JPH10220520A - 防振支持装置 - Google Patents
防振支持装置Info
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- JPH10220520A JPH10220520A JP2518797A JP2518797A JPH10220520A JP H10220520 A JPH10220520 A JP H10220520A JP 2518797 A JP2518797 A JP 2518797A JP 2518797 A JP2518797 A JP 2518797A JP H10220520 A JPH10220520 A JP H10220520A
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- JP
- Japan
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- vibration
- load sensor
- yoke
- support device
- resin
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- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】支持体側の残留振動を検出する荷重センサに対
して液密シールを確実に行い、全周波数領域における支
持体側の振動を防止することが可能な防振支持装置を提
供する。 【解決手段】荷重センサ54を挟み込んでいる装置ケー
ス43内のヨーク52a及び蓋部材57とで囲まれた空
間に、ゲル状のシリコン樹脂78を充填した。このた
め、ゲル状のシリコン樹脂によって装置外部から荷重セ
ンサへの水分の浸入を確実に遮断することができる。ま
た、ヨーク下面52a1 に形成した環状の突起72と、
底蓋58に形成した環状の突起76とが、シリコン樹脂
を介在させずに荷重センサ54の上部及び下部受圧板5
4a、54bに当接するので、荷重センサは常に残留振
動を正確に検出することができる。
して液密シールを確実に行い、全周波数領域における支
持体側の振動を防止することが可能な防振支持装置を提
供する。 【解決手段】荷重センサ54を挟み込んでいる装置ケー
ス43内のヨーク52a及び蓋部材57とで囲まれた空
間に、ゲル状のシリコン樹脂78を充填した。このた
め、ゲル状のシリコン樹脂によって装置外部から荷重セ
ンサへの水分の浸入を確実に遮断することができる。ま
た、ヨーク下面52a1 に形成した環状の突起72と、
底蓋58に形成した環状の突起76とが、シリコン樹脂
を介在させずに荷重センサ54の上部及び下部受圧板5
4a、54bに当接するので、荷重センサは常に残留振
動を正確に検出することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば車両のエンジ
ン等のような周期的な振動を発する振動体を車体等の支
持体に防振しつつ支持する防振支持装置に係わり、特
に、支持体側の残留振動を検出する荷重センサを、電磁
アクチュエータのヨークと蓋部材との間に挟み込んで配
設した防振支持装置に関する。
ン等のような周期的な振動を発する振動体を車体等の支
持体に防振しつつ支持する防振支持装置に係わり、特
に、支持体側の残留振動を検出する荷重センサを、電磁
アクチュエータのヨークと蓋部材との間に挟み込んで配
設した防振支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に車両のパワーユニットを支持する
ために用いられる防振支持装置であるエンジンマウント
には、主として、アイドル振動、エンジンシェイク、こ
もり音振動及び加速時騒音振動等に対して良好な防振機
能が発揮されることが要求されるが、これら各種の振動
のうち、5〜15Hz程度の比較的大振幅の振動であるエ
ンジンシェイクを低減するために防振支持装置に要求さ
れる特性は、高動ばね定数で且つ高減衰であるのに対
し、20〜30Hz程度の比較的大振幅の振動であるアイ
ドル振動や、80〜800Hz程度の比較的小・中振幅の
振動であるこもり音振動・加速時騒音振動を低減するた
めに防振支持装置に要求される特性は、低動ばね定数で
且つ低減衰である。従って、通常の弾性体のみからなる
エンジンマウントや、従来の液体封入式のエンジンマウ
ントでは、全ての振動を防振することは困難である。
ために用いられる防振支持装置であるエンジンマウント
には、主として、アイドル振動、エンジンシェイク、こ
もり音振動及び加速時騒音振動等に対して良好な防振機
能が発揮されることが要求されるが、これら各種の振動
のうち、5〜15Hz程度の比較的大振幅の振動であるエ
ンジンシェイクを低減するために防振支持装置に要求さ
れる特性は、高動ばね定数で且つ高減衰であるのに対
し、20〜30Hz程度の比較的大振幅の振動であるアイ
ドル振動や、80〜800Hz程度の比較的小・中振幅の
振動であるこもり音振動・加速時騒音振動を低減するた
めに防振支持装置に要求される特性は、低動ばね定数で
且つ低減衰である。従って、通常の弾性体のみからなる
エンジンマウントや、従来の液体封入式のエンジンマウ
ントでは、全ての振動を防振することは困難である。
【0003】そこで、自動車のエンジン等の振動体を能
動的に減衰して支持することが可能な防振支持装置とし
て、本出願人が先に出願した特開平8−145114号
公報に記載した先行技術がある。
動的に減衰して支持することが可能な防振支持装置とし
て、本出願人が先に出願した特開平8−145114号
公報に記載した先行技術がある。
【0004】この先行技術は、図11に示すように、振
動体1及びこれを支持体2間に介在する支持弾性体3
と、この支持弾性体3によって画成された流体室4と、
この流体室4内に封入された流体と、流体室4の隔壁の
一部を形成する板ばね5a及びこの板ばね5aの下部中
央に固定した磁化可能な磁路部材5bとからなる可動部
材5と、この可動部材5を変位させる電磁アクチュエー
タ6と、振動体1における振動の発生状況を検出し基準
信号を生成するパルス信号生成器7と、支持体2側の残
留振動を検出し残留振動信号として出力する荷重センサ
8と、基準信号及び残留振動信号に基づいて電磁アクチ
ュエータ8に駆動信号を出力するコントローラ9とを備
えた防振支持装置である。そして、この防振支持装置
は、支持弾性体3と支持体2との間にアクチュエータケ
ース10を介在し、そのアクチュエータケース10内に
電磁アクチュエータ6を配設しているとともに、荷重セ
ンサ8を、電磁アクチュエータ6のヨーク6Aとアクチ
ュエータケース10内の支持体2側に配置したケース部
材10aとの間に挟み込んで内蔵している。
動体1及びこれを支持体2間に介在する支持弾性体3
と、この支持弾性体3によって画成された流体室4と、
この流体室4内に封入された流体と、流体室4の隔壁の
一部を形成する板ばね5a及びこの板ばね5aの下部中
央に固定した磁化可能な磁路部材5bとからなる可動部
材5と、この可動部材5を変位させる電磁アクチュエー
タ6と、振動体1における振動の発生状況を検出し基準
信号を生成するパルス信号生成器7と、支持体2側の残
留振動を検出し残留振動信号として出力する荷重センサ
8と、基準信号及び残留振動信号に基づいて電磁アクチ
ュエータ8に駆動信号を出力するコントローラ9とを備
えた防振支持装置である。そして、この防振支持装置
は、支持弾性体3と支持体2との間にアクチュエータケ
ース10を介在し、そのアクチュエータケース10内に
電磁アクチュエータ6を配設しているとともに、荷重セ
ンサ8を、電磁アクチュエータ6のヨーク6Aとアクチ
ュエータケース10内の支持体2側に配置したケース部
材10aとの間に挟み込んで内蔵している。
【0005】この防振支持装置によると、振動体1側か
ら振動が入力すると、パルス発生器5がその基準信号に
応じた基準信号を発生してコントローラ7に出力し、支
持体2に残留振動が発生すると、荷重センサ6が残留振
動としてコントローラに出力する。そして、コントロー
ラ7は駆動信号を電磁アクチュエータ4に出力し、電磁
アクチュエータ4が適宜可動部材3を変位させ、流体室
4の容積が変化して支持体2側への振動伝達力が“0”
となるように制御する。
ら振動が入力すると、パルス発生器5がその基準信号に
応じた基準信号を発生してコントローラ7に出力し、支
持体2に残留振動が発生すると、荷重センサ6が残留振
動としてコントローラに出力する。そして、コントロー
ラ7は駆動信号を電磁アクチュエータ4に出力し、電磁
アクチュエータ4が適宜可動部材3を変位させ、流体室
4の容積が変化して支持体2側への振動伝達力が“0”
となるように制御する。
【0006】そして、荷重センサ6を防振支持装置本体
の外部に配置する場合にはボルト締め付け時の軸力を考
慮しなければならないが、荷重センサ6をアクチュエー
タケース8内に内蔵すると、軸力を考慮する必要がなく
なり荷重センサ6の耐荷重条件が低くなるので、小型の
荷重センサを用いることができるという効果がある。
の外部に配置する場合にはボルト締め付け時の軸力を考
慮しなければならないが、荷重センサ6をアクチュエー
タケース8内に内蔵すると、軸力を考慮する必要がなく
なり荷重センサ6の耐荷重条件が低くなるので、小型の
荷重センサを用いることができるという効果がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アクチュエ
ータケース10に内蔵している前記荷重センサ6は、ヨ
ーク6Aの下面に当接する上部受圧板と、前記ケース部
材10aの上面に当接する下部受圧板と、これら上部及
び下部受圧板の間に重合する圧電素子とを備えており、
圧電素子の周囲はモールド材により成形されている。そ
して、前記モールド材としては、通常、圧電素子の消極
温度(キュリー点)が300〜360℃であるため、圧
電素子に熱的影響を与えない成形温度が230〜270
℃であるPBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)が
使用されている。
ータケース10に内蔵している前記荷重センサ6は、ヨ
ーク6Aの下面に当接する上部受圧板と、前記ケース部
材10aの上面に当接する下部受圧板と、これら上部及
び下部受圧板の間に重合する圧電素子とを備えており、
圧電素子の周囲はモールド材により成形されている。そ
して、前記モールド材としては、通常、圧電素子の消極
温度(キュリー点)が300〜360℃であるため、圧
電素子に熱的影響を与えない成形温度が230〜270
℃であるPBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)が
使用されている。
【0008】ところが、図11の防振支持装置は、アク
チュエータケース10内に空間11を設けて荷重センサ
6を内蔵しているので、若し、空間11内に水分が浸入
して高温状態、低温状態が繰り返されると、モールド材
であるPBT樹脂が加水分解により劣化しやすい。これ
により、荷重センサ6が残留振動を正確に検出すること
ができず、センシング性能が低下するおそれがある。
チュエータケース10内に空間11を設けて荷重センサ
6を内蔵しているので、若し、空間11内に水分が浸入
して高温状態、低温状態が繰り返されると、モールド材
であるPBT樹脂が加水分解により劣化しやすい。これ
により、荷重センサ6が残留振動を正確に検出すること
ができず、センシング性能が低下するおそれがある。
【0009】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であって、支持体側の残留振動を検出する荷重センサに
対して液密シールを確実に行い、全周波数領域における
支持体側の振動を防止することが可能な防振支持装置を
提供することを目的としている。
であって、支持体側の残留振動を検出する荷重センサに
対して液密シールを確実に行い、全周波数領域における
支持体側の振動を防止することが可能な防振支持装置を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の防振支持装置は、振動体及び支持
体間に介在する支持弾性体と、この支持弾性体によって
画成された流体室と、この流体室内に封入された流体
と、前記流体室の隔壁の一部を形成する磁化可能な可動
部材と、この可動部材を変位させる電磁アクチュエータ
と、前記支持体側の残留振動を検出する荷重センサと、
この荷重センサの検出結果に応じて前記電磁アクチュエ
ータに対する制御信号を生成し出力するコントローラと
を備え、前記支持弾性体と前記支持体との間に装置ケー
スを介在し、その装置ケース内に前記電磁アクチュエー
タを配設し、前記荷重センサを、前記電磁アクチュエー
タのヨークと蓋部材との間に挟み込んで配設し、前記蓋
部材の外周係止部を前記装置ケースの開口端部に固定し
た防振支持装置において、前記荷重センサを挟み込んで
いる前記ヨークと前記蓋部材とで囲まれた空間に、ゲル
状のシリコン樹脂を充填した。
に、請求項1に記載の防振支持装置は、振動体及び支持
体間に介在する支持弾性体と、この支持弾性体によって
画成された流体室と、この流体室内に封入された流体
と、前記流体室の隔壁の一部を形成する磁化可能な可動
部材と、この可動部材を変位させる電磁アクチュエータ
と、前記支持体側の残留振動を検出する荷重センサと、
この荷重センサの検出結果に応じて前記電磁アクチュエ
ータに対する制御信号を生成し出力するコントローラと
を備え、前記支持弾性体と前記支持体との間に装置ケー
スを介在し、その装置ケース内に前記電磁アクチュエー
タを配設し、前記荷重センサを、前記電磁アクチュエー
タのヨークと蓋部材との間に挟み込んで配設し、前記蓋
部材の外周係止部を前記装置ケースの開口端部に固定し
た防振支持装置において、前記荷重センサを挟み込んで
いる前記ヨークと前記蓋部材とで囲まれた空間に、ゲル
状のシリコン樹脂を充填した。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の防振支持装置において、前記荷重センサ及び前記ヨ
ークの当接部と、前記荷重センサ及び前記蓋部材の当接
部に、前記ゲル状のシリコン樹脂を充填した空間と連通
して前記当接部内に前記ゲル状のシリコン樹脂が滞留す
るのを防止する樹脂通路を設けた。
載の防振支持装置において、前記荷重センサ及び前記ヨ
ークの当接部と、前記荷重センサ及び前記蓋部材の当接
部に、前記ゲル状のシリコン樹脂を充填した空間と連通
して前記当接部内に前記ゲル状のシリコン樹脂が滞留す
るのを防止する樹脂通路を設けた。
【0012】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の防振支持装置において、前記樹脂通路を、前記当接
部の一方の当接面に環状の突起を形成し、この環状の突
起の先端部に他方の当接面を当接するとともに、前記環
状の突起の一部に、前記突起の内外を連通する切欠き溝
を形成した構造とする。
載の防振支持装置において、前記樹脂通路を、前記当接
部の一方の当接面に環状の突起を形成し、この環状の突
起の先端部に他方の当接面を当接するとともに、前記環
状の突起の一部に、前記突起の内外を連通する切欠き溝
を形成した構造とする。
【0013】また、請求項4記載の発明は、請求項2記
載の防振支持装置において、前記樹脂通路を、前記当接
部の一方の当接面に、その当接面の中央部から放射状に
延在する複数の溝を形成し、これら複数の溝に重なるよ
うに他方の当接面が当接する構造とした。
載の防振支持装置において、前記樹脂通路を、前記当接
部の一方の当接面に、その当接面の中央部から放射状に
延在する複数の溝を形成し、これら複数の溝に重なるよ
うに他方の当接面が当接する構造とした。
【0014】さらに、請求項5記載の発明は、請求項2
記載の防振支持装置において、前記樹脂通路を、前記当
接部の一方の当接面に、その当接面の中央部から放射状
に延在する複数の突条を形成し、これら複数の突条に他
方の当接面が当接する構造とした。
記載の防振支持装置において、前記樹脂通路を、前記当
接部の一方の当接面に、その当接面の中央部から放射状
に延在する複数の突条を形成し、これら複数の突条に他
方の当接面が当接する構造とした。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載の防振支持装置によると、
荷重センサを挟み込んでいる電磁アクチュエータのヨー
クと蓋部材とで囲まれた空間にゲル状のシリコン樹脂を
充填したので、装置外部から荷重センサへの水分の浸入
を確実に遮断することができる。そして、防振支持装置
を高温状態、低温状態を繰り返す環境下で使用しても、
荷重センサの劣化を防止することができ、長期に渡って
良好なセンシング性能を維持することができる。
荷重センサを挟み込んでいる電磁アクチュエータのヨー
クと蓋部材とで囲まれた空間にゲル状のシリコン樹脂を
充填したので、装置外部から荷重センサへの水分の浸入
を確実に遮断することができる。そして、防振支持装置
を高温状態、低温状態を繰り返す環境下で使用しても、
荷重センサの劣化を防止することができ、長期に渡って
良好なセンシング性能を維持することができる。
【0016】ここで、荷重センサ及びヨークの当接部
内、荷重センサ及び蓋部材の当接部内にゲル状のシリコ
ン樹脂が滞留すると、シリコン樹脂のへたりや固化等の
劣化によって荷重センサの検出精度に悪影響を与えるお
それがある。
内、荷重センサ及び蓋部材の当接部内にゲル状のシリコ
ン樹脂が滞留すると、シリコン樹脂のへたりや固化等の
劣化によって荷重センサの検出精度に悪影響を与えるお
それがある。
【0017】そこで、請求項2記載の発明では、ヨーク
と蓋部材とで囲んだ空間に連通して前記当接部内にゲル
状のシリコン樹脂が滞留するのを防止する樹脂通路を設
けているので、荷重センサ及びヨークの当接部内、荷重
センサ及び蓋部材の当接部内にはゲル状のシリコン樹脂
が滞留しない。したがって、荷重センサは支持体側の残
留振動を正確に検出することができる。
と蓋部材とで囲んだ空間に連通して前記当接部内にゲル
状のシリコン樹脂が滞留するのを防止する樹脂通路を設
けているので、荷重センサ及びヨークの当接部内、荷重
センサ及び蓋部材の当接部内にはゲル状のシリコン樹脂
が滞留しない。したがって、荷重センサは支持体側の残
留振動を正確に検出することができる。
【0018】また、請求項3記載の発明によると、例え
ば、ヨークの当接面に形成した環状の突起が荷重センサ
の当接面に当接し、また、蓋部材の当接面に形成した環
状の突起が荷重センサの当接面に当接すると、荷重セン
サ及びヨークの当接面間、荷重センサ及び蓋部材の当接
面間にはゲル状のシリコン樹脂が滞留しないので、荷重
センサは常に残留振動を正確に検出することができる。
また、環状の突起によって設けたヨーク及び荷重センサ
間の空間、蓋部材及び荷重センサ間の空間には、突起の
一部に設けた切欠き溝を介してゲル状のシリコン樹脂が
確実に流れ込むので空気溜まりが発生しない。したがっ
て、空気の熱膨張・収縮に伴うシリコン樹脂の液密シー
ル構造の劣化を未然に防止することができる。
ば、ヨークの当接面に形成した環状の突起が荷重センサ
の当接面に当接し、また、蓋部材の当接面に形成した環
状の突起が荷重センサの当接面に当接すると、荷重セン
サ及びヨークの当接面間、荷重センサ及び蓋部材の当接
面間にはゲル状のシリコン樹脂が滞留しないので、荷重
センサは常に残留振動を正確に検出することができる。
また、環状の突起によって設けたヨーク及び荷重センサ
間の空間、蓋部材及び荷重センサ間の空間には、突起の
一部に設けた切欠き溝を介してゲル状のシリコン樹脂が
確実に流れ込むので空気溜まりが発生しない。したがっ
て、空気の熱膨張・収縮に伴うシリコン樹脂の液密シー
ル構造の劣化を未然に防止することができる。
【0019】また、請求項4記載の発明によると、例え
ば、ヨークの当接面に形成した放射状に延在する複数の
溝に荷重センサの当接面が当接し、また、蓋部材の当接
面に形成した放射状に延在する複数の溝に荷重センサの
当接面が当接すると、荷重センサ及びヨークの当接面
間、荷重センサ及び蓋部材の当接面間にはゲル状のシリ
コン樹脂が滞留しないので、荷重センサは常に残留振動
を正確に検出することができる。また、ヨーク及び荷重
センサ間の空間、蓋部材及び荷重センサ間の空間には、
溝内を通過したシリコン樹脂が確実に流れ込むので空気
溜まりが発生せず、シリコン樹脂の液密シール構造の劣
化を未然に防止することができる。
ば、ヨークの当接面に形成した放射状に延在する複数の
溝に荷重センサの当接面が当接し、また、蓋部材の当接
面に形成した放射状に延在する複数の溝に荷重センサの
当接面が当接すると、荷重センサ及びヨークの当接面
間、荷重センサ及び蓋部材の当接面間にはゲル状のシリ
コン樹脂が滞留しないので、荷重センサは常に残留振動
を正確に検出することができる。また、ヨーク及び荷重
センサ間の空間、蓋部材及び荷重センサ間の空間には、
溝内を通過したシリコン樹脂が確実に流れ込むので空気
溜まりが発生せず、シリコン樹脂の液密シール構造の劣
化を未然に防止することができる。
【0020】さらに、請求項5記載の発明によると、例
えば、ヨークの当接面に形成した放射状に延在する複数
の突条に荷重センサの当接面が当接し、また、蓋部材の
当接面に形成した放射状に延在する複数の突条に荷重セ
ンサの当接面が当接すると、荷重センサ及びヨークの当
接面間、荷重センサ及び蓋部材の当接面間にはゲル状の
シリコン樹脂が滞留しないので、荷重センサは常に残留
振動を正確に検出することができる。また、ヨーク及び
荷重センサ間の空間、蓋部材及び荷重センサ間の空間に
は、隣接する突条の間の隙間を通過したシリコン樹脂が
確実に流れ込むので空気溜まりが発生せず、シリコン樹
脂の液密シール構造の劣化を未然に防止することができ
る。
えば、ヨークの当接面に形成した放射状に延在する複数
の突条に荷重センサの当接面が当接し、また、蓋部材の
当接面に形成した放射状に延在する複数の突条に荷重セ
ンサの当接面が当接すると、荷重センサ及びヨークの当
接面間、荷重センサ及び蓋部材の当接面間にはゲル状の
シリコン樹脂が滞留しないので、荷重センサは常に残留
振動を正確に検出することができる。また、ヨーク及び
荷重センサ間の空間、蓋部材及び荷重センサ間の空間に
は、隣接する突条の間の隙間を通過したシリコン樹脂が
確実に流れ込むので空気溜まりが発生せず、シリコン樹
脂の液密シール構造の劣化を未然に防止することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明に係る防振支持装
置を、振動体としてのエンジン側から支持体としての車
体側部材に伝達される振動を能動的に低減する所謂アク
ティブエンジンマウント(以下、単にエンジンマウント
と称する)に適用したものである。そして、図1の符号
20で示すエンジンマウントは、横置に搭載したエンジ
ン22の車体後方側に配設され、その上部がブラケット
24に、下部が車体26に固定された支持体としてのメ
ンバ28に取り付けられている。
に基づいて説明する。図1は、本発明に係る防振支持装
置を、振動体としてのエンジン側から支持体としての車
体側部材に伝達される振動を能動的に低減する所謂アク
ティブエンジンマウント(以下、単にエンジンマウント
と称する)に適用したものである。そして、図1の符号
20で示すエンジンマウントは、横置に搭載したエンジ
ン22の車体後方側に配設され、その上部がブラケット
24に、下部が車体26に固定された支持体としてのメ
ンバ28に取り付けられている。
【0022】このエンジンマウント20は、図2に示す
ように、装置ケース43の内側に外筒34、オリフィス
構成部材36、主流体室を画成する支持弾性体32等の
マウント部品を内蔵し、これらマウント部品の下部に、
主流体室の隔壁の一部を形成しながら弾性支持された可
動部材を主流体室の容積が変化する方向に変位させるア
クチュエータとしての電磁アクチュエータ52と、メン
バ28の振動状況を検出する荷重センサ54とを内蔵し
た装置である。
ように、装置ケース43の内側に外筒34、オリフィス
構成部材36、主流体室を画成する支持弾性体32等の
マウント部品を内蔵し、これらマウント部品の下部に、
主流体室の隔壁の一部を形成しながら弾性支持された可
動部材を主流体室の容積が変化する方向に変位させるア
クチュエータとしての電磁アクチュエータ52と、メン
バ28の振動状況を検出する荷重センサ54とを内蔵し
た装置である。
【0023】すなわち、このエンジンマウント20は、
連結ボルト30aを上方に向けて固定したエンジン側連
結部材30を備えている。このエンジン側連結部材30
の下部には、断面逆台形状の中空筒体30bが固定され
ている。
連結ボルト30aを上方に向けて固定したエンジン側連
結部材30を備えている。このエンジン側連結部材30
の下部には、断面逆台形状の中空筒体30bが固定され
ている。
【0024】そして、エンジン側連結部材30の下面側
には、エンジン側連結部材30の下部側及び中空筒体3
0bの周囲を覆うように、支持弾性体32が加硫接着に
より固定されている。
には、エンジン側連結部材30の下部側及び中空筒体3
0bの周囲を覆うように、支持弾性体32が加硫接着に
より固定されている。
【0025】この支持弾性体32は、中央部から外周部
に向けて緩やかに下方に傾斜する厚肉の略円筒状の弾性
体であって、内面に断面山形状の空洞部32aが形成さ
れている。そして、薄肉形状とした支持弾性体32の下
端部32bは、軸心(以下、マウント軸と称する)P1
が中空筒体30bと同軸に振動体支持方向(この場合
は、上下方向)を向くオリフィス構成部材36の内周面
に加硫接着により結合されている。
に向けて緩やかに下方に傾斜する厚肉の略円筒状の弾性
体であって、内面に断面山形状の空洞部32aが形成さ
れている。そして、薄肉形状とした支持弾性体32の下
端部32bは、軸心(以下、マウント軸と称する)P1
が中空筒体30bと同軸に振動体支持方向(この場合
は、上下方向)を向くオリフィス構成部材36の内周面
に加硫接着により結合されている。
【0026】前記オリフィス構成部材36は、同一外周
径とした上端筒部36a及び下端筒部36bの間に小径
筒部36cを連続して形成した部材であり、外周に環状
凹部が設けられている。また、小径筒部36cに開口孔
36dが形成されている。そして、オリフィス構成部材
36の内周面に支持弾性体32の下端部32bが結合し
ているが、この下端部32bは前記開口孔36dを閉塞
せず、開口部36dを介してオリフィス構成部材36の
内側及び外側が連通している。
径とした上端筒部36a及び下端筒部36bの間に小径
筒部36cを連続して形成した部材であり、外周に環状
凹部が設けられている。また、小径筒部36cに開口孔
36dが形成されている。そして、オリフィス構成部材
36の内周面に支持弾性体32の下端部32bが結合し
ているが、この下端部32bは前記開口孔36dを閉塞
せず、開口部36dを介してオリフィス構成部材36の
内側及び外側が連通している。
【0027】また、オリフィス構成部材36には外筒3
4が外嵌されており、オリフィス構成部材36の環状凹
部を外筒34の内周面が囲むことにより、周方向に環状
空間を画成している。そして、この環状空間にダイアフ
ラム42が配設されている。
4が外嵌されており、オリフィス構成部材36の環状凹
部を外筒34の内周面が囲むことにより、周方向に環状
空間を画成している。そして、この環状空間にダイアフ
ラム42が配設されている。
【0028】すなわち、外筒34の内周径は、オリフィ
ス構成部材36の上端筒部36a及び下端筒部36bの
外周径と同一寸法とされ、軸方向の長さをオリフィス構
成部材36と同一寸法に設定した円筒部材である。そし
て、この外筒34には、開口孔36dを形成した位置以
外の環状凹部を臨むスリット状の開口部34aが周方向
に形成されている。
ス構成部材36の上端筒部36a及び下端筒部36bの
外周径と同一寸法とされ、軸方向の長さをオリフィス構
成部材36と同一寸法に設定した円筒部材である。そし
て、この外筒34には、開口孔36dを形成した位置以
外の環状凹部を臨むスリット状の開口部34aが周方向
に形成されている。
【0029】そして、ダイアフラム42はゴム製の薄膜
弾性体であり、開口部34aの開口縁部の全周に結合し
て開口部34aを閉塞し、オリフィス構成部材36の環
状凹部に向けて膨出した状態で配設されている。そし
て、この外筒34は装置ケース43の上部側に内嵌され
ている。
弾性体であり、開口部34aの開口縁部の全周に結合し
て開口部34aを閉塞し、オリフィス構成部材36の環
状凹部に向けて膨出した状態で配設されている。そし
て、この外筒34は装置ケース43の上部側に内嵌され
ている。
【0030】装置ケース43は、その上端部に上端筒部
36aの外周径より小径の円形開口部を有する上端かし
め部43aが形成されているとともに、この上端かしめ
部43aと連続するケース本体の形状を、内周径が外筒
34の外周径と同一寸法で下端開口部まで連続する円筒
形状(下端開口部を図1の破線で示した形状)とした部
材である。
36aの外周径より小径の円形開口部を有する上端かし
め部43aが形成されているとともに、この上端かしめ
部43aと連続するケース本体の形状を、内周径が外筒
34の外周径と同一寸法で下端開口部まで連続する円筒
形状(下端開口部を図1の破線で示した形状)とした部
材である。
【0031】そして、支持弾性体32、オリフィス構成
部材36及びダイアフラム42を一体化した外筒34を
装置ケース43の下端開口部から内部に嵌め込んでい
き、上端かしめ部43aの下面に外筒34及びオリフィ
ス構成部材36の上端部が当接することにより、それら
が装置ケース43内の上部に配設される。ここで、装置
ケース43の内周面とダイヤフラム42とで囲まれた部
分に空気室42aが画成されるが、この空気室42aを
臨む位置に空気孔42bが形成されており、この空気孔
42bを介して空気室42aと大気が連通している。
部材36及びダイアフラム42を一体化した外筒34を
装置ケース43の下端開口部から内部に嵌め込んでい
き、上端かしめ部43aの下面に外筒34及びオリフィ
ス構成部材36の上端部が当接することにより、それら
が装置ケース43内の上部に配設される。ここで、装置
ケース43の内周面とダイヤフラム42とで囲まれた部
分に空気室42aが画成されるが、この空気室42aを
臨む位置に空気孔42bが形成されており、この空気孔
42bを介して空気室42aと大気が連通している。
【0032】さらに、装置ケース43内の下部には、シ
ールリング44、磁路部材46と一体化された板バネ4
8、ギャップ保持リング50、電磁アクチュエータ5
2、荷重センサ54が順次組み込まれており、これら部
品の組み込みが完了した後に、装置ケース43の開口部
内にゲル状のシリコン樹脂78を流し込む。そして、装
置ケース43の開口部を蓋部材57で閉塞して装置ケー
ス43の下端部を径方向内方に向けてかしめていくこと
により、図2の実線で示すように下端かしめ部43cを
形成する。
ールリング44、磁路部材46と一体化された板バネ4
8、ギャップ保持リング50、電磁アクチュエータ5
2、荷重センサ54が順次組み込まれており、これら部
品の組み込みが完了した後に、装置ケース43の開口部
内にゲル状のシリコン樹脂78を流し込む。そして、装
置ケース43の開口部を蓋部材57で閉塞して装置ケー
ス43の下端部を径方向内方に向けてかしめていくこと
により、図2の実線で示すように下端かしめ部43cを
形成する。
【0033】すなわち、前記シールリング44は、装置
ケース43の内周径と同一の外周径とし、オリフィス構
成部材36の下端筒部36bより小径の内周径とした環
状部材である。このシールリング44の上面を外筒34
の下端部に当接して配設する。
ケース43の内周径と同一の外周径とし、オリフィス構
成部材36の下端筒部36bより小径の内周径とした環
状部材である。このシールリング44の上面を外筒34
の下端部に当接して配設する。
【0034】また、板バネ48は、その外周径が装置ケ
ース43の内周径より僅かに縮径された円板部材であ
り、この板バネ48の中央下部に、鉄等の磁化可能な金
属からなる磁路部材46がマウント軸P1 と同軸に固定
されている。なお、本実施形態では、磁路部材46及び
板バネ48によって可動部材が構成されている。
ース43の内周径より僅かに縮径された円板部材であ
り、この板バネ48の中央下部に、鉄等の磁化可能な金
属からなる磁路部材46がマウント軸P1 と同軸に固定
されている。なお、本実施形態では、磁路部材46及び
板バネ48によって可動部材が構成されている。
【0035】そして、板バネ48の上面周縁部を前記シ
ールリング44の下面に当接した状態でギャップ保持リ
ング50を配設する。このギャップ保持リング50は、
磁路部材46の下面と電磁アクチュエータ52の上面と
の間に所定の隙間が設けられるように、軸方向の長さ
を、板バネ48の下面から磁路部材46の下面までの軸
方向長さに隙間の寸法を加えた長さに設定した環状部材
である。
ールリング44の下面に当接した状態でギャップ保持リ
ング50を配設する。このギャップ保持リング50は、
磁路部材46の下面と電磁アクチュエータ52の上面と
の間に所定の隙間が設けられるように、軸方向の長さ
を、板バネ48の下面から磁路部材46の下面までの軸
方向長さに隙間の寸法を加えた長さに設定した環状部材
である。
【0036】また、このギャップ保持リング50の下面
に当接する電磁アクチュエータ52は、円筒形のヨーク
52aと、ヨーク52aの上端面側に同軸に埋設した励
磁コイル52bと、励磁コイル52bに包囲されている
ヨーク52aの上面範囲内に磁極を上下方向に向けて固
定した永久磁石52cとで構成されている。
に当接する電磁アクチュエータ52は、円筒形のヨーク
52aと、ヨーク52aの上端面側に同軸に埋設した励
磁コイル52bと、励磁コイル52bに包囲されている
ヨーク52aの上面範囲内に磁極を上下方向に向けて固
定した永久磁石52cとで構成されている。
【0037】そして、ヨーク下面52a1 には、図3に
示すように、ヨーク52aの軸心P 1 を中心とした所定
半径の円周上に、環状の突起72が形成されており、突
起72の所定位置には、切欠き溝72aが複数形成され
ている。そして、突起72の下端面は荷重センサ54の
上部受圧板54aに当接する。
示すように、ヨーク52aの軸心P 1 を中心とした所定
半径の円周上に、環状の突起72が形成されており、突
起72の所定位置には、切欠き溝72aが複数形成され
ている。そして、突起72の下端面は荷重センサ54の
上部受圧板54aに当接する。
【0038】また、荷重センサ54を下側から覆う蓋部
材57は、図2に示すように、円盤形状の底蓋58と、
この底蓋58の外周縁部からヨーク52a側に向けて拡
径しながら立ち上がる拡径筒部59と、この拡径筒部5
9の上端周縁から径方向外方に向けて環状に延在する外
周係止部60とを備えている。そして、底蓋58の外周
側に複数の圧入孔が形成されており、これら圧入孔内に
車体側連結ボルト56が圧入されている。
材57は、図2に示すように、円盤形状の底蓋58と、
この底蓋58の外周縁部からヨーク52a側に向けて拡
径しながら立ち上がる拡径筒部59と、この拡径筒部5
9の上端周縁から径方向外方に向けて環状に延在する外
周係止部60とを備えている。そして、底蓋58の外周
側に複数の圧入孔が形成されており、これら圧入孔内に
車体側連結ボルト56が圧入されている。
【0039】そして、前記底蓋58の内面58aには、
図4に示すように、底蓋58の軸心P1 を中心とした所
定半径の円周上に、環状の突起76が形成されており、
突起76の所定位置には、切欠き溝76aが複数形成さ
れている。そして、突起76の上端面は、荷重センサ5
4の下部受圧板54bに当接する。
図4に示すように、底蓋58の軸心P1 を中心とした所
定半径の円周上に、環状の突起76が形成されており、
突起76の所定位置には、切欠き溝76aが複数形成さ
れている。そして、突起76の上端面は、荷重センサ5
4の下部受圧板54bに当接する。
【0040】また、荷重センサ54は、図5及び図6に
示すように、円環形状の圧電素子54cの上下面に、略
円環形状の上部受圧板54a及び下部受圧板54bが電
極54d、絶縁板54eを介して層状に重合している。
そして、上部及び下部受圧板54a、54bの中央孔は
シール材54fを充填して閉塞されている。また、PB
T樹脂(ポリブチレンテレフタレート)を材料したモー
ルド材54gによってモールド成形することにより、圧
電素子54はをモールド材54g内に埋め込まれ、上部
及び下部受圧板54a、54bの外周はモールド材54
gで包み込まれている。なお、モールド材54gに埋め
込まれている符号54hの部材は電極54dと接続して
いる端子であり、符号54kの部材はリード線である。
示すように、円環形状の圧電素子54cの上下面に、略
円環形状の上部受圧板54a及び下部受圧板54bが電
極54d、絶縁板54eを介して層状に重合している。
そして、上部及び下部受圧板54a、54bの中央孔は
シール材54fを充填して閉塞されている。また、PB
T樹脂(ポリブチレンテレフタレート)を材料したモー
ルド材54gによってモールド成形することにより、圧
電素子54はをモールド材54g内に埋め込まれ、上部
及び下部受圧板54a、54bの外周はモールド材54
gで包み込まれている。なお、モールド材54gに埋め
込まれている符号54hの部材は電極54dと接続して
いる端子であり、符号54kの部材はリード線である。
【0041】ここで、モールド成形時には、上部及び下
部受圧板54a、54bのセンタリング作業を行うため
にセンタリング部材が上部及び下部受圧板54a、54
bの中央孔の開口周縁に当接するが、そのセンタリング
部材が当接する際に、上部及び下部受圧板54a、54
bの中央孔に充填しているシール材54eの上下面に窪
み54m、54nが形成される。
部受圧板54a、54bのセンタリング作業を行うため
にセンタリング部材が上部及び下部受圧板54a、54
bの中央孔の開口周縁に当接するが、そのセンタリング
部材が当接する際に、上部及び下部受圧板54a、54
bの中央孔に充填しているシール材54eの上下面に窪
み54m、54nが形成される。
【0042】さらに、ヨーク52aの突起72に上部受
圧板54aを当接して装置ケース43内に荷重センサ5
4を配設した後、装置ケース43内にゲル状のシリコン
樹脂78を流し込む。
圧板54aを当接して装置ケース43内に荷重センサ5
4を配設した後、装置ケース43内にゲル状のシリコン
樹脂78を流し込む。
【0043】そして、荷重センサ54の下部受圧板54
bに突起76を当接して蓋部材57を配設し、図2の実
線で示す装置ケース43の下端かしめ部43cの形成に
よって外周係止部60をかしめ固定していくと、底蓋5
8が荷重センサ54をヨーク52a側に押圧して所定の
プリロードを加えながら蓋部材57が装置ケース43に
一体化される。この際、前述したゲル状のシリコン樹脂
78は、荷重センサ54を内蔵しているヨーク52aと
蓋部材57とで囲まれた空間内に密に充填された状態と
なる。
bに突起76を当接して蓋部材57を配設し、図2の実
線で示す装置ケース43の下端かしめ部43cの形成に
よって外周係止部60をかしめ固定していくと、底蓋5
8が荷重センサ54をヨーク52a側に押圧して所定の
プリロードを加えながら蓋部材57が装置ケース43に
一体化される。この際、前述したゲル状のシリコン樹脂
78は、荷重センサ54を内蔵しているヨーク52aと
蓋部材57とで囲まれた空間内に密に充填された状態と
なる。
【0044】ところで、支持弾性体32の空洞部32
a、オリフィス構成部材36の外周面及び板バネ48で
囲んだ空間を主流体室66とすると、この主流体室66
から開口部36dを介してダイヤフラム42が膨出して
いる空間までの連通路内に、油等の流体が封入されてい
る。
a、オリフィス構成部材36の外周面及び板バネ48で
囲んだ空間を主流体室66とすると、この主流体室66
から開口部36dを介してダイヤフラム42が膨出して
いる空間までの連通路内に、油等の流体が封入されてい
る。
【0045】そして、ダイアフラム42近くの内部空間
を副流体室67とし、この副流体室67及び主流体室6
6間の連通路をオリフィス68とし、主流体室66の容
積が変動すると、副流体室67及びオリフィス68によ
り流体共振が発生する。
を副流体室67とし、この副流体室67及び主流体室6
6間の連通路をオリフィス68とし、主流体室66の容
積が変動すると、副流体室67及びオリフィス68によ
り流体共振が発生する。
【0046】ここで、オリフィス68内の流体の質量
と、支持弾性体32の拡張方向の流路形状等で決まる流
体共振系の特性は、走行中のエンジンシェイクの発生
時、つまり5〜15Hzでエンジンマウント20が加振さ
れた場合に高動ばね定数、高減衰力を示すように調整さ
れている。
と、支持弾性体32の拡張方向の流路形状等で決まる流
体共振系の特性は、走行中のエンジンシェイクの発生
時、つまり5〜15Hzでエンジンマウント20が加振さ
れた場合に高動ばね定数、高減衰力を示すように調整さ
れている。
【0047】そして、電磁アクチュエータ52の励磁コ
イル52bは、コントローラ74にハーネスを介して接
続しており、図1のブロック図で示したように、コント
ローラ74から供給される駆動電流としての駆動信号y
に応じて所定の電磁力を発生するようになっている。
イル52bは、コントローラ74にハーネスを介して接
続しており、図1のブロック図で示したように、コント
ローラ74から供給される駆動電流としての駆動信号y
に応じて所定の電磁力を発生するようになっている。
【0048】コントローラ74は、マイクロコンピュー
タ,必要なインタフェース回路,A/D変換器,D/A
変換器,アンプ等を含んで構成されており、オリフィス
68を通じて主流体室66及び副流体室67間で流体が
移動不可能な周波数帯域の振動、つまり上述したエンジ
ンシェイクよりも高周波の振動であるアイドル振動やこ
もり音振動・加速時振動が入力している場合には、その
振動と同じ周期の制御振動がエンジンマウント20に発
生して、メンバ28への振動の伝達力が“0”となるよ
うに(より具体的には、エンジン22側の振動によって
エンジンマウント20に入力される加振力が、電磁アク
チュエータ52の電磁力によって得られる制御力で相殺
されるように)、駆動信号yを生成し励磁コイル52b
に供給するようになっている。
タ,必要なインタフェース回路,A/D変換器,D/A
変換器,アンプ等を含んで構成されており、オリフィス
68を通じて主流体室66及び副流体室67間で流体が
移動不可能な周波数帯域の振動、つまり上述したエンジ
ンシェイクよりも高周波の振動であるアイドル振動やこ
もり音振動・加速時振動が入力している場合には、その
振動と同じ周期の制御振動がエンジンマウント20に発
生して、メンバ28への振動の伝達力が“0”となるよ
うに(より具体的には、エンジン22側の振動によって
エンジンマウント20に入力される加振力が、電磁アク
チュエータ52の電磁力によって得られる制御力で相殺
されるように)、駆動信号yを生成し励磁コイル52b
に供給するようになっている。
【0049】ここで、アイドル振動やこもり音振動は、
例えばレシプロ4気筒エンジンの場合、エンジン回転2
次成分のエンジン振動がエンジンマウント20を介して
メンバ28に伝達されることが主な原因であるから、そ
のエンジン回転2次成分に同期して駆動信号yを生成し
出力すれば、振動伝達率の低減が可能となる。そこで、
本実施形態では、エンジン22のクランク軸の回転に同
期した(例えば、レシプロ4気筒エンジンの場合には、
クランク軸が180度回転する度に一つの)インパルス
信号を生成し基準信号xとして出力するパルス信号生成
器76を設けていて、その基準信号xが、エンジン22
における振動の発生状態を表す信号としてコントローラ
74に供給されている。
例えばレシプロ4気筒エンジンの場合、エンジン回転2
次成分のエンジン振動がエンジンマウント20を介して
メンバ28に伝達されることが主な原因であるから、そ
のエンジン回転2次成分に同期して駆動信号yを生成し
出力すれば、振動伝達率の低減が可能となる。そこで、
本実施形態では、エンジン22のクランク軸の回転に同
期した(例えば、レシプロ4気筒エンジンの場合には、
クランク軸が180度回転する度に一つの)インパルス
信号を生成し基準信号xとして出力するパルス信号生成
器76を設けていて、その基準信号xが、エンジン22
における振動の発生状態を表す信号としてコントローラ
74に供給されている。
【0050】そして、前述した荷重センサ54が、メン
バ28の振動状況を荷重の形で検出し残留振動信号eと
して出力し、その残留振動信号eが干渉後における振動
を表す信号としてコントローラ74に供給されている。
そして、コントローラ74は、それら基準信号x及び残
留振動信号eに基づき、逐次更新形の適応アルゴリズム
の一つであるFiltered−X LMSアルゴリズ
ムに従って駆動信号yを生成し出力する。
バ28の振動状況を荷重の形で検出し残留振動信号eと
して出力し、その残留振動信号eが干渉後における振動
を表す信号としてコントローラ74に供給されている。
そして、コントローラ74は、それら基準信号x及び残
留振動信号eに基づき、逐次更新形の適応アルゴリズム
の一つであるFiltered−X LMSアルゴリズ
ムに従って駆動信号yを生成し出力する。
【0051】次に、本実施形態のエンジンマウント20
の防振機構の作用を説明する。エンジン22が始動状態
となりエンジンマウント20に振動が入力されるように
なると、コントローラ74は、所定の演算処理を実行
し、電磁アクチュエータ52に駆動信号yを出力し、エ
ンジンマウント20に振動を低減し得る能動的な制御力
を発生させる。
の防振機構の作用を説明する。エンジン22が始動状態
となりエンジンマウント20に振動が入力されるように
なると、コントローラ74は、所定の演算処理を実行
し、電磁アクチュエータ52に駆動信号yを出力し、エ
ンジンマウント20に振動を低減し得る能動的な制御力
を発生させる。
【0052】すなわち、コントローラ74からエンジン
マウント22の電磁アクチュエータ52に対しては、基
準信号x及び残留振動信号eが入力された時点から所定
のサンプリング・クロックの間隔で、適応ディジタルフ
ィルタWのフィルタ係数が順番に駆動信号yとして供給
される。この結果、励磁コイル52bに駆動信号yに応
じた磁力が発生するが、磁路部材46には既に永久磁石
52cによる一定の磁力を付与されているから、その励
磁コイル52bによる磁力は、永久磁石52cの磁力を
強める又は弱めるように作用すると考えることができ
る。つまり、励磁コイル52bに駆動信号yが供給され
ていない状態では、磁路部材46は、板バネ48による
弾性支持力と、永久磁石52cの磁力との釣り合った中
立の位置に変位することになる。そして、この中立の状
態で励磁コイル52bに駆動信号yが供給されると、そ
の駆動信号yによって励磁コイル52bに発生する磁力
が永久磁石52cの磁力と逆方向であれば、磁路部材4
6は電磁アクチュエータ52とのクリアランスが増大す
る方向に変位する。逆に、励磁コイル52bに発生する
磁力が永久磁石52cの磁力と同じ方向であれば、磁路
部材46は電磁アクチュエータ52とのクリアランスが
減少する方向に変位する。
マウント22の電磁アクチュエータ52に対しては、基
準信号x及び残留振動信号eが入力された時点から所定
のサンプリング・クロックの間隔で、適応ディジタルフ
ィルタWのフィルタ係数が順番に駆動信号yとして供給
される。この結果、励磁コイル52bに駆動信号yに応
じた磁力が発生するが、磁路部材46には既に永久磁石
52cによる一定の磁力を付与されているから、その励
磁コイル52bによる磁力は、永久磁石52cの磁力を
強める又は弱めるように作用すると考えることができ
る。つまり、励磁コイル52bに駆動信号yが供給され
ていない状態では、磁路部材46は、板バネ48による
弾性支持力と、永久磁石52cの磁力との釣り合った中
立の位置に変位することになる。そして、この中立の状
態で励磁コイル52bに駆動信号yが供給されると、そ
の駆動信号yによって励磁コイル52bに発生する磁力
が永久磁石52cの磁力と逆方向であれば、磁路部材4
6は電磁アクチュエータ52とのクリアランスが増大す
る方向に変位する。逆に、励磁コイル52bに発生する
磁力が永久磁石52cの磁力と同じ方向であれば、磁路
部材46は電磁アクチュエータ52とのクリアランスが
減少する方向に変位する。
【0053】このように、板バネ48は電磁アクチュエ
ータ52が発生する磁力によって上下両方向に変位可能
であり、板バネ48が上下に変位すれば、主流体室66
の容積が変化し、その容積変化によって支持弾性体32
の拡張ばね(力学的モデルで考えると、支持弾性体32
の支持ばねと拡張ばねとが並列に介在している。)が変
形するから、このエンジンマウント20に正逆両方向の
能動的な支持力が発生するのである。そして、駆動信号
yとなる適応ディジタルフィルタWの各フィルタ係数W
1 は同期式Filtered−X LMSアルゴリズム
に従って逐次更新されるため、ある程度の時間が経過し
て適応ディジタルフィルタWの各フィルタ係数Wi が最
適値に収束した後は、駆動信号yがエンジンマウント2
0に供給されることによって、エンジン22からエンジ
ンマウント20を介してメンバ28側に伝達されるアイ
ドル振動やこもり音振動が低減されるようになる。
ータ52が発生する磁力によって上下両方向に変位可能
であり、板バネ48が上下に変位すれば、主流体室66
の容積が変化し、その容積変化によって支持弾性体32
の拡張ばね(力学的モデルで考えると、支持弾性体32
の支持ばねと拡張ばねとが並列に介在している。)が変
形するから、このエンジンマウント20に正逆両方向の
能動的な支持力が発生するのである。そして、駆動信号
yとなる適応ディジタルフィルタWの各フィルタ係数W
1 は同期式Filtered−X LMSアルゴリズム
に従って逐次更新されるため、ある程度の時間が経過し
て適応ディジタルフィルタWの各フィルタ係数Wi が最
適値に収束した後は、駆動信号yがエンジンマウント2
0に供給されることによって、エンジン22からエンジ
ンマウント20を介してメンバ28側に伝達されるアイ
ドル振動やこもり音振動が低減されるようになる。
【0054】次に、ヨーク52aと蓋部材57との間に
内蔵した荷重センサ54の作用効果について述べる。本
装置20によると、ヨーク52aと蓋部材57とで囲ま
れた空間内にゲル状のシリコン樹脂78が密に充填され
ているが、このゲル状のシリコン樹脂78は、耐熱性、
耐寒性、耐水性に極めて優れた材料である。したがっ
て、このゲル状のシリコン樹脂78によって装置外部か
ら荷重センサ54への水分の浸入を確実に遮断し、本装
置20が高温状態、低温状態を繰り返しても、PBT樹
脂を材料としたモールド材54gが加水分解により劣化
するおそれがない。したがって、荷重センサ54は常に
残留振動を正確に検出することができ、長期に渡って良
好なセンシング性能を維持することができる。
内蔵した荷重センサ54の作用効果について述べる。本
装置20によると、ヨーク52aと蓋部材57とで囲ま
れた空間内にゲル状のシリコン樹脂78が密に充填され
ているが、このゲル状のシリコン樹脂78は、耐熱性、
耐寒性、耐水性に極めて優れた材料である。したがっ
て、このゲル状のシリコン樹脂78によって装置外部か
ら荷重センサ54への水分の浸入を確実に遮断し、本装
置20が高温状態、低温状態を繰り返しても、PBT樹
脂を材料としたモールド材54gが加水分解により劣化
するおそれがない。したがって、荷重センサ54は常に
残留振動を正確に検出することができ、長期に渡って良
好なセンシング性能を維持することができる。
【0055】ここで、前述したように荷重センサ54の
上部及び下部受圧板54a、54bの中央孔に上部窪み
54m、下部窪み4nを形成しているが、荷重センサ5
4の上部受圧板54aの全域がヨーク下面52a1 に当
接し、下部受圧板54bの全域が底蓋58に当接する
と、上部窪み54m、下部窪み54nが閉塞されて空気
溜まりが発生しやすい。この空気溜まりが発生すると、
空気の熱膨張・収縮によりシリコン樹脂78が劣化し、
液密シール構造が低下するおそれがある。
上部及び下部受圧板54a、54bの中央孔に上部窪み
54m、下部窪み4nを形成しているが、荷重センサ5
4の上部受圧板54aの全域がヨーク下面52a1 に当
接し、下部受圧板54bの全域が底蓋58に当接する
と、上部窪み54m、下部窪み54nが閉塞されて空気
溜まりが発生しやすい。この空気溜まりが発生すると、
空気の熱膨張・収縮によりシリコン樹脂78が劣化し、
液密シール構造が低下するおそれがある。
【0056】また、上部受圧板54aとヨーク下面52
a1 との間にシリコン樹脂78が層状に介在したり、或
いは、下部受圧板54bと底蓋58との間にシリコン樹
脂78が介在していると、シリコン樹脂78のへたりや
固化等の劣化によって荷重センサ6の検出に悪影響を与
えてしまう。そのため、上部受圧板54aとヨーク下面
52a1 との当接部、下部受圧板54bと底蓋58との
当接部に、シリコン樹脂78が介在するのを防止した
い。
a1 との間にシリコン樹脂78が層状に介在したり、或
いは、下部受圧板54bと底蓋58との間にシリコン樹
脂78が介在していると、シリコン樹脂78のへたりや
固化等の劣化によって荷重センサ6の検出に悪影響を与
えてしまう。そのため、上部受圧板54aとヨーク下面
52a1 との当接部、下部受圧板54bと底蓋58との
当接部に、シリコン樹脂78が介在するのを防止した
い。
【0057】そこで、本実施形態では、図7に示すよう
に、荷重センサ54の上部受圧板54aがヨーク下面5
2a1 に形成した環状の突起72に当接し、空気溜まり
が発生しやすい上部窪み54mの上部に、環状の突起7
2に囲まれた樹脂溜まり空間72bを設け、環状の突起
72に設けた複数の切欠き溝72aが起樹脂溜まり空間
72bとその空間の外部とを連通する樹脂通路を形成し
ている。これにより、樹脂通路(切欠き溝72a)を通
過したシリコン樹脂78が、上部窪み54mを含む樹脂
溜まり空間72bに確実に流れ込んでいく。
に、荷重センサ54の上部受圧板54aがヨーク下面5
2a1 に形成した環状の突起72に当接し、空気溜まり
が発生しやすい上部窪み54mの上部に、環状の突起7
2に囲まれた樹脂溜まり空間72bを設け、環状の突起
72に設けた複数の切欠き溝72aが起樹脂溜まり空間
72bとその空間の外部とを連通する樹脂通路を形成し
ている。これにより、樹脂通路(切欠き溝72a)を通
過したシリコン樹脂78が、上部窪み54mを含む樹脂
溜まり空間72bに確実に流れ込んでいく。
【0058】また、荷重センサ54の下部受圧板54b
が蓋部材57の底蓋58に形成した環状の突起76に当
接すると、空気溜まりが発生しやすい下部窪み54nの
下部に環状の突起76に囲まれた樹脂溜まり空間76b
を設け、環状の突起76に設けた複数の切欠き溝76a
が起樹脂溜まり空間76bとその空間の外部とを連通す
る樹脂通路を形成する。これにより、この樹脂通路(切
欠き溝76a)を通過したシリコン樹脂78が、下部窪
み54nを含む樹脂溜まり空間76bに確実に流れ込ん
でいく。
が蓋部材57の底蓋58に形成した環状の突起76に当
接すると、空気溜まりが発生しやすい下部窪み54nの
下部に環状の突起76に囲まれた樹脂溜まり空間76b
を設け、環状の突起76に設けた複数の切欠き溝76a
が起樹脂溜まり空間76bとその空間の外部とを連通す
る樹脂通路を形成する。これにより、この樹脂通路(切
欠き溝76a)を通過したシリコン樹脂78が、下部窪
み54nを含む樹脂溜まり空間76bに確実に流れ込ん
でいく。
【0059】このように、ヨーク下面521 及び上部受
圧板54aの間と、底蓋58及び下部受圧板54bの間
にゲル状のシリコン樹脂78が確実に流し込んで空気溜
まりがほとんど発生しないので、空気の熱膨張・収縮に
伴うシリコン樹脂78の液密シール構造の劣化を未然に
防止することができる。
圧板54aの間と、底蓋58及び下部受圧板54bの間
にゲル状のシリコン樹脂78が確実に流し込んで空気溜
まりがほとんど発生しないので、空気の熱膨張・収縮に
伴うシリコン樹脂78の液密シール構造の劣化を未然に
防止することができる。
【0060】また、ヨーク下面52a1 の環状の突起7
2と底蓋58の環状の突起76とが、シリコン樹脂78
を介在せずに荷重センサ54の上部及び下部受圧板54
a、54bに当接するので、荷重センサ54は常に残留
振動を正確に検出することができる。
2と底蓋58の環状の突起76とが、シリコン樹脂78
を介在せずに荷重センサ54の上部及び下部受圧板54
a、54bに当接するので、荷重センサ54は常に残留
振動を正確に検出することができる。
【0061】次に、図8及び図9に示すものは、図3、
図4及び図7で示したヨーク52aの形状及び蓋部材5
7の構造の他の実施形態を示すものである。なお、本実
施形態の図3、図4及び図7と同一構成の部分には、同
一符号を付してその説明を省略する。
図4及び図7で示したヨーク52aの形状及び蓋部材5
7の構造の他の実施形態を示すものである。なお、本実
施形態の図3、図4及び図7と同一構成の部分には、同
一符号を付してその説明を省略する。
【0062】図8に示すように、ヨーク下面52a1 に
は、軸心P1 位置から放射状に延在する複数本の長溝8
0を形成している。そして、各長溝80の外周端縁80
aは、荷重センサ54の上部受圧板54aの外周より外
側まで延在している。
は、軸心P1 位置から放射状に延在する複数本の長溝8
0を形成している。そして、各長溝80の外周端縁80
aは、荷重センサ54の上部受圧板54aの外周より外
側まで延在している。
【0063】また、図9に示すように、蓋部材57の内
面58aにも、軸心P1 から放射状に延在するように複
数本の長溝82が形成されている。そして、各長溝82
の外周端縁82aは、荷重センサ54の下部受圧板54
nの外周より外側まで延在している。
面58aにも、軸心P1 から放射状に延在するように複
数本の長溝82が形成されている。そして、各長溝82
の外周端縁82aは、荷重センサ54の下部受圧板54
nの外周より外側まで延在している。
【0064】上記構造によると、図10に示すように、
荷重センサ54の上部受圧板54aがヨーク下面52a
1 の長溝80を形成した位置に当接すると、外周端縁8
0a側から長溝80内を通過したシリコン樹脂78が上
部窪み54m側に確実に流れ込み、荷重センサ54の下
部受圧板54bが底蓋58の長溝82を形成した位置に
当接すると、外周端縁82a側から長溝82を通過した
シリコン樹脂78が下部窪み54n側に確実に流れ込
む。したがって、荷重センサ54に当接しているヨーク
52a及び蓋部材57へのゲル状のシリコン樹脂76の
流し込みが良好となるので、空気溜まりがほとんど発生
せず、空気の熱膨張・収縮に伴うシリコン樹脂78の液
密シール構造の劣化を未然に防止することができる。
荷重センサ54の上部受圧板54aがヨーク下面52a
1 の長溝80を形成した位置に当接すると、外周端縁8
0a側から長溝80内を通過したシリコン樹脂78が上
部窪み54m側に確実に流れ込み、荷重センサ54の下
部受圧板54bが底蓋58の長溝82を形成した位置に
当接すると、外周端縁82a側から長溝82を通過した
シリコン樹脂78が下部窪み54n側に確実に流れ込
む。したがって、荷重センサ54に当接しているヨーク
52a及び蓋部材57へのゲル状のシリコン樹脂76の
流し込みが良好となるので、空気溜まりがほとんど発生
せず、空気の熱膨張・収縮に伴うシリコン樹脂78の液
密シール構造の劣化を未然に防止することができる。
【0065】また、ヨーク下面52a1 の長溝80を形
成した位置と、底蓋58の長溝82を形成した位置に、
シリコン樹脂78を介在せずに荷重センサ54の上部及
び下部受圧板54a、54bが当接するので、荷重セン
サ54は常に残留振動を正確に検出することができる。
成した位置と、底蓋58の長溝82を形成した位置に、
シリコン樹脂78を介在せずに荷重センサ54の上部及
び下部受圧板54a、54bが当接するので、荷重セン
サ54は常に残留振動を正確に検出することができる。
【0066】その他の作用効果は、図3、図4及び図7
で示した実施形態と同様である。また、上述した図8及
び図9の実施形態では、ヨーク下面52a1 及び及び蓋
部材57に長溝80を形成したが、図示しないが、ヨー
ク下面52a1 の軸心P 1 位置から放射状に延在する複
数本の突条を形成し、蓋部材57の内面58aの軸心P
1 から放射状に延在する複数本の突条を形成した構造と
してもよい。
で示した実施形態と同様である。また、上述した図8及
び図9の実施形態では、ヨーク下面52a1 及び及び蓋
部材57に長溝80を形成したが、図示しないが、ヨー
ク下面52a1 の軸心P 1 位置から放射状に延在する複
数本の突条を形成し、蓋部材57の内面58aの軸心P
1 から放射状に延在する複数本の突条を形成した構造と
してもよい。
【0067】この実施形態によると、荷重センサ54の
上部受圧板54aがヨーク下面52a1 の複数本の突条
に当接し、荷重センサ54の下部受圧板54bが底蓋5
8の複数本の突条に当接すると、ゲル状のシリコン樹脂
78が、突条間の隙間から上部窪み54m及び下部窪み
54n側に確実に流れ込むので空気溜まりがほとんど発
生せず、空気の熱膨張・収縮に伴うシリコン樹脂78の
液密シール構造の劣化を未然に防止することができる。
上部受圧板54aがヨーク下面52a1 の複数本の突条
に当接し、荷重センサ54の下部受圧板54bが底蓋5
8の複数本の突条に当接すると、ゲル状のシリコン樹脂
78が、突条間の隙間から上部窪み54m及び下部窪み
54n側に確実に流れ込むので空気溜まりがほとんど発
生せず、空気の熱膨張・収縮に伴うシリコン樹脂78の
液密シール構造の劣化を未然に防止することができる。
【0068】また、ヨーク下面52a1 の突条を形成し
た位置と、底蓋58の突条を形成した位置に、シリコン
樹脂78を介在せずに荷重センサ54の上部及び下部受
圧板54a、54bが当接するので、荷重センサ54は
常に残留振動を正確に検出することができる。
た位置と、底蓋58の突条を形成した位置に、シリコン
樹脂78を介在せずに荷重センサ54の上部及び下部受
圧板54a、54bが当接するので、荷重センサ54は
常に残留振動を正確に検出することができる。
【0069】なお、上記実施形態では、エンジン22を
支持するエンジンマウント20に適用した場合を示して
いるが、本発明に係る防振支持装置の適用対象はエンジ
ンマウント20に限定されるものではなく、例えば振動
を伴う工作機械の防振支持装置等であってもよい。
支持するエンジンマウント20に適用した場合を示して
いるが、本発明に係る防振支持装置の適用対象はエンジ
ンマウント20に限定されるものではなく、例えば振動
を伴う工作機械の防振支持装置等であってもよい。
【図1】本発明に係る防振支持装置の配置状態を示す全
体構成図である。
体構成図である。
【図2】本発明の防振支持装置の軸心方向に沿った断面
を示す図である。
を示す図である。
【図3】本発明に係わる荷重センサに当接するヨークの
下面形状を示す図である。
下面形状を示す図である。
【図4】本発明に係わる荷重センサに当接する蓋部材の
上面形状を示す図である。
上面形状を示す図である。
【図5】本発明に係わる荷重センサを示す平面図であ
る。
る。
【図6】図5の荷重センサの内部構造を示すVI−VI矢視
断面図である。
断面図である。
【図7】荷重センサをヨークと蓋部材に挟み込んで装置
に内蔵した状態を示す図である。
に内蔵した状態を示す図である。
【図8】他の実施形態の荷重センサに当接するヨークの
下面形状を示す図である。
下面形状を示す図である。
【図9】他の実施形態の荷重センサに当接する蓋部材の
上面形状を示す図である。
上面形状を示す図である。
【図10】図8及び図9で示したヨーク及び蓋部材を使
用して荷重センサを装置に内蔵した状態を示す図であ
る。
用して荷重センサを装置に内蔵した状態を示す図であ
る。
【図11】従来の防振支持装置の構造を示す図である。
20 エンジンマウント(防振支持装置) 22 エンジン(振動体) 28 メンバ(支持体) 32 支持弾性体 43 装置ケース 44 シールリング(支持部材) 46 磁路部材(可動部材) 48 板バネ(可動部材) 52 電磁アクチュエータ(アクチュエータ) 52a ヨーク 54 荷重センサ 54a 上部受圧板 54b 下部受圧板 57 蓋部材 58 底蓋(蓋本体) 72、76 環状の突起 72a、76a 切欠き溝 80、82 長溝
Claims (5)
- 【請求項1】 振動体及び支持体間に介在する支持弾性
体と、この支持弾性体によって画成された流体室と、こ
の流体室内に封入された流体と、前記流体室の隔壁の一
部を形成する磁化可能な可動部材と、この可動部材を変
位させる電磁アクチュエータと、前記支持体側の残留振
動を検出する荷重センサと、この荷重センサの検出結果
に応じて前記電磁アクチュエータに対する制御信号を生
成し出力するコントローラとを備え、前記支持弾性体と
前記支持体との間に装置ケースを介在し、その装置ケー
ス内に前記電磁アクチュエータを配設し、前記荷重セン
サを、前記電磁アクチュエータのヨークと蓋部材との間
に挟み込んで配設し、前記蓋部材の外周係止部を前記装
置ケースの開口端部に固定した防振支持装置において、 前記荷重センサを挟み込んでいる前記ヨーク及び前記蓋
部材とで囲まれた空間に、ゲル状のシリコン樹脂を充填
したことを特徴とする防振支持装置。 - 【請求項2】 前記荷重センサ及び前記ヨークの当接部
と、前記荷重センサ及び前記蓋部材の当接部に、前記ゲ
ル状のシリコン樹脂を充填した空間と連通して前記当接
部内に前記ゲル状のシリコン樹脂が滞留するのを防止す
る樹脂通路を設けたことを特徴とする請求項1記載の防
振支持装置。 - 【請求項3】 前記樹脂通路を、前記当接部の一方の当
接面に、環状の突起を形成し、この環状の突起の先端部
に他方の当接面を当接するとともに、前記環状の突起の
一部に、前記突起の内外を連通する切欠き溝を形成した
構造とすることを特徴とする請求項2記載の防振支持装
置。 - 【請求項4】 前記樹脂通路を、前記当接部の一方の当
接面に、その当接面の中央部から放射状に延在する複数
の溝を形成し、これら複数の溝に重なるように他方の当
接面が当接する構造としたことを特徴とする請求項2記
載の防振支持装置。 - 【請求項5】 前記樹脂通路を、前記当接部の一方の当
接面に、その当接面の中央部から放射状に延在する複数
の突条を形成し、これら複数の突条に他方の当接面が当
接する構造としたことを特徴とする請求項2記載の防振
支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2518797A JPH10220520A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 防振支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2518797A JPH10220520A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 防振支持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10220520A true JPH10220520A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12158981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2518797A Pending JPH10220520A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 防振支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10220520A (ja) |
-
1997
- 1997-02-07 JP JP2518797A patent/JPH10220520A/ja active Pending
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