JPH10219582A - シングルキャンバスドライヤの改造方法及び該改造方法の実施に用いる穿孔装置 - Google Patents

シングルキャンバスドライヤの改造方法及び該改造方法の実施に用いる穿孔装置

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JPH10219582A
JPH10219582A JP9035744A JP3574497A JPH10219582A JP H10219582 A JPH10219582 A JP H10219582A JP 9035744 A JP9035744 A JP 9035744A JP 3574497 A JP3574497 A JP 3574497A JP H10219582 A JPH10219582 A JP H10219582A
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Mutsuryo Kai
睦了 甲斐
Takao Abe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥能力向上のための改造工事費を大幅に削
減する。 【解決手段】 キャンバス3を取り外した後のトップド
ライヤドラム1に穿孔装置7を保持させる。穿孔装置7
にドラム軸方向及び上下方向に組み付けてあるドリル2
2を、回転させながら下降させてボトムドライヤドラム
2の周壁部に多数の孔25を穿設する。孔25を穿設し
た後のボトムドライヤドラム2上にスタビライザ26を
取り付ける。ボトムドライヤドラム2を撤去したり、新
しいサクションロールを用いることなく、ボトムドライ
ヤドラム2をサクションロールとして運転に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抄紙機で用いられて
いるシングルキャンバスドライヤの改造方法及び該改造
方法の実施に用いる穿孔装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】抄紙機では、湿紙がプレスパートを過ぎ
た後に保有する水分は60〜70%であるが、それ以上
の水分を圧搾により機械的に取り除くことは困難である
ため、プレスパートの次にドライヤパートを配置し、加
熱乾燥によって脱水を行うようにしている。
【0003】抄紙機における従来のドライヤパートで用
いられているドライヤとしては、図3にその一例の概略
を示す如きシングルキャンバスドライヤが知られてい
る。すなわち、複数のトップドライヤドラム1と複数の
ボトムドライヤドラム2を上下2段に配列し、且つ上段
の複数のトップドライヤドラム1と下段の複数のボトム
ドライヤドラム2に、エンドレスのキャンバス3を交互
に掛け回すように当接配置し、プレスパートを通過して
きた紙(湿紙)4をトップドライヤドラム1及びボトム
ドライヤドラム2とキャンバス3との間を順次通しなが
ら掛け回して紙搬送方向へ誘導すると同時に各ドライヤ
ドラム1,2に押し当てて乾燥させるようにしてある。
なお、5はガイドローラ、6はストレッチローラを示
す。
【0004】上記シングルキャンバスドライヤにおいて
は、乾燥能力を向上させるために、ボトムドライヤドラ
ム2に代えて、小径のサクションロールを用いるように
する場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、新しいサク
ションロールを取り付ける場合には、既設のボトムドラ
イヤドラム2を撤去した後に取り付けを行わなければな
らないので、現地工事費が莫大になる問題がある。
【0006】そこで、本発明は、シングルキャンバスド
ライヤにおいて、ボトムドライヤドラムにサクションロ
ールの機能をもたせるようにボトムドライヤドラムを改
造することにより、莫大な現地工事費をかけることなく
乾燥能力を向上させることができるようにしようとする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、複数のトップドライヤドラムと複数のボ
トムドライヤドラムを上下2段に配列し、トップドライ
ヤドラムとボトムドライヤドラムにエンドレスのキャン
バスを交互に掛け回すように当接配置し、湿紙を、トッ
プドライヤドラム及びボトムドライヤドラムとキャンバ
スとの間を順次通しながら掛け回して搬送するようにし
てあるシングルキャンバスドライヤにおける上記キャン
バスを撤去した後、上記ボトムドライヤドラムの周壁部
に多数の孔を穿設して、該ボトムドライヤドラムをサク
ションロールとするシングルキャンバスドライヤの改造
方法とする。
【0008】ボトムドライヤドラムに孔をあけてボトム
ドライヤをサクションロールとすることから、ボトムド
ライヤドラムの撤去や新しいサクションロールの取り付
けが不要となり、現地工事費を大幅に削減できることに
なる。
【0009】又、周壁部に多数の孔を穿設した後のボト
ムドライヤドラムの上部位置に、スタビライザを取り付
けるようにすることによって、高速安定性が得られるの
で、紙のフラッタリングが防止される。
【0010】更に、複数のトップドライヤドラムと複数
のボトムドライヤドラムを上下2段に配列し、トップド
ライヤドラムとボトムドライヤドラムにエンドレスのキ
ャンバスを交互に掛け回すように当接配置し、湿紙を、
トップドライヤドラム及びボトムドライヤドラムとキャ
ンバスとの間を順次通しながら掛け回して搬送するよう
にしてあるシングルキャンバスドライヤにおける上記ト
ップドライヤドラムに保持させるようにしたドラム軸方
向に延びるベースフレームと、該ベースフレームにドラ
ム軸方向と上下方向へ移動できるようにドラム軸方向に
配列して下向きに組み付けた複数のドリルとを備えた構
成を有する穿孔装置を用いることにより、穿孔作業を能
率よく行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0012】図1(イ)(ロ)(ハ)は本発明のシング
ルキャンバスドライヤの改造方法の概要を示すもので、
穿孔装置7を用いて改造工事を行うようにする。
【0013】上記穿孔装置7は図2に拡大して示す如
く、キャンバス3を取り外した後のトップドライヤドラ
ム1の側面部に取付バンド8及び押えボルト9によって
抱き付かせるように保持させるようにしたドラム軸方向
に延びるベースフレーム10と、該ベースフレーム10
の表面にドラム軸方向に沿って平行に取り付けた摺動用
ガイド11及びラック12と、上記摺動用ガイド11に
係合支持させるようにした架台フレーム13と、該架台
フレーム13を摺動用ガイド11に沿わせて摺動させる
ように上記ラック12に噛合させたピニオン14を駆動
するギヤードモータ15と、上記架台フレーム13の表
面に上下方向に沿って平行に取り付けた昇降用ガイド1
6及びラック17と、架台フレーム13から下方へ所要
長さだけ突出する上記昇降用ガイド16の下端をボトム
ドライヤドラム2上に定置させるようにする支持台18
と、上記昇降用ガイド16に係合支持させるようにした
ドリル台19と、該ドリル台19を昇降用ガイド16に
沿わせて昇降させるように上記ラック17に噛合させた
ピニオン20を駆動するギヤードモータ21と、ドラム
軸方向に並ぶ配列として上記ドリル台19に下向きに組
み付けた複数のドリル(ガンドリル)22と、これらド
リル22を駆動するモータ23と、ドリル22による穿
孔作業時に発生したキリ粉を吸引するようにした吸引パ
イプ24とからなる構成としてある。
【0014】かかる構成とした穿孔装置7を用いて改造
工事を行う場合は、図3に示したと同様な構成としてあ
るシングルキャンバスドライヤにおいて、先ず、図1
(イ)に示す如く、キャンバス3を取り外した状態とし
て、穿孔装置7をセットする。この場合、ベースフレー
ム10を、改造対象となるボトムドライヤドラム2の直
近上方に位置するトップドライヤドラム1の横に、取付
バンド8と押えボルト9を用いて抱き付かせるように取
り付け、且つ支持台18がボトムドライヤドラム2の上
面に当接配置されるように、トップドライヤドラム1又
はボトムドライヤドラム2を上下方向に移動調整させる
ようにする。又、この際、図2に示す如く、予め、架台
フレーム13をベースフレーム10の長手方向の一端部
に位置させておくようにする。
【0015】上記の状態において、並列配置された各ド
リル22をモータ23で回転させながら、ギヤードモー
タ21を駆動してラック17に噛合しているピニオン2
0を回転させることにより、ドリル台19を下降させて
ドリル22を下降させるようにする。これにより、ボト
ムドライヤドラム2の周壁部の一個所に複数の孔25が
並べて穿設される。
【0016】上記の穿孔作業を、ボトムドライヤドラム
2を周方向へ所要角度宛回転させて割り出しながら行
い、更に、ギヤードモータ15の駆動でラック12に噛
合しているピニオン14を回転させることにより、架台
フレーム13をドラム軸方向へ移動位置させて同様に行
うようにし、これにより、図1(ロ)に示す如く、ボト
ムドライヤドラム2の周壁部の全周及び全長に亘り多数
の孔25を穿設する。
【0017】次に、穿孔作業終了後の上記ボトムドライ
ヤドラム2に、サクションロールとして使用するために
必要な機能部品を組み付けた後、図1(ハ)に示す如
く、スタビライザ26を取り付ける。使用に際しては、
図3に示したシングルキャンバスドライヤの場合と同様
にキャンバス3を掛け回せばよい。
【0018】このように、本発明においては、ボトムド
ライヤドラム2に多数の孔25をあけてボトムドライヤ
ドラム2自体をサクションロールに改造することから、
ボトムドライヤドラム2の撤去や新しいサクションロー
ルの取り付けを不要とすることができる。又、孔あけ後
のボトムドライヤドラム2にスタビライザ26を取り付
けるようにすることから、高速運転時の安定化を図るこ
とができる。更に、上記孔あけには、トップドライヤド
ラム1に取り付けることができるようにした穿孔装置7
を用いるようにしたので、能率よく改造作業を行うこと
ができる。
【0019】なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限
定されるものではなく、たとえば、穿孔装置7として
は、トップドライヤドラム1に全体を保持させることが
できて、ドリル22をドラム軸方向と上下方向へ移動さ
せることができれば、他の構造であってもよいこと、そ
の他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、次の
如き優れた効果を発揮する。 (1) 複数のトップドライヤドラムと複数のボトムドライ
ヤドラムを上下2段に配列し、トップドライヤドラムと
ボトムドライヤドラムにエンドレスのキャンバスを交互
に掛け回すように当接配置し、湿紙を、トップドライヤ
ドラム及びボトムドライヤドラムとキャンバスとの間を
順次通しながら掛け回して搬送するようにしてあるシン
グルキャンバスドライヤにおける上記キャンバスを撤去
した後、上記ボトムドライヤドラムの周壁部に多数の孔
を穿設して、該ボトムドライヤドラムをサクションロー
ルとするので、ボトムドライヤドラムの撤去及び新しい
サクションロールの取り付けを行うことなく乾燥能力を
向上させることができ、現地工事費を大幅に削減するこ
とができる。 (2) 周壁部に多数の孔を穿設した後のボトムドライヤド
ラムの上部位置に、スタビライザを取り付けるようにす
ることにより、高速運転時の安定性を得ることができ、
紙のフラッタリングを防止することができる。 (3) 複数のトップドライヤドラムと複数のボトムドライ
ヤドラムを上下2段に配列し、トップドライヤドラムと
ボトムドライヤドラムにエンドレスのキャンバスを交互
に掛け回すように当接配置し、湿紙を、トップドライヤ
ドラム及びボトムドライヤドラムとキャンバスとの間を
順次通しながら掛け回して搬送するようにしてあるシン
グルキャンバスドライヤにおける上記トップドライヤド
ラムに保持させるようにしたドラム軸方向に延びるベー
スフレームと、該ベースフレームにドラム軸方向と上下
方向へ移動できるようにドラム軸方向に配列して下向き
に組み付けた複数のドリルとを備えた構成を有する穿孔
装置を用いることにより、ボトムドライヤドラムを取り
外すことなくボトムドライヤドラムに複数の孔を同時に
あけることができるので、作業を能率よく行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシングルキャンバスドライヤの改造方
法を示すもので、(イ)(ロ)(ハ)はそれぞれ作業手
順を示す概略図である。
【図2】本発明のシングルキャンバスドライヤの改造方
法の実施に用いる穿孔装置の一例を示す概要図である。
【図3】ドライヤの一例を示すシングルキャンバスドラ
イヤの概略図である。
【符号の説明】
1 トップドライヤドラム 2 ボトムドライヤドラム 3 キャンバス 4 紙(湿紙) 7 穿孔装置 22 ドリル 25 孔 26 スタビライザ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のトップドライヤドラムと複数のボ
    トムドライヤドラムを上下2段に配列し、トップドライ
    ヤドラムとボトムドライヤドラムにエンドレスのキャン
    バスを交互に掛け回すように当接配置し、湿紙を、トッ
    プドライヤドラム及びボトムドライヤドラムとキャンバ
    スとの間を順次通しながら掛け回して搬送するようにし
    てあるシングルキャンバスドライヤにおける上記キャン
    バスを撤去した後、上記ボトムドライヤドラムの周壁部
    に多数の孔を穿設して、該ボトムドライヤドラムをサク
    ションロールとすることを特徴とするシングルキャンバ
    スドライヤの改造方法。
  2. 【請求項2】 周壁部に多数の孔を穿設した後のボトム
    ドライヤドラムの上部位置に、スタビライザを取り付け
    るようにする請求項1記載のシングルキャンバスドライ
    ヤの改造方法。
  3. 【請求項3】 複数のトップドライヤドラムと複数のボ
    トムドライヤドラムを上下2段に配列し、トップドライ
    ヤドラムとボトムドライヤドラムにエンドレスのキャン
    バスを交互に掛け回すように当接配置し、湿紙を、トッ
    プドライヤドラム及びボトムドライヤドラムとキャンバ
    スとの間を順次通しながら掛け回して搬送するようにし
    てあるシングルキャンバスドライヤにおける上記トップ
    ドライヤドラムに保持させるようにしたドラム軸方向に
    延びるベースフレームと、該ベースフレームにドラム軸
    方向と上下方向へ移動できるようにドラム軸方向に配列
    して下向きに組み付けた複数のドリルとを備えた構成を
    有することを特徴とする穿孔装置。
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