JPH10227586A - 沸騰冷却器および筐体冷却装置 - Google Patents
沸騰冷却器および筐体冷却装置Info
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- JPH10227586A JPH10227586A JP3098097A JP3098097A JPH10227586A JP H10227586 A JPH10227586 A JP H10227586A JP 3098097 A JP3098097 A JP 3098097A JP 3098097 A JP3098097 A JP 3098097A JP H10227586 A JPH10227586 A JP H10227586A
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Abstract
数のヒートポンプを用いる方法が知られているが、廃却
時に冷媒を回収する場合、筐体から複数のヒートパイプ
を外して回収作業を行う必要があり、廃却時のコストが
かさんでしまう。冷却能力をアップさせる場合、内部冷
媒の入替ができず新規交換していた。 【解決手段】 発熱体5を収納する筐体3は、3層積層
された沸騰冷却器1を用いた冷却装置2によって、内部
の密閉空間6内の冷却が行われる。沸騰冷却器1は、バ
ルブ33が設けられており、このバルブ33によって廃
却時の冷媒回収や、能力アップ時の冷媒入替が容易に行
える。バルブ33は、内部連通室9内に配置されてお
り、ハッチ38の開閉により上記作業が容易に行える。
また、バルブ33は外気に触れないため接続不良が防が
れる。例えバルブ33が破損しても、流出した冷媒は筐
体3の外部に流出しない。バルブ33が液冷媒を直接回
収する割合が高く、回収時間が短い。
Description
って液冷媒を沸騰させ、気化した気化冷媒を凝縮させる
ことで高温の熱を放出させる沸騰冷却器と、この沸騰冷
却器に強制対流式熱交換用のファンを設けた冷却装置
を、発熱体を収納する筐体に組み付けた筐体冷却装置と
に関する。
したハウジング内に収納して使用する場合がある。この
場合、発熱体を冷却する方法として、ハウジング内部に
直接外気を取り入れて換気することができないため、ハ
ウジング内部の空気とハウジング外部の空気との間で熱
交換を行う方法が用いられている。この方法として、構
成部品が少なく、熱移動量が大きい技術として、特公平
2−3320号公報に開示されるような、ハウジングを
貫通して配置されたヒートパイプ(内部に冷媒が封入さ
れたパイプ)を使用する方法が知られている。この公報
に開示されるヒートパイプは、ハウジング内部の高温空
気で内部の液冷媒を沸騰させ、ハウジング外部の空気で
気化冷媒を凝縮させることでハウジング内を放熱させる
もので、凝縮した冷媒は再びハウジング内のヒートパイ
プ内に滴下する。
ようなヒートパイプは、使用を終え、廃却時に冷媒を抜
く必要がある。その際、密閉された複数のパイプから冷
媒を漏らさないように回収するためには、電子部品等を
収納するハウジングを分解し、ヒートパイプを単品にし
てから作業する必要があり、廃却時のコストがかさんで
しまう。また、使用中であっても、ハウジング内の電子
部品等の変更等によって発熱量が増加したり、使用地域
の変更等によって環境温度が上昇したりして、ヒートパ
イプによる冷却能力が不足する場合がある。このような
場合では、冷却能力の大きいものに交換しなければなら
ないという不具合が生じる。
たもので、第1の目的は、廃却時のコストを低減できる
沸騰冷却器および筐体冷却装置の提供にあり、第2の目
的は、冷却能力を変更可能な沸騰冷却器および筐体冷却
装置の提供にある。
ブに冷媒回収機を接続することにより、廃却時の冷媒回
収を容易に行うことができる。また、冷却能力をアップ
させる要求があった場合は、バルブから旧冷媒を回収
し、より冷却能力が高い新冷媒をバルブから沸騰冷却器
に入れる入替が可能となり、沸騰冷却器の新設コストが
不要になる。
よれば、冷媒回収時にバルブが液冷媒に触れるため、液
冷媒を直接回収できる割合が増し、短時間で冷媒を回収
できる。つまり、もしバルブの位置が、非作動時の冷媒
液面より上側に設けられていれば、全ての冷媒を気化し
て回収させることとなり、非常に時間がかかる。
よれば、バルブは受熱器の上端より下側に設けられてい
るため、冷媒回収時にバルブが液冷媒に触れる可能性が
高く、液冷媒を直接回収できる割合が増し、短時間で冷
媒を回収できる。
よれば、バルブは放熱器の下側と受熱器の下側とを連通
する低温側連通管に設けられているため、冷媒回収時に
バルブが液冷媒に触れる可能性が高く、液冷媒を直接回
収できる割合が増し、短時間で冷媒を回収できる。
よれば、バルブの配管が湾曲して設けられているため、
ろう付け等の熱を用いた接合技術によって硬化してもろ
くなっているバルブの接合部分に応力が加わらないよう
になる。これは、組付け時などバルブに外力が加わった
際に、湾曲した配管が柔軟に変形して外力を吸収するた
め、接合部分に応力が加わらなくなる。これにより、バ
ルブの接合部分のクラック等を防止できる。また、バル
ブの配管を湾曲させることにより、バルブを沸騰冷却器
の構成部品に沿わせることができ、バルブの突出しが防
がれるため、外力が加わるのを防止できるとともにバル
ブを含む沸騰冷却器の外形を小さくできる。
よれば、沸騰冷却器を複数備えるものであっても、バル
ブが複数の沸騰冷却器と連通するため、短時間で冷媒を
回収できる。
よれば、沸騰冷却器がケース内に収容されていても、ハ
ッチを開けるだけでバルブに冷媒回収機や冷媒封入機が
接続できるため、ケースを分解したり、ケースから沸騰
冷却器を取り出したりしなくても良い。このため、冷媒
の入替作業や回収作業が容易に行える。
よれば、バルブは外部と遮断された内部連通室内に設け
られているため、バルブは外部空気に触れない。この結
果、バルブは汚れずに済むため、バルブの信頼性が増
し、冷媒回収機や冷媒封入機の接続不良がおこりにく
い。また、筐体内の異常発熱により、沸騰冷却器の内圧
が上昇した際、最も弱いバルブが壊れる。バルブは、密
閉空間内とのみ連通する内部連通室内に設けられている
ため、破損したバルブから流出した冷媒は密閉空間に放
出され、筐体外部へ冷媒が流出するのが防がれる。
施例と複数の変形例を用いて説明する。 (実施例の構成)図1は複数積層された沸騰冷却器1に
強制熱交換用ファン(後述する)を組み合わせた冷却装
置2を用いて、筐体3内の冷却を行う筐体冷却装置4の
側面図である。筐体冷却装置4は、作動によって発熱す
る発熱体5(例えば、通信機器用の送受信機や、この送
受信機を駆動するパワーアンプ等の電気機器)を収納す
る密閉空間6を構成する筐体3と、密閉空間6内を冷却
する冷却装置2とによって構成される。なお、冷却装置
2は筐体3の一側面に設けられるもので、冷却装置2の
ケース7は筐体3の一側面に沿った縦長の薄箱状に設け
られている。なお、本実施例のケース7は、筐体3を用
いて構成されるものであるが、冷却装置2のケース7を
筐体3と別体に設けて筐体3の内側あるいは外側に取り
付けても良い。
明する。冷却装置2は、ケース7内に3層積層された沸
騰冷却器1などによって構成されるもので、ケース7は
内部に設けられた仕切壁8によって、密閉空間6のみに
連通する内部連通室9(本実施例では下側)と、筐体3
の外部のみに連通する外部連通室10とに区画されてい
る。なお、仕切壁8は、沸騰冷却器1の受熱器11と放
熱器12とも区画するもので、受熱器11は内部連通室
9内に配置され、放熱器12は外部連通室10内に配置
される。
むために密閉空間6に開口した内気取入口13が設けら
れ、下部に放熱後の空気を密閉空間6に排出する内気排
出口14が設けられている。なお、仕切壁8は、略く字
形に設けられて内気取入口13の開口位置が高められて
いる。さらに、内気取入口13の密閉空間6側には、密
閉空間6の下部の比較的低温の内気の導入を抑制すると
ともに、密閉空間6の上部の高温内気(発熱体5の熱で
上昇した空気)を積極的に導入するように、内気取入口
13の開口を密閉容器の上部に延長させる取入口延長板
15が設けられている。内部連通室9内の下側には、こ
の内部連通室9内に空気流を生じさせて、内気取入口1
3から密閉空間6の上部の高温内気を吸引して受熱器1
1に供給し、受熱器11を通過した空気を内気排出口1
4から密閉空間6の下部に排出させる高温ファン16が
設けられている。この高温ファン16による空気の流れ
を図1の矢印Aに示す。
むための外気取入口17が設けられ、上面には熱交換に
使用された外気を外部に排出する外気排出口18が設け
られている。外部連通室10内の上側には、この外部連
通室10内に空気流を生じさせて、外気取入口17から
低温外気を吸引して放熱器12に供給し、放熱器12を
通過した外気を外気排出口18から外部に排出させる低
温ファン19が設けられている。この低温ファン19に
よる空気の流れを図1の矢印Bに示す。
流れる外気は、図1の矢印A、Bに示すように、対向し
て流れるように設けられている。この結果、3層の沸騰
冷却器1のうち、密閉空間6側の沸騰冷却器1は、高温
内気と比較的高温な外気とで熱交換を行うため内圧が最
も高く、外側の沸騰冷却器1は、比較的低温な内気と低
温外気とで熱交換を行うため内圧が最も低い。
ように傾斜した状態で配置され、受熱器11を通過した
空気がスムーズに高温ファン16に導かれ、放熱器12
を通過した空気がスムーズに低温ファン19に導かれる
ように設けられている。これにより、受熱器11および
放熱器12を通過する空気の流れ方向の変化が穏やかに
なるため、狭いスペース内での送風経路損失を低減でき
る。この結果、高温ファン16や低温ファン19を小型
化、省エネルギー化できるとともに、高温ファン16の
発熱が抑えられる。高温ファン16の発熱が抑えられる
ことにより、高温ファン16の発熱による密閉空間6内
の温度上昇が抑えられ、沸騰冷却器1に要求される冷却
能力を低くできる。
説明する。3層積層されてケース7内に収納された沸騰
冷却器1は、各受熱器11が高温内気の流れる方向に積
層配置され、各放熱器12が低温外気の流れる方向に積
層配置されるものである。また、各沸騰冷却器1は、上
述のように、受熱器11と放熱器12とが仕切壁8によ
って上下に区画されており、仕切壁8の下側の内部連通
室9内に各受熱器11が配置され、仕切壁8の上側の外
部連通室10内に各放熱器12が配置されている。な
お、本実施例の受熱器11は仕切壁8を含む矩形の枠体
8a内に収納されて、内部連通室9内を流れる高温内気
が確実に受熱器11を通過するように設けられ、放熱器
12は、仕切壁8を含む矩形の枠体8b内に収納され
て、外部連通室10内を流れる低温外気が確実に放熱器
12を通過するように設けられている。
温内気の熱を受けて沸騰気化する液冷媒20が封入され
ている。この実施例の受熱器11は、複数の偏平なチュ
ーブ21とコルゲートフィン22とを交互に積層した積
層型熱交換器で、各チューブ21の上端には上部ヘッダ
23が接続され、各チューブ21の下端には下部ヘッダ
24が接続されている。なお、受熱器11の一例として
積層型熱交換器を例に示したが、他の型(例えば、チュ
ーブ&フィンタイプなど)の熱交換器を用いても良い。
また、少なくとも気化冷媒と低温外気との熱交換を行う
部分は、アルミニウムや銅など伝熱性に優れた金属を使
用するのが好ましい。
温側連通管26を介して受熱器11内と連通するもの
で、低温内気の通過により、高温側連通管25から流入
した気化冷媒を凝縮して液化させ、液化した冷媒を低温
側連通管26から受熱器11に戻すものである。この実
施例の放熱器12は、受熱器11と同様、複数の偏平な
チューブ27とコルゲートフィン28とを交互に積層し
た積層型熱交換器で、各チューブ27の上端には上部ヘ
ッダ29が接続され、各チューブ27の下端には下部ヘ
ッダ30が接続されている。なお、放熱器12の一例と
して積層型熱交換器を例に示したが、他の型(例えば、
チューブ&フィンタイプなど)の熱交換器を用いても良
い。また、少なくとも液冷媒と高温内気との熱交換を行
う部分は、アルミニウムや銅など伝熱性に優れた金属を
使用するのが好ましい。
器11の上部ヘッダ23と放熱器12の上部ヘッダ29
とを連通する高温側連通管25と、放熱器12の下部ヘ
ッダ30と受熱器11の下部ヘッダ24とを連通する低
温側連通管26が設けられ、この高温側連通管25と低
温側連通管26とにより受熱器11と放熱器12とが連
通されている。このように設けられることにより、受熱
器11で発生した気化冷媒が受熱器11へ戻る液冷媒に
熱を奪われることなく放熱器12に導かれ、放熱器12
で液化した液冷媒が放熱器12へ流れる気化冷媒に加熱
されることなく受熱器11に戻される。つまり、受熱器
11で発生した気化冷媒と、放熱器12で液化した液冷
媒との熱交換が回避されるため、沸騰冷却器1が高い冷
却能力を発揮する。
には、断熱材31(例えば、ウレタンフォーム等の発砲
性樹脂)が設けられ、高温側連通管25を流れる気化冷
媒が、放熱器12の上部ヘッダ29に達する前に液化し
て効率が低下するのを抑制している。同様に、仕切壁8
の下側の低温側連通管26の周囲には、断熱材32(例
えば、ウレタンフォーム等の発砲性樹脂)が設けられ、
低温側連通管26を流れる液冷媒が、受熱器11の下部
ヘッダ24に達する前に気化して効率が低下するのを抑
制している。
熱体5によって温度上昇した高温内気によって沸騰し、
低温外気によって液化するもので、HFC−134a
(化学式CH2 FCF3 )、低圧封入された水、エチレ
ンクリコール水溶液等が用いられている。沸騰冷却器1
に封入される冷媒20の量は、作動時の冷媒液面が少な
くとも、放熱器12の熱交換部分(この実施例中では放
熱器12のチューブ27とコルゲートフィン28とによ
る積層型熱交換器)の下端以下(図5の矢印α以下)に
設定される。これより液面が高いと、作動時に気化冷媒
と低温外気との熱交換面積が減り、冷却効率が低下して
しまう。また、作動時の冷媒液面が少なくとも、受熱器
11の熱交換部分(この実施例中では受熱器11のチュ
ーブ21とコルゲートフィン22とによる積層型熱交換
器)の上端以上(図5の矢印β以上)に設定される。こ
れより液面が低いと、作動時に液冷媒と高温内気との熱
交換面積が減り、冷却効率が低下してしまう。つまり、
沸騰冷却器1に封入される冷媒20の量は、作動時にお
いて液面位置が、図5の矢印α以下で、且つ矢印β以上
に設定される。
封入、回収が可能なバルブ33が設けられている。本実
施例のバルブ33は、非作動時の冷媒液面より下側に設
けられるもので、内部連通室9内の低温側連通管26に
設けられている。沸騰冷却器1にバルブ33を接続する
ためのバルブ33の配管34は、図4に示すように、根
元部分に湾曲したR部34aが設けられ、バルブ33が
沸騰冷却器1の側面に沿わされている。
1に示すように、放熱器12をメンテナンスするための
開口部35と、受熱器11をメンテナンスする開口部3
6とが設けられており、それぞれの開口部35、36
は、それぞれに対応したハッチ37、38(図2参照)
によって開閉可能に設けられている。受熱器11をメン
テナンスする開口部36は、外部からバルブ33に連通
するように設けられており、ハッチ38を開けるだけで
バルブ33に冷媒回収機や冷媒封入機が接続できる。な
お、ハッチ38は周縁に図示しないパッキングを備え、
ハッチ38が開口部36を閉鎖する際に、内部連通室9
内を気密に保つように設けられている。
3の断面図である。このバルブ33は、バネ39によっ
て押し出されて閉弁する弁体40を備え、この弁体40
を押し付けることによって開弁する周知な構造のもので
ある。具体的な構造は、配管34にろう付け等によって
接合される略筒状のバルブステム41、このバルブステ
ム41内に取り付けられる弁本体42、バルブステム4
1の端を封止するキャップ43を備える。弁本体42
は、図8および図9に示されるもので、Oリング44を
介してバルブステム41内に装着される略筒状のボディ
45と、バネ39によって外方(図の上側)に押し出さ
れる弁体40とを備え、弁体40の下端に装着されたパ
ッキング46がボディ45の下端部に押し付けられてバ
ルブ33が閉じる。また、図示しない冷媒回収機や冷媒
封入機の接続部に設けられた突起によって、弁体40が
内側(図の下側)に押し付けられることによりバルブ3
3が開き、冷媒の回収や封入が可能になる。
ファン16および低温ファン19が作動する。高温ファ
ン16の作動により、密閉空間6の上部の高温内気を内
気取入口13から室内連通室内に吸引して受熱器11に
供給し、受熱器11を通過した空気を内気排出口14か
ら密閉空間6の下部に排出させる。一方、低温ファン1
9の作動により、外気を外気取入口17から外部連通室
10内に吸引して放熱器12に供給し、放熱器12を通
過した空気を外気排出口18から排出させる。
された熱を受けて、内部の液冷媒20が沸騰する。沸騰
によって発生した気化冷媒は上昇し、高温側連通管25
を通って、低温外気に晒されて低温、低圧になっている
放熱器12内に導かれる。放熱器12内に導かれた気化
冷媒は、放熱器12を通過する低温外気に熱を奪われて
放熱器12のチューブ27の内壁に液化凝縮し、自重に
より下部に滴下する。滴下した液冷媒は、低温側連通管
26を通って、受熱器11の下部に戻される。この冷媒
の沸騰、凝縮液化の繰り返しにより、高温内気と低温外
気とが混合することなく、筐体3内の熱を外部へ効率良
く移動させることができる。
器1にバルブ33を設けたため、廃却時、バルブ33に
冷媒回収機を接続することにより、冷媒回収を容易に行
うことができる。また、使用される沸騰冷却器1の冷却
能力をアップさせる要求があった場合は、バルブ33か
ら旧冷媒を回収し、より冷却能力が高い新冷媒をバルブ
33から沸騰冷却器1に入れる入替が可能となり、沸騰
冷却器1を新設するコストが不要になる。
より下側に設けられるもので、本実施例では内部連通室
9内の低温側連通管26に設けられている。このように
設けることにより、バルブ33から冷媒20を回収する
場合、バルブ33が液冷媒に触れて、液冷媒を直接回収
できる割合が増し、短時間で冷媒20を回収できる。つ
まり、もしバルブ33の位置が、非作動時の冷媒液面よ
り上側に設けられていれば、全ての冷媒を気化して回収
させることとなり、非常に時間がかかるが本実施例では
短時間で回収が終了する。具体的な例を用いて説明する
と、使用冷媒20としてHFC−134aを用いる場
合、25℃の気相−液相の体積比は38倍であり、気相
冷媒で回収すると液相冷媒を回収する場合に比較して、
回収ポンプの排出効率を無視しても38倍も時間がかか
ることとなるが、本実施例を採用して液冷媒を直接回収
できる割合を増すことで、回収時間が短縮できる。
のバルブ33の配管34は、本実施例では、根元部分に
R部34aを設けてバルブ33が沸騰冷却器1の側面に
沿わされている。断熱材31、32を除く沸騰冷却器1
の各構成部品は、一体ろう付けされたもので、配管34
にR部34aを設けることにより、ろう付け時の熱によ
り硬化してもろくなっている配管34の接合部分に応力
が加わらないようになる。この結果、組付け時などバル
ブ33に外力が加わった際に、R部34aを有する配管
34が柔軟に変形して外力を吸収するため、配管34の
接合部分に応力が加わらなくなり、接合部分にクラック
等が発生するのを防止できる。また、バルブ33の配管
34にR部34aを付けてバルブ33を沸騰冷却器1に
沿わせたことで、バルブ33の突出しが防がれるため、
外力が加わるのを防止できるとともにバルブ33を含む
沸騰冷却器1の外形を小さくできる。
は、外部からバルブ33に連通するように設けられてお
り、ハッチ38を開けるだけでバルブ33に冷媒回収機
や冷媒封入機が接続できる。このため、冷媒の入替時や
回収時に、ケース7を分解したり、ケース7から沸騰冷
却器1を取り出したりしなくても良く、冷媒の入替作業
や回収作業が容易に行える。また、冷媒の入替作業が短
時間で行えるため、筐体3内の発熱体5の作動を停止さ
せなくても冷媒の入替作業ができる。
9内に配置されているため、バルブ33は外気に触れな
い。この結果、バルブ33は長期に亘って汚れずに済む
ため、バルブ33の信頼性が増し、冷媒回収機や冷媒封
入機の接続不良がおこりにくい。また、筐体3内の異常
発熱により、沸騰冷却器1の内圧が上昇した際、最初に
バルブ33が壊れるように、バルブ33の強度が他の沸
騰冷却器1の強度より低く設定されている。そして、バ
ルブ33は、密閉空間6内とのみ連通する内部連通室9
内に設けられているため、内圧異常により破損してバル
ブ33から流出した冷媒は密閉空間6に放出され、筐体
3の外部へ冷媒が直接流出するのが防がれる。
器1のそれぞれにバルブ33を設けた例を示したが、1
つのバルブ33を複数の沸騰冷却器1に連通させても良
い。具体的な一例を示すと、図10に示すように、各沸
騰冷却器1と1つのバルブ33とを接続する各配管34
に開閉弁47を設け、圧力損失による各沸騰冷却器1の
内圧差を確保するように設けても良いし、図11に示す
ように、各沸騰冷却器1と1つのバルブ33とを接続す
る各配管34に絞り48を設けて各沸騰冷却器1の内圧
差を確保するように設けても良い。なお、内圧差が確保
できなくなると、複数の沸騰冷却器1を積層して使用す
る効果が小さくなってしまうが、開閉弁47や絞り48
を設けることにより、内圧差が確保できる。
通管26に設けたが、バルブ33の接続位置は内部に連
通する部位であればどこでも良い。つまり、沸騰冷却器
1を傾けて冷媒回収するのであれば、バルブ33位置を
下側に配置することで液冷媒の回収割合が増し、沸騰冷
却器1を使用状態の向きで冷媒回収するのであれば、バ
ルブ33位置を下側に設けることで液冷媒の回収割合が
増すが、冷媒回収時にバルブ33が上方に設けられるよ
うな場合であっても、気相冷媒で回収すれば良く、冷媒
回収は従来に比較して容易である。なお、沸騰冷却器1
の使用時に下端になる部分にバルブ33を設けた例を図
12に示す。この図12は、受熱器11の下部ヘッダ2
4にバルブ33を設けた例である。
2とを高温側連通管25および低温側連通管26で接続
して設けた例を示したが、図13に示すように、受熱器
11で発生した気化冷媒を直接放熱器12へ導き、放熱
器12で液化した液冷媒を直接受熱器11へ戻すタイプ
の沸騰冷却器1にも本発明を適用しても良い。なお、図
13は、受熱器11の下部ヘッダ24にバルブ33を設
けた例である。
層した例を示したが、1層、2層、あるいは4層以上で
あっても良い。上記の実施例では、通信機器用の電気機
器の冷却に本発明を適用した例を示したが、電気自動車
用の電気機器など、他の発熱体の冷却に本発明を適用し
ても良い。
施例)。
施例)。
る(実施例)。
(変形例)。
(変形例)。
(変形例)。
(変形例)。
Claims (8)
- 【請求項1】受熱して沸騰気化する液冷媒が封入された
受熱器と、 この受熱器の上に配置されるとともに前記受熱器内に連
通して設けられ、前記受熱器で沸騰気化した気化冷媒を
凝縮して液化させる放熱器とを有し、 前記受熱器と前記放熱器に冷媒の封入、回収が可能なバ
ルブを設けたことを特徴とする沸騰冷却器。 - 【請求項2】請求項1の沸騰冷却器において、 前記バルブは、非作動時の冷媒液面より下側に設けられ
たことを特徴とする沸騰冷却器。 - 【請求項3】請求項1の沸騰冷却器において、 前記バルブは、前記受熱器の上端より下側に設けられた
ことを特徴とする沸騰冷却器。 - 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかの沸騰
冷却器は、 前記受熱器の上側と前記放熱器の上側とを連通する高温
側連通管と、前記放熱器の下側と前記受熱器の下側とを
連通する低温側連通管とを備え、 前記バルブは、低温側連通管に設けられたことを特徴と
する沸騰冷却器。 - 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかの沸騰
冷却器において、 前記バルブの配管は、湾曲して設けられたことを特徴と
する沸騰冷却器。 - 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかの沸騰
冷却器を複数備え、 前記バルブは前記複数の沸騰冷却器と連通することを特
徴とする沸騰冷却器。 - 【請求項7】請求項1ないし請求項6のいずれかの沸騰
冷却器は、ケースによって覆って設けられ、 このケースは前記バルブに連通する開口部を備え、この
開口部には開閉可能なハッチが設けられたことを特徴と
する筐体冷却装置。 - 【請求項8】請求項1ないし請求項6のいずれかの沸騰
冷却器と、 発熱体を収納する密閉空間を備える筐体と、 前記受熱器が配置され、前記密閉空間のみに連通して前
記密閉空間内の空気循環が可能な内部連通室と、 この内部連通室内に空気流を生じさせて、前記発熱体の
発生した高温空気を前記受熱器に供給する高温ファン
と、 前記放熱器が配置され、前記筐体の外部のみに連通する
外部連通室と、 この外部連通室内に空気流を生じさせて外部空気を前記
放熱器に供給する低温ファンとを備え、 前記バルブは、前記内部連通室内に設けられたことを特
徴とする筐体冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3098097A JP4016357B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 筐体冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3098097A JP4016357B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 筐体冷却装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10227586A true JPH10227586A (ja) | 1998-08-25 |
| JP4016357B2 JP4016357B2 (ja) | 2007-12-05 |
Family
ID=12318803
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3098097A Expired - Lifetime JP4016357B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 筐体冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4016357B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008057820A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Denso Corp | 熱交換装置 |
| CN100438736C (zh) * | 2005-09-12 | 2008-11-26 | 华硕电脑股份有限公司 | 具有散热开口的电子装置 |
| KR101233899B1 (ko) | 2010-05-11 | 2013-02-15 | 가부시키가이샤 히타치플랜트테크놀로지 | 국소 냉각 유닛 및 냉각 시스템 |
| WO2019146262A1 (ja) * | 2018-01-29 | 2019-08-01 | 株式会社デンソー | 車両用サーモサイフォン式冷却装置 |
| JP2020063874A (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社リコー | 凝縮器、ループ型ヒートパイプ、冷却装置及び電子機器 |
-
1997
- 1997-02-14 JP JP3098097A patent/JP4016357B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100438736C (zh) * | 2005-09-12 | 2008-11-26 | 华硕电脑股份有限公司 | 具有散热开口的电子装置 |
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| WO2019146262A1 (ja) * | 2018-01-29 | 2019-08-01 | 株式会社デンソー | 車両用サーモサイフォン式冷却装置 |
| JP2019132456A (ja) * | 2018-01-29 | 2019-08-08 | 株式会社デンソー | 車両用サーモサイフォン式冷却装置 |
| JP2020063874A (ja) * | 2018-10-17 | 2020-04-23 | 株式会社リコー | 凝縮器、ループ型ヒートパイプ、冷却装置及び電子機器 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4016357B2 (ja) | 2007-12-05 |
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