JPH10221771A - 磁気記録部付フィルムを使用するカメラ - Google Patents

磁気記録部付フィルムを使用するカメラ

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JPH10221771A
JPH10221771A JP9023767A JP2376797A JPH10221771A JP H10221771 A JPH10221771 A JP H10221771A JP 9023767 A JP9023767 A JP 9023767A JP 2376797 A JP2376797 A JP 2376797A JP H10221771 A JPH10221771 A JP H10221771A
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JP
Japan
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film
frame
magnetic recording
signal
magnetic head
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JP9023767A
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English (en)
Inventor
Junichi Ito
順一 伊藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気記録データの存在するフレームと存在しな
いフレームとを確実に検出することのできる磁気記録部
付フィルムを使用するカメラを提供すること。 【解決手段】フィルムカートリッジ1から送り出された
磁気記録部付のフィルム2の磁性体の磁化状態に応じ
て、磁気ヘッド3により信号が読取られて増幅回路5及
びエンベロープ検出回路6より成る再生回路4で所定の
エンベロープ信号が生成されて、平均値測定部8に供給
される。また、位置検出部7の出力に基いて、平均値測
定部8にて、磁気ヘッド3が記録領域に存在する時とし
ない時の2つの平均値が求められる。そして、比較部9
で平均値の比較結果により、露光フレームと未露光フレ
ームが判定され、この判定結果に基いて給送部10の制
御がなされ、フイルム2の走行が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、途中まで撮影さ
れたフィルムカートリッジが装填された時にフィルム上
に記録された磁気情報の有無を検出して未露光のフレー
ムを検出する磁気記録部付フィルムを使用するカメラに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、フィルムの交換が便利なフィ
ルムカートリッジ式のカメラシステムが多く提案されて
いる。磁気記録領域を有するフィルムのカートリッジフ
ィルムを使用したカメラに於いても、通常、フィルム上
に記録された磁気情報の再生信号の振幅はフィルム速度
に比例するが、カメラに於けるフィルム給送時のフィル
ム移動速度は安定しないことが多く、従ってその再生信
号の振幅も安定しない。
【0003】また、フィルム上に形成された磁気層は、
撮影上の不具合とならないために実質的にほぼ透明に近
く作られているので、その再生信号の振幅も大きくな
い。また、カメラ本体に設けられたモータは駆動時に回
路に有害なノイズを発するので、フィルム上に磁気記録
された情報を良好なS/N比で再生することは難しい。
【0004】そこで、このような再生信号を確実に検出
する為に、再生時の条件に合わせて、再生回路のアンプ
ゲインの変更や、ノイズ除去の為のフィルムの特性変
更、或いはフィルム給送速度の変更等を行って対応した
従来技術もあった。
【0005】例えば、特開平5−88247号公報に
は、磁気記録情報が再生不可能な場合にフィルム給送速
度を変えて再度再生できるカメラが開示されている。ま
た、特開平5−204037号公報には、フィルム給送
速度に追従してノイズの低減が可能なフィルタを備えて
再生能力改善をめざしたカメラが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁気記
録領域を有するフィルムを利用した上記のような従来の
カメラでは、フィルム給送速度の制御や発生ノイズの軽
減に関する改良にもかかわらず、磁気記録データが存在
するフレーム(すなわち画面)と、該データが存在しな
いフレームとの正確な検出はまだ困難である。したがっ
て、磁気記録領域を有する、例えばIX240カートリ
ッジフィルム等を自由自在に交換するような撮影運用形
態に於いては、特に途中まで撮影済みのフィルムカート
リッジが装填された際に、露光済/未露光のフレームの
判別を迅速に行って、正確且つ確実に未露光フレームを
探し出し、新たな撮影動作のために即応することには、
まだ、その速さと精度に於いて課題を有していた。
【0007】この発明は上述した課題に鑑みてなされた
ものであり、磁気記録データの存在するフレームと存在
しないフレームとを確実に検出することのできる磁気記
録部付フィルムを使用するカメラを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、磁
気記録部付フィルムの該磁気記録部を、露光開口部に対
応して磁化される磁化領域と磁化されない非磁化領域と
に分けて、上記2つの領域の磁化状態を検出する磁化状
態検出手段と、複数回検出された上記磁化領域の平均値
及び複数回検出された上記非磁化領域の平均値を算出し
て、それらを比較し、各フレームの露光状態を検出する
露光状態検出手段と、上記フィルムが露光状態のフレー
ムと非露光状態のフレームの両方を有している際に、露
光状態のフレームの次に存在する未露光フレームを上記
露光開口部に設定するフィルム給送手段とを具備したこ
とを特徴とする。
【0009】またこの発明は、フィルムに設けられた磁
気記録部から磁化情報を検出する磁気ヘッドと、この磁
気ヘッドからの磁化情報に基いて上記磁気記録部の磁化
状態に応じた信号を出力する磁化状態信号出力手段と、
上記磁気記録部に於いて、上記露光開口部に対応して磁
化される磁化領域が上記磁気ヘッドを通過するのか、磁
化されない非磁化領域が上記磁気ヘッドを通過するのか
を検出する領域位置検出手段と、この領域位置検出手段
からの出力に基いて、上記磁化領域及び上記非磁化領域
に対応する上記磁化状態信号出力手段からの出力の各平
均値を算出する平均値算出手段と、上記2つの平均値を
比較して、フィルム上の撮影駒が磁気記録されたか否か
を判定する磁気記録有無判定手段とを具備したことを特
徴とする。
【0010】この発明の磁気記録部付フィルムを使用す
るカメラにあっては、磁気記録部付フィルムの該磁気記
録部が、露光開口部に対応して磁化される磁化領域と磁
化されない非磁化領域とに分けられ、上記2つの領域の
磁化状態が磁化状態検出手段により検出される。そし
て、複数回検出された上記磁化領域の平均値及び複数回
検出された上記非磁化領域の平均値が、露光状態検出手
段により算出されて、それらが比較されて各フレームの
露光状態が検出される。上記フィルムが露光状態のフレ
ームと非露光状態のフレームの両方を有している際に、
露光状態のフレームの次に存在する未露光フレームが、
フィルム給送手段によって上記露光開口部に設定され
る。
【0011】また、この発明の磁気記録部付フィルムを
使用するカメラにあっては、磁気ヘッドによってフィル
ムに設けられた磁気記録部から磁化情報が検出される。
そして、上記磁気ヘッドからの磁化情報に基いて、上記
磁気記録部の磁化状態に応じた信号が磁化状態信号出力
手段から出力される。また、上記磁気記録部に於いて、
上記露光開口部に対応して磁化される磁化領域が上記磁
気ヘッドを通過するのか、磁化されない非磁化領域が上
記磁気ヘッドを通過するのかが、領域位置検出手段で検
出される。この領域位置検出手段からの出力に基いて、
上記磁化領域及び上記非磁化領域に対応する上記磁化状
態信号出力手段からの出力の各平均値が平均値算出手段
にて算出される。そして、磁気記録有無判定手段によ
り、上記2つの平均値が比較されて、フィルム上の撮影
駒が磁気記録されたか否かが判定される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。図1は、この発明の磁気
記録部付フィルムを使用するカメラの概念を示す構成図
である。
【0013】図1に於いて、フィルムカートリッジ1に
は磁気記録部付のフィルム2が巻回されている。磁気ヘ
ッド3は、このフィルム2が送り出されたときに、該フ
ィルム2に接触するように配置されている。磁気ヘッド
3から出力される信号は、再生回路4へ入力される。こ
の再生回路4は、増幅回路5とエンベロープ検出回路6
より構成されている。
【0014】また、上記フィルム2の近傍には位置検出
部7が配置されている。そして、この位置検出部7の出
力と再生回路4の出力が平均値測定回路8へ入力され
る。そして、この平均値測定部8の出力は、比較部9を
介して給送部10に供給される。
【0015】このような構成に於いて、フィルムカート
リッジ1から磁気記録部付のフィルム2が送り出され
る。このフィルム2の磁性体の磁化状態に応じて、磁気
ヘッド3により信号が読取られて再生回路4内の増幅回
路5に入力される。増幅回路5で所定の大きさに増幅さ
れた信号は、エンベロープ検出回路6より所定のエンベ
ロープ信号が生成されて、平均値測定部8に供給され
る。
【0016】一方、位置検出部7は磁気ヘッド3がフィ
ルム2の記録領域に存在するか否かを判定するためのも
ので、その出力は平均値予測部8に供給される。上記位
置検出部7の出力に基いて、平均値測定部8では、磁気
ヘッド3が記録領域にある時の再生回路4の出力の第1
の平均値と、磁気ヘッド3がフイルム2の記録領域に存
在しない時の再生回路4の出力の第2の平均値とが求め
られる。
【0017】この2つの平均値は比較部9へ入力され
る。ここで、比較部9に於いて、上記第1及び第2の平
均値の比較が行われ、これによって磁気記録が存在する
フレーム(露光フレーム)と存在しないフレーム(未露
光フレーム)の判定が行われる。そして、この判定結果
に基いて、給送部10の制御がなされ、フイルム2の走
行が制御される。
【0018】図2(a)は、この発明に係る磁気記録部
付フィルムを使用するカメラの一実施形態を示すブロッ
ク構成図である。図2(a)に於いて、マイクロコンピ
ュータ12はカメラの動作を制御する中枢である。この
マイクロコンピュータ12には、カメラの基本的制御や
動作するために必要なモータやセンサ、及び各メカニズ
ムがそれぞれの回路を介して図示のように接続されてい
る。
【0019】すなわち、マイクロコンピュータ12に
は、被写体までの距離を測定する測距回路13と、被写
体の輝度を測定する測光回路14と、焦点調整回路15
と、シャッタ/絞り制御回路16と、表示回路17と、
EEPROM18と、時計回路19とから成る自動カメ
ラの基本的な制御用回路と、モータ駆動回路20と、記
録/再生回路21と、信号処理回路22と、バーコード
検出回路23とが接続されている。
【0020】更に、マイクロコンピュータ12には、パ
ワースイッチ(POWER−SW)、リワインドスイッ
チ(RW−SW)、パトローネスイッチ(PT−SW)
及びレリーズスイッチ(REL−SW)が接続されてい
る。
【0021】パワースイッチ(POWER−SW)はカ
メラの電源システムに連動したメインスイッチであり、
このスイッチがオンされている間は本カメラはマイクロ
コンピュータ12の制御下で動作可能となる。また、リ
ワインドスイッチ(RW−SW)は、撮影途中のフィル
ムをフィルムカートリッジへ巻戻す場合、ユーザにより
手動操作されるスイッチである。
【0022】上記レリーズスイッチ(REL−SW)は
焦点調整動作と露出動作を開始させるためのスイッチで
ある。更に、パトローネスイッチ(PT−SW)は、フ
ィルムカートリッジの有無を検出するためのスイッチで
ある。このパトローネスイッチ(PT−SW)は、カメ
ラ本体にフィルムカートリッジが装填されている場合は
オンされ、一方、該カートリッジが非装填の場合は常に
オフの状態が維持される。
【0023】マイクロコンピュータ12では、後述する
プログラムに基いて、これらのスイッチがオンされたこ
とが入力ポートより検出される。それと同時に、フィル
ム2の「送り出し動作」が、モータ駆動回路20に指令
されて、フィルム給送用モータ24を介してフィルム駆
動機構25に行わせて、該カートリッジ交換機能の自動
化が図られている。
【0024】また、マイクロコンピュータ12では、上
記測距回路13より得られた距離情報に基いて、焦点調
整回路15を制御して焦点調整動作が行われる。更に、
測光回路14より得られた輝度情報に基いて、シャッタ
/絞り制御回路16を制御してフィルム2が露出され
る。
【0025】上記表示回路17は露出に関する情報やフ
ィルムのフレーム数等を表示するものであり、EEPR
OM18には各種の制御パラメータが記憶されている。
更に、時計回路19は磁気記録に必要な「年」、
「月」、「日」、「時」、「分」の情報を発生する回路
である。
【0026】上記モータ駆動回路20は、フィルム給送
用モータ24を介してフィルム駆動機構25と結合され
ている。このフィルム駆動機構25は、フィルムカート
リッジ1と、フィルム巻取り用のスプール27とを駆動
する。
【0027】フィルム2は、フィルムカートリッジ1内
の図示されないスプールの回転によって、該フィルムカ
ートリッジ1の外へ送り出される。この送り出し動作
は、フィルム給送用モータ24と、この駆動により上記
スプールを回転させる後述するギヤ列41、被駆動ギヤ
53、フォーク部材56等から成る駆動機構とにより行
われる。上記フィルム給送用モータ24の駆動力は、同
時にスプール27にも伝達されており、送り出されたフ
ィルム2がスプール27に伝達すると、このスプール2
7に巻取られるようになっている。
【0028】また、フィルムカートリッジ1からフィル
ム2が送り出されると、このフィルムカートリッジ1の
送り出しの周速V1と、スプール27でフィルム2を巻
取る際の周速V2とは、V1<V2という関係にあるの
で、フィルム2がスプール27に巻付いてからはスプー
ル27によりフィルム給送される。
【0029】尚、このフィルム給送用モータ24は、モ
ータ駆動回路20によって駆動されるが、この駆動制御
は後述する所定のプログラムを実行するマイクロコンピ
ュータ12によって統括的に制御されている。
【0030】上記フィルムカートリッジ1とスプール2
7間に給送されるフィルム2の近傍には、記録/再生回
路21に接続された磁気ヘッド28と、信号処理回路に
接続されたフォトリフレクタ(PR1)29、フォトリ
フレクタ(PR2)30及びフォトインタラプタ(P
I)32が、それぞれ配置されている。
【0031】上記フォトリフレクタ29及び30の出力
信号により、マイクロコンピュータ12はフィルム2の
パーフォレーション(図示せず)を検出することができ
る。そして、この出力信号に基いてマイクロコンピュー
タ12では、フィルム2の停止位置が検出される。ま
た、上記出力信号は、フィルム2へ磁気記録する際に必
要なタイミング信号の1つともなる。
【0032】また、上記磁気ヘッド28は、記録/再生
回路21により駆動されるもので、フィルム中の磁性体
へのデータ記録や記録済みデータの再生に使用される。
この磁気ヘッド28の再生信号は、記録/再生回路21
によってマイクロコンピュータ12が検出可能な信号に
変換された後、該マイクロコンピュータ12に供給され
る。
【0033】上記フォトインタラプタ32とフィルム2
の近傍には、フィルム2の移動に連動して回転する所定
のスリットが形成された円板31が設けられている。上
記フォトインタラプタ32は、この円板31の回転速度
に応じてアナログ信号を発生する。このアナログ信号
は、信号処理回路22によりデジタルパルス化された
後、マイクロコンピュータ12に入力される。つまり、
マイクロコンピュータ12は、フォトインタラプタ32
で発生される信号に基いて、フィルム2の移動量と移動
速度を検出できる。
【0034】したがって、マイクロコンピュータ12で
は、フィルム駆動中にフォトインタラプタ32の信号よ
り移動速度が算出されて磁気記録の記録周波数が決定さ
れる。そして、この周波数に基いて、記録/再生回路2
1へ駆動信号が出力される。
【0035】フィルムカートリッジ1上には、このカー
トリッジ1内のスプール軸(図示せず)の回転に連動す
る円板33が設けられており、この円板33上には図示
されるようなバーコードが印刷されている。このバーコ
ードには、当該フィルムやフィルムカートリッジの特性
に関する情報がコード化されて記録されている。よっ
て、このバーコードが判別されることにより、当該フィ
ルムの感度情報、撮影駒数情報及びネガ/ポジ情報等が
入手可能となる。
【0036】また、その初期位置によっては、フィルム
2の露光状態も検出可能である。フィルム2の露光状態
はインジケータによってユーザへ表示される。図2
(b)は、図2(a)に示されたフィルムカートリッジ
1を反対方向から表した図である。図2(b)に示され
るように、インジケータ35は、スプール軸に連動して
回転するもので、このインジケータ35は円板33と対
向するカートリッジの面に存在して4つの状態を表すこ
とができる。フィルムカートリッジ1の裏面に形成され
た4つ特徴的な形状の窓36a、36b、36c、36
dは、それぞれ「未露光」、「部分露光」、「全露
光」、「現像完了」を示している。そして、4つの窓3
6a〜36dの何れに上記インジケータ35が位置して
るかにより、当該フィルムの露光状態が判別できる。
【0037】上記バーコードに記録された情報の読出し
は、上記スプールに固定された円板33がフィルム2の
送り出し方向とは逆方向に回転されながらフォトセンサ
34にて検出されることにより行われる。フォトセンサ
34は、円板33上に光を投光し、その反射光を受光す
るフォトリフレクタ(PR)により構成される。これに
より、バーコードの有無によって生じる反射光量の変化
が検出される。
【0038】バーコード検出回路23では、上記フォト
センサ34のアナログ出力がデジタルパルス化されて、
マイクロコンピュータ12に供給される。マイクロコン
ピュータ12では、このデジタルパルスが解読されて上
述した情報が判別される。
【0039】ここで、図3を参照して、上述したフィル
ム駆動機構25の機械的構成について説明する。このフ
ィルム駆動機構25は、フィルム巻取り軸(以下スプー
ルと記す)38と巻戻し軸39を駆動する単一の駆動源
のフィルム給送用モータ(M)24を有し、更にこのフ
ィルム給送用モータ24とスプール38とを連結するギ
ヤ列40と、この該モータ24と巻戻し軸39とを連結
するギヤ列41を有している。
【0040】前者のギヤ列40は後者のギヤ列41より
ギヤ比が低く設定され、スプール38によるフィルム巻
取り速度が、巻戻し軸39によってカートリッジ(図示
せず)からの送出速度より速く設定されている。
【0041】ギヤ列40は、ワンウェイクラッチ42
と、ギヤ43、44、45とから構成されている。上記
ワンウェイクラッチ42は、フィルム巻取り時にフィル
ム給送用モータ24の駆動力を、ギヤ46及びギヤ4
5、44、43を介してスプール38に伝達し、また、
フィルムがスプール38から離れる際は該モータ24の
駆動力をスプール38に伝達しないように働く。
【0042】これに対し、上記ギヤ列41は、ギヤ、4
7、48と、ギヤ49と、太陽ギヤ50及び遊星ギヤ5
1から成る遊星レバー52を有しており、該遊星ギヤ5
1に噛合する太陽ギヤ50にモータ24の駆動力が伝達
される。また、遊星ギヤ51により駆動される被駆動ギ
ヤ53、54が先方に2つ設けられており、モータ24
の回転方向により遊星ギヤ51が被駆動ギヤ53、54
の何れかに噛合するかが決定される。
【0043】一方の被駆動ギヤ53は、ワンウェイクラ
ッチ55を介して巻戻し軸39としてフォーク部材56
を駆動する。フィルムカートリッジからフィルムを送出
するためのこのモータ24の駆動力が被駆動ギヤ53に
伝達されると、上記ワンウェイクラッチ55が被駆動ギ
ヤ53とフォーク部材56とを連結し、フィルムをカー
トリッジから送出する。しかし、この送出速度より速く
フィルムがカートリッジ外へ引っ張られた場合は、ワン
ウェイクラッチ55の連結が断たれて、引張力は被駆動
ギヤ53に伝達されない。
【0044】また、他方の被駆動ギヤ54は、ギヤ列5
7を介してフォーク部材26に連結されていて、この伝
達機構は巻戻しの為のモータ14の駆動力が遊星ギヤ1
8bに伝達された際に機能する。
【0045】次に、上述のように構成されたカメラのフ
ィルム給送部に於けるフィルムの「送り出し」、そして
通常撮影時の「巻上げ」及び「巻戻し」の動作について
説明する。
【0046】いま、フィルム給送用モータ24がフィル
ム送り出しのために一方向に回転されると、この回転に
よってギヤ列40が駆動されてスプール38が駆動され
る。これと共に、ギヤ列41が駆動され、遊星ギヤ51
と被駆動ギヤ53が噛合され、巻戻し軸39を介してフ
ォーク部材56が回動される。これにより、フィルムが
送り出される。
【0047】フィルムが送り出されて、スプール38に
巻取られて「送り出し」が完了すると、上述したよう
に、スプール38の巻取り速度(V2)の方が巻戻し軸
39の送り出し速度(V1)より速いので(V1<V
2)、被駆動ギヤ53とフォーク部材56とは、その間
に存在するワンウェイクラッチ55による連結が断たれ
た状態となり、その結果、フォーク部材55のみが回転
される。通常の撮影後の「巻上げ」時にも、同様な動作
によりフォーク部材56が回転される。
【0048】また、「巻戻し」の場合は、上記フィルム
給送用モータ24は、上述した巻取り及び巻上げとは反
対の方向に回転されると、被駆動ギヤ43に伝達された
駆動力は、上記ワンウェイクラッチ42によって被駆動
ギヤ43とスプール38との連結が断絶された状態とな
る。したがって、スプール38は回転されない。
【0049】一方、上記フィルム給送用モータ24が上
述した巻取り(送り出し)時と反対方向に回転される
と、遊星ギヤ51と被駆動ギヤ54とが噛合される。こ
れにより、上記モータ24からギヤ列41の遊星ギヤ5
1に伝達された駆動力は被駆動ギヤ54に伝達される。
そして、更に、ギヤ列57を介してフォーク部材56が
巻戻し方向に回転される。このフォーク部材56の回転
によって、フィルムが巻戻される。
【0050】図4は、上記記録/再生回路21及びその
周辺部の詳細な回路構成を示した図である。記録/再生
回路21は、周知の磁気ヘッドの駆動回路21a及び再
生回路21bとで構成されている。
【0051】磁気ヘッド28の駆動回路21aは、それ
ぞれ直列接続されたトランジスタQ1、Q2及びQ3、
Q4と、それぞれのトランジスタのベースに接続された
制限抵抗Rb1、Rb2、Rb3、Rb4と、磁気ヘッ
ド28に流れる電源を制限するために設けられた抵抗R
1とにより構成される。
【0052】磁気ヘッド28側へ流れる電流は、マイク
ロコンピュータ12の出力ポートP−MG(+)及びP
−MG(−)により制御される。例えば、図示された
(+)方向へ電流を流すには、P−MG(+)の電源が
ローレベル(Low)からハイレベル(High)へ設
定されれば良い。その結果、制限抵抗Rb2及びRb3
へ流れる電流によってトランジスタQ2、Q3がオンさ
れる。これにより、図4に破線で示される方向へ電流が
流れて、磁気ヘッド28が接しているフィルム上の磁性
体は所定方向へ磁化され記録される。
【0053】尚、図4に破線で表される方向とは逆方向
へ電流を流す場合は、P−MG(−)の電圧をLowか
らHighへ設定すれば良い。また、磁気ヘッド28へ
電流を流さない場合、或いは磁気ヘッド28よりフィル
ム上のデータを再生する場合は、P−MG(+)及びP
−MG(−)はLowに設定する。
【0054】再生回路21bは、磁気ヘッド28の出力
信号をマイクロコンピュータ12内のA/Dコンバータ
12aが検出可能な信号に変換するためのものである。
この再生回路21bは、マイクロコンピュータ12の出
力ポートP−CIRENにより制御される。P−CIR
ENがHighからLowへ設定されると、抵抗Rb5
の電流によってトランジスタQ5がオンされ、動作可能
となる。
【0055】再生回路21bは、オペアンプOP1、ダ
イオードD11、抵抗R11により構成される周知のバ
イアス回路を有している。このバイアス回路により、発
生されたバイアス電圧が、後述する差動増幅器、非反転
増幅器、半波整流回路へ供給される。
【0056】差動増幅器は、オペアンプOP2と、抵抗
R21、R22、R23、R24と、それぞれ抵抗R2
2、R23に並列接続されたコンデンサC21、C22
により構成されるもので、これにより磁気ヘッド28の
再生信号が増幅される。しかし、この1段の差動増幅器
だけでは必要なレベルまで再生信号を増幅することは難
しい。
【0057】そこで、この差動増幅器の後段に、オペア
ンプOP3と、抵抗R31、R32、R33と、コンデ
ンサC31、C32、C33により、非反転増幅器が構
成されて接続されている。この非反転増幅器により、差
動増幅器の出力は更に増幅される。
【0058】例えば、IX240カートリッジフィルム
の磁気情報を再生するためには、増幅器の増幅率は80
〜100[dB]程度必要である。必要な増幅率は、磁
気ヘッドの感度、再生を行なう際のフィルム速度、マイ
クロコンピュータのA/Dコンバータの入力範囲を考慮
して決定される。また、増幅可能な信号の周波数帯域
は、磁気情報の記録密度と再生を行う際のフィルム速度
を考慮して決定される。
【0059】上記非反転増幅器の後段には、オペアンプ
OP4、抵抗R41、R42、R43と、ショットキー
バリアダイオードD41、D42により構成される半波
整流回路が接続されている。
【0060】この半波整流回路で半波整流された再生信
号は、オペアンプOP5により構成される電圧フォロワ
により、インピーダンス変換される。電圧フォロワの出
力には、抵抗R51及びコンデンサC51が並列に接続
されている。これら抵抗R51及びコンデンサC51に
より定まる時定数を適切に決定することにより、再生信
号のエンベロープ信号が形成できる。
【0061】図5は、図4の再生回路21bを動作させ
た時の各部位(OUT1、OUT2、OUT3)の信号
を示した図である。図5(a)は、フィルムの磁化状態
を示したもので、記録エリアには「0」、「1」、
「0」、「1」が表されているものとする。
【0062】図5(b)は、図4の非反転増幅器の出力
OUT1の信号の動作を説明するタイミングチャートで
ある。この出力OUT1には、磁気ヘッド28の出力が
増幅されて現れる。磁気ヘッド28の出力は、オペアン
プOP1から出力されるバイアス電圧(Vbias)を基準
に増幅される。フィルム上の記録エリアが磁気ヘッド2
8と摺動されると、フィルムの磁化状態に応じた再生信
号がOUT1に現れる。磁気ヘッド28が記録エリアに
存在しない時は、出力OUT1には主に増幅器が発生す
るノイズ信号が現れている。
【0063】図5(c)は、図4の半波整流回路の出力
OUT2に於ける信号の動作を説明するタイミングチャ
ートである。この半波整流回路の出力OUT2には、該
半波整流回路により上記出力OUT1のVbias以下の信
号部位のみが現れる。
【0064】図5(d)は、更に図4の電圧フォロワの
出力OUT3の信号の動作を説明するタイミングチャー
トである。上記出力OUT3には、上記出力OUT2の
信号のエンベロープ信号が現れる。このエンベロープの
振幅をがマイクロコンピュータ12内のA/Dコンバー
タ12aで検出され、記録エリアに於ける振幅と記録エ
リア以外での振幅が比較されれば、記録エリアに磁気情
報が存在するか否かが判別可能となる。
【0065】図6は、磁気ヘッド28と、フォトリフレ
クタ29及び30と、フォトインタラプタ32のカメラ
内に於ける配置を示した図である。同図に於いて、フレ
ーム番号1(#1)がアパーチャ59に正しく対向して
いる状態である。フォトリフレクタ29は、フィルム2
が巻上げられる方向に移動した時のフィルム2の停止位
置を検出するために設けられたセンサである。フィルム
2上のフレームの位置は、2つの隣接するパーフォレー
ションにより規定されるので、図示のフレーム番号1
は、パーフォレーション610 と611 によりこの位置
が決定される。巻上げ方向へフィルムが移動する場合
は、パーフォレーション610 とフォトリフレクタ29
により、フレーム番号1は、アパーチャに59対して位
置決めが可能である。
【0066】また、フォトリフレクタ30は、フィルム
2が巻戻し方向に移動された時のフィルム2の停止位置
を検出するために設けられたセンサである。パーフォレ
ーション613 とフォトリフレクタ30より、フレーム
番号1は、アパーチャ59に対して位置決めが可能であ
る。
【0067】フォトリフレクタ29は、パーフォレーシ
ョンに対して巻戻し方向へ、図示のΔ1だけオフセット
された位置に配される。尚、上記Δ1は巻上げ方向にフ
ィルムが移動される際に発生するオーバーラン量を表し
ている。
【0068】フォトリフレクタ30は、パーフォレーシ
ョンに対して巻上げ方向へ、図示のΔ2だけオフセット
された位置に配される。尚、上記Δ2は巻戻し方向にフ
ィルムが移動される際に発生するオーバーラン量を表
す。
【0069】磁気ヘッド28は、フォトリフレクタ29
の中心軸上に配置されている。磁気情報の記録エリア
は、撮影フレームの下側に存在し、パーフォレーション
611と612 の間(Δ3)に位置されている。磁気記
録する際は、フォトリフレクタ29によりパーフォレー
ションを検出して、磁気ヘッド28の制御を行えば、Δ
3の間に情報の記録ができる。
【0070】次に、この発明に係るカメラの動作につい
て説明する。図7は、この発明に係るカメラシーケンス
のメインルーチンの動作を説明するフローチャートであ
る。ここでは特に、フィルム給送動作に注目して説明す
る。
【0071】先ず、使用者によりパワースイッチ(PO
WER−SW)がオンにされると、カメラが起動され
る。すると、制御中枢のマイクロコンピュータ12によ
りパワーオンリセットされ、最初にステップS1にて、
I/Oポートの初期化及びメモリの初期化等の初期設定
が行われる。
【0072】ステップS2では、入力ポートよりパトロ
ーネスイッチ(PT−SW)、リワインドスイッチ(R
W−SW)、レリーズスイッチ(REL−SW)、パワ
ースイッチ(POWER−SW)の各スイッチ(SW)
の状態が入力される。このステップS2の動作は、メイ
ンルーチンの中で周期的に実行されるので、各スイッチ
の状態に変化があれば直ちに検出される。
【0073】次いで、ステップS3に於いて、パトロー
ネスイッチ(PT−SW)に所定の変化が生じたか否か
が判定される。ここで、カメラ本体にフィルムカートリ
ッジ1が装填されると、パトローネスイッチ(PT−S
W)はオフからオンへ変化する。この変化が検出される
と、ステップS4へ進む。一方、上記変化が無い場合は
後述するステップS11へ移行する。
【0074】ステップS4では、フィルムカートリッジ
1のスプール軸が回転されて付属のバーコードから当該
フィルム情報が読出される。このフィルム情報には、撮
影枚数や感度が含まれている。更に、バーコードの初期
位置よりフィルムの使用状態が検出される。尚、上述し
たように、このバーコードと同じくスプール軸に連動し
て回転するインジケータ35の位置は、フィルム2の使
用状態を表すので、このインジケータ35の状態を判定
すれば、「未露光」、「部分露光」、「全露光」、「現
像完了」の4つの状態のうち何れであるかが判る。
【0075】次に、ステップS5に於いて、インジケー
タ35の使用状態が「部分露光」であるか「未露光」で
あるかが判定される。ここで、「未露光」ならばステッ
プS6へ移行して、送り出し動作が行われる。このステ
ップS6では、フィルムカートリッジ1からフィルム2
が送り出され、スプール27へ巻付けられ、フレーム番
号1がアパーチャ59と対向する位置まで巻上げられ
る。
【0076】そして、ステップS7にて、FLMCNT
にフレーム番号1(#1)がセットされる。FLMCN
Tはアパーチャに対向しているフレームのナンバ(順
番)を記憶するレジスタである。
【0077】一方、上記ステップS5に於いて、インジ
ケータ35が「部分露光」を示していた場合は、ステッ
プS8へ移行する。部分露光フィルムが装填された時
は、フレーム番号1から撮影動作を行うことはできな
い。したがって、撮影動作の前にフィルム上の磁気デー
タを基に未露光フレームを検出しなければならない。
【0078】ステップS8では、サブルーチン「未露光
フレーム検出」が実行される。このサブルーチンが実行
されると、フィルムカートリッジ1からフィルム2が送
り出それてスプール27に巻付けられる。そして、更に
フィルム2の巻上げ動作が続けられる。この時、フィル
ム2上から磁気データの再生動作が並行して行われる。
フィルム2の巻上げ動作は、フィルム2からの再生信号
が無くなるまで行われる。このサブルーチン「未露光フ
レーム検出」の詳しい動作は後述する。
【0079】次に、ステップS9にて、サブルーチン
「1フレームリワインド」が実行される。このサブルー
チンが実行されると、1フレーム分のフィルムが巻戻さ
れる。そして、未露光フレームの最も小さいナンバのフ
レームがアパーチャ59と対向する。このサブルーチン
「1フレームリワインド」の詳しい動作は後述する。
【0080】尚、1フレーム分を巻戻す理由は、サブル
ーチン「未露光フレーム検出」(ステップS8)の動作
上発生する問題を解消するためである。すなわち、磁気
ヘッド28の配置上、未露光フレームを完全に検出する
には、未露光フレームの先頭から1フレーム分余分に巻
上げる必要がある。
【0081】例えば、装填されたフィルム2のフレーム
番号1〜3が「露光済み」とする。そして、このサブル
ーチン「未露光フレーム検出」が実行されると、5番目
のフレームがアパーチャと対向する。未露光フレーム
は、4番目のフレームが先頭であるので1フレーム分を
巻戻す必要がある。したがって、このステップS9に於
けるサブルーチン「1フレームリワインド」の処理が必
要となる。
【0082】こうして、スト9にて1フレーム分のフィ
ルムが巻戻されると、ステップS10に進んでFLMC
NTが1つデクリメント(−1)される。これにより、
新たな未露光フレームがアパーチャ59と対向するので
露出動作が可能となる。
【0083】上記ステップS3からステップS11へ移
行した場合は、ここでリワインドスイッチ(RW−S
W)の変化が無いか否かが判定される。リワインドスイ
ッチ(RW−SW)は、撮影途中でカメラからフィルム
カートリッジ1を取出したい場合に操作されるスイッチ
である。したがって、もしこのリワインドスイッチ(R
W−SW)がオフからオンに変化された場合は、フィル
ム2はフィルムカートリッジ1へ巻戻されなければなら
ない。そこで、ステップS12に移行すると、フィルム
2の巻戻し動作が実行される。
【0084】そして、続くステップS13に於いて、F
LMCNTの値が#1でないか否かが判定される。ここ
で、#1ならば全く撮影が無されずにフィルム2は巻戻
されたことを表す。そのため、ステップS14に移行し
てインジケータ35が「未露光」の位置へ設定される。
その後、ステップS16にてFLMCNTはクリアされ
る。
【0085】上記ステップS13に於いて、FLMCN
Tの値が#1以外の時は露光されたフレームが存在する
ことを表す。この場合は、ステップS15に移行してイ
ンジケータ35が「部分露光」の位置へ設定される。そ
して、ステップS16でFLMCNTがクリアされる。
【0086】また、上記ステップS11に於いて、リワ
インドスイッチ(RW−SW)に変化が無いと判定され
た場合は、ステップS17に移行してレリーズスイッチ
(REL−SW)に変化が無いか否かが判定される。こ
こで、レリーズスイッチ(REL−SW)がオフからオ
ンへ変化すると、ステップS18に移行する。
【0087】このステップS18では、FLMCNTが
#0であるか否かが判定される。もし、FLMCNTが
#0であれば、フィルム2のフレームとアパーチャ59
は対向していないことになるので、露出動作はできない
としてステップS2へ戻る。一方、ステップS18でF
LMCNTが#0でなければ露出動作は可能であるの
で、ステップS19へ移行する。
【0088】このステップS19では、測距回路13よ
り被写体までの距離情報が入力され、この情報を基に焦
点調整回路15が制御されて被写体に対して焦点が合わ
せられる(すなわち測光処理)。それと共に、測光回路
14から被写体の輝度情報が入力され、この輝度情報に
基いてシャッタ速度と絞り値が決定(すなわち測距処
理)される。
【0089】続いて、ステップS20にて、シャッタ絞
り制御回路16が制御されてフィルム2が露光される。
次いで、ステップS21で、1フレーム分のフィルムが
巻上げられると共に、マイクロコンピュータ12により
この巻上げ動作中に駆動回路21aが制御されて磁気記
録が行われる。
【0090】そして、ステップS22に於いて、FLM
CNTが、装填されたフィルムの撮影可能フレーム数を
示すlastに等しいか否かが判定される。尚、この値last
は、事前にフィルムカートリッジ1上のバーコードから
検出できる。上記ステップS22にて、FLMCNTが
まだlastにならない場合は、ステップS23に移行して
FLMCNTが1つインクリメントされる。
【0091】一方、上記ステップS22に於いて、FL
MCNTがlastに達した場合は、ステップS24へ移行
してフィルム2はフィルムカートリッジ1内に巻戻され
る。そして、ステップS25で、インジケータ35が
「全露光」の位置に設定される。そして、ステップS2
6にて、FLMCNTはクリアされる。
【0092】このように、FLMCNTがlastに達する
まで、露出動作は行われる。また、上記ステップS17
に於いて、レリーズスイッチ(REL−SW)に変化が
無いと判定された場合は、ステップS27へ移行して、
パワースイッチ(POWER−SW)の状態が判定され
る。このパワースイッチ(POWER−SW)がオンの
ままの状態ならば、動作を続けるためにステップS2へ
移行する。一方、上記パワースイッチ(POWER−S
W)がオフならば動作は終了し、マイクロコンピュータ
12はその動作が停止される。
【0093】次に、図8及び図9を参照して、サブルー
チン「未露光フレーム検出」の詳細な動作を説明する。
また、図10に示された割込み処理ルーチンは、このサ
ブルーチン「未露光フレーム検出」の動作と並行して実
行される。更に、図11はサブルーチン「未露光フレー
ム検出」の動作を説明するタイムチャートである。
【0094】このサブルーチン「未露光フレーム検出」
が実行されると、フィルムカートリッジ1からフィルム
2が送り出されてスプール27へ巻付けられる。更に、
フレーム番号1から順番にフィルム2が巻上げられ、こ
の巻上げ中に磁気データの再生が行われて、未露光フレ
ーム(磁気データの存在しないフレーム)が検出される
までフィルムの巻上げ動作が実行される。
【0095】以上が本サブルーチンの動作の概要であ
る。ここで、サブルーチン「未露光フレーム検出」の実
際の動作について説明する。
【0096】先ず、ステップS31にて、マイクロコン
ピュータ12の出力ポートP−CIRENがHighか
らLowへ設定される。この動作により、再生回路21
bが動作可能になる。次いで、ステップS32では、本
サブルーチンの動作に必要なパラメータが読出される。
【0097】そして、ステップS33にて、レジスタ及
び制御フラグの初期化が行われる。ここで、PR1CN
Tはフォトリフレクタ29の信号の変化をカウントする
ためのレジスタである。PICNTはフォトインタラプ
タ32の出力するパルス信号をカウントするためのレジ
スタである。これらのレジスタは、このステップS33
に於いてクリアされる。
【0098】また、f−detecは未露光フレーム
(磁気情報が存在しないフレーム)が検出された時にセ
ット(←“1”)される制御フラグである。f−ina
reaは、磁気ヘッド28とフィルム2上の記録エリア
(図6のΔ3で示される領域)が対向している時にセッ
ト(←“1”)される制御フラグである。記録エリア以
外に磁気ヘッドが在る時は、リセット(←“0”)され
る。これらのフラグは、このステップS33に於いてリ
セットされる。
【0099】次に、ステップS34では、フィルム給送
用モータ24の印加電圧(Vm)が設定される。Vmの
値は上記ステップS32に於いてEEPROM18より
読出される。そして、ステップS35でフィルム給送用
モータ24がオンされ、フィルム2の巻上げが開始され
る。
【0100】ステップS36ではタイマカウンタにT
int が設定され、次いでステップS37でタイマカウン
タのカウント動作が開始される。タイマカウンタは、所
定の時間間隔(Tint )で割込み信号が発生される。割
込み信号が発生すると、マイクロコンピュータ12は現
在実行中の処理を中断し、図10に示される割込み処理
が実行される。
【0101】割込み処理ルーチンでは、先ず、ステップ
S71にて、再生回路21bの出力がA/Dコンバータ
12aでA/D変換される。そして、ステップS72で
は、A/D変換の結果がレジスタSUMADへ加算され
る。更に、ステップS73にて、レジスタADCNTが
インクリメント(+1)される。
【0102】こうして、割込み処理が終了すると、通常
のルーチンへ戻る。つまり、Tint で定められる時間間
隔で再生信号のA/D変換が実行され、変換結果はSU
MADへ加算されることになる。更に、A/D変換の回
数は、ADCNTに記憶される。したがって、SUMA
Dの値をADCNTの値で除算すると再生信号の平均値
が求められる。
【0103】Tint の値は、マイクロコンピュータ12
のA/D変換時間、磁気データの記録密度、フィルムの
巻上げ速度等を考慮して最適な値を決定する必要があ
る。そこで、Tint の値はEEPROM18に記憶され
ている。Tint は上述したステップS32に於いてEE
PROM18より読出される。
【0104】図8に戻って、ステップS35でモータ2
4がオンされるフィルムカートリッジ1からフィルム2
が送り出される。図3に於いて既に説明したように、ス
プール軸28によるフィルム2の巻上げ速度は、巻戻し
軸39によるフィルム2の送り出し速度より速い。した
がって、フィルム給送用モータ24がオンされた直後の
フィルム速度は遅く、フィルム2がスプール軸38に巻
付くとフィルム速度が遅くなる。
【0105】図11(a)に示されるタイミングチャー
ト上に*φで示された速度の変化がこの現像を現してい
る。更に、フィルム2が送り出されると円板31が回転
し、フォトインタラプタ32からパルス信号が出力され
る。フォトインタラプタ32のパルス信号は、後述する
ステップS56に於いて検出される。
【0106】更にフィルム2が移動すると、図6に示さ
れるように、パーフォレーションがフォトリフレクタ2
9の前を通過してその出力が変化する。フォトリフレク
タ29の出力の変化は、ステップS38にて検出され
る。
【0107】このステップS38では、フォトリフレク
タ29の出力に変化がないか否かが判定される。ここ
で、出力に変化が無い時はステップS56へ移行し、変
化が検出された時はステップS39へ移行する。
【0108】ステップS39ではPR1CNTがインク
リメントされる。次いで、ステップS40にて、上記P
R1CNTの値が#1であるか否かが判定される。ここ
で、上記PR1CNTの値が#1の時はステップS41
に移行して制御フラグf−inareaがリセットさ
れ、その後ステップS56へ移行する。
【0109】既に説明したように、f−inareaは
磁気ヘッド28が図6に示されるΔ3の範囲に存在する
時にセットされ、範囲外に存在する時はリセットされ
る。PR1CNTの値が1から4に変化するまでは、磁
気ヘッド28は、Δ3の範囲外に存在する。したがっ
て、ステップS41に於いて、該フラグはリセットされ
る。このことは図6に示されたフォトリフレクタ29と
磁気ヘッド28の位置の関係と、図11のタイムチャー
ト上のフォトリフレクタ29の出力の変化の番号より明
らかである。
【0110】図11(a)に於いて、フォトリフレクタ
29の出力の変化に対し、1、2、3、4の番号が記載
されているが、この番号はPPICNTの値と一致させ
てある。フラグがセット(←“1”)されるのは、PR
1CNTが#4になり、Δ3の範囲に磁気ヘッド28が
入る時である。この動作は、後述するステップS53で
行われる。
【0111】上記ステップS40にて、PR1CNTが
#1でない時はステップS42へ移行する。このステッ
プS42では、PR1CNTの値が#2であるか否かが
判定される。ここで、PR1CNTが#2の時はステッ
プS43へ移行する。そして、このステップS43でレ
ジスタSUMADとADCNTがクリアされる。この動
作は、磁気ヘッド28がΔ3の範囲外に存在する時、再
生回路21bから出力される信号レベル(ノイズレベ
ル)を測定するために必要となる。
【0112】一方、上記ステップS42にて、PR1C
NTが#2の時は、撮影フレームとアパーチャ59とが
ほぼ対向する位置に、フィルム2は巻上げられている。
したがって、続くステップS44ではFLMCNTがイ
ンクリメントされる。このPR1CNTが#2になるタ
イミングでフィルム給送用モータ24にブレーキがかけ
られれば、図6に示されるΔ1分オーバーランした後、
フィルム2は停止される。フィルム2を停止させるか否
かの判定は、ステップS45で行われる。
【0113】ステップS45では、制御フラグf−de
tectの状態が判定される。ここで、制御フラグが
“0”ならば、引続き動作を続けなければならない。し
たがって、ステップS56へ移行する。一方、上記ステ
ップS45で制御フラグが“1”であるならば、未露光
フレームが検出されたことを表す。そこで、ステップS
46へ移行する。
【0114】ステップS46では、所定時間(TR )の
間、モータ24への印加電圧が逆転される。次いで、ス
テップS47にて、所定時間(TS )の間、モータ24
へショートブレーキが掛けられる。これらステップS4
6及びS47の動作により、フィルム2は停止される。
【0115】ステップS48では、タイマカウンタの動
作が停止される。これにより、図10に示される割込み
処理ルーチンが実行されることはなくなる。更に、ステ
ップS49では、出力ポートP−CIRENがLowか
らHighへ設定され、再生回路21bの動作が停止さ
れる。その後、メインルーチンへ戻る。
【0116】また、上記ステップS42に於いて、PR
1CNTが#2でないと判定されると、ステップS50
に移行して、PR1CNTの値が#3であるか否かが判
定される。ここで、PR1CNTの値が#3と等しい時
は、ステップS51へ移行する。
【0117】このステップS51では、SUMADの値
がADCNTの値で割算され、その結果がレジスタAD
noise に格納される。SUMADとADCNTの値は、
PR1CNTの値が#2に達した時にクリアされている
(ステップS43)。したがって、ADnoise が示す値
は、図11(b)のタイムチャート上に*1で示された
範囲に於ける再生回路の出力信号のレベルの平均値を示
している。これは再生回路のノイズレベルを表してい
る。
【0118】ノイズレベルの測定は、磁気ヘッド28が
Δ3で示される範囲外に存在する時に実行可能である。
したがって、PR1CNTの値が#1から#4にある間
は可能である。しかし、確実に磁気ヘッド28が記録エ
リア外に存在する時にノイズレベルを測定することが望
ましい。そのため、本サブルーチンでは、PR1CNT
が#1から#2の間で再生回路のノイズレベルの測定が
行われるようになっている。
【0119】上記ステップS50に於いて、PR1CN
Tが#3でない時は、ステップS52へ移行してPR1
CNTが#4であるか否かが判定される。ここで、#4
でない時はステップS56へ移行し、#4であればステ
ップS53へ移行する。
【0120】ステップS53では、制御フラグf−in
areaがセット(←“1”)される。これは、図11
(a)のタイミングチャートから明らかなように、PR
1CNTが#4に達した時、磁気ヘッド28が図6のΔ
3の範囲に入ったことになるからである。そして、磁気
ヘッド28は次に発生するフォトリフレクタ29の信号
の変化まで、上記Δ3の範囲に存在する。
【0121】次いで、ステップS54にて、PR1CN
Tはクリア(←#0)される。したがって、PR1CN
Tが#1になる時、磁気ヘッド28はΔ3の範囲から外
れる。そして、この時、制御フラグf−inareaは
リセットされなければならない。これは、上述したステ
ップS39がこの動作に相当する。
【0122】ステップS55では、レジスタPICNT
がクリアされる。このPICNTは、フォトインタラプ
タ32から発生されるパルス数をカウントするためにあ
る。そして、PICNTが、PR1CNTが#4に達し
たタイミングでクリアされることにより、Δ3の範囲の
何れの位置に磁気ヘッド28が位置するかを示すことに
なる。
【0123】次に、ステップS56に於いて、フォトイ
ンタラプタ32からのパルス信号が入力されたか否かが
判定される。ここで、フォトインタラプタ32のパルス
信号が検出されるとステップS57へ移行し、パルスが
無い時は上記ステップS38へ移行する。
【0124】ステップS57では、制御フラグf−in
areaの状態が判定される。ここで、f−inare
aが“0”であれば磁気ヘッド28がΔ3の範囲外に存
在するので、ステップS38へ移行する。一方、上記ス
テップS57でf−inareaが“1”であれば、ス
テップS58へ移行してPICNTがインクリメント
(+1)される。
【0125】次いで、ステップS59に於いて、PIC
NTがNstに等しいか否かが判定される。ここで、PI
CNTがNstであれば、再生回路21bの出力信号の測
定を開始する必要がある。そこで、ステップS60に移
行してレジスタSUMADとADCNTがクリアされ
る。
【0126】一方、上記ステップS59にて、PICN
TがNstに等しくないと判定されると、ステップS61
に移行して、PICNTがNend と等しいか否かが判定
される。ここで、PICNTがNend であればステップ
S62へ移行し、そうでなければ上記ステップS38へ
戻る。そして、ステップS62では、SUMADの値が
ADCNTの値で割算され、その結果がADsignalに格
納される。
【0127】上記ステップS59〜S62の処理ステッ
プは、図11(b)のタイミングチャート上に*2で示
された範囲の再生信号の平均値を求めるためにある。上
記NstとNend の値が変更されることにより、Δ3の範
囲の何れに情報が記録されていても、再生信号の測定が
可能である。尚、Nst、Nend はEEPROM18に記
憶されているパラメータであり、上記ステップS32に
於いて読出される。
【0128】ステップS63では、既に測定された再生
回路のノイズレベルと再生信号のレベルの比が算出さ
れ、レジスタCMPに格納される。これは、何等かの情
報が記録されていればCMPの値は1以上の値を示す。
何も記録がなければ再生回路の出力はノイズレベルだけ
を示し、CMPの値は1を示す。
【0129】次に、ステップS64に於いて、上記CM
Pが比較値REFより大きいか否かが判定される。この
比較値REFの値は、1より大きい適当な値であり、再
生回路の出力するノイズ信号のレベル変動を考慮して決
定しなければならない。尚、REFの値はEEPROM
18に記憶されているパラメータである。したがってカ
メラに再生回路を実装した状態に於いてノイズレベルが
測定されるので、最適値を求めることができる。
【0130】上記ステップS64に於いて、CMPの値
がREFより大きいと判定された時は、磁気情報が存在
することを示している。したがって、ステップS65に
移行してf−detectがリセットされる(←
“0)。一方、ステップS64にて、CMPの値がRE
Fより小さい時は、ステップS66に移行して、f−d
etectがセット(←“1”)される。f−dete
ctが“1”の時は、既に説明したように、所定のフォ
トリフレクタ29の信号変化に基いてフィルム2の巻上
げが停止される。これは、上述したステップS45〜S
47に相当する。
【0131】図12は、サブルーチン「1フレームリワ
インド」の動作を説明するフローチャートであり、図1
3はこのサブルーチン「1フレームリワインド」の動作
を説明するタイミングチャートである。以下、図12及
び図13を参照して、サブルーチン「1フレームリワイ
ンド」の動作を説明する。
【0132】先ず、ステップS81にて、EEPROM
18より制御パラメータが読出される。そして、ステッ
プS82にて、レジスタPR2CNTがクリア(←#
0)される。このレジスタPR2CNTは、フォトリフ
レクタ30の出力信号の変化をカウントするためのもの
である。
【0133】次いで、ステップS83では、フィルム給
送用モータ24へ印加する電圧(Vmr)が設定される。
そして、ステップS84にて、該モータ24がオンにさ
れる。これにより、フィルム2は巻戻し方向へ移動し始
める。
【0134】ここで、ステップS85に於いて、フォト
リフレクタ30からの出力に変化があるか否かが判定さ
れる。変化が検出されるとステップS86へ移行して、
PR2CNTがインクリメント(+1)される。そし
て、ステップS87に於いて、上記PR2CNTの値が
#4に達したか否かが判定される。
【0135】このステップS87にて、PR2CNTの
値が#4でなければ、引続いてフィルム2が巻戻される
ため、ステップS85に移行する。一方、上記ステップ
S87にてPR2CNTの値が#4であれば、ほぼ1フ
レーム分フィルム2が巻戻されたことを表している。
【0136】そこで、ステップS88に移行して、所定
時間(TRV)だけモータ印加電圧が逆転される。更に、
ステップS89にて、所定時間(Tsr)だけモータ24
へショートブレーキが掛けられる。これら2つの動作に
より、フィルム2は図6のΔ2だけオーバーランした
後、停止される。
【0137】尚、この発明の上記実施態様によれば、以
下の如き構成を得ることができる。すなわち、 (1) フィルムに設けられた磁気記録部から磁化情報
を検出する磁気ヘッドを有し、該磁気ヘッドからの磁化
情報に基いて上記磁気記録部の磁化状態に応じた信号を
出力する磁化状態信号出力手段と、露光開口部に対応し
て磁化される磁化領域が上記磁気ヘッドを通過するの
か、磁化されない非磁化領域が上記磁気ヘッドを通過す
るのかを検出する領域位置検出手段と、この領域位置検
出手段からの出力に基いて、上記磁化領域及び上記非磁
化領域に対応する上記磁化状態信号出力手段からの出力
の各平均値を算出する平均値算出手段と、上記2つの平
均値を比較して、フィルム上の撮影駒が磁気記録された
か否かを判定する磁気記録有無判定手段と、を具備した
ことを特徴とする磁気記録部付フィルムを使用するカメ
ラ。
【0138】(2) 上記領域位置検出手段は、上記フ
ィルムの撮影予定駒に対応して設けられたパーフォレー
ションの移動を検出する第1のセンサ手段と、フィルム
の移動量を検出する第2のセンサ手段とから構成されて
いることを特徴とする上記(1)に記載の磁気記録部付
フィルムを使用するカメラ。
【0139】(3) 上記磁化状態信号出力手段は、上
記磁気ヘッドからの磁化情報に基いてエンベロープ信号
を出力することを特徴とする上記(1)に記載の磁気記
録部付フィルムを使用するカメラ。
【0140】(4) フィルムに設けられた磁気記録部
から磁化情報を検出する磁気ヘッドと、この磁気ヘッド
からの磁化情報に基いて上記磁気記録部の磁化状態に応
じた信号を出力する磁化状態信号出力手段と、カメラ本
体の露光開口部近傍に配置されていて、上記磁気記録部
に於いて該露光開口部に対応して磁化される磁化領域が
上記磁気ヘッドを通過するのか、磁化されない非磁化領
域が上記磁気ヘッドを通過するのかを検出する領域位置
検出手段と、この領域位置検出手段からの出力に基い
て、上記磁化領域及び上記非磁化領域に対応する上記磁
化状態信号出力手段からの出力の各平均値を算出する平
均値算出手段と、上記2つの平均値を比較して、磁気記
録された露光フレームか磁気記録されていない未露光フ
レームかの判定を行う判定手段と、上記露光フレームと
上記未露光フレームの両方が存在していると判定された
際に、最初の未露光フレームが上記露光開口部に設定さ
れるようにフィルムの給送を制御する給送制御手段と、
を具備したことを特徴とする磁気記録部付フィルムを使
用するカメラ。
【0141】(5) 上記磁化状態信号出力手段は、上
記磁気ヘッドからの磁化情報に基いてエンベロープ信号
を出力するエンベロープ信号出力手段と、上記エンベロ
ープ信号をA/D変換する変換手段とを具備したことを
特徴とする上記(4)に記載の磁気記録部付フィルムを
使用するカメラ。
【0142】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、磁気ヘ
ッドが記録領域に存在する時の再生信号の平均値と存在
しない時の再生信号の平均値との比較により、フィルム
上に磁気記録が存在するか否かを判定するので、再生信
号のS/Nが悪くても確実に磁気記録の有無が判定わす
ることができる。したがって、途中まで撮影がなされた
フィルムカートリッジがカメラ本体に装填されても、確
実に未露光のフレームを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の磁気記録部付フィルムを使用するカ
メラの概念を示す構成図である。
【図2】(a)はこの発明に係る磁気記録部付フィルム
を使用するカメラの一実施形態を示すブロック構成図、
(b)は同図(a)に示されたフィルムカートリッジ1
を反対方向から表した図である。
【図3】図2のフィルム駆動機構25の機械的構成を示
した斜視図である。
【図4】図2の記録/再生回路21及びその周辺部の詳
細な回路構成を示した図である。
【図5】図4の再生回路21bを動作させた時の各部位
(OUT1、OUT2、OUT3)の信号を示したもの
で、(a)はフィルムの磁化状態を示した図、(b)は
図4の非反転増幅器の出力OUT1の信号の動作を説明
するタイミングチャート、(c)は図4の半波整流回路
の出力OUT2に於ける信号の動作を説明するタイミン
グチャート、(d)は図4の電圧フォロワの出力OUT
3の信号の動作を説明するタイミングチャートである。
【図6】磁気ヘッド28と、フォトリフレクタ29及び
30と、フォトインタラプタ32のカメラ内に於ける配
置を示した図である。
【図7】この発明に係るカメラシーケンスのメインルー
チンの動作を説明するフローチャートである。
【図8】サブルーチン「未露光フレーム検出」の詳細な
動作を説明するフローチャートである。
【図9】サブルーチン「未露光フレーム検出」の詳細な
動作を説明するフローチャートである。
【図10】割込み処理の動作を説明するフローチャート
である。
【図11】(a)はサブルーチン「未露光フレーム検
出」の動作を説明するタイムチャート、(b)は同図
(a)の*Aから*Bで示される部分を拡大して示した
タイミングチャートである。
【図12】サブルーチン「1フレームリワインド」の動
作を説明するフローチャートである。
【図13】サブルーチン「1フレームリワインド」の動
作を説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 フィルムカートリッジ、 2 フィルム、 3 磁気ヘッド、 4 再生回路、 5 増幅回路、 6 エンベロープ検出回路、 7 位置検出部、 8 平均値測定回路、 9 比較部、 10 給送部、 12 マイクロコンピュータ、 13 測距回路、 14 測光回路、 15 焦点調整回路、 16 シャッタ/絞り制御回路、 17 表示回路、 18 EEPROM、 19 時計回路、 20 モータ駆動回路、 21 記録/再生回路、 22 信号処理回路、 23 バーコード検出回路、 24 フィルム給送用モータ、 25 フィルム駆動機構、 27 スプール、 28 磁気ヘッド、 29 フォトリフレクタ(PR1)、 30 フォトリフレクタ(PR2)、 31、33 円板、 32 フォトインタラプタ(PI)、 34 フォトセンサ、 35 インジケータ、 36a、36b、36c、36d 窓。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録部付フィルムの該磁気記録部
    を、露光開口部に対応して磁化される磁化領域と磁化さ
    れない非磁化領域とに分けて、上記2つの領域の磁化状
    態を検出する磁化状態検出手段と、 複数回検出された上記磁化領域の平均値及び複数回検出
    された上記非磁化領域の平均値を算出して、それらを比
    較し、各フレームの露光状態を検出する露光状態検出手
    段と、 上記フィルムが露光状態のフレームと非露光状態のフレ
    ームの両方を有している際に、露光状態のフレームの次
    に存在する未露光フレームを上記露光開口部に設定する
    フィルム給送手段と、 を具備したことを特徴とする磁気記録部付フィルムを使
    用するカメラ。
  2. 【請求項2】 上記磁化状態検出手段は、エンベロープ
    信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の磁気
    記録部付フィルムを使用するカメラ。
  3. 【請求項3】 フィルムに設けられた磁気記録部から磁
    化情報を検出する磁気ヘッドと、 この磁気ヘッドからの磁化情報に基いて上記磁気記録部
    の磁化状態に応じた信号を出力する磁化状態信号出力手
    段と、 上記磁気記録部に於いて、上記露光開口部に対応して磁
    化される磁化領域が上記磁気ヘッドを通過するのか、磁
    化されない非磁化領域が上記磁気ヘッドを通過するのか
    を検出する領域位置検出手段と、 この領域位置検出手段からの出力に基いて、上記磁化領
    域及び上記非磁化領域に対応する上記磁化状態信号出力
    手段からの出力の各平均値を算出する平均値算出手段
    と、 上記2つの平均値を比較して、フィルム上の撮影駒が磁
    気記録されたか否かを判定する磁気記録有無判定手段
    と、 を具備したことを特徴とする磁気記録部付フィルムを使
    用するカメラ。
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