JPH0718206A - 高親水性塗料 - Google Patents
高親水性塗料Info
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- JPH0718206A JPH0718206A JP16454693A JP16454693A JPH0718206A JP H0718206 A JPH0718206 A JP H0718206A JP 16454693 A JP16454693 A JP 16454693A JP 16454693 A JP16454693 A JP 16454693A JP H0718206 A JPH0718206 A JP H0718206A
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- fine particles
- resin
- parts
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、空調機用熱交換機のアルミニウム
フィン表面に、親水性、防食性を付与するために好適な
高親水性塗料の提供を目的とする。 【構成】 水膨潤率が50重量%以下で微粒子表面に親水
性官能基を有する樹脂微粒子(a) 、水(b) 、水溶性樹脂
もしくは水分散性樹脂(c) 、炭酸ジルコニウムアルカリ
金属塩もしくはアンモニア塩(d) を含む高親水性塗料。 【効果】 本発明の高親水性塗料を用いて親水化処理さ
れた空調機用熱交換機のアルミニウムフィンは、防食性
や親水性の効果が長期間低下しない。
フィン表面に、親水性、防食性を付与するために好適な
高親水性塗料の提供を目的とする。 【構成】 水膨潤率が50重量%以下で微粒子表面に親水
性官能基を有する樹脂微粒子(a) 、水(b) 、水溶性樹脂
もしくは水分散性樹脂(c) 、炭酸ジルコニウムアルカリ
金属塩もしくはアンモニア塩(d) を含む高親水性塗料。 【効果】 本発明の高親水性塗料を用いて親水化処理さ
れた空調機用熱交換機のアルミニウムフィンは、防食性
や親水性の効果が長期間低下しない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高親水性塗料に関す
る。より詳細には、空調機用熱交換機のアルミフィン表
面に親水性、防食性を付与するために好適な高親水性塗
料に関する。
る。より詳細には、空調機用熱交換機のアルミフィン表
面に親水性、防食性を付与するために好適な高親水性塗
料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空調機用熱交換機のアルミニウム
フィンは、その表面をベーマイト処理や、アクリル系塗
液もしくは水ガラスで処理されている。このような処理
の目的は、アルミニウムの腐食を防止することと、空調
機の運転中に発生する凝縮水の水滴がフィン表面をすみ
やかに流れフィン表面で水滴にならないようにすること
である。最近の熱交換機は小さくなり、アルミニウムフ
ィンの間隔は 1.5〜3mmと狭くなっているため、親水処
理をしないと運転中に凝縮水の水滴でフィンの間に橋が
架かってしまい、通風が悪くなり熱交換効率が低下す
る。
フィンは、その表面をベーマイト処理や、アクリル系塗
液もしくは水ガラスで処理されている。このような処理
の目的は、アルミニウムの腐食を防止することと、空調
機の運転中に発生する凝縮水の水滴がフィン表面をすみ
やかに流れフィン表面で水滴にならないようにすること
である。最近の熱交換機は小さくなり、アルミニウムフ
ィンの間隔は 1.5〜3mmと狭くなっているため、親水処
理をしないと運転中に凝縮水の水滴でフィンの間に橋が
架かってしまい、通風が悪くなり熱交換効率が低下す
る。
【0003】しかし、ベーマイト処理は、一般的にフィ
ン加工された後に施されるため、親水処理という点では
十分であるが、生産性に劣ることが指摘されている。こ
の問題を解決するため、フィン加工前にアクリル系塗液
や水ガラスを塗装して大量にアルミニウム表面を処理す
る方式が考えだされた。例えば、特開昭55−164264号公
報には、水性樹脂、界面活性剤、合成シリカを配合した
塗料が開示されている。しかし、このような塗料で親水
処理したフィンは親水性や防食性は十分に優れている
が、フィンの穴空け加工をする際に加工工具の磨耗が激
しく工具の寿命が短くなるという問題がでてきた。この
問題は水ガラス処理でも同様に発生した。また、水ガラ
ス処理されたフィンは、酸性雨による傷みが激しいとい
う問題も分かってきた。
ン加工された後に施されるため、親水処理という点では
十分であるが、生産性に劣ることが指摘されている。こ
の問題を解決するため、フィン加工前にアクリル系塗液
や水ガラスを塗装して大量にアルミニウム表面を処理す
る方式が考えだされた。例えば、特開昭55−164264号公
報には、水性樹脂、界面活性剤、合成シリカを配合した
塗料が開示されている。しかし、このような塗料で親水
処理したフィンは親水性や防食性は十分に優れている
が、フィンの穴空け加工をする際に加工工具の磨耗が激
しく工具の寿命が短くなるという問題がでてきた。この
問題は水ガラス処理でも同様に発生した。また、水ガラ
ス処理されたフィンは、酸性雨による傷みが激しいとい
う問題も分かってきた。
【0004】そこで、親水性や防食性を付与し、かつ加
工工具を磨耗せず、酸性雨にも強い塗料が開発された。
例えば、特開昭63−258966号公報に開示されるような、
水、水溶性樹脂、吸水性マイクロゲル、炭酸ジルコニウ
ムアルカリ金属塩もしくはアンモニア塩、および必要に
応じて界面活性剤からなる高親水性塗料である。この塗
料は、上記の問題点をほぼ解決でき、親水性、防食性、
そして加工適性を満足するものの、吸水性マイクロゲル
の吸水性が良すぎるため吸水性マイクロゲルが熱交換機
の運転中に結露する水を吸って膨れあがり、塗膜強度が
弱くなるという問題があった。
工工具を磨耗せず、酸性雨にも強い塗料が開発された。
例えば、特開昭63−258966号公報に開示されるような、
水、水溶性樹脂、吸水性マイクロゲル、炭酸ジルコニウ
ムアルカリ金属塩もしくはアンモニア塩、および必要に
応じて界面活性剤からなる高親水性塗料である。この塗
料は、上記の問題点をほぼ解決でき、親水性、防食性、
そして加工適性を満足するものの、吸水性マイクロゲル
の吸水性が良すぎるため吸水性マイクロゲルが熱交換機
の運転中に結露する水を吸って膨れあがり、塗膜強度が
弱くなるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記問
題点を解決すべく鋭意検討した結果、水膨潤率が50重量
%以下で微粒子表面に親水性官能基を有する樹脂微粒
子、水、水性樹脂および炭酸ジルコニウムアルカリ金属
塩もしくはアンモニア塩を含む高親水性塗料が親水性、
防食性、耐酸性雨性、加工性に優れることを見出し、本
発明に至った。
題点を解決すべく鋭意検討した結果、水膨潤率が50重量
%以下で微粒子表面に親水性官能基を有する樹脂微粒
子、水、水性樹脂および炭酸ジルコニウムアルカリ金属
塩もしくはアンモニア塩を含む高親水性塗料が親水性、
防食性、耐酸性雨性、加工性に優れることを見出し、本
発明に至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、水膨潤率が50
重量%以下で微粒子表面に親水性官能基を有する樹脂微
粒子(a) 、水(b) 、水溶性樹脂もしくは水分散性樹脂
(c) 、炭酸ジルコニウムアルカリ金属塩もしくはアンモ
ニア塩(d) を含む高親水性塗料を提供する。
重量%以下で微粒子表面に親水性官能基を有する樹脂微
粒子(a) 、水(b) 、水溶性樹脂もしくは水分散性樹脂
(c) 、炭酸ジルコニウムアルカリ金属塩もしくはアンモ
ニア塩(d) を含む高親水性塗料を提供する。
【0007】微粒子表面に親水性官能基を有する樹脂微
粒子(a) は、微粒子内部が親油性であるため、微粒子内
部には全くあるいはほとんど吸水しないが、微粒子表面
に親水性官能基を有するため、微粒子表面の親水性を低
下することがない。樹脂微粒子(a) の水膨潤率は50重量
%以下であるが、塗膜強度の観点からは20重量%以下の
方が好ましい。水膨潤率が50重量%を越える場合は、長
期に使用すると結露水を吸って塗膜が弱くなるため、長
期使用に耐えられない。
粒子(a) は、微粒子内部が親油性であるため、微粒子内
部には全くあるいはほとんど吸水しないが、微粒子表面
に親水性官能基を有するため、微粒子表面の親水性を低
下することがない。樹脂微粒子(a) の水膨潤率は50重量
%以下であるが、塗膜強度の観点からは20重量%以下の
方が好ましい。水膨潤率が50重量%を越える場合は、長
期に使用すると結露水を吸って塗膜が弱くなるため、長
期使用に耐えられない。
【0008】樹脂微粒子(a) は、例えば、次のような方
法で製造される。 (1) 親油性でα,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物と、親水性でα,β−エチレン性不飽和二重結
合を有する化合物とを水中で乳化重合する。 (2) 親油性でα,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物を溶剤中で溶液重合しておき、次いで親水性の
α,β−エチレン性不飽和二重結合を有する化合物を同
じ溶液でシード重合する。 (3) 親油性でα,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物を溶剤中で溶液重合しておき、このポリマー存
在下で、親水性のα,β−エチレン性不飽和二重結合を
有する化合物をグラフト重合する。
法で製造される。 (1) 親油性でα,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物と、親水性でα,β−エチレン性不飽和二重結
合を有する化合物とを水中で乳化重合する。 (2) 親油性でα,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物を溶剤中で溶液重合しておき、次いで親水性の
α,β−エチレン性不飽和二重結合を有する化合物を同
じ溶液でシード重合する。 (3) 親油性でα,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物を溶剤中で溶液重合しておき、このポリマー存
在下で、親水性のα,β−エチレン性不飽和二重結合を
有する化合物をグラフト重合する。
【0009】(4) 親油性でα,β−エチレン性不飽和二
重結合を有する化合物を、第3級アンモニウム塩含有化
合物を乳化剤として乳化重合する(特開平2-263805号公
報)。この方法により、カチオン性樹脂微粒子が得られ
る。さらに、得られた樹脂微粒子の第3級アンモニウム
塩と、エポキシ基および他の反応性官能基を有する化合
物とを反応させて微粒子表面に反応性官能基を導入して
もよい。 (5) 親油性でα,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物を、カルボン酸塩含有化合物を乳化剤として乳
化重合する。この方法により、アニオン性樹脂微粒子が
得られる。さらに、得られた樹脂微粒子のカルボン酸
と、エポキシ基および他の反応性官能基を有する化合物
とを反応させて微粒子表面に反応性官能基を導入しても
よい。
重結合を有する化合物を、第3級アンモニウム塩含有化
合物を乳化剤として乳化重合する(特開平2-263805号公
報)。この方法により、カチオン性樹脂微粒子が得られ
る。さらに、得られた樹脂微粒子の第3級アンモニウム
塩と、エポキシ基および他の反応性官能基を有する化合
物とを反応させて微粒子表面に反応性官能基を導入して
もよい。 (5) 親油性でα,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物を、カルボン酸塩含有化合物を乳化剤として乳
化重合する。この方法により、アニオン性樹脂微粒子が
得られる。さらに、得られた樹脂微粒子のカルボン酸
と、エポキシ基および他の反応性官能基を有する化合物
とを反応させて微粒子表面に反応性官能基を導入しても
よい。
【0010】親油性でα,β−エチレン性不飽和二重結
合を有する化合物としては、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブ
チル等の(メタ)アクリル酸のアルキルエステル、グリ
シジル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸の
アルケニルエステル、ヒドロキシ(メタ)アクリレー
ト、スチレン、アクリロニトリル、酢酸ビニル等の一官
能モノマー、エチレングリコールのアクリル酸エステル
等の二官能モノマー、ポリエチレングリコールをイソシ
アネートで延長して末端にヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレートを反応させてなる二官能オリゴマーもしくは
多官能プレポリマーが挙げられ、これらは1種または2
種以上を組み合わせて使用できる。
合を有する化合物としては、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブ
チル等の(メタ)アクリル酸のアルキルエステル、グリ
シジル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸の
アルケニルエステル、ヒドロキシ(メタ)アクリレー
ト、スチレン、アクリロニトリル、酢酸ビニル等の一官
能モノマー、エチレングリコールのアクリル酸エステル
等の二官能モノマー、ポリエチレングリコールをイソシ
アネートで延長して末端にヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレートを反応させてなる二官能オリゴマーもしくは
多官能プレポリマーが挙げられ、これらは1種または2
種以上を組み合わせて使用できる。
【0011】親水性でα,β−エチレン性不飽和二重結
合を有する化合物としては、アクリル酸、タクリル酸、
マレイン酸、イタコン酸等のアニオン性モノマーや、2,
2-ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート等のカチオン性モ
ノマーから選ばれる1種類以上のモノマーを使用でき
る。アニオン性モノマーを使用する場合には、アニオン
性樹脂微粒子が得られるが、重合前にこれらのアニオン
性モノマーをアルカリ金属、アンモニア水、もしくはア
ミン類等で中和してもよいし、重合後に中和しても良
い。また、カチオン性モノマーを使用する場合には、カ
チオン性樹脂微粒子が得られるが、重合前にこれらのカ
チオン性モノマーを酸、カルボン酸等で中和してもよい
し、重合後に中和しても良い。
合を有する化合物としては、アクリル酸、タクリル酸、
マレイン酸、イタコン酸等のアニオン性モノマーや、2,
2-ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート等のカチオン性モ
ノマーから選ばれる1種類以上のモノマーを使用でき
る。アニオン性モノマーを使用する場合には、アニオン
性樹脂微粒子が得られるが、重合前にこれらのアニオン
性モノマーをアルカリ金属、アンモニア水、もしくはア
ミン類等で中和してもよいし、重合後に中和しても良
い。また、カチオン性モノマーを使用する場合には、カ
チオン性樹脂微粒子が得られるが、重合前にこれらのカ
チオン性モノマーを酸、カルボン酸等で中和してもよい
し、重合後に中和しても良い。
【0012】樹脂微粒子(a) を重合する際には、乳化を
助ける目的で、アニオン系、ノニオン系の低分子界面活
性剤を耐水性等の物性を損なわない範囲で使用しても良
い。これらの乳化剤はα,β−エチレン性不飽和二重結
合を有する化合物に対して0.1〜50重量%、望ましくは
0.1〜20重量%の割合で用いられ、樹脂微粒子を重合す
る時の温度は50〜95℃、望ましくは65〜80℃である。
助ける目的で、アニオン系、ノニオン系の低分子界面活
性剤を耐水性等の物性を損なわない範囲で使用しても良
い。これらの乳化剤はα,β−エチレン性不飽和二重結
合を有する化合物に対して0.1〜50重量%、望ましくは
0.1〜20重量%の割合で用いられ、樹脂微粒子を重合す
る時の温度は50〜95℃、望ましくは65〜80℃である。
【0013】種々の方法によって製造した樹脂微粒子
(a) の粒径は、通常光散乱法による測定で 0.003〜10μ
mであるが、本発明の高親水性塗料に用いるのに好適な
範囲は0.05〜5 μmである。平均粒径が 5μmを越える
場合は、塗膜が 1〜3 μmと薄いために十分な親水性効
果を得るのに必要な量では塗膜強度が弱くなる。樹脂微
粒子(a) を塗膜中に強固に結びつけるためには、樹脂微
粒子(a) の表面にヒドロキシル基やカルボキシル基を導
入し、炭酸ジルコニウムアルカリ金属塩もしくはアンモ
ニウム塩(d) で塗膜中の樹脂とキレート結合させてもよ
い。
(a) の粒径は、通常光散乱法による測定で 0.003〜10μ
mであるが、本発明の高親水性塗料に用いるのに好適な
範囲は0.05〜5 μmである。平均粒径が 5μmを越える
場合は、塗膜が 1〜3 μmと薄いために十分な親水性効
果を得るのに必要な量では塗膜強度が弱くなる。樹脂微
粒子(a) を塗膜中に強固に結びつけるためには、樹脂微
粒子(a) の表面にヒドロキシル基やカルボキシル基を導
入し、炭酸ジルコニウムアルカリ金属塩もしくはアンモ
ニウム塩(d) で塗膜中の樹脂とキレート結合させてもよ
い。
【0014】水溶性樹脂もしくは水分散樹脂(c) として
アニオン性樹脂を使用する場合は、アニオン性樹脂微粒
子は水分散体のまま、もしくは乾燥して使用できるが、
カチオン性樹脂微粒子は乾燥して使用しなければならな
い。水溶性樹脂もしくは水分散樹脂(c) としてノニオン
性樹脂を使用する場合は、アニオン性樹脂微粒子とカチ
オン性樹脂微粒子両方共、水分散体のままでも乾燥した
粉体でも使用できる。樹脂微粒子(a) の水分散体は、熱
風オーブン、薄膜蒸発装置、もしくはスプレードライヤ
等を用いて乾燥することができる。
アニオン性樹脂を使用する場合は、アニオン性樹脂微粒
子は水分散体のまま、もしくは乾燥して使用できるが、
カチオン性樹脂微粒子は乾燥して使用しなければならな
い。水溶性樹脂もしくは水分散樹脂(c) としてノニオン
性樹脂を使用する場合は、アニオン性樹脂微粒子とカチ
オン性樹脂微粒子両方共、水分散体のままでも乾燥した
粉体でも使用できる。樹脂微粒子(a) の水分散体は、熱
風オーブン、薄膜蒸発装置、もしくはスプレードライヤ
等を用いて乾燥することができる。
【0015】表面に親水性官能基を有する樹脂微粒子
(a) は、水溶性樹脂もしくは水分散性樹脂(c) の固形分
100重量部に対して、固形分で 1〜200 重量部配合され
るのが好ましい。 200重量部を越えると十分な耐水性が
得られず、十分な塗膜強度が得られない。
(a) は、水溶性樹脂もしくは水分散性樹脂(c) の固形分
100重量部に対して、固形分で 1〜200 重量部配合され
るのが好ましい。 200重量部を越えると十分な耐水性が
得られず、十分な塗膜強度が得られない。
【0016】水溶性樹脂もしくは水分散性樹脂(c) は、
基材に本質的に親水性の被膜を形成し、水膨潤率が50重
量%以下で微粒子表面に親水性官能基を有する樹脂微粒
子(a) をこの被膜中に固定するために配合する。水溶性
樹脂としては、ポリビニルアルコール系、メチルセルロ
ース系、カルボキシジメチルセルロース系、ヒドロキシ
エチルセルロース系、ポリアクリル酸、アクリル酸−ビ
ニルアルコール共重合体、ポリアクリル酸ソーダ系、ア
クリル酸−ソーダ−アクリル酸アミド共重合体等が挙げ
られ、1種または2種以上の混合物として用いられる。
基材に本質的に親水性の被膜を形成し、水膨潤率が50重
量%以下で微粒子表面に親水性官能基を有する樹脂微粒
子(a) をこの被膜中に固定するために配合する。水溶性
樹脂としては、ポリビニルアルコール系、メチルセルロ
ース系、カルボキシジメチルセルロース系、ヒドロキシ
エチルセルロース系、ポリアクリル酸、アクリル酸−ビ
ニルアルコール共重合体、ポリアクリル酸ソーダ系、ア
クリル酸−ソーダ−アクリル酸アミド共重合体等が挙げ
られ、1種または2種以上の混合物として用いられる。
【0017】水分散性樹脂としては、α,β−エチレン
性不飽和二重結合とカルボキシル基を合わせ持つモノマ
ーと、他のα,β−エチレン性不飽和二重結合を有する
モノマーとを水中で乳化重合もしくは懸濁重合をして得
られるアクリル樹脂水分散体を例示できる。α,β−エ
チレン性不飽和二重結合とカルボキシル基を合わせ持つ
モノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイ
ン酸、イタコン酸等が例示できる。
性不飽和二重結合とカルボキシル基を合わせ持つモノマ
ーと、他のα,β−エチレン性不飽和二重結合を有する
モノマーとを水中で乳化重合もしくは懸濁重合をして得
られるアクリル樹脂水分散体を例示できる。α,β−エ
チレン性不飽和二重結合とカルボキシル基を合わせ持つ
モノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイ
ン酸、イタコン酸等が例示できる。
【0018】また、他のα,β−エチレン性不飽和二重
結合を有するモノマーとしては、(メタ)アクリレート
系:(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル
酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)
アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、
(メタ)アクリル酸ラウリル等の(メタ)アクリル酸の
C1 〜C18アルキルエステル、グリシジル(メタ)アク
リレート、アリル(メタ)アクリレート等の(メタ)ア
クリル酸のC2 〜C20アルケニルエステル、ヒドロキシ
ルエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシルエチル
(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート
等の(メタ)アクリル酸のC2 〜C20ヒドロキシルアル
キルエステル、アリルオキシルエチル(メタ)アクリレ
ート等の(メタ)アクリル酸のC3 〜C19アルケニルオ
キシルアルキルエステル、スチレン、α−メチルスチレ
ン、ビニルトルエン、p−クロロスチレン、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、メチルイソプロぺニルケ
トン、酢酸ビニル、ビニルプロピオネート等が例示でき
る。
結合を有するモノマーとしては、(メタ)アクリレート
系:(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル
酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)
アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、
(メタ)アクリル酸ラウリル等の(メタ)アクリル酸の
C1 〜C18アルキルエステル、グリシジル(メタ)アク
リレート、アリル(メタ)アクリレート等の(メタ)ア
クリル酸のC2 〜C20アルケニルエステル、ヒドロキシ
ルエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシルエチル
(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート
等の(メタ)アクリル酸のC2 〜C20ヒドロキシルアル
キルエステル、アリルオキシルエチル(メタ)アクリレ
ート等の(メタ)アクリル酸のC3 〜C19アルケニルオ
キシルアルキルエステル、スチレン、α−メチルスチレ
ン、ビニルトルエン、p−クロロスチレン、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、メチルイソプロぺニルケ
トン、酢酸ビニル、ビニルプロピオネート等が例示でき
る。
【0019】本発明の高親水性塗料には、さらに炭酸ジ
ルコニウムアルカリ金属もしくはアンモニア塩(d) が使
用される。炭酸ジルコニウムアルカリ金属もしくはアン
モニア塩(d) は、OH基、COOH基等とキレート架橋
をすることが知られており、水溶性樹脂もしくは水分散
性樹脂の不溶化すなわち架橋剤として作用し、また金属
基材に対する耐食性に寄与する。炭酸ジルコニウムアル
カリ金属もしくはアンモニア塩(d) は、水溶性樹脂もし
くは水分散性樹脂 100重量部に対して、炭酸ジルコニウ
ムアルカリ金属もしくはアンモニア塩(d) をZrO2に換算
して20〜300 重量部、好ましくは30〜200 重量部の範囲
で用いる。20重量部未満では塗膜の耐水性と耐食性を得
るのが難しく、また 300重量部を越えると塗膜の親水性
と塗膜加工適性を得るのが困難になる。
ルコニウムアルカリ金属もしくはアンモニア塩(d) が使
用される。炭酸ジルコニウムアルカリ金属もしくはアン
モニア塩(d) は、OH基、COOH基等とキレート架橋
をすることが知られており、水溶性樹脂もしくは水分散
性樹脂の不溶化すなわち架橋剤として作用し、また金属
基材に対する耐食性に寄与する。炭酸ジルコニウムアル
カリ金属もしくはアンモニア塩(d) は、水溶性樹脂もし
くは水分散性樹脂 100重量部に対して、炭酸ジルコニウ
ムアルカリ金属もしくはアンモニア塩(d) をZrO2に換算
して20〜300 重量部、好ましくは30〜200 重量部の範囲
で用いる。20重量部未満では塗膜の耐水性と耐食性を得
るのが難しく、また 300重量部を越えると塗膜の親水性
と塗膜加工適性を得るのが困難になる。
【0020】高親水性塗料を作成する際には、必要に応
じて界面活性剤が使用される。水溶性樹脂もしくは水分
散性樹脂(c) がアニオン系もしくはノニオン系で、かつ
樹脂微粒子(a) がアニオン系の場合には、ノニオン系ま
たはアニオン系界面活性剤が使用できる。また、水溶性
樹脂もしくは水分散性樹脂(c) がカチオン系もしくはノ
ニオン系で、かつ樹脂微粒子(a) がカチオン系の場合に
は、ノニオン系またはカチオン系界面活性剤が使用でき
る。
じて界面活性剤が使用される。水溶性樹脂もしくは水分
散性樹脂(c) がアニオン系もしくはノニオン系で、かつ
樹脂微粒子(a) がアニオン系の場合には、ノニオン系ま
たはアニオン系界面活性剤が使用できる。また、水溶性
樹脂もしくは水分散性樹脂(c) がカチオン系もしくはノ
ニオン系で、かつ樹脂微粒子(a) がカチオン系の場合に
は、ノニオン系またはカチオン系界面活性剤が使用でき
る。
【0021】ノニオン系界面活性剤としては、ポリオキ
シエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステ
アリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル等
のポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレン誘導体、
オキシエチレン・オキシプロピレンブロックコポリマ
ー、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノステア
レート、ソルビタントリオレエート等のソルビタン脂肪
酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステル等が挙げられる。
シエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステ
アリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル等
のポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレン誘導体、
オキシエチレン・オキシプロピレンブロックコポリマ
ー、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノステア
レート、ソルビタントリオレエート等のソルビタン脂肪
酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステル等が挙げられる。
【0022】アニオン系界面活性剤としては、ステアリ
ン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム等の脂肪酸塩、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールア
ミン、ラウリル硫酸アンモニウム等のアルキル硫酸エス
テル類、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、アルキルナ
フタレンスルフォン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、
アルキルジフェニルエーテルジスルフォン酸塩、アルキ
ルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル
塩等が挙げられる。
ン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム等の脂肪酸塩、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールア
ミン、ラウリル硫酸アンモニウム等のアルキル硫酸エス
テル類、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、アルキルナ
フタレンスルフォン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、
アルキルジフェニルエーテルジスルフォン酸塩、アルキ
ルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル
塩等が挙げられる。
【0023】カチオン系界面活性剤としては、ステアリ
ルアミンアセテート、ステアリルアミン塩酸塩等のアル
キルアミン塩、ラウリルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、
ジステアリルジメチルアンモニウム等の第4級アンモニ
ウム塩、ラウリルベタイン、ステアリルベタイン等のア
ルキルベタイン、アミンオキサイド等が挙げられる。
ルアミンアセテート、ステアリルアミン塩酸塩等のアル
キルアミン塩、ラウリルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、
ジステアリルジメチルアンモニウム等の第4級アンモニ
ウム塩、ラウリルベタイン、ステアリルベタイン等のア
ルキルベタイン、アミンオキサイド等が挙げられる。
【0024】さらに、本発明の高親水性塗料には、必要
に応じて顔料や染料等の着色剤、充填材、滑剤、消泡
剤、レベリング剤等を添加することができる。本発明の
高親水性塗料は、アルミニウムフィン材に塗装するプレ
コート塗料として用いることができる他に、加工された
フィンに塗装するポストコート塗料としても使用するこ
とができる。
に応じて顔料や染料等の着色剤、充填材、滑剤、消泡
剤、レベリング剤等を添加することができる。本発明の
高親水性塗料は、アルミニウムフィン材に塗装するプレ
コート塗料として用いることができる他に、加工された
フィンに塗装するポストコート塗料としても使用するこ
とができる。
【0025】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。なお、実施例中「部」および「%」とあるの
は、それぞれ「重量部」および「重量%」を示す。ま
ず、実施例中で使用する各成分の合成例を説明する。 (a)反応性高分子乳化剤の合成 アクリル酸70部、2-エチルヘキシルアクリレート70部お
よび2-プロパノール140部を1リットル反応容器で攪拌
下、窒素雰囲気中で80℃に加温した。重合開始剤として
アゾビスイソブチロニトリル(以下AIBNと略記す
る)を 1.1部添加して80℃で2時間保持して重合を完結
した。その後、10%水酸化ナトリウム水溶液 272.2部と
水 200部の混合物を加え、加熱して共沸蒸留により2-プ
ロパノール及び一部の水を除去し、高分子乳化剤を得
た。一晩放置した後、グリシジルメタクリレート13.3部
を加え空気雰囲気下で80℃に加熱し4時間保持した。そ
の後、固形分が25%となるように調整し、反応性高分子
乳化剤溶液(a) を得た。
明する。なお、実施例中「部」および「%」とあるの
は、それぞれ「重量部」および「重量%」を示す。ま
ず、実施例中で使用する各成分の合成例を説明する。 (a)反応性高分子乳化剤の合成 アクリル酸70部、2-エチルヘキシルアクリレート70部お
よび2-プロパノール140部を1リットル反応容器で攪拌
下、窒素雰囲気中で80℃に加温した。重合開始剤として
アゾビスイソブチロニトリル(以下AIBNと略記す
る)を 1.1部添加して80℃で2時間保持して重合を完結
した。その後、10%水酸化ナトリウム水溶液 272.2部と
水 200部の混合物を加え、加熱して共沸蒸留により2-プ
ロパノール及び一部の水を除去し、高分子乳化剤を得
た。一晩放置した後、グリシジルメタクリレート13.3部
を加え空気雰囲気下で80℃に加熱し4時間保持した。そ
の後、固形分が25%となるように調整し、反応性高分子
乳化剤溶液(a) を得た。
【0026】(b)反応性高分子乳化剤の合成 アクリル酸70部(水酸化ナトリウムで70モル%中和)、
ブチルアクリレート30部、脱イオン水 400部を1リット
ル反応容器中で攪拌下、窒素雰囲気中で80℃に加温し
た。5%AAPD水溶液を16部添加し2時間保持し、つ
いで5%AAPD水溶液を4部添加し、添加終了後反応
を4時間続けて重合を完結し、高分子乳化剤を得た。次
いで、得られた高分子乳化剤 100部およびグリシジルメ
タクリレート(以下GMAと略記する)14.6部を1リッ
トル反応容器中で攪拌しながら80℃に加温し、4時間保
持した。その後、固形分が20%となるように調整し、反
応性高分子乳化剤溶液(b) を得た。
ブチルアクリレート30部、脱イオン水 400部を1リット
ル反応容器中で攪拌下、窒素雰囲気中で80℃に加温し
た。5%AAPD水溶液を16部添加し2時間保持し、つ
いで5%AAPD水溶液を4部添加し、添加終了後反応
を4時間続けて重合を完結し、高分子乳化剤を得た。次
いで、得られた高分子乳化剤 100部およびグリシジルメ
タクリレート(以下GMAと略記する)14.6部を1リッ
トル反応容器中で攪拌しながら80℃に加温し、4時間保
持した。その後、固形分が20%となるように調整し、反
応性高分子乳化剤溶液(b) を得た。
【0027】(c)アニオン性樹脂微粒子の合成 スチレン50部、エチルメタクリレート40部、ジビニルベ
ンゼン10部、反応性高分子乳化剤溶液(a) 80部(固形分
20部)および脱イオン水 200部を1リットル反応容器中
で攪拌下、窒素雰囲気中で80℃に加温した。5%アゾビ
スアミジノプロパン二塩酸(以下AAPDと略記する)
水溶液を16部添加し2時間保持し、ついで5%AAPD
水溶液を4部添加し、添加終了後反応混合液を80℃に4
時間保持して重合を完結した。イオン交換水で固形分25
%に調整し、アニオン性樹脂微粒子水分散体(c) を得
た。水分散体中の樹脂微粒子径の光散乱法による測定結
果は約 0.1μmであった。得られたアニオン性樹脂微粒
子水分散体を乾燥させ粉末にして25℃で 1日水に浸漬し
た結果、水膨潤率は9%であった。
ンゼン10部、反応性高分子乳化剤溶液(a) 80部(固形分
20部)および脱イオン水 200部を1リットル反応容器中
で攪拌下、窒素雰囲気中で80℃に加温した。5%アゾビ
スアミジノプロパン二塩酸(以下AAPDと略記する)
水溶液を16部添加し2時間保持し、ついで5%AAPD
水溶液を4部添加し、添加終了後反応混合液を80℃に4
時間保持して重合を完結した。イオン交換水で固形分25
%に調整し、アニオン性樹脂微粒子水分散体(c) を得
た。水分散体中の樹脂微粒子径の光散乱法による測定結
果は約 0.1μmであった。得られたアニオン性樹脂微粒
子水分散体を乾燥させ粉末にして25℃で 1日水に浸漬し
た結果、水膨潤率は9%であった。
【0028】(d)アニオン性樹脂微粒子の合成 脱イオン水 200部をイソプロピルアルコール 120部およ
び脱イオン水 140部の代えた以外は、アニオン性樹脂微
粒子水分散体(c) と同様にしてアニオン性樹脂微粒子水
分散体(d) を得た。水分散体中の樹脂微粒子径の光散乱
法による測定結果は約10μmであった。また、樹脂微粒
子の水膨潤率は12%であった。
び脱イオン水 140部の代えた以外は、アニオン性樹脂微
粒子水分散体(c) と同様にしてアニオン性樹脂微粒子水
分散体(d) を得た。水分散体中の樹脂微粒子径の光散乱
法による測定結果は約10μmであった。また、樹脂微粒
子の水膨潤率は12%であった。
【0029】(e)アニオン性樹脂微粒子の合成 スチレン25部、エチルメタクリレート20部、ジビニルベ
ンゼン 5部、反応性高分子乳化剤溶液(a)200部(固形分
50部)および脱イオン水 100部を用い、アニオン性樹脂
微粒子水分散体(c) と同様にしてアニオン性樹脂微粒子
水分散体(e) を得た。水分散体中の樹脂微粒子径の光散
乱法による測定結果は約 0.1μmであった。また、樹脂
微粒子の水膨潤率は70%であった。
ンゼン 5部、反応性高分子乳化剤溶液(a)200部(固形分
50部)および脱イオン水 100部を用い、アニオン性樹脂
微粒子水分散体(c) と同様にしてアニオン性樹脂微粒子
水分散体(e) を得た。水分散体中の樹脂微粒子径の光散
乱法による測定結果は約 0.1μmであった。また、樹脂
微粒子の水膨潤率は70%であった。
【0030】(f)カチオン性樹脂微粒子の合成 スチレン95部、ジビニルベンゼン 5部、高分子乳化剤溶
液(b)250部(固形分50部)および脱イオン水 250部を1
リットル反応容器中で攪拌下、窒素雰囲気中で80℃に加
温した。5%AAPD水溶液を16部添加して2時間保持
し、次いで5%AAPD水溶液を4部添加し、添加終了
後反応温度を80℃に4時間保持して重合を完結し、カチ
オン性樹脂微粒子の水分散体を得た。水分散体中の樹脂
微粒子径の光散乱法による測定結果は約 0.1μmであっ
た。その後、得られたカチオン性樹脂微粒子の水分散体
をバットに入れオーブン乾燥機で50℃にて乾燥し、カチ
オン性樹脂微粒子粉体(f) を得た。樹脂微粒子の水膨潤
率は 8%であった。
液(b)250部(固形分50部)および脱イオン水 250部を1
リットル反応容器中で攪拌下、窒素雰囲気中で80℃に加
温した。5%AAPD水溶液を16部添加して2時間保持
し、次いで5%AAPD水溶液を4部添加し、添加終了
後反応温度を80℃に4時間保持して重合を完結し、カチ
オン性樹脂微粒子の水分散体を得た。水分散体中の樹脂
微粒子径の光散乱法による測定結果は約 0.1μmであっ
た。その後、得られたカチオン性樹脂微粒子の水分散体
をバットに入れオーブン乾燥機で50℃にて乾燥し、カチ
オン性樹脂微粒子粉体(f) を得た。樹脂微粒子の水膨潤
率は 8%であった。
【0031】(g)アクリル樹脂の合成 ジエタノールアミンで完全に中和したアクリル酸30部、
スチレン20部、メチルメタクリレート20部、2-ヒドロキ
シエチルメタクリレート30部、水 200部を1リットル反
応容器に仕込み攪拌しながら窒素雰囲気中で80℃に昇温
した。次に5%AAPD水溶液を20部添加し6時間反応
させたのち、固形分を25%に調整してアクリル樹脂水分
散体(g) を得た。
スチレン20部、メチルメタクリレート20部、2-ヒドロキ
シエチルメタクリレート30部、水 200部を1リットル反
応容器に仕込み攪拌しながら窒素雰囲気中で80℃に昇温
した。次に5%AAPD水溶液を20部添加し6時間反応
させたのち、固形分を25%に調整してアクリル樹脂水分
散体(g) を得た。
【0032】〔実施例1〕アクリル酸ビニルアルコール
共重合体(住友化学(株)製「スミカゲルL-5H」)50
部、ヒドロキシエチルセルロース樹脂50部、アニオン性
樹脂微粒子水分散体(c)200部(固形分で50部)、界面活
性剤(第1工業製薬(株)製「ニューフロンティア250
Z」)50部および炭酸ジルコニウムアンモニウム塩50部
を混合し、イオン交換水で固形分4%に調整し、バーコ
ーターNO.10 によりアルミニウムフィン用アルミニウム
板に塗装した。これを 260℃の電気乾燥炉で20秒間焼き
付けして約1μmの親水処理層を有するアルミニウムフ
ィン材を得た。
共重合体(住友化学(株)製「スミカゲルL-5H」)50
部、ヒドロキシエチルセルロース樹脂50部、アニオン性
樹脂微粒子水分散体(c)200部(固形分で50部)、界面活
性剤(第1工業製薬(株)製「ニューフロンティア250
Z」)50部および炭酸ジルコニウムアンモニウム塩50部
を混合し、イオン交換水で固形分4%に調整し、バーコ
ーターNO.10 によりアルミニウムフィン用アルミニウム
板に塗装した。これを 260℃の電気乾燥炉で20秒間焼き
付けして約1μmの親水処理層を有するアルミニウムフ
ィン材を得た。
【0033】〔実施例2〕アクリル酸ビニルアルコール
共重合体「スミカゲルL-5H」 100部、カチオン性樹脂微
粒子粉体(f) 50部、界面活性剤「ニューフロンティア25
0Z」50部および炭酸ジルコニウムアンモニウム塩50部を
混合し、実施例1と同様にして約1μmの親水処理層を
有するアルミニウムフィ材を得た。 〔実施例3〕界面活性剤「ニューフロンティア250Z」を
除いた以外は、実施例1と同様にして、約1μmの親水
処理層を有するアルミニウムフィン材を得た。
共重合体「スミカゲルL-5H」 100部、カチオン性樹脂微
粒子粉体(f) 50部、界面活性剤「ニューフロンティア25
0Z」50部および炭酸ジルコニウムアンモニウム塩50部を
混合し、実施例1と同様にして約1μmの親水処理層を
有するアルミニウムフィ材を得た。 〔実施例3〕界面活性剤「ニューフロンティア250Z」を
除いた以外は、実施例1と同様にして、約1μmの親水
処理層を有するアルミニウムフィン材を得た。
【0034】〔実施例4〕炭酸ジルコニウムアンモニウ
ム塩の代わりに炭酸ジルコニウムカリウム塩を使用した
以外は、実施例1と同様にして、約1μmの親水処理層
を有するアルミニウムフィ材を得た。 〔実施例5〕アクリル酸ビニルアルコール共重合体「ス
ミカゲルL-5H」50部の代わりにアクリル樹脂水分散体
(g)200部(固形分で50部)を用いた以外は、実施例1と
同様にして、約1μmの親水処理層を有するアルミニウ
ムフィン材を得た。
ム塩の代わりに炭酸ジルコニウムカリウム塩を使用した
以外は、実施例1と同様にして、約1μmの親水処理層
を有するアルミニウムフィ材を得た。 〔実施例5〕アクリル酸ビニルアルコール共重合体「ス
ミカゲルL-5H」50部の代わりにアクリル樹脂水分散体
(g)200部(固形分で50部)を用いた以外は、実施例1と
同様にして、約1μmの親水処理層を有するアルミニウ
ムフィン材を得た。
【0035】〔実施例6〕アクリル酸ビニルアルコール
共重合体「スミカゲルL-5H」 100部の代わりにアクリル
樹脂水分散体(g)400部(固形分で 100部)を用いた以外
は、実施例2と同様にして、約1μmの親水処理層を有
するアルミニウムフィン材を得た。 〔実施例7〕アニオン性樹脂微粒子水分散体(c) の代わ
りにアニオン性樹脂微粒子水分散体(d) を用いた以外
は、実施例1と同様にして、約1μmの親水処理層を有
するアルミニウムフィン材を得た。
共重合体「スミカゲルL-5H」 100部の代わりにアクリル
樹脂水分散体(g)400部(固形分で 100部)を用いた以外
は、実施例2と同様にして、約1μmの親水処理層を有
するアルミニウムフィン材を得た。 〔実施例7〕アニオン性樹脂微粒子水分散体(c) の代わ
りにアニオン性樹脂微粒子水分散体(d) を用いた以外
は、実施例1と同様にして、約1μmの親水処理層を有
するアルミニウムフィン材を得た。
【0036】〔比較例1〕アニオン性樹脂微粒子水分散
体(c) を除いた以外は、実施例1と同様にして、約1μ
mの親水処理層を有するアルミニウムフィン材を得た。 〔比較例2〕カチオン性樹脂微粒子粉体(e) を除いた以
外は、実施例6と同様にして、約1μmの親水処理層を
有するアルミニウムフィン材を得た。 〔比較例3〕アニオン性樹脂微粒子水分散体(c) の代わ
りにアニオン性樹脂微粒子水分散体(e) を用いた以外
は、実施例1と同様にして、約1μmの親水処理層を有
するアルミニウムフィン材を得た。
体(c) を除いた以外は、実施例1と同様にして、約1μ
mの親水処理層を有するアルミニウムフィン材を得た。 〔比較例2〕カチオン性樹脂微粒子粉体(e) を除いた以
外は、実施例6と同様にして、約1μmの親水処理層を
有するアルミニウムフィン材を得た。 〔比較例3〕アニオン性樹脂微粒子水分散体(c) の代わ
りにアニオン性樹脂微粒子水分散体(e) を用いた以外
は、実施例1と同様にして、約1μmの親水処理層を有
するアルミニウムフィン材を得た。
【0037】実施例および比較例で得られたアルミニウ
ムフィン材を、1,1,1-トリクロルエタンで処理した後、
下記の親水性試験、耐食性試験、成形性試験、金型磨耗
試験を行った。評価結果を表1に示す。 親水性試験:アルミニウムフィン材の表面状態を目視で
観察した。 親水性持続:水道水に8時間流水浸漬後、80℃の電気乾
燥炉で16時間乾燥させることを1サイクルとして10サイ
クル行い、水濡れ性を目視で観察した。
ムフィン材を、1,1,1-トリクロルエタンで処理した後、
下記の親水性試験、耐食性試験、成形性試験、金型磨耗
試験を行った。評価結果を表1に示す。 親水性試験:アルミニウムフィン材の表面状態を目視で
観察した。 親水性持続:水道水に8時間流水浸漬後、80℃の電気乾
燥炉で16時間乾燥させることを1サイクルとして10サイ
クル行い、水濡れ性を目視で観察した。
【0038】耐食性試験:アルミニウムフィン材に塩水
を雰霧し、10日後におけるアルミニウムフィン材の表面
を目視で観察した。 成形性試験:アルミニウムフィン材にバーニング加工を
施し、屈曲部におけるクラックの発生を目視で評価し
た。 金型磨耗性:アルミニウムフィン材を金型を用いて一定
の形状に成形したときの金型の磨耗状態を目視で観察し
た。
を雰霧し、10日後におけるアルミニウムフィン材の表面
を目視で観察した。 成形性試験:アルミニウムフィン材にバーニング加工を
施し、屈曲部におけるクラックの発生を目視で評価し
た。 金型磨耗性:アルミニウムフィン材を金型を用いて一定
の形状に成形したときの金型の磨耗状態を目視で観察し
た。
【0039】
【表1】 ◎・・・非常に良い、○・・・良い、△・・・やや良
い、×・・・悪い
い、×・・・悪い
【0040】
【発明の効果】本発明の高親水性塗料を用いて親水化処
理された空調機用熱交換機のアルミニウムフィンは、防
食性の効果が長期間低下せず、かつ初期親水性が十分で
あり、使用経時での親水性の低下を防ぐことができる。
理された空調機用熱交換機のアルミニウムフィンは、防
食性の効果が長期間低下せず、かつ初期親水性が十分で
あり、使用経時での親水性の低下を防ぐことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 133/00 PGB 133/02 PGE
Claims (5)
- 【請求項1】水膨潤率が50重量%以下で微粒子表面に親
水性官能基を有する樹脂微粒子(a) 、水(b) 、水溶性樹
脂もしくは水分散性樹脂(c) 、炭酸ジルコニウムアルカ
リ金属塩もしくはアンモニア塩(d) を含む高親水性塗
料。 - 【請求項2】樹脂微粒子(a) の粒径が、0.05〜5 μmで
あることを特徴とする請求項1記載の高親水性塗料。 - 【請求項3】樹脂微粒子(a) が、微粒子内部が3次元架
橋されたマイクロゲル微粒子であることを特徴とする請
求項1または2記載の高親水性塗料。 - 【請求項4】水溶性樹脂(c) が、アクリル酸−ビニルア
ルコール共重合体もしくはアクリル酸−ビニルアルコー
ル共重合体と水溶性セルロースの混合体であることを特
徴とする請求項1ないし3記載の高親水性塗料。 - 【請求項5】水分散性樹脂(c) が、α,β−エチレン性
不飽和二重結合とカルボキシル基とを合わせ持つモノマ
ーと他のα,β−エチレン性不飽和二重結合を有するモ
ノマーを水中で乳化重合もしくは懸濁重合をして得られ
る樹脂であることを特徴とする請求項1ないし3記載の
高親水性塗料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16454693A JPH0718206A (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 高親水性塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16454693A JPH0718206A (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 高親水性塗料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0718206A true JPH0718206A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=15795215
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16454693A Pending JPH0718206A (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 高親水性塗料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0718206A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006082905A1 (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-10 | Daikin Industries, Ltd. | 熱交換器、冷凍サイクル装置、及びそれらに用いる親水性塗料 |
| JP2006348238A (ja) * | 2005-06-20 | 2006-12-28 | Furukawa Sky Kk | 親水性被覆のための下地被覆用樹脂組成物及びアルミニウム合金塗装板 |
| US20110108262A1 (en) * | 2008-03-25 | 2011-05-12 | Fujifilm Corporation | Hydrophilic member, fin stock, aluminum-made fin stock, heat exchanger and air conditioner |
| JP2014088531A (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-15 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 親水性膜と親水性膜コーティング物品及び親水性膜形成用塗布液並びに親水性膜の製造方法 |
| CN109237621A (zh) * | 2017-07-10 | 2019-01-18 | 日立江森自控空调有限公司 | 空调机及其制造方法 |
| EP4317354A4 (en) * | 2021-03-30 | 2025-09-03 | Nihon Parkerizing | SURFACE TREATMENT AGENT FOR METAL MATERIALS CONTAINING ALUMINUM |
-
1993
- 1993-07-02 JP JP16454693A patent/JPH0718206A/ja active Pending
Cited By (6)
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| WO2006082905A1 (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-10 | Daikin Industries, Ltd. | 熱交換器、冷凍サイクル装置、及びそれらに用いる親水性塗料 |
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