JPH10221031A - 非球面形状測定装置 - Google Patents
非球面形状測定装置Info
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- JPH10221031A JPH10221031A JP9020610A JP2061097A JPH10221031A JP H10221031 A JPH10221031 A JP H10221031A JP 9020610 A JP9020610 A JP 9020610A JP 2061097 A JP2061097 A JP 2061097A JP H10221031 A JPH10221031 A JP H10221031A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 非球面形状を正確に測定できる非球面測定装
置を提供する。 【解決手段】 被検レンズ13が保持機構3により保持
されているときに、参照光および被検面13aでの反射
により得た測定光の相互干渉による干渉縞から得られる
被測定面形状データD2と、レフ原器12が保持機構3
により保持されているときに、参照光およびレフ原器面
12aでの反射により得た測定光の相互干渉による干渉
縞から得られるレフ原器面形状データD1と、検出装置
7により測定された位置を介して得られる保持機構3に
保持された被検面13aおよびレフ原器面12aの相対
位置偏差Lとを求めるとともに、レフ原器面12aの形
状Rおよび定数hをさらに用いることにより、被検面1
3aの形状「W=(D2−D1)+R+h×L」を算出
する。
置を提供する。 【解決手段】 被検レンズ13が保持機構3により保持
されているときに、参照光および被検面13aでの反射
により得た測定光の相互干渉による干渉縞から得られる
被測定面形状データD2と、レフ原器12が保持機構3
により保持されているときに、参照光およびレフ原器面
12aでの反射により得た測定光の相互干渉による干渉
縞から得られるレフ原器面形状データD1と、検出装置
7により測定された位置を介して得られる保持機構3に
保持された被検面13aおよびレフ原器面12aの相対
位置偏差Lとを求めるとともに、レフ原器面12aの形
状Rおよび定数hをさらに用いることにより、被検面1
3aの形状「W=(D2−D1)+R+h×L」を算出
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヌルレンズ等のヌ
ル素子により生成された非球面波を用いて非球面形状を
計測する非球面形状測定装置に関する。
ル素子により生成された非球面波を用いて非球面形状を
計測する非球面形状測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】球面で構成された球面レンズの面精度を
高精度に干渉計測する手法としては、いわゆるレフ減算
が知られている。以下にこの手法を説明する。
高精度に干渉計測する手法としては、いわゆるレフ減算
が知られている。以下にこの手法を説明する。
【0003】予めその絶対形状が校正されたレフ原器の
面精度誤差をR、干渉計測するためにフィゾーレンズか
ら発生された球面波の面精度誤差をS、被検面の面精度
誤差をWと置く。なお、面精度誤差とは真球度誤差のこ
とであり、被検面形状の最適近似球面からの偏差形状を
意味しており、通常の干渉計測では、2個の面からの測
定光が干渉して形成される干渉縞を解析することによ
り、片一方の面に対する他方の面の相対的な面精度誤差
が計測される。
面精度誤差をR、干渉計測するためにフィゾーレンズか
ら発生された球面波の面精度誤差をS、被検面の面精度
誤差をWと置く。なお、面精度誤差とは真球度誤差のこ
とであり、被検面形状の最適近似球面からの偏差形状を
意味しており、通常の干渉計測では、2個の面からの測
定光が干渉して形成される干渉縞を解析することによ
り、片一方の面に対する他方の面の相対的な面精度誤差
が計測される。
【0004】このとき、レフ原器の面精度測定で得られ
た測定データは、Dr=S+Rであり、被検面の面精度
測定で得られたデータは、Dw=S+Wであるから、両
者の減算から、W=(Dw−Dr)+Rを求める手法で
ある。レフ減算を行う理由は、フィゾー面の面変化等の
影響を除くためである。
た測定データは、Dr=S+Rであり、被検面の面精度
測定で得られたデータは、Dw=S+Wであるから、両
者の減算から、W=(Dw−Dr)+Rを求める手法で
ある。レフ減算を行う理由は、フィゾー面の面変化等の
影響を除くためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このレ
フ減算の手法を非球面形状測定に適用しようとしたと
き、例えば、断面形状が、
フ減算の手法を非球面形状測定に適用しようとしたと
き、例えば、断面形状が、
【数1】 Z=X2 /R/{1+(1−κX2 /R2 )1/2 } +C04 X4 +C06 X6 +C08 X8 +C10 X10 ・・・式(1) で表される2次非球面をベースとした高次非球面形状を
有する被検面の場合、被検面の形状誤差(設計値からの
幾何学的な形状誤差および面精度)を干渉計を用いて測
定する場合には、設計値通りの理想的なヌル波面が所定
の位置に形成されても、通常光は直進するために、所定
の位置から干渉計の光軸方向に、ある一定量だけ観測位
置を変位すれば、そのヌル波面は非球面の幾何学的な形
状を変えてしまう。具体的には、式(1)の各係数が設
計値から乖離することになる。
有する被検面の場合、被検面の形状誤差(設計値からの
幾何学的な形状誤差および面精度)を干渉計を用いて測
定する場合には、設計値通りの理想的なヌル波面が所定
の位置に形成されても、通常光は直進するために、所定
の位置から干渉計の光軸方向に、ある一定量だけ観測位
置を変位すれば、そのヌル波面は非球面の幾何学的な形
状を変えてしまう。具体的には、式(1)の各係数が設
計値から乖離することになる。
【0006】しかるに、被検面の方もそれと同じ量だけ
設計値から幾何学的な形状が乖離していれば、その被検
面を上述の一定量だけ変位した位置に設置することによ
り、いわゆる縞一色の干渉縞が得られてしまう。球面の
場合も同様の現象は生じているが、球面波の場合は、そ
の観測位置を変えてもあくまでも球面の形状は保たれる
点が大きく異なっている。
設計値から幾何学的な形状が乖離していれば、その被検
面を上述の一定量だけ変位した位置に設置することによ
り、いわゆる縞一色の干渉縞が得られてしまう。球面の
場合も同様の現象は生じているが、球面波の場合は、そ
の観測位置を変えてもあくまでも球面の形状は保たれる
点が大きく異なっている。
【0007】したがって、レフ減算により被検面の位置
が正確に確定できたとしても、こんどは所定の位置にお
けるヌル波面自身が設計形状から乖離していることが充
分予想され、ヌル波面そのものの校正も必要になってく
るという問題点があった。
が正確に確定できたとしても、こんどは所定の位置にお
けるヌル波面自身が設計形状から乖離していることが充
分予想され、ヌル波面そのものの校正も必要になってく
るという問題点があった。
【0008】本発明の目的は、非球面形状を正確に測定
できる非球面測定装置を提供することにある。
できる非球面測定装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
〜図3に対応づけて説明すると、請求項1に記載の発明
は、被測定物13に形成された被測定面13aの非球面
形状を測定する非球面形状測定装置に適用される。そし
て、参照光および測定光の相互干渉に基づく干渉縞を形
成する干渉計本体102と、干渉計本体102から射出
される波面を被測定面13aと略等しい形状の非球面波
10に変換するためのヌル素子2と、レフ原器面12a
の形状Rが別途校正されたレフ原器12と、ヌル素子2
を経由した非球面波10が照射される位置において被測
定物13およびレフ原器12を交換可能に保持するとと
もに、保持された被測定物13およびレフ原器12を非
球面波10の光軸X方向に移動可能とした保持装置3
と、保持装置3の光軸X方向の位置を測定する位置測定
装置7と、被測定物13が保持装置3により保持されて
いるときに、参照光および被測定面13aでの反射によ
り得た測定光の相互干渉による干渉縞から得られる被測
定面形状データD2と、レフ原器12が保持装置3によ
り保持されているときに、参照光およびレフ原器面12
aでの反射により得た測定光の相互干渉による干渉縞か
ら得られるレフ原器面形状データD1と、位置測定装置
7により測定された位置を介して得られる保持装置3に
保持された被測定面13aおよびレフ原器面12aの相
対位置偏差Lとを求めるとともに、レフ原器面12aの
形状Rおよび定数hをさらに用いることにより、被測定
面13aの形状「W=(D2−D1)+R+h×L」を
算出する演算装置200とを備えることにより上述の目
的が達成される。
〜図3に対応づけて説明すると、請求項1に記載の発明
は、被測定物13に形成された被測定面13aの非球面
形状を測定する非球面形状測定装置に適用される。そし
て、参照光および測定光の相互干渉に基づく干渉縞を形
成する干渉計本体102と、干渉計本体102から射出
される波面を被測定面13aと略等しい形状の非球面波
10に変換するためのヌル素子2と、レフ原器面12a
の形状Rが別途校正されたレフ原器12と、ヌル素子2
を経由した非球面波10が照射される位置において被測
定物13およびレフ原器12を交換可能に保持するとと
もに、保持された被測定物13およびレフ原器12を非
球面波10の光軸X方向に移動可能とした保持装置3
と、保持装置3の光軸X方向の位置を測定する位置測定
装置7と、被測定物13が保持装置3により保持されて
いるときに、参照光および被測定面13aでの反射によ
り得た測定光の相互干渉による干渉縞から得られる被測
定面形状データD2と、レフ原器12が保持装置3によ
り保持されているときに、参照光およびレフ原器面12
aでの反射により得た測定光の相互干渉による干渉縞か
ら得られるレフ原器面形状データD1と、位置測定装置
7により測定された位置を介して得られる保持装置3に
保持された被測定面13aおよびレフ原器面12aの相
対位置偏差Lとを求めるとともに、レフ原器面12aの
形状Rおよび定数hをさらに用いることにより、被測定
面13aの形状「W=(D2−D1)+R+h×L」を
算出する演算装置200とを備えることにより上述の目
的が達成される。
【0010】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0011】
【発明の実施の形態】図3は、本発明による非球面形状
測定装置の原理を示している。まず、図3(a)に示す
ように、測定ヌル波面10に対して、レフ原器12のレ
フ原器面12aを極力縞一色状態となるようにアライメ
ントする。このアライメント位置をユニークに決定する
ためには、この干渉縞情報に基づき、別途アライメント
誤差補正を行う必要がある。但し、このアライメント誤
差補正の演算データに基づいてレフ原器面12aを再ア
ライメントする必要はない。もちろん可能ならば再アラ
イメントしても良い。
測定装置の原理を示している。まず、図3(a)に示す
ように、測定ヌル波面10に対して、レフ原器12のレ
フ原器面12aを極力縞一色状態となるようにアライメ
ントする。このアライメント位置をユニークに決定する
ためには、この干渉縞情報に基づき、別途アライメント
誤差補正を行う必要がある。但し、このアライメント誤
差補正の演算データに基づいてレフ原器面12aを再ア
ライメントする必要はない。もちろん可能ならば再アラ
イメントしても良い。
【0012】説明の簡略化のために、図3(a)はユニ
ークに位置決めが完了した状態を表すものと仮定し、得
られた測定データをD1とおく。この時、D1=R−N
1と表すことができる。ここに、Rはレフ原器面12a
の形状を、N1はそのレフ原器面12aの形状に対して
ユニークに決定される位置での、測定ヌル波面形状を、
それぞれ表している。
ークに位置決めが完了した状態を表すものと仮定し、得
られた測定データをD1とおく。この時、D1=R−N
1と表すことができる。ここに、Rはレフ原器面12a
の形状を、N1はそのレフ原器面12aの形状に対して
ユニークに決定される位置での、測定ヌル波面形状を、
それぞれ表している。
【0013】次に、図3(b)に示すように、被検レン
ズ13の被検面13aに対して同様の干渉計測を行い、
得られた測定データをD2とおく。この時、D2=W−
N2と表すことができる。ここに、Wは被検面13aの
形状を、N2はその被検面13aの形状に対してユニー
クに決定される位置での測定ヌル波面形状を、それぞれ
表している。
ズ13の被検面13aに対して同様の干渉計測を行い、
得られた測定データをD2とおく。この時、D2=W−
N2と表すことができる。ここに、Wは被検面13aの
形状を、N2はその被検面13aの形状に対してユニー
クに決定される位置での測定ヌル波面形状を、それぞれ
表している。
【0014】以上得られた2個の測定状態間の光軸方向
の距離Lを別途計測する。なお、図3で示された距離L
と、測定距離(例えば後述する図2の検出装置7の出力
値)とは、レフ原器面と被測定面の乖離が大きくなる
程、誤差が大きくなる。それを簡便に補正するために
は、例えば、レフ原器面と被測定面の互いの設計形状か
ら、特願平9−20306号明細書の図3で提案された
ような、同一ホルダに対する頂点の光軸方向の変位量を
適用してもよいし、より正確にレフ原器面と被測定面の
位置関係を確定するためには、例えば特願平9−181
37号明細書で提案されたような、ヌル波面基準のゼロ
点を基準としても良い。ヌル素子がZPの場合は、特願
平9−20307号明細書で提案されたように、基準と
なる球面波の発生を可能とし、それを利用してもよい。
いずれの場合も、この値をさらに2箇所でのアライメン
ト誤差補正データにより補正する必要がある。
の距離Lを別途計測する。なお、図3で示された距離L
と、測定距離(例えば後述する図2の検出装置7の出力
値)とは、レフ原器面と被測定面の乖離が大きくなる
程、誤差が大きくなる。それを簡便に補正するために
は、例えば、レフ原器面と被測定面の互いの設計形状か
ら、特願平9−20306号明細書の図3で提案された
ような、同一ホルダに対する頂点の光軸方向の変位量を
適用してもよいし、より正確にレフ原器面と被測定面の
位置関係を確定するためには、例えば特願平9−181
37号明細書で提案されたような、ヌル波面基準のゼロ
点を基準としても良い。ヌル素子がZPの場合は、特願
平9−20307号明細書で提案されたように、基準と
なる球面波の発生を可能とし、それを利用してもよい。
いずれの場合も、この値をさらに2箇所でのアライメン
ト誤差補正データにより補正する必要がある。
【0015】この距離Lから、測定ヌル波面形状の変化
量ΔN=N2−N1が式(1)を用いて算出可能であ
る。より現実に即した関係を求めるためには、式(1)
において設計値の代りに実測値を用いればよい。さらに
は、予めΔNを実測してもよい。
量ΔN=N2−N1が式(1)を用いて算出可能であ
る。より現実に即した関係を求めるためには、式(1)
において設計値の代りに実測値を用いればよい。さらに
は、予めΔNを実測してもよい。
【0016】このΔNの性質としては、
【数2】 ΔN=h×L ・・・式(2) で表されるように、所定位置の近傍では、測定光軸方向
の位置に依存せず、Lの値のみで決定されるという性質
があり、D1のレフ原器面データの測定時に、レフ原器
12を測定光軸方向に走査させることにより、この測定
を行ってもよい。この実測定にも、アライメント誤差補
正が必要なことはいうまでもない。
の位置に依存せず、Lの値のみで決定されるという性質
があり、D1のレフ原器面データの測定時に、レフ原器
12を測定光軸方向に走査させることにより、この測定
を行ってもよい。この実測定にも、アライメント誤差補
正が必要なことはいうまでもない。
【0017】さて、以上得られた測定データに基づい
て、次式により被検面13aの面形状が算出可能とな
る。すなわち、
て、次式により被検面13aの面形状が算出可能とな
る。すなわち、
【数3】 W=(D2−D1)+R+h×L ・・・式(3) を用いて、被検面13aの面形状測定が可能となる。
【0018】なお、被検面13aに対するレフ原器面1
2aの形状差を意図的に極端に与える場合、もしくは測
定ヌル波面が被検面に対してヌル化されずに意図せず大
きな残存收差を含む場合、ユニークな位置決めを行うた
めには、その情報を前述したアライメント誤差補正に正
確に反映させる必要があることは言うまでもない。
2aの形状差を意図的に極端に与える場合、もしくは測
定ヌル波面が被検面に対してヌル化されずに意図せず大
きな残存收差を含む場合、ユニークな位置決めを行うた
めには、その情報を前述したアライメント誤差補正に正
確に反映させる必要があることは言うまでもない。
【0019】−非球面形状測定装置の一実施の形態− 以下、図1〜図3を用いて本発明による非球面形状測定
装置の一実施の形態について説明する。
装置の一実施の形態について説明する。
【0020】図1に示すように、本実施の形態の非球面
形状測定装置は干渉計100と、演算装置200と、ア
ライメント用のモニタ300とを備える。干渉計100
は光学系装置101と、干渉計本体102と、干渉計本
体102内に形成される干渉縞を撮像するための干渉縞
撮像装置(CCDカメラ)103とを備え、干渉縞撮像
装置103には演算装置200およびモニタ300がそ
れぞれ接続されている。
形状測定装置は干渉計100と、演算装置200と、ア
ライメント用のモニタ300とを備える。干渉計100
は光学系装置101と、干渉計本体102と、干渉計本
体102内に形成される干渉縞を撮像するための干渉縞
撮像装置(CCDカメラ)103とを備え、干渉縞撮像
装置103には演算装置200およびモニタ300がそ
れぞれ接続されている。
【0021】図2に示すように、光学系装置101は干
渉計本体102から射出された平面波が入射されるフィ
ゾーフラット1と、フィゾーフラット1を透過した光束
をヌル波面に変換するヌル素子(ヌルレンズ)2と、レ
フ原器12または被検レンズ13を保持するとともに、
干渉計100の測定光軸方向に移動させる保持機構3と
を備える。保持機構3は、レフ原器12あるいは被検レ
ンズ13を保持する保持部3aと、保持部3aに当接し
て保持部3aを支持する摺動部3bと、摺動部3bを干
渉計100の測定光軸Xに沿って摺動可能に支持するレ
ール部3cとからなる。摺動部3bをレール部3cに沿
って移動させることにより、保持部3aに保持されたレ
フ原器12または被検レンズ13を干渉計100の測定
光軸方向に摺動させることができる。
渉計本体102から射出された平面波が入射されるフィ
ゾーフラット1と、フィゾーフラット1を透過した光束
をヌル波面に変換するヌル素子(ヌルレンズ)2と、レ
フ原器12または被検レンズ13を保持するとともに、
干渉計100の測定光軸方向に移動させる保持機構3と
を備える。保持機構3は、レフ原器12あるいは被検レ
ンズ13を保持する保持部3aと、保持部3aに当接し
て保持部3aを支持する摺動部3bと、摺動部3bを干
渉計100の測定光軸Xに沿って摺動可能に支持するレ
ール部3cとからなる。摺動部3bをレール部3cに沿
って移動させることにより、保持部3aに保持されたレ
フ原器12または被検レンズ13を干渉計100の測定
光軸方向に摺動させることができる。
【0022】図2において、7は保持部3aの測定光軸
方向への変位を検出するための検出装置である。図2で
は、高精度測定のために通常良く用いられるレーザ測長
器が検出装置7として例示されている。検出装置(レー
ザ測長器)7は、測長用の周波数安定化レーザ光を発生
させるとともにビームスプリッタにより光束を参照光と
測定光とに分配し、2光束の干渉計信号を検出するため
の本体7aと、レフ原器12等に取り付けられ測定光を
反射させるためのミラー7bとを備える。
方向への変位を検出するための検出装置である。図2で
は、高精度測定のために通常良く用いられるレーザ測長
器が検出装置7として例示されている。検出装置(レー
ザ測長器)7は、測長用の周波数安定化レーザ光を発生
させるとともにビームスプリッタにより光束を参照光と
測定光とに分配し、2光束の干渉計信号を検出するため
の本体7aと、レフ原器12等に取り付けられ測定光を
反射させるためのミラー7bとを備える。
【0023】アッベ誤差を緩和させるために、検出装置
7の測長光束の光軸は干渉計100の測定光軸Xと一致
されている。また、偏心を測定するために、マスター原
器12あるいは被検レンズ13の裏面(図2において上
面)からの干渉測定光を使用する場合には、干渉計10
0の測定光軸Xを対称軸として振り分けた2箇所につい
て測長を行うようにしてもよい。
7の測長光束の光軸は干渉計100の測定光軸Xと一致
されている。また、偏心を測定するために、マスター原
器12あるいは被検レンズ13の裏面(図2において上
面)からの干渉測定光を使用する場合には、干渉計10
0の測定光軸Xを対称軸として振り分けた2箇所につい
て測長を行うようにしてもよい。
【0024】図2に示すように、干渉計本体102から
射出される平面波は、フィゾーフラット1に形成された
高精度参照面1aに垂直に入射され、干渉縞を形成させ
るための一方の測定波面(反射光)を発生させる。高精
度参照面1aを透過した測定光束は、ヌルレンズ2に入
射され、所定の位置で設計形状と略等価な非球面形状と
なる測定ヌル波面10を発生させる。
射出される平面波は、フィゾーフラット1に形成された
高精度参照面1aに垂直に入射され、干渉縞を形成させ
るための一方の測定波面(反射光)を発生させる。高精
度参照面1aを透過した測定光束は、ヌルレンズ2に入
射され、所定の位置で設計形状と略等価な非球面形状と
なる測定ヌル波面10を発生させる。
【0025】保持機構3に取り付けられたレフ原器12
または被検レンズ13からの反射光は、他方の測定波面
となり、フィゾーフラット1の高精度参照面1aにおい
て反射された一方の測定波面とともに干渉計本体102
に戻る。両者の測定波面は干渉計本体102内で干渉し
合い、形成された干渉縞は干渉縞撮像装置103により
撮像され、その撮像信号は演算装置200およびモニタ
300に出力される。
または被検レンズ13からの反射光は、他方の測定波面
となり、フィゾーフラット1の高精度参照面1aにおい
て反射された一方の測定波面とともに干渉計本体102
に戻る。両者の測定波面は干渉計本体102内で干渉し
合い、形成された干渉縞は干渉縞撮像装置103により
撮像され、その撮像信号は演算装置200およびモニタ
300に出力される。
【0026】演算装置200は、撮像装置103からの
信号を受けて、形状測定のための演算を行う。演算装置
200は、干渉計本体102内の干渉縞撮像装置103
からの画像情報を光路差データに変換し、被検面13a
の形状誤差を算出する。
信号を受けて、形状測定のための演算を行う。演算装置
200は、干渉計本体102内の干渉縞撮像装置103
からの画像情報を光路差データに変換し、被検面13a
の形状誤差を算出する。
【0027】モニタ300は干渉縞自体の映像を表示
し、モニタ300の画像はレフ原器12および被検レン
ズ13の位置を調整する際に用いられる。すなわち、レ
フ原器12および被検レンズ13の位置調整により極力
縞一色状態とする際に、モニタ300の画像を見ながら
保持機構3を操作する。
し、モニタ300の画像はレフ原器12および被検レン
ズ13の位置を調整する際に用いられる。すなわち、レ
フ原器12および被検レンズ13の位置調整により極力
縞一色状態とする際に、モニタ300の画像を見ながら
保持機構3を操作する。
【0028】以上のように構成された本実施の形態の非
球面形状測定装置を用いて、被検レンズ13の被検面1
3aの形状を測定する場合の手順の一例について、図2
および図3を用いて説明する。
球面形状測定装置を用いて、被検レンズ13の被検面1
3aの形状を測定する場合の手順の一例について、図2
および図3を用いて説明する。
【0029】まず、極力縞一色となる位置にレフ原器1
2がセットされるように、保持機構3を調節する。この
際、レフ原器12の反射面12aに測定ヌル波面が極力
垂直に入射するよう(縞一色となる)ように、モニタ3
00を見ながら保持機構3を調整する。このときの干渉
縞に基づき、レフ原器面データとなる上述のD1が演算
装置200により算出され、演算装置200内に記憶さ
れる。また、このときの検出装置7の測長値がレフ原器
12の位置として演算装置200に記憶される。
2がセットされるように、保持機構3を調節する。この
際、レフ原器12の反射面12aに測定ヌル波面が極力
垂直に入射するよう(縞一色となる)ように、モニタ3
00を見ながら保持機構3を調整する。このときの干渉
縞に基づき、レフ原器面データとなる上述のD1が演算
装置200により算出され、演算装置200内に記憶さ
れる。また、このときの検出装置7の測長値がレフ原器
12の位置として演算装置200に記憶される。
【0030】次に、保持機構3からレフ原器12を取り
外し、被検レンズ13を保持機構3にセットする。レフ
原器12の位置調整と同様、保持機構3を操作すること
により被検レンズ13を測定光軸X方向に移動させ、極
力縞一色状態となる位置に調節する。このときの干渉縞
に基づき、被検面データとなる上述のD2が演算装置2
00により算出され、演算装置200内に記憶される。
また、このときの検出装置7の測長値から上述のレフ原
器12の位置を表す測長値から減算し、上述のLが算出
される(図3参照)。算出されたLは演算装置200に
記憶される。
外し、被検レンズ13を保持機構3にセットする。レフ
原器12の位置調整と同様、保持機構3を操作すること
により被検レンズ13を測定光軸X方向に移動させ、極
力縞一色状態となる位置に調節する。このときの干渉縞
に基づき、被検面データとなる上述のD2が演算装置2
00により算出され、演算装置200内に記憶される。
また、このときの検出装置7の測長値から上述のレフ原
器12の位置を表す測長値から減算し、上述のLが算出
される(図3参照)。算出されたLは演算装置200に
記憶される。
【0031】なお、レフ原器12に代えて被検レンズ1
3を保持機構3にセットすると、測定データが安定する
までに時間を要するのが一般的であり、その判断のため
にアライメント誤差補正が必要となる。一旦、測定デー
タが安定すれば、採用する測定データに対応した被検面
13aの光軸方向位置を演算器にフィードバックさせ、
第1の被検レンズの形状測定を完了させる。
3を保持機構3にセットすると、測定データが安定する
までに時間を要するのが一般的であり、その判断のため
にアライメント誤差補正が必要となる。一旦、測定デー
タが安定すれば、採用する測定データに対応した被検面
13aの光軸方向位置を演算器にフィードバックさせ、
第1の被検レンズの形状測定を完了させる。
【0032】以上のようにして算出されたD1、D2お
よびLと、校正されたレフ参照形状Rとを上述の式
(3)に代入する演算を演算装置200において行い、
被検面13aの面形状Wを求める。ここで、式(3)に
おけるhの値は演算装置200により予め、あるいは事
後に算出されるが、hを算出するために被検面13の設
計値形状を用いることができる。より正確なhの値を算
出するため、校正されたレフ原器面12aの形状を用い
てもよいし、レフ原器12を光軸X方向に移動させたと
きのデータに基づいて、別途、上述のΔNを求めてもよ
い。
よびLと、校正されたレフ参照形状Rとを上述の式
(3)に代入する演算を演算装置200において行い、
被検面13aの面形状Wを求める。ここで、式(3)に
おけるhの値は演算装置200により予め、あるいは事
後に算出されるが、hを算出するために被検面13の設
計値形状を用いることができる。より正確なhの値を算
出するため、校正されたレフ原器面12aの形状を用い
てもよいし、レフ原器12を光軸X方向に移動させたと
きのデータに基づいて、別途、上述のΔNを求めてもよ
い。
【0033】このように、被検面13aの非球面形状が
レフ原器面12aからの形状誤差として算出されるが、
レフ原器面12aの校正は、被検面13aによる干渉計
測の前後を問わない。すなわち、予めレフ原器面12a
の校正を行っておいてもよいし、被検面13aの干渉計
測後に校正を行ってもよい。
レフ原器面12aからの形状誤差として算出されるが、
レフ原器面12aの校正は、被検面13aによる干渉計
測の前後を問わない。すなわち、予めレフ原器面12a
の校正を行っておいてもよいし、被検面13aの干渉計
測後に校正を行ってもよい。
【0034】以降、同様の手順で、第2、第3の被検レ
ンズ13を測定して行く。なお、ヌル素子としては、ヌ
ルレンズの代りに、ゾーンプレートで代表される回折格
子型ヌル素子を用いてもよい。レフ原器面12aの形状
として、被検面13と同一形状のもの(被検面13の設
計値形状と同一形状となるように作製されたもの)を用
いてもよい。この場合には、Lは0に近い値を取ること
になる。
ンズ13を測定して行く。なお、ヌル素子としては、ヌ
ルレンズの代りに、ゾーンプレートで代表される回折格
子型ヌル素子を用いてもよい。レフ原器面12aの形状
として、被検面13と同一形状のもの(被検面13の設
計値形状と同一形状となるように作製されたもの)を用
いてもよい。この場合には、Lは0に近い値を取ること
になる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、被測定面の形状Wを
「W=(D2−D1)+R+h×L」の式により算出す
るので、被測定面の非球面形状を正確に測定できる。
「W=(D2−D1)+R+h×L」の式により算出す
るので、被測定面の非球面形状を正確に測定できる。
【図1】本発明による非球面測定装置の一実施の形態を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図2】図1に示す実施の形態の非球面測定装置の光学
系装置を示す図。
系装置を示す図。
【図3】本発明の原理を説明する図。
2 ヌル素子 3 保持機構 7 検出装置 10 測定ヌル波面 12 レフ原器 12a レフ原器面 13 被検レンズ 13a 被検面 102 干渉計本体 200 演算装置
Claims (1)
- 【請求項1】 被測定物に形成された被測定面の非球面
形状を測定する非球面形状測定装置において、 参照光および測定光の相互干渉に基づく干渉縞を形成す
る干渉計本体と、 前記干渉計本体から射出される波面を前記被測定面と略
等しい形状の非球面波に変換するためのヌル素子と、 レフ原器面の形状Rが別途校正されたレフ原器と、 前記ヌル素子を経由した前記非球面波が照射される位置
において前記被測定物および前記レフ原器を交換可能に
保持するとともに、保持された前記被測定物および前記
レフ原器を前記非球面波の光軸方向に移動可能とした保
持装置と、 前記保持装置の前記光軸方向の位置を測定する位置測定
装置と、 前記被測定物が前記保持装置により保持されているとき
に、前記参照光および前記被測定面での反射により得た
測定光の相互干渉による干渉縞から得られる被測定面形
状データD2と、前記レフ原器が前記保持装置により保
持されているときに、前記参照光および前記レフ原器面
での反射により得た測定光の相互干渉による干渉縞から
得られるレフ原器面形状データD1と、前記位置測定装
置により測定された位置を介して得られる前記保持装置
に保持された前記被測定面および前記レフ原器面の相対
位置偏差Lとを求めるとともに、前記レフ原器面の形状
Rおよび定数hをさらに用いることにより、前記被測定
面の形状「W=(D2−D1)+R+h×L」を算出す
る演算装置とを備えることを特徴とする非球面形状測定
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9020610A JPH10221031A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 非球面形状測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9020610A JPH10221031A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 非球面形状測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10221031A true JPH10221031A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12032043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9020610A Pending JPH10221031A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | 非球面形状測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10221031A (ja) |
-
1997
- 1997-02-03 JP JP9020610A patent/JPH10221031A/ja active Pending
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