JPH10224340A - 無線通信方法及び無線通信システム - Google Patents

無線通信方法及び無線通信システム

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Publication number
JPH10224340A
JPH10224340A JP9025456A JP2545697A JPH10224340A JP H10224340 A JPH10224340 A JP H10224340A JP 9025456 A JP9025456 A JP 9025456A JP 2545697 A JP2545697 A JP 2545697A JP H10224340 A JPH10224340 A JP H10224340A
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JP
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unit
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JP9025456A
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Kazuya Taki
和也 滝
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親機と特定の子機との間における授受すべき
情報の秘匿性を向上させることが可能な無線通信方法及
び無線通信システムを提供する。 【解決手段】 第1の発明は、子機からの公開鍵(ステ
ップS7)を用いて親機において周波数ホッピング方式
におけるホップテーブルを公開鍵方式により暗号化し
(ステップS8)、子機に送信し(ステップS9)、子
機において秘密鍵を用いてこれを解読して復元し、親機
と子機の双方においてホップテーブルを共有して周波数
ホッピング方式により情報の授受を行う(ステップS1
3)。第2の発明は、親機と子機夫々において、ホップ
テーブル生成器を備え、公開鍵暗号方式により暗号化し
た初期値のみを授受し、当該初期値を用いてホップテー
ブルを生成する。第3の発明は、子機を識別するパスワ
ードを公開鍵暗号方式により暗号化して授受する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は親機と一又は複数の
子機との間における無線通信において、秘匿性を高めて
情報が外部に漏洩することを防止しつつ当該情報の授受
を行う無線通信方法及び無線通信システムの技術分野に
属する。
【0002】
【従来の技術】近年、いわゆる無線LAN(Local Area
Network)が普及しつつあるが、この無線LANに用い
られる通信変調方式の一つとして最近一般化しつつある
のが、いわゆるスペクトラム拡散通信方式である。この
スペクトラム拡散通信方式は、授受すべき信号のエネル
ギーを、その信号がもつ本来の周波数よりも広い周波数
範囲に拡散して伝送する通信方式であり、電力密度を低
く抑えることができる等の利点がある。
【0003】そして、このスペクトラム拡散通信方式の
中の一方式として普及しつつあるのでが、周波数ホッピ
ング方式である。この方式は時間と共に周波数を変化さ
せつつ情報を伝送する方式で、ホッピングの周期より十
分長い時間で考えると電力密度を最も低く抑えられる利
点があると共に、伝送する周波数が時々刻々と変化する
ので、妨害や盗聴に対しても耐性が高いという利点を有
している。
【0004】上記周波数ホッピング方式を用いた無線通
信においては、情報を送信する送信無線局と情報を受信
する受信無線局の双方においてホッピングする周波数を
同期させるために、変化する周波数を示すいわゆるホッ
プテーブルを双方で共通に保有し、このホップテーブル
に従って送信無線局と受信無線局において送信周波数及
び受信周波数を変化させつつ情報の授受を行う構成とな
っている。
【0005】この時、送信無選局に対して受信無選局を
増設する時、相互に周波数ホッピング方式を用いた情報
の授受を開始する際には、予め上記ホップテーブルを送
信無選局から受信無選局に送信して受信無選局において
当該送信されたホップテーブルを用いて情報の授受を開
始することが必要である。
【0006】一方、例えば、予め設定された特定の受信
無線局と送信無線局との間で情報の授受を行う場合に
は、受信無線局から特定のいわゆるパスワードを予め送
信無線局に送信し、当該パスワードを送信無線局で取得
してこれを復号し、上記特定の受信無線局であることを
判別した上で当該受信無線局に対しての情報の送信を開
始することが一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、情報の
授受前における親機からの上記ホップテーブルの送信中
に当該ホップテーブルが傍受されると、当該ホップテー
ブルを第三者が取得できることとなり、これにより、周
波数ホッピング方式における情報の秘匿性が著しく低下
することとなる場合があるという問題点があった。
【0008】また、上記パスワードの受信無線局から送
信無線局への送信において当該パスワードが傍受される
と、当該パスワードを第三者が取得できることとなり、
これにより、上記特定の受信無線局以外の他の無線局が
恰も特定の受信無線局として情報を受信することができ
るようになり、この場合にも授受すべき情報の秘匿性が
著しく低下することとなる。
【0009】これらの問題点を回避すべく、上記ホップ
テーブル又はパスワード以外の、送信無線局と受信無線
局との間で授受すべき情報そのものを暗号化することも
考えられるが、この場合には、情報の暗号化及び復号化
に大規模な演算が必要となると共にそのための回路構成
も複雑化し、また、演算規模を縮小化するために簡易な
暗号化とすると逆に秘匿性が低下してしまうという問題
点が生じてくる。
【0010】そこで、本発明は、上記の各問題点に鑑み
てなされたもので、その課題は、電話回線等の外部回線
に接続され専ら固定されて用いられる送信無線局(以
下、親機という。)と特定の、例えば移動可能な受信無
線局(以下、子機という。)との間における授受すべき
情報の秘匿性を向上させることが可能な無線通信方法及
び無線通信システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、親機と子機との間又は
当該子機同士間での情報の授受を、当該情報をホップテ
ーブル等の秘匿化情報を用いて秘匿化すると共に復号し
つつ無線で行うための無線通信方法であって、前記親機
からの前記秘匿化された情報を前記子機において受信し
て当該秘匿化を解除し復号するための前記秘匿化情報
を、前記親機から当該秘匿化情報を有しない前記子機に
対して送信するとき、当該秘匿化情報を暗号化するため
の暗号鍵情報を前記子機から前記親機に対して送信する
暗号鍵情報送信工程と、前記親機において、前記受信し
た暗号鍵情報に基づいて前記秘匿化情報を暗号化し、暗
号化済秘匿化情報を生成する暗号化工程と、前記生成さ
れた暗号化済秘匿化情報を、前記親機から前記子機に送
信する秘匿化情報送信工程と、前記子機において、前記
送信された暗号化済秘匿化情報を前記暗号鍵情報に対応
する予め設定された復号鍵情報を用いて復号し、前記秘
匿化情報を復元する復元工程と、を備える。
【0012】請求項1に記載の発明の作用によれば、暗
号鍵情報送信工程において、秘匿化情報を親機から当該
秘匿化情報を有しない子機に対して送信するとき、当該
秘匿化情報を暗号化するための暗号鍵情報を子機から親
機に対して送信する。
【0013】次に、暗号化工程において、親機にて受信
した暗号鍵情報に基づいて秘匿化情報を暗号化し、暗号
化済秘匿化情報を生成する。
【0014】そして、秘匿化情報送信工程において、生
成された暗号化済秘匿化情報を、親機から子機に送信す
る。
【0015】次に、復元工程において、送信された暗号
化済秘匿化情報を、子機にて暗号鍵情報に対応する復号
鍵情報を用いて復号し、秘匿化情報を復元する。
【0016】よって、授受すべき情報自体を秘匿化する
ための秘匿化情報を暗号化して親機から子機に送信し、
子機において復元した秘匿化情報を用いて秘匿化を解除
しつつ情報を取得するので、情報自体の秘匿化のみの場
合に比して親機と子機間又は子機同士間の授受における
情報の秘匿性が向上する。
【0017】また、予め秘匿化情報を有しない子機を新
たに加えて情報の授受を開始する場合でも、授受のため
の秘匿化情報を暗号化して当該子機に送信するので、秘
匿化情報が外部に漏洩することがなく、情報の授受にお
ける秘匿性が向上する。
【0018】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、親機と子機との間における、当該子機が
当該親機において予め設定された設定子機であるか否か
を識別するためのパスワード等の識別情報の授受を、当
該識別情報を秘匿化しつつ無線で行うと共に、前記親機
と前記設定子機との間の情報の授受を無線で行うための
無線通信方法であって、前記識別情報を暗号化するため
の暗号鍵情報を前記親機から前記子機に対して送信する
暗号鍵情報送信工程と、前記子機において、前記受信し
た暗号鍵情報に基づいて前記識別情報を暗号化し、暗号
化識別情報を生成する暗号化工程と、前記生成された暗
号化識別情報を前記子機から前記親機に送信する識別情
報送信工程と、前記親機において、前記送信された暗号
化識別情報を前記暗号鍵情報に対応する予め設定された
復号鍵情報を用いて復号し、前記識別情報を復元する復
元工程と、前記親機において、前記復元された識別情報
に基づいて、前記暗号化識別情報を送信した前記子機が
前記設定子機であるか否かを判断する判断工程と、前記
暗号化識別情報を送信した前記子機が前記設定子機であ
ることが判別されたとき、前記親機から当該設定子機に
対して前記情報を送信する送信工程と、を備える。
【0019】請求項2に記載の発明の作用によれば、暗
号鍵情報送信工程において、親機から暗号鍵情報を子機
に対して送信する。
【0020】そして、暗号化工程において、受信した暗
号鍵情報に基づいて識別情報を子機にて暗号化し、暗号
化識別情報を生成する。
【0021】次に、識別情報送信工程において、生成さ
れた暗号化識別情報を子機から親機に送信する。
【0022】その後、復元工程において、送信された暗
号化識別情報を復号鍵情報を用いて親機にて復号し、識
別情報を復元する。
【0023】そして、判断工程において、復元された識
別情報に基づいて暗号化識別情報を送信した子機が設定
子機であるか否かを親機にて判断する。
【0024】最後に、送信工程において、暗号化識別情
報を送信した子機が設定子機であることが判別されたと
き、親機から当該設定子機に対して情報を送信する。
【0025】よって、識別情報が外部に知得されるがこ
となく、確実に設定子機を識別して情報の授受を行うこ
とができる。
【0026】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、親機と子機との間又は当該子機同士間で
の情報の授受を、当該情報をホップテーブル等の秘匿化
情報を用いて秘匿化すると共に復号しつつ無線で行う無
線通信システムであって、前記子機に含まれる暗号鍵情
報送信手段であって、前記親機からの前記秘匿化された
情報を前記子機において受信して当該秘匿化を解除し復
号するための前記秘匿化情報を、前記親機から当該秘匿
化情報を有しない前記子機に対して送信するとき、当該
秘匿化情報を暗号化するための暗号鍵情報を前記親機に
対して送信する送受信部等の暗号鍵情報送信手段と、前
記親機に含まれると共に、前記受信した暗号鍵情報に基
づいて前記秘匿化情報を暗号化し、暗号化済秘匿化情報
を生成する暗号器等の暗号化手段と、前記親機に含まれ
ると共に、前記生成された暗号化済秘匿化情報を前記子
機に送信する送受信部等の秘匿化情報送信手段と、前記
子機に含まれると共に、前記送信された暗号化済秘匿化
情報を前記暗号鍵情報に対応する予め設定された復号鍵
情報を用いて復号し、前記秘匿化情報を復元する復号器
等の復元手段と、を備える。
【0027】請求項3に記載の発明の作用によれば、子
機に含まれる暗号鍵情報送信手段は、秘匿化情報を親機
から当該秘匿化情報を有しない子機に対して送信すると
き、当該秘匿化情報を暗号化するための暗号鍵情報を親
機に対して送信する。
【0028】そして、親機に含まれる暗号化手段は、受
信した暗号鍵情報に基づいて秘匿化情報を暗号化し、暗
号化済秘匿化情報を生成する。
【0029】その後、親機に含まれる秘匿化情報送信手
段は、生成された暗号化済秘匿化情報を子機に送信す
る。
【0030】最後に、子機に含まれる復元手段は、送信
された暗号化済秘匿化情報を復号鍵情報を用いて復号
し、秘匿化情報を復元する。
【0031】よって、授受すべき情報自体を秘匿化する
ための秘匿化情報を暗号化して親機から子機に送信し、
子機において復元した秘匿化情報を用いて秘匿化を解除
しつつ情報を取得するので、情報自体の秘匿化のみの場
合に比して親機と子機間又は子機同士間の授受における
情報の秘匿性が向上する。
【0032】また、予め秘匿化情報を有しない子機を新
たに加えて情報の授受を開始する場合でも、授受のため
の秘匿化情報を暗号化して当該子機に送信するので、秘
匿化情報が外部に漏洩することがなく、情報の授受にお
ける秘匿性が向上する。
【0033】上記の課題を解決するために、請求項4に
記載の発明は、請求項3に記載の無線通信システムにお
いて、前記情報の秘匿化は、当該情報の授受に用いられ
る周波数を時間的に変化させて行われると共に、前記秘
匿化情報は、前記周波数を変化させる時に参照されるテ
ーブル情報であるように構成される。
【0034】請求項4に記載の発明の作用によれば、請
求項3に記載の発明の作用に加えて、情報の秘匿化が、
当該情報の授受に用いられる周波数を時間的に変化させ
て行われると共に、秘匿化情報が周波数を変化させる時
に参照されるテーブル情報であるので、テーブル情報の
授受を秘匿化して行うことにより盗聴等に対して情報を
更に効果的に秘匿することができる。
【0035】上記の課題を解決するために、請求項5に
記載の発明は、請求項3又は4に記載の無線通信システ
ムにおいて、前記暗号鍵情報は、公開鍵暗号システムに
おける公開鍵であると共に、前記復号鍵情報は、前記公
開鍵暗号システムにおける秘密鍵であるように構成され
る。
【0036】請求項5に記載の発明の作用によれば、請
求項3又は4に記載の発明の作用に加えて、暗号鍵情報
が公開鍵暗号システムにおける公開鍵であると共に、復
号鍵情報が公開鍵暗号システムにおける秘密鍵であるの
で、更に情報の秘匿性を向上させることができる。
【0037】上記の課題を解決するために、請求項6に
記載の発明は、請求項4又は5に記載の無線通信システ
ムにおいて、前記秘匿化情報は、前記周波数を変化させ
る時に参照されるテーブル情報を生成するための初期値
等の生成情報であると共に、前記子機は、当該生成情報
を用いて前記テーブル情報を生成するためのホップテー
ブル生成器等の生成手段を更に備える。
【0038】請求項6に記載の発明の作用によれば、請
求項4又は5に記載の発明の作用に加えて、秘匿化情報
は周波数を変化させる時に参照されるテーブル情報を生
成するための生成情報であると共に、子機が当該生成情
報を用いてテーブル情報を生成するための生成手段を更
に備える。
【0039】よって、テーブル情報自体を秘匿化情報と
して暗号化して親機から子機に送信する場合に比してよ
り迅速に子機においてテーブル情報を取得して送信され
てきた情報を復号することができる。
【0040】上記の課題を解決するために、請求項7に
記載の発明は、親機と子機との間における、当該子機が
当該親機において予め設定された設定子機であるか否か
を識別するためのパスワード等の識別情報の授受を、当
該識別情報を秘匿化しつつ無線で行うと共に、前記親機
と前記設定子機との間の情報の授受を無線で行うための
無線通信システムであって、前記親機に含まれる暗号鍵
情報送信手段であって、前記識別情報を暗号化するため
の暗号鍵情報を前記子機に対して送信する送受信部等の
暗号鍵情報送信手段と、前記子機に含まれると共に、前
記受信した暗号鍵情報に基づいて前記識別情報を暗号化
し、暗号化識別情報を生成する暗号器等の暗号化手段
と、前記子機に含まれると共に、前記生成された暗号化
識別情報を前記親機に送信する送受信部等の識別情報送
信手段と、前記親機に含まれると共に、前記送信された
暗号化識別情報を前記暗号鍵情報に対応する予め設定さ
れた復号鍵情報を用いて復号し、前記識別情報を復元す
る復号器等の復元手段と、前記親機に含まれると共に、
前記復元された識別情報に基づいて前記暗号化識別情報
を送信した前記子機が前記設定子機であるか否かを判断
するコントローラ等の判断手段と、前記親機に含まれる
と共に、前記暗号化識別情報を送信した前記子機が前記
設定子機であることが判別されたとき、当該設定子機に
対して前記情報を送信する送受信部等の送信手段と、を
備える。
【0041】請求項7に記載の発明の作用によれば、親
機に含まれる暗号鍵情報送信手段は、暗号鍵情報を子機
に対して送信する。
【0042】そして、子機に含まれる暗号化手段は、受
信した暗号鍵情報に基づいて識別情報を暗号化し、暗号
化識別情報を生成する。
【0043】その後、子機に含まれる識別情報送信手段
は、生成された暗号化識別情報を親機に送信する。
【0044】次に、親機に含まれる復元手段は、送信さ
れた暗号化識別情報を復号鍵情報を用いて復号し、識別
情報を復元する。
【0045】そして、親機に含まれる判断手段は、復元
された識別情報に基づいて暗号化識別情報を送信した子
機が設定子機であるか否かを判断する。
【0046】最後に、親機に含まれる送信手段は、暗号
化識別情報を送信した子機が設定子機であることが判別
されたとき、当該設定子機に対して情報を送信する。
【0047】よって、識別情報が外部に知得されること
がなく、確実に設定子機を識別して情報の授受を行うこ
とができる。
【0048】上記の課題を解決するために、請求項8に
記載の発明は、請求項7に記載の無線通信システムにお
いて、前記暗号鍵情報は、公開鍵暗号システムにおける
公開鍵であると共に、前記復号鍵情報は、前記公開鍵暗
号システムにおける秘密鍵であるように構成される。
【0049】請求項8に記載の発明の作用によれば、請
求項7に記載の発明の作用に加えて、暗号鍵情報が公開
鍵暗号システムにおける公開鍵であると共に、復号鍵情
報が公開鍵暗号システムにおける秘密鍵であるので、更
に情報の秘匿性を向上させることができる。
【0050】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面を用いて説明する。
【0051】(I)第1実施形態 始めに、本発明に係る第1の実施形態について、図1乃
至図5を用いて説明する。ここで、以下に説明する第1
実施形態は、予め親機と一又は複数個の子機により形成
されると共に、周波数ホッピング方式を用いた無線通信
システムに対して、新たに子機を加えて当該周波数ホッ
ピング方式により情報の授受を開始する場合に本発明を
適用した実施の形態である。
【0052】先ず、本実施形態の無線通信システムを構
成する親機の全体構成及び概要動作について、図1を用
いて説明する。
【0053】図1に示すように、親機SOは、送信すべ
き情報等を生成すると共に受信した情報を処理する本体
部10と、送信すべき情報をアンテナANTを介して子
機に送信すると共に、子機から送信されてきた情報を当
該アンテナANTを介して受信し、本体部10に出力す
る秘匿化情報送信手段としての送受信部1とにより構成
されている。
【0054】そして、送受信部1は、インターフェース
2と、変復調部3と、アップコンバータ4と、パワーア
ンプ5と、送受切替スイッチ6と、ローノイズアンプ7
と、ダウンコンバータ8と、PLL(Phase Locked Loo
p)9と上記アンテナANTにより構成されている。
【0055】また、本体部10は、子機との間で授受す
べき情報等を一時的に記憶するRAM(Random Access
Memory)11と、当該RAM11内に備えられ、ホップ
テーブルに含まれる情報を記憶するホップテーブル格納
部11Aと、後述の処理においてホップテーブルを暗号
化する暗号化手段としての暗号器12と、暗号器12の
出力と上記授受すべき情報とを切り替えて送受信部1に
出力する切替スイッチ13と、親機SO全体を制御する
コントローラ14と、親機SOの各構成部材に対してコ
ントローラ14を介して電源電圧を供給する電源部15
とにより構成されている。
【0056】次に、本実施形態の無線通信システムを構
成する子機の全体構成及び概要動作について、図2を用
いて説明する。
【0057】図2に示すように、子機SCは、送信すべ
き情報等を生成すると共に受信した情報を処理する本体
部30と、送信すべき情報をアンテナANTを介して親
機SOに送信すると共に、親機SOから送信されてきた
情報を当該アンテナANTを介して受信し、本体部30
に出力する暗号鍵情報送信手段としての送受信部20と
により構成されている。
【0058】そして、送受信部20は、インターフェー
ス21と、変復調部22と、アップコンバータ23と、
パワーアンプ24と、送受切替スイッチ25と、ローノ
イズアンプ26と、ダウンコンバータ27と、PLL
(Phase Locked Loop)28と上記アンテナANTによ
り構成されている。
【0059】また、本体部30は、親機との間で授受す
べき情報等を一時的に記憶するRAM31と、当該RA
M31内に備えられ、ホップテーブルに含まれる情報を
記憶するホップテーブル格納部31Aと、後述の処理に
おいて送信されてきたホップテーブルを復元する復元手
段としての復号器32と、復号器32の出力と上記授受
すべき情報とを切り替えて送受信部20に出力する切替
スイッチ33と、子機SC全体を制御するコントローラ
34と、コントローラ34を介して子機SCの各構成部
材に対して電源電圧を供給する電源部35とにより構成
されている。
【0060】次に、親機SO及び子機SCの細部動作に
ついて、図1乃至図5を用いて説明する。
【0061】始めに、本実施形態の無線通信システムに
おける一般の情報の授受(ホップテーブルが親機SO及
び子機SCにおいて取得されており、これに基づいて周
波数ホッピング方式により実行される情報の授受)の動
作について、図1乃至図3を用いて説明する。
【0062】先ず、親機SOから情報を送信し、子機S
Cにおいてこれを受信する場合の処理について説明す
る。
【0063】親機SOから子機SCに対して情報を送信
する場合、図1に示すように、情報信号Sifを子機SC
に対して送信する際には、RAM11内のホップテーブ
ル格納部11Aに格納されている上記ホップテーブルの
情報がテーブル信号SttとしてPLL9に出力され、当
該PLL9においては、コントローラ14からの制御信
号Splに基づきテーブル信号Sttを参照して当該ホップ
テーブルに設定されている周波数の局部信号Scを生成
すると共に周波数ロックして上記アップコンバータ4に
出力する。一方、当該送信すべき情報は一旦RAM11
に蓄えられた後に情報信号Sifとして切替スイッチ13
に出力される。この時、当該切替スイッチ13は、コン
トローラ14からの制御信号Ssw1に基づいて情報信号
Sif側に切り替えられている。
【0064】そして、当該情報信号Sifが切替スイッチ
13を介して送受信部1に出力されると、インターフェ
ース2によって情報信号Sifの属性に対応して送受信部
1への取り込み動作(インターフェース動作)が行わ
れ、変復調器3において所定の変調が施されて変調信号
Smiとして出力され、アップコンバータ4に出力され
る。
【0065】これらにより、ミキサ等により構成されて
いるアップコンバータ4において、上記変調信号Smiの
周波数と局部信号Scの周波数とが加算され、送信信号
Stとしてパワーアンプ5に出力され所定の増幅率で増
幅される。その後、当該送信信号Stが送受切替スイッ
チ6(コントローラ14からの制御信号Ssw2に基づい
て送信信号St側に切り替えられている。)を介してア
ンテナANTから子機SCに対して送信される。このア
ップコンバータ4の動作により、送信信号Stを送信す
る時の周波数が、ホップテーブルとして設定されている
周波数を含むように時間に対応して変化することとな
る。
【0066】次に、子機における受信動作について図2
を用いて説明する。
【0067】親機SOから周波数を変化させつつ送信さ
れてきた送信信号Stを含む情報は、子機SCにおける
アンテナANTにおいて受信され、送受切替スイッチ2
5を介して受信信号Srとしてローノイズアンプ26に
おいて所定の増幅率で増幅される。このとき、送受切替
スイッチ25は、コントローラ34からの制御信号Ssw
2に基づいてローノイズアンプ26側に切り替えられて
いる。そして、ローノイズアンプにより増幅された受信
信号Srがダウンコンバータ27に出力される。
【0068】一方、親機SOからの情報を子機SCにお
いて受信する際には、RAM31内のホップテーブル格
納部31Aに格納されている上記ホップテーブル(親機
SOのホップテーブルと同じ内容を有している。)の情
報がテーブル信号SttとしてPLL28に出力され、当
該PLL28においては、コントローラ34からの制御
信号Splに基づきテーブル信号Sttを参照して当該ホッ
プテーブルに設定されている周波数の局部信号Scを上
記ダウンコンバータ27に出力する。
【0069】これらにより、ミキサ等により構成されて
いるダウンコンバータ27において、上記受信信号Sr
の周波数から局部信号Scの周波数が減算され、親機S
Oにおける変調信号Smiと同様の信号である復調信号S
niとなって変復調器22に出力され、当該変復調器22
において復調動作が実行されてインターフェース21を
介して本体部30に出力される。
【0070】その後、復調された信号は、本体部30に
おいて切替スイッチ33を介して情報信号Sifとして出
力され、RAM31に一時的に記憶される。このとき、
切替スイッチ33は、コントローラ34からの制御信号
Ssw1に基づいて情報信号Sif側に切り替えられてい
る。
【0071】その後は、図示しない処理部により、記憶
している情報に対して所定の処理等が実行される。
【0072】ここで、本実施形態における親機SOと子
機SCとの間で送受信される情報の構造について図3を
用いて説明する。
【0073】本実施形態の無線通信システムにおいて
は、いわゆるTDD(時分割デュープレクス)方式を用
いて双方向通信を行う。すなわち、例えば親機SOから
子機SCに情報を送信する場合には、親機SOは、図3
(a)に示すように、周波数ホップフェーズブロック1
6A、送信フェーズブロック16B、送受切替フェーズ
ブロック16C及び受信フェーズブロック16Dからな
るフレーム16を単位として情報を構成して動作する。
一方、子機SCは、図3(a)に示すように、周波数ホ
ップフェーズブロック17A、受信フェーズブロック1
7B、送受切替フェーズブロック17C及び送信フェー
ズブロック17Dからなるフレーム17を単位として情
報を構成して動作する。この時、これらの各フェーズブ
ロックは、夫々のフレーム内での開始から終了までのタ
イミングが予め設定されて管理されている。また、周波
数のホッピング(切替)は各フレーム毎に行われ、一の
フレームを構成する情報を送受信している時に周波数が
変化することはない。
【0074】これらのフェーズブロックの内、周波数ホ
ップフェーズブロック16A及び17Aは、フレームの
切り替えに伴って遷移状態となる送受信周波数を安定さ
せる期間で、親機SO又は子機SC間で情報の送受信は
行わない。
【0075】また、親機SOの送信フェーズブロック1
6B(すなわち子機SCの受信フェーズブロック17
B)では、親機SOから子機SCへ情報が送信される期
間で、当該情報には、上記送信信号Stの他に、制御信
号として、親機SOと子機SCとのフレーム毎の同期を
取るための同期信号、子機SCを呼出すための呼出信
号、子機SCからの当該呼出を受け付けた旨を示す接続
許可信号及び親機SOが通信中である旨を示すビジー信
号等が含まれている。
【0076】更に、送受切替フェーズブロック16C又
は17Cは、親機SO及び子機SCの夫々において、送
信と受信が入れ替わる遷移期間で、親機SO又は子機S
C間で情報の送受信は行わない。
【0077】最後に、親機SOの受信フェーズブロック
16D(すなわち子機SCの送信フェーズブロック17
D)は、後述の動作により子機SCから親機SOへ情報
が送信される期間で、当該情報には、後述の子機SCに
おける送信信号Stの他に、制御信号として、子機SC
側で親機SOとの同期が取れたことを返答する同期確認
信号、親機SOを呼出す呼出信号、親機SOから呼出を
受けた旨を示す接続了承信号及び子機SCが通信中であ
る旨を示すビジー信号等が含まれている。
【0078】上述の各フェーズブロックにより構成され
るフレームを単位として一つのフレームにおいて送受信
が行われ、当該送受信が複数フレームに渡って繰返し実
行されることにより親機SOと子機SC間で双方向の通
信が実行されることとなる。また、上記各フレームは、
親機SO及び子機SCにおける夫々のコントローラから
の制御信号Smに基づいて構成されるものである。
【0079】次に、子機SCから情報を送信し、親機S
Oにおいてこれを受信する場合の処理について説明す
る。
【0080】子機SCから親機SOに対して情報を送信
する場合の動作は、基本的には、上述の親機SOから子
機SCに対して情報を送信する場合の動作における親機
SOと子機SCを入れ替えた場合の処理と等価である。
【0081】すなわち、子機SCのRAM11に記憶さ
れている情報が、情報信号Sifとして切替スイッチ3
3、インターフェース21及び変復調器22を介して変
調信号Smiとしてアップコンバータ23に出力される。
そして、当該アップコンバータ23においてPLL28
からのホップテーブル内の周波数情報に対応した局部信
号Scの周波数が加算されてパワーアンプ24において
増幅され、送受切替スイッチ25を介してアンテナAN
Tから送信される。この時には、送受信のための周波数
が上記フレーム毎に変化していることとなる。
【0082】そして、親機SOのアンテナANTにおい
て受信された信号は、送受切替スイッチ6を介して受信
信号Srとしてローノイズアンプ7において増幅され、
ダウンコンバータ8において当該受信信号Srの周波数
から局部信号Scの周波数が減算されて復調信号Sniと
なり、これが変復調器3において復調された後インター
フェース2を介して本体部10に送られ、切替スイッチ
13を介してRAM11内に一時的に蓄えられる。
【0083】以上説明した各部の動作により、周波数ホ
ッピング方式を用いて親機SOと子機SCとの間で情報
の双方向通信が実行されることとなる。
【0084】次に、当該周波数ホッピング方式に用いら
れるホップテーブルについて、図3(b)を用いて例示
しつつ説明する。なお、図3(b)は、ホップテーブル
として4種類のテーブル(N種類の周波数を夫々含むテ
ーブルf乃至k)が親機SOにおけるホップテーブル格
納部11Aに記憶されている状態を示している。
【0085】この時、例えば、テーブルfに記載されて
いるN種類の周波数は、呼出制御又は後述のホップテー
ブル自体の親機SOから子機SCに伝送する際の周波数
変更に用いられ、また、テーブルg乃至kに夫々記載さ
れているN種類の周波数は、秘匿すべき情報を親機SO
から子機SCに実際に伝送する際(情報通信時)の周波
数変更に用いられる。この時、一のテーブルに含まれる
周波数が一の子機SCとの間での通信に用いられる。つ
まり、図3(b)に示す場合には、一の親機SOに対し
て3台の子機SCを無線接続し、一の子機SCに対して
テーブルg乃至kのうち一のテーブルを割り当てて情報
を送受信することが可能となる。
【0086】次に、本発明に係る、親機SOに新規に子
機SCを無線接続する際の上記ホップテーブルを親機S
Oから子機SCに伝送するための処理について、図1及
び図2並びに図4及び図5に示すフローチャートを用い
て説明する。なお、図4に示すフローチャートは親機S
Oにおける処理を示すものであり、図5に示すフローチ
ャートは子機SCにおける処理を示すものであり、主と
してコントローラ14又は34における処理を示すもの
である。
【0087】始めに、親機SOにおける動作について、
図1及び図4を用いて説明する。
【0088】新規な子機SCに対して親機SOから情報
通信用のホップテーブル(例えば、図3(b)における
テーブルg乃至kのうちのいずれか一つのホップテーブ
ル)を伝送する際には、始めに、受信待機(ステップS
1)している親機SOにおいて、当該新規に接続すべき
子機SCからの呼出があったか否かが判定され(ステッ
プS2)、呼出があった場合には(ステップS2;YE
S)当該子機SCからID情報(一の子機SCを特定す
るための情報であり、毎フレーム毎にその先頭に含まれ
る情報である。このID情報は暗号化されずに送受信さ
れるのが通常である。)を受け取る(ステップS3)。
そして、受け取ったID情報により当該子機SCが予め
登録されている子機SC(ID情報は、親機SOに接続
可能な(将来において接続される可能性のある)子機S
CのID情報として予め登録されている。)のID情報
であるか否かを判定する(ステップS4)。
【0089】一方、ステップS2の判定において、子機
SCから呼出がないときは(ステップS2;NO)予め
設定した所定の時間が経過したか否かが判定され(ステ
ップS6)、経過していない時は(ステップS6;N
O)受信待機状態(ステップS1)を継続し、経過して
いる時は(ステップS6;YES)親機SOをスリープ
状態とする(ステップS15)。
【0090】また、ステップS4の判定において、登録
してある子機SCでない時は(ステップS4;NO)、
予め接続を予定していた子機SCでないとして当該子機
SCとの通信を断とし(ステップS5)そのまま受信待
機すべくステップS1に戻る。
【0091】更に、ステップS4の判定において、登録
してある子機SCである時は(ステップS4;YES)
次に当該子機SCから送信されてくる公開鍵信号Skoを
送受信部1において通常の情報と同様にして受信し(ス
テップS7)、当該受信した公開鍵信号Skoに含まれて
いる公開鍵情報を用いて、ホップテーブル格納部11A
に記憶されている情報通信用のホップテーブルのうちの
いずれか一のホップテーブル(接続しようとしている子
機SCとの無線通信に用いられるべきホップテーブル)
に対応するテーブル信号Sttを暗号器12において暗号
化し、暗号化テーブル信号Staを出力する(ステップS
8)。その後、当該暗号化テーブル信号Staを送受信部
1を介して子機SCに送信する(ステップS9)。この
時、切替スイッチ13は、暗号器12側に切り替わって
いる。また、暗号化テーブル信号Staを子機SCに送信
する際の周波数ホッピングには、図3(b)に示すテー
ブルf(このテーブルのみは全ての子機SCが予め備え
ている。)を用いて周波数が変更されつつ送信される。
更に、ステップS8における暗号化においては、例え
ば、公開鍵暗号方式における、RSA(Rivest-Shamir-
Adleman)暗号、ElGamal暗号、楕円曲線暗号、楕円R
SA暗号又は逆数暗号等の暗号方式が用いられて暗号化
が行われる。
【0092】ここで、上記公開鍵とは、いわゆる公開鍵
暗号方式において用いられるものであり、本実施形態に
おいては、無線通信用のホップテーブルを取得すべき子
機SCが親機SOに対して公開鍵に対応する公開鍵信号
Skoを送信し、これを受信した親機SOにおいて当該公
開鍵を用いて無線通信用のホップテーブルを暗号化し、
当該暗号化したホップテーブルを子機SCに送信する。
そして、これを受信した子機SCにおいては、上記公開
鍵に対応している秘密鍵(公開鍵そのものとは異なるも
のである。)を用いて暗号を解読してホップテーブルを
取得することとなる。
【0093】暗号化テーブル信号Staを送信すると、次
に、子機SCから後述の暗号化テーブル信号Staの再送
要求がないか否かを確認して(ステップS10)、再送
要求があった場合には(ステップS10;YES)再送
し(ステップS9)、再送要求がない時は(ステップS
10;NO)、次に子機SCからの後述の受信完了信号
を受信したか否かを確認し(ステップS11)、受信し
ていない時は(ステップS11;NO)受信するまで待
機する。
【0094】一方、受信完了信号を受信した時は(ステ
ップS11;YES)、次にホップテーブルをそれまで
使用していたテーブルfから無線通信用のホップテーブ
ル(暗号化して送信した(ステップS9)ホップテーブ
ル)に切り替え(ステップS12)、当該無線通信用の
ホップテーブルを伝送した(ステップS9)子機SCと
の間で周波数ホッピング方式による具体的な通信を開始
する(ステップS13)。
【0095】そして、通信が終了したか否かが判定され
(ステップS14)終了していない時は(ステップS1
4;NO)そのまま通信を継続し(ステップS13)、
終了している時は(ステップS14;YES)、スリー
プ状態に移行する(ステップS15)。そして親機SO
の電源が断とされたか否かが判定され(ステップS1
6)、断とされた時(ステップS16;YES)はその
まま処理を終了し、断とされていない時は(ステップS
16;NO)スリープ状態を継続する(ステップS1
5)。
【0096】次に、上記親機SOの動作に対応した子機
SCのホップテーブル取得動作について、図2及び図5
を用いて説明する。
【0097】上記親機SOの動作に対応して、新規接続
されるべき子機SCにおいては、始めに、上記ID情報
(図4ステップS3参照)を送信し(ステップS2
0)、次に、子機SCのRAM11に予め格納されてい
る公開鍵に対応する上記公開鍵信号Skoを送受信部20
を介して親機SOに送信する(ステップS21)。この
公開鍵信号Skoの送信では、上記テーブルfを用いた周
波数ホッピングが行われる。
【0098】次に、送信した公開鍵信号Skoに対応して
親機SOから送信されてきた(図4ステップS9参照)
上記暗号化テーブル信号Staを受信する(ステップS2
2)。そして、エラーなく受信できたか否かが判定され
(ステップS23)、受信できなかった時は(ステップ
S23;YES)親機SOに対して再送要求を行い(ス
テップS24。図4ステップS10参照)ステップS2
2に戻って再送されてきた暗号化テーブル信号Staを受
信する。
【0099】一方、暗号化テーブル信号Staをエラーな
く受信できた時は(ステップS23;NO)、次に、R
AM31に格納されている上記秘密鍵に対応する秘密鍵
信号Sscを用いて、受信した暗号化テーブル信号Staを
復号器32において元のホップテーブルとして復元する
(ステップS25)。そして、暗号化テーブル信号Sta
の受信が完了したことを示す上記完了信号を親機SOに
送信し(ステップS26。図4ステップS11参照)、
次にホップテーブルをそれまで使用していたテーブルf
から復元した無線通信用のホップテーブルに切り替え
(ステップS27)、当該親機SOとの間で周波数ホッ
ピング方式による具体的な通信を開始する(ステップS
28)。
【0100】そして、通信が終了したか否かが判定され
(ステップS29)終了していない時は(ステップS2
9;NO)そのまま通信を継続し(ステップS28)、
終了している時は(ステップS29;YES)、スリー
プ状態に移行する(ステップS30)。そして子機SC
の電源が断とされたか否かが判定され(ステップS3
1)、断とされた時(ステップS31;YES)はその
まま処理を終了し、断とされていない時は(ステップS
31;NO)スリープ状態を継続する(ステップS3
0)。
【0101】以上説明した第1実施形態の無線通信シス
テムの動作によれば、授受すべき情報自体を秘匿化する
ためのホップテーブルを暗号化して親機SOから子機S
Cに送信し、子機SCにおいて復元したホップテーブル
を用いて情報を受信するので、周波数ホッピング方式に
よる情報自体の秘匿化のみの場合に比して親機SOと子
機SC間の授受における情報の秘匿性が向上する。
【0102】また、予めホップテーブルを有しない子機
SCを新たに加えて情報の授受を開始する場合でも、授
受のためのホップテーブルを暗号化して当該子機SCに
送信するので、ホップテーブルが外部に漏洩することが
なく、情報の授受における秘匿性が向上する。
【0103】更に、周波数ホッピング方式におけるホッ
プテーブルの授受を秘匿化して行うことにより盗聴等に
対して情報を更に効果的に秘匿することができる。
【0104】また、公開鍵暗号システムを用いてホップ
テーブルを伝送するので、情報の秘匿性を更に向上させ
ることができる。
【0105】なお、上述の方により子機SCがホップテ
ーブルを取得すれば、当該ホップテーブルが外部に漏洩
することがないので、複数の子機SCが親機に接続され
ている場合に、当該子機SC同士間での情報の授受の秘
匿性も向上することとなる。
【0106】また、上記の実施形態においては、公開鍵
信号Sko、暗号化テーブル信号Staを各インターフェー
スを介して取得する構成としたが、これに限らず、直接
各コントローラを介して授受するようにしてもよい。
【0107】(II)第2実施形態 次に、本発明に係る他の実施形態である第2の実施形態
について、図6及び図7を用いて説明する。ここで、図
6は第2実施形態に係る親機SO’の構成を示す図であ
り、図7は第2実施形態に係る子機SC’の構成を示す
図である。
【0108】上記の第1実施形態においては、子機SC
からの公開鍵を用いて親機SOにおいてホップテーブル
自体を暗号化し、これを子機SCに送信して復元してホ
ップテーブルを取得するようにしたが、第2実施形態に
おいては、ホップテーブルを生成するための初期値のみ
を、子機SCからの公開鍵を用いて親機SOにおいて暗
号化して子機SCに送信し、当該子機SCにおいて暗号
化された初期値を用いてホップテーブルを生成する。
【0109】なお、図6及び図7において、夫々図1及
び図2と同様の構成部材については同様の部材番号を付
して細部の説明は省略する。
【0110】始めに、第2実施形態に係る親機SO’の
構成について、図6を用いて説明する。
【0111】図6に示すように、第2実施形態に係る親
機SO’は、第1実施形態におけるRAM11に代え
て、ホップテーブルを生成する際に用いられる初期値を
格納する初期値格納部40Aを備えたRAM40を備え
ていると共に、当該初期値を用いて無線通信用のホップ
テーブルを生成するホップテーブル生成器41を備えて
いる。その他の構成は上記親機SOと同様である。
【0112】次に、第2実施形態に係る子機SC’の構
成について、図7を用いて説明する。
【0113】図7に示すように、第2実施形態に係る子
機SC’は、第1実施形態におけるRAM31に代え
て、上記初期値を格納する初期値格納部50Aを備えた
RAM50を備えていると共に、当該初期値を用いて無
線通信用のホップテーブルを生成する生成手段としての
ホップテーブル生成器51を備えている。その他の構成
は上記子機SCと同様である。
【0114】次に、以上の構成を有する親機SO’及び
子機SC’により構成される無線通信システムにおける
第2実施形態の動作について説明する。
【0115】第2実施形態において新規な子機SC’を
接続する際には、始めに当該子機SC’から親機SO’
に対して上記公開鍵に対応する公開鍵信号Skoを送信す
る。
【0116】そしてこれを受信した親機SO’において
は、当該公開鍵を用いて予め格納されている初期値(接
続しようとしている子機SC’との無線通信に用いられ
るべきホップテーブルを生成するための初期値)に対応
する初期値信号Siを暗号器12において暗号化し、暗
号化初期値信号Siaを出力し、当該暗号化初期値信号S
iaを送受信部1を介して子機SC’に送信する。
【0117】一方、暗号化初期値信号Siaを受信した子
機SC’においては、送受信部20を介して当該暗号化
初期値信号Siaを本体部30’で取得し、これを上記秘
密鍵信号Sscを用いて復号器32において復元して元の
初期値信号Siを生成しRAM50内の初期値格納部5
0Aに格納する。
【0118】次に、本来授受すべき情報の伝送の際に
は、親機SO’においては、予め格納されている初期値
を用いてホップテーブル生成器41においてホップテー
ブルを生成し、対応するテーブル信号SttをPLL9に
出力して周波数ホッピングを行いつつ情報の授受を行
う。
【0119】一方、子機SC’においては、親機SO’
から送信され復元された初期値を初期値格納部50Aか
ら取り出し、ホップテーブル生成器51においてホップ
テーブルを生成し、対応するテーブル信号SttをPLL
28に出力して周波数ホッピングを行いつつ情報の授受
を行う。
【0120】以上説明した第2実施形態の無線通信シス
テムの動作によれば、初期値のみを暗号化して送信し、
これを受信した復号することにより、ホップテーブル自
体を暗号化して親機から子機に送信する場合に比してよ
り迅速に子機SC’においてホップテーブルを取得して
送信されてきた情報を復号することができる。
【0121】なお、上記ホップテーブル生成器41及び
51については、ソフトウェアを用いてコントローラ1
4又は34が機能することにより当該ホップテーブル生
成器41及び51の機能を果たすようにしてもよい。ま
た、所定の帰還タップを有するシフトレジスタを用いて
充てることもできる。
【0122】(III)第3実施形態 次に、本発明に係る他の実施形態である第3の実施形態
について、図8乃至図11を用いて説明する。ここで、
図8は第3実施形態に係る親機SO”の構成を示す図で
あり、図9は第3実施形態に係る子機SC”の構成を示
す図である。また、図10は第3実施形態における親機
SO”の動作を示すフローチャートであり、図11は第
3実施形態における子機SC”の動作を示すフローチャ
ートである。
【0123】上記の第1又は第2実施形態においては、
周波数ホッピング方式のためのホップテーブルの取得を
秘匿化する無線通信システムの実施形態について説明し
たが、本第3実施形態は、親機SO”に接続されようと
している子機が、予め設定登録されている子機SC”で
あるか否かを判断するためのいわゆるパスワードの授受
を秘匿化するための無線通信システムについての実施形
態である。
【0124】なお、図6及び図7において、夫々図1及
び図2と同様の構成部材については同様の部材番号を付
して細部の説明は省略する。
【0125】始めに、第3実施形態に係る親機SO”の
構成について、図8を用いて説明する。
【0126】図8に示すように、第3実施形態に係る親
機SO”は、第1実施形態における本体部10に代え
て、授受すべき情報を一時的に記憶すると共に、パスワ
ードを格納するパスワード格納部60Aを備えたRAM
60と、後述の暗号化パスワード信号Stwに基づいてパ
スワードを復元する復号器61と、判断手段としての上
述のコントローラ14及び電源部15を備えた本体部1
0”を備えている。その他の構成は基本的に上記親機S
Oと同様である。
【0127】次に、第3実施形態に係る子機SC”の構
成について、図9を用いて説明する。
【0128】図9に示すように、第3実施形態に係る子
機SC”は、第1実施形態における本体部30に代え
て、授受すべき情報を一時的に記憶すると共に、パスワ
ードを格納するパスワード格納部70Aを備えたRAM
70と、後述の暗号化パスワード信号Stwを生成する暗
号器71と、上述のコントローラ34及び電源部35を
備えた本体部30”を備えている。その他の構成は基本
的に上記子機SCと同様である。
【0129】次に、以上の構成を有する親機SO”及び
子機SC”により構成される無線通信システムにおける
第3実施形態のパスワード伝送動作について、図10及
び図11を用いて説明する。なお、図10に示すフロー
チャート及び図11に示すフローチャートは、主として
コントローラ14又は34における処理を示すものであ
る。
【0130】始めに、親機SO”における動作につい
て、図8及び図10を用いて説明する。
【0131】接続されている子機が予め設定登録されて
いる子機SC”であるか否かを親機SO”において判定
する際には、始めに、接続されている子機に対して同期
信号及び公開鍵に対応する公開鍵信号Skoを送信する
(ステップS40)。この場合には、予めRAM60に
格納されている公開鍵に対応する公開鍵信号Skoを送信
手段としての送受信部1を介して送信することとなる。
このとき、上記テーブルf(図3(b)参照)を用いて
周波数ホッピング方式により送信するようにすることも
できる。
【0132】公開鍵信号Skoを送信すると、次に受信待
機状態に移行し(ステップS41)、接続されている子
機からの呼出があったか否かが判定される(ステップS
42)。そして、呼出がない時は(ステップS42;N
O)、次に予め設定されている所定の時間が経過したか
否かが判定され(ステップS43)、経過していない時
は(ステップS43;NO)そのまま受信待機状態を継
続し(ステップS41)、所定時間が経過した時は(ス
テップS43;YES)スリープ状態に移行する(ステ
ップS44)。そしてスリープ状態で更に予め設定され
た所定の時間が経過したか否かが判定され(ステップS
45)、経過していない時は(ステップS45;NO)
スリープ状態を継続し(ステップS44)、経過した時
は(ステップS45;YES)、次に親機SO”の電源
が断となっているか否かが判定され(ステップS4
6)、断となっている時は(ステップS46;YES)
そのまま処理を終了し、断となっていない時は(ステッ
プS46;NO)再び公開鍵信号Sko等を送信すべくス
テップS40に戻る。このステップS43乃至S46の
処理により、受信待機時において所定の時間間隔をおい
て同期信号及び公開鍵信号Skoが繰返し送信されること
となる。
【0133】一方、ステップS42の判断において、接
続されている子機からの呼出があった時は(ステップS
42;YES)、当該子機からの上記ID情報を取得し
(ステップS47)、更に当該子機から送信されてくる
後述の暗号化パスワード信号Stwを送受信部1を介して
取得し(ステップS48)、当該暗号化パスワード信号
Stwを予めRAM60に格納されている上記秘密鍵に対
応する秘密鍵信号Sscを用いて復号器61において復元
し、パスワード信号Spwを得る(ステップS49)。
【0134】次に、取得したパスワード信号Spwがコン
トローラ14に出力され、それが予め登録されている子
機SC”を示すパスワード(当該パスワードは、無線伝
送により外部から伝送されてきたものではなく、親機S
O”自体を操作することにより設定されているものであ
る。)に対応するものであるか否かが判定され(ステッ
プS50)、子機SC”を示すパスワードに対応するも
のでないときは(ステップS50;NO)、接続される
べき子機SC”ではないとして接続されていた通信を切
断し(ステップS51)ステップS40に戻る。
【0135】一方、子機SC”を示すパスワードに対応
するものであるときは(ステップS50;YES)、接
続されている子機が子機SC”であるとして接続を許可
する旨を当該子機SC”に対して送信し(ステップS5
2)、次に子機SC”との間で具体的な通信を開始する
(ステップS53)。この時、上記無線通信用のホップ
テーブル(予め親機SO”及び子機SC”が備えている
ものとする。)を用いて周波数ホッピング方式により通
信を行ってもよい。
【0136】そして、通信継続中において予め設定され
た所定時間が経過したか否かが判定され(ステップS5
4)、経過していない時は(ステップS54;NO)、
次に通信自体が終了したか否かが判定され(ステップS
55)、終了している時は(ステップS55;YE
S)、次の通信を行うべくステップS40に戻り、通信
が終了していない時は(ステップS55;NO)そのま
ま継続する(ステップS53)。
【0137】一方、ステップS54の判定において、所
定時間が経過した時は(ステップS54;YES)、次
にパスワードを再度送信する旨の要求信号(上記公開鍵
信号Skoを含む。)を子機SC”に送信し(ステップS
56)ステップS47に戻る。このステップS54及び
S56の動作により、通信継続中において所定時間毎に
パスワードの確認が繰返されることとなる。
【0138】次に、上記親機SO”の動作に対応した子
機SC”におけるパスワード伝送動作について、図9及
び図11を用いて説明する。
【0139】上記親機SO”の動作に対応して、パスワ
ードを送信すべき子機SC”においては、始めに、親機
SO”から送信されてきた(図10ステップS40参
照)同期信号及び公開鍵信号Skoを送受信部20におい
て受信し(ステップS60)、次に受信した公開鍵信号
Skoを本体部30”において取得してこれを用いて暗号
器71においてパスワード格納部70Aに格納されてい
るパスワード(親機SO”において登録されているもの
と同じパスワードである。)に対応するパスワード信号
Siを暗号化し暗号化パスワード信号Stwを生成する
(ステップS61)。ステップS61における暗号化に
おいては、第1又は第2実施形態と同様に、例えば、公
開鍵暗号方式における、RSA暗号、ElGamal暗号、
楕円曲線暗号、楕円RSA暗号又は逆数暗号等の暗号方
式が用いられて暗号化が行われる。
【0140】次に、親機SO”に対して呼出信号を送信
し(ステップS62。図10ステップS42参照)、続
いて当該子機SC”の上記ID情報を送信する(ステッ
プS63。図10ステップS47参照)。
【0141】続いて上記暗号化パスワード信号Stwを送
受信部20を介して送信する(ステップS64。図10
ステップS48参照)。この時、上記テーブルfを用い
て周波数ホッピング方式により送信してもよい。
【0142】次に、親機SO”からの上記接続許可信号
を受信したら(ステップS65。図10ステップS52
参照)、親機SO”との間で具体的な通信を開始する
(ステップS66。図10ステップS53参照)。この
時、上記無線通信用のホップテーブルを用いて周波数ホ
ッピング方式により通信を行ってもよい。
【0143】次に、親機SO”より定期的なパスワード
の送信要求(図10ステップS56参照)があったか否
かが判定され(ステップS67)、あった場合には(ス
テップS67;YES)上記ステップS61及びS64
の処理を行って暗号化パスワード信号Stwを親機SO”
に送信して通信を継続すべくステップS66に戻る。
【0144】一方、ステップS67の判定において、パ
スワードの送信要求がない場合には(ステップS67;
NO)、次に通信が終了したか否かが判定され(ステッ
プS68)、終了していない時は(ステップS68;N
O)そのまま通信を継続し(ステップS66)、終了し
ている時は(ステップS68;YES)スリープ状態に
移行する(ステップS69)。そして子機SC”の電源
が断となったか否かが判定され(ステップS70)、断
となっていない時は(ステップS70;NO)そのまま
スリープ状態を継続し(ステップS69)、断となった
時は(ステップS70;YES)処理を終了する。
【0145】以上説明した第3実施形態の無線通信シス
テムの動作によれば、パスワードを暗号化して親機S
O”に送信し、これを復号するので、パスワードが外部
に知得されることがなく、確実に接続されるべき子機S
C”を識別して情報の授受を行うことができる。
【0146】また、公開鍵暗号方式を用いて暗号化する
ので、パスワード及びその後の情報の授受の秘匿性を更
に向上させることができる。
【0147】なお上述の第3実施形態において、親機S
O”からの一定時間毎のパスワード送信要求信号(図1
0ステップS56参照)中に含まれる公開鍵を、要求信
号の度に毎回変更するようにすれば、更にパスワードの
秘匿性は向上することとなる。
【0148】更に、親機SO”において子機SC”から
のID情報を受け取った(図10ステップS47参照)
後に、例えば、乱数を子機SC”に送信し、これを受信
した子機SC”がパスワードに乱数を加算したものを親
機SO”からの公開鍵を用いて暗号化し(図11ステッ
プS64参照)親機SO”に送信するようにすると共
に、これを受信した親機SO”において秘密鍵で復元す
る(図10ステップS49参照)と共に乱数を差し引い
てパスワードを取得するように構成することもできる。
このようにすれば、子機SC”が親機SO”に対して送
信する暗号化パスワード信号Stwの内容が毎回異なるこ
ととなり、パスワードの秘匿性が更に向上する。
【0149】更にまた、上述の各実施形態においては、
情報の授受に関する部分のみ説明したが、各実施形態の
無線通信システムにより授受されるべき情報は、例え
ば、ファクシミリ送受信されるべきファクシミリ情報で
あってもよいし、電話により送受信されるべき音声情報
であってもよい。更にコンピュータとプリンタ(又はフ
ァクシミリ装置等)間において授受されるべき情報であ
ってもよい。この場合には、各実施形態における親機又
は子機が、夫々ファクシミリ、電話機又はコンピュータ
とプリンタに搭載されることとなる。そして、各実施形
態におけるインターフェースの構成については、親機又
は子機が電話機に備えられている時は音声とディジタル
情報との相互変換を行うコーデック及び圧縮器から構成
されており、また、親機又は子機においてコンピュータ
等の情報を取扱う時はバッファやエラー訂正処理を行う
データ変換器等より構成される。
【0150】更に、上述の実施形態における暗号化テー
ブル信号Sta、暗号化初期値信号Sia又は暗号化パスワ
ード信号Stwの伝送は、新たに子機を登録するときのみ
登録モードとして行ってもよいし、通信開始時に毎回行
うようにしてもよい。
【0151】また、通信中に適時ホップテーブルの生成
のための生成情報を伝送し、更に秘匿性を高めるように
してもよい。
【0152】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、授受すべき情報自体を秘匿化するための
秘匿化情報を暗号化して親機から子機に送信し、子機に
おいて復元した秘匿化情報を用いて秘匿化を解除しつつ
情報を取得するので、情報自体の秘匿化のみの場合に比
して親機と子機間又は子機同士間の授受における情報の
秘匿性が向上する。
【0153】また、予め秘匿化情報を有しない子機を新
たに加えて情報の授受を開始する場合でも、授受のため
の秘匿化情報を暗号化して当該子機に送信するので、秘
匿化情報が外部に漏洩することがなく、情報の授受にお
ける秘匿性が向上する。
【0154】請求項2に記載の発明によれば、暗号鍵情
報に基づいて識別情報を暗号化して送信し、これを受信
して復元した後に設定子機か否かを判別するので、識別
情報が外部に知得されるがことなく、確実に設定子機を
識別して情報の授受を行うことができる。
【0155】従って、設定子機以外の子機に対して情報
が伝達されることを防止でき、情報の秘匿性を更に高め
ることができる。
【0156】請求項3に記載の発明によれば、授受すべ
き情報自体を秘匿化するための秘匿化情報を暗号化して
親機から子機に送信し、子機において復元した秘匿化情
報を用いて秘匿化を解除しつつ情報を取得するので、情
報自体の秘匿化のみの場合に比して親機と子機間又は子
機同士間の授受における情報の秘匿性が向上する。
【0157】また、予め秘匿化情報を有しない子機を新
たに加えて情報の授受を開始する場合でも、授受のため
の秘匿化情報を暗号化して当該子機に送信するので、秘
匿化情報が外部に漏洩することがなく、情報の授受にお
ける秘匿性が向上する。
【0158】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の効果に加えて、情報の秘匿化が当該情報
の授受に用いられる周波数を時間的に変化させて行われ
ると共に、秘匿化情報が周波数を変化させる時に参照さ
れるテーブル情報であるので、テーブル情報の授受を秘
匿化して行うことにより盗聴等に対して情報を更に効果
的に秘匿することができる。
【0159】請求項5に記載の発明によれば、請求項3
又は4に記載の発明の効果に加えて、暗号鍵情報が公開
鍵暗号システムにおける公開鍵であると共に、復号鍵情
報が公開鍵暗号システムにおける秘密鍵であるので、更
に情報の秘匿性を向上させることができる。
【0160】請求項6に記載の発明によれば、請求項4
又は5に記載の発明の効果に加えて、秘匿化情報は周波
数を変化させる時に参照されるテーブル情報を生成する
ための生成情報であると共に、子機が当該生成情報を用
いてテーブル情報を生成するための生成手段を更に備え
るので、テーブル情報自体を秘匿化情報として暗号化し
て親機から子機に送信する場合に比してより迅速に子機
においてテーブル情報を取得して送信されてきた情報を
復号することができる。
【0161】請求項7に記載の発明によれば、暗号鍵情
報に基づいて識別情報を暗号化して送信し、これを受信
して復元した後に設定子機か否かを判別するので、識別
情報が外部に知得されることがなく、確実に設定子機を
識別して情報の授受を行うことができる。
【0162】従って、設定子機以外の子機に対して情報
が伝達されることを防止でき、情報の秘匿性を更に高め
ることができる。
【0163】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
に記載の発明の効果に加えて、暗号鍵情報が公開鍵暗号
システムにおける公開鍵であると共に、復号鍵情報が公
開鍵暗号システムにおける秘密鍵であるので、更に情報
の秘匿性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の親機の概要構成を示すブロック
図である。
【図2】第1実施形態の子機の概要構成を示すブロック
図である。
【図3】フレームの構成及びホップテーブルの一例を示
す図であり、(a)はフレームの構成を示す図であり、
(b)はホップテーブルの一例を示す図である。
【図4】第1実施形態の親機の動作を示すフローチャー
トである。
【図5】第1実施形態の子機の動作を示すフローチャー
トである。
【図6】第2実施形態の親機の概要構成を示すブロック
図である。
【図7】第2実施形態の子機の概要構成を示すブロック
図である。
【図8】第3実施形態の親機の概要構成を示すブロック
図である。
【図9】第3実施形態の子機の概要構成を示すブロック
図である。
【図10】第3実施形態の親機の動作を示すフローチャ
ートである。
【図11】第3実施形態の子機の動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1、20…送受信部 2、21…インタフェース 3、22…変復調器 4、23…アップコンバータ 5、24…パワーアンプ 6、25…送受切替スイッチ 7、26…ローノイズアンプ 8、27…ダウンコンバータ 9、28…PLL 10、30、10’、30’、10”、30”…本体部 11、31、40、50、60、70…RAM 11A、31A…ホップテーブル格納部 12…暗号器 13、33…切替スイッチ 14、34…コントローラ 15、35…電源部 16、17…フレーム 16A、17A…周波数ホップフェーズブロック 16B、17D…送信フェーズブロック 16C、17C…送受切替フェーズブロック 16D、17B…受信フェーズブロック 32…復号器 40A、50A…初期値格納部 41、51…ホップテーブル生成器 60A、70A…パスワード格納部 SO、SO’、SO”…親機 SC、SC’、SC”…子機 Stt…テーブル信号 Sif…情報信号 Sta…暗号化テーブル信号 Sko…公開鍵信号 Ssw1、Ssw2、Sm、Spl…制御信号 Sc…局部信号 St…送信信号 Sr…受信信号 Smi…変調信号 Sni…復調信号 Ssc…秘密鍵信号 Si…初期値信号 Sia…暗号化初期値信号 Spw…パスワード信号 Stw…暗号化パスワード信号 ANT…アンテナ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親機と子機との間又は当該子機同士間で
    の情報の授受を、当該情報を秘匿化情報を用いて秘匿化
    すると共に復号しつつ無線で行うための無線通信方法で
    あって、 前記親機からの前記秘匿化された情報を前記子機におい
    て受信して当該秘匿化を解除し復号するための前記秘匿
    化情報を、前記親機から当該秘匿化情報を有しない前記
    子機に対して送信するとき、当該秘匿化情報を暗号化す
    るための暗号鍵情報を前記子機から前記親機に対して送
    信する暗号鍵情報送信工程と、 前記親機において、前記受信した暗号鍵情報に基づいて
    前記秘匿化情報を暗号化し、暗号化済秘匿化情報を生成
    する暗号化工程と、 前記生成された暗号化済秘匿化情報を、前記親機から前
    記子機に送信する秘匿化情報送信工程と、 前記子機において、前記送信された暗号化済秘匿化情報
    を前記暗号鍵情報に対応する予め設定された復号鍵情報
    を用いて復号し、前記秘匿化情報を復元する復元工程
    と、 を備えることを特徴とする無線通信方法。
  2. 【請求項2】 親機と子機との間における、当該子機が
    当該親機において予め設定された設定子機であるか否か
    を識別するための識別情報の授受を、当該識別情報を秘
    匿化しつつ無線で行うと共に、前記親機と前記設定子機
    との間の情報の授受を無線で行うための無線通信方法で
    あって、 前記識別情報を暗号化するための暗号鍵情報を前記親機
    から前記子機に対して送信する暗号鍵情報送信工程と、 前記子機において、前記受信した暗号鍵情報に基づいて
    前記識別情報を暗号化し、暗号化識別情報を生成する暗
    号化工程と、 前記生成された暗号化識別情報を前記子機から前記親機
    に送信する識別情報送信工程と、 前記親機において、前記送信された暗号化識別情報を前
    記暗号鍵情報に対応する予め設定された復号鍵情報を用
    いて復号し、前記識別情報を復元する復元工程と、 前記親機において、前記復元された識別情報に基づい
    て、前記暗号化識別情報を送信した前記子機が前記設定
    子機であるか否かを判断する判断工程と、 前記暗号化識別情報を送信した前記子機が前記設定子機
    であることが判別されたとき、前記親機から当該設定子
    機に対して前記情報を送信する送信工程と、 を備えることを特徴とする無線通信方法。
  3. 【請求項3】 親機と子機との間又は当該子機同士間で
    の情報の授受を、当該情報を秘匿化情報を用いて秘匿化
    すると共に復号しつつ無線で行う無線通信システムであ
    って、 前記子機に含まれる暗号鍵情報送信手段であって、前記
    親機からの前記秘匿化された情報を前記子機において受
    信して当該秘匿化を解除し復号するための前記秘匿化情
    報を、前記親機から当該秘匿化情報を有しない前記子機
    に対して送信するとき、当該秘匿化情報を暗号化するた
    めの暗号鍵情報を前記親機に対して送信する暗号鍵情報
    送信手段と、 前記親機に含まれると共に、前記受信した暗号鍵情報に
    基づいて前記秘匿化情報を暗号化し、暗号化済秘匿化情
    報を生成する暗号化手段と、 前記親機に含まれると共に、前記生成された暗号化済秘
    匿化情報を前記子機に送信する秘匿化情報送信手段と、 前記子機に含まれると共に、前記送信された暗号化済秘
    匿化情報を前記暗号鍵情報に対応する予め設定された復
    号鍵情報を用いて復号し、前記秘匿化情報を復元する復
    元手段と、 を備えることを特徴とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の無線通信システムにお
    いて、 前記情報の秘匿化は、当該情報の授受に用いられる周波
    数を時間的に変化させて行われると共に、 前記秘匿化情報は、前記周波数を変化させる時に参照さ
    れるテーブル情報であることを特徴とする無線通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の無線通信システ
    ムにおいて、 前記暗号鍵情報は、公開鍵暗号システムにおける公開鍵
    であると共に、 前記復号鍵情報は、前記公開鍵暗号システムにおける秘
    密鍵であることを特徴とする無線通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の無線通信システ
    ムにおいて、 前記秘匿化情報は、前記周波数を変化させる時に参照さ
    れるテーブル情報を生成するための生成情報であると共
    に、 前記子機は、当該生成情報を用いて前記テーブル情報を
    生成するための生成手段を更に備えることを特徴とする
    無線通信システム。
  7. 【請求項7】 親機と子機との間における、当該子機が
    当該親機において予め設定された設定子機であるか否か
    を識別するための識別情報の授受を、当該識別情報を秘
    匿化しつつ無線で行うと共に、前記親機と前記設定子機
    との間の情報の授受を無線で行うための無線通信システ
    ムであって、 前記親機に含まれる暗号鍵情報送信手段であって、前記
    識別情報を暗号化するための暗号鍵情報を前記子機に対
    して送信する暗号鍵情報送信手段と、 前記子機に含まれると共に、前記受信した暗号鍵情報に
    基づいて前記識別情報を暗号化し、暗号化識別情報を生
    成する暗号化手段と、 前記子機に含まれると共に、前記生成された暗号化識別
    情報を前記親機に送信する識別情報送信手段と、 前記親機に含まれると共に、前記送信された暗号化識別
    情報を前記暗号鍵情報に対応する予め設定された復号鍵
    情報を用いて復号し、前記識別情報を復元する復元手段
    と、 前記親機に含まれると共に、前記復元された識別情報に
    基づいて前記暗号化識別情報を送信した前記子機が前記
    設定子機であるか否かを判断する判断手段と、 前記親機に含まれると共に、前記暗号化識別情報を送信
    した前記子機が前記設定子機であることが判別されたと
    き、当該設定子機に対して前記情報を送信する送信手段
    と、 を備えることを特徴とする無線通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の無線通信システムにお
    いて、 前記暗号鍵情報は、公開鍵暗号システムにおける公開鍵
    であると共に、 前記復号鍵情報は、前記公開鍵暗号システムにおける秘
    密鍵であることを特徴とする無線通信システム。
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