JPH10227796A - HBs抗原の定量方法及びHBs抗原測定用免疫学的キット - Google Patents

HBs抗原の定量方法及びHBs抗原測定用免疫学的キット

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JPH10227796A
JPH10227796A JP2881197A JP2881197A JPH10227796A JP H10227796 A JPH10227796 A JP H10227796A JP 2881197 A JP2881197 A JP 2881197A JP 2881197 A JP2881197 A JP 2881197A JP H10227796 A JPH10227796 A JP H10227796A
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JP
Japan
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hbs
antigen
hbs antigen
quantifying
antibody
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Application number
JP2881197A
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English (en)
Inventor
Makoto Takahara
誠 高原
Ryoko Kono
良子 河野
Toshiaki Fukuda
俊昭 福田
Etsuko Mayumi
悦子 真弓
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高感度かつ迅速、簡便なHBs抗原の定量方
法、及び、このHBs抗原の定量方法を実施するための
HBs抗原測定用免疫学的キットを提供する。 【解決手段】 試料中のHBs抗原を定量するにあた
り、HBs抗体を感作し、その後、ブロッキングした不
溶性担体と、上記試料とを、溶液中で混合して抗原抗体
反応による凝集反応を生じさせ、上記凝集反応に基づく
吸光度変化量を測定して検量線と照合することよりなる
HBs抗原の定量方法であって、上記不溶性担体は、ラ
テックス粒子であり、上記感作及び上記ブロッキングを
37〜50℃で行うか、又は、上記感作及び上記ブロッ
キングのいずれかを37〜50℃で行うHBs抗原の定
量方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料中のHBs抗
原の高感度かつ迅速、簡便な定量方法、及び、このHB
s抗原の定量方法を実施するためのHBs抗原測定用免
疫学的キットに関する。
【0002】
【従来の技術】HBウイルスは、輸血時等に血液を介し
て感染しB型肝炎の原因となる。従って、輸血用血液中
のHBウイルスを検出し、HBウイルスが存在しない血
液のみを輸血することが理想的である。
【0003】このため、HBウイルスの存在又はその存
在の可能性を推測するために、HBウイルスを構成して
いる抗原を血清学的方法で検出することが一般に行われ
ている。このような抗原として現在最もよく使用されて
いるのは、HBウイルス表面のタンパク質であるHBs
抗原である。
【0004】HBs抗原の検出方法としては、従来、オ
クタロニー法、一元免疫拡散法、逆受身赤血球凝集反応
法(RPHA法)、酵素免疫測定法(EIA法)、ラジ
オイムノアッセイ法(RIA法)等が知られている。
【0005】しかしながら、オクタロニー法及び一元免
疫拡散法は、操作が煩雑で測定に時間がかかり、感度も
比較的低い。RPHA法は、「医学のあゆみ」(今井光
信ら、第78巻、759頁、1971年)に記載されて
いるように、安定した抗体感作赤血球を用意することが
困難である。EIA法及びRIA法は、感度はオクタロ
ニー法の2000〜1万倍にもなるが、試薬価格が高
い。また、RIA法は、放射性元素を用いるため、特別
な施設が必要となる等の欠点があった。
【0006】このような問題点を解決する方法として、
ラテックス法が考えられる。特開昭55−30671号
公報に開示されているように、従来のラテックス法は、
抗原又は抗体を感作する工程を4℃〜室温の範囲で行う
のが一般的であるが、従来のラテックス法は、感度が不
充分である等の問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、高感度かつ迅速、簡便なHBs抗原の定量方法、及
び、このHBs抗原の定量方法を実施するためのHBs
抗原測定用免疫学的キットを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、試料中のHB
s抗原を定量するにあたり、HBs抗体を感作し、その
後、ブロッキングした不溶性担体と、上記試料とを、溶
液中で混合して抗原抗体反応による凝集反応を生じさ
せ、上記凝集反応に基づく吸光度変化量を測定して検量
線と照合することよりなるHBs抗原の定量方法であっ
て、上記不溶性担体は、ラテックス粒子であり、上記感
作及び上記ブロッキングを37〜50℃で行うか、又
は、上記感作及び上記ブロッキングのいずれかを37〜
50℃で行うHBs抗原の定量方法である。以下に本発
明を詳述する。
【0009】本発明においては、試料中のHBs抗原を
定量するにあたり、まず、HBs抗体を感作し、その
後、ブロッキングした不溶性担体と、上記試料とを、溶
液中で混合して抗原抗体反応による凝集反応を生じさせ
る。
【0010】上記試料としては特に限定されず、例え
ば、血清、血漿等が挙げられる。また、本発明のHBs
抗原の定量方法は、これら以外の各種の生体試料、非生
体試料に適用することも可能である。
【0011】本発明においては、上記不溶性担体とし
て、粒径が比較的一定であり、また、工業的に一定の品
質、性能のものを大量生産することができるラテックス
粒子が用いられる。上記ラテックス粒子としては特に限
定されず、例えば、スチレン、塩化ビニル、アクリロニ
トリル、酢酸ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル
酸エステル等のビニル系モノマーの単一重合体又は共重
合体;スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリ
レート−ブタジエン共重合体等のブタジエン系共重合体
等の微粒子等が挙げられる。なかでも、抗体の吸着性に
優れており、かつ、生物学的活性を長期間安定に保持で
きる等の理由から、ポリスチレン系のラテックス粒子が
特に好ましい。
【0012】上記不溶性担体であるラテックス粒子の粒
径は、0.05〜1μmであることが好ましい。0.0
5μm未満であると、凍結乾燥を行ったときに分散が困
難になり、1μmを超えると、自己凝集が進み、分散性
が低下する。より好ましくは、0.1〜0.5μmであ
る。
【0013】本発明においては、上記不溶性担体に、H
Bs抗体を感作し、その後、ブロッキングする。本明細
書中、上記感作とは、抗体を不溶性担体表面に吸着させ
ることを意味し、上記ブロッキングとは、抗体感作後の
不溶性担体にアルブミン等のタンパクを吸着させること
を意味する。
【0014】上記HBs抗体としては特に限定されず、
例えば、既知の方法によりHBs抗原陽性ヒト血清から
精製されたHBs抗原又は遺伝子組換えによって得られ
たHBs抗原を、ウサギ、ヤギ、マウス等の動物に免疫
させて得られた抗血清から精製されたもの、遺伝子組換
え等によってモノクローン的に得られたもの等が挙げら
れる。上記HBs抗原は、純度や処理方法によって制限
されるものではない。
【0015】上記不溶性担体へのHBs抗体の感作は、
例えば、物理的又は化学的に吸着せさる方法等により行
うことができる。この場合において、上記HBs抗体
は、凝集反応を生じさせる溶液中において、0.1〜1
00μg/mlとなるように、上記不溶性担体に感作さ
れる。0.1μg/ml未満であると、感度が低く、低
濃度域での正確な測定ができず、100μg/mlを超
えると、非特異反応による凝集が生じ、正確な測定がで
きない。
【0016】本発明においては、上記感作及び上記ブロ
ッキングを37〜50℃で行うか、又は、上記感作及び
上記ブロッキングのいずれかを37〜50℃で行う。3
7℃未満であると、感度向上の効果が不充分であり、5
0℃を超えると、タンパクの失活がおこり、HBs抗体
の活性が失われるので、上記範囲に限定される。好まし
くは40〜47℃である。
【0017】本発明においては、上記不溶性担体と上記
試料とを溶液中で混合する。上記溶液としては特に限定
されず、例えば、リン酸緩衝液、グリシン緩衝液、トリ
ス塩酸緩衝液、グッドの緩衝液等が挙げられる。
【0018】本発明においては、上記溶液中の上記不溶
性担体の濃度は、0.01〜0.5重量%であることが
好ましい。0.01重量%未満であると、凝集反応の形
成が不充分で、必要な感度が得られず、0.5重量%を
超えると、バックグラウンドとしての吸光度が高すぎ、
正確な定量を行うことができない。
【0019】本発明においては、上記溶液中に反応促進
剤を添加してもよい。上記反応促進剤としては、例え
ば、ポリエチレングリコール、カルボキシルメチルセル
ロース、デキストラン、プルラン、ポリビニルピロリド
ン等の水溶性高分子等が挙げられる。
【0020】上記反応促進剤は、適当な媒体に分散又は
溶解させて使用することが好ましい。この場合において
は、上記不溶性担体と、上記反応促進剤とを同一の媒体
に分散又は溶解させることにより1液型のラテックス試
薬として使用してもよいし、また、それぞれ、別個に媒
体に分散又は溶解させることによりラテックス試薬と溶
液状の試薬である検体希釈用液との2液型試薬として使
用してもよい。
【0021】上記媒体としては特に限定されず、例え
ば、リン酸緩衝液、グリシン緩衝液、トリス塩酸緩衝
液、グッド緩衝液等が挙げられる。上記媒体のpHは、
5.5〜8.5が好ましく、より好ましくは、6.5〜
8.0である。
【0022】上記反応促進剤の濃度は、凝集反応を行う
溶液(1液型の場合は試料及びラテックス試薬の混合
液、2液型の場合は試料、ラテックス試薬及び検体希釈
用液の混合液)中において、0.1〜5重量%になるよ
うに添加して使用することが好ましい。0.1重量%未
満であると、感度が低く、低濃度域での正確な測定がで
きず、5重量%を超えると、非特異反応による凝集が生
じ、正確な測定ができない。より好ましくは0.4〜3
重量%である。
【0023】上記1液型のラテックス試薬中には、更
に、ウシ血清アルブミン、塩化コリン、ショ糖、塩濃度
調整のための塩化ナトリウム等を適宜溶解させてもよ
い。また、上記2液型試薬中にも、それぞれに、ウシ血
清アルブミン、塩化コリン、ショ糖、塩濃度調整のため
の塩化ナトリウム等を適宜溶解させてもよい。
【0024】本発明において、抗原抗体反応による凝集
反応は、好ましくは、5秒〜15分間行う。5秒未満で
あると、正確な測定ができず、15分を超えると、非特
異反応による凝集が生じ、正確な測定ができない。上記
凝集反応は、恒温において行われることが好ましい。好
ましくは、25〜37℃である。
【0025】本発明においては、次に、上記凝集反応に
基づく吸光度変化量を測定して検量線と照合することよ
り、HBs抗原を定量する。上記吸光度変化量は、凝集
反応に伴う吸光度の増加量である。
【0026】上記吸光度変化量の測定の際の測定波長
は、通常、500〜1000nm、好ましくは、500
〜800nmの範囲から適切な波長が選択される。上記
吸光度変化量の測定に用いられる測定装置としては、経
時的に上記溶液の吸光度を測定することができるもので
あれば特に限定されず、例えば、汎用の生化学自動分析
装置等が挙げられる。上記吸光度変化量の測定における
測定波長、検体量、試薬量等は、装置に合わせて適宜選
択することができる。
【0027】上記検量線と照合する具体的な方法として
は、例えば、HBs抗原の希釈系列等の濃度既知のHB
s抗原試料について、吸光度変化量の測定を行い、その
測定値とHBs抗原量とから検量線を作成しておき、濃
度未知のHBs抗原試料について同一条件で測定した吸
光度変化量の測定値から上記検量線において対応するH
Bs抗原量を求めることにより実施することができる。
【0028】本発明2は、ラテックス粒子からなるHB
s抗原測定用免疫学的キットであって、上記ラテックス
粒子は、HBs抗体を感作し、その後、ブロッキングし
たものであり、上記感作及び上記ブロッキングを37〜
50℃で行うか、又は、上記感作及び上記ブロッキング
のいずれかを37〜50℃で行う本発明1のHBs抗原
の定量方法を実施するためのHBs抗原測定用免疫学的
キットである。
【0029】本発明2で用いられるラテックス粒子は、
本発明1において説明したものと同様のものである。本
発明2のHBs抗原測定用免疫学的キットは、1液型の
ラテックス試薬を使用してもよいし、また、ラテックス
試薬及び上記検体希釈用液の2液型試薬を使用してもよ
い。
【0030】本発明2のHBs抗原測定用免疫学的キッ
トを用いてHBs抗原を定量する具体的な方法として
は、例えば、HBs抗原の定量を行おうとする試料、及
び、必要に応じて、上記検体希釈用液を反応容器に分注
し、インキュベートした後、上記ラテックス試薬を添加
混合することにより実施することができる。
【0031】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0032】実施例1感作温度及びブロッキング温度40℃での調製 (1)HBs抗体感作ラテックス液の調製 抗HBsウサギ抗体を1.0mg/mlの濃度で100
mMリン酸緩衝液(pH7.4)に溶解した液1.25
mlに、平均粒径0.3μmのポリスチレンラテックス
(固形分10%(W/V)、積水化学工業社製)1ml
とリン酸−食塩緩衝液(0.036M リン酸緩衝液
(pH6.6)、0.1M NaCl)2.5mlを添
加し、40℃にて60分間攪拌した。ついで、この液に
ウシ血清アルブミン(以下「BSA」という)を1重量
%含有するリン酸−食塩緩衝液(0.05M リン酸緩
衝液(pH7.0)、0.1M NaCl)(以下「P
BS」という)を2ml添加し、40℃にて60分間攪
拌した後、4℃にて20分間、18000rpmで遠心
分離することにより洗浄した。洗浄操作は3回行った。
得られた沈澱物にBSAを1重量%含有するPBS 1
0mlを添加し、ラテックスを懸濁した後、超音波破砕
機にて分散処理を行い、固形分0.1%(W/V)のH
Bs抗体感作ラテックス液を調製した。
【0033】(2)検体希釈用液の調製 平均分子量20万のプルラン(PI−20、林原商事社
製)をBSAを1重量%含有するPBSに1.0重量%
の濃度になるように溶解した。
【0034】(3)HBs抗原測定試薬 本実施例のHBs抗原測定試薬は、上記(1)項のHB
s抗体感作ラテックスからなる第1試薬と、上記(2)
項のプルラン溶液からなる第2試薬とから構成される2
液型の試薬である。
【0035】(4)標準HBs抗原液 HBs抗原を、それぞれ、0、50、100、300、
500IU/mlの濃度で含むヒト血清を標準品として
使用した。
【0036】(5)測定方法 検体20μlと上記(2)項の検体希釈用液150μl
とを混合し、37℃で適時保持した後、上記(1)項の
HBs抗体感作ラテックス液150μlを添加攪拌し
た。この後、1分後及び5分後の波長750nmでの吸
光度を測定し、この差を吸光度変化量(ΔAbs)とし
た。測定は日立自動分析装置7150形を使用した。標
準HBs抗原液を測定して、予め検量線を作成してお
き、検体の吸光度変化量を上記検量線に外挿して、検体
中のHBs抗原濃度を算出した。
【0037】(6)実検体の測定 HBs抗原陽性の血清及び陰性の血清を検体として、上
記の測定方法(以下「ラテックス法」という)に従っ
て、HBs抗原濃度を測定した。
【0038】実施例2感作温度及びブロッキング温度47℃での調製 以下のように(1)HBs抗体感作ラテックス液の調製
を行った後、実施例1における(2)〜(5)と同様に
行った。
【0039】(1)HBs抗体感作ラテックス液の調製 抗HBsウサギ抗体を1.0mg/mlの濃度で100
mMリン酸緩衝液(pH7.4)に溶解した液1.25
mlに、平均粒径0.3μmのポリスチレンラテックス
(固形分10%(W/V)、積水化学工業社製)1ml
とリン酸−食塩緩衝液(0.036M リン酸緩衝液
(pH6.6)、0.1M NaCl)2.5mlを添
加し、47℃にて60分間攪拌した。ついで、この液に
BSAを1重量%含有するPBSを2ml添加し、47
℃にて60分間攪拌した後、4℃にて20分間、180
00rpmで遠心分離することにより洗浄した。洗浄操
作は3回行った。得られた沈澱物にBSAを1重量%含
有するPBS 10mlを添加し、ラテックスを懸濁し
た後、超音波破砕機にて分散処理を行い、固形分0.1
%(W/V)のHBs抗体感作ラテックス液を調製し
た。
【0040】実施例3感作温度40℃、ブロッキング温度4℃での調製 以下のように(1)HBs抗体感作ラテックス液の調製
を行った後、実施例1における(2)〜(5)と同様に
行った。
【0041】(1)HBs抗体感作ラテックス液の調製 抗HBsウサギ抗体を1.0mg/mlの濃度で100
mMリン酸緩衝液(pH7.4)に溶解した液1.25
mlに、平均粒径0.3μmのポリスチレンラテックス
(固形分10%(W/V)、積水化学工業社製)1ml
とリン酸−食塩緩衝液(0.036M リン酸緩衝液
(pH6.6)、0.1M NaCl)2.5mlを添
加し、40℃にて60分間攪拌した。ついで、この液に
BSAを1重量%含有するPBSを2ml添加し、4℃
にて60分間攪拌した後、4℃にて20分間、1800
0rpmで遠心分離することにより洗浄した。洗浄操作
は3回行った。得られた沈澱物にBSAを1重量%含有
するPBS 10mlを添加し、ラテックスを懸濁した
後、超音波破砕機にて分散処理を行い、固形分0.1%
(W/V)のHBs抗体感作ラテックス液を調製した。
【0042】実施例4感作温度4℃、ブロッキング温度40℃での調製 以下のように(1)HBs抗体感作ラテックス液の調製
を行った後、実施例1における(2)〜(5)と同様に
行った。
【0043】(1)HBs抗体感作ラテックス液の調製 抗HBsウサギ抗体を1.0mg/mlの濃度で100
mMリン酸緩衝液(pH7.4)に溶解した液1.25
mlに、平均粒径0.3μmのポリスチレンラテックス
(固形分10%(W/V)、積水化学工業社製)1ml
とリン酸−食塩緩衝液(0.036M リン酸緩衝液
(pH6.6)、0.1M NaCl)2.5mlを添
加し、4℃にて60分間攪拌した。ついで、この液にB
SAを1重量%含有するPBSを2ml添加し、40℃
にて60分間攪拌した後、4℃にて20分間、1800
0rpmで遠心分離することにより洗浄した。洗浄操作
は3回行った。得られた沈澱物にBSAを1重量%含有
するPBS 10mlを添加し、ラテックスを懸濁した
後、超音波破砕機にて分散処理を行い、固形分0.1%
(W/V)のHBs抗体感作ラテックス液を調製した。
【0044】比較例1RPHA法による測定 実施例1における上記(6)で測定した検体について、
市販のRPHA法によるHBs抗原測定キット(リバー
スセル、山之内製薬社製)を用いて、検体中のHBs抗
原を測定した。方法は、キットの能書に従って行った。
【0045】比較例2EIA法による測定 実施例1における上記(6)で測定した検体について、
市販のEIA法によるHBs抗原測定キット(エンザイ
グノスト HBsAg monoclonal、へキス
トジャパン社製)を用いて、検体中のHBs抗原を測定
した。方法は、キットの能書に従って行った。
【0046】比較例3感作及びブロッキング温度25℃での調製 以下のように(1)HBs抗体感作ラテックス液の調製
を行った後、実施例1における(2)〜(5)と同様に
行った。
【0047】(1)HBs抗体感作ラテックス液の調製 抗HBsウサギ抗体を1.0mg/mlの濃度で100
mMリン酸緩衝液(pH7.4)に溶解した液1.25
mlに、平均粒径0.3μmのポリスチレンラテックス
(固形分10%(W/V)、積水化学工業社製)1ml
とリン酸−食塩緩衝液(0.036M リン酸緩衝液
(pH6.6)、0.1M NaCl)2.5mlを添
加し、25℃にて60分間攪拌した。ついで、この液に
BSAを1重量%含有するPBSを2ml添加し、25
℃にて60分間攪拌した後、4℃にて20分間、180
00rpmで遠心分離することにより洗浄した。洗浄操
作は3回行った。得られた沈澱物にBSAを1重量%含
有するPBS 10mlを添加し、ラテックスを懸濁し
た後、超音波破砕機にて分散処理を行い、固形分0.1
%(W/V)のHBs抗体感作ラテックス液を調製し
た。
【0048】比較例4感作及びブロッキング温度55℃での調製 以下のように(1)HBs抗体感作ラテックス液の調製
を行った後、実施例1における(2)〜(5)と同様に
行った。
【0049】(1)HBs抗体感作ラテックス液の調製 抗HBsウサギ抗体を1.0mg/mlの濃度で100
mMリン酸緩衝液(pH7.4)に溶解した液1.25
mlに、平均粒径0.3μmのポリスチレンラテックス
(固形分10%(W/V)、積水化学工業社製)1ml
とリン酸−食塩緩衝液(0.036M リン酸緩衝液
(pH6.6)、0.1M NaCl)2.5mlを添
加し、55℃にて60分間攪拌した。ついで、この液に
BSAを1重量%含有するPBSを2ml添加し、55
℃にて60分間攪拌した後、4℃にて20分間、180
00rpmで遠心分離することにより洗浄した。洗浄操
作は3回行った。得られた沈澱物にBSAを1重量%含
有するPBS 10mlを添加し、ラテックスを懸濁し
た後、超音波破砕機にて分散処理を行い、固形分0.1
%(W/V)のHBs抗体感作ラテックス液を調製し
た。
【0050】結果 実施例1〜4及び比較例3、4の検量線を表1及び図1
に示した。表1及び図1より、感作及びブロッキングを
37〜50℃の範囲で行った場合、並びに、感作及びブ
ロッキングのいずれかを37〜50℃の範囲で行った場
合には、単位HBs抗原濃度あたりの吸光度変化量が大
きく、高い反応性が得られることが明らかとなった。ま
た、実施例1及び比較例1、2の検体測定結果を表2に
示した。更に、判定の一致率を第3、4表に示した。表
2〜4より、比較例1のRPHA法は低濃度域の感度が
低いので、実施例1のラテックス法との一致率が80%
であった。一方、実施例1と比較例2のEIA法との一
致率は100%であり、本発明のラテックス法は、EI
A法と同等の感度を有することが明らかとなった。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】
【表3】
【0054】
【表4】
【0055】
【発明の効果】本発明のHBs抗原の定量方法及びHB
s抗原測定用免疫学的キットは、上述の通りであるの
で、EIA法と同様の検出感度を有し、かつ、迅速、簡
便に血清等に含まれるHBs抗原を定量することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜4及び比較例3、4の検量線であ
る。縦軸は、吸光度変化量(ΔAbs)であり、横軸
は、標準HBs抗原液の濃度である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料中のHBs抗原を定量するにあた
    り、HBs抗体を感作し、その後、ブロッキングした不
    溶性担体と、前記試料とを、溶液中で混合して抗原抗体
    反応による凝集反応を生じさせ、前記凝集反応に基づく
    吸光度変化量を測定して検量線と照合することよりなる
    HBs抗原の定量方法であって、前記不溶性担体は、ラ
    テックス粒子であり、前記感作及び前記ブロッキングを
    37〜50℃で行うか、又は、前記感作及び前記ブロッ
    キングのいずれかを37〜50℃で行うことを特徴とす
    るHBs抗原の定量方法。
  2. 【請求項2】 ラテックス粒子からなるHBs抗原測定
    用免疫学的キットであって、前記ラテックス粒子は、H
    Bs抗体を感作し、その後、ブロッキングしたものであ
    り、前記感作及び前記ブロッキングを37〜50℃で行
    うか、又は、前記感作及び前記ブロッキングのいずれか
    を37〜50℃で行うことを特徴とする請求項1記載の
    HBs抗原の定量方法を実施するためのHBs抗原測定
    用免疫学的キット。
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