JPH10226125A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH10226125A
JPH10226125A JP9029954A JP2995497A JPH10226125A JP H10226125 A JPH10226125 A JP H10226125A JP 9029954 A JP9029954 A JP 9029954A JP 2995497 A JP2995497 A JP 2995497A JP H10226125 A JPH10226125 A JP H10226125A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字ドット列が印字可能エリアの印字後端部
からはみ出すことを確実に防止しつつ印字用紙の印字可
能エリアを最大限に利用することが可能な印字装置を提
供する。 【解決手段】 1パス印字の場合、印字ドット列D2の
印字データが、用紙Pの印字可能エリアにおける印字後
端位置Lを越えていると判断された場合、印字ドット列
D2の印字データが印字後端位置Lを越えないようにデ
ータ展開位置をずらせつつ展開するとともに、データ展
開位置のずれに対応して用紙Pの送り量を変更し、ま
た、2パス印字の場合、即ち、インターレース印字を行
う際にも、印字ドット列D5、D6の印字データが、用
紙Pの印字可能エリアにおける印字後端位置Lを越えて
いると判断された場合、印字ドット列D5、D6の印字
データが印字後端位置Lを越えないようにデータ展開位
置をずらせつつ展開するとともに、データ展開位置のず
れに対応して用紙Pの送り量を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の印字可能エ
リアを有する印字用紙を用紙送り機構により送りつつ印
字ヘッドを用紙送り方向と直交する方向に移動させ、複
数の印字ドットからなる印字ドット列を印字ヘッドによ
り形成して所望の印字を行う印字装置に関し、特に、印
字ドット列が印字可能エリアの印字後端部からはみ出す
ことを確実に防止しつつ印字用紙の印字可能エリアを最
大限に利用することが可能な印字装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、用紙送り機構を介して印字用
紙を送りつつ、用紙送り方向に所定ピッチで印字部を有
する印字ヘッドを用紙送り方向と直交する方向に移動さ
せながら、複数の印字ドットからなる印字ドット列を印
字用紙上に形成して文字等の印字を行うインクジェット
プリンタ等の各種の印字装置が知られている。
【0003】この種の印字装置においては、その印字制
御上、印字機構や用紙送り機構における機構上等の理由
により、印字用紙上に印字可能な最大エリア(印字可能
エリア)が定められている。そして、文字等の印字時に
は、印字可能エリアを最大限利用して印字できることが
望ましい。
【0004】かかる事情下において、従来の印字装置で
は、図6に示すような方法で印字が行われている。ここ
で、従来のインクジェットプリンタにて行われている印
字方法について図6に基づき説明する。図6は従来のイ
ンクジェットプリンタにて行われている印字方法を模式
的に示す説明図である。
【0005】ここに、インクジェットプリンタは、公知
の如く、インクが吐出される複数のノズル開口が縦方向
に列設されたインクジェットヘッドを備えており、かか
るインクジェットヘッドを印字用紙の送り方向とは直交
する方向に移動させつつ、各ノズル開口からインクを吐
出して印字用紙上に文字等の印字を行うものである。
【0006】図6には、インクジェットヘッドの1パス
にて各ノズル開口による印字可能幅の印字を完成させる
1パス印字の場合(図6中、左側)、及び、インクジェ
ットヘッドの2パスにて各ノズル開口による印字可能幅
の印字を完成させる2パス印字の場合(図6中、右側)
が示されている。ここに、1パス印字に使用されるイン
クジェットヘッドは10個のノズル開口を有しており、
縦方向に一本のラインを印字する例が示されている。ま
た、2パス印字に使用されるインクジェットヘッドは9
個のノズル開口を有しており、同様に、縦方向に一本の
ラインを印字する例が示されている。尚、図6中、Aは
印字用紙の送り方向、Bはインクジェットヘッドの移動
方向を示す。また、破線で示すLは印字用紙の印字可能
エリアの印字後端位置であり、Eは印字用紙の後端であ
る。
【0007】図6において、1パス印字を行う場合、1
0個のノズル開口からインクを吐出して印字ドット列D
1を印字した後、印字可能幅に相当する量だけ印字用紙
をA方向に送り、更に、印字ドット列D1に連続して印
字ドット列D2が印字される。このとき、従来のインク
ジェットプリンタでは、印字後端位置Lを勘案してイン
クを吐出するノズル開口の数を選択する等の特別の制御
は全く行われていないので、10個のノズル開口からイ
ンクが吐出され、この結果、印字後端位置Lを越えてド
ット列(図6では4個の印字ドット)が形成される。
【0008】また、2パス印字を行う場合、9個のノズ
ル開口からインクを吐出して印字ドット列D3を印字し
た後、印字可能幅の1/2に相当する量だけ印字用紙を
A方向に送り、更に、印字ドット列D3の1/2におけ
る各印字ドットの間に配置されるように次の印字ドット
列D4が印字される。具体的には、印字ドット列D3中
の第5番目の印字ドットと第6番目の印字ドットの間
に、印字ドット列D4の第1番目の印字ドットが配置さ
れる。これと同様にして、印字可能幅の1/2に相当す
る量だけ印字用紙をA方向に送った後、印字ドット列D
4の1/2における各印字ドットの間に配置されるよう
に次の印字ドット列D5が印字される。このとき、印字
ドット列D5は、2パス印字を完成させるため5個の印
字ドットが印字され、印字ドット列D5の下端と印字後
端位置Lとの間には間隙が発生する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
インクジェットプリンタにおいて、印字用紙の印字可能
エリアの印字後端位置Lは、通常、印字用紙の後端Eが
用紙送り機構に設けられる給紙ローラから外れる位置の
直前で印字品質を保証可能な位置に設定されている場合
が多く、この点からすれば印字後端位置Lを越えた印字
用紙の部分は、印字用紙が既に給紙ローラから外れてい
ることから、印字に適正な状態で保持されているとはい
えないものである。
【0010】従って、前記1パス印字の場合を考える
と、印字ドット列D2における下方の印字ドットが印字
後端位置Lを越えた状態、すなわち、印字用紙の後端E
が給紙ローラから外れた状態で印字されてしまうことか
ら、印字後端位置Lを越えた状態で印字された印字ドッ
ト列D2については印字品質の保証をすることができ
ず、この結果、印字後端位置L付近で印字された印字ド
ットの印字品質が極端に低下してしまう問題がある。こ
れに対して、印字ドット列が印字後端位置からはみ出さ
ないように印字ドット列D2の印字を行わない場合に
は、印字ドット列D1の下端の印字ドットと印字後端位
置Lとの間には大きな間隙が形成されることとなり、こ
の結果、印字可能エリアにおける未印字部分の面積が大
きくなって印字可能エリアを最大限に利用することは到
底できなくなる。
【0011】また、前記2パス印字の場合には、最終印
字ドット列D5において2パス印字を完成させる要請か
ら、印字ドット列D5を印字する際には、すでに印字用
紙の後端Eが給紙ローラから外れてしまっているので、
印字ドット列D5については印字品質が保証されない。
このため、印字ドット列D4の第5番目の印字ドットま
でを有効として印字を行うようにすると、印字ドット列
D4の第5番目の印字ドットと印字後端位置Lとの間に
は大きな間隙が発生してしまい、この結果、印字可能エ
リアを最大限に利用することができなくなる問題が残存
している。
【0012】本発明は前記従来における問題点を解消す
るためになされたものであり、印字ドット列が印字可能
エリアの印字後端部からはみ出すことを確実に防止しつ
つ印字用紙の印字可能エリアを最大限に利用することが
可能な印字装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る印字装置は、所定の印字可能エリアを有
する印字用紙を所定用紙送り方向に送る用紙送り機構
と、用紙送り方向に所定ピッチで配置された複数の印字
部を有し、用紙送り方向と直交する所定印字方向に移動
しつつ用紙送り機構により送られる用紙上に複数の印字
ドットからなる印字ドット列を形成して所望の印字を行
う印字ヘッドとを有する印字装置において、前記印字ヘ
ッドを介して印字される印字データを前記印字ドット列
毎に展開して前記印字ヘッドに供給するデータ展開手段
と、前記データ展開手段により印字データを展開する際
に、前記印字ドット列の印字データが、前記用紙の印字
可能エリアにおける所定基準位置を越えるかどうかを判
断する判断手段と、前記判断手段により印字ドット列の
印字データが前記印字可能エリアの所定基準位置を越え
ると判断された場合、前記データ展開手段を制御して印
字ドット列の印字データが所定基準位置を越えないよう
にデータ展開位置をずらせつつ印字データの展開を行わ
せるとともに、データ展開位置のずれに対応して前記用
紙送り機構を制御し印字用紙の用紙送り量を変更する第
1制御手段と、前記用紙送り機構を介して印字用紙を送
りつつ前記データ展開手段によって展開された印字デー
タに従って印字ヘッドにより印字を行う第2制御手段と
を備えたことを特徴とする。
【0014】請求項1の印字装置では、用紙送り機構に
よる用紙送り方向に所定ピッチで配置された複数の印字
部を有する印字ヘッドを介して印字用紙上に所望の印字
を行う場合、先ず、データ展開手段を介して印字データ
が印字ドット列毎に展開される。かかるデータ展開手段
により印字データを展開する際に、判断手段により印字
ドット列の印字データが、印字用紙の印字可能エリアに
おける所定基準位置を越えていると判断された場合、第
1制御手段によりデータ展開手段が制御され、印字ドッ
ト列の印字データが所定基準位置を越えないようにデー
タ展開位置をずらせつつ展開され、また、データ展開位
置のずれに対応して用紙送り機構による印字用紙の送り
量が変更される。かかる制御に基づき、印字データが印
字可能エリアの所定基準位置を越えて展開されることな
く、これにより印字可能エリアを最大限に利用して印字
データを印字することが可能となる。
【0015】前記の後、第2制御手段による制御下に、
用紙送り機構を介して印字用紙を送りつつ、データ展開
手段及び第1制御手段により展開された印字データ及び
第1制御手段により変更された用紙送り量に従って、印
字ヘッドにより印字が行われる。
【0016】前記請求項1の印字装置では、判断手段に
より印字ドット列の印字データが、印字用紙の印字可能
エリアにおける所定基準位置を越えていると判断された
場合、第1制御手段を介して印字ドット列の印字データ
が所定基準位置を越えないようにデータ展開位置をずら
せつつ展開され、また、データ展開位置のずれに対応し
て用紙送り機構による印字用紙の送り量が変更されるの
で、印字データが印字可能エリアの所定基準位置を越え
て展開されることはなく、これにより印字可能エリアを
最大限に利用して印字データを印字することが可能とな
る。
【0017】また、請求項2に係る印字装置は、請求項
1の印字装置において、前記所定基準位置は印字可能エ
リアの印字後端位置に設定されていることを特徴とす
る。このように請求項2の印字装置では、所定基準位置
が印字可能エリアの印字後端位置に設定されていること
から、印字データが印字可能エリアの印字後端位置を越
えて展開されることはなく、印字可能エリアの印字下端
位置の近傍位置までをも最大限に利用して印字データを
印字することが可能となる。
【0018】更に、請求項3に係る印字装置は、請求項
2の印字装置において、前記用紙送り機構は給紙ローラ
を有しており、前記印字可能エリアの印字後端位置は、
給紙ローラから印字用紙が外れる位置に対応することを
特徴とする。請求項3の印字装置では、印字可能エリア
の印字後端位置が、用紙送り機構の給紙ローラから印字
用紙が外れる位置に対応しているので、印字ヘッドが印
字後端位置に至るまでは印字用紙を適正な状態に保持す
ることが可能であり、これにより印字可能エリアを最大
限に利用して印字データを印字しつつ印字品質を良好に
保持することが可能となる。
【0019】また、請求項4に係る印字装置は、請求項
1乃至請求項3のいずれかの印字装置において、前記第
2制御手段は、複数パスの印字動作に基づき所定幅のド
ット列の印字を行うように前記印字ヘッドを駆動制御す
ることを特徴とする。請求項4の印字装置では、第2制
御手段を介して、複数パスの印字動作に基づき所定幅の
ドット列の印字を行うように印字ヘッドの駆動制御が行
われるので、所謂、インターレース印字を行う際にも印
字可能エリアを最大限に利用して印字データを印字する
ことが可能となる。
【0020】更に、請求項5に係る印字装置は、請求項
4の印字装置において、前記判断手段により印字ドット
列の印字データが前記印字可能エリアの所定基準位置を
越えると判断された場合、第1制御手段は、前記複数パ
ス毎に、前記データ展開手段を制御して印字ドット列の
印字データが所定基準位置を越えないようにデータ展開
位置をずらせつつ印字データの展開を行わせるととも
に、データ展開位置のずれに対応して前記用紙送り機構
を制御し印字用紙の用紙送り量を変更することを特徴と
する。請求項5の印字装置では、インターレース印字の
各パスの印字動作毎に、第1制御手段を介して、データ
展開手段を制御して印字ドット列の印字データが所定基
準位置を越えないようにデータ展開位置をずらせつつ印
字データの展開を行わせるとともに、データ展開位置の
ずれに対応して用紙送り機構を制御し印字用紙の用紙送
り量が変更されるので、インターレース印字の際にも印
字データが印字可能エリアの所定基準位置を越えて展開
されることはなく、これにより印字可能エリアを最大限
に利用して印字データを印字することが可能となる。
【0021】また、請求項6に係る印字装置は、請求項
1乃至請求項5のいずれかの印字装置において、前記印
字ヘッドは複数のノズルを有するインクジェットヘッド
であることを特徴とする。請求項6の印字装置では、イ
ンクジェットヘッドを搭載するインクジェットプリンタ
においても、前記と同様、印字データが印字可能エリア
の所定基準位置を越えて展開されることはなく、これに
より印字可能エリアを最大限に利用して印字データを印
字することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る印字装置につ
いて、本発明をインクジェットプリンタにつき具体化し
た実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るインクジェットプリンタの概略
構成について図1乃至図3に基づき説明する。図1はイ
ンクジェットプリンタの側断面図、図2はインクジェッ
トヘッド付近の構成を拡大して示す側断面図、図3はイ
ンクジェットプリンタの制御系を示すブロック図であ
る。
【0023】インクジェットプリンタ1は、図1に示す
ように、基本的に、用紙台12上に積載された複数枚の
用紙Pを1枚ずつ給紙する給紙機構10と、給紙機構1
0により給紙された用紙Pを用紙搬送路4を経て排紙台
(図示略)へ搬送する用紙送り機構20と、その搬送途
中の用紙Pにインクを吐出して印字する印字機構30
と、給紙機構10のピックアップローラ14および用紙
送り機構20の給紙ローラ21、送りローラ25を回転
駆動する駆動機構(図示略)等で構成されている。
【0024】先ず、給紙機構10について簡単に説明す
ると、図1に示すように、本体フレーム2の後端部の上
端部に形成されたカセット取付け凹部2aに給紙カセッ
ト11が着脱可能に装着され、複数枚の用紙Pが積載さ
れた用紙台12の後端部は給紙カセット11に揺動可能
に枢支されるとともに、その前端部は、圧縮コイルバネ
13により上側に付勢されている。
【0025】前記用紙台12の前端部の直ぐ上側には、
左右方向に延びるピックアップローラ14が配設され、
そのピックアップローラ14の左右両端部は、本体フレ
ーム2に連結された左右一対の側壁板3に夫々回転可能
に枢支されている。
【0026】即ち、給紙カセット11の用紙台12に積
載された複数枚の用紙Pは、用紙台12を介して圧縮コ
イルバネ13でピックアップローラ14に押圧されてい
る。そして、ステッピングモータからなるフィードモー
タ62(図3参照)の駆動により、図示外の駆動機構を
介してピックアップローラ14が反時計回り方向に回転
されると、このピックアップローラ14により上側の用
紙Pだけが印字ヘッド36の方へ給紙される。
【0027】次に、給紙機構10により給紙された用紙
Pを搬送する用紙送り機構20について説明する。図
1、図2に示すように、本体フレーム2のうちの、カセ
ット取付け凹部2aから前方に延びる用紙ガイド部2b
により、用紙Pを搬送する用紙搬送路4が形成され、こ
の用紙搬送路4のうちの、後述するインクジェットヘッ
ド36より上流側には、ゴム製の給紙ローラ21が回転
可能に本体フレーム2に枢支され、この給紙ローラ21
に対して上側から当接する従動ローラ22は、側壁板3
に枢着され、圧縮コイルバネ23で押圧付勢された揺動
アーム24の下端部に回転可能に枢着されている。
【0028】一方、用紙搬送路4のうちのインクジェッ
トヘッド36より下流側には、ゴム製の送りローラ25
が回転可能に本体フレーム2に枢支され、この送りロー
ラ25に対して上側から当接する複数個の従動拍車26
の各々は、複数の放射状の突起を有するギヤ状のローラ
であり、後述するキャリッジ31を支持する支持板33
に固着された取付け板27に、印字幅方向の所定間隔毎
に回転可能に枢支されている。そして、これら給紙ロー
ラ21と送りローラ25とは、フィードモータ62の駆
動により。図示外の駆動機構を介してピックアップロー
ラ14と同期しながら、時計回り方向に回転駆動され、
用紙Pを搬送方向に搬送するようになっている。
【0029】次に、印字機構30について説明すると、
図1、図2に示すように、キャリッジ31は、図示外の
側壁に支持されて左右方向に延びるガイドロッド32
と、支持板33の上端部とで左右方向移動可能に支持さ
れ、このキャリッジ31に固定されたカートリッジホル
ダー34には、印字に供するインクを収容したインクカ
ートリッジ35が着脱可能に装着されるとともに、イン
クカートリッジ35から供給されたインクを吐出する複
数のインクジェットノズル(図示略)を形成したインク
ジェットヘッド36が、用紙搬送路4に臨むように取付
けられている。
【0030】そして、キャリッジ31は、図示外のキャ
リッジ駆動機構を介して、キャリッジ駆動モータ63
(図3参照)により、用紙Pの送り方向と直交する方向
へ往復移動するようになっている。ここで、インクジェ
ットヘッド36には、例えば、64個のインクジェット
ノズルが、32個ずつ2列状に分割して列設されてい
る。各列は用紙の送り方向に延びている。そして、印字
するドットパターンデータに基づいて、これら64個の
インクジェットノズルのうちから選択的に吐出駆動され
るようになっている。
【0031】ところで、前記給紙ローラ21の直ぐ上流
側には、搬送される用紙Pで揺動する用紙検出レバー4
0が回動可能に本体フレーム2に枢支され、この用紙検
出レバー40の下端部には、用紙検出レバー40の揺動
位置、つまり用紙Pの先端あるいは後端を検出する、光
学センサからなる用紙端検出センサ41が設けられてい
る。即ち、用紙Pが搬送されて来たときには、図1に示
すように、用紙検出レバー40が時計回り方向に回動す
ることで、用紙端検出センサ41からは「H」レベルの
用紙検出信号PEが出力され、また用紙Pの後端が通過
したときには、図2に示すように、用紙検出レバー40
が元の復帰位置に復帰することで、用紙端検出センサ4
1からは「L」レベルの用紙検出信号PEが出力され
る。
【0032】次に、インクジェットプリンタ1の制御系
は、図3のブロック図に示すように構成されている。制
御装置50は、CPU51と、このCPU51にデータ
バスなどのバス54を介して接続されたROM52及び
RAM53と、入出力インターフェース55と、入出力
インターフェース55に接続された駆動回路56〜58
などで構成されている。
【0033】また、入出力インターフェース55には、
電源スイッチや各種のスイッチ及び表示ランプが設けら
れた操作パネル60と、キャリッジ31の原点位置を検
出する原点位置検出スイッチ61と、用紙端検出センサ
41などが接続され、ヘッド駆動回路56にはインクジ
ェットヘッド36が接続され、駆動回路57にはフィー
ドモータ62が接続されるとともに、駆動回路58に
は、キャリッジ駆動モータ63が接続されている。更
に、バス54に接続された通信用インターフェース64
を介して、ホストコンピュータなどの外部電子機器65
から送信される記録用データを受信可能になっている。
【0034】前記ROM52には、外部電子機器65か
ら記録用データを受信する通信制御プログラム、ドット
パターンデータに展開された印字データに基づいて、イ
ンクジェットヘッド36とキャリッジ駆動モータ63と
フィードモータ62などを駆動制御する印字駆動制御の
制御プログラム、本願特有の後述する印字制御の制御プ
ログラムなどが格納されている。また、RAM53に
は、受信した記録用データを格納するメモリ、印字デー
タを格納する印字データメモリに加えて、通信制御や印
字制御に必要な各種のメモリやバッファなどが設けられ
ている。
【0035】次に、前記のように構成されたインクジェ
ットプリンタ1において行われる印字制御について図4
に基づいて説明する。図4は印字制御プログラムのフロ
ーチャートである。
【0036】図4において印字制御が開始されると、先
ず、ステップ(以下、Sと略記する)1において、イン
クジェットヘッド36の各インクジェットノズル位置と
印字データとの対応をとり、RAM53の印字データメ
モリにおける印字データの展開位置が取得される。この
とき、印字データの展開位置は、各インクジェットノズ
ルにより構成されるノズル列毎に、即ち、各インクジェ
ットノズルを介して印字可能な印字ドット列毎に、取得
される。
【0037】次に、S2において、前記印字データの展
開位置の取得に関して、印字ドット列の印字データが用
紙Pの印字可能エリアにおける印字後端位置を越えるか
どうか判断される。ここに、印字後端位置は、用紙Pの
後端縁が給紙ローラ21と従動ローラ22とのニップか
ら開放される時点で、インクジェットヘッド36の各イ
ンクジェットノズルの内用紙送り方向に沿って最も上流
側に存在するインクジェットノズルと対向する位置に設
定されている。具体的には、図2において、給紙ローラ
21及び従動ローラ22による用紙Pのニップ位置と、
インクジェットヘッド36の各インクジェットノズルの
内用紙送り方向に沿って最も上流側に存在するインクジ
ェットノズル位置との間の距離X、換言すれば用紙Pの
後端縁から印字可能エリアの方向に距離Xだけ離間した
位置に設定されている。かかる印字後端位置にインクジ
ェットヘッド36が接近してきたか否かについては、例
えば、用紙Pの先端が用紙端検出センサ41を通過して
「H」レベルの用紙検出信号PEが検出された時点から
のフィードモータ62による用紙Pの送り量を加算する
ことにより得られる。但し、用紙Pの搬送方向の長さを
把握する必要があるので、所定長さの用紙のみを使用す
るものとするか、あらかじめ用紙の種類を選択入力する
か、用紙の長さを自由に入力できるようにするかしてお
く。
【0038】前記S2にて、印字ドット列の印字データ
が用紙Pの印字可能エリアにおける印字後端位置を越え
ると判断された場合(S2:YES)、印字データメモ
リにおける未展開領域の下端位置がチェックされ、その
未展開領域の下端位置に基づき印字データが印字後端位
置を越えないようにデータ展開位置をずらせつつその展
開位置を取得してデータ展開を行うとともに、そのデー
タ展開位置のずれに対応して用紙Pの送り量を変更する
送りデータを作成する(S3)。この後、S5に移行す
る。
【0039】これに対して、前記S2にて、印字ドット
列の印字データが用紙Pの印字可能エリアにおける印字
後端位置を越えないと判断された場合(S2:NO)、
S4において前記S1で取得された印字データの展開位
置に従って印字データの展開が行われる。この後、S5
に移行する。
【0040】S5においては、前記S3にてデータ展開
された印字データ及び用紙Pの変更送り量データに基づ
いて、又は、前記S4にてデータ展開された印字データ
に基づき、用紙Pを送りつつインクジェットヘッド36
を介して印字が行われる。
【0041】続いて、前記印字制御の理解を容易にすべ
く、具体的印字例を示しつつ前記印字制御に基づく印字
方法について図5を参照して説明する。図5は本実施形
態のインクジェットプリンタにおける印字方法を模式的
に示す説明図である。
【0042】図5には、インクジェットヘッド36の1
パスにて各インクジェットノズルによる印字可能幅の印
字を完成させる1パス印字の場合(図5中、左側)、及
び、インクジェットヘッド36の2パスにて各インクジ
ェットノズルによる印字可能幅の印字を完成させる2パ
ス印字の場合(図5中、右側)が示されている。
【0043】尚、ここでは印字方法を簡略化して理解を
容易にするため図6におけると同様、1パス印字に使用
されるインクジェットヘッド36として10個のインク
ジェットノズルを有するヘッドを示し、縦方向に一本の
ラインを印字する例が示されている。また、2パス印字
に使用されるインクジェットヘッドとしては9個のイン
クジェットノズルを有するヘッドを示し、同様に、縦方
向に一本のラインを印字する例が示されている。また、
図5中、Aは用紙Pの送り方向、Bはインクジェットヘ
ッド36の移動方向を示す。更に、破線で示すLは用紙
Pの印字可能エリアの印字後端位置であり、Eは用紙P
の後端である。
【0044】先ず、1パス印字を行う場合について説明
する。図5において、1パス印字を行う場合、印字ドッ
ト列D1を印字すべくインクジェットヘッド36の10
個の各インクジェットノズル位置と印字データとの対応
をとり、RAM53の印字データメモリにおける印字デ
ータの展開位置が取得される(S1)。かかる印字ドッ
ト列D1の印字データは、印字後端位置Lを越えていな
いので(S2:NO)、前記のように取得された印字デ
ータの展開位置に従って印字データの展開が行われると
ともに(S4)、その印字データに基づき、各インクジ
ェットノズルによる印字可能幅に相当する量だけ印字用
紙がA方向に送られた後、キャリッジ31を駆動しつつ
インクジェットヘッド36の10個のインクジェットノ
ズルからインクを吐出して印字ドット列D1が印字され
る(S5)。
【0045】次に、前記と同様にして、印字ドット列D
2を印字すべくインクジェットヘッド36の10個の各
インクジェットノズル位置と印字データとの対応をと
り、RAM53の印字データメモリにおける印字データ
の展開位置が取得される(S1)。このとき、かかる印
字ドット列D2の印字データは、前記図6にて説明した
ように、印字後端位置Lを越えることとなるので(S
2:YES)、印字データメモリにおける未展開領域の
下端位置がチェックされ、その未展開領域の下端位置に
基づき印字データが印字後端位置を越えないようにデー
タ展開位置をずらせつつその展開位置を取得してデータ
展開が行われるとともに、そのデータ展開位置のずれに
対応して用紙Pの送り量を変更する送りデータが作成さ
れる(S3)。具体的には、図5に示すように、10個
の印字ドットの内4個の印字ドット分上流側へずらさ
れ、また、用紙Pの送り量は4個の印字ドット分だけ少
なくなるように変更される。尚、10個のノズルの内、
下流側の4個のノズル(図5中に白丸で示す)は使用さ
れない。
【0046】このように1パス印字の場合、印字ドット
列D2の印字データが、用紙Pの印字可能エリアにおけ
る印字後端位置Lを越えていると判断された場合、印字
ドット列D2の印字データが印字後端位置Lを越えない
ようにデータ展開位置をずらせつつ展開され、また、デ
ータ展開位置のずれに対応して用紙Pの送り量が変更さ
れるので、印字データが印字可能エリアの印字後端位置
Lを越えて展開されることはなく、これにより印字可能
エリアの印字後端位置Lの近傍位置までをも最大限に利
用して印字データを印字することができる。
【0047】また、印字可能エリアの印字後端位置L
は、給紙ローラ21と従動ローラ22から用紙Pが外れ
る位置に対応しており、即ち、印字後端位置Lは用紙P
の後端Eから距離Xの位置に設定されているので、イン
クジェットヘッド36が印字後端位置Lに至るまでは用
紙Pを適正な状態に保持されており、これにより印字可
能エリアを最大限に利用して印字データを印字しつつ印
字品質を良好に保持することができる。尚、給紙ローラ
21から用紙Pが外れても依然として送りローラ25は
用紙Pに係合しているが、送りローラ25と従動拍車2
6との係合のみでは用紙Pを適正な状態に保つには不充
分である。
【0048】続いて、2パス印字を行う場合について説
明する。図5において、2パス印字を行う場合、印字ド
ット列D3を印字すべくインクジェットヘッド36の9
個の各インクジェットノズル位置と印字データとの対応
をとり、RAM53の印字データメモリにおける印字デ
ータの展開位置が取得される(S1)。かかる印字ドッ
ト列D3の印字データは、印字後端位置Lを越えていな
いので(S2:NO)、前記のように取得された印字デ
ータの展開位置に従って印字データの展開が行われると
ともに(S4)、その印字データに基づき、各インクジ
ェットノズルによる印字可能幅の1/2に相当する量だ
け印字用紙がA方向に送られた後、キャリッジ31を駆
動しつつインクジェットヘッド36の9個のインクジェ
ットノズルからインクを吐出して印字ドット列D3が印
字される(S5)。
【0049】次に、前記と同様にして、印字ドット列D
4を印字すべくインクジェットヘッド36の9個の各イ
ンクジェットノズル位置と印字データとの対応をとり、
RAM53の印字データメモリにおける印字データの展
開位置が取得される(S1)。かかる印字ドット列D4
の印字データは、印字後端位置Lを越えていないので
(S2:NO)、前記のように取得された印字データの
展開位置に従って印字データの展開が行われるとともに
(S4)、その印字データに基づき、各インクジェット
ノズルによる印字可能幅の1/2に相当する量だけ印字
用紙がA方向に送られた後、キャリッジ31を駆動しつ
つインクジェットヘッド36の9個のインクジェットノ
ズルからインクを吐出して印字ドット列D4が印字され
る(S5)。
【0050】更に、印字ドット列D5を印字すべくイン
クジェットヘッド36の9個の各インクジェットノズル
位置と印字データとの対応をとり、RAM53の印字デ
ータメモリにおける印字データの展開位置が取得される
(S1)。このとき、かかる印字ドット列D5の印字デ
ータは、前記図6にて説明したように、印字後端位置L
を越えることとなるので(S2:YES)、印字データ
メモリにおける未展開領域の下端位置がチェックされ、
その未展開領域の下端位置に基づき印字データが印字後
端位置を越えないようにデータ展開位置をずらせつつそ
の展開位置を取得してデータ展開が行われるとともに、
そのデータ展開位置のずれに対応して用紙Pの送り量を
変更する送りデータが作成される(S3)。具体的に
は、図5に示すように、9個の印字ドットの内2個の印
字ドット分上方へずらされ、また、用紙Pの送り量は2
個の印字ドット分だけ少なくなるように変更される。そ
して、その変更された送り量で用紙Pが送られた後、キ
ャリッジ31を駆動しつつ6個のインクジェットノズル
からインクを吐出して印字ドット列D5が印字される
(S5)。
【0051】次に、2パス印字を完成するため、印字ド
ット列D6を印字すべくインクジェットヘッド36の9
個の各インクジェットノズル位置と印字データとの対応
をとり、RAM53の印字データメモリにおける印字デ
ータの展開位置が取得される(S1)。このとき、かか
る印字ドット列D6の印字データは、印字後端位置Lを
越えることとなるので(S2:YES)、印字データメ
モリにおける未展開領域の下端位置がチェックされ、そ
の未展開領域の下端位置に基づき印字データが印字後端
位置を越えないようにデータ展開位置をずらせつつその
展開位置を取得してデータ展開が行われるとともに、そ
のデータ展開位置のずれに対応して用紙Pの送り量を変
更する送りデータが作成される(S3)。具体的には、
図5に示すように、9個の印字ドットの内6個の印字ド
ット分上流側へずらされ、また、用紙Pの送り量は6個
の印字ドット分だけ少なくなるように変更される。そし
て、その変更された送り量で用紙Pが送られた後、キャ
リッジ31を駆動しつつ3個のインクジェットノズルか
らインクを吐出して印字ドット列D6が印字される(S
5)。
【0052】このように2パス印字の場合、即ち、イン
ターレース印字を行う際にも、印字ドット列D5、D6
の印字データが、用紙Pの印字可能エリアにおける印字
後端位置Lを越えていると判断された場合、印字ドット
列D5、D6の印字データが印字後端位置Lを越えない
ようにデータ展開位置をずらせつつ展開され、また、デ
ータ展開位置のずれに対応して用紙Pの送り量が変更さ
れるので、印字データが印字可能エリアの印字後端位置
Lを越えて展開されることはなく、これにより印字可能
エリアの印字後端位置Lの近傍位置までをも最大限に利
用して印字データを印字することができる。
【0053】また、インターレース印字の各パスの印字
動作毎に、印字ドット列D5、D6の印字データが印字
後端位置Lを越えないようにデータ展開位置をずらせつ
つ印字データの展開を行わせるとともに、データ展開位
置のずれに対応して用紙Pの用紙送り量が変更されるの
で、インターレース印字の際にも印字データが印字可能
エリアの印字後端位置Lを越えて展開されることはな
く、これにより印字可能エリアを最大限に利用して印字
データを印字することができる。
【0054】ところで、上記実施形態では、印字に使用
される用紙Pの大きさ及び搬送方向が予め決定されてい
ることを条件として、たとえば「A4」用紙を縦長にし
て使用するのであれば、用紙搬送方向の長さが297m
mであることから、用紙先端が検出された時点を基準と
して、その後、どれだけ搬送されると、用紙Pの後端E
が給紙ローラ21から外れるかを、用紙検出レバー40
と給紙ローラ21のニップ点との距離等をも考慮して求
め、これによって、印字後端位置Lを間接的に割り出す
ようにしたものである。しかしながら、これに何ら限定
されるものではなく、たとえば、用紙後端を直接検出す
るようにしてもよい。すなわち、用紙後端が用紙検出レ
バー40から外れた時点を基準として、その後、どれだ
け搬送されると、用紙Pの後端Eが給紙ローラ21から
外れるかを、用紙検出レバー40と給紙ローラ21のニ
ップ点との距離から求めるようにしてもよい。
【0055】尚、本発明は前記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、前
記実施形態においては、1パス印字及び2パス印字のい
ずれ場合においても、用紙Pの後端部にて印字データの
展開制御、用紙Pの送り制御を行うように構成したが、
1パス印字の場合には用紙Pの前端部において印字デー
タの展開制御、用紙Pの送り制御を行うように構成して
もよい。
【0056】また、前記実施形態における2パス印字
は、通常の印字動作の際の各パス間の紙送り量が一定で
あり、たとえば、図6において、印字ドット列D3の印
字後に行われる紙送り量と、印字ドット列D4の印字後
に行われる紙送り量とは、いずれもノズル列設ピッチの
4.5倍に相当するものであるが、これに限らず、異な
る紙送り量で交互に用紙Pを搬送するようにした2パス
印字であってもよい。
【0057】さらに、インターレース印字としては、2
パス印字に限られるものではなく、たとえば、3パス印
字であってもよいし、あるいは4パス印字であってもよ
く、それ以上の複数パス印字であってもよい。そのいず
れの場合であっても、本発明を適用することができる。
【0058】
【発明の効果】請求項1の印字装置では、判断手段によ
り印字ドット列の印字データが、印字用紙の印字可能エ
リアにおける所定基準位置を越えていると判断された場
合、第1制御手段を介して印字ドット列の印字データが
所定基準位置を越えないようにデータ展開位置をずらせ
つつ展開され、また、データ展開位置のずれに対応して
用紙送り機構による印字用紙の送り量が変更されるの
で、印字データが印字可能エリアの所定基準位置を越え
て展開されることはなく、これにより印字可能エリアを
最大限に利用して印字データを印字することが可能とな
る。
【0059】また、請求項2に係る印字装置では、所定
基準位置が印字可能エリアの印字後端位置に設定されて
いることから、印字データが印字可能エリアの印字後端
位置を越えて展開されることはなく、印字可能エリアの
印字下端位置の近傍位置までをも最大限に利用して印字
データを印字することが可能となる。
【0060】更に、請求項3に係る印字装置では、印字
可能エリアの印字後端位置が、用紙送り機構の給紙ロー
ラから印字用紙が外れる位置に対応しているので、印字
ヘッドが印字後端位置に至るまでは印字用紙を適正な状
態に保持すること可能であり、これにより印字可能エリ
アを最大限に利用して印字データを印字しつつ印字品質
を良好に保持することが可能となる。
【0061】また、請求項4に係る印字装置では、第2
制御手段を介して、複数パスの印字動作に基づき所定幅
のドット列の印字を行うように印字ヘッドの駆動制御が
行われるので、所謂、インターレース印字を行う際にも
印字可能エリアを最大限に利用して印字データを印字す
ることが可能となる。
【0062】更に、請求項5に係る印字装置では、イン
ターレース印字の各パスの印字動作毎に、第1制御手段
を介して、データ展開手段を制御して印字ドット列の印
字データが所定基準位置を越えないようにデータ展開位
置をずらせつつ印字データの展開を行わせるとともに、
データ展開位置のずれに対応して用紙送り機構を制御し
印字用紙の用紙送り量が変更されるので、インターレー
ス印字の際にも印字データが印字可能エリアの所定基準
位置を越えて展開されることはなく、これにより印字可
能エリアを最大限に利用して印字データを印字すること
が可能となる。
【0063】また、請求項6に係る印字装置では、イン
クジェットヘッドを搭載するインクジェットプリンタに
おいても、前記と同様、印字データが印字可能エリアの
所定基準位置を越えて展開されることはなく、これによ
り印字可能エリアを最大限に利用して印字データを印字
することが可能となる。
【0064】以上の通り本発明は、印字ドット列が印字
可能エリアの印字後端部からはみ出すことを確実に防止
しつつ印字用紙の印字可能エリアを最大限に利用するこ
とが可能な印字装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るインクジェットプリンタの側断
面図である。
【図2】インクジェットヘッド付近の構成を拡大して示
す側断面図である。
【図3】インクジェットプリンタの制御系を示すブロッ
ク図である。
【図4】印字制御プログラムのフローチャートである。
【図5】実施形態のインクジェットプリンタにおける印
字方法を模式的に示す説明図である。
【図6】従来のインクジェットプリンタにて行われてい
る印字方法を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 10 給紙機構 20 用紙送り機構 21 給紙ローラ 30 印字機構 36 インクジェットヘッド 41 用紙端検出センサ 50 制御装置 51 CPU 52 ROM 53 RAM D1〜D6 印字ドット列 L 印字後端位置 P 用紙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の印字可能エリアを有する印字用紙
    を所定用紙送り方向に送る用紙送り機構と、用紙送り方
    向に所定ピッチで配置された複数の印字部を有し、用紙
    送り方向と直交する所定印字方向に移動しつつ用紙送り
    機構により送られる用紙上に複数の印字ドットからなる
    印字ドット列を形成して所望の印字を行う印字ヘッドと
    を有する印字装置において、 前記印字ヘッドを介して印字される印字データを前記印
    字ドット列毎に展開して前記印字ヘッドに供給するデー
    タ展開手段と、 前記データ展開手段により印字データを展開する際に、
    前記印字ドット列の印字データが、前記用紙の印字可能
    エリアにおける所定基準位置を越えるかどうかを判断す
    る判断手段と、 前記判断手段により印字ドット列の印字データが前記印
    字可能エリアの所定基準位置を越えると判断された場
    合、前記データ展開手段を制御して印字ドット列の印字
    データが所定基準位置を越えないようにデータ展開位置
    をずらせつつ印字データの展開を行わせるとともに、デ
    ータ展開位置のずれに対応して前記用紙送り機構を制御
    し印字用紙の用紙送り量を変更する第1制御手段と、 前記用紙送り機構を介して印字用紙を送りつつ前記デー
    タ展開手段によって展開された印字データに従って印字
    ヘッドにより印字を行う第2制御手段とを備えたことを
    特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 前記所定基準位置は印字可能エリアの印
    字後端位置に設定されていることを特徴とする請求項1
    記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 前記用紙送り機構は給紙ローラを有して
    おり、前記印字可能エリアの印字後端位置は、給紙ロー
    ラから印字用紙が外れる位置に対応することを特徴とす
    る請求項2記載の印字装置。
  4. 【請求項4】 前記第2制御手段は、複数パスの印字動
    作に基づき所定幅のドット列の印字を行うように前記印
    字ヘッドを駆動制御することを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれかに記載の印字装置。
  5. 【請求項5】 前記判断手段により印字ドット列の印字
    データが前記印字可能エリアの所定基準位置を越えると
    判断された場合、第1制御手段は、前記複数パス毎に、
    前記データ展開手段を制御して印字ドット列の印字デー
    タが所定基準位置を越えないようにデータ展開位置をず
    らせつつ印字データの展開を行わせるとともに、データ
    展開位置のずれに対応して前記用紙送り機構を制御し印
    字用紙の用紙送り量を変更することを特徴とする請求項
    4記載の印字装置。
  6. 【請求項6】 前記印字ヘッドは複数のノズルを有する
    インクジェットヘッドであることを特徴とする請求項1
    乃至請求項5のいずれかに記載の印字装置。
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