JPH1022751A - 負帰還電力増幅装置 - Google Patents
負帰還電力増幅装置Info
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- JPH1022751A JPH1022751A JP16906196A JP16906196A JPH1022751A JP H1022751 A JPH1022751 A JP H1022751A JP 16906196 A JP16906196 A JP 16906196A JP 16906196 A JP16906196 A JP 16906196A JP H1022751 A JPH1022751 A JP H1022751A
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- negative feedback
- power amplifier
- phase
- feedback power
- circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トランジスタQ1、Q2とリアクタンス
L2、L3からなる負荷手段とを接続した高周波増幅回
路を複数段縦続接続した負帰還電力増幅装置において、
該負帰還電力増幅装置が形成された半導体チップに、そ
の装置の負帰還回路として接続する素子の小型化を図る
(ないしはその素子を外付け部品として設ける必要性を
なくす)。 【解決手段】 駆動トランジスタQ1、Q2に接続され
て負荷手段を成すリアクタンス手段L1、L2を通るよ
うに負帰還経路を設け、位相の回転(移相)に該負荷手
段を成すリアクタンス手段L1、L2をも寄与せしめ
る。
L2、L3からなる負荷手段とを接続した高周波増幅回
路を複数段縦続接続した負帰還電力増幅装置において、
該負帰還電力増幅装置が形成された半導体チップに、そ
の装置の負帰還回路として接続する素子の小型化を図る
(ないしはその素子を外付け部品として設ける必要性を
なくす)。 【解決手段】 駆動トランジスタQ1、Q2に接続され
て負荷手段を成すリアクタンス手段L1、L2を通るよ
うに負帰還経路を設け、位相の回転(移相)に該負荷手
段を成すリアクタンス手段L1、L2をも寄与せしめ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負帰還電力増幅装
置、特にトランジスタと負荷手段とを接続した高周波増
幅回路を複数段縦続接続し、且つ出力信号を移相器を通
じて負帰還する負帰還経路を有する高周波負帰還増幅装
置に関する。
置、特にトランジスタと負荷手段とを接続した高周波増
幅回路を複数段縦続接続し、且つ出力信号を移相器を通
じて負帰還する負帰還経路を有する高周波負帰還増幅装
置に関する。
【0002】
【背景技術】現在、自動車電話、携帯電話をはじめとす
る陸上移動体通信で、加入者数の増大により現行周波数
帯の無線波が不足気味である。そこで、PDC、PHS
と呼ばれるようないくつかの新しいシステムが実用化さ
れている。これらのシステムはいずれもデジタル通信で
あり、時分割多重方式で、準マイクロ波帯(0.8GH
z〜2GHz)を使用しているという点で共通してい
る。
る陸上移動体通信で、加入者数の増大により現行周波数
帯の無線波が不足気味である。そこで、PDC、PHS
と呼ばれるようないくつかの新しいシステムが実用化さ
れている。これらのシステムはいずれもデジタル通信で
あり、時分割多重方式で、準マイクロ波帯(0.8GH
z〜2GHz)を使用しているという点で共通してい
る。
【0003】このような移動体通信端末は、携帯性を有
することが重要であることから、小型化が必須であり、
従って、そこに使用される電子部品はIC化が重要であ
り、更に、電池駆動が必須なため、無充電時間をより長
くするべく、消費電力を少なくすることが重要な条件で
ある。前述のPDC、PHSと呼ばれるシステムではπ
/4DQPSK変調方式が用いられているが、この方式
で用いられる送信用の電力増幅装置は、歪の発生を極力
少なくするために、A級又はA級に近いAB級の動作点
が選ばれる。そのため、消費電流が多く、電力効率が悪
い。
することが重要であることから、小型化が必須であり、
従って、そこに使用される電子部品はIC化が重要であ
り、更に、電池駆動が必須なため、無充電時間をより長
くするべく、消費電力を少なくすることが重要な条件で
ある。前述のPDC、PHSと呼ばれるシステムではπ
/4DQPSK変調方式が用いられているが、この方式
で用いられる送信用の電力増幅装置は、歪の発生を極力
少なくするために、A級又はA級に近いAB級の動作点
が選ばれる。そのため、消費電流が多く、電力効率が悪
い。
【0004】それに対して、動作点をB級に近いAB級
に設定し、所定の出力を出し、このとき発生する歪を、
特別の手段を用いて補償した増幅器がある。例えば負帰
還増幅器やプレディストーション増幅器等がそれであ
る。電池駆動が可能な高効率の線形増幅器の実現には、
そのような歪の補償技術は電力効率を高くしつつ低歪率
化を図る上で極めて効果的である。
に設定し、所定の出力を出し、このとき発生する歪を、
特別の手段を用いて補償した増幅器がある。例えば負帰
還増幅器やプレディストーション増幅器等がそれであ
る。電池駆動が可能な高効率の線形増幅器の実現には、
そのような歪の補償技術は電力効率を高くしつつ低歪率
化を図る上で極めて効果的である。
【0005】ここで、従来の電力増幅装置の例を図5及
び図6に示す。図5は歪の比較大きな増幅装置を示し、
51はその本体を成す増幅器で、入力信号xをA倍して
出力するが、その出力信号yには歪成分Δが含まれてい
る。この場合、出力信号yは、y=A・x+Δで表され
る。
び図6に示す。図5は歪の比較大きな増幅装置を示し、
51はその本体を成す増幅器で、入力信号xをA倍して
出力するが、その出力信号yには歪成分Δが含まれてい
る。この場合、出力信号yは、y=A・x+Δで表され
る。
【0006】図6はそのような歪成分Δを少なくするよ
うにした電力増幅装置である。62は入力信号xを増幅
する前置増幅器で、A・β倍の増幅率を有する。51は
主たる増幅器で、前置増幅器62側からの信号を増幅す
る。61は負帰還回路で、主たる増幅器51の出力を−
β倍して帰還し、この帰還した信号と上記前置増幅器6
2の出力信号とが加算されて主たる増幅器51に入力さ
れる。この場合の出力信号yはy≒A・x+(Δ/A・
β)となる。但し、A・βの絶対値が1よりも相当に大
きいこと(|A・β| 1)が前提である。
うにした電力増幅装置である。62は入力信号xを増幅
する前置増幅器で、A・β倍の増幅率を有する。51は
主たる増幅器で、前置増幅器62側からの信号を増幅す
る。61は負帰還回路で、主たる増幅器51の出力を−
β倍して帰還し、この帰還した信号と上記前置増幅器6
2の出力信号とが加算されて主たる増幅器51に入力さ
れる。この場合の出力信号yはy≒A・x+(Δ/A・
β)となる。但し、A・βの絶対値が1よりも相当に大
きいこと(|A・β| 1)が前提である。
【0007】図5に示す回路の場合と、図6に示す回
路、即ち負帰還増幅装置の場合とを歪に関して比較する
と、後者が前者に対して歪成分が(1/A・β)になっ
ていることが解り、図6に示す負帰還電力増幅装置が歪
を小さくする上で好適であることが解る。
路、即ち負帰還増幅装置の場合とを歪に関して比較する
と、後者が前者に対して歪成分が(1/A・β)になっ
ていることが解り、図6に示す負帰還電力増幅装置が歪
を小さくする上で好適であることが解る。
【0008】ところで、図6に示す回路において、負帰
還回路61は増幅する信号の位相を180度回転させる
必要がある。即ち、前置増幅器62から主たる増幅器5
1に入力される信号に対して加算される負帰還回路61
からの帰還信号は位相が逆転していなければならない。
そこで、考えられるのがコイルとコンデンサとを用いて
あるいは更にそれに加えて抵抗をも用いて集中定数素子
をつくり、それを負帰還回路61として用いることであ
る。しかし、そのようにした場合、コイルとコンデンサ
を使ったとしても4素子以上、抵抗をも使った場合には
6素子以上の素子が必要である。つまり、多素子数の集
中定数素子が必要となる。すると、必然的に半導体集積
回路にするには大型化が伴うので、極めて実用性が低く
なる。
還回路61は増幅する信号の位相を180度回転させる
必要がある。即ち、前置増幅器62から主たる増幅器5
1に入力される信号に対して加算される負帰還回路61
からの帰還信号は位相が逆転していなければならない。
そこで、考えられるのがコイルとコンデンサとを用いて
あるいは更にそれに加えて抵抗をも用いて集中定数素子
をつくり、それを負帰還回路61として用いることであ
る。しかし、そのようにした場合、コイルとコンデンサ
を使ったとしても4素子以上、抵抗をも使った場合には
6素子以上の素子が必要である。つまり、多素子数の集
中定数素子が必要となる。すると、必然的に半導体集積
回路にするには大型化が伴うので、極めて実用性が低く
なる。
【0009】そこで、本願発明者は、マイクロストリッ
プ線路を負帰還回路として用いることを思いついた。マ
イクロストリップ線路は基板上に銅箔等の配線材料膜を
形成し、それを選択エッチングすることにより所望のパ
ターンにパターニングしたものであり、その形状、厚
さ、幅、長さ及び配線材料により所望の移相特性を得る
ことができる。
プ線路を負帰還回路として用いることを思いついた。マ
イクロストリップ線路は基板上に銅箔等の配線材料膜を
形成し、それを選択エッチングすることにより所望のパ
ターンにパターニングしたものであり、その形状、厚
さ、幅、長さ及び配線材料により所望の移相特性を得る
ことができる。
【0010】図7はそのような負帰還電力増幅装置の具
体的回路構成を示すものである。
体的回路構成を示すものである。
【0011】同図において、Q1、Q2は電界効果トラ
ンジスタ、C1〜C3はコンデンサ、L2、L3はトラ
ンジスタQ1、Q2と接続されて負荷手段を成すことに
よって増幅器を構成するインダクタンス、PH1はマイ
クロストリップ線からなる負帰還回路を成す移相器、L
はその長さ、Rはそれに寄生する抵抗であり、該移相器
PH1は負帰還増幅回路が形成された半導体チップに外
付けの素子として設けられる。
ンジスタ、C1〜C3はコンデンサ、L2、L3はトラ
ンジスタQ1、Q2と接続されて負荷手段を成すことに
よって増幅器を構成するインダクタンス、PH1はマイ
クロストリップ線からなる負帰還回路を成す移相器、L
はその長さ、Rはそれに寄生する抵抗であり、該移相器
PH1は負帰還増幅回路が形成された半導体チップに外
付けの素子として設けられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7に示す
負帰還電力増幅装置にも問題があった。即ち、負帰還電
力増幅装置を例えばGaAsの半導体上に形成した場
合、負帰還回路を構成するマイクロストリップ線路PH
1の長さLが例えば22mm程度になるので、非常に大
きくなるといわざるを得ない。そのため、要求される携
帯性のための小型化に対応することが難しいという問題
である。
負帰還電力増幅装置にも問題があった。即ち、負帰還電
力増幅装置を例えばGaAsの半導体上に形成した場
合、負帰還回路を構成するマイクロストリップ線路PH
1の長さLが例えば22mm程度になるので、非常に大
きくなるといわざるを得ない。そのため、要求される携
帯性のための小型化に対応することが難しいという問題
である。
【0013】つまり、マイクロストリップ線路を用いる
としても、上述したように180度負帰還電力増幅装置
の出力信号を移相するには、大体22mm程度の長さ
(勿論、条件の違いにより長さは若干異なる)が必要で
あるが、これをGaAsの半導体上に形成するとなると
非常に大きなものといわざるを得ない。というのは、現
在のマイクロ波用半導体集積回路のチップ寸法が2mm
角程度であるので、帰還回路を成すに過ぎないマイクロ
ストリップ線路として、半導体集積回路のチップ寸法の
比して非常に大きなものを設けなければならないこと
は、携帯性を強く要求される移動体端末にとっては好ま
しくない。
としても、上述したように180度負帰還電力増幅装置
の出力信号を移相するには、大体22mm程度の長さ
(勿論、条件の違いにより長さは若干異なる)が必要で
あるが、これをGaAsの半導体上に形成するとなると
非常に大きなものといわざるを得ない。というのは、現
在のマイクロ波用半導体集積回路のチップ寸法が2mm
角程度であるので、帰還回路を成すに過ぎないマイクロ
ストリップ線路として、半導体集積回路のチップ寸法の
比して非常に大きなものを設けなければならないこと
は、携帯性を強く要求される移動体端末にとっては好ま
しくない。
【0014】本発明はこのような問題点を解決すべく為
されたものであり、トランジスタと負荷手段とを接続し
た高周波増幅回路を複数段縦続接続し、該高周波増幅回
路の負荷手段としてリアクタンス手段を用いた負帰還電
力増幅装置において、負帰還電力増幅装置が形成された
半導体チップに、その装置の負帰還回路として接続する
素子の小型化を図り、ないしはその素子を外付け部品と
して設ける必要性をなくすことを目的とする。
されたものであり、トランジスタと負荷手段とを接続し
た高周波増幅回路を複数段縦続接続し、該高周波増幅回
路の負荷手段としてリアクタンス手段を用いた負帰還電
力増幅装置において、負帰還電力増幅装置が形成された
半導体チップに、その装置の負帰還回路として接続する
素子の小型化を図り、ないしはその素子を外付け部品と
して設ける必要性をなくすことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明負帰還電力増幅装
置は、負荷手段を成すリアクタンス手段を通るように負
帰還経路を設け、位相の回転に該負荷手段を成すリアク
タンス手段をも寄与せしめるようにしてなることを特徴
とする。
置は、負荷手段を成すリアクタンス手段を通るように負
帰還経路を設け、位相の回転に該負荷手段を成すリアク
タンス手段をも寄与せしめるようにしてなることを特徴
とする。
【0016】従って、本発明負帰還電力増幅装置によれ
ば、トランジスタと接続されて増幅回路の負荷手段を成
すリアクタンス手段をも位相の回転に寄与せしめるの
で、負帰還経路を構成する移相器に要求される移相量は
少なくて済み、その移相器を成す素子を小型化すること
ができる。
ば、トランジスタと接続されて増幅回路の負荷手段を成
すリアクタンス手段をも位相の回転に寄与せしめるの
で、負帰還経路を構成する移相器に要求される移相量は
少なくて済み、その移相器を成す素子を小型化すること
ができる。
【0017】更には、その素子を負帰還電力増幅装置が
形成された半導体チップに内蔵させることも可能にす
る。この場合には、負帰還用として外付け部品を設ける
必要性をなくすことができる。
形成された半導体チップに内蔵させることも可能にす
る。この場合には、負帰還用として外付け部品を設ける
必要性をなくすことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示実施の形態に
従って詳細に説明する。図1(A)、(B)は本発明負
帰還電力増幅装置の第1の実施の形態を示すもので、
(A)は回路ブロック図、(B)は具体的回路図であ
る。
従って詳細に説明する。図1(A)、(B)は本発明負
帰還電力増幅装置の第1の実施の形態を示すもので、
(A)は回路ブロック図、(B)は具体的回路図であ
る。
【0019】図において、T1は入力端子、T2は出力
端子、M1は2端子整合回路で、その一方の端子は入力
端子T1に、他方の端子は第1のトランジスタ(電界効
果トランジスタ)Q1のゲートに接続されている。該ト
ランジスタQ1のソースは接地され、ドレインは3端子
整合回路M2の第1の端子に接続されている。
端子、M1は2端子整合回路で、その一方の端子は入力
端子T1に、他方の端子は第1のトランジスタ(電界効
果トランジスタ)Q1のゲートに接続されている。該ト
ランジスタQ1のソースは接地され、ドレインは3端子
整合回路M2の第1の端子に接続されている。
【0020】該3端子整合回路M2の第2の端子は第2
のトランジスタ(電界効果トランジスタ)Q2のゲート
に接続されている。該第2のトランジスタQ2のソース
は接地され、ドレインは3端子整合回路M3の第1の端
子に接続されており、そして、該3端子整合回路M3の
第2の端子が負帰還電力増幅装置の出力端子になる。P
H1は3端子整合回路M2の第3の端子と、3端子整合
回路M3の第3の端子との間に接続された移相器で、負
帰還回路の一部を成す。
のトランジスタ(電界効果トランジスタ)Q2のゲート
に接続されている。該第2のトランジスタQ2のソース
は接地され、ドレインは3端子整合回路M3の第1の端
子に接続されており、そして、該3端子整合回路M3の
第2の端子が負帰還電力増幅装置の出力端子になる。P
H1は3端子整合回路M2の第3の端子と、3端子整合
回路M3の第3の端子との間に接続された移相器で、負
帰還回路の一部を成す。
【0021】図1(A)に示すブロック図を具体化した
回路図が図1(B)であるが、図1(A)に示す2端子
整合回路M1は第1のインダクタンスL1で構成されて
いる。3端子整合回路M2は第2のインダクタンスL2
と第1のコンデンサC1からなり、その接続点が第1の
端子となり、コンデンサC1の反接続点側の端子が第2
の端子となり、インダクタンスL2の反接続点側の端子
が第3の端子となる。この第2のインダクタンスL2は
トランジスタQ1に対して直列に接続されて負荷手段を
成し、該インダクタンスL2とトランジスタQ1とでソ
ース接地型増幅回路が構成される。
回路図が図1(B)であるが、図1(A)に示す2端子
整合回路M1は第1のインダクタンスL1で構成されて
いる。3端子整合回路M2は第2のインダクタンスL2
と第1のコンデンサC1からなり、その接続点が第1の
端子となり、コンデンサC1の反接続点側の端子が第2
の端子となり、インダクタンスL2の反接続点側の端子
が第3の端子となる。この第2のインダクタンスL2は
トランジスタQ1に対して直列に接続されて負荷手段を
成し、該インダクタンスL2とトランジスタQ1とでソ
ース接地型増幅回路が構成される。
【0022】3端子整合回路M2は第3のインダクタン
スL3と第2のコンデンサC2からなり、その接続点が
第1の端子となり、コンデンサC2の反接続点側の端子
が第2の端子となり、インダクタンスL3の反接続点側
の端子が第3の端子となる。該第3のインダクタンスL
3はトランジスタQ2に対して直列に接続されて負荷手
段を成し、該インダクタンスL3とトランジスタQ2と
でソース接地型増幅回路が構成される。
スL3と第2のコンデンサC2からなり、その接続点が
第1の端子となり、コンデンサC2の反接続点側の端子
が第2の端子となり、インダクタンスL3の反接続点側
の端子が第3の端子となる。該第3のインダクタンスL
3はトランジスタQ2に対して直列に接続されて負荷手
段を成し、該インダクタンスL3とトランジスタQ2と
でソース接地型増幅回路が構成される。
【0023】そして、移相器PH1はマイクロストリッ
プ線からなる。電源電圧Vccは該マイクロストリップ
線PH1を介して負帰還電力増幅装置に印加される。該
マイクロストリップ線PH1は、図7に示す場合には、
その長さLは22mm程度必要であったが、本例におい
ては3.6mmで済む。その根拠については後で説明す
る。
プ線からなる。電源電圧Vccは該マイクロストリップ
線PH1を介して負帰還電力増幅装置に印加される。該
マイクロストリップ線PH1は、図7に示す場合には、
その長さLは22mm程度必要であったが、本例におい
ては3.6mmで済む。その根拠については後で説明す
る。
【0024】次に、図1に示す負帰還電力増幅装置の回
路動作を説明する。入力端子T1に変調信号を入力する
と、第1のトランジスタQ1と第2のインダクタンスL
2からなる増幅回路により増幅され、その増幅された信
号は更に第2のトランジスタQ2と第3のインダクタン
スL3からなる増幅回路により増幅され、大電力出力P
oとして出力端子T2から出力されるが、その出力信号
の一部は上記第2のインダクタンスL3(第2のトラン
ジスタQ2に接続されて負荷手段を成す。)、マイクロ
ストリップ線PH1及び第2のインダクタンスL2(第
1のトランジスタQ1に接続されて負荷手段を成す。)
を介して負帰還され、第1のトランジスタQ1と第2の
インダクタンスからなる増幅回路により増幅された信号
に加算される。このとき加算される信号と加算する信号
は180度位相が異なっていなければならない、即ち逆
相になっていなければならない。
路動作を説明する。入力端子T1に変調信号を入力する
と、第1のトランジスタQ1と第2のインダクタンスL
2からなる増幅回路により増幅され、その増幅された信
号は更に第2のトランジスタQ2と第3のインダクタン
スL3からなる増幅回路により増幅され、大電力出力P
oとして出力端子T2から出力されるが、その出力信号
の一部は上記第2のインダクタンスL3(第2のトラン
ジスタQ2に接続されて負荷手段を成す。)、マイクロ
ストリップ線PH1及び第2のインダクタンスL2(第
1のトランジスタQ1に接続されて負荷手段を成す。)
を介して負帰還され、第1のトランジスタQ1と第2の
インダクタンスからなる増幅回路により増幅された信号
に加算される。このとき加算される信号と加算する信号
は180度位相が異なっていなければならない、即ち逆
相になっていなければならない。
【0025】図2は移相器PH1の移相を回転させたと
きの出力22dBmでの隣接漏洩電力比(以下[AC
P」という。)の変化を示す(この測定はPHS用の電
力増幅器としての利用を考えて為されたものであ
る。)。即ち、移相器PH1による移相量を0度から3
60度の範囲において変え、その位相を横軸にとり、そ
のとき各位相におけるACPを縦軸にとってなるもので
あり、この縦軸は−dBで、上に行く程その絶対値が小
さくなっている。移相器PH1として28度移相できる
ものを用いた場合のACPが最も歪が小さかった。これ
を図2においてA点とした。図2中の点Cは帰還が無い
場合に相当する無帰還相当点である。A点(移相28
度)のときACPは帰還をなしにした場合(C点参照)
と比較して1.5dB以上改善され、逆に190度のと
きにはACPが2dB劣化するという結果が現れてい
る。この190度のときが歪が最大の点Bである。尚、
信号の周波数は1.90GHz、変調方式はπ/4DQ
PSKである。このように、移相器PH1の移相量を変
えることにより歪の量を変えることができ、歪を少なく
なるようにすることができるのであり、延いては法的な
規格、更にはメーカーがその規格よりも更に厳しく自己
に課した規格に合致させることができ得る。
きの出力22dBmでの隣接漏洩電力比(以下[AC
P」という。)の変化を示す(この測定はPHS用の電
力増幅器としての利用を考えて為されたものであ
る。)。即ち、移相器PH1による移相量を0度から3
60度の範囲において変え、その位相を横軸にとり、そ
のとき各位相におけるACPを縦軸にとってなるもので
あり、この縦軸は−dBで、上に行く程その絶対値が小
さくなっている。移相器PH1として28度移相できる
ものを用いた場合のACPが最も歪が小さかった。これ
を図2においてA点とした。図2中の点Cは帰還が無い
場合に相当する無帰還相当点である。A点(移相28
度)のときACPは帰還をなしにした場合(C点参照)
と比較して1.5dB以上改善され、逆に190度のと
きにはACPが2dB劣化するという結果が現れてい
る。この190度のときが歪が最大の点Bである。尚、
信号の周波数は1.90GHz、変調方式はπ/4DQ
PSKである。このように、移相器PH1の移相量を変
えることにより歪の量を変えることができ、歪を少なく
なるようにすることができるのであり、延いては法的な
規格、更にはメーカーがその規格よりも更に厳しく自己
に課した規格に合致させることができ得る。
【0026】このことから、第1図(B)に示す移相器
PH1を成すマイクロストリップ線の長さLは、次式で
求められることが解る。
PH1を成すマイクロストリップ線の長さLは、次式で
求められることが解る。
【0027】L=(28/360)λg(λg:信号の
マイクロストリップ線上での波長) その結果、移相器PH1は、従来180度移相するため
に22mmの長さLが必要であったのが、本実施の形態
では28度しか移相する必要がなくなったため、約3.
6mmで済むことになる。
マイクロストリップ線上での波長) その結果、移相器PH1は、従来180度移相するため
に22mmの長さLが必要であったのが、本実施の形態
では28度しか移相する必要がなくなったため、約3.
6mmで済むことになる。
【0028】従って、半導体チップ(例えば2mm角)
の大きさに比してさほど大きくないマイクロストリップ
線を外付けの部品として接続すると良いことになり、実
用性が生じる。
の大きさに比してさほど大きくないマイクロストリップ
線を外付けの部品として接続すると良いことになり、実
用性が生じる。
【0029】このように、従来において、移相器PH1
による移相が180度必要であったのが、28度で済む
ようになったのは、図7に示すように信号を出力端子T
2から入力端子T1へ帰還するのではなく、3端子整合
回路M3から移相器PH1を経て更に3端子整合回路M
2を通って帰還するようにしたためである。
による移相が180度必要であったのが、28度で済む
ようになったのは、図7に示すように信号を出力端子T
2から入力端子T1へ帰還するのではなく、3端子整合
回路M3から移相器PH1を経て更に3端子整合回路M
2を通って帰還するようにしたためである。
【0030】そのため、第1に、3端子整合回路M3、
M2を構成するインダクタンスL3、L2にも移相(位
相を遅らせる)の役割を担わせることができる。即ち、
インダクタンスL3、L2は、図7に示す負帰還電力増
幅装置の場合、単にトランジスタQ1、Q2に接続され
た負荷インピーダンスとしてしか機能していなかった
が、本負帰還電力増幅装置においては、負荷インピーダ
ンスのみならず、信号の位相を遅らせる移相器としても
機能し、移相器PH1による移相、即ち位相の回転を助
けるのである。
M2を構成するインダクタンスL3、L2にも移相(位
相を遅らせる)の役割を担わせることができる。即ち、
インダクタンスL3、L2は、図7に示す負帰還電力増
幅装置の場合、単にトランジスタQ1、Q2に接続され
た負荷インピーダンスとしてしか機能していなかった
が、本負帰還電力増幅装置においては、負荷インピーダ
ンスのみならず、信号の位相を遅らせる移相器としても
機能し、移相器PH1による移相、即ち位相の回転を助
けるのである。
【0031】第2に、負帰還電力増幅装置としての出力
を帰還するのではなく、即ち出力端子T2に達した信号
を帰還するのではなく、第2のトランジスタQ2のドレ
イン端子の信号を帰還するので、そのドレイン端子から
出力端子T2までの間に生じる位相回転分が移相不要に
なり、その分移相器PH1の移相負担が軽くなったので
ある。以上が、移相器PH1による必要移相量が著しく
少なくなった理由である。
を帰還するのではなく、即ち出力端子T2に達した信号
を帰還するのではなく、第2のトランジスタQ2のドレ
イン端子の信号を帰還するので、そのドレイン端子から
出力端子T2までの間に生じる位相回転分が移相不要に
なり、その分移相器PH1の移相負担が軽くなったので
ある。以上が、移相器PH1による必要移相量が著しく
少なくなった理由である。
【0032】
【発明の実施の形態】尚、移相器PH1により移相すべ
き移相量が少なくなったので、移相器PH1を抵抗とコ
ンデンサからなる移相回路により構成することとし、こ
れを半導体チップ内に設けるようにしても良い。図3は
そのようにした負帰還電力増幅装置(本発明負帰還電力
増幅装置の第2の実施の形態)の回路図である。
き移相量が少なくなったので、移相器PH1を抵抗とコ
ンデンサからなる移相回路により構成することとし、こ
れを半導体チップ内に設けるようにしても良い。図3は
そのようにした負帰還電力増幅装置(本発明負帰還電力
増幅装置の第2の実施の形態)の回路図である。
【0033】R1は抵抗、C3はコンデンサで、該抵抗
R1とコンデンサC1により移相器PH1が構成され
る。そして、インダクタンスL2、L3が増幅回路の負
荷インピーダンスとしてのみならず、信号の帰還経路と
なり、信号の移相に寄与することは図1に示す負帰還電
力増幅装置と同じである。
R1とコンデンサC1により移相器PH1が構成され
る。そして、インダクタンスL2、L3が増幅回路の負
荷インピーダンスとしてのみならず、信号の帰還経路と
なり、信号の移相に寄与することは図1に示す負帰還電
力増幅装置と同じである。
【0034】このようにすると、移相器PH1として確
かに集中定数素子を用いていることになるが、移相器に
要求される移相量が少ないため、それを抵抗R1とコン
デンサC3というわずか2個の素子で構成することがで
きる。即ち、素子数が少ない。従って、移相器を半導体
チップに外付け部品として設ける必要がない。従って、
携帯性のために小型化が要求される移動体端末用電力増
幅回路として最適である。ちなみに、28°の移相を得
るには抵抗R1、コンデンサC3は下記の式を満足させ
なければならない。
かに集中定数素子を用いていることになるが、移相器に
要求される移相量が少ないため、それを抵抗R1とコン
デンサC3というわずか2個の素子で構成することがで
きる。即ち、素子数が少ない。従って、移相器を半導体
チップに外付け部品として設ける必要がない。従って、
携帯性のために小型化が要求される移動体端末用電力増
幅回路として最適である。ちなみに、28°の移相を得
るには抵抗R1、コンデンサC3は下記の式を満足させ
なければならない。
【0035】28度=tan-1(ω・C3・R1)
但し、ω:入力信号の角周波数
但し、ω:入力信号の角周波数
【0036】
【実施例】尚、上記各実施の形態は、それぞれ増幅回路
の駆動トランジスタとして電界効果トランジスタQ1、
Q2を用いているが、駆動トランジスタとしてバイポー
ラトランジスタを用いるようにしても良い。図4はその
ような負帰還電力増幅装置の具体例を示すものであり、
Tr1、Tr2は駆動トランジスタであるバイポーラト
ランジスタである。
の駆動トランジスタとして電界効果トランジスタQ1、
Q2を用いているが、駆動トランジスタとしてバイポー
ラトランジスタを用いるようにしても良い。図4はその
ような負帰還電力増幅装置の具体例を示すものであり、
Tr1、Tr2は駆動トランジスタであるバイポーラト
ランジスタである。
【0037】本実施例は図3に示す負帰還電力増幅装置
のトランジスタをバイポーラトランジスタTr1、Tr
2に代えたものである。しかし、図1に示した移相器と
してマイクロストリップ線を用いた負帰還電力増幅装置
においてもトランジスタをバイポーラトランジスタに代
えることができることは言うまでもない。
のトランジスタをバイポーラトランジスタTr1、Tr
2に代えたものである。しかし、図1に示した移相器と
してマイクロストリップ線を用いた負帰還電力増幅装置
においてもトランジスタをバイポーラトランジスタに代
えることができることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】本発明負帰還電力増幅装置によれば、ト
ランジスタと接続されて増幅回路の負荷手段を成すリア
クタンス手段をも位相の回転に寄与せしめるので、負帰
還経路を構成する移相器に要求される移相量は少なくて
済み、その移相器を成す素子を小型化することができ
る。
ランジスタと接続されて増幅回路の負荷手段を成すリア
クタンス手段をも位相の回転に寄与せしめるので、負帰
還経路を構成する移相器に要求される移相量は少なくて
済み、その移相器を成す素子を小型化することができ
る。
【0039】更には、その素子を負帰還電力増幅装置が
形成された半導体チップに内蔵させることも可能にす
る。この場合には、負帰還用として外付け部品を設ける
必要性をなくすことができる。
形成された半導体チップに内蔵させることも可能にす
る。この場合には、負帰還用として外付け部品を設ける
必要性をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)は本発明負帰還電力増幅装置の
第1の実施の形態を示し、(A)は回路ブロック図、
(B)は回路図である。
第1の実施の形態を示し、(A)は回路ブロック図、
(B)は回路図である。
【図2】図1に示す実施の形態における移相器による移
相量と、それに対する負帰還電力増幅装置の出力22d
Bmでの隣接漏洩電力比(以下[ACP」という。)の
変化を示す図である。
相量と、それに対する負帰還電力増幅装置の出力22d
Bmでの隣接漏洩電力比(以下[ACP」という。)の
変化を示す図である。
【図3】本発明負帰還電力増幅装置の第2の実施の形態
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図4】図3に示した負帰還電力増幅装置のトランジス
タをバイポーラトランジスタに代えた実施例を示す回路
図である。
タをバイポーラトランジスタに代えた実施例を示す回路
図である。
【図5】従来例の一つである負帰還をしないタイプの電
力増幅装置を示す。
力増幅装置を示す。
【図6】別の従来例である負帰還により歪を小さくした
負帰還電力増幅装置を示す。
負帰還電力増幅装置を示す。
【図7】マイクロストリップ線を移相器として用いたと
ころの本願発明者が案出済みの負帰還電力増幅装置の回
路図である。
ころの本願発明者が案出済みの負帰還電力増幅装置の回
路図である。
Q1、Q2・・・トランジスタ(電界効果トランジス
タ)、L2、L3・・・負荷手段を成すリアクタンス手
段、 PH1・・・移相器、Tr1、Tr2・・・バイ
ポーラトランジスタ、R1、C3・・・移相器を成す抵
抗、コンデンサ。
タ)、L2、L3・・・負荷手段を成すリアクタンス手
段、 PH1・・・移相器、Tr1、Tr2・・・バイ
ポーラトランジスタ、R1、C3・・・移相器を成す抵
抗、コンデンサ。
Claims (5)
- 【請求項1】 トランジスタと負荷手段とを接続した高
周波増幅回路を複数段縦続接続し、該高周波増幅回路の
負荷手段としてリアクタンス手段を用いた負帰還電力増
幅装置であって、 上記リアクタンス手段を通り、且つ移相器を経る負帰還
経路を設け、該リアクタンス手段及び上記移相器を通じ
て上記負帰還を生ぜしめて位相の回転に該負荷手段を成
すリアクタンス手段をも寄与せしめるようにしてなるこ
とを特徴とする負帰還電力増幅装置。 - 【請求項2】 移相器としてマイクロストリップ線を用
いてなることを特徴とする請求項1記載の負帰還電力増
幅装置。 - 【請求項3】 移相器の移相量により歪率を制御するよ
うにしてなることを特徴とする請求項1又は2記載の負
帰還電力増幅装置。 - 【請求項4】 トランジスタとしてFET(電界効果ト
ランジスタ)を用いたことを特徴とする請求項1、2又
は3記載の負帰還電力増幅装置。 - 【請求項5】 トランジスタとしてバイポーラトランジ
スタを用いたことを特徴とする請求項1、2、3又は4
記載の負帰還電力増幅装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16906196A JPH1022751A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 負帰還電力増幅装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16906196A JPH1022751A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 負帰還電力増幅装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1022751A true JPH1022751A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=15879626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16906196A Pending JPH1022751A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 負帰還電力増幅装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1022751A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7123073B2 (en) | 2002-03-28 | 2006-10-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Amplifier and frequency converter |
| US7298205B2 (en) | 2003-09-24 | 2007-11-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Amplifier and frequency converter |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP16906196A patent/JPH1022751A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7123073B2 (en) | 2002-03-28 | 2006-10-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Amplifier and frequency converter |
| US7298205B2 (en) | 2003-09-24 | 2007-11-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Amplifier and frequency converter |
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