JPH10223209A - 非水電解液二次電池用電極板の製造方法 - Google Patents
非水電解液二次電池用電極板の製造方法Info
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- JPH10223209A JPH10223209A JP9034295A JP3429597A JPH10223209A JP H10223209 A JPH10223209 A JP H10223209A JP 9034295 A JP9034295 A JP 9034295A JP 3429597 A JP3429597 A JP 3429597A JP H10223209 A JPH10223209 A JP H10223209A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 集電体面に、パターン状の活物質塗工層を正
確に且つ経済的に形成することが出来る非水電解液二次
電池用電極板の製造方法を提供すること。 【解決手段】 集電体面上に活物質と結着剤とからなる
活物質塗工層を形成する工程、該活物質塗工層のうち活
物質塗工層をパターン状に除去すべき領域に、高分子材
料の溶液を塗布、含浸及び乾燥して固化させる工程、該
固化された活物質塗工層を剥離除去する工程を有し、前
記集電体面に任意のパターンの非塗工部を形成すること
を特徴とする非水電解液二次電池用電極板の製造方法。
確に且つ経済的に形成することが出来る非水電解液二次
電池用電極板の製造方法を提供すること。 【解決手段】 集電体面上に活物質と結着剤とからなる
活物質塗工層を形成する工程、該活物質塗工層のうち活
物質塗工層をパターン状に除去すべき領域に、高分子材
料の溶液を塗布、含浸及び乾燥して固化させる工程、該
固化された活物質塗工層を剥離除去する工程を有し、前
記集電体面に任意のパターンの非塗工部を形成すること
を特徴とする非水電解液二次電池用電極板の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、リチウム
イオン二次電池に代表される非水電解液二次電池用電極
板(以下単に「電極板」という)の製造方法に関し、更
に詳しくは集電体面にパターン状の活物質塗工層(以下
単に「活物質層」という)を形成した電極板の製造方法
に関する。
イオン二次電池に代表される非水電解液二次電池用電極
板(以下単に「電極板」という)の製造方法に関し、更
に詳しくは集電体面にパターン状の活物質塗工層(以下
単に「活物質層」という)を形成した電極板の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器や通信機器の小型化及び
軽量化が急速に進んでおり、これらの駆動用電源として
用いられる二次電池に対しても小型化及び軽量化の要求
が強くなって来ている。これらの要求に対して、従来の
アルカリ蓄電池に代わり、高エネルギー密度で且つ高電
圧を有するリチウムイオン二次電池に代表される非水電
解液二次電池が提案されている。
軽量化が急速に進んでおり、これらの駆動用電源として
用いられる二次電池に対しても小型化及び軽量化の要求
が強くなって来ている。これらの要求に対して、従来の
アルカリ蓄電池に代わり、高エネルギー密度で且つ高電
圧を有するリチウムイオン二次電池に代表される非水電
解液二次電池が提案されている。
【0003】又、二次電池の性能に大きく影響を及ぼす
電極板に関しては、充放電サイクル寿命を延長させるた
めに、又、高エネルギー密度化のために薄膜大面積化を
図ることが提案されている。例えば、特開昭63−10
456号公報や特開平3−285262号公報等に記載
されているように、金属酸化物、硫化物、ハロゲン化物
等の正極活物質粉末に、導電剤及び結着剤(バインダ
ー)を適当な湿潤剤(溶媒)に分散又は溶解させて、ペ
ースト状の活物質塗工液を調製し、金属箔からなる集電
体を基材とし、該基材上に上記塗工液を塗工して活物質
層(塗工層)を形成して得られる正極電極板が開示され
ている。
電極板に関しては、充放電サイクル寿命を延長させるた
めに、又、高エネルギー密度化のために薄膜大面積化を
図ることが提案されている。例えば、特開昭63−10
456号公報や特開平3−285262号公報等に記載
されているように、金属酸化物、硫化物、ハロゲン化物
等の正極活物質粉末に、導電剤及び結着剤(バインダ
ー)を適当な湿潤剤(溶媒)に分散又は溶解させて、ペ
ースト状の活物質塗工液を調製し、金属箔からなる集電
体を基材とし、該基材上に上記塗工液を塗工して活物質
層(塗工層)を形成して得られる正極電極板が開示され
ている。
【0004】この際、結着剤として、例えば、ポリフッ
化ビニリデン等のフッ素系樹脂、シリコーン・アクリル
共重合体、スチレン・ブタジエン共重合体等が用いられ
ている。又、負極電極板は、カーボン等の負極活物質に
結着剤を適当な湿潤剤(溶媒)に溶解させたものを加え
て、ペースト状の活物質塗工液を調製し、金属箔集電体
へ塗工して得られる。
化ビニリデン等のフッ素系樹脂、シリコーン・アクリル
共重合体、スチレン・ブタジエン共重合体等が用いられ
ている。又、負極電極板は、カーボン等の負極活物質に
結着剤を適当な湿潤剤(溶媒)に溶解させたものを加え
て、ペースト状の活物質塗工液を調製し、金属箔集電体
へ塗工して得られる。
【0005】上記塗工型の電極板において、活物質塗工
液の調製に用いられる結着剤は、非水電解液に対して電
気化学的に安定であって、電解液へ溶出しないこと、更
には塗工をすることから何らかの溶媒に可溶である必要
がある。上記の活物質塗工液を金属箔集電体に塗工して
得られる電極板において、塗工及び乾燥して形成される
活物質層(塗工層)は可撓性が十分であり、電池の組み
立て工程及び充放電時に、剥離、脱落、ひび割れ等が生
じないように十分な密着性を有することが要求される。
液の調製に用いられる結着剤は、非水電解液に対して電
気化学的に安定であって、電解液へ溶出しないこと、更
には塗工をすることから何らかの溶媒に可溶である必要
がある。上記の活物質塗工液を金属箔集電体に塗工して
得られる電極板において、塗工及び乾燥して形成される
活物質層(塗工層)は可撓性が十分であり、電池の組み
立て工程及び充放電時に、剥離、脱落、ひび割れ等が生
じないように十分な密着性を有することが要求される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】又、電極板から端子を
取る場合、集電体のその部分には、活物質層が形成され
ていないことが必要である。即ち、最終的に得られる電
極板は、端子取り出し部には活物質層がなく、その他の
部分に活物質層が形成されるように、集電体面にパター
ン状に活物質層(又は非塗工部)を形成することが望ま
しい。しかしながら、従来の一般的な塗工機を用いて、
集電体面に塗工部(活物質層部)と非塗工部(活物質層
の境界や端子取り出し部)を連続的且つ高速で作製する
には、塗工液が集電体面に対して接触する状態と接触し
ない状態を繰り返すことが必要である。
取る場合、集電体のその部分には、活物質層が形成され
ていないことが必要である。即ち、最終的に得られる電
極板は、端子取り出し部には活物質層がなく、その他の
部分に活物質層が形成されるように、集電体面にパター
ン状に活物質層(又は非塗工部)を形成することが望ま
しい。しかしながら、従来の一般的な塗工機を用いて、
集電体面に塗工部(活物質層部)と非塗工部(活物質層
の境界や端子取り出し部)を連続的且つ高速で作製する
には、塗工液が集電体面に対して接触する状態と接触し
ない状態を繰り返すことが必要である。
【0007】例えば、集電体面の塗工部が塗工方向に対
して幅60cmで、非塗布部が幅5cmの如く設定して
連続塗工を行うと、塗工機による塗工速度が増加するに
つれ、塗工液と集電体面との非接触時間が短くなる。そ
の結果、塗工液をパターン状に塗工するための機械的制
御が難しくなり、正確な塗工部と非塗工部とを連続的に
パターン状に形成することができない。一方、塗工液の
塗工速度を低下させれば、上記問題は発生しないが、電
極板の生産性に問題が生じる。従って本発明の目的は、
上記従来技術の問題点を解決し、集電体面に活物質層を
パターン状に形成することができる電極板の製造方法を
提供することにある。
して幅60cmで、非塗布部が幅5cmの如く設定して
連続塗工を行うと、塗工機による塗工速度が増加するに
つれ、塗工液と集電体面との非接触時間が短くなる。そ
の結果、塗工液をパターン状に塗工するための機械的制
御が難しくなり、正確な塗工部と非塗工部とを連続的に
パターン状に形成することができない。一方、塗工液の
塗工速度を低下させれば、上記問題は発生しないが、電
極板の生産性に問題が生じる。従って本発明の目的は、
上記従来技術の問題点を解決し、集電体面に活物質層を
パターン状に形成することができる電極板の製造方法を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、集電体面上に活
物質と結着剤とからなる活物質層を形成する工程、該活
物質層のうち活物質層をパターン状に除去すべき領域
に、高分子材料の溶液を塗布、含浸及び乾燥して固化さ
せる工程、該固化された活物質層を剥離除去する工程を
有し、前記集電体面に任意のパターンの非塗工部を形成
することを特徴とする非水電解液二次電池用電極板の製
造方法である。
によって達成される。即ち、本発明は、集電体面上に活
物質と結着剤とからなる活物質層を形成する工程、該活
物質層のうち活物質層をパターン状に除去すべき領域
に、高分子材料の溶液を塗布、含浸及び乾燥して固化さ
せる工程、該固化された活物質層を剥離除去する工程を
有し、前記集電体面に任意のパターンの非塗工部を形成
することを特徴とする非水電解液二次電池用電極板の製
造方法である。
【0009】本発明者は、上記従来技術の問題を解決す
るために鋭意検討の結果、微細多孔質である活物質層
に、集電体に対して密着性の低い高分子材料の溶液を塗
布、含浸及び乾燥して固化させると、該固化させた部分
の活物質層の集電体に対する密着性が低下し、且つ固化
領域と非固化領域との密度が著しく相違してそれらの境
界において膜切れが容易になり、該固化領域を粉落ちを
生じることなく容易にパターン状に剥離し得ることを見
出した。従って本発明によれば、上記構成によって、集
電体面に任意のパターン状の活物質層(若しくは非塗工
部)を正確に且つ容易に形成することができる。
るために鋭意検討の結果、微細多孔質である活物質層
に、集電体に対して密着性の低い高分子材料の溶液を塗
布、含浸及び乾燥して固化させると、該固化させた部分
の活物質層の集電体に対する密着性が低下し、且つ固化
領域と非固化領域との密度が著しく相違してそれらの境
界において膜切れが容易になり、該固化領域を粉落ちを
生じることなく容易にパターン状に剥離し得ることを見
出した。従って本発明によれば、上記構成によって、集
電体面に任意のパターン状の活物質層(若しくは非塗工
部)を正確に且つ容易に形成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に好ましい実施の形態を挙げて
本発明を更に詳細に説明する。本発明の方法は基本的に
は次の工程からなる。 a.集電体面上に活物質と結着剤とからなる活物質層を
形成する工程、 b.該活物質層のうち活物質層をパターン状に除去すべ
き領域に、高分子材料の溶液を塗布、含浸及び乾燥して
固化させる工程、 c.該固化された活物質層を剥離除去する工程。
本発明を更に詳細に説明する。本発明の方法は基本的に
は次の工程からなる。 a.集電体面上に活物質と結着剤とからなる活物質層を
形成する工程、 b.該活物質層のうち活物質層をパターン状に除去すべ
き領域に、高分子材料の溶液を塗布、含浸及び乾燥して
固化させる工程、 c.該固化された活物質層を剥離除去する工程。
【0011】本発明の方法を図を参照して説明する。図
1〜2は、本発明の電極板を説明する図であり、図1
(a)は集電体の全面に形成された活物質層から、取付
ける端子の端部と略同一の面積の端子取り付け部をパタ
ーン状に形成した状態の平面図であり、図1(b)はそ
の一部の拡大断面図である。本発明の電極板は、図1に
示す状態でもよいし、又、図2に示すように図1(a)
の点線に沿って裁断したものであってもよい。尚、図2
ではパターン状に露出された集電体面に端子が取り付け
られた状態も示している。
1〜2は、本発明の電極板を説明する図であり、図1
(a)は集電体の全面に形成された活物質層から、取付
ける端子の端部と略同一の面積の端子取り付け部をパタ
ーン状に形成した状態の平面図であり、図1(b)はそ
の一部の拡大断面図である。本発明の電極板は、図1に
示す状態でもよいし、又、図2に示すように図1(a)
の点線に沿って裁断したものであってもよい。尚、図2
ではパターン状に露出された集電体面に端子が取り付け
られた状態も示している。
【0012】上記の如く、本発明によりパターン状に活
物質層が剥離された電極板は、図3に示す如く、集電体
面上に活物質と結着剤とからなる活物質層を形成し、該
活物質層のうち剥離すべき領域に、高分子材料の溶液を
塗布、含浸及び乾燥して固化させる。この固化した領域
は溶剤の蒸発によって収縮して、固化されていない活物
質層と分離する。
物質層が剥離された電極板は、図3に示す如く、集電体
面上に活物質と結着剤とからなる活物質層を形成し、該
活物質層のうち剥離すべき領域に、高分子材料の溶液を
塗布、含浸及び乾燥して固化させる。この固化した領域
は溶剤の蒸発によって収縮して、固化されていない活物
質層と分離する。
【0013】次に図4に示すように、上記固化領域に、
例えば、粘着テープ等を押圧粘着させて、該テープを剥
離することによって、固化された領域のみの活物質層が
粘着テープとともに剥離され、このようにしてシャープ
なエッジを有する非塗工部のパターンが集電体表面に容
易に形成される。
例えば、粘着テープ等を押圧粘着させて、該テープを剥
離することによって、固化された領域のみの活物質層が
粘着テープとともに剥離され、このようにしてシャープ
なエッジを有する非塗工部のパターンが集電体表面に容
易に形成される。
【0014】次に本発明を実施するうえで使用する材料
について説明する。本発明の電極板に用いられる集電体
としては、例えば、アルミニウム、銅等の金属箔が好ま
しく用いられる。金属箔の厚さとしては、5〜30μm
程度のものを用いる。
について説明する。本発明の電極板に用いられる集電体
としては、例えば、アルミニウム、銅等の金属箔が好ま
しく用いられる。金属箔の厚さとしては、5〜30μm
程度のものを用いる。
【0015】本発明では、集電体上に正極活物質層又は
負極活物質層を形成する。集電体と正極活物質層又は負
極活物質層との密着性を向上させるために、集電体の表
面にカップリング剤層を形成してもよい。カップリング
剤層の形成に使用するカップリング剤としては、シラン
系、チタネート系、アルミニウム系等のカップリング剤
があり、これらの中から金属箔集電体及び活物質層との
密着性に優れたカップリング剤を選択して使用する。
負極活物質層を形成する。集電体と正極活物質層又は負
極活物質層との密着性を向上させるために、集電体の表
面にカップリング剤層を形成してもよい。カップリング
剤層の形成に使用するカップリング剤としては、シラン
系、チタネート系、アルミニウム系等のカップリング剤
があり、これらの中から金属箔集電体及び活物質層との
密着性に優れたカップリング剤を選択して使用する。
【0016】本発明で活物質層の形成に用いられる正極
活物質としては、例えば、LiCoO2、LiNi
O2、LiMn2O4等のリチウム酸化物、TiS2、
MnO2、MoO3、V2O5等のカルコゲン化合物の
うちの一種、或いは複数種が組み合わせて用いられる。
一方、負極活物質としては、金属リチウム、リチウム合
金、或いはグラファイト、カーボンブラック、アセチレ
ンブラック等の炭素質材料、又はリチウムイオンをイン
ターカレートする材料が好ましく用いられる。特に、L
iCoO2を正極活物質として、そして炭素質材料を負
極活物質として用いることにより、4V程度の高い放電
電圧のリチウム系二次電池が得られる。
活物質としては、例えば、LiCoO2、LiNi
O2、LiMn2O4等のリチウム酸化物、TiS2、
MnO2、MoO3、V2O5等のカルコゲン化合物の
うちの一種、或いは複数種が組み合わせて用いられる。
一方、負極活物質としては、金属リチウム、リチウム合
金、或いはグラファイト、カーボンブラック、アセチレ
ンブラック等の炭素質材料、又はリチウムイオンをイン
ターカレートする材料が好ましく用いられる。特に、L
iCoO2を正極活物質として、そして炭素質材料を負
極活物質として用いることにより、4V程度の高い放電
電圧のリチウム系二次電池が得られる。
【0017】これらの活物質は形成される活物質層中に
均一に分散されるのが好ましい。このため、本発明にお
いては、活物質として1〜100μmの範囲の粒径を有
し、平均粒径が10μm程度の粉体を用いるのが好まし
い。上記活物質を含む塗工液の調製に用いられる結着剤
としては、例えば、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリウレタン樹脂、セルロース樹脂、ポリオレフィ
ン樹脂、ポリビニル樹脂、フッ素系樹脂及びポリイミド
樹脂等の熱可塑性樹脂から任意に選択して使用すること
ができる。又、これらの熱可塑性樹脂には、官能基を導
入した化合物(アクリレートモノマー又はオリゴマー)
を混入させて使用することもできる。又、アクリレート
オリゴマー単独、オリゴマーとモノマーとの混合系も使
用することができる。特に好ましい結着剤としては、ポ
リフッ化ビニリデン、スチレン・ブタジエン共重合体及
び水素添加スチレン・ブタジエン共重合体が挙げられ
る。
均一に分散されるのが好ましい。このため、本発明にお
いては、活物質として1〜100μmの範囲の粒径を有
し、平均粒径が10μm程度の粉体を用いるのが好まし
い。上記活物質を含む塗工液の調製に用いられる結着剤
としては、例えば、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリウレタン樹脂、セルロース樹脂、ポリオレフィ
ン樹脂、ポリビニル樹脂、フッ素系樹脂及びポリイミド
樹脂等の熱可塑性樹脂から任意に選択して使用すること
ができる。又、これらの熱可塑性樹脂には、官能基を導
入した化合物(アクリレートモノマー又はオリゴマー)
を混入させて使用することもできる。又、アクリレート
オリゴマー単独、オリゴマーとモノマーとの混合系も使
用することができる。特に好ましい結着剤としては、ポ
リフッ化ビニリデン、スチレン・ブタジエン共重合体及
び水素添加スチレン・ブタジエン共重合体が挙げられ
る。
【0018】本発明で使用する活物質塗工液の具体的な
調製方法について説明する。先ず、上記に挙げたような
材料から適宣に選択された結着剤と粉末状の活物質と
を、トルエン、メチルエチルケトン、N−メチル−2−
ピロリドン或いはこれらの混合物等の有機溶媒からなる
分散媒体中に入れ、更に必要に応じて導電剤を混合させ
た組成物を、従来公知のホモジナイザー、ボールミル、
サンドミル、ロールミル等の分散機を用いて混合分散す
ることによって調製する。
調製方法について説明する。先ず、上記に挙げたような
材料から適宣に選択された結着剤と粉末状の活物質と
を、トルエン、メチルエチルケトン、N−メチル−2−
ピロリドン或いはこれらの混合物等の有機溶媒からなる
分散媒体中に入れ、更に必要に応じて導電剤を混合させ
た組成物を、従来公知のホモジナイザー、ボールミル、
サンドミル、ロールミル等の分散機を用いて混合分散す
ることによって調製する。
【0019】上記塗工液の調製において、塗工液全体を
100重量部とした場合、その中で活物質と結着剤の合
計が約40〜80重量部、活物質と結着剤の比率は9:
1〜8:2の範囲であることが望ましい。上記塗工液の
調製に際して必要に応じて添加する導電剤としては、例
えば、グラファイト、カーボンブラック、アセチレンブ
ラック等の炭素質材料が用いられる。
100重量部とした場合、その中で活物質と結着剤の合
計が約40〜80重量部、活物質と結着剤の比率は9:
1〜8:2の範囲であることが望ましい。上記塗工液の
調製に際して必要に応じて添加する導電剤としては、例
えば、グラファイト、カーボンブラック、アセチレンブ
ラック等の炭素質材料が用いられる。
【0020】上記塗工液を金属箔集電体の表面に塗工す
る方法としては、グラビアコート、グラビアリバースコ
ート、ロールコート、マイヤーバーコート、ブレードコ
ート、ナイフコート、エアーナイフコート、スロットダ
イコート、スライドダイコート、デイップコート、ダイ
コード、コンマコート、コンマリバースコート等が挙げ
られる。
る方法としては、グラビアコート、グラビアリバースコ
ート、ロールコート、マイヤーバーコート、ブレードコ
ート、ナイフコート、エアーナイフコート、スロットダ
イコート、スライドダイコート、デイップコート、ダイ
コード、コンマコート、コンマリバースコート等が挙げ
られる。
【0021】以上の如く塗工された塗工層を乾燥して活
物質層とする。乾燥工程における熱源としては、熱風、
赤外線、マイクロ波、高周波等及びそれらの組み合わせ
が挙げられる。又、乾燥工程において集電体をサポート
する金属ローラーや金属シート等が熱を放出することに
よって活物質層を乾燥させてもよい。乾燥後の活物質層
の厚さは10〜200μm、好ましくは50〜170μ
mの範囲であり、このような厚さになるように前記塗工
時の塗工量を設定する。活物質層の厚みが10μm未満
では活物質層が薄すぎて、所定の容積の電極とするため
には電極板をかなり長く巻く必要が生じる。又、厚みが
200μmを超えると、電極板を巻いて正極又は負極と
する場合に、巻いた電極の径の小さい部分(巻芯付近)
では電極板の活物質層に亀裂が入る可能性がある。
物質層とする。乾燥工程における熱源としては、熱風、
赤外線、マイクロ波、高周波等及びそれらの組み合わせ
が挙げられる。又、乾燥工程において集電体をサポート
する金属ローラーや金属シート等が熱を放出することに
よって活物質層を乾燥させてもよい。乾燥後の活物質層
の厚さは10〜200μm、好ましくは50〜170μ
mの範囲であり、このような厚さになるように前記塗工
時の塗工量を設定する。活物質層の厚みが10μm未満
では活物質層が薄すぎて、所定の容積の電極とするため
には電極板をかなり長く巻く必要が生じる。又、厚みが
200μmを超えると、電極板を巻いて正極又は負極と
する場合に、巻いた電極の径の小さい部分(巻芯付近)
では電極板の活物質層に亀裂が入る可能性がある。
【0022】更に、上記のようにして塗工及び乾燥処理
して形成した活物質層の均質性をより向上させるため
に、金属ロール、加熱ロール、シートプレス機等を用い
て、活物質層にプレス処理を施すことが好ましい。プレ
ス条件としては、プレス圧が500kg/cm2未満で
は活物質層に均一化が得られにくく、又、7,500k
g/cm2を超えると集電体基材を含めて電極板自体が
破損する恐れがあるので、プレス圧は500〜7,50
0kg/cm2の範囲であり、更に好ましくは3,00
0〜5,000kg/cm2の範囲である。更に、上記
の電極板を用いて電池の組み立て工程に移る前に、電極
板の活物質層中の水分を除去するために、更に加熱処理
や減圧処理などを行うことが好ましい。
して形成した活物質層の均質性をより向上させるため
に、金属ロール、加熱ロール、シートプレス機等を用い
て、活物質層にプレス処理を施すことが好ましい。プレ
ス条件としては、プレス圧が500kg/cm2未満で
は活物質層に均一化が得られにくく、又、7,500k
g/cm2を超えると集電体基材を含めて電極板自体が
破損する恐れがあるので、プレス圧は500〜7,50
0kg/cm2の範囲であり、更に好ましくは3,00
0〜5,000kg/cm2の範囲である。更に、上記
の電極板を用いて電池の組み立て工程に移る前に、電極
板の活物質層中の水分を除去するために、更に加熱処理
や減圧処理などを行うことが好ましい。
【0023】本発明において、上記の如くして形成され
た活物質層をパターン状に剥離する際に使用する高分子
材料としては、集電体に接着しない材料であって、且つ
溶剤に溶解する材料を選択して使用すればよい。好まし
い高分子材料としては、ゴムのような材料、例えば、ス
チレン−ブタジエン共重合体、水素添加スチレン−ブタ
ジエン共重合体、ポリブタジエン、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリ塩化ビニリデン等が用いられる。特に好ましく
はスチレン−ブタジエン共重合体、ポリブタジエン及び
ポリフッ化ビニリデンが挙げられる。
た活物質層をパターン状に剥離する際に使用する高分子
材料としては、集電体に接着しない材料であって、且つ
溶剤に溶解する材料を選択して使用すればよい。好まし
い高分子材料としては、ゴムのような材料、例えば、ス
チレン−ブタジエン共重合体、水素添加スチレン−ブタ
ジエン共重合体、ポリブタジエン、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリ塩化ビニリデン等が用いられる。特に好ましく
はスチレン−ブタジエン共重合体、ポリブタジエン及び
ポリフッ化ビニリデンが挙げられる。
【0024】上記高分子材料を溶解する溶媒は任意に選
択が可能であり、例えば、スチレン−ブタジエン共重合
体の場合はトルエンが、ポリフッ化ビニリデンの場合は
N−メチル−2−ピロリドン等が用いられる。高分子材
料の溶液の粘度については、2cps〜1,000cp
sの範囲が好ましい。粘度が1,000cpsを越える
と、活物質層への浸透に時間がかかり、又、粘度が2c
ps未満の場合、活物質層へ塗布したときに横方向にも
浸透してパターン精度が低下する傾向があるのでこれら
を考慮して粘度を適宜選択することが必要である。尚、
上記高分子材料として、活物質層の作製に用いた結着剤
と同じものを選択すると、パターン状に剥離した活物質
層を再度溶剤で溶解して活物質材料として再利用するこ
とが容易である。
択が可能であり、例えば、スチレン−ブタジエン共重合
体の場合はトルエンが、ポリフッ化ビニリデンの場合は
N−メチル−2−ピロリドン等が用いられる。高分子材
料の溶液の粘度については、2cps〜1,000cp
sの範囲が好ましい。粘度が1,000cpsを越える
と、活物質層への浸透に時間がかかり、又、粘度が2c
ps未満の場合、活物質層へ塗布したときに横方向にも
浸透してパターン精度が低下する傾向があるのでこれら
を考慮して粘度を適宜選択することが必要である。尚、
上記高分子材料として、活物質層の作製に用いた結着剤
と同じものを選択すると、パターン状に剥離した活物質
層を再度溶剤で溶解して活物質材料として再利用するこ
とが容易である。
【0025】尚、上記溶液を活物質層に塗布する方法と
しては、ディスペンサー、グラビア、ダイヘッド、スク
リーン印刷、オフセット印刷方法等の一般的な方法が挙
げられる。又、溶液を塗布する活物質層はプレス処理前
のものでもプレス処理後のいずれの活物質層でもよい。
活物質層に上記溶液を塗布した後に、塗布領域を乾燥す
ると、塗布領域における活物質層と集電体との面との密
着性が低下しており、且つ塗布領域の密度と非塗布領域
の密度が異なっているので、両者の境界は密度の相違に
よって膜切れが容易になっている。
しては、ディスペンサー、グラビア、ダイヘッド、スク
リーン印刷、オフセット印刷方法等の一般的な方法が挙
げられる。又、溶液を塗布する活物質層はプレス処理前
のものでもプレス処理後のいずれの活物質層でもよい。
活物質層に上記溶液を塗布した後に、塗布領域を乾燥す
ると、塗布領域における活物質層と集電体との面との密
着性が低下しており、且つ塗布領域の密度と非塗布領域
の密度が異なっているので、両者の境界は密度の相違に
よって膜切れが容易になっている。
【0026】尚、活物質層の凝集力が小さい場合には、
テープ等で該活物質層を剥離する場合に、剥離すべき領
域以外の活物質層まで剥離されてしまう恐れがあるの
で、この場合には、活物質層の凝集力を向上させるため
の電極板のプレス処理後に活物質層の剥離を行うことが
好ましい。即ち、電極板のプレス処理によって活物質層
の凝集力が向上するので、上記の問題を生じることなく
活物質層を剥離することができる。これらのプレス処理
は、本発明において使用する電極板自体がパターン電極
板(活物質層がある部分とない部分がある電極板)では
なく、集電体全面に均一に活物質層が形成されている、
即ち、ベタ塗工電極板であるので、そのプレス処理は容
易である。
テープ等で該活物質層を剥離する場合に、剥離すべき領
域以外の活物質層まで剥離されてしまう恐れがあるの
で、この場合には、活物質層の凝集力を向上させるため
の電極板のプレス処理後に活物質層の剥離を行うことが
好ましい。即ち、電極板のプレス処理によって活物質層
の凝集力が向上するので、上記の問題を生じることなく
活物質層を剥離することができる。これらのプレス処理
は、本発明において使用する電極板自体がパターン電極
板(活物質層がある部分とない部分がある電極板)では
なく、集電体全面に均一に活物質層が形成されている、
即ち、ベタ塗工電極板であるので、そのプレス処理は容
易である。
【0027】活物質層の剥離の際には、電極板をロール
に巻き付けて、固化させた活物質層領域を剥落させる方
法、剥離領域に圧搾空気を吹きつけて活物質層を吹き飛
ばして剥離する方法、粘着テープを押圧粘着させて活物
質層を剥離する方法等が挙げられるが、本発明はこれら
の方法には限定されない。以上のようにして作製した本
発明の正極及び負極の電極板を用いて、例えば、リチウ
ム系二次電池を作製する場合には、電解液として、溶質
のリチウム塩を有機溶媒に溶かした非水電解液が用いら
れる。
に巻き付けて、固化させた活物質層領域を剥落させる方
法、剥離領域に圧搾空気を吹きつけて活物質層を吹き飛
ばして剥離する方法、粘着テープを押圧粘着させて活物
質層を剥離する方法等が挙げられるが、本発明はこれら
の方法には限定されない。以上のようにして作製した本
発明の正極及び負極の電極板を用いて、例えば、リチウ
ム系二次電池を作製する場合には、電解液として、溶質
のリチウム塩を有機溶媒に溶かした非水電解液が用いら
れる。
【0028】この際に使用される有機溶媒としては、環
状エステル類、鎖状エステル類、環状エーテル類、鎖状
エーテル類等が挙げられる。環状エステル類としては、
例えば、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネー
ト、γ−ブチロラクトン、ビニレンカーボネート、2−
メチル−γ−ブチロラクトン、アセチル−γ−ブチロラ
クトン、γ−バレロラクトン等が挙げられる。
状エステル類、鎖状エステル類、環状エーテル類、鎖状
エーテル類等が挙げられる。環状エステル類としては、
例えば、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネー
ト、γ−ブチロラクトン、ビニレンカーボネート、2−
メチル−γ−ブチロラクトン、アセチル−γ−ブチロラ
クトン、γ−バレロラクトン等が挙げられる。
【0029】鎖状エステル類としては、例えば、ジメチ
ルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジブチルカー
ボネート、ジプロピルカーボネート、メチルエチルカー
ボネート、メチルブチルカーボネート、メチルプロピル
カーボネート、エチルブチルカーボネート、エチルプロ
ピルカーボネート、ブチルプロピルカーボネート、プロ
ピオン酸アルキルエステル、マロン酸ジアルキルエステ
ル、酢酸アルキルエステル等が挙げられる。
ルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジブチルカー
ボネート、ジプロピルカーボネート、メチルエチルカー
ボネート、メチルブチルカーボネート、メチルプロピル
カーボネート、エチルブチルカーボネート、エチルプロ
ピルカーボネート、ブチルプロピルカーボネート、プロ
ピオン酸アルキルエステル、マロン酸ジアルキルエステ
ル、酢酸アルキルエステル等が挙げられる。
【0030】環状エーテル類としては、例えば、テトラ
ヒドロフラン、アルキルテトラヒドロフラン、ジアルキ
ルアルキルテトラヒドロンフラン、アルコキシテトラヒ
ドロフラン、ジアルコキシテトラヒドロフラン、1,3
−ジオキソラン、アルキル−1,3−ジオキソラン、
1,4−ジオキソラン等が挙げられる。鎖状エーテル類
としては、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエト
キシエタン、ジエチルエーテル、エチレングリコールジ
アルキルエーテル、ジエチレングリコールジアルキルエ
ーテル、トリエチレングリコールジアルキルエーテル、
テトラエチレングリコールジアルキルエーテル等が挙げ
られる。
ヒドロフラン、アルキルテトラヒドロフラン、ジアルキ
ルアルキルテトラヒドロンフラン、アルコキシテトラヒ
ドロフラン、ジアルコキシテトラヒドロフラン、1,3
−ジオキソラン、アルキル−1,3−ジオキソラン、
1,4−ジオキソラン等が挙げられる。鎖状エーテル類
としては、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエト
キシエタン、ジエチルエーテル、エチレングリコールジ
アルキルエーテル、ジエチレングリコールジアルキルエ
ーテル、トリエチレングリコールジアルキルエーテル、
テトラエチレングリコールジアルキルエーテル等が挙げ
られる。
【0031】非水電解液を形成する溶質のリチウム塩と
しては、例えば、LiClO4、LiBF4、LiPF
6、LiAsF6、LiCl、LiBr等の無機リチウ
ム塩、及びLiB(C6H5)4、LiN(SO2CF
3)2、LiC(SO2CF3)3、LiOSO2CF
3、LiOSO2C2F5、LiOSO2C3F7、L
iOSO2C4F9、LiOSO2C5F11、LiO
SO2C6F13、LiOSO2C7F15等の有機リ
チウム塩等が用いられる。
しては、例えば、LiClO4、LiBF4、LiPF
6、LiAsF6、LiCl、LiBr等の無機リチウ
ム塩、及びLiB(C6H5)4、LiN(SO2CF
3)2、LiC(SO2CF3)3、LiOSO2CF
3、LiOSO2C2F5、LiOSO2C3F7、L
iOSO2C4F9、LiOSO2C5F11、LiO
SO2C6F13、LiOSO2C7F15等の有機リ
チウム塩等が用いられる。
【0032】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を具体
的に説明する。尚、文中部又は%とあるのは重量基準で
ある。 実施例1 先ず、本発明で用いる正極活物質塗工液を以下の方法に
より得た。1〜100μm粒径で平均粒径が20μmの
LiCoO2粉末90部、導電材としてグラファイト粉
末5.0部、結着剤としてポリフッ化ビニリデンをN−
メチル−2−ピロリドンに溶解した溶液(固形分12%
の溶液)33部(KF#1100、呉羽化学工業(株)
製)及びN−メチル−2−ピロリドン5部を配合した。
この配合物をプラネタリーミキサー((株)小平製作所
製)にて30分間撹拌混合することにより、スラリー状
の正極活物質塗工液を得た。
的に説明する。尚、文中部又は%とあるのは重量基準で
ある。 実施例1 先ず、本発明で用いる正極活物質塗工液を以下の方法に
より得た。1〜100μm粒径で平均粒径が20μmの
LiCoO2粉末90部、導電材としてグラファイト粉
末5.0部、結着剤としてポリフッ化ビニリデンをN−
メチル−2−ピロリドンに溶解した溶液(固形分12%
の溶液)33部(KF#1100、呉羽化学工業(株)
製)及びN−メチル−2−ピロリドン5部を配合した。
この配合物をプラネタリーミキサー((株)小平製作所
製)にて30分間撹拌混合することにより、スラリー状
の正極活物質塗工液を得た。
【0033】厚さ20μm、幅300mmのアルミ箔上
にスロットダイコーターにて上記の正極塗工液の塗工を
行い乾燥した。その後、2m毎に温度を変えられる長さ
8mの乾燥オーブンを用い、温度を100℃−120℃
−130℃−140℃とし、この中を4m/min.の
搬送速度で通すことにより乾燥処理した。乾燥後の膜厚
は80μmであった。更に得られた活物質層を100℃
のオーブン中で48時間乾燥させて水分を除去して正極
電極板を得た。
にスロットダイコーターにて上記の正極塗工液の塗工を
行い乾燥した。その後、2m毎に温度を変えられる長さ
8mの乾燥オーブンを用い、温度を100℃−120℃
−130℃−140℃とし、この中を4m/min.の
搬送速度で通すことにより乾燥処理した。乾燥後の膜厚
は80μmであった。更に得られた活物質層を100℃
のオーブン中で48時間乾燥させて水分を除去して正極
電極板を得た。
【0034】次に、本実施例で用いた負極活物質を含む
負極塗工液を以下の方法により作製した。負極活物質材
料としてグラファイト粉末85部、結着剤としてポリフ
ッ化ビニリデンをN−メチル−2−ピロリドンに溶解し
た溶液(固形分12%の溶液)125部(KF#110
0、呉羽化学工業(株)製)及び分散溶媒としてN−メ
チル−2−ピロリドン5部の配合比で正極の場合と同様
の分散機を用い分散させて負極塗工液を得た。
負極塗工液を以下の方法により作製した。負極活物質材
料としてグラファイト粉末85部、結着剤としてポリフ
ッ化ビニリデンをN−メチル−2−ピロリドンに溶解し
た溶液(固形分12%の溶液)125部(KF#110
0、呉羽化学工業(株)製)及び分散溶媒としてN−メ
チル−2−ピロリドン5部の配合比で正極の場合と同様
の分散機を用い分散させて負極塗工液を得た。
【0035】正極の場合と同様の条件にて、厚み15μ
m、幅300mmの圧延銅箔上にダイコーターを用いて
上記塗工液を塗布した。その後、2m毎に温度を変えら
れる長さ8mの乾燥オーブンを用いて、温度を100℃
−120℃−130℃−140℃とし、この中を2m/
min.の搬送速度で通すことにより乾燥処理した。乾
燥後の膜厚は130μmであった。更に得られた活物質
層を100℃のオーブン中で48時間乾燥させて水分を
除去して負極電極板を得た。
m、幅300mmの圧延銅箔上にダイコーターを用いて
上記塗工液を塗布した。その後、2m毎に温度を変えら
れる長さ8mの乾燥オーブンを用いて、温度を100℃
−120℃−130℃−140℃とし、この中を2m/
min.の搬送速度で通すことにより乾燥処理した。乾
燥後の膜厚は130μmであった。更に得られた活物質
層を100℃のオーブン中で48時間乾燥させて水分を
除去して負極電極板を得た。
【0036】上述のようにして得られた正極板及び負極
板に、ポリフッ化ビニリデンの6%N−メチル−2−ピ
ロリドン溶液をダイコーターにて塗工(塗工幅20m
m)し、140℃のオーブンにて乾燥した。その後、活
物質層の表面に粘着テープを押圧粘着させた後にテープ
を剥離したところ、溶液を塗布乾燥させた活物質層の部
分のみがテープとともにパターン状に剥離され、非塗工
部が形成された。得られたパターン状非塗工部のエッジ
はシャープであり、活物質層の粉落ち等は認められなか
った。
板に、ポリフッ化ビニリデンの6%N−メチル−2−ピ
ロリドン溶液をダイコーターにて塗工(塗工幅20m
m)し、140℃のオーブンにて乾燥した。その後、活
物質層の表面に粘着テープを押圧粘着させた後にテープ
を剥離したところ、溶液を塗布乾燥させた活物質層の部
分のみがテープとともにパターン状に剥離され、非塗工
部が形成された。得られたパターン状非塗工部のエッジ
はシャープであり、活物質層の粉落ち等は認められなか
った。
【0037】実施例2 実施例1と同様にして電極板を作製した。得られた正極
板及び負極板をスチレン−ブタジエン共重合体の5%ト
ルエン溶液をパターン状に正極板及び負極板に塗布及び
乾燥させた。その後、活物質層の表面に粘着テープを押
圧粘着させた後にテープを剥離したところ、溶液を塗布
乾燥させた活物質層の部分のみがテープとともにパター
ン状に剥離され、非塗工部が形成された。得られたパタ
ーン状非塗工部のエッジはシャープであり、活物質層の
粉落ち等は認められなかった。
板及び負極板をスチレン−ブタジエン共重合体の5%ト
ルエン溶液をパターン状に正極板及び負極板に塗布及び
乾燥させた。その後、活物質層の表面に粘着テープを押
圧粘着させた後にテープを剥離したところ、溶液を塗布
乾燥させた活物質層の部分のみがテープとともにパター
ン状に剥離され、非塗工部が形成された。得られたパタ
ーン状非塗工部のエッジはシャープであり、活物質層の
粉落ち等は認められなかった。
【0038】実施例3 負極活物質材料としてグラファイト粉末を85部、結着
剤として水添化したスチレン−ブタジエン共重合体の3
0%のトルエン溶液を75部及び分散溶媒としてトルエ
ン20部の配合比で実施例1と同様の分散機を用いて分
散させて負極塗工液を得た。実施例1と同様の条件に
て、厚み15μm、幅300mmの圧延銅箔上にダイコ
ーターを用いて上記塗工液を塗布した。その後、2m毎
に温度を変えられる長さ8mの乾燥オーブンを用い、温
度を70℃−80℃−100℃−120℃とし、この中
を2m/min.の搬送速度で通すことにより乾燥処理
した。乾燥後の膜厚は130μmであった。更に得られ
た活物質層を100℃のオーブン中で48時間乾燥させ
て水分を除去して負極電極板を得た。
剤として水添化したスチレン−ブタジエン共重合体の3
0%のトルエン溶液を75部及び分散溶媒としてトルエ
ン20部の配合比で実施例1と同様の分散機を用いて分
散させて負極塗工液を得た。実施例1と同様の条件に
て、厚み15μm、幅300mmの圧延銅箔上にダイコ
ーターを用いて上記塗工液を塗布した。その後、2m毎
に温度を変えられる長さ8mの乾燥オーブンを用い、温
度を70℃−80℃−100℃−120℃とし、この中
を2m/min.の搬送速度で通すことにより乾燥処理
した。乾燥後の膜厚は130μmであった。更に得られ
た活物質層を100℃のオーブン中で48時間乾燥させ
て水分を除去して負極電極板を得た。
【0039】得られた負極板をスチレン−ブタジエン共
重合体の5%トルエン溶液をパターン状に負極板に塗布
及び乾燥させた。塗布はダイコーターを用い、塗工幅は
20mmで行った。乾燥は100℃のオーブンを用いて
行った。その後、活物質層の表面に粘着テープを押圧粘
着させた後にテープを剥離したところ、溶液を塗布乾燥
させた活物質層の部分のみがテープとともにパターン状
に剥離され、非塗工部が形成された。得られたパターン
状非塗工部のエッジはシャープであり、活物質層の粉落
ち等は認められなかった。
重合体の5%トルエン溶液をパターン状に負極板に塗布
及び乾燥させた。塗布はダイコーターを用い、塗工幅は
20mmで行った。乾燥は100℃のオーブンを用いて
行った。その後、活物質層の表面に粘着テープを押圧粘
着させた後にテープを剥離したところ、溶液を塗布乾燥
させた活物質層の部分のみがテープとともにパターン状
に剥離され、非塗工部が形成された。得られたパターン
状非塗工部のエッジはシャープであり、活物質層の粉落
ち等は認められなかった。
【0040】比較例1 実施例1と同じ正活物質塗工液を用い、スロットダイコ
ーターを用い厚み20μm、幅300mmのアルミニウ
ム箔に塗工した。この際、非塗工部を形成するために、
スロットダイからの塗工液の吐出量を周期的に制御する
ようにした。その結果、塗工速度の上昇により非塗工部
の周囲の活物質層の形状がゆがむ傾向を示し、又、非塗
工部を残して塗工液を安定して塗工することができなか
った。
ーターを用い厚み20μm、幅300mmのアルミニウ
ム箔に塗工した。この際、非塗工部を形成するために、
スロットダイからの塗工液の吐出量を周期的に制御する
ようにした。その結果、塗工速度の上昇により非塗工部
の周囲の活物質層の形状がゆがむ傾向を示し、又、非塗
工部を残して塗工液を安定して塗工することができなか
った。
【0041】比較例2 実施例1と同様の方法に電極板を作製した。得られた正
極板及び負極板上に幅10mm、長さ200mmの粘着
テープを貼り、該テープを剥がすことにより電極塗工液
が塗工されていない非塗工部を作製した。その結果、活
物質層の剥離面には多量の活物質層の断片が残り、又、
非塗工部のパターンのエッジはシャープでなく、活物質
層の粉落ちが認められた。
極板及び負極板上に幅10mm、長さ200mmの粘着
テープを貼り、該テープを剥がすことにより電極塗工液
が塗工されていない非塗工部を作製した。その結果、活
物質層の剥離面には多量の活物質層の断片が残り、又、
非塗工部のパターンのエッジはシャープでなく、活物質
層の粉落ちが認められた。
【0042】比較例3 実施例1と同様の方法で電極板を作製した。得られた正
極板及び負極板の活物質層を、へらでこすり落とすこと
により幅10mm、長さ200mmの非塗工部を作製し
た。その結果、剥離面には多量の活物質層の断片が残
り、又、非塗工部のパターンのエッジはシャープでな
く、活物質層の粉落ちが認められた。
極板及び負極板の活物質層を、へらでこすり落とすこと
により幅10mm、長さ200mmの非塗工部を作製し
た。その結果、剥離面には多量の活物質層の断片が残
り、又、非塗工部のパターンのエッジはシャープでな
く、活物質層の粉落ちが認められた。
【0043】
【発明の効果】以上の如き本発明によれば、 高分子材料の溶液を活物質層にパターンコーティング
し、乾燥、固化及び剥離することで、電極板の活物質層
をパターン状に容易に剥離することができる。 高分子材料の溶液を活物質層にパターンコーティング
することにより、活物質層と集電体との密着性が低下
し、剥離残りのない活物質層のパターニングが容易に行
える。 高分子材料の溶液を含浸及び乾燥した領域の活物質層
が収縮することにより、固化されていない活物質層(溶
液が含浸されていない領域)と分離され、精度の良い活
物質層のパターニングを行うことができる。 溶液の塗布領域の密度が増加し、非塗布領域の密度と
の相違により、活物質層の膜切れが容易になり、精度の
良い活物質層のパターニングを行うことができる。 等の作用効果が奏される。
し、乾燥、固化及び剥離することで、電極板の活物質層
をパターン状に容易に剥離することができる。 高分子材料の溶液を活物質層にパターンコーティング
することにより、活物質層と集電体との密着性が低下
し、剥離残りのない活物質層のパターニングが容易に行
える。 高分子材料の溶液を含浸及び乾燥した領域の活物質層
が収縮することにより、固化されていない活物質層(溶
液が含浸されていない領域)と分離され、精度の良い活
物質層のパターニングを行うことができる。 溶液の塗布領域の密度が増加し、非塗布領域の密度と
の相違により、活物質層の膜切れが容易になり、精度の
良い活物質層のパターニングを行うことができる。 等の作用効果が奏される。
【図1】 本発明の電極板を図解的に説明する図。
【図2】 本発明の電極板を図解的に説明する図。
【図3】 本発明の方法を図解的に説明する図。
【図4】 本発明の方法を図解的に説明する図。
Claims (5)
- 【請求項1】 集電体面上に活物質と結着剤とからなる
活物質塗工層を形成する工程、該活物質塗工層のうち活
物質塗工層をパターン状に除去すべき領域に、高分子材
料の溶液を塗布、含浸及び乾燥して固化させる工程、該
固化された活物質塗工層を剥離除去する工程を有し、前
記集電体面に任意のパターンの非塗工部を形成すること
を特徴とする非水電解液二次電池用電極板の製造方法。 - 【請求項2】 高分子材料が、集電体に対して密着性が
低い材料である請求項1に記載の非水電解液二次電池用
電極板の製造方法。 - 【請求項3】 高分子材料が、スチレン−ブタジエン共
重合体、ポリブタジエン及びポリフッ化ビニリデンであ
る請求項2に記載の非水電解液二次電池用電極板の製造
方法。 - 【請求項4】 電極板が、リチウムイオンの移動により
電子の交換を行うリチウムイオン電池用電極板である請
求項1〜3のいずれか1項に記載の非水電解液二次電池
用電極板の製造方法。 - 【請求項5】 集電体が、アルミ箔又は銅箔である請求
項1〜4のいずれか1項に記載の非水電解液二次電池用
電極板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9034295A JPH10223209A (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | 非水電解液二次電池用電極板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9034295A JPH10223209A (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | 非水電解液二次電池用電極板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10223209A true JPH10223209A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12410177
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9034295A Pending JPH10223209A (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | 非水電解液二次電池用電極板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10223209A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100901534B1 (ko) | 2006-08-14 | 2009-06-08 | 주식회사 엘지화학 | 실란계 화합물이 균일한 패턴으로 코팅되어 있는 음극 및이를 포함하고 있는 이차전지 |
| KR100901533B1 (ko) | 2006-08-14 | 2009-06-08 | 주식회사 엘지화학 | 실란계 화합물이 균일한 패턴으로 코팅되어 있는 양극 및이를 포함하고 있는 이차전지 |
| JP2012028187A (ja) * | 2010-07-23 | 2012-02-09 | Eliiy Power Co Ltd | 発電要素および二次電池 |
-
1997
- 1997-02-04 JP JP9034295A patent/JPH10223209A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100901534B1 (ko) | 2006-08-14 | 2009-06-08 | 주식회사 엘지화학 | 실란계 화합물이 균일한 패턴으로 코팅되어 있는 음극 및이를 포함하고 있는 이차전지 |
| KR100901533B1 (ko) | 2006-08-14 | 2009-06-08 | 주식회사 엘지화학 | 실란계 화합물이 균일한 패턴으로 코팅되어 있는 양극 및이를 포함하고 있는 이차전지 |
| JP2012028187A (ja) * | 2010-07-23 | 2012-02-09 | Eliiy Power Co Ltd | 発電要素および二次電池 |
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