JPH10226152A - インクジェット用記録媒体及びインクジェット記録方法 - Google Patents
インクジェット用記録媒体及びインクジェット記録方法Info
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- JPH10226152A JPH10226152A JP9030363A JP3036397A JPH10226152A JP H10226152 A JPH10226152 A JP H10226152A JP 9030363 A JP9030363 A JP 9030363A JP 3036397 A JP3036397 A JP 3036397A JP H10226152 A JPH10226152 A JP H10226152A
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- Japan
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- ink jet
- jet recording
- ink
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- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インクジェット方式プリンターにおいて、良
好な印字品位、耐水性を保ち、かつ支持体の風合い、手
触り感を有したインクジェット用記録媒体を提供する。 【解決手段】 支持体表面にインク受理層を設けてなる
インクジェット用記録媒体において、該インクジェット
用記録媒体の細孔分布曲線のピークが、1μm以上5μ
m未満の範囲に一カ所以上、5μm以上80μm未満の
範囲に一カ所以上、実質的に存在し、かつ、前記支持体
の細孔分布曲線のピークが、1μm以上5μm未満の範
囲に一カ所以上、5μm以上80μm未満の範囲に一カ
所以上、実質的に存在することを特徴とするインクジェ
ット用記録媒体を用いる。
好な印字品位、耐水性を保ち、かつ支持体の風合い、手
触り感を有したインクジェット用記録媒体を提供する。 【解決手段】 支持体表面にインク受理層を設けてなる
インクジェット用記録媒体において、該インクジェット
用記録媒体の細孔分布曲線のピークが、1μm以上5μ
m未満の範囲に一カ所以上、5μm以上80μm未満の
範囲に一カ所以上、実質的に存在し、かつ、前記支持体
の細孔分布曲線のピークが、1μm以上5μm未満の範
囲に一カ所以上、5μm以上80μm未満の範囲に一カ
所以上、実質的に存在することを特徴とするインクジェ
ット用記録媒体を用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを液滴とし
て飛翔させ記録するインクジェット記録方式に用いられ
るインクジェット用記録媒体に関し、詳しくは、支持体
の風合いを持ったインクジェット用記録媒体に関するも
のである。又、該インクジェット用記録媒体を用いて記
録するインクジェット記録方法に関するものである。
て飛翔させ記録するインクジェット記録方式に用いられ
るインクジェット用記録媒体に関し、詳しくは、支持体
の風合いを持ったインクジェット用記録媒体に関するも
のである。又、該インクジェット用記録媒体を用いて記
録するインクジェット記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、種々の作動
原理によりインクの微小液滴を飛翔させて紙などの記録
媒体に付着させ、画像、文字などの記録を行うものであ
り、高速、低騒音、多色化が容易、記録パターンの融通
性が高い、現像−定着が不要等の特徴があり、文字を含
め各種図形及びカラー画像などの記録装置に、またその
他種々の用途において急速に普及している。
原理によりインクの微小液滴を飛翔させて紙などの記録
媒体に付着させ、画像、文字などの記録を行うものであ
り、高速、低騒音、多色化が容易、記録パターンの融通
性が高い、現像−定着が不要等の特徴があり、文字を含
め各種図形及びカラー画像などの記録装置に、またその
他種々の用途において急速に普及している。
【0003】記録媒体に対してもインクの高速吸収性、
高吸収容量、高濃度印字、画質の向上の他に、様々な風
合い、手触り感が要求されてきている。特に最近では支
持体の風合い、手触り感に対する要求が高まってきてい
る。
高吸収容量、高濃度印字、画質の向上の他に、様々な風
合い、手触り感が要求されてきている。特に最近では支
持体の風合い、手触り感に対する要求が高まってきてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開昭58−1102
87号公報には支持体表面にインク吸収性の塗膜層を設
けたインクジェット記録用紙が開示されており、インク
受理層全体の細孔分布曲線のピークが少なくとも0.2
μm以上10μm以下及び0.05μm以下の二カ所に
あることを特徴としている。また特開昭58−1102
88号公報には上質紙ライクの高印字品質のインクジェ
ット記録用紙が開示されており、シートの細孔分布曲線
のピークが0.2μm以上10μm以下及び0.05μ
m以下の二カ所にあることを特徴としている。
87号公報には支持体表面にインク吸収性の塗膜層を設
けたインクジェット記録用紙が開示されており、インク
受理層全体の細孔分布曲線のピークが少なくとも0.2
μm以上10μm以下及び0.05μm以下の二カ所に
あることを特徴としている。また特開昭58−1102
88号公報には上質紙ライクの高印字品質のインクジェ
ット記録用紙が開示されており、シートの細孔分布曲線
のピークが0.2μm以上10μm以下及び0.05μ
m以下の二カ所にあることを特徴としている。
【0005】しかしながら特開昭58−110287号
に示されるような塗膜層を設けた記録用シートは所謂コ
ート紙と呼ばれるものであり、平滑性、耐水性等は良好
であるが、支持体の風合いを表わすことはできなかっ
た。これは填料が支持体を完全に覆ってしまうためであ
る。上記細孔分布曲線の0.05μm以下に現れるピー
クは、この填料によるものと推測される。また特開昭5
8−110288号公報に示される上質紙ライクのイン
クジェット記録用紙は、支持体の風合いを表わすことは
ある程度可能であるが、インクが深く浸透してしまい濃
度が低かったり、耐水性に劣る等の欠点があった。
に示されるような塗膜層を設けた記録用シートは所謂コ
ート紙と呼ばれるものであり、平滑性、耐水性等は良好
であるが、支持体の風合いを表わすことはできなかっ
た。これは填料が支持体を完全に覆ってしまうためであ
る。上記細孔分布曲線の0.05μm以下に現れるピー
クは、この填料によるものと推測される。また特開昭5
8−110288号公報に示される上質紙ライクのイン
クジェット記録用紙は、支持体の風合いを表わすことは
ある程度可能であるが、インクが深く浸透してしまい濃
度が低かったり、耐水性に劣る等の欠点があった。
【0006】また従来の支持体をそのまま使用すると、
インクの濃度が低かったり、フェザーリングが生じ文字
品位が極端に劣化した。また耐水性も低いため水分が付
着すると、滲みが生じるなどの問題点もあった。
インクの濃度が低かったり、フェザーリングが生じ文字
品位が極端に劣化した。また耐水性も低いため水分が付
着すると、滲みが生じるなどの問題点もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような現状に鑑み、
本発明は、インクジェット方式プリンターにおいて、良
好な印字品位、耐水性を保ち、かつ支持体の風合い、手
触り感を有したインクジェット用記録媒体を提供するこ
とを目的とするものである。すなわち、本発明は、支持
体表面にインク受理層を設けてなるインクジェット用記
録媒体において、該インクジェット用記録媒体の細孔分
布曲線のピークが、1μm以上5μm未満の範囲に一カ
所以上、5μm以上80μm未満の範囲に一カ所以上、
実質的に存在し、かつ、前記支持体の細孔分布曲線のピ
ークが、1μm以上5μm未満の範囲に一カ所以上、5
μm以上80μm未満の範囲に一カ所以上、実質的に存
在することを特徴とするインクジェット用記録媒体であ
る。
本発明は、インクジェット方式プリンターにおいて、良
好な印字品位、耐水性を保ち、かつ支持体の風合い、手
触り感を有したインクジェット用記録媒体を提供するこ
とを目的とするものである。すなわち、本発明は、支持
体表面にインク受理層を設けてなるインクジェット用記
録媒体において、該インクジェット用記録媒体の細孔分
布曲線のピークが、1μm以上5μm未満の範囲に一カ
所以上、5μm以上80μm未満の範囲に一カ所以上、
実質的に存在し、かつ、前記支持体の細孔分布曲線のピ
ークが、1μm以上5μm未満の範囲に一カ所以上、5
μm以上80μm未満の範囲に一カ所以上、実質的に存
在することを特徴とするインクジェット用記録媒体であ
る。
【0008】良好な風合いを実現するためには、支持体
の風合いが良好であることが前提条件となる。ここで、
支持体中に存在する5μm以上80μm未満以下の細孔
は手触り感に大きな影響を与え、支持体表面の微小凹凸
による風合いを表現することに寄与する。したがって、
上記範囲に細孔分布のピークを有することにより、良好
な風合いが実現される。
の風合いが良好であることが前提条件となる。ここで、
支持体中に存在する5μm以上80μm未満以下の細孔
は手触り感に大きな影響を与え、支持体表面の微小凹凸
による風合いを表現することに寄与する。したがって、
上記範囲に細孔分布のピークを有することにより、良好
な風合いが実現される。
【0009】また、文字品位については、インク中の着
色剤の定着性を良好にすることによって改善される。こ
こで、支持体中の1μm以上5μm未満の細孔はインク
中の着色剤の定着に寄与するものであり、この範囲に細
孔分布のピークを有することにより、良好な文字品位が
実現される。
色剤の定着性を良好にすることによって改善される。こ
こで、支持体中の1μm以上5μm未満の細孔はインク
中の着色剤の定着に寄与するものであり、この範囲に細
孔分布のピークを有することにより、良好な文字品位が
実現される。
【0010】以上のように、良好な風合い、文字品位お
よび優れた耐水性を実現するためには、まず支持体の細
孔分布が上記要件を満たすことが前提条件となる。しか
し、この細孔分布が塗工工程を経た後にも維持されてい
なくては、上記効果を達成し得ない。すなわち、支持体
および塗工紙全体の両方について細孔分布の要件を満た
すことが必要となる。
よび優れた耐水性を実現するためには、まず支持体の細
孔分布が上記要件を満たすことが前提条件となる。しか
し、この細孔分布が塗工工程を経た後にも維持されてい
なくては、上記効果を達成し得ない。すなわち、支持体
および塗工紙全体の両方について細孔分布の要件を満た
すことが必要となる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明のインクジェット用
記録媒体について好ましい実施の形態を挙げて詳細に説
明する。
記録媒体について好ましい実施の形態を挙げて詳細に説
明する。
【0012】本発明のインクジェット用記録媒体におい
て用いられる支持体としては、細孔分布曲線のピークが
実質的に1μm以上5μm未満に一ヵ所及び5μm以上
80μm未満に一カ所以上存在するものを用いる。な
お、1μm以上5μm未満に現れるピークは紙中のセル
ロース繊維の細孔に基づくものであり、5μm以上80
μm未満に現れるピークはセルロース繊維の絡み具合に
よるものである。特に支持体特有の風合いを表現するた
めには5μm以上80μm未満に1カ所以上のピークを
有することが必要である。
て用いられる支持体としては、細孔分布曲線のピークが
実質的に1μm以上5μm未満に一ヵ所及び5μm以上
80μm未満に一カ所以上存在するものを用いる。な
お、1μm以上5μm未満に現れるピークは紙中のセル
ロース繊維の細孔に基づくものであり、5μm以上80
μm未満に現れるピークはセルロース繊維の絡み具合に
よるものである。特に支持体特有の風合いを表現するた
めには5μm以上80μm未満に1カ所以上のピークを
有することが必要である。
【0013】支持体は通常は天然パルプからなる紙を用
いる。中でも、本発明では、ケナフ紙が好ましく用いら
れる。ケナフはタイ、中国、オーストラリア等で栽培さ
れる1年生草木であり、製紙用パルプの材料として、木
材に替わるものとして注目を集めている。ケナフの利用
については1950年代にアメリカ農務省がその研究に
先鞭を付けて以来、基礎研究、産業レベルの研究がなさ
れており、数多くの提案がなされている。例えば、特公
平2−42952号には、ケナフ木質部化学パルプを厚
壁織維パルプと併用し、厚壁織維の有する平滑不良性を
改良することを目的とする提案がなされている。また、
特開平2−91297号にはケナフパルプをメカニカル
パルプと併用することで、メカニカルパルプの性能を向
上させることを目的とした提案がなされている。また、
特開平2−88286、特開平2−92576にはケナ
フパルプを通常パルプと併用することで、感熱記録紙、
感圧複写紙用原紙を得ることを目的とした提案がなされ
ている。また特開平6−262868には熱転写受容紙
を得ることを目的とした提案がなされている。
いる。中でも、本発明では、ケナフ紙が好ましく用いら
れる。ケナフはタイ、中国、オーストラリア等で栽培さ
れる1年生草木であり、製紙用パルプの材料として、木
材に替わるものとして注目を集めている。ケナフの利用
については1950年代にアメリカ農務省がその研究に
先鞭を付けて以来、基礎研究、産業レベルの研究がなさ
れており、数多くの提案がなされている。例えば、特公
平2−42952号には、ケナフ木質部化学パルプを厚
壁織維パルプと併用し、厚壁織維の有する平滑不良性を
改良することを目的とする提案がなされている。また、
特開平2−91297号にはケナフパルプをメカニカル
パルプと併用することで、メカニカルパルプの性能を向
上させることを目的とした提案がなされている。また、
特開平2−88286、特開平2−92576にはケナ
フパルプを通常パルプと併用することで、感熱記録紙、
感圧複写紙用原紙を得ることを目的とした提案がなされ
ている。また特開平6−262868には熱転写受容紙
を得ることを目的とした提案がなされている。
【0014】支持体の厚みは10〜200μm、坪量は
10〜200g/m2の範囲が好適である。また耐水性
の良好なインク受容層を形成するには、支持体のステキ
ヒトサイズ度にも適性範囲がある。即ちステキヒトサイ
ズ度は、坪量127g/m2基準で40秒以上220秒
以下が好ましい。40秒より低いとインクが支持体に深
く浸透して、裏抜けやコックリング等の問題が生じる。
10〜200g/m2の範囲が好適である。また耐水性
の良好なインク受容層を形成するには、支持体のステキ
ヒトサイズ度にも適性範囲がある。即ちステキヒトサイ
ズ度は、坪量127g/m2基準で40秒以上220秒
以下が好ましい。40秒より低いとインクが支持体に深
く浸透して、裏抜けやコックリング等の問題が生じる。
【0015】またケナフ紙を用いる場合、ケナフパルプ
と木材パルプの重量比が、10:90〜100:0であ
ることが好ましい。ケナフパルプの含有率が10%以下
だとケナフ紙独特の風合いが損なわれ好ましくない。
と木材パルプの重量比が、10:90〜100:0であ
ることが好ましい。ケナフパルプの含有率が10%以下
だとケナフ紙独特の風合いが損なわれ好ましくない。
【0016】本発明の記録媒体は、前記支持体の少なく
とも一方の面に、インク受理層を設ける。インク受理層
にはアルミナ水和物及び/又は非晶質微粉シリカが含有
される。
とも一方の面に、インク受理層を設ける。インク受理層
にはアルミナ水和物及び/又は非晶質微粉シリカが含有
される。
【0017】アルミナ水和物は、下記一般式により表わ
されるものである。 Al2O3-n(OH)2n・mH2O 〔式中、nは0、1、2又は3の整数のうちいずれかを
表わし、mは0〜10、好ましくは0〜5の値を表わ
す。mH2Oは多くの場合、結晶格子の形成に関与しな
い脱利可能な水相を表わすものであるため、mは整数で
ない値をとることができる。また、この種のアルミナ水
和物をか燃することで、mは0の値に達することもあり
うる。〕
されるものである。 Al2O3-n(OH)2n・mH2O 〔式中、nは0、1、2又は3の整数のうちいずれかを
表わし、mは0〜10、好ましくは0〜5の値を表わ
す。mH2Oは多くの場合、結晶格子の形成に関与しな
い脱利可能な水相を表わすものであるため、mは整数で
ない値をとることができる。また、この種のアルミナ水
和物をか燃することで、mは0の値に達することもあり
うる。〕
【0018】本発明の実施に好適なアルミナ水和物とし
ては、X線回折方による分析でベーマイト構造若しくは
非晶質を示すアルミナ水和物であり、特に特願平5−1
25437号公報、同5−125438号公報、同5−
125439号公報、同6−114571号公報に記載
のアルミナ水和物を用いるのが好ましい。特に透明性、
発色性、インク吸着性の点でアルミナ水和物がベーマイ
ト構造もしくは無定形化合物であることが好ましく、ま
た、平均アスペクト比が3〜10の平板状アルミナ水和
物であることが好ましい。
ては、X線回折方による分析でベーマイト構造若しくは
非晶質を示すアルミナ水和物であり、特に特願平5−1
25437号公報、同5−125438号公報、同5−
125439号公報、同6−114571号公報に記載
のアルミナ水和物を用いるのが好ましい。特に透明性、
発色性、インク吸着性の点でアルミナ水和物がベーマイ
ト構造もしくは無定形化合物であることが好ましく、ま
た、平均アスペクト比が3〜10の平板状アルミナ水和
物であることが好ましい。
【0019】非晶質微粉シリカは、高比表面積、高細孔
容積を有するものが好ましい。具体的には、BET比表
面積が180〜420m2/g、BET細孔容積が0.
5〜1.8ml/gのものを本発明では用いる。BET
比表面積、BET細孔容積が上記値より小さいと、イン
ク中の溶媒成分、染料成分を吸収しきれず、媒体表面に
インクが溢れてしまったり、ドット径が拡大してしま
い、また耐水性能も劣化する。また上記値より大きい
と、ドット径が極瑞に小さくなり濃度低下を生じ好まし
くない。この非晶質微粉シリカは、支持体の少なくとも
一方の面に、全塗料固形分の30〜60重量%が好まし
い。30重量%より少ないとインクの吸収容量が低下
し、インクのにじみが生じ、好ましくない。60重量%
より多いと画質は良好となるが、シリカの粉落ちが発生
し、好ましくない。
容積を有するものが好ましい。具体的には、BET比表
面積が180〜420m2/g、BET細孔容積が0.
5〜1.8ml/gのものを本発明では用いる。BET
比表面積、BET細孔容積が上記値より小さいと、イン
ク中の溶媒成分、染料成分を吸収しきれず、媒体表面に
インクが溢れてしまったり、ドット径が拡大してしま
い、また耐水性能も劣化する。また上記値より大きい
と、ドット径が極瑞に小さくなり濃度低下を生じ好まし
くない。この非晶質微粉シリカは、支持体の少なくとも
一方の面に、全塗料固形分の30〜60重量%が好まし
い。30重量%より少ないとインクの吸収容量が低下
し、インクのにじみが生じ、好ましくない。60重量%
より多いと画質は良好となるが、シリカの粉落ちが発生
し、好ましくない。
【0020】また用紙の使用目的とプリンターの要求性
能に応じて他の白色顔料を併用しても構わない。これら
の白色顔料としてはゼオライト、炭酸カルシウム、ケイ
ソウ土、カオリンクレー、焼成クレー、タルク、水酸化
アルミニウム、コロイダルアルミナ、擬ベーマイト、ア
ルミナ、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸
亜鉛、珪酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、有機顔料
(プラスチックピグメント)等、一般に紙塗工に使用さ
れている顔料が挙げられる。またこれら顔料を塗料とす
るには水中に均一に分散させる必要があるが、そのため
には、例えば、ポリアクリル酸ソーダ、燐酸塩、界面活
性剤、などのような通常の分散剤を添加するのが好適で
ある。
能に応じて他の白色顔料を併用しても構わない。これら
の白色顔料としてはゼオライト、炭酸カルシウム、ケイ
ソウ土、カオリンクレー、焼成クレー、タルク、水酸化
アルミニウム、コロイダルアルミナ、擬ベーマイト、ア
ルミナ、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸
亜鉛、珪酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、有機顔料
(プラスチックピグメント)等、一般に紙塗工に使用さ
れている顔料が挙げられる。またこれら顔料を塗料とす
るには水中に均一に分散させる必要があるが、そのため
には、例えば、ポリアクリル酸ソーダ、燐酸塩、界面活
性剤、などのような通常の分散剤を添加するのが好適で
ある。
【0021】更に本発明ではインク受理層にカチオン性
物質を含有されていることが好ましい。具体的な例とし
ては、ラウリルアミン、ステアリルアミン、ロジンアミ
ン等の塩酸塩、酢酸塩等、第4級アンモニウム塩型の化
合物としては具体的にはベンジルトリブチルアンモニウ
ムクロライド、ラウリルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等、
ピリジニウム塩型化合物としては具体的には、セチルピ
リジニウムクロライド、セチルピリジニウムブロマイド
等、高級アルキルアミンのエチレンオキシド付加物とし
てはジヒドロキシエチルステアリルアミン等が挙げられ
る。またポリアリルアミンあるいはその塩、ポリアミン
スルホンあるいはその塩、ポリビニルアミンあるいはそ
の塩、キトサンあるいはその塩等を挙げることができ
る。またノニオン性物質の一部をカチオン化してもよ
い。具体的には、ビニルピロリドンとアミノアルキルア
ルキレート4級塩との重合体、アクリルアマイドとアミ
ノメチルアクリルアマイド4級塩との共重合体等を挙げ
ることができるが、もちろんこれらの化合物に限定され
ないことは言うまでもない。これらカチオン化剤の添加
量としてはインク受理層の全塗料固形分に対し5〜40
重量%とする。
物質を含有されていることが好ましい。具体的な例とし
ては、ラウリルアミン、ステアリルアミン、ロジンアミ
ン等の塩酸塩、酢酸塩等、第4級アンモニウム塩型の化
合物としては具体的にはベンジルトリブチルアンモニウ
ムクロライド、ラウリルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等、
ピリジニウム塩型化合物としては具体的には、セチルピ
リジニウムクロライド、セチルピリジニウムブロマイド
等、高級アルキルアミンのエチレンオキシド付加物とし
てはジヒドロキシエチルステアリルアミン等が挙げられ
る。またポリアリルアミンあるいはその塩、ポリアミン
スルホンあるいはその塩、ポリビニルアミンあるいはそ
の塩、キトサンあるいはその塩等を挙げることができ
る。またノニオン性物質の一部をカチオン化してもよ
い。具体的には、ビニルピロリドンとアミノアルキルア
ルキレート4級塩との重合体、アクリルアマイドとアミ
ノメチルアクリルアマイド4級塩との共重合体等を挙げ
ることができるが、もちろんこれらの化合物に限定され
ないことは言うまでもない。これらカチオン化剤の添加
量としてはインク受理層の全塗料固形分に対し5〜40
重量%とする。
【0022】さらに本発明ではバインダーを用いること
が好ましい。例えばポリビニルアルコール、変性ポリビ
ニルアルコール、ポリアクリルアマイド、酢酸ビニル、
酸化澱粉、エーテル化澱粉、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導
体、カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白、無水マレイン酸樹
脂、スチレン−プタジエン共重合体、メチルメタクリレ
ート−プタジエン共重合体等の共役ジエン系共重合体ラ
テックス、アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステ
ルの重合体、又は共重合体等のアクリル系重合体ラテッ
クス、エチレン酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体
ラテックス、或はこれらの各種重合体のカルボキシル基
等の官能基含有単量体による官能基変性重合体ラテック
ス、メラミン樹脂、尿素樹脂などの、熱硬化合成樹脂等
の水性バインダー、ポリメチルメタクリレート、ポリウ
レタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢
酸ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、アルキッ
ド樹脂等の合成樹脂系バインダー及びこれらのイオン変
性樹脂が挙げられ、1種以上で使用される。これらのう
ち、本発明においては、水溶性高分子バインダーが好ま
しく用いられる。バインダーの量は、支持体の少なくと
も一方の面に、全塗料固形分の15〜35重量%が好ま
しい。15%より少ないと、後述するシリカ又はアルミ
ナの粉落ちがおこり、35重量%より多いと耐水性が劣
り好ましくない。
が好ましい。例えばポリビニルアルコール、変性ポリビ
ニルアルコール、ポリアクリルアマイド、酢酸ビニル、
酸化澱粉、エーテル化澱粉、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導
体、カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白、無水マレイン酸樹
脂、スチレン−プタジエン共重合体、メチルメタクリレ
ート−プタジエン共重合体等の共役ジエン系共重合体ラ
テックス、アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステ
ルの重合体、又は共重合体等のアクリル系重合体ラテッ
クス、エチレン酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体
ラテックス、或はこれらの各種重合体のカルボキシル基
等の官能基含有単量体による官能基変性重合体ラテック
ス、メラミン樹脂、尿素樹脂などの、熱硬化合成樹脂等
の水性バインダー、ポリメチルメタクリレート、ポリウ
レタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢
酸ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、アルキッ
ド樹脂等の合成樹脂系バインダー及びこれらのイオン変
性樹脂が挙げられ、1種以上で使用される。これらのう
ち、本発明においては、水溶性高分子バインダーが好ま
しく用いられる。バインダーの量は、支持体の少なくと
も一方の面に、全塗料固形分の15〜35重量%が好ま
しい。15%より少ないと、後述するシリカ又はアルミ
ナの粉落ちがおこり、35重量%より多いと耐水性が劣
り好ましくない。
【0023】本発明のインク受理層には、界面活性剤を
用いることもできる。例えば、カルボン酸塩、スルホン
酸塩、硫酸エステル塩、リン酸エステル塩等の陰イオン
界面活性剤、脂肪族アミン塩、脂肪族4級アンモニウム
塩、芳香族4級アンモニウム塩、複素環4級アンモニウ
ム塩等の陽イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロ
ックポリマー等のエーテル型、ポリオキシエチレングリ
セリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル等のエーテルエステル型、ポリエチレン
グリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ショ糖脂肪酸エステル等のエステル型ポリオキシエ
チレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミ
ン等の含窒素型といったノニオン界面活性剤、ベタイ
ン、アミノカルボン酸塩、イミダゾリン誘導体等の両性
界面活性剤が挙げられる。
用いることもできる。例えば、カルボン酸塩、スルホン
酸塩、硫酸エステル塩、リン酸エステル塩等の陰イオン
界面活性剤、脂肪族アミン塩、脂肪族4級アンモニウム
塩、芳香族4級アンモニウム塩、複素環4級アンモニウ
ム塩等の陽イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロ
ックポリマー等のエーテル型、ポリオキシエチレングリ
セリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル等のエーテルエステル型、ポリエチレン
グリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ショ糖脂肪酸エステル等のエステル型ポリオキシエ
チレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミ
ン等の含窒素型といったノニオン界面活性剤、ベタイ
ン、アミノカルボン酸塩、イミダゾリン誘導体等の両性
界面活性剤が挙げられる。
【0024】本発明のインク受理層には、その他の添加
剤として、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡
剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色顔料、着色
染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐
剤、防バイ剤、耐水化剤、モノマー、ポリマー、インク
セット剤等を適宜配合することができる。
剤として、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡
剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色顔料、着色
染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐
剤、防バイ剤、耐水化剤、モノマー、ポリマー、インク
セット剤等を適宜配合することができる。
【0025】本発明においては、通常抄紙工程で使用さ
れるサイズ剤、乾燥紙力向上剤、湿潤紙力向上剤、歩留
り向上剤、溌水性向上剤、着色剤、消泡剤、スライムコ
ントロール剤等を添加しても構わない。
れるサイズ剤、乾燥紙力向上剤、湿潤紙力向上剤、歩留
り向上剤、溌水性向上剤、着色剤、消泡剤、スライムコ
ントロール剤等を添加しても構わない。
【0026】上記組成物は、インク受容性被覆層として
支持体上に1〜12g/m2設けられる。1g/m2より
少ないと印字濃度、印字品位、耐水性能の低下がみら
れ、12g/m2より多いと細孔分布における5μm以
上の分布が支持体の5μ m以上の分布と変わってしま
い支持体の風合いを大きく損なってしまい好ましくな
い。
支持体上に1〜12g/m2設けられる。1g/m2より
少ないと印字濃度、印字品位、耐水性能の低下がみら
れ、12g/m2より多いと細孔分布における5μm以
上の分布が支持体の5μ m以上の分布と変わってしま
い支持体の風合いを大きく損なってしまい好ましくな
い。
【0027】本発明の塗工液は、前記の構成成分を通常
の方法で均一に水中に分散、溶解して成る。分散方法と
しては、ボールミル、アトライター、サンドミル、ホモ
ミキサー、マイクロフルイダイザー(マイクロフルイデ
ックス社製)、ナノマイザー(ナノマイザー社製)等の
分散機を用いるのが好ましい。
の方法で均一に水中に分散、溶解して成る。分散方法と
しては、ボールミル、アトライター、サンドミル、ホモ
ミキサー、マイクロフルイダイザー(マイクロフルイデ
ックス社製)、ナノマイザー(ナノマイザー社製)等の
分散機を用いるのが好ましい。
【0028】本発明のインクジエット用記録媒体の製造
方法としては、前記支持体を得た後、前記の塗工液を塗
工装置やサイズプレス装置を用いて、少なくとも一層以
上のインク受理層を設ける。塗工方法としては、オンマ
シンコーター、オフマシンコーターのどちらでもよく、
従来公知のエアーナイフコーター、ダイコーター、ブレ
ードコーター、ゲートロールコーター、バーコーター、
ロッドコーター、ロールコーター、グラビアコーター、
カーテンコーター、等が使用できる。塗工後は熱風を吹
き付けることにより塗工液を乾燥させる。熱風は使用す
る支持体、塗工液により、温度、風量が変わるが70℃
から160℃が好ましい。70℃より低いと乾燥に時間
がかかり、160℃より高いと支持体、塗工液に変性が
おこり好ましくない。
方法としては、前記支持体を得た後、前記の塗工液を塗
工装置やサイズプレス装置を用いて、少なくとも一層以
上のインク受理層を設ける。塗工方法としては、オンマ
シンコーター、オフマシンコーターのどちらでもよく、
従来公知のエアーナイフコーター、ダイコーター、ブレ
ードコーター、ゲートロールコーター、バーコーター、
ロッドコーター、ロールコーター、グラビアコーター、
カーテンコーター、等が使用できる。塗工後は熱風を吹
き付けることにより塗工液を乾燥させる。熱風は使用す
る支持体、塗工液により、温度、風量が変わるが70℃
から160℃が好ましい。70℃より低いと乾燥に時間
がかかり、160℃より高いと支持体、塗工液に変性が
おこり好ましくない。
【0029】本発明において、基材のインク受理層の塗
工面とは反対の面にバックコート層を設けてもよい。バ
ックコート層の配合は、インク受理層の配合と同一であ
っても又別の配合であってもよく、その塗工量、塗工方
法等何等制限されるものではない。
工面とは反対の面にバックコート層を設けてもよい。バ
ックコート層の配合は、インク受理層の配合と同一であ
っても又別の配合であってもよく、その塗工量、塗工方
法等何等制限されるものではない。
【0030】さらに塗工後、支持体の5μm以上の細孔
分布を損なわない範囲でマシンカレンダー、スーパーカ
レンダー、ソフトカレンダー、等のカレンダー処理を行
なって仕上げてもよい。
分布を損なわない範囲でマシンカレンダー、スーパーカ
レンダー、ソフトカレンダー、等のカレンダー処理を行
なって仕上げてもよい。
【0031】このようにして製造された本発明によるイ
ンクジェット用記録媒体は、細孔分布曲線のピークが実
質的に支持体の細孔分布曲線と同じであり、少なくとも
1μm以上5μm未満に一カ所及び5μm以上80μm
未満に一カ所ある。
ンクジェット用記録媒体は、細孔分布曲線のピークが実
質的に支持体の細孔分布曲線と同じであり、少なくとも
1μm以上5μm未満に一カ所及び5μm以上80μm
未満に一カ所ある。
【0032】本発明で言う細孔分布曲線の測定は、QU
ANTACHROME社製ポロシメーター、オートスキ
ヤン500及びオートスキャン33を用い、水銀圧入法
により求めた。水銀の表面張力は485dyn/cmと
し、使用接触角は135度とした。測定は試料約0.3
gを精秤し前述のポロシメーターにより単位試料あたり
の累積細孔容積(cc/g)を測定し、これを微分し
て、細孔半径(μm)に対する頻度としてプロットし
た。
ANTACHROME社製ポロシメーター、オートスキ
ヤン500及びオートスキャン33を用い、水銀圧入法
により求めた。水銀の表面張力は485dyn/cmと
し、使用接触角は135度とした。測定は試料約0.3
gを精秤し前述のポロシメーターにより単位試料あたり
の累積細孔容積(cc/g)を測定し、これを微分し
て、細孔半径(μm)に対する頻度としてプロットし
た。
【0033】本発明でいうインクとは、下記の着色剤、
液媒体、その他の添加剤からなる記録媒体である。着色
剤としては、直接染料、酸性染料、塩基性染料、反応性
染料、あるいは食品用色素等の水溶性染料が挙げられ
る。液媒体としては、水、及び水溶性の各種有機溶剤を
用いることができる。
液媒体、その他の添加剤からなる記録媒体である。着色
剤としては、直接染料、酸性染料、塩基性染料、反応性
染料、あるいは食品用色素等の水溶性染料が挙げられ
る。液媒体としては、水、及び水溶性の各種有機溶剤を
用いることができる。
【0034】本発明のインクジェット用記録媒体は、イ
ンクジェット記録法による使用に留まらず、記録時に液
状であるインクを使用するどのような記録方式にも使用
することができる。そのような記録方式としては、例え
ば、熱溶融性物質、染顔料などを主成分とする熱溶融性
インクを樹脂フィルム、高密度紙、合成紙等の薄い基材
上に塗布した媒体を、その裏面より加熱し、インクを溶
融させて転写する熱転写記録方式、熱溶融性インクを加
熱溶融して微小液滴化し、飛翔させて記録する固体イン
クジェット記録方式、油溶性染料を溶媒に溶解したイン
クを用いたインクジェット記録方式、光重合型モノマー
及び無色または有色の染顔料を内包したマイクロカプセ
ルを用いた感光感圧型ドナーシートを用いる記録方式な
どが挙げられる。これらの記録方式の共通点は、記録時
にインクが液状である点にある。液状インクは、硬化、
固化、または定着までに記録媒体のインク受理層の深さ
方向または水平方向に対して浸透又は拡散する。これら
各種記録方式用の記録媒体は、それぞれの方式に応じた
吸収性を必要とするもので、本発明のインクジェット用
記録媒体をこれらの記録媒体として使用しても何等問題
はない。更に、複写機、プリンター等に広く使用されて
いる電子写真記録方式のトナーを加熱定着するための記
録媒体として、本発明のインクジェット用記録媒体を利
用しても何等構わない。
ンクジェット記録法による使用に留まらず、記録時に液
状であるインクを使用するどのような記録方式にも使用
することができる。そのような記録方式としては、例え
ば、熱溶融性物質、染顔料などを主成分とする熱溶融性
インクを樹脂フィルム、高密度紙、合成紙等の薄い基材
上に塗布した媒体を、その裏面より加熱し、インクを溶
融させて転写する熱転写記録方式、熱溶融性インクを加
熱溶融して微小液滴化し、飛翔させて記録する固体イン
クジェット記録方式、油溶性染料を溶媒に溶解したイン
クを用いたインクジェット記録方式、光重合型モノマー
及び無色または有色の染顔料を内包したマイクロカプセ
ルを用いた感光感圧型ドナーシートを用いる記録方式な
どが挙げられる。これらの記録方式の共通点は、記録時
にインクが液状である点にある。液状インクは、硬化、
固化、または定着までに記録媒体のインク受理層の深さ
方向または水平方向に対して浸透又は拡散する。これら
各種記録方式用の記録媒体は、それぞれの方式に応じた
吸収性を必要とするもので、本発明のインクジェット用
記録媒体をこれらの記録媒体として使用しても何等問題
はない。更に、複写機、プリンター等に広く使用されて
いる電子写真記録方式のトナーを加熱定着するための記
録媒体として、本発明のインクジェット用記録媒体を利
用しても何等構わない。
【0035】
【実施例】以下、本発明の内容を実施例を用いてさらに
詳細に説明する。 [支持体]実施例1〜6で用いる支持体を下記の通り用
意した。支持体のステキヒトサイズ度の測定は、JIS
P 8122に示される方法によって行った。 (1)支持体1 坪量127g/m2のケナフ紙(三島製紙(株)製ケナ
フGAフィールド、ケナフパルプ含有率70%)。ステ
キヒトサイズ度は50秒であった。 (2)支持体2 坪量127g/m2のケナフ紙(三鳥製紙(株)製ケナ
フ100、ケナフパルプ含有率100%)。ステキヒト
サイズ度は190秒であった。これら支持体1、2の細
孔分布曲線を図1、2に示す。また細孔分布のピーク値
(指数細孔容積分布dv(logr))を表2に示す。
詳細に説明する。 [支持体]実施例1〜6で用いる支持体を下記の通り用
意した。支持体のステキヒトサイズ度の測定は、JIS
P 8122に示される方法によって行った。 (1)支持体1 坪量127g/m2のケナフ紙(三島製紙(株)製ケナ
フGAフィールド、ケナフパルプ含有率70%)。ステ
キヒトサイズ度は50秒であった。 (2)支持体2 坪量127g/m2のケナフ紙(三鳥製紙(株)製ケナ
フ100、ケナフパルプ含有率100%)。ステキヒト
サイズ度は190秒であった。これら支持体1、2の細
孔分布曲線を図1、2に示す。また細孔分布のピーク値
(指数細孔容積分布dv(logr))を表2に示す。
【0036】[塗工液の作製]下記に示した各々の組成
を有する塗工液A〜Cを得た。 (1)塗工液A 下記処方の水分散液5920gをスターラーで30分間
撹件した後、ハーモナイザー(ナノマイザー(株)製)
により圧力10kg/cm2により分散処理した。作成
した塗工液の粘度は450cps(25℃)であった。
を有する塗工液A〜Cを得た。 (1)塗工液A 下記処方の水分散液5920gをスターラーで30分間
撹件した後、ハーモナイザー(ナノマイザー(株)製)
により圧力10kg/cm2により分散処理した。作成
した塗工液の粘度は450cps(25℃)であった。
【0037】 非晶質シリカ*1 380g 擬ベーマイト*2 20g 耐水化剤(塩化ベンゼトニウム) *3 80g 耐水化剤(塩化ベンザルコニウム)*4 200g バインダー(ポリビニルアルコール)*5 2400g インクセット剤*6 240g イオン交換水 2600g *1 水澤化学工業(株)製 P−78A(BET比表
面積350m2/g BET細孔容積1.53 ml/
g) *2 特開平7−89221号公報実施例Aに記載した
ものを用いた。 *3 三共化成工業(株)製ハイアミン1622 *4 モーリン化学工業(株)製カチオン08B(50
%水溶液品) *5 クラレ(株)製 PVA−117(10%水溶
液) *6 住友化学工業(株)製 スミレーズレジン100
1
面積350m2/g BET細孔容積1.53 ml/
g) *2 特開平7−89221号公報実施例Aに記載した
ものを用いた。 *3 三共化成工業(株)製ハイアミン1622 *4 モーリン化学工業(株)製カチオン08B(50
%水溶液品) *5 クラレ(株)製 PVA−117(10%水溶
液) *6 住友化学工業(株)製 スミレーズレジン100
1
【0038】(2)塗工液B 塗工液AにおいてシリカP−78Aの代わりに水澤化学
工業(株)製 P−78F 380gを用い作成した
(P−78F BET比表面積390m2/gBET細
孔容積1.69ml/g)。作成した塗工液の粘度は4
80cps(25℃)であった。
工業(株)製 P−78F 380gを用い作成した
(P−78F BET比表面積390m2/gBET細
孔容積1.69ml/g)。作成した塗工液の粘度は4
80cps(25℃)であった。
【0039】(3)塗工液C アルミナ水和物(特開平7−89221号公報実施例A
記載品、BET比表面積76m2/g BET細孔容積
0.57ml/g)60gをイオン交換水240gに投
入し、スターラーで30分撹はんした後、ホモミキサー
で毎分8000回転で30分間分散しアルミナスラリー
を得た。次にアルミナスラリー45gを計り取り、4級
アンモニウム塩型水溶性樹脂(ナガセ化成工業(株)製
ワイステックスH−90 有効成分濃度100%)20
g、塩化ベンゼトニウム(三共化成工業(株)製ハイア
ミン1622 有効成分濃度100%)6g、シリコン
系消泡剤(ダウコーニング社製FSアンチフォーム91
有効成分濃度16%)1.5g、イオン交換水229
gを加えて、スリーワンモーターで30分間攪拌した。
作成した塗工液の粘度は330cps(25℃)であっ
た。
記載品、BET比表面積76m2/g BET細孔容積
0.57ml/g)60gをイオン交換水240gに投
入し、スターラーで30分撹はんした後、ホモミキサー
で毎分8000回転で30分間分散しアルミナスラリー
を得た。次にアルミナスラリー45gを計り取り、4級
アンモニウム塩型水溶性樹脂(ナガセ化成工業(株)製
ワイステックスH−90 有効成分濃度100%)20
g、塩化ベンゼトニウム(三共化成工業(株)製ハイア
ミン1622 有効成分濃度100%)6g、シリコン
系消泡剤(ダウコーニング社製FSアンチフォーム91
有効成分濃度16%)1.5g、イオン交換水229
gを加えて、スリーワンモーターで30分間攪拌した。
作成した塗工液の粘度は330cps(25℃)であっ
た。
【0040】[記録媒体の製造]上記支持体に対し、上
記塗工液を表1に示す組合せで片面塗工して記録媒体を
製造した。これらを実施例1〜6とする。 塗工方式 エアーナイフコーター 塗工量 表1に示す。 乾燥温度 100℃熱風 乾燥時間 5分 実施例4については塗工乾燥後にニップ圧120kg/
cmにおいてスーパーカレンダー処理を行った。
記塗工液を表1に示す組合せで片面塗工して記録媒体を
製造した。これらを実施例1〜6とする。 塗工方式 エアーナイフコーター 塗工量 表1に示す。 乾燥温度 100℃熱風 乾燥時間 5分 実施例4については塗工乾燥後にニップ圧120kg/
cmにおいてスーパーカレンダー処理を行った。
【0041】[評価方法]製造した記録媒体を以下の項
目について評価した。 (1)細孔分布 支持体の細孔分布を測定したときと同様の方法で製造し
た記録媒体の細孔分布を測定した。 (2)記録評価 評価用記録は、インクジェットプリンター(キヤノン
(株)製、BJカラープリンターBJC−600Sを用
いて行なった。 (3)画像濃度 イエロ、マゼンタ、シアン、ブラックのベタ印字部分の
光学濃度をマクベス濃度計RD−918で測定した。 (4)印字品位 ヘッドの走査方向と平行に幅1ドットの直線を印字し、
25cm離れた距離からの目視による評価を行なった。
鮮明な直線として視覚できるものをAとし、より不鮮明
になるにしたがって、B、Cとした。 (5)浸漬耐水 ベタ印字部分を3分間水道水中に浸漬した後引き上げ、
自然乾燥させた。乾燥後にインク流れが発生したかどう
かを目視で確認した。インク流れがまったく見られない
ものをAとし、流れるにしたがって、B、Cとした。 (6)滴下耐水 2cm四方の枠内に2mm間隔で9本の線を碁番目状に
プリンターで印字し、中心部に水道水をスポイトで1滴
滴下した。自然乾燥させた後、碁番目状のラインにゆが
み、にじみが発生したがどうかを目視で確認した。ゆが
み、にじみがまったく見られないものをAとし、流れる
にしたがって、B、Cとした。 (7)風合い 触感及び目視により支持体と本実施例により製造した記
録媒体を比較した。風合いがほとんど変化しないものを
Aとし変化するにつれてB,Cとした。
目について評価した。 (1)細孔分布 支持体の細孔分布を測定したときと同様の方法で製造し
た記録媒体の細孔分布を測定した。 (2)記録評価 評価用記録は、インクジェットプリンター(キヤノン
(株)製、BJカラープリンターBJC−600Sを用
いて行なった。 (3)画像濃度 イエロ、マゼンタ、シアン、ブラックのベタ印字部分の
光学濃度をマクベス濃度計RD−918で測定した。 (4)印字品位 ヘッドの走査方向と平行に幅1ドットの直線を印字し、
25cm離れた距離からの目視による評価を行なった。
鮮明な直線として視覚できるものをAとし、より不鮮明
になるにしたがって、B、Cとした。 (5)浸漬耐水 ベタ印字部分を3分間水道水中に浸漬した後引き上げ、
自然乾燥させた。乾燥後にインク流れが発生したかどう
かを目視で確認した。インク流れがまったく見られない
ものをAとし、流れるにしたがって、B、Cとした。 (6)滴下耐水 2cm四方の枠内に2mm間隔で9本の線を碁番目状に
プリンターで印字し、中心部に水道水をスポイトで1滴
滴下した。自然乾燥させた後、碁番目状のラインにゆが
み、にじみが発生したがどうかを目視で確認した。ゆが
み、にじみがまったく見られないものをAとし、流れる
にしたがって、B、Cとした。 (7)風合い 触感及び目視により支持体と本実施例により製造した記
録媒体を比較した。風合いがほとんど変化しないものを
Aとし変化するにつれてB,Cとした。
【0042】[評価結果] (1)実施例1〜6の記録媒体の細孔分布の測定結果を
図3〜8に示し、それぞれの細孔分布のピーク値(指数
細孔容積分布dv(logr))を表2に示す。 (2)記録媒体の性能評価結果を表1に示す。実施例1
〜6は印字品位、耐水性、風合いのいずれについても優
れた特性を示すことが明らかである。
図3〜8に示し、それぞれの細孔分布のピーク値(指数
細孔容積分布dv(logr))を表2に示す。 (2)記録媒体の性能評価結果を表1に示す。実施例1
〜6は印字品位、耐水性、風合いのいずれについても優
れた特性を示すことが明らかである。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェット用記録媒体は、細孔分布曲線のピークが1μm以
上5μm未満の範囲に一カ所以上、5μm以上80μm
未満の範囲に一カ所以上実質的に存在し、かつ、支持体
についても同様に1μm以上5μm未満の範囲に一カ所
以上、5μm以上80μm未満の範囲に一カ所以上のピ
ークが存在するため、良好な風合いを有し、印字品位、
耐水性に優れている。
ェット用記録媒体は、細孔分布曲線のピークが1μm以
上5μm未満の範囲に一カ所以上、5μm以上80μm
未満の範囲に一カ所以上実質的に存在し、かつ、支持体
についても同様に1μm以上5μm未満の範囲に一カ所
以上、5μm以上80μm未満の範囲に一カ所以上のピ
ークが存在するため、良好な風合いを有し、印字品位、
耐水性に優れている。
【図1】支持体1の細孔分布曲線である。
【図2】支持体2の細孔分布曲線である。
【図3】実施例1の記録媒体の細孔分布曲線である。
【図4】実施例2の記録媒体の細孔分布曲線である。
【図5】実施例3の記録媒体の細孔分布曲線である。
【図6】実施例4の記録媒体の細孔分布曲線である。
【図7】実施例5の記録媒体の細孔分布曲線である。
【図8】実施例6の記録媒体の細孔分布曲線である。
Claims (5)
- 【請求項1】 支持体表面にインク受理層を設けてなる
インクジェット用記録媒体において、該インクジェット
用記録媒体の細孔分布曲線のピークが、1μm以上5μ
m未満の範囲に一カ所以上、5μm以上80μm未満の
範囲に一カ所以上、実質的に存在し、かつ、前記支持体
の細孔分布曲線のピークが、1μm以上5μm未満の範
囲に一カ所以上、5μm以上80μm未満の範囲に一カ
所以上、実質的に存在することを特徴とするインクジェ
ット用記録媒体。 - 【請求項2】 前記インク受理層がアルミナ水和物及び
/又は非晶質微粉シリカを含有する請求項1に記載のイ
ンクジェット用記録媒体。 - 【請求項3】 前記支持体が、ケナフパルプを10重量
%以上100重量%以下含有する請求項1または2に記
載のインクジェット用記録媒体。 - 【請求項4】 前記支持体のステキヒトサイズ度が、坪
量127g/m2基準で40秒以上220秒以下である
請求項1乃至3いずれかに記載のインクジェット用記録
媒体。 - 【請求項5】 請求項1乃至4いずれかに記載のインク
ジェット用記録媒体を用い、インクの微小液滴を飛翔さ
せ、該インクジェット用記録媒体に付着させることによ
り記録を行なうインクジェット記録方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9030363A JPH10226152A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | インクジェット用記録媒体及びインクジェット記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9030363A JPH10226152A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | インクジェット用記録媒体及びインクジェット記録方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10226152A true JPH10226152A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12301792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9030363A Pending JPH10226152A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | インクジェット用記録媒体及びインクジェット記録方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10226152A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001246840A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-09-11 | Canon Inc | 被記録媒体、その製造方法及び画像形成方法 |
| JP2002254797A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-11 | Nisshinbo Ind Inc | インクジェット記録用シート |
| JP2014114515A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Oji Holdings Corp | 塗工ファンシー紙 |
-
1997
- 1997-02-14 JP JP9030363A patent/JPH10226152A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001246840A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-09-11 | Canon Inc | 被記録媒体、その製造方法及び画像形成方法 |
| JP2002254797A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-11 | Nisshinbo Ind Inc | インクジェット記録用シート |
| JP2014114515A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Oji Holdings Corp | 塗工ファンシー紙 |
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