のレーザ光B
は、特定の分子イオンを共鳴分解しうる波長に設定され
ている。ここで、特定の分子イオンとは、イオン源であ
るプラズマトーチ1からのイオン流に含まれる可能性の
ある分子イオンであって、検出すべき元素と質量の近い
ものをいい、高感度の元素分析の阻害因子となるもので
あって、検出すべき元素や、その他の分析条件から予め
推測しうるものである。また、特定の分子イオンを共鳴
分解しうる波長とは、その分子の分子構造から知られる
ものである。
は、特定の分子イオンを共鳴分解しうる波長に設定され
ている。ここで、特定の分子イオンとは、イオン源であ
るプラズマトーチ1からのイオン流に含まれる可能性の
ある分子イオンであって、検出すべき元素と質量の近い
ものをいい、高感度の元素分析の阻害因子となるもので
あって、検出すべき元素や、その他の分析条件から予め
推測しうるものである。また、特定の分子イオンを共鳴
分解しうる波長とは、その分子の分子構造から知られる
ものである。
【0019】上記の構成において、プラズマトーチ1で
発生したイオンは、インターフェイス部3を通じて真空
室4内に導入される。イオン収束部5でイオン通過路の
切り換えがされていない場合、すなわち、図示しない操
作部を介して、通常の質量分析操作が選択されている場
合、導入されたイオンは、イオン入射軸Oに沿って収束
されて、イオン検出部6の第1の検出部分である四重極
マスフィルタ13に入り、この四重極マスフィルタ13
で質量分離されて、特定のイオンがイオン検出器14で
検出される。
発生したイオンは、インターフェイス部3を通じて真空
室4内に導入される。イオン収束部5でイオン通過路の
切り換えがされていない場合、すなわち、図示しない操
作部を介して、通常の質量分析操作が選択されている場
合、導入されたイオンは、イオン入射軸Oに沿って収束
されて、イオン検出部6の第1の検出部分である四重極
マスフィルタ13に入り、この四重極マスフィルタ13
で質量分離されて、特定のイオンがイオン検出器14で
検出される。
【0020】前述のように、真空室4内に導入されたイ
オンには、検出すべき元素の原子イオンのほか、その原
子イオンと質量的に差がなく、該元素の高感度の検出を
阻害する分子イオンが含まれていることがある。
オンには、検出すべき元素の原子イオンのほか、その原
子イオンと質量的に差がなく、該元素の高感度の検出を
阻害する分子イオンが含まれていることがある。
【0021】したがって、プラズマ化したイオン中に阻
害分子イオンが含まれていることが予想される試料を、
高感度に分析する必要がある場合には、図示しない操作
部を介して、高感度分析操作を選択し、これによって、
イオン通過路を切り換えて、イオンをイオントラップセ
ル15に送り込むようにすればよい。
害分子イオンが含まれていることが予想される試料を、
高感度に分析する必要がある場合には、図示しない操作
部を介して、高感度分析操作を選択し、これによって、
イオン通過路を切り換えて、イオンをイオントラップセ
ル15に送り込むようにすればよい。
【0022】真空室4に導入されたイオンは、イオン収
束部5の後段で偏向レンズ12により偏向されること
で、イオン入射軸Oから外れ、イオントラップセル15
に入る。イオンは、このイオントラップセル15で質量
分離され、質量分離された特定のイオンがその後段のイ
オン検出器16で検出されるのであるが、イオントラッ
プセル15では、特定種のイオンが一定時間、捕捉され
蓄積され、その間、継続してレーザ光Bの照射にさらさ
れる。そのため、捕捉イオンに含まれる特定の分子イオ
ンは、レーザ光Bのエネルギーを吸収して、原子イオン
もしくはより質量の少ない分子イオンに分解し、除去さ
れる。この場合、イオンがレーザ光Bの照射にさらされ
る時間が長いので、特定の分子イオンのほとんど全部が
分解、除去される。したがって、イオン検出器16で
は、検出すべき元素の原子イオンのみが検出されること
になる。
束部5の後段で偏向レンズ12により偏向されること
で、イオン入射軸Oから外れ、イオントラップセル15
に入る。イオンは、このイオントラップセル15で質量
分離され、質量分離された特定のイオンがその後段のイ
オン検出器16で検出されるのであるが、イオントラッ
プセル15では、特定種のイオンが一定時間、捕捉され
蓄積され、その間、継続してレーザ光Bの照射にさらさ
れる。そのため、捕捉イオンに含まれる特定の分子イオ
ンは、レーザ光Bのエネルギーを吸収して、原子イオン
もしくはより質量の少ない分子イオンに分解し、除去さ
れる。この場合、イオンがレーザ光Bの照射にさらされ
る時間が長いので、特定の分子イオンのほとんど全部が
分解、除去される。したがって、イオン検出器16で
は、検出すべき元素の原子イオンのみが検出されること
になる。
【0023】次に、図2により第2の実施の形態を説明
する。図2は、第2の実施の形態に係るICP質量分析
装置の概略構成図である。
する。図2は、第2の実施の形態に係るICP質量分析
装置の概略構成図である。
【0024】この第2の実施の形態では、イオン検出部
6に、イオントラップセル15とその後段のイオン検出
器16とからなる単一の検出部分が設けられ、他の検出
部分は併設されていない。また、検出部分が単一である
ことに対応して、イオン収束部5には、イオン通過路を
切り換える部分がなく、プラズマトーチ1からのイオン
は、その入射軸Oに沿って収束レンズ11により収束さ
れて、イオントラップセル15に送り込まれる。
6に、イオントラップセル15とその後段のイオン検出
器16とからなる単一の検出部分が設けられ、他の検出
部分は併設されていない。また、検出部分が単一である
ことに対応して、イオン収束部5には、イオン通過路を
切り換える部分がなく、プラズマトーチ1からのイオン
は、その入射軸Oに沿って収束レンズ11により収束さ
れて、イオントラップセル15に送り込まれる。
【0025】なお、イオントラップセル15には、その
内部への光ビーム照射手段としてレーザ光源17が付設
され、そのレーザ光源17のレーザ光Bが、特定の分子
イオンを共鳴分解しうる波長に設定される点は、第1の
実施の形態の装置と同じである。
内部への光ビーム照射手段としてレーザ光源17が付設
され、そのレーザ光源17のレーザ光Bが、特定の分子
イオンを共鳴分解しうる波長に設定される点は、第1の
実施の形態の装置と同じである。
【0026】上記以外の構成は、第1の実施の形態と異
なるものではなく、第1の実施の形態と共通する部分に
は、図1と同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
なるものではなく、第1の実施の形態と共通する部分に
は、図1と同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0027】この第2の実施の形態の装置では、真空室
4に導入されたイオンは、イオン収束部5で収束され
て、イオントラップセル15に入射し、イオントラップ
セル15で質量分離され、質量分離された特定のイオン
がイオン検出器16で検出されるのであるが、イオント
ラップセル15では、イオンが一定時間捕捉され、その
間、継続してレーザ光Bの照射にさらされる。そのた
め、捕捉イオンに含まれる特定の分子イオンは、そのほ
とんど全部が分解、除去される。
4に導入されたイオンは、イオン収束部5で収束され
て、イオントラップセル15に入射し、イオントラップ
セル15で質量分離され、質量分離された特定のイオン
がイオン検出器16で検出されるのであるが、イオント
ラップセル15では、イオンが一定時間捕捉され、その
間、継続してレーザ光Bの照射にさらされる。そのた
め、捕捉イオンに含まれる特定の分子イオンは、そのほ
とんど全部が分解、除去される。
【0028】なお、上記の各実施の形態では、イオント
ラップセル15の後段にイオン検出器16を設けて、イ
オントラップセル15から排出されたイオンを直接イオ
ン検出器16で検出するようにしたが、質量分離の精度
を高めるために、イオントラップセル15の後段に、例
えば四重極マスフィルタのような質量分析計とイオン検
出器とを配置して、イオントラップセル15からの排出
イオンをさらに質量分離するようにしてもよい。
ラップセル15の後段にイオン検出器16を設けて、イ
オントラップセル15から排出されたイオンを直接イオ
ン検出器16で検出するようにしたが、質量分離の精度
を高めるために、イオントラップセル15の後段に、例
えば四重極マスフィルタのような質量分析計とイオン検
出器とを配置して、イオントラップセル15からの排出
イオンをさらに質量分離するようにしてもよい。
【0029】いずれの実施の形態においても、レーザ光
源17としては、固定波長のものでよいが、有機色素の
溶液をレーザ媒体とする色素レーザのように、波長可変
のものを用い、質量走査するように波長を変化させても
よい。また、照射手段としては、レーザ光源17に限ら
ず、一定波長の光ビーム、もしくは一定波長成分を多く
含む光ビームを発生するものであれば、どのような光源
でもよい。
源17としては、固定波長のものでよいが、有機色素の
溶液をレーザ媒体とする色素レーザのように、波長可変
のものを用い、質量走査するように波長を変化させても
よい。また、照射手段としては、レーザ光源17に限ら
ず、一定波長の光ビーム、もしくは一定波長成分を多く
含む光ビームを発生するものであれば、どのような光源
でもよい。
【0030】このほか、検出すべき元素に対して妨害因
子となる分子が複数ある場合は、各妨害分子イオンに対
応する複数の波長を有する光ビームを照射するようにし
てもよい。
子となる分子が複数ある場合は、各妨害分子イオンに対
応する複数の波長を有する光ビームを照射するようにし
てもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、元素分析の場合、イオ
ンにレーザ光のような所定の波長の光を照射すること
で、元素検出の妨害因子となる分子イオンを分解して除
去することができ、S/N比が大きくなり、高感度の元
素分析が行える。
ンにレーザ光のような所定の波長の光を照射すること
で、元素検出の妨害因子となる分子イオンを分解して除
去することができ、S/N比が大きくなり、高感度の元
素分析が行える。
【0032】しかも、イオンへの光ビームの照射は、イ
オントラップセルの内部で行われ、イオンはその捕捉時
間、継続して光ビームの照射にさらされるので、特定の
分子イオンはそのほとんど全部が分解されることにな
り、特定の分子イオンの除去が確実に行われる。
オントラップセルの内部で行われ、イオンはその捕捉時
間、継続して光ビームの照射にさらされるので、特定の
分子イオンはそのほとんど全部が分解されることにな
り、特定の分子イオンの除去が確実に行われる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るICP質量分
析装置の概略構成図である。
析装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るICP質量分
析装置の概略構成図である。
析装置の概略構成図である。
【図3】従来のICP質量分析装置の概略構成図であ
る。
る。
1 プラズマトーチ、 3 インターフェイス部、
4 真空室、5 イオン収束部、 6 イオン
検出部、15 イオントラップセル、16 レーザ光源
(照射手段)、B レーザ光(光ビーム)、
4 真空室、5 イオン収束部、 6 イオン
検出部、15 イオントラップセル、16 レーザ光源
(照射手段)、B レーザ光(光ビーム)、
Claims (1)
- 【請求項1】 プラズマトーチで生成されるイオンを検
出するイオン検出部を備えており、イオン検出部は、前
記プラズマトーチで生成されるイオンが送り込まれるイ
オントラップセルと、イオントラップセルの内部に光ビ
ームを照射する照射手段とを有しており、かつ、照射手
段が照射する光ビームの波長は、検出すべき元素に対応
する特定の分子イオンを分解しうる波長に設定されてい
ることを特徴とするICP質量分析装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8176168A JPH1021870A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | Icp質量分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8176168A JPH1021870A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | Icp質量分析装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1021870A true JPH1021870A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=16008858
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8176168A Pending JPH1021870A (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | Icp質量分析装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1021870A (ja) |
-
1996
- 1996-07-05 JP JP8176168A patent/JPH1021870A/ja active Pending
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