JPH10218909A - 有機無機複合粒子及びこれを含有する塗料並びに該塗料を用いてなるアルミフィン材 - Google Patents
有機無機複合粒子及びこれを含有する塗料並びに該塗料を用いてなるアルミフィン材Info
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- JPH10218909A JPH10218909A JP2014897A JP2014897A JPH10218909A JP H10218909 A JPH10218909 A JP H10218909A JP 2014897 A JP2014897 A JP 2014897A JP 2014897 A JP2014897 A JP 2014897A JP H10218909 A JPH10218909 A JP H10218909A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、親水性・耐蝕性に優れ、穴開け加
工の際に金型磨耗しないような比較的軟らかい塗膜を与
える非シリカ系または非水ガラス系の高親水性塗料を提
供することを目的とする。 【解決手段】 0.02〜2μmのアルミナゾル(a)
の存在下に、下記一般式〔1〕または〔2〕で示される
親水性単量体(b)を少なくとも1種類以上と多官能エ
チレン性不飽和単量体(c)とを共重合させてなる有機
無機複合粒子。 【化1】
工の際に金型磨耗しないような比較的軟らかい塗膜を与
える非シリカ系または非水ガラス系の高親水性塗料を提
供することを目的とする。 【解決手段】 0.02〜2μmのアルミナゾル(a)
の存在下に、下記一般式〔1〕または〔2〕で示される
親水性単量体(b)を少なくとも1種類以上と多官能エ
チレン性不飽和単量体(c)とを共重合させてなる有機
無機複合粒子。 【化1】
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機無機複合粒子
及びこれを含有する塗料に関する。詳しくは、空調機用
熱交換器のアルミニウムフィン表面に高度な親水性の持
続性・耐蝕性を付与し、さらには臭気吸着の極めて少な
く、穴開け加工の際の金型磨耗の少ない好適な高親水性
塗料に関する。
及びこれを含有する塗料に関する。詳しくは、空調機用
熱交換器のアルミニウムフィン表面に高度な親水性の持
続性・耐蝕性を付与し、さらには臭気吸着の極めて少な
く、穴開け加工の際の金型磨耗の少ない好適な高親水性
塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空調機の熱交換器にはその優れた
加工性・熱伝導性の点からアルミニウムおよびその合金
が広く利用されている。その構成は、基本的に、隣接す
る複数のフィン(比較的薄い板)を有する。空調機の熱
交換器では、冷房時に発生する凝縮水が水滴となってフ
ィンに付着するのは避け難く、その水滴によって、隣接
するフィン間に水のブリッジを形成されやすい。その場
合、水のブリッジが通風を遮り、通風抵抗を増大せし
め、熱交換率を悪化させる。従って、フィン材の表面に
親水化処理を施し、水滴によるブリッジの形成を抑制・
防止し、良好な熱交換率の維持を図っている。一方、近
年、家電製品には小型化が強く求められ、空調機も例外
ではない。特に空調機の中でも大容積を占める熱交換器
には最も強く小型化が求められ、フィン形状の複雑化、
フィン間隔の狭小化が望まれ、フィン材にはより一層の
親水性が求められている。
加工性・熱伝導性の点からアルミニウムおよびその合金
が広く利用されている。その構成は、基本的に、隣接す
る複数のフィン(比較的薄い板)を有する。空調機の熱
交換器では、冷房時に発生する凝縮水が水滴となってフ
ィンに付着するのは避け難く、その水滴によって、隣接
するフィン間に水のブリッジを形成されやすい。その場
合、水のブリッジが通風を遮り、通風抵抗を増大せし
め、熱交換率を悪化させる。従って、フィン材の表面に
親水化処理を施し、水滴によるブリッジの形成を抑制・
防止し、良好な熱交換率の維持を図っている。一方、近
年、家電製品には小型化が強く求められ、空調機も例外
ではない。特に空調機の中でも大容積を占める熱交換器
には最も強く小型化が求められ、フィン形状の複雑化、
フィン間隔の狭小化が望まれ、フィン材にはより一層の
親水性が求められている。
【0003】アルミニウムフィンに親水性を付与する方
法には、化成処理、新水性塗料をとする等の方法があ
る。前者の化成処理は一般的に、冷媒の流れるパイプを
通すために穴空け等のフィン加工をした後に施されるた
め、生産性に劣るという欠点を有していた。
法には、化成処理、新水性塗料をとする等の方法があ
る。前者の化成処理は一般的に、冷媒の流れるパイプを
通すために穴空け等のフィン加工をした後に施されるた
め、生産性に劣るという欠点を有していた。
【0004】この問題点を解決するために、フィン加工
前にフィンを水ガラスや親水性塗料により被覆する方法
が提案された。このような親水性塗料としては、有機親
水性樹脂からなる塗料や合成シリカ等の無機粒子を含有
する塗料等が挙げられる。
前にフィンを水ガラスや親水性塗料により被覆する方法
が提案された。このような親水性塗料としては、有機親
水性樹脂からなる塗料や合成シリカ等の無機粒子を含有
する塗料等が挙げられる。
【0005】しかし、有機親水性樹脂、例えば水性ナイ
ロン、水性アクリル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルピロリドン等を用いた場合は、親水性が不十分だ
ったり、親水性と耐蝕性のバランスがとれなかったりと
いった問題点を有していた。一方、親水性を付与するた
めに合成シリカ等を含有する塗料を用いた場合には、親
水性や耐蝕性は有機親水性樹脂を用いた塗料よりは優れ
ているが、塗膜が硬いため穴空け等の加工に用いる金型
・加工工具等の摩耗が激しく工具の寿命が短くなるとい
う問題点や、臭気抑制(防止)効果が不十分だったりと
いった問題点を有していた。
ロン、水性アクリル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルピロリドン等を用いた場合は、親水性が不十分だ
ったり、親水性と耐蝕性のバランスがとれなかったりと
いった問題点を有していた。一方、親水性を付与するた
めに合成シリカ等を含有する塗料を用いた場合には、親
水性や耐蝕性は有機親水性樹脂を用いた塗料よりは優れ
ているが、塗膜が硬いため穴空け等の加工に用いる金型
・加工工具等の摩耗が激しく工具の寿命が短くなるとい
う問題点や、臭気抑制(防止)効果が不十分だったりと
いった問題点を有していた。
【0006】また、水ガラス系塗料を塗布した場合に
は、合成シリカ等を含有する塗料を用いた場合と同様
に、金型・加工工具等の摩耗が激しく工具の寿命が短く
なるという問題点、あるいは空調機使用時にシリカ臭が
する等の問題点を有していた。
は、合成シリカ等を含有する塗料を用いた場合と同様
に、金型・加工工具等の摩耗が激しく工具の寿命が短く
なるという問題点、あるいは空調機使用時にシリカ臭が
する等の問題点を有していた。
【0007】上記のような問題点に対し、親水性、防食
性に優れ、工具の寿命を短くしないような比較的軟らか
い塗膜を与える塗料が望まれ、種々の塗料が提案されて
きた。例えば、合成シリカ等を含有しないで、アルミナ
ゾルやアルミナを含有するものが、特開昭57−134
572号公報、特開昭58−76462号公報、特開昭
59−205596号公報、特開昭59−229197
号公報、特開昭60−164168号公報、特開昭63
−249643号公報、特開昭63−262238号公
報、特開昭63−262239号公報、特開平2−22
047号、特開平5−70711号公報、特開平6−1
72777号公報等いくつか提案されているが、親水性
の点でまだ満足のいくものではなかった。
性に優れ、工具の寿命を短くしないような比較的軟らか
い塗膜を与える塗料が望まれ、種々の塗料が提案されて
きた。例えば、合成シリカ等を含有しないで、アルミナ
ゾルやアルミナを含有するものが、特開昭57−134
572号公報、特開昭58−76462号公報、特開昭
59−205596号公報、特開昭59−229197
号公報、特開昭60−164168号公報、特開昭63
−249643号公報、特開昭63−262238号公
報、特開昭63−262239号公報、特開平2−22
047号、特開平5−70711号公報、特開平6−1
72777号公報等いくつか提案されているが、親水性
の点でまだ満足のいくものではなかった。
【0008】また親水性架橋重合体微粒子を含有する塗
料が特開平8−3251号公報に、親水性架橋重合体微
粒子、水溶性樹脂、架橋剤よりなる組成物が特開平7−
268274号公報に提案されている。しかし、係る場
合も、親水性やその持続性の点でまだ満足のいくもので
はなかった。
料が特開平8−3251号公報に、親水性架橋重合体微
粒子、水溶性樹脂、架橋剤よりなる組成物が特開平7−
268274号公報に提案されている。しかし、係る場
合も、親水性やその持続性の点でまだ満足のいくもので
はなかった。
【0009】
【解決しようとする課題】本発明は、親水性・耐蝕性に
優れ、穴開け加工の際に金型磨耗しないような比較的軟
らかい塗膜を与える非シリカ系または非水ガラス系の高
親水性塗料を提供することを目的とする。
優れ、穴開け加工の際に金型磨耗しないような比較的軟
らかい塗膜を与える非シリカ系または非水ガラス系の高
親水性塗料を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、第1の発明
は、0.02〜2μmのアルミナゾル(a)の存在下
に、下記一般式〔1〕または〔2〕で示される親水性単
量体(b)を少なくとも1種類以上と多官能エチレン性
不飽和単量体(c)とを共重合させてなる有機無機複合
粒子である。
は、0.02〜2μmのアルミナゾル(a)の存在下
に、下記一般式〔1〕または〔2〕で示される親水性単
量体(b)を少なくとも1種類以上と多官能エチレン性
不飽和単量体(c)とを共重合させてなる有機無機複合
粒子である。
【化3】
【0011】第2の発明は、0.02〜2mμのアルミ
ナゾル(a)の存在下に、下記一般式〔1〕または
〔2〕で示される親水性単量体(b)を少なくとも1種
類以上と多官能エチレン性不飽和単量体(c)と、上記
(b)(c)と共重合可能なその他のエチレン性不飽和
単量体(d)とを共重合させてなる有機無機複合粒子で
ある。
ナゾル(a)の存在下に、下記一般式〔1〕または
〔2〕で示される親水性単量体(b)を少なくとも1種
類以上と多官能エチレン性不飽和単量体(c)と、上記
(b)(c)と共重合可能なその他のエチレン性不飽和
単量体(d)とを共重合させてなる有機無機複合粒子で
ある。
【化4】
【0012】第3の発明は、アルミナゾル(a)の一次
粒子が羽毛状、棒状、樹枝状の形状・形態を有すること
を特徴とする第1の発明または第2の発明記載の有機無
機複合粒子である。
粒子が羽毛状、棒状、樹枝状の形状・形態を有すること
を特徴とする第1の発明または第2の発明記載の有機無
機複合粒子である。
【0013】第4の発明は、有機無機複合粒子の平均粒
径が、0.5〜5μmであることを特徴とする第1の発
明ないし第3の発明記載の有機無機複合粒子である。
径が、0.5〜5μmであることを特徴とする第1の発
明ないし第3の発明記載の有機無機複合粒子である。
【0014】第5の発明は、懸濁重合によって得られる
ことを特徴とする第1の発明ないし第4の発明いずれか
記載の有機無機複合粒子である。
ことを特徴とする第1の発明ないし第4の発明いずれか
記載の有機無機複合粒子である。
【0015】第6の発明は、多官能エチレン性不飽和単
量体(c)が、ポリオキシエチレンジメタクリレ−ト、
ポリオキシエチレンジアクリレ−ト、メチレンビスアク
リルアミド、メチレンビスメタアクリルアミド、ジビニ
ルベンゼン、ジアリルテレフタレ−トから選ばれる少な
くとも1種または1種以上であることを特徴とする第1
の発明ないし第5の発明いずれか記載の有機無機複合粒
子である。
量体(c)が、ポリオキシエチレンジメタクリレ−ト、
ポリオキシエチレンジアクリレ−ト、メチレンビスアク
リルアミド、メチレンビスメタアクリルアミド、ジビニ
ルベンゼン、ジアリルテレフタレ−トから選ばれる少な
くとも1種または1種以上であることを特徴とする第1
の発明ないし第5の発明いずれか記載の有機無機複合粒
子である。
【0016】第7の発明は、第1の発明ないし第6の発
明いずれか記載の有機無機複合粒子と、水溶性樹脂とを
含有することを特徴とする高親水性塗料である。
明いずれか記載の有機無機複合粒子と、水溶性樹脂とを
含有することを特徴とする高親水性塗料である。
【0017】第8の発明は、第7の発明記載の高親水性
塗料をアルミニウム基材に塗布し、硬化してなるアルミ
ニウムフィン材である。
塗料をアルミニウム基材に塗布し、硬化してなるアルミ
ニウムフィン材である。
【0018】
【発明の実施の形態】アルミナゾルは、アルミナ水和物
の水性分散体であり、アルミナ水和物はアルミナに比べ
て柔らかく、その分散粒子は一般的には0.02〜0.
2μm程度のコロイドの如き大きさを呈することが多い
が、本発明においては一般的なアルミナゾルの分散粒子
に比してかなり大きな0.02〜2μm程度の大きさの
ものまで使い得る。本発明に用いられるアルミナゾルと
しては、具体的には触媒化成工業(株)「カタロイドA
S−1」(平均粒径0.2μm)、「カタロイドAS−
2」(平均粒径0.2μm)、日産化学工業(株)製
「アルミナゾル−100」(平均粒径0.2μm)、
「アルミナゾル−200」(平均粒径0.2μm)、
「アルミナゾル−520」(平均粒径0.02μm)、
川研ファイケミカル(株)製「アルミナクリア−ゾル」
(平均粒径0.02μm)、「アルミゾル−10」(平
均粒径0.02μm)が挙げられる。また通常のものよ
りかなり大きい粒径を有するものとしては、具体的には
触媒化成工業(株)製「カタロイドAS−3」(平均粒
径0.8μm)が挙げられる。触媒化成工業(株)製
「カタロイドAP−3」(乾燥平均粒径20〜50μ
m)は、「カタロイドAS−3」をスプレードライ等の
方法によって乾燥せしめたものであり、乾燥時の平均粒
径は上記した通りであるが、容易に水に再分散し、元の
分散粒子の平均粒径0.8μmを示すので、「カタロイ
ドAP−3」の水分散体は、「カタロイドAS−3」と
同様に用いることができる。
の水性分散体であり、アルミナ水和物はアルミナに比べ
て柔らかく、その分散粒子は一般的には0.02〜0.
2μm程度のコロイドの如き大きさを呈することが多い
が、本発明においては一般的なアルミナゾルの分散粒子
に比してかなり大きな0.02〜2μm程度の大きさの
ものまで使い得る。本発明に用いられるアルミナゾルと
しては、具体的には触媒化成工業(株)「カタロイドA
S−1」(平均粒径0.2μm)、「カタロイドAS−
2」(平均粒径0.2μm)、日産化学工業(株)製
「アルミナゾル−100」(平均粒径0.2μm)、
「アルミナゾル−200」(平均粒径0.2μm)、
「アルミナゾル−520」(平均粒径0.02μm)、
川研ファイケミカル(株)製「アルミナクリア−ゾル」
(平均粒径0.02μm)、「アルミゾル−10」(平
均粒径0.02μm)が挙げられる。また通常のものよ
りかなり大きい粒径を有するものとしては、具体的には
触媒化成工業(株)製「カタロイドAS−3」(平均粒
径0.8μm)が挙げられる。触媒化成工業(株)製
「カタロイドAP−3」(乾燥平均粒径20〜50μ
m)は、「カタロイドAS−3」をスプレードライ等の
方法によって乾燥せしめたものであり、乾燥時の平均粒
径は上記した通りであるが、容易に水に再分散し、元の
分散粒子の平均粒径0.8μmを示すので、「カタロイ
ドAP−3」の水分散体は、「カタロイドAS−3」と
同様に用いることができる。
【0019】本発明に用いられるアルミナゾル(a)
は、一次粒子が羽毛状、棒状、又は樹枝状であることが
好ましい。上記のような形状・形態であると、塗膜表面
の表面積を著しく増大し、さらにまたアルミナゾルの分
散粒子の微少細孔による毛管現象などにより塗膜の親水
性を助長するのでアルミフィン用の塗料として好まし
い。係る形状・形態のアルミナゾル(a)としては、日
産化学工業(株)製「アルミナゾル−200」が挙げら
れる。
は、一次粒子が羽毛状、棒状、又は樹枝状であることが
好ましい。上記のような形状・形態であると、塗膜表面
の表面積を著しく増大し、さらにまたアルミナゾルの分
散粒子の微少細孔による毛管現象などにより塗膜の親水
性を助長するのでアルミフィン用の塗料として好まし
い。係る形状・形態のアルミナゾル(a)としては、日
産化学工業(株)製「アルミナゾル−200」が挙げら
れる。
【0020】本発明に用いられるアルミナゾル(a)
は、その分散粒子が不定型ゲルからベーマイトに移行す
る途中の段階にあり、この状態は凝集過程および通常の
塗膜の焼付け条件(例えば、250℃×20秒)程度で
は、変化しない。この不定型ゲルからベーマイトに移行
する途中の段階のアルミナゾル等の分散粒子は、コロイ
ダルシリカやアルミナと比較して軟らかく、従って、こ
のアルミナゾル等の分散粒子を含有する塗膜を加工する
際のプレス加工機の刃の磨耗も極めて少ない。
は、その分散粒子が不定型ゲルからベーマイトに移行す
る途中の段階にあり、この状態は凝集過程および通常の
塗膜の焼付け条件(例えば、250℃×20秒)程度で
は、変化しない。この不定型ゲルからベーマイトに移行
する途中の段階のアルミナゾル等の分散粒子は、コロイ
ダルシリカやアルミナと比較して軟らかく、従って、こ
のアルミナゾル等の分散粒子を含有する塗膜を加工する
際のプレス加工機の刃の磨耗も極めて少ない。
【0021】本発明の有機無機複合粒子は、上記アルミ
ナゾル(a)の存在下に、下記一般式〔1〕または
〔2〕で示される親水性単量体(b)を少なくとも1種
類以上と多官能エチレン性不飽和単量体(c)とを共重
合させてなるか、あるいは上記(b)(c)と共重合可
能なその他のエチレン性不飽和単量体(d)とを共重合
させてなる有機無機複合粒子である。
ナゾル(a)の存在下に、下記一般式〔1〕または
〔2〕で示される親水性単量体(b)を少なくとも1種
類以上と多官能エチレン性不飽和単量体(c)とを共重
合させてなるか、あるいは上記(b)(c)と共重合可
能なその他のエチレン性不飽和単量体(d)とを共重合
させてなる有機無機複合粒子である。
【化5】
【0022】本発明の有機無機複合粒子は、主としてそ
の表面にアルミナゾル(a)が分布し、有機無機複合粒
子と水溶性樹脂とを含有する高親水性塗料は、有機無機
複合粒子表面のアルミナゾル(a)を連続相である水溶
性樹脂が被覆して親水性官能基を留め、水に対する濡れ
性を発現せしめるものである。さらに有機無機複合粒子
のコア−シエル構造が塗膜の比表面積を大きくするとと
もに、毛細管現象によって水に対する濡れ性の向上に二
重に寄与している。
の表面にアルミナゾル(a)が分布し、有機無機複合粒
子と水溶性樹脂とを含有する高親水性塗料は、有機無機
複合粒子表面のアルミナゾル(a)を連続相である水溶
性樹脂が被覆して親水性官能基を留め、水に対する濡れ
性を発現せしめるものである。さらに有機無機複合粒子
のコア−シエル構造が塗膜の比表面積を大きくするとと
もに、毛細管現象によって水に対する濡れ性の向上に二
重に寄与している。
【0023】一般式〔1〕で示される親水性単量体
(b)のうち、R3 は水素原子又は炭素数1〜4のアル
キレン基であるが、水素原子又は炭素数1のアルキレン
基であることが好ましい。また、R4 は水素原子又は炭
素数1〜4のアルキル基であるが、水素原子又は炭素数
1のアルキル基であることが好ましい。また、一般式
〔2〕で示される親水性単量体(b)を少なくとも1種
のうち、R7 は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基
であるが、水素原子又は炭素数1のアルキル基であるこ
とが好ましい。nは1〜50であるが、1〜20である
ことが好ましい。
(b)のうち、R3 は水素原子又は炭素数1〜4のアル
キレン基であるが、水素原子又は炭素数1のアルキレン
基であることが好ましい。また、R4 は水素原子又は炭
素数1〜4のアルキル基であるが、水素原子又は炭素数
1のアルキル基であることが好ましい。また、一般式
〔2〕で示される親水性単量体(b)を少なくとも1種
のうち、R7 は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基
であるが、水素原子又は炭素数1のアルキル基であるこ
とが好ましい。nは1〜50であるが、1〜20である
ことが好ましい。
【0024】本発明において用いられる多官能エチレン
性不飽和単量体(c)としては、ポリオキシエチレンジ
メタクリレート、ポリオキシエチレンジアクリレート、
メチレンビスアクリルアミド、メチレンビスメタアクリ
ルアミド、ジビニルベンゼン、ジアリルテレフタレート
等が挙げられる。
性不飽和単量体(c)としては、ポリオキシエチレンジ
メタクリレート、ポリオキシエチレンジアクリレート、
メチレンビスアクリルアミド、メチレンビスメタアクリ
ルアミド、ジビニルベンゼン、ジアリルテレフタレート
等が挙げられる。
【0025】本発明において用いられる(b)(c)と
共重合可能なその他のエチレン性不飽和単量体(d)と
しては、低級アルキルアクリレート又はメタクリレート
が挙げられ、その単独重合体のガラス転移点が比較的高
いものが好ましく、例えばメチルアクリレート、エチル
アクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリ
レート、またスチレンなどが挙げられる。
共重合可能なその他のエチレン性不飽和単量体(d)と
しては、低級アルキルアクリレート又はメタクリレート
が挙げられ、その単独重合体のガラス転移点が比較的高
いものが好ましく、例えばメチルアクリレート、エチル
アクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリ
レート、またスチレンなどが挙げられる。
【0026】本発明においては、有機無機複合粒子が粗
大粒子にならないようにするためには、複合粒子中のア
ルミナゾル分散粒子の重量含有率が5〜40%望ましく
は20〜30%であることが好ましい。
大粒子にならないようにするためには、複合粒子中のア
ルミナゾル分散粒子の重量含有率が5〜40%望ましく
は20〜30%であることが好ましい。
【0027】アルミナゾル(a)は、その分散粒子が酢
酸・硝酸などの酸イオンにより安定化されているカチオ
ン性水分散体であるので、共重合に際し、構成単量体に
アニオン性物質−例えばカルボキシル基を有する単量
体、スルホン酸やそのナトリウム塩を有する単量体等を
含有すると凝集し粗大粒子を形成し易いので、上記のよ
うな単量体は使用しないことが好ましい。
酸・硝酸などの酸イオンにより安定化されているカチオ
ン性水分散体であるので、共重合に際し、構成単量体に
アニオン性物質−例えばカルボキシル基を有する単量
体、スルホン酸やそのナトリウム塩を有する単量体等を
含有すると凝集し粗大粒子を形成し易いので、上記のよ
うな単量体は使用しないことが好ましい。
【0028】本発明の高親水性塗料に用いられる有機無
機複合粒子は、平均粒径0.5〜5μmであることが望
ましいので、懸濁重合によって得ることが好ましい。懸
濁重合によって得られる粒子の粒度分布は、一般に広が
る傾向にあるので、大きな粒子を含有する場合には、遠
心分離または濾過等の手段によって分級してから用いる
ことができる。本発明の高親水性塗料は、上記のような
有機無機複合粒子を用いることによって、膜厚が0.5
〜2μm程度の塗膜の表面を粗面化して水との接触表面
積を大きくし、親水性を向上せしめたものである。平均
粒径が0.5μmより小さい有機無機複合粒子は塗膜に
埋もれてしまい、一方平均粒径が5μmより大きいもの
はブツ等の塗膜欠陥となり、いずれもアルミニウムフィ
ン用の高親水性塗料使用に適さない。
機複合粒子は、平均粒径0.5〜5μmであることが望
ましいので、懸濁重合によって得ることが好ましい。懸
濁重合によって得られる粒子の粒度分布は、一般に広が
る傾向にあるので、大きな粒子を含有する場合には、遠
心分離または濾過等の手段によって分級してから用いる
ことができる。本発明の高親水性塗料は、上記のような
有機無機複合粒子を用いることによって、膜厚が0.5
〜2μm程度の塗膜の表面を粗面化して水との接触表面
積を大きくし、親水性を向上せしめたものである。平均
粒径が0.5μmより小さい有機無機複合粒子は塗膜に
埋もれてしまい、一方平均粒径が5μmより大きいもの
はブツ等の塗膜欠陥となり、いずれもアルミニウムフィ
ン用の高親水性塗料使用に適さない。
【0029】本発明に用いられる有機無機複合粒子は、
塗料固形分100重量部中、0.1〜50重量部含有す
ることが望ましい。0.1重量部未満だと、親水性の点
で不十分であり、50重量部を超えると粘度が増大し塗
装性が悪くなる。
塗料固形分100重量部中、0.1〜50重量部含有す
ることが望ましい。0.1重量部未満だと、親水性の点
で不十分であり、50重量部を超えると粘度が増大し塗
装性が悪くなる。
【0030】本発明に用いられる水溶性樹脂は、基材に
本質的に親水性の塗膜を形成し、有機無機複合粒子を該
塗膜中に固定するために配合するものである。例えば、
セルロース系、アクリル系、ポリウレタン系、ポリエス
テル系、ポリエーテルポリオール系、ポリアミド系、エ
ポキシ樹脂系等の水溶性樹脂1種又は2種以上の混合系
が挙げられ、アクリル系樹脂が好適に用いられる。アク
リル系樹脂としては、アニオン系、カチオン系いずれも
使用できる。カチオン系アクリル樹脂は、アルミナゾル
等との相溶性が良い点では好ましいが、樹脂の水溶化に
際し酸を使用するので生産設備の腐食等が懸念される。
一方、アニオン系アクリル系樹脂は、アルミナゾルとの
相溶性の点でカチオン性のものにはやや劣るが、樹脂の
水溶化に際しアンモニアやアミン化合物を使用し、酸を
使用しないので生産設備の保守管理の点からは好まし
い。硬化剤として、イミノ・メチロール型の水溶性メラ
ミン樹脂については多量に添加すると水濡れ性を著しく
悪化させるが、塗料固形分100重量部に対して1〜1
0部程度であれば混合しても差し支えない。
本質的に親水性の塗膜を形成し、有機無機複合粒子を該
塗膜中に固定するために配合するものである。例えば、
セルロース系、アクリル系、ポリウレタン系、ポリエス
テル系、ポリエーテルポリオール系、ポリアミド系、エ
ポキシ樹脂系等の水溶性樹脂1種又は2種以上の混合系
が挙げられ、アクリル系樹脂が好適に用いられる。アク
リル系樹脂としては、アニオン系、カチオン系いずれも
使用できる。カチオン系アクリル樹脂は、アルミナゾル
等との相溶性が良い点では好ましいが、樹脂の水溶化に
際し酸を使用するので生産設備の腐食等が懸念される。
一方、アニオン系アクリル系樹脂は、アルミナゾルとの
相溶性の点でカチオン性のものにはやや劣るが、樹脂の
水溶化に際しアンモニアやアミン化合物を使用し、酸を
使用しないので生産設備の保守管理の点からは好まし
い。硬化剤として、イミノ・メチロール型の水溶性メラ
ミン樹脂については多量に添加すると水濡れ性を著しく
悪化させるが、塗料固形分100重量部に対して1〜1
0部程度であれば混合しても差し支えない。
【0031】水溶性樹脂は、塗料固形分100重量部
中、50〜99.9重量部含有することが望ましい。5
0重量部未満だと相対的に有機無機複合粒子の含有量が
大きくなると粘度が増大し塗装性が悪くなる。一方、9
9.9重量部を超えると相対的に有機無機複合ゲル粒子
の含有量が小さくなり、親水性が不十分になる。
中、50〜99.9重量部含有することが望ましい。5
0重量部未満だと相対的に有機無機複合粒子の含有量が
大きくなると粘度が増大し塗装性が悪くなる。一方、9
9.9重量部を超えると相対的に有機無機複合ゲル粒子
の含有量が小さくなり、親水性が不十分になる。
【0032】本発明の高親水性塗料には、有機無機複合
粒子、水溶性樹脂以外に、必要に応じて水分散性樹脂、
界面活性剤、親水性の有機粒子または無機粒子、抗菌
剤、滑剤、消泡剤、着色剤、酸化防止剤、溶剤等を配合
しても良い。
粒子、水溶性樹脂以外に、必要に応じて水分散性樹脂、
界面活性剤、親水性の有機粒子または無機粒子、抗菌
剤、滑剤、消泡剤、着色剤、酸化防止剤、溶剤等を配合
しても良い。
【0033】本発明の高親水性塗料は、アルミニウムフ
ィン材に塗装するプレコート塗料として用いられること
ができるほかに、加工されたフィンに塗装するポストコ
ート塗料としても使用することができる。
ィン材に塗装するプレコート塗料として用いられること
ができるほかに、加工されたフィンに塗装するポストコ
ート塗料としても使用することができる。
【0034】
【実施例】次に実施例により本発明を説明する。 合成例1(有機無機複合粒子の合成例) 1000ccの三つ口フラスコにエタノール344g、
イオン交換水86gを仕込み、攪拌しながらアルミナゾ
ル−200(日産化学(株)製:平均粒径0.2μm)
120g(不揮発分12g)を30分間かけて滴下す
る。アクリルアミド26gとエチレンビスアクリルアミ
ド22gを仕込み80℃に加熱する。アゾビスイソブチ
ロニトリル1.0g添加して重合を開始し、2時間後に
アゾビスイソブチロニトリル0.5gを添加し4時間反
応後重合を終了し、有機無機複合粒子を得た。得られ
た有機無機複合粒子の平均粒径を日機装(株)製マイ
クロトラックMK−II型粒度分析計にて求めたところ、
3.0μmであった。
イオン交換水86gを仕込み、攪拌しながらアルミナゾ
ル−200(日産化学(株)製:平均粒径0.2μm)
120g(不揮発分12g)を30分間かけて滴下す
る。アクリルアミド26gとエチレンビスアクリルアミ
ド22gを仕込み80℃に加熱する。アゾビスイソブチ
ロニトリル1.0g添加して重合を開始し、2時間後に
アゾビスイソブチロニトリル0.5gを添加し4時間反
応後重合を終了し、有機無機複合粒子を得た。得られ
た有機無機複合粒子の平均粒径を日機装(株)製マイ
クロトラックMK−II型粒度分析計にて求めたところ、
3.0μmであった。
【0035】合成例2〜6(有機無機複合粒子〜の
合成例) 表1に示す組成(重量比)で合成例1同様に懸濁重合を
行い、有機無機複合粒子〜を得た。得られた有機無
機複合粒子の平均粒径を合成例1と同様にして求めた。
結果を表1に示す。
合成例) 表1に示す組成(重量比)で合成例1同様に懸濁重合を
行い、有機無機複合粒子〜を得た。得られた有機無
機複合粒子の平均粒径を合成例1と同様にして求めた。
結果を表1に示す。
【0036】合成例7〜9(有機無機複合粒子〜の
合成例) 表1に示す組成(重量比)で合成例1同様に懸濁重合を
行なったところ、合成例7、合成例8は平均粒径20μ
以上の粗大粒子になり、合成例9は重合中にゲル化し
た。
合成例) 表1に示す組成(重量比)で合成例1同様に懸濁重合を
行なったところ、合成例7、合成例8は平均粒径20μ
以上の粗大粒子になり、合成例9は重合中にゲル化し
た。
【0037】合成例10(有機無機複合粒子(10)の合成
例) 表1に示す組成(重量比)で、エタノール344g及び
イオン交換水86gをイソプロピルアルコ−ル430g
に置き換えた以外は合成例1同様にして懸濁重合を行
い、有機無機複合粒子(10)を得た。得られた有機無機複
合粒子の平均粒径を合成例1と同様にして求めた。結果
を表1に示す。
例) 表1に示す組成(重量比)で、エタノール344g及び
イオン交換水86gをイソプロピルアルコ−ル430g
に置き換えた以外は合成例1同様にして懸濁重合を行
い、有機無機複合粒子(10)を得た。得られた有機無機複
合粒子の平均粒径を合成例1と同様にして求めた。結果
を表1に示す。
【0038】合成例11(水溶性アクリル樹脂例) 500ccの三つ口フラスコに、イオン交換水220g
を60℃に保ち攪拌する。過硫酸アンモニウム0.4g
を仕込み、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンス
ルホン酸(2AA2MPSA)の50%水溶液160g
と2−ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)10
g、アクリル酸(AA)10g、次亜燐酸ソ−ダの10
%水溶液20gの混合溶液を1時間かけて滴下する。5
0分毎に過硫酸アンモニウムの10%水溶液0.4gを
4回添加し、2回目の添加時に反応系を80℃に昇温す
る。不揮発分が24%なった時点で重合を終了させ、水
溶性アクリル樹脂を得た。
を60℃に保ち攪拌する。過硫酸アンモニウム0.4g
を仕込み、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンス
ルホン酸(2AA2MPSA)の50%水溶液160g
と2−ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)10
g、アクリル酸(AA)10g、次亜燐酸ソ−ダの10
%水溶液20gの混合溶液を1時間かけて滴下する。5
0分毎に過硫酸アンモニウムの10%水溶液0.4gを
4回添加し、2回目の添加時に反応系を80℃に昇温す
る。不揮発分が24%なった時点で重合を終了させ、水
溶性アクリル樹脂を得た。
【0039】合成例12〜14(水溶性アクリル樹脂
〜の合成例) 表1に示す組成(重量比)で合成例11同様に水溶液重
合を行い、水溶性アクリル樹脂〜を得た。
〜の合成例) 表1に示す組成(重量比)で合成例11同様に水溶液重
合を行い、水溶性アクリル樹脂〜を得た。
【0040】
【表1】
【0041】実施例1 合成例1で得られた有機無機複合粒子を乾燥重量で6
0部、合成例11で得られた水溶性アクリル樹脂を乾
燥重量で40部を攪拌下で混合し、イオン交換水で希釈
して不揮発分10%の親水性塗料を調整した。塗料化し
た後の平均粒径は1.5μmであった。予め燐酸クロメ
ート処理を施したアルミ板に、バーコーターNo. 6によ
り塗布後、250℃のガスオーブン(風速毎秒2m)に
て20秒間焼き付けして約1μmの塗膜厚のアルミニウ
ム塗装材を得た。
0部、合成例11で得られた水溶性アクリル樹脂を乾
燥重量で40部を攪拌下で混合し、イオン交換水で希釈
して不揮発分10%の親水性塗料を調整した。塗料化し
た後の平均粒径は1.5μmであった。予め燐酸クロメ
ート処理を施したアルミ板に、バーコーターNo. 6によ
り塗布後、250℃のガスオーブン(風速毎秒2m)に
て20秒間焼き付けして約1μmの塗膜厚のアルミニウ
ム塗装材を得た。
【0042】実施例2〜6 合成例2〜6で得られた有機無機複合粒子〜を乾燥
重量で60部、合成例11で得られた水溶性アクリル樹
脂を乾燥重量で40部を攪拌下で混合し、以下実施例
1と同様に親水性塗料を調整し、アルミニウム塗装材を
得た。
重量で60部、合成例11で得られた水溶性アクリル樹
脂を乾燥重量で40部を攪拌下で混合し、以下実施例
1と同様に親水性塗料を調整し、アルミニウム塗装材を
得た。
【0043】実施例7〜9 実施例7は、水溶性アクリル樹脂の代わりに合成例1
2で得た水溶性アクリル樹脂を用い、実施例8は、水
溶性アクリル樹脂の代わりに合成例13で得た水溶性
アクリル樹脂を用い、実施例9は、水溶性アクリル樹
脂の代わりに合成例13で得た水溶性アクリル樹脂
を用いた以外は、それぞれ実施例1と同様にして親水性
塗料を調整し、アルミニウム塗装材を得た。
2で得た水溶性アクリル樹脂を用い、実施例8は、水
溶性アクリル樹脂の代わりに合成例13で得た水溶性
アクリル樹脂を用い、実施例9は、水溶性アクリル樹
脂の代わりに合成例13で得た水溶性アクリル樹脂
を用いた以外は、それぞれ実施例1と同様にして親水性
塗料を調整し、アルミニウム塗装材を得た。
【0044】実施例10 合成例1で得た有機無機複合粒子を乾燥重量で10
部、合成例11で得た水溶性アクリル樹脂を乾燥重量
で90部を攪拌下で混合し、以下実施例1と同様に親水
性塗料を調整し、アルミニウム塗装材を得た。
部、合成例11で得た水溶性アクリル樹脂を乾燥重量
で90部を攪拌下で混合し、以下実施例1と同様に親水
性塗料を調整し、アルミニウム塗装材を得た。
【0045】実施例11 合成例1で得た有機無機複合粒子を乾燥重量で70
部、合成例11で得た水溶性アクリル樹脂を乾燥重量
で30部を攪拌下で混合し、以下実施例1と同様に親水
性塗料を調整し、アルミニウム塗装材を得た。
部、合成例11で得た水溶性アクリル樹脂を乾燥重量
で30部を攪拌下で混合し、以下実施例1と同様に親水
性塗料を調整し、アルミニウム塗装材を得た。
【0046】実施例12 合成例1で得た有機無機複合粒子を乾燥重量で50
部、合成例11で得た水溶性アクリル樹脂を乾燥重量
で40部、ダイセル化学工業(株)製「HECダイセル
SP−250」(ヒドロキシエチルセルロースの水溶
液)を乾燥重量で10部、攪拌下で混合し、以下実施例
1と同様に親水性塗料を調整し、アルミニウム塗装材を
得た。
部、合成例11で得た水溶性アクリル樹脂を乾燥重量
で40部、ダイセル化学工業(株)製「HECダイセル
SP−250」(ヒドロキシエチルセルロースの水溶
液)を乾燥重量で10部、攪拌下で混合し、以下実施例
1と同様に親水性塗料を調整し、アルミニウム塗装材を
得た。
【0047】実施例13 合成例1で得た有機無機複合粒子を乾燥重量で50
部、合成例11で得た水溶性アクリル樹脂を乾燥重量
で40部、日本合成化学(株)製「ゴーセノールGL−
O5」(ポリビニルアルコールの水溶液)を乾燥重量で
10部、攪拌下で混合し、以下実施例1と同様に親水性
塗料を調整し、アルミニウム塗装材を得た。
部、合成例11で得た水溶性アクリル樹脂を乾燥重量
で40部、日本合成化学(株)製「ゴーセノールGL−
O5」(ポリビニルアルコールの水溶液)を乾燥重量で
10部、攪拌下で混合し、以下実施例1と同様に親水性
塗料を調整し、アルミニウム塗装材を得た。
【0048】実施例14 合成例1で得た有機無機複合粒子を乾燥重量で50
部、合成例11で得たによる水溶性アクリル樹脂を乾
燥重量で40部、第一工業製薬(株)製「スーパーフレ
ックス110」(ポリウレタンの水分散体)を乾燥重量
で10部、攪拌下で混合し、以下実施例1と同様に親水
性塗料を調整し、アルミニウム塗装材を得た。
部、合成例11で得たによる水溶性アクリル樹脂を乾
燥重量で40部、第一工業製薬(株)製「スーパーフレ
ックス110」(ポリウレタンの水分散体)を乾燥重量
で10部、攪拌下で混合し、以下実施例1と同様に親水
性塗料を調整し、アルミニウム塗装材を得た。
【0049】実施例15 合成例1で得た有機無機複合粒子を乾燥重量で55
部、合成例11で得た水溶性アクリル樹脂を乾燥重量
で40部、日清紡(株)製「アルギン酸カルシウムビー
ズ」(水分散体)を乾燥重量で5部、攪拌下で混合し、
以下実施例1と同様に親水性塗料を調整し、アルミニウ
ム塗装材を得た。
部、合成例11で得た水溶性アクリル樹脂を乾燥重量
で40部、日清紡(株)製「アルギン酸カルシウムビー
ズ」(水分散体)を乾燥重量で5部、攪拌下で混合し、
以下実施例1と同様に親水性塗料を調整し、アルミニウ
ム塗装材を得た。
【0050】実施例16 合成例1で得た有機無機複合粒子を乾燥重量で55
部、合成例11で得た水溶性アクリル樹脂を乾燥重量
で40部、住友化成工業(株)製「スミマール40W」
(メラミン樹脂の水溶液)を乾燥重量で5部、攪拌下で
混合し、以下実施例1と同様に親水性塗料を調整し、ア
ルミニウム塗装材を得た。
部、合成例11で得た水溶性アクリル樹脂を乾燥重量
で40部、住友化成工業(株)製「スミマール40W」
(メラミン樹脂の水溶液)を乾燥重量で5部、攪拌下で
混合し、以下実施例1と同様に親水性塗料を調整し、ア
ルミニウム塗装材を得た。
【0051】実施例17 合成例1で得た有機無機複合粒子を乾燥重量で50
部、合成例11で得た水溶性アクリル樹脂を乾燥重量
で40部、東レ(株)製「AQナイロンA−90」(ナ
イロンの水溶液)を乾燥重量で10部、攪拌下で混合
し、以下実施例1と同様に親水性塗料を調整し、アルミ
ニウム塗装材を得た。
部、合成例11で得た水溶性アクリル樹脂を乾燥重量
で40部、東レ(株)製「AQナイロンA−90」(ナ
イロンの水溶液)を乾燥重量で10部、攪拌下で混合
し、以下実施例1と同様に親水性塗料を調整し、アルミ
ニウム塗装材を得た。
【0052】比較例1 合成例11で得た水溶性アクリル樹脂を実施例1同様
に、燐酸クロメート処理アルミ板に塗布・焼き付けをし
てアルミニウム塗装材を得た。
に、燐酸クロメート処理アルミ板に塗布・焼き付けをし
てアルミニウム塗装材を得た。
【0053】比較例2〜4 比較例2では、合成例1で得た有機無機複合粒子の代
わりに合成例7で得た有機無機複合粒子を用い、比較
例3では合成例1で得た有機無機複合粒子の代わりに
合成例8で得た有機無機複合粒子を用い、比較例4で
は、合成例10で得た有機無機複合粒子(10)を用いた以
外は、それぞれ実施例1と同様に親水性塗料を調整し、
アルミニウム塗装材を得た。
わりに合成例7で得た有機無機複合粒子を用い、比較
例3では合成例1で得た有機無機複合粒子の代わりに
合成例8で得た有機無機複合粒子を用い、比較例4で
は、合成例10で得た有機無機複合粒子(10)を用いた以
外は、それぞれ実施例1と同様に親水性塗料を調整し、
アルミニウム塗装材を得た。
【0054】以上実施例1〜17、比較例1〜4の親水
性塗料の組成を表2に記載した。
性塗料の組成を表2に記載した。
【0055】
【表2】
【0056】得られた各アルミニウム塗装材(親水性塗
膜)に対して、下記の通り親水持続試験、密着性試験、
耐蝕性試験を行った。
膜)に対して、下記の通り親水持続試験、密着性試験、
耐蝕性試験を行った。
【0057】(1)親水持続試験 塗装されたアルミニウム板を水道水(30リットルのプ
ラスチック製容器に対して毎分3リットル/分の流水量
で)に8時間浸漬した後、50℃の電気オーブンで16
時間乾燥させる事を1サイクルとして、20サイクル迄
続けて水接触角を測定した。水接触角の測定は、サンプ
ルを水平に置きその上に純水5μl を滴下し、接触角計
(CA−Z:協和界面科学(株)製)により測定した。
評価は以下の通りである。 ◎:5°未満 ○:5°以上20°未満 △ 20°以上30°未満 ×:30°以上
ラスチック製容器に対して毎分3リットル/分の流水量
で)に8時間浸漬した後、50℃の電気オーブンで16
時間乾燥させる事を1サイクルとして、20サイクル迄
続けて水接触角を測定した。水接触角の測定は、サンプ
ルを水平に置きその上に純水5μl を滴下し、接触角計
(CA−Z:協和界面科学(株)製)により測定した。
評価は以下の通りである。 ◎:5°未満 ○:5°以上20°未満 △ 20°以上30°未満 ×:30°以上
【0058】(2)密着性試験 塗装されたアルミニウム板を水で湿したペーパータオル
で拭き、評価した。 ◎:拭き取れない ○:表層が拭き取れるが基材の上に一層残る △:最大50%まで拭き取れる。 ×:完全に拭き取れる
で拭き、評価した。 ◎:拭き取れない ○:表層が拭き取れるが基材の上に一層残る △:最大50%まで拭き取れる。 ×:完全に拭き取れる
【0059】(3)耐蝕性試験 塗装されたアルミニウム板に対して塩水噴霧試験を40
0時間行い、腐食部分の面積の割合を評価した。 ◎:0%以上1%未満 ○:1%以上5%未満 ×:5%以上
0時間行い、腐食部分の面積の割合を評価した。 ◎:0%以上1%未満 ○:1%以上5%未満 ×:5%以上
【0060】(4)臭気 塗装されたアルミニウムを水に濡らして、乾燥する過程
で直接臭気を嗅ぐごとにより臭気の評価を行った。 ◎:全く臭気を感じない ○:殆ど臭気を感じない ×:明らかに臭気を感じる。
で直接臭気を嗅ぐごとにより臭気の評価を行った。 ◎:全く臭気を感じない ○:殆ど臭気を感じない ×:明らかに臭気を感じる。
【0061】試験(1)〜(4)の結果を表3に示す。
【0062】
【表3】
【0063】
【発明の効果】本発明の高親水性塗料を乾燥・硬化せし
めた塗膜は、極めて良好な親水持続性を有しており、密
着性、耐蝕性、臭気も良好である。粒子の外側にアルミ
ナゾルを配したゲル粒子は複雑なフラクタル表面を形成
し、不定型ゲル状態であるアルミナゾルの添加は、金型
の磨耗を極めて少なくし、金型の寿命を延ばすという効
果も有しており、該高親水性塗料は熱交換器用アルミニ
ウム製フィン材等に好適な親水性塗膜を提供するもので
ある。
めた塗膜は、極めて良好な親水持続性を有しており、密
着性、耐蝕性、臭気も良好である。粒子の外側にアルミ
ナゾルを配したゲル粒子は複雑なフラクタル表面を形成
し、不定型ゲル状態であるアルミナゾルの添加は、金型
の磨耗を極めて少なくし、金型の寿命を延ばすという効
果も有しており、該高親水性塗料は熱交換器用アルミニ
ウム製フィン材等に好適な親水性塗膜を提供するもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 7/12 C09D 7/12 Z 125/02 125/02 131/08 131/08 133/14 133/14 133/26 133/26 F28F 1/32 F28F 1/32 H
Claims (8)
- 【請求項1】 0.02〜2μmのアルミナゾル(a)
の存在下に、下記一般式〔1〕または〔2〕で示される
親水性単量体(b)を少なくとも1種類以上と多官能エ
チレン性不飽和単量体(c)とを共重合させてなる有機
無機複合粒子。 【化1】 - 【請求項2】 0.02〜2mμのアルミナゾル(a)
の存在下に、下記一般式〔1〕または〔2〕で示される
親水性単量体(b)を少なくとも1種類以上と多官能エ
チレン性不飽和単量体(c)と、上記(b)(c)と共
重合可能なその他のエチレン性不飽和単量体(d)とを
共重合させてなる有機無機複合粒子。 【化2】 - 【請求項3】 アルミナゾル(a)の一次粒子が羽毛
状、棒状、樹枝状の形状・形態を有することを特徴とす
る請求項1または2記載の有機無機複合粒子。 - 【請求項4】 有機無機複合粒子の平均粒径が、0.5
〜5μmであることを特徴とする請求項1ないし3記載
の有機無機複合粒子。 - 【請求項5】 懸濁重合によって得られることを特徴と
する請求項1ないし4いずれか記載の有機無機複合粒
子。 - 【請求項6】 多官能エチレン性不飽和単量体(c)
が、ポリオキシエチレンジメタクリレ−ト、ポリオキシ
エチレンジアクリレ−ト、メチレンビスアクリルアミ
ド、メチレンビスメタアクリルアミド、ジビニルベンゼ
ン、ジアリルテレフタレ−トから選ばれる少なくとも1
種または1種以上であることを特徴とする請求項1ない
し5いずれか記載の有機無機複合粒子。 - 【請求項7】 請求項1ないし6いずれか記載の有機無
機複合粒子と、水溶性樹脂とを含有することを特徴とす
る高親水性塗料。 - 【請求項8】 請求項7記載の高親水性塗料をアルミニ
ウム基材に塗布し、硬化してなるアルミニウムフィン
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014897A JPH10218909A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 有機無機複合粒子及びこれを含有する塗料並びに該塗料を用いてなるアルミフィン材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014897A JPH10218909A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 有機無機複合粒子及びこれを含有する塗料並びに該塗料を用いてなるアルミフィン材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10218909A true JPH10218909A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12019078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2014897A Pending JPH10218909A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 有機無機複合粒子及びこれを含有する塗料並びに該塗料を用いてなるアルミフィン材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10218909A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104830193A (zh) * | 2014-02-06 | 2015-08-12 | 东亚合成株式会社 | 高亲水性涂料组合物及其用途 |
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1997
- 1997-02-03 JP JP2014897A patent/JPH10218909A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104830193A (zh) * | 2014-02-06 | 2015-08-12 | 东亚合成株式会社 | 高亲水性涂料组合物及其用途 |
| JP2015147852A (ja) * | 2014-02-06 | 2015-08-20 | 東亞合成株式会社 | 高親水性塗料組成物及びその用途 |
| CN104830193B (zh) * | 2014-02-06 | 2019-02-22 | 东亚合成株式会社 | 高亲水性涂料组合物及其用途 |
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