JPH10223715A - 多層エピタキシャルウェーハのエピ膜厚の測定方法 - Google Patents

多層エピタキシャルウェーハのエピ膜厚の測定方法

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JPH10223715A
JPH10223715A JP9038472A JP3847297A JPH10223715A JP H10223715 A JPH10223715 A JP H10223715A JP 9038472 A JP9038472 A JP 9038472A JP 3847297 A JP3847297 A JP 3847297A JP H10223715 A JPH10223715 A JP H10223715A
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epi
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film thickness
reflected light
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宏 白井
Kenji Akai
賢治 赤井
Toshio Abe
敏雄 阿部
Chikara Toshima
主税 戸島
Katsuyuki Iwata
勝行 岩田
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Toshiba Ceramics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチング素子等のパワーデバイスに用い
られるIGBT用の多層エピタキシャルウエハのエピ膜
厚を非破壊的に、且つ、非接触的で精度よく測定する。 【解決手段】 (1)異なる電気的特性を有する少なく
とも2層のエピ膜が形成されてなる多層エピタキシャル
ウエハを少なくとも500cm-1以下、特に500cm
-1以下の遠赤外領域の赤外線を用いて反射率スペクトル
を測定する遠赤外反射率測定工程、(2)遠赤外反射率
測定工程で得た反射スペクトルを最大エントロピー法で
周波数解析する解析工程、(3)解析工程で得た解析ス
ペクトルに基づき各層のエピ膜厚を求める工程を有する
ことを特徴とする多層エピタキシャルウエハのエピ膜厚
の測定方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層エピタキシャ
ルウェーハのエピ膜厚の測定方法に関し、特に、スイッ
チング素子等のパワーデバイスに用いられるIGBT(I
nsulated Gate Bipolar Transistor) 用の2層エピタキ
シャルウェーハのエピ膜厚を、非破壊的に、且つ、非接
触的で精度よく測定する多層エピタキシャルウェーハの
エピ膜厚の測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】IGBT用ウェーハ等電気的特性の異な
るエピタキシャル薄膜(以下、単にエピ膜とする。)を
多層に形成した多層構造のエピタキシャルウェーハ(以
下、単にエピウェーハとする。)は、パワーデバイス用
への適用が高まり注目されている。これら多層構造のエ
ピウェーハから優れた特性のデバイスを得るためには、
そのエピ膜厚も重要な因子とされている。そのため、製
造工程においてエピ膜厚を精密に制御することが要請さ
れている。エピ膜厚を制御するためには、得られるエピ
膜の厚さを先ず測定する必要がある。デバイス特性との
関連性も含め以前からシリコン単結晶基板上にエピタキ
シャル成長させて形成されるエピ膜の厚さの測定が行わ
れていた。しかし、従前の膜厚測定は、一般にエピウェ
ーハの斜め研磨面での広がり抵抗の測定を行うもので破
壊測定である。そのためサンプリングも問題となる等に
より非破壊測定方法が求められていた。
【0003】上記したような状況で、近年、非破壊でエ
ピウェーハのエピ膜厚を測定するため、一般にFTIR
(フーリエ変換赤外分光装置)を用いた中赤外反射分光
法による膜厚測定が注目され、各種の適用が試みられて
いる。FTIR法による薄膜の膜厚測定は、赤外分光計
を用いてエピウェーハの反射スプクトルを測定し、この
スペクトル上の干渉縞パターンを得て、その干渉縞を解
析することで行うものである。このFTIR法による膜
厚測定は、基板上に形成された薄膜が単層である場合に
は干渉縞パターンから比較的簡単な解析で得ることがで
きる。例えば、単層エピウェーハのエピ膜厚は、波数4
000〜400cm-1の中赤外領域の赤外線を試料に照
射し、入射光の、基板とエピ層との界面(以下、エピ層
/基板界面とする。他も同様)での反射とエピウェーハ
表面での反射との干渉縞を測定することでエピ膜厚を得
ることができる。一般に、エピウェーハの基板は1018
〜1019cm-3レベルの高いキヤリア濃度であり、一
方、エピ膜層のキャリア濃度は基板に比して低い。この
ため、入射赤外光が低濃度のエピ膜層を透過した後、エ
ピ層/基板界面で反射し、ウェーハ表面の反射光と干渉
して、反射スペクトル上に干渉縞が観測されることを利
用するものである。即ち、干渉縞は、エピ層/基板界面
の反射光とウェーハ表面の反射光との光路長の差異に起
因するものであり、干渉縞の周期がエピ膜厚に逆比例す
るという関係に基づきエピ膜厚を測定するものである。
【0004】一方、多層膜では、エピ層/基板界面以外
に各エピ層間の界面での反射も干渉に寄与するので、得
られる干渉パターンが複雑となり、その干渉パターンか
ら直接的に波形解析して膜厚を得ることは困難である。
そのため、多層構造膜の各膜厚を測定するための手法が
提案されている。例えば、GaAs系等の化合物半導体
では、単層エピ膜と同様に多層エピ膜構造の各エピ膜厚
を、近赤外〜中赤外域の反射測定を行い、これをフーリ
エ変換して各層のエピ膜厚を求める方法が提案されてい
る。即ち、FTIR法で可視〜赤外域の波数域の光を多
層膜構造の化合物半導体に照射し、得られる反射スペク
トルから得た膜干渉成分を、逆フーリエ変換して得られ
るいわゆるスペーシャルグラムによる波形解析を基に多
層膜厚を測定する方法(「電子材料」第28巻(11
号)、40〜44頁(1989年)、「光学」第20
巻、305〜309頁(1991年))である。また、
上記の多層膜厚の測定において、特開平5−30281
6号公報では、光検知器、光透過部材または光源を複数
とすることにより測定できる波数範囲を広くして、膜厚
の測定限界を向上させることが提案されている。また、
特開平7−4922号公報では、スペーシャルグラムか
ら得られる膜厚測定値を基に理論的干渉スペクトルの波
形を求めて波形フィッティングさせることにより、精度
よく膜厚を求めることが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
中赤外反射分光法では、シリコン単結晶基板上に同様の
電気的特性の異なるシリコン単結晶のエピ膜を少なくと
も2層形成した多層構造のエピウェーハの各層のエピ膜
厚を求めることはできない。従来の中赤外反射法では、
例えば、2層構造のエピウェーハで第1層/基板界面で
の反射とウェーハ表面での反射との干渉縞を測定するこ
とにより、第1層と第2層との総計の厚さは測定でき
る。しかし、一般に、2層エピウェーハでは、例えば、
図16に本発明の対象の一例であるIGBT用ウェーハ
の一般的な2層構造の模式説明図(F)、典型的な2種
類の2層エピウェーハの模式構造説明図(G)及び
(H)、並びに2層エピウェーハ内の赤外線反射の概念
説明図(I)を示したように、ボロン(B)やアンチモ
ン(Sb)を比較的高濃度(比抵抗約25〜20mΩc
m以下)でドープした単結晶シリコン基板上に、電気的
特性の異なる2層としてリン(P)やボロンを高濃度
(比抵抗約30〜100mΩcm)にドープした5〜2
5μm膜厚の第1層と、低濃度(比抵抗10Ωcm以
上)にドープした30〜130μm膜厚の第2層とが連
続的にエピタキシャル成膜される。この場合、第1層の
キャリア濃度が十分に高くなく、且つ、第1層と第2層
とのキャリア濃度差が十分には大きくないため、第2層
の厚さを測定するために必要な第2層/第1層界面での
反射光とウェーハ表面の反射光との干渉縞や、第1層/
基板界面での反射光と第2層/第1層界面での反射光と
の干渉縞の測定は、一般的には困難である。
【0006】上記のように多層エピウェーハの各エピ膜
厚を、FTIR法により解析して測定することは困難で
あるが、多層エピ膜層全体の厚さが測定できることか
ら、製造工程では、次のようにエピ膜厚を求めることも
できる。例えば、その一としては、テストサンプルとし
て第1層のみをエピタキシャル成長させ、膜厚をFTI
R法によつて測定して第1層の厚さとする。次に、第1
層のみを形成した条件と同一条件で第1層と第2層を連
続してエピタキシャル成長させ、第1層と第2層の総計
厚さをFTIR法によつて測定し、その差から第2層エ
ピ膜厚を得る方法である。その二としては、第1層と第
2層の各エピ膜の成長時間を測定し、各エピ層の厚さ
を、第1層と第2層の総計厚さを時間で比例配分して求
める方法である。これらの方法は、製品の第1層と第2
層のエピ膜厚を非破壊的に測定できるが、推定要素が入
ることから好ましくない。
【0007】本発明は、シリコン単結晶基板上に形成さ
れた少なくとも2層の電気的特性の異なるエピ膜の各膜
厚の測定における上記のような現状に鑑み、非破壊的
で、非接触的に、且つ、推定因子を排して、各エピ膜厚
を効果的に測定する方法の確立を目的する。即ち、本発
明は、特に、前記の図16(G)及び(H)で示したよ
うな構造を有するエピウェーハの膜厚測定に好適に用い
ることができる測定方法を提供するものである。同時
に、それによりパワーデバイス用として注目される多層
構造エピウェーハにおけるデバイス特性に影響するエピ
膜厚の制御を容易にすることを目的とする。発明者ら
は、この目的のため各種薄膜の反射分光法による測定デ
ータや、データの波形解析法等について鋭意検討した。
その結果、赤外分光法の測定において、長波長側でキャ
リアの光反射能がより強くなることを知見した。この知
見に基づき、2層構造エピウェーハについて遠赤外域を
中心とした赤外線反射測定を行い、その結果、得られる
反射スペクトルにおいて、第2層/第1層界面での反射
光とウェーハ表面での反射光との干渉縞や第1層/基板
界面での反射光と第2層/第1層界面での反射光との干
渉縞が測定できることが、更に知見された。従って、得
られる干渉縞を波形解析(周波数解析)することにより
各エピ膜厚を求めることができることから本発明を完成
した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、(1)
異なる電気的特性を有する少なくとも2層のエピ膜が形
成されてなる多層エピタキシャルウェーハを少なくとも
500cm-1以下の遠赤外領域の赤外線を用いて反射率
スペクトルを測定する遠赤外反射率測定工程、(2)遠
赤外反射率測定工程で得た反射スペクトルを最大エント
ロピー法で周波数解析する解析工程、(3)解析工程で
得た解析スペクトルに基づき各層のエピ膜厚を求める工
程を有することを特徴とする多層エピタキシャルウェー
ハのエピ膜厚の測定方法が提供される。
【0009】上記本発明の多層エピタキシャルウェーハ
のエピ膜厚の測定方法は、ボロンドープされた比抵抗2
5mΩcm以下の基板と、リンドープされた比抵抗90
〜30mΩcmで厚さが5〜25μmの第1エピタキシ
ャル層、及び、リンドープされた比抵抗10Ωcm以上
で厚さが40〜130μmの第2エピタキシャル層とか
ら形成される多層エピタキシャルウェーハの各エピ層厚
の測定に好適に適用できる。また、アンチモンドープさ
れた比抵抗20mΩcm以下の基板と、ボロンドープさ
れた比抵抗100〜50mΩcmで厚さが5〜25μm
の第1エピタキシャル層、及び、ボロンドープされた比
抵抗10Ωcm以上で厚さが30〜100μmの第2エ
ピタキシャル層とから形成される多層エピタキシャルウ
ェーハの各エピ層厚の測定にも好適に適用できる。
【0010】本発明は上記のように構成され、シリコン
単結晶基板上にキャリアをドーピングしたエピタキシャ
ル膜を少なくとも2層有する多層構造に形成したエピタ
キシャルウェーハにおいて、エピ膜厚測定のため、少な
くとも500cm-1以下の遠赤外線を用いることから、
従来の中赤外反射測定では分離して得られなかった第2
層/第1層界面での反射光とウェーハ表面での反射光と
の干渉縞や第1層/基板界面での反射光と第2層/第1
層界面での反射光との干渉縞が、従来の中赤外反射法で
も測定可能な第1層/基板界面での反射光とウェーハ表
面での反射光との干渉縞と重ね合わさったスペクトルと
して観測できる。従って、測定した反射スペクトルを波
形解析(周波数解析)することにより、結果的に各エピ
膜厚を求めることができる。更に、本発明は、得られる
反射スペクトルが、干渉縞の重ね合わせ状態となり、従
来のフーリエ解析法(例えば、FFT(Fast Fourier T
ransform: 高速フーリエ変換))では明確でシャープな
解析スペクトルが得られなかったのに対し、最大エント
ロピー法(maximum etnropy method:以下、MEMと略
す)を適用したことから、反射スペクトル上の、第2層
/第1層界面での反射光とウェーハ表面での反射光との
干渉縞と、第1層/基板界面での反射光とウェーハ表面
での反射光との干渉縞、及び第1層/基板界面での反射
光と第2層/第1層界面での反射光との干渉縞に基づく
シャープなピークを有する周波数解析スペクトルを得る
ことができることから、各ピークからそれぞれ第2層、
第2層+第1層及び第1層の各エピ膜厚を効率的に再現
性よく求めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、エピウェーハのエピ膜
厚の測定に、FTIRによる測定を、通常のエピ層厚測
定よりも長波長側の遠赤外領域にシフトさせると共に、
得られる反射スペクトルの解析に上記MEM解析を採用
したものである。半導体ウェーハにおける製造工程のエ
ピ膜厚制御のための波形解析にMEM解析を用いること
は、全く新しいことであり、本発明において発明者らに
より初めてなされたものである。以下に、先ず、発明者
らが、波形解析として最大エントロピー法を適用するに
至ったことについて説明する。本発明のエピウェーハの
赤外反射分光測定において、従来一般的な中赤外域で
は、第1層/基板界面での反射光とウェーハ表面での反
射光との干渉縞が支配的である。一方、遠赤外反射スペ
クトルでは、これに加え、第2層/第1層界面での反射
光とウェーハ表面での反射光との干渉縞や、第1層/基
板界面での反射光と第2層/第1層界面での反射光との
干渉縞が測定されることが見出された。この場合、通
常、第1層エピ膜厚が第2層エピ膜厚よりもかなり小さ
い2層構造のエピウェーハでは、第1層/基板界面での
反射光とウェーハ表面での反射光との干渉縞と第2層/
第1層界面での反射光とウェーハ表面での反射光との干
渉縞の2種類の干渉縞の反射スペクトル上での周期が近
似し、スペクトルが密集した形状となる。その結果、遠
赤外域において実際に測定される反射スペクトルでは、
これら2種類の周期の近い干渉縞と、更に、第1層/基
板界面での反射光と第2層/第1層界面での反射光との
長周期の干渉縞とが重なり合って観測されることが多
い。
【0012】発明者らによれば、上記のような反射スペ
クトルを、従来と同様に、一般的なフーリエ変換法であ
るFFTを行っても、明確なスペクトルピークを得るこ
とは難しいことが確認されている。そのため、本発明に
おいては、このFFTの代わりに、従来一般には使用さ
れていない最大エントロピー法解析を試みることにし
た。MEM解析は、当初地下探査で提案され、その後、
太陽の活動周期と年気温変動との相関、地震波解析等に
適用され、更に、信号処理分野でも適用され、FTIR
で得られるスペクトルの分解能向上に関しての報告もあ
る(「Applied Optics」第22巻(22号)、3593
〜3598頁(1983))。このMEM解析は、有限
のデータから全体の信号のスペクトルを推定するもので
あり、従来のFFT等の波形解析に比べて、短いデータ
からもスペクトルの推定が可能であり、且つ、高分解能
の周波数解析スペクトルを推定することができるとされ
ている。発明者らによれば、後記する実施例から明らか
なように、上記の遠赤外領域のFTIR測定で得られた
反射スペクトルについて、実際、MEM解析を行ったと
ころ、非常に明確でシャープな周波数解析ピークを得ら
れることが確認された。従って、上記した反射スペクト
ルの成分である各干渉縞の周期を求めることができる。
一方、前記の多層構造の化合物半導体のFTIR測定で
行われているように、中赤外領域の反射スペクトルをM
EM解析しても、前記で予測したように、第1層/基板
界面での反射光とウェーハ表面での反射光との干渉縞に
対応する周波数解析ピークは強く示されるが、第2層/
第1層界面での反射光とウェーハ表面での反射光との干
渉縞の対応ピークや、第1層/基板界面での反射光と第
2層/第1層界面での反射光との干渉縞の対応ピークが
得られないため、多層エピウェーハの各エピ膜厚を測定
することはできないことも確認された。
【0013】
【実施例】以下、本発明について実施例に基づき詳細に
説明する。但し、本発明は下記実施例により制限される
ものでない。 実施例1 従来のエピタキシャル法により、比抵抗10〜20mΩ
cmのシリコン単結晶基板上に、それぞれ表1に示した
膜厚(Tvg)と比抵抗(ρ)を目標として8種類の2
層構造のエピウェーハ(n- /n+ /p++構造で、ドー
パント:P- /P+ /B++) を作製した。得られた各エ
ピウェーハについて、中赤外及び遠赤外領域での反射ス
ペクトルを測定した。更に、斜め研磨面の広がり抵抗(s
preadingresistance :以下、SRと略す) 値を測定し
た。
【0014】中赤外及び遠赤外領域の反射スペクトルは
波数領域別に測定した。即ち、中赤外(MIR)140
0〜400cm-1領域では、光源SiC、ビームスプリ
ッタ−Ge/KBr、検出器DTGS(CsI窓板)と
し、遠赤外(FIR)域を中心とした680〜105c
-1領域では、光源SiC、ビームスプリッターMyl
ar(3.5μm厚)、検出器DTGS(ポリエチレン
(PE)窓板)、FIR:105〜30cm-1領域では
水銀燈、ビームスプリッターMylar(3.5μm
厚)、検出器DTGS(PE窓板)を、各々用いて測定
した。なお、中赤外領域(ビームスプリッターGe/K
Br)の反射スペクトルと、遠赤外領域 (ビームスプリ
ッターMylar(3.5μm厚さ))の反射スペクト
ルを連続した一続きの赤外反射スペクトルにする場合に
は、600cm-1を両者の境界とした。また、SR測定
では、ウェーハ断面の深さ方向の抵抗プロファイルを求
め、第1層と第2層の厚さの標準とした。
【0015】
【表1】
【0016】(周波数解析)次に、測定した反射スペク
トルの周波数解析を、最大エントロピー(MEM)法を
用いて行い、エピ膜厚d(μm)は、次式(1)に従っ
て求めた。 d=104 ・k/2n (1) 但し、式(1)において、kはMEM法解析による反射
スペクトルの周波数解析値(cm)、 nは屈折率をそれ
ぞれ示す。この場合、n値として真性半導体シリコンの
赤外域の屈折率である3.42を用いた。この屈折率は
シリコン中のドーパントの種類や濃度により変化するの
で、より精密にエピ膜厚を測定する場合には、ドーパン
トの種類や濃度に応じた屈折率を用いることが好まし
い。
【0017】(サンプル1)まず、上記表1に示したサ
ンプル1の2層構造エピウェーハの中遠赤外反射測定で
得られた測定スペクトル及びそのMEM法による解析結
果について説明する。図1は、サンプル1の2層構造エ
ピウェーハの中赤外及び遠赤外の反射スペクトルであ
る。図2は、図1のスペクトルをMEM法で周波数解析
したスペクトルで、(A)は反射スペクトルの中赤外域
(MIR)である1400〜400cm-1のMEM解析
結果を、(B)は遠赤外域(FIR)である680〜1
05cm-1を中心とした領域のMEM解析結果を、
(C)はFIR+MIR領域(1400〜105c
-1)のMEM解析結果を示す。図1の2層エピウェー
ハの赤外領域の反射スペクトルは、基本的に、第1層/
基板界面での反射光とウェーハ表面での反射光とのスペ
クトル上の干渉縞と、第2層/第1層界面での反射光と
ウェーハ表面での反射光との干渉縞との重ね合わせによ
るうなリと、高波数(長波長)側ほどキャリアによる反
射能が低下することに基づく干渉縞の振幅の単調減小傾
向を表す関数との積として説明できる。図2は、この図
1の反射スペクトルをMIR、FIR、MIR+FIR
の領域に分けてMEM解析した結果であり、縦軸はパワ
ースペクトル強度の相対値を、横軸は前記(1)式の反
射スペクトルの周波数解析値(cm)kをそれぞれ表示
する。図2から、(A)の反射スペクトルのMIR領域
部分のMEM解析では、第1層/基板界面での反射光と
ウェーハ表面での反射光との干渉縞に基づくと思われる
ピーク(k=0.0816を前記(1)式に代入して得
られる第1層+第2層の厚さ:119.3μm)のみが
現れる。(B)の反射スペクトルのFIR領域部分のM
EM解析では、第1層/基板界面での反射光とウェーハ
表面での反射光との干渉縞に基づくピーク(k=0.0
831を前記(1)式に代入して得られる第1層+第2
層の厚さ:121.5μm)と、第2層/第1層界面で
の反射光とウェーハ表面での反射光との干渉縞に基づく
と思われるピーク(k=0.0780と式(1)により
同様にして得られる第2層の厚さ:114.0μm)が
観測される。更に、(C)の反射スペクトルのMIR+
FIR領域部分のMEM解析では、FIR領域部分のM
EM解析結果とほぼ同じ位置に2つのピークが観測され
る。これらから、サンプル1の反射スペクトルの遠赤外
領域部分をMEM法で周波数解析することにより、従来
の中赤外領域の反射スペクトルからは観測されない第2
層/第1層界面の反射光とウェーハ表面での反射光との
干渉縞に基づく周波数解析ピークが検出できることが明
らかである。
【0018】図3に、同一のサンプル1について測定し
た深さ方向SR値のプロフアイルを示した。図3のプロ
ファイルは、第2層/第1層界面近傍の深さ方向プロフ
アイルは完全なステップ関数ではなく、気相エピタキシ
ャル成膜工程においてよく知られるオートドーピング等
による若干の傾きがある。このため、第2層のエピ膜厚
を一義的に決定することは不可能であるが、SR値が下
がり始める深さと下がりきった深さが、それぞれ113
μm(X点)と118μm( Y点) であり、このX点とY
点の間で第2層/第1層界面での反射が生じると考える
ことができる。一方、図3において、第1層/基板界面
であるpn接合(p/n junction)までの深さは120μ
mと観測でき、更に深いところでSR値が一定になる深
さは122μm (Z点) である。従って、第1層/基板
界面での反射は、pn接合(p/njunction)の深さより
も深いSR値が一定となる深さ122μm (Z点)を、
一応の実効的なものと考えることできる。
【0019】上記のようにして測定及び検討した結果、
遠赤外領域を含めた赤外反射測定から求めた第2層と第
1層+第2層のエピ膜厚と、SR測定から求めた対応す
るエピ膜厚とを比較すると、2〜3μmの誤差でほぼ一
致することが分かる。この場合、従来の中赤外領域の反
射スペクトル測定では、第1層+第2層のエピ膜全体の
厚さのみしか測定できなかったのに対し、本発明の遠赤
外領域の反射スペクトルを得ることで、2層エピ膜厚を
それぞれ測定することができたものである。エピ層のキ
ャリアの反射能はキャリア濃度が高い程、また低波数程
高いことから、サンプル1の第1層(比抵抗ρ=約30
mΩcm)は、基板(比抵抗ρ=10〜20mΩcm)
に比してキャリア濃度が低く、中赤外領域では十分な反
射能がない。一方、高キャリア濃度である基板のみが十
分な反射能を持つと考えられるため、中赤外領域では、
第2層/第1層界面での反射が弱く、第1層/基板界面
での反射が優勢になる。その結果、この波数領域の反射
スペクトルは高波数側ほど干渉縞の振幅が単調に減衰す
るものと考えられる。一方、400cm-1以下の遠赤外
領域では、第1層の反射能が高くなり、第2層/第1層
界面での反射も強くなることから、上記した第2層/第
1層界面と第1層/基板界面の2種類の反射光による干
渉縞の重ね合わせに基づくうなりの節(node)が現れて
いると考えられる。なお、SR測定結果から求めたエピ
厚値は必ずしも精度がよいとは限らないとされているこ
とから、本サンプルのウェーハ上の上記測定域の近接域
からサンプリングした別のサンプルについてもSR測定
を行つた。その結果、同様に観測して第2層のエピ厚が
112〜117μm、 第1層+第2層の全エピ膜厚は1
21.6μmであった。この数値によっても、遠赤外反
射スペクトルのMEM法解析による結果は、ほぼ1μm
の誤差で一致することが分かる。
【0020】(サンプル2)次に、サンプル2につい
て、図4にMIR及びFIR反射スペクトルを、図5に
MEM解析スペクトルを、また図6に深さ方向SRプロ
ファイルをそれぞれ示した。サンプル1の場合と同様に
検討したMEM解析結果とSR測定結果を、表2にまと
めて示した。これらの結果から、MEM解析結果とSR
結果とがよく一致し、サンプル1の場合と同様に遠赤外
域の反射スペクトルから、二層エピウェーハの各エピ膜
厚を求められることが分かる。サンプル2でも、SRプ
ロファイルからの結果について再現性を検討したが、表
2に示すように3μm程度の誤差でほぼ一致するといえ
るものであつた。なお、表2中、層を示す欄で1+2は
1層と2層の和を示し、p/nはpn接合を意味する。
また、表3においても同様である。
【0021】(サンプル3)第1層の比抵抗がサンプル
l及び2と比べて高い90mΩcmのサンプル3につい
て、図7にMIR及びFIR反射スペクトルを、図8及
び図9にMEM解析スペクトルを、また図10に深さ方
向SRプロファイルをそれぞれ示した。サンプル1の場
合と同様に検討したMEM解析結果とSR測定結果を、
表2にまとめて示した。これらの結果から、サンプル3
の場合は、サンプルlやサンプル2とは異なり、105
cm-1までの遠赤外反射測定を行っても、第2層/第1
層界面での反射光とウェーハ表面での反射光との干渉縞
に対応する解析ピークが観測されず、30cm-1程度ま
で更に長波長側まで測定波数領域を延長することによ
り、第2層/第1層界面での反射光とウェーハ表面での
反射光との干渉縞に対応する小さな解析ピークが観測さ
れた。反射スペクトルにおいてもサンプル1やサンプル
2の場合には100cm-1以上に第1層/基板界面での
反射光とウェーハ表面での反射光との干渉縞と第2層/
第1層界面での反射光とウェーハ表面での反射光との干
渉縞のうなりの節が現れるのに対し、サンプル3ではこ
のうなりの節は100cm-1以下の領域に低波数シフト
していることが分かる。
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】(サンプル4〜8)更に、表1に示した、
上記の3種類のサンプル以外のサンプル4〜8につい
て、同様にして行った赤外の反射測定による反射スペク
トルのMEM法解析に基づく2層エピウェーハのエピ膜
厚測定値とSR測定からのエピ膜厚値をサンプル4は表
2に、サンプル5〜8を表3に示した。これらのサンプ
ル1〜8の結果から、第1層の抵抗が30mΩcm程度
の場合には、105cm-1までの遠赤外反射測定によ
り、第1層エピ膜厚及び第1層+第2層の全エピ膜厚が
非破壊的に、且つ、非接触で求めることができることが
分かる。また、第1層の抵抗が90〜100mΩcm程
度にまでキャリア濃度が薄くなると、上記の通り105
cm-1までの遠赤外反射測定を行っても、第1層のエピ
膜厚を求めることができないことが分かる。このような
場合、30cm-1程度まで更に長波長側まで測定領域を
拡張することにより、第1層の抵抗が90mΩcm程度
であれば、弱小であるがMEM解析ピークが得られるこ
とから、第1層のエピ膜厚を測定することができる。し
かし、 サンプル4の約100mΩcmでは、 例えば、図
11に反射スペクトルを示したように、30cm-1まで
測定しても、上記したようなうなりの明確な節が観測さ
れず、第2層/第1層界面での反射に対応するMEM解
析ピークが検出されない。これは、第1層のキャリア濃
度が著しく低くなると、第1層の反射能が低下し、より
低波数でないと第2層/第1層界面で十分に反射が起き
ないためであると考えられる。
【0025】実施例2 実施例1と同様にして、従来のエピタキシャル法によ
り、比抵抗10〜20mΩcmのシリコン単結晶基板上
に、それぞれ表4に示した膜厚(Tvg)と比抵抗
(ρ)を目標として4種類(サンプル9〜12)の2層
構造のエピウェーハ(n- /n+ /p++構造で、ドーパ
ント:P- /P+ /B++) を作製した。これらのウェー
ハは、全て第1層の比抵抗が50mΩcm程度のもので
ある。得られた各エピウェーハについて、479〜50
cm-1の遠赤外領域での反射スペクトルを、光源Si
C、ビームスプリッターMylar(6μm厚)、検出
器DTGS(PE窓板)を用いて測定した。図12〜1
5に、上記4種類のサンプルの2層エピウェーハの遠赤
外反射スペクトル(D)とそのMEM解析スペクトル
(E)を示した。また、測定した反射スペクトルの周波
数解析を、MEM法を用いて行い、エピ膜厚d(μm)
を前記(1)式に従って求め、それぞれのMEM解析ス
ペクトル図中及び表4に示した。
【0026】表4で、測定値は第1層/基板界面での
反射光とウェーハ表面での反射光との干渉縞に対応する
MEM解析ピークより(1)式に従って求めた第1層+
第2層の合計の厚さから、第2層/第1層界面での反射
光とウェーハ表面での反射光との干渉縞に対応するME
Mピークより(1)式に従って求めた第2層の厚さを引
いて求めた第1層の厚さである。また、測定値は、第
1層/基板界面での反射光と第2層/第1層界面での反
射光との干渉縞に対応するMEMピークより(1)式に
従って求めた第1層の厚さである。この解析結果から明
らかなように、どのサンプルについても第2層/第1層
界面での反射光とウェーハ表面での反射光との干渉縞に
対応するMEM解析と第1層/基板界面での反射光とウ
ェーハ表面での反射光との干渉縞に対応するピークが明
確に観測され、各エピ膜厚を得ることできることが分か
る。更に、サンプル11を除いて、第1層/基板界面で
の反射光と第2層/第1層界面での反射光との干渉縞に
対応すると思われるMEM解析ピークが観測され、この
ピークより(1)式に従って第1層の厚さを直接求めた
測定値は、測定値とかなりよく一致する。このこと
から、第1層/基板界面での反射光と第2層/第1層界
面での反射光との干渉縞に対応するMEM解析ピークか
らも、第1層の厚さを直接求めることができることが分
かる。サンプル11で、第1層に対応する明確なMEM
解析ピークがでない理由は、現時点で明らかでない。
【0027】
【表4】
【0028】上記の実施例から明らかなように、通常の
2層構造のエピウェーハであれば、少なくとも500c
-1以下の遠赤外領域の反射スペクトルについて、ME
M法で解析することににより、第2層/第1層界面での
反射光とウェーハ表面での反射光との干渉縞と、第1層
/基板界面での反射光とウェーハ表面での反射光との干
渉縞に対応する解析ピークがシャープに明確に得られる
ことから、シリコン単結晶基板上の各エピ膜厚を求める
ことができることが分かる。また、第1層/基板界面で
の反射光と第2層/第1層界面での反射光との干渉縞に
対応するMEM解析ピークからも、第1層の厚さを直接
求めることができることが分かる。
【0029】
【発明の効果】本発明は、シリコン単結晶基板上にエピ
タキシャル成膜して電気的特性の異なる少なくとも2層
のエピ膜が形成される多層エピタキシャルウェーハにつ
いて、遠赤外領域を中心とする反射スペクトルを測定
し、その反射スペクトルをMEM法で周波数解析するこ
とにより、それぞれのエピ膜厚さが求められる。従っ
て、デバイス特性への影響が大きいとされる多層エピウ
ェーハの基板上のエピ膜の厚さを、非破壊的に、且つ、
非接触で、効率的に求めることができ、エピウェーハの
製造工程においてエピ膜厚の制御を有効に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のサンプル1の中赤外〜遠赤外
領域の反射スペクトル
【図2】図1の反射スペクトルの中赤外領域(A)、遠
赤外領域(B)及び中赤外〜遠赤外領域(C)でのME
M解析して得た解析スペクトル
【図3】本発明の実施例のサンプル1の深さ方向のSR
値プロファイル
【図4】本発明の実施例のサンプル2の中赤外〜遠赤外
領域の反射スペクトル
【図5】図4の反射スペクトルの中赤外領域(A)、遠
赤外領域(B)及び中赤外〜遠赤外領域(C)でのME
M解析して得た解析スペクトル
【図6】本発明の実施例のサンプル2の深さ方向のSR
値プロファイル
【図7】本発明の実施例のサンプル3の中赤外〜遠赤外
領域の反射スペクトル
【図8】図7の反射スペクトルの中赤外領域(A)、遠
赤外領域(B)及び中赤外〜遠赤外領域(C)でのME
M解析して得た解析スペクトル
【図9】図7の反射スペクトルの1400〜30cm-1
の中赤外〜遠赤外領域でのMEM解析して得た解析スペ
クトル
【図10】本発明の実施例のサンプル3の深さ方向のS
R値プロファイル
【図11】本発明の実施例のサンプル4の中赤外〜遠赤
外領域の反射スペクトル
【図12】本発明の実施例のサンプル9の遠赤外領域の
反射スペクトル(D)及びそのMEM解析して得た解析
スペクトル(E)
【図13】本発明の実施例のサンプル10の遠赤外領域
の反射スペクトル(D)及びそのMEM解析して得た解
析スペクトル(E)
【図14】本発明の実施例のサンプル11の遠赤外領域
の反射スペクトル(D)及びそのMEM解析して得た解
析スペクトル(E)
【図15】本発明の実施例のサンプル12の遠赤外領域
の反射スペクトル(D)及びそのMEM解析して得た解
析スペクトル(E)
【図16】本発明の対象となるIGBTウェーハの2層
構造の模式説明図(F)、一の2層エピウェーハの模式
構造説明図(G)、他の2層エピウェーハの模式構造説
明図(H)及び2層エピウェーハ内の赤外線反射の概念
説明図(I)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本発明は上記のように構成され、シリコン
単結晶基板上にキャリアをドーピングしたエピタキシャ
ル膜を少なくとも2層有する多層構造に形成したエピタ
キシャルウェーハにおいて、エピ膜厚測定のため、少な
くとも500cm−1以下の遠赤外線を用いることか
ら、従来の中赤外反射測定では分離して得られなかった
第2層/第1層界面での反射光とウェーハ表面での反射
光との干渉縞や第1層/基板界面での反射光と第2層/
第1層界面での反射光との干渉縞が、従来の中赤外反射
法でも測定可能な第1層/基板界面での反射光とウェー
ハ表面での反射光との干渉縞と重ね合わさったスペクト
ルとして観測できる。従って、測定した反射スペクトル
を波形解析(周波数解析)することにより、結果的に各
エピ膜厚を求めることができる。更に、本発明は、得ら
れる反射スペクトルが、干渉縞の重ね合わせ状態とな
り、従来のフーリエ解析法(例えば、FFT(Fast
Fourier Transform:高速フーリエ
変換))では明確でシャープな解析スペクトルが得られ
なかったのに対し、最大エントロピー法(maximu
m entropy method:以下、MEMと略
す)を適用したことから、反射スペクトル上の、第2層
/第1層界面での反射光とウェーハ表面での反射光との
干渉縞と、第1層/基板界面での反射光とウェーハ表面
での反射光との干渉縞、及び第1層/基板界面での反射
光と第2層/第1層界面での反射光との干渉縞に基づく
シャープなピークを有する周波数解析スペクトルを得る
ことができることから、各ピークからそれぞれ第2層、
第2層+第1層及び第1層の各エピ膜厚を効率的に再現
性よく求めることができる。
フロントページの続き (72)発明者 戸島 主税 神奈川県秦野市曽屋30番地 東芝セラミッ クス株式会社開発研究所内 (72)発明者 岩田 勝行 山口県徳山市大字徳山字江口開作8231番地 5 徳山東芝セラミックス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)異なる電気的特性を有する少なく
    とも2層のエピ膜が形成されてなる多層エピタキシャル
    ウェーハを少なくとも500cm-1以下の遠赤外領域の
    赤外線を用いて反射率スペクトルを測定する遠赤外反射
    率測定工程、(2)遠赤外反射率測定工程で得た反射ス
    ペクトルを最大エントロピー法で周波数解析する解析工
    程、(3)解析工程で得た解析スペクトルに基づき各層
    のエピ膜厚を求める工程を有することを特徴とする多層
    エピタキシャルウェーハのエピ膜厚の測定方法。
  2. 【請求項2】 前記多層エピタキシャルウェーハが、ボ
    ロンドープされた比抵抗25mΩcm以下の基板と、リ
    ンドープされた比抵抗90〜30mΩcmで厚さが5〜
    25μmの第1エピタキシャル層、及び、リンドープさ
    れた比抵抗10Ωcm以上で厚さが40〜130μmの
    第2エピタキシャル層とから形成される請求項1記載の
    多層エピタキシャルウェーハのエピ膜厚の測定方法。
  3. 【請求項3】 前記多層エピタキシャルウェーハが、ア
    ンチモンドープされた比抵抗20mΩcm以下の基板
    と、ボロンドープされた比抵抗100〜50mΩcmで
    厚さが5〜25μmの第1エピタキシャル層、及び、ボ
    ロンドープされた比抵抗10Ωcm以上で厚さが30〜
    100μmの第2エピタキシャル層とから形成される請
    求項1記載の多層エピタキシャルウェーハのエピ膜厚の
    測定方法。
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