JPH10227740A - 多色蛍光検出電気泳動分析装置 - Google Patents

多色蛍光検出電気泳動分析装置

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JPH10227740A
JPH10227740A JP9034027A JP3402797A JPH10227740A JP H10227740 A JPH10227740 A JP H10227740A JP 9034027 A JP9034027 A JP 9034027A JP 3402797 A JP3402797 A JP 3402797A JP H10227740 A JPH10227740 A JP H10227740A
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JP
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light
light beam
fluorescence detection
electrophoresis analyzer
wavelength
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JP9034027A
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Kazunari Imai
一成 今井
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Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/416Systems
    • G01N27/447Systems using electrophoresis
    • G01N27/44704Details; Accessories
    • G01N27/44717Arrangements for investigating the separated zones, e.g. localising zones
    • G01N27/44721Arrangements for investigating the separated zones, e.g. localising zones by optical means

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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、検出系に1次元センサを用い
るとともに、検出感度の向上した多色蛍光検出電気泳動
分析装置を提供することにある。 【解決手段】複数の試料を複数の泳動路でそれぞれ電気
泳動分離し、分離された試料成分に光照射し、この試料
成分から発生する蛍光を含む検知器ユニット100で計
測する。蛍光は、レンズ60によって集光され、フィル
ター110によって所定の波長の光を選択する。さら
に、直角プリズム120によって、4本の光束に分割さ
れた後、4つの1次元センサ150によって検知され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多色蛍光検出電気
泳動分析装置に係り、特に、DNA(デオキシリボ核
酸)などの生体試料の分析のために、複数の毛細管また
は微細流路を泳動分離媒体として用いるDNAシーケン
サ(DNA塩基配列解析装置)に用いるに好適な多色蛍
光検出電気泳動分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気泳動を基盤にしたDNA分析技術,
特にDNAシーケンサ(DNA塩基配列解析装置)が、
広く普及してきている。DNA分析のニーズが高まるに
従って、分析処理量を向上させる必要がでてきている。
【0003】分析処理量を向上させる方法の一つは、泳
動媒体の集積化である。即ち、従来は、2枚の平板ガラ
スの間で形成した薄層ゲルを電気泳動分離媒体としてい
るのに対して、微小な内径のキャピラリーを複数本用い
ることにより集積度を上げ、複数の試料を同時に分析す
る方法が検討されている。この方法によれば、泳動路の
断面積が、従来の平板ガラスに比べて小さくなるので、
電気泳動による電流を小さく、即ち、ジュール熱の発生
を小さくすることができる。従って、従来よりも高い電
気泳動電圧をかけて高速に泳動することができる。ま
た、泳動路として、ガラス板表面に微細な溝を形成させ
る方法も検討されている。この方法も泳動路の集積度を
上げることに対して有効である。
【0004】また、分析処理量を向上させる他の方法と
しては、検出系の集積化である。即ち、複数の泳動路を
同時に、かつ複数の色素に対応した複数の波長を同時に
計測する方法が、例えば、米国特許明細書第5,06
2,942号,米国特許明細書第5,162,654
号,特開平2−269937号公報,特開平2−269
936号公報,特開平1−116441号公報,特公平
7−95033号公報に記載されている。これらの方法
は、いずれも2次元CCD(Charge Coupl
ed Device)を用い、検知器面上の2次元方向
のそれぞれに、複数検出波長と複数泳動路の像を展開し
て結像させている。
【0005】2次元CCDは、検知器面上の2次元方向
のそれぞれに、複数検出波長と複数泳動路の像(位置情
報)を展開して結像させているので、分析上十分以上な
情報が検知器面上の多数の素子で計測される。しかしな
がら、このうち実際必要な情報は、波長,位置ともにわ
ずか一部分であるため、実際には、信号処理によって不
要な部分を削除して、有効な部分のみを選択使用するこ
とが必要となる。ところが、大きな検知器は面上に持つ
素子数が多いため、信号転送,処理が複雑で時間を有す
るのが一般的であるとともに、素子自体が高価であり、
上記信号転送処理を高速に行う回路を含めるとさらにコ
スト高となる。
【0006】それに対して、検知素子として、1次元ア
レイセンサを用いることができれば、比較的低価格で構
成でき、また必要な部分に限定して計測するので、デー
タの転送,処理が高速かつ簡便にできる可能性がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、2次元に展開された像を、複数の1次元センサを用
いて検出することにより、構成および信号処理を単純化
することを検討した。しかしながら、1次元センサその
ものの外径寸法は、30mm×0.5mm程度と小型な
ものであるが、この1次元センサを基板上に取り付けた
検知器の外形寸法は、50mm×50mm程度の大きさ
となる。一方、複数泳動路の像を多角形プリズムを用い
て光路変更する方式では、結像された各スポット間の距
離は、最大5〜8mm程度が限界であり、これでは、結
像位置に検知器を配置することができないことが判明し
た。
【0008】なお、1次元センサを用いる方式として
は、例えば、特開平1−148946号公報の第1図に
記載されているように、フィルターとレンズとイメージ
増幅器と1次元センサからなる複数の検知器を配置する
構成が知られている。しかしながら、かかる構成では、
検知器の外径寸法が大きいことから泳動路の像と検知器
のレンズの距離を大きくする必要がある。像と検知器の
レンズの距離を大きくすると、泳動路の像から360゜
方向に拡散して発せられる蛍光の内、レンズを含む検知
器によって取り込むことができる像の立体角が小さくな
る。その結果、検出感度が低下するという問題がある。
【0009】本発明の目的は、検出系に1次元センサを
用いるとともに、検出感度の向上した多色蛍光検出電気
泳動分析装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】 (1)上記目的を達成するために、本発明は、複数の試
料を複数の泳動路でそれぞれ電気泳動分離し、分離され
た試料成分に光照射し、この試料成分から発生する蛍光
を1次元センサを含む検知器ユニットで計測する多色蛍
光検出電気泳動分析装置において、上記検知器ユニット
は、上記蛍光を集光する集光手段と、この集光手段によ
って集光された光束を複数の光束に分割する光束分割手
段と、この光束分割手段によって分割された光束の光を
検知する上記1次元センサと、上記集光手段と上記1次
元センサの間に配置され、分割される光束毎にそれぞれ
異なる波長の光を選択する波長選択手段とから構成する
ようにしたものである。かかる構成により、検出系に1
次元センサを用いるとともに、検出感度を向上し得るも
のとなる。
【0011】(2)上記(1)において、好ましくは、
上記光束分割手段は、上記集光手段によって集光された
光束の光路中に配置され、この光束の一部を直角に反射
する複数の直角プリズムとしたものである。かかる構成
により、容易に光軸を一致させることができるため、容
易に製作し得るものとなる。
【0012】(3)上記(1)において、好ましくは、
上記光束分割手段は、上記集光手段によって集光された
光束の光路中に配置され、この光束のうちの所定の波長
の光を反射するとともに、他の波長の光を透過するダイ
クロイック・ミラーとしたものである。かかる構成によ
り、部品点数を少なくすることができ、また、小型化し
得るものとなる。
【0013】(4)上記(1)において、好ましくは、
上記光束分割手段は、上記集光手段によって集光された
光束の光路中に配置され、この光束の一部を反射する複
数のミラーとしたものである。かかる構成により、部品
点数を少なくすることができ、また、小型化し得るもの
となる。
【0014】(5)上記目的を達成するために、本発明
は、複数の試料を複数の泳動路でそれぞれ電気泳動分離
し、分離された試料成分に光照射し、この試料成分から
発生する蛍光を1次元センサを含む検知器ユニットで計
測する多色蛍光検出電気泳動分析装置において、上記検
知器ユニットは、上記蛍光を集光する集光手段と、この
集光手段によって集光された光束の一部を分割し、分割
された光束の光軸を空間的に分離する光束分割手段と、
この光束分割手段によって分割された光束の光を検知す
る上記1次元センサと、上記集光手段と上記1次元セン
サの間に配置され、分割される光束毎にそれぞれ異なる
波長の光を選択する波長選択手段とから構成するように
したものである。かかる構成により、検出系に1次元セ
ンサを用いるとともに、検出感度を向上し得るものとな
る。
【0015】(6)上記目的を達成するために、本発明
は、複数の試料を複数の泳動路でそれぞれ電気泳動分離
し、分離された試料成分に光照射し、この試料成分から
発生する蛍光を1次元センサを含む検知器ユニットで計
測する多色蛍光検出電気泳動分析装置において、上記検
知器ユニットは、上記蛍光を集光する集光手段と、この
集光手段によって集光された光束の一部を分割し、分割
された光束の光の進行方向を分割されない光の進行方向
に対して直交する方向に変える光束分割手段と、この光
束分割手段によって分割された光束の光を検知する上記
1次元センサと、上記集光手段と上記1次元センサの間
に配置され、分割される光束毎にそれぞれ異なる波長の
光を選択する波長選択手段とから構成するようにしたも
のである。かかる構成により、検出系に1次元センサを
用いるとともに、検出感度を向上し得るものとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を用いて、本発
明の一実施形態による多色蛍光検出電気泳動分析装置に
ついて説明する。最初に、図1を用いて、本発明の一実
施形態による多色蛍光検出電気泳動分析装置の全体構成
について説明する。図1は、本発明の一実施形態による
多色蛍光検出電気泳動分析装置の全体構成を示す説明図
である。
【0017】複数本のキャピラリー10が並列的に配置
されており、その内部には、分離用のゲルマトリックス
を詰められている。キャピラリー10の両端は、バッフ
ァ(電解液)20,30に接続されている。バッファ2
0側から測定すべき試料を導入するとともに、バッファ
20とバッファ30との間に、高圧電源4を用いて、泳
動用の電圧を印加する。測定試料が核酸試料である場合
には、予め末端塩基の種類毎に異なる蛍光特性の蛍光色
素を結合させてある。導入された試料は、キャピラリー
10中を移動するとともに、移動度の差(多くは分子量
の差に基づく)により、成分毎に分離される。
【0018】キャピラリー10の泳動終端の側の近傍に
おいて、分離された試料に、レーザ50からの光を照射
することにより、蛍光が発生する。試料各成分から発生
した蛍光は、集光レンズ60で集光され、検知器ユニッ
ト100で検出すべき各波長成分に分けられ、検出され
る。なお、集光レンズ60は、検知器ユニット100の
一部を構成する要素でもある。ここでは、試料各成分か
ら発生した蛍光が、検知器ユニット100に導かれる状
態を明確にするために、集光レンズ60を独立して図示
している。検知器ユニット100によって得られた信号
は、信号処理装置70に送られ、信号処理され、蛍光の
波長により末端塩基の種類を識別し、計測信号をもとに
核酸試料の塩基配列が解析される。
【0019】DNA(デオキシリボ核酸)の塩基配列決
定では、一般的に4波長の計測が行われる。各極大波長
が、それぞれDNA断片の末端の塩基の種類に対応する
よう予め反応操作で、蛍光色素が結合される。
【0020】なお、図1に示す例では、キャピラリー1
0の延在する方向をY軸方向とすると、レンズ60及び
検知器ユニット100が配置される方向をX軸方向とす
る。
【0021】次に、図2を用いて、本実施形態による検
知器ユニットの構成について説明する。図2は、本発明
の一実施形態による多色蛍光検出電気泳動分析装置に用
いる検知器ユニットの構成を示す光学系のブロック図で
ある。
【0022】発光点80から発する蛍光は、レンズ60
で集光される。発光点80は、図1に示したキャピラリ
ー10によって分離された試料に、レーザ50からの光
を照射することにより発せられた蛍光である。レンズ6
0は、図示の例では、1枚のレンズとして示している
が、複数枚のレンズによって構成することができる。レ
ンズ60の焦点位置に発光点80が位置するように、発
光点80とレンズ60とを配置することにより、レンズ
60によって集光された光は、平行光束となり、検知器
ユニット100に導かれる。
【0023】ここで、図1との相関をとる意味で、キャ
ピラリー10の延在する方向をY軸方向とし、レンズ6
0によって平行光束なった光軸をX軸とする。また、図
1に示したように、複数本,例えば、5本のキャピラリ
ー10は、紙面に垂直なZ軸方向に平行に配置されてい
るものとする。
【0024】検知器ユニット100は、フィルター11
0と、直角プリズム120A〜120Dと、レンズ13
0A,130Bと、空間フィルタ(スリット)140
A,140Bと、4個の1次元センサ150A〜150
Dによって構成されている。
【0025】フィルター110は、バンドパスフィルタ
ーであり、4種類の波長の光を選択するフィルター11
0A,110B,110C,110Dから構成されてい
る。フィルター110Aは、第1の波長λ1の光を選択
するものであり、波長λ1は、例えば、500nmであ
る。フィルター110Bは、第3の波長λ3の光を選択
するものであり、波長λ3は、例えば、540nmであ
る。フィルター110Cは、第2の波長λ2の光を選択
するものであり、波長λ2は、例えば、520nmであ
る。フィルター110Dは、第4の波長λ4の光を選択
するものであり、波長λ4は、例えば、560nmであ
る。
【0026】フィルター110を通過した光束は、4個
の直角プリズム120A,120B,120C,120
Dによって、直角に曲げられるとともに、4本の光束に
分割される。即ち、本実施形態における光学系において
は、1本の光束を4本の光束に分割するようにしてい
る。それに対して、従来の多角プリズムは、光路を変更
するようにしているものである。
【0027】4本の光束は、レンズ130A,130B
によって収束し、1次元センサ150A,150B,1
50C,150Dの受光面に結像する。即ち、1個の発
光点80から発せられた光は、4種類の波長の光をフィ
ルター110A〜110Dによって選択された後、4個
の1次元センサ150A〜150Dによって、それぞれ
4種類の波長に対する蛍光の光強度が検知される。ここ
で、キャピラリー10が例えば、5本平行に配置されて
いる場合、1次元センサ150は、5個の受光面を有し
ている。5個の受光面は、Z軸方向(紙面に垂直な方
向)に配置されている。従って、5本のキャピラリー1
0の中の5個の発光点から発せられた光は、4種類の波
長の光をフィルター110A〜110Dによって選択さ
れた後、4個の1次元センサ150A〜150Dの上の
5個の受光面によって、それぞれ4種類の波長に対する
蛍光の光強度が検知される。
【0028】また、レンズ130A,130Bと、1次
元センサ150A,150B,150C,150Dとの
間には、空間フィルター(スリット)140A,140
Bが配置されており、迷光を防止している。
【0029】次に、図3をもちいて、本実施形態におけ
る発光点と1次元センサの受光面に形成された像の関係
について説明する。図3は、本発明の一実施形態による
多色蛍光検出電気泳動分析装置における発光点と1次元
センサの受光面に形成された像の関係の説明図である。
【0030】図3(A)は、発光点の様子を示してい
る。5本のキャピラリー10の中では、分離された試料
に、レーザからの光を照射することにより、蛍光が発生
しており、発光点80を形成している。
【0031】図3(B)は、1次元センサ150A〜1
50Dの受光面に形成された発光点80の像を示してい
る。1次元センサ150A〜150Dの受光面に形成さ
れた像は、それぞれ、異なる波長の光に対する像であ
る。
【0032】2次元CCDを用いる場合には、全体の検
知面の中で、像が形成された領域のみを必要とし、その
周囲のバックグラウンドは選択,排除の処理が必要であ
る。従って、データ転送,選択処理に時間を要し、高速
化には回路が複雑になる。
【0033】それに対して、本実施形態では、必要な情
報だけが、1次元センサ150A〜150Dの受光面に
結像され、それをそのまま活用できるため、処理が単純
化できる。
【0034】以上説明したように、本実施形態において
は、4個の直角プリズム120A〜120Dを用いて、
光束を分割している。1次元センサ150Aと1次元セ
ンサ150Bの間の距離L1は、大きい方がよく、1次
元センサを基板上に配置した検知器の大きさが、50m
mあるとすれば、距離L1は、50mm程度必要であ
る。ここで、本実施形態においては、平行光束中に配置
した直角プリズムを用いて、光束を分割しているため、
直角プリズム120Aと直角プリズム120Bの距離L
2は、自由に変えることができるため、距離L2を50
mm程度に広げることは容易に行える。
【0035】また、本実施形態においては、1個の検知
器ユニット100によって4種類の波長の光を同時に測
定するようにしているため、レンズ60と発光点80の
間の距離L3は、レンズ60の焦点距離を短くすること
によって、容易に短くすることができるため、発光点8
0の光を検知器ユニット100に取り込む立体角を大き
くすることができるため、検出感度を向上することがで
きる。
【0036】また、光束を分割する手段として、直角プ
リズム120を使用しており、直角プリズム120の1
辺を光学ベースに平行に設置することにより、容易に光
軸を一致させることができるため、製作が容易となる。
【0037】なお、フィルター110A〜110Dの配
置する位置としては、レンズ60と直角プリズム120
との間の代わりに、点線で示したように、平行光束中で
ある直角プリズム120とレンズ130との間に配置し
てもよいものである。また、レンズ130と空間フィル
タ140の間は、収束光束であるが、この位置にフィル
タ110を配置するようにしてもよいものである。
【0038】また、レンズ60は、発光点80から発せ
られた光を平行光束としているが、ほぼ平行光束である
多少収束するような光束としてもよいものである。
【0039】また、直角プリズム120の代わりに、平
面ミラーを用いてもよいものである。
【0040】さらに、空間フィルタ(スリット)は、必
要に応じて、レンズ130の前後または直角プリズム1
20の前後に挿入される。
【0041】以上のように、本実施形態によれば、多色
蛍光検出電気泳動分析装置の検出系に1次元センサを用
いることができるとともに、検出感度を向上することが
できる。
【0042】次に、図4用いて、本発明の第2の実施形
態による多色蛍光検出電気泳動分析装置について説明す
る。図4は、本発明の第2の実施形態による多色蛍光検
出電気泳動分析装置に用いる検知器ユニットの構成を示
す光学系のブロック図である。なお、本実施形態による
多色蛍光検出電気泳動分析装置の全体的構成は、図1に
示したものと同様である。
【0043】発光点80から発する蛍光は、レンズ60
で集光される。発光点80は、レンズ60は、図示の例
では、1枚のレンズとして示しているが、複数枚のレン
ズによって構成することができる。レンズ60の焦点位
置に発光点80が位置することにより、レンズ60によ
って集光された光は、平行光束となり、検知器ユニット
100Aに導かれる。
【0044】検知器ユニット100Aは、フィルター1
10Zと、直角プリズム120A,120Cと、レンズ
130C〜130Eと、空間フィルタ(スリット)14
0C〜140Eと、3個の1次元センサ150A〜15
0Cによって構成されている。
【0045】フィルター110Zは、バンドパスフィル
ターであり、3種類の波長の光を選択するフィルター1
10A,110B,110Cから構成されている。フィ
ルター110Aは、第1の波長λ1の光を選択するもの
であり、波長λ1は、例えば、500nmである。フィ
ルター110Bは、第3の波長λ3の光を選択するもの
であり、波長λ3は、例えば、540nmである。フィ
ルター110Cは、第2の波長λ2の光を選択するもの
であり、波長λ2は、例えば、520nmである。
【0046】フィルター110Zを通過した光束は、2
個の直角プリズム120A,120Cによって、直角に
曲げられるとともに、残る光束は、直進して、3本の光
束に分割される。即ち、本実施形態における光学系にお
いては、1本の光束を3本の光束に分割するようにして
いる。
【0047】3本の光束は、レンズ130C〜130E
によって収束し、1次元センサ150A,150B,1
50Cの受光面に結像する。即ち、1個の発光点80か
ら発せられた光は、3種類の波長の光をフィルター11
0A〜110Cによって選択された後、3個の1次元セ
ンサ150A〜150Cによって、それぞれ3種類の波
長に対する蛍光の光強度が検知される。ここで、キャピ
ラリー10が例えば、5本平行に配置されている場合、
1次元センサ150は、5個の受光面を有している。5
個の受光面は、Z軸方向(紙面に垂直な方向)に配置さ
れている。従って、5本のキャピラリー10の中の5個
の発光点から発せられた光は、3種類の波長の光をフィ
ルター110A〜110Cによって選択された後、3個
の1次元センサ150A〜150Cの上の5個の受光面
によって、それぞれ3種類の波長に対する蛍光の光強度
が検知される。
【0048】また、レンズ130C〜130Eと、1次
元センサ150A,150B,150Cとの間には、空
間フィルター(スリット)140C〜140Eが配置さ
れており、迷光を防止している。
【0049】本実施形態にように、3波長検出用の光学
系に対しても本発明は適用できるものである。光束を3
つ異なる方向に分割するようにしているため、3つの1
次元センサは、それぞれ異なる位置に配置することがで
きるため、1次元センサ同士の干渉が発生しないため、
たとえ、1次元センサを配置した検知器が大きい場合で
も容易に配置することができる。
【0050】また、本実施形態においては、1個の検知
器ユニット100によって3種類の波長の光を同時に測
定するようにしているため、レンズ60と発光点80の
間の距離L3は、レンズ60の焦点距離を短くすること
によって、容易に短くすることができるため、発光点8
0の光を検知器ユニット100に取り込む立体角を大き
くすることができるため、検出感度を向上することがで
きる。
【0051】また、光束を分割する手段として、直角プ
リズム120を使用しており、直角プリズム120の1
辺を光学ベースに平行に設置することにより、容易に光
軸を一致させることができるため、製作が容易となる。
【0052】なお、フィルター110A〜110Cの配
置する位置としては、レンズ60と直角プリズム120
との間の代わりに、平行光束中である直角プリズム12
0とレンズ130との間に配置してもよいものである。
また、レンズ130と空間フィルタ140の間は、収束
光束であるが、この位置にフィルタ110Zを配置する
ようにしてもよいものである。
【0053】また、レンズ60は、発光点80から発せ
られた光を平行光束としているが、ほぼ平行光束である
多少収束するような光束としてもよいものである。
【0054】また、直角プリズム120の代わりに、平
面ミラーを用いてもよいものである。
【0055】さらに、空間フィルタ(スリット)は、必
要に応じて、レンズ130の前後または直角プリズム1
20の前後に挿入される。
【0056】以上のように、本実施形態によれば、多色
蛍光検出電気泳動分析装置の検出系に1次元センサを用
いることができるとともに、検出感度を向上することが
できる。
【0057】また、3波長の検出にも適用可能なもので
ある。
【0058】次に、図5用いて、本発明の第3の実施形
態による多色蛍光検出電気泳動分析装置について説明す
る。図5は、本発明の第3の実施形態による多色蛍光検
出電気泳動分析装置に用いる検知器ユニットの構成を示
す光学系のブロック図である。なお、本実施形態による
多色蛍光検出電気泳動分析装置の全体的構成は、図1に
示したものと同様である。
【0059】発光点80から発する蛍光は、レンズ60
で集光される。発光点80は、レンズ60は、図示の例
では、1枚のレンズとして示しているが、複数枚のレン
ズによって構成することができる。レンズ60の焦点位
置に発光点80が位置することにより、レンズ60によ
って集光された光は、平行光束となり、検知器ユニット
100Bに導かれる。
【0060】検知器ユニット100Bは、フィルター1
10と、ダイクロイック・ミラー160A,160B
と、レンズ130A1,130A2,130B1,13
0B2と、空間フィルタ(スリット)140A,140
Bと、4個の1次元センサ150A〜150Dによって
構成されている。
【0061】フィルター110Yは、バンドパスフィル
ターであり、4種類の波長の光を選択するフィルター1
10A,110B,110C,110Dから構成されて
いる。フィルター110Aは、第1の波長λ1の光を選
択するものであり、波長λ1は、例えば、500nmで
ある。フィルター110Bは、第3の波長λ3の光を選
択するものであり、波長λ3は、例えば、540nmで
ある。フィルター110Cは、第2の波長λ2の光を選
択するものであり、波長λ2は、例えば、520nmで
ある。フィルター110Dは、第4の波長λ4の光を選
択するものであり、波長λ4は、例えば、560nmで
ある。
【0062】フィルター110を通過した光束は、ダイ
クロイック・ミラー160A,160Bに入射する。ダ
イクロイックミラーは、波長成分により、反射・透過の
特性が異なるようになっている。従って、1枚のダイク
ロイック・ミラーにより、光束を分割することができ
る。変更させる。
【0063】フィルター110Aによって選択された波
長λ1の光は、ダイクロイック・ミラー160Aによっ
て反射されて直角に曲げられるとともに、フィルター1
10Bによって選択された波長λ2の光は、ダイクロイ
ック・ミラー160Aによって透過する。また、フィル
ター110Cによって選択された波長λ3の光は、ダイ
クロイック・ミラー160Bによって反射されて直角に
曲げられるとともに、フィルター110Dによって選択
された波長λ4の光は、ダイクロイック・ミラー160
Aによって透過する。以上によって、本実施形態におけ
る光学系においては、1本の光束を4本の光束に分割す
るようにしている。
【0064】4本の光束は、レンズ130A1,130
A2,130B1,130B2によって収束し、1次元
センサ150A〜150Dの受光面に結像する。即ち、
1個の発光点80から発せられた光は、4種類の波長の
光をフィルター110A〜110Dによって選択された
後、4個の1次元センサ150A〜150Dによって、
それぞれ4種類の波長に対する蛍光の光強度が検知され
る。ここで、キャピラリー10が例えば、5本平行に配
置されている場合、1次元センサ150は、5個の受光
面を有している。5個の受光面は、Z軸方向(紙面に垂
直な方向)に配置されている。従って、5本のキャピラ
リー10の中の5個の発光点から発せられた光は、4種
類の波長の光をフィルター110A〜110Dによって
選択された後、4個の1次元センサ150A〜150D
の上の5個の受光面によって、それぞれ4種類の波長に
対する蛍光の光強度が検知される。
【0065】また、レンズ130A1,130A2,1
30B1,130B2と、1次元センサ150A〜15
0Dとの間には、空間フィルター(スリット)140
A,140Bが配置されており、迷光を防止している。
【0066】以上説明したように、本実施形態において
は、平行光束中に配置したダイクロイック・ミラーを用
いて、光束を分割している。2枚のダイクロイック・ミ
ラーの距離は、自由に変えることができるため、ダイク
ロイック・ミラーからの反射光を検出する1次元センサ
150Aと1次元センサ150Bの距離を50mm程度
に広げることは容易に行える。また、ダイクロイック・
ミラーからの透過光を検出する1次元センサ150Cと
1次元センサ150Dは、フィルター110Yの両側に
位置するフィルター110Bとフィルター110Dを通
過した光を検出するため、両者の距離を大きくとること
ができる。
【0067】また、直角プリズムに代えて、ダイクロイ
ック・ミラーを用いることにより、第1の実施形態に比
べて、部品点数を少なくすることができ、また、その結
果、小型化することができる。
【0068】また、1個の検知器ユニット100によっ
て4種類の波長の光を同時に測定するようにしているた
め、レンズ60と発光点80の間の距離は、レンズ60
の焦点距離を短くすることによって、容易に短くするこ
とができるため、発光点80の光を検知器ユニット10
0に取り込む立体角を大きくすることができるため、検
出感度を向上することができる。
【0069】なお、フィルター110A〜110Dの配
置する位置としては、レンズ60とダイクロイック・ミ
ラー160A,160Bとの間の代わりに、平行光束中
であるダイクロイック・ミラー160A,160Bとレ
ンズ130との間に配置してもよいものである。また、
レンズ130と空間フィルタ140の間は、収束光束で
あるが、この位置にフィルタ110を配置するようにし
てもよいものである。
【0070】また、レンズ60は、発光点80から発せ
られた光を平行光束としているが、ほぼ平行光束である
多少収束するような光束としてもよいものである。
【0071】さらに、空間フィルタ(スリット)は、必
要に応じて、レンズ130の前後またはダイクロイック
・ミラー160A,160Bの前後に挿入される。
【0072】以上のように、本実施形態によれば、多色
蛍光検出電気泳動分析装置の検出系に1次元センサを用
いることができるとともに、検出感度を向上することが
できる。
【0073】また、部品点数を少なくすることができ、
また、小型化することができる。
【0074】次に、図6を用いて、本発明の第4の実施
形態による多色蛍光検出電気泳動分析装置について説明
する。図6は、本発明の第4の実施形態による多色蛍光
検出電気泳動分析装置に用いる検知器ユニットの構成を
示す光学系のブロック図である。なお、本実施形態によ
る多色蛍光検出電気泳動分析装置の全体的構成は、図1
に示したものと同様である。
【0075】発光点80から発する蛍光は、レンズ60
で集光される。発光点80は、レンズ60は、図示の例
では、1枚のレンズとして示しているが、複数枚のレン
ズによって構成することができる。レンズ60の焦点位
置に発光点80が位置することにより、レンズ60によ
って集光された光は、平行光束となり、検知器ユニット
100Cに導かれる。
【0076】検知器ユニット100Cは、フィルター1
10Xと、直角プリズム120A,120Bと、レンズ
130A1,130A2,130B1,130B2と、
空間フィルタ(スリット)140A,140Bと、4個
の1次元センサ150A〜150Dによって構成されて
いる。
【0077】フィルター110Xは、バンドパスフィル
ターであり、4種類の波長の光を選択するフィルター1
10A,110B,110C,110Dから構成されて
いる。フィルター110Aは、第1の波長λ1の光を選
択するものであり、波長λ1は、例えば、500nmで
ある。フィルター110Bは、第3の波長λ3の光を選
択するものであり、波長λ3は、例えば、540nmで
ある。フィルター110Cは、第2の波長λ2の光を選
択するものであり、波長λ2は、例えば、520nmで
ある。フィルター110Dは、第4の波長λ4の光を選
択するものであり、波長λ4は、例えば、560nmで
ある。
【0078】フィルター110Xを通過した光束は、2
個の直角プリズム120A,120Bによって、直角に
曲げられるとともに、一部が直進することにより、4本
の光束に分割される。即ち、本実施形態における光学系
においては、1本の光束を4本の光束に分割するように
している。
【0079】フィルター110Aによって選択された波
長λ1の光は、直角プリズム120Aによって反射され
て直角に曲げられるとともに、フィルター110Bによ
って選択された波長λ2の光は、直角プリズム120A
によって反射されて直角に曲げられる。また、フィルタ
ー110Cによって選択された波長λ3の光は、直進す
るとともに、フィルター110Dによって選択された波
長λ4の光は、直進する。以上によって、本実施形態に
おける光学系においては、1本の光束を4本の光束に分
割するようにしている。
【0080】4本の光束は、レンズ130A1,130
A2,130B1,130B2によって収束し、1次元
センサ150A〜150Dの受光面に結像する。即ち、
1個の発光点80から発せられた光は、4種類の波長の
光をフィルター110A〜110Dによって選択された
後、4個の1次元センサ150A〜150Dによって、
それぞれ4種類の波長に対する蛍光の光強度が検知され
る。ここで、キャピラリー10が例えば、5本平行に配
置されている場合、1次元センサ150は、5個の受光
面を有している。5個の受光面は、Z軸方向(紙面に垂
直な方向)に配置されている。従って、5本のキャピラ
リー10の中の5個の発光点から発せられた光は、4種
類の波長の光をフィルター110A〜110Dによって
選択された後、4個の1次元センサ150A〜150D
の上の5個の受光面によって、それぞれ4種類の波長に
対する蛍光の光強度が検知される。
【0081】また、レンズ130A1,130A2,1
30B1,130B2と、1次元センサ150A〜15
0Dとの間には、空間フィルター(スリット)140
A,140Bが配置されており、迷光を防止している。
【0082】以上説明したように、本実施形態において
は、平行光束中に配置した2個の直角プリズムを用い
て、光束を分割している。2個の直角プリズムの距離
は、自由に変えることができるため、1次元センサ15
0Aと1次元センサ150Bの距離を50mm程度に広
げることは容易に行える。また、直進する光を検出する
1次元センサ150Cと1次元センサ150Dは、フィ
ルター110Xの両側に位置するフィルター110Bと
フィルター110Dを通過した光を検出するため、両者
の距離を大きくとることができる。
【0083】また、2個の直角プリズムを用いることに
より、第1の実施形態に比べて、部品点数を少なくする
ことができ、また、その結果、小型化することができ
る。
【0084】また、1個の検知器ユニット100によっ
て4種類の波長の光を同時に測定するようにしているた
め、レンズ60と発光点80の間の距離は、レンズ60
の焦点距離を短くすることによって、容易に短くするこ
とができるため、発光点80の光を検知器ユニット10
0に取り込む立体角を大きくすることができるため、検
出感度を向上することができる。
【0085】なお、フィルター110A〜110Dの配
置する位置としては、レンズ60と直角プリズム120
A,120Bとの間の代わりに、平行光束中である直角
プリズム120A,120Bとレンズ130との間に配
置してもよいものである。また、レンズ130と空間フ
ィルタ140の間は、収束光束であるが、この位置にフ
ィルタ110を配置するようにしてもよいものである。
【0086】また、レンズ60は、発光点80から発せ
られた光を平行光束としているが、ほぼ平行光束である
多少収束するような光束としてもよいものである。
【0087】さらに、空間フィルタ(スリット)は、必
要に応じて、レンズ130の前後または直角プリズム1
20A,120Bの前後に挿入される。
【0088】以上のように、本実施形態によれば、多色
蛍光検出電気泳動分析装置の検出系に1次元センサを用
いることができるとともに、検出感度を向上することが
できる。
【0089】また、部品点数を少なくすることができ、
また、小型化することができる。
【0090】次に、図7を用いて、本発明の第5の実施
形態による多色蛍光検出電気泳動分析装置について説明
する。図7は、本発明の第5の実施形態による多色蛍光
検出電気泳動分析装置に用いる検知器ユニットの構成を
示す光学系のブロック図である。なお、本実施形態によ
る多色蛍光検出電気泳動分析装置の全体的構成は、図1
に示したものと同様である。
【0091】発光点80から発する蛍光は、レンズ60
で集光される。発光点80は、レンズ60は、図示の例
では、1枚のレンズとして示しているが、複数枚のレン
ズによって構成することができる。レンズ60の焦点位
置に発光点80が位置することにより、レンズ60によ
って集光された光は、平行光束となり、検知器ユニット
100Cに導かれる。
【0092】検知器ユニット100Cは、フィルター1
10Xと、平面ミラー170A,170Bと、レンズ1
30A1,130A2,130B1,130B2と、空
間フィルタ(スリット)140A,140Bと、4個の
1次元センサ150A〜150Dによって構成されてい
る。
【0093】フィルター110Xは、バンドパスフィル
ターであり、4種類の波長の光を選択するフィルター1
10A,110B,110C,110Dから構成されて
いる。フィルター110Aは、第1の波長λ1の光を選
択するものであり、波長λ1は、例えば、500nmで
ある。フィルター110Bは、第3の波長λ3の光を選
択するものであり、波長λ3は、例えば、540nmで
ある。フィルター110Cは、第2の波長λ2の光を選
択するものであり、波長λ2は、例えば、520nmで
ある。フィルター110Dは、第4の波長λ4の光を選
択するものであり、波長λ4は、例えば、560nmで
ある。
【0094】フィルター110Xを通過した光束は、2
枚の平面ミラー170A,170Bによって、直角に曲
げられるとともに、一部が直進することにより、4本の
光束に分割される。即ち、本実施形態における光学系に
おいては、1本の光束を4本の光束に分割するようにし
ている。
【0095】フィルター110Aによって選択された波
長λ1の光は、平面ミラー170Aによって反射されて
直角に曲げられるとともに、フィルター110Bによっ
て選択された波長λ2の光は、平面ミラー170Aによ
って反射されて直角に曲げられる。また、フィルター1
10Cによって選択された波長λ3の光は、直進すると
ともに、フィルター110Dによって選択された波長λ
4の光は、直進する。以上によって、本実施形態におけ
る光学系においては、1本の光束を4本の光束に分割す
るようにしている。
【0096】4本の光束は、レンズ130A1,130
A2,130B1,130B2によって収束し、1次元
センサ150A〜150Dの受光面に結像する。即ち、
1個の発光点80から発せられた光は、4種類の波長の
光をフィルター110A〜110Dによって選択された
後、4個の1次元センサ150A〜150Dによって、
それぞれ4種類の波長に対する蛍光の光強度が検知され
る。ここで、キャピラリー10が例えば、5本平行に配
置されている場合、1次元センサ150は、5個の受光
面を有している。5個の受光面は、Z軸方向(紙面に垂
直な方向)に配置されている。従って、5本のキャピラ
リー10の中の5個の発光点から発せられた光は、4種
類の波長の光をフィルター110A〜110Dによって
選択された後、4個の1次元センサ150A〜150D
の上の5個の受光面によって、それぞれ4種類の波長に
対する蛍光の光強度が検知される。
【0097】また、レンズ130A1,130A2,1
30B1,130B2と、1次元センサ150A〜15
0Dとの間には、空間フィルター(スリット)140
A,140Bが配置されており、迷光を防止している。
【0098】以上説明したように、本実施形態において
は、平行光束中に配置した2個の平面ミラーを用いて、
光束を分割している。2個の平面ミラーの距離は、自由
に変えることができるため、1次元センサ150Aと1
次元センサ150Bの距離を50mm程度に広げること
は容易に行える。また、直進する光を検出する1次元セ
ンサ150Cと1次元センサ150Dは、フィルター1
10Xの両側に位置するフィルター110Bとフィルタ
ー110Dを通過した光を検出するため、両者の距離を
大きくとることができる。
【0099】また、2個の平面ミラーを用いることによ
り、第1の実施形態に比べて、部品点数を少なくするこ
とができ、また、その結果、小型化することができる。
また、平面ミラーを用いることにより、安価に構成でき
る。
【0100】また、1個の検知器ユニット100によっ
て4種類の波長の光を同時に測定するようにしているた
め、レンズ60と発光点80の間の距離は、レンズ60
の焦点距離を短くすることによって、容易に短くするこ
とができるため、発光点80の光を検知器ユニット10
0に取り込む立体角を大きくすることができるため、検
出感度を向上することができる。
【0101】なお、フィルター110A〜110Dの配
置する位置としては、レンズ60と平面ミラー170
A,170Bとの間の代わりに、平行光束中である平面
ミラー170A,170Bとレンズ130との間に配置
してもよいものである。また、レンズ130と空間フィ
ルタ140の間は、収束光束であるが、この位置にフィ
ルタ110を配置するようにしてもよいものである。
【0102】また、レンズ60は、発光点80から発せ
られた光を平行光束としているが、ほぼ平行光束である
多少収束するような光束としてもよいものである。
【0103】さらに、空間フィルタ(スリット)は、必
要に応じて、レンズ130の前後または平面ミラー17
0A,170Bの前後に挿入される。
【0104】なお、平面ミラー170Aとレンズ130
A1の代わりに凹面ミラーを用い、また、平面ミラー1
70Bとレンズ130A2の代わりに凹面ミラーを用い
ることにより、さらに、光学系を簡単にすることができ
る。
【0105】以上のように、本実施形態によれば、多色
蛍光検出電気泳動分析装置の検出系に1次元センサを用
いることができるとともに、検出感度を向上することが
できる。
【0106】また、部品点数を少なくすることができ、
また、小型化することができるとともに、安価に構成す
ることができる。
【0107】なお、以上の説明では、1本の光束を4本
の光束に分割するものとして説明したが、別の観点から
説明するならば、1本の光束の一部を分割して、分割さ
れた光束の光軸を空間的に分離し、分割された光束毎
に、4個の1次元センサを用いて個別に検出するもので
もある。
【0108】また、検出のS/Nを向上させる手段とし
て、図1に示したように、電気泳動媒体中で励起光を照
射し蛍光測定する方法に代えて、シースフロー技術を組
合わせ、泳動媒体の外で励起光を照射して蛍光測定する
方法に対しても、叙述した各実施形態の検出器ユニット
の光学系は、適用できるものである。
【0109】また、所定の波長の光を選択する手段とし
ては、バンドパスフィルターに代えて、干渉フィルター
を用いることもできる。
【0110】
【発明の効果】本発明によれば、多色蛍光検出電気泳動
分析装置における検出系に1次元センサを用いるととも
に、検出感度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による多色蛍光検出電気泳
動分析装置の全体構成を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施形態による多色蛍光検出電気泳
動分析装置に用いる検知器ユニットの構成を示す光学系
のブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態による多色蛍光検出電気泳
動分析装置における発光点と1次元センサの受光面に形
成された像の関係の説明図である。
【図4】本発明の第2の実施形態による多色蛍光検出電
気泳動分析装置に用いる検知器ユニットの構成を示す光
学系のブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施形態による多色蛍光検出電
気泳動分析装置に用いる検知器ユニットの構成を示す光
学系のブロック図である。
【図6】本発明の第4の実施形態による多色蛍光検出電
気泳動分析装置に用いる検知器ユニットの構成を示す光
学系のブロック図である。
【図7】本発明の第5の実施形態による多色蛍光検出電
気泳動分析装置に用いる検知器ユニットの構成を示す光
学系のブロック図である。
【符号の説明】
10…キャピラリー 20,30…バッファ 40…高圧電源 50…レーザ 60…集光レンズ 100…検知器ユニット 70…信号処理装置 80…発光点 110…フィルタ 120…直角プリズム 170…平面ミラー 130…レンズ 140…空間フィルタ(スリット) 150…1次元センサ 160…ダイクロイック・ミラー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の試料を複数の泳動路でそれぞれ電気
    泳動分離し、分離された試料成分に光照射し、この試料
    成分から発生する蛍光を1次元センサを含む検知器ユニ
    ットで計測する多色蛍光検出電気泳動分析装置におい
    て、 上記検知器ユニットは、 上記蛍光を集光する集光手段と、 この集光手段によって集光された光束を複数の光束に分
    割する光束分割手段と、 この光束分割手段によって分割された光束の光を検知す
    る上記1次元センサと、 上記集光手段と上記1次元センサの間に配置され、分割
    される光束毎にそれぞれ異なる波長の光を選択する波長
    選択手段とから構成されることを特徴とする多色蛍光検
    出電気泳動分析装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の多色蛍光検出電気泳動分析
    装置において、 上記光束分割手段は、上記集光手段によって集光された
    光束の光路中に配置され、この光束の一部を直角に反射
    する複数の直角プリズムであることを特徴とする多色蛍
    光検出電気泳動分析装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の多色蛍光検出電気泳動分析
    装置において、 上記光束分割手段は、上記集光手段によって集光された
    光束の光路中に配置され、この光束のうちの所定の波長
    の光を反射するとともに、他の波長の光を透過するダイ
    クロイック・ミラーであることを特徴とする多色蛍光検
    出電気泳動分析装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の多色蛍光検出電気泳動分析
    装置において、 上記光束分割手段は、上記集光手段によって集光された
    光束の光路中に配置され、この光束の一部を反射する複
    数のミラーであることを特徴とする多色蛍光検出電気泳
    動分析装置。
  5. 【請求項5】複数の試料を複数の泳動路でそれぞれ電気
    泳動分離し、分離された試料成分に光照射し、この試料
    成分から発生する蛍光を1次元センサを含む検知器ユニ
    ットで計測する多色蛍光検出電気泳動分析装置におい
    て、 上記検知器ユニットは、 上記蛍光を集光する集光手段と、 この集光手段によって集光された光束の一部を分割し、
    分割された光束の光軸を空間的に分離する光束分割手段
    と、 この光束分割手段によって分割された光束の光を検知す
    る上記1次元センサと、 上記集光手段と上記1次元センサの間に配置され、分割
    される光束毎にそれぞれ異なる波長の光を選択する波長
    選択手段とから構成されることを特徴とする多色蛍光検
    出電気泳動分析装置。
  6. 【請求項6】複数の試料を複数の泳動路でそれぞれ電気
    泳動分離し、分離された試料成分に光照射し、この試料
    成分から発生する蛍光を1次元センサを含む検知器ユニ
    ットで計測する多色蛍光検出電気泳動分析装置におい
    て、 上記検知器ユニットは、 上記蛍光を集光する集光手段と、 この集光手段によって集光された光束の一部を分割し、
    分割された光束の光の進行方向を分割されない光の進行
    方向に対して直交する方向に変える光束分割手段と、 この光束分割手段によって分割された光束の光を検知す
    る上記1次元センサと、 上記集光手段と上記1次元センサの間に配置され、分割
    される光束毎にそれぞれ異なる波長の光を選択する波長
    選択手段とから構成されることを特徴とする多色蛍光検
    出電気泳動分析装置。
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