JPH10225731A - 油圧プレスの周辺機器制御装置及びその方法 - Google Patents
油圧プレスの周辺機器制御装置及びその方法Info
- Publication number
- JPH10225731A JPH10225731A JP4694197A JP4694197A JPH10225731A JP H10225731 A JPH10225731 A JP H10225731A JP 4694197 A JP4694197 A JP 4694197A JP 4694197 A JP4694197 A JP 4694197A JP H10225731 A JPH10225731 A JP H10225731A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide
- peripheral device
- load
- hydraulic press
- control device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Punching Or Piercing (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 周辺機器との連動加工システムでの生産速度
を向上できる油圧プレスの周辺機器制御装置及びその方
法を提供する。 【解決手段】 直動するスライド2を、素材を供給する
周辺機器10と同期して連動運転し、この素材の打ち抜
き加工を行う油圧プレスの周辺機器制御装置において、
スライド位置検出手段33と、スライド荷重を検出する
荷重検出手段34と、スライド位置データの増加又は減
少に基づいて、上昇行程又は下降行程の判別を行う上昇
/下降行程判別手段37と、前記荷重が増加開始すると
きのスライド位置を素材の上面位置Cとして記憶する荷
重発生位置検出手段41と、スライド2が上昇行程中に
上面位置Cの近傍に来たときに、周辺機器10に起動信
号を出力する起動信号生成手段38とを備える。又は、
上面位置Cより上昇余裕距離αだけ上方の位置Aに来た
とき前記起動信号を出力してもよい。また、打ち抜き時
のスライド位置に基づいて前記上面位置Cを算出しても
よい。
を向上できる油圧プレスの周辺機器制御装置及びその方
法を提供する。 【解決手段】 直動するスライド2を、素材を供給する
周辺機器10と同期して連動運転し、この素材の打ち抜
き加工を行う油圧プレスの周辺機器制御装置において、
スライド位置検出手段33と、スライド荷重を検出する
荷重検出手段34と、スライド位置データの増加又は減
少に基づいて、上昇行程又は下降行程の判別を行う上昇
/下降行程判別手段37と、前記荷重が増加開始すると
きのスライド位置を素材の上面位置Cとして記憶する荷
重発生位置検出手段41と、スライド2が上昇行程中に
上面位置Cの近傍に来たときに、周辺機器10に起動信
号を出力する起動信号生成手段38とを備える。又は、
上面位置Cより上昇余裕距離αだけ上方の位置Aに来た
とき前記起動信号を出力してもよい。また、打ち抜き時
のスライド位置に基づいて前記上面位置Cを算出しても
よい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧プレスの周辺
機器との連動時の高速作動を可能とする油圧プレスの周
辺機器制御装置及びその方法に関する。
機器との連動時の高速作動を可能とする油圧プレスの周
辺機器制御装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧プレスにおいては、材料搬
入、搬送又は搬出等を行う周辺機器との連動運転を行う
ために、例えば、リミットスイッチ等の位置検出センサ
を設け、上下動するスライドの位置を検出している。そ
して、所定の位置信号の検出順序に基づいてスライド移
動方向を判断し、又、その検出位置によってスライド位
置を判断し、これらの判断結果に基づいて所定のタイミ
ングで材料の搬入指令、搬送指令等の信号を周辺機器に
出力して連動運転を行っている。
入、搬送又は搬出等を行う周辺機器との連動運転を行う
ために、例えば、リミットスイッチ等の位置検出センサ
を設け、上下動するスライドの位置を検出している。そ
して、所定の位置信号の検出順序に基づいてスライド移
動方向を判断し、又、その検出位置によってスライド位
置を判断し、これらの判断結果に基づいて所定のタイミ
ングで材料の搬入指令、搬送指令等の信号を周辺機器に
出力して連動運転を行っている。
【0003】そして、上記位置検出センサの取り付け位
置は、作業者が経験的に決めて設定している。例えば、
コイル材の送給装置を制御しているコイルライン制御装
置に対して、コイル材の送り開始を指令するときのスラ
イド位置は、通常、油圧プレスのスライドが下限位置か
ら上昇してコイル材の上面より所定距離上昇した位置、
すなわち、コイル材の送り時に上型と干渉しない位置に
設定されている。上記のコイル材送り開始の指令は、生
産性を上げるために、出来るだけ早いタイミングで出力
する必要があり、このため、上記送り開始を指令するリ
ミットスイッチはコイル材上面になるべく近く設定され
る。このとき、コイル材の送り開始時にコイル材が上型
に引っ掛からないようにするため、コイル材の板厚のば
らつきを考慮して、作業者が上記設定位置を経験的に決
めている。
置は、作業者が経験的に決めて設定している。例えば、
コイル材の送給装置を制御しているコイルライン制御装
置に対して、コイル材の送り開始を指令するときのスラ
イド位置は、通常、油圧プレスのスライドが下限位置か
ら上昇してコイル材の上面より所定距離上昇した位置、
すなわち、コイル材の送り時に上型と干渉しない位置に
設定されている。上記のコイル材送り開始の指令は、生
産性を上げるために、出来るだけ早いタイミングで出力
する必要があり、このため、上記送り開始を指令するリ
ミットスイッチはコイル材上面になるべく近く設定され
る。このとき、コイル材の送り開始時にコイル材が上型
に引っ掛からないようにするため、コイル材の板厚のば
らつきを考慮して、作業者が上記設定位置を経験的に決
めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、従来のリミットスイッチ等の位置設定の方法は
コイル材の板厚のばらつき等を考慮しなければならない
ので、余裕を持って設定されている。したがって、この
余裕度が大きい場合には、コイル材送り開始指令を出力
するタイミングが遅くなるので、コイル材供給装置との
連動加工システム全体での生産速度を上げることが困難
となっている。又、加工対象のコイル材の板厚の変更に
対応して、このリミットスイッチの位置を設定し直さな
ければならないので、段取り換え時の作業時間がかかる
という問題がある。さらに、油圧プレスは油圧シリンダ
の伸縮動によってスライド駆動を行う機構となっている
ので、油圧プレス自体の生産速度は機械式プレスよりも
遅くならざるを得ない。しかしながら、生産性向上の要
求から、油圧プレスにおいても機械式プレス同等の生産
速度で生産することが重要な問題となっている。
ように、従来のリミットスイッチ等の位置設定の方法は
コイル材の板厚のばらつき等を考慮しなければならない
ので、余裕を持って設定されている。したがって、この
余裕度が大きい場合には、コイル材送り開始指令を出力
するタイミングが遅くなるので、コイル材供給装置との
連動加工システム全体での生産速度を上げることが困難
となっている。又、加工対象のコイル材の板厚の変更に
対応して、このリミットスイッチの位置を設定し直さな
ければならないので、段取り換え時の作業時間がかかる
という問題がある。さらに、油圧プレスは油圧シリンダ
の伸縮動によってスライド駆動を行う機構となっている
ので、油圧プレス自体の生産速度は機械式プレスよりも
遅くならざるを得ない。しかしながら、生産性向上の要
求から、油圧プレスにおいても機械式プレス同等の生産
速度で生産することが重要な問題となっている。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、周辺機器との連動加工システムでの生産
速度を向上できる油圧プレスの周辺機器制御装置及びそ
の方法を提供することを目的としている。
たものであり、周辺機器との連動加工システムでの生産
速度を向上できる油圧プレスの周辺機器制御装置及びそ
の方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、直動す
るスライド2を、コイル材15又はシート材等の素材を
供給する周辺機器10と同期して連動運転し、この供給
された素材の打ち抜き加工を行う油圧プレスの周辺機器
制御装置において、スライド2の位置を検出するスライ
ド位置検出手段33と、スライド2にかかる荷重を検出
する荷重検出手段34と、前記検出されたスライド位置
のデータの増加又は減少の区別によって、スライド2の
上昇行程又は下降行程の判別を行う上昇/下降行程判別
手段37と、前記検出された荷重が増加開始するときの
スライド位置をスライド位置検出手段33より入力し、
この位置を前記素材の上面位置Cとして記憶する荷重発
生位置検出手段41と、スライド2の上昇行程のとき、
かつ、スライド位置が前記上面位置Cの近傍に来たとき
に、前記周辺機器10に起動信号を出力する起動信号生
成手段38とを備えた構成としている。
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、直動す
るスライド2を、コイル材15又はシート材等の素材を
供給する周辺機器10と同期して連動運転し、この供給
された素材の打ち抜き加工を行う油圧プレスの周辺機器
制御装置において、スライド2の位置を検出するスライ
ド位置検出手段33と、スライド2にかかる荷重を検出
する荷重検出手段34と、前記検出されたスライド位置
のデータの増加又は減少の区別によって、スライド2の
上昇行程又は下降行程の判別を行う上昇/下降行程判別
手段37と、前記検出された荷重が増加開始するときの
スライド位置をスライド位置検出手段33より入力し、
この位置を前記素材の上面位置Cとして記憶する荷重発
生位置検出手段41と、スライド2の上昇行程のとき、
かつ、スライド位置が前記上面位置Cの近傍に来たとき
に、前記周辺機器10に起動信号を出力する起動信号生
成手段38とを備えた構成としている。
【0007】請求項1に記載の発明によると、油圧プレ
スの各ショット毎に、スライド荷重が増加開始したとき
のスライド位置に基づいて素材の上面位置を検出してい
るので、素材の板厚のばらつきに影響されずに確実に上
面位置が検出される。そして、スライドが上昇行程中に
この上面位置に来たとき、周辺機器に起動信号が出力さ
れるので、上型と素材との干渉を発生させずに早いタイ
ミングで周辺機器を起動できる。したがって、1サイク
ル加工時間を短縮した周辺機器との連動運転が可能とな
り、全体として油圧プレスの生産性を向上できる。さら
に、素材の板厚が変わる毎にリミットスイッチの位置を
設定し直す作業が不要となるので、段取り換え時間を短
縮化できる。
スの各ショット毎に、スライド荷重が増加開始したとき
のスライド位置に基づいて素材の上面位置を検出してい
るので、素材の板厚のばらつきに影響されずに確実に上
面位置が検出される。そして、スライドが上昇行程中に
この上面位置に来たとき、周辺機器に起動信号が出力さ
れるので、上型と素材との干渉を発生させずに早いタイ
ミングで周辺機器を起動できる。したがって、1サイク
ル加工時間を短縮した周辺機器との連動運転が可能とな
り、全体として油圧プレスの生産性を向上できる。さら
に、素材の板厚が変わる毎にリミットスイッチの位置を
設定し直す作業が不要となるので、段取り換え時間を短
縮化できる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
油圧プレスの周辺機器制御装置において、前記起動信号
生成手段38が前記起動信号を出力するときのスライド
位置は、上型5と素材の干渉、及び前記素材を上方から
押さえるガイド17の素材上面からの許容距離を考慮し
た上昇余裕距離αだけ前記上面位置Cより上方にある位
置Aとしている。
油圧プレスの周辺機器制御装置において、前記起動信号
生成手段38が前記起動信号を出力するときのスライド
位置は、上型5と素材の干渉、及び前記素材を上方から
押さえるガイド17の素材上面からの許容距離を考慮し
た上昇余裕距離αだけ前記上面位置Cより上方にある位
置Aとしている。
【0009】請求項2に記載の発明によると、上型上昇
時の素材の引っ掛かり、及びこの素材のガイドの素材上
面からの許容距離等を考慮した上昇余裕距離αだけ素材
上面位置より上方の位置にスライドが来たときに、周辺
機器に起動信号が出力される。これによって、上記引っ
掛かりが発生したり、あるいは、素材の平面度が悪くて
も、これらの影響による干渉を発生させずに早いタイミ
ングで周辺機器を起動できる。したがって、1サイクル
加工時間を短縮した周辺機器との連動運転が可能とな
り、全体として油圧プレスの生産性を向上できる。さら
に、素材の板厚が変わる毎にリミットスイッチの位置を
設定し直す作業が不要となるので、段取り換え時間を短
縮化できる。
時の素材の引っ掛かり、及びこの素材のガイドの素材上
面からの許容距離等を考慮した上昇余裕距離αだけ素材
上面位置より上方の位置にスライドが来たときに、周辺
機器に起動信号が出力される。これによって、上記引っ
掛かりが発生したり、あるいは、素材の平面度が悪くて
も、これらの影響による干渉を発生させずに早いタイミ
ングで周辺機器を起動できる。したがって、1サイクル
加工時間を短縮した周辺機器との連動運転が可能とな
り、全体として油圧プレスの生産性を向上できる。さら
に、素材の板厚が変わる毎にリミットスイッチの位置を
設定し直す作業が不要となるので、段取り換え時間を短
縮化できる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
記載の油圧プレスの周辺機器制御装置において、前記荷
重検出手段34により検出された荷重が所定の減少率以
上で減少したときのスライド位置を打ち抜き位置として
前記スライド位置検出手段33より入力し、この打ち抜
き位置に基づいて素材の前記上面位置Cを算出して記憶
する打ち抜き位置判断手段39を付設すると共に、前記
起動信号生成手段38は、打ち抜き位置判断手段39か
ら入力した前記上面位置Cに基づいて、前記周辺機器1
0に起動信号を出力するときのスライド位置を判断する
ことを特徴としている。
記載の油圧プレスの周辺機器制御装置において、前記荷
重検出手段34により検出された荷重が所定の減少率以
上で減少したときのスライド位置を打ち抜き位置として
前記スライド位置検出手段33より入力し、この打ち抜
き位置に基づいて素材の前記上面位置Cを算出して記憶
する打ち抜き位置判断手段39を付設すると共に、前記
起動信号生成手段38は、打ち抜き位置判断手段39か
ら入力した前記上面位置Cに基づいて、前記周辺機器1
0に起動信号を出力するときのスライド位置を判断する
ことを特徴としている。
【0011】請求項3に記載の発明によると、油圧プレ
スの各ショット毎に、スライド荷重が所定の減少率以上
で減少したとき打ち抜き発生とみなし、このときの打ち
抜き位置に基づいて素材の上面位置を算出しているの
で、素材の板厚のばらつきには影響されずに確実に上面
位置が検出される。そして、スライドが上昇行程中にこ
の上面位置の近傍に来たときに、周辺機器に起動信号が
出力されるので、干渉を発生させずに早いタイミングで
周辺機器を起動できる。したがって、1サイクル加工時
間を短縮した周辺機器との連動運転が可能となり、全体
として油圧プレスの生産性を向上できる。さらに、素材
の板厚が変わる毎にリミットスイッチの位置を設定し直
す作業が不要となるので、段取り換え時間を短縮化でき
る。
スの各ショット毎に、スライド荷重が所定の減少率以上
で減少したとき打ち抜き発生とみなし、このときの打ち
抜き位置に基づいて素材の上面位置を算出しているの
で、素材の板厚のばらつきには影響されずに確実に上面
位置が検出される。そして、スライドが上昇行程中にこ
の上面位置の近傍に来たときに、周辺機器に起動信号が
出力されるので、干渉を発生させずに早いタイミングで
周辺機器を起動できる。したがって、1サイクル加工時
間を短縮した周辺機器との連動運転が可能となり、全体
として油圧プレスの生産性を向上できる。さらに、素材
の板厚が変わる毎にリミットスイッチの位置を設定し直
す作業が不要となるので、段取り換え時間を短縮化でき
る。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1又は2
記載の油圧プレスの周辺機器制御装置において、前記上
昇/下降行程判別手段37の判別結果が下降行程のと
き、かつ、前記荷重発生位置検出手段41が荷重の増加
開始と判断したときに、コイルフィーダ14のフィーダ
リリース信号を出力するリリース信号生成手段43を付
設した構成としている。
記載の油圧プレスの周辺機器制御装置において、前記上
昇/下降行程判別手段37の判別結果が下降行程のと
き、かつ、前記荷重発生位置検出手段41が荷重の増加
開始と判断したときに、コイルフィーダ14のフィーダ
リリース信号を出力するリリース信号生成手段43を付
設した構成としている。
【0013】請求項4に記載の発明によると、スライド
が下降行程中にスライド荷重増加開始位置に来たとき、
すなわち荷重が発生したときは、上型がコイル材の上面
に接触しているので、コイルフィーダの送り用フィーダ
をリリース、つまり所定距離だけ上昇させる。これによ
って、打ち抜き時にコイル材を上記送り用フィーダの押
さえ力から開放し、コイル材に意図しない引っ張り力が
掛かることを防止する。この結果、良好な加工品が得ら
れる。
が下降行程中にスライド荷重増加開始位置に来たとき、
すなわち荷重が発生したときは、上型がコイル材の上面
に接触しているので、コイルフィーダの送り用フィーダ
をリリース、つまり所定距離だけ上昇させる。これによ
って、打ち抜き時にコイル材を上記送り用フィーダの押
さえ力から開放し、コイル材に意図しない引っ張り力が
掛かることを防止する。この結果、良好な加工品が得ら
れる。
【0014】請求項5に記載の発明は、直動するスライ
ド2を、コイル材15又はシート材等の素材を供給する
周辺機器10との間で同期して連動運転し、この供給さ
れた素材の打ち抜き加工を行う油圧プレスの周辺機器制
御方法において、スライド2にかかる荷重が増加開始す
るときのスライド位置を前記素材の上面位置Cとして記
憶すると共に、スライド2の上昇行程のとき、かつ、ス
ライド位置が前記上面位置Cの近傍に来たときに、前記
周辺機器10に起動信号を出力する方法としている。
ド2を、コイル材15又はシート材等の素材を供給する
周辺機器10との間で同期して連動運転し、この供給さ
れた素材の打ち抜き加工を行う油圧プレスの周辺機器制
御方法において、スライド2にかかる荷重が増加開始す
るときのスライド位置を前記素材の上面位置Cとして記
憶すると共に、スライド2の上昇行程のとき、かつ、ス
ライド位置が前記上面位置Cの近傍に来たときに、前記
周辺機器10に起動信号を出力する方法としている。
【0015】請求項5に記載の発明によると、油圧プレ
スの各ショット毎に、スライド荷重が増加開始したとき
のスライド位置に基づいて素材の上面位置を検出してい
るので、素材の板厚のばらつきに影響されずに確実に上
面位置が検出される。そして、スライドが上昇行程でこ
の上面位置に来たときに、周辺機器に起動信号が出力さ
れるので、干渉を発生させずに早いタイミングで周辺機
器を起動できる。したがって、1サイクル加工時間を短
縮した周辺機器との連動運転が可能となり、全体として
油圧プレスの生産性を向上できる。さらに、素材の板厚
が変わる毎にリミットスイッチの位置を設定し直す作業
が不要となるので、段取り換え時間を短縮化できる。
スの各ショット毎に、スライド荷重が増加開始したとき
のスライド位置に基づいて素材の上面位置を検出してい
るので、素材の板厚のばらつきに影響されずに確実に上
面位置が検出される。そして、スライドが上昇行程でこ
の上面位置に来たときに、周辺機器に起動信号が出力さ
れるので、干渉を発生させずに早いタイミングで周辺機
器を起動できる。したがって、1サイクル加工時間を短
縮した周辺機器との連動運転が可能となり、全体として
油圧プレスの生産性を向上できる。さらに、素材の板厚
が変わる毎にリミットスイッチの位置を設定し直す作業
が不要となるので、段取り換え時間を短縮化できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係わる油圧プレスの周辺機器制御装置及びその方法に関
する実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明で
は、周辺機器10としてコイル材供給装置の例を示して
いるが、本発明はこれに限定するものではなく、例え
ば、シート材を搬入又は搬出するロボット装置あるいは
トランスファフィーダ装置等の場合にも適用できる。
係わる油圧プレスの周辺機器制御装置及びその方法に関
する実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明で
は、周辺機器10としてコイル材供給装置の例を示して
いるが、本発明はこれに限定するものではなく、例え
ば、シート材を搬入又は搬出するロボット装置あるいは
トランスファフィーダ装置等の場合にも適用できる。
【0017】図1は、本発明に係わる油圧プレスとコイ
ル材供給装置(以後、コイルラインと呼ぶ)との連動加
工システムの一例の構成図を示している。同図におい
て、油圧プレス1の本体フレーム7の下部にはベッド9
が設けられ、ベッド9の上部にボルスタ3が設置されて
いる。又、本体フレーム7の上部にはスライド駆動手段
4の一例として油圧シリンダ(以後、油圧シリンダ4と
言う)が配設されている。さらに、本体フレーム7の上
部で、かつ、油圧シリンダ4の下部には、ボルスタ3と
対向した位置にスライド2が昇降自在に配設されてい
る。スライド2は油圧シリンダ4によって上下駆動され
るようになっており、このスライド2の上下駆動に伴っ
て、ボルスタ3の上面に取着された下型6と、スライド
2の下面に取着された上型5との間でプレス加工が行わ
れる。
ル材供給装置(以後、コイルラインと呼ぶ)との連動加
工システムの一例の構成図を示している。同図におい
て、油圧プレス1の本体フレーム7の下部にはベッド9
が設けられ、ベッド9の上部にボルスタ3が設置されて
いる。又、本体フレーム7の上部にはスライド駆動手段
4の一例として油圧シリンダ(以後、油圧シリンダ4と
言う)が配設されている。さらに、本体フレーム7の上
部で、かつ、油圧シリンダ4の下部には、ボルスタ3と
対向した位置にスライド2が昇降自在に配設されてい
る。スライド2は油圧シリンダ4によって上下駆動され
るようになっており、このスライド2の上下駆動に伴っ
て、ボルスタ3の上面に取着された下型6と、スライド
2の下面に取着された上型5との間でプレス加工が行わ
れる。
【0018】又、スライド2の後部側には、例えばリニ
アセンサよりなるスライド位置センサ23が配設されて
いる。このスライド位置センサ23は、軸心方向がスラ
イド2の移動方向と平行で、かつ、スライド2の後部に
支持されたセンサロッド23aと、このセンサロッド2
3aに嵌挿され、かつ、本体フレーム7側に取着された
センサヘッド23bとからなっている。そして、スライ
ド2の上下動に伴ってセンサロッド23aがセンサヘッ
ド23bに対して上下動し、これによって、センサヘッ
ド23bの内部の位置検出部によりスライド2の位置が
ボルスタ3の上面からの高さとして検出されるようにな
っている。このスライド位置センサ23が検出した位置
信号は後述するプレスコントローラ20に入力され、こ
のプレスコントローラ20は前記位置信号に基づいて前
記油圧シリンダ4を駆動してスライド2の位置を所定の
モーションカーブに沿うように制御する。
アセンサよりなるスライド位置センサ23が配設されて
いる。このスライド位置センサ23は、軸心方向がスラ
イド2の移動方向と平行で、かつ、スライド2の後部に
支持されたセンサロッド23aと、このセンサロッド2
3aに嵌挿され、かつ、本体フレーム7側に取着された
センサヘッド23bとからなっている。そして、スライ
ド2の上下動に伴ってセンサロッド23aがセンサヘッ
ド23bに対して上下動し、これによって、センサヘッ
ド23bの内部の位置検出部によりスライド2の位置が
ボルスタ3の上面からの高さとして検出されるようにな
っている。このスライド位置センサ23が検出した位置
信号は後述するプレスコントローラ20に入力され、こ
のプレスコントローラ20は前記位置信号に基づいて前
記油圧シリンダ4を駆動してスライド2の位置を所定の
モーションカーブに沿うように制御する。
【0019】又、油圧プレス1の側方には、素材として
コイル材を供給するコイルライン10aが配設されてい
る。このコイルライン10aは、コイルライン制御装置
11とコイル材アンコイラー12とレベラー13とコイ
ルフィーダ14とを備えている。コイル材アンコイラー
12は、コイル材15が巻かれたリールを所定速度で回
転させながら、コイル材をレベラー13及びコイルフィ
ーダ14を介して油圧プレス1に供給する。レベラー1
3はこのコイル材15の曲がり方向の反対側から所定圧
で押圧してこの曲がりくせを矯正しながらコイル材15
を送給しており、コイルフィーダ14は矯正されたコイ
ル材15を所定のタイミングで油圧プレス1の上型5と
下型6間に搬入する。そして、コイルライン制御装置1
1は、油圧プレス1の作動を制御している後述のプレス
コントローラ20との間で信号を送受信して連動の同期
をとっており、上記コイル材アンコイラー12、レベラ
ー13及びコイルフィーダ14の各機器に所定のタイミ
ング信号を出力している。
コイル材を供給するコイルライン10aが配設されてい
る。このコイルライン10aは、コイルライン制御装置
11とコイル材アンコイラー12とレベラー13とコイ
ルフィーダ14とを備えている。コイル材アンコイラー
12は、コイル材15が巻かれたリールを所定速度で回
転させながら、コイル材をレベラー13及びコイルフィ
ーダ14を介して油圧プレス1に供給する。レベラー1
3はこのコイル材15の曲がり方向の反対側から所定圧
で押圧してこの曲がりくせを矯正しながらコイル材15
を送給しており、コイルフィーダ14は矯正されたコイ
ル材15を所定のタイミングで油圧プレス1の上型5と
下型6間に搬入する。そして、コイルライン制御装置1
1は、油圧プレス1の作動を制御している後述のプレス
コントローラ20との間で信号を送受信して連動の同期
をとっており、上記コイル材アンコイラー12、レベラ
ー13及びコイルフィーダ14の各機器に所定のタイミ
ング信号を出力している。
【0020】図2は、本発明に係わる油圧プレスの周辺
機器制御装置のハード構成ブロック図を示している。上
昇側圧力センサ24は、油圧シリンダ4の下側(すなわ
ち、油圧シリンダ4の内部のピストンよりスライド側)
のシリンダ室(図示せず)に配設された圧力センサであ
り、スライド2を上昇するための圧力を検出する。又、
加工側圧力センサ25は、油圧シリンダ4の上側(すな
わち、上記ピストンをはさんでスライド2と反対側)の
シリンダ室(図示せず)に配設された圧力センサであ
り、前記コイル材15をプレス加工するための油圧シリ
ンダ4の圧力を検出する。又、スライド位置センサ23
は前述のようにスライド2の高さ方向の位置を検出して
いる。これらのセンサの検出信号は、プレスコントロー
ラ20に入力されている。
機器制御装置のハード構成ブロック図を示している。上
昇側圧力センサ24は、油圧シリンダ4の下側(すなわ
ち、油圧シリンダ4の内部のピストンよりスライド側)
のシリンダ室(図示せず)に配設された圧力センサであ
り、スライド2を上昇するための圧力を検出する。又、
加工側圧力センサ25は、油圧シリンダ4の上側(すな
わち、上記ピストンをはさんでスライド2と反対側)の
シリンダ室(図示せず)に配設された圧力センサであ
り、前記コイル材15をプレス加工するための油圧シリ
ンダ4の圧力を検出する。又、スライド位置センサ23
は前述のようにスライド2の高さ方向の位置を検出して
いる。これらのセンサの検出信号は、プレスコントロー
ラ20に入力されている。
【0021】さらに、このプレスコントローラ20に
は、上方余裕量設定スイッチ21及び操作モードスイッ
チ22が付設されている。上方余裕量設定スイッチ21
は、コイルライン制御装置11にフィーダ搬送開始指令
(つまり起動指令であり、以後起動指令と言う)を出力
するときのスライド位置のコイル材15の上面からの上
昇余裕距離αを設定するものであり、この上昇余裕距離
αの設定値はプレスコントローラ20に入力される。図
3は、この上昇余裕距離αの説明図である。同図におい
て、板厚Tのコイル材15が矢印16の方向にフィード
され、上型5と下型6間に供給されている。この供給時
にコイル材15がばたついても所定の供給経路から外れ
ないように、下型6の上方にガイド17を設け、このガ
イド17によってコイル材15を上方及び左右から押さ
え込んでガイドしている。矢印Zはスライド2の上昇行
程での動作を示しており、上昇行程で上型5は下限位置
Lから上限位置Uまで上昇しているとする。このとき、
上型5の下端部がコイル材15の上面位置Cから上方に
上昇余裕距離αだけ上昇したときに、前記起動指令を出
力するようにしている。この上昇余裕距離αは、コイル
材15の送り開始のときにコイル材15が上型5に引っ
掛からないようにするための余裕度や、下型6に配設さ
れた素材搬入位置決め用のパイロット18の逃げに要す
る距離、あるいは、上記起動指令に対するコイルフィー
ダ14の応答遅れ時間等を考慮して設定される。当然の
ことながら、上記の引っ掛かりやパイロット逃げ距離等
を考慮する必要がない場合には、上昇余裕距離αを零に
設定、つまり上面位置Cで起動指令を出力してもよい。
なお、本発明においては、後述するように、コイル材1
5の上面位置Cは各ショット毎にスライド荷重値に基づ
いて求められている。
は、上方余裕量設定スイッチ21及び操作モードスイッ
チ22が付設されている。上方余裕量設定スイッチ21
は、コイルライン制御装置11にフィーダ搬送開始指令
(つまり起動指令であり、以後起動指令と言う)を出力
するときのスライド位置のコイル材15の上面からの上
昇余裕距離αを設定するものであり、この上昇余裕距離
αの設定値はプレスコントローラ20に入力される。図
3は、この上昇余裕距離αの説明図である。同図におい
て、板厚Tのコイル材15が矢印16の方向にフィード
され、上型5と下型6間に供給されている。この供給時
にコイル材15がばたついても所定の供給経路から外れ
ないように、下型6の上方にガイド17を設け、このガ
イド17によってコイル材15を上方及び左右から押さ
え込んでガイドしている。矢印Zはスライド2の上昇行
程での動作を示しており、上昇行程で上型5は下限位置
Lから上限位置Uまで上昇しているとする。このとき、
上型5の下端部がコイル材15の上面位置Cから上方に
上昇余裕距離αだけ上昇したときに、前記起動指令を出
力するようにしている。この上昇余裕距離αは、コイル
材15の送り開始のときにコイル材15が上型5に引っ
掛からないようにするための余裕度や、下型6に配設さ
れた素材搬入位置決め用のパイロット18の逃げに要す
る距離、あるいは、上記起動指令に対するコイルフィー
ダ14の応答遅れ時間等を考慮して設定される。当然の
ことながら、上記の引っ掛かりやパイロット逃げ距離等
を考慮する必要がない場合には、上昇余裕距離αを零に
設定、つまり上面位置Cで起動指令を出力してもよい。
なお、本発明においては、後述するように、コイル材1
5の上面位置Cは各ショット毎にスライド荷重値に基づ
いて求められている。
【0022】又、操作モードスイッチ22はプレス操作
モードを選択でき、少なくとも、コイルライン10aな
どの周辺機器との連動が可能な連動モード等の生産モー
ドを選択可能となっている。選択されたモード信号は、
プレスコントローラ20に入力される。
モードを選択でき、少なくとも、コイルライン10aな
どの周辺機器との連動が可能な連動モード等の生産モー
ドを選択可能となっている。選択されたモード信号は、
プレスコントローラ20に入力される。
【0023】プレスコントローラ20は、例えばマイク
ロコンピュータを主体にした一般的なコンピュータ制御
装置で構成されている。プレスコントローラ20の内部
には、前記上昇余裕距離αの設定値や前記モーションカ
ーブのモーション設定値等を記憶するメモリ20aが設
けられている。プレスコントローラ20は、前記各セン
サの検出信号、上方余裕量設定スイッチ21からの設定
値データ及び操作モードスイッチ22からのモード信号
を入力し、後述する所定の演算及び判定処理を行ってい
る。そして、この処理結果に基づいて、サーボバルブ2
8へ制御信号を出力したり、コイルライン制御装置11
と各制御信号を送受信したり、あるいは、設定値表示器
27に上昇余裕距離αの設定値や前記上面位置Cの検出
データ等を表示させる。
ロコンピュータを主体にした一般的なコンピュータ制御
装置で構成されている。プレスコントローラ20の内部
には、前記上昇余裕距離αの設定値や前記モーションカ
ーブのモーション設定値等を記憶するメモリ20aが設
けられている。プレスコントローラ20は、前記各セン
サの検出信号、上方余裕量設定スイッチ21からの設定
値データ及び操作モードスイッチ22からのモード信号
を入力し、後述する所定の演算及び判定処理を行ってい
る。そして、この処理結果に基づいて、サーボバルブ2
8へ制御信号を出力したり、コイルライン制御装置11
と各制御信号を送受信したり、あるいは、設定値表示器
27に上昇余裕距離αの設定値や前記上面位置Cの検出
データ等を表示させる。
【0024】サーボバルブ28は、プレスコントローラ
20からの上記制御信号に基づいて、図示しない油圧ポ
ンプから吐出される圧油をその流量及び方向を切り換え
て油圧シリンダ4に供給し、油圧シリンダ4の伸縮速度
及び方向を制御する。これによって、スライド2は予め
設定された所定のモーションカーブ、すなわち、スライ
ド位置とスライド速度と経過時間との関係を設定したカ
ーブに沿って制御される。又、設定値表示器27は、プ
レスコントローラ20からの表示指令に基づいて、前述
のように上昇余裕距離αの設定値や前記上面位置Cの検
出データ等を表示でき、例えば液晶やEL等のグラフィ
ック表示器や、LED表示素子等でなるキャラクタ表示
器などで構成することができる。
20からの上記制御信号に基づいて、図示しない油圧ポ
ンプから吐出される圧油をその流量及び方向を切り換え
て油圧シリンダ4に供給し、油圧シリンダ4の伸縮速度
及び方向を制御する。これによって、スライド2は予め
設定された所定のモーションカーブ、すなわち、スライ
ド位置とスライド速度と経過時間との関係を設定したカ
ーブに沿って制御される。又、設定値表示器27は、プ
レスコントローラ20からの表示指令に基づいて、前述
のように上昇余裕距離αの設定値や前記上面位置Cの検
出データ等を表示でき、例えば液晶やEL等のグラフィ
ック表示器や、LED表示素子等でなるキャラクタ表示
器などで構成することができる。
【0025】又、送受信回路26はコイルライン制御装
置11との制御信号の送受信を行うためのインターフェ
ース回路であり、例えば、シリアル通信回路や、パラレ
ルI/O回路、又は、データバス通信回路等によって構
成することができる。
置11との制御信号の送受信を行うためのインターフェ
ース回路であり、例えば、シリアル通信回路や、パラレ
ルI/O回路、又は、データバス通信回路等によって構
成することができる。
【0026】以上のようなハード構成によって周辺機器
との連動運転を制御する際、前記起動信号をコイルライ
ン10aに送信するタイミングの判断は、次に述べるよ
うな異なる2つの方法で可能となる。まず、第1実施形
態として、荷重が急激に増加することを検出して上型5
がコイル材15の上面に当接するスライド位置を検出
し、これによって算出された上面位置Cから上記タイミ
ングを判断する方法を説明する。
との連動運転を制御する際、前記起動信号をコイルライ
ン10aに送信するタイミングの判断は、次に述べるよ
うな異なる2つの方法で可能となる。まず、第1実施形
態として、荷重が急激に増加することを検出して上型5
がコイル材15の上面に当接するスライド位置を検出
し、これによって算出された上面位置Cから上記タイミ
ングを判断する方法を説明する。
【0027】図4には第1実施形態における周辺機器制
御装置の機能構成ブロック図を示しており、同図に基づ
いて各機能構成を説明する。上方余裕量設定手段31
は、前記上方余裕量設定スイッチ21によって入力され
た前記上昇余裕距離αの設定値を取り込んでメモリの所
定エリアに記憶する。なお、この上昇余裕距離αの設定
値の入力手段は、上方余裕量設定スイッチ21に限定さ
れず、例えば、上位コンピュータ等のような他の制御装
置からの通信などによることもできる。又、操作モード
設定手段32は、操作モードスイッチ22からモード信
号を入力し、モード信号が連動モード等の時はこの連動
モード信号を出力演算手段46に出力している。なお、
この操作モード設定手段32は、操作モードスイッチ2
2からのモード信号に限らず、例えば上位コンピュータ
等の他の制御装置からの通信によってモード信号を入力
するようにしてもよい。
御装置の機能構成ブロック図を示しており、同図に基づ
いて各機能構成を説明する。上方余裕量設定手段31
は、前記上方余裕量設定スイッチ21によって入力され
た前記上昇余裕距離αの設定値を取り込んでメモリの所
定エリアに記憶する。なお、この上昇余裕距離αの設定
値の入力手段は、上方余裕量設定スイッチ21に限定さ
れず、例えば、上位コンピュータ等のような他の制御装
置からの通信などによることもできる。又、操作モード
設定手段32は、操作モードスイッチ22からモード信
号を入力し、モード信号が連動モード等の時はこの連動
モード信号を出力演算手段46に出力している。なお、
この操作モード設定手段32は、操作モードスイッチ2
2からのモード信号に限らず、例えば上位コンピュータ
等の他の制御装置からの通信によってモード信号を入力
するようにしてもよい。
【0028】スライド位置検出手段33は、スライド位
置センサ23からの位置信号を入力してこの位置信号に
基づいてスライド位置を求め、このスライド位置データ
を上昇/下降行程判別手段37、起動信号生成手段3
8、打ち抜き位置判断手段39、荷重発生位置検出手段
41及びリリース信号生成手段43にそれぞれ出力す
る。
置センサ23からの位置信号を入力してこの位置信号に
基づいてスライド位置を求め、このスライド位置データ
を上昇/下降行程判別手段37、起動信号生成手段3
8、打ち抜き位置判断手段39、荷重発生位置検出手段
41及びリリース信号生成手段43にそれぞれ出力す
る。
【0029】又、荷重検出手段34は加圧加工時にコイ
ル材15から反力を受けてスライド2にかかる荷重を検
出しており、本実施形態では、荷重として、スライド2
を駆動する油圧シリンダ4のシリンダ室にかかる圧力に
基づいて検出している。すなわち、油圧シリンダ4の加
工側圧力センサ25により検出した圧力値Pp 及び上昇
側圧力センサ24により検出した圧力値Ps に基づい
て、この荷重を演算する。例えば、油圧シリンダ4の加
工側圧力値Pp と上側のシリンダ室の断面積との積から
上側のシリンダ室の圧油が押し下げる荷重を求め、上昇
側圧力値Ps と下側のシリンダ室の断面積との積から下
側のシリンダ室の受ける荷重を求め、この両荷重の差に
よって算出することができる。なお、上記のスライド2
にかかる荷重の検出は、上記荷重差による方法に限定さ
れずに、例えば油圧プレス1の本体フレーム7の歪みを
歪みゲージセンサによって検出し、この歪みの大きさに
基づいて荷重値を算出することも可能である。
ル材15から反力を受けてスライド2にかかる荷重を検
出しており、本実施形態では、荷重として、スライド2
を駆動する油圧シリンダ4のシリンダ室にかかる圧力に
基づいて検出している。すなわち、油圧シリンダ4の加
工側圧力センサ25により検出した圧力値Pp 及び上昇
側圧力センサ24により検出した圧力値Ps に基づい
て、この荷重を演算する。例えば、油圧シリンダ4の加
工側圧力値Pp と上側のシリンダ室の断面積との積から
上側のシリンダ室の圧油が押し下げる荷重を求め、上昇
側圧力値Ps と下側のシリンダ室の断面積との積から下
側のシリンダ室の受ける荷重を求め、この両荷重の差に
よって算出することができる。なお、上記のスライド2
にかかる荷重の検出は、上記荷重差による方法に限定さ
れずに、例えば油圧プレス1の本体フレーム7の歪みを
歪みゲージセンサによって検出し、この歪みの大きさに
基づいて荷重値を算出することも可能である。
【0030】フィーダ送り完入力手段36は、コイルフ
ィーダ14によるコイル材15の供給が完了したとき、
コイルライン制御装置11からデータ通信等によってフ
ィーダ送り完了信号を入力する。このフィーダ送り完了
信号は、起動/停止判断手段45に出力され、油圧プレ
ス1のスライド2を再起動する指令となる。
ィーダ14によるコイル材15の供給が完了したとき、
コイルライン制御装置11からデータ通信等によってフ
ィーダ送り完了信号を入力する。このフィーダ送り完了
信号は、起動/停止判断手段45に出力され、油圧プレ
ス1のスライド2を再起動する指令となる。
【0031】又、上昇/下降行程判別手段37は、スラ
イド位置検出手段33から入力するスライド位置データ
の時間的な増加又は減少の区別に基づいて、スライド2
が上昇行程か又は下降行程かを判別し、この判別結果を
出力する。又、荷重発生位置検出手段41は、荷重検出
手段34により検出された荷重値の大きさに基づいて、
コイル材15の上面に上型5が接触したときのスライド
位置を検出している。ここで、コイル材15の上面に上
型5が接触したか否かを荷重値により判断する方法につ
いて、図5に基づいて説明する。同図にはスライド2の
モーションカーブとスライド荷重との関係を表すタイム
チャートが示されており、横軸は経過時間を表し、又縦
軸はスライド位置とスライド荷重値を表している。同図
に示すように、スライド2が所定の低速度で下降中に
(図示では、位置Bから下限位置Lの間)上型5がコイ
ル材15の上面に接触すると、スライド2が下降するに
伴ってスライド荷重値は徐々に増加して行く。したがっ
て、この荷重値が増加開始した時点を荷重発生と判断す
ることができる。上記荷重発生位置検出手段41は荷重
値が増加開始したとき荷重発生信号を出力すると共に、
荷重発生時点でのスライド位置をスライド位置検出手段
33から入力し、この位置をコイル材15の上面位置C
と判断し、メモリの所定エリアに記憶しておく。
イド位置検出手段33から入力するスライド位置データ
の時間的な増加又は減少の区別に基づいて、スライド2
が上昇行程か又は下降行程かを判別し、この判別結果を
出力する。又、荷重発生位置検出手段41は、荷重検出
手段34により検出された荷重値の大きさに基づいて、
コイル材15の上面に上型5が接触したときのスライド
位置を検出している。ここで、コイル材15の上面に上
型5が接触したか否かを荷重値により判断する方法につ
いて、図5に基づいて説明する。同図にはスライド2の
モーションカーブとスライド荷重との関係を表すタイム
チャートが示されており、横軸は経過時間を表し、又縦
軸はスライド位置とスライド荷重値を表している。同図
に示すように、スライド2が所定の低速度で下降中に
(図示では、位置Bから下限位置Lの間)上型5がコイ
ル材15の上面に接触すると、スライド2が下降するに
伴ってスライド荷重値は徐々に増加して行く。したがっ
て、この荷重値が増加開始した時点を荷重発生と判断す
ることができる。上記荷重発生位置検出手段41は荷重
値が増加開始したとき荷重発生信号を出力すると共に、
荷重発生時点でのスライド位置をスライド位置検出手段
33から入力し、この位置をコイル材15の上面位置C
と判断し、メモリの所定エリアに記憶しておく。
【0032】起動信号生成手段38は、荷重発生位置検
出手段41から上記上面位置Cの位置データを入力する
と共に、上方余裕量設定手段31から上昇余裕距離αの
設定データを入力し、両データに基づいて、周辺機器
(ここでは、コイルライン制御装置11)に起動信号を
出力すべきスライド位置A(図3を参照)を求める。こ
こで、スライド位置Aは、数式1によって算出される。
出手段41から上記上面位置Cの位置データを入力する
と共に、上方余裕量設定手段31から上昇余裕距離αの
設定データを入力し、両データに基づいて、周辺機器
(ここでは、コイルライン制御装置11)に起動信号を
出力すべきスライド位置A(図3を参照)を求める。こ
こで、スライド位置Aは、数式1によって算出される。
【数1】A=C+α さらに、起動信号生成手段38は、上昇/下降行程判別
手段37から入力する行程判別結果が上昇行程のとき
に、スライド位置検出手段33から入力するスライド位
置を上記スライド位置Aと比較し、スライド2がスライ
ド位置A以上に上昇したとき、起動信号を出力する。そ
して、起動信号出力手段42はこの起動信号を受けてコ
イルライン制御装置11に送信する。
手段37から入力する行程判別結果が上昇行程のとき
に、スライド位置検出手段33から入力するスライド位
置を上記スライド位置Aと比較し、スライド2がスライ
ド位置A以上に上昇したとき、起動信号を出力する。そ
して、起動信号出力手段42はこの起動信号を受けてコ
イルライン制御装置11に送信する。
【0033】又、打ち抜き位置判断手段39は、荷重検
出手段34により検出された荷重値の大きさに基づい
て、コイル材15が打ち抜かれたときのスライド位置を
検出している。ここで、荷重値により打ち抜きが発生し
たか否かを判断する方法について、図5に基づいて説明
する。同図において、上型5がコイル材15の上面に接
触した後、スライド2が下降するに伴ってスライド荷重
値は徐々に増加して行き、下限位置Lの手前H1 (通常
は、コイル材15の板厚の略中間位置)に来て打ち抜き
が発生すると、荷重値が所定の減少率以上に急激に減少
して行く。したがって、上記打ち抜き位置判断手段39
はこの荷重値の急激な減少の時点を打ち抜き発生と判断
するようにしている。又、このときのスライド位置H1
をスライド位置検出手段33から入力して記憶してお
く。
出手段34により検出された荷重値の大きさに基づい
て、コイル材15が打ち抜かれたときのスライド位置を
検出している。ここで、荷重値により打ち抜きが発生し
たか否かを判断する方法について、図5に基づいて説明
する。同図において、上型5がコイル材15の上面に接
触した後、スライド2が下降するに伴ってスライド荷重
値は徐々に増加して行き、下限位置Lの手前H1 (通常
は、コイル材15の板厚の略中間位置)に来て打ち抜き
が発生すると、荷重値が所定の減少率以上に急激に減少
して行く。したがって、上記打ち抜き位置判断手段39
はこの荷重値の急激な減少の時点を打ち抜き発生と判断
するようにしている。又、このときのスライド位置H1
をスライド位置検出手段33から入力して記憶してお
く。
【0034】リリース信号生成手段43は、荷重発生位
置検出手段41から荷重発生信号を入力すると共に、上
昇/下降行程判別手段37から行程判別結果を入力し、
行程が下降行程で、かつ、荷重発生信号を入力したとき
は、フィーダリリース信号をリリース信号出力手段44
に出力する。又、打ち抜き位置判断手段39から打ち抜
き発生の判断結果を入力したときは、上記フィーダリリ
ース信号の出力を停止する。そして、リリース信号出力
手段44は、このフィーダリリース信号を受けてコイル
ライン制御装置11に送信する。
置検出手段41から荷重発生信号を入力すると共に、上
昇/下降行程判別手段37から行程判別結果を入力し、
行程が下降行程で、かつ、荷重発生信号を入力したとき
は、フィーダリリース信号をリリース信号出力手段44
に出力する。又、打ち抜き位置判断手段39から打ち抜
き発生の判断結果を入力したときは、上記フィーダリリ
ース信号の出力を停止する。そして、リリース信号出力
手段44は、このフィーダリリース信号を受けてコイル
ライン制御装置11に送信する。
【0035】又、起動/停止判断手段45は、起動信号
生成手段38が前記起動信号を出力したとき、すなわ
ち、スライド2が前記スライド位置A以上に上昇したと
き、スライド2を一時停止させるための停止指令を出力
演算手段46に出力する。そして次に、フィーダ送り完
入力手段36からフィーダ送り完了信号を入力したと
き、スライド2を再起動させて所定のモーションカーブ
に沿って移動するように制御信号を出力演算手段46に
出力する。
生成手段38が前記起動信号を出力したとき、すなわ
ち、スライド2が前記スライド位置A以上に上昇したと
き、スライド2を一時停止させるための停止指令を出力
演算手段46に出力する。そして次に、フィーダ送り完
入力手段36からフィーダ送り完了信号を入力したと
き、スライド2を再起動させて所定のモーションカーブ
に沿って移動するように制御信号を出力演算手段46に
出力する。
【0036】出力演算手段46は、操作モード設定手段
32により設定されたプレス操作モードが連動モードの
とき、予め設定された所定のモーションカーブに沿って
スライド2が所定速度で移動するように、スライド位置
を監視しながら、速度制御手段(ここでは、サーボバル
ブ)28への制御指令値を演算して出力手段47に出力
する。そして、出力手段47はこの制御指令値に基づい
てサーボバルブ28のソレノイド電流を指令する。これ
により、スライド駆動手段(ここでは、油圧シリンダ)
4の位置及び速度が制御される。
32により設定されたプレス操作モードが連動モードの
とき、予め設定された所定のモーションカーブに沿って
スライド2が所定速度で移動するように、スライド位置
を監視しながら、速度制御手段(ここでは、サーボバル
ブ)28への制御指令値を演算して出力手段47に出力
する。そして、出力手段47はこの制御指令値に基づい
てサーボバルブ28のソレノイド電流を指令する。これ
により、スライド駆動手段(ここでは、油圧シリンダ)
4の位置及び速度が制御される。
【0037】図6に本実施形態に係わる周辺機器制御装
置の制御フローチャートを示しており、同図に基づいて
制御方法を説明する。なお、ここでは、各処理ステップ
番号はSを付して表している。まず、S1で(上昇/下
降行程判別手段37)現在の行程が下降行程か否かを判
断し、下降行程のときはS2に処理を移行し、そうでな
いとき、つまり停止又は上昇行程のときはS7に処理を
移行する。S2では(荷重発生位置検出手段41)荷重
が発生したか、すなわち、荷重が増加開始したか否かを
判断し、荷重が発生してないときは発生するまでS2の
処理を繰り返して待つ。そして、荷重が発生したときは
S3で、その時点のスライド位置を入力して上面位置C
として記憶する。次に、S4で(リリース信号生成手段
43)フィーダリリース信号を出力し、この後S5で
(打ち抜き位置判断手段39)打ち抜きが発生したか否
かを判断し、発生してないときは発生するまでS5の処
理を繰り返して待つ。そして、打ち抜きが発生したとき
は、S6で(リリース信号生成手段43)フィーダリリ
ース信号の出力を停止する。そして、S1に戻って以上
の処理を繰り返す。
置の制御フローチャートを示しており、同図に基づいて
制御方法を説明する。なお、ここでは、各処理ステップ
番号はSを付して表している。まず、S1で(上昇/下
降行程判別手段37)現在の行程が下降行程か否かを判
断し、下降行程のときはS2に処理を移行し、そうでな
いとき、つまり停止又は上昇行程のときはS7に処理を
移行する。S2では(荷重発生位置検出手段41)荷重
が発生したか、すなわち、荷重が増加開始したか否かを
判断し、荷重が発生してないときは発生するまでS2の
処理を繰り返して待つ。そして、荷重が発生したときは
S3で、その時点のスライド位置を入力して上面位置C
として記憶する。次に、S4で(リリース信号生成手段
43)フィーダリリース信号を出力し、この後S5で
(打ち抜き位置判断手段39)打ち抜きが発生したか否
かを判断し、発生してないときは発生するまでS5の処
理を繰り返して待つ。そして、打ち抜きが発生したとき
は、S6で(リリース信号生成手段43)フィーダリリ
ース信号の出力を停止する。そして、S1に戻って以上
の処理を繰り返す。
【0038】S7では(起動信号生成手段38)、現在
のスライド位置Pが数式「P≧C+α」を満足するか、
すなわち、上面位置Cから上昇余裕距離αだけ上方にあ
る位置Aより上に上昇したか否かを判断する。数式「P
≧C+α」を満足してないときは、満足するまでS7を
繰り返して待ち、満足するときは、S8で(起動信号生
成手段38)起動信号を出力すると共に、S9で(起動
/停止判断手段45)スライド2の停止指令を出力す
る。次に、S10で(起動/停止判断手段45)フィー
ダ送り完入力手段36がコイルライン制御装置11から
のフィーダ送り完了信号を受信したか否かを判断し、受
信したときはS11で、モーションカーブに従ってスラ
イド2の下降指令を出力して再起動すると同時に、前記
起動信号の出力を停止する。なお、上記S10でフィー
ダ送り完了信号を受信してないときは、受信するまでS
10を繰り返して待つ。そして、S11の後、S1に戻
って以上の処理を繰り返す。
のスライド位置Pが数式「P≧C+α」を満足するか、
すなわち、上面位置Cから上昇余裕距離αだけ上方にあ
る位置Aより上に上昇したか否かを判断する。数式「P
≧C+α」を満足してないときは、満足するまでS7を
繰り返して待ち、満足するときは、S8で(起動信号生
成手段38)起動信号を出力すると共に、S9で(起動
/停止判断手段45)スライド2の停止指令を出力す
る。次に、S10で(起動/停止判断手段45)フィー
ダ送り完入力手段36がコイルライン制御装置11から
のフィーダ送り完了信号を受信したか否かを判断し、受
信したときはS11で、モーションカーブに従ってスラ
イド2の下降指令を出力して再起動すると同時に、前記
起動信号の出力を停止する。なお、上記S10でフィー
ダ送り完了信号を受信してないときは、受信するまでS
10を繰り返して待つ。そして、S11の後、S1に戻
って以上の処理を繰り返す。
【0039】次に、図7〜図8に基づいて第2実施形態
を説明する。本実施形態では、荷重が所定の減少率以上
に急激に減少することを検出して打ち抜き発生時のスラ
イド位置を検出し、これによって算出された上面位置C
に基づいて、起動信号をコイルライン制御装置11に送
信するタイミングを判断する方法を説明する。ここで、
本実施形態における構成は図1及び図2と同様とする。
を説明する。本実施形態では、荷重が所定の減少率以上
に急激に減少することを検出して打ち抜き発生時のスラ
イド位置を検出し、これによって算出された上面位置C
に基づいて、起動信号をコイルライン制御装置11に送
信するタイミングを判断する方法を説明する。ここで、
本実施形態における構成は図1及び図2と同様とする。
【0040】又、図7は本実施形態に係わる周辺機器制
御装置の機能構成ブロック図を示している。同図におい
て、前実施形態における図4と同じ機能構成には同一の
符号を付してあり以下の説明を省く。ここでは、起動信
号生成手段38は、判断のための上面位置Cを算出する
際に打ち抜き位置判断手段39からの打ち抜き発生信号
に基づいているので、この算出方法の異なる点のみを説
明する。
御装置の機能構成ブロック図を示している。同図におい
て、前実施形態における図4と同じ機能構成には同一の
符号を付してあり以下の説明を省く。ここでは、起動信
号生成手段38は、判断のための上面位置Cを算出する
際に打ち抜き位置判断手段39からの打ち抜き発生信号
に基づいているので、この算出方法の異なる点のみを説
明する。
【0041】打ち抜き位置判断手段39は、前述と同様
にして、荷重検出手段34により検出された荷重値が急
激に減少したとき打ち抜き発生と判断し、このときのス
ライド位置を打ち抜き位置H1 として検出して記憶して
おく。この打ち抜き位置H1の位置データは、起動信号
生成手段38に出力される。
にして、荷重検出手段34により検出された荷重値が急
激に減少したとき打ち抜き発生と判断し、このときのス
ライド位置を打ち抜き位置H1 として検出して記憶して
おく。この打ち抜き位置H1の位置データは、起動信号
生成手段38に出力される。
【0042】そして、起動信号生成手段38は、荷重発
生位置検出手段41から上記打ち抜き位置H1 の位置デ
ータを入力すると共に、上方余裕量設定手段31から上
昇余裕距離αの設定データを入力し、両データに基づい
て、起動信号を出力すべきスライド位置Aを下記数式2
によって算出する。
生位置検出手段41から上記打ち抜き位置H1 の位置デ
ータを入力すると共に、上方余裕量設定手段31から上
昇余裕距離αの設定データを入力し、両データに基づい
て、起動信号を出力すべきスライド位置Aを下記数式2
によって算出する。
【数2】A=H1 +β+α ここで、βはコイル材15の標準板厚Tの半分の値とし
ている。すなわち、通常、打ち抜きは板厚の略中間位置
で発生するものと考えられるので、打ち抜き位置H1 よ
り距離βだけ上方の位置を上面位置Cとみなし、これよ
りさらに上昇余裕距離αだけ上方の位置を上記スライド
位置Aとしている。さらに、起動信号生成手段38は、
行程が上昇行程のときに現在のスライド位置をこのスラ
イド位置Aと比較し、スライド2がスライド位置A以上
に上昇したとき、起動信号を出力する。
ている。すなわち、通常、打ち抜きは板厚の略中間位置
で発生するものと考えられるので、打ち抜き位置H1 よ
り距離βだけ上方の位置を上面位置Cとみなし、これよ
りさらに上昇余裕距離αだけ上方の位置を上記スライド
位置Aとしている。さらに、起動信号生成手段38は、
行程が上昇行程のときに現在のスライド位置をこのスラ
イド位置Aと比較し、スライド2がスライド位置A以上
に上昇したとき、起動信号を出力する。
【0043】図8に本実施形態の制御フローチャート例
を示しており、同図に基づいて制御方法を説明する。本
制御フローチャートにおいては、前記図6と同じ処理内
容のステップに同一のステップ番号を付してあり、以下
異なる処理内容のみを詳細に説明する。まず、S1で
(上昇/下降行程判別手段37)現在の行程が下降行程
か否かを判断し、下降行程のときは前実施形態と同様に
S2〜S6の処理を実行し、そうでないときはS7aに
処理を移行する。なお、S6では(打ち抜き位置判断手
段39)、打ち抜き発生時のスライド位置を打ち抜き位
置H1 として記憶しておく。S7aでは(起動信号生成
手段38)、現在のスライド位置Pが数式「P≧H1 +
β+α」を満足するか、すなわち、数式「H1 +β」で
算出される上面位置Cから上昇余裕距離αだけ上方にあ
る位置Aより上にスライドが上昇したか否かを判断す
る。数式「P≧H1 +β+α」を満足してないときは、
満足するまでS7aを繰り返して待ち、満足するとき
は、前実施形態と同様にS8〜S11の処理を実行す
る。
を示しており、同図に基づいて制御方法を説明する。本
制御フローチャートにおいては、前記図6と同じ処理内
容のステップに同一のステップ番号を付してあり、以下
異なる処理内容のみを詳細に説明する。まず、S1で
(上昇/下降行程判別手段37)現在の行程が下降行程
か否かを判断し、下降行程のときは前実施形態と同様に
S2〜S6の処理を実行し、そうでないときはS7aに
処理を移行する。なお、S6では(打ち抜き位置判断手
段39)、打ち抜き発生時のスライド位置を打ち抜き位
置H1 として記憶しておく。S7aでは(起動信号生成
手段38)、現在のスライド位置Pが数式「P≧H1 +
β+α」を満足するか、すなわち、数式「H1 +β」で
算出される上面位置Cから上昇余裕距離αだけ上方にあ
る位置Aより上にスライドが上昇したか否かを判断す
る。数式「P≧H1 +β+α」を満足してないときは、
満足するまでS7aを繰り返して待ち、満足するとき
は、前実施形態と同様にS8〜S11の処理を実行す
る。
【0044】以上説明したように、油圧プレスの各ショ
ット毎に、スライド荷重が増加開始したときのスライド
位置、又は、スライド荷重が所定の減少率以上で減少す
る打ち抜きが発生したときのスライド位置を求めること
によって素材の上面位置を検出しているので、素材の板
厚のばらつきに影響されずに確実に上面位置が検出され
る。そして、スライドが上昇行程中にこの上面位置近傍
に来たとき、周辺機器に起動信号が出力されるので、上
型と素材との干渉を発生させずに早いタイミングで周辺
機器を起動できる。このとき、起動信号を出力する位置
は上記上面位置から上方に上昇余裕距離αだけ上昇した
位置に設定され、又、この上昇余裕距離αは、コイル材
15の送り開始のときにコイル材15が上型5に引っ掛
からないようにするための余裕度や、下型6に配設され
た素材搬入位置決め用のパイロット18の逃げに要する
距離、あるいは、上記起動指令に対するコイルフィーダ
14の応答遅れ時間等を考慮して設定される。なお、上
記の引っ掛かりやパイロット逃げ距離等を考慮する必要
がない場合には、上昇余裕距離αを零に設定してもよ
い。したがって、1サイクル加工時間を短縮した周辺機
器との連動運転が可能となり、全体として油圧プレスの
生産性を向上できる。さらに、素材の板厚が変わる毎に
リミットスイッチの位置を設定し直す作業が不要となる
ので、段取り換え時間を短縮化できる。
ット毎に、スライド荷重が増加開始したときのスライド
位置、又は、スライド荷重が所定の減少率以上で減少す
る打ち抜きが発生したときのスライド位置を求めること
によって素材の上面位置を検出しているので、素材の板
厚のばらつきに影響されずに確実に上面位置が検出され
る。そして、スライドが上昇行程中にこの上面位置近傍
に来たとき、周辺機器に起動信号が出力されるので、上
型と素材との干渉を発生させずに早いタイミングで周辺
機器を起動できる。このとき、起動信号を出力する位置
は上記上面位置から上方に上昇余裕距離αだけ上昇した
位置に設定され、又、この上昇余裕距離αは、コイル材
15の送り開始のときにコイル材15が上型5に引っ掛
からないようにするための余裕度や、下型6に配設され
た素材搬入位置決め用のパイロット18の逃げに要する
距離、あるいは、上記起動指令に対するコイルフィーダ
14の応答遅れ時間等を考慮して設定される。なお、上
記の引っ掛かりやパイロット逃げ距離等を考慮する必要
がない場合には、上昇余裕距離αを零に設定してもよ
い。したがって、1サイクル加工時間を短縮した周辺機
器との連動運転が可能となり、全体として油圧プレスの
生産性を向上できる。さらに、素材の板厚が変わる毎に
リミットスイッチの位置を設定し直す作業が不要となる
ので、段取り換え時間を短縮化できる。
【図1】本発明に係わる油圧プレスの連動加工システム
例の構成図を示す。
例の構成図を示す。
【図2】本発明に係わる油圧プレスの周辺機器制御装置
のハード構成ブロック図を示す。
のハード構成ブロック図を示す。
【図3】本発明に係わる周辺機器制御装置の上昇余裕距
離の説明図である。
離の説明図である。
【図4】本発明の第1実施形態の周辺機器制御装置の機
能構成ブロック図を示す。
能構成ブロック図を示す。
【図5】本発明に係わるモーションカーブとスライド荷
重との関係を表すタイムチャートを示す。
重との関係を表すタイムチャートを示す。
【図6】本発明に係わる第1実施形態の制御フローチャ
ート例を示す。
ート例を示す。
【図7】本発明の第2実施形態の周辺機器制御装置の機
能構成ブロック図を示す。
能構成ブロック図を示す。
【図8】本発明に係わる第2実施形態の制御フローチャ
ート例を示す。
ート例を示す。
1…油圧プレス、2…スライド、3…ボルスタ、4…ス
ライド駆動手段(油圧シリンダ)、5…上型、6…下
型、7…本体フレーム、9…ベッド、10…周辺機器、
10a…コイルライン、11…コイルライン制御装置、
12…コイル材アンコイラー、13…レベラー、14…
コイルフィーダ、15…コイル材、17…ガイド、18
…パイロット、20…プレスコントローラ、20a…メ
モリ、21…上方余裕量設定スイッチ、22…操作モー
ドスイッチ、23…スライド位置センサ、24…上昇側
圧力センサ、25…加工側圧力センサ、26…送受信回
路、27…設定値表示器、28…速度制御手段(サーボ
バルブ)、31…上方余裕量設定手段、32…操作モー
ド設定手段、33…スライド位置検出手段、34…荷重
検出手段、36…フィーダ送り完入力手段、37…上昇
/下降行程判別手段、38…起動信号生成手段、39…
打ち抜き位置判断手段、41…荷重発生位置検出手段、
42…起動信号出力手段、43…リリース信号生成手
段、44…リリース信号出力手段、45…起動/停止判
断手段、46…出力演算手段、47…出力手段。
ライド駆動手段(油圧シリンダ)、5…上型、6…下
型、7…本体フレーム、9…ベッド、10…周辺機器、
10a…コイルライン、11…コイルライン制御装置、
12…コイル材アンコイラー、13…レベラー、14…
コイルフィーダ、15…コイル材、17…ガイド、18
…パイロット、20…プレスコントローラ、20a…メ
モリ、21…上方余裕量設定スイッチ、22…操作モー
ドスイッチ、23…スライド位置センサ、24…上昇側
圧力センサ、25…加工側圧力センサ、26…送受信回
路、27…設定値表示器、28…速度制御手段(サーボ
バルブ)、31…上方余裕量設定手段、32…操作モー
ド設定手段、33…スライド位置検出手段、34…荷重
検出手段、36…フィーダ送り完入力手段、37…上昇
/下降行程判別手段、38…起動信号生成手段、39…
打ち抜き位置判断手段、41…荷重発生位置検出手段、
42…起動信号出力手段、43…リリース信号生成手
段、44…リリース信号出力手段、45…起動/停止判
断手段、46…出力演算手段、47…出力手段。
Claims (5)
- 【請求項1】 直動するスライド(2) を、コイル材(15)
又はシート材等の素材を供給する周辺機器(10)と同期し
て連動運転し、この供給された素材の打ち抜き加工を行
う油圧プレスの周辺機器制御装置において、 スライド(2) の位置を検出するスライド位置検出手段(3
3)と、 スライド(2) にかかる荷重を検出する荷重検出手段(34)
と、 前記検出されたスライド位置のデータの増加又は減少の
区別によって、スライド(2) の上昇行程又は下降行程の
判別を行う上昇/下降行程判別手段(37)と、 前記検出された荷重が増加開始するときのスライド位置
をスライド位置検出手段(33)より入力し、この位置を前
記素材の上面位置(C) として記憶する荷重発生位置検出
手段(41)と、 スライド(2) の上昇行程のとき、かつ、スライド位置が
前記上面位置(C) の近傍に来たときに、前記周辺機器(1
0)に起動信号を出力する起動信号生成手段(38)とを備え
たことを特徴とする油圧プレスの周辺機器制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の油圧プレスの周辺機器制
御装置において、 前記起動信号生成手段(38)が前記起動信号を出力すると
きのスライド位置は、上型(5) と素材の干渉、及び前記
素材を上方から押さえるガイド(17)の素材上面からの許
容距離を考慮した上昇余裕距離( α) だけ前記上面位置
(C) より上方にある位置(A) であることを特徴とする油
圧プレスの周辺機器制御装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の油圧プレスの周辺
機器制御装置において、 前記荷重検出手段(34)により検出された荷重が所定の減
少率以上で減少したときのスライド位置を打ち抜き位置
として前記スライド位置検出手段(33)より入力し、この
打ち抜き位置に基づいて素材の前記上面位置(C) を算出
して記憶する打ち抜き位置判断手段(39)を付設すると共
に、 前記起動信号生成手段(38)は、打ち抜き位置判断手段(3
9)から入力した前記上面位置(C) に基づいて、前記周辺
機器(10)に起動信号を出力するときのスライド位置を判
断することを特徴とする油圧プレスの周辺機器制御装
置。 - 【請求項4】 請求項1又は2記載の油圧プレスの周辺
機器制御装置において、 前記上昇/下降行程判別手段(37)の判別結果が下降行程
のとき、かつ、前記荷重発生位置検出手段(41)が荷重の
増加開始と判断したときに、コイルフィーダ(14)のフィ
ーダリリース信号を出力するリリース信号生成手段(43)
を付設したことを特徴とする油圧プレスの周辺機器制御
装置。 - 【請求項5】 直動するスライド(2) を、コイル材(15)
又はシート材等の素材を供給する周辺機器(10)との間で
同期して連動運転し、この供給された素材の打ち抜き加
工を行う油圧プレスの周辺機器制御方法において、 スライド(2) にかかる荷重が増加開始するときのスライ
ド位置を前記素材の上面位置(C) として記憶すると共
に、スライド(2) の上昇行程のとき、かつ、スライド位
置が前記上面位置(C) の近傍に来たときに、前記周辺機
器(10)に起動信号を出力することを特徴とする油圧プレ
スの周辺機器制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4694197A JPH10225731A (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 油圧プレスの周辺機器制御装置及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4694197A JPH10225731A (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 油圧プレスの周辺機器制御装置及びその方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10225731A true JPH10225731A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12761346
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4694197A Pending JPH10225731A (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 油圧プレスの周辺機器制御装置及びその方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10225731A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100448400B1 (ko) * | 2002-11-28 | 2004-09-10 | 현대자동차주식회사 | 프레스용 냉각장치 및 그 제어방법 |
-
1997
- 1997-02-17 JP JP4694197A patent/JPH10225731A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100448400B1 (ko) * | 2002-11-28 | 2004-09-10 | 현대자동차주식회사 | 프레스용 냉각장치 및 그 제어방법 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1844871B1 (en) | Press working method with a punch step and press working apparatus with a movable punch | |
| EP3725502B1 (en) | Method for operating a fine blanking system | |
| JP3685615B2 (ja) | 直動型プレスの振動成形方法 | |
| US7387006B1 (en) | Sensing system for sheet metal forming tool | |
| JPH1158094A (ja) | サーボプレスの起動位置設定装置及びその方法 | |
| JPH10225732A (ja) | 油圧プレスの上限位置設定装置及びその方法 | |
| JP3815861B2 (ja) | サーボプレスの周辺機器制御装置及びその方法 | |
| JPH10225731A (ja) | 油圧プレスの周辺機器制御装置及びその方法 | |
| JP3791995B2 (ja) | 直動型プレスの絞り成形加工制御装置及びその方法 | |
| EP2818310A1 (en) | Press machine | |
| US12459029B2 (en) | Press system and control method of press system | |
| JP4837928B2 (ja) | コイルライン装置及びその制御方法 | |
| JPH10225733A (ja) | 油圧プレスの起動位置設定装置及びその方法 | |
| JPH1158093A (ja) | サーボプレスの上限位置設定装置及びその方法 | |
| JPH0491829A (ja) | プレス加工装置 | |
| US20190084026A1 (en) | Press molding method and press molding apparatus | |
| KR100483859B1 (ko) | 유압프레스의브레이크스루의억제제어장치 | |
| JPH07164091A (ja) | 油圧サーボ制御式ボトムノックアウト装置 | |
| EP3357678A1 (en) | Operation control device and operation control method for press line | |
| CN100409965C (zh) | 冲压机的控制装置 | |
| JP7094142B2 (ja) | プレス加工装置、プレス加工ライン、及びプレス加工方法 | |
| JP2023042420A (ja) | プレスシステム及びプレスシステムの制御方法 | |
| JPH10323722A (ja) | パンチプレスの加工方法およびその装置 | |
| JP4010707B2 (ja) | Acサーボ駆動式鍛圧機械のラム制御装置 | |
| JP2020082084A (ja) | パンチプレス及びパンチの破損検出方法 |