JPH10219355A - 燃焼装置およびその燃焼方法 - Google Patents

燃焼装置およびその燃焼方法

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JPH10219355A
JPH10219355A JP9041674A JP4167497A JPH10219355A JP H10219355 A JPH10219355 A JP H10219355A JP 9041674 A JP9041674 A JP 9041674A JP 4167497 A JP4167497 A JP 4167497A JP H10219355 A JPH10219355 A JP H10219355A
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JP
Japan
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injection port
fuel injection
fuel
air
heated
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JP9041674A
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Takayuki Inami
孝之 稲見
Katsumi Hazama
勝己 間
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Sanken Sangyo Co Ltd
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Sanken Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加熱体に近い側が加熱目的に応じて最適の
雰囲気に保持されるよう構成された燃焼装置およびその
燃焼方法を提供すること。 【解決手段】 炉壁81に設けられた、800℃以上の
予熱空気または、800℃以上の予熱空気及び1次燃料
を噴射可能な空気噴出口20と,その空気噴出口20に
対して、被加熱体90に近い側および遠い側に設けられ
た、それぞれ2次燃料を噴射可能な近接燃料噴射口30
および遠隔燃料噴射口40と,よりなる、少なくとも1
つのバーナ10を備えるとともに、被加熱体90に近い
側の雰囲気を酸化性または還元性のうち任意の状態に調
節可能に、近接燃料噴射口30および遠隔燃料噴射口4
0への燃料供給量の比率を必要に応じて調節可能とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、800℃以上の予
熱空気を用いる燃焼装置およびその燃焼方法に関するも
のであって、被加熱体に対する熱伝達量・雰囲気を任意
に調節可能に構成したものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、加熱炉等の工業炉の熱効率を高め
るために、800℃以上の予熱空気を用いて燃料を燃焼
させるバーナ2を備えた加熱炉1が設置されるようにな
った。バーナ2は、例えば、図8及び9に示すように、
炉壁1aに設けられた800℃以上の予熱空気2cを噴
射する空気噴出口2aと、その周囲に設けられた複数の
燃料噴射口2bとを備え、それぞれ1次燃料2d、2次
燃料2eが、空気噴出口2a、燃料噴射口2bに供給さ
れ、何れの口から噴射された燃料も、空気噴出口2aか
ら噴射される予熱空気2cと混合し、燃焼し、火炎を形
成し、その発生する熱によって被加熱体90が加熱され
るよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
被加熱体90に近い側、遠い側に設けられた燃料噴射口
2bのいずれに対しても均等に燃料が供給されているた
め、例えば被加熱体90の表面の酸化スケールの生成の
抑制を目的に、還元性雰囲気を形成しようとすると、全
体として空気比を1よりも小さくする必要があり、それ
によって排ガス中の未燃焼成分の発生量が増加し、それ
をそのまま大気中に放出すると環境を汚染するという問
題を生じる。また、その環境問題を避けるためには、未
燃焼成分の燃焼用バーナを別個に設ける必要がある。
【0004】他方、全体として空気比が1よりも著しく
高くなるよう過剰の空気を供給すれば、それによって燃
焼排ガス量が増加すると共に、雰囲気が酸化性となり、
被加熱体の表面の酸化スケールの生成が増加するという
問題点がある。
【0005】そこで本発明の目的とするところは、熱効
率が高く、しかも、燃焼排ガス中の未燃焼成分の発生量
が殆ど無く、従って環境を汚染することもなく、そのう
え、被加熱体に対して実質的に影響を与えるところの、
被加熱体に近い側を酸化性・還元性の任意の雰囲気に調
節可能な燃焼装置およびその燃焼方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するため
に、請求項1の発明の燃焼装置は、炉壁(81)に設け
られた、800℃以上の予熱空気(2c)または、80
0℃以上の予熱空気(2c)及び1次燃料(2d)を噴
射可能な空気噴出口(20)と,その空気噴出口(2
0)に対して、被加熱体(90)に近い側および遠い側
に設けられた、それぞれ2次燃料(2e)を噴射可能な
近接燃料噴射口(30)および遠隔燃料噴射口(40)
と,よりなる、少なくとも1つのバーナ(10)を備え
るとともに、被加熱体(90)に近い側の雰囲気を酸化
性または還元性のうち任意の状態に調節可能に、近接燃
料噴射口(30)への燃料供給量を必要に応じて調節可
能な第1調節弁(35)が付設され、かつ遠隔燃料噴射
口(40)への燃料供給量を必要に応じて調節可能な第
2調節弁(45)が付設されたことを特徴とするもので
ある。
【0007】また請求項2の発明の燃焼装置は、炉壁
(81)に設けられた、800℃以上の予熱空気(2
c)または、800℃以上の予熱空気(2c)及び1次
燃料(2d)を噴射可能な空気噴出口(20)と,その
空気噴出口(20)に対して、被加熱体(90)に近い
側および遠い側に設けられた、それぞれ2次燃料(2
e)を噴射可能な近接燃料噴射口(30)および遠隔燃
料噴射口(40)と,よりなる、少なくとも1つのバー
ナ(10)を備えるとともに、被加熱体(90)に近い
側の雰囲気を酸化性または還元性のうち任意の状態に調
節可能に、近接燃料噴射口(30)および遠隔燃料噴射
口(40)への燃料供給量の比率を必要に応じて調節可
能な燃料供給量比率調節弁(55)が付設されたことを
特徴とするものである。
【0008】請求項3の発明の燃焼装置の燃焼方法は、
炉壁(81)に設けられた、800℃以上の予熱空気
(2c)または、800℃以上の予熱空気(2c)及び
1次燃料(2d)を噴射可能な空気噴出口(20)と,
その空気噴出口(20)に対して、被加熱体(90)に
近い側および遠い側に設けられた、それぞれ2次燃料
(2e)を噴射可能な近接燃料噴射口(30)および遠
隔燃料噴射口(40)と,よりなる、少なくとも1つの
バーナ(10)を備える燃焼装置であって、炉の燃焼加
熱条件の設定に当って、バーナ(10)の全体の空気比
を1より僅かに高い値に保持するとともに、近接燃料噴
射口(30)への燃料供給量と遠隔燃料噴射口(40)
への燃料供給量との比率を変更することにより、被加熱
体(90)に近い側を還元性または酸化性のうち任意の
雰囲気に変化させることを特徴とするものである。な
お、空気比とは、燃料を完全燃焼させるための理論的空
気量に対する空気量の比率であり、その値が1より僅か
に高い値とは、燃料の種類によって若干異なるが、未燃
焼成分の発生が実質的に皆無で、燃焼排ガス量が最小限
となる値であり、気体燃料では1.05程度である。ま
た、上記還元性または酸化性のうち任意の雰囲気にはそ
の還元性と酸化性との中間の状態の雰囲気も含まれる。
上記請求項1乃至3に記載の1次燃料,2次燃料には例
えばガスや重油,灯油等の油が含まれる。
【0009】また請求項4の発明は、請求項3の発明の
構成に加えて、炉壁(81,81)に対をなすよう配置
されたバーナ(10,10)の、いずれか一方が稼動
し、他方が休止し、次いで反対に一方が休止し、他方が
稼動することが、所定の時間間隔をおいて交互に繰り返
されることを特徴とするものである。なお、バーナを炉
壁に対をなすよう配置するには、被加熱体を挟んで相対
する平行な炉壁にそれぞれ対をなすよう配置するものだ
けでなく、平行な炉壁のうちいずれか一方の炉壁(両方
でもよい)に隣接して配置するものも含まれる。
【0010】上記の課題を解決するための手段に記載さ
れた括弧内の記号は図面及び後述する発明の実施の形態
に記載された記号に対応するものである。
【0011】請求項1,2又は3に記載の発明によれ
ば、必要に応じて、近接燃料噴射口への燃料供給量と、
遠隔燃料噴射口へのそれとの比率を変化させることによ
り、被加熱体に対して実質的に影響を与える、被加熱体
に近い側を酸化性,還元性のいずれかの雰囲気にも変更
可能である。また、同じく比率を変化させることにより
火炎の長さをも変更させることができる。例えば、近接
燃料噴射口への燃料供給量と、遠隔燃料噴射口へのそれ
との比率を50:50にすると火炎の長さは短くなり、
比率を0:100,または100:0にすると火炎の長
さは長くなる。特に請求項3に記載の発明では、常に炉
全体として空気比が1よりもあまり高くない条件で運転
されるため、熱効率が高い。そのうえ、燃焼排ガス中の
未燃焼成分の発生量が殆ど無いので、環境を汚染するこ
ともない。
【0012】また請求項4に記載の発明によれば、請求
項1,2又は3に記載の発明の作用効果に加えて、対と
なるバーナの、いずれか一方が稼動し、他方が休止し、
次いで反対に一方が休止し、他方が稼動することが、所
定の時間間隔をおいて交互に繰り返される、いわゆる交
番でバーナが稼動されるので、被加熱体の幅方向の不均
一加熱が平準化され、加熱むらが解消される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態例について図
面を参照して説明する。それぞれ図1は本発明の実施の
形態例に係わる燃焼装置を示すものであって、被加熱体
90に近い側の雰囲気を還元性にした状態を示す断面
図、図2は図1の近接燃料噴射口30と遠隔燃料噴射口
40の配置を示す正面図、図3は図1の被加熱体90に
近い側の雰囲気を酸化性にした状態を示す断面図であ
る。
【0014】本発明の実施形態例に係わる燃焼装置は、
例えば鋼片等の被加熱体90に相対する加熱炉80の炉
壁81にバーナ10が設けられたものであって、バーナ
10の中心に、800℃以上の予熱空気2cまたは、8
00℃以上の予熱空気2c及び1次燃料2dを噴射可能
な空気噴出口20が設けられている(図では空気噴出口
20の断面形状は角のものが示されているが、それに限
定されるものではなく、丸であってもよく、また同レベ
ルに複数の空気噴出口を設けてもよい)。その空気噴出
口20に対して、被加熱体90に近い側、同レベルに、
2次燃料2eを噴射可能な近接燃料噴射口30,30
(同レベルに更に複数設けてもよい)が設けられてい
る。さらに、空気噴出口20に対して、被加熱体90に
遠い側、同レベルに、同じく2次燃料2eを噴射可能な
遠隔燃料噴射口40,40(同レベルに更に複数設けて
もよい)が設けられている。1次燃料,2次燃料として
は例えばガスや重油,灯油等の油が使用される。なお8
00℃以上の予熱空気2cは蓄熱式バーナ,蓄熱器,あ
るいは換熱器などを使用することによって得ることがで
きる。
【0015】そのうえ、近接燃料噴射口30への燃料供
給量を必要に応じて調節可能な第1調節弁35が付設さ
れ、それとは別に遠隔燃料噴射口40への燃料供給量を
必要に応じて調節可能な第2調節弁45が付設されてい
る。すなわち、第1調節弁35と第2調節弁45とを別
々に調節して近接燃料噴射口30への燃料供給量と遠隔
燃料噴射口40への燃料供給量を異ならしめることがで
きるので、それによって、被加熱体90に対して実質的
に影響を与える、被加熱体90に近い側を酸化性または
還元性(この中間性のものも含む)の任意の雰囲気に調
節可能である。なお、第1調節弁35と第2調節弁45
の開度設定(0〜100)は自動でも手動でもよく、コ
ントローラーにより例えば燃焼条件に応じて制御するよ
うにしてもよい。
【0016】具体的に説明すると、被加熱体90に近い
側(表面付近)を還元性雰囲気にする必要がある場合、
近接燃料噴射口30,30への燃料供給量Q1の、遠隔
燃料噴射口40,40への燃料供給量Q2に対する比率
を増し、例えば図1に示すように、Q1:Q2=10
0:0にして運転する。それによって、近接燃料噴射口
30,30の側の空気量が不足し、燃焼速度が低下し、
火炎が長くなり、その温度が低下とともに、燃料は不完
全燃焼となり、未燃焼成分が発生する。従って、火炎温
度は低いが、その輻射度が高く、被加熱体90に近いた
め、熱伝達量は比較的高く、短時間に所望の温度に達す
るが、その到達温度は低く、過熱されて、溶融等を起す
ことはない。雰囲気は還元性となるため、酸化スケール
の生成も抑制される。しかし、空気噴出口20より供給
される空気量は、バーナ10全体としては空気比が1よ
り僅かに大きくなるよう供給されているため、部分的に
は未燃焼成分が一旦発生するが、火炎の先端に向かって
空気との混合が進み、最終的には完全に燃焼する。その
ため、燃焼排ガス量も少なく、熱効率が高く、環境を汚
染することもない。なお、燃焼安定化のため、空気噴出
口20に少量の1次燃料を供給してもよい。図1ではQ
1:Q2=100:0として運転したが、80:20,
70:30など任意に設定することができる。
【0017】被加熱体90に近い側(表面付近)を酸化
性雰囲気にする必要がある場合、近接燃料噴射口30,
30への燃料供給量Q1と、遠隔燃料噴射口40,40
への燃料供給量Q2との比率を低減し、例えば図3に示
すように、Q1:Q2=0:100にして運転する。そ
れによって被加熱体90から遠い遠隔燃料噴射口30付
近の空気量が不足し、燃焼速度が低下し、火炎が長くな
り、その温度が低く、燃料は不完全燃焼となり、一旦は
未燃焼成分が発生する。他方、被加熱体90に近い部分
は、近接燃料噴射口30,30によって供給される燃料
供給量が少ないため、温度が低く、雰囲気は酸化性とな
る。従って、被加熱体90への熱伝達量が低く、その温
度の上昇も小さく、主として被加熱体90の内外の温度
の均一化が進むことになる。また、上述の通り、被加熱
体90の表面付近は、酸素が高く、酸化性雰囲気となっ
ているため、酸化スケールの生成が進むが、例えば前段
階において弱い還元性雰囲気で生成された薄い酸化スケ
ールに対しては、それを酸化し、その剥離性を増す作用
もある。なお、バーナ10全体としては空気比が1より
僅かに大きく、最終的には完全に燃焼し、そのため、燃
焼排ガス量も少なく、熱効率が高く、環境を汚染するこ
とがないことは上記と同様である。図3ではQ1:Q2
=0:100として運転したが、20:80,30:7
0など任意に設定することができる。
【0018】被加熱体90に近い側(表面付近)を中間
の雰囲気にする場合、近接燃料噴射口30,30への燃
料供給量Q1と、遠隔燃料噴射口40,40への燃料供
給量Q2との比率を、例えば図4に示すように、Q1:
Q2=50:50にして運転する。それによって両燃料
噴射口30,40ともに、噴射口30,40近くは空気
量が不足し、弱い還元性雰囲気になるが、火炎の先端に
向かうに従って、空気噴出口20より供給される空気と
の混合が進み、酸化性雰囲気になり、未燃焼成分も完全
に燃焼する。従って、火炎が被加熱体90に近く、燃焼
速度も高く、火炎の温度が高いため、被加熱体90に対
する熱伝達量は高く、短時間に所望の温度に達するが、
過熱されて、溶融等を起すおそれもある。また、雰囲気
には酸素も残存するため、高温に加熱されると、酸化ス
ケールが生成する。また、火炎の長さは短い。なお、熱
効率が高いこと、環境を汚染することがないこと等は上
述の2つの場合(還元性雰囲気にする必要がある場合
(図1),酸化性雰囲気にする必要がある場合(図
3))と同様である。
【0019】さらに、上述の3つの場合共、一方のバー
ナ10のみでは、火炎温度・形状、雰囲気等に分布があ
り、それによって被加熱体90の幅方向の不均一加熱が
生じるおそれがあるときには、図5に示すように、相対
する炉壁81,81に設けられた、対となるバーナ1
0,10の、いずれか一方が稼動し、他方が休止し、次
いで反対に一方が休止し、他方が稼動することが、所定
の時間間隔をおいて交互に繰返されるよう運転されるよ
うにしてもよい。そうすれば、被加熱体の幅方向の不均
一加熱が平準化され、加熱むらが解消される。なお、バ
ーナ10,10を被加熱体90を挟んで相対する平行な
炉壁81,81にそれぞれ対をなすよう配置するものだ
けでなく、平行な炉壁81,81のうちいずれか一方の
炉壁81(両方でもよい)に隣接して配置するようにし
てもよい。
【0020】上記構成は、図6に示すように、加熱炉8
0が、被加熱体90の移動方向に、略中間の雰囲気で被
加熱体90を予熱する予熱帯Pと,還元雰囲気で被加熱
体90を加熱する加熱帯Hと,酸化性雰囲気で被加熱体
90内の温度を均一化する均熱帯Uと,の3帯域に区画
されたものに対しても適用可能である。その場合、例え
ば、予熱帯Pにおいては、近接燃料噴射口30への燃料
供給量が、遠隔燃料噴射口40へのそれに略等しいか、
加熱帯Hに近づくに従ってそれよりも大きくなるよう設
定され、加熱帯Hにおいては、近接燃料噴射口30への
燃料供給量が、遠隔燃料噴射口40へのそれよりも大き
くなるよう設定され、均熱帯Uにおいては、近接燃料噴
射口30への燃料供給量が、遠隔燃料噴射口40へのそ
れよりも小さくなるよう設定されることによって、各帯
域を通過する被加熱体90は、入口から出口に向って移
動するにつれて、加熱目的に応じた最適の熱伝達量を受
けるとともに、最適の雰囲気に保持されるようになる。
【0021】本実施形態では、近接燃料噴射口30への
燃料供給量を必要に応じて調節可能な第1調節弁35
と、それとは別に遠隔燃料噴射口40への燃料供給量を
必要に応じて調節可能な第2調節弁45をそれぞれ付設
したものであるが、これにかえて、図7に示すように、
燃料供給量比率調節弁55を使用して、第1調節弁35
と第2調節弁45の働きを1つの弁で行えるようにし、
近接燃料噴射口30および遠隔燃料噴射口40への燃料
供給量の比率を必要に応じて調節可能にしてもよい。そ
れによって、被加熱体90に対して実質的に影響を与え
る、被加熱体90に近い側を酸化性または還元性(この
中間性のものも含む)の任意の雰囲気に調節可能であ
る。なお、燃料供給量比率調節弁55の開度設定(0〜
100)は自動でも手動でもよく、コントローラーによ
り例えば燃焼条件に応じて制御するようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のとおり請求項1,2又は3に記載
の発明によれば、必要に応じて、近接燃料噴射口への燃
料供給量と、遠隔燃料噴射口へのそれとの比率を変化さ
せることにより、被加熱体に対して実質的に影響を与え
る、被加熱体に近い側を酸化性,還元性のいずれかの雰
囲気にも変更可能である。また、同様に比率を変化させ
ることによって火炎の長さも変更可能である。特に請求
項3に記載の発明では、常に炉全体として空気比が1よ
りもあまり高くない条件で運転されるため、熱効率が高
い。そのうえ、燃焼排ガス中の未燃焼成分の発生量が殆
ど無いので、環境を汚染することもない。
【0023】請求項4に記載の発明によれば、請求項
1,2又は3に記載の発明の作用効果に加えて、いわゆ
る交番でバーナが稼動されるので、被加熱体の幅方向の
不均一加熱が平準化され、加熱むらが解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例に係わる燃焼装置を示す
ものであって、被加熱体90に近い側の雰囲気を還元性
にした状態を示す断面図である。
【図2】図1の近接燃料噴射口30と遠隔燃料噴射口4
0の配置を示す正面図である。
【図3】図1の被加熱体90に近い側の雰囲気を酸化性
にした状態を示す断面図である。
【図4】図1の被加熱体90に近い側の雰囲気を中間の
状態にした場合を示す断面図である。
【図5】図1に示す燃焼装置を被加熱体90を挾んで対
に配置したものであって、被加熱体90に近い側の雰囲
気を還元性にした状態を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態例に係わる燃焼装置が適用
可能な加熱炉80の一例を示す側断面図である。
【図7】本発明の他の実施の形態例に係わる燃焼装置を
示すものであって、被加熱体90に近い側の雰囲気を還
元性にした状態を示す断面図である。
【図8】従来例を示す断面図である。
【図9】図8の燃料噴射口2bの配置を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 加熱炉 1a 炉壁 2 バーナ 2a 空気噴出口 2b 燃料噴射口 2c 空気 2d 1次燃料 2e 2次燃料 10 バーナ 20 空気噴出口 30 近接燃料噴射口 35 第1調節弁 40 遠隔燃料噴射口 45 第2調節弁 55 燃料供給量比率調節弁 80 加熱炉 81 炉壁 90 被加熱体 Q1 燃料供給量 Q2 燃料供給量 P 予熱帯 H 加熱帯 U 均熱帯

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉壁に設けられた、800℃以上の予熱空
    気または、800℃以上の予熱空気及び1次燃料を噴射
    可能な空気噴出口と,その空気噴出口に対して、被加熱
    体に近い側および遠い側に設けられた、それぞれ2次燃
    料を噴射可能な近接燃料噴射口および遠隔燃料噴射口
    と,よりなる、少なくとも1つのバーナを備えるととも
    に、被加熱体に近い側の雰囲気を酸化性または還元性の
    うち任意の状態に調節可能に、近接燃料噴射口への燃料
    供給量を必要に応じて調節可能な第1調節弁が付設さ
    れ、かつ遠隔燃料噴射口への燃料供給量を必要に応じて
    調節可能な第2調節弁が付設されたことを特徴とする燃
    焼装置。
  2. 【請求項2】炉壁に設けられた、800℃以上の予熱空
    気または、800℃以上の予熱空気及び1次燃料を噴射
    可能な空気噴出口と,その空気噴出口に対して、被加熱
    体に近い側および遠い側に設けられた、それぞれ2次燃
    料を噴射可能な近接燃料噴射口および遠隔燃料噴射口
    と,よりなる、少なくとも1つのバーナを備えるととも
    に、被加熱体に近い側の雰囲気を酸化性または還元性の
    うち任意の状態に調節可能に、近接燃料噴射口および遠
    隔燃料噴射口への燃料供給量の比率を必要に応じて調節
    可能な燃料供給量比率調節弁が付設されたことを特徴と
    する燃焼装置。
  3. 【請求項3】炉壁に設けられた、800℃以上の予熱空
    気または、800℃以上の予熱空気及び1次燃料を噴射
    可能な空気噴出口と,その空気噴出口に対して、被加熱
    体に近い側および遠い側に設けられた、それぞれ2次燃
    料を噴射可能な近接燃料噴射口および遠隔燃料噴射口
    と,よりなる、少なくとも1つのバーナを備える燃焼装
    置であって、炉の燃焼加熱条件の設定に当って、バーナ
    の全体の空気比を1より僅かに高い値に保持するととも
    に、近接燃料噴射口への燃料供給量と遠隔燃料噴射口へ
    の燃料供給量との比率を変更することにより、被加熱体
    に近い側を還元性または酸化性のうち任意の雰囲気に変
    化させることを特徴とする燃焼装置の燃焼方法。
  4. 【請求項4】炉壁に対をなすよう配置された前記バーナ
    の、いずれか一方が稼動し、他方が休止し、次いで反対
    に一方が休止し、他方が稼動することが、所定の時間間
    隔をおいて交互に繰り返されることを特徴とする請求項
    3に記載の燃焼装置の燃焼方法。
JP9041674A 1997-02-10 1997-02-10 燃焼装置およびその燃焼方法 Pending JPH10219355A (ja)

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JP9041674A Pending JPH10219355A (ja) 1997-02-10 1997-02-10 燃焼装置およびその燃焼方法

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JP (1) JPH10219355A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011038741A (ja) * 2009-08-17 2011-02-24 Sanken Sangyo Co Ltd 直接噴射式リジェネバーナ

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